JP3537298B2 - 信号選択受信機 - Google Patents

信号選択受信機

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JP3537298B2
JP3537298B2 JP27595597A JP27595597A JP3537298B2 JP 3537298 B2 JP3537298 B2 JP 3537298B2 JP 27595597 A JP27595597 A JP 27595597A JP 27595597 A JP27595597 A JP 27595597A JP 3537298 B2 JP3537298 B2 JP 3537298B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速道路の料金収
受システムにおいて、今後導入が予定されているノンス
トップ自動料金収受システム(Elctronic T
oll Collection System 略して
ETCシステムという)に使用される信号選択受信機に
関する。このETCシステムは図3に示すように、料金
所に設けられた複数のレ−ンL1、L2、L3、L4・
・に進入する車M1、M2、M3、M4・・と各レ−ン
L1、L2、L3、L4・・との間で相互に送受信を行
い、各レ−ンL1、L2、L3、L4・・では進入して
くる車の発車位置やIDを確認して料金を徴収するよう
にしたものである。また、料金所では各レ−ンから車に
送信する送信信号の周波数は二種類(F1またはF2)
用いられており、各レ−ン間での干渉を無くすため隣接
するレ−ン間では図3に示すように送信信号の周波数を
異ならせている。そして、信号選択受信機は各車に搭載
され、自己の車が進入しようとするレ−ンの送信信号を
選択してそのレ−ンとのみで通信するようになってい
る。
【0002】
【従来の技術】図2は、本発明に先立ち発明者が従来考
えた信号選択受信機の構成であり、各レ−ンが送信する
第一の送信信号F1(周波数は5840MHzとする)
または第二の送信信号F2(周波数は5850MHzと
する)を受信するアンテナ21と、第一の送信信号また
は第二の送信信号を増幅する低雑音増幅器22と、混合
器23と、局部発振器24等を有している。局部発振器
24は、例えばPLL制御されており、第一の局部発振
信号LO1(周波数は5800MHzとする)または第
二の局部発振信号LO2(周波数は5810MHzとす
る)のいずれかを出力する。
【0003】混合器23にはバンドパスフィルタ25が
接続され、このバンドパスフィルタ25は、第一の送信
信号F1の周波数と第一の局部発振信号LO1の周波数
との差の周波数の信号および第二の送信信号F2の周波
数と第二の局部発振信号LO2の周波数との差の周波数
の信号である中間周波信号(周波数は40MHzとな
る)を通過するようになっている。バンドパスフィルタ
25には検波器26が接続され、バンドパスフィルタ2
5を通過した中間周波信号は検波器26で検波され、増
幅器27を介してキャリア検出信号が取り出されるよう
になっている。そして、このキャリア検出信号はマイク
ロコンピュ−タを有する制御回路28に入力される。ま
た、増幅器27を通過したキャリア検出信号が増幅器2
9で増幅され復調信号として制御回路28に入力される
ようになっている。
【0004】そして、この信号選択受信機が搭載された
特定の車M1が料金所に近づく際は、どのレ−ンに進入
するか不確定であるので、キャリア検出信号が出力され
るまでは制御回路28からの制御信号CS1によって局
部発振器24の発振信号が第一の局部発振信号LO1と
第二の局部発振信号LO2とに交互に切り換えられるよ
うになっている。
【0005】一方、料金所では、図3に示すように、例
えば、奇数番のレ−ンL1、L3・・では第一の送信信
号F1が送信されており、偶数番のレ−ンL2、L4・
・では第二の送信信号F2が送信されている。ここで、
各レ−ンには指向性の鋭い送信アンテナが設置されてお
り、通常、各レ−ンが送信する送信信号は隣接するレ−
ンの領域には届かないようになっている。
【0006】そこで、例えば特定の車M1が第一レ−ン
L1に進入する場合、局部発振器が第一の局部発振信号
LO1に切り替わったときに第一レ−ンL1が送信して
いる第一の送信信号F1を受信することになり、混合器
23は中間周波信号を出力する。すると、中間周波信号
はバンドパスフィルタ25を経て検波器26で検波さ
れ、キャリア検出信号を出力する。増幅器27はキャリ
ア検出信号を制御回路28に出力し、これによって制御
回路28は局部発振器24に対して、直前まで出力して
いた制御信号CS1を制御信号CS2に切り換えて、局
部発振器24の発振信号の周波数をそのときまで発振し
ていた第一の局部発振信号LO1にロックする。
【0007】局部発振器24の発振周波数が第一の発振
信号LO1にロックされるとこの特定の車M1は第一レ
−ンL1の第一の送信信号F1を受信することが可能と
なり、ここではじめて第一レ−ンL1との通信ができ
る。そして、第一レ−ンL1では特定の車M1のID等
を確認し、所定の料金を記録し、後日この特定の車M1
の所有者の口座から料金を徴収するようにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記ような従来考えら
れていた信号選択受信機では、特定の車M1が料金所の
レ−ンに進入する際に、最初の段階では進入するレ−ン
が第一の送信信号F1または第二の送信信号F2のいず
れの信号を送信しているか分からないので局部発振器2
4の発振周波数を切り換えながら進行するようにしてい
る。従って、その切り替えの都度中間周波信号の有無を
確認することになり、進入するレ−ンの信号を捕捉する
までにかなりの時間を要することになり、後続の車が引
き続いて同一のレ−ンに進入する場合には料金所が混雑
するおそれがある。
【0009】また、例えば、隣接するレ−ン(L2)に
進入する車によって、隣接するレ−ンが送信する信号
(F2)が反射されて自分の車M1に搭載した信号選択
受信機に入力されるようないわゆるマルチパスによっ
て、局部発振器24が第二の局部発振信号LO2にロッ
クされてしまうと自分が進入する第一レ−ン(L1)が
送信する第一の送信信号F1を受信することができなく
なり、レ−ンと車との交信が不能となる問題が生ずる。
そこで、本発明の信号選択受信機は、自分の車が進入す
るレ−ンの送信信号を確実にしかも迅速に選択してその
レ−ンと通信できるようにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の信号選択受信機は、周波数の異なる第一の
送信信号または第二の送信信号を受信する受信機であっ
て、周波数の異なる第一の局部発振信号または第二の局
部発振信号のいずれかを出力する発振器と、前記第一の
送信信号の周波数と前記第一の局部発振信号の周波数と
の差と前記第二の送信信号の周波数と前記第二の局部発
振信号の周波数との差とが同じとなる第一の中間周波信
号を検波する第一の検波器と、前記第一の送信信号の周
波数と前記第二の局部発振信号の周波数との差の信号で
ある第二の中間周波信号または前記第二の送信信号の周
波数と前記第一の局部発振信号の周波数との差の信号で
ある第三の中間周波信号を検波する第二の検波器とを有
し、前記第一の検波器で前記第一の中間周波信号が検波
されたときは前記局部発振器が出力していた前記第一局
部発振信号または前記第二の局部発振信号の出力を継続
し、前記第二の検波器で前記第二の中間周波信号又は前
記第三の中間周波信号が検波されたときは前記局部発振
器が出力していた前記第一局部発振信号または前記第二
の局部発振信号をそれぞれ前記第二の局部発振信号また
は前記第一の局部発振信号に切り替えるようにした。
【0011】また、本発明の信号選択受信機は、周波数
の異なる第一の送信信号または第二の送信信号を受信す
る受信機であって、周波数の異なる第一の局部発振信号
または第二の局部発振信号のいずれかを出力する発振器
と、前記第一の送信信号の周波数と前記第一の局部発振
信号の周波数との差と前記第二の送信信号の周波数と前
記第二の局部発振信号の周波数との差とが同じとなる第
一の中間周波信号を検波する第一の検波器と、前記第一
の送信信号の周波数と前記第二の局部発振信号の周波数
との差の信号である第二の中間周波信号または前記第二
の送信信号の周波数と前記第一の局部発振信号の周波数
との差の信号である第三の中間周波信号を検波する第二
の検波器とを有し、前記第一の検波器の出力レベルが前
記第二の検波器の出力レベルよりも大きいときは前記局
部発振器が出力していた前記第一局部発振信号または前
記第二の局部発振信号の出力を継続し、前記第一の検波
器の出力レベルが前記第二の検波器の出力レベルよりも
小さいときは前記局部発振器が出力していた前記第一局
部発振信号または前記第二の局部発振信号をそれぞれ前
記第二の局部発振信号または前記第一の局部発振信号に
切り替えるようにした。
【0012】また、本発明の信号選択受信機は、前記局
部発振器はPLL制御されて前記第一の局部発振信号ま
たは前記第二の局部発振信号のいずれかを発振する制御
発振器であり、前記第一の検波器の出力レベルと前記第
二の検波器の出力レベルとを比較する比較器を設け、前
記制御発振器が発振していた前記第一の局部発振信号ま
たは前記第二の局部発振信号の発振を前記比較器の比較
結果に基づいて継続または切り替えをするようにした。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の信号選択受信機
の構成であり、各レ−ンが送信する第一の送信信号F1
(周波数は5840MHzとする)または第二の送信信
号F2(周波数は5850MHzとする)を受信するア
ンテナ1と、第一の送信信号F1または第二の送信信号
F2を増幅する低雑音増幅器2と、混合器3と、局部発
振器4等を有している。局部発振器4は、例えばPLL
制御され、第一の局部発振信号LO1(周波数は580
0MHzとする)または第二の局部発振信号LO2(周
波数は5810MHzとする)を出力する。
【0014】混合器3には第一のバンドパスフィルタ5
と第二のバンドパスフィルタ6と第三のバンドパスフィ
ルタ7とが接続されている。第一のバンドパスフィルタ
5は、第一の送信信号F1の周波数と第一の局部発振信
号LO1の周波数との差の周波数の信号および第二の送
信信号F2の周波数と第二の局部発振信号LO2の周波
数との差の周波数の信号である第一の中間周波信号(4
0MHz)を通過する。第二のバンドパスフィルタ6
は、第一の送信信号F1の周波数と第二の局部発振信号
LO2の周波数との差の周波数の信号である第二の中間
周波信号(30MHz)を通過するとともに、第一の中
間周波信号の通過を阻止する。第三のバンドパスフィル
タ7は、第二の送信信号F2の周波数と第一の局部発振
信号LO1の周波数との差の周波数の信号である第三の
中間周波信号(50MHz)を通過するとともに第一の
中間周波信号の通過を阻止する。
【0015】第一のバンドパスフィルタ5には第一の検
波器8が接続され、第一のバンドパスフィルタ6を通過
した第一の中間周波信号は第一の検波器8で検波され、
第一の増幅器9から第一のキャリア検出信号である正規
のキャリア検出信号が取り出されて比較器10の一方の
入力端に入力される。一方、第二のバンドパスフィルタ
6及び第三のバンドパスフィルタ7には第二の検波器1
1が接続され、第二のバンドパスフィルタ6を通過した
第二の中間周波信号または第三のバンドパスフィルタ7
を通過した第三の中間周波信号は第二の検波器11で検
波され、第二の増幅器12から第二のキャリア検出信号
である疑似のキャリア検出信号が取り出されて比較器1
0の他方の入力端に入力される。
【0016】上の構成で、第二のバンドパスフィルタ6
の代わりに第二の中間周波信号を通過し第一の中間周波
信号を減衰するロ−パスフィルタを用い、また第三のバ
ンドパスフィルタ7の代わりに第三の中間周波信号を通
過し第一の中間周波信号を減衰するハイパスフィルタを
用いてもよい。また、第二のバンドパスパスフィルタ6
と第三のバンドパスパスフィルタ7の代わりに、第一の
中間周波信号を減衰するバンド消去フィルタを用いても
よい。
【0017】比較器10では正規のキャリア検出信号と
疑似のキャリア検出信号とが比較され、例えば、疑似の
キャリア検出信号のレベルよりも正規のキャリア信号の
レベルが大きい場合には比較器10はロ−レベルの信号
をマイクロコンピュ−タを有する制御回路13に入力
し、反対に、疑似のキャリア検出信号のレベルよりも正
規のキャリア信号のレベルが小さい場合には比較器10
はハイレベルの信号を制御回路13に入力するようにな
っている。また、第一の増幅器9を通過したキャリア検
出信号は第三の増幅器14で増幅され、復調信号として
制御回路13に入力されるようになっている。そして、
制御回路13は、比較器10からハイレベルの信号を受
けた場合は局部発振器4に対して切り替え制御信号SC
1を出力し、これによって局部発振器4の発振信号がそ
れまで発信していた第一の局部発振信号または第二の局
部発振信号からそれぞれ第二の局部発振信号または第一
の局部発振信号に切り替えられるようになっている。ま
た、制御回路13は、比較器10からロ−レベルの信号
を受けた場合は局部発振器4に対して発振継続制御信号
SC2を出力し、これによって局部発振器4の発振信号
はそれまで発振していた第一の局部発振信号または第二
の局部発振信号の発振を継続するようになっている。
【0018】以上のような構成の信号選択受信機は車に
搭載され、料金所に近づく際には局部発振器4は第一局
部発振信号LO1または第二の発振信号LO2のいずれ
かが発振した状態となっている。料金所では、図3に示
すように、例えば、奇数番のレ−ンL1、L3・・では
第一の送信信号F1が送信されており、偶数番のレ−ン
L2、L4・・では第二の送信信号F2が送信されてい
る。ここで、各レ−ンには指向性の鋭い送信アンテナが
設置されており、通常、自己が送信する信号は隣接する
レ−ンには届かないようになっている。
【0019】そこで、例えば特定の車M1の局部発振器
4が第一の局部発振信号LO1を発振している状態で、
しかも第一レ−ンL1に進入する場合はこの第一レ−ン
L1が送信している第一の送信信号F1を受信すること
になり、混合器3からは第一の中間周波信号(40MH
z)が出力される。そして、この第一の中間周波信号に
基づく正規のキャリア検出信号が比較器10に入力され
る。この際、たとえマルチパス等によって隣接する第二
レ−ンL2の第二の送信信号F2を同時に受信したとし
てもそのレベルは低いので混合器3から出力される第二
の中間周波信号(30MHz)のレベルも低くなり、第
二の中間周波信号に基づく第二の検波器11からの疑似
のキャリア検出信号のレベルも低くなっている。従っ
て、いずれにしても比較器10からはロ−レベルの信号
が制御回路13に入力される。すると、制御回路13
は、局部発振器4に対して発振継続制御信号SC2出力
し、局部発振器4は第一の局部発振信号LO1を発振し
続けることになり、車M1は第一レ−ンと通信が可能と
なる。
【0020】もし、ここで、車M1が第二のレ−ンL2
に進入しようとすると、第二の送信信号F2を受信する
ことになり、混合器3からは第二の送信信号F2と第一
の局部発振信号LO1との差の周波数である第三の中間
周波信号(50MHz)が出力される。そして、この第
三の中間周波信号に基づく疑似のキャリア検出信号が比
較器10に入力される。この際、たとえマルチパスによ
って隣接する第一のレ−ンL1または第三のレ−ンL3
の第一の送信信号F1を同時に受信したとしてもそのレ
ベルは低いので混合器3から出力される第一の中間周波
信号(40MHz)のレベルも低くなり、第一の中間周
波信号に基づく正規のキャリア検出信号も低くなってい
る。従って、いずれにしても比較器10からはハイレベ
ルの信号が制御回路13に出力する。これによって制御
回路13は切り替え制御信号SC1を局部発振器4に出
力して局部発振器4の発振信号を第一の局部発振信号L
O1から第二の局部発振信号LO2に切り換えることに
なる。そこではじめて車M1は第二の送信信号F2を送
信している第二レ−ンL2と通信が可能となる。
【0021】同様に、例えば特定の車M1の局部発振器
4が第二の局部発振信号LO2を発振しており、しかも
第一レ−ンL1に進入する場合はこの第一レ−ンL1が
送信している第一の送信信号F1を受信することにな
り、混合器3からは第二の中間周波信号(30MHz)
が出力される。そして、この第二の中間周波信号に基づ
く疑似のキャリア検出信号が比較器10に入力される。
この際、たとえマルチパスによって隣接する第二レ−ン
L2の第二の送信信号F2を受信したとしてもそのレベ
ルは低いので混合器3から出力される第一の中間周波信
号(40MHz)のレベルも低くなり、第一の中間周波
信号に基づく正規のキャリア検出信号のレベルも低くな
っている。従って、いずれにしても比較器10からはハ
イレベルの信号が制御回路13に入力される。これによ
って制御回路13は切り替え制御信号SC1を局部発振
器4に出力して局部発振器4の発振信号を第二の局部発
振信号LO2から第一の局部発振信号LO1に切り換え
ることになる。そこではじめて車M1は第一の送信信号
F1を送信している第一レ−ンL1と通信が可能とな
る。
【0022】もし、ここで、車M1が第二のレ−ンL2
に進入しようとすると、第二の送信信号F2を受信する
ことになり、混合器3からは第二の送信信号F2と第二
の局部発振信号LO2との差の周波数である第一の中間
周波信号(40MHz)が出力される。そして、この第
一中間周波信号に基づく正規のキャリア検出信号が比較
器10に入力される。この際、たとえマルチパスによっ
て隣接する第一のレ−ンL1または第三のレ−ンL3の
第一の送信信号F1を受信したとしてもそのレベルは低
いので混合器3から出力される第二の中間周波信号(3
0MHz)のレベルも低くなり、第二の中間周波信号に
基づく疑似のキャリア検出信号も低くなっている。従っ
て、いずれにしても比較器10からはロ−レベルの信号
が制御回路13に出力する。すると、制御回路13は、
局部発振器4に対して発振継続制御信号SC2を出力
し、局部発振器4は第二の局部発振信号LO2を発振し
続けることになり、車M1は第二レ−ンと通信が可能と
なる。
【0023】以上の過程において、局部発振器4は先ず
最初の段階では第一の局部発振信号LO1または第二の
局部発振信号LO2のいずれかを出力しており、疑似の
キャリア検出信号のみを検出したとき、または正規のキ
ャリア検出信号と疑似の伽利信号とを検出し、疑似のキ
ャリア検出信号のレベルが大きかったときに局部発振器
の発振信号の周波数を切り換えるようにしている。従っ
て、例えば、マルチパスによって隣接するレ−ンの送信
信号と通信する状態に局部発振器4の発振周波数が固定
されてもレ−ンの送信アンテナの直近まで車が進入した
場合はそのレ−ンが出力する送信信号のレベルが確実に
強くなるので、必ずそのレ−ンの送信信号を受信して局
部発振器4の発振周波数が切り替わることになる。
【0024】しかも、正規のキャリア検出信号と疑似の
キャリア信号とのレベルを比較するようにしているの
で、マルチパス等によって隣接するレ−ンの送信信号を
同時に受信しても、隣接するレ−ンの送信信号のレベル
が低く進入する方のレ−ンの送信信号のレベルが大きい
ので、局部発振器4の発振周波数は、必ず進入するレ−
ンの送信信号を受信可能な状態に切り替わる。
【0025】なお、局部発振器4としてPLL制御され
る制御発振器を用いたが、制御発振器の代わりに発振周
波数が異なる二つの発振器を用いてそれらの発振器自体
を切り替えるようにしても良い。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明の信号選択受信機
は、第一の局部発振信号または第二の局部発振信号を出
力する発振器と、第一の中間周波信号を検波する第一の
検波器と、第二の中間周波信号または第三の中間周波信
号を検波する第二の検波器とを有し、第一の検波器の出
力レベルが第二の検波器の出力レベルよりも大きいとき
は局部発振器が出力していた第一局部発振信号または第
二の局部発振信号の出力を継続し、第一の検波器の出力
レベルが第二の検波器の出力レベルよりも小さいときは
局部発振器が出力していた第一局部発振信号または第二
の局部発振信号の出力をそれぞれ第二の局部発振信号ま
たは第一の局部発振信号に切り替えるようにしたので、
車が進入しようとするレ−ンの送信信号をすばやく選択
しそのレ−ンと通信することができる。
【0027】また、本発明の信号選択受信機は、第一の
局部発振信号または第二の局部発振信号のいずれかを出
力する発振器と、第一の中間周波信号を検波する第一の
検波器と、第二の中間周波信号または第三の中間周波信
号を検波する第二の検波器とを有し、第一の検波器の出
力レベルが第二の検波器の出力レベルよりも大きいとき
は局部発振器が出力していた第一局部発振信号または第
二の局部発振信号の出力を継続し、第一の検波器の出力
レベルが第二の検波器の出力レベルよりも小さいときは
局部発振器が出力していた第一局部発振信号または第二
の局部発振信号の出力をそれぞれ第二の局部発振信号ま
たは第一の局部発振信号に切り替えるようにしたので、
マルチパス等によって隣接するレ−ンの送信信号を同時
に受信しても、進入しようとするレ−ンの送信信号の方
のレベルが大きいので、その大きい方の信号を確実に選
択できる。
【0028】また、本発明の信号選択受信機は、局部発
振器はPLL制御されて第一の局部発振信号または第二
の局部発振信号とのいずれかを発振する制御発振器であ
り、第一の検波器の出力レベルと第二の検波器の出力レ
ベルとを比較する比較器を設け、制御発振器が発振して
いた第一の局部発振信号または第二の局部発振信号の発
振を比較器の比較結果に基づいて継続または切り替えを
するようにしたので、発振周波数に切り替えが簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号選択受信機の回路図である。
【図2】従来の信号選択受信機の回路図である。
【図3】ETCシステムの概要を説明する図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 低雑音増幅器 3 混合器 4 局部発振器 5 第一のバンドパスフィルタ 6 第二一のバンドパスフィルタ 7 第三のバンドパスフィルタ 8 第一の検波器 9、12、14 増幅器 10 比較器 11 第二の検波器 13 制御回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数の異なる第一の送信信号または第
    二の送信信号を受信する受信機であって、周波数の異な
    る第一の局部発振信号または第二の局部発振信号のいず
    れかを出力する発振器と、前記第一の送信信号の周波数
    と前記第一の局部発振信号の周波数との差と前記第二の
    送信信号の周波数と前記第二の局部発振信号の周波数と
    の差とが同じとなる第一の中間周波信号を検波する第一
    の検波器と、前記第一の送信信号の周波数と前記第二の
    局部発振信号の周波数との差の信号である第二の中間周
    波信号または前記第二の送信信号の周波数と前記第一の
    局部発振信号の周波数との差の信号である第三の中間周
    波信号を検波する第二の検波器とを有し、前記第一の検
    波器で前記第一の中間周波信号が検波されたときは前記
    局部発振器が出力していた前記第一局部発振信号または
    前記第二の局部発振信号の出力を継続し、前記第二の検
    波器で前記第二の中間周波信号または前記第三の中間周
    波信号が検波されたときは前記局部発振器が出力してい
    た前記第一局部発振信号または前記第二の局部発振信号
    をそれぞれ前記第二の局部発振信号または前記第一の局
    部発振信号に切り替えるようにしたことを特徴とする信
    号選択受信機。
  2. 【請求項2】 周波数の異なる第一の送信信号または第
    二の送信信号を受信する受信機であって、周波数の異な
    る第一の局部発振信号または第二の局部発振信号のいず
    れかを出力する発振器と、前記第一の送信信号の周波数
    と前記第一の局部発振信号の周波数との差と前記第二の
    送信信号の周波数と前記第二の局部発振信号の周波数と
    の差とが同じとなる第一の中間周波信号を検波する第一
    の検波器と、前記第一の送信信号の周波数と前記第二の
    局部発振信号の周波数との差の信号である第二の中間周
    波信号または前記第二の送信信号の周波数と前記第一の
    局部発振信号の周波数との差の信号である第三の中間周
    波信号を検波する第二の検波器とを有し、前記第一の検
    波器の出力レベルが前記第二の検波器の出力レベルより
    も大きいときは前記局部発振器が出力していた前記第一
    局部発振信号または前記第二の局部発振信号の出力を継
    続し、前記第一の検波器の出力レベルが前記第二の検波
    器の出力レベルよりも小さいときは前記局部発振器が出
    力していた前記第一局部発振信号または前記第二の局部
    発振信号をそれぞれ前記第二の局部発振信号または前記
    第一の局部発振信号に切り替えるようにしたことを特徴
    とする信号選択受信機。
  3. 【請求項3】 前記局部発振器はPLL制御されて前記
    第一の局部発振信号または前記第二の局部発振信号のい
    ずれかを発振する制御発振器であり、前記第一の検波器
    の出力レベルと前記第二の検波器の出力レベルとを比較
    する比較器を設け、前記制御発振器が発振していた前記
    第一の局部発振信号または前記第二の局部発振信号の発
    振を前記比較器の比較結果に基づいて継続または切り替
    えをするようにしたことを特徴とする請求項2記載の信
    号選択受信機。
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