JP3535974B2 - 倣い測定装置 - Google Patents

倣い測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、倣いプローブを被
測定物の表面に所定の測定圧で押圧しながら倣いプロー
ブと被測定物とを相対移動させ、この相対移動軌跡から
被測定物の表面輪郭形状を測定する倣い測定装置に関す
る。
【0002】
【背景技術】倣いプローブを被測定物の表面に所定の測
定圧で押圧しながら倣いプローブと被測定物とを相対移
動させ、この相対移動軌跡から被測定物の表面輪郭形状
を測定する倣い測定装置、たとえば、三次元測定機に倣
いプローブを取り付け、この倣いプローブを被測定物の
表面に所定の測定圧で押圧しながら倣いプローブを被測
定物の表面形状に沿って移動させ、この移動軌跡から被
測定物の表面輪郭形状を測定する倣い測定装置が知られ
ている。
【0003】この種の倣い測定装置において倣い測定を
行うにあたっては、必要とされる測定精度を考慮して、
まず、倣いプローブの測定圧、具体的には、この測定圧
に比例する基準押し込み量と、倣いの測定速度とを指定
する必要がある。一般的には、高速測定のためには基準
押し込み量を大きく、高精度測定のために基準押し込み
量を小さくした方が有利である。
【0004】これは、前者に関しては、基準押し込み量
が大きい程、被測定物表面への追従性がよくなる(急激
な被測定物表面の曲率の変化に、プローブが離脱なくし
て追従する)ためであり、後者に関しては、現在の押し
込み量または倣い指定断面ないし軌道からのずれ量が、
基準押し込み量に対して一定の比率で設定されている許
容幅を超えた場合に、自動的に測定速度を小さくして、
押し込み量とずれ量が許容幅内に復帰するように制御し
ているためであり、結局のところ、前者は「高速低精
度」、後者では「高精度低速」となっていた。
【0005】この制約は既知であるため、測定者は、被
測定物に応じて最初に「高速低精度」か「高精度低速」
かをイメージし、次に適当な基準押し込み量と測定速度
を指定していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、倣い測定にお
いては、被測定物の表面性状によっても、倣い挙動が影
響を受けるため、測定者が測定精度に見合った適切な基
準押し込み量および測定速度の具体的数値を設定するの
は極めて煩雑であり、ほどんどの場合に各倣いプローブ
毎に規定されているデフォルト値が使われていたのが実
状であった。そのため、測定エラーが発生して倣い測定
が行えない場合が生じるうえ、高精度の倣い測定ができ
なかったり、低精度でよいのに測定時間がかかったりし
ていた。
【0007】本発明の目的は、このような従来の欠点を
解決すべくなされたもので、使い勝手および測定効率の
向上が可能な倣い測定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の倣い測定装置
は、倣いプローブと被測定物とを相対移動させる移動機
構を有し、この移動機構によって倣いプローブを被測定
物の表面に所定の測定圧で押圧しながら倣いプローブと
被測定物とを相対移動させ、この相対移動軌跡から被測
定物の表面輪郭形状を測定する倣い測定装置において、
被測定物の表面性状レベルおよび測定精度レベルを入力
するための入力手段と、被測定物の各表面性状レベルお
よび各測定精度レベルに対応する測定圧および測定速度
を予め記憶した測定条件設定テーブルと、前記入力手段
から被測定物の表面性状レベルおよび測定精度レベルが
入力されたことを条件として、前記測定条件設定テーブ
ルの中から入力された被測定物の表面性状レベルおよび
測定精度レベルに対応する測定圧および測定速度を読み
出し、その測定圧および測定速度に基づいて前記移動機
構を動作させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】このような構成によれば、測定者が、入力
手段において、被測定物の表面性状レベルおよび測定精
度レベルを入力すると、測定条件設定テーブルの中から
入力された被測定物の表面性状レベルおよび測定精度レ
ベルに対応する測定圧および測定速度が読み出され、そ
の測定圧および測定速度に基づいて移動機構が動作され
る。つまり、従来は、測定圧および測定速度の具体的数
値を指定するのが困難であったが、イメージ的に指定し
やすい被測定物の表面性状レベルおよび測定精度レベル
を入力するだけで、倣い測定条件の一つである測定圧お
よび測定速度が自動的に決まるので、測定者の使い勝手
を向上させることができるとともに、低精度でよい場合
には自動的に高速倣い測定が可能となるから、測定効率
を大幅に向上させることができる。
【0010】以上において、前記測定圧は、前記倣いプ
ローブの被測定物に対する基準押し込み量と比例するた
め、この基準押し込み量によって規定されていてもよ
い。また、前記被測定物の表面性状レベルおよび測定精
度レベルの段階については、任意であるが、多すぎると
測定者が選択するのに煩雑となり、逆に、少なすぎると
適切な基準押し込み量と測定速度が得にくいので、被測
定物の表面性状レベルについては、被測定物表面の摩擦
の大小によって少なくとも2段階以上に、前記測定精度
レベルについては、測定精度に応じて少なくとも3段階
以上にそれぞれ区分けされていることが望ましい。
【0011】また、前記制御手段は、前記移動機構を動
作させて倣い測定を行っている際、倣いプローブの押し
込み量が基準押し込み量に対して予め設定されている許
容幅を超えたときに測定エラーとする機能を備えている
ことが好ましい。このようにすれば、無駄な測定作業を
継続しなくても済むから、効率的である。この際、前記
制御手段は、測定エラーが発生した際、測定速度を前記
測定条件設定テーブルの中で1ランク下げた測定速度で
移動機構を動作させるようにすれば、自動的に適切な測
定速度で倣い測定を再継続させることができる。この場
合の倣い測定の自動継続については、入力手段から自動
リトライが指定されていることを条件として行うように
すれば、測定エラーが発生した際の後処理を自動継続
か、表面性状レベルや測定精度レベルの再入力処理かを
選択することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の倣い測定装置の一
実施形態を示す全体の斜視図である。本実施形態の測定
装置は、倣いプローブPと被測定物Wとを三次元方向へ
相対移動させる移動機構としての三次元測定機Aと、こ
の三次元測定機Aの駆動を制御するとともに三次元測定
機Aから与えられる倣いプローブPと被測定物Wとの相
対移動データなどを取り込むコントローラBと、このコ
ントローラBを介して三次元測定機Aを動作させるとと
もに三次元測定機Aからの倣いプローブPと被測定物W
との相対移動データなどを処理して被測定物Wの表面輪
郭形状を求めるホストシステムCとから構成されてい
る。
【0013】前記三次元測定機Aは、ベース21と、こ
のベース21上に設置され上面に被測定物Wを載置する
テーブル22と、このテーブル22に前後方向(Y軸方
向)へ移動可能に設けられた門形フレーム23と、この
門形フレーム23のXビーム23Aに沿って左右方向
(X軸方向)へ移動可能に設けられたスライダ24と、
このスライダ24に上下方向(Z軸方向)へ昇降可能に
設けられたZ軸スピンドル25と、このZ軸スピンドル
25の下端に設けられた倣いプローブPとから構成され
ている。
【0014】ここで、倣いプローブPについては、たと
えば、本出願人が提案した特公平4−77242号公報
に示された倣いプローブを用いることができる。これ
は、図2および図3に示すように、前記Z軸スピンドル
25の下端に着脱可能に取り付けられる基体110と、
この基体110に対してY軸方向へスライド可能に設け
られたYスライダ120と、前記基体110に前記Yス
ライダ120とともにY軸方向へスライド可能でかつX
軸方向へスライド可能に設けられたXスライダ130
と、このXスライダ130にZ軸方向へ昇降可能に設け
られたZスライダ140と、このZスライダ140に設
けられかつ下端に接触球151を有するスタイラス15
0と、このスタイラス150をX,Y,Z軸方向の中立
位置に保持する中立位置保持手段160と、各スライダ
120,130,140の変位量を検出する変位検出手
段170とから構成されている。
【0015】前記基体110は、図4に示すように、X
軸方向に貫通する断面矩形の中空部111を備える。前
記Yスライダ120は、図5に示すように、前記基体1
10の中空部111を貫通しその中空部111内でY軸
方向へスライド可能な一対のスライド部材121A,1
21Bと、前記基体110の幅方向外側に配置されかつ
前記一対のスライド部材121A,121Bの両端に連
結された矩形枠122,123とを備える。これによ
り、Yスライダ120は、基体110にガイドされなが
らY軸方向へスライド可能になっている。前記Xスライ
ダ130は、図6に示すように、前記基体110の中空
部111内に収納されかつ前記Yスライダ120のスラ
イド部材121A,121Bに挟まれた状態でX軸方向
へスライド可能なスライド部材131と、前記基体11
0の下方から前記スライド部材131の両端に連結され
かつ内部にZ軸方向へ貫通する矩形状の中空部132を
有する本体133とから構成されている。前記Zスライ
ダ140は、図7に示すように、前記Xスライダ130
の中空部132内に昇降可能に収納され内部に中空筒部
141を有する本体142と、この本体142の下端に
取り付けらかつ下面に前記スタイラス150を有するス
タイラス取付部材143とから構成されている。
【0016】前記中立位置保持手段160は、スタイラ
ス150に被測定物などから押圧力が加わらない非接触
状態において、スタイラス150をXY平面内の原点へ
復帰させるためのXY原点復帰手段161と、スタイラ
ス150をZ軸線上の原点へ復帰させるためのZ原点復
帰手段166とから構成されている。XY原点復帰手段
161は、ロッド状の線ばね162から構成されてい
る。線ばね162は、上端がナット部材163を介して
前記基体110に上下方向位置調整可能に螺合されてい
るとともに、下端にXスライダ130の下面に取り付け
られた中空筒部134内に対してZ軸方向摺動可能なボ
ール165を備える。Z原点復帰手段166は、上端が
前記Zスライダ140に係止されかつ下端が前記中空筒
部134上に係止されたコイルスプリング167から構
成されている。
【0017】前記変位検出手段170は、前記Yスライ
ダ120の変位量を検出するYセンサ171と、前記X
スライダ130の変位量を検出するXセンサ172と、
前記Zスライダ140の変位量を検出するZセンサ17
3とを備える。Yセンサ171は、Yスライダ120の
上端起立部に設けられたスケール171Aと、このスケ
ール171Aに対向して前記基体110に設けられた検
出器171Bとから構成されている。Xセンサ172
は、基体110に設けられたスケール172Aと、この
スケール172Aに対向して前記Xスライダ130の突
出部に設けられた検出器172Bとから構成されてい
る。Zセンサ173は、Xスライダ130に設けられた
スケール173Aと、このスケール173Aに対向して
前記Zスライダ140に設けられた検出器173Bとか
ら構成されている。
【0018】従って、Z軸スピンドル25に倣いプロー
ブPを取り付けたのち、その倣いプローブPのスタイラ
ス150を被測定物Wの表面に接触させたまま、被測定
物Wの表面に沿って移動させると、各センサ171,1
72,173からは、各スライダ120,130,14
0の変位量、つまり、スタイラス150の押し込み量が
出力される。ここで、この押し込み量が予め指定された
基準押し込み量となるように三次元測定機Aの移動機構
を調整すると、スタイラス150の先端の接触球151
が被測定物Wの表面に対して基準押し込み量で押圧され
ながら倣い動作される。
【0019】前記ホストシステムCは、図8にも示すよ
うに、CPU41、駆動プログラムやデータ処理プログ
ラムなどを記憶したROM42およびデータなどを記憶
するRAM43を有する制御手段としてのホストコンピ
ュータ44を備える。ホストコンピュータ44には、入
力手段としてのキーボード45、表示装置46およびプ
リンタ47などが接続されているとともに、前記コント
ローラBが接続されている。前記RAM43には、各種
データを記憶する領域のほかに、測定条件設定テーブル
48が設けられている。測定条件設定テーブル48は、
図9に示すように、被測定物Wの表面性状レベル(大、
中、小)および測定精度レベル(高精度、やや高精度、
中精度、やや低精度、低精度)に対応して、基準押し込
み量D1〜D15および測定速度V1〜V15が記憶さ
れている。より詳しくは、被測定物Wの表面性状を摩擦
の大小(表面粗さ)によって3段階に区分けした各表面
性状レベル(大、中、小)毎に、測定精度を5段階に区
分けした各測定精度レベル(高精度、やや高精度、中精
度、やや低精度、低精度)に対応して、基準押し込み量
D1〜D15および測定速度V1〜V15がそれぞれ記
憶されている。
【0020】前記キーボード45からは、被測定物Wの
表面性状レベル(大、中、小)、測定精度レベル(高精
度、やや高精度、中精度、やや低精度、低精度)および
自動リトライの有無が入力されるようになっている。前
記ホストコンピュータ44は、前記キーボード45から
被測定物Wの表面性状レベルおよび測定精度レベルが入
力された際、測定条件設定テーブル48の中から、入力
された被測定物Wの表面性状レベルおよび測定精度レベ
ルに対応する基準押し込み量および測定速度を読み出
し、その基準押し込み量に対して予め設定されている許
容幅比率(押し込み量およびずれ量の許容幅比率)を選
択し、これら(基準押し込み量、測定速度および許容幅
比率)を倣い開始コマンドと一緒にコントローラBへ与
える。また、倣い測定中に測定エラーが発生した場合
に、キーボード45において予め自動リトライが指定さ
れていることを条件として、測定条件設定テーブル48
の中で1ランク下げた測定速度を選択し、その測定速度
をコントローラBへ指令する。
【0021】次に、本実施形態の作用を図10のフロー
チャートを参照しながら説明する。測定にあたって、測
定者は、三次元測定機Aのテーブル22上に被測定物W
をセットしたのち、まず、ホストシステムCのキーボー
ド45において、表面性状レベル、測定精度レベ
ル、自動リトライの有無を選択して入力する(S
1)。たとえば、表面性状レベルについては、被測定物
表面の摩擦の大小(表面粗さ)によってレベル大、中、
小のいずれかを選択する。また、測定精度レベルについ
ては、高精度、やや高精度、中精度、やや低精度、低精
度の中からいずれかを選択する。
【0022】すると、ホストコンピュータ44は、測定
条件設定テーブル48の中から、入力された被測定物W
の表面性状レベルおよび測定精度レベルに対応する基準
押し込み量および測定速度を読み出すとともに、この基
準押し込み量に対応する許容幅比率を選択し、これら
(基準押し込み量、測定速度および許容幅比率)を倣い
開始コマンドと一緒にコントローラBへ指令する(S
2)。これにより、コントローラBは、与えられた基準
押し込み量および測定速度に基づいて三次元測定機Aを
動作させる(S3)。
【0023】このとき、倣いプローブPの被測定物Wへ
の食い込み過ぎや離脱が発生した場合には、つまり、エ
ラーが発生した場合には、倣い動作を停止させるととも
に、自動リトライの指定の有無をチェックする(S4,
S5)。自動リトライの指定が有れば、測定条件設定テ
ーブル48の中で測定速度を1ランクダウンし(S
6)、そのダウンした測定速度、基準押し込み量および
許容幅比率をコントローラBへ指令する。自動リトライ
の指定がなければ、キーボード45において、表面性状
レベル、測定精度レベルおよび自動リトライの有無の入
力を最初から行う。
【0024】従って、本実施形態によれば、キーボード
45から、被測定物Wの表面性状レベルおよび測定精度
レベルを入力すると、測定条件設定テーブル48の中か
ら入力された被測定物の表面性状レベルおよび測定精度
レベルに対応する基準押し込み量および測定速度が読み
出され、その基準押し込み量および測定速度に基づいて
三次元測定機Aが動作されるから、つまり、測定者は、
単に被測定物Wの表面性状レベルおよび測定精度レベル
を入力するだけで、基準押し込み量および測定速度が自
動的に決まるので、測定者の使い勝手を向上させること
ができる。
【0025】また、低精度でよい場合には、高速倣い測
定が可能であるから、測定効率を大幅に向上させること
ができる。たとえば、内径50mm程度の測定を行った
ときに、測定速度が3mm/sと25mm/sとでは、
測定時間を1/2以下に短縮することができる。
【0026】また、倣いプローブPの押し込み量が基準
押し込み量に対して予め設定されている許容幅を超えて
測定エラーになった場合でも、キーボード45におい
て、最初に自動リトライが指定されていれば、測定速度
を測定条件設定テーブル48の中で1ランク下げた測定
速度で三次元測定機Aが動作されるから、自動的に適切
な速度で倣い測定を継続させることができる。
【0027】なお、上記実施形態では、倣いプローブP
の被測定物Wの表面に対する押し込み量が基準押し込み
量になるように制御しながら、倣いプローブPを移動さ
せたが、たとえば、スタイラス150の根本に圧電素子
などの力検出器を設け、この力検出器によってスタイラ
ス150に作用するX、Y,Z軸方向の力(測定圧)を
検出し、この測定圧が予め設定した測定圧になるように
制御しながら、倣いプローブPを移動させるようにして
もよい。
【0028】また、上記実施形態では、表面性状レベル
を大、中、小の3段階に、測定精度レベルを高精度、や
や高精度、中精度、やや低精度、低精度の5段階に区分
けしたが、これに限られない。表面性状レベルに関して
は少なくとも2段階以上、測定精度レベルに関しては少
なくとも3段階以上に区分けされているのがよい。
【0029】また、上記実施形態では、被測定物Wに対
して倣いプローブPがX,Y,Z軸方向へ移動する構造
の三次元測定機Aを用いたが、これとは逆に、倣いプロ
ーブPに対して被測定物WがX,Y,Z軸方向へ移動す
る構造の三次元測定機でもよい。要するに、倣いプロー
ブPと被測定物Wとが三次元(あるいは、二次元)方向
へ相対移動可能な移動機構であれば、何れでもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明の倣い測定装置によれば、表面性
状レベルと測定精度レベルを入力するだけで、測定圧ま
たは基準押し込み量および測定速度が自動的に決まるの
で、測定者の使い勝手を向上させることができるととも
に、測定効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の倣い測定装置の一実施形態を示す全体
の斜視図である。
【図2】同上実施形態における倣いプローブの断面図で
ある。
【図3】図2の III−III線断面図である。
【図4】図2および図3に示す倣いプローブの基体を示
す斜視図である。
【図5】図2および図3に示す倣いプローブのYスライ
ダを示す斜視図である。
【図6】図2および図3に示す倣いプローブのXスライ
ダを示す斜視図である。
【図7】図2および図3に示す倣いプローブのZスライ
ダを示す斜視図である。
【図8】同上実施形態におけるホストシステムのブロッ
ク図である。
【図9】同上実施形態における測定条件設定テーブルを
示す図である。
【図10】同上実施形態の測定手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
44 ホストコンピュータ(制御手段) 45 キーボード(入力手段) 48 測定条件設定テーブル A 三次元測定機(移動機構) P 倣いプローブ W 被測定物

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倣いプローブと被測定物とを相対移動さ
    せる移動機構を有し、この移動機構によって倣いプロー
    ブを被測定物の表面に所定の測定圧で押圧しながら倣い
    プローブと被測定物とを相対移動させ、この相対移動軌
    跡から被測定物の表面輪郭形状を測定する倣い測定装置
    において、 被測定物の表面性状レベルおよび測定精度レベルを入力
    するための入力手段と、 被測定物の各表面性状レベルおよび各測定精度レベルに
    対応する測定圧および測定速度を予め記憶した測定条件
    設定テーブルと、 前記入力手段から被測定物の表面性状レベルおよび測定
    精度レベルが入力されたことを条件として、前記測定条
    件設定テーブルの中から入力された被測定物の表面性状
    レベルおよび測定精度レベルに対応する測定圧および測
    定速度を読み出し、その測定圧および測定速度に基づい
    て前記移動機構を動作させる制御手段とを備えたことを
    特徴とする倣い測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の倣い測定装置におい
    て、 前記測定圧は、前記倣いプローブの被測定物に対する基
    準押し込み量によって規定されていることを特徴とする
    倣い測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の倣い測定装置におい
    て、 前記被測定物の表面性状レベルは、被測定物表面の摩擦
    の大小によって少なくとも2段階以上に区分けされ、 前記測定精度レベルは、測定精度に応じて少なくとも3
    段階以上に区分けされていることを特徴とする倣い測定
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の倣い測
    定装置において、 前記制御手段は、前記移動機構を動作させて倣い測定を
    行っている際、倣いプローブの押し込み量が基準押し込
    み量に対して予め設定されている許容幅を超えたときに
    測定エラーとする機能を備えていることを特徴とする倣
    い測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の倣い測定装置におい
    て、 前記制御手段は、測定エラーが発生した際、測定速度を
    前記測定条件設定テーブルの中で1ランク下げた測定速
    度で前記移動機構を動作させることを特徴とする倣い測
    定装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の倣い測定装置におい
    て、 前記制御手段は、測定エラーが発生した際、前記入力手
    段から自動リトライが指定されていることを条件とし
    て、測定速度を前記測定条件設定テーブルの中で1ラン
    ク下げた測定速度で前記移動機構を動作させることを特
    徴とする倣い測定装置。
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