JPH07100734A - Nc加工機 - Google Patents

Nc加工機

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JPH07100734A
JPH07100734A JP26843093A JP26843093A JPH07100734A JP H07100734 A JPH07100734 A JP H07100734A JP 26843093 A JP26843093 A JP 26843093A JP 26843093 A JP26843093 A JP 26843093A JP H07100734 A JPH07100734 A JP H07100734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
spindle
tool
working
work
Prior art date
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Pending
Application number
JP26843093A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Tanaka
康寛 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ando Electric Co Ltd filed Critical Ando Electric Co Ltd
Priority to JP26843093A priority Critical patent/JPH07100734A/ja
Publication of JPH07100734A publication Critical patent/JPH07100734A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】製作コストを低くすると共に、高速に加工深さ
を制御でき、加工作業を迅速にするNC加工機を提供す
る。 【構成】ワーク加工用工具11を保持するスピンドルを
X軸およびY軸上に位置決め制御するとともにZ軸方向
に移動制御する数値制御装置ワーク3加工用の工具11
を具えたスピンドル10をX軸、Y軸およびZ軸方向に
移動制御する数値制御装置20と、スピンドルの負荷電
力を測定する測定部23と、負荷電力の測定値を基準値
と比較するとともに測定値があらかじめ定められた基準
値を越えたときに、数値制御装置に信号を出力する比較
部21を備え、比較部21の出力信号と加工深さの指令
値からZ軸の下死点を決めて加工深さの制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はNC加工機についての
ものであり、特に工具とワークとの接触を主軸の負荷電
力の変化から検出することにより、加工深さの制御を可
能とするプリント基板加工機についてのものである。
【0002】
【従来の技術】チップオンボードなどICチップを直接
プリント基板上に埋め込むタイプのプリント基板の座ぐ
り加工においては、深さ方向に±50μm以下の精度を
要求されることがある。このような加工を行う方法の1
つとして、例えば特開平2−262941号に開示され
たような加工方法がある。
【0003】すなわち、ここに開示された方法は、プリ
ント基板の表面の位置を検出する検出子が非接触状態に
あるときの検出子と工具の刃先との距離Aと、検出子が
プリント当接して工具と相対的移動したときの相対移動
量Bから、その時の工具の先端とプリント基板の表面の
距離Cを求め、この距離Cとあらかじめ定められた加工
深さとによって工具の移動量を求め、この移動量に基づ
いて工具の送り量を制御するものである。すなわち、ワ
ークの表面位置と工具の長さを測定することによって高
精度に座ぐり加工を行おうとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術では、ワークの表面位置を検出する検出子と、ワ
ーク表面位置の検出時に加工時と同じ圧力で押さえるプ
レッシャフットと、工具の長さを高精度に測定する工具
長測定器が必要であり、装置の製作コストが高くなると
いう問題がある。
【0005】また、スピンドルと検出子が別々に取り付
けられているため、まず検出子を加工箇所に位置決めし
てからプリント基板の表面位置を検出し、次にスピンド
ルを加工箇所に位置決めして加工を行うという手順にな
り、加工時間が長くなるという問題がある。
【0006】この発明は、製作コストを低くすると共
に、高速に加工深さを制御することができ、加工作業を
迅速にする座ぐり加工機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明では、ワーク加工用工具11を保持するス
ピンドルをあらかじめ定められたX軸およびY軸上に相
対的に位置決め制御するとともにZ軸方向に移動制御す
る数値制御装置と、スピンドルの負荷電力を測定する測
定部と、負荷電力の測定値を基準値と比較するとともに
測定値があらかじめ定められた基準値を越えたときに上
記数値制御装置に向けて信号を出力する比較部を備え、
比較部の出力信号と加工深さの指令値からZ軸の下死点
を決めて加工深さの制御を行う。
【0008】
【作用】この発明では、まず、数値制御装置はスピンド
ルをX軸およびY軸方向ににおける加工位置に位置決め
するとともにZ軸を下降させる。そして、測定部が主軸
の負荷電力を測定してその値を比較部に送り、比較部が
負荷電力の測定値と基準値とを比較する。このとき、測
定値が基準値を越えると、その検出信号を数値制御装置
に出力する。数値制御装置は比較部からの信号を受ける
と、工具がワークに接触したと判断し、その位置から指
定深さの分だけZ軸を下降させ、ワークの加工を開始す
る。
【0009】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図1から図6を
参照して説明する。まず、図1に示すように、NC加工
機の基台1上にはX方向に延在する一対のレールが平行
に設けられている。このレール2上にはワーク3を載置
するテーブル4がX方向に移動可能に設けられている。
テーブル2の上方であって、上記X方向と直交するY方
向に延在するようにコラム2の水平部が設けられてい
る。この水平部の側面には一対のレール6が平行に設け
られており、このレール6にはサドル7がY方向に向け
て移動可能に設けられている。
【0010】サドル7の直立面には上下方向(Z方向)
に向けて一対のレール8が平行に設けられており、この
レール8上には主軸台9がZ方向に移動可能に設けられ
ている。そして主軸台9には工具11を保持するスピン
ドル10が取り付けられている。この工具11は手動あ
るいは図示しない自動工具交換装置によって自動で他の
工具と交換できる。なお、テーブル4、サドル7および
主軸台9を夫々X,Y,Z方向へ移動させるための駆動
機構は、通常のNC加工機に用いられている公知の駆動
機構を用いて行う。
【0011】NC加工機の数値制御装置20には比較部
21を介して測定部23が接続されている。この測定部
23はスピンドル10の駆動装置に接続されており、ス
ピンドル10の主軸の負荷電力を測定してその値を比較
部21に送る。比較部21は負荷電力を測定し、その測
定値とあらかじめ定められた基準値とを比較する。そし
て測定値が基準値を越えていると、その検出信号を数値
制御装置20に出力する。数値制御装置20は比較部2
1からの信号を受けると、工具11がワーク3に接触し
たと判断し、その位置から指定深さの分だけZ軸を下降
させ、ワークの加工を開始する。
【0012】次に、測定部23の例を図2を用いて説明
する。23Aは電流計であり、変流器23Bを通じてス
ピンドル10の負荷電流の変化を測定する。電圧計23
Cはスピンドル10の入力電圧の変化を測定する。すな
わち、測定部23は電流計23Aと電圧計23Cの測定
値からスピンドル10の負荷電力を求める。
【0013】ところで、スピンドル10の負荷電力値は
無負荷の時は一定値であるが、被加工物であるワーク3
の加工を行うとき、その値がわずかに上昇する。このよ
うな構成で、比較部21にはあらかじめ実験により得ら
れた工具が接触した時の電力値を基準値として設定して
おく。
【0014】次に、図3〜図6および図7のフローチャ
ートを用いてワークの加工作業について説明する。ま
ず、図3で、スピンドル10に工具11を保持させる。
この後、加工プログラム20Aの指令によって数値制御
装置20を作動させ、テーブル4および主軸台9をXお
よびY方向に移動させ、工具11を加工位置に位置決め
する。そしてスピンドルを下降させる。このとき測定部
23はスピンドル10の負荷電力の測定を開始し、測定
結果を比較部21に送る。
【0015】次に、図4に示すように、スピンドル10
に保持された工具11がワーク3に接触すると、測定部
23の出力する負荷電力値が上がる。そして、負荷電力
値があらかじめ設定された基準値を越えると、比較部2
1はその検出信号を数値制御装置20に向けて出力す
る。
【0016】比較部21からの信号を受けて、数値制御
装置20は工具11がワーク3に接触したと判断し、図
5に示すように、その位置から指定深さの分だけスピン
ドル10をZ軸方向に下降させる。この後、テーブル4
および主軸台9をそれぞれX,Y軸方向に移動させ、図
6に示すようにワーク3の加工を開始する。
【0017】なお、この実施例では、テーブル4をY方
向へ移動制御させるものとして説明したが、この発明は
これに限定されるものではなく、コラム5をY方向に移
動させるものであってもよい。また、この発明はワーク
加工用の工具を保持したスピンドルをX,Y,Z軸方向
へ移動させることが可能なアーム式のロボットにも応用
できるものであることはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、工具のワークへの接
触をスピンドルの負荷電力の変化から検出するので、ワ
ーク表面位置の検出子と表面検出時にワークを加工時と
同じ圧力でワークを押さえるプレッシャフット、工具長
測定器が必要なくなり、低コストな座ぐり加工機を実現
できる。また、測定と加工を同じ位置で行えるので、高
速な加工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による装置の一例を示す構成図であ
る。
【図2】測定部の構成例を示す説明図である。
【図3】スピンドルをワークに下降開始した状態を示す
説明図である。
【図4】工具がワークに接触したときの状態を示す説明
図である。
【図5】工具を指定深さまで切り込ませた状態を示す説
明図である。
【図6】加工プログラムにより加工開始した状態を示す
説明図である。
【図7】この発明による加工作業のフローを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 基台 2 レール 3 ワーク 4 テーブル 5 コラム 6 レール 7 サドル 9 主軸台 10 スピンドル 11 工具 20 数値制御装置 20A 加工プログラム 21 比較部 23 測定部 23A 電流計 23B 変流器 23C 電圧計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワーク加工用工具(11)をX軸およびY軸上
    に相対的に位置決め制御するとともにZ軸方向に移動制
    御する数値制御装置(20)と、 スピンドルの負荷電力を測定する測定部(23)と、 負荷電力の測定値を基準値と比較するとともに測定値が
    あらかじめ定められた基準値を越えたときに上記数値制
    御装置(20)に向けて信号を出力する比較部(21)を備え、 比較部(21)の出力信号と加工深さの指令値からZ軸の下
    死点を決めて加工深さの制御を行うことを特徴とするN
    C加工機。
JP26843093A 1993-09-30 1993-09-30 Nc加工機 Pending JPH07100734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26843093A JPH07100734A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 Nc加工機

Applications Claiming Priority (1)

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JP26843093A JPH07100734A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 Nc加工機

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Publication Number Publication Date
JPH07100734A true JPH07100734A (ja) 1995-04-18

Family

ID=17458387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26843093A Pending JPH07100734A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 Nc加工機

Country Status (1)

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JP (1) JPH07100734A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6703478B2 (en) 2000-04-27 2004-03-09 Teijin Limited Polyester continuous production process
JP2015097085A (ja) * 2013-11-07 2015-05-21 ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company 力フィードバックを使用するリアルタイムの数値制御工具経路適応

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6703478B2 (en) 2000-04-27 2004-03-09 Teijin Limited Polyester continuous production process
JP2015097085A (ja) * 2013-11-07 2015-05-21 ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company 力フィードバックを使用するリアルタイムの数値制御工具経路適応

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