JP3535718B2 - 用紙分離給紙装置および原稿読取装置 - Google Patents
用紙分離給紙装置および原稿読取装置Info
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Description
ミリ装置,スキャナ装置などに適用され、用紙を一枚ず
つ所定方向へ給紙するための用紙分離給紙装置、および
その用紙分離給紙装置を備えた原稿読取装置に関するも
のである。
の構成を示す側面断面図、図8は図7に示すリバースロ
ーラに対する支持機構の斜視図、図9は図7の支持機構
におけるトルク伝達機構の分解斜視図であり、1は画像
を形成するための記録紙Pの束を載置する給紙トレー、
2は給紙トレー1に載置された最上部の記録紙P上面に
圧接するピックアップローラ、3はピックアップローラ
2の下流側の分離給紙位置に配置されたリバースロー
ラ、4はリバースローラ3に搬送方向とは逆方向のリバ
ーストルクを伝達するための駆動軸、5は駆動軸4に固
定された駆動ギヤ、6は駆動軸4により揺動可能に支持
されたブラケットであり、リバースローラ3およびリバ
ースローラ3に対するトルク伝達機構を支持している。
れると共にリバースローラ3を軸支している従動軸、8
および9は、それぞれ従動軸7に嵌挿した従動ギヤおよ
びトルクリミッタである。10は分離給紙位置に配置さ
れリバースローラ3と共にローラ対を構成するフィード
ローラであり、このフィードローラ10には搬送方向の
フィードトルクが伝達される。11はブラケット6を上
方に付勢してリバースローラ3をフィードローラ10に
圧接させる加圧スプリングである。
従動軸7の外周面には係合ピン7aが植設されており、
従動ギヤ8は、係合ピン7aに係合し回転方向において
従動軸7に固定され、かつ駆動ギヤ5に噛合している。
また、トルクリミッタ9は、図10に示すように駆動側
部材9aおよび従動側部材9bにより構成されており、
予め設定された上限トルク以上のトルクが駆動側部材9
aと従動側部材9bとの間に作用したときには、駆動側
部材9aが従動側部材9bに対して空転するように構成
されている。
に係合し回転方向において従動軸7に固定されており、
このことから、従動ギヤ8および駆動側部材9aは、常
に従動軸7と一体となって回転する。また、リバースロ
ーラ3は、回転方向において従動側部材9bと固定され
ており、リバースローラ3およびリバースローラ3の同
軸回転部として構成された従動側部材9bは、トルクリ
ミッタ9の非空転時には従動軸7,従動ギヤ8,駆動側
部材9aと一体となって回転し、またトルクリミッタ9
の空転時には従動軸7上で従動ギヤ8,駆動側部材9a
とは独立して回転することが可能である。
における記録紙に対する分離給紙動作の説明図であり、
図7〜図11に基づいて従来の自動給紙装置による記録
紙の分離給紙動作について説明する。
置すると共に、その先端をストッパに当接させることに
より、記録紙Pの束が装填位置に位置決めされる。記録
紙Pに対する分離給紙を開始する際には、加圧レバーが
記録紙Pを加圧して給紙トレー1上で記録紙Pに対して
一定の移動抵抗を付与すると共に、ストッパが記録紙P
の先端から離間した位置に退避し、この後、1回の分離
給紙動作でピックアップローラ2が正確に1回転するよ
うに搬送モータからのトルクがクラッチ機構(図示省
略)を介して伝達される。
にローラ面を初期位相では記録紙Pから離間させ、回転
開始後の一部の位相区間でのみローラ面を記録紙Pに圧
接させる。このことにより、最上部の記録紙Pには、ピ
ックアップローラ2により搬送方向の力が直接作用する
と共に、最上部の記録紙Pの下方に積載された2枚目以
下の記録紙Pにも、記録紙P間に生じている摩擦力によ
り搬送方向の力が伝達される。ピックアップローラ2か
ら伝達される搬送方向の力によって給紙トレー1に載置
された記録紙Pの束から最上部のもの含む1枚乃至複数
枚の記録紙Pが搬送方向に押し出され、リバースローラ
3とフィードローラ10との圧接部であるニップ部Nに
挿入される。
トルクリミッタ9を介してリバーストルクの伝達が継続
されると共に、フィードローラ10にはフィードトルク
が伝達されるが、リバースローラ3は、フィードローラ
10と完全に接触している状態、およびフィードローラ
10との間に1枚の記録紙Pをのみ挾持している状態で
は相対的に大きな摩擦力が作用することから、トルクリ
ミッタ9において駆動側部材9aが従動側部材9bに対
して空転し、図11(a)に示すようにフィードローラ
10に従動回転して搬送方向(矢印F方向)に回転す
る。
ラ10と完全には接触しておらず、かつフィードローラ
10との間に複数枚(2枚以上)の記録紙Pを挾持して
いる状態では複数の記録紙P間の摩擦力が、リバースロ
ーラ3と記録紙Pとの摩擦力よりも相対的に小さいもの
であることから、トルクリミッタ9において駆動側部材
9aが従動側部材9bに対して空転することなくリバー
ストルクが伝達され、図11(b)に示すように逆搬送
方向(矢印R方向)に回転し、最上部を除く記録紙Pを
ニップ部から給紙トレー1の方向に押し戻す。
ローラ10とが前記のように動作することにより、ピッ
クアップローラ2が1回転する間に、給紙トレー1上の
装填位置に載置された記録紙Pの束からは、最上部の1
枚の記録紙Pのみが分離給紙位置から下流側に搬送さ
れ、この1枚の記録紙Pは、図示を省略した搬送ローラ
対により搬送が継続される。
て、先ず、図11(a)に示すように最上部の記録紙P
のみがピックアップローラ2及びフィードローラ10の
ニップ部に挿入され、この後、図11(b)に示すよう
に2枚目以下の記録紙Pが、最上部の記録紙Pとの摩擦
力によって最上部の記録紙Pより遅れてニップ部に挿入
されると、1枚の記録紙Pのみがリバースローラ3,フ
ィードローラ10により挾持されている期間では、リバ
ースローラ3が搬送方向に従動回転し、この後、2枚目
以下の記録紙Pがリバースローラ3,フィードローラ1
0により挾持されたタイミングで、トルクリミッタ9に
おいて駆動側部材9aが従動側部材9bに対して空転状
態からトルク伝達状態、すなわち、空転しない状態に変
化し、リバースローラ3が搬送方向から逆搬送方向に反
転する。
ースローラ3により記録紙Pが給紙トレー1の方向に押
し戻されることにより、リバースローラ3は、さらに反
転して搬送方向の回転に戻るが、搬送継続中には最上部
の記録紙Pとの摩擦力により2枚目以下の記録紙Pがニ
ップ部に挿入されることが繰り返されるので、その度、
搬送方向と逆搬送方向との反転動作を繰り返すことにな
る。
に反転動作を繰り返すが、このことにより、トルク反動
による衝撃および、それに伴う振動が発生し、この衝撃
および振動は、リバースローラ3から従動軸7および駆
動軸4を介してブラケット6,フィードローラ10など
に伝搬され、装置外部へのノイズ(メカニカルノイズ)
となる。
ほど振動周波数が高くなってノイズレベルが上昇し、特
に、振動周波数が従動軸7,ブラケット6などの共振周
波数域に近いと共振現象によりノイズが増幅される。ま
た、トルク反動による衝撃は、リバースローラ3が搬送
方向から逆搬送方向および逆搬送方向から搬送方向の双
方にそれぞれ反転するまでの反転時間が短いほど大きな
ものになるので、トルクリミッタ9が空転状態からトル
ク伝達状態に変化するまでの過渡期間が短いと、反転時
の衝撃レベルが上昇することになる。
により発生するノイズを低減するには、従動軸7,ブラ
ケット6などのリバースローラ3まわりの部材を高剛性
にするか、空転状態からトルク伝達状態への過渡期間が
長くなるような特性を有するトルクリミッタ9を用いれ
ばよいが、これらのノイズ対策を行うと、装置コストが
上昇し、また装置構造が複雑になってしまう。
25号として、用紙に対する分離給紙時におけるリバー
スローラからのメカニカルノイズを低減させることを可
能にした給紙装置を提案した。
におけるリバースローラユニットの側面断面図であっ
て、以下、前記図7〜図11に示す自動給紙装置を参照
しながら説明する。
ンゴムなどの弾性を有する材料をシート状に形成した摩
擦部材であり、ブラケット6内におけるトルクリミッタ
9外周面との対向領域に止着されている。この摩擦部材
12は、トルクリミッタ9の外周面により従動軸7を中
心とする半径方向において外側に圧縮され、弾性的な復
元力によりトルクリミッタ9の外周面に加圧接触してい
る。したがって、摩擦部材12の弾性力がトルクリミッ
タ9の外周面に対して垂直抗力として作用するので、摩
擦部材12は、トルクリミッタ9に対して前記垂直抗力
に比例する略一定の摩擦力を作用させる。
外周面を形成した従動側部材9b(図10参照)は、前
記のように従動軸7上でリバースローラ3と一体となっ
て回転し、このことにより、摩擦部材12がトルクリミ
ッタ9の外周面に作用させる摩擦力は、リバースローラ
3に対して一定の回転負荷として作用する。このリバー
スローラ3に対する回転負荷は、リバースローラ3が搬
送方向から逆搬送方向に反転する際の過渡期間を遅延す
るように作用する。すなわち、反転時において駆動側部
材9aの従動側部材9bに対するスリップ量を増加させ
るように作用し、リバースローラ3の反転による衝撃を
抑制する。
3およびブラケット6の振動を吸収し、減衰するので、
リバースローラ3の反転時に発生した振動の減衰時間を
短縮すると共に、ブラケット6などの共振現象によるノ
イズ増幅、およびリバースローラ3が高速回転する際に
おけるノイズレベルの上昇を効果的に抑制することがで
きる。
バースローラ3と共に従動軸7上で回転するトルクリミ
ッタ9の外周面に摩擦部材12を圧接させてリバースロ
ーラ3に回転負荷を作用させることより、リバースロー
ラ3が反転動作を繰り返す際の衝撃とそれに伴う振動が
抑制され、かつ振動周波数の上昇に伴うノイズレベルの
上昇、および共振現象によるノイズ増幅が抑制されるの
で、記録紙Pに対する分離給紙時におけるリバースロー
ラ3からのメカニカルノイズを、簡易かつ低コストの摩
擦部材12によって効果的に低減することができる。
に示す従来の自動給紙装置において、リバースローラ3
とフィードローラ10との設置関係を図7の構成と上下
逆にする場合がある。すなわち、例えば図13に示す構
成のように、装置本体15に対して支軸16を中心に回
動可能に支持されたカバー体17内に、前記と同様な構
成のリバースローラユニットを設置し、かつ装置本体1
5側にフィードローラ10を設けるようにし、カバー体
17を支軸16を中心として図において反時計方向に回
動させることによって、リバースローラ3とフィードロ
ーラ10とを離すことにより両者間の空間が広く取れる
ようにし、ローラの交換あるいはジャム紙の処理が容易
に行えるようにすることが考えられる。
ニットと同様な目的にて、摩擦部材12を、トルクリミ
ッタ9の外周面により従動軸7を中心とする半径方向に
おいて、弾性的な復元力によりトルクリミッタ9の外周
面に加圧接触させる構成にすると、次のような問題が生
じるおそれがある。
において何等かの原因により、図13に示すように、リ
バースローラ3とフィードローラ10とが離れると、こ
の状態では駆動ギヤ5と従動ギヤ8とが噛合し、かつ従
動ギヤ8側のトルクリミッタ9に対して摩擦部材12に
よる負荷が加わっているため、動作ロック状態となって
しまう。したがって、カバー体17が閉鎖状態であって
も、ブラケット6はその自重では駆動軸4を中心に回動
することができず、リバースローラ3とフィードローラ
10とが図13に示すように離れたままになる。
ースローラ3とフィードローラ10との間隔Sが用紙の
分離給紙動作に適しない広さになったままで給紙が行わ
れることになり、給紙トラブルを発生させてしまう。
し、摩擦部材を用いてリバースローラの動作時における
メカニカルノイズの発生を防止することができるように
すると共に、リバースローラとフィードローラ間に隙間
が生じないようにした用紙分離給紙装置を提供すること
にある。
め、本発明の用紙分離給紙装置は、トルク伝達制御部材
を介して用紙搬送方向に対して逆回転方向のトルクが伝
達されるリバースローラと、用紙搬送方向のトルクが伝
達され、前記リバースローラと共に用紙を1枚ずつ分離
給紙するためのローラ対を構成するフィードローラと、
前記リバースローラを従動ギヤと共に従動軸により一端
部に回転可能に支持し、かつ他端部に前記従動ギヤと噛
合する駆動ギヤを回転可能に支持する駆動軸が設けられ
たブラケットを備え、さらに前記駆動軸を中心にしてブ
ラケットが回動することによって前記フィードローラの
上部に前記リバースローラが接するように構成された用
紙分離給紙装置であって、前記リバースローラあるいは
前記従動軸にてリバースローラと共に回転する部材の少
なくとも一部に回転負荷を加えるための摩擦部材と、前
記ブラケットがフィードローラとリバースローラとが接
する方向へ移動するときに前記駆動ギヤを自由にする一
方向クラッチを備えたものであり、この構成によって、
摩擦部材による回転負荷がリバースローラの反転時にお
いてトルク伝達制御部材を鈍く回転追従するように作用
させ、リバースローラが搬送方向から逆搬送方向に反転
する際の過渡期間を遅延させるので、リバースローラの
反転時に発生する衝撃を抑制でき、さらに摩擦部材がリ
バースローラからの振動を吸収し、減衰することができ
るため、リバースローラ動作時におけるメカニカルノイ
ズの発生を減少させることができる。さらに一方向クラ
ッチによって、フィードローラとリバースローラとが接
する方向へ移動するときには駆動ギヤが自由な状態にな
るため、何等かの原因によりフィードローラとリバース
ローラとが離れても、互いに接する状態に容易に復帰す
ることができる。
用紙分離給紙装置を原稿の給紙部に設置したものであ
り、前記用紙分離給紙装置と同様な作用効果を奏して、
メカニカルノイズの少ない良好な原稿の給紙が長期にわ
たって行われる。
ついて図面を参照しながら説明する。なお、図7〜図1
4にて説明した部材に対応する部材には同一符号を付し
て詳しい説明は省略する。
の原稿読取装置の構成図であり、装置本体21の上部に
設置された原稿セット台22における用紙搬送方向の下
流側には、原稿セット台22にセットされる原稿を給紙
するためのピックアップローラ2が設けられ、さらにそ
の下流側には順に、給紙されてきた原稿を1枚ずつ分離
搬送するための後述する用紙分離給紙部23,原稿情報
を光学的に読み取る公知の光学式読取センサ24,原稿
を光学式読取センサ24に搬送する読取ローラ25,原
稿を排紙部26に排出する排紙ローラ27が設置されて
いる。なお、図中において原稿の搬送路を矢印Dにて示
す。
分を詳細に示す分解斜視図であり、30は装置本体21
の上部に設置された収納部であって、この収納部30
は、装置本体21に対して排紙ローラ27の一方におけ
る支軸27aに回動可能に支持されたカバー体17を備
え、カバー体17には、リバースローラ3,読取ローラ
25の一方,排紙ローラ27の一方などが保持されてい
る。さらにカバー体17の両側には保持枠体31が設置
され、この保持枠体31に回動可能に支持された駆動軸
4の略中央にブラケット6が固定されており、このブラ
ケット6にリバースローラ3が設置されている。駆動軸
4の一端部には、駆動軸4を外部からも回動させること
ができるように、摘み32が取り付けられている。
を有し、各腕部33の一端部には駆動軸4が固定され、
各腕部33の他端部には係止溝34が形成されている。
各係止溝34の開口34aから、リバースローラ3の両
端から突出した従動軸7が溝内部に着脱可能に嵌入され
る。
バースローラユニット部分の側面断面図、図4のリバー
スローラユニット部分の底面側を示す斜視図のように、
リバースローラ3およびブラケット6などからなるリバ
ースローラユニットは、駆動軸4に固定された駆動ギヤ
5と、従動軸7に嵌挿された従動ギヤ8およびトルクリ
ミッタ9とを前記図7などによって説明したのと同様の
関係で設置している。
2と共に付勢板36に止着されたシール部材である。こ
のシール部材35は、摩擦部材12よりも柔軟性に富
み、かつ十分な弾性を有した材料、例えばスポンジなど
によって摩擦部材12より厚い形状に形成されており、
摩擦部材12の回転方向に対する両端にそれぞれ隣接す
るように設置されている。また、シール部材35は、軸
方向においての幅が摩擦部材12と同じか、僅かに広く
なるように形成され、摩擦部材12の両端面全体を覆う
ように配置される。
部材12をトルクリミッタ9の外周面に加圧接触させ、
さらにシール部材35をトルクリミッタ9の外周面に加
圧接触させる。この際、一対のシール部材35は、それ
ぞれ幅方向においてトルクリミッタ9との間に隙間がで
きないように、圧縮変形した状態でトルクリミッタ9の
外周面に密着する。
面に摩擦部材12を圧接させてリバースローラ3に回転
負荷を作用させることより、リバースローラ3が反転動
作を繰り返す際の衝撃とそれに伴う振動が抑制され、か
つ振動周波数の上昇に伴うノイズレベルの上昇、および
共振現象によるノイズ増幅が抑制されるので、記録紙P
に対する分離給紙時におけるリバースローラ3からのメ
カニカルノイズを、簡易かつ低コストの摩擦部材12に
よって効果的に低減することができる。
ーラ3に対する回転方向の両端部にシール部材35をそ
れぞれ隣接させ、このシール部材35を、トルクリミッ
タ9の外周面に密着させたことにより、摩擦部材12と
トルクリミッタ9の外周面との間に、紙粉や塵埃などの
異物が侵入することが防止されるので、このような異物
の影響によって摩擦部材12のリバースローラ3に対す
る回転負荷の変動が防止され、リバースローラ3からの
メカニカルノイズを低減する効果を長期にわたって安
定,維持することができる。
び図5のリバースローラユニットの平面図に示すよう
に、駆動ギヤ5を一方向のみ回転をフリーにするワンウ
エイ・クラッチ40が駆動軸4に設けられている。この
ワンウエイ・クラッチ40は、本例では、図6に示すよ
うに、駆動ギヤ5の時計方向への回転をフリーにし、反
時計方向への回転に関しては駆動ギヤ5が駆動軸4と共
に回転するようにロックされる構成になっている。
がロック状態になって駆動軸4と共に回転するため、従
動ギヤ8を駆動させる方向の回転は正常に伝達され、し
かも摩擦部材12による作用効果を支障なく得ることが
できる。そして、例えば、図14に示したように、カバ
ー体17を開閉したときなどに、何らかの原因によって
リバースローラ3とフィードローラ10とが離れたとき
には、摩擦部材12の摩擦力が加わっている状態であっ
ても、搬送方向とは逆方向の駆動ギヤ5と従動ギヤ8の
回転はフリーとなるため、リバースローラ3とブラケッ
ト6との自重によって、ブラケット6は駆動軸4を中心
にしてフィードローラ10へと回動することができ、よ
って、この回動によりリバースローラ3とフィードロー
ラ10とは所定の圧力にて接触することになる。
させるため摩擦部材12などを設ける構成を採用して
も、リバースローラ3とフィードローラ10とが不用意
に離れたときには、リバースローラ3がフィードローラ
10側に円滑に移動して、両ローラ3,10におけるニ
ップが再び適正な間隔になるため、長期にわたって良好
な用紙分離給紙動作が行われることになる。
摩擦部材によってリバースローラが搬送方向から逆搬送
方向に反転する際の過渡期間を遅延させることにより、
リバースローラの反転時に発生する衝撃を抑制でき、さ
らに摩擦部材がリバースローラからの振動を吸収し、減
衰させることができるため、リバースローラ動作時にお
けるメカニカルノイズの発生を減少させることができ、
さらに、摩擦部材による負荷があっても、一方向クラッ
チによって駆動ギヤを自由な状態にさせることによっ
て、何等かの原因によりフィードローラとリバースロー
ラとが離れても、容易に互いに接する状態に復帰するこ
とができるなど、長期にわたって安定かつ円滑な用紙
(原稿)分離給紙が行われる。
分解斜視図
装置の構成図
ニット部分の側面断面図
ニット部分の底面側を示す斜視図
ニットの平面図
ッチの動作の説明図
側面断面図
斜視図
斜視図
面図
分離給紙動作の説明図
例を示す断面図
装置に設置した例を示す側面断面図
説明図
Claims (2)
- 【請求項1】 トルク伝達制御部材を介して用紙搬送方
向に対して逆回転方向のトルクが伝達されるリバースロ
ーラと、用紙搬送方向のトルクが伝達され、前記リバー
スローラと共に用紙を1枚ずつ分離給紙するためのロー
ラ対を構成するフィードローラと、前記リバースローラ
を従動ギヤと共に従動軸により一端部に回転可能に支持
し、かつ他端部に前記従動ギヤと噛合する駆動ギヤを回
転可能に支持する駆動軸が設けられたブラケットを備
え、さらに前記駆動軸を中心にしてブラケットが回動す
ることによって前記フィードローラの上部に前記リバー
スローラが接するように構成された用紙分離給紙装置で
あって、 前記リバースローラあるいは前記従動軸にてリバースロ
ーラと共に回転する部材の少なくとも一部に回転負荷を
加えるための摩擦部材と、前記ブラケットがフィードロ
ーラとリバースローラとが接する方向へ移動するときに
前記駆動ギヤを自由にする一方向クラッチを備えたこと
を特徴とする用紙分離給紙装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の用紙分離給紙装置を原稿
の給紙部に設置したことを特徴とする原稿読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33583197A JP3535718B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 用紙分離給紙装置および原稿読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33583197A JP3535718B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 用紙分離給紙装置および原稿読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11165892A JPH11165892A (ja) | 1999-06-22 |
JP3535718B2 true JP3535718B2 (ja) | 2004-06-07 |
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ID=18292901
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP33583197A Expired - Fee Related JP3535718B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 用紙分離給紙装置および原稿読取装置 |
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JP (1) | JP3535718B2 (ja) |
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1997
- 1997-12-05 JP JP33583197A patent/JP3535718B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11165892A (ja) | 1999-06-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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