JP3534851B2 - レゾネータアッパ部付ダクトの製造方法 - Google Patents

レゾネータアッパ部付ダクトの製造方法

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JP3534851B2 JP27903294A JP27903294A JP3534851B2 JP 3534851 B2 JP3534851 B2 JP 3534851B2 JP 27903294 A JP27903294 A JP 27903294A JP 27903294 A JP27903294 A JP 27903294A JP 3534851 B2 JP3534851 B2 JP 3534851B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は消音機能を有するレゾ
ネータのレゾネータ本体が結合されるレゾネータアッパ
部がダクト本体に一体状に連接された構造を有するレゾ
ネータアッパ部付ダクトの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては例えば特開昭58−
185228号公報、特開昭60−199632号公報
がある。この両公報には中空体の周胴面に中空体の軸心
と平行な方向へ延びる突起が連接された突起付きブロー
製品の製造方法、および、短管の周胴面に短管の軸心と
直交する方向へ延びるフランジが連接されたフランジ付
管体の製造方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記両公報に開示され
た方法によって突起付ブロー製品あるいはフランジ付管
体を作成した場合には別の容器体を取付ける取付け態様
が限定される問題や、別の容器体を結合する結合面の大
きさが制限される問題がある。本発明は、レゾネータ
ッパ部付ダクトにおいてレゾネータ本体結合される
合面の大きさを拡大し、レゾネータ本体を結合するとき
の自由度を拡大すること、及びレゾネータアッパ部付ダ
クトの部品点数を節減して製品コストを低減することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、主キ
ャビティと、この主キャビティに連通部を介して連通さ
れる副キャビティとを備える上型及び下型と、前記副キ
ャビティ内で前記主キャビティ側に進動可能に構成され
た加圧部材を備える圧縮機構とを使用してレゾネータア
ッパ部付ダクトをブロー成形するレゾネータアッパ部付
ダクトの製造方法であって、筒形状に吐出されたパリソ
ンを前記主キャビティ、連通部及び副キャビティに跨る
ように前記下型にセットする工程と、前記上型と下型と
を型締めした後、エアをパリソン内に吹き込んでレゾネ
ータアッパ部付ダクトのダクト本体及びこのダクト本体
に連接された連通管を前記主キャビティ内及び前記連通
部内で成形する工程と、パリソン内にエアを吹き込む
前、若しくは吹き込んだ後、若しくは吹き込むのと同時
に、前記圧縮機構の加圧部材を前記副キャビティ内で主
キャビティ側に進動させて、前記パリソンのうちで前記
副キャビティ内に装入された部位を加圧し、前記加圧部
材と前記副キャビティ内の受圧成形面との間で前記パリ
ソンの一部を挟圧してフランジ部を形成する工程と、前
記フランジ部に囲まれた部分であって、前記加圧部材と
前記受圧成形面とに挟圧されなかった前記パリソンの非
圧縮部を切除する工程とを有している。
【0005】この発明によると、レゾネータアッパ部付
ダクト全体を1成形素材によって作成することができ、
複数の部材を結合する必要がないので、部品点数を少な
くして製品コストを節減することができる。また、レゾ
ネータアッパ部付ダクトのフランジ部がダクト本体から
離れた位置でダクト本体の軸心と平行に設置されたレゾ
ネータアッパ部付ダクトを作成することができるので、
多様な形状のレゾネータ本体をダクト本体の形状によっ
て阻害されずにフランジ部に結合することができる。こ
のため、レゾネータ本体をダクト本体に結合する際の結
合態様の自由度を拡大して、複雑な形状を有するレゾネ
ータ本体をフランジ部に結合することができるととも
に、レゾネータ本体を結合するためのフランジ部の有効
結合面積を拡大することができる。
【0006】請求項2の発明は、主キャビティと、この
主キャビティに連通部を介して連通される副キャビティ
とを備える上型及び下型と、前記副キャビティ内で前記
主キャビティ側に進動可能に構成された加圧部材を備え
る圧縮機構とを使用してレゾネータアッパ部付ダクトを
ブロー成形するレゾネータアッパ部付ダクトの製造方法
であって、筒形状に吐出されたパリソンを前記主キャビ
ティ、連通部及び副キャビティに跨るように前記下型に
セットするとともに、全体あるいは片側が半溶融状態の
樹脂板を、この樹脂板が前記副キャビティ内で前記パリ
ソンと前記圧縮機構の加圧部材との間に配置されるよう
に前記下型にセットする工程と、前記上型と下型とを型
締めした後、エアをパリソン内に吹き込んでレゾネータ
アッパ部付ダクトのダクト本体及びこのダクト本体に連
接された連通管を前記主キャビティ内及び前記連通部内
で成形する工程と、パリソン内にエアを吹き込む前、若
しくは吹き込んだ後、若しくは吹き込むのと同時に、前
記加圧部材を前記副キャビティ内で主キャビティ側に進
動させて、前記樹脂板を加圧し、前記加圧部材と前記副
キャビティ内の受圧成形面との間で前記樹脂板の一部、
あるいは前記樹脂板及びパリソンの一部を挟圧してフラ
ンジ部を形成する工程と、前記フランジ部に囲まれた部
分であって、前記加圧部材と前記受圧成形面とに挟圧さ
れなかった前記樹脂板及びパリソンの非圧縮部を切除す
る工程とを有している。
【0007】この発明によると、フランジ部の大きさが
任意の大きさに拡大されたレゾネータアッパ部付ダクト
を作製することができ、大きな容積を有するレゾネータ
本体をフランジ部に結合できるとともに、レゾネータア
ッパ部付ダクトへのレゾネータ本体の結合状態を強化お
よび安定化することができる。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【実施例】次に、本発明の1実施例を図1〜図8にした
がって説明する。レゾネータアッパ部付ダクトDは熱可
塑性合成樹脂材によって形成され、このレゾネータアッ
パ部付ダクトDには円筒状のダクト本体1と、このダク
ト本体1の下端中央部付近に一体状に連接されてレゾネ
ータ本体Hが溶着によって結合されるレゾネータアッパ
部2とが形成されている。
【0012】レゾネータアッパ部2にはダクト本体1か
ら離れた位置でダクト本体1の軸心と平行に設置されて
中央部に連通口3aが開口され、レゾネータ本体Hの取
付け座となる孔あき方形板状のフランジ部3と、ダクト
本体1の中央部とフランジ部3の中央部とにそれぞれ一
体状に連接されてダクト本体1の軸心と直交する軸心を
有し、ダクト体1内とレゾネータ本体H内とを連通する
円筒状の連通管4と、この連通管4の両側方へダクト本
体1の軸方向に沿って延出された1対の帯板状の補強リ
ブ5とが形成されている。但し、レゾネータアッバ部2
がフランジ部3と、連通管4とによって形成される場合
もある。
【0013】次に、本発明の実施に使用する成形装置に
ついて説明する。レゾネータアッパ部付ダクトD用の中
間成形品33を成形する成形装置は水平面に対して若干
傾斜して設置された下型10と、この下型10の上方に
昇降動可能に設置された上型11と、下型10に組付け
られた圧縮機構12とを備えている。
【0014】下型10および上型11には下型10およ
び上型11のパーティング面13の延長面上に配設され
て下型10および上型11の縦断面に垂直な第1の中心
軸aを中心として凹円弧面状に湾曲した形状をそれぞれ
有し、両パーティング面13の内側端縁にそれぞれ連接
された主成形面15が対称状に形成されている。
【0015】下型10および上型11を型締めしたとき
には両主成形面15間には円筒面の一部を軸方向に沿っ
て切除した形状を有し、レゾネータアッパ部付ダクトD
のダクト本体1を成形する主キャビティ20が形成され
る。
【0016】下型10および上型11には第1の中心軸
aに沿って延びる隔壁14がそれぞれ形成され、下型1
0の隔壁14の上端縁および上型11の隔壁14の下端
縁には第1の中心軸aと直交する第2の中心軸bを中心
として円弧面状に湾曲した形状を有し、主成形面15の
内側端縁の中央部に連接されてレゾネータアッパ部2の
連通管4を成形する連通管成形面16と、主成形面15
の内側端縁に連通管成形面16の両側方で連接されてパ
ーティング面13と平行に設置され、レゾネータアッパ
部2の補強リブ5を成形する1対の補強リブ成形面17
とが対称状に形成されている。
【0017】下型10および上型11を型締めすると、
両連通管成形面16間および両補強リブ成形面17間に
はレゾネータアッパ部2の連結管4および補強リブ5を
成形する連通部21が形成される。
【0018】両隔壁14の反主成形面側の壁面には連通
管成形面16および補強リブ成形面17の内側端縁にそ
れぞれ連接され、パーティング面13に垂直で第1の中
心軸aと平行に設置された受圧成形面18が対称状に形
成されている。
【0019】下型10および上型11には両受圧成形面
18の下端縁および上端縁に直交状に連接されてパーテ
ィング面13と平行に設置された摺動面19が平行状に
形成され、両摺動面19間には型締め時に連通部21を
介して主キャビティ20に連通されてレゾネータアッパ
部2のフランジ部成形用の板部31を成形する副キャビ
ティ22が主キャビティ20から両隔壁14を隔てて形
成される。
【0020】型締め時の両摺動面19間の間隔は型締め
時の両主成形面15の底部間の間隔より拡大されてい
る。
【0021】圧縮機構12は下型10の一側面に固定さ
れたベース25と、第1の中心軸aと直交する方向で第
2の中心軸bと平行な方向へ進退動するピストンロッド
26aを有し、ベース25上に設置された圧縮シリンダ
26と、この圧縮シリンダ26のピストンロッド26a
の先端に結合された方形板状の加圧部材27とを備えて
いる。
【0022】加圧部材27は下型10の摺動面19上に
摺動可能に設置され、型締め時には両摺動面19に密接
して両摺動面19間に挟み込まれた状態で副キャビティ
22内に両キャビティ20,22の配列方向への摺動可
能に装入される。
【0023】次に、上記した成形装置を使用してレゾネ
ータアッパ部付ダクトD用の中間成形品33を成形する
方法について説明する。始めに、ブロー成形機のヘッド
30から押し出されて筒形状に成形された半溶融状態の
パリソンPを、その長さ方向が主成形面15の長さ方向
と一致するようにして第1の中心軸aに沿って下型10
上にセットする。このとき、パリソンPを、その長さ方
向の中央部付近が型締め時に主キャビティ20内と副キ
ャビティ22内とに跨って装入されるようにして下型1
0にセットする。
【0024】この状態で、下型10および上型11を型
締めしてから、エアをパリソンP内へ吹き込み、パリソ
ンPのうち、主キャビティ20内および連通部21内に
装入された部位P1を、両主成形面15および両連通管
成形面16に押しつけかつ両補強リブ成形面17間で挟
圧すると、主キャビティ20内でダクト本体1が成形さ
れて連通部21内で連通管4および両補強リブ5がブロ
ー成形される。
【0025】また、エアをパリソンP内へ吹き込む前、
若しくは吹き込んだ後、若しくは吹き込むと同時に圧縮
シリンダ26のピストンロッド26aを進動させて加圧
部材27を主キャビティ20側へ進動させ、パリソンP
のうち、副キャビティ22内に装入された副キャビティ
内部位P2を加圧部材27によってパリソンPの断面方
向へ加圧する。
【0026】パリソンPの副キャビティ内部位P2が加
圧部材27によって加圧されると、加圧部材27の加圧
面27aと、両隔壁14の受圧成形面18との間で挟圧
されて押し潰され、2つ折れ状に圧縮変形したフランジ
部3と、パリソンPの副キャビティ内部位P2の一部が
加圧部材27の加圧面27aの中央部に非圧縮状態で押
しつけられて平坦状に変形し、フランジ部3で囲まれた
非圧縮部32とを有する板部31が成形されてレゾネー
タアッパ部付ダクト用の中間成形品33が作製される。
【0027】次に、中間成形品33を成形装置から取出
し、中間成形品33の板部31を孔あけ加工して板部3
1から非圧縮部32を切除すると、レゾネータアッパ部
2のフランジ部3を作製してレゾネータアッパ部付ダク
トDを製造することができる。
【0028】続いて、上記した構成を有する第1実施例
の作用と効果を説明する。本例では、筒形状に吐出され
たパリソンPを、このパリソンPの一部が下型10と上
型11との間に型締め時に形成される主キャビティ20
内と、この主キャビティ20に連通部21を介して連通
される副キャビティ22内とに跨って装入されるように
して下型10にセットした状態で型締めしてから、エア
をパリソンP内に吹き込んでレゾネータアッパ部付ダク
トDのダクト本体1およびこのダクト本体1に連接され
た連通管4を主キャビティ20内および連通部21内で
成形するとともに、型締め時に副キャビティ22内に装
入されるように設置された加圧部材27を、主キャビテ
ィ20側へ進動させてパリソンPのうち、副キャビティ
22内に装入された部位P2を加圧し、加圧部材27
と、両キャビティ20,22間の隔壁14との間で挟圧
されて圧縮変形したフランジ部3と、加圧部材27に非
圧縮状態で押しつけられた非圧縮部32とが連接された
板部31を成形し、次に、この板部31から非圧縮部3
2を切除してレゾネータアッパ部2を作製するように構
成してある。
【0029】このため、レゾネータアッパ部付ダクトD
全体を1成形素材によって作製することができ、複数の
部材を結合する必要がないので、部品点数を低減して製
品コストを節減することができる。
【0030】また、レゾネータアッパ部2のフランジ部
3がダクト本体1から離れた位置でダクト本体1の軸心
と並行に設置されたレゾネータアッパ部付ダクトDを作
製することができるので、多様な形状のレゾネータ本体
Hをダクト本体1の形状によって阻害されずにフランジ
部3に結合することができ、レゾネータ本体Hをダクト
本体1に結合する結合態様の自由度を拡大して複雑な形
状を有するレゾネータ本体Hをフランジ部3に結合する
ことができるとともに、レゾネータ本体Hを結合するた
めのフランジ部3の有効結合面積を拡大することができ
る。
【0031】次に、図9〜図12に示す本発明の第2実
施例について説明すると、本例では始めに、ブロー成形
されたパリソンPを、このパリソンPの一部が型締め時
に主キャビティ20内と副キャビティ22内とに跨って
装入されるようにして下型10にセットし、さらに、長
さおよび高さが加圧部材27の加圧面27aの長さおよ
び高さより若干短縮された形状を有する方形板状で、全
体乃至片側が半溶融状態の樹脂板35を、この樹脂板3
5がパリソンPと加圧部材27との間に設置されるよう
にして下型10の摺動面19上にセットしてから、下型
10および上型11を型締めする。
【0032】型締め後、エアをパリソンP内に吹き込
み、主キャビティ20内でダクト本体1を成形して連通
部21内で連通管4および補強リブ5を成形する。
【0033】また、エアをパリソンP内に吹き込む前、
若しくは吹き込んだ後、若しくは吹き込むと同時に加圧
部材27を主キャビティ20側へ進動させ、パリソンP
の副キャビティ内装入部位P2および樹脂板35を加圧
部材27によって加圧する。
【0034】副キャビティ内装入部位P2および樹脂板
35が加圧部材27によって加圧されると、受圧成形面
18と加圧部材27の加圧面27aとの間で挟圧されて
圧縮した樹脂板35の圧縮部位と、受圧成形面18と加
圧面27aとの間で挟圧されて圧縮したパリソンPの圧
縮部位とが接合されて形成されたフランジ部3Aと、パ
リソンPの非圧縮部位と樹脂板35の非圧縮部位とが接
合状態で重ね合わされて形成された非圧縮部32Aとを
有する板部31Aが成形されて中間成形品33Aが作製
される。
【0035】次に、中間成形品33Aを成形装置から取
出し、中間成形品33Aの板部31Aを孔あけ加工して
板部31Aから非圧縮部32Aを切除すると、レゾネー
タアッパ部2のフランジ部3Aを作製してレゾネータア
ッパ部付ダクトDを製造することができる。
【0036】次に、図13〜図15に示す第3実施例に
ついて説明すると、本例ではレゾネータアッパ部2Bが
フランジ部3Bと、連通管部4とによって形成されたレ
ゾネータアッパ部付ダクトDを製造するに際し、始めに
吐出されたパリソンPを、このパリソンPのほぼ全体が
型締め時に主キャビティ20および連通部21内に装入
されてパリソンPの一部が副キャビティ22内に突出さ
れるようにして下型10上にセットし、さらに、第2実
施例の樹脂板35と同様な樹脂板35を、パリソンPと
加圧部材27との間で下型10の摺動面19上にセット
してから下型10と上型11とを型締めする。
【0037】型締め後、エアをパリソンP内に吹き込
み、主キャビティ20内でダクト本体1を成形して連通
部21内で連通管4を成形する。
【0038】また、加圧部材27を主キャビティ20側
へ進動させて樹脂板35およびパリソンPの一部を加圧
部材27によって加圧する。
【0039】樹脂板35およびパリソンPの一部を加圧
部材27によって加圧すると、受圧成形面18と加圧面
27aとの間で挟圧されて圧縮した樹脂板35の圧縮部
位によって形成されたフランジ部3Bと、加圧部材27
の中央部に押しつけられた樹脂板35の非圧縮部位およ
びパリソンPの非圧縮部位が重ね合わされて形成された
非圧縮部32Bとを有する板部31Bが成形されて中間
成形品33Bが作製される。
【0040】次に、中間成形品33Bを成形装置から取
出し、中間成形品33Bの板部31Bを孔あけ加工して
非圧縮部32Bを切除すると、レゾネータアッパ部2の
フランジ部3Bを作製してレゾネータアッパ部付ダクト
Dを製造することができる。
【0041】第2実施例、第3実施例の方法によれば、
フランジ部3A,3Bの大きさが任意の大きさに拡大さ
れたレゾネータアッパ部付ダクトDを作製することがで
き、大きな容積を有するレゾネータ本体Hをフランジ部
3A,3Bに結合することができるとともにレゾネータ
アッパ部2へのレゾネータ本体Hの結合状態を強化およ
び安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のレゾネータアッパ部付ダ
クトの側面図である。
【図2】図1のX1−X1線矢視図である。
【図3】図1のX2−X2線拡大断面図である。
【図4】図1のX3−X3線拡大断面図である。
【図5】成型装置の要部の斜視図である。
【図6】図7(B)のX4−X4線矢視図である。
【図7】第1実施例の中間成形品の連通管付近の成形過
程を順に示す成形装置の要部の縦断面図である。
【図8】同じく、中間成形品の補強リブ付近の成形過程
を順に示す成形装置の要部の縦断面図である。
【図9】第2実施例の中間成形品の連通管付近の成形過
程を示す成形装置の要部の縦断面図である。
【図10】第2実施例の中間成形品の側面図である。
【図11】図10のX5−X5線拡大断面図である。
【図12】図10のX6−X6線拡大断面図である。
【図13】第3実施例のレゾネータアッパ部付ダクトの
側面図である。
【図14】図13のX7−X7線矢視図である。
【図15】第3実施例の中間成形品の成形過程を示す成
形装置の要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ダクト本体 2 レゾネータアッパ部 3,3A,3B フランジ部 4 連通管 5 補強リブ 10 下型 11 上型 20 主キャビティ 21 連通部 22 副キャビティ 27 加圧部材 31,31A,31B 板部 32,32A,32B 非圧縮部 33,33A,33B 中間成形品 35 樹脂板 D レゾネータアッパ部付ダクト P パリソン
フロントページの続き (72)発明者 山本 孝 愛知県刈谷市豊田町1丁目1番地 豊田 紡織株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−131431(JP,A) 特開 昭61−95926(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 49/00 - 49/80

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主キャビティと、この主キャビティに連
    通部を介して連通される副キャビティとを備える上型及
    び下型と、前記副キャビティ内で前記主キャビティ側に
    進動可能に構成された加圧部材を備える圧縮機構とを使
    用してレゾネータアッパ部付ダクトをブロー成形するレ
    ゾネータアッパ部付ダクトの製造方法であって、 筒形状に吐出されたパリソンを前記主キャビティ、連通
    部及び副キャビティに跨るように前記下型にセットする
    工程と、 前記上型と下型とを型締めした後、エアをパリソン内に
    吹き込んでレゾネータアッパ部付ダクトのダクト本体及
    びこのダクト本体に連接された連通管を前記主キャビテ
    ィ内及び前記連通部内で成形する工程と、 パリソン内にエアを吹き込む前、若しくは吹き込んだ
    後、若しくは吹き込むのと同時に、前記圧縮機構の加圧
    部材を前記副キャビティ内で主キャビティ側に進動させ
    て、前記パリソンのうちで前記副キャビティ内に装入さ
    れた部位を加圧し、前記加圧部材と前記副キャビティ内
    の受圧成形面との間で前記パリソンの一部を挟圧してフ
    ランジ部を形成する工程と、 前記フランジ部に囲まれた部分であって、前記加圧部材
    と前記受圧成形面とに挟圧されなかった前記パリソンの
    非圧縮部を切除する工程と、 を有することを特徴とするレゾネータアッパ部付ダクト
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 主キャビティと、この主キャビティに連
    通部を介して連通される副キャビティとを備える上型及
    び下型と、前記副キャビティ内で前記主キャビティ側に
    進動可能に構成された加圧部材を備える圧縮機構とを使
    用してレゾネータアッパ部付ダクトをブロー成形するレ
    ゾネータアッパ部付ダクトの製造方法であって、 筒形状に吐出されたパリソンを前記主キャビティ、連通
    部及び副キャビティに跨るように前記下型にセットする
    とともに、全体あるいは片側が半溶融状態の樹脂板を、
    この樹脂板が前記副キャビティ内で前記パリソンと前記
    圧縮機構の加圧部材との間に配置されるように前記下型
    にセットする工程と、 前記上型と下型とを型締めした後、エアをパリソン内に
    吹き込んでレゾネータアッパ部付ダクトのダクト本体及
    びこのダクト本体に連接された連通管を前記主キャビテ
    ィ内及び前記連通部内で成形する工程と、 パリソン内にエアを吹き込む前、若しくは吹き込んだ
    後、若しくは吹き込むのと同時に、前記加圧部材を前記
    副キャビティ内で主キャビティ側に進動させて、前記樹
    脂板を加圧し、前記加圧部材と前記副キャビティ内の受
    圧成形面との間で前記樹脂板の一部、あるいは前記樹脂
    板及びパリソンの一部を挟圧してフランジ部を形成する
    工程と、 前記フランジ部に囲まれた部分であって、前記加圧部材
    と前記受圧成形面とに挟圧されなかった前記樹脂板及び
    パリソンの非圧縮部を切除する工程と、 を有することを特徴とするレゾネータアッパ部付ダクト
    の製造方法。
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