JP3533622B2 - 針状切りくず処理用磁気分離器 - Google Patents
針状切りくず処理用磁気分離器Info
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- B03—SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03C—MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
- B03C1/00—Magnetic separation
- B03C1/02—Magnetic separation acting directly on the substance being separated
- B03C1/10—Magnetic separation acting directly on the substance being separated with cylindrical material carriers
- B03C1/12—Magnetic separation acting directly on the substance being separated with cylindrical material carriers with magnets moving during operation; with movable pole pieces
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D21/00—Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation
- B01D21/0009—Settling tanks making use of electricity or magnetism
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/10—Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明の磁気分離器は，磁性体の
針状切りくずを主体としたスラッジを含有するクーラン
ト，特にシェービング盤に使用したクーラントのリサイ
クル用浄化処理に使用して，該針状切りくずが絞り用ゴ
ムローラに突き刺さり脱水不良を起こす不具合を解消し
て，該スラッジの絞りを常に良好とし，該絞りローラの
長期使用を可能に更新したため，本磁気分離器の稼働効
率を向上させることができた。 【０００２】 【従来の技術】従来の磁気分離器を磁性体の針状切りく
ずを主体としたスラッジを含有するクーラントのリサイ
クル用浄化処理に使用した場合は，図４，図５にその一
例を示すように，磁気回転円筒５２の外周に吸着した磁
性体の針状切りくずが，長手方向の両端にＮ，Ｓの磁極
が出来ており，これが内蔵の固定の磁石群筒５４の，磁
石５５の配列による磁界の方向から起伏状態となり，こ
れが絞りローラ５６で脱水のため押圧される際，そのス
ラッジ中の起立した針状切りくず５７が，絞りローラ５
６の表面のゴム質に突き刺さり，次第に山積みとなって
盛り上がり，該絞りローラ５６の表面がリング状に凹凸
した縞模様５８となって，該スラッジの脱水不良とな
り，絞りローラ５６の頻繁な交換が余儀なく行われてい
た。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】前記のように，磁性体
の針状切りくずを主体としたスラッジを含有するクーラ
ントの浄化に当たり，従来の磁気分離器５１では，これ
の該絞りローラ５６に該針状切りくずが突き刺さり，次
第に山積みとなって盛り上がり，表面が凹凸したリング
状の縞模様５８となって脱水不良となり，該絞りローラ
５６の頻繁な交換を繰り返している状態のため，これの
解消手段が要望されていた。 【０００４】 【課題を解決するための手段】磁性体の針状切り屑を主
体としたスラッジを含有するクーラントから、針状切り
屑を分離するための磁気分離器であって、移送手段の移
送表面に吸着された針状切り屑を所定の移送方向へ移送
する移送手段、移送手段の内側に配設され、移送手段の
移送表面に近接して、帯状に形成された、表面がＮ極
面、Ｓ極面のそれぞれの磁石が、移送手段の移送方向に
対して平行に延び、また、隣り合わせに交互に配列さ
れ、移送手段の移送表面に針状切り屑を吸着する磁気手
段、弾性部材を有し、移送手段の移送表面に吸着された
針状切り屑をプレスし、クーラントと針状切り屑を分離
する絞り手段を備え、針状切り屑が絞り手段により、ク
ーラントと針状切り屑が分離される以前に、磁気手段の
各磁極面の中央部に近接して吸着されて起立している針
状切り屑を倒すために、これの凸部が各磁極面の中央部
に対応するように移送表面から所定の短距離を隔てて対
面し、かつ、絞り手段に近接して移送方向に対して直交
する方向に延びるように配設される、櫛状で磁性体の案
内手段を備えることを特徴とするものである。 【０００５】 【作 用】本発明の磁気分離器は，非磁性回転管内に固
定の磁石群筒を蔵した回転円筒と，半円筒形の底板間を
所定の間隙で形成させた流路内に，磁性体の針状切りく
ずを主体としたスラッジを含有するクーラントを通過さ
せて，該クーラント中の磁性体のスラッジを該固定の磁
石群筒で吸引し，これを回転円筒の外周に吸着させ，更
に絞りローラで該回転円筒の外周に押圧して脱水し排出
処理をする作用において，該回転円筒の外周の磁界の状
況は，該磁石群筒の磁石配列がＮ，Ｓ両極を交互に隣り
合わせになっている場合，磁気が互いに交差しないよう
な最短距離を飛び，又磁気の飛ぶ距離が短い程磁界が強
くなるため，異極の磁石を隣り合わせとし，Ｎ，Ｓ両極
の隣接部分では磁界が強くこれの磁界の方向が該回転円
筒の外周面に対し平行となり，又該磁石の中間部分では
磁界が弱くこの磁界の方向が該回転円筒の外周面に対し
噴出状に起立する。従って該回転円筒の外周面に吸着し
た磁性体の針状切りくずは，その長手方向の両端にＮ，
Ｓの磁極が出来ており，該磁石群筒の各磁石の合わせ目
付近では該回転円筒の外周面に磁界の方向に従った平伏
状態となり，又各磁石の中間部分では該外周面に対し噴
出状に起立状態となり，この起立状態の切りくずが，絞
りローラ手前に設置した本考案の櫛形誘導板で左右側の
平伏状態位置に誘導される。この櫛形誘導板は，該回転
円筒外周面に凸部を不接触ではあるがその先端を近接さ
せた櫛形の磁性体で，複数の凸部を該固定の磁石群筒の
個々の磁石毎の中間部分に，又凹部を該磁石毎の隣接部
分に合致させているので，該磁石により磁化された櫛形
誘導板の凸部と該回転円筒の外周間に磁束のカーテンが
出来，該回転円筒が回転進行すると起立状態に吸着の切
りくずが，該カーテンに邪魔されて，ここに停滞し，左
右側の磁石毎の隣接部分の磁界の強い方へ誘導され，即
ち吸着スラッジが全て平伏状態となって該絞りローラに
押圧されるので，該絞りローラに突き刺さる不具合をお
こすことなく該スラッジの脱水作業が続行される。 【０００６】 【実施例】本発明の針状切りくず処理用磁気分離器の実
施例を，図１，図２及び図３に基づいて説明する。磁気
分離器本体１には，流入口２，流出口３があり，この流
入出口間に，固定の磁石群筒４，これと同心で内壁が該
磁石群筒４と微小空隙で回転する非磁性回転管６の回転
円筒７が収まっている。この回転円筒７の回転軸１２
は，磁気分離器本体１の外部に延びて，ここにスプロケ
ットホイール１３が取り付けられ，また磁気分離器本体
１から出されたブラケット１４に取り付けられた減速機
付モータ１５側の小スプロケットホイール１６と，先の
スプロケットホイール１３の間にチェーン１７が掛けら
れ，該回転円筒７を図示矢印方向に回転駆動している。
そして該回転円筒７と同心で半円筒形の底板９が回転円
筒７の下部に設けられ，該回転円筒７との間に流路８を
形成している。又回転円筒７の上部には絞りローラ１８
が磁気分離器本体１の左右側から立てられた各２本のね
じ棒２２で，各々自由に回転円筒７の放射方向に上下動
が出来るように貫入された絞りローラ受け１０に回転自
在に軸承され，各ねじ棒２２毎のコイルばね２１で常時
回転円筒７の外周を押圧していると共に，回転円筒７の
放射方向に対し絞りローラ軸１１の軸心が所定の範囲内
で伸長出来る。又この絞りローラ１８の手前には櫛形誘
導板２３が磁気分離器本体１の左右側板に支持され，回
転円筒７の外周面に該櫛形誘導板２３の凸部が非接触で
はあるが近接して設置されている。その他掻き落とし板
２０は絞りローラ１８の外周に付着したスラッジの掻き
落とし用であり，流出口３側のスラッジ剥離板１９が回
転円筒７の外周を押圧して吸着スラッジ２５の剥離を行
っている。 【０００７】このような構造の磁気分離器において，磁
性体の針状切りくずを主体としたスラッジを含んだクー
ラントを流入口２から流入させると，該クーラント内の
スラッジが流路８を通過する間に回転円筒７の外周に吸
着され，この吸着スラッジ２５が回転円筒７の回転と共
に矢印方向に運ばれ液面を離れて上昇し，絞りローラ１
８で脱水され，更に回転してスラッジ剥離板１９で回転
円筒７面から剥離され排出される。この際スラッジの針
状切りくずは，該固定の磁石群筒４の磁石２７のＮ，Ｓ
両極の隣接部分２８付近では磁界が強く，これの磁界の
方向に従い回転円筒面に平行な平伏状態の吸着スラッジ
２９となり，又該磁石２７の中間部分３０では磁界が弱
く，これの磁界の方向に従い回転円筒７面から噴出状の
垂直な起立状態の吸着スラッジ３１となり，これが絞り
ローラ１８手前に設置された磁性体の櫛形誘導板２３が
該磁石群筒４の磁石２７により磁化され，この櫛形誘導
板２３の凸部３２と該回転円筒７間に形成される磁束の
カーテン３３に邪魔されて前進出来ずここに停滞スラッ
ジ３４となり、左右側の磁界の強い平伏状態の吸着スラ
ッジ２９の方へ，即ち櫛形誘導板２３の凹部２４側に誘
導されここの平伏状態の吸着スラッジ２９に加わり，絞
りローラ１８へ進んで支障なく脱水作用が続行される。 【０００８】 【発明の効果】本発明の磁気分離器によれば，磁性体の
針状切りくずを主体としたスラッジを含有するクーラン
トのリサイクル用清浄処理に当たり，回転円筒７の外周
に吸着したスラッジ中の針状切りくずが，該固定の磁石
群筒４の磁石２７の配列により起伏する状態に対し，該
絞りローラ１８の手前に磁性体の櫛形誘導板２３を設置
して，該針状切りくずの噴出状の起立状態の吸着スラッ
ジ３１から平伏状態の吸着スラッジ２９の位置に誘導
し，該絞りローラ１８に突き刺さることを防止するの
で，この絞りローラ１８の使用寿命を延長させ，又該ス
ラッジ２５の脱水率を向上させ，該磁気分離器を一層有
効に更新さすことが出来た。
針状切りくずを主体としたスラッジを含有するクーラン
ト，特にシェービング盤に使用したクーラントのリサイ
クル用浄化処理に使用して，該針状切りくずが絞り用ゴ
ムローラに突き刺さり脱水不良を起こす不具合を解消し
て，該スラッジの絞りを常に良好とし，該絞りローラの
長期使用を可能に更新したため，本磁気分離器の稼働効
率を向上させることができた。 【０００２】 【従来の技術】従来の磁気分離器を磁性体の針状切りく
ずを主体としたスラッジを含有するクーラントのリサイ
クル用浄化処理に使用した場合は，図４，図５にその一
例を示すように，磁気回転円筒５２の外周に吸着した磁
性体の針状切りくずが，長手方向の両端にＮ，Ｓの磁極
が出来ており，これが内蔵の固定の磁石群筒５４の，磁
石５５の配列による磁界の方向から起伏状態となり，こ
れが絞りローラ５６で脱水のため押圧される際，そのス
ラッジ中の起立した針状切りくず５７が，絞りローラ５
６の表面のゴム質に突き刺さり，次第に山積みとなって
盛り上がり，該絞りローラ５６の表面がリング状に凹凸
した縞模様５８となって，該スラッジの脱水不良とな
り，絞りローラ５６の頻繁な交換が余儀なく行われてい
た。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】前記のように，磁性体
の針状切りくずを主体としたスラッジを含有するクーラ
ントの浄化に当たり，従来の磁気分離器５１では，これ
の該絞りローラ５６に該針状切りくずが突き刺さり，次
第に山積みとなって盛り上がり，表面が凹凸したリング
状の縞模様５８となって脱水不良となり，該絞りローラ
５６の頻繁な交換を繰り返している状態のため，これの
解消手段が要望されていた。 【０００４】 【課題を解決するための手段】磁性体の針状切り屑を主
体としたスラッジを含有するクーラントから、針状切り
屑を分離するための磁気分離器であって、移送手段の移
送表面に吸着された針状切り屑を所定の移送方向へ移送
する移送手段、移送手段の内側に配設され、移送手段の
移送表面に近接して、帯状に形成された、表面がＮ極
面、Ｓ極面のそれぞれの磁石が、移送手段の移送方向に
対して平行に延び、また、隣り合わせに交互に配列さ
れ、移送手段の移送表面に針状切り屑を吸着する磁気手
段、弾性部材を有し、移送手段の移送表面に吸着された
針状切り屑をプレスし、クーラントと針状切り屑を分離
する絞り手段を備え、針状切り屑が絞り手段により、ク
ーラントと針状切り屑が分離される以前に、磁気手段の
各磁極面の中央部に近接して吸着されて起立している針
状切り屑を倒すために、これの凸部が各磁極面の中央部
に対応するように移送表面から所定の短距離を隔てて対
面し、かつ、絞り手段に近接して移送方向に対して直交
する方向に延びるように配設される、櫛状で磁性体の案
内手段を備えることを特徴とするものである。 【０００５】 【作 用】本発明の磁気分離器は，非磁性回転管内に固
定の磁石群筒を蔵した回転円筒と，半円筒形の底板間を
所定の間隙で形成させた流路内に，磁性体の針状切りく
ずを主体としたスラッジを含有するクーラントを通過さ
せて，該クーラント中の磁性体のスラッジを該固定の磁
石群筒で吸引し，これを回転円筒の外周に吸着させ，更
に絞りローラで該回転円筒の外周に押圧して脱水し排出
処理をする作用において，該回転円筒の外周の磁界の状
況は，該磁石群筒の磁石配列がＮ，Ｓ両極を交互に隣り
合わせになっている場合，磁気が互いに交差しないよう
な最短距離を飛び，又磁気の飛ぶ距離が短い程磁界が強
くなるため，異極の磁石を隣り合わせとし，Ｎ，Ｓ両極
の隣接部分では磁界が強くこれの磁界の方向が該回転円
筒の外周面に対し平行となり，又該磁石の中間部分では
磁界が弱くこの磁界の方向が該回転円筒の外周面に対し
噴出状に起立する。従って該回転円筒の外周面に吸着し
た磁性体の針状切りくずは，その長手方向の両端にＮ，
Ｓの磁極が出来ており，該磁石群筒の各磁石の合わせ目
付近では該回転円筒の外周面に磁界の方向に従った平伏
状態となり，又各磁石の中間部分では該外周面に対し噴
出状に起立状態となり，この起立状態の切りくずが，絞
りローラ手前に設置した本考案の櫛形誘導板で左右側の
平伏状態位置に誘導される。この櫛形誘導板は，該回転
円筒外周面に凸部を不接触ではあるがその先端を近接さ
せた櫛形の磁性体で，複数の凸部を該固定の磁石群筒の
個々の磁石毎の中間部分に，又凹部を該磁石毎の隣接部
分に合致させているので，該磁石により磁化された櫛形
誘導板の凸部と該回転円筒の外周間に磁束のカーテンが
出来，該回転円筒が回転進行すると起立状態に吸着の切
りくずが，該カーテンに邪魔されて，ここに停滞し，左
右側の磁石毎の隣接部分の磁界の強い方へ誘導され，即
ち吸着スラッジが全て平伏状態となって該絞りローラに
押圧されるので，該絞りローラに突き刺さる不具合をお
こすことなく該スラッジの脱水作業が続行される。 【０００６】 【実施例】本発明の針状切りくず処理用磁気分離器の実
施例を，図１，図２及び図３に基づいて説明する。磁気
分離器本体１には，流入口２，流出口３があり，この流
入出口間に，固定の磁石群筒４，これと同心で内壁が該
磁石群筒４と微小空隙で回転する非磁性回転管６の回転
円筒７が収まっている。この回転円筒７の回転軸１２
は，磁気分離器本体１の外部に延びて，ここにスプロケ
ットホイール１３が取り付けられ，また磁気分離器本体
１から出されたブラケット１４に取り付けられた減速機
付モータ１５側の小スプロケットホイール１６と，先の
スプロケットホイール１３の間にチェーン１７が掛けら
れ，該回転円筒７を図示矢印方向に回転駆動している。
そして該回転円筒７と同心で半円筒形の底板９が回転円
筒７の下部に設けられ，該回転円筒７との間に流路８を
形成している。又回転円筒７の上部には絞りローラ１８
が磁気分離器本体１の左右側から立てられた各２本のね
じ棒２２で，各々自由に回転円筒７の放射方向に上下動
が出来るように貫入された絞りローラ受け１０に回転自
在に軸承され，各ねじ棒２２毎のコイルばね２１で常時
回転円筒７の外周を押圧していると共に，回転円筒７の
放射方向に対し絞りローラ軸１１の軸心が所定の範囲内
で伸長出来る。又この絞りローラ１８の手前には櫛形誘
導板２３が磁気分離器本体１の左右側板に支持され，回
転円筒７の外周面に該櫛形誘導板２３の凸部が非接触で
はあるが近接して設置されている。その他掻き落とし板
２０は絞りローラ１８の外周に付着したスラッジの掻き
落とし用であり，流出口３側のスラッジ剥離板１９が回
転円筒７の外周を押圧して吸着スラッジ２５の剥離を行
っている。 【０００７】このような構造の磁気分離器において，磁
性体の針状切りくずを主体としたスラッジを含んだクー
ラントを流入口２から流入させると，該クーラント内の
スラッジが流路８を通過する間に回転円筒７の外周に吸
着され，この吸着スラッジ２５が回転円筒７の回転と共
に矢印方向に運ばれ液面を離れて上昇し，絞りローラ１
８で脱水され，更に回転してスラッジ剥離板１９で回転
円筒７面から剥離され排出される。この際スラッジの針
状切りくずは，該固定の磁石群筒４の磁石２７のＮ，Ｓ
両極の隣接部分２８付近では磁界が強く，これの磁界の
方向に従い回転円筒面に平行な平伏状態の吸着スラッジ
２９となり，又該磁石２７の中間部分３０では磁界が弱
く，これの磁界の方向に従い回転円筒７面から噴出状の
垂直な起立状態の吸着スラッジ３１となり，これが絞り
ローラ１８手前に設置された磁性体の櫛形誘導板２３が
該磁石群筒４の磁石２７により磁化され，この櫛形誘導
板２３の凸部３２と該回転円筒７間に形成される磁束の
カーテン３３に邪魔されて前進出来ずここに停滞スラッ
ジ３４となり、左右側の磁界の強い平伏状態の吸着スラ
ッジ２９の方へ，即ち櫛形誘導板２３の凹部２４側に誘
導されここの平伏状態の吸着スラッジ２９に加わり，絞
りローラ１８へ進んで支障なく脱水作用が続行される。 【０００８】 【発明の効果】本発明の磁気分離器によれば，磁性体の
針状切りくずを主体としたスラッジを含有するクーラン
トのリサイクル用清浄処理に当たり，回転円筒７の外周
に吸着したスラッジ中の針状切りくずが，該固定の磁石
群筒４の磁石２７の配列により起伏する状態に対し，該
絞りローラ１８の手前に磁性体の櫛形誘導板２３を設置
して，該針状切りくずの噴出状の起立状態の吸着スラッ
ジ３１から平伏状態の吸着スラッジ２９の位置に誘導
し，該絞りローラ１８に突き刺さることを防止するの
で，この絞りローラ１８の使用寿命を延長させ，又該ス
ラッジ２５の脱水率を向上させ，該磁気分離器を一層有
効に更新さすことが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の針状切りくず処理用磁気分離器の一部
断面を含む正面図 【図２】本考案の針状切りくず処理用磁気分離器の固定
の磁石群筒４の一部断面に，櫛形誘導板２３，絞りロー
ラ１８付近の磁界，スラッジの状態を記入した図 【図３】本考案の針状切りくず処理用磁気分離器の櫛形
誘導板２３，絞りローラ１８付近のＡ矢視方向の斜視図 【図４】従来の磁気分離器の一部断面を含む正面図 【図５】従来の磁気分離器の絞りローラ付近のＢ矢視方
向の斜視図 【符号の説明】 １・・・磁気分離器本体 １２・・・回
転軸 ２・・・流入口 １３・・・ス
プロケットホイール ３・・・流出口 １５・・・減
速機付モータ ４・・・固定の磁石群筒 １７・・・チ
ェーン ５・・・磁界 １８・・・絞
りローラ ６・・ 非磁性回転管 １９・・・ス
ラッジ剥離板 ７・・・磁気回転円筒（回転円筒） ２０・・・掻
き落とし板 ８・・・流路 ２１・・・コ
イルばね ９・・・底板 ２２・・・ね
じ棒 １０・・・絞りローラ受け ２３・・・
櫛形誘導板 １１・・・絞りローラ軸 ２４・・・
凹部 ２５・・・吸着スラッジ ５３・・・
非磁性回転管 ２７・・・磁石 ５４・・・
固定の磁石群筒 ２８・・・Ｎ，Ｓ両極の隣接部 ５５・・・
磁石 ２９・・・平伏状態の吸着スラッジ ５６・・・
絞りローラ ３０・・・磁石の中間部分 ５７・・・
起立した針状切りくず ３１・・・起立状態の吸着スラッジ ５８・・・
リング状の縞模様 ３２・・・凸部 ５９・・・
底板 ３３・・・磁束のカーテン ６０・・・
減速機付モータ ３４・・・停滞スラッジ ６１・・・
スラッジ剥離板 ５１・・・従来の磁気分離器 ６２・・・
平伏した針状切りくず ５２・・・磁気回転円筒 ６３・・・
流路
断面を含む正面図 【図２】本考案の針状切りくず処理用磁気分離器の固定
の磁石群筒４の一部断面に，櫛形誘導板２３，絞りロー
ラ１８付近の磁界，スラッジの状態を記入した図 【図３】本考案の針状切りくず処理用磁気分離器の櫛形
誘導板２３，絞りローラ１８付近のＡ矢視方向の斜視図 【図４】従来の磁気分離器の一部断面を含む正面図 【図５】従来の磁気分離器の絞りローラ付近のＢ矢視方
向の斜視図 【符号の説明】 １・・・磁気分離器本体 １２・・・回
転軸 ２・・・流入口 １３・・・ス
プロケットホイール ３・・・流出口 １５・・・減
速機付モータ ４・・・固定の磁石群筒 １７・・・チ
ェーン ５・・・磁界 １８・・・絞
りローラ ６・・ 非磁性回転管 １９・・・ス
ラッジ剥離板 ７・・・磁気回転円筒（回転円筒） ２０・・・掻
き落とし板 ８・・・流路 ２１・・・コ
イルばね ９・・・底板 ２２・・・ね
じ棒 １０・・・絞りローラ受け ２３・・・
櫛形誘導板 １１・・・絞りローラ軸 ２４・・・
凹部 ２５・・・吸着スラッジ ５３・・・
非磁性回転管 ２７・・・磁石 ５４・・・
固定の磁石群筒 ２８・・・Ｎ，Ｓ両極の隣接部 ５５・・・
磁石 ２９・・・平伏状態の吸着スラッジ ５６・・・
絞りローラ ３０・・・磁石の中間部分 ５７・・・
起立した針状切りくず ３１・・・起立状態の吸着スラッジ ５８・・・
リング状の縞模様 ３２・・・凸部 ５９・・・
底板 ３３・・・磁束のカーテン ６０・・・
減速機付モータ ３４・・・停滞スラッジ ６１・・・
スラッジ剥離板 ５１・・・従来の磁気分離器 ６２・・・
平伏した針状切りくず ５２・・・磁気回転円筒 ６３・・・
流路
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】磁性体の針状切り屑を主体としたスラッジ
を含有するクーラントから、前記針状切り屑を分離する
ための磁気分離器であって、 移送手段の移送表面に吸着された前記針状切り屑を所定
の移送方向へ移送する移送手段、 前記移送手段の内側に配設され、前記移送手段の移送表
面に近接して、帯状に形成された、表面がＮ極面、Ｓ極
面のそれぞれの磁石が、前記移送手段の移送方向に対し
て平行に延び、また、隣り合わせに交互に配列され、前
記移送手段の前記移送表面に前記針状切り屑を吸着する
磁気手段、 弾性部材を有し、前記移送手段の前記移送表面に吸着さ
れた前記針状切り屑をプレスし、前記クーラントと前記
針状切り屑を分離する絞り手段を備え、 前記針状切り屑が前記絞り手段により、前記クーラント
と前記針状切り屑が分離される以前に、前記磁気手段の
前記各磁極面の中央部に近接して吸着されて起立してい
る前記針状切り屑を倒すために、これの凸部が前記中央
部に対応するように前記移送表面から所定の短距離を隔
てて対面し、かつ、前記絞り手段に近接して前記移送方
向に対して直交する方向に延びるように配設される、櫛
状で磁性体の案内手段を備えることを特徴とする磁気分
離器。
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