JP3533562B2 - トノカバーのロック装置 - Google Patents

トノカバーのロック装置

Info

Publication number
JP3533562B2
JP3533562B2 JP22439898A JP22439898A JP3533562B2 JP 3533562 B2 JP3533562 B2 JP 3533562B2 JP 22439898 A JP22439898 A JP 22439898A JP 22439898 A JP22439898 A JP 22439898A JP 3533562 B2 JP3533562 B2 JP 3533562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tonneau cover
striker
lock
lock lever
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22439898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000052870A (ja
Inventor
武司 中島
和泉 堀田
勲 松江
寛 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Piolax Inc
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Piolax Inc
Kasai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Piolax Inc, Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Piolax Inc
Priority to JP22439898A priority Critical patent/JP3533562B2/ja
Publication of JP2000052870A publication Critical patent/JP2000052870A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3533562B2 publication Critical patent/JP3533562B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、RV車の
リアシート後方の荷室内に積載された荷物を隠すトノカ
バーを、荷室の両側壁部に脱着可能にロックするロック
装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ロック装置として、実開平
3−82650号公報に示すものが存する。該従来のロ
ック装置は、具体的には図示しないが、RV車の荷室の
両側壁部に対向する凹状のホルダー盤を設けて、該各ホ
ルダー盤にトノカバーの左右両側部に設けられた取付ピ
ンを嵌入することにより、その取付ピンのロック状態を
得て、荷室内において、トノカバーを水平状態に取り付
けようとするものであるが、その具体的なロック構造
は、L字状のガイド溝を形成した筒状ハウジングをトノ
カバーの左右両側部に設け、該各ハウジング内に上記取
付ピンを圧縮コイルスプリングと一緒に支承して、取付
ピンの先端部を常時ホルダー盤方向に突出させると共
に、取付ピンに連設されている操作レバーを上記ハウジ
ングのガイド溝内に移動可能に臨ましめる構成となって
いる。
【0003】この為、実際に、トノカバーを荷室側に取
り付けようとする場合には、上記操作レバーをガイド溝
のL字状端部に係止すれば、取付ピンの先端部が圧縮コ
イルスプリングの付勢ばね圧に抗してハウジング内に没
するので、斯かる没状態を得た後、各取付ピンを対応す
るホルダー盤に当てがいながら、今度は、逆に、操作レ
バーのガイド溝のL字状端部に対する係止を解くと、取
付ピンの先端部がその付勢ばね圧で自動的にホルダー盤
の内部に嵌入するので、これにより、各取付ピンがホル
ダー盤にロックされると同時に、トノカバーが荷室内に
水平状態をもって取り付けられることとなる。
【0004】又、トノカバーを取り外す場合には、やは
り、操作レバーをガイド溝のL字状端部に係止して、全
ての取付ピンの先端部を同様にハウジング内に没すれ
ば、各取付ピンのホルダー盤に対するロック状態が解除
されるので、これにより、トノカバーの取り外しが可能
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のロック
装置にあっては、必要に応じて、取付ピンをホルダー盤
に対してロックしたり、ロックを解除することで、トノ
カバーを荷室側に取り付けたり取り外したりすることが
可能となるので、それなりの至便さを有することとなる
が、その作業においては、その都度、操作レバーのガイ
ド溝内での移動を得て、全ての取付ピンの先端部をハウ
ジングから個々に出没させなければならないので、取付
ピンのロック及びロック解除が自ずと大変となってしま
う嫌いがあった。又、取付ピンのロック及びロック解除
が大変となることは、これに応じて、必然的に、トノカ
バーの取り付けや取り外しも大変となることは言うまで
もない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯かる従来の
ロック装置が抱える課題を有効に解決するために開発さ
れたもので、請求項1記載の発明は、自動車の荷室にト
ノカバーを脱着可能にロックするロック装置であって、
上記荷室の両側壁部にトノカバーの左右両側部を載置す
る一対の受け部を横設すると共に、該各受け部の上面に
ストライカを立設する一方、トノカバーの各ストライカ
と対応する左右両側部にロック手段を設けて、当該ロッ
ク手段は、上記ストライカと係合する方向に弾発付勢さ
れるロックレバーと、該ロックレバーをその弾発付勢力
に抗して後退させる操作レバーと、上記受け部の上面に
弾接してロックレバーがストライカとの係合を解いた時
にロックレバーを浮き上がらせる弾性体とを有する構成
を採用した。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1を前提と
して、ロック手段のハウジングにストライカを嵌入する
嵌入孔を穿設して、該嵌入孔内にロックレバーの前端部
を臨ましめる構成を採用した。
【0008】
【0009】請求項記載の発明は、自動車の荷室にト
ノカバーを脱着可能にロックするロック装置であって、
上記荷室の両側壁部にトノカバーの左右両側部を載置す
る一対の受け部を横設すると共に、該各受け部の上面に
ストライカを立設する一方、トノカバーの各ストライカ
と対応する左右両側部にロック手段を設けて、当該ロッ
ク手段は、上記トノカバーの左右両側部に固定されるハ
ウジングと、該ハウジング内にスライド可能に支承され
てストライカと係合する方向に弾発付勢されるロックレ
バーと、該ロックレバーに組み付けられてロックレバー
をその弾発付勢力に抗して後退させる操作レバーとを有
し、ハウジングに対しては、その両側壁に操作レバーを
選択的に挿入する一対の挿入窓を形成し、ロックレバー
に対しては、操作レバーを選択的に組み付ける両側面が
開口する組付孔を形成して、その組付孔の両開口部側に
操作レバーを選択的に係止する係止部を形成する構成を
採用した。
【0010】依って、請求項1記載の発明にあっては、
左右のストライカに対してロック手段のロックレバーを
上方より押し付けるだけで、ロックレバーは一旦その弾
発付勢力に抗して後退してから前進してストライカに自
動的に係合するので、これにより、トノカバーは受け部
上に水平状態をもって簡単にロックされ、逆に、ストラ
イカに係合しているロックレバーを操作レバーで後退さ
せると、ロックレバーのストライカに対する係合が解除
されることとなるが、この時には、弾性体の作用で、ロ
ックレバーが浮き上がるので、例え、操作レバーから手
を離したとしても、ストライカに再係合する心配がなく
なって、トノカバーを受け部から簡単に取り外すことが
可能となる。
【0011】請求項2記載の発明にあっては、これに加
えて、ストライカがロック手段のハウジングの嵌入孔内
に嵌入することにより、受け部とストライカの左右の位
置関係が決定されるので、左右のロックレバーのストラ
イカに対する均等な係合及び係合解除状態が得られる。
【0012】
【0013】請求項記載の発明にあっても、左右のス
トライカに対してロック手段のロックレバーを上方より
押し付けるだけで、ロックレバーは一旦その弾発付勢力
に抗して後退してから前進してストライカに自動的に係
合するので、これにより、トノカバーは受け部上に水平
状態をもって簡単にロックされ、逆に、ストライカに係
合しているロックレバーを操作レバーで後退させると、
ロックレバーのストライカに対する係合が解除されて、
トノカバーを簡単に取り外すことが可能となると共に、
操作レバー以外のロック手段の部品は、左右で共用でき
るので、経済的にも構造的にも良好となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する好適な実
施の形態に基づいて詳述すれば、該実施の形態に係るロ
ック装置も、RV車のリアシート後方の荷室内に積載さ
れた荷物を隠すトノカバーを、荷室の両側壁部に脱着可
能にロックするロック装置として開発されたもので、ま
ず、荷室側の構造は、図1に示す如く、荷室の左右両側
壁部に受け部となる対向する一対の受けレール1を横設
すると共に、該各受けレール1の略中央上面に逆U字形
状を呈するストライカ2を個々に立設する構成となって
いる。
【0015】トノカバーC側の構造は、図示する如く、
パネル状を呈する複数の板部3と該各板部3を連結する
薄肉状のヒンジ部4とからなる折畳式で、上記ストライ
カ2と対応する位置にトノカバーC自体の巾寸法よりも
短い1本の角パイプ5を配置して、該角パイプ5の両端
部に後述するロック手段のハウジングを固定する構成と
なっている。尚、この短めの角パイプ5は、板部3同士
の間でヒンジ部4の下面に位置するように設けられて、
手前の板部3を順次ヒンジ部4を介して折り畳むことに
より、その側面が露呈するように設定されている。又、
図中、6は、トノカバーCの前端縁に設けられたネット
である。
【0016】ロック手段Lは、図2に示す如く、ハウジ
ング11とロックレバー12と操作レバー13と圧縮コ
イルスプリング14と弾性体たる一対の弾性ゴム15と
から成り、ハウジング11は、合成樹脂の一体成形品
で、上記した短めの角パイプ5の端部内に差し込まれて
ネジ止めされる基部11aと、トノカバーCの両側面と
面一状態となる箱形の本体部11bとを有するものであ
る。
【0017】そして、図3にも示す如く、前者の基部1
1aに対しては、その高さ方向に複数のネジ孔16を形
成し、後者の本体部11bに対しては、その前端部開口
中央部から内部に至る範囲に上記ロックレバー12をス
ライド可能に支承する収納室17を画成して、該収納室
17の奥壁に圧縮コイルスプリング14の端部を支持す
るボス18を突設すると共に、該ボス18の両側に一対
のガイド孔19を形成する一方、両側壁に操作レバー1
3を選択的に挿入する一対の挿入窓20を上記収納室1
7と直交する状態に形成すると共に、開口側の上下壁の
中央部に上記ストライカ2を嵌入する嵌入孔21A・2
1Bを穿設し、且つ、開口側両側に上記弾性ゴム15を
取り付ける取付孔22を形成する構成となっている。
尚、上記した上下の嵌入孔21A・21Bは、上側21
Aよりも下側21Bの方が大きくなるように設定されて
いるので、ストライカ2を嵌入するガイド性が良好とな
る。
【0018】ロックレバー12は、図4にも示す如く、
前端部下面にストライカ2と摺接するテーパー面23を
積極的に形成し、後端部に上記ガイド孔19内をスライ
ドする2本の脚片24を延設すると共に、中央部の巾方
向に操作レバー13を選択的に組み付ける両側面が開口
する組付孔25を形成して、該組付孔25の上下の対角
線上にスリット26を介して係止部となる弾性係止爪2
7を形成し、且つ、組付孔25の後方に圧縮コイルスプ
リング14の端部を支持するボス28を形成する構成と
なっている。
【0019】操作レバー13は、摘み部13aと細長い
ステー部13bとを有し、ステー部13bには、上記ロ
ックレバー12の組付孔25に挿入された時に、その上
下の各弾性係止爪27を係止する段部29を対応する上
下面に形成する構成となっているが、トノカバーCの左
右で使用される操作レバー13に関しては、摘み部13
aの位置が異なるものを使用するものとする。この為、
本実施の形態においては、操作レバー13以外は、圧縮
コイルスプリング14や弾性ゴム15は勿論のこと、ハ
ウジング11とロックレバー12とを左右で共用できる
こととなるので、経済的にも構造的にも良好となる。
【0020】従って、ロック手段Lを組み付ける場合に
は、ロックレバー12側のボス28に圧縮コイルスプリ
ング14の一端部側を支持しながら、ロックレバー12
の脚片24側からハウジング11の収納室17内に押し
込み、ハウジング11の両側壁に形成されている一対の
挿入窓20を左右で選択して、当該挿入窓20から操作
レバー13のステー部13bを挿入し、当該ステー部1
3bの先端部をロックレバー12の組付孔25内に同一
方向から押し入れると、上記弾性係止爪27と段部29
との係止状態を得て、操作レバー13がロックレバー1
2に一体的に組み付けられると同時に、操作レバー13
が対応する挿入窓20の側面に当接するまで、ロックレ
バー12の前端部は上下の嵌入孔21A・21B方向、
換言すれば、ストライカと係合する方向に圧縮コイルス
プリング14の付勢ばね圧で弾発付勢されることとな
る。又、この時は、圧縮コイルスプリング14が2本の
脚片24間に支持されることとなるので、その座屈の心
配もない。
【0021】そして、最後、一対の弾性ゴム15をその
取付孔22に取り付ければ、これにより、図5に示す如
く、全体が組み付けられることとなるが、斯かる状態に
あっては、ロックレバー12の各脚片24はハウジング
11側のガイド孔19に受け入れられ、且つ、操作レバ
ー13のステー部13bが一対の挿入窓20の側面に当
接しているので、ロックレバー12の正しい姿勢の進退
動が保障されることとなる。
【0022】そこで、後は、操作レバー13の摘み部1
3aの向きが違う左右のロック手段Lを間違えないよう
にして、既述した角パイプ5の両端部内にそのハウジン
グ11の基部11aを嵌入して、当該角パイプ5にネジ
30止めすれば、これにより、トノカバーCの左右両側
部にロック手段Lが簡単に設けられる訳であるが、この
時には、トノカバーCの左右において、いずれも、ヒン
ジ部4の下面において、操作レバー13の摘み部13a
を手前に位置させるものとする。
【0023】依って、斯かる構成のロック装置を用い
て、トノカバーCをリアシートS後方の荷室内にロック
して水平状態に取り付ける場合には、左右の受けレール
1上に展開されたトノカバーCの左右両側部を載置する
と、当該各受けレール1側のストライカ2がハウジング
11の上下の嵌入孔21A・21B内に嵌入するので、
その状態を維持したまま、上方から個々に押し付ける
と、左右において、自身の前端部下面のテーパー面23
の作用で、ロックレバー12の前端部が圧縮コイルスプ
リング14の付勢ばね圧に抗して一旦収納室17内に後
退した後、再度、圧縮コイルスプリング14の付勢ばね
圧で前進して、図6示す如く、逆U字状ストライカ2の
内側に係合して、トノカバーCがロックされるので、こ
れにより、RV車の荷室内において、トノカバーCが受
けレール1の助けを借りて水平状態に取り付けられるこ
ととなる。しかも、トノカバーCの取付状態において
は、ロック手段LはトノカバーCのヒンジ部4で隠蔽さ
れることとなるので、外観上の見栄えが害される心配が
ない。
【0024】尚、このロック状態においては、図示する
如く、一対の弾性ゴム15が圧縮されてハウジング11
と受けレール1間に弾接しながら挟まれることとなる
が、取付孔22側が形成されているハウジング11の前
端部開口側は他所よりも一段低くなっているので、例
え、長い弾性ゴム15を使用した場合でも、ハウジング
11と受けレール1間に十分なスペースをもって収納す
ることが可能となる。
【0025】又、ハウジング11側の嵌入孔21A・2
1Bは、上下いずれも、切欠状ではなく完全な孔形状と
なっているので、当該上下の嵌入孔21A・21B内に
ストライカ2を嵌入すると、受けレール1とトノカバー
Cの左右の位置関係が自動的に決定されるので、左右に
おいて、ロックレバー12のストライカ2に対する均等
な係合状態が得られることとなる。従って、左右の一方
でストライカ2に対する係合が深くなり、他方で係合が
浅くなったり、或いは、係合不能となるような心配がな
くなる。
【0026】逆に、トノカバーCのロック状態を解除し
て、トノカバーCを荷室から取り外す場合には、RV車
のリアゲート側からトノカバーCをそのヒンジ部4を介
して順次に折り畳んでいくと、その途中で、角パイプ5
に固定されているロック手段Lのハウジング11が露出
するので、今度は、操作レバー13の摘み部13aを利
用して、ロックレバー12を圧縮コイルスプリング14
の付勢ばね圧に抗して収納室17内で後退させると、ロ
ックレバー12の前端部がストライカ2との係合を解除
することとなるが、今度は、これと同時に、図7に示す
如く、収縮していた弾性ゴム15のトノカバーCの重量
よりも大きな反力で、ハウジング11の本体部11bが
ロックレバー12を伴って上方に浮き上がるので、例
え、操作レバー13の摘み部13aから手を離したとし
ても、ロックレバー12の前端部が圧縮コイルスプリン
グ14の付勢ばね圧でストライカ2の内側に再係合する
心配がなくなる。
【0027】従って、後は、同様な作業で、残りのロッ
クレバー12のストライカ2に対する係合を解除して、
更に、トノカバーCを続けて折り畳んでいけば、トノカ
バーCを荷室から簡単に取り外すことが可能となる。
又、この場合も、既述した如く、ハウジング11側の嵌
入孔21A・21Bが完全な孔形状を呈しているので、
左右の一方を先に係合を解いても、他方に何らの悪影響
が及ばないので、左右の係合解除も均等に行なえること
となる。
【0028】尚、上記の実施の形態にあっては、操作レ
バー13を左右で個々に専用のものを使用することに立
脚したものであるが、例えば、図8に示す如く、片側に
偏位した状態ではなく、摘み部13aを対称に中央部に
形成すれば、ハウジング11やロックレバー12と共
に、操作レバー13をも左右で共用することが可能とな
るので、より経済的にも構造的にも良好なものとなる。
【0029】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、請求項1の下では、左右のストライカに対して
ロック手段のロックレバーを上方より押し付けるだけ
で、ロックレバーは一旦その弾発付勢力に抗して後退し
てから前進してストライカに自動的に係合するので、こ
れにより、トノカバーは受け部上に水平状態をもって簡
単にロックされ、逆に、ストライカに係合しているロッ
クレバーを操作レバーで後退させると、ロックレバーの
ストライカに対する係合が解除されることとなるが、こ
の時には、弾性体の作用で、ロックレバーが浮き上がる
ので、例え、操作レバーから手を離したとしても、スト
ライカに再係合する心配がなくなって、トノカバーを受
け部から簡単に取り外すことが可能となる。
【0030】請求項2の下では、これに加えて、ストラ
イカがロック手段のハウジングの嵌入孔内に嵌入するこ
とにより、受け部とストライカの左右の位置関係が決定
されるので、左右のロックレバーのストライカに対する
均等な係合及び係合解除状態が得られる。
【0031】
【0032】請求項の下では、左右のストライカに対
してロック手段のロックレバーを上方より押し付けるだ
けで、ロックレバーは一旦その弾発付勢力に抗して後退
してから前進してストライカに自動的に係合するので、
これにより、トノカバーは受け部上に水平状態をもって
簡単にロックされ、逆に、ストライカに係合しているロ
ックレバーを操作レバーで後退させると、ロックレバー
のストライカに対する係合が解除されて、トノカバーを
簡単に取り外すことが可能となると共に、操作レバー以
外のロック手段の部品は、左右で共用できるので、経済
的にも構造的にも良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るロック装置の概略を
示す要部分解斜視図である。
【図2】左側のロック手段を示す分解斜視図である。
【図3】(A)は図2のA−A線断面図、(B)は図2
のB−B線断面図、(C)は図2のC−C線断面図、
(D)は図2のD−D線断面図である。
【図4】(A)は図2のE−E線断面図、(B)は図2
のF−F線断面図である。
【図5】(A)はロック手段の組み立て状態を示す横断
面図、(B)は同縦断面図である。
【図6】ストライカにロックレバーが係合した状態を示
す要部縦断面図である。
【図7】ストライカに対するロックレバーの係合を解除
した状態を示す要部縦断面図である。
【図8】操作レバーの他例を示す斜視図である。
【符号の説明】
C トノカバー L ロック手段 1 受けレール(受け部) 2 ストライカ 3 板部 4 ヒンジ部 5 角パイプ 11 ハウジング 11a 基部 11b 本体部 12 ロックレバー 13 操作レバー 14 圧縮コイルスプリング 15 弾性ゴム(弾性体) 17 収納室 19 ガイド孔 20 挿入窓 21A 上側の嵌入孔 21B 下側の嵌入孔 22 取付孔 23 テーパー面 24 脚片 25 組付孔 27 弾性係止爪(係止部) 29 段部 30 ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀田 和泉 神奈川県高座郡寒川町宮山3316番地 河 西工業株式会社内 (72)発明者 松江 勲 神奈川県平塚市天沼10番1号 日産車体 株式会社内 (72)発明者 村上 寛 神奈川県平塚市天沼10番1号 日産車体 株式会社内 (56)参考文献 実開 平3−82650(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 5/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の荷室にトノカバーを脱着可能に
    ロックするロック装置であって、上記荷室の両側壁部に
    トノカバーの左右両側部を載置する一対の受け部を横設
    すると共に、該各受け部の上面にストライカを立設する
    一方、トノカバーの各ストライカと対応する左右両側部
    にロック手段を設けて、当該ロック手段は、上記ストラ
    イカと係合する方向に弾発付勢されるロックレバーと、
    該ロックレバーをその弾発付勢力に抗して後退させる操
    作レバーと、上記受け部の上面に弾接してロックレバー
    がストライカとの係合を解いた時にロックレバーを浮き
    上がらせる弾性体とを有することを特徴とするトノカバ
    ーのロック装置。
  2. 【請求項2】 ロック手段のハウジングにストライカを
    嵌入する嵌入孔を穿設して、該嵌入孔内にロックレバー
    の前端部を臨ましめたことを特徴とする請求項1記載の
    トノカバーのロック装置。
  3. 【請求項3】 自動車の荷室にトノカバーを脱着可能に
    ロックするロック装置であって、上記荷室の両側壁部に
    トノカバーの左右両側部を載置する一対の受け部を横設
    すると共に、該各受け部の上面にストライカを立設する
    一方、トノカバーの各ストライカと対応する左右両側部
    にロック手段を設けて、当該ロック手段は、上記トノカ
    バーの左右両側部に固定されるハウジングと、該ハウジ
    ング内にスライド可能に支承されてストライカと係合す
    る方向に弾発付勢されるロックレバーと、該ロックレバ
    ーに組み付けられてロックレバーをその弾発付勢力に抗
    して後退させる操作レバーとを有し、ハウジングに対し
    ては、その両側壁に操作レバーを選択的に挿入する一対
    の挿入窓を形成し、ロックレバーに対しては、操作レバ
    ーを選択的に組み付ける両側面が開口する組付孔を形成
    して、その組付孔の両開口部側に操作レバーを選択的に
    係止する係止部を形成したことを特徴とするトノカバー
    のロック装置。
JP22439898A 1998-08-07 1998-08-07 トノカバーのロック装置 Expired - Fee Related JP3533562B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22439898A JP3533562B2 (ja) 1998-08-07 1998-08-07 トノカバーのロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22439898A JP3533562B2 (ja) 1998-08-07 1998-08-07 トノカバーのロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000052870A JP2000052870A (ja) 2000-02-22
JP3533562B2 true JP3533562B2 (ja) 2004-05-31

Family

ID=16813134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22439898A Expired - Fee Related JP3533562B2 (ja) 1998-08-07 1998-08-07 トノカバーのロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3533562B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6232178B2 (ja) * 2012-04-05 2017-11-15 株式会社ニフコ ラゲッジボード用ガイドピン装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000052870A (ja) 2000-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5828750A (en) Positive holding rack
EP3105395A1 (en) Latch assembly for a vehicle compartment door
JPH06274Y2 (ja) 車載用電子機器の取付装置
JP3220671B2 (ja) 収納部開閉蓋のロック装置
JP3533562B2 (ja) トノカバーのロック装置
KR200391926Y1 (ko) 자동차 암레스트 수납부용 푸쉬버튼식 잠금장치
JP3896028B2 (ja) 開閉ロック装置
JPH08230612A (ja) シートベルト用のバックル
JPH0997653A (ja) 可動コネクタ用クリップ
JP2000175765A (ja) 車両用アームレスト装置
KR100610377B1 (ko) 자동차용 콘솔박스 록킹장치
JPH11159216A (ja) 軸状部材のロック装置
JPH0550875A (ja) 自動車のコンソールボツクス
KR100590950B1 (ko) 자동차 글로브 박스의 푸쉬 타입 록킹 시스템
CN114320041B (zh) 一种汽车扶手锁总成
JPH0659172U (ja) 収納機能を有するインナベルト
CN213039089U (zh) 一种车门锁芯的装饰结构和车辆
JP2001113995A (ja) シートスライド装置のロック機構
JPH0714093Y2 (ja) シートベルト内蔵シート
JPH08198017A (ja) カード収納装置
CN220577102U (zh) 一种汽车左右双开前扶手及汽车
JP3031828B2 (ja) ディスプレイ装置
JPH0218213Y2 (ja)
JP3229758B2 (ja) フランス落とし装置
JPH0986280A (ja) 巻取り式トノカバーの装着構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees