JP3533291B2 - 流体処理装置 - Google Patents

流体処理装置

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JP3533291B2
JP3533291B2 JP17831096A JP17831096A JP3533291B2 JP 3533291 B2 JP3533291 B2 JP 3533291B2 JP 17831096 A JP17831096 A JP 17831096A JP 17831096 A JP17831096 A JP 17831096A JP 3533291 B2 JP3533291 B2 JP 3533291B2
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昭弘 米沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、細長い無電極の発
光管の回りに誘導コイルを配置して発光管から放射され
る紫外線(UV)光により水、汚水、空気などの流体に
対して殺菌等の処理を行う流体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、特開平2
−37660号公報に示すように、軸線に沿う中空部分
を形成しこの中空部分を照射空間とした略円筒状の発光
管と、この発光管の外周に設けられ高周波電圧が印加さ
れるコイルとを備え、発光管の中空部分に処理対象を流
して処理を行う方法(1)が知られている。また、処理
対象が流れる1本のパイプの外側に1以上の無電極又は
有電極の発光管を配置する方法(2)も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法(1)における略円筒状の発光管では、中空部分に照
射されるUV光が外側に照射されるUV光より弱いので
処理能力が低く、大量の流体を均一に処理することがで
きないという問題点がある。また、上記方法(2)も同
様に、発光管から処理対象の方向以外に照射されたUV
光が利用されないので処理能力が低く、大量の流体を均
一に処理することができない。
【0004】なお、発光管から照射されるUV光を有効
に利用するためには、処理対象の流体内に発光管を配置
する方法が考えられるが、この場合には発光管の回りに
巻回される誘導コイルを絶縁する手段が必要になる。ま
た、処理能力を高めて大量の流体を均一に処理するため
には上記方法(1)(2)の無電極の発光管を複数個設
ける方法が考えられるが、個々の無電極の発光管に対し
てそれぞれ高周波電源を供給するための電源が必要にな
るという問題点がある。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、簡単な
構成で処理能力を高めて大量の流体を均一に処理するこ
とができる流体処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記目的を達成するために、処理対象の流体を流すための
パイプと、前記パイプ内において平行に配置された複数
の細長い無電極の発光管と、前記パイプの回りに巻回さ
れた誘電コイルと、前記誘電コイルに対して高周波電圧
を印加する高周波電源とを有することを特徴とする。上
記構成により、パイプ内を流れる流体が複数の発光管か
ら外側に照射されるUV光により処理されるので処理能
力を高めて大量の流体を均一に処理することができ、ま
た、1つの誘導コイル及び高周波電源により複数の発光
管を発光させることができるので構成を簡略化すること
ができる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の流
体処理装置において複数の発光管が前記パイプの横断面
において同心円状に配置されていることを特徴とする。
上記構成により、パイプ内を流れる大量の流体が複数の
発光管により均一に処理される。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の流体処理装置において前記発光管が、外管を有する
2重構造であることを特徴とする。上記構成により、冷
たい流体により発光管の効率や始動性が悪化することを
防止することができる。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3記
載の流体処理装置において前記誘導コイルから比較的遠
い位置に配置された発光管の表面と前記誘導コイルを電
気的に接続したことを特徴とする。上記構成により、誘
導コイルから比較的遠い位置に配置された発光管の効率
や始動性を向上させることができる。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4記
載の流体処理装置において前記誘導コイルのコアとなる
磁性体を、前記誘導コイルの軸上に位置する発光管の表
面に長手方向に沿って設けたことを特徴とする。上記構
成により、誘導コイルと複数の発光管との磁気誘導結合
係数を高めることができるので、ランプ効率や始動性を
向上させることができる。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5記
載の流体処理装置において前記発光管が前記パイプ内に
おいて導電性保持部により保持され、前記導電性保持部
と前記誘導コイルを電気的に接続したことを特徴とす
る。上記構成により、誘導コイルから比較的遠い位置に
配置された発光管の効率や始動性を向上させることがで
きる。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項1乃至5記
載の流体処理装置において前記発光管が前記パイプ内に
おいて導電性保持部により保持され、前記導電性保持部
を始動用補助電極と兼用したことを特徴とする。上記構
成により、誘導コイルから比較的遠い位置に配置された
発光管の効率や始動性を安価な構成で向上させることが
できる。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項1乃至7記
載の流体処理装置において前記発光管の放電ガスが封入
される発光空間が筒形であって内部の長手方向に空洞を
有するように形成され、前記空洞内に処理対象の流体を
流すことを特徴とする。上記構成により、パイプ内を流
れる流体が複数の発光管から外側と内側の両方に照射さ
れるUV光により処理されるので、処理能力を高めて大
量の流体を均一に処理することができる。
【0014】請求項9記載の発明は、処理対象の流体を
流すための複数のパイプと、前記パイプに対して平行に
配置された複数の細長い無電極の発光管と、前記複数の
パイプ及び複数の発光管をまとめた回りに巻回された誘
電コイルと、前記誘電コイルに対して高周波電圧を印加
する高周波電源とを有することを特徴とする。上記構成
により、パイプ内を流れる流体が複数の発光管から外側
に照射されるUV光により処理されるので、処理能力を
高めて大量の流体を均一に処理することができ、また、
1つの誘導コイル及び高周波電源により複数の発光管を
発光させることができるので構成を簡略化することがで
きる。
【0015】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
流体処理装置において前記発光管は、放電ガスが封入さ
れる発光空間が筒形であって内部の長手方向に空洞を有
するように形成され、前記空洞内に磁性体が配置されて
いることを特徴とする。上記構成により、誘導コイルと
複数の発光管との磁気誘導結合係数を高めることができ
るので、ランプ効率や始動性を向上させることができ
る。
【0016】請求項11記載の発明は、請求項9又は1
0記載の流体処理装置において前記複数のパイプ及び複
数の発光管の各々の横断面が多角形で形成されているこ
とを特徴とする。上記構成により、複数のパイプ内を流
れる大量の流体が複数の発光管により均一に処理され
る。
【0017】請求項12記載の発明は、請求項9乃至1
1のいずれかに記載の流体処理装置において前記複数の
パイプ及び複数の発光管が隣接するように配置されてい
ることを特徴とする。上記構成により、複数のパイプ内
を流れる大量の流体が複数の発光管により簡単な構成で
均一に処理される。
【0018】請求項13記載の発明は、請求項1乃至1
2のいずれかに記載の流体処理装置において前記発光管
の流体が接する面を紫外線透過フッ素樹脂によりコーテ
ィングしたことを特徴とする。上記構成により、処理対
象の流体が発光管に付着することを防止することができ
るので、処理能力が低下することを防止することができ
る。
【0019】請求項14記載の発明は、請求項1乃至1
3のいずれかに記載の流体処理装置において前記発光管
の放射光が到達する範囲の面を光半導体によりコーティ
ングしたことを特徴とする。上記構成により、UV光が
光半導体に当たると光電子が発生して流体内の酸素を活
性化して有機物を分解するので、UV光を更に有効に利
用することができる。
【0020】請求項15記載の発明は、請求項1乃至1
4のいずれかに記載の流体処理装置において前記発光管
の内面をセラミックによりコーティングしたことを特徴
とする。上記構成により、発光管の寿命を長くすること
ができる。
【0021】請求項16記載の発明は、請求項9乃至1
5のいずれかに記載の流体処理装置において前記発光管
を構成する管壁と前記パイプを構成する管壁を共通の隔
壁により形成したことを特徴とする。上記構成により、
UV光の減衰量を少なくすることができるので、処理能
力を高めて大量の流体を均一に処理することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係る流体処理装置
の一実施形態を示す横断面図、図2は図1の流体処理装
置を示す斜視図である。
【0023】図1及び図2において、複数の細長い発光
管1(1−1〜1−9)の各々の内部には放電ガスGが
封入され、電極は設けられていない。なお、放電ガスG
としては例えばUV光を発光させる場合にはHgと、A
r、Kr、Xe及びNeの少なくとも1つが封入され
る。そして、複数の発光管1が1本のパイプ4内に平行
に配置され、パイプ4の回りに誘導コイル2が巻回され
ている。誘導コイル2には1MHz以上の例えば2MH
z帯や13.56MHzの高周波電力が高周波電源3か
ら印加され、誘導コイル2からの磁界により発光管1内
の放電ガスが放電、点灯する。パイプ4内には水や有機
溶媒などの流体5が流れ、流体5に対してUV光を曝露
することにより殺菌、高分子化などの処理を行う。
【0024】このような構成によれば、発光管1から外
側に放射されたUV光により流体5を曝露するのでUV
光を有効に利用することができ、また、複数の発光管1
を設けたので、簡単な構成で処理能力を高めて大量の流
体を均一に処理することができる。また、複数の発光管
1を各々1つの誘導コイル2及び高周波電源3により駆
動し、また、誘導コイル2は流体5に接触しないので絶
縁する必要もなく、したがって、簡単な構成で実現する
ことができる。
【0025】次に、図3及び図4を参照して第2の実施
形態について説明する。この第2の実施形態では発光管
10の構成のみが異なり、誘導コイル2、高周波電源3
及びパイプ4は第1の実施形態と同一である。発光管1
0は放電ガスGが封入される発光空間(放電空間)が筒
形であって内部の長手方向に空洞(中空部)10aを有
するように形成されたいわゆる竹輪形で形成されてい
る。より詳細には、空洞10aは外気に導通しており、
表面が筒形の発光管10の内部に放電ガスが封入されて
いる。このような構成によれば、発光管10の放電空間
から外側と内側の両方に放射されたUV光により流体5
を曝露するのでUV光を更に有効に利用することができ
る。
【0026】また、図5に示す第3の実施形態のように
複数の発光管1、10を同心円状に配列したり、その間
隔を適宜考慮することにより、パイプ4内を流れる流体
5に対してUV光を効率的に曝露することができる。ま
た、図6に示す第4の実施形態のように複数の発光管
1、10の各々を外管11内に収納してパイプ4内に配
置したり、図7に示す第5の実施形態のように複数の発
光管1、10をまとめて1つの外管11内に収納してパ
イプ4内に配置することにより、冷たい流体5により発
光管1、10の効率や始動性が悪化することを防止する
ことができる。
【0027】また、複数の発光管1、10の1つをパイ
プ4の軸上すなわち中央に配置し、他を同心円状に配列
すると、コイル2から最も遠い中央の発光管1、10は
点灯時に点きにくくなって効率や始動性が悪くなること
がある。そこで、図8に示す第6の実施形態のように導
線12を介してコイル2を中央の発光管1、10に接続
することにより効率や始動性を向上させることができ
る。
【0028】また、図9に示す第7の実施形態のように
複数の発光管1、10を導電性保持部13により保持
し、この導電性保持部13とコイル2を導線12を介し
て電気的に接続することにより効率や始動性を向上させ
ることができる。また、図9において破線(第8の実施
形態)で示すように導電性保持部13をコイル2ではな
く、専用の始動回路14に接続し、導電性保持部13を
始動用補助電極と兼用するようにしてもよい。更に、図
10(第9の実施形態)に示すようにコイル2のコアと
して、中央の発光管1、10の外面の長手方向に沿って
例えばカーボニル鉄ダストのような磁性体14を配設す
ることにより、誘導コイル2と複数の発光管1、10と
の磁気誘導結合係数を高めることができるので、ランプ
効率や始動性を向上させることができる。
【0029】また、図11に示すように発光管1、10
の外面16、すなわち流体5が接触する面にテフロン等
の紫外線透過フッ素樹脂をコーティングすることにより
流体5が付着することを防止することができる(第10
の実施形態)。また、UV光が到達する範囲の外面16
にTiO2 のような光半導体を塗布するようにしてもよ
く、この場合には放電ガスGから照射されたUV光がT
iO2 に当たると光電子が発生して流体5内の酸素を活
性化して有機物を分解するので、UV光を更に有効に利
用することができる(第11の実施形態)。また、図1
2に示すように発光管1、10の内面17、すなわち放
電ガスGが接触する面に発光管1、10の内面17にセ
ラミックをコーティングすることにより寿命を長くする
ことができる(第12の実施形態)。
【0030】次に、図13を参照して第13の実施形態
について説明する。図13では一例として、中央の発光
管1の回りには6個のパイプ(丸管)4が隣接して配置
され、更にこの6個のパイプ4の回りには同じく6個の
発光管1が隣接して配置されている。なお、外側の発光
管1は1個の発光管1が2個のパイプ4に当接するよう
に配置されている。そして、外側の発光管1の回りには
誘導コイル2が巻回され、誘導コイル2は高周波電源3
に接続されている。このような構成によれば、パイプ4
内を流れる流体5が内側と外側の両方の発光管1からの
UV光により曝露されるので処理効果を向上させること
ができる。
【0031】図14に示す第14の実施形態では、発光
管1とパイプ4として横断面が正6角形のものが用いら
れている。図15に示す第15の実施形態では、発光管
1とパイプ4として横断面が四角形のものが用いられ、
更に発光管1とパイプ4が交互に隣接して配置されてい
る。また、図16に示す第16の実施形態では、発光管
1とパイプ4が同心円状に且つが交互に隣接して配置さ
れている。
【0032】図17に示す第17の実施形態は図13に
示す第13の実施形態の変形例であり、発光管として放
電空間が筒形(竹輪形)の放電管10が用いられ、更に
放電管10の空洞10a内に例えばカーボニル鉄ダスト
のコア18を配置して発光管10とコイル2との結合係
数を高めることにより、ランプ効率を改善するようにし
ている。また、発光管1、10を構成する管壁とパイプ
4を構成する管壁を共通の隔壁により形成することによ
り、UV光の減衰量を少なくすることができるので、処
理能力を高めて大量の流体を均一に処理することができ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、処理対象の流体を流すためのパイプと、前記
パイプ内において平行に配置された複数の細長い無電極
の発光管と、前記パイプの回りに巻回された誘電コイル
と、前記誘電コイルに対して高周波電圧を印加する高周
波電源とを有するので、パイプ内を流れる流体が複数の
発光管から外側に照射されるUV光により処理され、し
たがって、処理能力を高めて大量の流体を均一に処理す
ることができ、また、1つの誘導コイル及び高周波電源
により複数の発光管を発光させることができるので構成
を簡略化することができる。
【0034】請求項2記載の発明は、複数の発光管がパ
イプの横断面において同心円状に配置されているので、
パイプ内を流れる大量の流体を簡単な構成で均一に処理
することができる。
【0035】請求項3記載の発明は、発光管が外管を有
する2重構造であるので、流体の温度によらず発光管の
効率及び始動性を向上することができる。
【0036】請求項4記載の発明は、誘導コイルから比
較的遠い位置に配置された発光管の表面と誘導コイルを
電気的に接続したので、誘導コイルから比較的遠い位置
に配置された発光管の効率や始動性を向上させることが
できる。
【0037】請求項5記載の発明は、誘導コイルのコア
となる磁性体を、前記誘導コイルの軸上に位置する発光
管の表面に長手方向に沿って設けたので、誘導コイルと
複数の発光管との磁気誘導結合係数を高めることがで
き、したがって、ランプ効率や始動性を向上させること
ができる。
【0038】請求項6記載の発明は、発光管がパイプ内
において導電性保持部により保持され、導電性保持部と
誘導コイルを電気的に接続したので、誘導コイルから比
較的遠い位置に配置された発光管の効率や始動性を向上
させることができる。
【0039】請求項7記載の発明は、発光管がパイプ内
において導電性保持部により保持され、導電性保持部を
始動用補助電極と兼用したので、誘導コイルから比較的
遠い位置に配置された発光管の効率や始動性を安価な構
成で向上させることができる。
【0040】請求項8記載の発明は、発光管の空洞内に
処理対象の流体を流すので、パイプ内を流れる流体が複
数の発光管から外側と内側の両方に照射されるUV光に
より処理され、したがって、処理能力を高めて大量の流
体を均一に処理することができる。
【0041】請求項9記載の発明は、処理対象の流体を
流すための複数のパイプと、前記パイプに対して平行に
配置された複数の細長い無電極の発光管と、前記複数の
パイプ及び複数の発光管をまとめた回りに巻回された誘
電コイルと、前記誘電コイルに対して高周波電圧を印加
する高周波電源とを有するので、パイプ内を流れる流体
が複数の発光管から外側に照射されるUV光により処理
され、したがって、処理能力を高めて大量の流体を均一
に処理することができ、また、1つの誘導コイル及び高
周波電源により複数の発光管を発光させることができる
ので構成を簡略化することができる。平成15年7月7
日出願人名義変更届提出済
【0042】請求項10記載の発明は、発光管の空洞内
に磁性体が配置されているので、誘導コイルと複数の発
光管との磁気誘導結合係数を高めることができ、したが
って、ランプ効率や始動性を向上させることができる。
【0043】請求項11記載の発明は、複数のパイプ及
び複数の発光管の各々の横断面が多角形で形成されてい
るので、複数のパイプ内を流れる大量の流体を簡単な構
成で均一に処理することができる。
【0044】請求項12記載の発明は、複数のパイプ及
び発光管が隣接するように配置されているので、複数の
パイプ内を流れる大量の流体を簡単な構成で均一に処理
することができる。
【0045】請求項13記載の発明は、発光管の流体が
接する面を紫外線透過フッ素樹脂によりコーティングし
たので、処理対象の流体が発光管に付着することを防止
することができ、したがって、処理能力が低下すること
を防止することができる。
【0046】請求項14記載の発明は、発光管の放射光
が到達する範囲の面を光半導体によりコーティングした
ので、UV光が光触媒膜に当たると光電子が発生して流
体内の酸素を活性化して有機物を分解し、したがって、
UV光を更に有効に利用することができる。
【0047】請求項15記載の発明は、発光管の内面を
セラミックによりコーティングしたので、発光管の寿命
を長くすることができる。
【0048】請求項16記載の発明は、発光管を構成す
る管壁とパイプを構成する管壁を共通の隔壁により形成
したので、UV光の減衰量を少なくすることができ、し
たがって、処理能力を高めて大量の流体を均一に処理す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体処理装置の一実施形態を示す
横断面図である。
【図2】図1の流体処理装置を示す斜視図である。
【図3】第2の実施形態の流体処理装置を示す横断面図
である。
【図4】図3の発光管を示す斜視図である。
【図5】第3の実施形態の流体処理装置を示す横断面図
である。
【図6】第4の実施形態の流体処理装置を示す横断面図
である。
【図7】第5の実施形態の流体処理装置を示す横断面図
である。
【図8】第6の実施形態の流体処理装置を示す横断面図
である。
【図9】第7及び第8の実施形態の流体処理装置を示す
横断面図である。
【図10】第9の実施形態の流体処理装置を示す構成図
である。
【図11】第10及び第11の実施形態の流体処理装置
を示す横断面図である。
【図12】第12の実施形態の流体処理装置を示す横断
面図である。
【図13】第13の実施形態の流体処理装置を示す横断
面図である。
【図14】第14の実施形態の流体処理装置を示す横断
面図である。
【図15】第15の実施形態の流体処理装置を示す横断
面図である。
【図16】第16の実施形態の流体処理装置を示す横断
面図である。
【図17】第17の実施形態の流体処理装置を示す横断
面図である。
【符号の説明】
G 放電ガス 1,10 発光管 2 誘導コイル 3 高周波電源 4 パイプ 5 流体 10a 空洞 11 外管 12 導線 13 導電性保持部 14 始動回路 15 磁性体 16 外面 17 内面 18 コア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 幸三 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東 芝ライテック株式会社内 (72)発明者 井上 昭浩 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東 芝ライテック株式会社内 (72)発明者 吉川 和彦 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東 芝ライテック株式会社内 (72)発明者 空閑 圭介 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東 芝ライテック株式会社内 (72)発明者 米沢 昭弘 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東 芝ライテック株式会社内 (72)発明者 中山 芳夫 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会 社東芝 本社事務所内 (56)参考文献 特開 昭50−66952(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/30 - 1/32 B01J 19/00 H01J 65/04

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象の流体を流すためのパイプと;
    前記パイプ内において平行に配置された複数の細長い無
    電極の発光管と;前記パイプの回りに巻回された誘電コ
    イルと;前記誘電コイルに対して高周波電圧を印加する
    高周波電源と;を有する流体処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の発光管は、前記パイプの横断
    面において同心円状に配置されていることを特徴とする
    請求項1記載の流体処理装置。
  3. 【請求項3】 前記発光管は、外管を有する2重構造で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の流体処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記誘導コイルから比較的遠い位置に配
    置された発光管の表面と前記誘導コイルを電気的に接続
    したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    の流体処理装置。
  5. 【請求項5】 前記誘導コイルのコアとなる磁性体を、
    前記誘導コイルの軸上に位置する発光管の表面に長手方
    向に沿って設けたことを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載の流体処理装置。
  6. 【請求項6】 前記発光管は、前記パイプ内において導
    電性保持部により保持され、前記導電性保持部と前記誘
    導コイルを電気的に接続したことを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれかに記載の流体処理装置。
  7. 【請求項7】 前記発光管は、前記パイプ内において導
    電性保持部により保持され、前記導電性保持部を始動用
    補助電極と兼用したことを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の流体処理装置。
  8. 【請求項8】 前記発光管は、放電ガスが封入される発
    光空間が筒形であって内部の長手方向に空洞を有するよ
    うに形成され、前記空洞内に処理対象の流体を流すこと
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の流体処
    理装置。
  9. 【請求項9】 処理対象の流体を流すための複数のパイ
    プと; 前記パイプに対して平行に配置された複数の細長い無電
    極の発光管; 前記複数のパイプ及び複数の発光管をまとめた回りに
    回された誘電コイルと; 前記誘電コイルに対して高周波電圧を印加する高周波電
    源と; を有する流体処理装置。
  10. 【請求項10】 前記発光管は、放電ガスが封入される
    発光空間が筒形であって内部の長手方向に空洞を有する
    ように形成され、前記空洞内に磁性体が配置されている
    ことを特徴とする請求項9記載の流体処理装置。
  11. 【請求項11】 前記複数のパイプ及び複数の発光管の
    各々の横断面が多角形で形成されていることを特徴とす
    る請求項9又は10記載の流体処理装置。
  12. 【請求項12】 前記複数のパイプ及び複数の発光管が
    隣接するように配置されていることを特徴とする請求項
    9乃至11のいずれかに記載の流体処理装置。
  13. 【請求項13】 前記発光管の流体が接する面を紫外線
    透過フッ素樹脂によりコーティングしたことを特徴とす
    る請求項1乃至12のいずれかに記載の流体処理装置。
  14. 【請求項14】 前記発光管の放射光が到達する範囲の
    面を光半導体によりコーティングしたことを特徴とする
    請求項1乃至13のいずれかに記載の流体処理装置。
  15. 【請求項15】 前記発光管の内面をセラミックにより
    コーティングしたことを特徴とする請求項1乃至14の
    いずれかに記載の流体処理装置。
  16. 【請求項16】 前記発光管を構成する管壁と前記パイ
    プを構成する管壁を共通の隔壁により形成したことを特
    徴とする請求項9乃至15のいずれかに記載の流体処理
    装置。
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