JPH10134780A - 無電極放電ランプユニット及び液体処理装置 - Google Patents
無電極放電ランプユニット及び液体処理装置Info
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- JPH10134780A JPH10134780A JP8289954A JP28995496A JPH10134780A JP H10134780 A JPH10134780 A JP H10134780A JP 8289954 A JP8289954 A JP 8289954A JP 28995496 A JP28995496 A JP 28995496A JP H10134780 A JPH10134780 A JP H10134780A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 流水中に水没させても、照射する紫外線の照
射効率を良好に保持すること。 【解決手段】 3個の励起コイル12a、12b、12
cが外周面に巻回された放電管11は、流水100が侵
入しないように密蔽された外囲器13内に収容されてい
るため、放電管11に流水が直接触れることがない。ま
た、リード線15を通して上記した励起コイル12a、
12b、12cに高周波電流が供給されて放電管11が
点灯すると、放電管11から発生する熱と外囲器13内
の保温効果により、放電管11の管壁が40℃付近に保
持され、放電管11内の水銀から効率的に紫外線が照射
され、十分な量の紫外線が流水100中に照射される。
射効率を良好に保持すること。 【解決手段】 3個の励起コイル12a、12b、12
cが外周面に巻回された放電管11は、流水100が侵
入しないように密蔽された外囲器13内に収容されてい
るため、放電管11に流水が直接触れることがない。ま
た、リード線15を通して上記した励起コイル12a、
12b、12cに高周波電流が供給されて放電管11が
点灯すると、放電管11から発生する熱と外囲器13内
の保温効果により、放電管11の管壁が40℃付近に保
持され、放電管11内の水銀から効率的に紫外線が照射
され、十分な量の紫外線が流水100中に照射される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電極を有しない無電
極放電ランプユニットと、この無電極放電ランプユニッ
トから照射される紫外線で水処理を行う液体処理装置に
関する。
極放電ランプユニットと、この無電極放電ランプユニッ
トから照射される紫外線で水処理を行う液体処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無電極放電ランプとして、例え
ば、図5に示すような特公昭62−163297に公開
されているものがある。この例において、水銀や希ガス
を封入した円筒状放電管1の外周に複数の励起コイル2
a,2b,2cが巻回され、これら励起コイル2a,2
b,2cが並列接続されている。このような無電極放電
ランプのコイル2a,2b,2cに高周波発振機3から
高周波電流を供給すると、円筒状放電管1内に3個の発
光領域が形成され、紫外線(UV)が照射される。
ば、図5に示すような特公昭62−163297に公開
されているものがある。この例において、水銀や希ガス
を封入した円筒状放電管1の外周に複数の励起コイル2
a,2b,2cが巻回され、これら励起コイル2a,2
b,2cが並列接続されている。このような無電極放電
ランプのコイル2a,2b,2cに高周波発振機3から
高周波電流を供給すると、円筒状放電管1内に3個の発
光領域が形成され、紫外線(UV)が照射される。
【0003】ここで、励起コイルを複数に分割して並列
接続した理由は、励起コイルを並列化することにより、
高周波発振機3(高周波電源)から見た励起コイルのイ
ンダクタンスを低下させて、定常的に高い電圧を励起コ
イルに掛けないようにして、高周波発振機3などの回路
設計を有利にするためである。
接続した理由は、励起コイルを並列化することにより、
高周波発振機3(高周波電源)から見た励起コイルのイ
ンダクタンスを低下させて、定常的に高い電圧を励起コ
イルに掛けないようにして、高周波発振機3などの回路
設計を有利にするためである。
【0004】上記のような無電極放電ランプは汚水など
に紫外線を照射して殺菌する液体処理装置に使用されて
いる。この液体処理装置は流水中に水没した無電極放電
ランプにより、流水殺菌を行う装置であるが、このまま
では放電管の管壁の温度がほぼ水温近くになってしま
う。
に紫外線を照射して殺菌する液体処理装置に使用されて
いる。この液体処理装置は流水中に水没した無電極放電
ランプにより、流水殺菌を行う装置であるが、このまま
では放電管の管壁の温度がほぼ水温近くになってしま
う。
【0005】ここで、図6は放電管の最冷部と放電管か
ら照射される紫外線の強度の関係を示した特性図であ
る。この特性図から、水温により、放電管の最冷部が3
0℃から10℃付近になると、照射される紫外線の強度
が、放電管の最冷部が40℃付近の最も紫外線の強度が
大きい場合に比べて、1/2〜1/3になることが分か
る。従って、従来の無電極放電ランプを流水中に水没さ
せると、放電管内に封入されている水銀又は希ガスから
照射される紫外線の照射効率が低下するという不具合が
生じたり、或いは始動性が悪化するという不具合があ
る。このため、従来の液体処理装置で、この種の無電極
放電ランプを使用したものでは、流水中に水没させた無
電極放電ランプから照射される紫外線の量が不足して、
十分な殺菌処理を行えないという不具合がある。
ら照射される紫外線の強度の関係を示した特性図であ
る。この特性図から、水温により、放電管の最冷部が3
0℃から10℃付近になると、照射される紫外線の強度
が、放電管の最冷部が40℃付近の最も紫外線の強度が
大きい場合に比べて、1/2〜1/3になることが分か
る。従って、従来の無電極放電ランプを流水中に水没さ
せると、放電管内に封入されている水銀又は希ガスから
照射される紫外線の照射効率が低下するという不具合が
生じたり、或いは始動性が悪化するという不具合があ
る。このため、従来の液体処理装置で、この種の無電極
放電ランプを使用したものでは、流水中に水没させた無
電極放電ランプから照射される紫外線の量が不足して、
十分な殺菌処理を行えないという不具合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような複数に分
割された励起コイルを有する従来の無電極放電ランプを
流水中に水没させて流水殺菌を行う液体処理装置では、
無電極放電ランプの放電管の管壁の温度がほぼ水温近く
となり、放電管に封入された水銀又は希ガスから照射さ
れる紫外線の照射効率が低下したり、或いは始動性が悪
化するという課題があった。
割された励起コイルを有する従来の無電極放電ランプを
流水中に水没させて流水殺菌を行う液体処理装置では、
無電極放電ランプの放電管の管壁の温度がほぼ水温近く
となり、放電管に封入された水銀又は希ガスから照射さ
れる紫外線の照射効率が低下したり、或いは始動性が悪
化するという課題があった。
【0007】そこで本発明は上記のような課題を解決す
るためになされたもので、流水中に水没させても、照射
する紫外線の照射効率を良好に保持することができる無
電極放電ランプユニットと、この無電極放電ランプユニ
ット用いて十分な殺菌処理を行うことができる液体処理
装置を提供することを目的としている。
るためになされたもので、流水中に水没させても、照射
する紫外線の照射効率を良好に保持することができる無
電極放電ランプユニットと、この無電極放電ランプユニ
ット用いて十分な殺菌処理を行うことができる液体処理
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、水銀
又は希ガスを封入した放電管と;この放電管の外周部に
巻回された複数の独立した励起コイルと;前記放電管と
励起コイルを収容する少なくとも一部が紫外線透過部材
で形成された水密構造の容器と;前記励起コイルに高周
波電流を供給する一対のリード線と;この一対のリード
線を前記容器内に導入する水密構造の1個又は2個の導
入孔と;を具備している。
又は希ガスを封入した放電管と;この放電管の外周部に
巻回された複数の独立した励起コイルと;前記放電管と
励起コイルを収容する少なくとも一部が紫外線透過部材
で形成された水密構造の容器と;前記励起コイルに高周
波電流を供給する一対のリード線と;この一対のリード
線を前記容器内に導入する水密構造の1個又は2個の導
入孔と;を具備している。
【0009】このような構成により、前記導入孔を通し
て容器内に挿入されているリード線から容器内の複数の
励起コイルに高周波電流が供給されると、放電管が点灯
し、封入された水銀などから紫外線が照射される。この
時、容器を水中などに水没させていても、放電管の管璧
に水が直接触れることがないのと、放電管の発熱と容器
の保温効果により、放電管の温度が水温より低下するこ
とがなく、40℃付近を維持する。これにより、放電管
内の水銀の温度が低下することがないため、良好な照射
効率で紫外線が照射される。ここで、前記容器は例えば
紫外線透過部材で形成された円筒状の管と、この管の両
開放部をプラスチック等で形成された円形のフランジで
密閉することにより構成され、前記一方のフランジに前
記導入孔が水密構造で形成される。
て容器内に挿入されているリード線から容器内の複数の
励起コイルに高周波電流が供給されると、放電管が点灯
し、封入された水銀などから紫外線が照射される。この
時、容器を水中などに水没させていても、放電管の管璧
に水が直接触れることがないのと、放電管の発熱と容器
の保温効果により、放電管の温度が水温より低下するこ
とがなく、40℃付近を維持する。これにより、放電管
内の水銀の温度が低下することがないため、良好な照射
効率で紫外線が照射される。ここで、前記容器は例えば
紫外線透過部材で形成された円筒状の管と、この管の両
開放部をプラスチック等で形成された円形のフランジで
密閉することにより構成され、前記一方のフランジに前
記導入孔が水密構造で形成される。
【0010】請求項2の発明の前記一対のリード線は前
記容器内部で複数の独立した励起コイルを並列接続す
る。
記容器内部で複数の独立した励起コイルを並列接続す
る。
【0011】このような構成により、前記一対のリード
線は容器内部で複数の独立した励起コイルを並列接続す
るため、前記リード線は容器の内部に至るまで、一対で
よく、前記リード線は多くとも2個の水密構造の導入孔
から容器の内部に導入される。
線は容器内部で複数の独立した励起コイルを並列接続す
るため、前記リード線は容器の内部に至るまで、一対で
よく、前記リード線は多くとも2個の水密構造の導入孔
から容器の内部に導入される。
【0012】請求項3の発明は、水銀又は希ガスを封入
した放電管と;この放電管の外周部に巻回された複数の
独立した励起コイルと;前記放電管と励起コイルを収容
する少なくとも一部が紫外線透過部材で形成された水密
構造の容器と;前記放電管及び外周部に近接し、且つ前
記励起コイルの軸方向に沿って配置されて前記励起コイ
ルを並列接続する細長い一対の導電体部材と;この一対
の導電体部材のそれぞれに接続される一対のリード線
と;この一対のリード線を前記容器内に導入する水密構
造の少なくとも1個又は2個の導入孔と;を具備してい
る。
した放電管と;この放電管の外周部に巻回された複数の
独立した励起コイルと;前記放電管と励起コイルを収容
する少なくとも一部が紫外線透過部材で形成された水密
構造の容器と;前記放電管及び外周部に近接し、且つ前
記励起コイルの軸方向に沿って配置されて前記励起コイ
ルを並列接続する細長い一対の導電体部材と;この一対
の導電体部材のそれぞれに接続される一対のリード線
と;この一対のリード線を前記容器内に導入する水密構
造の少なくとも1個又は2個の導入孔と;を具備してい
る。
【0013】このような構成により、前記リード線は容
器内部で前記複数の励起コイルを前記一対の例えば平板
ワイヤーなどの導電体部材を介して並列接続するが、こ
の一対の導電体部材は放電管に近接配置されているの
で、前記複数の励起コイルを並列接続する配線が容器内
部に広がらないため、紫外線が配線に遮られずに効果的
に照射される。
器内部で前記複数の励起コイルを前記一対の例えば平板
ワイヤーなどの導電体部材を介して並列接続するが、こ
の一対の導電体部材は放電管に近接配置されているの
で、前記複数の励起コイルを並列接続する配線が容器内
部に広がらないため、紫外線が配線に遮られずに効果的
に照射される。
【0014】請求項4の発明は、前記励起コイルに絶縁
材を被覆し、この励起コイルの一部により前記一対の導
電体部材を前記放電管の外壁に巻き締める。
材を被覆し、この励起コイルの一部により前記一対の導
電体部材を前記放電管の外壁に巻き締める。
【0015】このような構成により、前記一対の導電体
部材は前記励起コイルの一部により巻き締められて、前
記放電管の外壁に固定される。
部材は前記励起コイルの一部により巻き締められて、前
記放電管の外壁に固定される。
【0016】請求項5の発明は、前記放電管の外側に配
置された光半導体部材を具備する。
置された光半導体部材を具備する。
【0017】このような構成により、前記放電管から照
射された紫外線が光半導体に当たるため、この光半導体
から活性電子が発生され、この活性電子により殺菌や有
機物の分解が行われ、前記紫外線による殺菌や有機物分
解作用に相乗される。
射された紫外線が光半導体に当たるため、この光半導体
から活性電子が発生され、この活性電子により殺菌や有
機物の分解が行われ、前記紫外線による殺菌や有機物分
解作用に相乗される。
【0018】請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれ
か1に記載の無電極放電ランプユニットと;この無電極
放電ランプユニットを内部に配置し、且つこの内部に被
処理水を流す流水管と;無電極放電ランプユニットから
出る一対のリード線を前記流水管の外部に引き出す水密
構造の引き出し孔と;この引き出し孔から引き出された
一対のリード線に高周波電流を供給する高周波電源と;
を具備している。
か1に記載の無電極放電ランプユニットと;この無電極
放電ランプユニットを内部に配置し、且つこの内部に被
処理水を流す流水管と;無電極放電ランプユニットから
出る一対のリード線を前記流水管の外部に引き出す水密
構造の引き出し孔と;この引き出し孔から引き出された
一対のリード線に高周波電流を供給する高周波電源と;
を具備している。
【0019】このような構成により、高周波電源部から
出力された高周波電流は、前記流水管の引き出し孔から
引き出された一対のリード線を通して、前記流水管内部
の無電極放電ランプユニットに供給されて、この無電極
放電ランプユニットを流水中で点灯させる。前記無電極
放電ランプユニットは水没して使用しても、紫外線照射
効率が落ちないため、十分な量の紫外線を流水中に照射
して、殺菌を行う。
出力された高周波電流は、前記流水管の引き出し孔から
引き出された一対のリード線を通して、前記流水管内部
の無電極放電ランプユニットに供給されて、この無電極
放電ランプユニットを流水中で点灯させる。前記無電極
放電ランプユニットは水没して使用しても、紫外線照射
効率が落ちないため、十分な量の紫外線を流水中に照射
して、殺菌を行う。
【0020】請求項7の発明は、前記流水管の内壁で前
記無電極放電ランプユニットに近接した部分に光半導体
部材を塗布している。
記無電極放電ランプユニットに近接した部分に光半導体
部材を塗布している。
【0021】このような構成により、無電極放電ランプ
ユニットから照射された紫外線が流水中を通って、前記
流水管の内壁に至ると、この内壁に塗布されている光半
導体部材に当たり、この光半導体部材から活性電子が発
生し、この活性電子により流水が殺菌されたり、含まれ
ている有機物が分解され、前記紫外線による水の殺菌や
有機物分解に相乗される。
ユニットから照射された紫外線が流水中を通って、前記
流水管の内壁に至ると、この内壁に塗布されている光半
導体部材に当たり、この光半導体部材から活性電子が発
生し、この活性電子により流水が殺菌されたり、含まれ
ている有機物が分解され、前記紫外線による水の殺菌や
有機物分解に相乗される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の無電極放電ランプ
ユニットの第1の実施の形態を示した一部破砕斜視図で
ある。11は断面がリング上の2重管構造の放電空間を
形成する例えば石英などにより形成された放電管で、外
管11aと円筒形の内管11bから構成されている。1
2a,12b,12cは放電管11の外管11aの外周
部に巻回された励起コイルで、それぞれのコイルは独立
している。13は円筒状の例えば石英、アルミナ、セラ
ミックスなどの紫外線透過部材で形成された外管13a
と、この外管13aの開放端を密閉して水などの被処理
水が外管13aの内部に侵入しないようにする円形のプ
ラスチック又は金属等で形成されたフランジ13bによ
り構成される外囲器(容器)で、放電管11を収容する
に十分な直径を有している。14は一対のリード線15
を外囲器13内部に導入するための導入孔で、水などの
被処理水が外囲器13の内部に侵入しないような水密構
造になっている。15は高周波電流を励起コイル12
a,12b,12cに供給する絶縁体で覆われたリード
線、尚、このリード線15は外囲器13内部で、励起コ
イル12a,12b,12cに並列接続されている。1
6は被処理水が流れる鉄管等で出来た流水管で、その内
部に外囲器13を収容するに十分な口径を有している。
17はリード線15を流水管16の外部に引き出す引き
出し孔で、内部の流水(被処理水)100が外部に漏れ
ないような水密構造になっている。
を参照して説明する。図1は本発明の無電極放電ランプ
ユニットの第1の実施の形態を示した一部破砕斜視図で
ある。11は断面がリング上の2重管構造の放電空間を
形成する例えば石英などにより形成された放電管で、外
管11aと円筒形の内管11bから構成されている。1
2a,12b,12cは放電管11の外管11aの外周
部に巻回された励起コイルで、それぞれのコイルは独立
している。13は円筒状の例えば石英、アルミナ、セラ
ミックスなどの紫外線透過部材で形成された外管13a
と、この外管13aの開放端を密閉して水などの被処理
水が外管13aの内部に侵入しないようにする円形のプ
ラスチック又は金属等で形成されたフランジ13bによ
り構成される外囲器(容器)で、放電管11を収容する
に十分な直径を有している。14は一対のリード線15
を外囲器13内部に導入するための導入孔で、水などの
被処理水が外囲器13の内部に侵入しないような水密構
造になっている。15は高周波電流を励起コイル12
a,12b,12cに供給する絶縁体で覆われたリード
線、尚、このリード線15は外囲器13内部で、励起コ
イル12a,12b,12cに並列接続されている。1
6は被処理水が流れる鉄管等で出来た流水管で、その内
部に外囲器13を収容するに十分な口径を有している。
17はリード線15を流水管16の外部に引き出す引き
出し孔で、内部の流水(被処理水)100が外部に漏れ
ないような水密構造になっている。
【0023】次に本実施の形態の動作について説明す
る。放電管11と、この放電管11の外周部に巻回され
ている励起コイル12a,12b,12cより構成され
ている無電極放電ランプは、外囲器13の内部に収容さ
れている。放電管11の外管11aには希ガスと水銀が
封入されている。放電管11の外周部に巻回された3個
の励起コイル12a、12b、12cは、フランジ13
bに設けられている一対の導入孔14から挿入されてい
る一対のリード線15に、放電管11と流水管16間の
空間で、並列に接続されている。このリード線15の他
端は流水管16に設けられた引き出し孔を通って、流水
管16の外部に引き出されている。
る。放電管11と、この放電管11の外周部に巻回され
ている励起コイル12a,12b,12cより構成され
ている無電極放電ランプは、外囲器13の内部に収容さ
れている。放電管11の外管11aには希ガスと水銀が
封入されている。放電管11の外周部に巻回された3個
の励起コイル12a、12b、12cは、フランジ13
bに設けられている一対の導入孔14から挿入されてい
る一対のリード線15に、放電管11と流水管16間の
空間で、並列に接続されている。このリード線15の他
端は流水管16に設けられた引き出し孔を通って、流水
管16の外部に引き出されている。
【0024】流水管16の外部に引き出されたリード線
15には、図示されない高周波電源から高周波電流が供
給されるため、この高周波電流は放電管11の外周部に
巻回されている励起コイル12a,12b,12cに供
給される。これにより、放電管11の外管11a内部に
放電が生じ、この内部に封入されている水銀原子が放電
で励起され、殺菌に有効な254nm、185nmなど
の紫外線を照射する。照射された紫外線は外囲器13を
透過して流水管16の内部に照射される。流水管16の
内部を流れる被処理水である流水100は上記した紫外
線により殺菌処理されて下流に流れていく。
15には、図示されない高周波電源から高周波電流が供
給されるため、この高周波電流は放電管11の外周部に
巻回されている励起コイル12a,12b,12cに供
給される。これにより、放電管11の外管11a内部に
放電が生じ、この内部に封入されている水銀原子が放電
で励起され、殺菌に有効な254nm、185nmなど
の紫外線を照射する。照射された紫外線は外囲器13を
透過して流水管16の内部に照射される。流水管16の
内部を流れる被処理水である流水100は上記した紫外
線により殺菌処理されて下流に流れていく。
【0025】ところで、放電管11は外囲器13内にあ
るため、放電管11の管璧には直接被処理水が触れるこ
とがない。このため、一度点灯してしまえば、放電管1
1から発生する熱と外囲器13による保温効果により、
放電管11の管璧が被処理水の温度に低下してしまうこ
とがなく、水銀原子からの紫外線照射効率が良好な40
℃付近を保持する。
るため、放電管11の管璧には直接被処理水が触れるこ
とがない。このため、一度点灯してしまえば、放電管1
1から発生する熱と外囲器13による保温効果により、
放電管11の管璧が被処理水の温度に低下してしまうこ
とがなく、水銀原子からの紫外線照射効率が良好な40
℃付近を保持する。
【0026】本実施の形態によれば、放電管11と励起
コイル12a,12b,12cより構成される無電極放
電ランプは外囲器13内に収容されているため、被処理
水である流水100が直接放電管11の管璧に触れるこ
とがないことと、外囲器13の保温効果により、点灯中
の放電管11の管璧を40℃付近に保持することができ
る。このため、無電極放電ランプから照射される紫外線
照射効率は設計どおりとなり、流水100に対して期待
通りの殺菌効果を得ることができる。
コイル12a,12b,12cより構成される無電極放
電ランプは外囲器13内に収容されているため、被処理
水である流水100が直接放電管11の管璧に触れるこ
とがないことと、外囲器13の保温効果により、点灯中
の放電管11の管璧を40℃付近に保持することができ
る。このため、無電極放電ランプから照射される紫外線
照射効率は設計どおりとなり、流水100に対して期待
通りの殺菌効果を得ることができる。
【0027】また、外囲器13の内部に導入されたリー
ド線15から複数の励起コイル12a、12b、12c
に電流経路を分割するので、外囲器13のフランジ13
bに設けられる導入孔14は一対の最小限に減らすこと
が出来、外囲器13の製造コストを低減するのみなら
ず、導入孔14の水密構造からの水漏れの危険性を減少
させて、外囲器13の信頼性を向上させることができ
る。
ド線15から複数の励起コイル12a、12b、12c
に電流経路を分割するので、外囲器13のフランジ13
bに設けられる導入孔14は一対の最小限に減らすこと
が出来、外囲器13の製造コストを低減するのみなら
ず、導入孔14の水密構造からの水漏れの危険性を減少
させて、外囲器13の信頼性を向上させることができ
る。
【0028】更に、放電管11の外管11aの外壁と外
囲器13の外管13aの内壁との間隔は、励起コイル1
2a〜12cの直径程度から、この直径の1/10にな
るように構成されている。このため、外囲器13の外側
の水の誘電率が励起コイル12a〜12cのインダクタ
ンスに影響を与えることがなく、励起コイル12a〜1
2cから放電管11の内部に効率良く電磁エネルギーを
供給することができる。尚、本例の放電管11から照射
される紫外線の殺菌対象は流水のみならず、水を含んだ
流動状の液体又は、流動状の化学物質でもよく、同様の
効果がある。
囲器13の外管13aの内壁との間隔は、励起コイル1
2a〜12cの直径程度から、この直径の1/10にな
るように構成されている。このため、外囲器13の外側
の水の誘電率が励起コイル12a〜12cのインダクタ
ンスに影響を与えることがなく、励起コイル12a〜1
2cから放電管11の内部に効率良く電磁エネルギーを
供給することができる。尚、本例の放電管11から照射
される紫外線の殺菌対象は流水のみならず、水を含んだ
流動状の液体又は、流動状の化学物質でもよく、同様の
効果がある。
【0029】図2は本発明の無電極放電ランプユニット
の第2の実施の形態を示した一部破砕斜視図である。外
囲器13内に収容された無電極放電ランプの放電管11
の外周部には、励起コイル12a,12b,12cが巻
回されていると共に、放電管11の長手方向に沿って一
対の平板ワイヤー19が配置されている。一対の平板ワ
イヤー19は励起コイル12a,12b,12cの一部
のコイルで巻き締められて放電管11の外管11aの外
周部に極めて近接して固定され、また、励起コイル12
a,12b,12cはこれら平板ワイヤー19に電気的
に並列接続されている。一対の平板ワイヤー19の一端
は外囲器13のフランジ13bに設けられた導入孔14
から外囲器内部に挿入された一対のリード線15に接続
されている。他の構成は図1に示した第1の実施の形態
と同様である。
の第2の実施の形態を示した一部破砕斜視図である。外
囲器13内に収容された無電極放電ランプの放電管11
の外周部には、励起コイル12a,12b,12cが巻
回されていると共に、放電管11の長手方向に沿って一
対の平板ワイヤー19が配置されている。一対の平板ワ
イヤー19は励起コイル12a,12b,12cの一部
のコイルで巻き締められて放電管11の外管11aの外
周部に極めて近接して固定され、また、励起コイル12
a,12b,12cはこれら平板ワイヤー19に電気的
に並列接続されている。一対の平板ワイヤー19の一端
は外囲器13のフランジ13bに設けられた導入孔14
から外囲器内部に挿入された一対のリード線15に接続
されている。他の構成は図1に示した第1の実施の形態
と同様である。
【0030】尚、励起コイル12a,12b,12cの
コイルは平板ワイヤー19を介したショートを無くすた
め、紫外線を透過しやすく、且つ耐紫外線特性よいテフ
ロンやセラミックスなどの絶縁材を被覆したコイルを用
いるものとし、また、絶縁材の被覆部分は平板ワイヤー
19に接触する部分だけでもよい。但し、励起コイル1
2a、12b、12cに絶縁被覆を施さず、平板ワイヤ
ー19側にテフロンやセラミックスなどの絶縁材を被覆
して、平板ワイヤー19による励起コイル12a、12
b、12cのショートを回避してもよいし、この場合は
励起コイル12a、12b、12c側にも絶縁被覆を施
してもよい。
コイルは平板ワイヤー19を介したショートを無くすた
め、紫外線を透過しやすく、且つ耐紫外線特性よいテフ
ロンやセラミックスなどの絶縁材を被覆したコイルを用
いるものとし、また、絶縁材の被覆部分は平板ワイヤー
19に接触する部分だけでもよい。但し、励起コイル1
2a、12b、12cに絶縁被覆を施さず、平板ワイヤ
ー19側にテフロンやセラミックスなどの絶縁材を被覆
して、平板ワイヤー19による励起コイル12a、12
b、12cのショートを回避してもよいし、この場合は
励起コイル12a、12b、12c側にも絶縁被覆を施
してもよい。
【0031】本実施の形態によれば、放電管11の外周
部に極めて近接して固定された一対の平板ワイヤー19
に複数の励起コイル12a,12b,12cを並列接続
して各コイルに給電するので、励起コイル12a,12
b,12cへの給電構造が外囲器13内の空間を大きく
占有することがなくなり、放電管11からの紫外線の照
射が前記空間に突出した並列接続配線により遮蔽される
ことがなくなるため、紫外線の照射効率を図1に示した
第1の実施の形態に比べて向上させることができ、流水
100に対する殺菌を更に効率的に行うことができる。
また、一対の平板ワイヤー19は平行に配置されている
ため、周囲の磁場の影響等を受け難くなり、放電管11
の始動性が損なわれるようなことを防止することができ
る。他の効果は図1に示した第1の実施の形態の効果と
同様である。
部に極めて近接して固定された一対の平板ワイヤー19
に複数の励起コイル12a,12b,12cを並列接続
して各コイルに給電するので、励起コイル12a,12
b,12cへの給電構造が外囲器13内の空間を大きく
占有することがなくなり、放電管11からの紫外線の照
射が前記空間に突出した並列接続配線により遮蔽される
ことがなくなるため、紫外線の照射効率を図1に示した
第1の実施の形態に比べて向上させることができ、流水
100に対する殺菌を更に効率的に行うことができる。
また、一対の平板ワイヤー19は平行に配置されている
ため、周囲の磁場の影響等を受け難くなり、放電管11
の始動性が損なわれるようなことを防止することができ
る。他の効果は図1に示した第1の実施の形態の効果と
同様である。
【0032】図3は本発明の無電極放電ランプユニット
の第3の実施の形態を示した一部破砕斜視図である。本
例では、外囲器13内に収容された無電極放電ランプに
近接した流水管16の内壁に、酸化チタン等の光半導体
部材20を塗布してある。このように無電極放電ランプ
の近くに配された光半導体部材20は、無電極放電ラン
プから照射される紫外線を受けると、光半導体部材20
から発生した活性電子が流水100を殺菌したり、或い
は流水100中の有機物の分解を行う。他の構成は図1
に示した第1の実施の形態と同様である。
の第3の実施の形態を示した一部破砕斜視図である。本
例では、外囲器13内に収容された無電極放電ランプに
近接した流水管16の内壁に、酸化チタン等の光半導体
部材20を塗布してある。このように無電極放電ランプ
の近くに配された光半導体部材20は、無電極放電ラン
プから照射される紫外線を受けると、光半導体部材20
から発生した活性電子が流水100を殺菌したり、或い
は流水100中の有機物の分解を行う。他の構成は図1
に示した第1の実施の形態と同様である。
【0033】本実施の形態によれば、流水100中を通
過してきたこのままでは無駄になる紫外線を光半導体部
材20に当てて、活性電子を発生させ、前記紫外線によ
る流水100の殺菌効果に相乗して、光半導体部材20
から発生した活性電子も流水100の殺菌や流水100
中の有機物の分解に用いるため、更に効率的な水処理を
行うことができる。他の効果は図1に示した第1の実施
の形態の効果と同様である。
過してきたこのままでは無駄になる紫外線を光半導体部
材20に当てて、活性電子を発生させ、前記紫外線によ
る流水100の殺菌効果に相乗して、光半導体部材20
から発生した活性電子も流水100の殺菌や流水100
中の有機物の分解に用いるため、更に効率的な水処理を
行うことができる。他の効果は図1に示した第1の実施
の形態の効果と同様である。
【0034】図4は本発明の液体処理装置の一実施の形
態の構成を示したブロック図である。例えば図1に示し
たのと同一構成を有する無電極放電ランプユニット50
が流水管16内に配置されている。この無電極放電ラン
プユニット50に接続されているリード線は、流水管1
6の管壁に設けられた引き出し孔17から外部に引き出
されて、高周波電源40に接続されて、この高周波電源
40から高周波電流が前記無電極放電ランプ50に供給
される。一方、流水管16は水道管42と接続部41に
より接続され、図中左側の水道管42から水が流水管1
6に流れ込む。流水管16に流れ込んだ水は無電極放電
ランプユニット50から発生する紫外線の照射を受けて
殺菌され、殺菌済みの水が流水管16から図中右側の水
道管42に流れ出る。
態の構成を示したブロック図である。例えば図1に示し
たのと同一構成を有する無電極放電ランプユニット50
が流水管16内に配置されている。この無電極放電ラン
プユニット50に接続されているリード線は、流水管1
6の管壁に設けられた引き出し孔17から外部に引き出
されて、高周波電源40に接続されて、この高周波電源
40から高周波電流が前記無電極放電ランプ50に供給
される。一方、流水管16は水道管42と接続部41に
より接続され、図中左側の水道管42から水が流水管1
6に流れ込む。流水管16に流れ込んだ水は無電極放電
ランプユニット50から発生する紫外線の照射を受けて
殺菌され、殺菌済みの水が流水管16から図中右側の水
道管42に流れ出る。
【0035】本実施の形態によれば、無電極放電ランプ
ユニット50は放電管11が外囲器13内に収容されて
流水100に直接触れないため、放電管の管璧の温度を
40℃付近に保持して、紫外線照射効率を落とすことが
ないため、設計通りの紫外線を流水管16内の流水10
0に照射することができる。これにより、本例の装置は
流水管16を流れる流水100に対しては期待通りの殺
菌効果を発揮することができる。尚、無電極放電ランプ
ユニット50は図2〜図3に示したものを使用しても、
同様の効果がある。
ユニット50は放電管11が外囲器13内に収容されて
流水100に直接触れないため、放電管の管璧の温度を
40℃付近に保持して、紫外線照射効率を落とすことが
ないため、設計通りの紫外線を流水管16内の流水10
0に照射することができる。これにより、本例の装置は
流水管16を流れる流水100に対しては期待通りの殺
菌効果を発揮することができる。尚、無電極放電ランプ
ユニット50は図2〜図3に示したものを使用しても、
同様の効果がある。
【0036】
【発明の効果】以上記述した如く請求項1の発明によれ
ば、無電極放電ランプユニットは放電管を密閉された外
囲器内に収容した構造となっているため、流水中に水没
させても、放電管の表面温度が低下しないため、照射す
る紫外線の照射効率を良好に保持することができる。
ば、無電極放電ランプユニットは放電管を密閉された外
囲器内に収容した構造となっているため、流水中に水没
させても、放電管の表面温度が低下しないため、照射す
る紫外線の照射効率を良好に保持することができる。
【0037】請求項2の発明によれば、容器内に至るま
では一対のリード線で済むため、リード線を容器に導入
する水密構造の導入孔は多くとも2個設ければ良いた
め、無電極放電ランプユニットの構造を簡単化すると共
に、水密構造部分を少なくすることができるため、容器
の信頼性を向上させ、その製造コストを安価にすること
ができる。
では一対のリード線で済むため、リード線を容器に導入
する水密構造の導入孔は多くとも2個設ければ良いた
め、無電極放電ランプユニットの構造を簡単化すると共
に、水密構造部分を少なくすることができるため、容器
の信頼性を向上させ、その製造コストを安価にすること
ができる。
【0038】請求項3の発明によれば、複数の励起コイ
ルを放電管の外壁に近接配置された一対の導電体部材に
並列接続するため、前記励起コイルを並列接続するため
の配線が容器内に突出することがなくなって、放電管か
ら照射される紫外線が前記配線により遮蔽されることが
なくなり、紫外線の照射効率を向上させることができ
る。
ルを放電管の外壁に近接配置された一対の導電体部材に
並列接続するため、前記励起コイルを並列接続するため
の配線が容器内に突出することがなくなって、放電管か
ら照射される紫外線が前記配線により遮蔽されることが
なくなり、紫外線の照射効率を向上させることができ
る。
【0039】請求項4の発明によれば、前記一対の導電
体部材を励起コイルの一部を用いて前記放電管の外壁に
固定しているため、構造を簡単化して製造コストを低減
することができる。
体部材を励起コイルの一部を用いて前記放電管の外壁に
固定しているため、構造を簡単化して製造コストを低減
することができる。
【0040】請求項5、7の発明によれば、放電管から
照射された紫外線を受けて光半導体から活性電子が発生
するため、前記紫外線に加えて活性電子も流水等の殺菌
又は有機物の分解に寄与することにより、水処理効率を
向上させることができる。
照射された紫外線を受けて光半導体から活性電子が発生
するため、前記紫外線に加えて活性電子も流水等の殺菌
又は有機物の分解に寄与することにより、水処理効率を
向上させることができる。
【0041】請求項6の発明によれば、流水中に水没さ
せても紫外線照射効率が落ちない無電極放電ランプユニ
ットを用いているため、被処理水に対する期待通りの殺
菌処理を行うことができる。
せても紫外線照射効率が落ちない無電極放電ランプユニ
ットを用いているため、被処理水に対する期待通りの殺
菌処理を行うことができる。
【図1】本発明の無電極放電ランプユニットの第1の実
施の形態の構成を示した一部破砕斜視図。
施の形態の構成を示した一部破砕斜視図。
【図2】本発明の無電極放電ランプユニットの第2の実
施の形態の構成を示した一部破砕斜視図。
施の形態の構成を示した一部破砕斜視図。
【図3】本発明の無電極放電ランプユニットの第3の実
施の形態の構成を示した一部破砕斜視図。
施の形態の構成を示した一部破砕斜視図。
【図4】本発明の液体処理装置の一実施の形態の構成を
示した概略図。
示した概略図。
【図5】従来の無電極放電ランプ点灯装置の一実施の形
態の構成を示した概略図。
態の構成を示した概略図。
【図6】放電管の最冷部と放電管から照射される紫外線
の強度の関係を示した特性図。
の強度の関係を示した特性図。
11 放電管 11a、13a 外管 11b 内管 12a〜12c 励起コイル 13 外囲器 13b フランジ 14 導入孔 15 リード線 16 流水管 17 引き出し孔 19 平板ワイヤー 20 光半導体部材 40 高周波電源 41 接続部 42 水道管 50 無電極放電ランプユニット
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05B 41/24 H05B 41/24 M (72)発明者 大西 博 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内 (72)発明者 中山 芳夫 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 石光 万亀夫 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内
Claims (7)
- 【請求項1】 水銀又は希ガスを封入した放電管と;こ
の放電管の外周部に巻回された複数の独立した励起コイ
ルと;前記放電管と励起コイルを収容する少なくとも一
部が紫外線透過部材で形成された水密構造の容器と;前
記励起コイルに高周波電流を供給する一対のリード線
と;この一対のリード線を前記容器内に導入する水密構
造の1個又は2個の導入孔と;を具備することを特徴と
する無電極放電ランプユニット。 - 【請求項2】 前記一対のリード線は前記容器内部で複
数の独立した励起コイルを並列接続することを特徴とす
る請求項1記載の無電極放電ランプユニット。 - 【請求項3】 水銀又は希ガスを封入した放電管と;こ
の放電管の外周部に巻回された複数の独立した励起コイ
ルと;前記放電管と励起コイルを収容する少なくとも一
部が紫外線透過部材で形成された水密構造の容器と;前
記放電管及び外周部に近接し、且つ前記励起コイルの軸
方向に沿って配置されて前記励起コイルを並列接続する
細長い一対の導電体部材と;この一対の導電体部材のそ
れぞれに接続される一対のリード線と;この一対のリー
ド線を前記容器内に導入する水密構造の少なくとも1個
又は2個の導入孔と;を具備することを特徴とする無電
極放電ランプユニット。 - 【請求項4】 前記励起コイルに絶縁材を被覆し、この
励起コイルの一部により前記一対の導電体部材を前記放
電管の外壁に巻き締めることを特徴とする請求項3記載
の無電極放電ランプユニット。 - 【請求項5】 前記放電管の外側に配置された光半導体
部材を具備することを特徴とする請求項1乃至3いずれ
か一記載の無電極放電ランプユニット。 - 【請求項6】 請求項1乃至5いずれか1に記載の無電
極放電ランプユニットと;この無電極放電ランプユニッ
トを内部に配置し、且つこの内部に被処理液体を流す流
水管と;無電極放電ランプユニットから出る一対のリー
ド線を前記流水管の外部に引き出す水密構造の引き出し
孔と;この引き出し孔から引き出された一対のリード線
に高周波電流を供給する高周波電源と;を具備すること
を特徴とする液体処理装置。 - 【請求項7】 前記流水管の内壁で前記無電極放電ラン
プユニットに近接した部分に光半導体部材を塗布したこ
とを特徴とする請求項6記載の液体処理装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8289954A JPH10134780A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 無電極放電ランプユニット及び液体処理装置 |
CA002219578A CA2219578C (en) | 1996-10-31 | 1997-10-29 | Non-electrode discharge lamp apparatus and liquid treatment apparatus using such lamp apparatus |
US08/960,411 US6087774A (en) | 1996-10-31 | 1997-10-29 | Non-electrode discharge lamp apparatus and liquid treatment apparatus using such lamp apparatus |
FR9713723A FR2755296B1 (fr) | 1996-10-31 | 1997-10-31 | Appareil a lampe a decharge sans electrode et appareil de traitement de liquide |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8289954A JPH10134780A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 無電極放電ランプユニット及び液体処理装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002372570A Division JP3509817B2 (ja) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | 無電極放電ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10134780A true JPH10134780A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17749893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8289954A Pending JPH10134780A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 無電極放電ランプユニット及び液体処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10134780A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012223732A (ja) * | 2011-04-21 | 2012-11-15 | Photoscience Japan Corp | 液体処理装置 |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP8289954A patent/JPH10134780A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012223732A (ja) * | 2011-04-21 | 2012-11-15 | Photoscience Japan Corp | 液体処理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030408 |