JP3532153B2 - レベルシフタ制御回路 - Google Patents

レベルシフタ制御回路

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JP3532153B2
JP3532153B2 JP2000389847A JP2000389847A JP3532153B2 JP 3532153 B2 JP3532153 B2 JP 3532153B2 JP 2000389847 A JP2000389847 A JP 2000389847A JP 2000389847 A JP2000389847 A JP 2000389847A JP 3532153 B2 JP3532153 B2 JP 3532153B2
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秀一郎 藤本
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/017581Coupling arrangements; Interface arrangements programmable

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路な
どの集積回路において、第1の電源に適合した信号を第
2の電源に適合した信号にレベルシフトする複数のレベ
ルシフタとともに異種電源間信号接続回路を構成し、上
記複数のレベルシフタのいずれかを入力された選択信号
に従って選択的に動作させるレベルシフタ制御回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】図7は異種電源間信号接続回路の構成図
である。図7において、異種電源間信号接続回路は、レ
ベルシフタ1,2およびレベルシフタ制御回路3によっ
て構成されており、4は電源がVDD1の回路ブロッ
ク、5は電源がVDD2の回路ブロックである。電源V
DD1は、レベルシフタ1,2および回路ブロック4に
供給され、電源VDD1よりも高電圧の電源VDD2
は、レベルシフタ1,2、レベルシフタ制御回路3、お
よび回路ブロック5に供給される。
【0003】レベルシフタ1,2は、ともに回路ブロッ
ク4から出力された信号(電源VDD1に適合した信
号)を、回路ブロック5に入力するための信号(電源V
DD2に適合した信号)にシフトアップするレベルシフ
タである。レベルシフタ1は、レベルシフタ2よりも低
消費電力のレベルシフタであり、レベルシフタ2は、レ
ベルシフタ1よりも動作可能な電源電圧範囲が広いレベ
ルシフタである。
【0004】レベルシフタ制御回路3は、入力された選
択信号に従ってレベルシフタ1または2のいずれかを選
択し、選択したレベルシフタを動作させるとともに、選
択しなかったレベルシフタの動作を停止させ、選択した
レベルシフタの出力信号を回路ブロック5に入力する。
【0005】上記の選択信号およびレベルシフタ制御回
路3によって、電源VDD1と電源VDD2の電位差が
レベルシフタ1の動作可能範囲内であるときには、低消
費電力のレベルシフタ1が動作し、上記の電位差がレベ
ルシフタ1の動作可能範囲内でないときには、レベルシ
フタ2が動作する。
【0006】図8は従来のレベルシフタ制御回路の回路
図である。図8のレベルシフタ制御回路は、レジスタ回
路11と、ANDゲート17,18と、ORゲート21
とを備える。このレベルシフタ制御回路には、レベルシ
フタ1からの出力信号(ただし、レベルシフタ1が選択
され動作しているとき)、レベルシフタ2からの出力信
号(ただし、レベルシフタ1が選択され動作していると
き)、切替信号、および書込信号が入力される。切替信
号および書込信号は、上記の選択信号を構成している。
これらの切替信号および書込信号は、集積回路に設けら
れた電源管理のための回路、あるいはマイクロコントロ
ーラを備えた集積回路ではこのマイクロコントローラな
どにおいて生成される。
【0007】レジスタ回路11は、切替信号が入力され
るD端子(データ入力端子)と、書込信号が入力される
L端子(ラッチクロック入力端子)と、ラッチした信号
を出力するQ端子(データ出力端子)とを備え、書込信
号の立上がりエッジで切替信号をラッチし、この切替信
号のラッチ信号をQ端子に出力する。なお、上記の選択
信号の”H”(Highレベル)は切替信号の”H”に
相当し、上記の選択信号の”L”(Lowレベル)は切
替信号の”L”に相当するが、上記の選択信号の変化の
タイミングは、切替信号がレジスタ回路11によってラ
ッチされるとき(書込信号の立上がりエッジ)とする。
従って、図8のシフトレジスタ制御回路内においては、
レジスタ回路11の出力信号が上記の選択信号に相当す
る。
【0008】レジスタ回路11から出力された切替信号
のラッチ信号は、ANDゲート17の第1の入力端子
(反転入力端子)およびANDゲート18の第1の入力
端子に入力されるとともに、レベルシフタ1,2に出力
される。ANDゲート17の第2の入力端子には、レベ
ルシフタ1の出力信号が入力され、ANDゲート18の
第2の入力端子には、レベルシフタ2の出力信号が入力
される。ANDゲート17の出力信号およびANDゲー
ト18の出力信号は、ORゲート21に入力され、OR
ゲート21の出力信号は図7の回路ブロック5に入力さ
れる。
【0009】レジスタ回路11の出力信号が”L”(L
owレベル)のときには、レベルシフタ1は動作し、レ
ベルシフタ2は動作を停止し、ANDゲート17,18
およびORゲート21によってレベルシフタ1の出力信
号が選択され、図7の回路ブロック5に出力される。ま
た、上記のレジスタ回路11の出力信号が”H”(Hi
ghレベル)のときには、レベルシフタ1は動作を停止
し、レベルシフタ2は動作し、ANDゲート17,18
およびORゲート21によってレベルシフタ2の出力信
号が選択され、図7の回路ブロック5に出力される。
【0010】図11は図8の従来のレベルシフタ制御回
路の動作を説明するタイミングチャートである。図11
において、(a)は電源VDD1、(b)は電源VDD
2、(c)は切替信号(d)は書込信号、(e)はシフ
トレジスタ1の出力信号、(f)はシフトレジスタ2の
出力信号、(g)はレベルシフタ制御回路の出力信号で
ある。図11では、電源VDD1は0.7[V]であ
り、電源VDD2は1.1[V]または5[V]であ
り、電源VDD2が1.1[V]のとき、低消費電力タ
イプのレベルシフタ1が選択され、電源VDD2が5
[V]のとき、レベルシフタ2が選択される。
【0011】集積回路において、電源VDD2が1.1
[V]から5[V]に変更されるに先立って切替信号
が”L”から”H”になり、そのあと書込信号が”L”
から”H”になるとともに電源VDD2が1.1[V]
から5[V]に上昇する。書込信号が”L”から”H”
になると、図8のレベルシフタ制御回路において、レジ
スタ回路11によって上記書込信号の立上がりエッジで
上記”H”の切替信号がラッチされ、レジスタ回路11
の出力信号が”L”から”H”になる。これによって、
いままで動作していたシフトレジスタ1は動作を停止
し、いままで動作を停止していたシフトレジスタ2は動
作を開始し、ANDゲート17,18およびORゲート
21によってレベルシフタ2の出力信号が選択される。
【0012】また、集積回路において、電源VDD2が
5[V]から1.1[V]に変更されるに先立って切替
信号が”H”から”L”になり、そのあと書込信号が”
L”から”H”になるとともに電源VDD2が5[V]
から1.1[V]に降下を開始する。書込信号が”L”
から”H”になると、図8のレベルシフタ制御回路にお
いて、レジスタ回路11によって上記書込信号の立上が
りエッジで上記”L”の切替信号がラッチされ、レジス
タ回路11の出力信号が”H”から”L”になる。これ
によって、いままで動作していたシフトレジスタ2は動
作を停止し、いままで動作を停止していたシフトレジス
タ1は動作を開始し、ANDゲート17,18およびO
Rゲート21によってレベルシフタ1の出力信号が選択
される。
【0013】図10は低消費電力タイプのレベルシフタ
1の回路図であり、図11はレベルシフタ2の回路図で
ある。図10および図11において同じものには同じ符
号を付してある。
【0014】図11のレベルシフタ2は、インバータ回
路IV1,IV2と、NMOSトランジスタn1,n2
と、PMOSトランジスタp1,p2とを備える。図7
の回路ブロック4からの出力信号は、インバータ回路I
V1に入力され、インバータ回路IV1の出力信号はイ
ンバータ回路IV2に入力される。インバータ回路IV
1,IV2の電源には電源VDD1が供給される。トラ
ンジスタn1のゲート電極にはインバータ回路IV2の
出力信号が入力され、トランジスタn2のゲート電極に
はインバータ回路IV1の出力信号が入力され、トラン
ジスタn1,n2のソース電極は接地されている。トラ
ンジスタp1のドレイン電極はトランジスタn1のドレ
イン電極に接続され、トランジスタp2のドレイン電極
はトランジスタn2のドレイン電極に接続され、トラン
ジスタp1のゲート電極はトランジスタp2のドレイン
電極に接続され、トランジスタp2のゲート電極はトラ
ンジスタp1のドレイン電極に接続され、トランジスタ
p1,p2のドレイン電極は接地されている。そして、
トランジスタn2,p2のドレイン電極の接続ノードに
生成された信号が、レベルシフトした信号として出力さ
れる。
【0015】図11のレベルシフタ2において、入力信
号(図7の回路ブロック4からの出力信号)が”L”の
ときには、トランジスタn1,p2はONし、トランジ
スタn2,p1はOFFし、”L”の信号が出力され
る。また、入力信号が”H”(電源VDD1に適合した
レベル)のときには、トランジスタn1,p2はOFF
し、トランジスタn2,p1はONし、電源VDD1に
適合したレベルにシフトアップされた”H”の信号が出
力される。
【0016】図10の低消費電力タイプのレベルシフタ
1は、図11のレベルシフタ2において、PMOSトラ
ンジスタp3,p4を設けたものである。トランジスタ
p3のゲート電極にはインバータ回路IV2の出力信号
が入力され、トランジスタp4のゲート電極にはインバ
ータ回路IV1の出力信号が入力され、トランジスタp
3のドレイン電極はトランジスタp1のソース電極に接
続され、トランジスタp4のドレイン電極はトランジス
タp2のソース電極に接続され、トランジスタp3,P
4のソース電極は電源VDD2に接続されている。
【0017】図10のレベルシフタ1において、入力信
号(図7の回路ブロック4からの出力信号)が”L”の
ときには、トランジスタn1,p2,p4はONし、ト
ランジスタn2,p1,p3はOFFし、”L”の信号
が出力される。このとき、トランジスタp4は負荷とし
て機能し、トランジスタのスイッチ時に流れる電流を制
限し、消費電力を低減する。また、入力信号が”H”
(電源VDD1に適合したレベル)のときには、トラン
ジスタn1,p2,p4はOFFし、トランジスタn
2,p1,p3はONし、電源VDD1に適合したレベ
ルにシフトアップされた”H”の信号が出力される。こ
のとき、トランジスタp3は負荷として機能し、トラン
ジスタのスイッチ時に流れる電流を制限し、消費電力を
低減する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のレベルシフタ制御回路では、電源VDD2の電位の降
下に伴ってレベルシフタ2から低消費電力のレベルシフ
タ1に切り替えるときに、電源VDD2の電位の降下が
終了し、電源VDD2の電位が安定するまでレベルシフ
タ1においてレベルシフトがされず、レベルシフタ制御
回路の出力信号に図9(g)のようなレベルシフト抜け
を生じ、図7の回路ブロック4から回路ブロック5に信
号が伝達されないという課題があった。これは、以下に
説明する理由による。
【0019】集積回路において、電源の電位を上昇させ
るときには速やかに上昇するが、電源の電位を降下させ
るときには速やかに降下せず、安定するまでに時間がか
かる(図9(b)参照)。また、図10のレベルシフタ
1において、電源VDD1と電源VDD2の電位差がト
ランジスタp3,p4のしきい値以上に大きいと、トラ
ンジスタp3,p4がOFFできなくなるので、トラン
ジスタp1,p2が入力信号に従ってスイッチングしな
くなり、レベルシフトした信号が出力されなくなる。上
記従来のレベルシフタ制御回路では、レベルシフタの切
り替えは電源電位の上昇または降下の開始時になされ、
電源VDD2の電位降下に伴ってレベルシフタ2からレ
ベルシフタ1に切り替えられたときには、電源VDD2
の電位が、まだトランジスタp3,p4がOFFできる
範囲内まで降下していないので、上記のレベルシフト抜
けを生じるのである。
【0020】なお、上記のレベルシフト抜けは、レベル
シフタ1からレベルシフタ2に切り替えるときには生じ
ないことは、言うまでもない。また、電源VDD1の電
位上昇に伴ってレベルシフタ2からレベルシフタ1に切
り替えるときには、電源VDD1の電位が、トランジス
タp3,p4がOFFできる範囲内まで速やかに上昇す
るので、上記のレベルシフト抜けを生じない。
【0021】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、出力信号のレベルシフト
抜けをなくすことができるレベルシフタ制御回路を提供
することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のレベルシフタ制御回路は、第1の電源に適
合した信号を第2の電源に適合した信号にレベルシフト
する第1および第2のレベルシフタのいずれかを入力さ
れた選択信号に従って選択的に動作させるレベルシフタ
制御回路において、上記選択信号が第1のレベルから第
2のレベルになると、動作させるレベルシフタを、第2
のレベルシフタよりも低消費電力の第1のレベルシフタ
から第2のレベルシフタに切り替え、上記選択信号が第
2のレベルから第1のレベルになったあと所定の時間を
経過したら、動作させるレベルシフタを、第2のレベル
シフタから上記第1のレベルシフタに切り替えることを
特徴とする。
【0023】また、本発明の他のレベルシフタ制御回路
は、第1の電源に適合した信号を第2の電源に適合した
信号にレベルシフトする第1および第2のレベルシフタ
のいずれかを入力された選択信号に従って選択的に動作
させるレベルシフタ制御回路において、上記選択信号が
第1のレベルから第2のレベルになると、動作させるレ
ベルシフタを、第2のレベルシフタよりも低消費電力の
第1のレベルシフタから第2のレベルシフタに切り替
え、第2の電源の電位を降下させる変更に伴って上記選
択信号が第2のレベルから第1のレベルになったあと第
2の電源が所定の電位まで降下したら、動作させるレベ
ルシフタを、第2のレベルシフタから上記第1のレベル
シフタに切り替えることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1のレベルシフタ制御回路の
回路図である。図1において、図7と同じものには同じ
符号を付してある。図1のレベルシフタ制御回路は、レ
ジスタ回路11と、Dフリップフロップ回路12と、カ
ウンタ回路13と、遅延回路14と、ANDゲート1
6,17,18と、ORゲート19,20,21とを備
える。このレベルシフタ制御回路には、レベルシフタ1
からの出力信号(ただし、レベルシフタ1が選択され動
作しているとき)、レベルシフタ2からの出力信号(た
だし、レベルシフタ1が選択され動作しているとき)、
切替信号、書込信号、タイムベースクロック信号(時間
間隔が等しいクロック信号)、およびシステムリセット
信号が入力される。上記の切替信号および書込信号は、
レベルシフタ1,2を切り替えるための選択信号を構成
している。また、図1の信号ウは、レベルシフタ1,2
を切り替えるための遅延選択信号に相当する。
【0025】図1において、Dフリップフロップ回路1
2は、切替信号が入力されるクロック入力端子と、電源
VDD2が供給されるD端子(データ入力端子)と、ラ
ッチした信号を出力するQ端子(データ出力端子)と、
リセット信号オが入力されるR端子(リセット入力端
子)とを備え、切替信号の立下がりエッジで電源VDD
2による”H”(Highレベル)の入力信号をラッチ
し、この”H”のラッチ信号を遅延選択信号ウとしてQ
端子から出力し、リセット信号オの立上がりエッジでQ
端子の出力信号を”L”(Lowレベル)にリセットす
る。ANDゲート16には、遅延選択信号ウ(Dフリッ
プフロップ回路12の出力信号)およびクロック信号
(タイムベースクロック信号)が入力され、ANDゲー
ト16の出力信号はカウンタ回路13に入力される。
【0026】カウンタ回路13は、遅延選択信号ウが”
H”のときにANDゲート16を介して入力されるクロ
ック入力端子と、電源VDD2が供給されるD端子(デ
ータ入力端子)と、クロック信号の2n(nは2以上の
任意の整数)分周信号をカウント値として反転出力する
QBn端子(カウント出力端子)と、リセット信号オが
入力されるR端子(リセット入力端子)とを備え、遅延
選択信号ウが”H”のときに入力される上記クロック信
号の立下がりエッジでカウント動作をし、上記の2n
周信号を信号エとしてQBn端子から反転出力し、リセ
ット信号オの立上がりエッジでQBn端子の出力信号
を”H”にリセットする。
【0027】遅延回路14は、信号エ(カウンタ回路1
3の出力信号、上記の2n分周信号)を時間Dだけ遅延
するとともに反転し、ORゲート19に出力する。OR
ゲート19には、遅延回路14の出力信号(信号エを時
間D遅延されるとともに反転させた信号)およびシステ
ムリセット信号が入力され、ORゲート19の出力信号
であるリセット信号オは、Dフリップフロップ回路12
のR端子およびカウンタ回路13のR端子に入力され
る。なお、この遅延回路14は、信号エによってDフリ
ップフロップ回路12およびカウンタ回路13を確実に
リセットするために設けたものであり、削除することも
可能である。この場合には、カウンタ回路13のQn端
子の出力信号を信号エとしてORゲートに入力する。上
記のQn端子は、クロック信号の2n分周信号を非反転
出力する端子である。
【0028】レジスタ回路11は、切替信号が入力され
るD端子(データ入力端子)と、書込信号が入力される
L端子(ラッチクロック入力端子)と、ラッチした信号
を出力するQ端子(データ出力端子)とを備え、書込信
号の立上がりエッジで切替信号をラッチし、この切替信
号のラッチ信号を信号アとしてQ端子から出力する。な
お、上記の選択信号の”H”(Highレベル)は切替
信号の”H”に相当し、上記の選択信号の”L”(Lo
wレベル)は切替信号の”L”に相当するが、上記の選
択信号の変化のタイミングは、切替信号がレジスタ回路
11によってラッチされるとき(書込信号の立上がりエ
ッジ)とする。従って、図1の制御回路内においては信
号アが上記の選択信号に相当し、以下の説明において信
号アを単に選択信号と称する。
【0029】ORゲート20には、選択信号ア(レジス
タ回路11の出力信号)および遅延選択信号ウ(Dフリ
ップフロップ回路12の出力信号)が入力され、ORゲ
ート20の出力信号である信号イは、ANDゲート17
の第1の入力端子(反転入力端子)およびANDゲート
18の第1の入力端子に入力されるとともに、レベルシ
フタ1,2に出力される。ANDゲート17の第2の入
力端子には、レベルシフタ1の出力信号が入力され、A
NDゲート18の第2の入力端子には、レベルシフタ2
の出力信号が入力される。ANDゲート17の出力信号
およびANDゲート18の出力信号は、ORゲート21
に入力され、ORゲート21の出力信号は図1のレベル
シフタ制御回路の出力信号となる。
【0030】信号イが”L”のときには、レベルシフタ
1は動作し、レベルシフタ2は動作を停止し、ANDゲ
ート17,18およびORゲート21によってレベルシ
フタ1の出力信号が選択され、出力される。また、信号
イが”H”のときには、レベルシフタ1は動作を停止
し、レベルシフタ2は動作し、ANDゲート17,18
およびORゲート21によってレベルシフタ2の出力信
号が選択され、出力される。
【0031】図2は図1のレベルシフタ制御回路の動作
を説明するタイミングチャートである。図2において、
(a)は電源VDD1、(b)は電源VDD2、(c)
はシステムリセット信号、(d)は切替信号、(e)は
書込信号、(f)は図1の選択信号ア(レジスタ回路1
1の出力信号)、(g)は図1の信号イ(ORゲート2
0の出力信号)、(h)はレベルシフタ1の出力信号、
(i)はレベルシフタ2の出力信号、(j)は図1の遅
延選択信号ウ(Dフリップフロップ回路12の出力信
号)、(j)は図1の信号エ(カウンタ回路13の出力
信号)、(k)は図1のリセット信号オ(ORゲート1
9の出力信号)、(l)は図1のレベルシフタ制御回路
の出力信号(ORゲート21の出力信号)である。図2
では、電源VDD1は0.7[V]であり、電源VDD
2は1.1[V]または5[V]であり、電源VDD2
が1.1[V]のとき、低消費電力タイプのレベルシフ
タ1が選択され、電源VDD2が5[V]のとき、レベ
ルシフタ2が選択される。
【0032】まず、起動時や初期化動作などのときにシ
ステムリセット信号が”H”(Highレベル)になる
と、リセット信号オが”H”になり、Dフリップフロッ
プ回路12およびカウンタ回路13はリセットされる。
これにより、遅延選択信号ウは”L”(Lowレベル)
にリセットされ、信号エは”H”レベルにリセットされ
る。このシステムリセット信号によるリセットのあと、
図2では選択信号アが遅延選択信号ウと同じ”L”なの
で、信号イは”L”であり、シフトレジスタ1は動作
し、シフトレジスタ2は動作を停止し、ANDゲート1
7,18およびORゲート21によって低消費電力タイ
プのレベルシフタ1の出力信号が図1のレベルシフタ制
御回路の出力信号として選択される。このとき、電源V
DD2は1.1[V]である。
【0033】次に、電源VDD2が1.1[V]から5
[V]に変更されるに先立って切替信号が”L”から”
H”になり、そのあと書込信号が”L”から”H”にな
るとともに、電源VDD2が1.1[V]から5[V]
に上昇する。書込信号が”L”から”H”になると、図
1のレベルシフタ制御回路において、レジスタ回路11
によって上記書込信号の立上がりエッジで上記”H”の
切替信号がラッチされ、選択信号アが”L”から”H”
になる。これによって、信号イが”H”になり、いまま
で動作していたシフトレジスタ1は動作を停止し、いま
まで動作を停止していたシフトレジスタ2は動作を開始
し、ANDゲート17,18およびORゲート21によ
ってレベルシフタ2の出力信号が選択される。
【0034】次に、電源VDD2が5[V]から1.1
[V]に変更されるに先立って切替信号が”H”から”
L”になると、図1のレベルシフタ制御回路において、
Dフリップフロップ回路12によって上記切替信号の立
下がりエッジで電源VDD2による”H”の信号がラッ
チされ、遅延選択信号ウが”H”になる。これにより、
ANDゲート16を介してクロック信号(タイムベース
クロック信号)がカウンタ回路13に入力されるように
なり、カウンタ回路13はカウント動作を開始する。
【0035】切替信号が”H”から”L”になったあと
間もなく、書込信号が”L”から”H”になるとともに
電源VDD2が5[V]から1.1[V]に降下を開始
する。書込信号が”L”から”H”になると、図1のレ
ベルシフタ制御回路において、レジスタ回路11によっ
て上記書込信号の立上がりエッジで上記”L”の切替信
号がラッチされ、選択信号アが”H”から”L”にな
る。しかしこのとき、遅延選択信号ウは”H”になって
いるので、信号イは”H”のまま保持される。従って、
電源VDD2が降下を開始しても、図1のレベルシフタ
制御回路の出力信号は、レベルシフタ2の出力信号のま
ま保持される。
【0036】そして、選択信号アが”L”になったあと
であって、カウンタ回路13のカウント開始から時間T
経過したあとに、カウンタ回路13のカウント値が2n
になると、クロック信号の2n分周信号である信号エ
は”L”になる。この信号エは、遅延回路14におい
て、時間D遅延されるとともに反転され、ORゲート1
9に入力される。これにより、遅延選択信号ウの立上が
り(=カウンタ回路13のカウントの開始)から時間T
+Dあとに、リセット信号オが”H”になり、Dフリッ
プフロップ回路12およびカウンタ回路13がリセット
される。このDフリップフロップ回路12のリセットに
よって遅延選択信号ウは”L”になるので、信号イは”
L”レベルになり、いままで動作していたシフトレジス
タ2は動作を停止し、いままで動作を停止していたシフ
トレジスタ1は動作を開始し、ANDゲート17,18
およびORゲート21によって低消費電力タイプのレベ
ルシフタ1の出力信号が選択される。
【0037】このように、図1のレベルシフタ制御回路
では、電源VDD2が降下するときには、レベルシフタ
制御回路の出力信号(ORゲート21の出力信号)は、
電源VDD2の降下開始から時間T+D−Ts(Tはカ
ウンタ回路13においてクロック信号が2nまでカウン
トアップされる時間、Dは遅延回路14による遅延時
間、Tsは切替信号の立下がりから書込信号の立上がり
までの時間)を経過してから(遅延回路14を設けない
ときは時間T−Ts経過してから)、レベルシフタ1の
出力信号からレベルシフタ2の出力信号に切り替えられ
る。上記の時間T+D−Ts(あるいはT−Ts)を、
電源VDD2が降下開始から低消費電力タイプのレベル
シフタ1の動作可能範囲内に降下するまでにかかる時間
以上に設定すれば、出力信号のレベルシフト抜けをなく
すことができる。
【0038】なお、信号エとして選択するカウンタ回路
13の分周信号の分周値、あるいはカウンタ回路13の
入力クロック信号であるタイムベースクロック信号の周
波数の値を適宜選択することによって、上記の時間Tを
上記レベルシフト抜けがなくなる条件に適合する時間に
自由かつ容易に調整することが可能である。カウンタ回
路は、入力されたクロック信号を2,22,…2n,2
n+1,…分周して出力するQ1,Q2,…Qn,Qn+
1,…端子、および入力されたクロック信号を2,
2,…2n,2n+1,…分周して反転出力するQB1,
QB2,…QBn,QBn+1,…端子を備えている。
【0039】この実施の形態1のレベルシフタ制御回路
では、Dフリップフロップ回路12、カウンタ回路1
3、遅延回路14、ANDゲート16、およびORゲー
ト19は、選択信号アが”H”であるときに”H”にな
り、選択信号アが”L”になってから時間T+D−Ts
(あるいはT−Ts)を経過したら”L”になる遅延選
択信号ウを生成する遅延選択信号生成手段を構成してい
る。また、ANDゲート17,18およびORゲート2
0,21は、選択信号アが”L”から”H”になると、
動作させるレベルシフタを低消費電力タイプのレベルシ
フタ1からレベルシフタ2に切り替え、遅延選択信号ウ
が”H”から”L”になると、動作させるレベルシフタ
をレベルシフタ1からレベルシフタ2に切り替える切替
手段を構成している。
【0040】以上のように実施の形態1によれば、Dフ
リップフロップ回路12およびカウンタ回路13を設け
て遅延選択信号ウを生成し、選択信号アが”H”から”
L”になったあと時間T+D−Ts(あるいはT−T
s)を経過して遅延選択信号ウが”L”になったら、レ
ベルシフタ2から低消費電力タイプのレベルシフタ1に
切り替えることにより、電源VDD2の電位がレベルシ
フタ1の動作可能範囲内に降下してからレベルシフタ1
に切り替えることができるので、出力信号のレベルシフ
ト抜けをなくすことができる。
【0041】実施の形態2 図3は本発明の実施の形態2のレベルシフタ制御回路の
回路図である。図3において、図1と同じものには同じ
符号を付してある。図3のレベルシフタ制御回路は、ク
ロック切替レジスタ回路11と、Dフリップフロップ回
路12と、遅延回路14と、ANDゲート16,17,
18と、ORゲート19,20,21と、インバータ回
路31,32と、PMOSトランジスタ33と、NMO
Sトランジスタ34と、抵抗35と、コンデンサ36と
を備える。つまり、実施の形態2のレベルシフタ制御回
路は、上記実施の形態1のレベルシフタ制御回路(図1
参照)において、カウンタ回路13およびANDゲート
16による機能を、インバータ回路31,32、PMO
Sトランジスタ33、NMOSトランジスタ34、抵抗
35、およびコンデンサ36によって実現したものであ
る。
【0042】図3において、遅延選択信号ウ(Dフリッ
プフロップ回路12の出力信号)は、ORゲート21お
よびインバータ回路31に入力され、インバータ回路3
1の出力信号は、PMOSトランジスタ33のゲート電
極およびNMOSトランジスタ34のゲート電極に入力
される。PMOSトランジスタ33のソース電極には電
源VDD2が供給され、PMOSトランジスタ33のド
レイン電極は抵抗35の第1の端子に接続されている。
抵抗35の第2の端子およびコンデンサ36の第1の端
子は積分信号カの出力ノードに接続され、コンデンサ3
6の第2の端子は接地されている。NMOSトランジス
タ34のソース電極は接地され、NMOSトランジスタ
34のドレイン電極は積分信号カの出力ノードに接続さ
れている。積分信号カは、インバータ回路32に入力さ
れ、インバータ回路32に出力信号である信号エは遅延
回路14に入力される。
【0043】抵抗35およびコンデンサ36は、積分信
号カを生成するCR積分回路を構成している。PMOS
トランジスタ33は、上記CR積分回路の積分動作を開
始させるためのイネーブル用トランジスタであり、NM
OSトランジスタ34は、上記CR積分回路を初期化す
る(コンデンサ36を放電させ、積分信号カの出力ノー
ドを”L”にする)ためのイニシャライズ用トランジス
タである。
【0044】図4は図3のレベルシフタ制御回路の動作
を説明するタイミングチャートである。図4において、
(a)はシステムリセット信号、(b)は切替信号、
(c)は書込信号、(d)は図3の選択信号ア(レジス
タ回路11の出力信号)、(e)は図3の信号イ(OR
ゲート20の出力信号)、(f)は図3の遅延選択信号
ウ(Dフリップフロップ回路12の出力信号)、(g)
は図3の積分信号カ、(h)は図3の信号エ(インバー
タ回路32の出力信号)、(i)は図3のリセット信号
オ(ORゲート19の出力信号)である。なお、電源V
DD1は0.7[V]であり、電源VDD2は1.1
[V]または5[V]であり、電源VDD2が1.1
[V]のとき、低消費電力タイプのレベルシフタ1が選
択され、電源VDD2が5[V]のとき、レベルシフタ
2が選択される。図4においても、図2と同じように、
書込信号の立上がりエッジにおいて電源VDD2の変更
が開始される。
【0045】まず、起動時や初期化動作などのときにシ
ステムリセット信号が”H”になると、リセット信号オ
が”H”になり、Dフリップフロップ回路12はリセッ
トされ、遅延選択信号ウは”L”にリセットされる。こ
のシステムリセット信号によるリセットのあと、インバ
ータ回路31の出力信号は”H”なので、PMOSトラ
ンジスタ33はOFF、NMOSトランジスタ34はO
Nであり、積分信号カは”L”である。また、上記のシ
ステムリセット信号によるリセットのあと、図4では選
択信号アが遅延選択信号ウと同じ”L”なので、信号イ
は”L”であり、シフトレジスタ1は動作し、シフトレ
ジスタ2は動作を停止し、ANDゲート17,18およ
びORゲート21によって低消費電力タイプのレベルシ
フタ1の出力信号が図3のレベルシフタ制御回路の出力
信号として選択される。このとき、電源VDD2は1.
1[V]である。
【0046】次に、電源VDD2が1.1[V]から5
[V]に変更されるに先立って切替信号が”L”から”
H”になり、そのあと書込信号が”L”から”H”にな
るとともに、電源VDD2が1.1[V]から5[V]
に上昇する。書込信号が”L”から”H”になると、図
3のレベルシフタ制御回路において、レジスタ回路11
によって上記書込信号の立上がりエッジで上記”H”の
切替信号がラッチされ、選択信号アが”L”から”H”
になる。これによって、信号イが”H”になり、いまま
で動作していたシフトレジスタ1は動作を停止し、いま
まで動作を停止していたシフトレジスタ2は動作を開始
し、ANDゲート17,18およびORゲート21によ
ってレベルシフタ2の出力信号が選択される。
【0047】次に、電源VDD2が5[V]から1.1
[V]に変更されるに先立って切替信号が”H”から”
L”になると、図3のレベルシフタ制御回路において、
Dフリップフロップ回路12によって上記切替信号の立
下がりエッジで電源VDD2による”H”の信号がラッ
チされ、遅延選択信号ウが”H”になる。これにより、
インバータ回路31の出力信号が”L”になり、PMO
Sトランジスタ33がONするとともにNMOSトラン
ジスタ34がOFFし、CR積分回路はイネーブルされ
て積分動作を開始し、積分信号カの電位は、CR積分回
路の時定数に従って上昇を開始し、図4(g)のように
徐々に上昇する。
【0048】切替信号が”H”から”L”になったあと
間もなく、書込信号が”L”から”H”になるとともに
電源VDD2が5[V]から1.1[V]に降下を開始
する。書込信号が”L”から”H”になると、図3のレ
ベルシフタ制御回路において、レジスタ回路11によっ
て上記書込信号の立上がりエッジで上記”L”の切替信
号がラッチされ、選択信号アが”H”から”L”にな
る。しかしこのとき、遅延選択信号ウは”H”になって
いるので、信号イは”H”のまま保持される。従って、
電源VDD2が降下を開始しても、図3のレベルシフタ
制御回路の出力信号は、レベルシフタ2の出力信号のま
ま保持される。
【0049】そして、選択信号アが”L”になったあと
であって、CR積分回路の積分動作の開始から時間T経
過したあとに、積分信号カの電位がインバータ回路32
のしきい値に達すると、信号エ(インバータ回路32の
出力信号)は”L”になる。この信号エは、遅延回路1
4において、時間D遅延されるとともに反転され、OR
ゲート19に入力される。これにより、遅延選択信号ウ
の立上がり(=CR積分回路の積分動作の開始)から時
間T+Dあとに、リセット信号オが”H”になり、Dフ
リップフロップ回路12がリセットされる。このDフリ
ップフロップ回路12のリセットによって遅延選択信号
ウは”L”になるので、信号イは”L”レベルになり、
いままで動作していたシフトレジスタ2は動作を停止
し、いままで動作を停止していたシフトレジスタ1は動
作を開始し、ANDゲート17,18およびORゲート
21によって低消費電力タイプのレベルシフタ1の出力
信号が選択される。また、遅延選択信号ウが”L”にな
ると、インバータ回路31の出力信号が”H”になり、
PMOSトランジスタ33がOFFするとともにNMO
Sトランジスタ34がONするので、CR積分回路はイ
ニシャライズされ、積分信号カは”L”になる。
【0050】このように、図3のレベルシフタ制御回路
では、電源VDD2が降下するときには、レベルシフタ
制御回路の出力信号(ORゲート21の出力信号)は、
電源VDD2の降下開始から時間T+D−Ts(TはC
R積分回路の積分動作の開始から積分信号カの電位がイ
ンバータ回路32のしきい値に達するまでの時間、Dは
遅延回路14による遅延時間、Tsは切替信号の立下が
りから書込信号の立上がりまでの時間)経過したあとに
(遅延回路14を設けないときは時間T−Ts経過した
あとに)、レベルシフタ1の出力信号からレベルシフタ
2の出力信号に切り替えられる。上記の時間T+D−T
s(あるいはT−Ts)を、電源VDD2が降下開始か
ら低消費電力タイプのレベルシフタ1の動作可能範囲内
に降下するまでにかかる時間以上に設定すれば、出力信
号のレベルシフト抜けをなくすことができる。なお、C
R積分回路の時定数(抵抗35の抵抗値あるいはコンデ
ンサ36の容量値)を適宜選択することによって、上記
の時間Tを上記レベルシフト抜けがなくなる条件に適合
する時間に自由かつ容易に調整することが可能である。
【0051】この実施の形態2のレベルシフタ制御回路
では、Dフリップフロップ回路12、遅延回路14、O
Rゲート19、インバータ回路31,32、PMOSト
ランジスタ33、NMOSトランジスタ34、抵抗3
5、およびコンデンサ36は、選択信号アが”H”であ
るときに”H”になり、選択信号アが第1のレベルにな
ってから時間T+D−Ts(あるいはT−Ts)を経過
したら”L”になる遅延選択信号ウを生成する遅延選択
信号生成手段を構成している。
【0052】以上のように実施の形態2によれば、Dフ
リップフロップ回路12およびCR積分回路を設けて遅
延選択信号ウを生成し、選択信号アが”H”から”L”
になったあと時間T+D−Ts(あるいはT−Ts)を
経過して遅延選択信号ウが”L”になったら、レベルシ
フタ2から低消費電力タイプのレベルシフタ1に切り替
えることにより、電源VDD2の電位がレベルシフタ1
の動作可能範囲内に降下してからレベルシフタ1に切り
替えることができるので、出力信号のレベルシフト抜け
をなくすことができる。
【0053】実施の形態3 図5は本発明の実施の形態3のレベルシフタ制御回路の
回路図である。図5において、図1と同じものには同じ
符号を付してある。図5の実施の形態3のレベルシフタ
制御回路は、本発明のレベルシフタ制御回路をMCU
(マイクロコントローラ)を備えた集積回路に適用した
ものであり、レジスタ回路11と、ANDゲート17,
18と、ORゲート20,21と、レジスタ回路41
と、MCU(マイクロコントローラ)42とを備える。
つまり、実施の形態3のレベルシフタ制御回路は、上記
実施の形態1のレベルシフタ制御回路(図1参照)にお
いて、遅延選択信号生成手段をレジスタ回路41および
MCU42によって構成したものである。
【0054】図5において、レジスタ回路41は、遅延
切替信号サが入力されるD端子(データ入力端子)と、
遅延書込信号シが入力されるL端子(ラッチクロック入
力端子)と、ラッチした信号を出力するQ端子(データ
出力端子)とを備え、遅延書込信号シの立上がりエッジ
で遅延切替信号をラッチし、この遅延切替信号のラッチ
信号を遅延選択信号ウとしてQ端子から出力する。ま
た、MCU42は、遅延切替信号サおよび遅延書込信号
シを生成し、レジスタ回路41に出力する。
【0055】図5の遅延選択信号ウは、選択信号アが”
H”であるときに”H”になり、選択信号アが”L”に
なってから時間Tを経過したら”L”になる。あるい
は、遅延選択信号ウは、電源VDD2の電位降下に先立
って選択信号アが”H”であるときに”H”になり、電
源VDD2の電位降下に伴って選択信号アが”L”にな
ってから電源VDD2の電位がレベルシフタ1の動作可
能範囲内である基準電位まで降下したら”L”になる。
選択信号アが”L”になる書込信号の立上がりエッジ
(電源電位の変更の開始時)から、遅延選択信号ウを”
H”から”L”にする遅延書込信号シの立上がりエッジ
までの上記の時間Tは、電源VDD2の電位が低消費電
力タイプのレベルシフタ1の動作可能範囲内に降下する
までの時間を確保できる時間に設定される。上記の時間
Tは、MCU42のプログラムの変更によって自由かつ
容易に調整することが可能である。
【0056】遅延選択信号ウの”H”は遅延切替信号サ
の”H”に相当し、遅延選択信号ウの”L”は遅延切替
信号の”L”に相当するが、遅延選択信号ウの変化のタ
イミングは、遅延切替信号サがレジスタ回路41によっ
てラッチされるとき(遅延書込信号シの立上がりエッ
ジ)である。切替信号が書込信号の立上がりエッジ(電
源電位の変更の開始時)に先立って変化するのと同じよ
うに(図2参照)、遅延切替信号サは遅延書込信号の立
上がりエッジに先立って変化する。
【0057】MCUを備えた集積回路では、MCUにお
いて切替信号および書込信号を生成すること、あるいは
MCUからの制御信号に従って電源管理のための回路に
おいて切替信号および書込信号が生成すること、あるい
は切替信号および書込信号の変化タイミングをMCUに
認識させることが可能である。また、電源VDD1およ
びVDD2の電位をMCUに認識させることも可能であ
る。
【0058】このため、あらかじめプログラミングすれ
ば、MCU42において、選択信号アの変化タイミング
あるいは電源VDD2の電位をもとに、遅延選択信号ウ
を構成する遅延切替信号サおよび遅延書込信号シを生成
することが可能である。MCU42は、電源VDD2が
降下するときにのみ、遅延切替信号サおよび遅延書込信
号シを生成する。このため、電源VDD1が変化すると
き、および電源VDD2が上昇するときには、レベルシ
フタ1,2は選択信号アのみに従って切り替えられる。
【0059】図5のレベルシフタ制御回路において、電
源VDD1は0.7[V]であり、電源VDD2は1.
1[V]または5[V]であり、電源VDD2が1.1
[V]のとき、低消費電力タイプのレベルシフタ1が選
択され、電源VDD2が5[V]のとき、レベルシフタ
2が選択される。また、MCU42において電源VDD
2の電位と比較される上記の基準電位は、1.1[V]
と5[V]の間に設定される。
【0060】電源VDD2が5[V]から1.1[V]
に降下させる変更の開始(選択信号アが”L”になる書
込信号の立上がりエッジ)に先立って、MCU42およ
びレジスタ回路41によって遅延選択信号ウは”H”に
なる。このあと間もなく、書込信号の立上がりエッジで
選択信号アが”L”になり、電源VDD2の電位降下が
開始されるが、遅延選択信号ウは”H”になっているの
で、信号イは”H”のまま保持され、図5のレベルシフ
タ制御回路の出力信号は、レベルシフタ2の出力信号の
まま保持される。
【0061】そして、電源VDD2の電位降下の開始
(選択信号アが”L”になったとき)から上記の時間T
を経過すると、あるいは電源VDD2の電位が上記の基
準電圧まで降下すると、MCU42およびレジスタ回路
41によって遅延選択信号ウは”L”になるので、信号
イは”L”レベルになり、いままで動作していたシフト
レジスタ2は動作を停止し、いままで動作を停止してい
たシフトレジスタ1は動作を開始し、ANDゲート1
7,18およびORゲート21によって低消費電力タイ
プのレベルシフタ1の出力信号が選択される。
【0062】このように、図5のレベルシフタ制御回路
では、電源VDD2の電位を降下させる変更のときに
は、電源VDD2の電位降下の開始から時間T(電源V
DD2の電位が低消費電力タイプのシフトレジスタ1の
動作可能範囲内に降下するまでの時間を確保できる時
間)を経過したあとに、あるいは電源VDD2の電位が
実際に低消費電力タイプのシフトレジスタ1の動作可能
範囲内に降下したあとに、シフトレジスタ2からシフト
レジスタ1に切り替えられるので、出力信号のレベルシ
フト抜けをなくすことができる。
【0063】この実施の形態3のレベルシフタ制御回路
では、MCU42およびレジスタ回路41は、選択信号
アが”H”であるときに電源VDD2の電位を降下させ
る変更に先立って”H”になり、上記変更に伴って選択
信号アが”L”になってから時間Tを経過したら”L”
になる遅延選択信号ウを生成する遅延選択信号生成手
段、あるいは選択信号アが”H”であるときに電源VD
D2の電位を降下させる変更に先立って”H”になり、
上記変更に伴って選択信号アが”L”になってから電源
VDD2の電位がレベルシフタ1の動作可能範囲内であ
る基準電位まで降下したら”L”になる遅延選択信号ウ
を生成する遅延選択信号生成手段を構成している。
【0064】以上のように実施の形態3によれば、MU
C42およびレジスタ回路41によって遅延選択信号ウ
を生成し、電源VDD2の電位を降下させる変更に伴っ
て、選択信号アが”H”から”L”になったあと時間T
(電源VDD2の電位が低消費電力タイプのシフトレジ
スタ1の動作可能範囲内に降下するまでの時間を確保で
きる時間)を経過して、あるいは選択信号アが”H”か
ら”L”になったあと電源VDD2の電位がレベルシフ
タ1の動作可能範囲内である基準電位まで降下して、遅
延選択信号ウが”L”になったら、レベルシフタ1から
低消費電力タイプのレベルシフタ1に切り替えることに
より、出力信号のレベルシフト抜けを確実になくすこと
ができる。また、MUC42のプログラムを変更し、O
Rゲート20およびレジスタ回路41を設けるだけなの
で、僅かな回路の追加で実現が可能である。
【0065】実施の形態4 図6は本発明の実施の形態4のレベルシフタ制御回路の
回路図である。図6において、図1と同じものには同じ
符号を付してある。図6のレベルシフタ制御回路は、レ
ジスタ回路11と、ANDゲート17,18と、ORゲ
ート20,21と、コンパレータ回路51とを備える。
つまり、実施の形態4のレベルシフタ制御回路は、上記
実施の形態1のレベルシフタ制御回路(図1参照)にお
いて、遅延選択信号生成手段をコンパレータ回路51に
よって実現したものである。
【0066】図6において、コンパレータ回路51は、
電源VDD2が入力される非反転入力端子と、基準電位
が入力される反転入力端子と、イネーブル信号が入力さ
れるイネーブル入力端子と、遅延選択信号ウを出力する
出力端子とを備える。このコンパレータ回路51は、イ
ネーブル信号が”H”のときには、”L”の遅延選択信
号ウを出力し、イネーブル信号が”L”のときには、電
源VDD2の電位が基準電位よりも高ければ、”H”の
遅延選択信号ウを出力し、電源VDD2の電位が基準電
位以下であれば、”L”の遅延選択信号ウを出力する。
ここで、電源VDD1は固定であり、電源VDD2のみ
変更されるものとする。
【0067】上記のイネーブル信号は、例えば切替信号
と同じ信号である。また、上記の基準電圧は、低消費電
力タイプのレベルシフタ1の動作可能範囲内にある電源
VDD2の電位(例えば、上記の動作可能範囲内の電源
VDD2の電位の上限値、またはこの上限値よりも僅か
に低い電位)に設定される。なお、電源VDD1および
VDD2がともに変更される場合には、コンパレータ回
路51の非反転入力端子に、電源VDD1とVDD2の
電位差VDD2−VDD1を入力することも可能であ
る。この場合には、上記の基準電位は、低消費電力タイ
プのレベルシフタ1の動作可能範囲内にある電位差VD
D2−VDD1(例えば、上記の動作可能範囲内の電位
差VDD2−VDD1の上限値、またはこの上限値より
も僅かに低い電位)に設定される。
【0068】図6のレベルシフタ回路において、電源V
DD1は0.7[V]であり、電源VDD2は1.1
[V]または5[V]であり、電源VDD2が1.1
[V]のとき、低消費電力タイプのレベルシフタ1が選
択され、電源VDD2が5[V]のとき、レベルシフタ
2が選択される。また、コンパレータ回路51において
電源VDD2の電位と比較される基準電位は、1.1
[V]と5[V]の間に設定される。
【0069】電源VDD2を5[V]から1.1[V]
に降下させる変更の開始(選択信号アが”L”になる書
込信号の立上がりエッジ)に先立って切替信号が”H”
から”L”になると、イネーブル信号も”H”から”
L”になる。このとき、電源VDD2は、5[V]であ
り、上記の基準電位よりも高いので、コンパレータ回路
51の出力信号である遅延選択信号ウは”L”から”
H”になる。このあと間もなく、書込信号の立上がりエ
ッジで選択信号アが”L”になり、電源VDD2の電位
降下が開始されるが、遅延選択信号ウは”H”になって
いるので、信号イは”H”のまま保持され、図6のレベ
ルシフタ制御回路の出力信号は、レベルシフタ2の出力
信号のまま保持される。
【0070】そして、電源VDD2の電位が上記の基準
電圧まで降下すると、遅延選択信号ウは”L”になるの
で、信号イは”L”レベルになり、いままで動作してい
たシフトレジスタ2は動作を停止し、いままで動作を停
止していたシフトレジスタ1は動作を開始し、ANDゲ
ート17,18およびORゲート21によって低消費電
力タイプのレベルシフタ1の出力信号が選択される。
【0071】このように、図6のレベルシフタ制御回路
では、電源VDD2の電位を降下させる変更のときに
は、電源VDD2の電位が低消費電力タイプのシフトレ
ジスタ1の動作可能範囲内に降下したあとに、シフトレ
ジスタ2からシフトレジスタ1に切り替えられるので、
出力信号のレベルシフト抜けをなくすことができる。
【0072】この実施の形態4では、コンパレータ回路
51は、選択信号アが”H”であるときに電源VDD2
の電位を降下させる変更に先立って”H”になり、上記
変更に伴って選択信号アが”L”になってから電源VD
D2の電位がレベルシフタ1の動作可能範囲内である基
準電位まで降下したら”L”になる遅延選択信号ウを生
成する遅延選択信号生成手段に相当する。
【0073】以上のように実施の形態4によれば、コン
パレータ回路51を設けて遅延選択信号ウを生成し、電
源VDD2の電位を降下させる変更に伴って選択信号ア
が”H”から”L”になったあと電源VDD2の電位が
レベルシフタ1の動作可能範囲内である基準電位まで降
下して遅延選択信号ウが”L”になったら、レベルシフ
タ1から低消費電力タイプのレベルシフタ1に切り替え
ることにより、出力信号のレベルシフト抜けを確実にな
くすことができる。また、イネーブル信号(例えば切替
信号と同じ信号)を生成し、ORゲート20およびレジ
スタ回路41を設けるだけなので、僅かな回路の追加で
実現が可能である。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレベルシフ
タ制御回路によれば、選択信号が第2のレベルから第1
のレベルになったあと所定の時間を経過したら、第2の
レベルシフタからこれよりも低消費電力の第1のレベル
シフタに切り替えることにより、第2の電源の電位がレ
ベルシフタ1の動作可能範囲内に降下してから第1のレ
ベルシフタに切り替えることができるので、出力信号の
レベルシフト抜けをなくすことができるという効果があ
る。
【0075】また、本発明の他のレベルシフタ制御回路
によれば、選択信号が第2のレベルから第1のレベルに
なったあと第2の電源が所定の電位まで降下したら、第
2のレベルシフタからこれよりも低消費電力の第1のレ
ベルシフタに切り替えることにより、出力信号のレベル
シフト抜けを確実になくすことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のレベルシフタ制御回路
の回路図である。
【図2】図1のレベルシフタ制御回路の動作を説明する
タイミングチャートである。
【図3】本発明の実施の形態2のレベルシフタ制御回路
の回路図である。
【図4】図3のレベルシフタ制御回路の動作を説明する
タイミングチャートである。
【図5】本発明の実施の形態3のレベルシフタ制御回路
の回路図である。
【図6】本発明の実施の形態4のレベルシフタ制御回路
の回路図である。
【図7】異種電源間信号接続回路の構成図である。
【図8】従来のレベルシフタ制御回路の回路図である。
【図9】図8のレベルシフタ制御回路の動作を説明する
タイミングチャートである。
【図10】図7のレベルシフタ1の回路図である。
【図11】図7のレベルシフタ2の回路図である。
【符号の説明】
1 レベルシフタ(低消費電力タイプ)、 2 レベル
シフタ、 3 レベルシフタ制御回路、 11 レジス
タ回路、 12 Dフリップフロップ回路、13 カウ
ンタ回路、 14 遅延回路(出力反転タイプ)、 1
6,17,18 ANDゲート、 19,20,21
ORゲート、 31,32 インバータ回路、 33,
34 NMOSトランジスタ、 35 抵抗、 36
コンデンサ、 41 レジスタ回路、 42 MPU
(マイクロコントローラ)、 51 コンパレータ回
路、 IV1,IV2 インバータ回路、 n1,n2
NMOSトランジスタ、 p1,p2,p3,p4
PMOSトランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−205361(JP,A) 特開 平8−181593(JP,A) 特開 昭56−103535(JP,A) 特開 平6−90161(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 19/0175 G06F 3/00 H03K 19/0185

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電源に適合した信号を第2の電源
    に適合した信号にレベルシフトする第1および第2のレ
    ベルシフタのいずれかを入力された選択信号に従って選
    択的に動作させるレベルシフタ制御回路において、 上記選択信号が第1のレベルから第2のレベルになる
    と、動作させるレベルシフタを、第2のレベルシフタよ
    りも低消費電力の第1のレベルシフタから第2のレベル
    シフタに切り替え、 上記選択信号が第2のレベルから第1のレベルになった
    あと所定の時間を経過したら、動作させるレベルシフタ
    を、第2のレベルシフタから上記第1のレベルシフタに
    切り替えることを特徴とするレベルシフタ制御回路。
  2. 【請求項2】 上記選択信号が第2のレベルであるとき
    に第2のレベルになり、上記選択信号が第1のレベルに
    なってから所定の時間を経過したら第1のレベルになる
    遅延選択信号を生成する遅延選択信号生成手段と、 上記選択信号が第1のレベルから第2のレベルになる
    と、動作させるレベルシフタを上記第1のレベルシフタ
    から第2のレベルシフタに切り替え、上記遅延選択信号
    が第2のレベルから第1のレベルになると、動作させる
    レベルシフタを上記第1のレベルシフタから第2のレベ
    ルシフタに切り替える切替手段ととを備えることを特徴
    とする請求項1記載のレベルシフタ制御回路。
  3. 【請求項3】 上記遅延選択信号生成手段は、 上記選択信号が第2のレベルから第1のレベルになると
    きに第2のレベルの遅延選択信号を出力し、リセットさ
    れると第1のレベルの遅延選択信号を出力するフリップ
    フロップ回路と、 上記遅延選択信号が第1のレベルから第2のレベルにな
    るとカウント動作を開始するカウンタ回路と、 上記カウンタ回路のカウント値が所定値に達すると、上
    記フリップフロップ回路および上記カウンタ回路をリセ
    ットするリセット回路とを有することを特徴とする請求
    項2記載のレベルシフタ制御回路。
  4. 【請求項4】 上記遅延選択信号生成手段は、 上記選択信号が第2のレベルから第1のレベルになると
    きに第2のレベルの遅延選択信号を出力し、リセットさ
    れると第1のレベルの遅延選択信号を出力するフリップ
    フロップ回路と、 上記遅延選択信号が第1のレベルから第2のレベルにな
    ると積分動作を開始するCR積分回路と、 上記CR積分回路の出力電圧が所定値に達すると、上記
    フリップフロップ回路および上記CR積分回路をリセッ
    トするリセット回路とを有することを特徴とする請求項
    2記載のレベルシフタ制御回路。
  5. 【請求項5】 上記リセット回路は、上記カウント値ま
    たは上記出力電圧が所定値に達してから所定の時間遅延
    して上記のリセットをすることを特徴とする請求項3ま
    たは4に記載のレベルシフタ制御回路。
  6. 【請求項6】 遅延選択信号生成手段は、上記選択信号
    が第2のレベルであるときに第2の電源の電位を降下さ
    せる変更に先立って第2のレベルになり、上記変更に伴
    って上記選択信号が第1のレベルになってから所定の時
    間を経過したら第1のレベルになる遅延選択信号を生成
    することを特徴とする請求項2記載のレベルシフタ制御
    回路。
  7. 【請求項7】 上記遅延選択信号生成手段は、上記選択
    信号の変化のタイミングを認識しており、このタイミン
    グをもとに上記遅延選択信号を生成するマイクロコント
    ローラを有することを特徴とする請求項2または6に記
    載のレベルシフタ制御回路。
  8. 【請求項8】 第1の電源に適合した信号を第2の電源
    に適合した信号にレベルシフトする第1および第2のレ
    ベルシフタのいずれかを入力された選択信号に従って選
    択的に動作させるレベルシフタ制御回路において、 上記選択信号が第1のレベルから第2のレベルになる
    と、動作させるレベルシフタを、第2のレベルシフタよ
    りも低消費電力の第1のレベルシフタから第2のレベル
    シフタに切り替え、 第2の電源の電位を降下させる変更に伴って上記選択信
    号が第2のレベルから第1のレベルになったあと第2の
    電源が所定の電位まで降下したら、動作させるレベルシ
    フタを、第2のレベルシフタから上記第1のレベルシフ
    タに切り替えることを特徴とするレベルシフタ制御回
    路。
  9. 【請求項9】 上記選択信号が第2のレベルであるとき
    に第2の電源の電位を降下させる変更に先立って第2の
    レベルになり、上記変更に伴って上記選択信号が第1の
    レベルになってから第2の電源が所定の電位まで降下し
    たら第1のレベルになる遅延選択信号を生成する遅延選
    択信号生成手段と、 上記選択信号が第1のレベルから第2のレベルになる
    と、動作させるレベルシフタを上記第1のレベルシフタ
    から第2のレベルシフタに切り替え、上記遅延選択信号
    が第1のレベルになると、動作させるレベルシフタを上
    記第1のレベルシフタから第2のレベルシフタに切り替
    える切替手段とを備えることを特徴とする請求項1記載
    のレベルシフタ制御回路。
  10. 【請求項10】 上記遅延選択信号生成手段は、第2の
    電源の電位を認識しており、この第2の電源の電位をも
    とに上記遅延選択信号を生成するマイクロコントローラ
    を有することを特徴とする請求項2または6に記載のレ
    ベルシフタ制御回路。
  11. 【請求項11】 上記遅延選択信号生成手段は、入力さ
    れた第2の電源の電位が上記所定の電位以下のとき、第
    1のレベルの遅延選択信号を出力し、上記第2の電源の
    電位が上記基準電位よりも高いとき、第2のレベルの遅
    延選択信号を出力するコンパレータ回路を有することを
    特徴とする請求項2記載のレベルシフタ制御回路。
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