JP3531812B2 - 電磁誘導器 - Google Patents

電磁誘導器

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JP3531812B2
JP3531812B2 JP2001083379A JP2001083379A JP3531812B2 JP 3531812 B2 JP3531812 B2 JP 3531812B2 JP 2001083379 A JP2001083379 A JP 2001083379A JP 2001083379 A JP2001083379 A JP 2001083379A JP 3531812 B2 JP3531812 B2 JP 3531812B2
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忍 宮崎
文昭 山形
英明 相馬
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豊 高茂
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Tabuchi Electric Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F2038/003High frequency transformer for microwave oven

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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてインバー
タを用いてマグネトロンを駆動する用途などに用いられ
るトランスのような電磁誘導器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は特公平7−40465号公報に
開示されているインバータ方式の高周波加熱装置(電子
レンジ)を示すもので、商用電源61は整流回路62で
整流平滑され、インバータ63で20kHz以上の高周
波交流電流に変換されてギャップ付コアを備えたトラン
ス64の1次巻線64pに供給される。トランス64の
2次巻線64sの高周波出力電圧は、半波整流回路65
で整流平滑されて、直流高電圧としてマグネトロン66
に供給される。トランス64のヒータ巻線64hでヒー
タが駆動されるマグネトロン66は、直流高電圧の供給
を受けてマイクロ波を発生する。
【0003】図18は上記トランス64の構成を示す断
面図で、ボビン70には、1次巻線64p、2次巻線6
4sおよびヒータ巻線64hが、互いに軸方向に離間し
て巻回されている。コの字形コア片71,72は、各々
の一方の磁脚を上記ボビン70の円筒部70s内に挿入
するとともに、円筒部70s内に形成されている厚さG
のスペーサ70gを介在して対向させることにより、各
々の両磁脚の相対向する先端面の間にそれぞれギャップ
73,74を有するロの字形コア75を形成し、1次巻
線64pと2次巻線64sの結合係数を0.6〜0.8
に構成することで、2次巻線側にリーケージインダクタ
ンスを持たせ、従前のマグネトロン用インバータ回路に
必要であった2次側の高周波チョークコイルを不要とし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記トランス
64では、1次および2次巻線64p,64sの一側方
(図の左側方)にのみ磁気回路Cが形成されるだけであ
り、この磁気回路Cを形成する両コア片71,72にお
ける両側の磁脚間のアーム部71a,72aが比較的大
きく離間して互いに平行に位置しているので、磁気損失
が大きくなって、強い磁束を形成することができない。
そのため、所要の電圧を得るためには、1次および2次
巻線64p,64sの巻き数を少なくできない。したが
って、上記トランス64は、偏平形状にするために、両
巻線64p,64sの巻幅(軸方向長さ)を小さくした
場合、所定の電圧を得るのに必要な巻数を確保するため
に、両巻線64p,64sの巻厚さ(径方向厚さ)が大
きくなるので、トランス64の横寸法が大きくなる。結
局、上記構成のトランス64では、小型化することがで
きず、配線基板への装着面積が大きくなる。
【0005】また、上記トランス64は、1次巻線64
pで取り囲まれる位置に、ギャップ73を形成するため
のスペーサ70gを設け、磁脚の長さの異なるコの字形
コア片71,72を使用して、各コア片71,72の一
方の磁脚をボビン70の円筒部70s内に挿入してい
る。したがって、形状の異なる2種類のコア片が必要と
なるので、コア片の種類が増し、製造コストが上がる。
【0006】一方、図18のトランス64を用いて構成
される高周波加熱装置は、図16に示すトランス64に
対する整流回路62およびインバータ63などからなる
1次側回路と半波整流回路65などからなる2次側回路
とを有する比較的大きいサイズの回路基板に、コア75
がボビン70から径方向にはみ出しているために横寸法
の大きくなっているトランス64が、大きな装着面積を
使って装着されるので、回路基板のサイズが大きくな
る。さらに、上記2次側回路が高圧発生回路であること
から、2次側回路を1次側回路およびアース部に対し十
分な絶縁距離をとって配設する必要があるので、回路基
板のサイズが一層大きくなっている。そのため、回路基
板にトランス64を装着してなる組立ユニットは、大き
な設置スペースを必要とするので、組み込み箇所が制限
されてしまい、これが高周波加熱装置の小型化を阻害す
る一因になっていた。
【0007】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、横寸法が大きくなることなく薄型化できる電
磁誘導器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1構成に係る、高周波加熱装置用のリー
ケージトランスである電磁誘導器は、磁気回路を形成す
るためのコアと、軸方向の寸法が径方向の寸法よりも短
い扁平な形状のボビンと、このボビンに装着された巻線
としての1次巻線および該1次巻線から軸方向に離間し
2次巻線とを備え、前記ボビンの中心孔に、前記コア
を形成する一対のT字形またはL字形コア片の脚部が挿
入され、両コア片のアーム部が、前記脚部の外径とほぼ
同一の幅を持ち、かつ前記巻線の径方向に延びて互いに
平行に対向している。ここで、T字形とは、立体視でT
字形を呈するものをいい、円盤の中央に軸方向に突出す
る脚を設けて、側面視のみでT字形となるものは含まな
い。L字形とは、立体視でL字形を呈するものをいい、
円盤の周縁部に軸方向に突出する脚を設けて、側面視の
みでL字形となるものを含まない。上記構成によれば、
巻線の側方にコア片が存在しないので、2次巻線側にリ
ーケージインダクタンスを持つ、高周波加熱装置用のリ
ーケージトランスである電磁誘導器の横寸法(巻線の軸
方向と直交する方向の寸法)が小さくなる。しかも、ボ
ビンが扁平な薄型であるから一対のT字形またはL字形
コア片のアーム部同士の間隔が小さくなって、強い磁界
が形成されるので、優れた磁気特性が確保される。さら
に、一対のコア片を同一の形状および寸法にできるか
ら、コア片の種類が減り、それだけ製造コストが低下す
る。
【0009】本発明の好ましい実施形態においては、前
記巻線として、1次巻線と2次巻線が軸方向に離間して
ボビンに取り付けられ、前記一対のT字形コア片の脚部
の対向する先端面の間にギャップが形成されている。上
記構成によれば、ギャップの存在により、磁気飽和しに
くい特性の電磁誘導器が得られる。
【0010】本発明の好ましい実施形態においては、前
記1次巻線と2次巻線の結合係数が0.6から0.8の
間に設定されている。上記構成によれば、電磁誘導器を
インバータ方式の高周波加熱装置に適用することによ
り、2次側の高周波チョークが不要となる。
【0011】本発明の好ましい実施形態においては、前
記ボビンに取り付けられた1次巻線の端部からリード線
が導出されて、このリード線の先端に、配線基板に装着
した端子台にねじ止めまたは差し込みにより接続される
端子が取り付けられ、前記2次巻線の端部は、ボビンに
固定されて前記配線基板に挿入されるピン端子に接続さ
れている。上記構成によれば、通常太い導線で形成され
る1次巻線の配線基板への接続が容易になる。しかも、
通常細い導線で形成される2次巻線の端部は、ボビンに
固定されたピン端子に接続されているので、高電圧とな
る2次巻線の端部が配線基板への取り付け時に不測に揺
れ動いて、周囲の導体に接触するおそれがない。
【0012】本発明の好ましい実施形態においては、少
なくとも一部の巻線は、芯線を熱融着可能な融着材で被
覆した融着線を予め整列巻きして加熱融着により固定化
したものであり、この固定化された巻線がボビンに装着
されている。上記構成によれば、整列巻きして予め融着
した巻線をボビンに装着するので、巻幅(軸方向長さ)
の小さいボビンに巻線を容易に装着できる。
【0013】本発明の好ましい実施形態においては、前
記1次巻線から、1次側配線基板に接続される引出し線
が導出され、前記ボビンに、前記2次巻線が接続される
2次側配線基板を支持する基板取付台が一体形成されて
いる。上記構成によれば、この電磁誘導器は、径方向の
寸法が小さく、且つ偏平であることから、2次側配線基
板を一体的に備えても大型化せず、2次側配線基板を備
えていることにより、1次側配線基板から分離して、高
周波加熱装置などの空いている小さな任意のスペースを
選んで設置することが可能となる。したがって、回路基
板上で大きなスペースを占有する電磁誘導器を回路基板
から離して適宜の位置に配置することにより、電磁誘導
器を備えた装置、例えば高周波加熱装置を小型化でき
る。しかも、1次側配線基板と高圧発生する2次側配線
基板とは、分離されていることにより、設置スペースの
増大を招くことなく十分な絶縁距離を確保できる。
【0014】本発明の好ましい実施形態においては、前
記基板取付台が前記ボビンの側部で前記1次巻線と2次
巻線の少なくとも一方の径方向外側に位置している。上
記構成によれば、この電磁誘導器は、ボビンの径方向外
側にコア片が存在しないために径方向の寸法が小さいの
で、2次側配線基板をボビンの側部に一体的に備えて
も、大型化することがない。
【0015】本発明の好ましい実施形態においては、前
記基板取付台が、前記ボビンの軸方向端部となるつばに
形成されて、前記両巻線の軸方向外側に位置している。
上記構成によれば、この電磁誘導器は、偏平な形状とな
るので、2次側配線基板をボビンの軸方向端部となるつ
ばに一体的に備えても、大型化することがない。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1〜図6は、
本発明の第1実施形態に係るマグネトロン駆動用のトラ
ンス(誘導電磁器の一種)100Tを示す。先ず、電気
絶縁性を有する樹脂製のボビン1Tは、図4に明示する
ように、軸方向に2分割された第1のボビン片2Tと第
2のボビン片3Tとにより構成されている。第1のボビ
ン片2Tには、円筒状の筒部14の外周面に環状の三つ
のつば4,7,8が互いに平行な配置で一体形成されて
いる。両端に第1のつば4と第2のつば7とを有し巻線
溝を形成する1次巻枠9には、1次巻線11が円筒状に
巻き付けられているとともに、両端に第2のつば7と第
3のつば8とを有し巻線溝を形成するヒータ巻枠10に
は、ヒータ巻線13が1ターン巻き付けられている。
【0017】一方、第2のボビン片3Tには、中央の短
筒部17の外周面に環状のつば18が一体形成されてお
り、短筒部17を筒部14に外嵌することによって第1
のボビン片2Tに連結されるとともに、両端につば18
と第1のボビン片2Tの第3のつば8とを有する2次巻
枠19が形成され、これに2次巻線12が装着されてい
る。2次巻線12は、芯線である電線に熱融着材を被覆
した融着線を予め円筒状に整列巻きし、加熱融着して固
定化されたものである。この2次巻線12と、1次巻線
11と、ヒータ巻線13とは、ボビン1Tの軸方向に変
位して位置しており、ボビン1Tの組み立てに際して
は、まず、短筒部17の外周面に2次巻線12が予め装
着され、この状態で短筒部17が第1のボビン片2Tの
筒部14の外周面に嵌め込まれる。
【0018】また、磁気回路を形成するための磁気材料
からなるコアCRは、一対のT字形コア片23T,23
Tにより形成されている。各コア片23Tのアーム部2
5T,25Tは、図3(B)に示すように、脚部24T
の外径とほぼ同一の幅を持つ直方体形状である。両アー
ム部25T,25Tは、図4に示す各巻線11〜13の
径方向に延在して互いに平行に対向しており、この位置
で、コア片23T,23Tが、第1,第2のボビン片2
T,3Tに形成されたコア収納部32,33内に収納さ
れている。コア片23T,23Tのアーム部25T,2
5Tの先端は、各巻線11〜13の外径部よりも径方向
外方に位置している。
【0019】図2に示すように、このトランス100T
のボビン1Tは、軸方向の寸法D1が径方向の寸法D2
よりも短く、偏平な薄型形状になっている。ここで、上
記軸方向の寸法D1は、ボビン1Tの両端のつばを含ま
ない各巻線11〜13が装着される部分の軸方向長さで
あり、径方向の寸法D2は、複数のつば4,7,8,1
8の最大外径である。
【0020】図3(A)に示すように、第1のボビン片
2Tにおける筒部14内部の中心孔20と、第2のボビ
ン片3Tの短筒部17内部の中心孔22とは、同一径で
あって、両ボビン片2T,3Tが上述のように連結され
たときに、ボビン1Tとしての一つの中心孔となる。ま
た、第1のボビン片2Tの中心孔20の内面には、図1
に示すように、90°間隔で径方向内方に突出する4個
のガイドリブ21が形成されている。
【0021】図3(B),(C)に示すように、T字形
コア片23Tは、アーム部25Tのほぼ中央に円柱状の
脚部24Tが突設されて、T字形を呈している。コアC
Rを構成する一対の同一形状および同一寸法のT字形コ
ア片23T,23Tは、各々の脚部24T,24Tがボ
ビン1Tの両側から上記ガイドリブ21に沿って中心孔
20,22に挿入される。この両コア片23T,23T
は、上記配置とした状態で、コ字状の押さえばね28に
より軸方向の両側から挟持固定されることにより、ボビ
ン1Tに取り付けられている。こうして、各コア片23
T,23Tの脚部24T,24Tの外周を取り囲む形で
各巻線11〜13が配置されている。
【0022】上記一対のT字形コア片23T,23Tが
ボビン1Tに取り付けられたとき、各コア片23T,2
3Tの各々の脚部24T,24Tの先端面同士が相対向
し、その先端面の間にギャップ29が形成される。この
ギャップ29の大きさを、1次巻線11と2次巻線12
の結合係数が0.6〜0.8となるように設定する。こ
うして、2次巻線12側にリーケージインダクタンスを
持たせ、従前のマグネトロン用インバータ回路に必要で
あった2次側の高周波チョークコイルを不要としてい
る。前記ギャップ29は、両ボビン片2T,3Tにおけ
る1次および2次巻線11,12が施される筒部14の
内方に位置している。なお、ギャップ29の大きさは、
ゼロ、つまり脚部24T,24Tの先端面同士をそれぞ
れ接触させてもよい。
【0023】前記1次巻線11は、図1に示す巻き始め
の引出線(リード線)11aが、第1のボビン片2Tに
おける径方向に延びた切欠溝からなる引出部34から引
き出されて係止部37aに係止されているとともに、巻
き終りの引出線(リード線)11bが、上記引出部34
から引き出されて係止部37bに係止されている。引出
線11aの端末には旗形端子39が取り付けられ、引出
線11bの端末には丸形端子40が取り付けられてい
る。なお、上記とは逆に、丸形端子40を引出線11a
の端末に、旗形端子39を引出線11bの端末に、それ
ぞれ取り付けてもよい。また、1次巻線11の両引出線
11a,11bの端末を、上記端子39,40を使用せ
ずに、トランス100Tが装着される配線基板に直接半
田付けで接続してもよい。
【0024】第1のボビン片2Tのヒータ巻枠10に
は、巻数の少ないヒータ巻線13が巻き付けられる。こ
のヒータ巻線13の引出線の端末には、それぞれピン形
端子43a,43bが取り付けられている。
【0025】このように構成されたトランス100T
は、例えば、図16に示した高周波加熱装置におけるマ
グネトロン66の駆動用に用いられるが、その場合、以
下のような手順で高周波加熱装置に組み込まれる。すな
わち、トランス100Tは、図16に示すような回路パ
ターンが形成された配線基板に設けられている接続孔
に、図2に示すピン端子41a,41bを挿入して半田
付けし、旗形端子39と丸形端子40とを上記配線基板
に設けられている接続台にそれぞれ差込みおよびねじ止
めにより接続し、上記ピン形端子43a,43bを上記
配線基板に設けられている接続端子に差込み接続するこ
とで、インバータ回路の配線基板に接続状態に取り付け
られる。なお、上記回路基板には、図16の半波整流回
路65に代えて、図17の全波整流回路67が形成され
ていても、同じ組み込み手順で、上記トランス100T
を接続状態に取り付けることができる。
【0026】上記構成によれば、図3に示すように、各
巻線11,12,13の側方にコア片が存在しないの
で、その分だけトランスの横寸法、つまりボビン1Tの
径方向に沿った寸法が小さくなる。しかも、ボビン1T
が偏平な形状で、1次および2次巻線11,12の巻幅
が小さく、薄型であるために、一対のT字形コア片23
T,23Tのアーム部25T,25T同士の間隔が小さ
くなる。また、両コア片23T,23Tの脚部24T,
24Tとアーム部25T,25Tを通る二つの磁気回路
C1,C2が形成される。そのため、このトランス10
0Tは、図18に示したコの字形コア片71,72を用
いたことによって磁気回路Cを一つしか形成できないト
ランス64と比較して、磁気損失が少なくなり、脚部2
4T,24Tを通る磁束、つまり両巻線11,12と鎖
交する磁束が強くなる。これに加えて、上記トランス1
00Tは、そのボビン1Tが径方向の寸法D2よりも軸
方向の寸法D1が短い偏平な形状であるから、一対のT
字形コア片23T,23Tのアーム部25T,25T同
士の間隔が小さくなるので、磁気回路C1,C2の磁束
がさらに強くなる。
【0027】その結果、上記トランス100Tは、優れ
た磁気特性が確保されるので、1次および2次巻線1
1,12の巻幅を小さくして薄型とした場合において
も、所定の電圧を得るのに必要な1次および2次巻線1
1,12の巻き数を少なくすることができ、その分だけ
トランス100Tの横寸法、つまりボビン1Tの径方向
に沿った寸法が小さくなって小型化できる。したがっ
て、このトランス100Tは、配線基板に装着するとき
の装着面積の増大を抑制できる。また、両T字形コア片
23T,23Tは同一形状および同一寸法であるから、
共通の成形型を用いて成形できるので、製造コストが低
減される。ただし、両コア片23T,23Tは、互いに
異なる形状または寸法としてもよい。特に、脚部24
T,24Tの長さを互いに異ならせて、ギャップ29の
位置および結合係数を調整してもよい。
【0028】また、通常細い導線で形成される2次巻線
12の端部は、ボビン1Tに固定されたピン端子41
a,41bに接続されているので、高電圧となる2次巻
線12の端部が配線基板への取り付け時に不測に揺れ動
いて、周囲の導体に接触するおそれがなくなる。
【0029】ところで、上述したように2次巻線12を
予め整列巻きして固定しているのは、以下のような理由
による。すなわち、第1,第2のボビン片2T,3Tか
らなるボビン1Tは、それぞれ合成樹脂成形品である。
本実施形態のトランス100Tは薄型であるために、1
次巻線11および2次巻線12の巻径が厚型のものに比
較して大きくなるので、1次および2次巻枠9,19の
つば4,7,8,18が長くなり、しかも、薄くなる。
【0030】そのため、ボビン片2T,3Tを金型で成
形したときの歪や、1次,2次巻線11,12を施すこ
とで巻線11,12から受ける軸方向の押圧力などによ
り、つば4,7,8,18に軸方向のそりが出やすくな
る。このため、軸方向の長さである巻枠幅が短い2次巻
枠19では、つば8,18に図5に2点鎖線で示すよう
なそりが発生すると、巻線溝の溝幅Wが径方向に沿って
変化する。このような巻枠19内に2次巻線12として
用いる細い電線を巻くと、巻幅は溝幅Wで規制されるた
め、完全な整列巻きにするのが困難となり、層間絶縁特
性が低下する。これに対し、本実施形態によれば、2次
巻線12を予め完全な整列巻きにして固定しているか
ら、図5に示すようなそりがあっても、完全な整列巻き
の2次巻線12を装着することができるので、層間絶縁
特性が向上する。ただし、2次巻枠19の軸方向幅に余
裕があるとき、2次巻線12として、融着線を使用しな
いで、2次巻枠19に直接2次巻線12を巻き付けても
よい。
【0031】(第2実施形態)本発明の第2実施形態を
図6A〜Cに示す。この実施形態のトランス200L
は、図6(B),(C)に示す一対のL字形コア片23
L,23LからなるコアCRを使用しており、これに合
わせて、ボビン1Lを構成する第1,第2のボビン片2
L,3Lのコア収納部32,33の形状が異なる。これ
以外の構成は、前記第1実施形態と同様である。
【0032】図6(B),(C)に示すように、L字形
コア片23Lは、アーム部25Lの基端部に円柱状の脚
部24Lを突設したものである。コアCRを構成する一
対の同一形状および同一寸法のL字形コア片23L,2
3Lは、各々の脚部24L,24Lがボビン1Lの両側
からガイドリブ21に沿って中心孔20,22に挿入さ
れ、コ字状の押さえばね28により軸方向の両側から挟
持固定されることにより、ボビン1Lに取り付けられて
いる。
【0033】上記の一対のL字形コア片23L,23L
がボビン1Lに取り付けられたとき、各コア片23L,
23Lの各々の脚部24L,24L同士が相対向して、
その先端面の間に、ギャップ29が形成される。こうし
て、1次巻線11と2次巻線12の結合係数は0.6〜
0.8に設定されていることにより、2次巻線12側に
リーケージインダクタンスを持たせ、従前のマグネトロ
ン用インバータ回路に必要であった2次側の高周波チョ
ークコイルを不要としている。上記ギャップ29は、両
ボビン片2L,3Lにおける1次および2次巻線11,
12が施される筒部14の内方に位置している。なお、
ギャップ29の大きさは適宜設定されるが、ゼロ、つま
り脚部24L,24Lの先端面同士をそれぞれ接触させ
てもよい。
【0034】したがって、このL字形コア片23Lを用
いたトランス200Lによっても、コア片23Lの脚部
24Lとアーム部を通る磁気回路C2によって比較的強
い磁界が発生し、前記第1実施形態と同様の効果が得ら
れる。
【0035】(第3実施形態)本発明の第3実施形態を
図7〜図11に示す。
【0036】図10に示すように、トランス300Tは
一対のT字形コア片23T,23TからなるコアCRを
備えている。図7および図8において、第1のボビン片
2Tの上側に位置する第2のボビン片3Tには、これの
つば18の外周端面に基板取付台42が一体形成されて
いる。この基板取付台42は、ボビン1Tの側部におい
て各巻線11〜13の径方向外方に位置し、垂下状態で
つば18に一体形成されている。この基板取付台42
は、上記つば18の下方において、第1のボビン片2T
の第3のつば8の一部外周面から側方に突設された支持
突片8aの先端が内側面に当接されて、この支持突片8
aで保持されている。
【0037】上記の基板取付台42には2次側配線基板
43が取り付けられている。すなわち、この実施形態で
は、上記2次側配線基板43は、図16における2次側
の半波整流回路65および電磁誘導器の接続ランドの配
線パターンのみが印刷配線などによって形成されたもの
で、図8に示すコンデンサやダイオードなどの所要の電
子部品44が実装されて2次側の高圧回路が構成されて
いる。整流回路62やインバータ63などの1次側回路
は、2次側配線基板43から離れた別の1次側配線基板
(図示せず)に形成されている。なお、上記2次側配線
基板43には、図16の半波整流回路65に代えて、図
17に示す全波整流回路67を形成してもよい。上記2
次側配線基板43は、図11に示すように、基板取付台
42の底壁に一体形成された支持用突起45上に載置さ
れた状態で、基板取付台42の側壁に一体形成された係
止爪46が実装面の側縁部に引っ掛けられて、基板取付
台42に取り付けられている。
【0038】図8に示す1次巻線11は、図9(底面
図)に示すように、その両端から、前記1次側配線基板
に接続するための引出線(リード線)11a,11bが
引き出されて、その先端に旗形端子39と丸形端子40
が取り付けられている。
【0039】一方、図8に示すように、2次巻線12の
両端の引出線(リード線)12a,12bは、基板取付
台42側に導出されて、2次側配線基板43の接続ラン
ドに半田付けにより接続されている。したがって、第2
のボビン片3Tには前記第1実施形態のピン端子41
a,41bは設けられていない。また、ヒータ巻線13
は、図7に示すように、ヒータ巻枠10に1ターン巻き
付けられたのちに基板取付台42側に引き出されてい
る。そのヒータ巻線13の一方の引出線13aの端部に
は、マグネトロン66に直接接続するためのタブ端子5
1が取り付けられているとともに、他方の引出線13b
の端部は、2次側配線基板43に半田付けされている。
さらに、2次側配線基板43には、マグネトロン66に
接続するためのタブ端子51を一端部に備えた連結線1
3cの他端部が、他方の引出線13bに電気的に接続し
た状態で取り付けられている。
【0040】上記実施形態のトランス300Tを高周波
加熱装置に組み込むに際しては、図8に示すように、第
1のボビン片2Tを高周波加熱装置の金属製(例えばス
テンレス製)筐体47の外面に当てがったのちに、固定
ねじ48を筐体47の内側から、その取付孔47aを通
じ第1のボビン片2Tの取付用リブ49のねじ孔49a
にねじ込むことにより、筐体47に固定される。このと
き、図10のT字形コア片23Tは、これのアーム部2
5Tが押えばね28を介して、または直接、筐体47に
接触してアースされる。続いて、1次巻線11は、図示
しない1次側配線基板に設けられた板形端子に、図7の
旗形端子39を嵌め込むとともに、丸形端子40を1次
側配線基板に設けられた端子台にねじ止めすることによ
り、1次側配線基板に接続される。さらに、ヒータ巻線
13は、タブ端子51,51を介してマグネトロンに接
続される。
【0041】したがって、この第3実施形態のトランス
300Tにおいても、前記第1実施形態で説明したと同
様の種々の効果が得られるのに加えて、一体的に備えた
2次側配線基板43に2次巻線12を接続した構成を有
していることから、1次側配線基板から分離した状態で
高周波加熱装置内に組み込んで、1次側配線基板に対
し、図1の引出線11a、11bを接続し、且つマグネ
トロンに対し、図11に示すように、ヒータ巻線13の
引出線13aおよび連結線13cを接続するだけでよい
ので、取付け作業が容易になる。
【0042】また、このトランス300Tは、図7,8
に示すように、2次側配線基板43をボビン1Tの側部
に一体的に備えているが、ボビン1Tの径方向の寸法D
2が小さいので、2次側配線基板43を含む全体外形は
さほど大きくならない。そのため、このトランス300
Tは、装置内の空いている小さな任意のスペースを選ん
で設置することが可能となるので、高周波加熱装置は、
省スペース化に伴って小型化を図ることができる。
【0043】また、1次側配線基板は、トランス300
Tが装着されないことから、小さなサイズのもので済む
ので、基板コストを低減できるとともに、高圧発生する
2次側配線基板43から分離されていることによって、
十分な絶縁距離を確保できる。しかも、コア片23T
は、高周波加熱装置の筐体47に直接的に接触させてア
ースすることができ、アースするための部品を別途必要
としない。
【0044】(第4実施形態)図12および図13は本
発明の第4実施形態に係るトランス400Tを示す。こ
のトランス400Tも一対のT字形コア片23T,23
TからなるコアCRを備えている。第3実施形態のトラ
ンス300Tと相違する構成は、図12に示す基板取付
台50が、第2のボビン片3T(図13)に対し、これ
の上面から前方に向け僅かに突出して一体形成されてい
ることと、図13に示す2次巻線12の巻始めおよび巻
終わりの引出線12a,12bが、第2のボビン片3T
に差し込み固定されて軸方向に突出する一対のピン端子
41a,41bに、巻き付け状態で半田付けされている
ことのみである。
【0045】2次側配線基板43は、第3実施形態と同
様に、基板取付台50の底面に一体形成された支持用突
起(図示せず)上に載置された状態で、図12に示す基
板取付台50の底面から立ち上がったリブ52の先端の
係止爪53が実装面の側縁部に引っ掛けられて、基板取
付台50に取り付けられている。また、ヒータ巻線13
は、ヒータ巻枠10に1ターン巻き付けられたのちに、
その一方の引出線13aが、図13のタブ端子51を介
してマグネトロンに直接接続され、他方の引出線13b
が上方へ向け導出されて端部を2次側配線基板43に半
田付けされ、さらに、他方の引出線13bに対して電気
的に接続された状態で2次側配線基板43に取り付けら
れた連結線13cが、タブ端子51を介してマグネトロ
ンに接続されるようになっている。
【0046】したがって、このトランス400Tにおい
ても、第3実施形態で説明したと同様の種々の効果を得
ることができるのに加えて、基板取付台50を薄型の外
形を有するボビン1Tの上面に一体的に備えているの
で、基板取付台50を含む全体の外形の径方向寸法が小
さくなり、高周波加熱装置に組み込むに際して、さらに
小さなスペースに設置できる利点がある。
【0047】(第5実施形態)図14および図15は、
本発明の第5実施形態に係るトランス500Lを示す。
このトランス500Lでは、第3および第4実施形態に
用いたT字形コア片23Tに代えて、一対のL字形コア
片23L,23Lを使用しており、その他の構成は第3
実施形態と同様である。
【0048】これら一対のコア片23L,23Lを、図
14に示すように、第2実施形態とほぼ同一形状のボビ
ン1Lの第1および第2のボビン片2L,3Lの中心孔
20,22に挿入している。基板取付台42はボビン片
3Lに一体形成されて、ボビン1Lの側部で各巻線1
1,12の径方向外方に位置している。コア片23Lの
アーム部25Lの先端は、図15に示すように、各巻線
11〜13の外径部よりも径方向外方に位置している。
このトランス500Lも、1次巻線11と2次巻線12
の結合係数は0.6〜0.8に設定されている。
【0049】また、両コア片23L,23Lは、やはり
同一形状および同一寸法とされているが、互いに異なる
形状または寸法としてもよく、特に、両コア片23L,
23Lの脚部24L,24Lの長さを互いに異ならせて
もよい。なお、基板取付台42を第4実施形態と同様
に、第2のボビン片3Lに一体形成して、各巻線11,
12の軸方向外側に位置させてもよい。
【0050】なお、本発明はマグネトロン駆動用のトラ
ンスのほか、チョークコイル、リアクトルなど、他の電
磁誘導器にも適用できる。したがって、そのような変更
および修正は、本発明の範囲内のものと解釈される。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る電磁誘導器は、軸方向の寸
法が径方向の寸法よりも短い偏平な形状のボビンに巻線
が装着され、このボビンの中心孔に、一対のT字形のコ
ア片または一対のL字形のコア片の脚部が挿入され、両
コア片のアーム部が前記巻線の径方向に延びて互いに平
行に対向しているものであるから、巻線の側方にコア
も、コアに接続されて磁路を形成する磁性体からなるヨ
ークも存在しないので、電磁誘導器の横寸法(巻線の軸
方向と直交する方向の寸法)が小さくなる。しかも、薄
型であるために、一対のT字形のコア片のアーム部同士
の間隔が小さくなって、強い磁界が形成されるので、優
れた磁気特性が確保される。これにより、装着面積を増
すことなく高さの低い薄型に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電磁誘導器の平面
図である。
【図2】同実施形態の正面図である。
【図3】(A)は同実施形態の縦断面図、(B)はT字
形コアCRの側面図、(C)は(B)中のC−C線矢視
平面図である。
【図4】同実施形態の分解正面図である。
【図5】同実施形態の巻線を巻枠内に装着した状態を示
す一部拡大断面図である。
【図6】(A)は本発明の第2実施形態に係る電磁誘導
器の縦断面図、(B)はL字形コアCRの側面図、
(C)は(B)中のC−C線矢視平面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る電磁誘導器を示す
平面図である。
【図8】同実施形態の正面図である。
【図9】同上の実施形態の底面図である。
【図10】図7のX−X線断面図である。
【図11】図8のXI−XI線拡大断面図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係る電磁誘導器を示
す平面図である。
【図13】同実施形態の正面図である。
【図14】本発明の第5実施形態に係る電磁誘導器を示
す平面図である。
【図15】図14のXV−XV線断面図である。
【図16】本発明の電磁誘導器を適用できる高周波加熱
装置を示す電気回路図である。
【図17】他の高周波加熱装置を示す要部の電気回路図
である。
【図18】従来の電磁誘導器を示す断面図である。
【符号の説明】
1T,1L…ボビン、11…1次巻線、11a,11b
…引出し線、12…2次巻線、18…つば、20,22
…ボビンの中心孔、23T…T字形コア片、24T,2
4L…コア片の脚部、25T,25L…コア片のアーム
部、29…ギャップ、42,50…基板取付台、43…
2次側配線基板、39…旗形端子(端子)、40…丸形
端子(端子)、100T,200L,300T,400
T,500L…トランス、D1…軸方向の寸法、D2…
径方向の寸法
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01F 31/00 E F Q T (72)発明者 増田 愼一 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャー プ株式会社内 (72)発明者 高茂 豊 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャー プ株式会社内 (72)発明者 神原 誠士 大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャー プ株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−314624(JP,A) 特開 平8−167531(JP,A) 特開 平3−166708(JP,A) 特開 平6−124844(JP,A) 特開2001−313222(JP,A) 国際公開96/000972(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 38/08 H01F 30/00 H01F 27/24 H01F 27/28 H01F 27/32 H01F 3/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気回路を形成するためのコアと、 軸方向の寸法が径方向の寸法よりも短い扁平な形状のボ
    ビンと、 このボビンに装着された巻線としての1次巻線および
    1次巻線から軸方向に離間した2次巻線とを備え、 前記ボビンの中心孔に、前記コアを形成する一対のT字
    形またはL字形コア片の脚部が挿入され、両コア片のア
    ーム部が、前記脚部の外径とほぼ同一の幅を持ち、かつ
    前記巻線の径方向に延びて互いに平行に対向しており、
    前記2次巻線側にリーケージインダクタンスを持つ高周
    波加熱装置用のリーケージトランスである電磁誘導器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記一対のコア片の
    脚部の対向する先端部にギャップが形成されている電磁
    誘導器。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記1次巻線と2次
    巻線の結合係数が0.6〜0.8の間に設定されている
    電磁誘導器。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記1次巻線の端部
    からリード線が導出されて、このリード線の先端に、配
    線基板に装着した端子台にねじ止めまたは差し込みによ
    り接続される端子が取り付けられ、前記2次巻線の端部
    は、ボビンに固定されて前記配線基板に挿入されるピン
    端子に接続されている電磁誘導器。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記1次巻線から、
    1次側配線基板に接続される引出線が導出され、 前記ボビンに、前記2次巻線が接続される2次側配線基
    板を支持する基板取付台が一体形成されている電磁誘導
    器。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記基板取付台が、
    前記ボビンの側部で前記1次巻線と2次巻線の少なくと
    も一方の径方向外側に位置している電磁誘導器。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記基板取付台が、
    前記ボビンの軸方向端部となるつばに形成されて、前記
    両巻線の軸方向外側に位置している電磁誘導器。
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