JP3531594B2 - ビデオ信号復号化方法及び装置 - Google Patents

ビデオ信号復号化方法及び装置

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JP3531594B2
JP3531594B2 JP2000283410A JP2000283410A JP3531594B2 JP 3531594 B2 JP3531594 B2 JP 3531594B2 JP 2000283410 A JP2000283410 A JP 2000283410A JP 2000283410 A JP2000283410 A JP 2000283410A JP 3531594 B2 JP3531594 B2 JP 3531594B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像信号(ビデ
オ信号)が符号化されたデータを復号化する復号化方法
及びそれに対応するビデオ信号復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像の代表的な高能率符号化方式とし
て、MPEG(蓄積用動画像符号化)方式がある。これ
は、ISO−IEC/JTC1/SC2/WG11にて
議論され標準案として提案されたものであり、動き補償
予測符号化とDCT(Discrete Cosine Transform )符
号化を組み合わせたハイブリッド方式が採用されてい
る。
【0003】上記動き補償予測符号化は、画像信号の時
間軸方向の相関を利用した方法であり、すでに復号再生
されてわかっている信号から、現在入力された画像を予
測し、その時の予測誤差だけを伝送することで、符号化
に必要な情報量を圧縮する方法である。
【0004】また、DCT符号化は、画像信号の持つフ
レーム内2次元相関性を利用して、ある特定の周波数成
分に信号電力を集中させ、この集中分布した係数のみを
符号化することで情報量の圧縮を可能とする。例えば、
絵柄が平坦で画像信号の自己相関性が高い部分では、D
CT係数は低周波数成分へ集中分布する。したがって、
この場合は低域へ集中分布した係数のみを符号化するこ
とで情報量の圧縮が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記MPE
Gは、基本的にノンインタレース信号を対象とした符号
化技術であるため、インタレース信号に適用しようとす
ると情報圧縮の効率上、問題が生ずる。
【0006】ここで、上記インターレース信号として、
例えば、映画などのフィルムソースをインタレースビデ
オ信号に変換したものを例に挙げて説明する。この映画
等のフィルムソースをインターレースビデオ信号に変換
する場合(いわゆるテレシネ変換)は、いわゆる2−3
プルダウン(pull down )という手法が広く用いられて
いる。上記2−3プルダウンの原理を図18に示す。
【0007】例えば、映画などのフィルムは24Hzで
あるのに対し、ビデオ信号は60Hzであるため(フィ
ールドを単位とした場合)、テレシネではフィールド数
変換が必要となる。これには、フィルムの連続した2コ
マのうち最初のコマをビデオの2フィールドで読み出
し、次のコマは3フィールドで読み出すというような操
作を繰り返すという方法を用いる。
【0008】図18では、フィルムソース800及び8
01が24Hzのノンインタレースのフィルムソースで
あり、1枚のフィルムソースは、図18の実線が示す第
1のフィールドと点線が示す第2のフィールドの2つの
フィールドに分解される。分解されたフィルムソース8
00は、第1のフィールドがフィールド802に、第2
のフィールドがフィールド803の2フィールドで読み
出される。また、フィルムソース801は、第1のフィ
ールドがフィールド804及び806に、第2のフィー
ルドがフィールド805の3フィールドで読み出され
る。従って、フィールド804とフィールド806は全
く同一のものとなる。
【0009】また、図19において、フィールド900
及び901が同一のフィルムソースから読み出したもの
であり、フィールド902及至904が同一のフィルム
ソースから読み出したものであり、フィールド905及
び906が同一のフィルムソースから読み出したもので
ある。フィールド900及び901から得られた画像で
あるフレーム907と、フィールド902及び903か
ら得られた画像であるフレーム908は、それぞれ同一
のフィルムソースから構成されているが、フィールド9
04及び905から得られる画像であるフレーム909
は、異なるフィルムソースから構成されることになる。
従って、テレシネされた動画像にMPEGをフレーム単
位で適用しようとすると、フレーム907及び908で
は同一のフィルムソースであるため問題はないが、フレ
ーム909では異なるフィルムソースから構成されるた
め問題が起こることがある。すなわち、同一のフィルム
ソースからのフィールドでフレームが構成される例えば
フレーム907や908は、フレームDCTの効率が良
いのに対し、異なるフィルムソースからのフィールドで
フレームが構成される例えばフレーム909はフレーム
DCTの効率が悪い。
【0010】言い換えれば、例えば映像の動きが速い場
合やフレーム内でシーンチェンジが起こってしまうよう
な場合、フレーム内画像信号の垂直方向の相関性が低く
なり、DCTによる情報量圧縮の効率が低下してしまう
問題が起こることになる。また同様に動き補償予測につ
いても画像信号の相関性の低さから適切な予測とはなら
ない。
【0011】すなわちこのことは、符号化されたビデオ
信号を復号化して画像を再現する場合に、効率の良い復
号化ができず、また、良質の復号画像を得ることができ
ないことを意味する。
【0012】そこで、本発明は、上述したようなことに
鑑み、2−3プルダウンの手法を用いるテレシネ変換に
より得られたビデオ信号が所定の符号化方法により符号
化されている場合に、その符号化されたビデオ信号か
ら、効率良く且つ高品質のビデオ信号を復号可能な、ビ
デオ信号復号化方法及び装置を提供することを目的とし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るビデオ信号
復号化方法は、所定の符号化方法により符号化されたデ
ータを復号化するビデオ信号復号化方法において、前記
符号化データと、少なくとも1フレームをなす2フィー
ルドを2フィールド表示するかまたは3フィールド表示
するかを示すフラグDFN(Number_of_Field_Displaye
d_Code)とを受信し、分離し、前記符号化データを可変
長復号し、逆量子化し、逆離散コサイン変換処理して2
4Hzのフレーム単位のビデオ信号を生成し、前記2フ
ィールド表示するかまたは3フィールド表示するかを示
すフラグDFN(Number_of_Field_Displayed_Code)に
基づいて、前記フレーム単位のビデオ信号の所定のフレ
ームを3フィールドにレート変換し、更に元のインター
レースビデオ信号の時系列とするフィールド順序入れ換
えをして、60Hzのフィールド単位の画像にすること
により、上述の課題を解決する。
【0014】また、本発明のビデオ信号復号化装置は、
所定の符号化方法により符号化されたデータを復号化す
るビデオ信号復号化装置であり、前記符号化データと、
少なくとも1フレームをなす2フィールドのどちらのフ
ィールドを先に表示するかの出力順を示すフラグDSO
と、1フレームをなす2フィールドを2フィールド表示
するかまたは3フィールド表示するかを示すフラグDF
Nとを受信し、分離する受信分離手段と、前記符号化デ
ータを可変長復号する可変長復号手段と、前記可変長復
号手段の出力を逆量子化する逆量子化手段と、前記逆量
子化手段の出力を逆離散コサイン変換処理する逆離散コ
サイン変換手段とよりなる24Hzのノンインターレー
スビデオ信号を生成する復号化手段と、前記出力順を示
すフラグと、前記2フィールド表示するかまたは3フィ
ールド表示するかを示すフラグとに基づいて、前記ノン
インターレースビデオ信号の所定のフレームを3フィー
ルドとなして60Hzのフィールド単位の画像にレート
変換するレート変換手段とを備えてなることにより、上
述した課題を解決する。
【0015】ここで、本発明のビデオ信号復号化方法及
び装置では、前記出力順を示すフラグDSOと前記2フ
ィールド表示するかまたは3フィールド表示するかを示
すフラグDFNとから、どのフィールドを再表示するか
を示すようにしている。
【0016】すなわち、言い換えれば、本発明は、映画
などのフィルムソースを2−3プルダウン(pull down
)により変換して、60Hzのフィールド単位で入力
されてくるビデオ信号に対し、2−3プルダウンにおい
て重複されているフィールドを検出し、その検出信号に
従って、その重複するフィールドを取り除き、レート変
換により24Hzのフレームを単位とする画像信号に変
換し、レームを単位として画像の符号化が行われた場合
に、その符号化された情報から24Hzのフレームを単
位としたノンインタレースの画像を復号し、レート変換
により60Hzのフィールド単位のビデオ信号に変換
し、再生可能としている。
【0017】また、本発明に係るビデオ信号符号化装置
は、所定の符号化方法により符号化されたデータを復号
化するビデオ信号復号化装置において、前記符号化デー
タと、少なくとも1フレームをなす2フィールドを2フ
ィールド表示するかまたは3フィールド表示するかを示
すフラグDFN(Number_of_Field_Displayed_Code)と
を受信し、分離する受信分離手段と、前記符号化データ
を可変長復号する可変長復号手段と、前記可変長復号手
段の出力を逆量子化する逆量子化手段と、前記逆量子化
手段の出力を逆離散コサイン変換処理する逆離散コサイ
ン変換手段とよりなる24Hzのフレーム単位のビデオ
信号を生成する復号化手段と、前記2フィールド表示す
るかまたは3フィールド表示するかを示すフラグDFN
(Number_ of_Field_Displayed_Code)に基づいて前記フ
レーム単位のビデオ信号の所定のフレームを3フィール
ドとするレート変換手段と、前記レート変換手段の出力
を、元のインターレースビデオ信号の時系列とするフィ
ールド順序入れ換え手段とを備えてなることにより、上
述の課題を解決する。
【0018】本発明の第1の実施の形態について述べ
る。
【0019】図1は本発明の第1の実施の形態の符号化
装置100及び復号化装置101の全体的なブロック図
を示すものである。
【0020】先ず、符号化装置100の説明をする。6
0Hzのビデオ信号VIは、後述する2−3プルダウン
検出回路102に送られる。この2−3プルダウン検出
回路102は、重複されているフィールドを検出し、そ
の検出信号であるフィールドモード変更信号FMCを発
生し、この信号FMCをレート変換回路103に送る。
当該レート変換回路103は、上記信号FMCが重複し
たフィールドを示している場合には、上記60Hzのビ
デオ信号VIから、上記の重複しているフィールドを取
り除き、フィールド順序入れ換え回路103に送る。次
のフィールド順序入れ替え回路104では、上記レート
変換回路103の出力を24Hzのフレームを単位とす
る画像信号に変換する。この変換された画像信号は、符
号器105によって圧縮や符号化処理が行われる。その
符号化出力はECC回路106で誤り訂正符号が付加さ
れた後、変調回路107によって変調され、本発明実施
の形態のメディア108に記録される。
【0021】次に復号化装置101の説明をする。メデ
ィア109に記録された信号は、取り出されて復調回路
110によって復調される。その復調信号はECCデコ
ード回路111によってエラーが訂正された後、復号器
112によって24Hzのフレームを単位とした画像と
して復号化される。その復号化出力は、レート変換回路
113によって60Hzのフィールド信号に変換され、
さらに、フィールド順序入れ換え回路114によってフ
ィールドの順序が元画像の時系列となるように入れ換え
られる。これにより60Hzのビデオ信号VOが再生さ
れるようになる。
【0022】次に、2−3プルダウン検出回路102の
動作を図2に基づいて説明する。
【0023】図2において、入力された60Hzのビデ
オ信号VIは、フィールド遅延回路201及び202に
より2フィールド遅れのフィールド信号VP1となさ
れ、差分化器203に送られる。また、この差分化器2
03には、入力ビデオ信号VIも送られ、これにより、
当該差分化器203ではこれら供給された信号の1画素
毎に差分値が計算される。
【0024】上記1画素毎に計算された差分値VP2
は、その絶対値VP3が絶対値器204で計算され、さ
らにその1フィールドあたりの累積和の値VP4が累積
器205で計算される。この累積値VP4が適当な値に
定められているしきい値THと比較器206で比較され
る。この比較器206において、上記しきい値よりも累
積値VP4が小なる場合には、入力されたビデオ信号V
Iは重複しているフィールドであると判断され、これに
より当該比較器206からフィールドを除去することを
指示するフィールドモード変更信号FMCが出力され
る。
【0025】また、上記フィールド遅延回路201を介
することによって、ビデオ信号VIに対して1フィール
ドだけ遅延したビデオ信号VI1は、レート変換回路1
03へ送られる。
【0026】レート変換回路103の動作を図3に基づ
いて説明する。レート変換回路103に入力される入力
画像信号は、上記2−3プルダウンされたものであり、
フィールド301及びフィールド302は同一のフィル
ムソースから得られたものである。また、フィールド3
03及至305は同一のフィルムソースから得られたも
のであり、2−3プルダウンの性質上フィールド303
とフィールド305は全く同じ画像信号(重複している
フィールド)となるので、余分な情報である。したがっ
て、レート変換回路103では、上記2−3プルダウン
検出回路102のフィールドモード変更信号FMCが重
複しているフィールドである旨を示した場合は、当該フ
ィールド(例えばフィールド305)を重複したビデオ
信号であるとみなして除去し、その除去後のビデオ信号
を次のフィールド順序入れ替え回路104へ送るように
する。
【0027】フィールド順序入れ替え回路104は、重
複フィールドの除去されたフィールド単位のビデオ信号
を24Hzのフレーム単位のビデオ信号に変換する次
に、符号器105の構成ブロック図を図4に示す。符号
器106へ供給される信号は、ブロック化回路401に
送られる。このブロック化回路401からは例えば16
×16画素のマクロブロック単位の形でデータが読み出
され、後述する動き検出回路402を介して差分検出器
403に伝送される。
【0028】当該差分検出器403には、後述するフィ
ールドメモリ群411〜414及び予測器415からな
る動き補償器付フィールドメモリ群からの動き補償され
た画像データも供給され、当該差分検出器403でこれ
らの差分が検出される。
【0029】上記差分検出器403の出力は、直交変換
(DCT)処理を行うDCT回路404に送られる。当
該DCT回路404でのDCT処理により得られたDC
T係数データは、量子化器405に送られる。当該量子
化器405からの量子化データは、例えばいわゆるハフ
マン符号化やランレングス符号化等の可変長符号化処理
を行う可変長符号化回路406、及びバッファ407を
介して、符号化データVC1として出力される。
【0030】可変長符号化回路406はまた、フィール
ドモード変更信号FMCが入力された場合、そのフィー
ルドモード変更信号FMCと、除去されたフィールドの
代わりにどのフィールドをコピーするかを示す参照フィ
ールド信号RFCも符号化する。
【0031】また、上記動き補償器付のフィールドメモ
リ群411〜414には、上記量子化器405からの量
子化データが、当該量子化器405での量子化処理の逆
量子化処理を行う逆量子化器408と上記DCT回路4
04でのDCT処理の逆DCT処理を行う逆DCT回路
409とを介し、更に加算器410を介しセレクタ41
7で選択されたデータが供給されるようになっている。
また、上記加算器410では、上記逆DCT回路408
の出力と上記フィールドメモリ群411〜414から読
み出され予測器415を介した出力との加算がなされ
る。なお、図示は省略しているがバッファ407から
は、当該バッファ407のオーバーフロウを防止するた
めの信号が、上記量子化器405にフィードバックされ
るようになっている。
【0032】一方、上記ブロック化回路401からマク
ロブロック単位で出力された画像データは、動き検出回
路402に伝送される。上記動き検出回路402は、マ
クロブロック単位で画像間の動きベクトルと各画素の絶
対値差分和を検出し、これらのデータ(画像間の動きベ
クトルのデータと絶対値差分和のデータ)を出力する。
絶対値差分和のデータはマクロブロックタイプ決定回路
418に伝送される。当該回路418では、マクロブロ
ック毎にマクロブロックタイプを決定する。
【0033】ここで、上記動き予測モード決定回路41
8でのマクロブロックタイプ決定方法について、その1
例を説明する。例えば、図3のB0フレームの各マクロ
ブロックは、以下の3通りの方法で予測することができ
る。 (1)前フレームからの予測モード (2)前後両フレームからの線形予測モード(前フレー
ムからの参照マクロブロックと後フレームからの参照マ
クロブロックを1画素毎に線形演算(たとえば平均値計
算)をする。) (3)後フレームからの予測モード この時のマクロブロックタイプの選択方法を図5に基づ
いて説明する。
【0034】上記動き検出回路402で計算された前フ
レームからの予測誤差の絶対値差分和をX、また後フレ
ームからの予測誤差の絶対値差分和をYとする時、図5
にあるようにY>jXの場合、本実施の形態の上記マク
ロブロックタイプ決定回路418では領域601にあた
る前フィールドまたはフレームからの予測モードを選択
するようにする。また、kX≦Y≦jXの場合には、領
域602にあたる前後両フィールドまたはフレームから
の線形予測モードが選択される。またY<kXの場合に
は、領域603にあたる後フィールドまたはフレームか
らの予測モードを選択する。
【0035】次に、上記動き補償器付フィールドメモリ
群の予測器415には上記マクロブロックタイプ決定回
路418からのマクロブロックタイプMBTと動きベク
トルMVとが供給され、フィールドメモリ群411〜4
14にはマクロブロックタイプMBTと動きベクトルM
Vに基づいて読み出しアドレス発生回路1016によっ
て発生された読み出しアドレスが供給されるようになっ
ている。したがって、当該動き補償器付フィールドメモ
リ群411〜414及び予測器415では、上記動き予
測におけるマクロブロックタイプMBTと上記動きベク
トルMVを用いた動き補償が行われる。
【0036】次に、本実施の形態復号化装置101の復
号器112について説明する。この復号器112の構成
のブロック図を図6に示す。
【0037】この図6において、上記復号器112の入
力信号は、バッファ701に一時蓄積される。このバッ
ファ701から出力された信号は、次に逆可変長符号化
器702によって符号化ビットストリームから取り出し
た情報に従って、ブロック毎に逆量子化器703によっ
て逆量子化された後、逆DCT回路704によって逆D
CTされる。なお、逆量子化器703、逆DCT回路7
04は、図4の符号器における量子化器405、DCT
回路504と相補的な構成とされるものである。
【0038】上記逆DCT回路704の出力は加算器7
05を介してセレクタ706を介して出力されると共
に、予測器711及びフィールドメモリ群707〜71
0からなる動き補償器付きフィールドメモリ群に送られ
る。上記予測器711からの出力が上記加算器705に
送られる。なお、上記予測器711は、上記ブロック毎
に処理された逆DCTの出力より、画像を再現するため
のものである。
【0039】また、可変長符号化器702は、フィール
ドモード変更信号FMC及び参照フィールド信号RFC
をも復号し、ディスプレイアドレス発生回路713に供
給する。この信号FMCが除去されたフィールドである
ことを示すものである場合にはディスプレイアドレス発
生回路713は、フィールドメモリ群707〜710に
対し、参照フィールド信号RFCに基づいて、除去され
たフィールドと同じ画像信号のフィールドを読み出させ
る読み出しアドレスを供給する。フィールドメモリ群7
07〜710からは再構成された画像信号が読み出さ
れ、これがセレクタ706を介して画像信号VO1とし
て出力される。
【0040】なお、上記フィールドメモリ群707〜7
10には、ディスプレイアドレス発生回路713からの
ディスプレイアドレスも供給されるようになっている。
このディスプレイアドレス発生回路713には、外部周
期信号に応じて周期信号を発生する周期信号発生回路7
12からのフレームパルス信号が供給される。
【0041】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0042】図7は本発明の第2の実施の形態の符号化
装置100及び復号化装置101の全体的なブロック図
を示すものである。なお、図7において、図1と対応す
る構成には同一の指示符号を付している。
【0043】先ず、符号化装置100の説明をする。6
0Hzのビデオ信号VIは、2−3プルダウン検出回路
102に送られる。ここでは、重複されているフィール
ドを検出する。その検出信号であるフィールドモード変
更信号FMCが重複したフィールドを示している場合に
は、次のレート変換回路103によって、上記の重複し
ているフィールドが取り除かれる。その出力がフィール
ド順序入れ換え回路104に送られる。
【0044】フィールド順序入れ換え回路104は、レ
ート変換されたフィールドを符号化する順になるように
順序を入れ換える。当該変換された画像信号は、符号器
105によって圧縮や符号化処理が行われ、その符号化
出力はECC回路106で誤り訂正符号が付加された
後、変調回路107によって変調され、メディア108
に記録される。また、本実施の形態では、同時にそのフ
レームの表示方法を示すフラグ(後述するDSO、DF
N)を符号化しメディア108に記録するようにする。
【0045】次に、復号化装置101の説明をする。メ
ディア109に記録された信号は、取り出され、復調回
路110によって復調される。その復調信号はECCデ
コード回路111によってエラーが訂正された後、復号
器112によって24Hzのフレームを単位とした画像
として復号化される。
【0046】その復号化出力は、レート変換回路113
によって、元画像の時系列の順に並び替えられ、60H
zのフィールド信号に変換され、これにより60Hzの
ビデオ信号VOを再生することができる。
【0047】本実施の形態の2−3プルダウン検出回路
102の動作及び構成については前述同様である。
【0048】レート変換回路103の動作も前述の図3
と同様であるが、当該第2の実施の形態でのレート変換
回路103における信号の流れを、図8を用いて説明す
る。
【0049】本実施の形態のレート変換回路103は、
上記フィールドモード変更信号FMCを2ー3プルダウ
ン検出回路102から受信し、FMC=1となると、そ
のフィールドをフィールド順序入れ替え回路104に出
力しないようにしている。一方、FMC=0である場
合、レート変換回路103は、入力ビデオ信号をそのま
まフィールド順序入れ替え回路104に出力する。
【0050】また、本実施の形態のレート変換回路10
3は、フィールドの出力順を示す信号DSO(後述する
top_field_first)をも出力する。当該信号DSOは、
DSO=1であるフレームの場合には後の表示の際に第
1フィールドを先に表示し、ついで第2フィールドを表
示することを示す信号である。また、DSO=0である
フレームは第2フィールドを先に出力し、ついで第1フ
ィールドを出力することを示すことになる。なお、当該
信号DSOは0または1の値のみをとる1ビットのフラ
グである。
【0051】さらに、レート変換回路103は、あるフ
レームを表示する際に、2フィールドを表示するかまた
は3フィールド表示するかを示すフラグDFN(後述す
るnumber_of_field_displayed_code) をも出力す
る。当該フラグDFNは、DFN=1の場合、当該フレ
ームが3フィールド表示されることを示すフラグであ
る。これに対し、DFN=0の場合、当該フレームが2
フィールド表示されることになる。なおDFNは0また
は1のみをとる1ビットのフラグである。
【0052】このことから、例えば、図9に示すよう
に、フレーム(a)またはフレーム(b)またはフレー
ム(e)で始まるシーケンスの場合、上記信号DSOの
初期値は1となり、上記フラグDFNの初期値は0とな
る。
【0053】また、フレーム(c)またはフレーム
(d)から始まるシーケンスの場合は、最初に入力され
たフィールドを除去し、図9のようにフレームを再構成
して符号化することになる。これは最初に入力されたフ
ィールドから4または6フレーム目に上記信号FMCが
出力されることで判定される。
【0054】上記レート変換回路103は、上述のよう
な信号DSOおよびフラグDFNを、符号化器105に
出力する。さらに、当該レート変換回路103は、上記
信号DSOをフィールド順序入れ替え回路104にも出
力する。
【0055】上記フィールド順序入れ替え回路104の
構成を図10に示す。このフィールド順序入れ替え回路
104は、フィールドメモリ群161およびアドレスコ
ントローラ162から構成されるものである。
【0056】上記レート変換回路103によってレート
変換された画像信号は、まずフィールドメモリ群161
のアドレスコントローラ162が指定するアドレスに記
録される。次に、アドレスコントローラ162の指定す
るアドレスの画像データをフィールドメモリ群161か
ら読み出し、上記符号器105に出力する。
【0057】ここで、アドレスコントローラ162は、
上記符号化器105のピクチャコーティングタイプ発生
器420からピクチャコーティングタイプPCTを受信
し、また、符号化器105の前記ブロック化回路401
より、ブロックアドレスABLを受信し、さらにレート
変換器103より上記信号DSOを受信する。当該アド
レスコントローラ162は上記PCT、ABL、DSO
を参照し、符号化器105に入力する画像データが記録
されているフィールドメモリ群161のアドレスを指定
し、当該メモリ群161に出力する。
【0058】当該フィールドメモリ群161では、その
アドレスに従って画像データが読み出され、その後符号
化器105に出力される。
【0059】また、アドレスコントローラ162は、上
記PCT、ABL、DSOを参照し、上記レート変換器
103から入力される画像信号をフィールドメモリ群1
61に書き込むためのアドレスを指定し、当該メモリ群
161に出力する。当該フィールド順序入れ替え回路1
04に入力される画像データは、このアドレスにしたが
って当該メモリ群161に書き込まれる。
【0060】このようなことにより、フィールド順序入
れ替え回路104は、画像データを符号化する順番に並
び替え、またフレームを単位とした符号化を行なう場合
にはブロック化を行なう際に、フレームを単位としたデ
ータに変換する。
【0061】次に、本実施の形態の符号器105の構成
ブロック図を図11に示す。なお、この図11において
も、前述の図4と対応する構成要素には、同一の指示符
号を付している。
【0062】この図11において、符号器105へ供給
される信号は、例えば16×16画素のマクロブロック
単位の形のデータとなされ、差分検出器403に伝送さ
れる。ブロック化回路401では、上記フィールド順序
入れ替え回路104にそのフレーム内のマクロブロック
のアドレスABLを送る。フィールド順序入れ替え回路
104はこのABLに従い、画像データを上記フィール
ドメモリ群161から読み出し、当該符号化器105に
入力する。
【0063】当該差分検出器403には、前述同様の動
き補償器付のフィールドメモリ群411及至414から
の動き補償された画像データも供給され、当該差分検出
器403でこれらの差分が検出される。
【0064】上記差分検出器403の出力は、直交変換
(DCT)処理を行うDCT回路404に送られる。当
該DCT回路404でDCT処理されて得られたDCT
係数データは、量子化器405に送られる。当該量子化
器405からの量子化データは、例えばいわゆるハフマ
ン符号化やランレングス符号化等の可変長符号化処理を
行う可変長符号化回路406及びバッファ407を介し
て、符号化データとして出力される。可変長符号化回路
406は、動きベクトル、マクロブロックタイプ、ピク
チャコーティングタイプ等のヘッダ情報も符号化する。
なお、この第2の実施の形態では、バッファ407のオ
ーバーフロウを防止するため、後述するバッファ監視回
路1017は当該オーバーフロウを防止するための信号
(オーバーフロウOVF)を上記量子化器405にフィ
ードバックしている。
【0065】また、上記動き補償器付のフィールドメモ
リ群411及至414には、上記量子化器405からの
量子化データが、当該量子化器405での量子化処理の
逆量子化処理を行う逆量子化器408と上記DCT回路
404でのDCT処理の逆DCT処理を行う逆DCT回
路409とを介し、更に加算器410及びセレクタ41
7を介したデータが供給されるようになっている。上記
加算器410では、上記逆DCT回路408の出力と当
該動き補償器付のフィールドメモリ群411及至214
の出力との加算がなされる。
【0066】一方、上記マクロブロック単位で出力され
た画像データは、動き検出回路402に伝送される。上
記動き検出回路402は、マクロブロック単位で画像間
の動きベクトルと各画素の絶対値差分和を検出し、これ
らのデータ(画像間の動きベクトルのデータと絶対値差
分和のデータ)を出力する。絶対値差分和のデータは動
き予測モード決定回路418に伝送される。
【0067】ここで、本実施の形態におけるマクロブロ
ックタイプ決定回路418でのマクロブロック毎の動き
予測モード決定方法について、その一例を説明する。
【0068】この第2の実施の形態において、前述の図
9におけるフレームDは、時間的に後ろ(過去)にある
フレーム(A)より予測されるモードが採られる。
【0069】また、フレームBおよびフレームCは、時
間的に後ろ(過去)にあるフレームAと、時間的に前
(未来)にあるフレームDより以下の3通りの方法で予
測することができる。 (1)前フレームからの予測モード (2)前後両フレームからの線形予測モード(前フレー
ムからの参照マクロブロックと後フレームからの参照マ
クロブロックを1画素毎に線形演算(たとえば平均値計
算)をする。) (3)後フレームからの予測モード この時の選択方法は、前述の図5同様である。
【0070】また、本実施の形態の上記予測器415に
もマクロブロックタイプ決定回路418からの予測モー
ドPMCと動きベクトルMVとが供給され、上記動き補
償器付のフィールドメモリ群411及至514にも読み
出しアドレス発生回路1016からの読み出しアドレス
が供給される。したがって、当該動き補償器付のフィー
ルドメモリ群411及至414では、上記動き予測にお
けるマクロブロックタイプMBTと上記動きベクトルM
Vを用いた動き補償が行われる。
【0071】ここで、当該第2の実施の形態では、ある
フレームにおいてフレーム内符号化を行うか(Iピクチ
ャ)、前方向予測符号化を行うか(Pピクチャ)、両方
向予測符号化を行なうか(Bピクチャ)の判断は、ピク
チャ・コーディング・タイプ(picture_coding_typ
e)発生回路420で行なわれる。なお、Iピクチャお
よびPピクチャの間隔は、例えば等間隔で、初期値によ
って設定される。例えば、Iピクチャは15フレームに
1枚で、前方向予測は3フレームの間隔で行なわれる。
その間の2フレームはBピクチャとする。また、Iピク
チャの間隔および前方向予測の間隔は任意の値をとり得
る。
【0072】当該ピクチャ・コーディング・タイプ発生
回路420からのpicture_coding_typeは、マクロブ
ロックタイプ決定回路418、ブロック化回路401、
可変長符号化器406、およびテンテンポラル・リファ
レンス(temporal_reference)発生回路421に出力さ
れる。
【0073】上記テンテンポラル・リファレンス発生回
路421は、フレームのGOP内での表示順を表すtemp
oral_reference を出力する。このtemporal_referenc
e は、可変長符号化器406に出力される。
【0074】次に、本実施の形態の可変長符号化器40
6について説明する。
【0075】当該可変長符号化器406は、また符号化
画像データにヘッダ情報を付け加える。この符号化画像
データにヘッダ情報が付加されたものが上記メディア1
08に記録されるようになる。
【0076】ここで、2−3プルダウンされたビデオ信
号を24Hzに再変換して符号化する場合、上記メディ
ア108(109)に対する上記ヘッダ情報の記録の方
法には、2通りの記録の方法が考えられる。
【0077】1つの方法は再生する際にどのフレームの
どのフィールドを繰り返して出力するかを示すフラグを
記録しておく方法である。
【0078】もう1つの方法は、そのようなフラグを記
録せず、復号化装置が出力する際に独自に3−2プルダ
ウンを行ない60Hzに変換する方法である。
【0079】以下、どのフィールドを繰り返して出力す
るかを示すフラグを記録する場合について説明する。
【0080】(第0の記録方法) 上記2−3プルダウン検出回路102から出力される前
記フィールド変更信号FMCはどのフレームを3フィー
ルドとして出力すべきかを示している。従ってこの信号
(フラグ)FMCをピクチャヘッダに付加して記録す
る。復号化装置はこのFMCを参照し、レート変換する
ようになる。ここで、上記FMCが0である場合、その
フレームは2フィールド表示される。また、上記FMC
が1である場合、そのフレームは3フィールド出力され
るようになる。なお、上記FMCはピクチャヘッダのpi
cture_extension 中に記録される。
【0081】(第1の記録方法) MPEG2において、画像シーケンスの先頭に位置する
後述するシーケンスヘッダには、そのシーケンスがノン
インタレース画像であることを示すフラグ(non_interl
aced_sequence) 及びピクチャレート(frame_rate) が
記録されている。したがって、可変長符号化器406は
frame_rateを24Hzまたは23.976Hzに設定
し、non_interlaced_sequenceを0に設定する。
【0082】次にどのフィールドを繰り返して表示する
かを示すフラグであるが、これはレート変換回路103
から入力されるフラグDSO、DFNを用いる。このD
SO(top_field_first)およびDFN(number_of_fi
eld_displayed_code) をピクチャヘッダに記録するよ
うにする。ここで、DSO=1の時は、第1フィールド
を先に表示する。またDSO=0の時は、第2フィール
ドを先に表示する。さらにDFN=0の時は、2フィー
ルド表示を行う。また、DFN=1の時は、3フィール
ド表示を行なう。
【0083】次に復号化装置が自動で3−2プルダウン
を行なう場合について説明する。
【0084】(第2の記録方法) この場合、 non_interlaced_sequenceを1に設定し、
frame_rateを24Hzまたは23.976Hzに設定
する。top_field_first はこの場合、常に0に設定さ
れる。また、number_of_field_displayed_codeは常
に0に設定される。この場合、後述する復号化装置のレ
ート変換回路により自動で3−2プルダウンが行なわれ
ることになる。
【0085】ここで、表1にMPEG2のシンタクスを
示す。表2,表3は上記シーケンスヘッダを示す。
【0086】
【表1】
【0087】
【表2】
【0088】
【表3】
【0089】また、frame_rateは4ビットのフラグ
で、表4にそのフラグの内容を示す。ここでnon_inter
laced_sequenceが0の場合(インターレース画像)fra
me_rateは1秒間のフレーム数を表している。non_int
erlaced_sequenceが1の場合(プログレッシブ画
像)、frame_rateは1秒間のプログレッシブ画像の数
を示す。
【0090】
【表4】
【0091】また、vbv_buffer_sizeは10ビットの
フラグでvbv_buffer_sizeのLSB(最下位ビット)
側10ビットを表している。VBVバッファサイズは1
8ビットの整数で表される。LSB(最下位ビット)側
の10ビットは vbv_buffer_sizeで、MSB(最上位
ビット)側の8ビットは sequence_extension 内のvbv
_buffer_size_extension で表される。この18ビッ
トの整数はシーケンスをデコードするために必要なVB
Vバッファサイズを示している。VBVに関してはMP
EG2 Working Draftまたは TestModelの Annex Cに記
載されている。これは以下の式で定義される。
【0092】 B = 16 * 1024 * vbv_buffer_size なお、この式のBは、シーケンスをデコードするために
最低限必要なVBVバッファサイズをビット単位で表し
たものである。
【0093】また、non_interlaced_sequenceは1ビ
ットのフラグである。これが "1"に設定されている場
合、ビデオシーケンスはプログレッシブ画像のみを含ん
でいる。
【0094】次に、表5,表6はピクチャヘッダを示
す。
【0095】
【表5】
【0096】
【表6】
【0097】さらに、temporal_reference は10ビッ
トのフラグで、ピクチャの表示順番を表す。これはピク
チャのカウンタで画像が入力される度に1づつ増加する
値を、1024で割った余りで表される。それぞれのG
OPで、画像の表示順番で1番最初の画像でtemporal_
reference は0にリセットされる。またフレームがFiel
d codingによって2枚に分割されている場合、2枚のフ
ィールドに対するtemporal_reference は同じ値であ
る。
【0098】picture_coding_typeは3ビットのフラ
グで画像符号化タイプの識別子であり、画像内符号化
(Iピクチャ)、前方予測(Pピクチャ)、両方向予測
(Bピクチャ)、画像内符号化のDC成分のみ(Dピク
チャ)があり、これを表7に示す。Dピクチャは他のタ
イプの画像と共存してビデオシーケンス内に出現しては
ならない。
【0099】
【表7】
【0100】また、vbv_delay は16ビットのフラグ
で、固定レート符号化の場合、vbv_delay はデコーダ
の復号開始の場合におけるバッファ占有率の初期値を設
定するために用いられる。 これによって、デコーダバ
ッファのオーバーフロウやアンダーフロウを回避するこ
とができる。vbv_delay は、目標ビットレートRにお
いて、VBVバッファが空の状態から、正しいバッファ
占有率になるまでの遅延時間で指定される。この後VB
Vバッファから最初の画像データが取り出される。vbv
_delay はVBVが最初の picture_start_codeの最
後の1バイトを受けとったところから、90Hzのシス
テムクロックを単位として計った遅延量である。
【0101】これは以下の式で表される。
【0102】 vbv_delay = 90000 * B_n / R なお、n > 0,で、B_n はピクチャnの前についたGO
Pヘッダおよびシーケンスヘッダを除いて、ピクチャn
がバッファ内にある状態でのVBVバッファ占有率であ
る。また、Rは、シーケンスヘッダ内の bit_rateで示
されるビットレートである。
【0103】また、picture_structure は2ビットの
フラグで Frame structureと Fieldstructureを切替え
るための識別子である。表8にその内容を示す。
【0104】
【表8】
【0105】さらに、top_field_first は1ビットの
フラグで、このビットの意味はピクチャストラクチャに
依存する。フレームピクチャでは、 top_field_first
が"1" に設定されているのは、フレーム内のトップフ
ィールドが先に表示されるフィールドに対応することを
示している。逆に、"0" に設定されている場合、フレー
ム内のボトムフィールドが先に表示されるフィールドで
あることを示す。またフィールドストラクチャピクチャ
(non_interlaced_sequenceが"1" に設定されたプロ
グレッシブ画像も含む。)、top_field_first は常に
0に設定される。
【0106】number_of_field_displayed_codeは1
ビットのフラグで、このビットが "1" に設定された場
合、フレームは3フィールドとして表示される。"0" に
設定された場合、フレームは2フィールドとして表示さ
れる。フィールドピクチャおよび non_interlaced_se
quenceが "1" に設定されたプログレッシブ画像の場
合、"0" に設定されなければならない。2枚のフィール
ドピクチャから構成されるフレームは、常に2フィール
ドとして表示される。
【0107】ここで、上記バッファ監視回路1017に
おけるバッファ制御について図12,図13,図14を
用いて説明する。
【0108】バッファ監視回路1017は、デコーダが
ビットストリームをデコードする際に、デコーダが持つ
バッファ701をオーバーフロウ又はアンダーフロウを
起こさないように、エンコーダが持つバッファ407を
監視し、そのバッファ占有量によってビット割り当ての
制御を行うようにする。
【0109】バッファ監視回路は、概念的な仮想復号器
の役割を果たす。すなわち、バッファ監視回路は、復号
器の動作を仮想的に行い、復号器が持つであろうバッフ
ァがオーバーフロウ又はアンダーフロウを起こすことを
防止する。
【0110】ここで、図14を用いて説明する。バッフ
ァ182は、バッファ407と同一のバッファである。
またバッファ184はバッファ701と同一のバッファ
である。エンコーダは、そのビットストリームをデコー
ドすることが可能なデコーダの仕様を、符号化の最初に
決定し、シーケンスヘッダに記録する。これを満足する
デコーダはそのビットストリームを復号可能であること
がわかる。デコーダが持つであろうバッファサイズは、
vbv_buffer_sizeに記録されている。これはすなわち
バッファ184のサイズである。エンコーダが持つバッ
ファ182は、このバッファ184と同一の容量を持つ
(すなわちvbv_buffer_sizeで規定された容量)。
【0111】次に、バッファ監視回路が行う仮想復号器
の動作(VBV制御)について説明する。固定レート符
号化の場合、仮想復号器ではビットストリームはメディ
アからバッファに定レートで入力される。また、後述す
るように各ピクチャの符号化データはバッファから、ピ
クチャレートと同期して、そのピクチャデータが即座に
取り出される。バッファ監視回路は、実際の復号器で、
この様にデータの読み出しが行われると仮定して、バッ
ファの監視を行う。
【0112】例えば図14の場合、ビットストリームは
メディアから固定レートでバッファ184に入力され、
ピクチャ周期毎に、そのピクチャのデータ全てが即座に
デコーダ185に出力されると仮定する。
【0113】この場合、エンコーダのバッファ182
は、これと相対する動作をする。ピクチャのデータはピ
クチャの周期と同期して、そのピクチャの全てのデータ
はバッファ182に即座に入力される。また、固定レー
トで、バッファ182からメディアにビットストリーム
は出力される。
【0114】この時、エンコーダのバッファ182の空
容量とデコーダのバッファ184のバッファ占有量は、
常に同一の値になる。また、図中指示符号191に示す
ように、バッファ182の占有量とバッファ184の占
有量の和は、一定量(バッファサイズと同一の量)とな
る。したがって、エンコーダのバッファ占有量を監視
し、これをオーバーフロウ又はアンダーフロウを起こさ
ないように制御することによってデコーダにおけるバッ
ファ184がオーバーフロウ又はアンダーフロウを起こ
すことを防止することができる。
【0115】バッファ監視回路はVBV制御を行うが、
上記のように実際の回路ではエンコーダバッファ182
を監視することにより実現できる。
【0116】ここで上記VBVについて以下さらに詳し
く説明する。ビットストリームはVBV(video buffer
ing verifier) の条件を満たさなければならない。VB
VについてはWD Annex C. に詳述されているので、こ
こでは簡単に説明する。
【0117】VBVは、エンコーダの出力に接続される
概念的な疑似復号器で、上記バッファ監視回路がバッフ
ァ182を監視することによって実現できる。
【0118】VBVがもつバッファをVBVバッファと
呼ぶ。これはバッファ184の状態を疑似的に示すもの
である。上記の通り、VBVバッファの占有量は、バッ
ファ182の空間量と同一である。したがって、VBV
バッファを監視することは、実際にはバッファ182を
監視することで実現できる。
【0119】VBVの動作について説明する。 (1)VBVおよびビデオエンコーダは同じピクチャレ
ートおよび同じクロック周波数で同期して動作する。
【0120】(2)VBVバッファは、例えばサイズB
の受信バッファであり、サイズBはsequence_heqderの
vbv_buffer_sizeおよび sequence_header_extensio
n の vbv_buffer_size_extension で与えられる。
【0121】(3)VBVバッファは、最初は空で、vb
v_delay の時間で読みだし可能なデータ量が蓄積され
る。
【0122】(4)VBV制御は符号化伝送される全て
のピクチャに適用される。バッファ内にたまった全ての
データはピクチャ単位で即座に取り除かれる。シーケン
スヘッダ内のpicture_structure 及びピクチャヘッダ
の number_of_field_displayed_codeに対応したあ
る時刻tの後で、このピクチャに対応するバッファ内に
たまった全てのデータはピクチャ単位で即座に取り除か
れる。tは以下のように定義される。
【0123】 t = field_count / (field_per_picture * P) ただし、field_per_picture = 2 (picture_structur
e = 11の時、即ちフレームストラクチャの時)またはfi
eld_per_picture = 1 (picture_structureがそれ以
外の値をとる時)の時、P = 1秒あたりのピクチャ数fi
eld_count はnumber_of_field_displayed_codeが
示すフィールド表示の回数あるピクチャについている、
シーケンスヘッダおよびGOPヘッダはそのピクチャと
同時に取り除かれる。VBVは所定のデータが取り除か
れる前と後についてチェックされる。この場合、バッフ
ァ占有率が0からBビットの間にあることを確認する。
【0124】次に復号化装置が自動で3−2プルダウン
を行なう場合について説明する。
【0125】(第2の記録方法) この場合、number_of_field_displayed_codeは記録
されていないが、復号化装置は自動的に3−2プルダウ
ンを行ない、表示を行なう。この場合、図12に示すよ
うに、符号化時の1秒あたりのピクチャ数と復号時の1
秒あたりのピクチャ数が異なるため、上記VBV条件が
成立しなくなる(オーバーフロウまたはアンダーフロウ
を起こす可能性がある。)。従ってこの場合の第2の記
録方法でメディアに記録する場合、上記方法に対応する
対策を符号化時に行なう必要がある。
【0126】なお、図12において、平行線の幅がバッ
ファサイズであり、階段状の実線は、エンコーダ181
が24Hzでのpicture_period毎に1フレーム分のビ
ットをVBVバッファ182に渡している様子を示して
いる。階段状の点線は、デコーダのバッファ184のビ
ット蓄積量の変化の様子を示している。
【0127】当該第2の記録方法で記録する場合の条件
は、 (1)バッファ容量Bは sequence_headerに記録され
ている実際のバッファサイズ vbv_buffer_size * 4/5
とする(4/5 は符号化、復号化時のフレームレートの比
に相当する。)。 (2)図13に示すように、シーケンスの1フレーム目
を3フィールドで出力する場合、また、2フィールドで
出力する場合の双方に対応するように、vbv_delayを設
定する。
【0128】ここで、図13について説明する。図中の
平行線の幅がバッファサイズであり、階段状の実線は、
エンコーダ181が24Hzでの picture_period毎に
1フレーム分のビットをエンコーダバッファ182に渡
している様子を示している。図中の平行線の傾きはビッ
トレートを表している。VBV制御は階段状の線が平行
線の間にあるようにするバッファ制御である。
【0129】第2の記録方法で記録した場合、点線の幅
はバッファ容量B(vbv_buffer_size *4/5)を示して
いる。このとき、点線と実線の中央がともに一致するよ
うにバッファ制御を行なう。
【0130】このように、バッファ監視回路1017に
よって符号化時に仮想バッファの容量を実際のバッファ
よりも少なく設定することにより復号時においても破綻
を起こさないようにすることが可能である。
【0131】次に、第2の実施の形態における復号器1
12の構成ブロック図を図15に示す。なお、この図1
5も前述した図6と対応する構成要素には同一の指示符
号を付している。
【0132】この図15において、復号器112の入力
信号は、バッファ701に一時蓄積される。次に、逆可
変長符号化器702によって符号化ビットストリームか
ら取り出した情報に従ってブロック毎に逆量子化器70
3によって逆量子化された後、逆DCT回路704によ
って逆DCTされる。なお、逆量子化器703、逆DC
T回路704は、図11の符号器における量子化器40
5、DCT回路504と相補的な構成とされる。
【0133】予測器711はこれらブロック毎に処理さ
れた逆DCTの出力より、画像を再現するためのもので
ある。また、可変長符号化器702は、フィールドモー
ド変更信号FMCを復号し、除去されたフィールドであ
る場合には重複すべきフィールドから画像を複製してフ
ィールドを再構成しセレクタ706より画像信号として
出力する。
【0134】次に、当該第2の実施の形態における復号
化装置のレート変換回路113について説明する。当該
レート変換回路113の構成ブロック図を図16に示
す。
【0135】この図16において、上記逆可変調符号化
器702によりビットストリームからとり出されたフラ
グFMCまたは、non_intelaced_sequence, frame_r
ate,top_filed_first, number_of_field_displaye
d_codeは、当該レート変換回路113に入力される。
レート変換回路113はこれらのフラグ情報によってフ
レームレートの変換を行なう。
【0136】当該レート変換回路113は具体的にはア
ドレスコントローラ152によって構成される。したが
って、当該レート変換回路113は、上記フラグを参照
して、復号器112中のセレクタ付きのフィールドメモ
リ群151に読み出しアドレスを送り、所定のフィール
ドデータを当該フィールドメモリ群151から読み出さ
せて出力させる。
【0137】ここで、前記第0の記録方法でビットスト
リームが記録されている場合について動作を説明する。
【0138】ピクチャヘッダに記録されているFMCを
受けとると、復号器112はそのフレームを3フィール
ド出力する。その他の場合は2フィールド出力を行な
う。シーケンス中の最初のフレームのFMCが0である
場合、そのフレームは前記図9のフレームAのように出
力される。またシーケンス中の最初のフレームのFMC
が1である場合、そのフレームは図9のフレームBのよ
うに出力される。それ以後は図9のように変換されてい
く。
【0139】次に、前記第1の記録方法でビットストリ
ームが記録されている場合について動作を説明する。
【0140】non_interlaced_sequenceが0で frame
_rateが24Hzまたは23.976Hzの場合、その
ビットストリームは第1の方法で記録されていることが
わかる。この場合、top_field_first およびnumber_
of_field_displayed_codeより、どのフィールドを重
複して出力するのかがわかる。図17に出力の方法を示
す。この場合、元画像と同じフィールドが重複して出力
される。
【0141】次に、前記第2の記録方法でビットストリ
ームが記録されている場合について動作を説明する。
【0142】non_interlaced_sequenceが1で frame
_rateが24Hzまたは23.976Hzの場合、その
ビットストリームは第2の方法で記録されていることが
わかる。この場合、レート変換回路113は、図9のよ
うに3−2プルダウンを行なう。この場合、元画像と同
じフィールドが繰り返される保証はない。
【0143】最後に、本発明実施の形態のビデオ信号記
録メディア108,109は、上述したような符号化装
置によって符号化された信号が記録されるものである。
すなわち、24Hzのフィルムソースをテレシネ変換し
て得られた60Hzのフィールド単位のビデオ信号から
前記テレシネ変換時に重複されたフィールドを検出し、
前記ビデオ信号から前記重複フィールドを除去して、2
4Hzのノンインターレースビデオ信号を生成し、前記
ノンインターレースビデオ信号を符号化して生成された
符号化データが記録されているものである。ここで、こ
のビデオ信号記録メディアには、前述したように、重複
フィールドの除去に関連したデータとして、少なくと
も、前記重複フィールドの除去を指示する信号(FM
C)と、テレシネ変換レート情報(non_interlaced_s
equence及びframe_rate)と、表示フィールド数を指示
する信号(number_of_field_displayed_code)とを
含む。なお、この記録メディアとしては、例えば、ディ
スク状記録媒体(光ディスク、記録可能な光ディスク、
ハードディスク等)や、テープ状記録媒体、半導体メモ
リ、ICカード等を例に挙げることができる。
【0144】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、符号化デ
ータと、少なくとも1フレームをなす2フィールドのど
ちらのフィールドを先に表示するかの出力順を示すフラ
グ(DSO)と、1フレームをなす2フィールドを2フ
ィールド表示するかまたは3フィールド表示するかを示
すフラグ(DFN)とを受信し、分離し、符号化データ
を可変長復号し、逆量子化し、逆離散コサイン変換(D
CT)処理して24Hzのノンインターレースビデオ信
号を生成し、出力順を示すフラグDSOと、2フィール
ド表示するかまたは3フィールド表示するかを示すフラ
グDFNとに基づいて前記ノンインターレースビデオ信
号の所定のフレームを3フィールドとなして60Hzの
フィールド単位の画像にレート変換することにより、効
率良く且つ高品質のビデオ信号を復号可能である。
【0145】上述のように本発明によれば、符号化デー
タと、少なくとも1フレームをなす2フィールドを2フ
ィールド表示するかまたは3フィールド表示するかを示
すフラグDFN(Number_of_Field_Displayed_Code)と
を受信し、分離し、前記符号化データを可変長復号し、
逆量子化し、逆離散コサイン変換処理して24Hzのフ
レーム単位のビデオ信号を生成し、前記2フィールド表
示するかまたは3フィールド表示するかを示すフラグD
FN(Number_of_Field_Displayed_Code)に基づいて、
前記フレーム単位のビデオ信号の所定のフレームを3フ
ィールドにレート変換し、更に元のインターレースビデ
オ信号の時系列とするフィールド順序入れ換えをして、
60Hzのフィールド単位の画像にすることにより、効
率良く且つ高品質のビデオ信号を復号可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の符号化装置及び復
号化装置の構成を示すブロック回路図である。
【図2】第1の実施の形態の符号化装置の2−3プルダ
ウン検出回路の構成を示すブロック回路図である。
【図3】第1の実施の形態の符号化装置のレート変換回
路の重複するフィールドの説明に供する図である。
【図4】第1の実施の形態の符号化装置の符号器の構成
を示すブロック回路図である。
【図5】符号器の予測モードに関する説明に供する図で
ある。
【図6】第1の実施の形態の復号化装置の復号器の構成
を示すブロック回路図である。
【図7】第2の実施の形態の符号化装置及び復号化装置
の構成を示すブロック回路図である。
【図8】第2の実施の形態の符号化装置のレート変換回
路における信号の流れを説明するための図である。
【図9】第2の実施の形態の符号化装置においてフレー
ムの再構成について説明するための図である。
【図10】第2の実施の形態の符号化装置のフィールド
順序入れ替え回路の構成を示すブロック回路図である。
【図11】第2の実施の形態の符号化装置の符号器の構
成を示すブロック回路図である。
【図12】符号器側のバッファ制御の様子を説明するた
めの図である。
【図13】復号器側のバッファ制御の様子を説明するた
めの図である。
【図14】バッファ制御を具体的に説明するためのブロ
ック回路図である。
【図15】第2の実施の形態の復号化装置の復号器の構
成を示すブロック回路図である。
【図16】第2の実施の形態の復号化装置のレート変換
装置について説明するためのブロック回路図である。
【図17】第2の実施の形態の復号化装置のレート変換
装置における出力の方法を説明する為の図である。
【図18】2−3プルダウンの原理説明に供する図であ
る。
【図19】2−3プルダウンよって変換されたフィール
ドに関し、異なるフィルムソースから構成されたフィー
ルドが符号化効率が低下することを示す図である。
【符号の説明】
102 2−3プルダウン検出回路、 103,113
レート変換回路、104,114 フィールド順序入
れ替え回路、 105 符号器、 106ECC回路、
107 変調回路、 108,109 メディア、
110 復調回路、 111 ECCデコード回路、
112 復号器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−161127(JP,A) 特開 平5−328317(JP,A) 特開 平6−22299(JP,A) 特開 平6−326985(JP,A) 特開 平5−37900(JP,A) 特表 平8−507182(JP,A) 米国特許5491516(US,A) 国際公開91/006182(WO,A1) W.Paik,Digicipher − All Digital, Ch annel Compatible, HDTV Broadcast Sys tem,IEEE Transacti ons on Broadcastin g,1990年12月,Vol.36, No. 4,p.245−254 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の符号化方法により符号化されたデ
    ータを復号化するビデオ信号復号化方法において、 前記符号化データと、少なくとも1フレームをなす2フ
    ィールドを2フィールド表示するかまたは3フィールド
    表示するかを示すフラグDFN(Number_of_Field_Disp
    layed_Code)とを受信し、分離し、 前記符号化データを可変長復号し、逆量子化し、逆離散
    コサイン変換処理して24Hzのフレーム単位のビデオ
    信号を生成し、前記 2フィールド表示するかまたは3フィールド表示す
    るかを示すフラグDFN(Number_of_Field_Displayed_
    Code)に基づいて、前記フレーム単位のビデオ信号の所
    定のフレームを3フィールドにレート変換し、 更に元のインターレースビデオ信号の時系列とするフィ
    ールド順序入れ換えをして、 60Hzのフィールド単位
    の画像にすること を特徴とするビデオ信号復号化方法。
  2. 【請求項2】 所定の符号化方法により符号化されたデ
    ータを復号化するビデオ信号復号化装置において、 前記符号化データと、少なくとも1フレームをなす2フ
    ィールドを2フィールド表示するかまたは3フィールド
    表示するかを示すフラグDFN(Number_of_Field_Disp
    layed_Code)とを受信し、分離する受信分離手段と、 前記符号化データを可変長復号する可変長復号手段と、
    前記可変長復号手段の出力を逆量子化する逆量子化手段
    と、前記逆量子化手段の出力を逆離散コサイン変換処理
    する逆離散コサイン変換手段とよりなる24Hzのフレ
    ーム単位のビデオ信号を生成する復号化手段と、前記 2フィールド表示するかまたは3フィールド表示す
    るかを示すフラグDFN(Number_ of_Field_Displayed_
    Code)に基づいて前記フレーム単位のビデオ信号の所定
    のフレームを3フィールドとするレート変換手段と、 前記レート変換手段の出力を、元のインターレースビデ
    オ信号の時系列とするフィールド順序入れ換え手段と を備えてなることを特徴とするビデオ信号復号化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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W.Paik,Digicipher − All Digital, Channel Compatible, HDTV Broadcast System,IEEE Transactions on Broadcasting,1990年12月,Vol.36, No.4,p.245−254

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