JP2002354420A - 画像データ処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

画像データ処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2002354420A
JP2002354420A JP2001156739A JP2001156739A JP2002354420A JP 2002354420 A JP2002354420 A JP 2002354420A JP 2001156739 A JP2001156739 A JP 2001156739A JP 2001156739 A JP2001156739 A JP 2001156739A JP 2002354420 A JP2002354420 A JP 2002354420A
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quantization
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JP2001156739A
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Koji Nishiyama
浩二 西山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速再生用画像の画質の劣化を抑制する。 【解決手段】 Iピクチャ抽出部51により、映像信号
から抽出されたIピクチャデータは、Iピクチャ選択部
52を介して、可変長復号部53に出力される。量子化
部54の乗算部61は、可変長復号部53により復号さ
れたDCT係数と、それに対応する量子化スケール値と
を乗算し、量子化部54の除算部62に出力する。量子
化制御部55は、予め設定された変速再生用画像データ
のピクチャ1枚あたりのビット量、マクロブロック毎に
出力されるマクロブロックの累積ビット量、および残り
のマクロブロック数に基づいて、新しい量子化スケール
値を量子化部54の除算部62に出力する。除算部62
は、乗算部61により逆量子化されたDCT係数を、新
たな量子化スケール値で除算する。すなわち、DCT係
数は、一旦逆量子化された後、新たな量子化スケール値
により再量子化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ処理装
置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特
に、変速再生用画像基礎データを、ベースバンドの信号
に戻さずに、逆量子化と量子化を行うことで、変速再生
用画像データの品質を向上させることができるようにす
る、画像データ処理装置および方法、記録媒体、並びに
プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DVC(Digital Video Cassette)
テープにMPEG(Moving Picture Image Coding Expar
t Group)2により圧縮した画像データを記録すること
が、例えば、HDディジタルVCR(Video Cassete Rec
order)協議会で定められた、ATV(Advanced TV)、ま
たはDVB(Digital Video Broad casting)方式の民生
用HDディジタルVCR仕様書に提案されている。な
お、ATV方式とは、米国において検討された次世代の
テレビジョン方式であり、圧縮した画像および音声信号
を多重化してディジタル伝送する方式である。
【0003】このATV方式民生用ディジタルVCRで
は、MPEG方式で圧縮された画像データのうちのフレ
ーム内符号化画像(Iピクチャ)を元にして、変速再生
用画像データが作成され、この変速再生用画像データ
が、テープ上の特定の記録エリアに繰り返し記録され
る。これにより、所定の速度で変速再生を行った場合、
その変速再生用画像データが1回以上再生され、変速再
生用画像データを、より確実に再生することが可能にな
る。
【0004】図1は、このような従来の画像データ処理
装置の変速再生用画像生成部の構成例を示すブロック図
である。ここでは、代表的な例として、1440×10
80/60iの映像を、N=15(すなわち、1GOP
(Group Of Picture)が15フレームから構成される)
の、MP@H−14で圧縮したデータで説明する。
【0005】映像信号処理部1は、入力された信号から
映像信号のみを抽出し、変速再生用画像生成部2のIピ
クチャ抽出部11に出力する。Iピクチャ抽出部11
は、入力された映像信号からIピクチャのみを抽出し、
可変長復号部12に出力する。可変長復号部12は、入
力されたIピクチャを復号し、AC係数調整部13に出
力する。
【0006】いま、図2に示されるように、Iピクチャ
の1つのマクロブロック(16×16画素で構成され
る)は、4つの輝度信号ブロック(8×8画素で構成さ
れる)Y0乃至Y3および2つの色差信号ブロック(8
×8画素で構成される)Cb,Crで構成されているも
のとする。各ブロックは、1個のDC係数と、63個の
AC係数の、合計64個のDCT係数で構成されてい
る。AC係数は、量子化テーブルの量子化スケール値で
割った値が0でないAC係数のみ表記されており、さら
に、上述したように、AC係数は63個あるが、説明の
便宜上、輝度信号ブロックY0乃至Y3では、3個、4
個、1個または3個とされ、色差信号ブロックCb,C
rでは、2個または4個とされている。
【0007】AC係数調整部13は、変速再生用画像デ
ータのビット量を減らすために、変速再生用画像データ
として、IピクチャのブロックのDCT係数のうち、図
2に示されるように、DC係数および低域側の2個のA
C係数を採用し、それ以外の高域側のAC係数を除去し
ている。
【0008】データ量が削減されたDCT係数は、再
び、可変長符号化部14にて、符号化され、映像信号構
成部15にて、変速再生用画像データとして出力され、
図示されない磁気テープなどに記録される。
【0009】さらに、図示されていないが、例えば、1
GOP毎にIピクチャを抽出するのではなく、5GOP
毎に1枚のIピクチャを変速再生用画像データにするよ
うに、GOPを予め設定された間隔で間引いて、変速再
生用画像データ(Iピクチャ)の枚数自体を減らすよう
にしていた。
【0010】図3は、従来の画像データ処理装置の変速
再生用画像生成部の他の構成例を示すブロック図であ
る。図3において、図1における場合と対応する部分に
は同一の符号を付してあり、その説明は繰り返しになる
ので省略する。
【0011】図3の変速再生用画像生成部2では、逆量
子化部21は、可変長復号部12により復号されたDC
T係数を逆量子化し、逆DCT変換部22に出力する。
逆DCT変換部22は、逆量子化部21より逆量子化さ
れたDCT係数をベースバンド(元の画素データ)に復
元させる。
【0012】その後、ベースバンドまで復元された画素
データは、ビット量を減らすため、DCT変換部23に
より再度DCT変換され(画素データからDCT係数に
変換され)、量子化部24により量子化され、可変長符
号化部14により符号化され、映像信号構成部15に
て、変速再生用画像データとして出力され、図示されな
い磁気テープなどに記録される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1の
装置のように、高域側のAC係数を減らすと、変速再生
用画像データの解像度が低下し、後に、復元したとき
に、ブロックに歪みが生じてしまうという問題がある。
【0014】また、図3の変速再生用画像生成部2のよ
うに処理すると、変速再生用画像データの解像度低下の
割合は、前述した図1の変速再生用画像生成部2のDC
T係数の高域側AC係数を除去する方法と比べ向上す
る。しかしながら、DCT係数を画素データに一旦復元
し、再びDCT係数に変換させているため、図3の変速
再生用画像生成部2は、その規模が著しく大きなものに
なり、処理時間もかかってしまうという問題があった。
【0015】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、変速再生用画像基礎データを、元の画素デ
ータに復元さずに再量子化し、変速再生用画像データの
品質を向上させることができるようにするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の画像データ処理
装置は、画像データから変速再生用画像データのもとと
なる変速再生用画像基礎データを生成する生成手段と、
生成手段により生成された変速再生用画像基礎データを
復号するとともに、復号した変速再生用画像基礎データ
のマクロブロック毎の量子化スケール値を出力する復号
手段と、新たな量子化スケール値を演算する量子化スケ
ール値演算手段と、復号手段により復号した変速再生用
画像基礎データを、量子化スケール値と新たな量子化ス
ケール値を用いて、逆量子化するとともに量子化する量
子化手段と、量子化手段により量子化された変速再生用
画像基礎データを符号化する符号化手段と、符号化手段
により符号化された変速再生用画像基礎データを変速再
生用画像データとして構成する構成手段とを備えること
を特徴とする。
【0017】量子化手段は、復号手段により復号された
変速再生用画像基礎データに、復号手段により出力され
た量子化スケール値を乗算するとともに、その乗算結果
を、新たな量子化スケール値で除算するようにすること
ができる。
【0018】変速再生用画像データの1ピクチャ当りの
ビット量を取得する取得手段をさらに備え、量子化スケ
ール値演算手段は、取得手段により取得された1ピクチ
ャ当りのビット量、および符号化手段の符号化により発
生するマクロブロック毎の発生ビット量に基づいて、新
たな量子化スケール値を演算するようにすることができ
る。
【0019】復号手段は、復号した変速再生用画像基礎
データのマクロブロック毎の量子化スケールタイプをさ
らに出力し、量子化スケール値演算手段は、さらに量子
化スケールタイプを利用し、新たな量子化スケール値を
演算するようにすることができる。
【0020】構成手段により構成された変速再生用画像
データを、記録媒体のトラック上の所定の位置に記録す
る記録手段をさらに備えるようにすることができる。
【0021】生成手段は、変速再生用画像データの記録
媒体にまだ記録していないデータの量に基づいて、変速
再生用画像基礎データを生成する間隔を制御するように
することができる。
【0022】圧縮符号化された画像データは、MPEG
方式で圧縮符号化されており、生成手段は、変速再生用
画像基礎データとして、圧縮符号化された画像データか
ら、フレーム内符号化画像データを抽出するようにする
ことができる。
【0023】本発明の画像データ処理方法は、画像デー
タから変速再生用画像データのもととなる変速再生用画
像基礎データを生成する生成ステップと、生成ステップ
の処理により生成された変速再生用画像基礎データを復
号するとともに、復号した変速再生用画像基礎データの
マクロブロック毎の量子化スケール値を出力する復号ス
テップと、新たな量子化スケール値を演算する量子化ス
ケール値演算ステップと、復号ステップの処理により復
号した変速再生用画像基礎データを、量子化スケール値
と新たな量子化スケール値を用いて、逆量子化するとと
もに量子化する量子化ステップと、量子化ステップの処
理により量子化された変速再生用画像基礎データを符号
化する符号化ステップと、符号化ステップの処理により
符号化された変速再生用画像基礎データを変速再生用画
像データとして構成する構成ステップとを含むことを特
徴とする。
【0024】本発明のプログラムの記録媒体は、画像デ
ータから変速再生用画像データのもととなる変速再生用
画像基礎データを生成する生成ステップと、生成ステッ
プの処理により生成された変速再生用画像基礎データを
復号するとともに、復号した変速再生用画像基礎データ
のマクロブロック毎の量子化スケール値を出力する復号
ステップと、新たな量子化スケール値を演算する量子化
スケール値演算ステップと、復号ステップの処理により
復号した変速再生用画像基礎データを、量子化スケール
値と新たな量子化スケール値を用いて、逆量子化すると
ともに量子化する量子化ステップと、量子化ステップの
処理により量子化された変速再生用画像基礎データを符
号化する符号化ステップと、符号化ステップの処理によ
り符号化された変速再生用画像基礎データを変速再生用
画像データとして構成する構成ステップとを含むことを
特徴とする。
【0025】本発明のプログラムは、圧縮符号化された
画像データから変速再生用画像データを生成する画像デ
ータ処理装置用のコンピュータに、画像データから変速
再生用画像データのもととなる変速再生用画像基礎デー
タを生成する生成ステップと生成ステップの処理により
生成された変速再生用画像基礎データを復号するととも
に、復号した変速再生用画像基礎データのマクロブロッ
ク毎の量子化スケール値を出力する復号ステップと、新
たな量子化スケール値を演算する量子化スケール値演算
ステップと、復号ステップの処理により復号した変速再
生用画像基礎データを、量子化スケール値と新たな量子
化スケール値を用いて、逆量子化するとともに量子化す
る量子化ステップと、量子化ステップの処理により量子
化された変速再生用画像基礎データを符号化する符号化
ステップと、符号化ステップの処理により符号化された
変速再生用画像基礎データを変速再生用画像データとし
て構成する構成ステップとを含む処理を実行させること
を特徴とする。
【0026】本発明の画像データ処理装置および方法、
記録媒体、並びにプログラムにおいては、復号された変
速再生用画像基礎データが、量子化スケール値と新たな
量子化スケール値を用いて、逆量子化されるとともに量
子化され、符号化され、変速再生用画像データとして構
成される。
【0027】
【発明の実施の形態】図4は、本発明を適用した画像デ
ータ処理装置31の構成を示す図である。
【0028】制御部34は、入力部32から入力され
る、ユーザの操作を示す信号に基づいて、画像データ処
理装置31の各部を制御する。制御部34は、例えば、
変速再生用画像データの生成のための制御信号を生成
し、変速再生用画像生成部37、変速再生用メモリ(F
IFO)38、および1区間分メモリ39に出力した
り、データの選択のための制御信号を生成して、スイッ
チ40に出力したり、磁気テープ46を正逆方向に移送
するための制御信号を生成して、キャプスタンモータ3
5に出力する。
【0029】入力部32は、操作ボタン33を有してい
る。操作ボタン33は、例えば、録画ボタンや、磁気テ
ープ(カセットテープ)46の取り出しボタンなどの各
種ボタンから構成される。
【0030】キャプスタンモータ35は、制御部34か
ら入力される制御信号に従って、磁気テープ46を駆動
させる。
【0031】映像信号処理部36は、入力された信号か
ら映像信号のみを抽出し、例えば、MPEG2のMP@
H−14で、15フレームで構成されるGOPを単位と
して、各フレーム毎に、Iピクチャ、Bピクチャ、また
はPピクチャとして符号化(圧縮)し、圧縮データを生
成して、スイッチ40の端子aおよび変速再生用画像生
成部37に供給する。
【0032】変速再生用画像生成部37は、変速再生用
メモリ38からの変速再生用画像データの生成要求信号
に基づいて、後述する処理により、映像信号からIピク
チャを抽出して、1画面分の変速再生用画像データを生
成し、変速再生用メモリ38に出力する。
【0033】変速再生用メモリ38は、制御部34から
の変速再生用画像データの転送要求信号に基づいて、蓄
積している変速再生用画像データから1区間分(例え
ば、1トラック分)の変速再生用画像データを1区間分
メモリ39に出力する。変速再生用メモリ38は、蓄積
している変速再生用画像データのデータ量が少なくなっ
たとき、変速再生用画像生成部37に対して、変速再生
用画像データの生成要求信号を送る。
【0034】1区間分メモリ39は、制御部34からの
変速再生用画像データの転送要求信号に基づいて、変速
再生用メモリ38から入力した1区間分の変速再生用画
像データをスイッチ40の端子bに出力する。
【0035】スイッチ40は、制御部34の制御に基づ
いて、端子aおよびbを切り替えることによって、映像
信号処理部36および1区間メモリ39から、通常再生
用画像データあるいは変速再生用画像データを選択し、
誤り符号ID付加部41に出力する。
【0036】誤り符号ID付加部41は、入力されたデ
ータに、C1の誤り検出訂正符号(パリティコード)、
およびIDを付加し、16トラック間でのインターリー
ブ処理を施して、シンク付加変調部42に出力する。シ
ンク付加変調部42は、入力されたデータに、パケット
の先頭であることを示す16ビットのシンクパターンを
付加し、所定の変調を施して、P/S(パラレル/シリ
アル)変換部43に出力する。
【0037】P/S変換部43は、入力されたデータを
パラレルデータからシリアルデータに変換し、増幅器4
4に出力する。増幅器44は、入力されたデータを増幅
し、回転ヘッド45に出力する。回転ヘッド45は、図
示しない回転ドラムに取り付けられており、入力された
データを磁気テープ46に記録させる。
【0038】図5は、回転ヘッド45によって磁気テー
プ46上に記録される変速再生用画像データのシンクブ
ロック(SB)の構成を示す。変速再生用画像データの
1SBの先頭には、3バイトのシンクパターンが配置さ
れ、その次に、4バイトのIDコードが配置されてい
る。IDコードの次には、96バイトのデータと、11
バイトのC1パリティコードが配置されている。IDコ
ードの中には、変速再生用画像データであることを示す
1ビットのフラグが記録されている。
【0039】このフラグを磁気テープ46の1SB内の
IDコードに記録しておくことで、再生時に磁気テープ
46から読み取った1SBデータが変速再生用画像デー
タか、あるいは通常再生用画像データかを識別すること
が可能になる。
【0040】図6は、画像データ処理装置31の変速再
生用画像生成部37の構成例を示すブロック図である。
【0041】Iピクチャ抽出部51は、映像信号処理部
36から入力された映像信号のピクチャヘッダを判別
し、Iピクチャのみを抽出し、Iピクチャの画像データ
をIピクチャ選択部52に出力する。Iピクチャ選択部
52は、変速再生用メモリ38からの変速再生用画像デ
ータの生成要求信号に基づいて、1枚のIピクチャの画
像データを選択し、可変長復号部53へ出力する。
【0042】画像データは、可変長符号化されているデ
ータであるため、可変長復号部53は、画像データをマ
クロブロック内のDCT係数の境界がわかるところまで
(マクロブロック単位で)復号し、量子化部54に出力
する。同時に、可変長復号部53は、1つのマクロブロ
ックをデコードする毎に、そのマクロブロックの量子化
スケール値(quantizer_scale)と量子化スケールタイプ
(q_scale_type)を量子化制御部55に出力する。
【0043】量子化部54は、乗算部61と除算部62
により構成され、乗算部61は、可変長復号部53によ
り復号された画像データ(DCT係数)と、それに対応
する、量子化制御部55から供給される量子化スケール
値を乗算する。これにより、DCT係数が逆量子化され
る。さらに、除算部62は、乗算部61により逆量子化
されたDCT係数を、後述する、量子化制御部55から
出力される新たな量子化スケール値で除算する。すなわ
ち、DCT係数は、一旦、逆量子化された後、新たな量
子化スケール値により再量子化される。これにより、符
号量が制御される。再量子化されたDCT係数は、可変
長符号化部57に出力される。
【0044】量子化制御部55は、制御部34から、ユ
ーザにより予め設定された変速再生用画像データのピク
チャ1枚あたりのビット量Aを受け取る。さらに、可変
長符号化部57から、マクロブロック毎に出力される、
符号化したマクロブロックのビット量を受け取り、生成
する変速再生用画像データのピクチャ1枚を1サイクル
として、そのビット量を累積する(累積ビット量B)。
【0045】量子化制御部55はまた、内部に保持して
いるマクロブロックカウンタ56において、マクロブロ
ックの処理毎に、ピクチャ1枚当りの残りの(未処理
の)マクロブロック数Mを計数する。
【0046】量子化制御部55は、予め設定された変速
再生用画像データのピクチャ1枚当りのビット量Aと、
生成する変速再生用画像データの累積ビット量Bの差分
Cを、ピクチャ1枚あたりの残りのマクロブロック数M
にて除算することにより、残りのマクロブロック1つあ
たりに発生させるビット量Dを演算する。これを式を用
いて表すと、次のようになる。
【0047】D = ( A − B ) / M
【0048】量子化制御部55は、残りのマクロブロッ
ク1つあたりに発生させるビット量Dの近似値を、この
マクロブロックに対応する量子化スケールタイプに基づ
いて、MPEG2フォーマット規定のquantizer_scale_
codeとquantizer_scaleの対応表に照らし合わせること
で選択し、この選択された量子化スケール値を新たな量
子化スケール値として、量子化部54の除算部62に出
力する。
【0049】可変長符号化部57は、量子化部54より
出力されたDCT係数を可変長符号化し、映像信号構成
部58へ出力する。可変長符号化部57は、同時に、マ
クロブロック単位で符号化する毎に、そのマクロブロッ
クのビット量を量子化制御部55へ出力する。
【0050】映像信号構成部58は、可変長符号化部5
7により再符号化されたDCT係数から映像信号を再構
成し、1画面の先頭には、ヘッダを付加する。この映像
信号は、図5に基づいて説明したように、シンクブロッ
クフォーマットの形式で変速再生用画像データとして、
変速再生用メモリ38に出力される。
【0051】次に、図7のフローチャートを参照して、
変速再生用画像データの生成処理について説明する。
【0052】映像信号処理部36は、入力された信号か
ら映像信号のみを抽出し、例えば、図8Aに示されるよ
うに、MPEG2のMP@H−14で、15フレームで
構成されるGOPを単位として、各フレーム毎に、Iピ
クチャ、Bピクチャ、またはPピクチャとして符号化
(圧縮)し、圧縮データを生成して、変速再生用画像生
成部37のIピクチャ抽出部51に供給する。
【0053】ステップS1において、Iピクチャ抽出部
51は、映像信号処理部36から入力された映像信号の
ピクチャヘッダを判別し、図8Bに示されるように、各
GOPに1枚含まれているIピクチャを抽出し、その画
像データ(DCT係数)をIピクチャ選択部52に出力
する。
【0054】FIFOで構成される変速再生用メモリ3
8は、蓄積している変速再生用画像データが基準値より
少なくなった場合、Iピクチャ選択部52に、変速再生
用画像データの生成要求信号を出力する(後述する図1
0のステップS23の処理)。そこでステップS2にお
いて、Iピクチャ選択部52は、変速再生用メモリ38
から変速再生用画像データの生成要求信号を受け取った
か否かを判断し、受け取っていないと判断した場合、受
け取るまで待機する。
【0055】ステップS2において、変速再生用画像デ
ータの生成要求信号を受け取ったと判定された場合、処
理は、ステップS3に進み、Iピクチャ選択部52は、
図8Bに示されるように、Iピクチャの中から、生成要
求信号を受け取った直後に入力されるIピクチャを変速
再生用画像データとして取得し、可変長復号部53に出
力する。
【0056】ステップS4において、可変長復号部53
は、DCT係数を復号し、ステップS5において、復号
されたDCT係数をマクロブロック単位で量子化部54
の乗算部61に出力し、同時に、対応するマクロブロッ
クの量子化スケール値と量子化スケールタイプを量子化
制御部55に出力する。
【0057】ステップS6において、乗算部61は、可
変長復号部53から入力されたマクロブロック単位のD
CT係数に、量子化制御部55から供給される、それに
対応する量子化スケール値を乗算する(すなわち、逆量
子化される)。
【0058】ステップS7において、量子化制御部55
は、制御部34から予め設定された変速再生用画像デー
タのピクチャ1枚あたりのビット量Aを受け取り、可変
長符号化部57から、マクロブロック毎に出力されるマ
クロブロックのビット量を受け取る(後述するステップ
S13の処理)。さらに、量子化制御部55は、内部に
保持しているマクロブロックカウンタ56により、マク
ロブロックの処理毎に、ピクチャ1枚あたりの残りのマ
クロブロック数Mを計数する。
【0059】ステップS8において、量子化制御部55
は、変速再生用画像データのピクチャ1枚を1サイクル
として、マクロブロック毎に出力されるマクロブロック
のビット量を累積ビット量Bとして累積する。
【0060】ステップS9において、量子化制御部55
は、予め設定された変速再生用画像データのピクチャ1
枚あたりのビット量Aと、累積ビット量Bの差分Cを計
算し、さらに差分Cを残りのマクロブロック数Mにて除
算することにより、残りのマクロブロック1つあたりに
発生させるビット量Dを演算する。
【0061】ステップS10において、量子化制御部5
5は、残りの(これから処理する)マクロブロック1つ
あたりに発生させるビット量D(ステップS9の処理の
演算結果)の近似値を、このマクロブロックに対応する
量子化スケールタイプに基づいて、図9に示されるMP
EG2フォーマット規定のquantizer_scale_codeとquan
tizer_scaleの対応表に照らし合わせることで選択す
る。
【0062】ステップS11において、量子化制御部5
5は、この選択されたスケール値を新たな量子化スケー
ル値として、量子化部54の除算部62に出力する。
【0063】ステップS12において、除算部62は、
ステップS6において元の量子化スケール値を乗算した
DCT係数を新たな量子化スケール値で除算する。すな
わち、DCT係数は、新たな量子化スケール値により再
量子化される。除算されたDCT係数は、可変長符号化
部57に出力される。
【0064】ステップS13において、可変長符号化部
57は、除算部62より出力されたDCT係数を可変長
符号化し、映像信号構成部58へ出力する。可変長符号
化部57は、同時に、マクロブロック単位で符号化する
毎に、そのマクロブロックのビット量を量子化制御部5
5へ出力する。
【0065】ステップS14において、映像信号構成部
58は、可変長符号化部57により再符号化されたDC
T係数から映像信号(ビットストリーム)を再構成し
(マクロブロック単位のデータからラスタスキャン順の
データに変換し)、1画面の先頭には、ヘッダを付加す
る。この映像信号は、前述のシンクブロックフォーマッ
トの形式で図8Cに示されるように、1画面分の変速再
生用画像データとして、変速再生用メモリ38に出力さ
れる。
【0066】ステップS15において、量子化制御部5
5は、マクロブロックカウンタ56の計数値に基づい
て、変速再生用画像データのピクチャ1枚分のマクロブ
ロックの処理が終了したか否かを判断し、ピクチャ1枚
分のマクロブロックの処理が終了していないと判定され
た場合、ステップS5に戻り、以降の処理を繰り返す。
【0067】ステップS15において、ピクチャ1枚分
のマクロブロックの処理が終了したと判断した場合は、
処理を終了する。
【0068】次に、図7の処理に続いて行われる変速再
生用画像データの記録処理について、図10のフローチ
ャートを参照して説明する。尚、説明の便宜上、図7と
図10には、その処理が分けて図示されているが、これ
らの処理は、連続して実行されるものである。
【0069】ステップS21において、制御部34は、
磁気テープ46上の変速再生用画像データの記録可能区
間として、予め設定された繰り返し区間毎のタイミング
を示す1区間分信号(1トラック毎のタイミング信号)
に基づいて、変速用再生メモリ38および1区間分メモ
リ39に1区間分(1トラック分)の変速再生用画像デ
ータの要求信号を出力する。
【0070】ステップS22において、変速用再生メモ
リ38は、蓄積している変速再生用画像データのデータ
量が基準値より少なくなったか否かを判断し、基準値よ
り少なくなったと判断した場合は、ステップS23に進
む。
【0071】ステップS23において、変速用再生メモ
リ38は、変速再生用画像生成部37に、変速再生用画
像データの生成要求信号を出力する。ステップS24に
おいて、変速用再生メモリ38の生成要求信号に基づい
て、変速再生用画像生成部37は、前述の図7の処理に
より、Iピクチャから、図8Cに示されるように、1画
面分の変速再生用画像データを生成し、変速用再生メモ
リ38に出力する。
【0072】ステップS22において、蓄積している変
速再生用画像データのデータ量が基準値より少なくない
と判定された場合、あるいはステップS24において、
変速再生用画像生成部37の処理により変速再生用画像
データが、変速用再生メモリ38に出力された場合、ス
テップS25において、変速用再生メモリ38は、制御
部34からの要求信号に基づいて、図8Dに示されるよ
うに、1区間分(1トラック分)の変速再生用画像デー
タを1区間分メモリ39に出力する。
【0073】ステップS26において、1区間分メモリ
39は、入力された1区間分の変速再生用画像データを
テープに記録するため、スイッチ40の端子bに出力す
る。
【0074】ステップS27において、スイッチ40
は、制御部34からの切り替え信号に基づいて、接点を
端子bに切り替え、1区間分の変速再生用画像データを
誤り符号ID付加部41に出力し、図4に基づいて説明
したように、磁気テープ46の所定のトラック(図8
D)に記録される。
【0075】ステップS28において、制御部34は、
入力部32より記録処理の終了が指令されたか否かを判
断し、指令されていなければ、ステップS21に戻り、
それ以降の処理を繰り返す。終了が指令された場合に
は、処理は終了される。
【0076】以上のように、予め設定される磁気テープ
に記録可能な変速再生用画像データ1枚あたりのビット
量と変速再生用画像データのマクロブロック毎に出力さ
れるビット量の累積をマクロブロック毎に比較すること
で、新しい量子化スケール値を制御し、変速再生画像デ
ータを生成するので、例えば、民生再生用デジィタルV
CRにおいて変速再生を行う場合、変速再生用画像の解
像度の低減を抑制することができる。すなわち、後に復
元(再生)したときの変速再生用画像の画質の劣化を抑
制することができる。
【0077】さらに、変速再生用画像生成時に、Iピク
チャをベースバンドデータ(元の画素データ)まで復元
する必要がないため、逆DCT変換およびDCT変換の
ための回路が不要となり、装置の構成を簡略化し、低コ
スト化することができる。
【0078】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。この場合、例えば、画像データ処
理装置は、図11に示されるような画像データ処理装置
70により構成される。
【0079】図11において、CPU(Central Proces
sing Unit)81は、ROM(Read Only Memory) 82に
記憶されているプログラム、または、記憶部88からR
AM(Random Access Memory)83にロードされたプロ
グラムに従って各種の処理を実行する。RAM83には
また、CPU81が各種の処理を実行する上において必
要なデータなどが適宜記憶される。
【0080】CPU81、ROM82、およびRAM8
3は、バス84を介して相互に接続されている。このバ
ス84にはまた、入出力インタフェース85も接続され
ている。
【0081】入出力インタフェース85には、キーボー
ド、マウスなどよりなる入力部86、CRT(Cathode R
ay Tube),LCDなどよりなるディスプレイ、並びにス
ピーカなどよりなる出力部87、ハードディスクなどよ
り構成される記憶部88、モデム、ターミナルアダプタ
などより構成される通信部89が接続されている。通信
部89は、図示しないネットワークを介しての通信処理
を行う。
【0082】入出力インタフェース85にはまた、必要
に応じてドライブ90が接続され、磁気ディスク91、
光ディスク92、光磁気ディスク93、或いは半導体メ
モリ94などが適宜装着され、それから読み出されたコ
ンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部88にイ
ンストールされる。
【0083】一連の処理をソフトウエアにより実行させ
る場合には、そのソフトウエアを構成するプログラム
が、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュー
タ、または、各種のプログラムをインストールすること
で、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用
のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録
媒体からインストールされる。
【0084】この記録媒体は、図11に示すように、装
置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために
配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク
91(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク92
(CD-ROM(Compact Disk-ReadOnly Memory),DVD(Dig
ital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク93
(MD(Mini-Disk)(商標)を含む)、もしくは半導体メ
モリ94などよりなるパッケージメディアにより構成さ
れるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユ
ーザに提供される、プログラムが記録されているROM
82や、記憶部88に含まれるハードディスクなどで構
成される。
【0085】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0086】
【発明の効果】本発明の画像データ処理装置および方
法、記録媒体並びにプログラムによれば、復号された変
速再生用画像基礎データを、量子化スケール値と新たな
量子化スケール値を用いて、逆量子化するとともに量子
化するようにしたので、変速再生用画像の画質の劣化を
抑制することができる。また、装置の構成を簡略化し、
低コスト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の画像データ処理装置の変速再生画像生成
部の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の画像データ処理装置の変速再生画像デー
タのマクロブロックを説明するための図である。
【図3】従来の画像データ処理装置の変速再生画像生成
部の他の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明を適用した画像データ処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図5】図4の画像データ処理装置の変速再生画像デー
タのシンクブロックの構造を説明するための図である。
【図6】図4の変速再生用画像生成部の構成例を示すブ
ロック図である。
【図7】図6の変速再生用画像生成部の変速再生用画像
データ生成処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】図4の画像データ処理装置の映像信号と変速再
生画像データの関係を説明するための図である。
【図9】MPEG2フォーマット規定のQuantizer_Scal
e_CodeとQuantizer_Scaleとの関係を説明するための図
である。
【図10】図4の画像データ処理装置の変速再生用画像
データ記録処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図11】画像データ処理装置の他の構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
31 画像データ処理装置,34 制御部,36 映像
信号処理部,37 変速再生用画像生成部,38 変速
再生用メモリ,39 1区間分メモリ,51 Iピクチ
ャ生成部,52 Iピクチャ選択部,53 可変長符号
化部,54 量子化部,55 量子化制御部,57 可
変長符号化部,58 映像信号構成部,61 乗算部,
62 除算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 GA11 GB07 GB08 GB23 GB26 GB30 GB33 GB38 HA21 JA21 KA24 KA25 5C059 MA00 MA23 MC15 ME01 PP05 PP14 SS13 SS16 SS20 TA46 TB07 TC18 TD11 UA02 UA05 5J064 AA01 BA09 BA16 BB08 BB12 BC01 BC16 BD03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮符号化された画像データから変速再
    生用画像データを生成する画像データ処理装置におい
    て、 前記画像データから前記変速再生用画像データのもとと
    なる変速再生用画像基礎データを生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された前記変速再生用画像基礎
    データを復号するとともに、復号した前記変速再生用画
    像基礎データのマクロブロック毎の量子化スケール値を
    出力する復号手段と、 新たな量子化スケール値を演算する量子化スケール値演
    算手段と、 前記復号手段により復号した前記変速再生用画像基礎デ
    ータを、前記量子化スケール値と前記新たな量子化スケ
    ール値を用いて、逆量子化するとともに量子化する量子
    化手段と、 前記量子化手段により量子化された前記変速再生用画像
    基礎データを符号化する符号化手段と、 前記符号化手段により符号化された前記変速再生用画像
    基礎データを前記変速再生用画像データとして構成する
    構成手段とを備えることを特徴とする画像データ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記量子化手段は、前記復号手段により
    復号された前記変速再生用画像基礎データに、前記復号
    手段により出力された前記量子化スケール値を乗算する
    とともに、その乗算結果を、前記新たな量子化スケール
    値で除算することを特徴とする請求項1に記載の画像デ
    ータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記変速再生用画像データの1ピクチャ
    当りのビット量を取得する取得手段をさらに備え、 前記量子化スケール値演算手段は、前記取得手段により
    取得された前記1ピクチャ当りのビット量、および前記
    符号化手段の符号化により発生するマクロブロック毎の
    発生ビット量に基づいて、前記新たな量子化スケール値
    を演算することを特徴とする請求項1に記載の画像デー
    タ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記復号手段は、復号した前記変速再生
    用画像基礎データの前記マクロブロック毎の量子化スケ
    ールタイプをさらに出力し、 前記量子化スケール値演算手段は、さらに前記量子化ス
    ケールタイプを利用して、前記新たな量子化スケール値
    を演算することを特徴とする請求項3に記載の画像デー
    タ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記構成手段により構成された前記変速
    再生用画像データを、記録媒体のトラック上の所定の位
    置に記録する記録手段をさらに備えることを特徴とする
    請求項1に記載の画像データ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記生成手段は、前記変速再生用画像デ
    ータの前記記録媒体にまだ記録していないデータの量に
    基づいて、前記変速再生用画像基礎データを生成する間
    隔を制御することを特徴とする請求項5に記載の画像デ
    ータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記圧縮符号化された画像データは、M
    PEG方式で圧縮符号化されており、 前記生成手段は、前記変速再生用画像基礎データとし
    て、前記圧縮符号化された画像データから、フレーム内
    符号化画像データを抽出することを特徴とする請求項1
    に記載の画像データ処理装置。
  8. 【請求項8】 圧縮符号化された画像データから変速再
    生用画像データを生成する画像データ処理装置の画像デ
    ータ処理方法において、 前記画像データから前記変速再生用画像データのもとと
    なる変速再生用画像基礎データを生成する生成ステップ
    と、 前記生成ステップの処理により生成された前記変速再生
    用画像基礎データを復号するとともに、復号した前記変
    速再生用画像基礎データのマクロブロック毎の量子化ス
    ケール値を出力する復号ステップと、 新たな量子化スケール値を演算する量子化スケール値演
    算ステップと、 前記復号ステップの処理により復号した前記変速再生用
    画像基礎データを、前記量子化スケール値と前記新たな
    量子化スケール値を用いて、逆量子化するとともに量子
    化する量子化ステップと、 前記量子化ステップの処理により量子化された前記変速
    再生用画像基礎データを符号化する符号化ステップと、 前記符号化ステップの処理により符号化された前記変速
    再生用画像基礎データを前記変速再生用画像データとし
    て構成する構成ステップとを含むことを特徴とする画像
    データ処理方法。
  9. 【請求項9】 圧縮符号化された画像データから変速再
    生用画像データを生成する画像データ処理装置用のプロ
    グラムであって、 前記画像データから前記変速再生用画像データのもとと
    なる変速再生用画像基礎データを生成する生成ステップ
    と、 前記生成ステップの処理により生成された前記変速再生
    用画像基礎データを復号するとともに、復号した前記変
    速再生用画像基礎データのマクロブロック毎の量子化ス
    ケール値を出力する復号ステップと、 新たな量子化スケール値を演算する量子化スケール値演
    算ステップと、 前記復号ステップの処理により復号した前記変速再生用
    画像基礎データを、前記量子化スケール値と前記新たな
    量子化スケール値を用いて、逆量子化するとともに量子
    化する量子化ステップと、 前記量子化ステップの処理により量子化された前記変速
    再生用画像基礎データを符号化する符号化ステップと、 前記符号化ステップの処理により符号化された前記変速
    再生用画像基礎データを前記変速再生用画像データとし
    て構成する構成ステップとを含むことを特徴とするコン
    ピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている
    記録媒体。
  10. 【請求項10】 圧縮符号化された画像データから変速
    再生用画像データを生成する画像データ処理装置用のコ
    ンピュータに、 前記画像データから前記変速再生用画像データのもとと
    なる変速再生用画像基礎データを生成する生成ステップ
    と、 前記生成ステップの処理により生成された前記変速再生
    用画像基礎データを復号するとともに、復号した前記変
    速再生用画像基礎データのマクロブロック毎の量子化ス
    ケール値を出力する復号ステップと、 新たな量子化スケール値を演算する量子化スケール値演
    算ステップと、 前記復号ステップの処理により復号した前記変速再生用
    画像基礎データを、前記量子化スケール値と前記新たな
    量子化スケール値を用いて、逆量子化するとともに量子
    化する量子化ステップと、 前記量子化ステップの処理により量子化された前記変速
    再生用画像基礎データを符号化する符号化ステップと、 前記符号化ステップの処理により符号化された前記変速
    再生用画像基礎データを前記変速再生用画像データとし
    て構成する構成ステップとを含む処理を実行させること
    を特徴とするプログラム。
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