JP3210425B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3210425B2
JP3210425B2 JP19728892A JP19728892A JP3210425B2 JP 3210425 B2 JP3210425 B2 JP 3210425B2 JP 19728892 A JP19728892 A JP 19728892A JP 19728892 A JP19728892 A JP 19728892A JP 3210425 B2 JP3210425 B2 JP 3210425B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、映像信号等をデジタ
ル信号に変換し、フレーム内符号化処理とフレーム間符
号化処理とを組み合わせた帯域圧縮を行なって、例えば
テープにヘリカルスキャン方式で記録しそれを再生する
記録再生装置に係り、特にその高速再生時に良好な再生
画像を容易に得られるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、映像信号をデジタル伝送
するにあたっては、可変長符号化方式を利用した伝送方
法や、フレーム内符号化処理とフレーム間符号化処理と
を組み合わせて帯域圧縮を行ない伝送する方法等が検討
されている。このうち、フレーム内符号化処理とフレー
ム間符号化処理とを組み合わせて帯域圧縮を行ない伝送
する技術は、例えば文献 IEEE Trans.on Broadcastin
g Vol.36 NO.4 DEC 1990に記載されたWoo Paik:“Digi
tal compatible HD-TV Broadcast system”に示されて
いるように帯域圧縮技術であり、以下にその特徴的な部
分を説明する。
【0003】図13において、入力端子11に入力され
た映像信号は、減算回路12と動き評価回路13とにそ
れぞれ供給される。この減算回路12では、後述する減
算処理が行なわれ、その出力は、DCT(離散コサイン
変換)回路14に入力される。DCT回路14は、水平
方向8画素,垂直方向8画素を単位ブロック(8×8画
素=64画素)として取り込み、画素配列を時間軸領域
から周波数領域へ変換した係数を出力する。そして、各
係数は、量子化回路15で量子化される。この場合、量
子化回路15は、10種類あるいは32種類の量子化テ
ーブルを持っており、選択された量子化テーブルに基づ
いて個々の係数が量子化される。なお、量子化回路15
において、量子化テーブルを備えているのは、情報の発
生量と送出量とが一定の範囲以内に収まるようにするた
めである。
【0004】そして、量子化回路15から出力された係
数データは、単位ブロック毎に低域より高域へジグザグ
・スキャンされて取り出された後、可変長符号化回路1
6に入力されて、零係数の続く数(ラン・レングス)と
非零係数とを1組にして可変長符号化される。なお、符
号器は、ハフマン符号等の発生頻度により符号長の異な
る可変長符号器である。そして、可変長符号化されたデ
ータは、FIFO(ファースト・イン・ファースト・ア
ウト)回路17に入力されて規定の速度で読み出された
後、出力端子18を介して図示しない次段のマルチプレ
クサー[制御信号,音声データ,同期データ(SYN
C),後述するNMP等を多重する]に供給され、伝送
路へ送出される。
【0005】また、量子化回路15の出力は、逆量子化
回路19に入力されて逆量子化される。さらに、この逆
量子化回路19の出力は、逆DCT回路20に入力され
て元の信号に戻される。この信号は、加算回路21を介
してフレーム遅延回路22に入力される。フレーム遅延
回路22の出力は、動き補償回路23と前記動き評価回
路13とにそれぞれ供給されている。動き評価回路13
は、入力端子11からの入力信号とフレーム遅延回路2
2の出力信号とを比較し、画像の全体的な動きを検出し
て、動き補償回路23から出力される信号の位相位置を
制御する。静止画の場合は、原画像と1フレーム前の画
像とが一致するように補償される。動き補償回路23の
出力は、スイッチ24を介して減算回路12に供給され
るとともに、スイッチ25を介して加算回路21からフ
レーム遅延回路22に帰還することもできる。
【0006】次に、上記したシステムの基本的な動作を
説明する。このシステムの基本動作としては、フレーム
内符号化処理とフレーム間符号化処理とがある。フレー
ム内符号化処理は以下のように行なわれる。この処理が
行なわれるときは、スイッチ24,25は共にオフであ
る。入力端子11の映像信号は、DCT回路14で時間
軸領域から周波数領域に変換され、量子化回路15にお
いて量子化される。この量子化された信号は、可変長符
号化処理を受けた後、FIFO回路17を介して伝送路
へ出力される。量子化された信号は、逆量子化回路19
及び逆DCT回路20で元の信号に戻され、フレーム遅
延回路22で遅延される。したがって、フレーム内符号
化処理のときは、入力映像信号の情報がそのまま可変長
符号化されているのと等価である。このフレーム内処理
は、入力映像信号のシーン・チェンジ及び所定のブロッ
ク単位で適宜な周期で行なわれる。
【0007】次に、フレーム間符号化処理について説明
する。フレーム間符号化処理が実行されるときは、スイ
ッチ24,25が共にオンされる。このため、入力映像
信号と、その1フレーム前の映像信号との差分に相当す
る信号が減算回路12から得られる。この差分信号が、
DCT回路14に入力され、時間軸領域から周波数軸領
域に変換され、次に量子化回路15で量子化されること
になる。また、フレーム遅延回路22には、差分信号と
映像信号とが加算回路21で加算されて入力されるか
ら、差分信号を作成する元となった入力映像信号を予測
した予測映像信号が作成されて入力されることになる。
【0008】図14には、高品位テレビジョン信号のビ
デオ信号が、上記のようにフレーム内処理とフレーム間
処理とを施され、伝送路上に送出された状態のライン信
号を示している。この信号は、伝送路の信号であり、コ
ントロール信号,音声信号,同期信号(SYNC),シ
ステム制御信号,NMP等が多重された状態で示してい
る。図14(a)は、第1ラインの信号を示し、同図
(b)は、第2ライン以降の信号を示している。この映
像信号がフレーム内処理されているものであれば、逆変
換すれば正常な映像信号が得られる。しかし、フレーム
間符号化処理を施されている映像信号の場合は、この信
号を逆変換しても差分信号が再現されるだけである。し
たがって、この差分信号に、1フレーム前に再現してい
る映像信号(または予測映像信号)を加算することによ
って、正常な映像信号が再現できることになる。
【0009】上記のシステムによると、フレーム内処理
された信号は、全情報を可変長符号化しており、次のフ
レーム以後でフレーム間処理された信号は、差分情報を
伝送することになり、帯域圧縮を実現していることにな
る。
【0010】次に、上記の帯域圧縮システムで処理する
画素の集合の定義を説明する。すなわち、ブロック:水
平方向8画素,垂直方向8画素から構成される64画素
の領域のことである。スーパーブロック:輝度信号の水
平方向4ブロック,垂直方向2ブロックからなる領域の
ことである。この領域に、色信号U、Vとしての1ブロ
ックづつが含まれる。また、動き評価回路13から得ら
れる画像動きベクトルは、スーパーブロック単位で含ま
れる。マクロブロック:水平方向の11のスーパーブロ
ックのことである。また、符号が伝送される際には、ブ
ロックのDCT係数は、零係数の連続数と、非零係数の
振幅により決められた符号とに変換され、それらが組に
なって伝送され、ブロックの最後にはエンド・オブ・ブ
ロック信号が付加されている。そして、スーパーブロッ
ク単位で行なわれた動き補正の動きベクトルは、マクロ
ブロック単位で付加されて伝送される。
【0011】図14に示した伝送信号について、以後、
特に関連ある事項について、さらに説明を加える。第1
ラインの同期(SYNC)信号は、デコーダにおいてフ
レームの同期信号を示しており、1フレームにつき1つ
の同期信号を用いてデコーダの全てのタイミング信号が
作りだされる。第1ラインのNMP信号は、この信号の
終りから次のフレームのマクロブロックの初めまでのビ
デオデータ数を示している。これは、フレーム内符号化
処理とフレーム間符号化処理とを適応的に切り換えて符
号を構成しているために、1フレームの符号量がフレー
ム毎に異なることになり、符号の位置が異なってくるた
めである。そこで、1フレームに相当する符号の位置を
NMP信号で示している。
【0012】また、使用者がチャンネルを変えた場合の
対策として、周期的フレーム内処理が行なわれる。すな
わち、この帯域圧縮システムでは、前述したように、水
平方向の11のスーパーブロックをマクロブロックと称
しており、1画面の水平方向には、44スーパーブロッ
クが存在している。つまり、1フレームには、水平方向
に4マクロブロック,垂直方向に60マクロブロックの
合計240マクロブロックが存在することになる。そし
て、この帯域圧縮システムでは、図15(a)〜(h)
及び図16(a)〜(c)に示すように、4つのマクロ
ブロック単位でそれぞれスーパーブロックの縦の一列毎
にリフレッシュが行なわれ、11フレーム周期で全ての
スーパーブロックがリフレッシュされる。すなわち、リ
フレッシュされたスーパーブロックを、図16(d)に
示すように、11フレーム分蓄積することにより全ての
領域においてフレーム内処理が行なわれることになる。
このため、例えばVTR(ビデオ・テープレコーダ)等
の通常再生時には、上記したフレーム内処理が11フレ
ーム周期で行なわれるため、問題なく再生画像を見るこ
とができる。
【0013】なお、上記マクロブロックの先頭には、ヘ
ッドデータが挿入されている。このヘッドデータには、
各スーパーブロックの動きベクトル,フィールド・フレ
ーム判定,PCM/DPCM判定及び量子化レベル等が
まとめて挿入されている。
【0014】ところで、上記した帯域圧縮システムは、
テレビジョン信号の帯域圧縮のためのエンコーダとして
用いられ、受信側ではそのデコーダが用いられる。ここ
で、上記の伝送信号をVTRに記録することを考える。
一般的なVTRは、1フィールドの映像信号を固定長符
号に変換し、一定量の情報量を発生させ、X本(Xは正
の整数)のトラックに記録する方式である。
【0015】一方、上記帯域圧縮システムで得られた伝
送信号をそのまま用いてVTRに記録再生しようとする
と、フレーム内処理及びフレーム間処理した符号にその
まま可変長符号を用いることになるため、周期的にフレ
ーム内処理した符号が記録される位置が固定されず、高
速再生時において、リフレッシュされないブロックが発
生することになり、画質を大きく劣化させる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
帯域圧縮システムを備えた記録再生装置では、倍速再生
等の高速再生が困難になるという問題を有している。
【0017】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、高速再生時に良好な再生画像を容易に得
ることができる極めて良好な記録再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る記録再生
装置は、映像信号に対して、フレーム内の情報を用いて
フレーム内符号化処理を施したフレーム内処理信号と、
フレーム間の差分情報を用いてフレーム間符号化処理を
施したフレーム間処理信号とを作成し、フレーム内符号
化処理の後はフレーム間符号化処理を施す信号処理方式
を、入力映像信号の動き評価に応じて適応的に繰り返す
帯域圧縮手段を備え、この帯域圧縮手段の出力を記録媒
体に記録し再生するものを対象としている。
【0019】そして、1画面の画像領域内にa個(aは
正の整数)の画像領域で1画面の画像領域を網羅するa
個の画像領域を形成し、fフレーム(f≧2の整数)を
周期にa個の画像領域にフレーム内符号化処理を施すフ
レーム内符号化処理手段と、記録媒体上の1トラックを
略等分にd分割(dは2以上の正の整数)し、1フレー
ム当たりc本(cは正の整数)のトラックを用い、fフ
レーム当たりd×c×f個の記録媒体領域を形成する手
段と、a個のフレーム内符号化処理した画像領域と、d
×c×f個の記録媒体領域とを対応づける際に、所定の
記録媒体位置にフレーム内符号化処理した画像領域を集
中させて対応づける手段と、フレーム内符号化処理した
画像領域を集中させて対応づけた記録媒体上の位置を示
すフラグ信号を記録する手段とを備えるようにしたもの
である。
【0020】また、この発明に係る記録再生装置は、上
記対象において、記録媒体の走行を制御するサーボ手段
と、このサーボ手段用に記録する複数種類のパイロット
信号発生手段と、フレーム内符号化処理した画像領域を
集中させて対応づけた記録媒体上の位置とパイロット信
号とを対応づけて記録する手段とを備えるようにしたも
のである。
【0021】
【作用】上記のような構成によれば、高速再生時にフレ
ーム内符号化処理した信号を正確に得られるので、良好
な再生画像を得ることができる。
【0022】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1において、図13と同一部
分には同一符号を付して示し、従来のシステムと異なる
部分を中心に説明することにする。ここで、この実施例
では、説明を簡単にするためエンコーダ側のブロック図
を用いて説明するが、図14に示した伝送データを受信
するデコーダ側においても実現することができる。
【0023】図1に関して説明する。入力端子27に
は、入力映像信号の同期信号SYNCが供給される。こ
の同期信号SYNCは、SYNC信号検出回路28に入
力されて検出される。SYNC信号検出回路28は、同
期信号SYNCに同期したSYNCパルスを発生してト
ラック形成信号発生回路29に供給している。なお、デ
コーダにおいて実現する場合には、図14に示した伝送
データ内の同期信号SYNCを検出し、SYNC信号検
出回路28に入力すればよい。
【0024】そして、トラック形成信号発生回路29か
ら出力されるトラック形成信号は、トラック形成制御回
路31に供給される。このトラック形成制御回路31
は、回転ドラム30の回転位相を制御するとともに、A
ヘッド及びBヘッドへの記録信号供給タイミングを制御
している。Aヘッド及びBヘッドは、図1に示すよう
に、回転ドラム30に180°対向した位置に取り付け
られている。ここでは、対向してヘッドを1個づつ取り
付けた場合を説明するが、1トラックで記録できる符号
量が少ない場合には、対向してp個(pは正の整数)づ
つのヘッドを配置すればよく、本発明の主旨は変わらな
い。なお、この実施例では、1フレームの平均符号発生
量と2トラックとが対応するため、回転ドラム30の回
転数は1800rpmとなっている。ただし、1フレー
ムの平均発生符号をc本(cは正の整数)のトラックに
記録するために、回転ドラム30の回転数を900×c
rpm等異なる回転数にした場合も、本発明の主旨は変
わらない。
【0025】次に、VTRの高速再生を可能とするため
に、この実施例で用いた符号入れ替え方法について説明
する。まず、入力端子32,33に供給された色信号
U,Vをデシメータ34,35に通した各信号と、入力
端子36に供給された輝度信号Yとを、マルチプレクサ
37で結合させたものが、入力映像信号として減算回路
12や動き評価回路13に供給されており、可変長符号
化回路16から帯域圧縮符号化されたビデオ符号が出力
されている。
【0026】図2(a),(b),図3及び図4(a)
〜(d)は、この発明の実施例の記録方法を説明するた
めの図面である。まず、前提として、従来例のリフレッ
シュに関して再記しておく。従来例のリフレッシュの手
法は、図15及び図16に示す通りであり、その特徴
は、 1.1画面の1/11の領域に強制的にフレーム内処理
を施す。この強制的にフレーム内処理を施すことをリフ
レッシュと呼ぶ。 2.11フレームの周期で1画面の全領域にフレーム内
処理を施す。 3.リフレッシュは、縦方向の1カラムを4本用いてリ
フレッシュを行なっている。 4.強制的にフレーム内処理を用いるシーケンスは、図
14(a)に示したシステムコントロール信号内に含ま
れている。 従来例の手法は請求項1のリフレッシュの周期fをf=
11に設定したことに相当する。
【0027】ここで、この強制的にフレーム内処理を行
なうスーパーブロックをリフレッシュブロックと名付け
ることとする。さらに、強制的にフレーム内処理を行な
わなかったスーパーブロックを非リフレッシュブロック
と名付ける。つまり、言葉の定義として、リフレッシュ
ブロック:マクロブロックのうち1フレーム期間に1ス
ーパーブロックづつ強制的にフレーム内処理を行なう。
このスーパーブロックをリフレッシュブロックという。
マクロブロックは、11スーパーブロックで構成される
ため、11フレーム周期で強制的にフレーム内処理が行
なわれる。1フレームには、リフレッシュブロックは2
40スーパーブロック存在する。また、非リフレッシュ
ブロック:前記リフレッシュブロック以外のスーパーブ
ロックで、このスーパーブロック内には画像の内容によ
り、フレーム内処理したブロックとフレーム間処理した
ブロックとが存在する。例えば入力画像信号にシーン・
チェンジなどが発生した場合、フレーム内処理が用いら
れる場合もあるが、これも非リフレッシュブロックとす
る。
【0028】図2(a),(b)は、それぞれフレーム
番号F5 ,F6 の映像信号を示している。同図におい
て、G5 ,G6 で示した斜線部分がリフレッシュブロッ
クを示し、H5 ,H6 で示した部分が非リフレッシュブ
ロックを示している。そして、以後、フレーム番号,リ
フレッシュブロック番号及び非リフレッシュブロック番
号の間において、フレーム番号Fn (nは整数)のフレ
ームのリフレッシュブロック番号をGn ,非リフレッシ
ュブロック番号をHn とする。一般的な場合として、図
2(a),(b)にFn ,Fn+1 、Gn ,Gn+1 を示し
ている。
【0029】次に、VTRのトラックパターンに関して
説明する。図3は、磁気テープ26上のトラックパター
ンを示している。Tは回転ヘッドを用いて記録したトラ
ックを示している。ここでは、1フレームの平均発生符
号量を2トラックに記録する場合を説明する。すなわ
ち、請求項1においてc=2の場合について説明する。
ここで、フレーム番号Fn のリフレッシュブロックGn
は2本のトラックT2n,T2n+1のトラックに記録する関
係にあることになる。
【0030】この構成において、2倍速の再生を行なう
場合、再生ヘッドは2本のトラックを横切ることにな
る。そこで、1本のトラックを略等分に2分割した1/
2の領域を再生しながら2本のトラックに跨がって再生
信号を得ることになる。ここで、2分割した1つの部分
をセクタと名付けることにする。1フレーム当たり2本
のトラックを構成しているため、4つのセクタ番号S0
〜S3 を図3のように割り当てる。一般的には、1本の
トラックを略等分にd分割した領域をセクタと名付ける
ことにする。つまり、言葉の定義としては、セクタ:回
転ヘッドで作成した磁気テープ26上の1トラックを略
等分にd分割した領域。また、このセクタ名をS0 〜S
d-1 で表わす。i倍速の高速再生を実現するためには、
ヘッドはi本のトラックを跨がることになるため、1本
のトラックは1/iの領域を再生することになる。そこ
で、最高の高速再生速度をimax とすると、imax ≦d
の関係に設定する。
【0031】次に、リフレッシュブロックの分割に関し
て説明する。図2(a),(b)は、1画面内のリフレ
ッシュブロックとさらにリフレッシュブロックを分割し
た際の分割手法を示している。前述したように、図2
(a)内に示したFn はn番目のフレームの画面を示し
ている。また、Gn はn番目のフレームにおけるリフレ
ッシュブロックを示している。このリフレッシュブロッ
クは、1フレーム当たり240個存在している。さら
に、画面の左側に示したGn(0),……,Gn(3)は、24
0個のリフレッシュブロックを上下方向に4分割したリ
フレッシュブロックをそれぞれ示している。すなわち、
Gn(0)は、Gn のリフレッシュブロックのうち画面の上
方に存在する60個のリフレッシュブロックを示してい
る。Gn(1)〜Gn(3)は、それぞれの領域におけるリフレ
ッシュブロックを示しており、それぞれ60個づつのリ
フレッシュブロックが含まれる。図2(b)には、フレ
ーム番号Fn+1 のリフレッシュブロックGn+1 を示して
あり、Gn+1(0)〜Gn+1(3)の定義は図2(a)と同様で
ある。
【0032】次に、リフレッシュブロックとセクタとの
関係を説明する。フレーム番号Fnのリフレッシュブロ
ックGn を2本のトラックT2n,T2n+1のセクタS0 〜
S3に記録する際に、 Gn(0)……S0 Gn(1)……S0 Gn(2)……S3 Gn(3)……S3 となるように記録する。図3においては、トラックの上
方にリフレッシュブロック名Gn 〜Gn+1 を記し、4分
割した領域はそれぞれGn(0)〜Gn(3),Gn+1(0)〜Gn+
1(3)でトラックの枠内に示した。
【0033】このように各リフレッシュブロックと各セ
クタとは一意の対応関係を持たせている。また、この対
応関係は、一意に定めてあり時間的に変化することはな
い。従来例では、このような関係がなくリフレッシュブ
ロックが存在する位置は任意に決定される。そこで、高
速再生を行なった際に、リフレッシュが行なわれない部
分が発生し高速再生画が得られなくなる。
【0034】図3において、X2n〜X2n+1のヘッドトレ
ースが倍速時のヘッドの軌跡を表わしている。すなわ
ち、X2nのヘッドトレースにおいては、トラックT2nの
セクタS0 (リフレッシュブロックGn(0),Gn(1)),
トラックT2n+1のセクタS3 (リフレッシュブロックG
n(2),Gn(3))を再生できることを示している。
【0035】図3には、実際のテープパターンを用いて
再生できるリフレッシュブロックを説明した。図4
(a),(b)は、図3をさらに簡略化し、ヘッドトレ
ースとリフレッシュブロックとの関係を明確に把握でき
るようにした図である。図4(a)は、各トラックのセ
クタS0 〜S3 と画面上の位置Gn( )を示す図である。
1フレーム当たりの平均発生符号量を2トラックに記録
し2倍速を考慮するためセクタはS0 ,S1 ,S2 ,S
3 の4つを設定する。このセクタは図3と対応してい
る。また、枠内に示したGn( )は、画面上の領域と対応
している。11フレーム周期でリフレッシュが行なわれ
るため、これをG0 〜G10で示し、1フレーム当たり4
セクタに記録するため、4個の画像領域Gn(0)〜Gn(3)
で示す。そこで、G0(0)〜G10(3) で2×2×11=4
4個の画像領域が存在する。なお、Gn()の( )内の
数字を図4(b)の枠内に示した。図4(b)の上部に
示したT0 〜T21は記録時のトラック番号を示し、G0
〜G10は11フレーム周期のリフレッシュ番号を示して
いる。また、枠内に示した斜線は、2倍速時のヘッドト
レースを示している。
【0036】リフレッシュ周期fと1フレーム当たりの
記録トラック数cとはf×c=11×2となっており、
2倍速の再生を行なうと、11×2と高速再生速度2と
は互いに素の関係にないため、ヘッドトレースは同一部
分をトレースすることになる。すなわち、図4(b)の
X0 〜X10のヘッドトレースを終了した後は、X11〜X
21のヘッドトレースになり、同一部分をトレースするこ
とになる。図4(b)に示したように、2倍速のヘッド
トレース位置にリフレッシュブロックを集中させて画面
上の領域と記録媒体上の領域との対応付けを行なえば、
11回のヘッドトレースで1画面の全領域のリフレッシ
ュが行なわれる。
【0037】また、この場合は、映像信号をフレーム内
処理する領域とf×d×c個の記録媒体領域とが一意に
対応しているため、f×c=11×2と再生速度iとが
互いに素となる速度iでは22回のヘッドトレースで1
画面の全領域のリフレッシュが行なわれる。なお、本発
明の主旨は、画像領域と記録媒体領域とを対応付ける際
に、所定の記録媒体位置に画像領域を集中させて記録
し、この集中させて記録したことを示すフラグ信号を記
録することであるため、画像領域と記録媒体領域とが複
数意に対応付けられていても、本発明の主旨は変わらな
い。
【0038】さて、この実施例の図4(b)に示される
ように、2倍速のヘッドトレースに合わせてリフレッシ
ュブロックを集中させているため、記録媒体領域上にリ
フレッシュブロックが存在する部分と存在しない部分と
がある。そこで、2倍速再生時には、リフレッシュブロ
ックが存在する部分をトレースする必要が生じる。本発
明においては、リフレッシュブロックが存在する記録媒
体上の位置を示すフラグ信号を磁気テープ26上に記録
する。
【0039】フラグ信号を磁気テープ26上に記録する
手法は2種類ある。すなわち、請求項2に述べたよう
に、このフラグ信号を固定ヘッドで形成するリニアトラ
ックに記録する場合と、請求項3に述べたように、この
フラグ信号を回転ヘッドで形成するヘリカルトラックに
記録する場合とである。
【0040】まず、リニアトラックに記録する場合に関
して述べる。図1において、符号入れ替え回路39で
は、2倍速のヘッドトレースで全てのリフレッシュブロ
ックが再生できるように、リフレッシュブロックの符号
を入れ替える。この結果、図4(b)に示すように、1
部分にリフレッシュブロックが集中して記録されること
になる。また、この際、リフレッシュブロックが存在す
ることを示すフラグ信号をフラグ信号発生回路51で発
生させる。記録時には、このフラグ信号をスイッチ52
を介してリニアトラック用ヘッド53に供給して、磁気
テープ26に記録する。
【0041】図3及び図4(c)において、Lで示した
部分はリニアトラック上のフラグ信号を記録する領域を
示している。フレーム番号Fn のリフレッシュブロック
Gnが記録されているトラックT2n,T2n+1に対応する
フラグ信号をリニアトラックのL2n,L2n+1に記録す
る。トラックTの先頭位置にリフレッシュブロックが存
在するか否かをリニアトラックLに記録するとすれば、
この場合、L2nにリフレッシュブロックが存在すること
を示すフラグ信号が記録されることになる。図4(d)
には、リニアトラックLに記録するフラグ信号を示して
いる。Hレベルで回転ヘッドをトレースさせる部分を示
し、Lレベルで回転ヘッドをトレースさせない部分を示
している。
【0042】2倍速再生時には、リニアトラック用ヘッ
ド53から再生されるフラグ信号をスイッチ52を介し
てフラグ信号検出回路54で検出する。このフラグ信号
に基づいてテープ送り制御回路55で磁気テープ26の
送り速度を制御し、これによって、リフレッシュブロッ
クが存在する位置を回転ヘッドA,Bでトレースするこ
とが可能となる。
【0043】このようにリフレッシュブロックを集中さ
せて記録している記録媒体上の領域を示すフラグ信号を
入れることにより、リフレッシュブロックを集中して記
録している部分を再生することが可能となる。また、こ
の実施例では、2倍速時のヘッドトレースX0 〜X10の
11回のヘッドトレースで特殊再生画を得ることができ
るようになる。1フレーム当たり2トラックで記録して
いるため、リフレッシュの周期は5.5フレームの周期
となる。
【0044】フラグ信号を記録するリニアトラックLと
しては、タイムコードを記録するタイムコードトラック
であってもよいし、VTRのテープ走行を制御するコン
トロールトラックであってもよい。このコントロールト
ラックを用いる場合は、記録するコントロール信号のデ
ューティ比を複数設定することにより、本発明のフラグ
信号を記録するようにしてもよい。
【0045】上記実施例では、画像領域と記録媒体領域
との対応付けを一意に対応付けている。そこで、リフレ
ッシュ周期f=11,1フレーム当たりのトラック数c
=2,特殊再生速度iとしたときに、f×c=11×2
とiとを互いに素となる速度iに設定した場合には、2
2回のヘッドトレースで1画面のリフレッシュが行なわ
れる。すなわち、11フレーム周期でリフレッシュが行
なわれる。この実施例のように、リフレッシュブロック
を集中した場合には、前述した互いに素となる再生速度
よりもリフレッシュの周期が短くなる。
【0046】図5〜図8は、この発明の第2の実施例を
示している。すなわち、フラグ信号発生回路51の出力
をマルチプレクサ43に入力し、回転ヘッドA,Bを用
いてヘリカルトラックに記録するようにしている。図7
は、この実施例を用いて記録した際の記録パターンを示
している。ヘリカルトラック上でIで示した部分にフラ
グ信号が記録される。フレーム番号Fn のリフレッシュ
ブロックGn を記録しているトラックT2n,T2n+1にそ
れぞれフラグ信号I2n,I2n+1を記録し、I2nにはリフ
レッシュブロックが存在することを示すフラグ信号を記
録する。
【0047】再生時には、回転ヘッドA,Bで再生され
た信号からフラグ信号をフラグ信号検出回路54で検出
し、テープ送り制御回路55で磁気テープ26の送りを
制御する。これにより、ヘリカルトラック上のリフレッ
シュブロックを記録してある部分を再生することが可能
となる。図9〜図11は、この発明の第3の実施例を示
している。この実施例は、従来の8mmVCRに本発明
を適応した例である。
【0048】8mmVCRでは、サーボ方式にATFパ
イロット信号を用いている。この方式では、4周波のパ
イロット信号を有しており、このパイロット信号を隣接
する4本のトラックに割り振り記録する。このパイロッ
ト信号の周波数は、fo =102.544kHz,f1
=118.951kHz,f2 =165.210kH
z,f3 =148.689kHzが用いられている。再
生時には、このパイロット信号を検出し、最大出力が得
られるように、トラッキングサーボを行なう。
【0049】図9において、パイロット信号発生回路6
1は、これらのパイロット信号を発生させる。このパイ
ロット信号を多重回路62で映像、音声、データ信号と
周波数多重し、Aヘッド及びBヘッドを用いてテープ2
6に記録する。また、パイロット信号発生回路61で発
生するパイロット信号の周波数とトラックとの対応関係
を符号入れ替え回路39に入力する。
【0050】符号入れ替え回路39では、例えば2倍速
のヘッドトレースで全てのリフレッシュブロックが再生
できるようにリフレッシュブロックの符号を入れ替え
る。この結果、図10及び図11(b)に示すように、
一部分にリフレッシュブロックが集中して記録されるこ
とになる。
【0051】すなわち、トラックT2n,T2n+1における
セクタS0 〜S3 において、リフレッシュブロックGn
を S0 ……Gn(0),Gn(1) S3 ……Gn(2),Gn(3) と記録する。
【0052】2倍速再生時には、ヘッドがS0 ,S3 を
常にトレースすることにより、高速再生画を得ることが
できる。また、S2 ,S1 をトレースした場合は、リフ
レッシュブロックが存在しないため、高速再生画を得る
ことができない。そこで、ヘッドがS0 ,S3 をトレー
スするようにサーボをかける。このサーボをかけるため
に、記録時にパイロット信号とリフレッシュブロックを
記録するセクタとの関係の対応付けを行なう。
【0053】この対応を図11(b),(c)に示し
た。すなわち、トラックT2nにはP0の周波数のパイロ
ット信号を、トラックT2n+1にはP1 の周波数のパイロ
ット信号を記録する。8mmVCRの場合、4周波のパ
イロット信号を用いているため、P0 にf0,f1 、P1
にf1 ,f2 のいずれかのパイロット周波数を割り当て
ればよい。
【0054】再生時には、回転ヘッドA,Bで再生され
た信号からパイロット信号検出回路63でパイロット信
号を検出し、テープ送り制御回路55で磁気テープ26
の送りを制御する。
【0055】2倍速の特殊再生時には、図10,図11
(b)に示すようにヘッドが2本のトラックにまたが
る。そこで、ヘッドがトラックを読み出す時に、トラッ
クをまたがる場合はパイロットP0 が最大となり、トラ
ックをまたがった後はパイロットP1 が最大となるよう
にサーボをかけることにより、セクタS0 ,S3 を再生
することができる。これにより、リフレッシュブロック
が再生でき、高速再生が実現できる。さらに、本実施例
で−1倍の逆転再生を行なう場合は、図12に示すよう
に、ヘッドをスキャンすることにより逆転再生画を得る
ことができる。
【0056】この場合も、前述した実施例で説明したよ
うに、リフレッシュブロックを記録してある位置をフラ
グを検出することによりサーボをかけることができる。
リフレッシュブロックを記録してある部分を再生するこ
とができる。なお、この発明は上記各実施例に限定され
るものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施することができる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
高速再生時に良好な再生画像を容易に得ることができる
極めて良好な記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る記録再生装置の一実施例を示す
ブロック構成図。
【図2】同実施例におけるフレーム番号F5 ,F6 のリ
フレッシュブロックと非リフレッシュブロックとの関係
を示す図。
【図3】同実施例におけるトラックパターンを示す図。
【図4】同実施例における2倍速再生時のヘッドトレー
ス軌跡とリフレッシュブロックとの関係を簡略化して示
す図。
【図5】この発明の第2の実施例を示すブロック構成
図。
【図6】同第2の実施例におけるフレーム番号F5 ,F
6 のリフレッシュブロックと非リフレッシュブロックと
の関係を示す図。
【図7】同第2の実施例におけるトラックパターンを示
す図。
【図8】同第2の実施例における2倍速再生時のヘッド
トレース軌跡とリフレッシュブロックとの関係を簡略化
して示す図。
【図9】この発明の第3の実施例を示すブロック構成
図。
【図10】同第3の実施例におけるトラックパターンを
示す図。
【図11】同第3の実施例における2倍速再生時のヘッ
ドトレース軌跡とリフレッシュブロックとの関係を簡略
化して示す図。
【図12】同第3の実施例における−1倍逆転再生時の
ヘッドトレース軌跡とリフレッシュブロックとの関係を
簡略化して示す図。
【図13】従来の帯域圧縮システムを示すブロック構成
図。
【図14】同従来システムから送出される信号のフォー
マットを示す図。
【図15】同従来システムにおける通常再生時にフレー
ム1〜8までの再生可能なリフレッシュブロックを示す
図。
【図16】同従来システムにおける通常再生時にフレー
ム9〜11までの再生可能なリフレッシュブロック及び
11フレーム蓄積したリフレッシュブロックを示す図。
【符号の説明】
11…入力端子、12…減算回路、13…動き評価回
路、14…DCT回路、15…量子化回路、16…可変
長符号化回路、17…FIFO回路、18…出力端子、
19…逆量子化回路、20…逆DCT回路、21…加算
回路、22…フレーム遅延回路、23…動き補償回路、
24,25…スイッチ、26…磁気テープ、27…入力
端子、28…SYNC信号検出回路、29…トラック形
成信号発生回路、30…回転ドラム、31…トラック形
成制御回路、32,33…入力端子、34,35…デシ
メータ、36…入力端子、37…マルチプレクサ、39
…符号入れ替え回路、40…リフレッシュブロック制御
回路、41…インデックス挿入回路、42…インデック
ス発生回路、43…マルチプレクサ、51…フラグ信号
発生回路、52…スイッチ、53…リニアトラック用ヘ
ッド、54…フラグ信号検出回路、55…テープ送り制
御回路、61…パイロット信号発生回路、62…多重回
路、63…パイロット信号検出回路。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号に対して、フレーム内の情報を
    用いてフレーム内符号化処理を施したフレーム内処理信
    号と、フレーム間の差分情報を用いてフレーム間符号化
    処理を施したフレーム間処理信号とを作成し、前記フレ
    ーム内符号化処理の後は前記フレーム間符号化処理を施
    す信号処理方式を、入力映像信号の動き評価に応じて適
    応的に繰り返す帯域圧縮手段を備え、この帯域圧縮手段
    の出力を記録媒体に記録し再生する記録再生装置におい
    て、 1画面の画像領域内にa個(aは正の整数)の画像領域
    で前記1画面の画像領域を網羅するa個の画像領域を形
    成し、fフレーム(f≧2の整数)を周期に前記a個の
    画像領域に前記フレーム内符号化処理を施すフレーム内
    符号化処理手段と、 前記記録媒体上の1トラックを略等分にd分割(dは2
    以上の正の整数)し、1フレーム当たりc本(cは正の
    整数)のトラックを用い、fフレーム当たりd×c×f
    個の記録媒体領域を形成する手段と、 前記a個のフレーム内符号化処理した画像領域と、前記
    d×c×f個の記録媒体領域とを対応づける際に、所定
    の記録媒体位置にフレーム内符号化処理した画像領域を
    集中させて対応づける手段と、 前記フレーム内符号化処理した画像領域を集中させて対
    応づけた前記記録媒体上の位置を示すフラグ信号を記録
    する手段とを具備してなることを特徴とする記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記フラグ信号をVTRの固定ヘッドで
    形成するリニアトラックに記録することを特徴とする請
    求項1記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記フラグ信号をVTRの回転ヘッドで
    形成するヘリカルトラックに記録することを特徴とする
    請求項1記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 映像信号に対して、フレーム内の情報を
    用いてフレーム内符号化処理を施したフレーム内処理信
    号と、フレーム間の差分情報を用いてフレーム間符号化
    処理を施したフレーム間処理信号とを作成し、前記フレ
    ーム内符号化処理の後は前記フレーム間符号化処理を施
    す信号処理方式を、入力映像信号の動き評価に応じて適
    応的に繰り返す帯域圧縮手段を備え、この帯域圧縮手段
    の出力を記録媒体に記録し再生する記録再生装置におい
    て、 1画面の画像領域内にa個(aは正の整数)の画像領域
    で前記1画面の画像領域を網羅するa個の画像領域を形
    成し、fフレーム(f≧2の整数)を周期に前記a個の
    画像領域に前記フレーム内符号化処理を施すフレーム内
    符号化処理手段と、 前記記録媒体上の1トラックを略等分にd分割(dは正
    の整数)し、1フレーム当たりc本(cは正の整数)の
    トラックを用い、fフレーム当たりd×c×f個の記録
    媒体領域を形成する手段と、 前記a個のフレーム内符号化処理した画像領域と、前記
    d×c×f個の記録媒体領域とを対応づける際に、所定
    の記録媒体位置にフレーム内符号化処理した画像領域を
    集中させて対応づける手段と、 前記記録媒体の走行を制御するサーボ手段と、 このサーボ手段用に記録する複数種類のパイロット信号
    発生手段と、 前記フレーム内符号化処理した画像領域を集中させて対
    応づけた前記記録媒体上の位置と前記パイロット信号と
    を対応づけて記録する手段とを具備してなることを特徴
    とする記録再生装置。
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