JP3073581B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3073581B2
JP3073581B2 JP03355620A JP35562091A JP3073581B2 JP 3073581 B2 JP3073581 B2 JP 3073581B2 JP 03355620 A JP03355620 A JP 03355620A JP 35562091 A JP35562091 A JP 35562091A JP 3073581 B2 JP3073581 B2 JP 3073581B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、映像信号等をデジタ
ル信号に変換し、フレーム内符号化処理とフレーム間符
号化処理とを組み合わせた帯域圧縮を行なって、例えば
テープにヘリカルスキャン方式で記録しそれを再生する
記録再生装置に係り、特にその高速再生時に良好な再生
画像を容易に得られるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、映像信号をデジタル伝送
するにあたっては、可変長符号化方式を利用した伝送方
法や、フレーム内符号化処理とフレーム間符号化処理と
を組み合わせて帯域圧縮を行ない伝送する方法等が検討
されている。このうち、フレーム内符号化処理とフレー
ム間符号化処理とを組み合わせて帯域圧縮を行ない伝送
する技術は、例えば文献 IEEE Trans.on Broadcastin
g Vol.36 NO.4 DEC 1990に記載されたWoo Paik:“Digi
tal compatible HD-TVBroadcast system”に示されて
いるように帯域圧縮技術であり、以下にその特徴的な部
分を説明する。
【0003】図34において、入力端子11に入力され
た映像信号は、減算回路12と動き評価回路13とにそ
れぞれ供給される。この減算回路12では、後述する減
算処理が行なわれ、その出力は、DCT(離散コサイン
変換)回路14に入力される。DCT回路14は、水平
方向8画素,垂直方向8画素を単位ブロック(8×8画
素=64画素)として取り込み、画素配列を時間軸領域
から周波数領域へ変換した係数を出力する。そして、各
係数は、量子化回路15で量子化される。この場合、量
子化回路15は、10種類あるいは32種類の量子化テ
ーブルを持っており、選択された量子化テーブルに基づ
いて個々の係数が量子化される。なお、量子化回路15
において、量子化テーブルを備えているのは、情報の発
生量と送出量とが一定の範囲以内に収まるようにするた
めである。
【0004】そして、量子化回路15から出力された係
数データは、単位ブロック毎に低域より高域へジグザグ
・スキャンされて取り出された後、可変長符号化回路1
6に入力されて、零係数の続く数(ラン・レングス)と
非零係数とを1組にして可変長符号化される。なお、符
号器は、ハフマン符号等の発生頻度により符号長の異な
る可変長符号器である。そして、可変長符号化されたデ
ータは、FIFO(ファースト・イン・ファースト・ア
ウト)回路17に入力されて規定の速度で読み出された
後、出力端子18を介して図示しない次段のマルチプレ
クサー[制御信号,音声データ,同期データ(SYN
C),後述するNMP等を多重する]に供給され、伝送
路へ送出される。
【0005】また、量子化回路15の出力は、逆量子化
回路19に入力されて逆量子化される。さらに、この逆
量子化回路19の出力は、逆DCT回路20に入力され
て元の信号に戻される。この信号は、加算回路21を介
してフレーム遅延回路22に入力される。フレーム遅延
回路22の出力は、動き補償回路23と前記動き評価回
路13とにそれぞれ供給されている。動き評価回路13
は、入力端子11からの入力信号とフレーム遅延回路2
2の出力信号とを比較し、画像の全体的な動きを検出し
て、動き補償回路23から出力される信号の位相位置を
制御する。静止画の場合は、原画像と1フレーム前の画
像とが一致するように補償される。動き補償回路23の
出力は、スイッチ24を介して減算回路12に供給され
るとともに、スイッチ25を介して加算回路21からフ
レーム遅延回路22に帰還することもできる。
【0006】次に、上記したシステムの基本的な動作を
説明する。このシステムの基本動作としては、フレーム
内符号化処理とフレーム間符号化処理とがある。フレー
ム内符号化処理は以下のように行なわれる。この処理が
行なわれるときは、スイッチ24,25は共にオフであ
る。入力端子11の映像信号は、DCT回路14で時間
軸領域から周波数領域に変換され、量子化回路15にお
いて量子化される。この量子化された信号は、可変長符
号化処理を受けた後、FIFO回路17を介して伝送路
へ出力される。量子化された信号は、逆量子化回路19
及び逆DCT回路20で元の信号に戻され、フレーム遅
延回路22で遅延される。したがって、フレーム内符号
化処理のときは、入力映像信号の情報がそのまま可変長
符号化されているのと等価である。このフレーム内処理
は、入力映像信号のシーン・チェンジ及び所定のブロッ
ク単位で適宜な周期で行われる。
【0007】次に、フレーム間符号化処理について説明
する。フレーム間符号化処理が実行されるときは、スイ
ッチ24,25が共にオンされる。このため、入力映像
信号と、その1フレーム前の映像信号との差分に相当す
る信号が減算回路12から得られる。この差分信号が、
DCT回路14に入力され、時間軸領域から周波数軸領
域に変換され、次に量子化回路15で量子化されること
になる。またフレーム遅延回路22には、差分信号と映
像信号とが加算回路21で加算されて入力されるから、
差分信号を作成する元となった入力映像信号を予測した
予測映像信号が作成されて入力されることになる。
【0008】図35には、高品位テレビジョン信号のビ
デオ信号が、上記のようにフレーム内処理とフレーム間
処理とを施され、伝送路上に送出された状態のライン信
号を示している。この信号は、伝送路の信号であり、コ
ントロール信号,音声信号,同期信号(SYNC),シ
ステム制御信号,NMP等が多重された状態で示してい
る。図35(a)は、第1ラインの信号を示し、同図
(b)は、第2ライン以降の信号を示している。この映
像信号がフレーム内処理されているものであれば、逆変
換すれば正常な映像信号が得られる。しかし、フレーム
間符号化処理を施されている映像信号の場合は、この信
号を逆変換しても差分信号が再現されるだけである。し
たがって、この差分信号に、1フレーム前に再現してい
る映像信号(または予測映像信号)を加算することによ
って、正常な映像信号が再現できることになる。
【0009】上記のシステムによると、フレーム内処理
された信号は、全情報を可変長符号化しており、次のフ
レーム以後でフレーム間処理された信号は、差分情報を
伝送することになり、帯域圧縮を実現していることにな
る。
【0010】次に、上記の帯域圧縮システムで処理する
画素の集合の定義を説明する。すなわち、ブロック:水
平方向8画素,垂直方向8画素から構成される64画素
の領域のことである。スーパーブロック:輝度信号の水
平方向4ブロック,垂直方向2ブロックからなる領域の
ことである。この領域に、色信号U、Vとしての1ブロ
ックづつが含まれる。また、動き評価回路13から得ら
れる画像動きベクトルは、スーパーブロック単位で含ま
れる。マクロブロック:水平方向の11のスーパーブロ
ックのことである。また、符号が伝送される際には、ブ
ロックのDCT係数は、零係数の連続数と、非零係数の
振幅により決められた符号とに変換され、それらが組に
なって伝送され、ブロックの最後にはエンド・オブ・ブ
ロック信号が付加されている。そして、スーパーブロッ
ク単位で行なわれた動き補正の動きベクトルは、マクロ
ブロック単位で付加されて伝送される。
【0011】図35に示した伝送信号について、以後、
特に関連ある事項について、さらに説明を加える。第1
ラインの同期(SYNC)信号は、デコーダにおいてフ
レームの同期信号を示しており、1フレームにつき1つ
の同期信号を用いてデコーダの全てのタイミング信号が
作りだされる。第1ラインのNMP信号は、この信号の
終りから次のフレームのマクロブロックの初めまでのビ
デオデータ数を示している。これは、フレーム内符号化
処理とフレーム間符号化処理とを適応的に切り換えて符
号を構成しているために、1フレームの符号量がフレー
ム毎に異なることになり、符号の位置が異なってくるた
めである。そこで、1フレームに相当する符号の位置を
NMP信号で示している。
【0012】また、使用者がチャンネルを変えた場合の
対策として、周期的フレーム内処理が行なわれる。すな
わち、この帯域圧縮システムでは、前述したように、水
平方向の11のスーパーブロックをマクロブロックと称
しており、1画面の水平方向には、44スーパーブロッ
クが存在している。つまり、1フレームには、水平方向
に4マクロブロック,垂直方向に60マクロブロックの
合計240マクロブロックが存在することになる。そし
て、この帯域圧縮システムでは、図36(a)〜(h)
及び図37(a)〜(c)に示すように、4つのマクロ
ブロック単位でそれぞれスーパーブロックの縦の一列毎
にリフレッシュが行なわれ、11フレーム周期で全ての
スーパーブロックがリフレッシュされる。すなわち、リ
フレッシュされたスーパーブロックを、図37(d)に
示すように、11フレーム分蓄積することにより全ての
領域においてフレーム内処理が行なわれることになる。
このため、例えばVTR(ビデオ・テープレコーダ)等
の通常再生時には、上記したフレーム内処理が11フレ
ーム周期で行なわれるため、問題なく再生画像を見るこ
とができる。
【0013】なお、上記マクロブロックの先頭には、ヘ
ッドデータが挿入されている。このヘッドデータには、
各スーパーブロックの動きベクトル,フィールド・フレ
ーム判定,PCM/DPCM判定及び量子化レベル等が
まとめて挿入されている。
【0014】ところで、上記した帯域圧縮システムは、
テレビジョン信号の帯域圧縮のためのエンコーダとして
用いられ、受信側ではそのデコーダが用いられる。ここ
で、上記の伝送信号をVTRに記録することを考える。
一般的なVTRは、1フィールドの映像信号を固定長符
号に変換し、一定量の情報量を発生させ、X本(Xは正
の整数)のトラックに記録する方式である。
【0015】一方、上記帯域圧縮システムで得られた伝
送信号をそのまま用いてVTRに記録再生しようとする
と、フレーム内処理及びフレーム間処理した符号にその
まま可変長符号を用いることになるため、周期的にフレ
ーム内処理した符号が記録される位置が固定されず、高
速再生時において、リフレッシュされないブロックが発
生することになる。
【0016】具体的に言えば、図38は、上記のように
可変長符号化された信号を磁気テープ26にヘリカル記
録した場合の、トラックパターンを示している。トラッ
クパターンT1 〜T11において、太線で示す部分がフレ
ームF1 〜F11の切り替わり位置を示している。フレー
ムF1 〜F11の切り替わり位置が揃っていないのは、可
変長符号により記録データが作成されているからであ
る。そして、この磁気テープ26は、VTRで通常再生
した場合には、全てのトラックパターンT1 〜T11が磁
気ヘッドにより順次スキャンされるため、その再生出力
をデコーダに通すことにより、何ら問題なく正常な映像
信号を再生することができる。すなわち、通常再生時に
は、磁気テープ26に記録された、フレーム内処理した
符号とフレーム間処理した符号とを全て再生することが
できるため、全ての符号を用いて画像を構成できるから
である。
【0017】しかしながら、VTRでは、例えば特殊再
生における倍速再生モード等のように、限られたトラッ
クのみを再生する場合がある。このとき、磁気ヘッド
は、トラックをジャンプして記録信号をピックアップす
ることになる。この場合、フレーム内符号化処理された
信号のトラックが次々と再生されれば問題ないが、フレ
ーム間符号化処理されたトラックが再生されると、差分
信号による画像しか得られないことになる。
【0018】図39は、2倍速再生を行なった場合の磁
気ヘッドのトレース軌跡X1 〜X11を示している。図3
9において、フレームF1 〜F24にそれぞれフレーム内
符号化処理された信号が分散されて記録されているた
め、画面内で再生されるフレーム内処理部分の位置は不
定となっている。2倍速再生時に再生することができる
フレーム内処理した信号を、図40(a)〜(h)及び
図41(a)〜(c)に示している。そして、これら1
1フレームを蓄積すると、図41(d)に示すように、
周期的にフレーム内処理を施した符号が存在していな
い、つまり、リフレッシュされたスーパーブロックが存
在しない部分があり、再生画像を構成することができな
い部分が生じることになる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
帯域圧縮システムを備えたヘリカルスキャン方式の記録
再生装置では、倍速再生等の高速再生が困難になるとい
う問題を有している。
【0020】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、高速再生時に良好な再生画像を容易に得
ることができる極めて良好な記録再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明に係る記録再生
装置は、1画面の映像信号にa個(aは正の整数)の画
像領域を形成し、この映像信号に対して、フレーム内の
情報を用いてフレーム内符号化処理を施したフレーム内
処理信号と、フレーム間の差分情報を用いてフレーム間
符号化処理を施したフレーム間処理信号とを作成し、フ
レーム内符号化処理の後はフレーム間符号化処理を施
し、この信号処理方式を入力映像信号の動き評価に応じ
て適応的に繰り返す帯域圧縮手段と、fフレーム(fは
f≧2の整数)を周期とし1フレーム毎にa個の領域の
うちb個づつの画像領域の信号に周期的にフレーム内符
号化処理を施すフレーム内符号化処理手段とを備え、こ
のフレーム内符号化処理手段でフレーム内符号化処理さ
れたb個の符号をc回(cは正の整数)のヘッドスキャ
ンでc×p本(pは正の整数)のトラックに記録し再生
するものを対象としている。
【0022】そして、i倍速の高速再生を行なう際に、
f×cとiとが互いに素の関係にある再生速度を選択
し、k倍速(k≦0の正数)の高速逆転再生を行なう際
に、k=2−iの高速逆転再生速度を選択することを特
徴としている。
【0023】また、この発明に係る記録再生装置は、映
像信号に対して、フレーム内の情報を用いてフレーム内
符号化処理を施したフレーム内処理信号と、フレーム間
の差分情報を用いてフレーム間符号化処理を施したフレ
ーム間処理信号とを作成し、フレーム内符号化処理の後
はフレーム間符号化処理を施す信号処理方式を、入力映
像信号の動き評価に応じて適応的に繰り返す帯域圧縮手
段を備え、この帯域圧縮手段の出力を記録媒体に記録し
再生するものを対象としている。
【0024】そして、1画面の画像領域内に、a個(a
は正の整数)の画像領域で1画面の画像領域を網羅する
a個の画像領域を形成し、fフレーム(f≧2の整数)
を周期に、a個の画像領域にフレーム内符号化処理を施
すフレーム内符号化処理手段と、記録媒体上の1トラッ
クを略等分にd分割(dは正の整数)し、1フレームc
回(cは正の整数)のヘッドスキャンでc×p本(pは
正の整数)のトラックを用い、fフレーム当たりd×c
×p×f個の記録媒体用領域を形成する手段と、a個の
フレーム内符号化処理を施す画像領域とd×c×p×f
個の記録媒体用領域をq種類(q≧2)に対応付けて記
録する記録手段とを備え、高速再生速度i(iは整数)
とc×fとが互いに素でない再生速度に設定し、k倍速
の高速逆転再生を行なう際に、k=2−iの高速逆転再
生速度を選択することを特徴としている。
【0025】
【作用】上記のような構成によれば、高速再生時にフレ
ーム内符号化処理した信号を正確に得られるので、良好
な再生画像を得ることができる。
【0026】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。この実施例では、11フレーム
で1画面2640個の領域にフレーム内符号化処理が施
されるため、1画面内の領域数a=2640個、フレー
ム内符号化処理周期f=11フレームである。また、こ
こでは、a=2640個の領域は互いに重複していない
例を用いるが、重複していても差し支えない。さらに、
1本のトラックを10分割し、1フレーム分の平均映像
符号を1トラックに記録する場合を説明するため、1ト
ラックの分割数d=10個、1フレーム分の平均映像符
号を記録するトラック数c=1本とする。そこで、記録
媒体領域数d×c×f=10×1×11=110個とな
る。画面領域と記録媒体領域との対応は、等配分する場
合に関して述べる。なお、この発明においては、必ずし
も等配分で入れる必要はない。そこで、1つの記録媒体
領域に入る画面の領域数e=a/d×c×f=2640
/10×1×11=24個となり、e=24個づつをd
×c×f=110個の領域に対応付ける場合を述べる。
【0027】図1において、図34と同一部分には同一
符号を付して示し、従来のシステムと異なる部分を中心
に説明することにする。また、図2には、このシステム
の動作タイミングを示している。ここで、この実施例は
説明を簡単にするためエンコーダ側のブロック図を用い
て説明するが、図35に示した伝送データを受信するデ
コーダ側においても実現することができる。図1に関し
て説明する。入力端子27には、入力映像信号の同期信
号SYNCが供給される。この同期信号SYNCは、S
YNC信号検出回路28に入力されて検出される。SY
NC信号検出回路28は、同期信号SYNCに同期した
SYNCパルスを発生してトラック形成信号発生回路2
9に供給している。なお、デコーダにおいて実現する場
合には、図35に示した伝送データ内の同期信号SYN
Cを検出し、SYNC信号検出回路28に入力すれば良
い。
【0028】図2(a)は、入力映像信号を示してお
り、Yは輝度信号、U,Vは色信号を示し、枠内に記入
してある数字はフレームの番号を示している。図2
(b)は、SYNC信号検出回路28から得られるSY
NCパルスを示し、図2(a)に示した入力映像信号の
フレームの切り替わり点に同期して発生されている。図
2(c)は、トラック形成信号発生回路29から得られ
るトラック形成信号を示している。このトラック形成信
号に付しているA,Bは、Aヘッド及びBヘッドがそれ
ぞれ交互にトラックを形成する期間を指定している。A
ヘッド及びBヘッドは、図1に示すように、回転ドラム
30に180°対向した位置に取り付けられている。こ
こでは、対向してヘッドを1個づつ取り付けた場合を説
明するが、1トラックで記録できる符号量が少ない場合
には、対向してp個(pは正の整数)づつのヘッドを配
置すれば良い。この実施例では、図2(b)に示すSY
NCパルスの発生タイミングと、図2(c)に示すトラ
ック形成信号の切り替わりタイミングとが同期してい
る。図2(d)は、Aヘッド及びBヘッドにより形成さ
れるトラックを示し、枠内に記入してある数字はトラッ
クの番号を示している。
【0029】そして、トラック形成信号発生回路29か
ら出力されるトラック形成信号は、トラック形成制御回
路31に供給される。このトラック形成制御回路31
は、回転ドラム30の回転位相を制御するとともに、A
ヘッド及びBヘッドへの記録信号供給タイミングを制御
している。なお、この実施例では、1フレームの平均符
号発生量と1トラックとが対応するため、回転ドラム3
0の回転数は900rpmとなっている場合を説明す
る。ただし、1フレームの平均発生符号をc回の磁気ヘ
ッドのスキャンでc本(cは正の整数)のトラックに記
録し、回転ドラム30の回転数を1800rpm等異な
る回転数にしてもよい。
【0030】次に、VTRの高速再生を可能とするため
に、この実施例で用いた符号入れ替え方法について説明
する。まず、入力端子32,33に供給された色信号
U,Vをデシメータ34,35に通した各信号と、入力
端子36に供給された輝度信号Yとを、マルチプレクサ
37で結合させたものが、入力映像信号として減算回路
12や動き評価回路13に供給されており、可変長符号
化回路16から帯域圧縮符号化されたビデオ符号が出力
されている。
【0031】ここで、図34に示した従来の帯域圧縮シ
ステムでは、映像信号を可変長符号化して伝送してお
り、図2(i)に示すように、ビデオ符号のフレームの
切り替わり点はフレームによって異なっている。図2
(h)に示したNMP信号は、このビデオ符号のフレー
ムの切り替わり点を示している。従来では、1フレーム
に2640個のスーパーブロックが存在しており、この
2640個のスーパーブロックが図2(h)のNMP信
号で示した1フレーム期間内に入っている。
【0032】また、従来では、1画面上に、水平方向に
4つのマクロブロックが存在しており、このマクロブロ
ックは11スーパーブロックで構成されている。そし
て、1フレーム当たりマクロブロック内のうち1つのス
ーパーブロックは、強制的にフレーム内処理を用いてい
る。また、この強制的にフレーム内処理を用いるシーケ
ンスは、図35のシステムコントロール信号内に含まれ
ている。ここで、この強制的にフレーム内処理を行なう
スーパーブロックをリフレッシュブロックと称し、さら
に、強制的にフレーム内処理を行なわなかったスーパー
ブロックを非リフレッシュブロックと称することにす
る。
【0033】つまり、言葉の定義として、リフレッシュ
ブロック:マクロブロックのうち1フレーム期間に1ス
ーパーブロックづつ強制的にフレーム内処理を行なうと
き、このフレーム内処理を行なったスーパーブロックを
リフレッシュブロックと称する。マクロブロックは、1
1スーパーブロックで構成されるため、11フレーム周
期で強制的にフレーム内処理が行なわれる。非リフレッ
シュブロック:上述したリフレッシュブロック以外のス
ーパーブロックで、このスーパーブロック内には画像の
内容により、フレーム内処理を行なったブロックとフレ
ーム間処理を行なったブロックとが存在する。例えば入
力映像信号にシーンチェンジ等が発生した場合、フレー
ム内処理が用いられる場合もあるが、これも非リフレッ
シュブロックとする。
【0034】ここで、1フレーム期間には、リフレッシ
ュブロックは240個(=2640÷11)存在してい
る。そこで、従来では、図2(h)に示す1フレーム期
間に同図(g)に示すように240個のリフレッシュブ
ロックが存在する。そして、従来の信号をそのままVT
Rで記録すると、リフレッシュブロックの位置が定まら
なくなり、前述したように高速再生ができなくなる。
【0035】図3(a),(b)は、それぞれフレーム
番号F5 ,F6 の映像信号を示している。同図におい
て、G5 ,G6 で示した部分がリフレッシュブロックを
示し、H5 ,H6 で示した部分が非リフレッシュブロッ
クを示している。そして、以後、フレーム番号,リフレ
ッシュブロック番号及び非リフレッシュブロック番号の
間において、フレーム番号Fn (nは整数)のフレーム
のリフレッシュブロック番号をGn ,非リフレッシュブ
ロック番号をHn とする。
【0036】この発明では、リフレッシュブロックと非
リフレッシュブロックとのトラック上の配置を異なった
ものにしている。
【0037】この実施例では、1トラックを10分割し
て記録する場合を示している。1トラックを10分割し
た場合、高速再生としては10倍速まで再生が可能とな
る。11倍以上の高速再生時には、リフレッシュブロッ
クをすべて再生できなくなるため、図41(d)で示し
た図と同様に、画像を構成できない領域が発生すること
になる。もし、VTRの仕様として、20倍速の高速再
生を実現したい場合には、1トラックを20分割すれば
よい。さらに、速い高速再生を実現したい場合には、リ
フレッシュブロックをトラック上に等間隔に配置すれば
よい。
【0038】図2(e)は、1トラックを10分割する
タイミングパルスを示しており、同図(b),(c)に
示した1トラック期間をほぼ等分に10分割している。
そして、この分割された1期間をセクタと称する。つま
り、言葉の定義として、セクタ:1トラック期間をほぼ
等分にd(この場合10)分割した期間をいう。
【0039】この実施例においては、図2(f)に示す
ように1セクタに24個のリフレッシュブロックを入れ
ている。このようにすれば、1トラックは10セクタか
らなるため、1トラックで240個のリフレッシュブロ
ックが挿入されることになり、映像信号の1フレームの
リフレッシュブロック数と一致している。つまり、1セ
クタに入るリフレッシュブロック数eは、周期的にフレ
ーム内処理が行なわれるスーパーブロック数をbとし,
b個のフレーム内処理信号をc本のトラックに記録した
とすると、e=b/c×d(この場合240/1×10
=24)となっている。
【0040】以上のような符号入れ替えを行なうことに
よって、従来ではNMP信号が示した1フレーム期間に
1フレーム分のリフレッシュブロックが配置されていた
ものを、1トラック期間に1フレーム分のリフレッシュ
ブロックが存在するように配置することができる。
【0041】図4はトラックパターンを示している。す
なわち、磁気テープ26上におけるトラックT1 〜T11
の枠内に記入したG1 〜G11は、前述したリフレッシュ
ブロック番号Gn に対応する。このリフレッシュブロッ
クとトラックTn との関係は、トラックTn 内に番号G
n のリフレッシュブロックが記録されるという関係にな
っている。また、トラックT1 〜T11の枠内に記入した
H1 〜H11は、前述した非リフレッシュブロック番号H
n に対応する。この非リフレッシュブロックの切り替わ
り点は、トラックT1 〜T11の枠内に示した太線の部分
となっている。
【0042】図4のトラック38にセクタとトラックと
の関係を示している。トラック38は10分割されd=
10個のセクタに分割される。この1つのセクタには、
e=24個づつのリフレッシュブロックが配置されてい
る。非リフレッシュブロックは、リフレッシュブロック
を配置した間に入れる。
【0043】ここで、トラックT5 ,T6 を例にとって
詳しく説明すると、トラックT5 にはフレームF5 のリ
フレッシュブロックG5 を記録する。また、トラックT
6 にはフレームF6 のリフレッシュブロックG6 を記録
する。このリフレッシュブロックを配置した空き部分に
非リフレッシュブロックを記録する。トラックT5 には
非リフレッシュブロックH5 ,H6 を記録し、トラック
T6 には非リフレッシュブロックH6 ,H7 を記録す
る。
【0044】そこで、以上のような記録形態を実現する
ために、再び図1において、可変長符号化回路16から
得られる帯域圧縮符号化されたビデオ符号は、符号入れ
替え回路39に供給される。また、リフレッシュブロッ
ク制御回路40は、前述したリフレッシュブロックの符
号位置信号を発生するもので、この符号位置信号は符号
入れ替え回路39に供給される。この符号入れ替え回路
39は、入力されたビデオ符号と符号位置信号とに基づ
いて、リフレッシュブロックと非リフレッシュブロック
との並べ替えを行なう。
【0045】すなわち、1トラック内に設けた10個の
セクタそれぞれに24個づつのリフレッシュブロックを
挿入する処理が行なわれる。この処理を行なうために
は、一旦、符号を図示しないメモリに記憶し、該メモリ
から符号を読み出す際に、リフレッシュブロックを1セ
クタに24個入るように読み出すことによって実現され
る。
【0046】そして、符号入れ替え回路39の出力は、
インデックス挿入回路41に供給される。このインデッ
クス挿入回路41は、非リフレッシュブロックが一部分
離されて記録されていることを再生時に検出することが
できるように、インデックス信号を各セクタの制御デー
タ部に挿入する。なお、このインデックス信号は、リフ
レッシュブロック制御回路40からの符号位置信号が供
給されるインデックス発生回路42により準備されてい
る。そして、このインデックス挿入回路41の出力が、
マルチプレクサ43を介してAヘッド及びBヘッドに供
給され、磁気テープ26に記録される。
【0047】なお、デコーダにおいて、リフレッシュブ
ロックと非リフレッシュブロックとの入れ替えを行なう
場合には、図35に示したビデオ符号の内部のマクロブ
ロックの先頭に存在するヘッドデータのPCM/DPC
M判定符号及びシステムコントロール信号内に含まれる
リフレッシュシーケンス符号を検出し、リフレッシュブ
ロック制御回路40の出力信号として用いれば良い。
【0048】図5(a),(b)は、2倍速再生時にお
けるヘッドのトレース軌跡X1 〜X11を示している。な
お、各トラックT1 〜T22の枠内には、図4と同様にリ
フレッシュブロックGn 及び非リフレッシュブロックH
n を示している。そして、この図5に示す2倍速再生時
のヘッドトレースにおいて、再生可能なリフレッシュブ
ロックを図6(a)〜(h)及び図7(a)〜(c)に
示している。この図6(a)〜(h)及び図7(a)〜
(c)に示すフレーム1〜11は、図5(b)に示す2
倍速再生時のヘッドトレース軌跡X1 〜X11で再生可能
なリフレッシュブロックを示している。
【0049】例えばフレーム1においては、ヘッドトレ
ースX1 を行なうことにより、画面の上半分にリフレッ
シュブロックG1 を表示し、画面の下半分にリフレッシ
ュブロックG2 を表示することが可能となる。同様にフ
レーム2〜11においては、リフレッシュブロックG3
〜G22までを再生することが可能となる。このため、再
生可能なリフレッシュブロックをフレーム1〜11まで
蓄積すると、図7(d)に示すように、全ての画面領域
の符号を再生することができる。
【0050】フレーム間処理した符号及び画像の内容に
応じてフレーム内処理した符号は、周期的にフレーム内
符号化処理を施した符号の間にいれる。そして、これら
の符号は、画像領域と記録媒体領域に対応関係がない。
【0051】なお、この発明においては、a個の画像領
域とd×c×f個の記録媒体用領域との対応付けは、
1:1に対応付けても良いし、1:2,2:1の対応付
けや、記録媒体の領域に空白を入れた対応付けなど、ど
のような対応付けをしても良い。なお、記録媒体として
は、磁気テープ26に限らず、ビデオディスクでも適用
可能であり、この場合はディスクの1周がテープの1ト
ラックに相当する。
【0052】以上説明した回路動作を用い、リフレッシ
ュブロックの入れ替えを行なう。以下、同様の回路を用
いて符号の入れ替えを行なう、この発明の請求項1,2
に関して説明する。この発明の要点は、リフレッシュ周
期fと1フレーム当たりの平均符号を記録する際のヘッ
ドスキャン数cと高速再生速度iに対してf×cとiと
が互いに素となる関係を有するように設定することであ
る。f=11,c=2,i=3の場合に関して次に説明
を行なう。
【0053】ここで、図8(a),(b)は、1画面内
のリフレッシュブロックと、さらにリフレッシュブロッ
クを分割した際の分割手法を示している。図8(a)内
に示したFn+2 はn+2番目のフレームの画面を示して
いる。また、Gn+2 はn+2番目のフレームにおけるリ
フレッシュブロックを示している。このリフレッシュブ
ロックは240個存在している。さらに、画面の左側に
示したGn+2(0),……,Gn+2(5)は、240個のリフレ
ッシュブロックを上下方向に6等分したリフレッシュブ
ロックをそれぞれ示している。すなわち、Gn+2(0)はG
n+2 のリフレッシュブロックのうち画面の上方に存在す
る40個のリフレッシュブロックを示している。Gn+2
(1)〜Gn+2(5)は、それぞれの領域におけるリフレッシ
ュブロックを示しており、それぞれ40個のリフレッシ
ュブロックが含まれる。図8(b)には、フレーム番号
Fn+3 のリフレッシュブロックを示しており、Gn+3(0)
〜Gn+3(5)の定義は、図8(a)と同様である。
【0054】次に、VTRのトラックパターンについて
説明する。図9は、磁気テープ26上のトラックパター
ンを示している。T2n-1〜T2(n+6)は、回転ヘッド30
を用いて記録したトラックを示している。ここでは、1
フレームの平均発生符号量を2トラックに記録する場合
を説明する。すなわち、前述したC=2の場合について
説明する。これは、前記b=240個のリフレッシュブ
ロックを2本のトラックに記録する場合に相当してい
る。つまり、フレーム番号Fn+2 のリフレッシュブロッ
クGn+2 は、トラックT2(n+2)-1,T2(n+2)に記録され
ることになる。
【0055】この構成において、3倍速の再生を行なう
場合、再生ヘッドは3本のトラックを横切ることにな
る。そこで、1本のトラックを略等分に3分割した1/
3の領域を再生しながら、3本のトラックに跨がって再
生信号を得ることになる。ここで、3分割した1つの部
分をセクタと称すれば、1フレーム当たり2本のトラッ
クを構成しているため図9に示すように6個のセクタ番
号S0 〜S5 を割り当てる。なお、一般的には、1本の
トラックを略等分にd分割した領域をセクタと名付ける
ことにする。
【0056】i倍速の高速再生を実現するためには、ヘ
ッドは、i本のトラックを跨がることになるため、1本
のトラックは1/iの領域を再生されることになる。そ
こで、最高の高速再生速度をimax とすると、imax ≦
dの関係に設定する。そして、セクタ名をS0 〜Sd-1
で表わす。
【0057】次に、リフレッシュブロックとセクタの関
係を説明する。フレーム番号n+2のリフレッシュブロ
ックGn+2 を2本のトラックT2(n+2)-1,T2(n+2)に記
録する際に、Gn+2(0)…S0 ,Gn+2(1)…S1 ,Gn+2
(2)…S2 ,Gn+2(3)…S3 ,Gn+2(4)…S4 ,Gn+2
(5)…S5 となるように記録する。図9においては、ト
ラックの上方にリフレッシュブロック名Gn 〜Gn+6 を
記し、6分割した各領域はそれぞれ(0)〜(6)でト
ラックの枠内に示した。
【0058】このように、各リフレッシュブロックと各
セクタとは1:1の対応関係を持たせている。また、こ
の対応関係は一意に定めてあり、時間的に変化すること
はない。なお、従来では、このような対応関係がなく、
リフレッシュブロックが存在する位置は任意に決定され
る。そこで、高速再生を行なった際にリフレッシュが行
なわれない部分が発生し高速再生画が得られない。
【0059】ここで、1セクタ内に入るリフレッシュブ
ロック数を均等に配置したとすると、1セクタに入るリ
フレッシュブロック数は以下のようになる。つまり、1
フレーム当たりのリフレッシュブロック数をb、b個の
リフレッシュブロックを記録するトラック数をc、トラ
ックの分割数をd、1セクタ内に入るリフレッシュブロ
ック数をeとすると、e=b/c×dとなる。なお、リ
フレッシュブロック数は必ずしも均等に配置する必要は
ない。必要なことは、各リフレッシュブロックを配置す
る各セクタとの対応関係を一意に定めることである。
【0060】図9において、X2n-1〜X2(n+1)のヘッド
トレースが3倍速時のヘッド軌跡を表わしている。すな
わち、X2n-1のヘッドトレースにおいては、トラックT
2n-1のセクタS0 (リフレッシュブロックGn(0)),ト
ラックT2nのセクタS4 (リフレッシュブロックGn
(4)),トラックT2(n+1)-1のセクタS2 (リフレッシ
ュブロックGn+1(2))を再生できることを示している。
【0061】図9には、実際のテープパターンを用いて
再生できるリフレッシュブロックを説明した。図10
(a),(b)は、図9をさらに簡略化し、ヘッドトレ
ースとリフレッシュブロックとの関係を明確に把握でき
るようにした図である。図10(a)は、フレーム番号
Fn のリフレッシュブロックGn をトラックT2n-1,T
2nに記録した際の記録方法を示している。トラック上の
セクタS0 〜S5 を枠外に示し、リフレッシュブロック
Gn(0)〜Gn(5)を記録する位置を枠内に示している。す
なわち、Gn(0)はS0 の位置に記録することを示してい
る。リフレッシュは11フレーム周期で周期的に行なわ
れるため、図10(b)においては、同図(a)のリフ
レッシュブロックを11個横に並べている。リフレッシ
ュ番号をG1 〜G11で表わしており、G1 〜G11までの
11フレームを周期として順次繰り返すことにより、リ
フレッシュが行なわれる。
【0062】また、T1 〜T22はG1 〜G11をそれぞれ
記録したトラックを示している。記録時及び通常再生時
は、ヘッドトレースT1 〜T22をトレースする。Gn に
はリフレッシュブロックが240個づつ存在し、11フ
レームすなわちG1 〜G11で1画面分2640個の全て
のスーパーブロックがリフレッシュされる。このとき、
2トラックで1フレームのリフレッシュブロックを記録
しているため、2×11=22回のヘッドトレースで全
画面2640個のリフレッシュブロックを再生できる。
【0063】次に、高速再生について説明する。まず3
倍速の高速再生に関して説明する。X1 〜X22は、3倍
速再生時のヘッドトレースを示している。これは、図9
を簡略化したものであり、X2n-1〜X2(n+1)が図10
(b)のX1 〜X22などに対応する。図10(b)にお
いて、実線,破線,点線は、この順番にヘッドトレース
が行なわれていることを示している。すなわち、実線
は、ヘッドトレースX1 から始まりX8 になる。ここ
で、X8 のヘッドトレースは、リフレッシュブロックG
n(3)をトレースした後は、リフレッシュブロックG12
(1) をトレースするが、11フレームを周期にリフレッ
シュが行なわれるため、G12とG1 のリフレッシュブロ
ックの位置は同一位置であるためG12とは記さずにリフ
レッシュブロックG1(1)の部分にヘッドトレースを行な
うように示している。
【0064】破線は、X8 〜X15のトレースを行ない、
X15のトレースはG11(4) のリフレッシュブロックを再
生した後、G1(2)のリフレッシュブロックをトレースす
る。さらに、点線は、X15〜X22までのトレースを行な
い完結する。このヘッドトレースをみると、全てのセク
タをヘッドがトレースしているため22回のヘッドトレ
ースで2640個の全てのリフレッシュブロックを再生
することが可能である。すなわち、通常再生時と同一の
22回のヘッドトレースで1画面分2640個のスーパ
ーブロックのリフレッシュが実現できる。つまり、最小
のヘッドトレースで1画面分のリフレッシュが実現でき
る。これにより、ずっと以前のブロックの情報が残るこ
ともなくリフレッシュが行なわれる。
【0065】ここで、3倍速の場合は、1フレームのリ
フレッシュブロックを記録するヘッドスキャン数c=
2,リフレッシュの周期f=11,高速再生速度i=3
であるため、c×f=2×11とi=3とは互いに素の
関係がある。ここで、c×fとiとが互いに素の関係が
ある場合には、図10(b)に示したように、トラック
の全てのセクタをトレースする。画面とc×f本のトラ
ックのセクタとの関係を一意に設定してあれば、1画面
がかならず所定の時間でリフレッシュされることを示し
ている。
【0066】次に、互いに素の関係がない場合について
述べる。図11(a),(b)は、4倍速の再生を行な
う場合である。図の見方は図10(a),(b)と同様
である。4倍速のヘッドトレースは、まず実線で示した
ヘッドトレースが行なわれ、次に破線で示したヘッドト
レースが行なわれる。すなわち、実線では、G1(0)を再
生し、ヘッドトレースX1 〜X6 を行ない、X6 はG11
(5) を再生した後、G1(2)を再生し、破線をトレースし
X6 〜X11を再生する。X11のトレースは、G11(7) を
再生した後、再びG1(0)を再生してしまう。すなわち、
X1 〜X6 のトレースと同じ位置をトレースすることに
なる。
【0067】これにより、トレースされないリフレッシ
ュブロックが発生する。図11(b)中、トレースが行
なわれない枡目の部分は、再生することができない。こ
れは画面上に過去のデータが残ることを意味している。
そこで、再生画を構成することができない。ここで、c
×f=2×11とi=4とは互いに素の関係でない。す
なわち、互いに素でない再生速度の場合は再生画を構成
することができない。
【0068】一般的には、1フレームのリフレッシュブ
ロックを記録する際のヘッドスキャン数c,リフレッシ
ュの周期f,高速再生速度iに対してc×fとiとが互
いに素であるときには(c×f)mod iが余りを有
する。また、この余りとiとは公約数を持たないため、
互いに素の関係があり、この余りによりfフレーム分の
トラックをトレースしたときに、トラックのトレース位
置が異なることになるため、全てのリフレッシュブロッ
クを再生することが可能となる。
【0069】ここで、c×fとiとが互いに素の関係に
あるとき、(c×f)mod iとiとが互いに素であ
ることを示しておく。(c×f)mod i=jと設定
すると、c×f=g1 ×i+h0 となる(g1 は正の整
数)。ここで、jとiとが互いに素でないとすると、g
2 を1及び0でない正の整数としたときに、j=g2×
j0 ,i=g2 ×i0 となる。そこで、 c×f=g1 ×i+j =g1 ×g2 ×i0 +g2 ×j0 =g2 ×(g1 ×i0 +j0 ) さらに、j=g2 ×i0 であるために、c×fとiとは
g2 の公約数を持つことになり、c×fとiとが互いに
素の関係にないことになる。よって、c×fとiとが互
いに素の関係にあれば、(c×f)mod iとiとは
互いに素の関係にある。
【0070】図12には、この実施例における高速再生
が可能な再生速度の例を示している。この例は、リフレ
ッシュ周期f=11、1フレームを記録する際のヘッド
スキャン数c=2で記録しているため、f×c=11×
2=22と互いに素となる再生速度が可能となる。同図
において、高速再生が可能な速度を丸印で示している。
また、図中(11×2)mod iで示した数値は、1
つのリフレッシュ周期fフレームのトレースを終了し、
次のトレースを始める際のオフセット値を示している。
このオフセット値が高速再生速度iと互いに素の関係が
あるため、トラック上の全ての位置を再生することにな
る。
【0071】また、このオフセット値は、できるだけ小
さいことが好ましい。この理由は、画面上で近い位置
に、時間的にも近い画像が再生されることが好ましいた
めである。この点で、上記実施例においては、(11×
2)mod i=1となる3,7,21倍速が好まし
い。
【0072】図13は、(11×2)mod i=1と
なるi=3倍速のときの再生画を示している。図13に
おいて、上部に記入したG1 〜G11は、図8(a),
(b)と同様に、11フレームを周期にフレーム内符号
化処理が施されるリフレッシュブロック番号を示してい
る。また、左列に示したGn(0)〜Gn(5)は、図8
(a),(b)と同様に、上下方向に6分割したリフレ
ッシュブロックを示している。また、枠内に示した数値
は、図10(b)における実線によるトレースにより再
生されるリフレッシュブロックを0,破線によるトレー
スにより再生されるリフレッシュブロックを1,点線に
よるトレースにより再生されるリフレッシュブロックを
2として示しており、0,1,2の時間的順番で再生さ
れることを示している。
【0073】図13をみれば明らかなように、枠内の数
値は0,1,2の順番で並んでおり、画面上の隣接する
部分では時間的に近いリフレッシュブロックを再生でき
ることを示している。すなわち、j=(c×f)mod
i=1またはi−j=1のときに、画面上の隣接する
部分で時間的に近いリフレッシュブロックを再生するこ
とができる。
【0074】画面上の隣接する部分で時間的に離れたリ
フレッシュブロックが配置された場合には、画像内容に
動きがあった場合など、画像内容を判別できなくなる可
能性が高くなるが、この問題は、j=(c×f)mod
i=1またはi−j=1となる再生速度を設定するこ
とにより解消される。
【0075】高速逆転再生の場合に関して説明する。V
TRの高速再生,高速逆転再生のヘッドトレースの関係
は、1倍速を対称として決定される。これは、記録時に
は、1倍速で記録しているためである。すなわち、高速
再生速度i,高速逆転再生速度kに対しk=2−i(k
≦0の整数)とすれば対応関係がある。具体的には、i
=3倍速とk=−1倍速とが対応する。そこで、リフレ
ッシュ周期f,1フレーム当たりのヘッドスキャン数c
に対して、f×cとiとが互いに素の関係があるiに対
して、k=2−iの高速逆転再生が可能となる。
【0076】ここで、上記実施例を適用しない場合の問
題点について、図14〜図17を用いて説明する。この
例は、対向したヘッド数p=1のときにd×c×f個の
記録媒体領域にa個の画像領域とを一意に対応付けて、
再生速度を互いに素とならない速度に設定した場合を示
している。図15に示すように、トラックT2n,T2n+1
にGn(0),Gn(1),Gn(2),Gn(3)の順に信号を記録
し、トラックT2(n+1),T2(n+1)+1にも同様にGn(0),
Gn(1),Gn(2),Gn(3)の順番で記録したとする。2倍
速再生時には、X2n,X2n+1のヘッドトレースとなる。
ここで、X2nのヘッドトレースでGn(0),Gn(3)、X2n
+1のヘッドトレースでGn+1(0),Gn+1(3)しか再生する
ことができない。この場合、図16(a)〜(h)及び
図17(a)〜(c)に示す11フレームのリフレッシ
ュの蓄積により、得られるリフレッシュブロックは図1
7(d)に示すようになり、画面上再生できない部分が
発生することになる。
【0077】次に、この発明の請求項3,4,5に係る
第2の実施例について説明する。この第2の実施例にお
いては、1フレームの平均発生符号を2本のトラックに
記録する場合を述べる。現在民生用アナログVTRは、
1フィールドの映像信号を1トラックに記録しているた
め、1フレームの映像信号は、2本のトラックに記録し
ている。そこで、この第2の実施例では、従来の民生用
アナログVTRのトランスポートを用いて記録する場合
に相当する。
【0078】図18(a),(b)は、入力映像信号の
フレーム5,6の信号を示しており、同図内G5 ,G6
は、リフレッシュブロックを示している。また、左に記
入したG5(0),G5(1),G5(2),G5(3)は、リフレッシ
ュブロックの画面上の上下方向位置を示している。図1
8(a)において、G5(0),G5(1),G5(2),G5(3)の
全てを合計するとリフレッシュブロックG5 になる。一
般的に、Gn(m)は、n番目のフレームのリフレッシュブ
ロックのうち、上下方向で上からm番目のリフレッシュ
ブロックをさすものとする。
【0079】また、これらの信号の記録方法を図19に
示している。同図において、トラックT10,T11には、
リフレッシュブロックG5(0),G5(1),G5(2),G5(3)
が順次記録される。また、トラックT12,T13には、リ
フレッシュブロックG6(0),G6(1),G6(2),G6(3)が
順次記録される。これにより、トラックT10にはG5
(0),G5(1)、T11にはG5(2),G5(3)、T12にはG6
(2),G6(3)、T13にはG6(0),G6(1)がそれぞれ記録
される。
【0080】倍速再生時には、ヘッドトレースがX10,
X11のようになるため、G5(0),G5(3),G6(2),G6
(1)が再生される。一般的には、フレーム番号Fn のリ
フレッシュブロックGn を磁気テープ26上のトラック
T2n及びT2n+1に記録する際に、トラックT2nにGn
(0),Gn(1)、T2n+1にGn(2),Gn(3)、トラックT2(n
+1)にGn+1(2),Gn+1(3)、T2(n+1)+1にGn+1(0),Gn
+1(1)のように記録する。すなわち、1フレームのリフ
レッシュブロック符号を2つのトラックに記録する際に
画面上の位置とトラックとの関係を1フレーム毎に入れ
替える。このような処理を行なうだけで、図20(a)
〜(h)及び図21(a)〜(c)に示す11フレーム
のリフレッシュの蓄積により、得られるリフレッシュブ
ロックは、図21(d)に示すように全画面再生するこ
とができる。
【0081】前述したトラックの記録信号の入れ替え
は、1画面の形成領域数をa,リフレッシュ周期をf,
1フレームを記録する際のヘッドスキャン数をc,1ト
ラックの分割数をd,対向したヘッド数p=1としたと
きに、a個の画像領域とd×c×f個の記録媒体領域と
の対応付けをq=2種類有している場合に相当する。こ
のq=2種類の対応付けをfフレーム毎に交互に用いる
ことにより、fフレーム期間で1画面のリフレッシュが
行なわれる。
【0082】図22(a),(b)及び図23(a),
(b)を用いて画像領域と記録媒体領域との対応付けに
関して説明する。これらは図10(a),(b)と同様
の図である。図22(a)及び図23(a)は、各トラ
ックのセクタS0 〜S3 と画面上の位置Gn( )を示す図
である。1フレーム当たりの平均発生符号量を2トラッ
クに記録し、2倍速を考慮するためセクタはS0 ,S1
,S2 ,S3 の4つを設定している。このセクタS0
〜S3 は、図19と対応している。また、枠内に示した
Gn( )は、画面上の領域と対応している。
【0083】11フレーム周期でリフレッシュが行なわ
れるためこれをG1 〜G11で示し、1フレーム当たり4
つのセクタに記録するためこれを4個の画像領域Gn(0)
〜Gn(3)で示す。そこで、G1(0)〜G11(3) で、2×2
×11=44個の画像領域が存在する。なお、Gn( )の
( )内の数字を、図22(b)及び図23(b)の枠
内に示している。図22(b)及び図23(b)の上部
に示したT1 〜T11は記録時のトラック番号であり、G
1 〜G11は11フレーム周期のリフレッシュ番号を示し
ている。また、枠内に示した斜めの点線X1 〜X22は、
2倍速時のヘッドトレースを示している。
【0084】リフレッシュ周期fと1フレーム当たりの
記録トラック数cとは、f×c=11×2となってお
り、2倍速の再生を行なうと11×2と高速再生速度2
とは、互いに素の関係にないため、ヘッドトレースは同
一部分をトレースすることになる。すなわち、図22
(b)のヘッドトレースを終了した後は、図23(b)
のヘッドトレースになり、同一部分をトレースすること
になる。そこで、図22(b)と図23(b)とに示し
たように、画面上の領域と記録媒体上の領域との対応付
けをq=2種類行なえば、22回のヘッドトレースで1
画面の全領域のリフレッシュが行なわれる。
【0085】さらに、高速再生を行なう場合には、次の
ように行なう。例えばi=2×(2m−1)倍速(mは
正の整数)を実現するためには、2倍速時と同様に、画
面上の位置とトラックとの関係を入れ替えればよい。こ
の際、1フレームの平均符号を2トラックに記録してい
るため、1フレーム当たり2×i=2×2×(2m−
1)個のセクタを作成し、1トラックの分割数dをd=
2×(2m−1)=iのように設定する。
【0086】このとき、フレームFn のリフレッシュブ
ロックGn を、 トラックT2nにGn(0),……,Gn(i-1) トラックT2n+1にGn(i),……,Gn(2i-1) トラックT2(n+1)にGn+1(i),……,Gn+1(2i-1) トラックT2(n+1)+1にGn+1(0),……,Gn(i-1) のように記録する。
【0087】6倍速の場合(m=2,i=6の場合)を
具体的に説明する。また、1フレームのセクタ数はc×
i=2×6=12で構成する。図24(a),(b)に
フレーム番号Fn+2 ,Fn+3 の場合のリフレッシュブロ
ックGn+2 ,Gn+3 を示す。斜線の入った部分がリフレ
ッシュブロックである。また、上下方向にそれぞれ12
の領域に分割し、その領域に入るリフレッシュブロック
をGn+2(0)〜Gn+2(11) ,Gn+3(0)〜Gn+3(11) で示
す。Gn+2(0)とGn+3(0)とは、画面上の上下方向の位置
は同一位置となっている。しかし、リフレッシュブロッ
クの水平方向の位置は、Gn+2(0)とGn+3(0)とで異なっ
ている。
【0088】12個のセクタを2本のトラックに図25
に示すように記録する。ここで、2本のトラックの上に
示したGn 〜Gn+6 は、フレーム番号Fn 〜Fn+6 のリ
フレッシュブロックを示しており、トラックT2n〜T2
(n+6)+1のトラックの内部に示した( )の数字は、Gn
〜Gn+6 の画面位置Gn(0)〜Gn(11) ,……,Gn+6
(0)〜Gn+6(11) を示している。
【0089】図25のようにリフレッシュブロックを配
置し6倍速再生を行なった場合には、X2n,X2n+1のヘ
ッドトレースになる。このとき、再生可能なリフレッシ
ュブロックは、Gn(0),Gn(7),Gn+1(8),Gn+1(3),
Gn+2(4),Gn+2(11) ,Gn+3(6),Gn+3(1),Gn+4
(2),Gn+4(9),Gn+5(10) ,Gn+5(5)が再生される。
ヘッドトレースと再生画面上の位置との関係を図26
(a),(b)及び図27(a),(b)に示してい
る。図の見方は、図22及び図23と同様である。
【0090】1フレーム当たり2トラック記録で6倍速
再生であるため、2×6=12のセクタを設定する。X
1 〜X22が6倍速再生時のヘッドトレースであり、図2
6(b)のX1 から始まり、図27(b)のX22で1サ
イクルが終了する。画面領域と記録媒体領域とに、図2
6(b)及び図27(b)に示すq=2種類の対応付け
を行なうことにより、22回のヘッドトレースで1画面
の全領域のリフレッシュが行なわれる。
【0091】高速再生において、高速再生速度に2
S (Sは2以上の整数)を実現するためには、第2の実
施例で示した画面上の位置とトラックとの関係を入れ替
え、さらに1トラック内でも符号の入れ替えを行なう。
4倍速再生の場合について説明する。この例を、図28
〜図33を用いて説明する。図30〜図33の見方は、
図22及び図23と同様である。1フレーム当たり2ト
ラック記録で4倍速再生であるため、2×4=8のセク
タS0 〜S7 を設定し、画面領域も上下方向に8分割し
Gn(0)〜Gn(7)を設定する。
【0092】X1 〜X22が4倍速再生時のヘッドトレー
スであり、図30(b)のX1 から始まり図33(b)
のX22で1サイクルが終了し、1画面の全領域のリフレ
ッシュが行なわれる。この場合、画面領域と記憶媒体の
領域とは、図30(b),図31(b),図32
(b),図33(b)のq=4種類の対応付けが行なわ
れることにより、22回のヘッドトレースで1画面の全
領域におけるリフレッシュが行なわれる。
【0093】なお、この発明は上記各実施例に限定され
るものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施することができる。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
高速再生時に良好な再生画像を容易に得ることができる
極めて良好な記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る記録再生装置の一実施例を示す
ブロック構成図。
【図2】同実施例の動作を説明するために示すタイミン
グ図。
【図3】同実施例におけるフレーム番号F5 ,F6 のリ
フレッシュブロックと非リフレッシュブロックとの関係
を示す図。
【図4】同実施例におけるトラックパターンを示す図。
【図5】同実施例における2倍速再生時のヘッドトレー
ス軌跡を示す図。
【図6】同実施例におけるフレーム1〜8までの再生可
能なリフレッシュブロックを示す図。
【図7】同実施例におけるフレーム9〜11までの再生
可能なリフレッシュブロック及び11フレーム蓄積した
リフレッシュブロックを示す図。
【図8】同実施例におけるフレーム番号Fn+2 ,Fn+3
のリフレッシュブロックと非リフレッシュブロックとの
関係を示す図。
【図9】同実施例における3倍速再生時のヘッドトレー
ス軌跡を示す図。
【図10】同実施例における3倍速再生時のヘッドトレ
ース軌跡とリフレッシュブロックとの関係を簡略化して
示す図。
【図11】同実施例における4倍速再生時のヘッドトレ
ース軌跡とリフレッシュブロックとの関係を簡略化して
示す図。
【図12】同実施例における高速再生が可能な再生速度
の例を示す図。
【図13】同実施例において(11×2)mod i=
1となる3倍速再生時の再生画を示す図。
【図14】同実施例を適用しない場合におけるフレーム
番号F5 ,F6 のリフレッシュブロックと非リフレッシ
ュブロックとの関係を示す図。
【図15】同実施例を適用しない場合における2倍速再
生時のヘッドトレース軌跡を示す図。
【図16】同実施例を適用しない場合におけるフレーム
1〜8までの再生可能なリフレッシュブロックを示す
図。
【図17】同実施例を適用しない場合におけるフレーム
9〜11までの再生可能なリフレッシュブロック及び1
1フレーム蓄積したリフレッシュブロックを示す図。
【図18】この発明の第2の実施例におけるフレーム番
号F5 ,F6 のリフレッシュブロックと非リフレッシュ
ブロックとの関係を示す図。
【図19】同第2の実施例における2倍速再生時のヘッ
ドトレース軌跡を示す図。
【図20】同第2の実施例におけるフレーム1〜8まで
の再生可能なリフレッシュブロックを示す図。
【図21】同第2の実施例におけるフレーム9〜11ま
での再生可能なリフレッシュブロック及び11フレーム
蓄積したリフレッシュブロックを示す図。
【図22】同第2の実施例における2倍速再生時のヘッ
ドトレース軌跡とリフレッシュブロックとの関係を簡略
化して示す図。
【図23】同第2の実施例における2倍速再生時のヘッ
ドトレース軌跡とリフレッシュブロックとの関係を簡略
化して示す図。
【図24】同第2の実施例におけるフレーム番号Fn+2
,Fn+3 のリフレッシュブロックと非リフレッシュブ
ロックとの関係を示す図。
【図25】同第2の実施例における6倍速再生時のヘッ
ドトレース軌跡を示す図。
【図26】同第2の実施例における6倍速再生時のヘッ
ドトレース軌跡とリフレッシュブロックとの関係を簡略
化して示す図。
【図27】同第2の実施例における6倍速再生時のヘッ
ドトレース軌跡とリフレッシュブロックとの関係を簡略
化して示す図。
【図28】同第2の実施例におけるフレーム番号Fn ,
Fn+1 のリフレッシュブロックと非リフレッシュブロッ
クとの関係を示す図。
【図29】同第2の実施例における4倍速再生時のヘッ
ドトレース軌跡を示す図。
【図30】同第2の実施例における4倍速再生時のヘッ
ドトレース軌跡とリフレッシュブロックとの関係を簡略
化して示す図。
【図31】同第2の実施例における4倍速再生時のヘッ
ドトレース軌跡とリフレッシュブロックとの関係を簡略
化して示す図。
【図32】同第2の実施例における4倍速再生時のヘッ
ドトレース軌跡とリフレッシュブロックとの関係を簡略
化して示す図。
【図33】同第2の実施例における4倍速再生時のヘッ
ドトレース軌跡とリフレッシュブロックとの関係を簡略
化して示す図。
【図34】従来の帯域圧縮システムを示すブロック構成
図。
【図35】同従来システムから送出される信号のフォー
マットを示す図。
【図36】同従来システムにおける通常再生時にフレー
ム1〜8までの再生可能なリフレッシュブロックを示す
図。
【図37】同従来システムにおける通常再生時にフレー
ム9〜11までの再生可能なリフレッシュブロック及び
11フレーム蓄積したリフレッシュブロックを示す図。
【図38】同従来システムにおけるトラックパターンを
示す図。
【図39】同従来システムにおける2倍速再生時のヘッ
ドトレース軌跡を示す図。
【図40】同従来システムにおける2倍速再生時にフレ
ーム1〜8までの再生可能なリフレッシュブロックを示
す図。
【図41】同従来システムにおける2倍速再生時にフレ
ーム9〜11までの再生可能なリフレッシュブロック及
び11フレーム蓄積したリフレッシュブロックを示す
図。
【符号の説明】
11…入力端子、12…減算回路、13…動き評価回
路、14…DCT回路、15…量子化回路、16…可変
長符号化回路、17…FIFO回路、18…出力端子、
19…逆量子化回路、20…逆DCT回路、21…加算
回路、22…フレーム遅延回路、23…動き補償回路、
24,25…スイッチ、26…磁気テープ、27…入力
端子、28…SYNC信号検出回路、29…トラック形
成信号発生回路、30…回転ドラム、31…トラック形
成制御回路、32,33…入力端子、34,35…デシ
メータ、36…入力端子、37…マルチプレクサ、38
…トラック、39…符号入れ替え回路、40…リフレッ
シュブロック制御回路、41…インデックス挿入回路、
42…インデックス発生回路、43…マルチプレクサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 5/782 - 5/783 H04N 7/24 - 7/68 G11B 20/10 - 20/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画面の映像信号にa個(aは正の整
    数)の画像領域を形成し、この映像信号に対して、フレ
    ーム内の情報を用いてフレーム内符号化処理を施したフ
    レーム内処理信号と、フレーム間の差分情報を用いてフ
    レーム間符号化処理を施したフレーム間処理信号とを作
    成し、前記フレーム内符号化処理の後は前記フレーム間
    符号化処理を施し、この信号処理方式を入力映像信号の
    動き評価に応じて適応的に繰り返す帯域圧縮手段と、 fフレーム(fはf≧2の整数)を周期とし1フレーム
    毎に前記a個の領域のうちb個づつの画像領域の信号に
    周期的に前記フレーム内符号化処理を施すフレーム内符
    号化処理手段とを備え、 このフレーム内符号化処理手段でフレーム内符号化処理
    されたb個の符号をc回(cは正の整数)のヘッドスキ
    ャンでc×p本(pは正の整数)のトラックに記録し再
    生する記録再生装置において、 i倍速(i≧2の正の整数)の高速再生を行なう際に、
    f×cとiとが互いに素の関係にある再生速度を選択
    し、k倍速(kはk≦0の整数)の高速逆転再生を行な
    う際に、前記iに対しk=2−iの高速逆転再生速度を
    選択することを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 j=(f×c)mod iとしたとき
    に、j=1またはi−j=1となる再生速度を選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 映像信号に対して、フレーム内の情報を
    用いてフレーム内符号化処理を施したフレーム内処理信
    号と、フレーム間の差分情報を用いてフレーム間符号化
    処理を施したフレーム間処理信号とを作成し、前記フレ
    ーム内符号化処理の後は前記フレーム間符号化処理を施
    す信号処理方式を、入力映像信号の動き評価に応じて適
    応的に繰り返す帯域圧縮手段を備え、この帯域圧縮手段
    の出力を記録媒体に記録し再生する記録再生装置におい
    て、 1画面の画像領域内に、a個(aは正の整数)の画像領
    域で前記1画面の画像領域を網羅する前記a個の画像領
    域を形成し、fフレーム(f≧2の整数)を周期に、前
    記a個の画像領域に前記フレーム内符号化処理を施すフ
    レーム内符号化処理手段と、 前記記録媒体上の1トラックを略等分にd分割(dは正
    の整数)し、1フレームc回のヘッドスキャン(cは正
    の整数)でc×p本(pは正の整数)のトラックを用
    い、fフレーム当たりd×c×p×f個の記録媒体用領
    域を形成する手段と、 前記a個のフレーム内符号化処理を施す画像領域と前記
    d×c×p×f個の記録媒体用領域をq種類(q≧2)
    に対応付けて記録する記録手段とを具備し、 高速再生速度i(iは正の整数)と前記c×fとが互い
    に素でない再生速度に設定し、k倍速(kはk≦0の整
    数)の高速逆転再生を行なう際に、前記高速再生速度i
    と前記c×fとが互いに素でないiを設定し、k=2−
    iの高速逆転再生を設定することを特徴とする記録再生
    装置。
  4. 【請求項4】 トラック数c=2の場合トラックT2nと
    T2n+1(nは整数)を形成し、前記周期的にフレーム内
    符号化処理した符号を、画面の領域で2分割し、該2分
    割した符号をGn(0,1),Gn(2,3)としたときに、T2nに
    Gn(0,1)を記録し、T2n+1にGn(2,3)を記録し、T2n+2
    にGn+1(2,3)を記録し、T2n+3にGn+1(0,1)を記録する
    ことを特徴とする請求項3記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記周期的にフレーム内符号化処理した
    符号を、画面の領域で2×g分割し、該2×g分割した
    符号のうちGn(0)〜Gn(g-1)のg個の符号をトラックT
    2nに記録し、Gn(g)〜Gn(2g-1) をトラックT2n+1に記
    録し、トラックT2n+2にはGn(g)〜Gn(2g-1) を記録
    し、トラックT2n+3にはGn(0)〜Gn(g-1)を記録させ、
    Gn(2h-1) とGn(2h) との符号(hは0≦h≦gの整
    数)を入れ替えることを特徴とする請求項3記載の記録
    再生装置。
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