JP3531319B2 - ブラシレスモーターの駆動装置 - Google Patents
ブラシレスモーターの駆動装置Info
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Description
ーに係り、特に電気子巻線に誘起される誘導電圧によっ
て磁石回転子と電気子巻線との相対位置を検出し、回転
子磁極位置検出器を省略したものにおいて、安定した起
動を行うためのブラシレスモーターの駆動装置に関する
ものである。
動装置では、起動時には電気子巻線の特定相に通電し磁
石回転子の位置決めを行い、そこから電気子巻線に回転
磁界が発生するような特定な信号を与えて回転子を強制
回転させる制御を行っていた。
ようなブラシレスモーターを空気調和機の室外機ファン
の駆動に用いる場合、屋外に設置されるため常時自然環
境にさらされることになり、外乱(外風)によってファ
ンが回転させられ、この状態で所望の起動を行おうとし
た際、磁石回転子の位置決めが不完全となり、脱調によ
る起動不良が発生する可能性があるという課題を有して
いた。
で、外乱による影響を受けることなく安定した起動を可
能とすることを目的とするものである。
に本発明は、ブラシレスモーター起動時にブラシレスモ
ーターの前記電気子巻線が全て短絡した状態を経てから
前記電気子巻線の特定相に通電し磁石回転子の位置決め
を行ってから磁石回転子の回転を開始するよう半導体ス
イッチング素子群を制御する制御部を具備し、前記制御
部が前記半導体スイッチング素子群を制御することによ
り前記ブラシレスモーターの前記電気子巻線が全て短絡
した状態を一定時間形成し自己誘導により前記ブラシレ
スモーターを制動させるものである。
電圧レベル検出装置と、ブラシレスモーター起動時に前
記ブラシレスモーター誘起電圧レベル検出装置の出力を
判定し検出値が設定値以上である場合にのみブラシレス
モーターの前記電気子巻線が全て短絡した状態を経てか
ら起動動作を開始する制御部を設けたものである。
時には常にブラシレスモーターの前記電気子巻線を全て
短絡した状態とする制御部を設けたものである。
電圧レベル検出装置と、ブラシレスモーター停止時に常
に前記ブラシレスモーター誘起電圧レベル検出装置の出
力の判定をし検出値が設定値以上となった場合にはブラ
シレスモーターの前記電気子巻線が全て短絡した状態と
する制御部を設けたものである。
により、起動時の磁石回転子の位置決め動作の前に外乱
によるファンの回転をブラシレスモーター電気子巻線の
自己誘電により制動することができ、磁石回転子の位置
決め動作が容易になることにより、外乱による影響を受
けることなく安定した起動が可能となる。
シレスモーターの制動にかける時間を削減して短時間で
ブラシレスモーターを起動することができる。
令が出てからブラシレスモーターの制動にかける時間を
削減して、常に短時間でブラシレスモーターを起動する
ことができる。
にスイッチング素子群を駆動するという電力の無駄を極
力少なくしつつ常に短時間でブラシレスモーターを起動
することができる。
明する。
実施例の回路構成図、図2は本発明の請求項2および請
求項4の実施例の回路構成図である。
る。マイクロコンピューター1を用いた制御部2によっ
てブラシレスモーター駆動装置が構成されており、制御
部2からのデューティー信号によってQ00が駆動され、
これによってアナログ電圧値がスイッチングコントロー
ル部3aに伝達されスイッチング電源3の出力電圧が制
御される。これを電源として半導体スイッチング素子群
4を制御してプロペラファン6が接続されたブラシレス
モーター5を駆動する。上記構成において制御部2はブ
ラシレスモーター起動時に半導体スイッチング素子群4
の各素子4u、4v、4wをOFF、4x、4y、4z
をON(もしくは、4u、4v、4wをON、4x、4
y、4zをOFF)してブラシレスモーターの電気子巻
線5u、5v、5wが全て短絡した状態を一定時間形成
しブラシレスモーターの制動を行ってから電気子巻線の
特定相に通電し磁石回転子の位置決めを行い、磁石回転
子の回転を開始するよう半導体スイッチング素子群を制
御する。これにより、磁石回転子の位置決め動作が容易
となり、外乱の影響を受けることなく安定した起動を実
現することができる。
る。制御部2はブラシレスモーター起動時にブラシレス
モーター誘起電圧レベル検出装置7の出力を判定し、検
出値があらかじめ定められた設定値以上である場合にの
み半導体スイッチング素子群4の各素子4u、4v、4
wをOFF、4x、4y、4zをON(もしくは、4
u、4v、4wをON、4x、4y、4zをOFF)し
てブラシレスモーターの電気子巻線5u、5v、5wが
全て短絡した状態を一定時間構成しブラシレスモーター
の制動を行ってから電気子巻線の特定相に通電し、磁石
回転子の位置決めを行ってから磁石回転子の回転を開始
するよう半導体スイッチング素子群を制御する。検出値
が定められた設定値より小さい場合には、即座に磁石回
転子の位置決め動作を行い、磁石回転子の回転を開始す
る。これにより、外乱が小さい場合にはブラシレスモー
ターの制動にかける時間を削減して短時間でブラシレス
モーターを起動することができる。
る。制御部2はブラシレスモーター停止時には常に半導
体スイッチング素子群4の各素子4u、4v、4wをO
FF、4x、4y、4zをON(もしくは、4u、4
v、4wをON、4x、4y、4zをOFF)してブラ
シレスモーターの電気子巻線5u、5v、5wが全て短
絡した状態とする。ブラシレスモーター起動指令時には
即座に電気子巻線の特定相に通電し磁石回転子の位置決
めを行い、磁石回転子の回転を開始するよう半導体スイ
ッチング素子群を制御する。これにより、ブラシレスモ
ーター起動指令が出てからブラシレスモーターの制動に
かける時間を削減して、常に短時間でブラシレスモータ
ーを起動することができる。
る。制御部2はブラシレスモーター停止時にブラシレス
モーター誘起電圧レベル検出装置7の出力の判定を常に
行い、検出値があらかじめ定められた設定値以上となっ
た場合には、半導体スイッチング素子群4の各素子4
u、4v、4wをOFF、4x、4y、4zをON(も
しくは、4u、4v、4wをON、4x、4y、4zを
OFF)してモーターの電気子巻線5u、5v、5wが
全て短絡した状態とする。モーター起動指令時には即座
に電気子巻線の特定相に通電し磁石回転子の位置決めを
行い、回転を開始するよう半導体スイッチング素子群を
制御する。これにより、ブラシレスモーター停止時にス
イッチング素子群を駆動するという電力の無駄を極力少
なくすることができる。
(外風)が強くファンが逆回転をして磁石回転子の位置
決め動作が困難で通常ならば起動不良を起こすような条
件下でも、ブラシレスモーターの電気子巻線が全て短絡
した状態を一定時間形成し自己誘導によりブラシレスモ
ーターを制動させ、それから電気子巻線の特定相に通電
し磁石回転子の位置決めを行い、回転を開始することに
より、磁石回転子の位置決め動作が容易となり、外乱の
影響を受けることなく安定した起動を実現することがで
きる。
ラシレスモーター誘起電圧レベル検出装置の検出値が設
定値以上である場合にのみブラシレスモーターの制動を
行い、それから磁石回転子の位置決めを行い、磁石回転
子の回転を開始することにより、外乱が小さい場合には
起動準備時間を削減して短時間でブラシレスモーターを
起動することができる。
モーター停止時には常にブラシレスモーターを制動状態
として、ブラシレスモーター起動指令時には即座に磁石
回転子の位置決めを行い、磁石回転子の回転を開始する
ことにより、常に時間のロスのない安定したブラシレス
モーターの起動を実現することができる。
モーター停止時にブラシレスモーターを制動状態とする
のにブラシレスモーター誘起電圧レベル検出装置の検出
値を判定して入れることにより、ブラシレスモーター停
止時にスイッチング素子群を駆動するという電力の無駄
を少なくしつつ、常に時間のロスのない安定したブラシ
レスモーターの起動を実現することができる。
ける回路構成図
ける回路構成図
Claims (4)
- 【請求項1】磁石回転子を有するブラシレスモーターの
電気子巻線に誘起される電圧信号を検出し、この電圧信
号を変換して得られる信号により前記ブラシレスモータ
ーの転流信号を生成することで回転子磁極位置検出器を
省略したブラシレスモーター駆動装置において、ブラシ
レスモーター起動時にブラシレスモーターの前記電気子
巻線が全て短絡した状態を経てから前記電気子巻線の特
定相に通電し、磁石回転子の位置決めを行ってから磁石
回転子の回転を開始するよう半導体スイッチング素子群
を制御する制御部を具備し、前記制御部が前記半導体ス
イッチング素子群を制御することにより前記ブラシレス
モーターの前記電気子巻線が全て短絡した状態を一定時
間形成し自己誘導により前記ブラシレスモーターを制動
させることを特徴とするブラシレスモーターの駆動装
置。 - 【請求項2】ブラシレスモーター誘起電圧レベル検出装
置と、ブラシレスモーター起動時に前記ブラシレスモー
ター誘起電圧レベル検出装置の出力を判定し検出値が設
定値以上である場合にのみブラシレスモーターの前記電
気子巻線が全て短絡した状態を経てから起動動作を開始
する制御部を具備する請求項1記載のブラシレスモータ
ーの駆動装置。 - 【請求項3】ブラシレスモーター停止時には常にブラシ
レスモーターの前記電気子巻線を全て短絡した状態とす
る制御部を具備する請求項1記載のブラシレスモーター
の駆動装置。 - 【請求項4】ブラシレスモーター誘起電圧レベル検出装
置と、ブラシレスモーター停止時に常に前記ブラシレス
モーター誘起電圧レベル検出装置の出力の判定をし検出
値が設定値以上となった場合にはブラシレスモーターの
前記電気子巻線が全て短絡した状態とする制御部を具備
する請求項1記載のブラシレスモーターの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29101095A JP3531319B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | ブラシレスモーターの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29101095A JP3531319B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | ブラシレスモーターの駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09140184A JPH09140184A (ja) | 1997-05-27 |
JP3531319B2 true JP3531319B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=17763296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29101095A Expired - Lifetime JP3531319B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | ブラシレスモーターの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3531319B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
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JP5256837B2 (ja) * | 2007-11-06 | 2013-08-07 | パナソニック株式会社 | インバータ装置 |
JP2008067600A (ja) * | 2007-11-22 | 2008-03-21 | Mitsubishi Electric Corp | 電動機の駆動装置、送風装置、冷凍空調装置、電動機の駆動方法 |
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-
1995
- 1995-11-09 JP JP29101095A patent/JP3531319B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09140184A (ja) | 1997-05-27 |
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