JP3530273B2 - 液体塗布容器 - Google Patents

液体塗布容器

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JP3530273B2 JP13850895A JP13850895A JP3530273B2 JP 3530273 B2 JP3530273 B2 JP 3530273B2 JP 13850895 A JP13850895 A JP 13850895A JP 13850895 A JP13850895 A JP 13850895A JP 3530273 B2 JP3530273 B2 JP 3530273B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体塗布容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】筒体の上下両端から大外径筒体を延長す
るとともに、上記筒体の中央部外面に破断可能な肉薄破
断線を周設して主筒となし、上記肉薄破断線よりも上方
の筒体内面に、上記主筒内を上下に区画する仕切り板を
横設した容器本体と、上記主筒下端に溶着されて、主筒
の下端開口面を密封する底蓋と、該底蓋の上面に載置し
たスプリングで上方へ付勢した状態で上記仕切り板下方
の主筒内へ収納された、外用薬液を吸収する保水性塗布
体とからなり、上記肉薄破断線で主筒を二分することに
より、上記保水性塗布体の上端部を容器本体外へ露出さ
せ、また主筒上半部を倒立させてキャップとして使用で
きるよう設けた携帯用の液体塗布容器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の液体塗布容器では、保水性塗布体を容器本体外
へ露出させるときに、大外径筒体を把握して肉薄破断線
から主筒を二分するため、容器本体の全長が長くなると
いう問題があった。また上記液体塗布容器はバック等に
収納して携帯したときに、バックの外側から押されて容
器本体に力が加わると肉薄破断線から主筒が折れ、露出
した保水性塗布体からバック内の他物に塗布用液体が付
着するという欠点もあった。
【0004】請求項1記載の発明は上記事情に鑑みなさ
れたもので、下端面を開口した有頂の主筒下端部内へ、
保水性塗布体を載置した上面閉塞の摺動筒を気密かつ強
制摺動可能に嵌入し、また上記主筒頂壁に周設した肉薄
破断線が囲む頂壁部分にはプルリングを付設するととも
に、主筒の上端外縁には上記プルリングを覆って主筒上
端へ開放可能に係合させたキャップを付設して、上記プ
ルリング引上げで主筒頂壁の一部を開口し、かつ上記摺
動筒を押し上げることで主筒の上外方へ上記保水性塗布
体を押し出すように設けて、主筒の全長を短くコンパク
トにしてその携帯が便利に、かつ不用意に開封しないよ
うした。
【0005】請求項2記載の発明では、上記頂壁の上面
は外周部を低く、かつ残余部を隆起部とし、該隆起部外
周壁面へ、上記キャップの周壁下端部内面を嵌合させる
ことで、容器本体頂部に対するキャップの嵌合を確実か
つ容易とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の手段として、下端
面開口の主筒3の上端面を頂壁6で閉塞するとともに、
該頂壁中央部に周設した肉薄破断線7が囲む頂壁部分8
へ起立片10を介してプルリング11を付設し、更に上記頂
壁6の上端外縁にヒンジ12を介して付設したキャップ13
の周壁14下端面を、該キャップ内にプルリング11を位置
させて上記頂壁6の外周部上面に開放可能に係合させた
容器本体2と、上記主筒3の下部内面に固着させた、上
端部内面に第1係合突条23を有する上下両端面開口の補
助筒21と、該補助筒の上端面へ外周部下面を係合させ、
かつ主筒3内へ気密に嵌合させた上板28下面から、補助
筒21下部内まで筒部30を垂下して、該筒部の下端外面に
上記第1係合突条23と係合可能な第2係合突条31を付設
し、また上板28中央部から係止筒32を起立し、上記補助
筒21及び主筒3に対して強制摺動可能に設けた摺動筒27
と、上記係止筒32内へ下端部を抜出し不能に嵌着させて
主筒3内で起立する、上記頂壁部分8よりも小外径の保
水性塗布体34とからなり、上記第1係合突条23下面から
容器本体2の頂壁6の下面までよりも、第2係合突条31
上面から保水性塗布体34上面までの距離を大とした。
【0007】上記第1の手段を有するとともに、上記頂
壁6の上面は外周部4を低く、かつ残余部を隆起部5と
し、該隆起部外周壁面へ、上記キャップ13の周壁14下端
部内面を嵌合させている。
【0008】
【作用】図1が示す未使用状態では、保水性塗布体34
は、その下端部を係止筒32内へ抜出し不能に嵌着してい
るから、携帯時に液体塗布容器1が横向きになったり、
また液体塗布容器1に衝撃が加えられたりしても、主筒
3内で常に起立した状態に保たれる。該状態からキャッ
プ13を開放し、図2が示すように露出したプルリング11
を毟ると、肉薄破断線7が囲む頂壁中央部が開口する。
この後、図3のように、摺動筒27を押し上げることで保
水性塗布体34の上端部は主筒3上外方へ突出して、塗布
用液体の塗布可能となる。塗布後、キャップ13を隆起部
5に嵌合する。
【0009】
【実施例】本発明の液体塗布容器1は、容器本体,補助
筒,摺動筒,及び保水性塗布体とからなり、該保水性塗
布体を除く、上記各部材をそれぞれ合成樹脂材で一体に
成形している。
【0010】容器本体2は図1が示すように、下端面開
口の主筒3の上端面を頂壁6で閉塞するとともに、該頂
壁中央部に周設した肉薄破断線7が囲む頂壁部分8の側
部へ起立片10を介してプルリング11を付設し、更に上記
頂壁6の上端外縁に肉薄のヒンジ12を介して付設したキ
ャップ13の周壁14下端部を、該キャップ内にプルリング
11を位置させて上記頂壁6の外周部上面へ係合させて形
成している。
【0011】なお、図示例では上記キャップ13が開放し
ないようにするために、上記頂壁6上面を、外周部4は
低く、かつ残余部は隆起部5としており、該隆起部外周
壁面へ、上記キャップ13の周壁14下端部内面を嵌合させ
ているが、例えば上記肉薄のヒンジ12をいわゆる3点ヒ
ンジとしてキャップ13が弾性反転により開閉するよう設
けてもよく、またキャップ閉塞時に係合する係合手段を
頂壁6とキャップ13とに設けてもよく、このようにする
ことで、上記隆起部5は不用とすることができる。
【0012】上記主筒3は、下端部外面に係止用の突条
15を周設し、また肉薄のヒンジ12に対向する上端外縁部
分には、キャップ13に指を引っかけ易くするための切欠
き部16を形成している。上記肉薄破断線7外側縁部の頂
壁6下面部分からは、後述する保水性塗布体の上端部を
遊嵌させる案内筒17を垂下している。上記切欠き部16上
方のキャップ13の外周縁部には、キャップ開放時に指を
かける指掛け部18を外方へ突設している。またキャップ
13の中央部下面には、キャップ嵌合時に、図3が示すよ
うに突出した保水性塗布体を、下端で押し下げる押下筒
20を垂下している。
【0013】補助筒21は、上記主筒3の下部内面に固着
した上下両端面開口の係合筒22と、該係合筒の上端部内
面に付設した第1係合突条23とからなる。なお、図示例
では、上記係合筒22の下端から外向きフランジ24を介し
て、主筒3の下部外面に嵌着する折返し筒25を起立し
て、該折返し筒の内面上端に突条26を周設し、該突条を
既述係止用の突条15の上面に係止することで、補助筒21
を主筒3に固着している。また既述第1係合突条23の内
周縁を後述する筒部の外面へ摺接させている。
【0014】摺動筒27は、図1が示すように、上記補助
筒21の上端面へ外周部下面を係合させ、かつ主筒3内へ
気密に嵌合させた上板28下面から、補助筒21下部内まで
筒部30を垂下して、該筒部の下端外面に既述第1係合突
条23と係合可能な第2係合突条31を付設し、また上板28
中央部から係止筒32を起立し、上記補助筒21及び主筒3
に対して強制摺動可能に形成している。なお、図示例で
は筒部30の内面に、摺動筒27を上動させるときに、指等
を押し当てる横断面十字形状の指当板33を付設してい
る。
【0015】保水性塗布体34は、その外径を既述頂壁6
中央部に周設した肉薄破断線7が囲む頂壁部分8よりも
小径とし、上記係止筒32内へ下端部を抜出し不能に嵌着
して主筒3内に起立させて、その上部を既述案内筒17内
へ遊嵌している。該保水性塗布体34は、フェルト,スポ
ンジ,不織布,及び焼結合成樹脂等で形成すればよい。
なお、これらフェルト,スポンジ,不織布,及び焼結合
成樹脂等には、予め外用薬液,毛染め液等の塗布用液体
を吸収させている。
【0016】図1の状態から既述プルリング11を毟って
頂壁部分8を除去して、頂壁6中央部を開口させた状態
で、摺動筒27を押し上げて第1,第2係合突条23,31を
互いに係合させたとき、保水性塗布体34の上端部を主筒
3の上外方へ突出可能に形成するために、既述第1係合
突条23下面から容器本体2の頂壁6の下面までよりも、
第2係合突条31の上面から保水性塗布体34上面までの距
離が大となるよう設けている。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の発明は既述構成とするも
ので、プルリング付き頂壁6で上端面を閉塞する、下端
面開口の主筒3下部内へ上面閉塞の摺動筒27を気密に嵌
入して、保水性塗布体34を主筒3内に密封させたから、
流通時の不法使用を確実に阻止できる。またキャップ13
を開放した後にプルリング11を毟り取って、主筒3の頂
壁6中央部を開口するようにしたから、不用意に開封す
ることがない。また摺動筒27を押上げて、頂壁6の開口
部分から保水性塗布体34を押出すようにしたから、液体
塗布容器1の長さを短くコンパクトにしてその携帯を便
利にでき、かつ押出し用のスプリングを組付けずに済む
ので、その組立作業を容易にすることができる。
【0018】更には摺動筒27を上限まで押上げたとき、
第1,第2係合突条23,31が互いに係合するから、保水
性塗布体34が主筒3の上外方へ突出する量を一定にでき
るので、塗布し易い液体塗布容器1を提供することがで
きる。また、容器本体2を一体成形品としたから、構成
部品数を少なくするとともに、組付工程も少なくして、
その製造コストを安価にすることができる。
【0019】請求項2記載の発明では、上記請求項1の
効果を有するとともに、上記頂壁6の上面は外周部4を
低く、かつ残余部を隆起部5とし、該隆起部外周壁面
へ、上記キャップ13の周壁14下端部内面を嵌合させてい
るから、容器本体頂部に対するキャップ13の嵌合を容易
かつ確実とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャップ嵌合時における液体塗布容器の縦断面
図である。
【図2】キャップ開放時における液体塗布容器の外観を
示す斜視図である。
【図3】保水性塗布体を露出させた液体塗布容器の縦断
面図である。
【符号の説明】
1 液体塗布容器 2 容器本体 3 主筒 7 肉薄破断線 11 プルリング 13 キャップ 21 補助筒 27 摺動筒 34 保水性塗布体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 47/42 B65D 47/36 B65D 83/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端面開口の主筒3の上端面を頂壁6で
    閉塞するとともに、該頂壁中央部に周設した肉薄破断線
    7が囲む頂壁部分8へ起立片10を介してプルリング11を
    付設し、更に上記頂壁6の上端外縁にヒンジ12を介して
    付設したキャップ13の周壁14下端面を、該キャップ内に
    プルリング11を位置させて上記頂壁6の外周部上面に開
    放可能に係合させた容器本体2と、上記主筒3の下部内
    面に固着させた、上端部内面に第1係合突条23を有する
    上下両端面開口の補助筒21と、該補助筒の上端面へ外周
    部下面を係合させ、かつ主筒3内へ気密に嵌合させた上
    板28下面から、補助筒21下部内まで筒部30を垂下して、
    該筒部の下端外面に上記第1係合突条23と係合可能な第
    2係合突条31を付設し、また上板28中央部から係止筒32
    を起立し、上記補助筒21及び主筒3に対して強制摺動可
    能に設けた摺動筒27と、上記係止筒32内へ下端部を抜出
    し不能に嵌着させて主筒3内で起立する、上記頂壁部分
    8よりも小外径の保水性塗布体34とからなり、上記第1
    係合突条23下面から容器本体2の頂壁6の下面までより
    も、第2係合突条31上面から保水性塗布体34上面までの
    距離を大としたことを特徴とする液体塗布容器。
  2. 【請求項2】 上記頂壁6の上面は外周部4を低く、か
    つ残余部を隆起部5とし、該隆起部外周壁面へ、上記キ
    ャップ13の周壁14下端部内面を嵌合させていることを特
    徴とする請求項1記載の液体塗布容器。
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