JP3529662B2 - 基盤クリーニング装置 - Google Patents

基盤クリーニング装置

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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/86Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers
    • G11B5/865Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers by contact "printing"

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  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク装
置やフロッピーディスク装置に用いられる磁気ディスク
媒体に、情報信号を磁気転写するためのマスターディス
クを洗浄するクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】代表的な磁気ディスク装置であるハード
ディスク装置においては、面記録密度が1Gbit/平
方インチを越えるものが商品化されている。また、数年
後には10Gbit/平方インチのものの実用化が予定
されるなど高記録密度に対する技術が急速に進歩してい
る。このような高記録密度を可能とした技術的背景に
は、線記録密度の向上もさることながら、わずか数μm
幅の狭いトラックに記録された信号を高いSN比で再生
できる磁気抵抗素子型磁気ヘッドの採用に依るところが
大きい。
【0003】磁気ヘッドがこのような幅の狭いトラック
を正確にトレースするためには、磁気ヘッドのトラッキ
ングサーボ技術が重要な役割を果たしている。このよう
なトラッキングサーボ技術の1例としては、トラックの
位置を示す位置情報信号があらかじめ記録されている磁
気ディスクを使用するものがある。、この磁気ディスク
のトラックには、一定の中心角の間隔でトラッキング用
のサーボ信号やアドレス情報信号、再生クロック信号等
の位置情報信号が記録されている。磁気ディスクドライ
ブ装置では、磁気ヘッドから一定の時間間隔で再生され
るこれらの位置情報信号により、トラックに対する磁気
ヘッドの位置を検出して修正し、磁気ヘッドが正確にト
ラック上を走行するように制御している。
【0004】前記のサーボ信号、アドレス情報信号、再
生クロック信号等の位置情報信号は、磁気ヘッドが正確
にトラック上を走行するための基準信号である。従っ
て、磁気ディスクへの位置情報信号の書き込み(以下、
フォーマティングという)には高い位置決め精度が必要
である。現在のハードディスク装置では、光干渉を利用
した高精度位置検出装置を組み込んだ専用のサーボ装置
(以下サーボライタという)を用いて記録磁気ヘッドを
正確に位置決めし、フォーマティングを行っている。
【0005】上記のサーボライタによるフォーマティン
グは以下に挙げる問題を有している。第1の問題とし
て、記録磁気ヘッドを各トラックに高精度で位置決めし
ながら多数のトラックに信号を書き込むには多くの時間
を要する。従って、フォーマティングの生産量を上げる
には多くのサーボライタを同時に稼働させなければなら
ない。第2の問題として、多くのサーボライタを稼働さ
せる場合、その導入、維持管理に多額のコストがかか
る。これらの問題はトラック密度が向上し磁気ディスク
のトラック数が多くなるほど重大になる。そこで、予め
全てのサーボ情報が書き込まれた磁気ディスク(以下マ
スターディスクという)を用意する。このマスターディ
スクとフォーマティングすべき磁気ディスク(以下スレ
ーブディスクという)とを重ね合わせ、外部から磁気転
写用の磁気エネルギーを与えて、マスターディスクの情
報をスレーブディスクに一括して磁気転写する方式が採
用されつつある。この磁気転写方式においては、マスタ
ーディスクとスレーブディスクとを隙間なく密着させる
ことが重要である。
【0006】前記磁気転写の従来技術として特開平10
−269566号公報に開示されたものがある。この従
来例のマスターディスクであるマスター情報担体21を
図9に示す。図9において、マスター情報担体21とな
るガラス基板25の表面には、位置情報信号に対応した
微細な凹凸形状部が形成され、多数の円弧状の凸部領域
22が設けられている。凸部領域22の表面にはコバル
ト等の強磁性材の薄膜が設けられている。凸部領域22
の配列はマスター情報担体21の有する情報に対応して
いる。隣り合う2個の凸部領域22の間の溝部28は凸
部領域22より凹んでいる。溝部28には、ガラス基板
25を貫通する多数の孔23が設けられている。このマ
スター情報担体21の磁化情報をスレーブディスクであ
る被転写磁気記録媒体(図示省略)に転写するときは、
マスター情報担体21と被転写磁気記録媒体とを重ね合
わせ、周囲を密閉して両者間の空気を前記の孔23を経
て排出する。その結果、被転写磁気記録媒体に前記マス
ター情報担体21の凸部領域22の表面が密着する。
【0007】この状態で、被転写磁気記録媒体に所定の
強さの磁界を与えることにより、マスター情報担体21
の磁化情報が被転写磁気記録媒体に転写される。転写に
おいては、被転写磁気記録媒体の表面とマスター情報担
体21の凸部領域22の凸部表面とが密着する必要があ
る。塵等が付着して両者が完全に密着していない場合
は、磁化情報が正しく転写されず転写不良を生じる。凹
凸形状部の凹部と凸部との段差は約0.5μmであるの
で、微細な塵等の付着が前記転写不良の原因となる。マ
スター情報担体21に付着している塵等を除去するため
には洗浄する必要がある。図10は、従来の基盤クリー
ニング装置26を用いてマスター情報担体21を洗浄し
ている状態を示す斜視図である。図11は、従来の基盤
クリーニング装置の平面図である。図10において、マ
スター情報担体であるマスターディスク27に接触して
塵等を除去するクリーナパッド8を外周部に取り付けた
クリーナディスク7は、クリーナ回転モータ9により矢
印Bで示す方向に回転している。マスターディスク27
は基盤回転ステージ24により矢印Aで示す方向に回転
している。
【0008】クリーナ回転モータ9により回転している
クリーナパッド8をマスターディスク27に押し当て、
マスターディスク27に付着している塵等をこすり取
る。マスターディスク27を基盤回転ステージ24によ
り回転させることにより、マスターディスク27の全面
にクリーナパッド8が接触するので、マスターディスク
1の全面の塵等が除去される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の基盤クリーニン
グ装置においては、図11に示すように、クリーナパッ
ド8の回転する方向Bとマスターディスク27に設けら
れた領域22の円弧とが一致しておらず、クリーナパッ
ド8が凸部領域22を横切って回転する。そのため、溝
部28にクリーニングパッド8によってこすり取られた
塵等が溜まり、塵等が完全に除去できないという問題が
あった。
【0010】本発明は、溝部内にたまっている塵等を完
全に除去できる基盤クリーニング装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の基盤クリーニン
グ装置は、円形の基盤の表面に円形の中心から外周に向
かって円弧状に形成された凸部の曲率半径と実質的に等
しい半径を有する円盤状のクリーニング部材、前記クリ
ーニング部材を回転させるクリーニング部材回転手段、
及び前記基盤を前記中心を回転軸として回転させる基盤
回転手段を備え、前記クリーニング部材の回転軸を前記
基盤の回転軸に対して一定のねじれの関係となるよう傾
斜させ、かつ前記クリーニング部材の回転中心が前記基
盤の表面に形成された前記凸部の円弧の中心に位置する
ようにして、前記クリーニング部材の外周の一部を前記
基盤に近接あるいは接触させて回転させることを特徴と
する。
【0012】この基盤クリーニング装置によれば、基盤
の表面に形成された凸部に沿ってクリーニング部材が基
盤に近接あるいは接触して回転するので、凸部の表面や
溝部内の塵等が効果的に除去される。上記構成の基盤ク
リーニング装置において、クリーニング部材の回転速度
を、基盤の回転速度より大きくするのが望ましい。ま
た、クリーニング部材の傾斜した回転軸の傾き方向を基
盤の中心へ向かう方向を基準として所定の角度範囲内
(β1〜β2)で周期的に変化させるのが望ましい。こ
れにより、クリーニング部材が基盤の表面に形成された
凸部に忠実に沿って回転するので、凸部の表面や溝内の
塵等を完全に除去できる。さらに、基盤の中央部分が窪
むように湾曲させて基盤を固定する基盤設置面を基盤回
転手段に設けるのが望ましい。この場合も、クリーニン
グ部材が基盤の表面に形成された凸部に忠実に沿って回
転するので、凸部の表面や溝内の塵等を完全に除去でき
る。さらに、クリーニング部材の回転によって前記クリ
ーニング部材が基盤に接近する位置に洗浄液の噴出口を
設け、基盤から離間する位置に洗浄液の排出口を設ける
のが好ましい。これにより、常に新しい洗浄液がクリー
ニング部材に供給されると共に、塵などを除去した洗浄
液は排出されるので、クリーニング部材に塵などが付着
しない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の基盤クリーニング
装置の好適な実施例について、図1ないし図8を参照し
ながら説明する。ただし、従来例と同一部分には同一参
照符号を付して説明する。 《実施例1》本発明の実施例1の基盤クリーニング装置
についてマスターディスク1の洗浄を例として図1〜図
6を参照しつつ説明する。以下、本発明で云う基盤は、
磁気記録用、光磁気記録用等のフォーマットされたディ
スクを作るためのマスターディスク、光ディスク自体等
の、表面に凹凸形状部が形成された円盤状のものとす
る。図1は、実施例1の基盤クリーニング装置の要部構
成を示す斜視図である。図2は、実施例1の基盤クリー
ニング装置の図1の座標のY軸方向から見た側面図であ
る。図3は、実施例1の基盤クリーニング装置のクリー
ナディスクの配置を図1の座標のX軸方向から見た縦断
面図である。図4は、マスターディスク1の凹凸形状部
の形成状態を示す平面図である。
【0014】図1において、中心から外周に向かって円
弧状に凸部2を設けたマスターディスク1は、その中心
孔3に基盤回転ステージ4のガイドブッシュ17が挿入
されて矢印Aの方向に回転している。スポンジ等の軟ら
かいクリーナパッド8を外周部に取り付けたクリーナデ
ィスク7は、マスターディスク1の中心の回転軸に対し
て所定の角度傾斜した回転軸を有するクリーナディスク
回転モータ9により矢印Bの方向に回転している。図2
に示すように、円盤状のクリーナパッド8は、その傾き
方向のにおける縁部がマスターディスク1に接触しなが
ら回転している。
【0015】図3に示すように、クリーナディスク7の
回転軸10は、基盤回転ステージ4の回転軸6に対して
所定の微少角度α(具体的数値範囲を入れて下さい)だ
け傾斜している。図4に示すように、マスターディスク
1に設けられた情報記録領域である円弧状の凸部2は、
マスターディスク1の回転中心13を中心として放射状
に配列されている。それぞれの円弧状の凸部2の円弧の
中心位置は、マスターディスク1の中心13を中心とす
る半径RCの円周14(図中一点鎖線で示す)上に存在
しており、凸部2の円弧の曲率半径はRGである。ま
た、隣り合う凸部2の間には凹部である溝部15が形成
されている。また、図3に示すクリーナディスク7の回
転中心10と、クリーナパッド8とマスターディスク1
の接触点との距離RLは、図4で示したマスターディス
ク1に設けた円弧状の凸部2の曲率半径RGに概略一致
させている。さらに、クリーナディスク7の回転中心1
0と基盤回転ステージ4の回転中心6との距離RMは、
図4で示したマスターディスク1の中心13と円弧の中
心位置14との距離RCに概略一致させている。
【0016】クリーナパッド8の寸法と傾斜角度、及び
配置する位置を上述したように定めることにより、マス
ターディスク1に形成された円弧状の凸部2にそってク
リーニングが行えることを図5および図6を用いて説明
する。図5は、クリーナディスク7の傾斜した回転軸1
0の傾き方向を基盤の中心へ向かう方向からβ2だけ変
化させた時の、マスターディスク1とクリーナディスク
7との関係を示す平面図である。図6は、クリーナディ
スク7の傾斜した回転軸10の傾き方向を基盤の中心へ
向かう方向からβ1だけ変化させた時の、マスターディ
スク1とクリーナディスク7の関係を示す平面図であ
る。ここで、クリーナデスク7の傾斜した回転軸10の
傾き方向が基盤の中心へ向かう方向のときは、クリーナ
ディスク7とマスターディスク1とはP0で接触するも
のとする。
【0017】もし、クリーナパッド8が剛性の高い材質
で構成されているならば、図5に示したように、クリー
ナディスク7の傾斜した回転軸10の傾き方向を基盤回
転中心方向からβ2だけ変化させた場合、クリーナパッ
ド8とマスターディスク1とはマスターディスク1の外
周部の凸部2の一点P2でしか接触しない。同様に、図
6に示すように、クリーナディスク7の傾斜した回転軸
10の傾き方向を基盤回転中心方向からβ2だけ変化さ
せた場合、クリーナパッド8とマスターディスク1とは
マスターディスク1の内周部の凸部2の一点P1でしか
接触しない。しかし、一般的にクリーナパッド8はスポ
ンジ等の軟らかい材料で構成される。したがって実際に
は、クリーナパッド8とマスターディスク1の接触は、
クリーナパッド8の変形により、それぞれ領域Dで示す
ような面接触となる。図5および図6からわかるよう
に、実施例1の基盤クリーニング装置によれば、凸部2
の円弧にそってクリーナパッド8が接触走行することが
わかる。そして、クリーナディスク7の傾きをβ1から
β2に周期的に変化させることによりマスターディスク
1の内周部から外周部までの凸部2の円弧に沿って洗浄
することができる。
【0018】さらに、マスターディスク1をクリーナデ
ィスク7より遅く回転させることによりマスターディス
ク1の全面をクリーニングできる。以上説明したよう
に、本実施例1によれば、マスターディスク1に形成さ
れた円弧状の凸部2に沿ってクリーナパッド8が接触す
るので、凸部2間の溝部15の底面の塵等も効率よく除
去できるだけでなく、溝部15に除去された塵等が溜ま
ることもない。
【0019】《実施例2》本発明の実施例2の基盤クリ
ーニング装置について図7を参照しつつ説明する。図7
は、実施例2の基盤クリーニング装置の基盤回転ステー
ジの縦断面図である。実施例2の基盤クリーニング装置
は実施例1の基盤回転ステージの構成のみが異なるもの
である。従って、実施例1と同一部分には同一参照符号
を付して説明は省略する。図7に示すように、実施例2
の基盤クリーニング装置の基盤回転ステージ4には、マ
スターディスク1を、その中央部が窪むように湾曲して
基盤回転ステージ4に固定する基盤設置面を形成した基
盤設置板5を有している。マスターディスク1をこの基
盤設置板5に密着させることによって、凹面状に湾曲さ
せて固定する。これにより、傾いたクリーニングパッド
8とマスターディスク1との接触長さを凸部2の円弧の
長さと同じ程度にすることができる。従って、クリーナ
ディスク7の傾き角度を一定にしても、マスターディス
ク1の外周から内周までにわたってクリーニングパッド
を凸部2に接触させることができ、傾き方向を変化させ
る実施例1と同様にクリーニングできる。実施例2の基
盤クリーニング装置によれば、クリーナディスク7の傾
き方向を周期的に変化させる必要がないので、装置の小
型化、低コスト化が計られる。
【0020】《実施例3》本発明の実施例3の基盤クリ
ーニング装置について、図8を参照しつつ説明する。図
8は、実施例3の基盤クリーニング装置の要部縦断面図
である。実施例3の基盤クリーニング装置は実施例1の
基盤クリーニング装置に洗浄液の供給および排出手段を
設けた点のみが異なるものである。従って、実施例1と
同一部分には同一参照符号を付して説明を省略する。図
8に示すように、実施例3の基盤クリーニング装置は、
クリーニングに使用する洗浄液16の洗浄液吐出口11
と、洗浄液16を吸引して排出するための洗浄液排出口
12とを有している。 洗浄液吐出口11は、クリーナ
ディスク7の回転によってクリーナパッド8がマスター
ディスク1に接近する位置の近傍に配置されている。一
方、洗浄液排出口12は、クリーナディスク7の回転に
よってクリーナパッド8がマスターディスク1から離間
する位置である基盤回転ステージ4の回転中心6近傍に
配置される。
【0021】このように配置することにより、洗浄液1
6は洗浄液吐出口11から出るとすぐにクリーナパッド
8の縁部の経路に沿って流れ、クリーナパッド8がマス
ターディスク1から離間する位置で、洗浄を完了した洗
浄液16が洗浄液排出口12から外部に排出される。従
って、塵等を含んだ洗浄を完了した洗浄液16が再びマ
スターディスク1の表面を流れることを防止できる。本
実施例3の基盤クリーニング装置によれば、洗浄液16
は、マスターディスク1の凸部2及び溝部15に沿って
一方向に流れ、除去した塵等が混入した洗浄液は外部に
排出されるため、マスターディスク1に再付着する割合
がきわめて低い。その結果、マスターディスク1のクリ
ーニング効果がきわめて高くなる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基盤クリ
ーニング装置によれば、放射状に配置された円弧状の凸
部の形成されたマスターディスクの塵等を効果的に除去
できる。従って、磁気転写によってマスターディスクか
ら被転写磁気記録媒体に転写される位置情報信号の品質
がきわめて高くできるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の基盤クリーニング装置の要
部斜視図である。
【図2】図1の基盤クリーニング装置のY軸方向から見
た側面図である。
【図3】図1の基盤クリーニング装置のX軸方向から見
た縦断面図である。
【図4】マスターディスクの平面図である。
【図5】本発明の実施例1における基盤クリーニング装
置のクリーナディスク7の傾斜した回転軸10の傾き方
向がβ2だけ基盤の中心へ向かう方向から変化した時の
動作を説明する平面図である。
【図6】本発明の実施例1における基盤クリーニング装
置のクリーナディスクの傾斜した回転軸の傾き方向がβ
1だけ基盤の中心へ向かう方向から変化した時の動作を
説明する平面図である。
【図7】本発明の実施例2の基盤クリーニング装置の基
盤回転ステージの要部断面図である。
【図8】本発明の実施例3の基盤クリーニング装置の要
部断面図である。
【図9】マスターディスクの凸部の配置を説明する平面
図である。
【図10】従来の基盤クリーニング装置の要部斜視図で
ある。
【図11】従来の基盤クリーニング装置の動作を説明す
る平面図である。
【符号の説明】
1 マスターディスク 2 凸部 3 中心孔 4 基盤回転ステージ 5 基盤設置板 6 基盤ステージ回転軸 7 クリーナディスク 8 クリーナパッド 9 クリーナ回転モータ 10 クリーナディスク回転軸 11 洗浄液吐出口 12 洗浄液排出口 13 マスターディスク回転中心 14 円弧の中心位置 15 溝部 16 洗浄液 17 センタリングボス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/50 G11B 5/84

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形の基盤の表面に円形の中心から外周
    に向かって円弧状に形成された凸部の曲率半径と実質的
    に等しい半径を有する円盤状のクリーニング部材、 前記クリーニング部材を回転させるクリーニング部材回
    転手段、及び前記基盤を前記中心を回転軸として回転さ
    せる基盤回転手段を備え、 前記クリーニング部材の回転軸を前記基盤の回転軸に対
    して一定のねじれの関係となるよう傾斜させ、かつ前記
    クリーニング部材の回転中心を前記基盤の表面に形成さ
    れた前記凸部の円弧の中心に実質的に位置させて、前記
    クリーニング部材の外周の一部を前記基盤に近接あるい
    は接触させて回転させることを特徴とする基盤クリーニ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 前記基盤は、磁気ディスクへ位置情報信
    号を磁気転写するためのマスターディスクであることを
    特徴とする請求項1記載の基盤クリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング部材の回転速度を、前
    記基盤の回転速度より大きくしたことを特徴とする請求
    項1記載の基盤クリーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング部材の傾斜した回転軸
    の傾き方向を基盤の中心へ向う方向を基準として所定の
    角度範囲(β1〜β2)内で周期的に変化させることを特
    徴とする請求項1または3記載の基盤クリーニング装
    置。
  5. 【請求項5】 前記基盤の中央部分が窪むように湾曲さ
    せて、基盤を固定する基盤設置面を前記基盤回転手段に
    設けたことを特徴とする請求項1または3記載の基盤ク
    リーニング装置。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング部材の回転によって前
    記クリーニング部材が前記基盤に接近する位置の近傍に
    洗浄液の吐出口を設けたことを特徴とする請求項1、
    3、4または5記載の基盤クリーニング装置。
  7. 【請求項7】 前記クリーニング部材の回転によって前
    記クリーニング部材が前記基盤から離間する位置の近傍
    に洗浄液の排出口を設けたことを特徴とする請求項6記
    載の基盤クリーニング装置。
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