JP3529638B2 - Δς変調回路 - Google Patents

Δς変調回路

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JP3529638B2 JP23920898A JP23920898A JP3529638B2 JP 3529638 B2 JP3529638 B2 JP 3529638B2 JP 23920898 A JP23920898 A JP 23920898A JP 23920898 A JP23920898 A JP 23920898A JP 3529638 B2 JP3529638 B2 JP 3529638B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばオーディ
オ信号の記録再生や伝送などを行うにあたって好適に用
いられ、アナログ信号を1ビットのデジタル信号に変換
するΔΣ変調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ/デジタル変換回路に関
して、各種の変換方式が提案されてきたが、昨今、量子
化の分解能を1ビットとしたアナログ/デジタル変換方
式が注目されている。この1ビットアナログ/デジタル
変換は、たとえばCD(CompactDisc)などの記録再生に
用いられるマルチビットアナログ/デジタル変換に比べ
て、LPF(Low-Pass Filter) 特性が優れているという
点や、回路構造が簡易であるという点などの利点を有し
ている。
【0003】このような1ビットアナログ/デジタル変
換に、いくつかの変換方式が提案されているが、中でも
ΔΣ変調方式が、精度の高さの点で最も注目されてお
り、たとえばオーディオ信号のアナログ/デジタル変換
への応用が提案されている。
【0004】ΔΣ変調方式は、まず、デジタル出力をア
ナログ化した値とアナログ入力信号の差を積分する。次
に、この積分値が最小となるようにフィードバックして
ゆく。これによって、比較器出力に含まれる量子化雑音
は、高い周波数へ偏って分布するようになる。このよう
に、量子化雑音のスペクトラム分布が高域にゆく程多く
なるようにすることをノイズ・シェーピングと呼ぶ。こ
のようなノイズ・シェーピングがなされることによっ
て、前記LPFによって量子化雑音電力が激減し、より
高いS/N比を達成することが可能となる。
【0005】ここで、入力に対して出力が1クロック遅
延する積分器(以下、遅延あり積分器と称する)で構成
される、従来のΔΣ変調回路の一例を、図4に示す。
【0006】上記従来のΔΣ変調回路においては、ΔΣ
変調理論に基づく高次の遅延あり積分器h1,h2,…
(図4の例ではh7まで)が、入力端子x側から順に、
直列に接続されている。各積分器h1〜h6の出力は、
乗算器a1〜a6においてそれぞれ所定の係数が乗算さ
れた後、次段の積分器h2〜h7に入力される。
【0007】また、積分器h2,h3に関連して、乗算
器a11および加算器k3から成り、積分器h3の出力
に所定の係数を乗算した後、積分器h2への入力から減
算する負帰還ループfb1が形成されている。同様に、
積分器h5の出力側から積分器h4の入力側にかけて、
乗算器a12および加算器k4から成る負帰還ループf
b2が、積分器h7の出力側から積分器h6の入力側に
かけて、乗算器a13および加算器k5から成る負帰還
ループfb3が形成されている。
【0008】そして、各積分器h1〜h7の全ての出力
は加算器k1で相互に加減算され、量子化器qで「−
1」または「+1」の1ビット信号に量子化された後、
出力端子yに出力される。すなわち、上記従来のΔΣ変
調回路は、積分出力並列加算型のΔΣ変調回路である。
前記量子化器qの出力はまた、メイン負帰還ループfb
0に介在されたデジタル/アナログ変換回路dacでア
ナログ信号に変換されて第1段目の積分器h1の入力側
に帰還され、加算器k2によって前記入力端子xへの入
力信号から減算される。
【0009】ここで、図5に、上記積分器h1〜h7と
して用いられる、遅延あり積分器の構成例を示す。遅延
あり積分器は、入力端子x1と出力端子y1との間に、
加算器kと遅延器dとを備えている。入力端子x1への
入力信号は、遅延器dで1クロック周期だけ遅延された
後、出力端子y1へ出力されるとともに、加算器kにお
いて前記入力信号に加算され、正帰還される。
【0010】さらに、図6に上記遅延あり積分器のより
具体的な構成の一例を示す。この遅延あり積分器は、正
相型スイッチトキャパシタ積分器であり、差動増幅器a
と、2つのコンデンサc1,c2と、4つのスイッチs
1,s2;w1,w2とを備えている。
【0011】入力端子x1と差動増幅器aの反転入力端
子との間には、スイッチs1と、入力コンデンサc1
と、スイッチw2との直列回路が介在されており、スイ
ッチs1と入力コンデンサc1との間はスイッチw1を
介して接地されており、同様に、入力コンデンサc1と
スイッチw2との間はスイッチs2を介して接地されて
いる。差動増幅器aは、非反転入力端子が接地されてい
る。また、該差動増幅器aの出力は、出力端子y1に出
力されるとともに、帰還コンデンサc2を介して前記反
転入力端子に負帰還されている。
【0012】スイッチs1,s2;w1,w2は、相互
に連動して動作し、スイッチs1とスイッチs2とが同
相動作となり、同様にスイッチw1とスイッチw2とが
同相動作となり、スイッチs1,s2とスイッチw1,
w2との間は逆相動作となる。
【0013】したがって、まずスイッチs1,s2がO
N状態で、スイッチw1,w2がOFF状態のとき、入
力コンデンサc1に前記入力信号に対応した電荷が蓄積
され、スイッチs1,s2がOFF状態となり、スイッ
チw1,w2がON状態となると、前記入力コンデンサ
c1に蓄積されていた電荷が帰還コンデンサc2へ逆極
性で転送され、差動増幅器aによって反転増幅される。
このように動作することによって、正相で積分動作を行
うことができる。
【0014】積分ゲインは、標本化キャパシタである入
力コンデンサc1および積分キャパシタである帰還コン
デンサc2の容量をそれぞれ参照符と同一で表すと、c
2/c1となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、スイッ
チトキャパシタ積分器から成る各積分器h1〜h7で
は、出力は、1クロック前の入力信号による電荷に対応
した値であり、出力には、入力に対して1クロックの遅
延が生じている。これに対して、前記図4に示すΔΣ変
調回路のメインの負帰還ループfb0には、遅延器が含
まれていない。すなわち、積分器h1の次回の演算に
は、加算器k1、量子化器qおよびデジタル/アナログ
変換回路dacを介する今回の演算結果が、入力コンデ
ンサc1に蓄積される必要がある。
【0016】したがって、或るクロックで決定される量
子化器qの出力が、同一クロックの時点で、加算器k2
に入力されていなくてはならない。しかしながら、この
ような動作は、実回路上では不可能であり、遅延器を介
在し、次のクロックで量子化結果を負帰還するという動
作をさせない限り、実回路化は困難である。このため、
従来から各種提案されてきたこのような高次ΔΣ変調回
路は、未だ実用化されていない。
【0017】一方、図7で示すような遅延なし積分器を
用いると、積分器h1の次回の演算には、加算器k1、
量子化器qおよびデジタル/アナログ変換回路dacを
介する今回の演算結果を、遅延して用いることができ
る。すなわち、図7は、逆相型スイッチトキャパシタ積
分器であり、前述の図6に対応する構成には、同一の参
照符号を付して示す。スイッチs1,s2がON状態
で、スイッチw1,w2がOFF状態のとき、入力コン
デンサc1に前記入力信号に対応した電荷が蓄積される
とともに、その電荷が帰還コンデンサc2へ同極性で転
送され、スイッチs1,s2がOFF状態となり、スイ
ッチw1,w2がON状態となると、前記入力コンデン
サc1の電荷が放電される。このような動作を繰返すこ
とによって、帰還コンデンサc2に入力信号に対応した
電荷が累積加算され、差動増幅器aによってその積分値
が反転増幅されて出力される。
【0018】このような遅延なし積分器を用いると、電
荷の充電と移動とが同一クロックで行われるので、入力
と出力との間には遅延が生じず、量子化結果を遅延して
次のクロックで負帰還することが可能となり、実回路化
の可能性が生まれる。しかしながら、オーディオ信号の
ようにビットレートが高くなると、高速で電荷の充電お
よび移動を行う必要があり、そのような高速動作は、こ
の遅延なしスイッチトキャパシタ積分器では困難であ
る。
【0019】この点、RC積分器を用いると、高速動作
が可能であるけれども、集積回路化すると、所望とする
積分係数を得るための抵抗の精度を確保することができ
ず、やはり実回路化は困難である。
【0020】本発明の目的は、入力に対して出力が1ク
ロック遅延する積分器を用いて、実回路化することがで
きるΔΣ変調回路を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るΔ
Σ変調回路は、縦続接続された複数の積分器と、各積分
器からの出力を加算する加算器と、加算器からの出力を
量子化する量子化器と、量子化器からの出力を前記複数
の積分器のうちの第1段目の積分器に帰還する帰還ルー
プとを含むΔΣ変調回路において、前記複数の積分器
、入力に対して出力を遅延させる遅延手段をそれぞれ
備え、当該遅延手段の出力を入力側にフィードバックす
る一方、前記帰還ループ上に遅延器を設け、当該遅延器
の出力を、前記第1段目の積分器における遅延手段出力
と当該積分器におけるフィードバック点との間に負加算
することを特徴とする。
【0022】
【0023】したがって、メインの帰還ループに遅延器
を挿入しても、前記フィードバック点が積分器の入力側
である従来のアルゴリズムと等価とすることができる。
こうして、アルゴリズムに変更を来すことなく、メイン
の帰還ループに遅延器を挿入することが可能になり、実
回路化を図ることができる。
【0024】請求項2の発明に係るΔΣ変調回路では、
縦続接続された複数の積分器と、各積分器からの出力を
加算する加算器と、加算器からの出力を量子化する量子
化器と、量子化器からの出力を前記複数の積分器のうち
の第1段目の積分器に帰還する帰還ループとを含むΔΣ
変調回路において、前記複数の積分器、入力に対して
出力を遅延させる遅延手段をそれぞれむ一方、前記帰
還ループ上に遅延器を設け、当該遅延器の出力を、前記
第1段目の積分器の入力部及び出力部並びに前記加算器
に負加算することを特徴とする。請求項3の発明に係る
ΔΣ変調回路では、縦続接続された複数の積分器と、各
積分器からの出力を加算する加算器と、加算器からの出
力を量子化する量子化器と、量子化器からの出力を前記
複数の積分器のうちの第1段目の積分器に帰還する帰還
ループとを含むΔΣ変調回路において、前記複数の積分
、スイッチトキャパシタ積分器をそれぞれ用いる一
方、 前記帰還ループ上に遅延器を設け、当該遅延器の
出力を、前記第1段目の積分器の入力部及び出力部並び
に前記加算器に負加算することを特徴とする。請求項4
の発明に係るΔΣ変調回路では、縦続接続された複数の
積分器と、各積分器からの出力を加算する加算器と、加
算器からの出力を量子化する量子化器と、量子化器から
の出力を前記複数の積分器のうちの第1段目の積分器に
帰還する帰還ループとを含むΔΣ変調回路において、前
複数の積分器、入力信号に対応する電荷を第1のク
ロックにて保持する入力コンデンサと、前記入力コンデ
ンサに蓄えられた電荷が第2のクロックにて入力される
差動増幅器と、前記差動増幅器の出力を入力側に帰還す
る帰還コンデンサとをそれぞれむ一方、前記帰還ルー
プ上に、前記量子化器の出力から変換したアナログ信号
を出力するコンデンサを含む遅延器を設け、前記遅延器
に含まれるコンデンサを、第1のクロックにてオフし第
2のクロックにてオンするスイッチを介して前記入力コ
ンデンサの入力側に接続すると共に、前記加算器にも接
続することを特徴とする。請求項5の発明に係るシステ
ムでは、縦続接続された複数の積分器と、各積分器から
の出力を加算する加算器と、加算器からの出力を量子化
する量子化器と、量子化器からの出力を前記複数の積分
器のうちの第1段目の積分器に帰還する帰還ループとを
含むΔΣ変調回路を用いて信号の記録、再生又は伝送を
行うシステムにおいて、前記ΔΣ変調回路、前記複数
積分器、入力に対して出力を遅延させる遅延手段を
それぞれむ一方、前記帰還ループ上に遅延器を設け、
当該遅延器の出力を、前記第1段目の積分器の入力部及
び出力部並びに前記加算器に負加算することを特徴とす
る。請求項6の発明に係るシステムでは、前記信号の記
録、再生又は伝送が、オーディオ信号の記録、再生又は
伝送であることを特徴とする。
【0025】上記の構成によれば、帰還ループ出力を負
加算するための加算器が増加するけれども、遅延手段
フィードバックループとを含む積分器の構成を変更する
ことなく、上記請求項1で示すようにメインの帰還ルー
プへの遅延器の挿入が可能となる。したがって、フィー
ドバック値のみを遅延させないような特殊な積分器では
なく、構成が可能で、かつ高速動作可能な通常のスイッ
チトキャパシタ積分器を使用することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図3に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0027】図1は、本発明の実施の一形態のΔΣ変調
回路の一構成例を示すブロック図である。このΔΣ変調
回路は、メイン負帰還ループFB0に、1クロック周期
の遅延器となるデジタル/アナログ変換回路DACを有
し、7次の遅延あり積分器から構成されるΔΣ変調回路
である。
【0028】上記ΔΣ変調回路において、ΔΣ変調理論
に基づく高次の遅延あり積分器H1,H2,…(この図
1の例では、上記のとおりH7まで)が、入力端子X側
から順に、直列に接続されている。各積分器H1〜H6
の出力は、乗算器A1〜A6においてそれぞれ所定の係
数が乗算された後、次段の積分器H2〜H7に入力され
る。各積分器H1〜H7は、たとえば前記図6に示す正
相型スイッチトキャパシタ積分器のような、入力に対し
て出力が1クロック遅延する積分器で実現される。
【0029】また、積分器H2,H3に関連して、乗算
器A11および加算器K3から成り、積分器H3の出力
に所定の係数を乗算した後、積分器H2への入力から減
算する負帰還ループFB1が形成されている。同様に、
積分器H5の出力側から積分器H4の入力側にかけて、
乗算器A12および加算器K4から成る負帰還ループF
B2が、積分器H7の出力側から積分器H6の入力側に
かけて、乗算器A13および加算器K5から成る負帰還
ループFB3が形成されている。
【0030】そして、各積分器H1〜H7の全ての出力
はメイン加算器K1で相互に加減算され、量子化器Qで
「−1」または「+1」の1ビット信号に量子化された
後、出力端子Yに出力される。すなわち、このΔΣ変調
回路は、積分出力並列加算型のΔΣ変調回路である。前
記量子化器Qの出力はまた、メインの負帰還ループFB
0に介在されたデジタル/アナログ変換回路DACでア
ナログ信号に変換されて、第1段目の積分器H1の入力
側に負帰還され、加算器K2によって前記入力端子Xへ
の入力信号から減算される。
【0031】注目すべきは、前記デジタル/アナログ変
換回路DACからの出力が、前記加算器K2による第1
段目の積分器H1の入力だけでなく、該積分器H1の出
力とメイン加算器K1の入力との間(図1の例では、メ
イン加算器K1に直接)および該積分器H1の出力と第
2段目の積分器H2の入力(図1の例では、積分器H2
の前段側の乗算器A1の入力)との間に、それぞれ負加
算されることである。
【0032】図2は、本発明の考え方を説明するための
ブロック図である。この図2は、メインの負帰還ループ
FB0のフィードバック点である第1段目の積分器H1
付近を示す図である。この図2において、図1に対応す
る部分には同一の参照符号を付している。
【0033】積分器H1〜H7は、前記図5で示す積分
器h1〜h7と同様に構成されている。この図2は、上
述のように積分器H1付近を示しており、該積分器H1
は、入力信号を1クロック周期だけ遅延する遅延器D1
と、その出力を入力側に正帰還する加算器K2とを備え
て構成されている。前記加算器K2は、メインの負帰還
ループFB0の加算器と共用となっている。
【0034】前記図4で示す従来技術のΔΣ変調回路の
アルゴリズムでは、図2(a)で示すように、メインの
負帰還ループFB0には遅延器が設けられていない。こ
れに、図2(b)で示すように、遅延器D2(図1では
デジタル/アナログ変換回路DACに対応する)を設け
ようとすると、加算器K10を設けるそのフィードバッ
ク点を、積分器H1における遅延器D1の出力とフィー
ドバック点P1との間とすることによって、等価なアル
ゴリズムとすることができる。
【0035】この図2(b)で示す構成は請求項1に対
応しており、このように構成することによって、メイン
の負帰還ループFB0に遅延器D2を介在させることが
でき、実回路化が可能となる。
【0036】しかしながら、本発明ではさらに、前記フ
ィードバック点を図2(c)から図2(d)で示すよう
に変更し、積分器H1の構成を、図2(a)で示す構成
のままとしている。すなわち、図2(b)で示す構成で
は、遅延器D2を介するメインの負帰還ループFB0の
フィードバック値を、積分器H1’内で遅延させずに、
入力側の加算器K2にフィードバックするように構成さ
れることになる。
【0037】しかしながら、積分器H1が前述の図6で
示すようなスイッチトキャパシタ積分器で構成される場
合、図6から明らかなように、該積分器H1内でのスイ
ッチs1,s2;w1,w2の動作タイミングとをどの
ように変更しても、フィードバック値のみを遅延させる
ことは不可能である。したがって、図2(b)で示すア
ルゴリズムは、前記RC積分器等では実現可能ではある
けれども、スイッチトキャパシタ積分器では実現不可能
であり、図2(c)から図2(d)で示すように変更し
て、積分器H1の変更なく、メインの負帰還ループFB
0への遅延器D2の挿入を可能とする。
【0038】図3は、上述のような図1で示すΔΣ変調
回路を、スイッチトキャパシタ積分器を用いて構成した
具体的構成の電気回路図である。この図3の構成におい
て、前述の図1の構成に対応する部分には、同一の参照
符号を付して、その説明を省略する。7次の各積分器I
N1〜IN7は、ともに前述の図6で示す正相型スイッ
チトキャパシタ積分器で構成されている。
【0039】第1段目の積分器IN1では、スイッチS
11,S12;W11,W12および標本化キャパシタ
である入力コンデンサC11が差分器SB1を構成して
おり、この差分器SB1によって、入力端子Xへの入力
信号から、デジタル/アナログ変換回路DACからの出
力が減算され、その減算結果に対応した電荷が、入力コ
ンデンサC11から積分キャパシタである帰還コンデン
サC12へ転送され、差動増幅器A10によって増幅出
力される。前記デジタル/アナログ変換回路DACから
の出力が与えられるスイッチW11は、前記加算器K2
に対応し、この積分器IN1は、前記積分器H1および
乗算器A1に対応している。
【0040】同様に、積分器IN2は、スイッチS2
1,S22;W21,W22および入力コンデンサC2
1から成る差分器SB2と、差動増幅器A20および帰
還コンデンサC22から成る反転増幅回路とで構成され
ており、前記積分器H2および乗算器A2に対応してい
る。前記差分器SB2において、積分器IN1の出力か
らデジタル/アナログ変換回路DACの出力を減算する
スイッチW21は、図1における加算器K6に対応して
いる。また、入力コンデンサC21とスイッチS22,
W22との接続点は、負帰還ループFB1のフィードバ
ック値を加算する加算器K3に対応している。
【0041】さらにまた、積分器IN3は、スイッチS
31,S32;W31,W32、コンデンサC31,C
32および差動増幅器A30から成り、前述の積分器H
3および乗算器A3に対応し、積分器IN4は、スイッ
チS41,S42;W41,42、コンデンサC41,
C42および差動増幅器A40から成り、前述の積分器
H4および乗算器A4に対応し、積分器IN5は、スイ
ッチS51,S52;W51,W52、コンデンサC5
1,C52および差動増幅器A50から成り、前述の積
分器H5および乗算器A5に対応し、積分器IN6は、
スイッチS61,S62;W61,W62、コンデンサ
C61,C62および差動増幅器A60から成り、前述
の積分器H6および乗算器A6に対応し、積分器IN7
は、スイッチS71,S72;W71,W72、コンデ
ンサC71,C72および差動増幅器A70から成り、
前述の積分器H7に対応している。
【0042】負帰還ループFB1は、前記乗算器A11
に対応するスイッチW81,S81とコンデンサC81
とから構成されている。差動増幅器A30の出力は、ス
イッチW81が導通し、スイッチS81が遮断している
期間にコンデンサC81に充電され、その充電電荷は、
スイッチW81が遮断し、スイッチS81が導通する
と、極性が反転されて、前記積分器IN2の入力コンデ
ンサC21へ負帰還される。同様に、負帰還ループFB
2には、前記乗算器A12に対応するスイッチW82,
S82およびコンデンサC82が介在され、負帰還ルー
プFB3には、前記乗算器A13に対応するスイッチW
83,S83およびコンデンサC83が介在される。
【0043】上述の各スイッチにおいて、図示しないク
ロック信号源からのクロック信号に応答して、参照符S
で示すスイッチは相互に連動して同相で動作し、参照符
Wで示すスイッチも相互に連動して同相で動作し、参照
符Sで示すスイッチと参照符Wで示すスイッチとが相互
に逆相動作となる。
【0044】各積分器IN1〜IN7からの出力は、前
記メイン加算器K1に入力され、それぞれ個別に対応す
る入力抵抗R1〜R7を介して、相互に加減算される。
加減算にあたっては、図1および図3で示す例では、減
算側の奇数段目の積分器IN1,IN3,IN5,IN
7からの出力が相互に加算されて、帰還抵抗R81を有
する差動増幅器A81に入力されて反転増幅され、これ
に対して加算側の偶数段目の積分器IN2,IN4,I
N6からの出力が相互に加算されて、帰還抵抗R82を
有する差動増幅器A82に入力されて反転増幅される。
前記差動増幅器A81にはまた、前記デジタル/アナロ
グ変換回路DACからの出力が、入力抵抗R10を介し
て入力される。差動増幅器A81,A82からの出力は
量子化器Qに入力され、この量子化器Qは、差動増幅器
A81側の出力が差動増幅器A82側の出力よりも大き
いときには、出力端子Yへ「+1」の量子化出力を導出
し、差動増幅器A81側の出力が差動増幅器A82側の
出力よりも小さいときには、「−1」の量子化出力を導
出する。
【0045】なお、量子化器Qの構成によって、出力は
上述のような2値に限らず、3値以上とすることもでき
る。
【0046】前記デジタル/アナログ変換回路DAC
は、スイッチSW1,SW2;S91,S92;W9
1,W92と、相互に等しい容量のコンデンサC91,
C92と、基準電圧源Vref1,Vref2とを備え
て構成されている。
【0047】このデジタル/アナログ変換回路DACに
おいて、スイッチSW1は量子化器Qからの正相出力A
によって駆動され、スイッチSW2は逆相出力Bによっ
て駆動され、したがって2つのスイッチSW1,SW2
は、相互に逆相で動作することになる。スイッチS9
1,S92は、それぞれスイッチSW1,SW2に対応
して動作し、スイッチW91,W92は、スイッチS9
1,S92とほぼ逆相で動作する。
【0048】たとえば、量子化器Qの正相出力Aが「+
1」に立ち上がると、スイッチSW1が導通し、このと
きスイッチSW2は遮断しており、またスイッチS9
1,S92,W91,W92も遮断している。前記正相
出力Aのパルスの立ち下がり直前で、スイッチS91が
導通し、基準電圧Vref1がコンデンサC91に充電
され、前記正相出力Aのパルスが立ち下がると、スイッ
チSW1,S91がともに遮断するとともに、スイッチ
W91,W92が導通し、コンデンサC91またはC9
2に蓄積された電荷が、積分器IN1,IN2および加
算器K1に負帰還されるとともに、該コンデンサC9
1,C92が放電する。
【0049】以上のようにして、本発明では、高速動作
が可能であり、かつ集積回路化にも好適なスイッチトキ
ャパシタ積分器から成る積分器IN1〜IN7を用いて
ΔΣ変調回路を構成しても、メインの負帰還ループFB
0には、遅延器となるデジタル/アナログ変換回路DA
Cを介在することが可能になり、実回路化を図ることが
できる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明に係る信号入力回路は、
以上のように、縦続接続された複数の積分器と、各積分
器からの出力を加算する加算器と、加算器からの出力を
量子化する量子化器と、量子化器からの出力を前記複数
の積分器のうちの第1段目の積分器に帰還する帰還ルー
プとを含むΔΣ変調回路において、前記複数の積分器
、入力に対して出力を遅延させる遅延手段をそれぞれ
備え、当該遅延手段の出力を入力側にフィードバックす
る一方、前記帰還ループ上に遅延器を設け、当該遅延器
の出力を、前記第1段目の積分器における遅延手段出力
と当該積分器におけるフィードバック点との間に負加算
する。
【0051】それゆえ、該遅延器を挿入しても、前記フ
ィードバック点が積分器の入力側である従来のアルゴリ
ズムと等価とすることができ、アルゴリズムに変更をき
たすことなく、メインの帰還ループに遅延器を挿入する
ことが可能となり、実回路化を図ることができる。
【0052】請求項2の発明に係るΔΣ変調回路は、以
上のように、縦続接続された複数の積分器と、各積分器
からの出力を加算する加算器と、加算器からの出力を量
子化する量子化器と、量子化器からの出力を前記複数の
積分器のうちの第1段目の積分器に帰還する帰還ループ
とを含むΔΣ変調回路において、前記複数の積分器
入力に対して出力を遅延させる遅延手段をそれぞれ
方、前記帰還ループ上に遅延器を設け、当該遅延器の
出力を、前記第1段目の積分器の入力部及び出力部並び
に前記加算器に負加算する。請求項3の発明に係るΔΣ
変調回路は、以上のように、縦続接続された複数の積分
器と、各積分器からの出力を加算する加算器と、加算器
からの出力を量子化する量子化器と、量子化器からの出
力を前記複数の積分器のうちの第1段目の積分器に帰還
する帰還ループとを含むΔΣ変調回路において、前記
数の積分器、スイッチトキャパシタ積分器をそれぞれ
用いる一方、前記帰還ループ上に遅延器を設け、当該遅
延器の出力を、前記第1段目の積分器の入力部及び出力
部並びに前記加算器に負加算する。請求項4の発明に係
るΔΣ変調回路は、以上のように、縦続接続された複数
の積分器と、各積分器からの出力を加算する加算器と、
加算器からの出力を量子化する量子化器と、量子化器か
らの出力を前記複数の積分器のうちの第1段目の積分器
に帰還する帰還ループとを含むΔΣ変調回路において、
前記複数の積分器、入力信号に対応する電荷を第1の
クロックにて保持する入力コンデンサと、前記入力コン
デンサに蓄えられた電荷が第2のクロックにて入力され
る差動増幅器と、前記差動増幅器の出力を入力側に帰還
する帰還コンデンサとをそれぞれむ一方、前記帰還ル
ープ上に、前記量子化器の出力から変換したアナログ信
号を出力するコンデンサを含む遅延器を設け、前記遅延
器に含まれるコンデンサを、第1のクロックにてオフし
第2のクロックにてオンするスイッチを介して前記入力
コンデンサの入力側に接続する。請求項5の発明に係る
システムは、以上のように、縦続接続された複数の積分
器と、各積分器からの出力を加算する加算器と、加算器
からの出力を量子化する量子化器と、量子化器からの出
力を前記複数の積分器のうちの第1段目の積分器に帰還
する帰還ループとを含むΔΣ変調回路を用いて信号の記
録、再生又は伝送を行うシステムにおいて、前記ΔΣ変
調回路、前記複数の積分器、入力に対して出力を遅
延させる遅延手段をそれぞれむ一方、前記帰還ループ
上に遅延器を設け、当該遅延器の出力を、前記第1段目
積分器の入力部及び出力部並びに前記加算器に負加算
する。請求項6の発明に係るシステムは、以上のよう
に、請求項に係るシステムにおいてオーディオ信号の
記録、再生又は伝送を行なう。
【0053】それゆえ、遅延手段とフィードバックルー
プとを含む積分器の構成を変更することなく、上記請求
項1で示すようなメインの帰還ループへの遅延器の挿入
を可能とすることができ、積分器に、フィードバック値
のみを遅延させないような特殊な積分器ではなく、構成
が簡単で、かつ高速動作可能な通常のスイッチトキャパ
シタ積分器を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のΔΣ変調回路の電気的
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の考え方を説明するためのブロック図で
ある。
【図3】図1で示すΔΣ変調回路を、スイッチトキャパ
シタ積分器を用いて構成した具体的構成を示す電気回路
図である。
【図4】遅延あり積分器を用いた従来のΔΣ変調回路の
構成例を示すブロック図である。
【図5】遅延あり積分器の構成例を示すブロック図であ
る。
【図6】正相型スイッチトキャパシタ積分器を用いて構
成された遅延あり積分器の一例を示す回路図である。
【図7】逆相型スイッチトキャパシタ積分器を用いて構
成された遅延なし積分器の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
A1〜A6;A11〜A13 乗算器 A10,A20,A30,A40,A50,A60,A
70;A81,A82差動増幅器 C11,C21,C31,C41,C51,C61,C
71 入力コンデンサ(標本化キャパシタ) C12,C22,C32,C42,C52,C62,C
72 帰還コンデンサ(積分キャパシタ) C81,C82,C83;C91,C92 コンデン
サ(標本化キャパシタ) D1,D2 遅延器 DAC デジタル/アナログ変換回路(遅延器) FB0 メインの負帰還ループ FB1〜FB3 負帰還ループ H1〜H7 積分器 IN1〜IN7 積分器 K1 メイン加算器 K2〜K6 加算器 K10;K11〜K13 加算器 P1 フィードバック点 Q 量子化器 S11,S12;S21,S22;S31,S32;S
41,S42;S51,S52;S61,S62;S7
1,S72;S81,S82,S83;S91,S92
スイッチ SB1,SB2 差分器 SW1,SW2 スイッチ W11,W12;W21,W22;W31,W32;W
41,W42;W51,W52;W61,W62;W7
1,W72;W81,W82,W83;W91,W92
スイッチ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦続接続された複数の積分器と、各積分器
    からの出力を加算する加算器と、加算器からの出力を量
    子化する量子化器と、量子化器からの出力を前記複数の
    積分器のうちの第1段目の積分器に帰還する帰還ループ
    とを含むΔΣ変調回路において、 前記複数の積分器、入力に対して出力を遅延させる遅
    延手段をそれぞれ備え、当該遅延手段の出力を入力側に
    フィードバックする一方、 前記帰還ループ上に遅延器を設け、当該遅延器の出力
    を、前記第1段目の積分器における遅延手段出力と当該
    積分器におけるフィードバック点との間に負加算するこ
    とを特徴とするΔΣ変調回路。
  2. 【請求項2】縦続接続された複数の積分器と、各積分器
    からの出力を加算する加算器と、加算器からの出力を量
    子化する量子化器と、量子化器からの出力を前記複数の
    積分器のうちの第1段目の積分器に帰還する帰還ループ
    とを含むΔΣ変調回路において、 前記複数の積分器、入力に対して出力を遅延させる遅
    延手段をそれぞれむ一方、 前記帰還ループ上に遅延器を設け、当該遅延器の出力
    を、前記第1段目の積分器の入力部及び出力部並びに前
    記加算器に負加算することを特徴とするΔΣ変調回路。
  3. 【請求項3】縦続接続された複数の積分器と、各積分器
    からの出力を加算する加算器と、加算器からの出力を量
    子化する量子化器と、量子化器からの出力を前記複数の
    積分器のうちの第1段目の積分器に帰還する帰還ループ
    とを含むΔΣ変調回路において、 前記複数の積分器、スイッチトキャパシタ積分器を
    れぞれ用いる一方、 前記帰還ループ上に遅延器を設け、当該遅延器の出力
    を、前記第1段目の積分器の入力部及び出力部並びに前
    記加算器に負加算することを特徴とするΔΣ変調回路。
  4. 【請求項4】縦続接続された複数の積分器と、各積分器
    からの出力を加算する加算器と、加算器からの出力を量
    子化する量子化器と、量子化器からの出力を前記複数の
    積分器のうちの第1段目の積分器に帰還する帰還ループ
    とを含むΔΣ変調回路において、 前記複数の積分器、入力信号に対応する電荷を第1の
    クロックにて保持する入力コンデンサと、前記入力コン
    デンサに蓄えられた電荷が第2のクロックにて入力され
    る差動増幅器と、前記差動増幅器の出力を入力側に帰還
    する帰還コンデンサとをそれぞれむ一方、 前記帰還ループ上に、前記量子化器の出力から変換した
    アナログ信号を出力するコンデンサを含む遅延器を設
    け、前記遅延器に含まれるコンデンサを、第1のクロッ
    クにてオフし第2のクロックにてオンするスイッチを介
    して前記入力コンデンサの入力側に接続すると共に、前
    記加算器にも接続することを特徴とするΔΣ変調回路。
  5. 【請求項5】縦続接続された複数の積分器と、各積分器
    からの出力を加算する加算器と、加算器からの出力を量
    子化する量子化器と、量子化器からの出力を前記複数の
    積分器のうちの第1段目の積分器に帰還する帰還ループ
    とを含むΔΣ変調回路を用いて信号の記録、再生又は伝
    送を行うシステムにおいて、 前記ΔΣ変調回路は、 前記複数の積分器、入力に対して出力を遅延させる遅
    延手段をそれぞれむ一方、 前記帰還ループ上に遅延器を設け、当該遅延器の出力
    を、前記第1段目の積分器の入力部及び出力部並びに前
    記加算器に負加算することを特徴とするシステム。
  6. 【請求項6】前記信号の記録、再生又は伝送は、オーデ
    ィオ信号の記録、再生又は伝送であることを特徴とする
    請求項5記載のシステム。
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