JP3529023B2 - 円筒カム - Google Patents

円筒カム

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JP3529023B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の方向指示
装置において、コンビネーションスイッチを構成するボ
ディ本体に挿着されるキャンセリングカムとしての円筒
カムに関するものである。 【0002】 【従来の技術】自動車のターンシグナルスイッチやビー
ムランプスイッチ等を有する操作レバーを機械的かつ電
気的に接続するボディ本体には貫通孔が形成され、貫通
孔には円筒カムがバネ付勢された状態で挿着されてい
る。そして、走行中に車両を左右に回転する場合には、
車両の回転方向と同方向に操作レバーを回転してターン
シグナルを点滅し、ステアリングホールを回転する。車
両回転後に、ステアリングホイールを元に戻すと、自動
的に操作レバーも元に戻る。操作レバーを元に戻すのに
キャンセリングカムとして円筒カムが使用される。 【0003】図8乃至図10のような円筒カム61は、
筒体62の外周面かつ一端側に設けられた摺動溝63
と、ボディ本体70の貫通孔71の周壁72に係合させ
るために他端側に設けられた係合突起64と、係合突起
64を成形するため摺動溝63に設けられた抜き孔65
とを有する。ボディ本体70の上面70aには貫通孔7
1の周縁に周壁72が設けられ、下面70bにも貫通孔
71の周縁に環状溝73が周設されている。 【0004】貫通孔71内に円筒カム61を挿着する
と、係合突起64と周壁72の周縁72aとが係合さ
れ、また環状壁73及び筒体62の外周面を周回するよ
うにコイルバネ66が、ボディ本体70の下面70bと
筒体62の摺動溝63との間に配置される。それによ
り、円筒カム61が前記ボディ本体70から離反する方
向、すなわち、矢印方向(図10参照)にバネ付勢され
た状態になる。 【0005】しかしながら、ボディ本体70に取り付け
るステアリングホイール(図示せず)の回動と同時に円
筒カム61が回動するので、摺動溝63がコイルバネ6
6の自由端66aを摺動する。そのため、摺動溝63の
抜き孔65がコイルバネ66の自由端66aを通過する
際に、コイルバネ66の自由端66aと抜き孔65とが
引っ掛かり(図11参照)、その度に車内から異音が発
生する問題があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
鑑み、車内の異音を防止するための円筒カムを提供する
ことを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の円筒カムは、自動車の方向指示装置におけ
るキャンセリングカムとしての円筒カムであり、操作レ
バーを接続するボディに形成された貫通孔に挿着され、
筒体の一端側にフランジを周設すると共に、該フランジ
筒体の中心軸と平行に摺動溝を形成し、他端側に係合
突起を成形するために該摺動溝の底壁に抜き孔が設けら
れており、該筒体の外周面にコイルバネを周回させて該
コイルバネの自由端を該摺動溝内に配置すると共に、該
筒体を前記ボディから離反する方向へバネ付勢した円筒
カムにおいて、前記抜き孔の開口の両端かつ前記筒体の
周方向に、前記コイルバネの自由端と該抜き孔との引っ
掛かりを防止するための異音防止部が設けられ、該異音
防止部が前記摺動溝の底壁から突出した頂上と、該頂上
を挟んで前記開口の側に急斜面及び反対側に緩斜面とを
有し、前記筒体の回動時に該異音防止部の該頂上が前記
コイルバネの一端部を摺動するように構成したことを特
徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を、図面を参照して説明する。図1〜図7は本発明に
係る円筒カムの一実施例を示すものである。なお、従来
と同一構成部材には同一名称を付けて詳細な説明を省略
する。図1及び図2において、この円筒カム1は、筒体
2の摺動溝3内に形成された抜き孔4の開口5の両端か
つ筒体2の周方向に異音防止部20,21を設けたもの
である。 【0009】異音防止部20は、図2に示すように、摺
動溝3の底壁3aの面3bから突出した形状であり、頂
上20aを挟んで抜き孔4の開口5の側に急斜面20b
と、開口5の側と反対側に緩斜面20cとを有してい
る。なお、異音防止部20はそれぞれ開口5の両端に位
置していれば、開口5を挟んで多少ずらすことも可能で
ある。異音防止部20としての形状は本実施例の他にも
可能である。なお、異音防止部21の構造は異音防止部
20と同一であるので説明を省略する。 【0010】図1に戻って、筒体2の一端側には、フラ
ンジ6が膨出形成され、フランジ6に筒体2の中心軸C
と平行な摺動溝3が設けられている。そして、筒体2の
一端には小筒体7が形成され、小筒体7の開口にリング
状の円板8が冠着され、円板8、小筒体7、及びフラン
ジ6の一端部に連続する二ヶの四角切欠7aが形成され
ている。 【0011】また、筒体2の一端部でフランジ6の外面
には筒体2の径方向へ一対のストッパ壁9,9が延設さ
れ、一対のストッパ壁9,9間には湾曲壁10が架設さ
れている。筒体2の他端側には一対のスリット11,1
1を切り欠いて可撓係止片12が設けられ、可撓係止片
12には係合突起13が設けられ、そして筒体2の中心
軸Cに平行な縦長切欠14が形成されている。円板8の
外面にはピン状の突部15が三ヶ配置されている。抜き
孔4は係合突起13の個数と同数である。 【0012】円筒カム1を組み付けるボディ本体30
は、図3に示す如くに、箱形状に形成され、両側に操作
レバー(図示せず)を接続するためのレバー接続部3
1,31を区画形成し、円筒カム1に対する貫通孔32
(図1参照)を中央に設け、車体(図示せず)に取り付
けるための組付孔33を有してなる。ボディ本体30内
には多数の導体板34が左右に配設され、導体板34に
レバー接続部31内のタブ状端子31aが電気的に接続
されている。 【0013】図1に示すように、ボディ本体30の貫通
孔32に円筒カム1が挿入されると、周壁35の周縁3
5aと係合突起13とが係合され、環状壁36と筒体2
の外周面とをコイルバネ40が周回すると共に、コイル
バネ40の一端部(以下、バネ端部という)40aが摺
動溝3内に、かつ他端部40bがボディ本体30の下面
30bに配置される。 【0014】次に、図2と図4乃至7を参照しながら、
コイルバネの自由端(以下、バネ自由端という)40c
が摺動溝3の底壁3aの面3bを摺動する際に、異音防
止部20(21)がどのようにバネ自由端40cと抜き
孔4との引っ掛かりを防止するのかを説明する。以下、
異音防止部20,21を区別する場合には第一異音防止
部20と第二異音防止部21と記す。 【0015】ボディ本体30(図1参照)に取り付けら
れたステアリングホイールの回動に追随して円筒カム1
が回動すると、図2の如くに、異音防止部20(21)
の各頂上20a(21a)がバネ端部40aをそれぞれ
矢印方向へ摺動する。図4に示すように、第一異音防止
部20の頂上20aがバネ自由端40cを通過すると、
第一異音防止部20の急斜面20bがバネ自由端40c
に接触せず、かつ第二異音防止部21の頂上21aがバ
ネ端部40aに接触する。 【0016】これにより、図5のように、バネ自由端4
0cが抜き孔4の開口5に引っ掛かることがない。その
ため、従来のような異音が発生しない。更に円筒カム1
が回動されると、図6の如くに、第一異音防止部20か
らバネ自由端40cが離れ、第二異音防止部21の頂上
21aがバネ端部40aを摺動する。それから、図7に
示すように、第二異音防止部20の緩斜面20cがバネ
自由端40cを摺動し、再び、摺動溝3の底壁3aの面
3bがバネ自由端40cを摺動する。 【0017】 【発明の効果】本発明の円筒カムによれば、係合突起を
成形するための抜き孔が摺動溝の底壁に形成され、抜き
孔の開口両端かつ筒体の周方向に異音防止部が設けられ
ているから、筒体の回動に伴って筒体の外周面を周回す
るコイルバネの自由端が異音防止部によって抜き孔に引
っ掛からない。これにより、筒体の回動時に異音が発生
しない。 【0018】前記異音防止部は、摺動溝の底壁から突出
した頂上と、頂上を挟んで開口側に急斜面及び反対側に
緩斜面とをそれぞれ有するから、筒体が回動すると、異
音防止部がコイルバネの一端部を摺動する。そして、一
方の異音防止部がコイルバネの一端を通過すると、コイ
ルバネの自由端が一方の異音防止部から離れるが、コイ
ルバネの一端部が他方の異音防止部の頂上に接触してい
るから、コイルバネの自由端が抜き孔に引っ掛かること
はなく、異音の発生を防止することができる。 【0019】また、異音防止部の開口側と反対側に緩斜
面が形成されているから、他方の異音防止部の頂上がコ
イルバネの自由端を通過した後に、緩斜面がコイルバネ
の自由端を摺動する。これにより、コイルバネの自由端
が摺動溝の底壁に直接当たることがないため異音が発生
しない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る円筒カムの一実施例を示す側面図
である。 【図2】図1の摺動溝とコイルバネの自由端との関係を
示す断面図である。 【図3】図1のボディ本体を示す正面図である。 【図4】図2における第一異音防止部の急斜面とコイル
バネの自由端とが接触している状態を示す断面図であ
る。 【図5】図4の第一異音防止部がコイルバネの自由端を
通過した状態を示す断面図である。 【図6】図5の第二異音防止部がコイルバネの一端部に
接触している状態を示す断面図である。 【図7】図6の第二異音防止部の緩斜面がコイルバネの
自由端に接触している状態を示す断面図である。 【図8】従来の円筒カムの側面図である。 【図9】図8の正面図である。 【図10】図8におけるX−X線の断面図である。 【図11】図10におけるコイルバネの自由端が抜き孔
に引っ掛かっている状態を示す断面図である。 【符号の説明】 1 円筒カム 2 筒体 3 摺動溝 3a 底壁 4 抜き孔 5 開口 6 フランジ 13 係合突起 20 (第一)異音防止部 20a 頂上 20b 急斜面 20c 緩斜面 21 (第二)異音防止部 40 コイルバネ 40a 一端部 40c 自由端

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 自動車の方向指示装置におけるキャンセ
    リングカムとしての円筒カムであり、操作レバーを接続
    するボディに形成された貫通孔に挿着され、筒体の一端
    側にフランジを周設すると共に、該フランジに筒体の中
    心軸と平行に摺動溝を形成し、他端側に係合突起を成形
    するために該摺動溝の底壁に抜き孔が設けられており、
    該筒体の外周面にコイルバネを周回させて該コイルバネ
    の自由端を該摺動溝内に配置すると共に、該筒体を前記
    ボディから離反する方向へバネ付勢した円筒カムにおい
    て、 前記抜き孔の開口の両端かつ前記筒体の周方向に、前記
    コイルバネの自由端と該抜き孔との引っ掛かりを防止す
    るための異音防止部が設けられ、該異音防止部が前記摺
    動溝の底壁から突出した頂上と、該頂上を挟んで前記開
    口の側に急斜面及び反対側に緩斜面とを有し、前記筒体
    の回動時に該異音防止部の該頂上が前記コイルバネの一
    端部を摺動するように構成したことを特徴とする円筒カ
    ム。
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