JP3528814B2 - 窒化物半導体から成る単体基板の製造方法 - Google Patents

窒化物半導体から成る単体基板の製造方法

Info

Publication number
JP3528814B2
JP3528814B2 JP2001135472A JP2001135472A JP3528814B2 JP 3528814 B2 JP3528814 B2 JP 3528814B2 JP 2001135472 A JP2001135472 A JP 2001135472A JP 2001135472 A JP2001135472 A JP 2001135472A JP 3528814 B2 JP3528814 B2 JP 3528814B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nitride semiconductor
substrate
protective film
semiconductor layer
grown
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001135472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002329672A (ja
Inventor
一幸 蝶々
健 桂木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Corp
Original Assignee
Nichia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Corp filed Critical Nichia Corp
Priority to JP2001135472A priority Critical patent/JP3528814B2/ja
Publication of JP2002329672A publication Critical patent/JP2002329672A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3528814B2 publication Critical patent/JP3528814B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窒化物半導体(In
AlGa1−x−yN、0≦X、0≦Y、X+Y≦
1)の製造方法に係り、特に単体基板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、サファイアのような窒化物半導体
と格子定数の異なる異種基板上に、窒化物半導体を成長
させた窒化物半導体基板より異種基板を除去することで
得られる窒化物半導体から成る単体基板が注目されてい
る。窒化物半導体から成る単体基板が異種基板を有する
窒化物半導体基板に比べて、反りが少なく劈開が容易に
できるためである。
【0003】例えば、異種基板であるサファイア基板上
に厚膜の窒化ガリウムを成長させ、その後、異種基板を
ラッピングで除去することによる単体基板の製造方法が
ある。また、ラッピング以外の窒化ガリウム等の窒化物
半導体とサファイアとを分離する方法としては、サファ
イア側からKrfパルスエキシマレーザを照射して、サ
ファイアと窒化ガリウムとが接している共有面で分離
し、窒化ガリウムからサファイアを分離する方法が報告
されている。この方法は、レーザ照射により、窒化ガリ
ウムとサファイアが接触している共有面で窒化ガリウム
がレーザ光を吸収して窒化ガリウムの分解が生じ、窒化
ガリウムからサファイアを分離することができるもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示す研磨除去の方法であれば、サファイア基板等の上に
窒化物半導体を成長させた場合には、サファイア基板は
硬度が高いため研磨時に大きな応力がはたらく。そのた
め、ラッピング時の応力で窒化物半導体にも欠けや割れ
が生じるため窒化ガリウム等の窒化物半導体の単体基板
を形成するのは困難であった。また、ハイドライド気相
成長法等の厚膜成長させた窒化物半導体においては、具
体的には100μm以上の膜厚を成長させた場合には、
ラッピング時に、このような欠けや割れ等の問題が顕著
に現れていた。
【0005】また、レーザ照射による異種基板の除去方
法であれば、例えば、窒化ガリウムの単体基板を形成す
る場合に窒化ガリウムの分解によって発生する窒素ガス
のガス圧によりサファイアが割れ、この割れが原因でサ
ファイアと接触している窒化ガリウム面に欠陥が生じ
る。このような欠陥傷が窒化ガリウム等の表面にある
と、例えばマイクロクラックと呼ばれる微小な割れなど
が発生する場合がある。このような割れが発生すると、
発光素子などにおいては寿命特性などの素子特性の低下
や、歩留まりの低下等を引き起こすことが考えられる。
【0006】そこで、本発明の目的は、異種基板上に成
長させた窒化物半導体にダメージを与えることなく、ま
た割れや欠けを生じることなく異種基板を除去すること
により窒化物半導体の単体基板を得る製造方法を提供す
ることである。さらに、ここで得られる窒化物半導体の
単体基板は、低転位であり結晶性のよい窒化物半導体で
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第1の発明に係る窒化物半導体から成る単体基板
の製造方法は、支持基板上に、部分的に保護膜を形成
し、前記支持基板露出部より該露出部の両側にある保護
膜上まで成長させてT字状断面を有する第1の窒化物半
導体層を形成し、前記保護膜を除去することによりT字
両翼の下部に空間を形成し、その後、前記第1の窒化物
半導体層の上面、又はT字両翼側面を核として第2の窒
化物半導体層を成長させ、平坦な窒化物半導体基板と
し、その後、前記第2の窒化物半導体層の上面を土台に
固定し、前記支持基板側からラッピングすることにより
支持基板を除去し、窒化物半導体から成る単体基板を形
成する。
【0008】また、第1の発明に係る窒化物半導体から
成る単体基板の製造方法は、前記保護膜を除去すること
により、T字両翼の下部には空間を形成する。さらに、
保護膜の形状は、ストライプ状、ドット状、格子状、又
は多角形状である。
【0009】窒化物半導体から成る単体基板の製造方法
であって、前記支持基板は、サファイア、スピネル、又
は炭化珪素である。
【0010】かかる窒化物半導体の製造方法であれば、
T字形状の第1の窒化物半導体層において、T字両翼の
成長時に支持基板からの貫通転位を該両翼に曲げること
ができる。この曲げられた貫通転位はT字両翼側面まで
進む。そのため、少なくとも曲げられた範囲の貫通転位
は縦方向には成長しない。つまり、T字両翼部分の上部
に成長した第2の窒化物半導体層には貫通転位が延びな
いため低転位の領域を形成することになる。さらに、ラ
ッピングでの支持基板の除去については、保護膜除去に
よりT字両翼の下部に空間を有するため、支持基板と窒
化物半導体との歪みを緩和し、割れや欠けを発生するこ
となく支持基板を除去することができる。また、第1の
窒化物半導体の成長起点である支持基板との接合部は結
晶性が悪く、単結晶と比べてもろい。支持基板上に緩衝
層を介して窒化物半導体を成長させたものや、窒化物半
導体をELO成長させたもの、その他に厚膜成長させた
ものからラッピングにより支持基板を除去すれば、支持
基板と窒化物半導体との界面は全面接着しており、基板
の反りが大きいため、その上に成長させた窒化物半導体
に応力がかかり割れ等を生じる。このため、ラッピング
を継続すれば窒化物半導体から成る単体基板を形成する
前に割れが窒化物半導体の表面側まで延び、単体基板が
分散してしまう。しかしながら、本発明では、支持基板
との接着面は第1の窒化物半導体層のT字柱部分のみで
あり、上記窒化物半導体に比べ、支持基板と窒化物半導
体との接着面での応力も少なく、T字両翼の下部に形成
される空間がエアギャップの効果を有し、基板の反りを
緩和させ、支持基板の除去を容易にすることができる。
【0011】さらに、保護膜の形状は、保護膜の開口部
(支持基板露出部)を成長起点とする第1の窒化物半導
体層が断面形状がT字形状となり、貫通転位の成長方向
を縦方向以外に曲げられればよい。こうすることで、第
1の窒化物半導体層上に成長させる第2の 窒化物半導
体層の表面には貫通転位の低減された領域を形成するこ
とができる。この貫通転位が低減された領域とは、具体
的には図1(d)における第2の領域を示す。第1の窒
化物半導体のT字柱部分は貫通転位が多く、この第1の
窒化物半導体層のT字柱の上部領域に成長させた第2の
窒化物半導体層、図1(d)における第1の領域には貫
通転位が多く存在する。さらに、量産を考えれば保護膜
のパターン形成も容易にする必要がある。以上、貫通転
位の低減、及び保護膜のパターン形成の容易化には保護
膜の形状をストライプ状、ドット状、格子状、又は多角
形状とすることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明を詳細に
説明する。 実施形態1.本実施の形態においては、本発明に係る窒
化物半導体から成る単体基板について説明する。図1
(a)〜図1(f)は、本発明における窒化物半導体か
ら成る単体基板の製造方法の一例を段階的に示した模式
図である。
【0013】図1(a)は支持基板1上に部分的に保護
膜2を形成したものである。この支持基板1としては、
窒化物半導体基板や、窒化物半導体と異なる異種基板が
挙げられる。異種基板である場合には、C面、R面、及
びA面のいずれかを主面とするサファイア(Al
)、スピネル(MgAl)のような絶縁性
基板、SiC(6H、4H、3C)を用いることができ
る。その他にZnS、ZnO、GaAs、Si、または
窒化物半導体と格子接合する酸化物基板等も用いること
ができる。
【0014】また、支持基板1上に形成される保護膜2
を成長させる前に、支持基板1上に緩衝層としてバッフ
ァ層(図示されない)を薄膜であれば形成することもで
きる。バッファ層としては、AlN、GaN、AlGa
N、InGaN等が用いられる。バッファ層は300℃
〜900℃の温度で、膜厚10オングストローム〜5μ
m、好ましくは10オングストローム〜0.5μmで成
長させる。また、バッファ層を多層膜で成長させてもよ
い。 このバッファ層は支持基板1と第1の窒化物半導
体層3との格子定数を緩和する効果がある。そのため、
第1の窒化物半導体層を成長させる成長起点からの貫通
転位の発生を低減させることができる。
【0015】次に、支持基板1上に部分的に形成される
保護膜2としては、第1の窒化物半導体層を断面形状を
T字形状とするものであり、保護膜の表面で窒化物半導
体が成長しないか、若しくは成長しにくい性質を有する
材料とする。保護膜2は貫通転位の成長方向を縦方向以
外、好ましくは横方向に曲げられるものとする。例え
ば、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸化チタン、酸化ジルコ
ニウム等の酸化物、窒化物、又はこれらの多層膜を用い
ることができる。また、この他に、1200℃以上の融
点を有する金属であるタングステンやモリブデン等も保
護膜2とすることができる。
【0016】この保護膜2の形成方法としては、CV
D、スパッタリング及び、蒸着法を用い、保護膜2を支
持基板上に成膜し、その後、レジストを塗布して、フォ
トリソグラフィにより保護膜を所定の形状であるストラ
イプ状、ドット状、格子状、又は多角形状にするために
エッチングする。また、保護膜の幅としては、ストライ
プ幅であれば5〜50μmとし、開口部の幅も5〜50
μmとする。また、格子幅も同様に5〜50μmとでき
る。さらに、保護膜は、後工程で第1の窒化物半導体層
を成長させた後、除去され、空間となる。そのため、保
護膜の膜厚としては、この空間を形成できる膜厚が必要
であり、0.05μm〜10μmとする。
【0017】保護膜をストライプ状に形成する場合に
は、図10に示すように、支持基板をサファイア基板と
すれば、オリフラ面をサファイアのA面とし、このオリ
フラ面の垂直軸に対して左右どちらかに、θ=0°〜2
°、好ましくはθ=0.1°〜1°ずらしてストライプ
を形成すると、第2の窒化物半導体層の成長表面に荒れ
が生じることなく、より平坦とすることができる。
【0018】また、保護膜の平面形状を多角形とすれ
ば、第2の窒化物半導体層の成長時に貫通転位を多角形
の中心部に集束させることができる。例えば、図4に示
すように保護膜が六角形とした場合、この六角形の中心
点に貫通転位は集束する。このように保護膜の中心点に
貫通転位を集束させ、基板の表面上に貫通転位を均等に
散らすことができれば、支持基板と窒化物半導体との歪
みにより発生する反りを大幅に緩和することができる。
その他、保護膜の平面形状が円形であっても同様の効果
を有する。
【0019】次に、図1(b)に示すように、保護膜の
開口部より窒化物半導体を成長させ、断面形状がT字形
状となる第1の窒化物半導体層3を形成する。支持基板
との接合部である成長起点から、第1の窒化物半導体層
3を成長させる時に、貫通転位は最初は縦方向に成長す
る。その後、第1の窒化物半導体層3のT字両翼の成長
時に貫通転位も成長方向を変更する。この貫通転位は縦
方向以外、好ましくは横方向に成長させることで、貫通
転位は成長方向を曲げられ、T字両翼の側面に達するも
のとする。また、T字状の第1の窒化物半導体層3は周
期配列されたものが好ましい。
【0020】この第1の窒化物半導体3としては、一般
式InAlGa1−x−yN(0≦X<1、0≦Y
<1、0≦X+Y<1)で表すことができる。また、ノ
ンドープ、p型不純物ドープ、n型不純物ドープ、p型
不純物とn型不純物を同時ドープしたものがある。これ
は、後工程において支持基板をラッピング等により除去
し、窒化物半導体の単体基板とした場合に、この支持基
板除去面をn型窒化物半導体層、又はp型窒化物半導体
層とすることができる。これにより、この支持基板の除
去面にn電極、又はp電極を形成した半導体発光素子を
形成することができる。また、第1の窒化物半導体層3
の膜厚としては、保護膜2の膜厚や幅によっても異なる
が、保護膜の膜厚に対して少なくとも1.5倍以上であ
り、好ましくは2μm以上とする。
【0021】次に、図1(c)に示すように、第1の窒
化物半導体層3をT字形状とした後、保護膜2を除去す
る。この保護膜2の除去方法としては、ドライエッチン
グやウェットエッチングが挙げられる。
【0022】保護膜2を除去すれば、第1の窒化物半導
体層3の両翼下部に空間ができる。この空間はエアギャ
ップとしての効果を有するため、支持基板と窒化物半導
体との歪みを緩和することができ、さらに基板全体の反
りを緩和させることもできる。そのため、後工程でのラ
ッピング時に、支持基板からのダメージによる割れや欠
けを窒化物半導体に与えず支持基板除去ができる。
【0023】また、保護膜2は支持基板が露出するまで
エッチングする他に、図2に示すように保護膜を底面に
薄膜で残す状態とすることもできる。これは保護膜が薄
膜で残っていたとしてもT字両翼の下部に空間があれ
ば、支持基板と窒化物半導体との歪みを緩和する効果を
有するからである。また、支持基板の除去工程において
も、保護膜が薄膜であれば窒化物半導体にダメージを与
えることなく窒化物半導体の単体基板を形成することが
できる。その他、第1の窒化物半導体層3のT字形状の
柱部分の両側に保護膜を残してもよい。これを図3に示
す。この柱部分の両側に保護膜がある場合には、T字両
翼の下部に空間はできるため、上記同様の効果は有す
る。さらに、この柱側面に残った保護膜は第1の窒化物
半導体層3の反応時の分解や劣化を抑える土台としての
効果も有する。
【0024】次に、図1(d)に示すように、保護膜2
を除去した第1の窒化物半導体層3上に、第1の窒化物
半導体層3の上面及びT字両翼の側面から第2の窒化物
半導体層4を成長させる。
【0025】この第2の窒化物半導体層4としては、一
般式InAlGa1−x−yN(0≦X<1、0≦
Y<1、0≦X+Y<1)で表すことができる。また、
ノンドープ、p型不純物ドープ、n型不純物ドープ、p
型不純物とn型不純物を同時ドープしたものが挙げられ
る。第2の窒化物半導体層4は、第1の窒化物半導体層
3上の成長であると同時に、図1(d)における第2の
領域は空間部上の成長でもある。そのため、保護膜上で
の連続成長で窒化物半導体の平坦面を形成するELO法
では選択性が低いために用いることができなかったAl
Ga1−xN(0≦X<1)を用いることもできる。
【0026】また、第2の窒化物半導体層4にはHVP
E法での厚膜成長ができる。第2の窒化物半導体層4の
膜厚としては、表面を平坦化できればよく、厚膜で成長
させれば後工程で支持基板を除去後に得られる単体基板
は厚膜とすることができる。具体的には、HVPE法に
より5mm以上の厚膜成長が可能である。さらに50m
m以上の膜厚で成長させた窒化物半導体であっても本発
明における窒化物半導体基板であれば後工程でのラッピ
ングにより支持基板の除去は可能である。そのため、本
発明によりインゴットの窒化物半導体を単体で得ること
も期待できる。
【0027】次に、図1(e)に示すように、ラッピン
グにより窒化物半導体基板から支持基板1を除去する。
このラッピングとは、砥石と基板ウェハーとを回転させ
ながら、お互い押し当てて窒化物半導体基板の支持基板
側を研削するものである。前記工程で得られた窒化物半
導体基板の第2の窒化物半導体層4の表面側を土台に張
り合わせ、固定させてからラッピングを行うものであ
る。この張り合わせに用いる接着剤には、ワックスやメ
タル、エポキシ樹脂等を使用する。
【0028】このラッピングは、第1の窒化物半導体層
のT字両翼部の下方部、及び隣接する第1の窒化物半導
体層同士の中央には空間を有するために、ラッピングを
行うことにより発生する応力を緩和することができる。
また、本発明のように、第1の窒化物半導体層の断面形
状がT字形状であれば、上記理由から安定して単体基板
を形成することもでき、さらに、ラッピング時に支持基
板、または第1の窒化物半導体層3を除去するものであ
る。このラッピング工程は、支持基板1、及び第1の窒
化物半導体層3を連続して除去させ単体基板とする他
に、支持基板1のラッピング中に支持基板と窒化物半導
体に、それぞれ水平方向に応力を加えることにより支持
基板と窒化物半導体とを分離することもできる。これに
より、支持基板1を最後までラッピングし、第2の窒化
物半導体層4まで研削する必要がなくなり、効率よく支
持基板の除去をすることができる。
【0029】さらに、前記工程で得られた窒化物半導体
の単体基板を支持基板を除去した側の窒化物半導体をさ
らに表面をミラーで平坦な面とするために表面研磨を
し、図1(f)に示すように単体基板とする。ここで得
られる窒化物半導体の単体基板はCL測定において貫通
転位密度が1×10個/cm以下であり、膜厚は薄
膜から0.5mm以上の厚膜基板まで得ることができ
る。
【0030】実施形態2.実施形態1において、第2の
窒化物半導体層4を成長させた後、図6に示すようにH
VPE法により第2の窒化物半導体層4上に第3の窒化
物半導体層5を厚膜成長させる。本実施形態での第3の
窒化物半導体層5は100μm以上の厚膜とする。
【0031】次に、第3の窒化物半導体層5を成長させ
た後、ラッピングすることにより支持基板を除去する。
さらに、研磨等によりこの単体基板の表面の微細な割れ
を除去する。以上により、実施形態1と同様の測定法に
おいて貫通転位密度が1×10個/cm以下である
低転位の窒化物半導体の単体基板を得ることができる。
【0032】実施形態3.本実施形態では、実施形態1
で第2の窒化物半導体層4を成長後、又は実施形態2に
おいて第3の窒化物半導体層5を成長させた後、その上
にT字形状の窒化物半導体層を形成する工程を行うもの
である。図7には実施形態2で成長させた第3の窒化物
半導体層5を成長後に、実施形態1の条件でT字形状の
第4の窒化物半導体層6を成長させ、さらに第5の窒化
物半導体層7を成長させたものである。
【0033】上記で得られた窒化物半導体基板のラッピ
ングを行う。得られる窒化物半導体基板は単体基板であ
り、貫通転位を低減させる工程を2度繰り返すことによ
り結晶性のよい窒化物半導体となる。貫通転位密度が7
×10個/cm以下である低転位の窒化物半導体の
単体基板を100μm以上の膜厚で得ることができる。
【0034】実施形態4.本実施形態は、支持基板1上
に部分的に保護膜2を形成し、その後、保護膜2の開口
部から第1の窒化物半導体層3を成長させT字形状と
し、その後、保護膜2を除去し、第2の窒化物半導体層
4を図5に示すよう厚膜で成長させるか、又は、図8に
示すように窒化物半導体素子を形成させるものである。
【0035】まず、厚膜成長においては、第2の窒化物
半導体層を厚膜で成長させ、且つ貫通転位を低減させる
ものである。この実施形態によれば、窒化物半導体の単
体基板を厚膜で形成するための工程を減少することがで
きる。
【0036】次に、窒化物半導体素子の成長において
は、第2の窒化物半導体層をn−コンタクト層として形
成し、その後、n側窒化物半導体層、活性層、p側窒化
物半導体層、p側コンタクト層を成長させ、窒化物半導
体素子とするものである。このように、窒化物半導体素
子を第2の窒化物半導体層として成長させれば、量産に
効果的である。
【0037】実施の形態5.本実施形態は、前記に示す
実施形態1〜実施形態3で得られた支持基板上に窒化物
半導体を成長させた窒化物半導体基板上に半導体発光素
子を成長させ、その後、支持基板を除去するものであ
る。
【0038】例えば、実施形態1において、支持基板1
上に、第1の窒化物半導体層3、及び第2の窒化物半導
体層4を成長させた後、平坦化された窒化物半導体基板
上に窒化物半導体素子を成長させる。
【0039】上記で得られた窒化物半導体基板の表面上
に、n−コンタクト層、クラック防止層、n−クラッド
層、n−光ガイド層、量子井戸構造から成る活性層、キ
ャップ層、p−光ガイド層、p−クラッド層、p−コン
タクト層と積層し、窒化物半導体素子とする。
【0040】n−コンタクト層としては、TMG(トリ
メチルガリウム)、TMA(トリメチルアルミニウ
ム)、アンモニア、不純物ガスにシランガスを用い、成
長温度を1000℃〜1050℃でSiドープのAl
Ga1−xN(0≦X<1)を膜厚5μmで成長させ
る。クラック防止層としては、TMG、TMI(トリメ
チルインジウム)、アンモニアを用い、温度を1000
℃以下にしてInGa1− N(0≦X<1)を膜厚
0.15μmで成長させる。n−クラッド層としては、
成長温度を1000℃以上にして、原料ガスにTMA、
TMG及びアンモニアを用い、アンドープのAlGa
1−xN(0≦X<1)より成るA層、シランガスをド
ープしたSiを5×1018/cmドープしたGaN
よりなるB層をそれぞれ25Åの膜厚で200回繰り返
して積層し、総膜厚1μmの超格子多層膜とする。n−
光ガイド層は、同温でアンドープのGaNを膜厚0.1
5μmで成長させる。
【0041】活性層は、シランガスをドープしたIn
Ga1−xN(0≦X<1)を障壁層(B)、アンドー
プのInGa1−xN(0≦X<1)を井戸層(W)
として、障壁層を140Å、井戸層を40Åとして、
(B)/(W)/(B)/(W)〜/(B)として総膜
厚を約500Åの多重量子井戸構造(MQW)とする。
【0042】キャップ層には不純物ガスとしてCp
g(シクロペンタジエニルマグネシウム)を用い、Mg
を約7.5×1018/cmドープしたAlGa
1−xN(0≦X<1)を膜厚100Åで成長させる。
p−光ガイド層としては、成長温度を約1000℃と
し、アンドープGaNを膜厚0.15μmで成長させ
る。続いて、1000℃でアンドープのAlGa
1−xN(0≦X<1)より成るA層、MgドープGa
Nより成るB層をそれぞれ25オングストロームで成長
させ、この積層を90回繰り返し行い、 総膜厚を約
0.5μmで成長させる。p−コンタクト層としてはM
gドープのGaNで、膜厚が約150Åとする。
【0043】以上により、得られた窒化物半導体の単体
基板上に成長させた窒化物半導体素子は室温においてし
きい値2.8kA/cm、5〜70mWの出力におい
て発振波長405nmの連続発振が得られる。レーザ素
子の素子寿命は、60℃、30mWにおいて約3000
時間となる。
【0044】本発明において、窒化物半導体の一般式と
しては、InAlGa1−x− N(0≦X<1、
0≦Y<1、0≦X+Y<1)で表される。また、II
I族元素にBを用いたり、V族元素であるNの一部をA
s、Pで置換した混晶物を用いることができる。
【0045】本発明の窒化物半導体を成長させる方法と
しては、特に限定されないが、MOCVD(有機金属化
学気相成長法)、HVPE(ハライド気相成長法)、M
BE(分子線エピタキシー法)等、窒化物半導体を成長
させるのに公知である方法を適用することができる。
【0046】また、窒化物半導体の成長時に用いるn型
不純物としては、具体的にはSi、Ge、Sn、S、
O、Ti、Zr等のIV族、若しくはVI族元素を用い
ることができ、p型不純物としては、Be、Zn、M
n、Cr、Mg、Ca等が挙げられる。また、第2の窒
化物半導体層を成長させるとき、n型導電性を得るには
良好なオーミック性を確保する必要がある。それにはn
型不純物は、5×1016/cm〜5×1021/c
の範囲でドープすることが好ましい。
【0047】さらに、窒化物半導体基板を表面が平坦な
単体基板として得ることができれば、劈開が容易にで
き、裏面に例えばn側電極を形成した発光素子等を提供
することができる。そのため、後工程において異種基板
を除去する方法が検討されている。
【0048】また、本発明における支持基板の除去方法
には、窒化物半導体基板に熱衝撃を与えて支持基板を除
去させる方法も用いることができる。
【0049】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが本発明はこれ
に限定されない。 [実施例1]C面を主面とし、オリフラ面をA面とする
サファイア基板を支持基板1に用い、支持基板1上にC
VD法によりSiOよりなる保護膜2を0.5μmの
膜厚で成膜し、ストライプ状のフォトマスクを形成し、
エッチングによりストライプ幅14μm、窓部6μmの
SiOよりなる保護膜2を形成する。なお、この保護
膜2のストライプ方向はサファイアA面に対して垂直な
方向とする。
【0050】次に、MOCVD法により、温度を510
℃、キャリアガスに水素、原料ガスにアンモニアとTM
G(トリメチルガリウム)とを用い、保護膜2の開口部
上に窒化ガリウムよりなるバッファ層を200オングス
トロームの膜厚で成長させる。その後、MOCVD法に
より、減圧条件で温度を1050℃にして、原料ガスに
TMG、アンモニア、シランガス、CpMg(シクロ
ペンタジエニルマグネシウム)を用い、窒化ガリウムよ
りなる第1の窒化物半導体層3を10μmの膜厚で成長
させる。この時、第1の窒化物半導体3は、SiO
り成る保護膜の開口部を成長起点とし、第1の窒化物半
導体層の断面形状がT字形状となるように形成する。
【0051】次に、ドライエッチングである等方性エッ
チングにより、温度120℃で、エッチングガスに酸
素、CFを用い、SiO保護膜2を取り除く。
【0052】さらに、横方向成長させた第1の窒化物半
導体の側面および上面より、常圧でMOCVD法によ
り、温度を1050℃にし、原料ガスにTMG、アンモ
ニア、シランガス、CpMg(シクロペンタジエニル
マグネシウム)を用い、窒化ガリウムよりなる第2の窒
化物半導体層4を15μmの膜厚で成長させる。
【0053】以上により得られた第2の窒化物半導体4
の表面を、CL(カソードルミネセンス)により観測す
ると、保護膜の窓部上部には転位が見られるが、保護膜
が形成されていた上部に成長させた第2の窒化物半導体
4の表面には結晶欠陥が見られず良好な結晶性を有して
いる。
【0054】その後、窒化物半導体基板の窒化物半導体
表面をワックスにより土台に固定させる。次に、砥石と
窒化物半導体基板とを回転させながら砥石を50μm/
minの回転速度で押し当てることによりラッピングを
行う。この場合、ラッピング時の水平応力によって、支
持基板を最後までラッピングすることなく、ラッピング
の途中で窒化物半導体と分離することができる。さら
に、窒化物半導体を土台から取り除き、鏡面研磨により
単体基板とする。
【0055】以上により得られた窒化物半導体の単体基
板は低転位であり、かつ反りの少ない単体基板である。
【0056】[実施例2]上記実施例1において、バッ
ファ層を成長させる工程を省略した以外は上記実施例1
と同様の条件で窒化物半導体層を成長し、その後、ラッ
ピングを行い単体基板を得る。この窒化物半導体から成
る単体基板は実施例1と同様の低転位基板である。
【0057】
【発明の効果】本発明における窒化物半導体から成る単
体基板の製造方法であれば、容易に単体基板を厚膜かつ
低転位の状態で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)〜(f)は、本件第1の発明におけ
る窒化物半導体から成る単体基板の製造方法を模式的に
示す断面図である。
【図2】図2は、本件第1の発明における窒化物半導体
から成る単体基板の別の態様を模式的に示す断面図であ
る。
【図3】図3は、本件第2発明における窒化物半導体か
ら成る単体基板の製造方法を模式的に示す断面図であ
る。
【図4】図4は、本件発明における保護膜の一形態を示
すものであり模式的に示す平面図である。
【図5】図5は、本件発明における窒化物半導体から成
る窒化物半導体基板の一態様を模式的に示す断面図であ
る。
【図6】図6は、本件発明における窒化物半導体から成
る窒化物半導体基板の一態様を模式的に示す断面図であ
る。
【図7】図7は、本件発明における窒化物半導体から成
る窒化物半導体基板の一態様を模式的に示す断面図であ
る。
【図8】図8は、本件発明における窒化物半導体から成
る窒化物半導体基板の一態様を模式的に示す断面図であ
る。
【図9】図9は、本件発明における窒化物半導体から成
る窒化物半導体基板の一態様を模式的に示す断面図であ
る。
【図10】図10は、保護膜がストライプ状である場合
のストライプ方向がオリフラ面に対して垂直方向からわ
ずかに外れた状態で形成することを説明するための基板
主面側の平面図である。
【符号の簡単な説明】 1・・・下地基板 2・・・保護膜 3・・・第1の窒化物半導体層 4・・・第2の窒化物半導体層 5・・・第3の窒化物半導体層 6・・・第4の窒化物半導体層 7・・・第5の窒化物半導体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−189531(JP,A) 特開2002−261032(JP,A) 特開 平11−74563(JP,A) 特開2001−217506(JP,A) 特表 昭57−500670(JP,A) 国際公開00/04615(WO,A1) 国際公開00/55893(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C30B 29/38 H01L 21/205 H01L 33/00 H01S 5/323 H01S 5/343

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基板上に、部分的に保護膜を形成
    し、前記支持基板露出部より該露出部の両側にある保護
    膜上まで成長させてT字状断面を有する第1の窒化物半
    導体層を形成し、前記保護膜を除去することによりT字
    両翼の下部に空間を形成し、その後、前記第1の窒化物
    半導体層の上面、又はT字両翼側面を核として第2の窒
    化物半導体層を成長させ、平坦な窒化物半導体基板と
    し、その後、前記第2の窒化物半導体層の上面を土台に
    固定し、前記支持基板側からラッピングすることにより
    支持基板を除去し、窒化物半導体から成る単体基板を形
    成することを特徴とする窒化物半導体から成る単体基板
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記保護膜の形状は、ストライプ状、ド
    ット状、格子状、又は多角形状であることを特徴とする
    請求項1記載の窒化物半導体から成る単体基板の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記支持基板は、サファイア、スピネ
    ル、又は炭化珪素であることを特徴とする請求項1記載
    の窒化物半導体から成る単体基板の製造方法。
JP2001135472A 2001-05-02 2001-05-02 窒化物半導体から成る単体基板の製造方法 Expired - Fee Related JP3528814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001135472A JP3528814B2 (ja) 2001-05-02 2001-05-02 窒化物半導体から成る単体基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001135472A JP3528814B2 (ja) 2001-05-02 2001-05-02 窒化物半導体から成る単体基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002329672A JP2002329672A (ja) 2002-11-15
JP3528814B2 true JP3528814B2 (ja) 2004-05-24

Family

ID=18982931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001135472A Expired - Fee Related JP3528814B2 (ja) 2001-05-02 2001-05-02 窒化物半導体から成る単体基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3528814B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4885507B2 (ja) * 2005-10-05 2012-02-29 古河機械金属株式会社 Iii族窒化物半導体層の形成方法、iii族窒化物半導体基板の製造方法
KR100960278B1 (ko) 2007-12-31 2010-06-04 주식회사 에피밸리 3족 질화물 반도체 발광소자 및 그 제조방법
KR100956202B1 (ko) 2008-05-09 2010-05-04 삼성엘이디 주식회사 수직형 발광소자의 제조 방법
JP6051524B2 (ja) * 2012-01-18 2016-12-27 セイコーエプソン株式会社 半導体基板及び半導体基板の製造方法
JP5811255B2 (ja) * 2014-10-29 2015-11-11 豊田合成株式会社 III族窒化物半導体単結晶の製造方法およびGaN基板の製造方法
JP7129633B2 (ja) * 2019-01-10 2022-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 Iii族窒化物結晶の製造方法
WO2020235074A1 (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 三菱電機株式会社 半導体基板の製造方法および半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002329672A (ja) 2002-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3436128B2 (ja) 窒化物半導体の成長方法及び窒化物半導体素子
JP3770014B2 (ja) 窒化物半導体素子
JP3491538B2 (ja) 窒化物半導体の成長方法及び窒化物半導体素子
JP2001267242A (ja) Iii族窒化物系化合物半導体及びその製造方法
JPH11191657A (ja) 窒化物半導体の成長方法及び窒化物半導体素子
JP2000357843A (ja) 窒化物半導体の成長方法
US6888867B2 (en) Semiconductor laser device and fabrication method thereof
JP2002145700A (ja) サファイア基板および半導体素子ならびに電子部品および結晶成長方法
JP2000223417A (ja) 半導体の成長方法、半導体基板の製造方法および半導体装置の製造方法
JP4043087B2 (ja) 窒化物半導体素子の製造方法及び窒化物半導体素子
JP4106516B2 (ja) 窒化物半導体基板の成長方法
JP3678061B2 (ja) 窒化物半導体の成長方法及び窒化物半導体素子
JPH114048A (ja) 窒化物半導体素子及び窒化物半導体素子の製造方法
JP3528814B2 (ja) 窒化物半導体から成る単体基板の製造方法
JP4165040B2 (ja) 窒化物半導体基板の製造方法
JP3925127B2 (ja) 窒化物半導体基板、及びその成長方法
JP2005159278A (ja) 窒化物半導体レーザ素子、及びその製造方法
JP4051892B2 (ja) Iii族窒化物系化合物半導体の製造方法及びiii族窒化物系化合物半導体素子
JP4784012B2 (ja) 窒化物半導体基板、及びその製造方法
JP2008034862A (ja) 窒化物半導体の成長方法
JP2000058972A (ja) 窒化物半導体レーザ素子
JP3906739B2 (ja) 窒化物半導体基板の製造方法
JP2000216502A (ja) 窒化物半導体素子の製造方法
JP4637503B2 (ja) 窒化物半導体レーザ素子の製造方法
JPH1027939A (ja) 窒化物半導体レーザ素子

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080305

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120305

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120305

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120305

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees