JP3528354B2 - 石炭焚ボイラの燃焼関係ダンパ制御装置 - Google Patents
石炭焚ボイラの燃焼関係ダンパ制御装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭焚ボイラの燃
焼関係ダンパ制御装置に関するものである。
焼関係ダンパ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、石炭焚ボイラは、図7に示され
る如く、押込通風機(FDF)1によって昇圧された燃
焼用空気(二次空気)を、燃焼排ガスを利用した空気予
熱器(AH)2で加熱した後、ボイラ3の火炉4に配設
された複数のバーナ5と、該各バーナ5の上方所要位置
に配設されたNOx低減二段燃焼用のオーバエアポート
(OAP)6及び未燃分低減用の中間エアポート(IA
P)7へ送給すると共に、一次通風機(PAF)8によ
って昇圧された一次空気を、前記空気予熱器2で加熱し
た後、複数(図7の例では六台)のミル9へ導入し、該
各ミル9で粉砕された燃料としての微粉炭を、前記各バ
ーナ5へ搬送することにより、火炉4内において燃焼を
行うように構成されている。
る如く、押込通風機(FDF)1によって昇圧された燃
焼用空気(二次空気)を、燃焼排ガスを利用した空気予
熱器(AH)2で加熱した後、ボイラ3の火炉4に配設
された複数のバーナ5と、該各バーナ5の上方所要位置
に配設されたNOx低減二段燃焼用のオーバエアポート
(OAP)6及び未燃分低減用の中間エアポート(IA
P)7へ送給すると共に、一次通風機(PAF)8によ
って昇圧された一次空気を、前記空気予熱器2で加熱し
た後、複数(図7の例では六台)のミル9へ導入し、該
各ミル9で粉砕された燃料としての微粉炭を、前記各バ
ーナ5へ搬送することにより、火炉4内において燃焼を
行うように構成されている。
【0003】又、前記火炉4から排出される燃焼排ガス
の一部は、排ガス混合通風機(GMF)10によって昇
圧され、NOx低減用として前記各バーナ5へ送給され
ると共に、燃焼ガス温度上昇用として火炉4の底部へ送
給されるようになっている。
の一部は、排ガス混合通風機(GMF)10によって昇
圧され、NOx低減用として前記各バーナ5へ送給され
ると共に、燃焼ガス温度上昇用として火炉4の底部へ送
給されるようになっている。
【0004】前記各バーナ5の上流側には、該各バーナ
5へ送給される空気流量を調整するセパレートダンパ1
1が設けられ、オーバエアポート6の上流側には、該オ
ーバエアポート6へ送給される空気流量を調整するオー
バエアポートダンパ12が設けられ、中間エアポート7
の上流側には、該中間エアポート7へ送給される空気流
量を調整する中間エアポートダンパ13が設けられ、排
ガス混合通風機10の上流側には、再循環する燃焼排ガ
スの流量を調整する排ガス混合通風機入口ダンパ14が
設けられると共に、前記排ガス混合通風機10の下流側
には、前記各バーナ5へ送給される燃焼用空気に混合さ
れる燃焼排ガスの流量を調整するバーナ排ガス混合ダン
パ15と、火炉4の底部へ送給される燃焼排ガスの流量
を調整する炉底排ガス混合ダンパ16とが設けられてい
る。
5へ送給される空気流量を調整するセパレートダンパ1
1が設けられ、オーバエアポート6の上流側には、該オ
ーバエアポート6へ送給される空気流量を調整するオー
バエアポートダンパ12が設けられ、中間エアポート7
の上流側には、該中間エアポート7へ送給される空気流
量を調整する中間エアポートダンパ13が設けられ、排
ガス混合通風機10の上流側には、再循環する燃焼排ガ
スの流量を調整する排ガス混合通風機入口ダンパ14が
設けられると共に、前記排ガス混合通風機10の下流側
には、前記各バーナ5へ送給される燃焼用空気に混合さ
れる燃焼排ガスの流量を調整するバーナ排ガス混合ダン
パ15と、火炉4の底部へ送給される燃焼排ガスの流量
を調整する炉底排ガス混合ダンパ16とが設けられてい
る。
【0005】又、前記一次通風機8の下流側には、前記
空気予熱器2で加熱される一次空気と空気予熱器2をバ
イパスする一次空気との流量を調整し各ミル9へ供給さ
れる一次空気の温度を調節する温度調節ダンパ17が設
けられ、更にその下流側には、各ミル9へ供給される一
次空気の流量を調整する一次空気流量調整ダンパ18が
設けられている。
空気予熱器2で加熱される一次空気と空気予熱器2をバ
イパスする一次空気との流量を調整し各ミル9へ供給さ
れる一次空気の温度を調節する温度調節ダンパ17が設
けられ、更にその下流側には、各ミル9へ供給される一
次空気の流量を調整する一次空気流量調整ダンパ18が
設けられている。
【0006】前記ボイラ3の火炉4内での燃焼に関与す
る空気流量を調節するための燃焼関係ダンパの一つであ
る前記オーバエアポートダンパ12の開度は、図8に示
される如く、関数発生器19においてボイラ負荷指令2
0に基づきオーバエアポートダンパ12へ出力される基
本開度指令21によって調整されるようになっており、
前記関数発生器19には、図9に示されるような関数が
入力されており、該関数は、ボイラ負荷指令20の増減
に対し略比例させてオーバエアポートダンパ12の基本
開度指令21を増減させることを表わしている。
る空気流量を調節するための燃焼関係ダンパの一つであ
る前記オーバエアポートダンパ12の開度は、図8に示
される如く、関数発生器19においてボイラ負荷指令2
0に基づきオーバエアポートダンパ12へ出力される基
本開度指令21によって調整されるようになっており、
前記関数発生器19には、図9に示されるような関数が
入力されており、該関数は、ボイラ負荷指令20の増減
に対し略比例させてオーバエアポートダンパ12の基本
開度指令21を増減させることを表わしている。
【0007】同様に、その他の燃焼関係ダンパ、即ち、
中間エアポートダンパ13、排ガス混合通風機入口ダン
パ14、バーナ排ガス混合ダンパ15、並びに炉底排ガ
ス混合ダンパ16の開度も、図示していない関数発生器
においてボイラ負荷指令20に基づき各ダンパへ出力さ
れる基本開度指令21によって調整されるようになって
いる。
中間エアポートダンパ13、排ガス混合通風機入口ダン
パ14、バーナ排ガス混合ダンパ15、並びに炉底排ガ
ス混合ダンパ16の開度も、図示していない関数発生器
においてボイラ負荷指令20に基づき各ダンパへ出力さ
れる基本開度指令21によって調整されるようになって
いる。
【0008】図7に示される従来の石炭焚ボイラにおい
ては、六台のミル9のうち一台は予備用のミル9であ
り、通常は五台のミル9を、図10において実線で示さ
れる如く、ボイラ負荷に応じて起動、停止し、ボイラ負
荷に対し決められた台数でミル9の運転が行われるよう
になっている。
ては、六台のミル9のうち一台は予備用のミル9であ
り、通常は五台のミル9を、図10において実線で示さ
れる如く、ボイラ負荷に応じて起動、停止し、ボイラ負
荷に対し決められた台数でミル9の運転が行われるよう
になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
ワイドレンジバーナ等が開発されバーナ5の燃焼可能な
運用幅が広がってきたことに伴い、ミル9の運用幅も広
がってきており、図10に示される如く、従来、ボイラ
負荷の変化に対応してミル運転台数を三台、四台、五台
と変化させるようにしていた領域において、図10中仮
想線で示される如く、五台のミル9でも連続運転が行え
るようになった。
ワイドレンジバーナ等が開発されバーナ5の燃焼可能な
運用幅が広がってきたことに伴い、ミル9の運用幅も広
がってきており、図10に示される如く、従来、ボイラ
負荷の変化に対応してミル運転台数を三台、四台、五台
と変化させるようにしていた領域において、図10中仮
想線で示される如く、五台のミル9でも連続運転が行え
るようになった。
【0010】このため、ボイラ負荷が同一であってもミ
ル運転台数が異なってくるケースが生じることとなり、
このような場合には、前記燃焼関係ダンパの開度も変え
る必要があるが、前述の如く燃焼関係ダンパの開度は、
ボイラ負荷に対して設定された開度に調節されるのみ
で、運転されているミル9の台数については全く考慮さ
れていないのが現状であった。
ル運転台数が異なってくるケースが生じることとなり、
このような場合には、前記燃焼関係ダンパの開度も変え
る必要があるが、前述の如く燃焼関係ダンパの開度は、
ボイラ負荷に対して設定された開度に調節されるのみ
で、運転されているミル9の台数については全く考慮さ
れていないのが現状であった。
【0011】本発明は、斯かる実情に鑑み、ボイラ負荷
が同一でミル運転台数が異なる場合においても最適な開
度を得ることができ、火炉での燃焼状態を良好に保持し
得る石炭焚ボイラの燃焼関係ダンパ制御装置を提供しよ
うとするものである。
が同一でミル運転台数が異なる場合においても最適な開
度を得ることができ、火炉での燃焼状態を良好に保持し
得る石炭焚ボイラの燃焼関係ダンパ制御装置を提供しよ
うとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、押込通風機1
によって昇圧された燃焼用空気をボイラ3の火炉4に配
設された複数のバーナ5へ送給すると共に、一次通風機
8によって昇圧された一次空気を複数のミル9へ導入
し、該各ミル9で粉砕された燃料としての微粉炭を前記
各バーナ5へ搬送することにより、火炉4内において燃
焼を行い、且つ該火炉4内での燃焼に関与する空気流量
を燃焼関係ダンパによって調節するよう構成した石炭焚
ボイラの燃焼関係ダンパ制御装置であって、一次通風機
8の吸込流量23を検出する流量検出器22と、押込通
風機1の吸込流量25を検出する流量検出器24と、ボ
イラ負荷指令20に基づき燃焼関係ダンパの基本開度指
令21を出力する関数発生器19’と、前記流量検出器
22で検出された一次通風機8の吸込流量23と流量検
出器24で検出された押込通風機1の吸込流量25との
比を求め、実際流量比26を出力する除算器27と、ボ
イラ負荷指令20に基づき基準としたミル運転台数に対
応する基準流量比28を出力する関数発生器29と、前
記除算器27から出力される実際流量比26と前記関数
発生器29から出力される基準流量比28との差を求
め、流量比偏差信号30を出力する減算器31と、該減
算器31から出力される流量比偏差信号30を不感帯を
有する信号32に変換して出力する関数発生器33と、
ボイラ負荷指令20に基づきゲイン補正信号34を出力
する関数発生器35と、前記関数発生器33から出力さ
れる信号32に前記関数発生器35から出力されるゲイ
ン補正信号34を掛け、燃焼関係ダンパの開度補正指令
36を出力する乗算器37と、前記関数発生器19’か
ら出力される基本開度指令21と前記乗算器37から出
力される開度補正指令36との和を求め、燃焼関係ダン
パへ基本開度補正指令38を出力する加算器39とを備
えたことを特徴とする石炭焚ボイラの燃焼関係ダンパ制
御装置にかかるものである。
によって昇圧された燃焼用空気をボイラ3の火炉4に配
設された複数のバーナ5へ送給すると共に、一次通風機
8によって昇圧された一次空気を複数のミル9へ導入
し、該各ミル9で粉砕された燃料としての微粉炭を前記
各バーナ5へ搬送することにより、火炉4内において燃
焼を行い、且つ該火炉4内での燃焼に関与する空気流量
を燃焼関係ダンパによって調節するよう構成した石炭焚
ボイラの燃焼関係ダンパ制御装置であって、一次通風機
8の吸込流量23を検出する流量検出器22と、押込通
風機1の吸込流量25を検出する流量検出器24と、ボ
イラ負荷指令20に基づき燃焼関係ダンパの基本開度指
令21を出力する関数発生器19’と、前記流量検出器
22で検出された一次通風機8の吸込流量23と流量検
出器24で検出された押込通風機1の吸込流量25との
比を求め、実際流量比26を出力する除算器27と、ボ
イラ負荷指令20に基づき基準としたミル運転台数に対
応する基準流量比28を出力する関数発生器29と、前
記除算器27から出力される実際流量比26と前記関数
発生器29から出力される基準流量比28との差を求
め、流量比偏差信号30を出力する減算器31と、該減
算器31から出力される流量比偏差信号30を不感帯を
有する信号32に変換して出力する関数発生器33と、
ボイラ負荷指令20に基づきゲイン補正信号34を出力
する関数発生器35と、前記関数発生器33から出力さ
れる信号32に前記関数発生器35から出力されるゲイ
ン補正信号34を掛け、燃焼関係ダンパの開度補正指令
36を出力する乗算器37と、前記関数発生器19’か
ら出力される基本開度指令21と前記乗算器37から出
力される開度補正指令36との和を求め、燃焼関係ダン
パへ基本開度補正指令38を出力する加算器39とを備
えたことを特徴とする石炭焚ボイラの燃焼関係ダンパ制
御装置にかかるものである。
【0013】前記燃焼関係ダンパとしては、オーバエア
ポートダンパ12、中間エアポートダンパ13、排ガス
混合通風機入口ダンパ14、バーナ排ガス混合ダンパ1
5、炉底排ガス混合ダンパ16を挙げることができる。
ポートダンパ12、中間エアポートダンパ13、排ガス
混合通風機入口ダンパ14、バーナ排ガス混合ダンパ1
5、炉底排ガス混合ダンパ16を挙げることができる。
【0014】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
られる。
【0015】石炭焚ボイラの運転時には、ボイラ負荷指
令20に基づき燃焼関係ダンパ12(13,14,1
5,16)の基本開度指令21が関数発生器19’から
加算器39へ出力される一方、流量検出器22によって
一次通風機8の吸込流量23が検出されると共に、流量
検出器24によって押込通風機1の吸込流量25が検出
され、除算器27において前記流量検出器22で検出さ
れた一次通風機8の吸込流量23と流量検出器24で検
出された押込通風機1の吸込流量25との比が求めら
れ、減算器31へ実際流量比26が出力され、且つ関数
発生器29からボイラ負荷指令20に基づき基準とした
ミル運転台数に対応する基準流量比28が減算器31へ
出力され、該減算器31において前記除算器27から出
力される実際流量比26と前記関数発生器29から出力
される基準流量比28との差が求められ、流量比偏差信
号30が関数発生器33へ出力され、該関数発生器33
において前記減算器31から出力される流量比偏差信号
30が不感帯を有する信号32に変換され、乗算器37
へ出力され、且つ関数発生器35からボイラ負荷指令2
0に基づきゲイン補正信号34が乗算器37へ出力さ
れ、該乗算器37において前記関数発生器33から出力
される信号32に前記関数発生器35から出力されるゲ
イン補正信号34が掛けられ、燃焼関係ダンパ12(1
3,14,15,16)の開度補正指令36が加算器3
9へ出力され、該加算器39において前記関数発生器1
9’から出力される基本開度指令21と前記乗算器37
から出力される開度補正指令36との和が求められ、燃
焼関係ダンパ12(13,14,15,16)へ基本開
度補正指令38が出力され、燃焼関係ダンパ12(1
3,14,15,16)の開度が適宜調整される。
令20に基づき燃焼関係ダンパ12(13,14,1
5,16)の基本開度指令21が関数発生器19’から
加算器39へ出力される一方、流量検出器22によって
一次通風機8の吸込流量23が検出されると共に、流量
検出器24によって押込通風機1の吸込流量25が検出
され、除算器27において前記流量検出器22で検出さ
れた一次通風機8の吸込流量23と流量検出器24で検
出された押込通風機1の吸込流量25との比が求めら
れ、減算器31へ実際流量比26が出力され、且つ関数
発生器29からボイラ負荷指令20に基づき基準とした
ミル運転台数に対応する基準流量比28が減算器31へ
出力され、該減算器31において前記除算器27から出
力される実際流量比26と前記関数発生器29から出力
される基準流量比28との差が求められ、流量比偏差信
号30が関数発生器33へ出力され、該関数発生器33
において前記減算器31から出力される流量比偏差信号
30が不感帯を有する信号32に変換され、乗算器37
へ出力され、且つ関数発生器35からボイラ負荷指令2
0に基づきゲイン補正信号34が乗算器37へ出力さ
れ、該乗算器37において前記関数発生器33から出力
される信号32に前記関数発生器35から出力されるゲ
イン補正信号34が掛けられ、燃焼関係ダンパ12(1
3,14,15,16)の開度補正指令36が加算器3
9へ出力され、該加算器39において前記関数発生器1
9’から出力される基本開度指令21と前記乗算器37
から出力される開度補正指令36との和が求められ、燃
焼関係ダンパ12(13,14,15,16)へ基本開
度補正指令38が出力され、燃焼関係ダンパ12(1
3,14,15,16)の開度が適宜調整される。
【0016】この結果、基準としたミル運転台数と等し
い台数でミル9の運転が行われている場合には、前記基
準流量比28と実際流量比26が略一致し、関数発生器
19’から出力される基本開度指令21がそのまま基本
開度補正指令38として燃焼関係ダンパ12(13,1
4,15,16)へ出力される形となり、該燃焼関係ダ
ンパ12(13,14,15,16)の開度がボイラ負
荷に対して設定された開度に調節される一方、基準とし
たミル運転台数と異なる台数でミル9の運転が行われて
いる場合には、前記基準流量比28と実際流量比26と
の間に差が生じ、該差に対応した開度補正指令36が関
数発生器19’から出力される基本開度指令21に加え
られ、基本開度補正指令38として燃焼関係ダンパ12
(13,14,15,16)へ出力される形となり、該
燃焼関係ダンパ12(13,14,15,16)の開度
が、ボイラ負荷に対応し且つ実際に運転されているミル
9の台数が考慮された開度に調節されることとなる。
い台数でミル9の運転が行われている場合には、前記基
準流量比28と実際流量比26が略一致し、関数発生器
19’から出力される基本開度指令21がそのまま基本
開度補正指令38として燃焼関係ダンパ12(13,1
4,15,16)へ出力される形となり、該燃焼関係ダ
ンパ12(13,14,15,16)の開度がボイラ負
荷に対して設定された開度に調節される一方、基準とし
たミル運転台数と異なる台数でミル9の運転が行われて
いる場合には、前記基準流量比28と実際流量比26と
の間に差が生じ、該差に対応した開度補正指令36が関
数発生器19’から出力される基本開度指令21に加え
られ、基本開度補正指令38として燃焼関係ダンパ12
(13,14,15,16)へ出力される形となり、該
燃焼関係ダンパ12(13,14,15,16)の開度
が、ボイラ負荷に対応し且つ実際に運転されているミル
9の台数が考慮された開度に調節されることとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
例と共に説明する。
【0018】図1及び図2は本発明の実施の形態の一例
であって、図中、図7及び図8と同一の符号を付した部
分は同一物を表わしており、本発明の実施の形態の一例
においては、ボイラ3の火炉4へ供給される全体の空気
量は、ボイラ負荷指令20に応じて投入される燃料に見
合った量となるよう制御されており、ミル運転台数が少
ない場合には、一次通風機8によって各ミル9へ送給さ
れる一次空気の流量が少なく、且つ押込通風機1によっ
て各バーナ5へ送給される燃焼用空気の流量が多くなる
一方、ミル運転台数が多い場合には、一次通風機8によ
って各ミル9へ送給される一次空気の流量が多く、且つ
押込通風機1によって各バーナ5へ送給される燃焼用空
気の流量が少なくなるため、一次通風機8の吸込流量2
3と押込通風機1の吸込流量25との比を計測すれば、
ミル運転台数を把握できることに着目し、一次通風機8
の上流側に、該一次通風機8の吸込流量23を検出する
流量検出器22を設けると共に、押込通風機1の上流側
に、該押込通風機1の吸込流量25を検出する流量検出
器24を設ける。
であって、図中、図7及び図8と同一の符号を付した部
分は同一物を表わしており、本発明の実施の形態の一例
においては、ボイラ3の火炉4へ供給される全体の空気
量は、ボイラ負荷指令20に応じて投入される燃料に見
合った量となるよう制御されており、ミル運転台数が少
ない場合には、一次通風機8によって各ミル9へ送給さ
れる一次空気の流量が少なく、且つ押込通風機1によっ
て各バーナ5へ送給される燃焼用空気の流量が多くなる
一方、ミル運転台数が多い場合には、一次通風機8によ
って各ミル9へ送給される一次空気の流量が多く、且つ
押込通風機1によって各バーナ5へ送給される燃焼用空
気の流量が少なくなるため、一次通風機8の吸込流量2
3と押込通風機1の吸込流量25との比を計測すれば、
ミル運転台数を把握できることに着目し、一次通風機8
の上流側に、該一次通風機8の吸込流量23を検出する
流量検出器22を設けると共に、押込通風機1の上流側
に、該押込通風機1の吸込流量25を検出する流量検出
器24を設ける。
【0019】更に、ボイラ負荷指令20に基づき燃焼関
係ダンパとしてのオーバエアポートダンパ12の基本開
度指令21を出力する関数発生器19’と、前記流量検
出器22で検出された一次通風機8の吸込流量23と流
量検出器24で検出された押込通風機1の吸込流量25
との比を求め、実際流量比26を出力する除算器27
と、ボイラ負荷指令20に基づき基準としたミル運転台
数に対応する基準流量比28を出力する関数発生器29
と、前記除算器27から出力される実際流量比26と前
記関数発生器29から出力される基準流量比28との差
を求め、流量比偏差信号30を出力する減算器31と、
該減算器31から出力される流量比偏差信号30を不感
帯を有する信号32に変換して出力する関数発生器33
と、ボイラ負荷指令20に基づきゲイン補正信号34を
出力する関数発生器35と、前記関数発生器33から出
力される信号32に前記関数発生器35から出力される
ゲイン補正信号34を掛け、燃焼関係ダンパとしてのオ
ーバエアポートダンパ12の開度補正指令36を出力す
る乗算器37と、前記関数発生器19’から出力される
基本開度指令21と前記乗算器37から出力される開度
補正指令36との和を求め、燃焼関係ダンパとしてのオ
ーバエアポートダンパ12へ基本開度補正指令38を出
力する加算器とを具備せしめる。
係ダンパとしてのオーバエアポートダンパ12の基本開
度指令21を出力する関数発生器19’と、前記流量検
出器22で検出された一次通風機8の吸込流量23と流
量検出器24で検出された押込通風機1の吸込流量25
との比を求め、実際流量比26を出力する除算器27
と、ボイラ負荷指令20に基づき基準としたミル運転台
数に対応する基準流量比28を出力する関数発生器29
と、前記除算器27から出力される実際流量比26と前
記関数発生器29から出力される基準流量比28との差
を求め、流量比偏差信号30を出力する減算器31と、
該減算器31から出力される流量比偏差信号30を不感
帯を有する信号32に変換して出力する関数発生器33
と、ボイラ負荷指令20に基づきゲイン補正信号34を
出力する関数発生器35と、前記関数発生器33から出
力される信号32に前記関数発生器35から出力される
ゲイン補正信号34を掛け、燃焼関係ダンパとしてのオ
ーバエアポートダンパ12の開度補正指令36を出力す
る乗算器37と、前記関数発生器19’から出力される
基本開度指令21と前記乗算器37から出力される開度
補正指令36との和を求め、燃焼関係ダンパとしてのオ
ーバエアポートダンパ12へ基本開度補正指令38を出
力する加算器とを具備せしめる。
【0020】尚、前記関数発生器19’には、図3に示
されるような関数が入力されており、従来と同様にボイ
ラ負荷指令20の増減に対応させてミル運転台数を順次
増減させる運用形態を基準とした場合を実線で表わして
ある一方、ボイラ負荷指令20が50%〜100%の領
域においてミル運転台数を五台のままとする運用形態を
基準とした場合を仮想線で表わしてある。又、前記関数
発生器29には、図4に示されるような関数が入力され
ており、前記関数発生器19’と同様、ボイラ負荷指令
20の増減に対応させてミル運転台数を順次増減させる
運用形態を基準とした場合を実線で表わしてある一方、
ボイラ負荷指令20が50%〜100%の領域において
ミル運転台数を五台のままとする運用形態を基準とした
場合を仮想線で表わしてある。又、前記関数発生器33
には、図5に示されるような関数が入力されており、該
関数は、流量比偏差信号30の絶対値が所定値以下の場
合には、出力される信号32を0とし、不必要にダンパ
開度が変更されないようにするためのものである。又、
前記関数発生器35には、図6に示されるような関数が
入力されており、該関数は、前記関数発生器33から出
力される流量比偏差に対応する信号32を、ボイラ負荷
指令20に応じた燃焼関係ダンパとしてのオーバエアポ
ートダンパ12の開度補正値に換算するための係数を表
わすものである。
されるような関数が入力されており、従来と同様にボイ
ラ負荷指令20の増減に対応させてミル運転台数を順次
増減させる運用形態を基準とした場合を実線で表わして
ある一方、ボイラ負荷指令20が50%〜100%の領
域においてミル運転台数を五台のままとする運用形態を
基準とした場合を仮想線で表わしてある。又、前記関数
発生器29には、図4に示されるような関数が入力され
ており、前記関数発生器19’と同様、ボイラ負荷指令
20の増減に対応させてミル運転台数を順次増減させる
運用形態を基準とした場合を実線で表わしてある一方、
ボイラ負荷指令20が50%〜100%の領域において
ミル運転台数を五台のままとする運用形態を基準とした
場合を仮想線で表わしてある。又、前記関数発生器33
には、図5に示されるような関数が入力されており、該
関数は、流量比偏差信号30の絶対値が所定値以下の場
合には、出力される信号32を0とし、不必要にダンパ
開度が変更されないようにするためのものである。又、
前記関数発生器35には、図6に示されるような関数が
入力されており、該関数は、前記関数発生器33から出
力される流量比偏差に対応する信号32を、ボイラ負荷
指令20に応じた燃焼関係ダンパとしてのオーバエアポ
ートダンパ12の開度補正値に換算するための係数を表
わすものである。
【0021】次に、上記実施の形態の作動を説明する。
【0022】石炭焚ボイラの運転時には、ボイラ負荷指
令20に基づき燃焼関係ダンパとしてのオーバエアポー
トダンパ12の基本開度指令21が関数発生器19’か
ら加算器39へ出力される一方、流量検出器22によっ
て一次通風機8の吸込流量23が検出されると共に、流
量検出器24によって押込通風機1の吸込流量25が検
出され、除算器27において前記流量検出器22で検出
された一次通風機8の吸込流量23と流量検出器24で
検出された押込通風機1の吸込流量25との比が求めら
れ、減算器31へ実際流量比26が出力され、且つ関数
発生器29からボイラ負荷指令20に基づき基準とした
ミル運転台数に対応する基準流量比28が減算器31へ
出力され、該減算器31において前記除算器27から出
力される実際流量比26と前記関数発生器29から出力
される基準流量比28との差が求められ、流量比偏差信
号30が関数発生器33へ出力され、該関数発生器33
において前記減算器31から出力される流量比偏差信号
30が不感帯を有する信号32に変換され、乗算器37
へ出力され、且つ関数発生器35からボイラ負荷指令2
0に基づきゲイン補正信号34が乗算器37へ出力さ
れ、該乗算器37において前記関数発生器33から出力
される信号32に前記関数発生器35から出力されるゲ
イン補正信号34が掛けられ、燃焼関係ダンパとしての
オーバエアポートダンパ12の開度補正指令36が加算
器39へ出力され、該加算器39において前記関数発生
器19’から出力される基本開度指令21と前記乗算器
37から出力される開度補正指令36との和が求めら
れ、燃焼関係ダンパとしてのオーバエアポートダンパ1
2へ基本開度補正指令38が出力され、燃焼関係ダンパ
としてのオーバエアポートダンパ12の開度が適宜調整
される。
令20に基づき燃焼関係ダンパとしてのオーバエアポー
トダンパ12の基本開度指令21が関数発生器19’か
ら加算器39へ出力される一方、流量検出器22によっ
て一次通風機8の吸込流量23が検出されると共に、流
量検出器24によって押込通風機1の吸込流量25が検
出され、除算器27において前記流量検出器22で検出
された一次通風機8の吸込流量23と流量検出器24で
検出された押込通風機1の吸込流量25との比が求めら
れ、減算器31へ実際流量比26が出力され、且つ関数
発生器29からボイラ負荷指令20に基づき基準とした
ミル運転台数に対応する基準流量比28が減算器31へ
出力され、該減算器31において前記除算器27から出
力される実際流量比26と前記関数発生器29から出力
される基準流量比28との差が求められ、流量比偏差信
号30が関数発生器33へ出力され、該関数発生器33
において前記減算器31から出力される流量比偏差信号
30が不感帯を有する信号32に変換され、乗算器37
へ出力され、且つ関数発生器35からボイラ負荷指令2
0に基づきゲイン補正信号34が乗算器37へ出力さ
れ、該乗算器37において前記関数発生器33から出力
される信号32に前記関数発生器35から出力されるゲ
イン補正信号34が掛けられ、燃焼関係ダンパとしての
オーバエアポートダンパ12の開度補正指令36が加算
器39へ出力され、該加算器39において前記関数発生
器19’から出力される基本開度指令21と前記乗算器
37から出力される開度補正指令36との和が求めら
れ、燃焼関係ダンパとしてのオーバエアポートダンパ1
2へ基本開度補正指令38が出力され、燃焼関係ダンパ
としてのオーバエアポートダンパ12の開度が適宜調整
される。
【0023】この結果、基準としたミル運転台数と等し
い台数でミル9の運転が行われている場合には、前記基
準流量比28と実際流量比26が略一致し、関数発生器
19’から出力される基本開度指令21がそのまま基本
開度補正指令38としてオーバエアポートダンパ12へ
出力される形となり、該オーバエアポートダンパ12の
開度がボイラ負荷に対して設定された開度に調節される
一方、基準としたミル運転台数と異なる台数でミル9の
運転が行われている場合には、前記基準流量比28と実
際流量比26との間に差が生じ、該差に対応した開度補
正指令36が関数発生器19’から出力される基本開度
指令21に加えられ、基本開度補正指令38としてオー
バエアポートダンパ12へ出力される形となり、該オー
バエアポートダンパ12の開度が、ボイラ負荷に対応し
且つ実際に運転されているミル9の台数が考慮された開
度に調節されることとなる。
い台数でミル9の運転が行われている場合には、前記基
準流量比28と実際流量比26が略一致し、関数発生器
19’から出力される基本開度指令21がそのまま基本
開度補正指令38としてオーバエアポートダンパ12へ
出力される形となり、該オーバエアポートダンパ12の
開度がボイラ負荷に対して設定された開度に調節される
一方、基準としたミル運転台数と異なる台数でミル9の
運転が行われている場合には、前記基準流量比28と実
際流量比26との間に差が生じ、該差に対応した開度補
正指令36が関数発生器19’から出力される基本開度
指令21に加えられ、基本開度補正指令38としてオー
バエアポートダンパ12へ出力される形となり、該オー
バエアポートダンパ12の開度が、ボイラ負荷に対応し
且つ実際に運転されているミル9の台数が考慮された開
度に調節されることとなる。
【0024】尚、その他の燃焼関係ダンパ、即ち、中間
エアポートダンパ13、排ガス混合通風機入口ダンパ1
4、バーナ排ガス混合ダンパ15、並びに炉底排ガス混
合ダンパ16の開度も、前記オーバエアポートダンパ1
2と同様に、流量検出器22で検出された一次通風機8
の吸込流量23と流量検出器24で検出された押込通風
機1の吸込流量25との比をインデックスとして調節す
るようにすればよい。
エアポートダンパ13、排ガス混合通風機入口ダンパ1
4、バーナ排ガス混合ダンパ15、並びに炉底排ガス混
合ダンパ16の開度も、前記オーバエアポートダンパ1
2と同様に、流量検出器22で検出された一次通風機8
の吸込流量23と流量検出器24で検出された押込通風
機1の吸込流量25との比をインデックスとして調節す
るようにすればよい。
【0025】こうして、ボイラ負荷が同一でミル運転台
数が異なる場合においても、オーバエアポートダンパ1
2、中間エアポートダンパ13、排ガス混合通風機入口
ダンパ14、バーナ排ガス混合ダンパ15、並びに炉底
排ガス混合ダンパ16等の燃焼関係ダンパの開度を最適
な開度とすることができ、火炉4での燃焼状態を良好に
保持し得る。
数が異なる場合においても、オーバエアポートダンパ1
2、中間エアポートダンパ13、排ガス混合通風機入口
ダンパ14、バーナ排ガス混合ダンパ15、並びに炉底
排ガス混合ダンパ16等の燃焼関係ダンパの開度を最適
な開度とすることができ、火炉4での燃焼状態を良好に
保持し得る。
【0026】尚、本発明の石炭焚ボイラの燃焼関係ダン
パ制御装置は、上述の実施の形態にのみ限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることは勿論である。
パ制御装置は、上述の実施の形態にのみ限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の石炭焚ボ
イラの燃焼関係ダンパ制御装置によれば、ボイラ負荷が
同一でミル運転台数が異なる場合においても最適な開度
を得ることができ、火炉での燃焼状態を良好に保持し得
るという優れた効果を奏し得る。
イラの燃焼関係ダンパ制御装置によれば、ボイラ負荷が
同一でミル運転台数が異なる場合においても最適な開度
を得ることができ、火炉での燃焼状態を良好に保持し得
るという優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明の実施の形態の一例の全体概要構成図で
ある。
ある。
【図2】本発明の実施の形態の一例のブロック図であ
る。
る。
【図3】図2に示される関数発生器19’に設定されて
いる関数を表わす線図である。
いる関数を表わす線図である。
【図4】図2に示される関数発生器29に設定されてい
る関数を表わす線図である。
る関数を表わす線図である。
【図5】図2に示される関数発生器33に設定されてい
る関数を表わす線図である。
る関数を表わす線図である。
【図6】図2に示される関数発生器35に設定されてい
る関数を表わす線図である。
る関数を表わす線図である。
【図7】従来例の全体概要構成図である。
【図8】従来例のブロック図である。
【図9】図8に示される関数発生器19に設定されてい
る関数を表わす線図である。
る関数を表わす線図である。
【図10】ボイラ負荷指令とミル運転台数との関係を表
わす線図である。
わす線図である。
1 押込通風機
3 ボイラ
4 火炉
5 バーナ
8 一次通風機
9 ミル
12 オーバエアポートダンパ(燃焼関係ダン
パ) 13 中間エアポートダンパ(燃焼関係ダン
パ) 14 排ガス混合通風機入口ダンパ(燃焼関係
ダンパ) 15 バーナ排ガス混合ダンパ(燃焼関係ダン
パ) 16 炉底排ガス混合ダンパ(燃焼関係ダン
パ) 19’ 関数発生器 20 ボイラ負荷指令 21 基本開度指令 22 流量検出器 23 吸込流量 24 流量検出器 25 吸込流量 26 実際流量比 27 除算器 28 基準流量比 29 関数発生器 30 流量比偏差信号 31 減算器 32 信号 33 関数発生器 34 ゲイン補正信号 35 関数発生器 36 開度補正指令 37 乗算器 38 基本開度補正指令 39 加算器
パ) 13 中間エアポートダンパ(燃焼関係ダン
パ) 14 排ガス混合通風機入口ダンパ(燃焼関係
ダンパ) 15 バーナ排ガス混合ダンパ(燃焼関係ダン
パ) 16 炉底排ガス混合ダンパ(燃焼関係ダン
パ) 19’ 関数発生器 20 ボイラ負荷指令 21 基本開度指令 22 流量検出器 23 吸込流量 24 流量検出器 25 吸込流量 26 実際流量比 27 除算器 28 基準流量比 29 関数発生器 30 流量比偏差信号 31 減算器 32 信号 33 関数発生器 34 ゲイン補正信号 35 関数発生器 36 開度補正指令 37 乗算器 38 基本開度補正指令 39 加算器
─────────────────────────────────────────────────────
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(56)参考文献 特開 平8−285205(JP,A)
特開 平8−226632(JP,A)
特開 平6−58504(JP,A)
特開 平5−256438(JP,A)
特開 平5−256436(JP,A)
特開 平3−148517(JP,A)
特開 平3−263514(JP,A)
特開 平3−95305(JP,A)
特開 平2−33517(JP,A)
特開 平1−277116(JP,A)
特開 昭63−220001(JP,A)
特開 昭58−168810(JP,A)
特開 昭58−205019(JP,A)
特開 昭57−95507(JP,A)
特開 昭57−153103(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F23L 3/00
F22B 35/00
F23N 1/00 113
Claims (6)
- 【請求項1】 押込通風機(1)によって昇圧された燃
焼用空気をボイラ(3)の火炉(4)に配設された複数
のバーナ(5)へ送給すると共に、一次通風機(8)に
よって昇圧された一次空気を複数のミル(9)へ導入
し、該各ミル(9)で粉砕された燃料としての微粉炭を
前記各バーナ(5)へ搬送することにより、火炉(4)
内において燃焼を行い、且つ該火炉(4)内での燃焼に
関与する空気流量を燃焼関係ダンパによって調節するよ
う構成した石炭焚ボイラの燃焼関係ダンパ制御装置であ
って、 一次通風機(8)の吸込流量(23)を検出する流量検
出器(22)と、 押込通風機(1)の吸込流量(25)を検出する流量検
出器(24)と、 ボイラ負荷指令(20)に基づき燃焼関係ダンパの基本
開度指令(21)を出力する関数発生器(19’)と、 前記流量検出器(22)で検出された一次通風機(8)
の吸込流量(23)と流量検出器(24)で検出された
押込通風機(1)の吸込流量(25)との比を求め、実
際流量比(26)を出力する除算器(27)と、 ボイラ負荷指令(20)に基づき基準としたミル運転台
数に対応する基準流量比(28)を出力する関数発生器
(29)と、 前記除算器(27)から出力される実際流量比(26)
と前記関数発生器(29)から出力される基準流量比
(28)との差を求め、流量比偏差信号(30)を出力
する減算器(31)と、 該減算器(31)から出力される流量比偏差信号(3
0)を不感帯を有する信号(32)に変換して出力する
関数発生器(33)と、 ボイラ負荷指令(20)に基づきゲイン補正信号(3
4)を出力する関数発生器(35)と、 前記関数発生器(33)から出力される信号(32)に
前記関数発生器(35)から出力されるゲイン補正信号
(34)を掛け、燃焼関係ダンパの開度補正指令(3
6)を出力する乗算器(37)と、 前記関数発生器(19’)から出力される基本開度指令
(21)と前記乗算器(37)から出力される開度補正
指令(36)との和を求め、燃焼関係ダンパへ基本開度
補正指令(38)を出力する加算器(39)とを備えた
ことを特徴とする石炭焚ボイラの燃焼関係ダンパ制御装
置。 - 【請求項2】 燃焼関係ダンパがオーバエアポートダン
パ(12)である請求項1記載の石炭焚ボイラの燃焼関
係ダンパ制御装置。 - 【請求項3】 燃焼関係ダンパが中間エアポートダンパ
(13)である請求項1記載の石炭焚ボイラの燃焼関係
ダンパ制御装置。 - 【請求項4】 燃焼関係ダンパが排ガス混合通風機入口
ダンパ(14)である請求項1記載の石炭焚ボイラの燃
焼関係ダンパ制御装置。 - 【請求項5】 燃焼関係ダンパがバーナ排ガス混合ダン
パ(15)である請求項1記載の石炭焚ボイラの燃焼関
係ダンパ制御装置。 - 【請求項6】 燃焼関係ダンパが炉底排ガス混合ダンパ
(16)である請求項1記載の石炭焚ボイラの燃焼関係
ダンパ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22928295A JP3528354B2 (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 石炭焚ボイラの燃焼関係ダンパ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22928295A JP3528354B2 (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 石炭焚ボイラの燃焼関係ダンパ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0972534A JPH0972534A (ja) | 1997-03-18 |
JP3528354B2 true JP3528354B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=16889682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22928295A Expired - Fee Related JP3528354B2 (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 石炭焚ボイラの燃焼関係ダンパ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3528354B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5152494B2 (ja) * | 2008-03-12 | 2013-02-27 | 株式会社Ihi | 対向燃焼ボイラ装置及びその運転方法 |
JP2012184891A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Ihi Corp | 石炭焚きボイラ装置 |
JP2013002658A (ja) * | 2011-06-13 | 2013-01-07 | Ihi Corp | 対向燃焼ボイラ装置 |
JP6978879B2 (ja) * | 2017-09-08 | 2021-12-08 | 三菱パワー株式会社 | ボイラの空気送給システム |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP22928295A patent/JP3528354B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0972534A (ja) | 1997-03-18 |
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---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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