JP2012184891A - 石炭焚きボイラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボイラ燃焼に於いて、ボイラの負荷だけでなく、燃焼パターンを考慮して、より最適なボイラの燃焼制御を行う石炭焚きボイラ装置を提供する。
【解決手段】ボイラ1の炉壁3に複数段に設けられた微粉炭バーナ4、5と、微粉炭バーナ4、5の上方に設けられたオーバエアポート6、7と、微粉炭バーナ4、5に対応して設けられた2次空気調整用ダンパ21、22と、ミル8、9に対応して設けられた1次空気調整用ダンパ16、17と、2段燃焼用ダンパ23、24とを具備し、ボイラの負荷、石炭の性状に対応した燃焼パターン毎に燃焼制御プログラムを設け、燃焼制御プログラムに基づき2次空気調整用ダンパ21、22、1次空気調整用ダンパ16、17、2段燃焼用ダンパ23、24を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボイラバーナの燃焼形態に対応してボイラの燃焼を制御する石炭焚きボイラ装置に関するものである。
石炭焚きボイラでは対向する炉壁にそれぞれ複数段に微粉炭バーナが設けられ、各段の微粉炭バーナにはそれぞれ微粉炭ミルが接続され、微粉炭ミルから微粉炭が供給され、又微粉炭バーナには燃焼用の2次空気が供給され、燃焼に供されている。
又、前記微粉炭バーナの上方には、オーバエアポートが設けられ、オーバエアポートより空気を供給し還元雰囲気で燃焼を行うことで窒素酸化物の発生を抑制している。
特許文献1には、ボイラ負荷が同一でミルの運転台数が異なる場合でも、最適な燃焼空気量を供給できる様に2次空気調整用のダンパ、或はオーバエアポート用のダンパ等、燃焼関係ダンパを制御する石炭焚きボイラの燃焼関係ダンパ制御装置が開示されている。
特開平9−72534号公報
本発明は、ボイラ燃焼に於いて、負荷が同一であった場合でも、或はミルの運転台数が同一であった場合でも、燃焼に供されるバーナの組合せ(燃焼パターン)が異なることがあることを鑑み、更に燃焼パターンを考慮して、より最適なボイラの燃焼制御を行う石炭焚きボイラ装置を提供するものである。
本発明は、ボイラ炉壁に複数段に設けられた微粉炭バーナと、各段それぞれの微粉炭バーナに接続されたミルと、前記微粉炭バーナ群の上方に設けられたオーバエアポートと、前記微粉炭バーナに2次空気を供給する空気路に各微粉炭バーナに対応して設けられた2次空気調整用ダンパと、前記ミルに1次空気を供給する空気路に各ミルに対応して設けられた1次空気調整用ダンパと、前記オーバエアポートに2段燃焼用空気を供給する空気路に設けられた2段燃焼用ダンパと、前記2次空気調整用ダンパ、前記1次空気調整用ダンパ、前記2段燃焼用ダンパの開閉、開度を制御する制御装置とを具備し、該制御装置は、ボイラの負荷、石炭の性状に対応した燃焼パターン毎に燃焼制御プログラムを有し、該燃焼制御プログラムに基づき前記2次空気調整用ダンパ、前記1次空気調整用ダンパ、前記2段燃焼用ダンパを制御する石炭焚きボイラ装置に係るものである。
又本発明は、前記制御装置は燃焼パターン選択部を有し、該燃焼パターン選択部は前記制御装置に入力されるボイラの負荷、石炭の性状を含む運転条件に基づき燃焼パターンを選択する石炭焚きボイラ装置に係るものである。
又本発明は、前記燃焼パターン別に、又前記ダンパ別に空気流量のバイアスが設定される石炭焚きボイラ装置に係るものである。
又本発明は、前記燃焼パターンは、微粉炭バーナの保守状態に対応して設定される石炭焚きボイラ装置に係るものである。
本発明によれば、ボイラ炉壁に複数段に設けられた微粉炭バーナと、各段それぞれの微粉炭バーナに接続されたミルと、前記微粉炭バーナ群の上方に設けられたオーバエアポートと、前記微粉炭バーナに2次空気を供給する空気路に各微粉炭バーナに対応して設けられた2次空気調整用ダンパと、前記ミルに1次空気を供給する空気路に各ミルに対応して設けられた1次空気調整用ダンパと、前記オーバエアポートに2段燃焼用空気を供給する空気路に設けられた2段燃焼用ダンパと、前記2次空気調整用ダンパ、前記1次空気調整用ダンパ、前記2段燃焼用ダンパの開閉、開度を制御する制御装置とを具備し、該制御装置は、ボイラの負荷、石炭の性状に対応した燃焼パターン毎に燃焼制御プログラムを有し、該燃焼制御プログラムに基づき前記2次空気調整用ダンパ、前記1次空気調整用ダンパ、前記2段燃焼用ダンパを制御するので、ミルの台数のみでなく、燃焼パターンに対応して燃焼を制御するので、どの様な燃焼パターンでも最適な燃焼状態が得られるという優れた効果を発揮する。
本発明の実施例に係る石炭焚きボイラの概略構成図である。 ボイラの負荷率と使用される微粉炭バーナの段数を示す説明図である。 本実施例の燃焼制御装置の概略図である。 本実施例の燃焼制御の機能を示す概略図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、図1に於いて本実施例に係るボイラの概略を説明する。
図1中、1はボイラを示し、2は該ボイラ1の火炉を示している。該火炉2の相対向する炉壁3それぞれには、所要段に、例えば3段に微粉炭バーナ4a,4b,4c及び微粉炭バーナ5a,5b,5cが設けられている。尚、図示していないが各段毎に所要数の微粉炭バーナ4,5が設けられ、各段の微粉炭バーナ4a,4b,4c、微粉炭バーナ5a,5b,5cはそれぞれバーナ群を構成する。
又、前記微粉炭バーナ4,5群の上方にはオーバエアポート6,7が設けられ、各オーバエアポート6,7もそれぞれ水平方向に複数設けられ、それぞれオーバエアポート群を構成する。尚、図示ではオーバエアポートは1段であるが、2段としてもよい。
前記微粉炭バーナ4,5の各段毎に、ミル8a,8b,8c及びミル9a,9b,9cが個別に接続され、該ミル8a,8b,8c及びミル9a,9b,9cは粉砕した微粉炭をそれぞれ独立して前記微粉炭バーナ4a,4b,4c及び微粉炭バーナ5a,5b,5cに供給する様になっている。
又、図1中、12は1次空気通風機、13は2次空気通風機であり、前記1次空気通風機12は、1次空気供給ライン14を介して前記ミル8a,8b,8c、及び前記ミル9a,9b,9cに微粉炭搬送媒体としての1次空気を送給する様になっている。又、前記ミル8a,8b,8c、前記ミル9a,9b,9cは、それぞれ1次空気調整用ダンパ16a,16b,16c、及び1次空気調整用ダンパ17a,17b,17cを介して前記1次空気供給ライン14に接続されている。
前記2次空気通風機13は、2次空気供給ライン15を介して前記微粉炭バーナ4a,4b,4c、前記微粉炭バーナ5a,5b,5cに燃焼用空気としての2次空気を送給する様になっている。又前記微粉炭バーナ4a,4b,4c、前記微粉炭バーナ5a,5b,5cは、それぞれ2次空気調整用ダンパ21a,21b,21c及び2次空気調整用ダンパ22a,22b,22cを介して前記2次空気供給ライン15に接続されている。
更に前記2次空気供給ライン15は、前記オーバエアポート6,7に接続され、2段燃焼用空気として2次空気を前記オーバエアポート6,7に送給している。前記オーバエアポート6,7は、それぞれ2段燃焼用ダンパ23,24を介して前記2次空気供給ライン15に接続されている。
前記ボイラ1の煙道25、前記2次空気供給ライン15及び前記1次空気供給ライン14に掛渡ってガス熱交換器26が設けられており、該ガス熱交換器26により前記1次空気通風機12及び前記2次空気通風機13から送給される空気を排ガスの廃熱を用いて所定の温度に加熱している。
前記ミル8a,8b,8c、前記ミル9a,9b,9c、前記1次空気調整用ダンパ16a,16b,16c及び前記1次空気調整用ダンパ17a,17b,17c、又前記2次空気調整用ダンパ21a,21b,21c及び前記2次空気調整用ダンパ22a,22b,22c、又前記2段燃焼用ダンパ23,24はそれぞれ制御装置29に電気的に接続され、該制御装置29は、前記ミル8a,8b,8cの稼働停止(前記微粉炭バーナ4,5への微粉炭の供給停止)、稼働状態を制御し、前記1次空気調整用ダンパ16a,16b,16c及び前記1次空気調整用ダンパ17a,17b,17c、又前記2次空気調整用ダンパ21a,21b,21c及び前記2次空気調整用ダンパ22a,22b,22c、又前記2段燃焼用ダンパ23,24の開閉、開度調整を所要のタイミングで制御する様になっている。
ここで、上記ボイラの燃焼について概略を説明する。
前記ミル8a,8b,8c,9a,9b,9cにより粉砕された微粉炭は、前記1次空気通風機12が送給する1次空気との混合流となって前記微粉炭バーナ4a,4b,4c,5a,5b,5cに送給され、又前記2次空気通風機13からは燃焼用の2次空気が前記微粉炭バーナ4a,4b,4c及び前記微粉炭バーナ5a,5b,5cに送給され、各バーナに於いて微粉炭の燃焼が行われる。
更に、前記2段燃焼用ダンパ23,24から2段燃焼用空気を供給し、2段燃焼させることで微粉炭を、低酸素濃度即ち還元雰囲気で燃焼させ、窒素酸化物の発生を抑制している。
又、燃焼形態に於いて、燃焼開始、燃焼終了時の過渡期には、前記微粉炭バーナの内、1段のみが燃焼に供され、更にボイラの負荷状態に対応して2段或は3段の微粉炭バーナが燃焼に供される。
図2はボイラの負荷率と、負荷率に対応し燃焼に供される微粉炭バーナ4,5の段数の関係を示している。例えば、図示される様に、30%迄の負荷率に対応して1段の微粉炭バーナ4,5で燃焼され、30%〜65%迄の負荷率に対応して2段の微粉炭バーナ4,5で燃焼され、65%〜100%迄の負荷率に対応して3段の微粉炭バーナ4,5で燃焼される。
更に、1段、2段の微粉炭バーナ4,5の燃焼では、何処の段が燃焼に供されるかは、石炭の性状、例えば可燃成分の割合、揮発分の割合等によって決定される。即ち、燃え難い石炭であれば、下段の微粉炭バーナ、即ち1段であれば、微粉炭バーナ4a,5aが採用され、2段であれば微粉炭バーナ4a,4b,5a,5bが採用され、燃え易い石炭であれば、上段側の微粉炭バーナ、即ち1段であれば、微粉炭バーナ4c,5cが採用され、或は2段であれば微粉炭バーナ4c,4b,5c,5bが採用される。尚、複数段で燃焼を行う場合、通常は、上下方向に連続した段の微粉炭バーナが採用される。
又、保守が実行されている状態では、最下段のバーナが保守の対象となっている時は、上側の2段の微粉炭バーナが燃焼に採用され、最上段のバーナが保守の対象となっている時は、下側の2段の微粉炭バーナが燃焼に採用される。又、中間の(2段目の)バーナが保守の対象となっている時は、最上段又は最下段のいずれかが燃焼に採用される。
前記制御装置29は、ボイラの負荷状態に対応させ、石炭の性状に対応させ、更に保守が行われている場合に対応させ、燃焼に供する微粉炭バーナの段数の選択、組合せの選択(燃焼パターンの選択)を行い、更に選択した組合せによる燃焼パターンで最適な燃焼が得られる様に、前記ミル8a,8b,8c及びミル9a,9b,9cの運転の制御を行い、更に前記1次空気調整用ダンパ16a,16b,16c、前記1次空気調整用ダンパ17a,17b,17c、前記2次空気調整用ダンパ21a,21b,21c、前記2次空気調整用ダンパ22a,22b,22c及び前記2段燃焼用ダンパ23,24の開閉の制御及び開度の制御を行う。
尚、前記1次空気調整用ダンパ16a,16b,16c、前記1次空気調整用ダンパ17a,17b,17cは、前記ミル8a,8b,8c、前記ミル9a,9b,9cに供給する石炭の量に対応しており、即ち粉砕された微粉炭を搬送する1次空気の流量を調整するものであり、1次空気の流量を調整することで前記微粉炭バーナ4a,4b,4c、前記微粉炭バーナ5a,5b,5cへの微粉炭の供給量が調整される。又、前記微粉炭バーナ4,5へ供給される2次空気の流量と前記1次空気の流量との比は、予め設定されており、1次空気の流量が調整されることで2次空気の流量が連動して調整される。
前記オーバエアポート6,7から噴出される2段燃焼用空気は、下方の微粉炭バーナ4,5からの微粉炭を完全燃焼させるものであり、前記オーバエアポート6,7から噴出される空気量によって燃焼状態が大きく変化する。更に、燃焼状態は、前記微粉炭バーナ4,5の燃焼のパターンによっても影響を受ける。
従って、前記オーバエアポート6,7から噴出される2段燃焼用空気は、ボイラ負荷(バーナに供給される給炭量)に対応して流量調整されると共に前記微粉炭バーナ4,5の燃焼のパターンによっても供給量が異なる。この為、本実施例では燃焼のパターンを加味し、燃焼パターン毎に2段燃焼用空気の流量調整が行われる。
尚、前記1次空気調整用ダンパ16a,16b,16c、前記1次空気調整用ダンパ17a,17b,17c、前記2次空気調整用ダンパ21a,21b,21c、前記2次空気調整用ダンパ22a,22b,22c及び前記2段燃焼用ダンパ23,24については燃焼関係ダンパと総称する。
次に、図3、図4を参照して前記制御装置29について説明する。
該制御装置29は、演算部31、記憶部32、操作部33、表示部34を具備し、該制御装置29によって燃焼関係ダンパ35の開閉、開度が制御される。
前記記憶部32には、各燃焼パターン毎に設けられ、各燃焼パターン毎に、燃焼を制御する燃焼制御プログラム、燃焼条件或は負荷条件に応じて燃焼パターンを選択する燃焼パターン選択プログラムが格納されている。
前記燃焼制御プログラムには、燃焼パターンに対応する前記燃焼関係ダンパ35の各ダンパの開閉、ボイラ負荷率に対応する開度(1次空気、2次空気の流量及び1次空気と2次空気の比率、2段燃焼用空気の流量)が設定される。又、前記石炭の性状に対応し、燃焼に供する燃焼バーナの位置の設定、ボイラの負荷率に対応する燃焼バーナの数の設定、燃焼バーナの保守時の保守状態に対応して燃焼に供する燃焼バーナの位置が設定される。又、各燃焼パターン毎の制御に必要なデータ、例えばダンパの開度等は、試験運転、シミュレーション等により、予め取得するものとする。
前記燃焼パターン選択プログラムは、前記操作部33からボイラの負荷率が入力され、或は石炭の性状が入力され、或はボイラ保守の情報が入力された場合、入力された条件、情報に合致した燃焼パターンを選択する。
又、前記操作部33は、前記燃焼制御プログラムにボイラ運転に必要な設定事項を入力し、又、運転されるボイラ負荷率、投入される石炭の性状、保守時の情報等を入力する。
前記表示部34には、前記操作部33から設定事項を入力する場合に、設定事項が表示され、又運転状態等が表示される。
図4は、前記演算部31を機能的に表示したものであり、図4中、36,37,38,39は関数発生部を示し、例えば関数発生部36は前記微粉炭バーナ4,5が全段燃焼に供された場合に前記燃焼関係ダンパ35の開閉、開口率に関する指令を発するものであり、関数発生部37は前記微粉炭バーナ4,5の内、下段側の微粉炭バーナ4a,4b及び微粉炭バーナ5a,5bが燃焼に供された場合、前記関数発生部38は前記微粉炭バーナ4,5の内、上段側の微粉炭バーナ4b,4c及び微粉炭バーナ5b,5cが燃焼に供された場合、前記関数発生部39は前記微粉炭バーナ4,5の内、最下段の微粉炭バーナ4a、微粉炭バーナ5aが燃焼に供された場合に、前記燃焼関係ダンパ35の開閉、開口率に関する指令、例えば開度指令を発するものである。尚、関数発生部の数は、燃焼パターン毎に設けられるものであり、燃焼に供される微粉炭バーナの組合せ、更に微粉炭バーナの段数によって変更される。
又、図4中、41,42,43は燃焼パターン選択部を示し、該燃焼パターン選択部41,42,43の組合せで、前記関数発生部36,37,38,39の内どの関数発生部からの指令が出力されるかを選択する。
前記操作部33よりボイラ負荷率、石炭の性状及び運転指令等の運転開始に必要な情報45が入力されると、前記演算部31は、前記情報45に基づき燃焼パターン選択プログラムにより燃焼パターンを選択し、前記燃焼パターン選択部41,42,43により燃焼パターンに整合する前記関数発生部を選択する。
例えば、前記微粉炭バーナ4,5の下側の2段を燃焼させる場合は、前記燃焼パターン選択部42は、前記燃焼パターン選択部43からの信号を遮断すると共に、前記燃焼パターン選択部41は、前記関数発生部36からの信号を遮断し、前記関数発生部37からの信号のみを出力して前記燃焼関係ダンパ35の制御を実行する。
従って、本実施例によれば、燃焼に供される微粉炭バーナ4,5の段数(即ちミルの台数)のみでなく、位置(燃焼パターン)を考慮した燃焼制御を実行することができる。
特に、前記オーバエアポート6,7の流量制御がボイラ負荷率だけでなく、燃焼に供される微粉炭バーナ4,5の位置に対応して(燃焼パターンに対応して)実行されるので、最適な状態で燃焼させることができ、窒素酸化物の発生を適正に抑制することができる。
又、燃焼パターン別に制御できるので、燃焼パターン特有の制御条件を設定できる。例えば、最下段で燃焼している微粉炭バーナ4,5の位置が変更された場合、前記1次空気調整用ダンパ16,17を制御する開度指令にバイアスを加え変化させることで空気配分を適正に保ち燃焼状態を安定させることができる。バイアスを加えられるバーナは最下段、或は最下段に対して上段のバーナ等最適な燃焼状態が得られる様に適宜選択される。
尚、上記実施例に於いて、関数発生部をソフトウェアで構成したが、入力信号に対して所定の関係で信号を出力する様電気回路で構成してもよい。又、燃焼パターン選択部についても電気回路で構成したスイッチング手段としてもよい。
1 ボイラ
2 火炉
3 炉壁
4,5 微粉炭バーナ
6,7 オーバエアポート
8,9 ミル
16,17 1次空気調整用ダンパ
21,22 2次空気調整用ダンパ
23,24 2段燃焼用ダンパ
25 煙道
26 ガス熱交換器
29 制御装置
31 演算部
33 操作部
34 表示部
35 燃焼関係ダンパ
36 関数発生部
37 関数発生部
38 関数発生部
39 関数発生部
41 燃焼パターン選択部
42 燃焼パターン選択部
43 燃焼パターン選択部
45 情報

Claims (4)

  1. ボイラ炉壁に複数段に設けられた微粉炭バーナと、各段それぞれの微粉炭バーナに接続されたミルと、前記微粉炭バーナ群の上方に設けられたオーバエアポートと、前記微粉炭バーナに2次空気を供給する空気路に各微粉炭バーナに対応して設けられた2次空気調整用ダンパと、前記ミルに1次空気を供給する空気路に各ミルに対応して設けられた1次空気調整用ダンパと、前記オーバエアポートに2段燃焼用空気を供給する空気路に設けられた2段燃焼用ダンパと、前記2次空気調整用ダンパ、前記1次空気調整用ダンパ、前記2段燃焼用ダンパの開閉、開度を制御する制御装置とを具備し、該制御装置は、ボイラの負荷、石炭の性状に対応した燃焼パターン毎に燃焼制御プログラムを有し、該燃焼制御プログラムに基づき前記2次空気調整用ダンパ、前記1次空気調整用ダンパ、前記2段燃焼用ダンパを制御することを特徴とする石炭焚きボイラ装置。
  2. 前記制御装置は燃焼パターン選択部を有し、該燃焼パターン選択部は前記制御装置に入力されるボイラの負荷、石炭の性状を含む運転条件に基づき燃焼パターンを選択する請求項1の石炭焚きボイラ装置。
  3. 前記燃焼パターン別に、又前記ダンパ別に空気流量のバイアスが設定される請求項1又は請求項2の石炭焚きボイラ装置。
  4. 前記燃焼パターンは、微粉炭バーナの保守状態に対応して設定される請求項1〜請求項3のいずれかの石炭焚きボイラ装置。
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