JP3528088B2 - キー入力補助方法及び装置 - Google Patents

キー入力補助方法及び装置

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JP3528088B2
JP3528088B2 JP35242397A JP35242397A JP3528088B2 JP 3528088 B2 JP3528088 B2 JP 3528088B2 JP 35242397 A JP35242397 A JP 35242397A JP 35242397 A JP35242397 A JP 35242397A JP 3528088 B2 JP3528088 B2 JP 3528088B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、パソコン
でワープロソフトを作動させて文字入力を行う場合等に
好適なキー入力補助方法及び装置に係り、特に、キーの
押し間違えを修正するための操作等を画面上における最
小のガイド情報を以て操作者に適切に教示できるように
したキー入力補助方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】キー配列に不慣れな者にとって、キーボ
ードを使用して文字や符号を入力する操作は能率が悪
い。又、キー配列に慣れた者であっても、通常各キーに
はシフト位置に応じた複数の符号が割当られているた
め、全てのシフト位置に関しその割当符号を記憶するこ
とは難しく、加えて、キーによっては指先により操作し
にくい場所に配置されるものもあることから、ブライン
ドタッチが可能な程度の熟練者であっても、誤って隣の
キーを押し間違える等の誤操作はしばしば行われる。
【0003】そこで、従来より、キー入力補助機能とし
て、キーボードを構成するキーレイアウトを、表示画面
上にガイド表示させる機能が知られている。このような
入力補助機能によれば、その都度キーボードそれ自身を
見なくとも、表示画面上のガイド表示に従って所望の符
号と該当するキー位置とを確認させることができる。
尚、キーレイアウト図を表示画面上に表示させることに
よる文章表示エリアの縮小を回避するためには、例え
ば、特開平03−88017号公報に見られるように、
別途ガイド表示専用の液晶表示器を通常の表示画面とは
別に設けることも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の入力補助機能にあっては、常時、キーボード
を構成する全てのキーを一括してガイド表示する構成で
あることから、キー配列に不慣れな者にとっては、所望
の文字や符号に対応するキーを探し出すのに手間がかか
り、他方キー配列にある程度慣れた者にとっては、常時
全てのキー配列をガイド表示することはかえって煩わし
く、使い勝手が悪いという問題点があった。即ち、一般
に、キーの押し間違えは、目的とするキーの隣接キー若
しくは近傍キーに生ずることが経験的に認められてお
り、そのことを考慮すれば、常時全てのキーのキー配列
をガイド表示することが、キーの押し間違えを修正する
に必要なガイド表示を適切に行っているとは認められな
い。
【0005】この発明は、従来のこの種のキー入力補助
機能における上述の問題点に着目してなされたものであ
り、その目的とするところは、必要最小限のガイド表示
によって、キー押し間違え時の修正操作を操作者に適切
に教示できるようにしたキー入力補助方法及び装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1に記
載の発明は、キーボード上で押下されたキーに割り当て
られたフォントパターンを画面上に表示して操作者に提
示するようにしたキー入力システムに適用されるキー入
力補助装置であって、キーボード上でいずれかのキーが
押下されるのに応答して、そのキーそれ自体、並びに、
そのキーの左右1つ隣り、又は左右1つ隣り及び左右2
つ隣りに配置されているキーに対応する一群のフォント
パターンを生成する手段と、前記生成された一群のフォ
ントパターンを、キーボード上の相対位置関係に従った
レイアウトでガイド表示させる手段と、を具備し、前記
ガイド表示の前記画面上における表示位置は、前記押下
されたキーに対応するフォントパターンの表示位置の近
傍真下に開かれた表示用小窓の中である、ことを特徴と
するキー入力補助装置にある。
【0007】この出願の請求項2に記載の発明は、キー
ボード上で押下されたキーに割り当てられたフォントパ
ターンを画面上に表示して操作者に提示するようにした
キー入力システムに適用されるキー入力補助装置であっ
て、キーボード上でいずれかのキーが押下されるのに応
答して、そのキーそれ自体、並びに、そのキーの近傍に
配置されているキーの一部又は全部のそれぞれに対応す
る一群のフォントパターンを生成する手段と、前記生成
された一群のフォントパターンを、キーボード上の相対
位置関係に従ったレイアウトでガイド表示させる手段
と、を具備し、前記一群のフォントパターンを生成する
手段は、キーボード上の各フォントキーに対応する各入
力要素フィールド毎に、その入力要素とキーボード上に
おいて一定の相対位置関係にある一群のフォントキーに
対応する近傍要素列を予め格納させた近傍要素テーブル
と、キーボード上でいずれかのフォントキーが押下され
るのに応答して、その押下キーに対応する入力要素で指
定される一群の近傍要素列を近傍要素テーブルから読み
出す手段とを含む、ことを特徴とするキー入力補助装置
にある。
【0008】この出願の請求項3に記載の発明は、キー
ボード上で押下されたキーに割り当てられたフォントパ
ターンを画面上に表示して操作者に提示するようにした
キー入力システムに適用されるキー入力補助方法であっ
て、キーボード上でいずれかのキーが押下されるのに応
答して、そのキーそれ自体、並びに、そのキーの左右1
つ隣り、又は左右1つ隣り及び左右2つ隣りに配置され
ているキーに対応する一群のフォントパターンを生成す
るステップと、前記生成された一群のフォントパターン
を、キーボード上の相対位置関係に従ったレイアウトで
ガイド表示させるステップと、を具備し、前記ガイド表
示の前記画面上における表示位置は、前記押下されたキ
ーに対応するフォントパターンの表示位置の近傍真下に
開かれた表示用小窓の中である、ことを特徴とするキー
入力補助方法にある。
【0009】この出願の請求項4に記載の発明は、キー
ボード上で押下されたキーに割り当てられたフォントパ
ターンを画面上に表示して操作者に提示するようにした
キー入力システムに適用されるキー入力補助方法であっ
て、キーボード上でいずれかのキーが押下されるのに応
答して、そのキーそれ自体、並びに、そのキーの近傍に
配置されているキーの一部又は全部のそれぞれに対応す
る一群のフォントパターンを生成するステップと、前記
生成された一群のフォントパターンを、キーボード上の
相対位置関係に従ったレイアウトでガイド表示させるス
テップと、を具備し、前記一群のフォントパターンを生
成するステップは、キーボード上の各フォントキーに対
応する各入力要素フィールド毎に、その入力要素とキー
ボード上において一定の相対位置関係にある一群のフォ
ントキーに対応する近傍要素列を予め格納させた近傍要
素テーブルから、キーボード上でいずれかのフォントキ
ーが押下されるのに応答して、その押下キーに対応する
入力要素で指定される一群の近傍要素列を読み出すステ
ップを含む、ことを特徴とするキー入力補助方法にあ
る。
【0010】この出願の請求項5に記載の発明は、キー
ボード上で押下されたキーに割り当てられたフォントパ
ターンを画面上に表示して操作者に提示するようにした
キー入力システムに適用されるものであって、キーボー
ド上でいずれかのキーが押下されるのに応答して、その
キーそれ自体、並びに、そのキーの左右1つ隣り、又は
左右1つ隣り及び左右2つ隣りに配置されているキーに
対応する一群のフォントパターンを生成する手段と、前
記生成された一群のフォントパターンを、キーボード上
の相対位置関係に従ったレイアウトでガイド表示させる
手段と、を具備し、前記ガイド表示の前記画面上におけ
る表示位置は、前記押下されたキーに対応するフォント
パターンの表示位置の近傍真下に開かれた表示用小窓の
中である、ことを特徴とするキー入力補助装置として、
コンピュータを機能させるためのプログラムを格納させ
た記録媒体にある。
【0011】この出願の請求項6に記載の発明は、キー
ボード上で押下されたキーに割り当てられたフォントパ
ターンを画面上に表示して操作者に提示するようにした
キー入力システムに適用されるものであって、キーボー
ド上でいずれかのキーが押下されるのに応答して、その
キーそれ自体、並びに、そのキーの近傍に配置されてい
るキーの一部又は全部のそれぞれに対応する一群のフォ
ントパターンを生成する手段と、前記生成された一群の
フォントパターンを、キーボード上の相対位置関係に従
ったレイアウトでガイド表示させる手段と、を具備し、
前記一群のフォントパターンを生成する手段は、キーボ
ード上の各フォントキーに対応する各入力要素フィール
ド毎に、その入力要素とキーボード上において一定の相
対位置関係にある一群のフォントキーに対応する近傍要
素列を予め格納させた近傍要素テーブルと、キーボード
上でいずれかのフォントキーが押下されるのに応答し
て、その押下キーに対応する入力要素で指定される一群
の近傍要素列を近傍要素テーブルから読み出す手段とを
含む、ことを特徴とするキー入力補助装置として、コン
ピュータを機能させるためのプログラムを格納させた記
録媒体にある。
【0012】以上の各請求項において、『そのキーそれ
自体、並びに、そのキーの左右1つ隣り、又は左右1つ
隣り及び左右2つ隣りに配置されている』とあるのは、
押下されたキーに対して、そのキー自体と左右にそれぞ
れ隣接するキーを含む。又、ここでは、単に両隣のみな
らず、必要により、左右2つ隣に設定することも可能で
ある。この範囲をどのように定めるかは、操作者の技能
や、当該キーボードのキー押し間違え傾向等を考慮して
決定すれば良いであろう。
【0013】又、『押下されたキーに対応するフォント
パターンの表示位置の近傍真下に開かれた表示用小窓の
中である』とあるのは、例えば液晶やCRT画面上に文
章を横書きで打ち込むような場合を想定すれば、最新に
押下されたキーに対応するフォントパターンの表示位置
に対し、その真下の行間スペース等に表示用小窓を表示
し、その表示用小窓内に配置することを意味している。
その他、任意のフォーマットで文章や符号を打ち込むよ
うな場合であれば、その際に表示されるフォントパター
ンの画面座標との関係で出来るだけ接近した位置が選択
されるであろう。
【0014】そして、請求項1、請求項3、並びに、請
求項5に記載の発明によれば、一群の近傍フォントパタ
ーン並びに当該押下キーのフォントパターンのガイド表
示は、表示画面上の入力位置の近傍真下において行われ
るため、表示画面上に文章を作成するような場合、その
文章中の入力位置から視線を大きくずらせることなく、
実際に押下されたキーと押下すべきであったキーとの相
対位置関係を利用者に理解させることができ、ある程度
のブラインドタッチが可能な程度に熟練した利用者にと
っては、ブラインドタッチを継続しつつ、僅かに記憶が
不確かなことにより押し間違えられたキー等を通常の入
力操作の延長線上で即座に修正することができるであろ
う。
【0015】又、請求項2、請求項4、並びに、請求項
6に記載の発明によれば、実際の操作キーの左右1つ隣
り、又は左右2つ隣りに位置する必要最小限のフォント
だけが予め近傍要素テーブルに記憶されており、そのテ
ーブルを参照することにより、対象となる一群のフォン
トだけが直ちに生成され、キーボード上の相対位置関係
に従ったレイアウトでガイド表示される。そのため、キ
ーを押し間違えたような場合には、ガイド表示された複
数のフォントの中から本来入力されるべきであったフォ
ントを操作者は簡単に見つけだすことができ、同時に、
誤って押下されたキーと押下すべきであったキーとの相
対位置関係を理解して、キー入力修正操作を簡単に行う
ことができる。また、予め各キーに関連する一群の近傍
フォントキーを近傍要素テーブルに記憶させることによ
って、キーが押下される毎に、周辺フォントキーを探し
たり、それら周辺キーのレイアウトを解析する処理が不
要となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0017】本発明が適用されたキー入力システム全体
のシステム構成が、図1のブロック図に示されている。
同図に示されるように、このキー入力システムは、キー
ボードやディスプレイ等とのやりとりを行う入出力部1
と、入力データを一時的に格納するための入力バッファ
2と、本発明に係るキー配列ガイド処理の中心的な役割
を果たす処理部3と、ガイド表示に含まれる要素列を生
成するための近傍要素生成部4と、ガイド情報を画面上
に表示するためのガイド表示部5と、入力データに対応
するガイド文字列等を保持する近傍要素テーブル6と、
近傍要素の種類を決定する近傍要素フラグ7とを含んで
いる。
【0018】入出力部1とやりとりを行うキーボードの
一例が図2に示されている。同図に示されるキーボード
は、韓国で一般に使用されているキー配列(一般に、
『2ボル式』と称される)を有するキーボードである。
このキーボードの各キーには、ハングル文字の各構成要
素がそれぞれ割当られている。例えば、ハングル文字の
【外1】 という文字を入力する場合を例に挙げると、
【外2】 という文字は、
【外3】
【外4】 という2つの構成要素から成り立っているため、2ボル
式入力操作においては、
【外5】
【外6】 の順で該当するキーを順に押下することにより、
【外7】 という文字の入力が完了する。この時、韓国語入力に慣
れていない利用者の場合、これらの構成要素に対応する
キー位置がうろ覚えであると、誤って隣接するキーを押
し間違えることがしばしば生ずる。後に詳細に説明する
ように、本発明では、このようなキーの押し間違えを簡
単に修正することができる。
【0019】本発明に係るキー入力補助方法及び装置の
実現に中心的な役割を果たす処理部3の動作は、図4の
フローチャートに示されている。同図において、処理が
開始されると、入出力部1を介して1要素分のキー入力
が受け付けられ(ステップ401)、そのキー入力に対
応する入力データは入力バッファ2に格納される(ステ
ップ402)。
【0020】続いて、入力バッファ2に格納された入力
データをキーとして、図3に示される近傍要素テーブル
の入力データフィールドが検索される(ステップ40
3)。ここで、図3に示されるように、この近傍要素テ
ーブルには、入力要素フィールド、近傍要素列(小)フ
ィールド、近傍要素列(大)フィールドがそれぞれ設け
られている。入力要素フィールドには、ハングル文字を
構成する各要素データが1個ずつ格納されている。近傍
要素列(小)フィールドには、近傍要素を中心として左
右両隣を含む最大3個の要素列データが格納されてい
る。近傍要素列(大)フィールドには、入力要素を中心
として左右2つ隣を含む最大5個の要素列データが格納
されている。尚、近傍要素列として、キーボード上にお
いて左右両隣若しくは左右2つ隣の要素列を近傍要素列
として定めたのは、通常キーボードの操作において押し
間違えるのは、上下両隣のキーではなくて左右両隣若し
くは左右2つ隣のキーが多いという経験的な事実を考慮
したためである。もっとも、上下方向あるいは斜め方向
の押し間違えが多いような経験的事実が考慮されるので
あれば、近傍要素列としてそのような上下隣若しくは斜
め隣の要素列を予め格納することも考慮されるであろ
う。又、入力要素が決定された場合、大小いずれの近傍
要素列を選択するかは、所定の近傍要素列フラグの内容
により決定される。このフラグの選択若しくは設定操作
は、図示しない所定のキーボード操作に基づき、ソフト
ウエア的に実現すればよいであろう。
【0021】図4のフローチャートに戻って、近傍要素
テーブルの入力データフィールド(入力要素フィール
ド)を検索した結果(ステップ403)、入力データ有
りとされた場合には(ステップ404YES)、その時
の近傍要素フラグの値に応じて、入力データに対応する
近傍要素列データが近傍要素テーブル6から取り出され
る(ステップ405)。この時、別途設定された近傍要
素フラグの値が『近傍要素(小)』であれば、近傍要素
列(小)フィールドに格納された最大3個の近傍要素列
データが取り出されるのに対し、近傍要素フラグの値が
『近傍要素(大)』であるならば、近傍要素列(大)フ
ィールドに格納された最大5個の近傍要素列データが取
り出される。
【0022】続いて、取り出された近傍要素列データ
は、入出力部1を介して図示しないCRT画面上に表示
される。この時、近傍要素列データの表示位置は、後に
詳細に説明するように、画面上における現在の文字入力
位置の近傍とされており、しかもその表示対応は、近傍
要素列のキーボード上における実際の相対位置関係に従
ったレイアウトとされている。即ち、それら近傍要素列
に対応する各フォントは、キーボード上における配列と
同じ配列で画面上に表示されるのである(ステップ40
6)。尚、近傍要素テーブルの入力データフィールドを
検索した結果(ステップ403)、入力データ無しと判
定された場合には(ステップ404、NO)、それまで
ガイド表示されていた近傍要素列に対応する各フォント
は、自動的に消去される(ステップ407)。その後、
入力された文字や符号を画面上のフォント表示で確認し
た後、利用者が入力確認処理を行うことによって、通常
の入力システムの処理が行われることとなる(ステップ
408)。この通常の入力システムの処理とは、例え
ば、リターンキーの操作で入力データとして確定された
データを、作成中の文章メモリに格納する処理等が行わ
れる。
【0023】次に、本発明に係る入力補助機能による画
面上の案内表示の一例を図5を参照して詳細に説明す
る。図2に示される2ボル式のキーボードを用いて、例
えばハングル文字の
【外8】 という文字を入力する場合、その構成要素である
【外9】
【外10】 に対応する2つのキーを順に押下せねばならない。
【0024】今仮に、
【外11】
【外12】 と順に入力すべきところを、誤って
【外13】 ではなく、その左隣に位置する
【外14】 を入力した場合における画面表示の一例が、図5(a)
に示されている。同図に示されるように、この表示用小
窓内のガイド表示8Aは、先に説明した3個の要素列デ
ータに対応するフォントパターンを、キーボード上の相
対位置関係に従ったレイアウトで横一列に並べたもので
ある。又、ガイド表示8Aの表示位置は、入力データに
対応するフォントの表示位置の近傍、この例では真下の
空欄に位置されている。そのため、このようなガイド表
示8Aによれば、利用者は、画面上の文字入力位置から
視線をずらせることなく、本来入力されるべきであった
フォントが、誤って入力されたフォントの右隣にあるこ
とを簡単に認識することができる。
【0025】本来押下されるべきであったキーが、誤っ
て押下されたキーの右隣に位置すると理解した後、
【外15】 を削除して、正しいキーを押下した場合におけるガイド
表示の一例が図5(b)に示されている。同図に示され
ているように、誤って入力された
【外16】
【外17】 に修正されている。又、この時、ガイド表示8Aの内容
は、
【外18】 を中心として、その左右に
【外19】
【外20】 とを配列した状態となる。
【0026】続けて残りの構成要素である
【外21】 を入力した場合における画面の一例が図5(c)に示さ
れている。同図に示されるように、
【外22】
【外23】 が順に正常に入力されたことにより、表示画面9上に
は、それら2つの構成要素で組み立てられるハングル文
【外24】 が表示されている。又、入力位置近傍に表示されたガイ
ド表示8Aは、最後に入力された
【外25】 を中心とし、その左右両隣に
【外26】
【外27】 とを配列した状態となっている。
【0027】このように以上の実施の形態によれば、表
示画面9上には、キーボード上においていずれかのキー
が押下される度に、表示画面上には、その押下キーを中
心として左右両隣を含む最大3個のフォントパターン、
若しくは、5個のフォントパターンのいずれかが、キー
ボード上の相対位置関係に従ったレイアウトでガイド表
示される。しかも、そのガイド表示8Aの表示位置は、
入力文字に対応する表示位置の近傍真下とされている。
そのため、入力操作者は、表示画面9上における現在の
入力文字表示位置から視線をずらせることなく、その入
力文字に対応するキーの左右両隣若しくは2個両隣にど
のようなキーが存在するかを簡単に理解することがで
き、そのためキーを押し間違ったような場合には、この
ガイド表示8Aに従って正しいキー位置を確認すること
により、あたかもブラインドタッチの延長線上におい
て、キー入力修正操作を行うことができる。
【0028】しかも、この実施の形態では、図3の近傍
要素テーブルに示されるように、大小2種類の近傍要素
列を設け、これを所定のフラグで切り替えるようにして
いるため、操作者の熟練度等に応じて予めフラグの内容
を適切に設定しておくことにより、その操作者の技量に
応じた適切なガイド表示を行わせることができる。
【0029】尚、本発明は、2ボル式キーボードに限ら
ず、一般の日本語キーボード、アルファベットキーボー
ド等にも適用できることは勿論であり、また近傍要素列
の抽出対象についても、左右両隣や2つ隣に限らず、上
下隣あるいは斜め隣等にも拡張することができるであろ
う。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、キーの押し間違えを修正するための操作等を
画面上における最小のガイド情報をもって操作者に適切
に教示することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたキー入力システムの全体構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明が適用されたキーボードの一例を示す正
面図である。
【図3】本発明に適用された近傍要素テーブルの一例を
示す説明図である。
【図4】本発明を実現するためのコンピュータプログラ
ムの構成を概略的に示すフローチャートである。
【図5】本発明における画面上の案内表示の一例を示す
画面説明図である。
【符号の説明】
1 入出力部 2 入力バッファ 3 処理部 4 近傍要素生成部 5 ガイド表示部 6 近傍要素テーブル 7 近傍要素フラグ 8A ガイド表示 9 表示画面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/02 - 3/027

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーボード上で押下されたキーに割り当
    てられたフォントパターンを画面上に表示して操作者に
    提示するようにしたキー入力システムに適用されるキー
    入力補助装置であって、 キーボード上でいずれかのキーが押下されるのに応答し
    て、そのキーそれ自体、並びに、そのキーの左右1つ隣
    り、又は左右1つ隣り及び左右2つ隣りに配置されてい
    るキーに対応する一群のフォントパターンを生成する手
    段と、 前記生成された一群のフォントパターンを、キーボード
    上の相対位置関係に従ったレイアウトでガイド表示させ
    る手段と、を具備し、 前記ガイド表示の前記画面上における表示位置は、前記
    押下されたキーに対応するフォントパターンの表示位置
    の近傍真下に開かれた表示用小窓の中である、ことを特
    徴とするキー入力補助装置。
  2. 【請求項2】 キーボード上で押下されたキーに割り当
    てられたフォントパターンを画面上に表示して操作者に
    提示するようにしたキー入力システムに適用されるキー
    入力補助装置であって、 キーボード上でいずれかのキーが押下されるのに応答し
    て、そのキーそれ自体、並びに、そのキーの近傍に配置
    されているキーの一部又は全部のそれぞれに対応する一
    群のフォントパターンを生成する手段と、 前記生成された一群のフォントパターンを、キーボード
    上の相対位置関係に従ったレイアウトでガイド表示させ
    る手段と、を具備し、 前記一群のフォントパターンを生成する手段は、 キーボード上の各フォントキーに対応する各入力要素フ
    ィールド毎に、その入力要素とキーボード上において一
    定の相対位置関係にある一群のフォントキーに対応する
    近傍要素列を予め格納させた近傍要素テーブルと、 キーボード上でいずれかのフォントキーが押下されるの
    に応答して、その押下キーに対応する入力要素で指定さ
    れる一群の近傍要素列を近傍要素テーブルから読み出す
    手段とを含む、ことを特徴とするキー入力補助装置。
  3. 【請求項3】 キーボード上で押下されたキーに割り当
    てられたフォントパターンを画面上に表示して操作者に
    提示するようにしたキー入力システムに適用されるキー
    入力補助方法であって、 キーボード上でいずれかのキーが押下されるのに応答し
    て、そのキーそれ自体、並びに、そのキーの左右1つ隣
    り、又は左右1つ隣り及び左右2つ隣りに配置されてい
    るキーに対応する一群のフォントパターンを生成するス
    テップと、 前記生成された一群のフォントパターンを、キーボード
    上の相対位置関係に従ったレイアウトでガイド表示させ
    るステップと、を具備し、 前記ガイド表示の前記画面上における表示位置は、前記
    押下されたキーに対応するフォントパターンの表示位置
    の近傍真下に開かれた表示用小窓の中である、ことを特
    徴とするキー入力補助方法。
  4. 【請求項4】 キーボード上で押下されたキーに割り当
    てられたフォントパターンを画面上に表示して操作者に
    提示するようにしたキー入力システムに適用されるキー
    入力補助方法であって、 キーボード上でいずれかのキーが押下されるのに応答し
    て、そのキーそれ自体、並びに、そのキーの近傍に配置
    されているキーの一部又は全部のそれぞれに対応する一
    群のフォントパターンを生成するステップと、 前記生成された一群のフォントパターンを、キーボード
    上の相対位置関係に従ったレイアウトでガイド表示させ
    るステップと、を具備し、 前記一群のフォントパターンを生成するステップは、 キーボード上の各フォントキーに対応する各入力要素フ
    ィールド毎に、その入力要素とキーボード上において一
    定の相対位置関係にある一群のフォントキーに対応する
    近傍要素列を予め格納させた近傍要素テーブルから、キ
    ーボード上でいずれかのフォントキーが押下されるのに
    応答して、その押下キーに対応する入力要素で指定され
    る一群の近傍要素列を読み出すステップを含む、ことを
    特徴とするキー入力補助方法。
  5. 【請求項5】 キーボード上で押下されたキーに割り当
    てられたフォントパターンを画面上に表示して操作者に
    提示するようにしたキー入力システムに適用されるもの
    であって、 キーボード上でいずれかのキーが押下されるのに応答し
    て、そのキーそれ自体、並びに、そのキーの左右1つ隣
    り、又は左右1つ隣り及び左右2つ隣りに配置されてい
    るキーに対応する一群のフォントパターンを生成する手
    段と、 前記生成された一群のフォントパターンを、キーボード
    上の相対位置関係に従ったレイアウトでガイド表示させ
    る手段と、を具備し、 前記ガイド表示の前記画面上における表示位置は、前記
    押下されたキーに対応するフォントパターンの表示位置
    の近傍真下に開かれた表示用小窓の中である、ことを特
    徴とするキー入力補助装置として、 コンピュータを機能させるためのプログラムを格納させ
    た記録媒体。
  6. 【請求項6】 キーボード上で押下されたキーに割り当
    てられたフォントパターンを画面上に表示して操作者に
    提示するようにしたキー入力システムに適用されるもの
    であって、 キーボード上でいずれかのキーが押下されるのに応答し
    て、そのキーそれ自体、並びに、そのキーの近傍に配置
    されているキーの一部又は全部のそれぞれに対応する一
    群のフォントパターンを生成する手段と、 前記生成された一群のフォントパターンを、キーボード
    上の相対位置関係に従ったレイアウトでガイド表示させ
    る手段と、を具備し、 前記一群のフォントパターンを生成する手段は、 キーボード上の各フォントキーに対応する各入力要素フ
    ィールド毎に、その入力要素とキーボード上において一
    定の相対位置関係にある一群のフォントキーに対応する
    近傍要素列を予め格納させた近傍要素テーブルと、 キーボード上でいずれかのフォントキーが押下されるの
    に応答して、その押下キーに対応する入力要素で指定さ
    れる一群の近傍要素列を近傍要素テーブルから読み出す
    手段とを含む、ことを特徴とするキー入力補助装置とし
    て、 コンピュータを機能させるためのプログラムを格納させ
    た記録媒体。
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