JP3527168B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
し、さらに詳しくは、フラットパネルディスプレイ分野
において好適なアクティブマトリクス駆動型液晶表示装
置に関するものである。
示装置は、セグメント型の液晶表示装置として時計や電
卓などに広く用いられている。最近においても、薄型、
軽量、低消費電力などの特徴を活かし、ワードプロセッ
サ、パーソナルコンピュータ、およびナビゲーションシ
ステムなどをはじめ、各種のディスプレイとして、より
広く、その市場を拡大している。特にTFT(Thin Film
Transistor)などの能動素子をスイッチング素子として
用い、画素をマトリクス状に配した、アクティブマトリ
クス型の液晶表示装置が注目されている。
(Cathode Ray Tube)と比較して、厚み(奥行き)を格段
に薄くできること、フルカラー化が容易なこと、消費電
力が小さいことなどの利点を有するため、ノート型ある
いはデスクトップ型パーソナルコンピュータの表示装
置、携帯テレビや省スペーステレビ、デジタルカメラや
デジタルビデオカメラの表示装置など、さらに広い分野
でその需要が広がっている。
晶表示装置は、TFTによるアクティブマトリクス回路
が形成された、透光性のアクティブマトリクス基板と、
該アクティブマトリクス基板に対向して配される、共通
電極が形成された対向基板と、アクティブマトリクス基
板と対向基板との間に挟持された液晶層とを備えてい
る。
におけるアクティブマトリクス回路の一例の概略を示し
た回路図である。該アクティブマトリクス基板上には、
複数の画素電極91…がマトリクス状に形成されてい
る。この画素電極91…は、通常、行方向および列方向
にそれぞれ数百以上ずつ並んで形成される。
を介して画素電極91…に対向するように、共通電極
(図示せず)が形成されており、画素電極91…と共通
電極とによって、液晶層に電圧が印加される。なお、共
通電極は、一般に、対向基板の略全面に形成された構成
となっている。
ためのスイッチング手段である能動素子として、TFT
92…が、上記アクティブマトリクス基板上に形成さ
れ、画素電極91…に接続されている。さらに、カラー
表示を行うために、対向基板あるいはアクティブマトリ
クス基板などに、赤色、緑色、青色などのカラーフィル
タ層(図示せず)が設けられている。
走査線93…が、また、ソース電極には階調信号線94
…がそれぞれ接続されている。走査線93…と階調信号
線94…とは、マトリクス状に配列された画素電極91
…の周囲を通り、互いに直交するように配置されてい
る。上記走査線93…を介してゲート信号が入力される
ことにより、TFT92…が駆動制御される。また、T
FT92…の駆動時に、上記階調信号線94…を介し
て、データ信号が画素電極91…に入力される。なお、
走査線93…の端部には、走査信号入力端子93a…が
接続され、階調信号線94…の端部には、データ信号入
力端子94a…が接続されている。
素電極91…に接続されるとともに、付加容量95…に
接続されている。そして、この付加容量95…の絶縁層
を介し、対向する側の電極がそれぞれ共通信号線96…
に接続されている。この付加容量95…は、液晶層に印
加される電圧を保持する役割を持つ。
表示装置では、アクティブマトリクス基板と対向基板と
の間に挟持されている液晶層の厚みが、通常、平均3.
0〜4.5μmに設定されており、画素電極91…と共
通電極と液晶層とによって液晶容量を形成していること
になる。そして、上記付加容量95…は、この液晶容量
と並列接続されていることになる。
ィブマトリクス型液晶表示装置では、走査線93…と階
調信号線94…とが同じ基板上で交差することになり、
これらの多数の交差部において短絡欠陥などが生じやす
いという問題がある。これにより、歩留りの低下ならび
にコストの増大を招いていた。
基板上で交差するような構成が有する問題点を解決する
構成として、例えば図24に示すような構成の液晶表示
装置が提案されている。この液晶表示装置は、以下のよ
うな構成となっている。
スシリコン半導体などから構成される3端子のスイッチ
ング素子101…がマトリクス状に多数設けられてい
る。そして、スイッチング素子101…の各行毎の一端
子には走査線102…が接続され、スイッチング素子1
01…の各行毎の別の端子には基準信号線103…が接
続されている。また、スイッチング素子101…のさら
に別の端子には、画素電極104…が接続されている。
向基板105上には、上記走査線102…に直交する方
向に、階調信号線106…が複数配置されている。この
階調信号線106…は、画素電極104…に対向する部
分において、対向電極としての機能をも担っている。
おいて走査線と階調信号線とが交差することがなく、そ
れぞれ別の基板上に形成されるので、ライン欠陥の発生
率を低下させることができる。よって、歩留りの向上な
らびにコストの低減を図ることができる。なお、以降で
は、図23に示す液晶表示装置の構造を現行構造、図2
4に示す液晶表示装置の構造を対向ソース構造と称する
ことにする。
示装置に対して、そのパネルサイズの大型化および高精
細化への要求が年々高まっている。パネルサイズの大型
化および高精細化を実現する上での大きな問題の1つ
に、信号遅延による表示品位の低下がある。なお、ここ
でいう信号遅延とは、現行構造では共通信号線における
信号遅延、対向ソース構造では基準信号線における信号
遅延を指している。
長くなることにより、信号配線自身の抵抗値および信号
配線に負荷する寄生容量が増大する。信号遅延の大きさ
は、信号配線の抵抗値と負荷容量との積に比例するの
で、信号配線の抵抗値と負荷容量との両方が増大するパ
ネルサイズの拡大は、大きな信号遅延を引き起こすこと
になる。その結果、液晶表示装置の表示領域内のある領
域では、書き込み時間内に液晶に所望の電圧を印加する
ことができず、十分に液晶が充電されない状態、すなわ
ち、電荷供給不足となることがある。このような状態に
なると、いわゆるシャドーイングが生じ、表示品位が低
下してしまう。
イングについて説明する。一例として、図19に示すよ
うに、ライン反転駆動の液晶表示装置の表示領域におい
て、その中央部の領域31のみを黒表示とし、その他の
領域では、中間調表示させるような画像パターン(以
下、シャドーイングパターンと称する)を表示させたと
する。なお、図19において、中央部の領域31の右側
の領域を領域32、中央部の領域31の左側の領域を領
域33、領域31・32・33の上側の領域を領域3
4、領域31・32・33の下側の領域を領域35とす
る。
の方が白表示より液晶容量が大きくなる。つまり、この
ような表示状態では、領域31・32・33に含まれる
横の信号配線、すなわち、黒表示を行う画素に接続され
ている横の信号配線における負荷容量は、黒表示となっ
ている領域31の影響により、領域34・35における
信号配線の負荷容量よりも大きくなっている。すなわ
ち、黒表示を行う画素に接続されている横の信号配線に
おける信号遅延は大きくなっており、場合によっては、
領域32・33における液晶に対する印加電圧と、領域
34・35における液晶に対する印加電圧との間に差が
生じることになる。つまり、黒表示部分の両側の領域で
は、信号遅延によって所望の電圧が液晶にかからず、充
電不足が生じ、他の中間調部分と異なった表示になって
しまう。これが信号遅延による、シャドーイングという
現象である。
大型化に伴う問題点について述べたが、高精細化につい
ても同様の問題が生じる。すなわち、高精細化すること
によって、信号の書き込み時間が短くなり、信号遅延の
影響が如実にでるようになる。よって、液晶に対して十
分な充電を行うことができなくなり、上記と同様に、表
示品位が低下することになる。
の大型化および高精細化を行うと、各信号配線の抵抗値
の増大、各信号配線に負荷する容量の増大、信号の書き
込み時間の減少などが生じることにより、信号遅延の発
生およびこれに伴うシャドーイングなどの表示品位の低
下が生じることになる。
への電荷供給不足を解消するためには、信号配線の抵抗
値を減少させ、信号配線に負荷する容量を軽減させれば
良い。具体的には、信号配線の抵抗を下げるために、
信号配線を形成する金属膜を厚く積層する、信号配線
の抵抗を下げるために、信号配線の線幅を太くする、
信号配線に負荷する容量を軽減するために、信号配線間
の距離を大きくする、などの構成によって信号遅延を減
少させることができる。
く積層させる必要から、金属膜の成膜時間が増大し、生
産能力が低下することになる。加えて、金属膜を所望の
パターンにエッチングする際の制御も難しくなり、ひい
ては良品率の低下やさらなるコストアップの要因となっ
てしまう。
る、または信号配線間の距離を大きくすることによっ
て、画素として用いられる領域が減少し、開口率の低下
を引き起こすことになる。開口率が減少すると、液晶表
示装置の透過率、輝度が減少し、表示品位を低下させて
しまう。
品率の低下、開口率の減少などの弊害が生じてしまい、
結果的には、コストアップや表示品位の低下を引き起こ
すことになる。
信号配線の両側から入力し、信号入力箇所を増加させる
ことにより、信号遅延を減少させ、電荷供給不足を補う
という構成も考えられる。しかしながら、パネルの両側
から信号を入力するには、信号入力のためのドライバを
パネルの両側に配置する必要が生じる。すなわち、ドラ
イバの数が2倍になるので、コストが非常に高くなると
いう問題がある。
信号遅延を起因とするシャドーイングを抑制する手段と
して、ドット反転駆動によって各画素に電圧を印加する
方法が挙げられる。ここで、ドット反転駆動とライン反
転駆動とについて以下に説明する。
よび図21(a)・(b)を参照しながら説明する。図
23において、ある1つの走査線93に、該走査線93
に接続されている全てのTFT92…をONとするよう
な信号が入力されているとき、表示させる画像をベタ画
像とすると、隣合う階調信号線94…には、すべて同極
性の印加電圧信号が入力される。すなわち、該走査線9
3に接続されている画素電極91…に印加される電圧は
全て同極性となる。
査線93に対して、全てのTFT92…をONとするよ
うな信号が入力されるときには、1つ前の走査時とは逆
の極性からなる印加電圧信号が、全ての階調信号線94
…に入力される。すなわち、この時の走査線93に接続
されている画素電極91…に印加される電圧は、全て同
極性で、かつ、1つ前の走査時とは逆の極性となる。
素に印加されている電圧の極性の様子を一部示したのが
図21(a)である。そして、1画面分の走査を終えて
次の画面の走査を行う際には、前の画面の走査における
極性とは逆の極性の電圧が、各ライン毎の画素電極91
…に印加される。この状態を図21(b)に示す。すな
わち、ライン反転駆動を行う場合には、図21(a)の
状態と図21(b)の状態とを繰り返すことによって画
面のリフレッシュを行っていることになる。
よび図22(a)・(b)を参照しながら説明する。図
23において、ある1つの走査線93に、該走査線93
に接続されている全てのTFT92…をONとするよう
な信号が入力されているとき、表示させる画像をベタ画
像とすると、隣合う階調信号線94…には、互いに逆極
性となる印加電圧信号が入力される。すなわち、該走査
線93に接続されている、隣合う画素電極91…に印加
される電圧は互いに逆極性となる。
査線93に対して、全てのTFT92…をONとするよ
うな信号が入力されるときには、1つ前の走査時とは逆
の極性からなる印加電圧信号が、全ての階調信号線94
…に入力される。すなわち、この時の走査線93に接続
されている、隣合う画素電極91…に印加される電圧
は、互いに逆極性で、かつ、1つ前の走査時とは逆の極
性となる。
素に印加されている電圧の極性の様子を一部示したのが
図22(a)である。そして、1画面分の走査を終えて
次の画面の走査を行う際には、前の画面の走査における
極性とは逆の極性の電圧が、各ライン毎の画素電極91
…に印加される。この状態を図22(b)に示す。すな
わち、ドット反転駆動を行う場合には、図22(a)の
状態と図22(b)の状態とを繰り返すことによって画
面のリフレッシュを行っていることになる。
ンを表示させる際に、ライン反転駆動の場合には、TF
T92…をONとさせる信号が入力されている走査線9
3に接続されている共通信号線96および対応する対向
電極は、該走査線93に接続されている全ての画素電極
91…に同極性の電荷を充放電する必要がある。したが
って、信号遅延によって電荷供給不足になりやすく、シ
ャドーイングが発生しやすい。
走査線93に接続されている画素電極91…に印加する
電圧は、隣合う画素電極91…同士で互いに逆極性とな
っているので、共通信号線96は、同時に大きな電荷を
充放電する必要がない。したがって、信号遅延による電
荷供給不足が生じにくく、シャドーイングが発生しにく
い。
起因とするシャドーイングを抑制する手段としては、ド
ット反転駆動によって各画素に電圧を印加する方法が有
効となっている。
画素の階調電圧が互いに逆に振幅するように、倍の電圧
を出力するソースドライバが必要となることや、共通信
号線96および対向電極が同時にプラス充電とマイナス
充電との基準となるために、ライン反転駆動時の2倍の
信号線電圧を出力することが可能で、要求される耐圧性
能の高いソースドライバが必要となるなどの制約が生じ
ることになる。したがって、結果的には、ライン反転駆
動を行う構成よりも、ソースドライバのコストが上昇す
ることになる。
述したように、共通の基板上で走査線と階調信号線とが
交差することなく、それぞれ別の基板上に形成された構
成であるので、ライン欠陥の発生率が低下することによ
って歩留りが向上し、コストの低減を図ることができる
というメリットを有している。また、共通の基板上で信
号配線同士が交差することがないので、信号配線に負荷
する容量を軽減することができ、信号遅延を抑制するこ
とができる。しかしながら、液晶パネルが大型高精細化
するにつれて、表示品位を落とさず、かつ、コストを大
幅に上昇させることなく生産することは非常に難しくな
っている。
造と比較して、液晶パネルの大型化および高精細化に伴
う問題が大きいことについて以下に説明する。図23に
示す現行構造においては、画像データに基づく画像信号
の流れは以下のようになっている。該画像信号は、階調
信号線94からTFT92を介して画素電極91に到
り、対向電極との間で液晶に対して電圧が印加される。
ては、階調信号線106に画像信号が入力されると、基
準信号線103からTFT101を介して画素電極10
4に電流が流れ、液晶に対して電圧が印加される。
て、各階調信号線94に接続されたソースドライバの出
力と、対向電極における基準電圧とによって電圧を印加
しているのに対し、対向ソース構造では、液晶に対し
て、各階調信号線106に接続されたソースドライバの
出力と、基準信号線103における基準電圧とによって
電圧を印加していることになる。
るのは対向電極となっている。この対向電極は、一般的
に1500〜4500Å程度の透明な導電性膜で形成さ
れており、その幅は各画素領域の幅と同程度となってい
る。すなわち、対向電極は、その幅を比較的広くとるこ
とができるので、抵抗を比較的小さくすることができ
る。一方、対向ソース構造においては、基準電圧が入力
されるのは基準信号線103となっている。この基準信
号線103は、不透明な金属薄膜で形成されるため、液
晶パネルの開口率を下げないように、その幅をできるだ
け細くする必要がある。したがって、基準信号線103
は、その抵抗が比較的高いものとなっている。よって、
対向ソース構造は、現行構造と比較して、基準信号線1
03における信号遅延に伴う電荷供給不足が生じやす
く、非常に大きなシャドーイングを引き起こすことにな
る。
なされたもので、その目的は、対向ソース構造の液晶表
示装置において、対向ソース構造のメリットを維持する
とともに、基準信号の遅延による液晶への電荷供給不足
をなくすることによって、シャドーイングを防止し、表
示品位の優れた、大型高精細の液晶表示装置を提供する
ことにある。
めに、本発明の液晶表示装置は、画素基板と、上記画素
基板との間に間隙をおいて対向して配置される対向基板
と、上記画素基板と上記対向基板との間隙に挟持される
液晶層と、上記画素基板上にマトリクス状に複数設けら
れた画素電極と、上記画素電極に対応して上記対向基板
上に設けられた対向電極と、上記画素基板上において、
上記画素電極同士の境界領域に、互いに平行となるよう
に配置された、複数の走査線および複数の基準信号線
と、上記対向基板上において、上記走査線に直交する方
向で配置され、上記対向電極に電気的に接続された階調
信号線と、上記画素基板上において、上記走査線、上記
基準信号線、および上記画素電極が各端子に電気的に接
続された3端子型のスイッチング素子とを備えた液晶表
示装置であって、上記基準信号線が設けられている領域
の周辺部において、上記基準信号線同士を電気的に接続
するように設けられた基準信号幹線と、上記基準信号線
および上記基準信号幹線からなる基準信号回路に基準信
号電圧を印加するとともに、上記基準信号回路における
電圧変動に応じて印加電圧を制御する電圧印加回路とを
さらに備え、上記基準信号幹線として入力幹線と出力幹
線とが設けられ、上記入力幹線と上記出力幹線とは上記
基準信号線を介して電気的に接続され、かつ、上記基準
信号線を介する以外では電気的に絶縁した状態またはイ
ンピーダンスが高い状態であるとともに、上記電圧印加
回路からの電圧を印加するための入力部が上記入力幹線
に設けられ、上記電圧印加回路へ電圧を帰還させるため
の出力部が上記出力幹線に設けられていることを特徴と
している。
入力幹線と出力幹線とが設けられ、上記入力幹線と上記
出力幹線とは上記基準信号線を介して電気的に接続さ
れ、かつ、上記基準信号線を介する以外では電気的に絶
縁した状態またはインピーダンスが高い状態であるとと
もに、上記電圧印加回路からの電圧を印加するための入
力部が上記入力幹線に設けられ、上記電圧印加回路へ電
圧を帰還させるための出力部が上記出力幹線に設けられ
ているので、基準信号回路に入力部から印加された電圧
は、各基準信号線を通った後に出力部から出力されるこ
とになる。したがって、電圧印加回路は、基準信号回路
内の各基準信号線によって生じる微小な電圧変動を的確
に検知し、この検知した電圧変動に基づいて印加電圧を
調整することによって、適切に電圧補償を行うことがで
きる。よって、基準信号線の線幅やライン間距離を広げ
ることによる開口率の低下を招くことなく、基準信号の
遅延を起因とする電荷供給不足によるシャドーイングを
防止し、良好な表示品位の液晶表示装置を提供すること
ができる。
いわゆる対向ソース構造となっており、走査線と階調信
号線とがそれぞれ別の基板上に形成されているので、同
一の基板上で走査線と階調信号線とが交差することがな
く、ライン欠陥の発生率を低減することができる。した
がって、歩留りの向上ならびにコストの低減を図ること
ができる。
は、パネルの中での電圧変動を正確に検知するために、
パネル内のインピーダンスに比べて、十分大きいインピ
ーダンスを持つ状態をいう。
成において、上記画素基板と上記対向基板とに挟まれた
領域において、上記画素基板上に設けられている上記入
力部あるいは上記出力部から、上記対向基板に到る、導
電性材料からなる導電部をさらに備え、上記入力部と上
記電圧印加回路からの配線との電気的な接続、あるいは
上記出力部と上記電圧印加回路からの配線との電気的な
接続が、上記導電部を介して行われる構成とすることも
できる。
分離して設ける場合には、それぞれが離れた位置に配置
されることになる。例えば、電圧印加回路が、走査信号
を駆動するドライバが設けられたゲートコントロール基
板上に設けられており、ゲートコントロール基板に近い
位置に入力部を設けた構成例を想定すると、出力部は、
ゲートコントロール基板から最も遠い位置に設けられる
ことになる。すると、出力部から電圧印加回路に到る配
線は、画素基板に対して、ゲートコントロール基板とは
逆の位置に設けた配線基板を一端通過し、該配線基板か
ら、階調信号を駆動するドライバが設けられたソースコ
ントロール基板上を介して、ゲートコントロール基板上
に到るように設計する必要がある。
部あるいは出力部が、導電部を介して電圧印加回路に到
る配線に電気的に接続されるので、例えば上記の構成例
の場合、出力部からの電圧は、導電部を介し、対向基板
上の配線からソースコントロール基板を通ってゲートコ
ントロール基板上の電圧印加回路に帰還させることにな
る。したがって、上記のような配線基板を設ける必要が
なくなるので、液晶表示装置の実装形態の簡素化、装置
全体のサイズの縮小、材料コストおよび製造コストの低
減などを図ることができる。
成において、上記入力部および/または上記出力部が、
複数箇所設けられている構成とすることもできる。
または上記出力部が、複数箇所設けられているので、電
圧印加回路が、入力幹線および出力幹線のインピーダン
スの影響をほとんど受けずに、各基準信号線において生
じる微小な電圧変動をより的確に補償することができ
る。よって、より表示品位の優れた液晶表示装置を提供
することができる。
成において、上記入力幹線および上記出力幹線が、上記
基準信号線よりもインピーダンスの低い構成とすること
もできる。
上記出力幹線が、上記基準信号線よりもインピーダンス
の低い構成となるので、電圧印加回路が、入力幹線およ
び出力幹線のインピーダンスの影響をほとんど受けず
に、各基準信号線において生じる微小な電圧変動をさら
に的確に補償することができる。よって、さらに表示品
位の優れた液晶表示装置を提供することができる。
成において、上記入力幹線および上記出力幹線が、上記
基準信号線よりも太い線幅で形成されている構成とする
こともできる。
上記出力幹線が、上記基準信号線よりも太い線幅で形成
されているので、容易にインピーダンスの低い構成を実
現することができる。
成において、上記入力幹線および/または上記出力幹線
が、複数のブロックに分離されている構成とすることも
できる。
/または上記出力幹線が、複数のブロックに分離されて
いるので、各ブロック毎に電圧変動を検出しており、各
基準信号線において生じる微小な電圧変動をさらに的確
に補償することができる。よって、さらに表示品位の優
れた液晶表示装置を提供することができる。
成において、上記階調信号線が、上記基準信号幹線の上
辺部および下辺部に対応する位置まで形成されている構
成とすることもできる。
記基準信号幹線の上辺部および下辺部に対応する位置ま
で形成するので、基準信号幹線の上辺部および下辺部と
階調信号線との間で容量が形成され、基準信号幹線の上
辺部および下辺部のインピーダンスが高くなる。したが
って、基準信号幹線を入力幹線と出力幹線と分けて形成
する必要がなくなるので、液晶表示装置の簡素化および
製造コストの低減などを図ることができる。
準信号幹線が形成される四辺のうちの対向する二辺であ
って、入力幹線と出力幹線との間に位置する二辺をい
う。
成において、上記電圧印加回路が上記印加電圧を調整す
る調整手段を備えた構成とすることもできる。
上記印加電圧を調整する調整手段を備えているので、シ
ャドーイングを防止しつつ、最適な表示を行えるよう
に、電圧印加回路の増幅率を容易に調整することができ
る。
面に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
一部の概略構成を示す斜視図であり、図3は、図2にお
けるA−A’断面を示す断面図である。該液晶表示装置
は、画素基板1と、画素基板1に対して所定の間隔をお
いて配置される対向基板2と、画素基板1および対向基
板2の間隙に挟持された液晶層3とを備えている。
トリクス状に設けられたアモルファスシリコン半導体な
どからなるスイッチング素子5…と、各行毎のスイッチ
ング素子5…における一端子に接続された走査線6…
と、各行毎のスイッチング素子5…における別の端子に
接続された基準信号線7…と、スイッチング素子5…の
それぞれにおけるさらに別の端子に接続された画素電極
8…とが形成された構成となっている。また、画素基板
1の周縁部には、基準信号幹線9が設けられており、各
基準信号線7は、その両端で基準信号幹線9に接続され
ている。
性透明基板10上に、上記走査線6…と直交する方向
に、階調信号線11…が形成された構成となっている。
この階調信号線11…は、上記画素電極8…に対向する
部分において、対向電極を兼ねた構成となっている。
3を参照しながら説明する。まず、絶縁性透明基板4の
上に、例えばTaをスパッタリングなどにより3000
Å程度の厚さに積層し、これをパターニングすることに
よって、走査線6…および基準信号線7…が形成され
る。
hemical Vapor Deposition) によって2000〜400
0Å程度の厚さで積層することによって、ゲート絶縁膜
12が形成される。そして、引き続きプラズマCVDに
よって、チャネル層としてのa−Si層13が1500
Å程度の厚さで、n+ a−Si膜14が400Å程度の
厚さで積層される。
絶縁膜12に、ホール部16をエッチングによって形成
し、その後、ITO(Indium Tin Oxide)などからなる透
明導電膜を、スパッタリングなどにより1000〜15
00Å程度の厚さに積層する。そして、この透明導電膜
に対してパターニングを行うことによって画素電極8
…、およびスイッチング素子5…と基準信号線7…とを
ホール部16を介して連結する配線15…が形成され
る。さらに、プラズマCVDによって、例えばSiNx
を2000Å程度の厚さに積層し、パターニングを行う
ことによって、保護膜17が形成される。
び図3を参照しながら説明する。まず、絶縁性透明基板
10における画素基板1側の面上に、カラーフィルタ層
18およびブラックマトリクス層19が形成される。そ
して、カラーフィルタ層18およびブラックマトリクス
層19のさらに画素基板1側の面に、平坦化膜としての
オーバーコート層20が形成される。さらに、オーバー
コート層20の画素基板1側の面に、上記走査線6…に
直交する方向に、階調信号線11…が複数形成され、パ
ターニングによって対向電極部と対向電極間配線部とが
形成される。
号幹線9から構成される基準信号回路21と、該基準信
号回路21に電圧を印加する電圧印加回路22との配線
を示す回路図である。電圧印加回路22は、入力基準信
号Sgをオペアンプ(調整手段)OPによって増幅し、
電圧印加線L1を介して基準信号回路21に電圧を印加
している。また、基準信号回路21には、電圧帰還線L
2が接続されており、接続点における基準信号回路21
の電圧を電圧印加回路22に帰還させている。電圧帰還
線L2は、オペアンプOPの信号入力線に抵抗R1を介
して接続されており、この抵抗R1の値と基準信号Sg
の入力部に接続された抵抗R2の値により、基準信号S
gの増幅率が決定される。また、オペアンプOPの接地
入力に接続される抵抗R3は、基準信号回路21におけ
るオフセット電圧を設定するためのものである。
は、コンデンサCfと抵抗Rfとによって並列に接続さ
れている。この抵抗Rfは可変抵抗となっており、その
抵抗値を変化させることによって、電圧帰還線L2から
電圧印加線L1への帰還量、言い換えれば、電圧の増幅
率を変化させることができる。
印加回路22とが上記のような構成で接続されているの
で、次のような作用・効果を奏する。すなわち、基準信
号電圧が、表示パネル内において、各配線の抵抗や容量
の分布に影響されて不均一となった場合にも、電圧帰還
線L2が基準電圧の変動を電圧印加回路22に帰還し、
印加電圧を一定にするような方向にオペアンプの増幅度
を変化させることができる。したがって、表示パネル内
に均一な基準信号電圧を印加することができるので、基
準信号遅延を起因とするシャドーイングの発生を抑え、
表示品位の低下を防止することができる。
大きすぎると、通常に表示している部分にも影響を及ぼ
し、正常な表示が行われなくなる場合がある。これを防
止するために、電圧帰還線L2と電圧印加線L1との間
を接続する抵抗Rfの抵抗値を適宜調整することによ
り、シャドーイングを防止しつつ、最適な表示を行える
ように、オペアンプの増幅率(帰還量)を増減させるこ
とが必要である。
の具体的な構成例について説明する。図1(a)ないし
(f)は、基準信号回路21の構成例を単純化して示し
た模式図である。ここで示している基準信号回路21の
構成例は、基準信号回路21内での微小な電圧変動が生
じた場合に、その変動を検知し、電圧印加回路22に帰
還させることによって補償を行うように構成されてい
る。
す基準信号回路について説明しておく。通常、基準信号
幹線9は、遮光部材としての機能をも果たす必要があ
り、表示パネル内の基準信号線7…よりもかなり太く形
成される場合が多い。その結果、基準信号幹線9の抵抗
値が基準信号線7の抵抗値よりも小さくなり、電圧を印
加した場合に、電流は抵抗値の小さい基準信号幹線9の
方へ多く流れることになる。よって、電圧検知箇所で検
知する電圧変動は、表示パネル内の基準信号線7…の変
動よりも、基準信号幹線9の変動をより多く検知してし
まうことになり、表示パネル内の微小な電圧変動を正し
く検知、補償することができなくなる。これに対して、
本実施形態の液晶表示装置は、以下に示すような構成の
基準信号回路を設けることによって、以上のような問題
を解消している。
回路21は、電圧印加線L1と電圧帰還線L2とを接続
することによって、基準信号回路21内部の電圧変動を
電圧印加回路22に帰還させるために、基準信号幹線9
をパターニングの際に入力幹線(部分幹線)9Aと出力
幹線(部分幹線)9Bとに分離した構成となっている。
すなわち、基準信号回路21内における電圧変動を的確
に電圧印加回路に帰還させることが可能となるように、
基準電圧を印加する箇所と、基準電圧を帰還させる箇所
とを分離させている。このような構成により、基準信号
回路21内で生じる微小な電圧変動を検知し、この電圧
変動に応じて電圧印加回路が印加電圧を調整すること
で、基準信号電圧の補償を行うことができる。
とによって表示パネル内での基準信号電圧を均一にし、
良好な表示を行うためには、次のような考慮すべき点が
ある。上述したように、上記のような構成によれば、抵
抗Rfの抵抗値を調整することによって、帰還量(増幅
率)をシャドーイングに対して最適な値に制御すること
は可能である。しかしながら、その増幅率は常に、表示
パネル全体に対して一定量であるので、表示パネル内全
体で均一となる電圧補償を行うためには、電圧を検知す
る箇所を、基準信号回路21全体のインピーダンスを正
確に検知することが可能な箇所、換言すれば、表示に関
係のない部分の余計なインピーダンスの影響をほとんど
受けない箇所に設定する必要がある。したがって、基準
信号幹線9の分離も、上記のことを考慮して設計する必
要がある。
機能をも有しているので、パターニングによって入出力
を分離する際には、入力幹線9Aと出力幹線9Bとの分
離領域SPを極力小さくする必要もある。
9を図中の左上および左下で分離し、入力幹線9Aと出
力幹線9Bとを形成している。この構成の場合、基準信
号幹線9の上辺部と下辺部とのインピーダンスの影響を
排除して、基準信号電圧の印加を行うことができる。
9を図中の右上および左下で分離し、入力幹線9Aと出
力幹線9Bとを形成している。この構成の場合、基準信
号幹線9の上辺部のインピーダンスの影響を排除して、
基準信号電圧を検知することができる。
9を図中の左上および右下で分離し、入力幹線9Aと出
力幹線9Bとを形成している。この構成の場合、基準信
号幹線9の下辺部のインピーダンスの影響を排除して、
基準信号電圧を検知することができる。
9を図中の右上および右下で分離し、入力幹線9Aと出
力幹線9Bとを形成している。この構成の場合、基準信
号幹線9の上辺部および下辺部の両方のインピーダンス
の影響を排除して、基準信号電圧を検知することができ
る。
9を図中の中央上部および中央下部で分離し、入力幹線
9Aと出力幹線9Bとを形成している。この構成の場
合、基準信号幹線9の上辺部および下辺部のインピーダ
ンスの影響を、基準信号電圧の検知、および基準信号電
圧の印加において同等にすることができる。
9を図中の左上、左下、右上、右下の4か所で分離し、
入力幹線9Aと出力幹線9Bとを形成している。この構
成の場合、基準信号幹線9の上辺部および下辺部の両方
のインピーダンスの影響を、基準信号電圧の検知、およ
び基準信号電圧の印加において排除することができる。
ダンスの影響を、基準信号電圧の印加および検知の際に
できるだけ排除することによって、より正確に基準信号
回路21内の基準信号線7…の微小な電圧変動を検知
し、補償することができる。その結果、液晶表示装置に
おける表示品位を向上させることができる。
ーニングの際に分離する構成ではなく、基準信号回路2
1への入出力の分離をインピーダンス的に行う構成につ
いて、図5(a)および(b)を参照しながら説明す
る。
ソースドライバが表示パネルの下側に配置されていると
すると、基準信号幹線9の下辺部における対向基板2上
には、ソースドライバに接続された階調信号線11…が
配置されていることになる。この場合、階調信号線11
…と基準信号幹線9の下辺部との間で容量が形成されて
おり、基準信号幹線9の下辺部のインピーダンスは非常
に高いものとなっている。これと同様にして、階調信号
線11…を基準信号幹線9の上辺部に対応する位置まで
形成すれば、基準信号幹線9の上辺部と階調信号線11
…との間で容量が形成され、基準信号幹線9の上辺部の
インピーダンスを高くすることができる。すなわち、こ
のような構成とすることによって、基準信号幹線9の上
辺部および下辺部のインピーダンスが高くなり、インピ
ーダンス的に基準信号幹線9の上辺部および下辺部では
電流を流れにくくすることができる。図5(b)は、基
準信号幹線9の上辺部および下辺部のインピーダンスが
高くなった状態を模式的に示した図である。
および下辺部に発生する容量を上げることによってイン
ピーダンスを高くしているが、例えば、基準信号幹線9
の上辺部および下辺部の線幅を細くし、抵抗値を上げる
ことによってインピーダンスを高くすることもできる。
しかし、基準信号幹線9の上辺部および下辺部の線幅を
細くすると、遮光性能が低下するというデメリットも生
じることになる。
2の基準信号回路21に対する接続の例について、図6
(a)ないし(g)を参照しながら説明する。
2の基準信号回路21に対する接続箇所を変更させた例
を示している。このように、電圧帰還線L2の基準信号
回路21に対する接続箇所は、基準信号幹線9の右辺部
の中央に限られたものではなく、液晶表示装置における
その他の構成の配置との兼ね合いで、自由にその位置を
変更することができる。
2の基準信号回路21に対する接続箇所は一箇所に限ら
れたものではなく、それぞれ複数箇所で接続してもよ
い。図6(c)ないし(e)は、電圧印加線L1および
電圧帰還線L2の基準信号回路21に対する接続箇所を
複数とした場合の構成例をそれぞれ示している。このよ
うに、複数箇所で、電圧印加線L1および電圧帰還線L
2を基準信号回路21に接続することにより、より正確
に基準信号回路21内の微小な電圧変動を検知すること
が可能になる。よって、さらに表示品位を向上させるこ
とができる。
に、図6(f)に示すような構成も考えられる。この構
成では、出力幹線9Bを3つのブロックに分離し、各ブ
ロック毎に電圧変動を検出していることになる。これに
より、さらに正確に基準信号回路21内の微小な電圧変
動を検知・補償することが可能となる。なお、出力幹線
9Bを分離するブロックの数は3つに限定されるもので
はなく、2つや3つ以上としても勿論かまわない。
線9Bだけでなく、入力幹線9Aに対しても複数のブロ
ックに分離することによって、さらに正確に基準信号回
路21内の微小な電圧変動を検知・補償することを可能
とする構成とすることも可能である。
ピーダンスの関係について、より詳しく説明する。全て
の基準信号線7…を総合したインピーダンスをRpixel
とし、基準信号幹線9のインピーダンスをRgakuとおく
とする。図16(b)に示すように、基準信号幹線9が
表示パネルの周囲を全て囲むように設けられている場合
には、電圧印加線L1と電圧帰還線L2との間のインピ
ーダンスは、RpixelとRgakuとの並列インピーダンス
となる。この時、RgakuのインピーダンスがRpixel に
比べて十分に大きくないと、オペアンプOPの増幅率変
動により、表示画素内でのシャドーイングを低減させる
ための感度が鈍くなる。よって、Rgakuを十分大きいも
のとするために、一例として、図16(a)に示すよう
に、基準信号幹線9を複数に分離した構成とする必要が
ある。このように、基準信号幹線9を入力幹線9Aと出
力幹線9Bとに分離すれば、Rgakuは十分無視できる程
度のとなり、オペアンプOPの増幅変動の感度は向上す
る。つまり、図16(b)の構成よりも、図16(a)
の構成の方がシャドーイングの低減には有効であるとい
える。
9Aおよび出力幹線9Bのそれぞれのインピーダンス
が、基準信号回路21内の全ての基準信号線7…のイン
ピーダンスRpixel よりも十分小さい方が、オペアンプ
OPに対するそれぞれの基準信号線7のインピーダンス
が均等となる。よって、基準信号回路21内の基準信号
線7…と基準信号幹線9とを同一の金属層によって形成
する場合には、基準信号幹線9の線幅を、基準信号線7
の線幅より十分に太く形成することが好ましいといえ
る。
おけるシャドーイング低減のための駆動方法について説
明する。ここで、図15において、基準信号回路21内
の全ての基準信号線7…のインピーダンスRpixel より
も、基準信号幹線9のインピーダンスRgakuの方が十分
に大きいものとし、Rgakuの影響は無視するものとす
る。図17は、表示画面上にシャドーイングパターンを
表示させた際の、電圧印加線L1から表示画面上の各領
域に印加される入力波形と、表示画面上の各領域から電
圧帰還線L2に帰還される出力波形とを示した説明図で
ある。
なる反転増幅回路によって増幅される。このとき、調整
用の可変抵抗Rfを無視した時の増幅率は、−(Rpixe
l +R1)/R2倍となる。
35では、電圧印加線L1における入力波形(a)およ
び(c)に対して、電圧帰還線L2における出力波形
(a’)および(c’)はほとんど変化しないので、増
幅率は、−(Rpixel +R1)/R2倍となっている。
一方、黒表示領域31を含む領域においては、入力波形
(b)に対して出力波形(b’)に変化が現れ、入力波
形(b)が遅延した出力波形(b’)が出力される。出
力波形(b’)では、信号遅延によって電圧の立ち上が
りが遅くなり、また電圧の供給が不足した状態となって
おり、シャドーイングの要因となっている。
(a’)および(c’)と、出力波形(b’)との違い
により、基準信号線7…のインピーダンスRpixel は大
きくなる。具体的には、出力波形(b’)において緩や
かに立ち上がる部分では、−(Rpixel +R1)/R2
倍よりも大きな増幅率が得られることになる。これによ
り、結果的には、電圧印加線L1における入力波形は、
図18(a)に示す波形から図18(b)に示す波形に
変化することになる。入力電圧が、図18(b)に示す
ような波形となれば、図17における出力波形(b’)
における緩やかに立ち上がる部分が、より急峻に立ち上
がるようになり、電圧の供給不足も解消される。したが
って、何もしなければ、領域34よりも領域32の方が
白い画面になるのに対して、本実施形態の構成によれ
ば、領域34と領域32とでほぼ同じ輝度にすることが
可能となり、シャドーイングを低減することができる。
装形態について説明する。通常の対向ソース構造は、図
7に示すように、画素基板1に接続した状態でゲートコ
ントロール基板23が配置され、対向基板2に接続した
状態でソースコントロール基板24が配置された構成と
なっている。
基準信号電圧の印加箇所と検知箇所とは、基準信号回路
21が形成されている画素基板1上に設けられることに
なる。そして、基準信号回路21内で生じた基準信号の
電圧変動を検知し、この電圧変動を電圧印加回路22に
伝達することになる。これを実現するには、ゲートコン
トロール基板23、ソースコントロール基板24の他
に、図8に示すように、電圧変動を伝達するための配線
基板25を、画素基板1に接続した状態で設けることが
考えられる。
ら、導電部26を介して画素基板1上の基準信号回路2
1の電圧変動を検知する構成とすることによって、基準
信号回路21に対する電圧印加箇所と電圧検知箇所と
を、それぞれ別の基板上に設けることができる。すなわ
ち、検知した電圧変動は、導電部26を介してソースコ
ントロール基板24を通り、電圧印加回路22が設けら
れているゲートコントロール基板23に伝達されること
になる。この構成によれば、上記のような配線基板25
を新たに設けることなく、また、画素基板1の形状を変
更することなく、本実施形態の液晶表示装置を実装する
ことができる。
画素基板1上の基準信号回路21の電圧変動を検知する
構成について、より詳しく説明する。図10は、画素基
板1上の各配線と、対向基板2上の各配線と、導電部2
6との接続の状態を示す斜視図であり、図11は、図1
0の平面図、図12は、図11中のB−B’における断
面図をそれぞれ示している。
11、画素基板1側の走査線6、基準信号線7、基準信
号幹線9、および導電部26が図示されている。さら
に、対向基板2側には、基準信号転移パッド27が、導
電部26に接続するように設けられている。
対向ソース構造の説明の際に記述したように、絶縁性透
明基板10上に形成された、ブラックマトリクス層19
およびオーバーコート層20の上に、階調信号線11
と、基準信号転移パッド27とが設けられている。
に、走査線6、基準信号線7、および基準信号幹線9が
形成され、その上部に、ゲート絶縁膜12、保護膜17
が積層されている。そして、導電部26が配置される部
分におけるゲート絶縁膜12および保護膜17にホール
部28を形成し、基準信号幹線9の金属膜を露出させ、
導電部26を介して基準信号転移パッド27と基準信号
幹線9との導通をとっている。導電部26としては、カ
ーボンペーストや、銀ペースト、金ペーストなどが用い
られる。
ド27と、基準信号回路21とを接続する際の具体的な
構成例について説明する。図13(a)ないし(g)
は、基準信号回路21の構成例を単純化して示した模式
図である。ここで示している基準信号回路21の構成例
は、図1(a)ないし(d)に示した構成例と同様に、
基準信号回路21内での微小な電圧変動が生じた場合
に、その変動を検知し、電圧印加回路22に帰還させる
ことによって補償を行うように構成されている。
うことによって表示パネル内での基準信号電圧を均一に
し、良好な表示を行うためには、次のような考慮すべき
点があり、ここで再度記述する。上述したように、抵抗
Rfの抵抗値を調整することによって、帰還量(増幅
率)をシャドーイングに対して最適な値に制御すること
は可能である。しかしながら、その増幅率は常に、表示
パネル全体に対して一定量であるので、表示パネル内全
体で均一となる電圧補償を行うためには、電圧を検知す
る箇所を、基準信号回路21全体のインピーダンスを正
確に検知することが可能な箇所、換言すれば、表示に関
係のない部分の余計なインピーダンスの影響をほとんど
受けない箇所に設定する必要がある。したがって、基準
信号幹線9の分離も、上記のことを考慮して設計する必
要がある。
する場所は、基準信号転移パッド27と基準信号回路2
1とが導電部26を介して接続される箇所となる。した
がって、基準信号幹線9を入力幹線9Aと出力幹線9B
とに分離する際には、出力幹線9Bに導電部26を設け
る構成とする必要がある。
機能をも有しているので、パターニングによって入出力
を分離する際には、入力幹線9Aと出力幹線9Bとの分
離領域SPを極力小さくする必要もある。
線9を図中の左上および左下で分離し、入力幹線9Aと
出力幹線9Bとを形成している。この構成の場合、基準
信号幹線9の上辺部と下辺部とのインピーダンスの影響
を排除して、基準信号電圧の印加を行うことができる。
線9を図中の右上および左下で分離し、入力幹線9Aと
出力幹線9Bとを形成している。この構成の場合、基準
信号幹線9の上辺部のインピーダンスの影響を排除し
て、基準信号電圧を検知することができる。
線9を図中の中央上部および中央下部で分離し、入力幹
線9Aと出力幹線9Bとを形成している。この構成の場
合、基準信号幹線9の上辺部および下辺部のインピーダ
ンスの影響を、基準信号電圧の検知、および基準信号電
圧の印加において同等にすることができる。
線9を図中の左上、左下、右上、右下の4か所で分離
し、入力幹線9Aと出力幹線9Bとを形成している。こ
の構成の場合、基準信号幹線9の上辺部および下辺部の
両方のインピーダンスの影響を、基準信号電圧の検知、
および基準信号電圧の印加において排除することができ
る。
ダンスの影響を、基準信号電圧の印加および検知の際に
できるでけ排除することによって、より正確に基準信号
回路21内の基準信号線7…の微小な電圧変動を検知
し、補償することができる。その結果、液晶表示装置に
おける表示品位を向上させることができる。
2の基準信号回路21に対する接続の例について、図1
3(e)ないし(g)および図14(a)および(b)
を参照しながら説明する。
号回路21に対する接続箇所、すなわち導電部26の配
置位置を基準信号幹線9の右辺部の中央に設定し、基準
信号転移パッド27を導電部26から図示しないソース
コントロール基板まで形成した構成となっている。この
ように、導電部26の配置位置は、出力幹線9Bのどの
位置に設定しても構わないので、液晶表示装置における
その他の構成の配置との兼ね合いで、自由にその位置を
変更することができる。
2の基準信号回路21に対する接続箇所は一箇所に限ら
れたものではなく、それぞれ複数箇所で接続してもよ
い。図13(f)および(g)は、電圧印加線L1およ
び電圧帰還線L2の基準信号回路21に対する接続箇所
を複数とした場合の構成例をそれぞれ示している。この
ように、複数箇所で、電圧印加線L1および電圧帰還線
L2を基準信号回路21に接続することにより、より正
確に基準信号回路21内の微小な電圧変動を検知するこ
とが可能になる。よって、さらに表示品位を向上させる
ことができる。
に、図14(a)に示すような構成も考えられる。この
構成では、出力幹線9Bを3つのブロックに分離し、各
ブロック毎に電圧変動を検出していることになる。これ
により、さらに正確に基準信号回路21内の微小な電圧
変動を検知・補償することが可能となる。なお、出力幹
線9Bを分離するブロックの数は3つに限定されるもの
ではなく、2つや3つ以上としても勿論かまわない。
幹線9Bだけでなく、入力幹線9Aに対しても複数のブ
ロックに分離することによって、さらに正確に基準信号
回路21内の微小な電圧変動を検知・補償することを可
能とする構成とすることも可能である。
装置は、基準信号幹線9が入力幹線9Aおよび出力幹線
9Bに互いに絶縁した状態で分離されているとともに、
電圧印加回路22から電圧を印加するための電圧印加線
L1と、電圧印加回路22へ電圧を帰還させるための電
圧帰還線L2とが、それぞれ入力幹線9Aおよび出力幹
線9Bに接続されているので、入力幹線9Aに印加され
た電圧は、各基準信号線7を通った後に出力幹線9Bか
ら出力されることになる。したがって、電圧印加回路2
2は、基準信号回路21内の各基準信号線7によって生
じる微小な電圧変動を的確に検知し、この検知した電圧
変動に基づいて印加電圧を調整することによって、適切
に電圧補償を行うことができる。よって、各基準信号線
7の線幅やライン間距離を広げることによる開口率の低
下を招くことなく、基準信号の遅延を起因とする電荷供
給不足によるシャドーイングを防止し、良好な表示品位
の液晶表示装置を提供することができる。
ソース構造となっており、走査線6…と階調信号線11
…とがそれぞれ別の基板上に形成されているので、同一
の基板上で走査線6…と階調信号線11…とが交差する
ことがなく、ライン欠陥の発生率を低減することができ
る。したがって、歩留りの向上ならびにコストの低減を
図ることができる。
晶表示装置を想定した構成を示したが、反射型の液晶表
示装置としても同様に構成することが可能であり、上記
と同様の作用・効果を奏することができる。
置は、画素基板と、上記画素基板との間に間隙をおいて
対向して配置される対向基板と、上記画素基板と上記対
向基板との間隙に挟持される液晶層と、上記画素基板上
にマトリクス状に複数設けられた画素電極と、上記画素
電極に対応して上記対向基板上に設けられた対向電極
と、上記画素基板上において、上記画素電極同士の境界
領域に、互いに平行となるように配置された、複数の走
査線および複数の基準信号線と、上記対向基板上におい
て、上記走査線に直交する方向で配置され、上記対向電
極に電気的に接続された階調信号線と、上記画素基板上
において、上記走査線、上記基準信号線、および上記画
素電極が各端子に電気的に接続された3端子型のスイッ
チング素子とを備えた液晶表示装置であって、上記基準
信号線が設けられている領域の周辺部において、上記基
準信号線同士を電気的に接続するように設けられた基準
信号幹線と、上記基準信号線および上記基準信号幹線か
らなる基準信号回路に基準信号電圧を印加するととも
に、上記基準信号回路における電圧変動に応じて印加電
圧を制御する電圧印加回路とをさらに備え、上記基準信
号幹線として入力幹線と出力幹線とが設けられ、上記入
力幹線と上記出力幹線とは上記基準信号線を介して電気
的に接続され、かつ、上記基準信号線を介する以外では
電気的に絶縁した状態またはインピーダンスが高い状態
であるとともに、上記電圧印加回路からの電圧を印加す
るための入力部が上記入力幹線に設けられ、上記電圧印
加回路へ電圧を帰還させるための出力部が上記出力幹線
に設けられている構成である。
加された電圧は、各基準信号線を通った後に出力部から
出力されることになるので、電圧印加回路は、基準信号
回路内の各基準信号線によって生じる微小な電圧変動を
的確に検知し、この検知した電圧変動に基づいて印加電
圧を調整することによって、適切に電圧補償を行うこと
ができる。よって、基準信号線の線幅やライン間距離を
広げることによる開口率の低下を招くことなく、基準信
号の遅延を起因とする電荷供給不足によるシャドーイン
グを防止し、良好な表示品位の液晶表示装置を提供する
ことができるという効果を奏する。
いわゆる対向ソース構造となっているので、同一の基板
上で走査線と階調信号線とが交差することがなく、ライ
ン欠陥の発生率を低減することができる。したがって、
歩留りの向上ならびにコストの低減を図ることができる
という効果を奏する。
画素基板と上記対向基板とに挟まれた領域において、上
記画素基板上に設けられている上記入力部あるいは上記
出力部から、上記対向基板に到る、導電性材料からなる
導電部をさらに備え、上記入力部と上記電圧印加回路か
らの配線との電気的な接続、あるいは上記出力部と上記
電圧印加回路からの配線との電気的な接続が、上記導電
部を介して行われる構成である。
設ける必要がなくなるので、液晶表示装置の実装形態の
簡素化、装置全体のサイズの縮小、材料コストおよび製
造コストの低減などを図ることができるという効果を奏
する。
入力部および/または上記出力部が、複数箇所設けられ
ている構成である。
よび出力幹線のインピーダンスの影響をほとんど受けず
に、各基準信号線において生じる微小な電圧変動をより
的確に補償することができるので、より表示品位の優れ
た液晶表示装置を提供することができるという効果を奏
する。
入力幹線および上記出力幹線が、上記基準信号線よりも
インピーダンスの低い構成である。
よび出力幹線のインピーダンスの影響をほとんど受けず
に、各基準信号線において生じる微小な電圧変動をさら
に的確に補償することができる。よって、さらに表示品
位の優れた液晶表示装置を提供することができるという
効果を奏する。
入力幹線および上記出力幹線が、上記基準信号線よりも
太い線幅で形成されている構成である。
線および出力幹線の構成を容易に実現することができる
という効果を奏する。
入力幹線および/または上記出力幹線が、複数のブロッ
クに分離されている構成である。
出しており、各基準信号線において生じる微小な電圧変
動をさらに的確に補償することができる。よって、さら
に表示品位の優れた液晶表示装置を提供することができ
るという効果を奏する。
階調信号線が、上記基準信号幹線の上辺部および下辺部
に対応する位置まで形成されている構成である。
力幹線と分けて形成する必要がなくなるので、液晶表示
装置の簡素化および製造コストの低減などを図ることが
できるという効果を奏する。
電圧印加回路が上記印加電圧を調整する調整手段を備え
る構成である。
つ、最適な表示を行えるように、電圧印加回路の増幅率
を容易に調整することができるという効果を奏する。
形態に係る液晶表示装置が備える基準信号回路の構成例
を単純化して示した模式図である。
図である。
る。
基準信号回路と、該基準信号回路に電圧を印加する電圧
印加回路との配線を示す回路図である。
辺部のインピーダンスを高くする構成の基準信号回路を
示した平面図であり、同図(b)は、その模式図であ
る。
電圧帰還線の基準信号回路に対する接続の例を示す平面
図である。
態を示す平面図である。
す平面図である。
平面図である。
と、導電部との接続の状態を示す斜視図である。
び電圧帰還線を基準信号回路に対して導電部および基準
信号転移パッドを介して接続する配線例を示す平面図で
ある。
分離した構成、同図(b)は、入力幹線および出力幹線
をそれぞれ3つのブロックに分離した構成を示す平面図
である。
幹線のインピーダンスを示す基準信号回路と、該基準信
号回路に電圧を印加する電圧印加回路との配線を示す回
路図である。
た場合の基準信号回路の構成を示す説明図であり、同図
(b)は、基準信号幹線が表示パネルの周囲を全て囲む
ように設けられている場合の基準信号回路の構成を示す
説明図である。
させた際の、電圧印加線から表示画面上の各領域に印加
される入力波形と、表示画面上の各領域から電圧帰還線
に帰還される出力波形とを示した説明図である。
力波形の変化を示す説明図である。
る。
の周囲を取り囲んでいる構成の基準信号回路を示す平面
図である。
における、各画素に印加されている電圧の極性の様子を
一部示した説明図である。
における、各画素に印加されている電圧の極性の様子を
一部示した説明図である。
板におけるアクティブマトリクス回路の一例の概略を示
した回路図である。
示す斜視図である。
Claims (8)
- 【請求項1】画素基板と、 上記画素基板との間に間隙をおいて対向して配置される
対向基板と、 上記画素基板と上記対向基板との間隙に挟持される液晶
層と、 上記画素基板上にマトリクス状に複数設けられた画素電
極と、 上記画素電極に対応して上記対向基板上に設けられた対
向電極と、 上記画素基板上において、上記画素電極同士の境界領域
に、互いに平行となるように配置された、複数の走査線
および複数の基準信号線と、 上記対向基板上において、上記走査線に直交する方向で
配置され、上記対向電極に電気的に接続された階調信号
線と、 上記画素基板上において、上記走査線、上記基準信号
線、および上記画素電極が各端子に電気的に接続された
3端子型のスイッチング素子とを備えた液晶表示装置で
あって、 上記基準信号線が設けられている領域の周辺部におい
て、上記基準信号線同士を電気的に接続するように設け
られた基準信号幹線と、 上記基準信号線および上記基準信号幹線からなる基準信
号回路に基準信号電圧を印加するとともに、上記基準信
号回路における電圧変動に応じて印加電圧を制御する電
圧印加回路とをさらに備え、 上記基準信号幹線として入力幹線と出力幹線とが設けら
れ、上記入力幹線と上記出力幹線とは上記基準信号線を
介して電気的に接続され、かつ、上記基準信号線を介す
る以外では電気的に絶縁した状態またはインピーダンス
が高い状態であるとともに、上記電圧印加回路からの電
圧を印加するための入力部が上記入力幹線に設けられ、
上記電圧印加回路へ電圧を帰還させるための出力部が上
記出力幹線に設けられていることを特徴とする液晶表示
装置。 - 【請求項2】上記画素基板と上記対向基板とに挟まれた
領域において、上記画素基板上に設けられている上記入
力部あるいは上記出力部から、上記対向基板に到る、導
電性材料からなる導電部をさらに備え、上記入力部と上
記電圧印加回路からの配線との電気的な接続、あるいは
上記出力部と上記電圧印加回路からの配線との電気的な
接続が、上記導電部を介して行われることを特徴とする
請求項1記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】上記入力部および/または上記出力部が、
複数箇所設けられていることを特徴とする請求項1また
は2記載の液晶表示装置。 - 【請求項4】上記入力幹線および上記出力幹線が、上記
基準信号線よりもインピーダンスの低い構成とすること
を特徴とする請求項1,2または3記載の液晶表示装
置。 - 【請求項5】上記入力幹線および上記出力幹線が、上記
基準信号線よりも太い線幅で形成されていることを特徴
とする請求項4記載の液晶表示装置。 - 【請求項6】上記入力幹線および/または上記出力幹線
が、複数のブロックに分離されていることを特徴とする
請求項1、2、3、4または5記載の液晶表示装置。 - 【請求項7】上記階調信号線が、上記基準信号幹線の上
辺部および下辺部に対応する位置まで形成されているこ
とを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の液
晶表示装置。 - 【請求項8】上記電圧印加回路は、上記印加電圧を調整
する調整手段を備えることを特徴とする請求項1、2、
3、4、5、6または7記載の液晶表示装置。
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