JP3526528B2 - 開先倣いの片面溶接装置 - Google Patents
開先倣いの片面溶接装置Info
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Description
の被溶接材により形成された開先を2次元的又は3次元
的に倣って溶接する装置に関し、特に、これに限定する
意図ではないが、船体の船首あるいは船尾等の外板にあ
てられる曲面鉄鋼パネルどうしの突き当て部を片面溶接
する装置に関する。
ル(例:15m×20m)を突き当てて片面溶接し、船
体の外板を製造する。ところで、船首あるいは船尾等の
外板のように、溶接後の形状が曲面となる部分にあてら
れる鉄鋼パネルどうしを溶接する場合には、各パネルを
所要の曲率となるよう油圧ジャッキで下から支持したま
ま、互いに突き当てて、その突き当て部すなわち開先
を、上方から溶接する。この場合の開先は、形成される
外板の曲面に沿ってのび、3次元的な曲りを有する。こ
のような開先を溶接する場合、直線状の開先を溶接する
ことが前提である自動溶接装置は使用できないので、従
来は人手による溶接作業が多い。
の場合でも、直線状の開先を溶接することが前提である
自動溶接装置は使用できないので、自動溶接装置の提供
が望まれる。3次元的に曲った開先の人手による溶接作
業の場合は、作業者の足場の確保,溶接機器の配設など
に、時間とスペ−スを要し、また直線開先の溶接の場合
よりも溶接作業時間がかかり、溶接作業の生産性が低
い。開先の曲り具合や溶接作業者の技量の優劣により溶
接品質にばらつきを生じ易く、後手入れに多くの労力を
要する。したがって溶接コストが高い。
することを第1の目的とし、3次元的に曲った開先の溶
接生産性を高くすることを第2の目的とし、3次元的に
曲った開先の溶接を高品質,低コストにすることを第3
の目的とする。
の片面溶接装置は、X通電指令に応じて駆動されるX走
行モータ(M1)を備え、水平X方向に走行するX走行台(Y
1,Yz,RY,Y2);X走行台(Y1,Yz,RY,Y2)に支持され、Y通
電指令に応じて駆動されるY走行モータ(M2)を備え、X
走行台に対して、X方向と直角なY方向に走行するY走
行台(4);Y走行台(4)に垂直Z方向に昇降可および垂直
Z軸(O)を中心に回転可に支持されたベ−ス(2);θ通電
指令に応じて駆動されて前記ベ−ス(2)を垂直Z軸(O)を
中心に回転駆動する第1回転モータ(M3)を含むθ旋回機
構(10);前記ベース(2)に支持され、その回転中心軸(O)
に対する開先(b)の距離(p3xm)を検出する第1x位置検
出手段(P3x);前記ベース(2)に支持され、その回転中心
軸(O)に平行でそれより溶接走行方向で所定距離離れた
仮想線(O')に対する開先(b)の距離(p2xm)を検出する第
2x位置検出手段(P2x);前記ベ−ス(2)に支持された、
開先(b)を溶接するための溶接ト−チ(30L,30T);前記第
1x位置検出手段(P3x)および第2x位置検出手段(P2x)
の検出距離(p3xm,p2xm)に基づき、開先(b)に対する、前
記回転中心軸(O)および仮想線(O')に交叉する直線(Oq)
の角度θ’を零とする方向に前記θ旋回機構を駆動する
倣い制御手段(81);溶接目標速度(Vs)とθ旋回機構の旋
回角θに基づき、Y走行台の、開先に沿う方向の走行速
度Vを溶接目標速度(Vs)とするための、X走行台のX走
行目標速度(Vsx)およびY走行台のY走行目標速度(Vsy)
を算出し、X走行台およびY走行台の各走行速度(Vx,V
y)を、算出した各目標速度(Vsx,Vsy)とする走行制御手
段(81);および、第1x位置検出手段(P3x)の検出距離
(P3xm)を零とする方向にX走行台およびY走行台の各走
行速度を補正する中心軸位置補正手段(81);を備える。
は、図面に示し後述する実施例の対応要素又は相当部分
の記号を、参考までに付記した。
行台(RY)およびY方向に走行するY走行台(4)によっ
て、ベ−ス(2)の2次元(X,Y)の位置を定めあるい
は調整することができる。しかし、このベ−ス(2)で溶
接ト−チを支持した場合、溶接ト−チを開先の2次元分
布に沿って駆動することはできるが、開先に対する溶接
ト−チの姿勢が開先の曲りにより基準姿勢からずれてし
まう場合がある。本発明の溶接装置は、ベ−ス(2)を垂
直Z軸(O)を中心に回転駆動するθ旋回機構(10)を備え
るので、このθ旋回機構(10)を用いて、開先の曲りに対
応して、開先に対して常に溶接ト−チが基準姿勢を維持
するように、溶接ト−チ(ベ−ス)を旋回させることが
できる。
走行制御手段(81)が目標溶接速度(Vs)を開先の延びる方
向として、それをX成分とY成分にベクトル分解してX
走行台およびY走行台の各目標速度(Vsx,Vsy)を算出
し、X走行台のX走行速度がX方向目標速度(Vsx)に合
致するように、また、Y走行台のY走行速度がY方向目
標速度(Vsy)に合致するように、各走行台の速度制御
(フィ−ドバック制御)を行なうが、各目標速度(Vsx,V
sy)の演算精度および各速度制御精度ならびにそれらの
分解能(θも含む)により、速度制御誤差が発生し、こ
れがベ−ス(2)の回転中心軸(O)の、開先(b)からそれに
直交する水平方向のずれ(図13のP3xm)を生ずることがあ
り、旋回角θ(Y軸に対する開先(溶接進行方向)の角
度)の値によっては定常偏差となることもある。このよ
うなずれ(P3xm)があるとき、倣い制御手段(81)が、開先
(b)に対する、前記回転中心軸(O)および仮想線(O')に交
叉する直線(Oq)の角度θ’を零とする方向にθ旋回機構
を駆動すると、ベ−ス(2)の進行方向は、開先(b)が延び
る方向と平行になるが、開先(b)が延びる方向と直交す
る方向に該ずれ(P3xm)分ずれたものとなり、溶接ト−チ
の溶接狙い位置が開先に対して同様にずれる。
第1x位置検出手段(P3x)の検出距離(P3xm)を零とする
方向にX走行台およびY走行台の各走行速度を補正す
る。これにより、上述の、走行制御手段(81)の、目標溶
接速度(Vs)のベクトル分解によってX,Y目標速度(Vs
x,Vsy)を算出しこれらを目標値とする台車速度制御によ
る誤差が抑制され、前述のずれ(P3xm)が抑制又は防止さ
れる。
れて前記ベ−ス(2)を垂直Z方向に昇降駆動する昇降モ
ータ(M4)を含むZ昇降機構(12);前記ベ−ス(2)に支持
され、開先(b)に対するベ−ス(2)のZ位置を検出する第
1Z位置検出手段(P3z);および、第1Z位置検出手段
(P3z)が検出するZ位置を所定位置とする方向にZ昇降
機構(12)を駆動する昇降制御手段(81);を更に備える。
合、それらの開先(b)のZ位置変化に対応して自動的に
べ−ス(2)がZ方向にシフトして、開先に対して常時所
定位置に維持される。
回転可に支持され、溶接ト−チ(30L,30T)を支持するト
−チ支持フレ−ム(3);γ通電指令に応じてト−チ支持
フレ−ム(3)を水平軸(31a)を中心に回転駆動するγ回転
モータ(M7)を含むγ回転機構;前記第1Z位置検出手段
(P3z)より所定距離離れた位置での開先に対するベ−ス
のZ位置を検出する第2Z位置検出手段(P2z);およ
び、前記第1Z位置検出手段(P3z)および第2Z位置検
出手段(P2z)の検出Z位置に基づいて開先(b)に対するベ
−ス(2)の上下方向の傾斜αを算出し傾斜αに対応し
て、開先(b)に対してト−チ支持フレ−ム(3)の姿勢を所
定に維持するようにγ回転機構を駆動するト−チ姿勢制
御手段(81);を更に備える。
転機構を介してト−チ支持フレ−ム(3)を回転駆動し
て、被溶接材(W1,W2)に対するト−チの前後角γを、被
溶接材の前後方向の曲りにもかかわらず実質上一定に維
持することができる。傾斜又は曲った被溶接材の開先の
倣い溶接が可能である。すなわち3次元曲り分布の開先
の溶接が可能である。
−チ(30L,30T)を被溶接材(W1,W2)に対して接離可に支持
し;装置は更に、接離通電指令に応じて溶接ト−チ(30
L,30T)を接離駆動するト−チ上下モ−タ(M8,M10)を含む
ト−チ上下機構;を備える。これによれば、傾斜αに対
応してト−チ上下機構(M8,M10)を介して溶接ト−チ(30
L,30T)を接離駆動して溶接ト−チを開先に対して定距離
に維持しうる。
転中心軸(O)および仮想線(O')に交叉する直線(Oq)と直
交する方向に溶接ト−チ(30L,30T)を被溶接材(W1,W2)
に対して往復動可に支持し;装置は更に、前記ベース
(2)に支持され、前記直交する方向に相対的に離れ、そ
れぞれが、開先を構成する第1被溶接材(W1)および第2
被溶接材(W2)の表面のZ位置を検出する第3検出手段(P
5)および第4検出手段(P4);および、オシレ−ト通電指
令に応じて溶接ト−チ(30L,30T)を往復駆動するオシ
レートモータ(M9,M11)を含むオシレ−ト機構;を備え
る。これによれば、開先(b)が延びる方向と直交する方
向の被溶接材の水平面に対する傾斜βを第3および第4
検出手段(P5,P4)の検出値より算出し、傾斜βに対応し
てオシレ−ト機構(M9,M11)による溶接ト−チ(30L,30
T)のオシレ−ト往復駆動の振り幅中心をずらして、振
り幅中心を開先中心に倣わせることができる。
向の被溶接材(W1,W2)の水平面に対する傾斜βを第3お
よび第4検出手段の検出値より算出し、傾斜βに対応し
てオシレ−ト機構による溶接ト−チのオシレ−ト往復駆
動の振り幅中心をずらす制御手段(81);を更に備える。
これによれば、傾斜βに対応してオシレ−ト機構(M9,M1
1)による溶接ト−チ(30L,30T)のオシレ−ト往復駆動
の振り幅中心が開先中心を倣う。
的に曲った開先の自動倣い溶接が実現し、上記(3)〜
(6)によれば、3次元的に曲った開先の自動倣い溶接
が実現し、3次元的に曲った開先の人手による溶接作業
のための、作業者の足場の確保,溶接機器の配設などが
不要となり、これらに要する時間とスペ−スが節約とな
る。開先の曲り具合や溶接作業者の技量の優劣による溶
接品質のばらつきが低減し、後手入れの労力が低減す
る。したがって溶接コストが低減する。
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
1を示す。以下に参照する図1〜図4において、Z矢印
方向を上とし、Y矢印方向を前とするとともに、X矢印
方向を右とする。図1は、溶接装置1を斜め上方から見
下した斜視図相当の、機構概要を表す簡略図である。ワ
ーク(被溶接材)W1,W2は、図16に示すように、
互いに向いあう縁を突き当てた状態で、作業床面F上に
設置された図示しない複数の油圧ジャッキにより下支持
され、各ジャッキの支持高の調整により所望の曲面形状
となっている。すなわち3次元的に曲がっている。ワ−
クW1,W2の突き当てられた縁と縁の間にできた開先
bは、ワークW1,W2が所要の角度で3次元的に曲げ
られているので、図示例においては、ワ−クは左前方が
高い登り傾斜になっている。
に延びるX方向レールX1が敷設されており、該レール
X1よりも前方上方に(床面Fより離れて)、レールX
1と平行なX方向レールX2が、図示しない支持柱によ
り支持されている(図4)。2本のレールX1とX2を
Xレール対RXとする。
にX走行台Y2が載っており、これらのX走行台Y1と
Y2が支持柱YzおよびY方向レ−ルRYを支持してい
る。支持柱YzおよびY方向レ−ルRYは直交し一体連
続である(図4)。X走行台Y1の駆動車輪は、X走行
台Y1に搭載されたモータM1により図示しない減速機
構を介して回転駆動される。モータM1が通電され、X
走行台Y1の駆動車輪が回転駆動されてX走行台Y1が
レールX1上を走行すると、支持柱YzおよびY方向レ
−ルRYがレールX1,X2に沿ってY軸に平行な状態
でX方向左または右に移動する。
(Y走行台)4の車輪4a〜dが載せられている。走行
台車4の車輪4a〜dの回転軸には、図示しないスプロ
ケットホイールが一体固着されており、該スプロケット
ホイールに、レールRYに沿って配設された輪状のチェ
ーンベルトch(図4)が噛み合う。チェーンベルトc
hは、走行台車4に載置されたモータM2により回転駆
動され、それに伴い走行台車4がレールRY上をY方向
に移動する。
線矢印2A方向より見た図を示し、図3には、溶接装置
1を図1に示した一点鎖線矢印3A方向より見た図を示
す。走行台車4の中央部には、上下に貫通する穴が開い
ており、該穴を中空で柱状の昇降管12がZ方向に昇降
自在に貫通している。昇降管12の外面には、それぞれ
Z方向に延びるレール13a〜cが装着されており、そ
れらは、それと対向する走行台車4の穴の内面に設けら
れたスライダに、Z方向に昇降自在にはまっている。昇
降管12の下部の外壁には、z方向に延びるネジ棒M4
sを回転駆動する昇降モータM4が固着支持されてい
る。走行台車4には、台車部をZ方向に貫通するねじ穴
があり、該ねじ穴とネジ棒M4sがねじ結合している。
ここで、走行台車4は、Yレ−ルRYで下支持されてい
るので、昇降モータM4がネジ棒M4sを回転駆動する
と、走行台車4に対して昇降管12が、Z方向に昇降す
る。昇降管12の軸心を、Z方向に延びる中空の旋回軸
10が水平回転自在に貫通する。走行台車4の上面から
突出する昇降管12の上開口近くの外壁に、回転モータ
M3が固着支持されている。回転モータM3の回転軸に
は平歯車が固着されており、水平方向に回転する。旋回
軸10の上開口の縁には平ギアが一体になっており、該
ギアに回転モータM3の平歯車が噛み合う。回転モータ
M3が通電されると、その回転軸に一体の平歯車が回転
し、ギアを介して旋回軸10が昇降管12に対して回転
中心線Oを中心として回転する。
が支持されている。旋回軸10の回転に伴いセンサベー
ス2が水平方向に回転する。回転モータM3の回転軸に
は、ポテンショメータP1の回転軸が連結されており、
ポテンショメータP1は、旋回軸10の旋回角θを示す
電気信号を発生する。
位置には、該中心線Oと直交する水平方向(図2では紙
面と垂直な方向,図3ではx方向)とZ方向に移動自在
の第1の開先倣いロ−ラがあり、この第1の開先倣いロ
−ラに2軸型の位置センサP3が結合されている。位置
センサP3は、第1の開先倣いロ−ラを回転自在に支持
する支持杆の水平方向x位置を検出するポテンショメ−
タP3xと、該支持杆のZ位置を検出する光センサP3
zを有し、回転中心線Oの位置での、センサベ−ス2に
対する開先の水平方向位置P3xm(図13)およびZ
位置を表わす電気信号を発生する(図2)。
2個の反射型光センサをz方向に2段に配置したもので
あり、第1の開先倣いロ−ラがZ方向0.2mm幅の基
準位置(領域)未満であると、2つの反射型光センサ共
にオフで、開先bが基準位置より低いことを表わす。第
1の開先倣いロ−ラが基準位置(0.2mm幅の領域)
にあると2つの反射型光センサの1方がオンで一方がオ
フで、開先bが基準位置にあることを表わす。第1の開
先倣いロ−ラが基準位置(0.2mm幅の領域)より高
いと、2つの反射型光センサの両方共にオンで、開先b
が基準位置より高いことを表わす。
ら所定距離離れた位置には、水平方向(図2では紙面と
垂直な方向,図3ではx方向)とZ方向に移動自在の第
2の開先倣いロ−ラがあり、この第2の開先倣いロ−ラ
に2軸型の位置センサP2が結合されている。位置セン
サP2は、第2の開先倣いロ−ラを回転自在に支持する
支持杆の水平方向x位置を検出するポテンショメ−タP
2xと、該支持杆のZ位置を検出するポテンショメ−タ
P2zを有し、回転中心線Oと平行であってそれより所
定距離離れた仮想線O’の位置での、センサベ−ス2に
対する開先の水平方向位置P2xm(図13)およびZ
位置を表わす電気信号を発生する(図2)。
タ3Px,2Pxが検出した水平方向位置P3xm,P
2xm(図13)の差「P2xm−P3xm」は、セン
サベース2(の水平な基準線:Oqの水平面投影線)に
対する開先b(の水平面投影線)の水平方向の曲り(斜
め角)に対応する。
ポテンショメ−タP2zが検出したZ位置の差は、水平
面に対する開先線の傾斜角(前後角)α(図2)に対応
する。なお、この算出を簡単にするために、この実施例
では、位置センサ3Pが基準位置(0.2mm幅の領域)を
検出しているとき、ベ−ス2(の中心軸Oの位置)の高
さが基準高さにあると見なし、このときのポテンショメ
−タP2zの検出値と、中心軸O/仮想線O’間の距離
(固定値)に基づいて傾斜角(前後角)αを算出する。
位置センサ3Pが基準位置(0.2mm幅の領域)を検出し
ていないときには、その検出信号を参照して、基準位置
より低い(開先bが低い)とベ−ス2を下駆動し、基準
位置より高い(開先が高い)とベ−ス2を上駆動して、
位置センサ3Pが基準位置(0.2mm幅の領域)を検出す
ると駆動を停止する。
の開先倣いロ−ラ(P3,P2)を結ぶ縦線(Oq)と
直交し、回転中心線Oから所定距離離れた位置に、第1
のワ−ク倣いロ−ラがあり、このロ−ラを回転自在に支
持する支持杆のZ位置を、ポテンショメ−タP5が検出
し、該Z位置を表わす電気信号を発生する(図3)。ま
た、センサベース2の下部の、前記縦線と直交し、回転
中心線Oから所定距離離れかつ回転中心線Oに関して第
1のワ−ク倣いロ−ラと対向する位置に、第2のワ−ク
倣いロ−ラがあり、このロ−ラを回転自在に支持する支
持杆のZ位置を、ポテンショメ−タP4が検出し、該Z
位置を表わす電気信号を発生する(図3)。ポテンショ
メ−タP5とP4が検出したZ位置の差は、水平面に対
するワ−クの傾斜角(左右)β(図3)に対応する。
−タリエンコ−ダP6が結合されており、該ロ−ラ(P
5)の所定小角度の回転につき1パルスの電気信号を発
生する。このパルスをカウントすることにより、センサ
ベース2の、開先に沿った移動量が分かり、所定時間の
間のカウントアップ値は、センサベース2の、開先に沿
った移動の速度V(溶接速度)を表わす。
ク倣いロ−ラ(P5,P4)の配列方向(図2の紙面に
垂直な方向)に延びる回転軸31aが、センサベース2
の略中央を回転自在に貫通している。センサベース2に
はモータM7があり、その出力軸は減速機構を介して、
回転軸31aに連結され、モータM7に通電があると、
モータM7の回転軸の回転は減速機構により減速されて
回転軸31aに伝えられる。回転軸31aには、ト−チ
支持フレ−ム3が固着されている。回転軸31aの回転
に伴いト−チ支持フレ−ム3が回転軸31aを中心とし
て回動し、フレ−ム3で支持された溶接トーチ30L,
30Tの、ワ−クに対する前後角γが変わる。回転軸3
1aの回転角度を表わす電気信号をポテンショメ−タP
7が発生する。
引き込み(接離)駆動を行うモータM8を含む接離機
構、ならびに、溶接トーチ30Lを開先の幅方向にオシ
レ−ト駆動するオシレートモータM9を含むオシレ−ト
機構を介して、ト−チ支持フレ−ム3で、開先の深さ方
向に昇降(接離)可および開先の幅方向にオシレ−ト可
に支持されている。溶接ト−チ30Tも、トーチの突き
出し,引き込み(接離)駆動を行うモータM10を含む
接離機構、ならびに、溶接トーチ30Tを開先の幅方向
にオシレ−ト駆動するオシレートモータM11を含むオ
シレ−ト機構を介して、ト−チ支持フレ−ム3で、開先
の深さ方向に昇降(接離)可および開先の幅方向にオシ
レ−ト可に支持されている。
置5がある。ワイヤ供給装置5は、2組のワイヤフィー
ダとそれらを駆動するモータM5,M6からなる。2本
の溶接ワイヤwa1,wa2は、走行台車4の上部に載
置されているワイヤパックwpより、旋回軸10内軸心
部をZ方向に貫通する管14内を通り、管14の排出口
14aよりワイヤ供給装置5に供給され、その中のワイ
ヤフィーダを通り、溶接トーチ30L,30Tにそれぞ
れ供給される。
ワイヤフィーダを駆動し、ワイヤwa2,wa1をワイ
ヤパックwpから溶接トーチ30T,30Lにそれぞれ
供給する。溶接トーチ30LのモータM8は、溶接トー
チ30Lの突出長(開先bとの距離)を所定値(後述す
る制御回路からの通電指令に基づく)に調整し、モータ
M9が溶接速度Vに応じた速さで、溶接トーチ30Lを
オシレート駆動する。また、溶接トーチ30Tのモータ
M10は、溶接トーチ30Tの突出長(開先bとの距
離)を所定値(後述する制御回路からの通電指令に基づ
く)に調整し、モータM11が溶接速度Vに応じた速さ
で、溶接トーチ30Tをオシレート駆動する。
位置センサおよびポテンショメ−タP1〜P5,P7及
びロ−タリエンコ−ダP6の配置を、図5には上述の位
置センサおよびポテンショメ−タの検出の方向をまとめ
て示す。また表1には、上述したモータM1〜M11の
駆動対象を示し、表26には、上述したポテンショメ−
タP1〜P5,P7およびロ−タリエンコ−ダP6の検
知対象を示す。表1上のA〜Dは、作業環境により調整
する値である。
制御は、センサベース2の近傍に取り外し可能に装着で
きる操作ボ−ド84(図3)を介して、初期設定の時に
は作業者が行うが、溶接を開始すると、操作ボ−ド84
が接続された制御回路(81〜83:図6)が、位置セ
ンサおよびポテンショメ−タP1〜P7の検出信号を参
照しつつ自動で行う。
のシステム構成を示す。ト−チ30L用のL極溶接電
源,ト−チ30T用のT極溶接電源,制御回路(81〜
83)および溶接条件設定ユニット85は、上述の曲り
板溶接機構より離れた位置にある。溶接条件設定ユニッ
ト85はキ−ボ−ド,マウスおよび2次元ディスプレイ
を含むコンピュ−タユニットであり、2次元ディスプレ
イにメニュ−表示と入力テ−ブル表示を行ない、オペレ
−タが入力するデ−タ(溶接条件)を読込み、また、溶
接機構の状態を表示する。溶接条件設定ユニット85
は、入出力インタ−フェ−ス(電気回路)を介してコン
トロ−ラ81に接続されている。コントロ−ラ81は、
CPUを主体とする電子処理システムすなわちコンピュ
−タであり、溶接条件デ−タは溶接条件設定ユニット8
5から受取る。コントロ−ラ81は、操作ボ−ド84に
対するオペレ−タの機構駆動,停止,調整等の指令入力
に応答してモ−タドライバ86(11個)に制御指令を
与えてモ−タM1〜M11を駆動する。P1〜P7の検
出デ−タを溶接条件設定ユニット85に与えて2次元デ
ィスプレイに表示する。またP1〜P7の検出デ−タの
中の、作業者が機構設定,調整に参照する主要なものは
操作表示ボ−ド84に与えてそこでも表示する。制御回
路(81〜83:図6)のコントロ−ラ81は、操作ボ
−ド84から溶接スタ−トが与えられると、それまでに
溶接条件設定ユニット85および参作ボ−ド84から入
力された情報と、位置センサおよびポテンショメ−タP
1〜P5,P7の検出値に従って、開先bに溶接ト−チ
を倣わせ、かつ開先に対して溶接ト−チを設定された姿
勢およびねらい位置に制御し、溶接速度を設定速度とす
る、X走行台(Y1,Yz,RY,Y2),Y走行台4の走行速度制
御,センサベ−ス2のθ回転制御,ト−チ支持フレ−ム
3のγ回転制御,ト−チの突出し(接離)およびオシレ
−ト幅中心の開先倣い制御を行なう。
表すメインルーチンを示す。コントロ−ラ81は電源が
投入されると、ステップ1において、内部メモリ,カウ
ンタ等を全てクリアする。そして、操作ボ−ド84上の
ランプ(図示せず)を点灯してメモリの初期化が終了し
たことを示し、溶接条件設定ユニット85にはレディを
報知し、作業者の入力待ちになる(初期化)。この時、
各モータM1〜M11は、操作ボ−ド84のキ−操作に
応じて作業者が駆動できる。以降の図7〜図10の説明
において、カッコ内には「ステップ」という語を省略し
てステップNo.数字のみを示す。
て、モータM1〜M11を選択的に駆動(通電)して、
溶接トーチ30L,30Tの開先bに対する姿勢及び距
離を決定する。詳しくいえば、 1.モータM1,M2を駆動して、回転中心線Oを開先
b上のセンシング開始点Op(図1,2,3)に移動さ
せ、モ−タM4を駆動してセンサベース2を降ろし、第
1の開先倣いロ−ラ(P3)を該センシング開始点(開
先内)に置く。センシング開始点は、開先線の両端部の
うち、Z位置(高さ)が低い方の端部である。なお、ワ
−クW1,W2は、開先線がY軸と大略で平行になるよ
うに、床Fに配置されている。
ンサベース2)を旋回させ、第2の開先倣いロ−ラ(P
2)を、第1の開先倣いロ−ラ(P3)に対して溶接方
向前方の開先b内に置く。
を昇降して、第1および第2の開先倣いロ−ラ(P3,
P2)が開先内にあって、それらのZ位置がZ位置移動
範囲の中央近くに有り、しかも第1および第2のワ−ク
倣いロ−ラ(P5,P4)がワ−クに当りそれらのZ位
置がZ位置移動範囲の中央近くにあるように、センサベ
−ス2の高さを調節する。
ラ81は開始姿勢設定指示に応答して、この時のポテン
ショメ−タP3x,P2xの電気信号をデジタル変換し
て読込む。そして、ポテンショメ−タP3x,P2xの
水平方向位置(図2の紙面に垂直な方向)が中立点(水
平方向位置ずれ零)となるように、モ−タM3でセンサ
ベ−ス2を回転駆動する。これにより、第1の開先倣い
ロ−ラ(P3)および第2の開先倣いロ−ラ(P2)の
水平方向位置がセンサベ−ス2に対して基準位置(水平
方向位置ずれなし)となり、両ロ−ラ(P3,P2)を
結ぶ縦線上に溶接ト−チ30L,3OTが位置する。
γ回転駆動し、溶接トーチ30T,30Lの開先bに倣
う方向の角度(前後角γ)を、適値に調整する。
ーチ30T,30Lに溶接ワイヤwa1,wa2を供給
する。
トーチ30T,30Lをオシレートさせ、開先bに対
し、直交する方向のオシレ−ト幅およびオシレ−ト幅中
心位置を調整する。
トーチ30T,30Lの突き出し長すなわち、開先bと
トーチ先端部との距離を調整する。
であり、順序は必要に応じて変更,操り返しあるいは省
略すれば良い。
ト9上の操作盤上で、初期設定が完了したことを示すキ
ー操作を行う。以上の調整の前後に、作業者は、溶接条
件設定ユニット85に溶接条件を設定する。
があると、この時の位置センサおよびポテンショメ−タ
P1〜P5,P7の電気信号をデジタル変換して読込
み、そして、ポテンショメ−タP3x,P2xの水平方
向位置(図2の紙面に垂直な方向)が中立点(水平方向
位置ずれ零:開先が回転中心線Oと交わる)でないとき
には、上記4.と同様に、モ−タM3でセンサベ−ス2
を回転駆動し、これを終えると、上記5.〜8.の調整
をうながす報知をする。ポテンショメ−タP3x,P2
xの水平方向位置(図2の紙面に垂直な方向)が中立点
にあり、しかも、ポテンショメ−タP1が表わす回転角
度θ,ポテンショメ−タP7が表わす回転角度(γ:水
平面に対するト−チ前後角),ト−チの突出し長(接離
距離),オシレ−ト幅およびオシレ−ト幅中心位置がそ
れぞれ適値であるかを、それぞれが各設定範囲内にある
かをチェックすることにより判定し、適値であると溶接
スタ−ト可を報知する。適値でないと、適値でないもの
の再調整をうながす報知を発生する。
81は、作業者のキー操作による溶接開始指示が到来す
るまで待機し、溶接開始指示が到来すると溶接を開始す
る(3)。なお、溶接を中断したい場合にも作業者は、
やはり操作ボ−ド84のキー操作により「溶接停止」を
入力する。なお、この「溶接停止」は、溶接条件設定ユ
ニット85からも入力することができる。
のサブルーチンを示す。まず図8を参照するとコントロ
−ラ81は、パルス割込を許可する(41)。このパル
ス割込は、ロ−タリエンコ−ダP6が1パルス発生する
ごとに実行するものである。このパルス割込を許可する
とコントロ−ラ81は、溶接を開始する(42)。すな
わち溶接ト−チ30T,30Lへの溶接電力の供給,ワ
イヤの送給および揺動駆動を開始し、X,Y走行台の駆
動を開始する。溶接を開始しX,Y走行台が走行するこ
とにより、ロ−タリエンコ−ダP6がパルスを発生し、
1パルスの発生の度に図10に示す「P6割込み」(P
IP)を実行する。
6が1パルスを発生したときに実行するパルス割込の処
理を説明すると、まず計時値(前回のパルス発生から今
回のパルス発生までの経過時間:溶接速度Vに逆比例)
をレジスタにセ−ブし(71)、計時を再スタ−トする
(72)。そして計時値より溶接速度Vを算出して(7
3)、溶接速度レジスタWSRに書込む(74)。次に
目標値メモリのデ−タをシフトし(75)、P6パルス
カウントレジスタmのデ−タを1インクレメントして
(76)、その値がNに達したかをチェックし(7
7)、P6パルスをN個カウントしたことを示す「1」
をレジスタSFRに書込み(78)、麗ジスタmをクリ
ア(再度N個カウントするために初期化)する(7
9)。そしてこの1回のパルス割込処理を終了し、メイ
ンル−チン(図8,図9)の、このパルス割込処理に進
む直前の処理に復帰する。
コントロ−ラ81は、「ベ−ス2の基準高さ設定」(V
LC),「べ−ス2の位置補正」(TPC)を実行し、
上述のパルス割込処理(図10のPIP)でレジスタS
FRのデ−タが「1」になると、これをステップ55で
検知して図9の「開先倣い」(OFC)を実行しそこで
レジスタSFRをクリアする(61)。これにより、図
9の「開先倣い」(OFC)は、ロ−タリエンコ−ダP
6がN個のパルスを発生する毎に1回実行され、図8の
「ベ−ス2の基準高さ設定」(VLC)および「べ−ス
2の位置補正」(TPC)は、「開先倣い」(OFC)
の1回の終了の後、次に「開先倣い」(OFC)の実行
を開始するまで(ロ−タリエンコ−ダP6がN個のパル
スを発生するまで)、繰返し実行される。
おいてはまず位置センサP3zの検出信号を読込んで
(43)、検出信号が開先低(ベ−ス2の回転中心軸0
の位置でベ−ス2に対して開先が低い=開先に対してベ
−スが高い)であると昇降用モ−タM3のモ−タドライ
バ86に、ベ−ス2の下駆動を指示し(44,45)、
検出信号が開先高であるとベ−ス2の上駆動を指示し
(46,47)、検出信号が基準位置(0.2mm幅の領域)
を示すものであると、モ−タM3の停止をモ−タドライ
バに指示し(48)、そして「ベ−ス2の位置補正」
(TPC)に進む。この「ベ−ス2の基準高さ設定」
(VLC)により、ベ−ス2の回転中心軸0直下の開先
bに対して、ベ−ス2が時系列で実質上、垂直Z方向の
基準位置(0.2mm幅の領域)に維持される。なお、この
基準位置にあるときのみ、次の「ベ−ス2の位置補正」
(TPC)を実行する。これは以降の検出精度と演算精
度を高くするためである。
てはまず、ポテンショメ−タP3xの検出値(図13の
P3xm)を読込む(49)。そして、検出値(P3x
m)より、開先bがベ−ス2の回転中心軸0直下にある
(−a≦P3xm≦+a;aは誤差許容値)かをチェッ
クして(50)、そうであると、目標値メモリの出力段
(グル−プNo.1:図14)のX走行速度目標値デ−
タおよびY走行速度目標値デ−タを、目標速度として、
モ−タM1,M2宛てに、モ−タドライバ86に出力す
る(54)。これらの目標速度は、後述する「開先倣
い」(OFC)で算出されて目標値メモリに書込まれて
いるものである。目標速度を出力すると、レジスタSF
Rのデ−タが「1」(「開先倣い」OFCの実行要)か
をチェックして(55)、そうであると図9に示す「開
先倣い」(OFC)に進み、否であるときには、溶接終
了タイミングになったかもしくは操作ボ−ド84又は溶
接条件設定ユニット85から溶接終了指令の入力があっ
たかをチェックして(図9の62)、溶接終了ではない
と、「ベ−ス2の基準高さ設定」(VLC)に進む。ポ
テンショメ−タP3xの検出値(P3xm)のチェック
(50)の結果、開先bがベ−ス2の回転中心軸0直下
から外れていた場合(−a>P3xm又は+a<P3x
m)は、例えば誇張して示すと第13図に示すように、
ベ−ス2の回転中心軸0の直下点Opより検出値P3x
mだけ横にずれた位置に開先bがあり、この時のもう1
つのポテンショメ−タP2xの検出値P2xmとP3x
mで算出する開先の曲り角θ’に対応して、ベ−ス2を
θ’分回転させても、開先bに対してベ−ス2の進行方
向(回転前は実線Oq;回転後は点線Oq’)は開先b
の延びる方向と同じになっても、P3xmの横ずれのま
まとなり、その分、開先に対する溶接ト−チの溶接狙い
位置がずれる。そこで、コントロ−ラ81は、補正値を
算出し(51)、算出した補正値を目標値(目標値メモ
リの出力段(グル−プNo.1:図14)のX走行速度
目標値デ−タおよびY走行速度目標値デ−タ)に加えて
補正目標値を算出し(52)、これらの補正目標値を、
モ−タM1,M2宛てに、モ−タドライバ86に出力す
る(53)。
Yに対してθなる角度の方向であり、ずれ量P3xmを
X軸成分量およびY軸成分量に分解し、各成分量を零と
するための速度補正量を算出してX,Y各目標値(X走
行速度目標値デ−タおよびY走行速度目標値デ−タ)に
加え、これらを補正目標値としてモ−タM1,M2宛て
に、モ−タドライバ86に与えることにより、ずれP3
xmの抑制又は解消にある程度の効果はあると思われる
が、検出値P3xm,θの分解能(ディジット値)およ
び演算の精度(ディジット値)に原因する誤差があり、
また補正前目標値自身にもこれらと同様な誤差がある。
また、モ−タドライバ86によるモ−タ速度のフィ−ド
バック制御に制御遅れならびに制御誤差がある。これら
により、定常的な偏差(ずれ)を生じ易い。
3xmを比較的に速く消去するに十分な増速量,減速量
(固定値)とし、「補正値算出」(51)においては、
θの値(X,Y軸に対するY走行台の進行方向)とずれ
P3xmの方向の組合せ(図15)によって、X,Y走
行速度目標値に補正値(増速量又は減速値)を選択的に
加える(表3)。
区分と、各領域に割宛てる補正値の極性(絶対値は同
一)を示す。表3上のCWは、ベ−ス2の旋回角θが、
上から下に見降ろしたときY軸から時計方向廻りの方向
の値であることを意味し、CCWはY軸から反時計方向
廻りの方向の値であることを意味する。図15に、各領
域区分の代表的なヘッド走行方向を示す。
(固定正値)を減算した値を補正目標値とすることを意
味する。この場合、減速となる。「+補正」は、目標値
に補正値(固定正値)を加算した値を補正目標値とする
ことを意味する。この場合、増速となる。このような処
理がステップ51〜53で行なわれるので、ずれP3x
mが零となるように、ヘッド2の減速又は増速が行なわ
れ、ずれP3xmが零(−a≦P3xm≦+a)になる
と、補正のない目標値(上述の増,減速のための補正値
を消去した値)の出力に切換えられるので(50,5
4)、定常偏差を生じない。
定」(VLC)および「ベ−ス2の位置補正」(TP
C)の実行により、開先bに対してベ−ス2の基準点
(回転中心軸0)が、Z方向の基準位置にあって、しか
も基準点(回転中心軸0)が開先bの真上にあるとき
に、コントロ−ラ81は、補正のない目標値を出力し
(54)、かつレジスタSFRのデ−タをチェックして
それが「1」であると、図9に示す「開先倣い」(OF
C)を実行する。
1はまず、ポテンショメ−タP1,P2x,P2z,P
3x,P4,P5およびP7の電気信号をデジタル変換
して読込む(56)。そして次の状態情報を演算する
(57)。
−ス2に対する開先bの曲りθ’の算出。ポテンショメ
−タP3xとP2xが検出した水平方向の位置の差より
算出する(図13)。
先線の水平面とのなす角α(図2)の算出。P2xが検
出したZ位置より算出する。
ワ−クの傾斜角β(図3)の算出。ポテンショメ−タP
5とP4が検出したZ位置の差より算出する。
すると、コントロ−ラ81は、センサベ−ス2に対する
開先の曲りθ’を零とするための、センサベ−ス2のθ
回転の目標角度Θ=θ+θ’を算出して、 X走行目標速度Vsx=Vs cosΘ, Y走行目標速度Vsy=Vs sinΘ, X走行速度 Vx =V cosΘ, Y走行速度 Vy =V sinΘ を算出する(44)。θはポテンショメ−タP1の検出
値である。図12には、センサベ−ス2の移動方向およ
び移動速度(溶接速度)Vと、開先線との関係を示す。
移動速度VのX方向成分はV cosΘ、Y方向成分はV s
inΘとなる。
る(59)。これにおいてはまずX走行目標速度Vsxに
対するX走行速度Vxの偏差を算出し、PID演算によ
りこの偏差を零とするためのモ−タM1の通電電流目標
値を算出する。同様に、Y走行目標速度Vsyに対するY
走行速度Vyの偏差を算出し、PID演算によりこの偏
差を零とするためのモ−タM2の通電電流目標値を算出
する。更に、初期設定を完了したときに読込んだポテン
ショメ−タP2〜P5,P7の検出デ−タならびにオシ
レ−ト幅,オシレ−ト幅中心位置およびト−チ突出し長
(接離距離)と、今回読込んだポテンショメ−タP2〜
P5,P7の検出デ−タに基づいて、初期設定のときと
実質上同一の、開先/ト−チ間の相対位置および姿勢を
維持するためのト−チ前後角γの目標値,ト−チ突出し
長目標値,オシレ−ト幅目標値およびオシレ−ト幅中心
位置目標値を算出する。図11には、ワ−クの左右傾斜
βに対応した、オシレ−ト幅中心位置の所要ずらし量d
xβを示す。初期設定のときの所要ずらし量に対する今
回算出した所要ずらし量dxβの偏差分、初期設定のと
きのオシレ−ト幅中心位置デ−タをシフトした値をオシ
レ−ト幅中心位置目標値とする。
は、ベ−ス2の中心点OpがOgに進行したときに出力
を完了すべきものである。コントロ−ラ81は次に、算
出した各目標値(Tn後目標値)と、現在出力中の各目
標値より、内挿法により、ベ−ス2の中心点OpがOg
に達するまでの(n−2)点の目標値(中間目標値)を
算出して目標値メモリに書込む(60)。図14に、目
標値メモリのデ−タ格納領域を模式的に示す。目標値メ
モリのグル−プNo.1の領域には現在出力中の各目標
値を書込み、グル−プNo.nの領域には、今回算出し
た各目標値(Tn後目標値)を書込み、グル−プNo.
2〜グル−プNo.(n−1)の各領位には、内挿法に
より算出した、中心点OpがOgに達するまでの各点で
の中間目標値を書込む。
での水平距離は一定であるが、それらの間の開先長は、
開先が水平(α=0)である場合には該水平距離と等し
いが、傾斜している場合(α≠0)は、該水平距離より
も長く、傾斜(α)が大きいほど長い。コントロ−ラ8
1は、算出した角度αとOp/Og間水平距離(固定
値)から、中心点OpからOgの水平距離の間の開先長
(ロ−タリエンコ−ダP6を結合したロ−ラがこれを移
動する間に該エンコ−ダP6が発生するパルス数)を算
出してこれを上記nに定める。
をクリアして(61)、溶接終了タイミングになったか
もしくは操作ボ−ド84又は溶接条件設定ユニット85
から溶接終了指令の入力があったかをチェックして(6
2)、溶接終了ではないと、「ベ−ス2の基準高さ設
定」(VLC)に進む。
「目標値メモリのデ−タをシフト」(75)において
は、目標値メモリ(図14)の、グル−プNo.2のデ
−タをグル−プNo.1に、No.3のデ−タをNo.
2に、以下同様にして、最後はグル−プNo.nのデ−
タをNo.(n−1)に書込む。すなわち目標値メモリ
はシフトレジスタとして使用しており、ロ−タリエンコ
−ダP6が1パルスを発生するごとに、デ−タをシフト
する。そして、「ベ−ス2の位置補正」(TPC)にお
いて、ステップ54で出力する目標値、ならびに、ステ
ップ53で出力する補正目標値の算出(52)で用いら
れる補正前目標値は、目標値メモリのグル−プNo.1
(出力段)のものである。
C)で目標値(Tn後目標値)を算出すると、その後ロ
−タリエンコ−ダP6がパルスを発生するのに同期し
て、モ−タドライバ86に与えられる各目標値は、算出
時点のときの出力目標値から、順次に算出した目標値
(Tn後目標値)に近づく方向に変更される。そして仮
に、算出からnパルスの発生まで再度「開先倣い」(O
FC)が実行されないと、nパルス発生後には前記算出
した目標値(Tn後目標値)が出力されることになる。
からOgの水平距離を、ロ−タリエンコ−ダP6を結合
したロ−ラが水平に移動する間に該エンコ−ダP6が発
生するパルス数:nの最小数)よりも小さい値に設定し
ているので、先の「開先倣い」(OFC)の実行によっ
てレジスタSFRをクリアしているが(61)、それか
らN個のパルスが発生し、N回の「P6割込み」PIP
の実行したときにレジスタSFRのデ−タが1になり
(図10の76〜79)、これに応答して次回の「開先
倣い」(OFC)が開始され(図8の55から図9の5
6)、これにより目標値メモリのデ−タが更新される。
つまり、「開先倣い」(OFC)は、ベ−ス2がOp/
Og間距離を移動する時間よりも短い周期で繰返し実行
される。角度(θ’,α)の検出精度を高くするため
に、Op/Og間距離は比較的に長く設定されている
が、開先倣い精度を高くするため、「開先倣い」(OF
C)の繰返し周期(N)は比較的に短かく(小さく)設
定している。
いは操作ボ−ド84又は溶接条件設定ユニット85から
「溶接終了」指示が入力されると、コントロ−ラ81
は、ステップ5(図7)の終了処理(主にクレ−タ処
理)を実行し、溶接トーチ30L,30Tの溶接を停止
して各モータを停止する。
視図であり、機構要素を簡略化して示す。
線矢印2A方向より見た側面図であり、一部分は断面を
示す。
線矢印3A方向より見た正面図であり、一部分は断面を
示す。
動する電気モ−タとセンサであるポテンショメ−タP1
〜P5,P7およびロ−タリエンコ−ダP6の概略位置
を簡略化して示す。
り、図4に示すポテンショメ−タP2〜P5の、ワ−ク
W1,W2に対する検出方向を示す。
構成の概要を示すブロック図である。
すフロ−チャ−ト(メインルーチン)である。
ブルーチン)を示すフロ−チャ−トである。
ブルーチン)を示すフロ−チャ−トである。
ンコ−ダP6が発生するパルスに応答した割込処理の内
容を示すフロ−チャ−トである。
中心の所要ずらし量dxβを示す図面であり、ワ−クW
1,W2は開先を横切る方向の断面を示す。
び移動速度(溶接速度)Vと、開先線bとの位置関係を
示す平面図である。
面図である。
モリのデ−タ記憶領域を模式的に示すブロック図であ
る。
太い矢印で示す平面図である。
斜視図である。
ベース 3:ト−チ支持フレ−ム 4:Y走行
台車 4a〜d:車輪 5:ワイヤ
供給装置 10:旋回軸 12:昇降
管 13a〜c:レール 14:管 14a:排出口 31a:回
転軸 30L,30T:溶接トーチ 81:コン
トロ−ラ b:開先 ch:チェ
ーンベルト F:水平床面 M1〜M1
1:電気モータ M4s:ネジ棒 X1,X
2:X方向レール RX:Xレール対 Y1,Y
2:X走行台 Yz:支持柱 RY:Y方
向レ−ル O:回転中心線 P1:ポテ
ンショメータ P2(P2x,P2z):ポテンショメ−タ P3x:ポ
テンショメ−タ P3z:位置センサ P4,P
5:ポテンショメ−タ P6:ロ−タリエンコ−ダ P7:ポテ
ンショメ−タ W1,W2:ワーク wa1,w
a2:溶接ワイヤ wp:ワイヤパック
Claims (6)
- 【請求項1】X通電指令に応じて駆動されるX走行モー
タを備え、水平X方向に走行するX走行台; X走行台に支持され、Y通電指令に応じて駆動されるY
走行モータを備え、X走行台に対して、X方向と直角な
水平Y方向に走行するY走行台; Y走行台に垂直Z軸を中心に回転可に支持されたベ−
ス; θ通電指令に応じて駆動されて前記ベ−スを垂直Z軸を
中心に回転駆動するθ旋回モータを含むθ旋回機構; 前記ベースに支持され、その回転中心軸に対する開先の
距離を検出する第1x位置検出手段; 前記ベースに支持され、その回転中心軸に平行でそれよ
り溶接走行方向で所定距離離れた仮想線に対する開先の
距離を検出する第2x位置検出手段; 前記ベ−スに支持された、開先を溶接するための溶接ト
−チ; 前記第1x位置検出手段および第2x位置検出手段の検
出距離に基づき、開先に対する、前記回転中心軸および
仮想線に交叉する直線の角度θ’を零とする方向に前記
θ旋回機構を駆動する倣い制御手段; 溶接目標速度とθ旋回機構の旋回角θに基づき、Y走行
台の、開先に沿う方向の走行速度Vを溶接目標速度とす
るための、X走行台のX走行目標速度およびY走行台の
Y走行目標速度を算出し、X走行台およびY走行台の各
走行速度を、算出した各目標速度とする走行制御手段;
および、 第1x位置検出手段の検出距離を零とする方向にX走行
台およびY走行台の各走行速度を補正する中心軸位置補
正手段;を備える開先倣いの片面溶接装置。 - 【請求項2】Z通電指令に応じて駆動されて前記ベ−ス
を垂直Z方向に昇降駆動する昇降モ−タを含むZ昇降機
構;前記ベ−スに支持され、開先に対するベ−スのZ位
置を検出する第1Z位置検出手段;および、 第1Z位置検出手段が検出するZ位置を所定位置とする
方向にZ昇降機構を駆動する昇降制御手段;を更に備え
る請求項1記載の開先倣いの片面溶接装置。 - 【請求項3】前記ベースに水平X軸を中心に回転可に支
持され、溶接ト−チを支持するト−チ支持フレ−ム;γ
通電指令に応じてト−チ支持フレ−ムを水平軸を中心に
回転駆動するγ回転モータを含むγ回転機構;前記第1
Z位置検出手段より所定距離離れた位置での開先に対す
るベ−スのZ位置を検出する第2Z位置検出手段;およ
び、 前記第1Z位置検出手段および第2Z位置検出手段の検
出Z位置に基づいて開先に対するベ−スの上下方向の傾
斜αを算出し傾斜αに対応して、開先に対してト−チ支
持フレ−ムの姿勢を所定に維持するようにγ回転機構を
駆動するト−チ姿勢制御手段;を更に備える請求項2
の、曲り板開先倣いの片面溶接装置。 - 【請求項4】ト−チ支持フレ−ムは、溶接ト−チを被溶
接材に対して接離可に支持し;装置は更に、 接離通電指令に応じて溶接ト−チを接離駆動するト−チ
上下モ−タを含むト−チ上下機構;を備える、請求項3
記載の、曲り板開先倣いの片面溶接装置。 - 【請求項5】ト−チ支持フレ−ムは、前記回転中心軸お
よび仮想線に交叉する直線と直交する方向に溶接ト−チ
を往復動可に支持し;装置は更に、 前記ベースに支持され、前記直交する方向に相対的に離
れ、それぞれが、開先を構成する第1被溶接材および第
2被溶接材の表面のZ位置を検出する第3検出手段およ
び第4検出手段;および、 オシレ−ト通電指令に応じて溶接ト−チを往復駆動する
オシレートモータを含むオシレ−ト機構;を備える、請
求項3又は請求項4記載の、曲り板開先倣いの片面溶接
装置。 - 【請求項6】開先が延びる方向と直交する方向の被溶接
材の水平面に対する傾斜βを第3および第4検出手段の
検出値より算出し、傾斜βに対応してオシレ−ト機構に
よる溶接ト−チのオシレ−ト往復駆動の振り幅中心をず
らす制御手段;を更に備える請求項5記載の、曲り板開
先倣いの片面溶接装置。
Priority Applications (1)
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