JPH06226664A - ロボット・ティーチング装置 - Google Patents

ロボット・ティーチング装置

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Publication number
JPH06226664A
JPH06226664A JP1173193A JP1173193A JPH06226664A JP H06226664 A JPH06226664 A JP H06226664A JP 1173193 A JP1173193 A JP 1173193A JP 1173193 A JP1173193 A JP 1173193A JP H06226664 A JPH06226664 A JP H06226664A
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JP
Japan
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camera
robot
teaching device
teaching
data
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1173193A
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English (en)
Inventor
Akio Takeshita
明生 竹下
Takeshi Sakamoto
毅 坂本
Isamu Nakazawa
勇 中澤
Kiyomi Komiya
清美 小宮
Harumi Yamamura
晴美 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Priority to JP1173193A priority Critical patent/JPH06226664A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オペレータによる部材のティーチング作業を
不要とし、形状が異なる部材についても対応でき、ロボ
ット化による省人化、生産性の向上を図る。 【構成】 スラット定盤1に部材2を搬入し、ティーチ
ング装置4を作動させると、ティーチング装置4は走行
架台3上を移動し、第1のカメラ16により部材2の形
状・概略位置を検出する。この検出結果に基づいて、第
2のカメラ17を部材2の端部に移動させ、部材2に対
するレベル合わせを行なう。そして、レーザ投光器19
よりレーザ線を部材2に照射する。第2のカメラ17
は、部材2に照射されたレーザ線を検出し、このレーザ
線が部材2の溶接線に対して直角になるようにカメラ回
転軸を旋回させ、部材2に照射したレーザ線の重心位置
を追尾・移動して溶接線のデータを計測する。操作パネ
ル9は、上記計測データに基づいてロボット制御データ
を作成し、ロボット制御盤10を介してロボット5を動
作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接等を行なう作業ロ
ボットに作動データを供給するロボット・ティーチング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶接等を行なう作業用ロボットに
作動データを供給する場合、メーカー標準のティーチン
グパネルを使用し、マニピュレータを動かして教示する
ようにしている。
【0003】また、最も進んだ方法としては、部材の種
類毎に、あらかじめCAD等を利用してコンピュータに
その部材の形状等のデータを入力しておき、この入力デ
ータに基づいてロボット制御用データを作成してロボッ
トを制御する方法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の方
法では、例えば造船における溶接作業等、溶接部材の形
状が一品毎に異なる場合には、その都度、オペレータに
よるティーチングが必要になり、従って、ティーチング
に時間がかかり過ぎ、ロボット化そのものが困難であっ
た。また、部材を配置する際に高精度の位置決めを要す
るので、使い難いという問題があった。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、あらかじめ部材の形状等のデータを入力する必要が
なく、部材を配置する際に高精度の位置決めを要しない
ロボット・ティーチング装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(第1の発明)
【0007】第1の発明に係るロボット・ティーチング
装置は、部材を載置する定盤と、この定盤の側部に設け
られた走行架台と、この走行架台上を移動する作業用ロ
ボットと、上記走行架台上を移動するティーチング装置
と、このティーチング装置に取り付けられ、上記定盤上
に載置された部材の形状・概略位置を検出する第1のカ
メラと、この第1のカメラの検出結果に基づいて上記部
材上に移動し、この部材との距離を所定値に保持する第
2のカメラと、この第2のカメラの近傍に設けられ、上
記部材上にレーザ線を照射するレーザ投光器と、このレ
ーザ投光器により上記部材に照射したレーザ線の重心位
置を上記第2のカメラにより追尾・移動して計測する計
測手段と、この手段により計測されたデータに基づいて
ロボット制御用のティーチングデータを作成する手段と
を具備したことを特徴とする。 (第2の発明)
【0008】第2の発明に係るロボット・ティーチング
装置は、部材を載置する定盤と、この定盤の側部に設け
られた走行架台と、この走行架台上を移動する作業用ロ
ボットと、上記走行架台上を移動するティーチング装置
と、このティーチング装置に取り付けられ、設定エリア
内の画像を連続して検出する複数のカメラと、このカメ
ラの近傍に揺動可能に設けられ、上記部材上にレーザ線
を照射するレーザ投光器と、このレーザ投光器を振り子
状に駆動する駆動手段と、上記レーザ投光器の振り角度
を検出する振り角度検出手段と、上記カメラにより撮像
された画像データ及び上記振り角度検出手段により検出
したレーザ投光器の振り角度から上記定盤に載置されて
いる部材の形状等を計測する計測手段と、この手段によ
り計測されたデータに基づいてロボット制御用のティー
チングデータを作成する手段とを具備したことを特徴と
する。
【0009】
【作用】
(第1の発明)
【0010】定盤上に部材を搬入し、ティーチング装置
を始動すると、ティーチング装置は走行架台上を移動
し、第1のカメラが部材の形状・概略位置を検出する。
そして、第1のカメラの検出結果に基づいて、第2のカ
メラが部材の端部に移動し、部材に対するレベル合わせ
を行なう。次いで、レーザ投光器より部材に対してレー
ザ線を照射する。上記第2のカメラは、部材に照射した
レーザ線の重心位置を追尾・移動してデータを計測す
る。この計測されたデータに基づいて、ティーチングデ
ータ、即ち、ロボット制御データを作成する。従って、
オペレータによる部材のティーチング作業が不要とな
り、形状が異なる雑多な部材についても対応することが
できる。 (第2の発明)
【0011】定盤上に部材を搬入し、ティーチング装置
を始動すると、ティーチング装置は、走行架台上を移動
し、複数のカメラがエリア内の画像を連続して検出す
る。この際、レーザ投光器を振り子状に振ると共に、そ
の振り角度を振り角度検出手段で検出し、どの画像に高
さがあるかを判別し、高さのある画像データのみ作業デ
ータとして部材の形状等を計測する。この計測されたデ
ータに基づいてロボット制御データを作成し、ロボット
を制御する。上記の構成とすることにより、第2のカメ
ラを用いることなく、第1の発明と同様の効果を得るこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (第1実施例)図1は本発明を溶接用ロボット装置に実
施した場合の構成例を示す斜視図、図2は上面図であ
る。
【0013】図1及び図2において、1は部材2が載置
されるスラット定盤で、このスラット定盤1の両側部に
ロボット走行架台3が設けられる。そして、このロボッ
ト走行架台3上にティーチング装置4及び作業用ロボッ
ト例えば溶接用ロボット5が走行可能に設けられる。テ
ィーチング装置4は、モータ6等の走行装置を備え、ロ
ボット走行架台3上を自走できるようになっている。ま
た、ロボット5においても、走行装置7を備え、ロボッ
ト走行架台3上を自走できるようになっている。更に、
上記スラット定盤1の側方には、主制御盤8、操作パネ
ル9、ロボット制御盤10等が配置される。また、スラ
ット定盤1の終端側には、図2に示すように作業エリア
11に隣接してティーチング装置退避場所12が設けら
れる。
【0014】しかして、上記ティーチング装置4は、走
行台13上にハンドリング装置14を設けている。この
ハンドリング装置14は、支持構体14a上に移動機構
15を設け、この移動機構15に光学系、即ち、例えば
CCDカメラ等を用いた2台の第1のカメラ16及び第
2のカメラ17、レーザ投光器19、計測用光源(図示
せず)等を装着している。レーザ投光器19は、部材2
上に所定長さのマーカーラインを描くようにレーザ光を
投射する。上記移動機構15は、光学系をスラット定盤
1の長手方向X及び幅方向Yに移動できるようになって
おり、そのX,Y軸にそれぞれパルスエンコーダを取り
付けている。上記第1のカメラ16及び第2のカメラ1
7は、Y方向に所定間隔を保って直線的に配置されもの
で、第2のカメラ17が中央に配置され、その両側に第
1のカメラ16が配置される。
【0015】また、第2のカメラ17は、図3に示すよ
うに昇降・旋回機構21を介してレーザ投光器19と共
に取り付けられている。上記ように構成されたティーチ
ング装置4は、主制御盤8により制御される。次に制御
回路系について図4により説明する。制御回路系は、主
制御盤8、操作パネル9、ロボット制御盤10、ハンド
リング装置14等により構成される。
【0016】主制御盤8は、視覚装置31、CRT表示
部32、コード変換ユニット33及びシーケンサ34等
からなり、ティーチング装置4の第1のカメラ16及び
第2のカメラ17により撮影した画像データが視覚装置
31に入力される。視覚装置31は、カメラ16,17
により撮影した画像データをCRT表示部32に出力し
て表示すると共に、画像データを処理して母材の始端、
終端、位置、高さ等を検出すると共に、骨材の幅、高
さ、位置等を検出し、ティーチングデータとして操作パ
ネル9へ出力する。また、視覚装置31は、上記ティー
チングデータをコード変換ユニット33によりコード変
換してシーケンサ34へ出力する。シーケンサ34は、
入力データに基づいてハンドリング装置14及び操作パ
ネル9に指令信号を送る。
【0017】ハンドリング装置14は、I/O盤35及
びX−YテーブルI/O盤36からなっている。I/O
盤35は、ハンドリング装置(走行)用サーボドライ
バ、カメラ(上下・回転角)用パルスエンコーダ、リミ
ットスイッチ、パトライト等の駆動制御を行ない、X−
YテーブルI/O盤36は、X−Yテーブルサーボドラ
イバ、カメラ(上下・回転)用モータ、レーザ投光器、
フォトカプラ、リミットスイッチ、計測用光源(例えば
蛍光灯)等の駆動制御を行なう。
【0018】操作パネル9は、コンピュータ41、ハー
ドディスク42を主体として構成したもので、視覚装置
31からのティーチングデータがコンピュータ41に入
力されると共に、シーケンサ34からの制御指令がPI
O(パラレルIO)43を介してコンピュータ41に入
力される。また、コンピュータ41には、ロボット制御
盤10からの応答信号がPIO43を介して入力され
る。コンピュータ41は、視覚装置31からのティーチ
ングデータを受けると、ロボット制御プログラムによ
り、図形処理、トーチ経路演算、溶接条件折込等を行な
う。図形処理では入力データの整理を行ない、トーチ経
路演算では骨形状をトーチ先端軌跡に変え、そして、溶
接条件折込では溶接電圧、電流、速度、トーチ角、角巻
条件、溶接手順等を加味する。このようにしてコンピュ
ータ41は、ロボット制御データを作成してハードディ
スク42に記憶し、その記憶データに基づいてロボット
制御盤10を介してロボット5の動作を制御する。次に
上記実施例の動作を説明する。まず、ティーチング装置
4の動作原理について図5により説明する。
【0019】図5(a)は、第3のカメラ17及びレー
ザ投光器19と部材2との関係を示す側面図、同図
(b)は部材2の上面図、(c)はハンドリング装置1
4を側面から見た図、(d)は主制御盤8におけるCR
T表示部32の表示画像を示したものである。このCR
T表示部32は、例えばX軸が512ドット、Y軸が4
83ドットの構成となっている。上記部材2としては、
例えば厚さhの基部2aの中央部に高さHの立上り部2
bが形成されている。この立上り部2bの上面が溶接線
である。
【0020】そして、この部材2の計測に際して、図5
(a)に示すように部材2の厚さ方向の中央P部の上方
に距離Lを保って第3のカメラ17を合わせ、レーザ投
光器19からのレーザ線が部材2の溶接線に対して直角
に照射されるように昇降・旋回機構21を旋回する。こ
れにより、図5(b)に示すように、部材2の上面にレ
ーザ光によるマーカーラインMが描かれるので、このマ
ーカーラインをカメラ17で読み取ることにより、部材
2のデータ、即ち、立上り部2bの高さH、幅B、位置
座標等を計測する。
【0021】この場合、レーザ投光器19から投射され
るレーザ光は、部材2に対して所定の角度θで投射され
るので、立上り部2bと基部2aにマーカーラインM1
,M2 が描かれる。このマーカーラインM1 ,M2
は、カメラ17側から見てAの距離だけ離れている。こ
のマーカーラインM1 ,M2 がカメラ17により撮像さ
れ、図5(d)に示すようにCRT表示部32に表示さ
れる。
【0022】そして、部材2の立上り部2bの高さH
は、図5(c)に示すようにハンドリング装置14の天
上部とスラット定盤1までの距離をF、ハンドリング装
置14の天上部とカメラ17の先端(下端)まだの距離
をCとすると、 H=F−C−L−h …(1) により求めることができる。
【0023】即ち、カメラ17と部材2との距離Lが一
定であれば、CRT表示部32に表示される画像のY座
標の位置が一定になることを利用し、常にCRT表示部
32の表示画像が一定になるようにハンドリング装置1
4に取り付けたサーボモータを制御し、部材2の立上り
部2bの高さHを計測する。上式におけるF,C,hの
値は既知であり、また、上記のように距離Lの値を一定
とすることにより、Lの値が既知となるので、上記
(1)式からHの値を求めることができる。
【0024】また、部材2の立上り部2bの幅Bは、C
RT表示部32の表示画像のX方向のドット数を計測す
ることにより求める。即ち、距離Lの値が一定(カメラ
視野が一定)であれば、画像1ドット当りのピッチ寸法
が決定するため、CRT画像におけるマーカーラインM
1 のX方向のドット数を計測することにより、部材2の
幅Bを計測することができる。この場合、部材2のP点
位置は、図5(d)に示すように画像の中央に表示され
る。
【0025】また、部材2の位置座標は、カメラ17
で、部材2の幅の中心(重心)Wを追跡させ、そのとき
のX,Y軸に取り付けられた各パルスエンコーダからの
出力をチェックして位置座標を求める。この場合、カメ
ラ17の中央位置の座標は、CRT画像のX座標値とX
テーブル座標値を加算して得られる。次に上記実施例の
動作を図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0026】図1に示すようにスラット定盤上1に部材
2を搬入し、図2に示すようにティーチング装置4をス
ラット定盤1の始端位置より動作させる(図6のステッ
プA1 )。まず、ティーチング装置4は、スラット定盤
1のX方向に走行を開始し(ステップA2 )、第1のカ
メラ16によりティーチング装置エリア内の部材2の形
状・概略位置を検出する。ティーチング装置4は、部材
2が検出されるまでX方向への走行を続け、画像が検出
されると(ステップA3 )、モニタ左端、つまり、CR
T表示部32の左端に画像あるか否かを判断する(ステ
ップA4 )。モニタ左端に画像がなければそのままティ
ーチング装置4の走行を続け、モニタ左端に画像が移動
するとティーチング装置4を停止する(ステップA5
)。
【0027】次いで部材2へのラべリングを行なうと共
に、ラべリングが終了したか否かをチェックし(ステッ
プA6 ,A7 )、全てのラベリングが終了するまで、ス
テップA6 ,A7 の処理を繰り返し、終了すれば、第3
のカメラ17を部材2のラベリングNo.1の端部へ移動
させる(ステップA8 )。
【0028】次に、レーザ投光器19を始動させる(ス
テップA9 )と共に、第2のカメラ17と部材2との距
離Lが所定値となるように昇降・旋回機構21により調
整する。第2のカメラ17は、部材2との距離Lが予め
設定した値となるようにレベル合わせを行ない(ステッ
プA10)、レベルが合わなければステップA10を繰り返
し、レベルが合えば終了する(ステップA11)。そし
て、第2のカメラ17により、部材2上に投射されたレ
ーザ光、つまり、マーカーラインMを検出し、マーカー
ラインMが部材2の溶接線に対して直角になるように昇
降・旋回機構21によりカメラ17の回転軸を旋回させ
る(ステップA12,A13)。
【0029】以上の計測準備が完了すると、図3に示す
ように部材2に照射したマーカーラインMの重心位置W
を追尾・移動して、部材溶接線の詳細な位置座標、部材
2の幅B・高Hさ等を計測する。なお、図3に示す符号
20はレーザ光の軌跡を示している。そして、上記計測
した結果を主制御盤8にてデータ編集する(ステップA
15)。上記第3のカメラ17は、部材2に照射したレー
ザ線の重心位置を追尾・移動して、部材溶接線の詳細な
位置座標、部材2の幅B・高さH等を計測する。
【0030】上記計測されたデータは、主制御盤8から
操作パネル9へ送られる。操作パネル9ないのコンピュ
ータ41は、計測データに基づいて図形処理、トーチ経
路演算、溶接条件折込等を行ない、ロボット制御データ
を作成してハードディスク42に記憶する。
【0031】また、ティーチング装置4は、定められた
1エリア分のデータ計測が終了したか否かを判断し(ス
テップA17)、終了していなければステップA8 に戻
り、次ぎのラベリングNo.の位置に対して同様の処理を
繰り返し、部材2に対するデータを計測する。そして、
1エリアのティーチングが終了すると、全ティーチング
が終了したか否かを判断し(ステップA18)、終了して
いなければステップA2へ戻り、ティーチング装置4を
次のエリアに移動して同様の処理を繰り返し、部材2の
データを計測する。そして、ステップA18で全てのティ
ーチングを終了した判断すると、ティーチング装置4を
退避場所12へ退避させてティーチング動作を停止させ
る。
【0032】上記計測動作の終了した後、コンピュータ
41は、処理したデータをハードディスク42から読み
出し、ロボット制御盤10を介してロボット5を制御
し、部材2に対する溶接動作を行なう(ステップA20,
A21)。
【0033】上記のように、この実施例によれば、部材
2の形状等を自動的に計測できるので、オペレータによ
る部材のティーチング作業が不要となり、しかも、形状
が異なる雑多な部材についても対応することができる。
更に、スラット定盤1に載置した部材2を自動的に計測
してティーチングを行ない、そのままロボット5の制御
動作を行なうので、部材2の位置決め作業が不要であ
り、造船に際しての溶接作業等をロボット化することが
でき、省人化、並びに生産性の向上を図ることができ
る。 (第2実施例)次に第2実施例について説明する。
【0034】上記第1実施例におけるティーチング装置
4が第1のカメラ16及び第2のカメラ17を備えてい
るのに対し、この第2実施例におけるティーチング装置
4は、図7及び図8に示すように複数台例えば2台の第
1カメラ16を用い、第2のカメラ17を省略してい
る。このカメラ16は、図9に示すようにそれぞれ保持
機構51を介してハンドリング装置14に取り付けられ
ている。上記各カメラ16部分には、モータ52の軸に
アーム53を介してレーザ投光器54が取り付けられ、
モータ52の駆動によりレーザ投光器54が振子状に揺
動可能になっている。また、モータ52の回転軸にはパ
ルスエンコーダ55が取り付けられ、レーザ投光器54
の振り角度を検出している。そして、制御回路系は、図
10に示すように主制御盤8、操作パネル9、ロボット
制御盤10、ハンドリング装置14等により構成され
る。
【0035】主制御盤8は、視覚装置31、CRT表示
部32、コード変換ユニット33及びシーケンサ34等
からなり、ティーチング装置4に設けられている2台の
カメラ16により撮影した画像データが視覚装置31に
入力される。視覚装置31は、カメラ16により撮影し
た画像データをCRT表示部32に出力して表示すると
共に、画像データ及びエンコーダ55の出力に基づいて
部材2の計測を行ない、その計測結果をティーチングデ
ータとして操作パネル9へ出力する。また、視覚装置3
1は、上記ティーチングデータをコード変換ユニット3
3によりコード変換してシーケンサ34へ出力する。シ
ーケンサ34は、入力データに基づいてハンドリング装
置14及び操作パネル9に指令信号を送る。
【0036】ハンドリング装置14は、ハンドリング装
置(走行)用サーボドライバ、レーザ投光器振り角検出
用パルスエンコーダ、リミットスイッチ、パトライト等
の駆動制御を行なうと共に、レーザ投光器振モータモー
タ、レーザ投光器、フォとカプラ、リミットスイッチ、
計測用光源(例えば蛍光灯)等の駆動制御を行なう。
【0037】操作パネル9は、コンピュータ41、ハー
ドディスク42を主体として構成され、視覚装置31か
らのティーチングデータがコンピュータ41に入力され
ると共に、シーケンサ34からの制御指令がPIO(パ
ラレルIO)43を介してコンピュータ41に入力され
る。また、コンピュータ41には、ロボット制御盤10
からの応答信号がPIO43を介して入力される。コン
ピュータ41は、視覚装置31からのティーチングデー
タを受けると、ロボット制御プログラムにより、図形処
理、トーチ経路演算、溶接条件折込等の処理により制御
データを作成してハードディスク42に記憶し、その記
憶データに基づいてロボット制御盤10を介してロボッ
ト5の動作を制御する。次に上記第2実施例の動作を図
11のフローチャートを参照して説明する。
【0038】スラット定盤上1に部材を搬入し、ティー
チング装置2をスラット定盤1の始端部に位置させて始
動させる(ステップB1 )。ティーチング装置2は、ま
ず、カメラ16部分に取り付けられているモータ52を
駆動してレーザ投光器54を振子状に振らせ(ステップ
B2 )、スラット定盤1のX方向への走行を開始する
(ステップB3 )。ティーチング装置4は、一定速度で
走行しながらカメラ16によりセットされたエリア内の
画像(エッジ画像)を連続して検出する(ステップB4
)。
【0039】そして、全ティーチングを終了したかどう
かを判断し(ステップB5 )、全ティーチングを終了し
ていなければ、ステップB4 に戻ってスキャンニングを
繰り返し、終了していれば、ティーチング装置4を退避
場所12へ退避させて走行を停止する(ステップB6 )
と共に、レーザ投光器54の振り動作も停止する(ステ
ップB7 )。
【0040】一方、上記ステップB4 の画像スキャンニ
ングにより得た画像データ及びパルスエンコーダ55で
検出したレーザ投光器54の振り角度から、エッジで検
出したどの画像に高さがあるかを判別し、高さのある画
像データのみを作業データとして選別し(ステップB8
)、操作パネル9へ出力する。操作パネル9は、上記
計測データに基づいて、図形処理、トーチ経路演算、溶
接条件折込等を行ない、ロボット制御データを作成して
ハードディスク42に記憶する(ステップB9 )。
【0041】そして、上記のティーチング動作を終了し
た後、操作パネル9は、コンピュータ41によりハード
ディスク42から制御データを読み出し、ロボット制御
盤10を介してロボット5を動作させて部材2に対する
溶接動作を行なう。上記第2実施例によれば、第2のカ
メラ17を用いることなく、第1実施例と同様の効果を
得ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、オ
ペレータによる部材のティーチング作業が不要で、形状
が異なる雑多な部材についても対応することができ、か
つ、部材の位置決め作業が不要となり、ロボット化によ
る省人化、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るロボット・ティーチ
ング装置を示す斜視図。
【図2】同実施例の概略構成を示す平面図。
【図3】同実施例における第2のカメラ及びレーザ投光
器部分の詳細図。
【図4】同実施例における制御回路の構成を示すブロッ
ク図。
【図5】同実施例における動作原理を説明するための
図。
【図6】同実施例の動作を示すフローチャート。
【図7】本発明の第2実施例に係るロボット・ティーチ
ング装置を示す斜視図。
【図8】同実施例の概略構成を示す平面図。
【図9】同実施例におけるカメラ及びレーザ投光器部分
の詳細図。
【図10】同実施例における制御回路の構成を示すブロ
ック図。
【図11】同実施例の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…スラット定盤、 2…部材、3…ロボット走行架
台、4…ティーチング装置、5…ロボット、 6…
モータ、7…走行装置、 8…主制御盤、9…操作
パネル、 10…ロボット制御盤、11…作業エリ
ア、12…ティーチング装置退避場所、13…走行台、
14…ハンドリング装置、14a…支持構体、
15…移動機構、16…第1のカメラ、17…第2のカ
メラ、19…レーザ投光器、21…昇降・旋回機構、3
1…視覚装置、 32…CRT表示部、33…コード
変換ユニット、34…シーケンサ、35…I/O盤、
36…X−YテーブルI/O盤、41…コンピュー
タ、42…ハードディスク、43…PIO、 51
…保持機構、52…モータ、 53…アーム、54
…レーザ投光器、55…パルスエンコーダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小宮 清美 山口県下関市彦島江の浦町六丁目16番1号 三菱重工業株式会社下関造船所内 (72)発明者 山村 晴美 山口県下関市彦島江の浦町六丁目16番1号 三菱重工業株式会社下関造船所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部材を載置する定盤と、この定盤の側部
    に設けられた走行架台と、この走行架台上を移動する作
    業用ロボットと、上記走行架台上を移動するティーチン
    グ装置と、このティーチング装置に取り付けられ、上記
    定盤上に載置された部材の形状・概略位置を検出する第
    1のカメラと、この第1のカメラの検出結果に基づいて
    上記部材上に移動し、この部材との距離を所定値に保持
    する第2のカメラと、この第2のカメラの近傍に設けら
    れ、上記部材上にレーザ線を照射するレーザ投光器と、
    このレーザ投光器により上記部材に照射したレーザ線の
    重心位置を上記第2のカメラにより追尾・移動して計測
    する計測手段と、この手段により計測されたデータに基
    づいてロボット制御用のティーチングデータを作成する
    手段とを具備したことを特徴とするロボット・ティーチ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 部材を載置する定盤と、この定盤の側部
    に設けられた走行架台と、この走行架台上を移動する作
    業用ロボットと、上記走行架台上を移動するティーチン
    グ装置と、このティーチング装置に取り付けられ、設定
    エリア内の画像を連続して検出する複数のカメラと、こ
    のカメラの近傍に揺動可能に設けられ、上記部材上にレ
    ーザ線を照射するレーザ投光器と、このレーザ投光器を
    振り子状に駆動する駆動手段と、上記レーザ投光器の振
    り角度を検出するパルスエンコーダと、上記カメラによ
    り撮像された画像データ及び上記パルスエンコーダによ
    り検出したレーザ投光器の振り角度から上記定盤に載置
    されている部材の形状等を計測する計測手段と、この手
    段により計測されたデータに基づいてロボット制御用の
    ティーチングデータを作成する手段とを具備したことを
    特徴とするロボット・ティーチング装置。
JP1173193A 1993-01-27 1993-01-27 ロボット・ティーチング装置 Withdrawn JPH06226664A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006092528A2 (fr) * 2005-02-28 2006-09-08 Philippe Crelier Plate-forme constituant un systeme combine d'expertise, d'inspection, de production, et/ou de maintenance
JP2012076181A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Yaskawa Electric Corp ロボット制御装置、ロボットおよびロボット制御装置の教示方法
CN109822478A (zh) * 2019-03-19 2019-05-31 苏州润智和智能科技有限公司 一种汽车轴类零件的全方位检测系统和方法

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