JP3526357B2 - 複写システム - Google Patents

複写システム

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JP3526357B2
JP3526357B2 JP30553795A JP30553795A JP3526357B2 JP 3526357 B2 JP3526357 B2 JP 3526357B2 JP 30553795 A JP30553795 A JP 30553795A JP 30553795 A JP30553795 A JP 30553795A JP 3526357 B2 JP3526357 B2 JP 3526357B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿の画像情報を読み取るス
キャナと、このスキャナにより読み取られた画像信号に
応じて画像を形成するプリンタと、これらのスキャナと
プリンタとを統括して制御するシステムコントローラと
を各々別のユニット(モジュール)なる構成要素として
用意し、これらを組み合わせて構築された複写システム
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の複写
システムにおいては、各ユニットの独立性が低い。例え
ば、スキャナの主な動作を考えた場合、図23に略図的
に示すように、スキャニングスタート(キャリッジスタ
ート)、露光ランプ点灯、シェーディング補正、画像読
み出し(画像信号の出力開始から出力終了)、キャリッ
ジリターン動作等がある。ここに、スキャニングスター
トから露光ランプ点灯までの時間、露光ランプ点灯から
画像信号を出力するまでの時間、画像信号の出力終了か
らホームポジションへ復帰までの時間は、スキャニング
サイズ、変倍率、画像移動量、或いは、スキャナモータ
の制御によっても異なる。このような状況下に、従来に
あっては、これらの時間を機械固有の性能により予め設
計時に決定し、決定された情報を用いて、プリンタユニ
ットやシステムコントローラユニット側でも1画像形成
のための1画像形成繰返周期決定するようにしている。
【0004】つまり、スキャナの制御のみに起因する画
像形成繰返周期の決定要因を、システムコントローラユ
ニットやプリンタユニットの設計者が理解していなけれ
ばならないため、設計担当の分担が十分にできず、設計
に時間を要している現状にある。
【0005】そこで、本発明は、スキャナ部、プリンタ
部、或いは、システム制御部の各ユニットの独立性を高
め、スキャナ部とプリンタ部とを独立して設計し得る複
写システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、画像情報を読み取るスキャナ部と、このスキャナ部
から出力される画像信号に応じて画像を形成するプリン
タ部と、前記スキャナ部と前記プリンタ部との間の情報
の授受を行うデータ通信手段とを備え、前記スキャナ部
は、1画像読取処理に所要する読取処理時間情報を算出
する手段を有し、前記プリンタ部は、前記データ通信手
段を介して前記スキャナ部から取得した読取処理時間情
報に基づく前記スキャナ部が可能な1画像読取繰返周期
とプリンタ部自身の可能な1画像形成繰返周期とのう
ち、何れか大きい方の周期を適正な画像形成繰返周期と
決定する手段を有する
【0007】従って、読取処理時間情報をデータ通信手
段を用いてスキャナ部とプリンタ部とで享受しているの
で、設計段階では、プリンタ部側においてスキャナ部側
の読取処理時間を考慮する必要がなくなり、両者の独立
設計が可能となり、プリンタ部とスキャナ部とが独立し
て設計されても、スキャナ部による読取処理時間情報を
考慮して適正な画像形成繰返周期が決定され、この画像
形成繰返周期で画像が形成されるので、適正な周期で画
像を形成する複写システムとなる。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】請求項記載の発明では、画像情報を読み
取るスキャナ部と、画像信号に応じて画像を形成するプ
リンタ部と、これらのスキャナ部とプリンタ部とを管理
するシステム制御部と、前記プリンタ部と前記システム
制御部との間の情報の授受を行う第1のデータ通信手段
と、前記スキャナ部と前記システム制御部との間の情報
の授受を行う第2のデータ通信手段とを備え、前記スキ
ャナ部は、1画像読取処理に所要する読取処理時間情報
を算出する手段を有し、この読取処理時間情報を前記第
2のデータ通信手段を用いて前記スキャナ部と前記シス
テム制御部とで享受するとともに、この読取処理時間情
報に基づく前記スキャナ部が可能な1画像読取繰返周
期、及び、この1画像読取繰返周期とプリンタ部自身の
可能な1画像形成繰返周期とに基づき算出した適正な画
像形成繰返周期情報を、前記第1のデータ通信手段を用
いて前記プリンタ部と前記システム制御部とで享受する
ようにした。
【0015】従って、読取処理時間情報を第2のデータ
通信手段を用いてスキャナ部とシステム制御部とで享受
するとともに、この読取処理時間情報に基づくスキャナ
部が可能な1画像読取繰返周期情報、及び、この1画像
読取繰返周期情報とプリンタ部自身の可能な1画像形成
繰返周期情報とに基づき算出した適正な画像形成繰返周
期情報を、第1のデータ通信手段を用いてプリンタ部と
システム制御部とで享受しているので、設計段階では、
プリンタ部やシステム制御部側においてスキャナ部側の
読取処理時間を考慮する必要がなくなり、これらの各ユ
ニットの独立設計が可能となる。
【0016】
【0017】請求項記載の発明では、請求項記載の
複写システムにおいて、適正な画像形成繰返周期を、複
写モードに応じて算出するようにした。従って、複写モ
ードに応じて適正な周期で画像を形成する複写システム
となる。
【0018】請求項記載の発明では、請求項1又は2
記載の複写システムにおいて、1画像読取処理に所要す
る読取処理時間情報が、少なくとも、スキャナ部のスキ
ャニングスタートから露光ランプ点灯までの時間、露光
ランプ点灯から画像信号を出力するまでの時間、画像信
号の出力終了からホームポジションへ復帰までの時間の
内の1つ以上を含んでいる。従って、適正な画像形成繰
返周期を決定するための読取処理時間情報が適正な情報
を持つことになる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
ないし図21に基づいて説明する。本発明の複写システ
ムは、その実施の一形態として、カラーデジタル複写シ
ステムに適用されている。
【0020】<基本構成例>このカラーデジタル複写シ
ステムは、図2に示すように、スキャナモジュール(ス
キャナ部)200、プリンタモジュール(プリンタ部)
400及びシステム制御モジュール(システム制御部)
600の3つのモジュールからなる複写、ファクシミリ
及びプリンタ機能付き複写機として構成されている。図
中、4角形は機能ブロック、HOSTは外部のコンピュ
ータ機器を示す。
【0021】前記スキャナモジュール200と前記プリ
ンタモジュール400との間は、制御信号、画像信号等
の情報の授受を行うための伝送線200S(具体的に
は、SCSIケーブル)により接続されている。また、
前記プリンタモジュール400と前記システム制御モジ
ュール600との間は、制御信号、画像信号等の情報の
授受を行うための伝送線400S(具体的には、SCS
Iケーブル)により接続されている。さらに、前記シス
テム制御モジュール600には、HOSTに接続するた
めの通信手段680Pと、この通信手段680Pから受
信したページ記述言語形式などのプリントデータをラス
タデータに変換するプリンタ処理手段650PR、及
び、公衆回線680FCに接続するための通信手段68
0Fと、この通信手段680Fから受信した所定の圧縮
形式のデータの伸長とスキャナモジュール200が読み
取った原画像データを所定形式に圧縮するカラーファク
シミリ処理手段650FXが組み込まれている。
【0022】<各モジュール内部の構成>追加モジュー
ルとして自動原稿送り装置280、フィルムプロジェク
タ290、多段給紙装置480及びソータ490が付加
された複写、ファクシミリ及びプリンタ機能付き複写機
の具体的構成例を図3ないし図10に示す。
【0023】<スキャナモジュール200の概略構成>
スキャナモジュール200には、少なくとも原画像を画
素に分解して読み取る画像読取部200rdと、スキャ
ナ制御手段230と、データ通信手段ないしは第2のデ
ータ通信手段となる通信手段230SCSIと、第1電
力受容・供給手段201とを含み、基本画像処理手段3
00、拡張画像処理手段350が必要に応じて付加され
ている。画像読取部200rdとは、カラー撮像デバイ
ス207、A/D変換器252等を総称するものであ
る。
【0024】<プリンタモジュール400の概略構成>
プリンタモジュール400は、記録媒体190上に画像
データを永久可視像として形成し出力する画像形成部4
00imgと、データ通信手段ないしは第1のデータ通
信手段となる通信手段430SCSIと、電力供給手段
401とを含んで構成されている。画像形成部400i
mgとは、感光体414、帯電手段419、レーザ露光
手段441、現像手段420、第1転写手段416、中
間転写体415、第2転写手段427等の電子写真プロ
セス要素を含む集合体を総称している。
【0025】<システム制御モジュール600の概略構
成>システム制御モジュール600には通信手段630
SCSIと、スキャナモジュール200を動作させるか
プリンタモジュール400を動作させるかの少なくとも
一方の機能を果たすシステム制御手段630とを有す
る。
【0026】<モジュールの機構的組合せ>これらの3
つのモジュール200,400,600は、図7ないし
図9に示すように、機構的に互いに離して配置してもシ
ステムの機能を満足し得る構造とされている。本実施の
形態では、操作性・空間効率等を考慮して、3つのモジ
ュール200,600,400を積み重ね面の投影形状
が概ね等しく、かつ、上位モジュールの脱落を回避し得
るような組合せ構成とした。さらには、外観性と電磁波
環境等を考慮して、モジュール200,400,600
間を接続するケーブル(伝送線)が極力本数が少なくて
長さも短くなるように端子位置が互いに近接するように
工夫されている。
【0027】<スキャナモジュール200の構成>スキ
ャナモジュール200を示す図4及び図7において、2
30はスキャナ制御手段を実装した回路板、201Sは
電源スイッチ、202はプラテンガラス、202Sは画
像先端基準位置、202SHはシェーディング補正用白
板、202Bは個体識別用バーコード板、208は第1
キャリッジ、209は第2キャリッジ、203は露光ラ
ンプ、204A,204B,204Cは各々第1,2,
3ミラー、205は結像レンズ、207はカラー撮像デ
バイス、211はキャリッジホームセンサ(HPセン
サ)である。230S1,230S2はスキャナ制御手
段230上にあって同一形状、同一インターフェースを
有したSCSIコネクタ、230F1,230F2はス
キャナモジュール200に接続される選択的付加装置と
の通信用光ファイバコネクタ、250は原画読取回路を
実装した回路板、300は基本画像処理手段を実装した
回路板、350は拡張画像処理手段を実装した回路板で
ある。これらは、全てスキャナモジュール200の筐体
内に収納されている。
【0028】<スキャナ制御手段230の構成要素>ス
キャナ制御手段230の構成を図4に示す。このスキャ
ナ制御手段230中には、CPU、RAM、ROM、割
込みコントローラ(INT)、センサ及びアクチュエー
タの入出力回路(DV)、シリアル通信ユニット(P
F)、第1同期信号発生器(SYNC)、第1水晶発振
子(XTL)、DMA、FIFOメモリを含んでおり、
さらに、通信手段230SCSIを含んでいる。
【0029】<スキャナ制御手段230の走査制御機構
>スキャナ制御手段230はシステム制御モジュール6
00又はプリンタモジュール400と、所定のプロトコ
ルで交信して、その指令に基づき原画読取を実行し、原
画画像データを出力する。また、スキャナモジュール2
00内の全ての手段及び自動原稿送り装置280などの
選択的付加装置を統合的に制御する。
【0030】ところで、画像読取部と画像形成手段とが
別々のモジュールからなる一般の画像システム、例え
ば、光ファイリングシステムにおいては、その間に何ら
かのページバッファメモリ手段を有しているのが普通で
ある。しかし、このような構成では画像読取から画像形
成の間に必然的に時間差を生ずる。複写機では、このよ
うな時間差は所謂ファーストコピータイムの増加という
好ましくない結果となる。そこで、本実施の形態では、
ページバッファメモリを省き、低コスト化を実現すると
もに、画像読取と画像形成とを同期して(つまり、殆ど
時間差なく)実行する方式を採用した。ここに、画像読
取と画像形成との同期には2通りの意味合いがあり、一
つは、周期の意で、一つは先頭の位相の一致の意であ
る。もし、この同期が保てないと、前者については例え
ばコピー画像が伸びるとか縮むといった不具合が発生
し、後者については例えば記録紙上のコピー画像位置が
正しく再現できないといった不具合が発生することが容
易に想像できる。
【0031】さらに、本実施の形態の如く、CMYK面
順次作像方式のプリンタを用いるカラー複写システムで
は、プリンタモジュール400がCMYK画像を順次重
ね合わせて作像する訳であるが、商用的に安価な装置と
するには、この点でもページバッファメモリを省くのが
得策であり、このとき、スキャナモジュール200は1
枚の原稿に対して都合4回の読取走査を行い、1回の原
画走査毎にCMYKの内の1色ずつを送り出す方式が好
都合である。よって、4回の色順次走査において原画走
査の走査位置精度の確保、つまり、同期は重要な課題と
なる。もし、同期が狂うと色版ずれとなり、正しいカラ
ー画像が得られないからである。
【0032】この課題に関しては、本実施の形態では、
以下のように解決している。この点を図11を参照して
説明する。図11は、1回分の原画走査を示すもので、
図中、上部には2走査線分の詳細を示す。まず、システ
ム制御モジュール600からのSCANコマンドを受信
した時、第1キャリッジ208は受信から常にt5時間
後に光軸が原画先端202Sに達し、かつ、副走査速度
がVsub となるように第1通信制御手段は制御する。こ
れによって、コマンド受信タイミングから常に一定時間
t5後に画像データを出力するので、少なくとも位相に
関する同期は保たれる。なお、このための工夫として、
キャリッジ基準位置検知のためのセンサ211を設け、
毎回の走査基準位置合わせの校正を行い、かつ、マイク
ロステップ駆動方式によるステッピングモータ210の
1ステップ角度での副走査移動量(第2キャリッジ20
8の移動量)を副走査ライン間隔以下としている。
【0033】次に、周期に関する同期のために、第1同
期信号発生手段(SYNC)が発生するパルス列周期t
s1に同期して1つの主走査線を読取り、これを送出バ
ッファ(FIFO)に入れるようにしている。また、こ
のデータの受取側(図11では、システム制御モジュー
ル600が周期ts1と実質的に同一周期で順次取り出
すようにしている。複写モードにおいてはデータの受取
側をプリンタモジュール400とし、上記の同期メカニ
ズムを維持するようにされている。よって、何回原画を
走査してもコマンド受信からいつも一定時間後に原画デ
ータが得られ、紙と画像の位置関係(レジストレーショ
ン)がいつも正しく維持され、また、カラーコピー時は
余分なバッファメモリを要せず、色版レジストレーショ
ンが維持され、また、コピーが素早く出力される。
【0034】なお、スキャナモジュール200は基本的
に他の2つのモジュール、即ち、システム制御モジュー
ル600又はプリンタモジュール400から上記のコマ
ンドを受容する。
【0035】<スキャナ制御手段230の他の作用>図
12及び図13は、スキャナ制御手段230の作用を示
すフローチャーとであり、これらの機能は、CPUのプ
ログラムよって実行させる。実行プログラムはROM中
に内蔵されている。まず、ステップp201は電源スイ
ッチ201SWの投入を示し、スイッチが投入される
と、初期化処理が実行される(p202)。例えば、各
種回路素子の初期パラメータ設定、ウォッチドグタイマ
スタート、キャリッジ208の初期位置への移動等の処
理である。次いで、端子202S1,202S2からの
コマンド入力が所定時間(タイムアウトタイム)内に来
なかったかどうかを判定する(p203)。来なけれ
ば、スリープを開始させる(p204)。即ち、画像読
取部200rdのパワーを切り、画像処理手段300、
350の電源電圧を回路素子内のレジスタのデータを保
持できる限界まで低下させる。これにより、待機時の消
費電力の削減、及び冷却ファンの騒音低減に寄与する。
【0036】一方、ステップp205はウォッチドグタ
イマがプログラムの正常実行を離れた時に発生し、この
時、故障発生通知機能がシステム制御モジュール600
にこれを通知する(p206)。
【0037】ステップp210は、画像読取部200r
d、画像処理手段300,350に故障が発生した時の
割込ベクタであり、故障部位の特定、要因の分析を行い
(p211)、これをシステム制御モジュール600に
通知する(p212)。さらに、例えばモータ210が
加熱故障に至った場合に、火災などの危険を避けるため
のフェールセーフ処理が必要に応じて行われる(p21
3)。
【0038】また、図13に示すステップp220は、
スキャナ制御手段230における端子230S1,23
0S2に情報入力があった場合の割込ベクタを示す。こ
の時、まず、スリープタイマを停止させる(p22
1)。そして、受信内容を調べ(p222)、内容に応
じて、ステップp230,p240,p250,p26
0,p290の何れかに分岐させる。ステップp230
のTEST(TEST unit ready) は、スキャナモジ
ュール200が原稿走査可能か否かの問合せである場合
の処理ルートであり、選択的付加装置280,290も
含めてのスキャナモジュール200の準備状況を回答す
る(p231)。
【0039】ステップp290は、スキャナモジュール
200に対して自己診断DIAG(DIAGnostic)を
求められた場合の処理ルートを示す。典型的には、故障
発生通知機能(p205,p212)が故障を通知した
後に求められ、自己診断とその回答処理を行う(p29
1〜p293)。
【0040】ステップp240は、スキャナモジュール
200の各種設定モードの問合せSENS(Mode SE
NSe) の処理ルートで、選択的付加装置280,29
0も含めてスキャナモジュール200に現在設定されて
いる操作モードを回答する(p241〜p245)。
【0041】ステップp250は、各種設定モード設定
SEL(mode SELect)要求時の処理ルートであり、
上記ステップp240のSENSと対をなす。各種パラ
メータはステップp251ないしp256により実行さ
れる。
【0042】ステップp260は、SCAN又はCOP
Y要求時の処理ルートであり、通常モノクロ処理では1
原稿に対して1回、カラー処理でRGB処理の場合には
3回、CMYK処理の場合には4回連続的に要求が出
る。このような要求時には、まず、モータ210を起動
させ、RAM内に設けられている位置カウンタをカウン
トする(p261)この位置カウンタは、第1同期信号
発生手段(SYNC)が1走査線に対して1回発生する
同期パルスにより1つずつインクリメントされる。ステ
ップp263では、先に受信したSCAN又はCOPY
要求から計時してt5時間後に正しく画像先端202S
に到達し、かつ、事前にモード設定SEL要求で設定さ
れた走査速度Vsub の定常状態を目指すためのモータ2
10の駆動計画を計算する。
【0043】次に、ステップp264で基準白板202
SHを読取り、シェーディング補正パラメータ算出及び
設定を行い、以降の画像読取りデータのシェーディング
補正に供する。続いて、バーコード202Bを読取り
(p265)、モータ加速制御を行い(p267)、所
望の速度に達したら、定速制御に切り換える(p26
8)。その後、位置カウンタの計数値が原稿先端位置に
達したかどうかを監視し(p269)、達した時点でス
テップp270の処理に移る。このステップp270で
は、画像データのバッファメモリFIFOの入り口ゲー
トをあけ、基本画像処理手段300からの画像信号を画
像信号線300Dを通じて受け入れる準備を行う。
【0044】以降、ステップp271〜p274は、原
画画像データをバッファメモリFIFOに送り出すタス
ク群を示す。まず、第1同期信号発生手段(SYNC)
が1走査線毎に発生する同期パルスを検出する(p27
1)。そして、1走査線4752画素分の画像データを
画像信号線300Dを通じてバッファメモリFIFOに
記憶させる(p272)。この時、キャリッジ位置カウ
ンタをインクリメントする(p273)。ステップp2
74では、このループを原画サイズ相当、例えば、A3
サイズであれば走査線が6720本、即ち、6720回
だけ繰り返される。1画面分の走査が終了すると、バッ
ファメモリFIFOの入り口ゲートが閉じられ(p27
5)、カラー原稿自動検知回路320から色検知結果を
受け取る(p277)。これらの情報の授受は、スキャ
ナ制御手段230中のBUSを通じて行われる。
【0045】その後、モータ210を反転駆動し(p2
78)、ホームポジションに戻ったかを検知し(p27
9)、戻ったら、RAM中の位置カウンタをリセットす
る校正操作を行う。さらに、モータ210を停止させる
(p280)。また、ステップp223ではスリープタ
イマをリセットして起動させる。
【0046】<画像読取部200rdの構成>図4にお
いて、207はカラー撮像デバイス、252はA/D変
換器、253はシェーディング補正回路、254はサン
プリング位置ずれ補償回路である。
【0047】図7において、原画180はプラテン20
2に複写面が下、読取開始位置がプラテン202の画先
端202Sとなるように載置される。結像レンズ205
は原画180の画像を撮像デバイス207の受光面に縮
小投影結像する。撮像デバイス207は電荷結合素子
(CCD)でカラー撮像機能を備え、赤フィルタで覆わ
れた4752画素1次元配列されたR撮像部、緑フィル
タで覆われた4752画素1次元配列されたG撮像部、
青フィルタで覆われた4752画素1次元配列されたB
撮像部が主走査方向(図7の紙面表裏方向)に3列平行
に並べられた構造とされている。3本の走査線は、殆ど
近接、具体的には、原画180面に換算して4/16mm
間隔であるのと等価である。
【0048】露光ランプ203と第1ミラー204Aと
は第1キャリッジ208に搭載され、第2,3ミラー2
04B,204Cは第2キャリッジ209に搭載されて
いる。原画180を読み取る時は、第1キャリッジ20
8は副走査速度Vsub で、第2キャリッジ209はVsu
b /2の速度で、走査モータ210、駆動ワイヤ210
Wによって光学的共役関係を維持したまま、左端から右
端に向かって走査(副走査)駆動される。なお、副走査
速度Vsub は基準速度に対して1/4倍ないし4倍まで
1%刻みで可変であり、他モジュールからのコマンドで
任意の速度が選択される。
【0049】<画像読取部200rdの動作>図11に
示す画像読取機構部の速度線図を参照して原画走査を説
明する。第1キャリッジ208は通常HPセンサ211
の真上で静止し、待機している。この時のセンサ出力は
オンである。読取走査指令SCAN又はREQを受信の
時、モータ210を駆動し右方向に走査を開始する。そ
して、時間t1が経たタイミングでプリンタモジュール
400からランプ点灯セレクトコマンドが来るので、そ
の時点で露光ランプ203を点灯する。そして、時間t
2後に第1キャリッジ208がHPセンサ211の検知
範囲を外れ、HPセンサ211の出力はオフとなる。こ
のHPセンサ211を外れる位置が、走査基準位置とし
て記憶され、位置の校正基準点として用いられる。ま
た、スキャナ制御手段230は、画先端202Sまでの
到達時間t5と副走査速度Vsub との要求精度を達成す
べく最適加速計画を計算し、モータ210のステップパ
ルス列を算出する。以降、キャリッジ速度はこのパルス
列で駆動され、画先端202Sに至る時刻及び所望の一
定速度の走査が期待通り達成させる。
【0050】校正基準点を通過した後は、副走査速度の
如何に拘らず、撮像デバイス207は結像レンズ205
が投影する各色の画像を主走査線単位で読み取る。これ
は、撮像デバイス207の電荷蓄積時間を一定にするた
めに都合がよい。主走査周期は、第1同期信号発生手段
(SYNC)が発生するパルス列周期ts1であり、同
パルス列はバスを経由して読取手段250に接続されて
いる。なお、第1同期信号発生手段(SYNC)は、水
晶発振子XTLの原発振周波数を分周してバスに出力す
る。撮像デバイス207の総画素数は4752個で主走
査1ラインを原画換算で400dpi(画素/インチ)
に分解、標本化して読取り、原画180からの画素単位
のRGB反射光に応じたアナログ電圧を出力する。その
後、A/D変換器252にて8ビットデジタル信号に変
換、即ち、256階調に量子化され、以降の処理回路に
送出される。
【0051】前記基準点通過後は、まず、t3のタイミ
ングで基準白板202SHを読取り、8ビットのデジタ
ル変換値がシェーディング補正回路254に記憶され
る。以降、読み取られた画像データはシェーディング補
正が有効に施されることになる。画像データはシステム
制御モジュール600に伝送される。
【0052】次に、t5のタイミングで画先端202S
に達すると、画像読取部200rdは原画180を走査
線単位で読取り、画素毎の色分解デジタルデータ250
Dとして順次次段の基本画像処理手段300に出力す
る。
【0053】A3版の原画180の全てである6720
走査線分を読取り、キャリッジ208が右端に達し、t
6のタイミングになった時、モータ210を反対方向に
回転させ、HPセンサ211の位置までリターンさせて
停止させ、次の走査に備える。
【0054】<基本画像処理手段300の構成要素>図
4において、301は空間フィルタ回路、302は変倍
回路、303は色処理回路、304は階調処理回路、3
10は領域自動分離回路、320はカラー原稿自動検知
回路である。
【0055】<基本画像処理手段300内の要素の機能
>空間フィルタ回路301は、平滑化処理若しくは鮮鋭
化処理を施す。一般に、原画180が網点印刷物である
場合には前者の処理を施し、文字だけの原画180では
後者の処理を施す。選択は、コンソール800の原稿指
定画面で入力するか、若しくは、後述の像域自動分離回
路310からの分離結果に依存させる。
【0056】変倍回路302は画像を主走査方向に25
%ないし400%に変倍させる。なお、副走査方向の複
写変倍は、画像読取速度(副走査速度)を変えることで
達成される。
【0057】色処理回路303は原画RGB信号にマス
キング処理を施して記録色信号であるC(シアン)、M
(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)画像形成信号
に変換する機能を持つ。さらに、文字画像と濃淡画像と
で各々に適した色処理、例えば、黒文字部の純黒化処理
などの、所謂、適応的色処理を施す。また、必要に応じ
てRGB信号のままスキャナ制御手段230を経由させ
システム制御モジュール600に出力する。
【0058】階調処理回路304は8ビットのCMYK
何れかの画像信号からディザ処理を施し、4ビットの記
録画像信号を作成する。さらに、文字画像と濃淡画像と
で各々に適した階調変換、所謂、適応的階調処理を施
す。
【0059】像域自動分離回路310は、1枚の原画1
80上の文字画像部分と濃淡画像部分とを画素単位で識
別し、この結果を、空間フィルタ回路301、色処理回
路303、階調処理回路304に出力する。
【0060】カラー原稿自動検知回路320はカラー原
稿/白黒原稿識別処理を行う。
【0061】<基本画像処理手段300の動作>読み取
られた原画RGB画像データ251Dは空間フィルタ回
路301、像域自動分離回路310、カラー原稿自動検
知回路320に入力され、並列処理される。基本画像処
理手段300の機能は、2つのカテゴリーに分けられ
る。第1のカテゴリーは、画像信号を直接操作するので
はなく、画像操作を支援するための機能である。例え
ば、文字領域と階調画像領域に識別分離する像域分離処
理や原稿サイズ検知処理やカラー原稿/白黒原稿識別処
理がある。このカテゴリーの処理には、例えば、カラー
原稿/白黒原稿識別処理のようにプラテン202上の原
画180の全ての画情報を調べなくてはならないものも
ある。
【0062】第2のカテゴリーは、画像信号を操作する
処理であり、例えば、空間フィルタ処理、変倍、画像ト
リミング、像移動、色補正、階調変換、といった画像処
理である。これらの処理は、さらに像域によって共通な
処理内容のもの(例えば、変倍)と、文字画像と濃淡画
像の2像域で異なるもの(例えば、階調処理)に分類さ
れる。
【0063】第1のカテゴリーの処理結果の多くは、シ
ステム制御モジュール600に伝達される。これを受け
たシステム制御モジュール600は、これに基づいて他
の手段に制御指令を発して像形成工程を進める。例え
ば、基本画像処理手段300が白黒原稿であると検知し
た時には、基本画像処理手段300がスキャナ制御手段
230にこれを伝え、伝送手段200Sはシステム制御
モジュール600にこれを伝え、このシステム制御モジ
ュール600がプリンタモジュール400にK現像付
勢、CMY現像停止というコマンドを送る。すると、プ
リンタモジュール400内のプリンタ制御手段430は
K現像装置420Kのみを付勢して他色の現像を停止さ
せて効率的に像形成する。
【0064】第2のカテゴリーの画像処理内容は、第1
のカテゴリーの処理結果によって自動的に付勢される場
合と、オペレータによってコンソール800から指定入
力されるものと、これらの組合せによるものとがある。
これらの処理の一例として、特定色画像消去処理につい
て説明する。この処理は、原画180中に含まれる特定
の色を消去し、それ以外の色を保存して転写紙190上
に画像形成する処理であって、基本画像処理手段300
中に含まれる色処理回路303によって達成される。な
お、特定色はオペレータによってコンソール800から
入力される。
【0065】何れにしても、複写モードにおいては、基
本画像処理手段300に入力されたRGB画像信号を最
終的に記録用の信号C,M,Y,Kに変換し、プリンタ
モジュール400にこのデータを渡す。
【0066】なお、原画180が白黒原稿であると識別
された場合や黒単色処理コマンドを受けた場合にはモノ
クロ化処理を施し、K信号のみが出力される。
【0067】<拡張画像処理手段350の構成>拡張画
像処理手段350は図4に示すように像域指定画像処理
回路351と画像編集回路352とよりなる。この拡張
画像処理手段350は、ユーザの要望により選択的に組
み込めるようにスキャナモジュール200の外周近傍に
配置されている。
【0068】<拡張画像処理手段350の動作>像域指
定画像処理回路351はオペレータの指定した原画特定
領域に他の一般領域とは異なる画像処理を施す機能を有
する。また、画像編集回路352は各種画像加工機能、
例えば、画像の左右反転、モザイク化、ソラリゼーショ
ン、ポスタリゼーション、ハイコントラスト化、ライン
イメージ化といった特殊効果画像を形成する役目を持
つ。
【0069】<プリンタモジュール400の構成>図6
にプリンタモジュール400の概略構成を示す。プリン
タモジュール400は画像形成部400imgと通信手
段430SCSIと電源手段401と選択的付属装置と
により構成されている。
【0070】画像形成部400imgは前述したように
感光体414等の電子写真プロセス要素により構成され
ている。
【0071】<プリンタモジュール400の機構構成>
図9にプリンタモジュール400の機構構成を示す。図
9において、401SWは電源スイッチ、401は電源
手段、430は通信手段430SCSIを含むプリンタ
制御手段を実装した回路基版、430S1,430S2
はプリンタ制御手段430上にあって同一形状、同一イ
ンタフェースを有するSCSIコネクタ、430F1,
430F2はプリンタモジュール400に接続される選
択的付加装置通信用光ファイバコネクタ、441はレー
ザダイオード、442はfθレンズ、443は回転多面
鏡、444はミラー、412Aは自動給紙用給紙トレ
イ、412Bは手差し給紙トレイ、413A,413B
は給紙ローラ、418Rはレジストローラ、414はド
ラム状の感光体、415は中間転写ベルト、416は1
次転写コロトロン、417は2次転写コロトロン、41
9は帯電スコロトロン、420C,420M,420
Y,420Kは各々シアン、マゼンタ、イエロー、黒の
現像装置、421はクリーナ、422は搬送ベルト、4
23Aは定着ローラ、423Bは加圧ローラ、424は
排出ローラ、426は画像基準位置検知手段である。
【0072】<プリンタ制御手段430の構成>プリン
タ制御手段430の構成を図6に示す。このプリンタ制
御手段430中には、CPU、RAM、ROM、割込み
コントローラ(INT)、センサ、モータ、アクチュエ
ータ等の入出力回路(DV)、シリアル通信ユニット
(PF)、第2同期信号発生器(SYNC)、第2水晶
発振子(XTL)、DMA、FIFOメモリを含んでお
り、さらに、通信手段430SCSIを含んでいる。4
30S1,430S2はそのコネクタである。
【0073】<プリンタ制御手段430のタイミング制
御、同期制御>プリンタ制御手段430はシステム制御
モジュール600若しくはスキャナモジュール200と
所定のプロトコルで交信して、基本的には、主走査単位
に画像データを獲得し、指令の印字モードに基づきプリ
ンタモジュール400内の全ての手段を協調付勢制御し
て画像形成し、最終画像190Aを出力する。また、プ
リンタモジュール400に選択的に付加されるソータ4
90などを統合的に制御する。
【0074】カラー印字モードにおいては、CMYKの
1色ずつを面単位で形成し、中間転写ベルト415上に
これを重ね、転写紙190に転写して最終画像とする面
順次作像方式である。よって、カラーコピーモードでは
システム制御モジュール600又はスキャナモジュール
200に対して1枚のプリントに付き4回の走査要求を
出力する。また、RGBの各単色カラーモードにおいて
は、MY,YC,CMの各2回の走査要求を出力する。
【0075】カラー画像形成においては中間転写ベルト
415上の色版毎の位置精度(レジストレーション)確
保は重要であり、この達成方式を図14を参照して説明
する。図14は1回分の画像信号の同期について表現し
たものであり、第1には、システム制御モジュール60
0又はスキャナモジュール200に対してデータ要求コ
マンドREQを画像データ受信の一定時間t5前に送る
という方式を採っていることを示している。カラー画像
形成では、2番目以降の色版形成でその前の色版画像先
端が露光点441Eに達するであろうt5時間以前にデ
ータ要求信号REQを発すればよいことになる。精度よ
く前の色版先頭が露光点441Eに到達するであろう時
間を計るための本作像手段では画像基準位置検知手段4
26に中間転写ベルト415に対向して設ける。基本的
には、この検知手段426に転写ベルト415上の画像
基準位置マークを検知させ、検知と同時に、データ要求
信号REQを発すれば、中間転写ベルト415上の同一
位置に各色版の画像先端が形成される。
【0076】このようないわば定時間前データ要求方式
は、相手がスキャナモジュール200のように走査装置
が何らかの質量を有しており、画像データを出力するま
でにそりなりの準備時間を要する、といったデータ送信
元には特に有効である。
【0077】このようにデータ要求コマンドREQを発
信しておけば、スキャナモジュール200に関する説明
で前述したように、モジュール間のプロトコルに従い、
t5時間の後にはデータ発生側が第1走査線のデータを
用意していることになる。これによって、少なくとも位
相に関する同期は保たれる。
【0078】次に、周期に関する同期をとるために、ま
ず、第2同期信号発生手段(SYNC)が発生するパル
ス列周期ts2に同期して1走査分の記録データを相手
から受取り、これを受信バッファFIFOに入れるよう
にしている。また、このパルス列周期ts2に同期して
回転多面鏡443を駆動、具体的には、位相ロックサー
ボ駆動とし、また、ミラー面が周期ts2で入れ替わる
ようにしている。これにより、レーザ441の露光点4
41Eは感光体414上をts2周期で露光走査する。
また、当然のことながら、この露光走査の間にレーザ駆
動回路DVが画像データD1からD4752に基づいて
レーザ441を画素単位に4752回の点灯制御する。
複写モードにおいてはデータの送信側をスキャナモジュ
ール200とし、また、印字モードにおいてはデータの
送信側をシステム制御モジュール600として、上記の
同期メカニズムを維持するようにしている。よって、何
回原画走査してもコマンド受信から常に一定時間後に原
画データが得られ、紙と画像の位置関係(レジストレー
ション)が正しく維持され、色版レジストレーションが
維持される。
【0079】このような色版レジストレーション方式
は、また、色版毎の作像間隔を任意にできるという特徴
を有する。本実施の形態において、A4サイズのカラー
複写モードの画像形成では、中間転写ベルト415の1
周期毎に1色形成し、A3サイズのカラー複写モードの
画像形成では、中間転写ベルト415の2周期毎に1色
形成することで、現像装置420の回転などの色版交換
時間を十分に確保している。
【0080】さらに、カラー印字モードの画像形成で
は、画像サイズに拘らず、1色形成する度に、任意の休
止時間を挿入できるようにしている。これにより、シス
テム制御モジュール600中に含まれるRAMなどのハ
ードウェア量が比較的少なく、また、システム制御モジ
ュール600中のCPUが通常の能力のものであったと
しても印字処理手段PRは1色毎に時間に制約されずに
出力画像をビットマップデータに展開し、この1色デー
タができ上がった時点でシステム制御モジュール600
からプリンタモジュール400にデータ転送し、プリン
タモジュール400が1色の画像形成を実行する。
【0081】<プリンタ制御手段430の全体の作用>
図15及び図16は、プリンタ制御手段430の作用を
示すフローチャーとであり、これらの機能は、CPUの
プログラムよって実行される。実行プログラムはROM
中に内蔵されている。まず、ステップp401は電源ス
イッチ401SWの投入を示し、スイッチが投入される
と、初期化処理が実行される(p402)。例えば、各
種回路素子の初期パラメータ設定、ウォッチドグタイマ
スタート、現像装置420の初期位置合わせ等の処理で
ある。次いで、端子402S1,402S2からのコマ
ンド入力が所定時間(タイムアウトタイム)内に来なか
ったかどうかを判定する(p403)。来なければ、ス
リープを開始させる(p404)。即ち、定着手段42
3のヒータ電源を切る機能であり、待機時の消費電力の
削減等に寄与する。
【0082】一方、ステップp405はウォッチドグタ
イマがプログラムの正常実行を離れた時に発生し、この
時、故障発生通知機能がシステム制御モジュール600
にこれを通知する(p406)。
【0083】ステップp410は、画像形成部400i
mg、その他、本プリンタモジュール400内に故障が
発生した時の割込ベクタであり、故障部位の特定、要因
の分析を行い(p411)、これをシステム制御モジュ
ール600に通知する(p412)。さらに、例えばモ
ータ414Mが加熱故障に至った場合に、火災などの危
険を避けるためのフェールセーフ処理が必要に応じて行
われる(p413)。
【0084】また、図16に示すステップp420は、
プリンタ制御手段430における端子402S1,40
2S2に情報入力があった場合の割込ベクタを示す。こ
の時、まず、スリープタイマを停止させる(p42
1)。そして、受信内容を調べ(p422)、内容に応
じて、ステップp430,p440,p450,p46
0,p490の何れかに分岐させる。ステップp430
のTEST(TEST unit ready) は、プリンタモジ
ュール400が画像形成可能か否かの問合せである場合
の処理ルートであり、選択的付加装置480,490も
含めてのプリンタモジュール400の準備状況を回答す
る(p431)。
【0085】ステップp490は、プリンタモジュール
400に対して自己診断DIAG(DIAGnostic)を
求められた場合の処理ルートを示す。典型的には、故障
発生通知機能(p405,p412)が故障を通知した
後に求められ、自己診断とその回答処理を行う(p49
1〜p493)。
【0086】ステップp440は、プリンタモジュール
400の各種設定モードの問合せSSENS(Mode S
ENSe) の処理ルートで、選択的付加装置480,4
90も含めてプリンタモジュール400に現在設定され
ているモード設定状態を回答する(p441〜p44
5)。
【0087】ステップp450は、各種設定モード設定
SEL(mode SELect)要求時の処理ルートであり、
上記ステップp440のSENSと対をなす。各種パラ
メータはステップp451ないしp456により実行さ
れる。なお、ステップp456では複写モードの場合は
記録画像データ要求先がスキャナモジュール200、プ
リント(印字)モードの場合はシステム制御モジュール
600であることを予め登録しておく。
【0088】ステップp460は、PRINT要求時の
処理ルートであり、通常単色画像形成処理では1枚のプ
リントに対して1回、フルカラー処理では4回、2色モ
ノカラー処理では2回連続的に要求がある。前述の如
く、1枚のプリントにおける複数のPRINT要求が不
規則間隔で到来しても各色版を正しく重ねる制御を可能
にしてある。この要求時には、まず、ステップp461
でモータ414Mを起動し、続いて、ステップp462
で作像シーケンス制御を開始し、ステップp463で画
像基準位置検知手段426の検知動作を監視する。画像
基準位置検知手段426が中間転写ベルト415上の画
像基準位置マークを検知した時は直ちにステップp46
7が起動され、データ転送要求信号REQをスキャナモ
ジュール200若しくはシステム制御モジュール600
に出力する。ステップp465でRAM内に設けたライ
ンカウンタ(走査線カウンタ)をリセットする。このラ
インカウンタは第2同期信号発生手段SYNCが1走査
線に対して1回発生する同期パルスにより1つずつイン
クリメントされる。ステップp466はデータ転送要求
信号REQが発せられてから、データ転送先が第1ライ
ン目のデータを準備するまでの時間、換言すれば、既に
別の色の画像が存在する場合、それが露光点441Eま
で循環して戻って来るのに相当する時間を監視するタス
クである。この時間を経過した時、ステップp467は
前記ラインカウンタを2度目のリセットを行い、さら
に、画像データのバッファメモリFIFOの出口ゲート
を開け、画像信号線430Dを通じてレーザドライバ4
41Dに記録画像信号引き渡しの準備を行う。
【0089】以降、ステップp468からステップp4
72は、端子402S1,402S2から引き取る記録
画像データを1走査線分ずつFIFOに記憶するタスク
群を示す。まず、第2同期信号発生手段(SYNC)が
1走査線毎に発生する同期パルスを検出する(p46
8)。ステップp469は端子402S1,402S2
から獲得する1走査線4752画素分の記録画像データ
をFIFOに記憶させる。この時、ステップp470に
てラインカウンタをインクリメントする。ステップp4
72はこのループが記録サイズ相当、例えば、A3サイ
ズ用紙では走査線が6720本、つまり、6720回だ
け繰り返される。1面分のレーザ走査が終わると、ステ
ップp473でFIFOの出口ゲートを閉じ、レーザド
ライバの駆動信号を断つ。この時、当然ながら、端子4
02S1,402S2から記録画像データの引取りも完
了する。
【0090】ステップp473では、今回の画像形成が
最終記録色画像の最後の色画像形成であったかどうかを
チェックする。もし、最終色でなかったら残りの作像シ
ーケンス制御を行う。最終色の画像形成が終了していれ
ば、ステップp474からステップp478の処理(給
紙、2次転写、定着、排紙)を実行し、記録画像190
Bをプリンタモジュール400外に排出し、モータを停
止させる(p480)。
【0091】<画像形成部400imgの動作>複写モ
ードにおいてはスキャナモジュール200に対して、印
字モードやファクシミリモードではシステム制御モジュ
ール600に対して、“所定時間後に記録画像データを
送れ”というデータ要求信号REQを発しておく。
【0092】プリンタモジュール400はプリンタ制御
手段430に入力されるCMYK各色について主走査、
副走査ともに画素密度1/16mm若しくは1/24mmの
4ビット記録データに基づいて、転写紙190上に主走
査、副走査ともに画素密度1/16mm若しくは1/24
mmのドットパターンからなるフルカラー可視画像を形成
して出力する。記録ドット密度1/16mm又は1/24
mmのドット選択は、モード選択コマンドで予め指定され
る。デフォルトはドット密度1/16mmである。
【0093】像形成サイクルが開始されると、まず、感
光体414は反時計方向に、中間転写ベルト415は時
計方向に、モータ414Mによって回転される。中間転
写ベルト415の回転に伴ってKトナー像形成、Cトナ
ー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行われ、
最終的に、KCMYの順に中間転写ベルト415上に重
ねてトナー像が作られる。
【0094】像形成のための画像記録信号は、一般の複
写モードではスキャナモジュール200から、知的画像
処理を含む特殊なコピーモードやファクシミリモード若
しくは印字モードにおいてはシステム制御モジュール6
00から供給される。
【0095】まず、複写モードでの動作は、システム制
御モジュール600に接続された操作部にて各種複写条
件(倍率、濃度、複写枚数など)が指定され、複写スタ
ートキーが押下されると、システム制御モジュール60
0はスキャナモジュール200及びプリンタモジュール
400に複写モード開始信号を送出する。スキャナモジ
ュール200及びプリンタモジュール400は、この複
写モード開始信号に応答して、複写準備動作を開始す
る。ここでは、カラー原稿/白黒原稿識別コピーモード
(以下、“ACSモード”と称する)が指定されている
ものとして説明する。
【0096】プリンタモジュール400は、像形成サイ
クルが開始されると、まず、レーザスキャン用のポリゴ
ンモータを駆動する。モータ回転数が規定の回転数で安
定すると、ポリゴンレディ信号が発生し、レーザスキャ
ンが開始される。また、感光体414は反時計方向、中
間転写ベルト415は時計方向に、モータ414Mによ
って回転される。感光体除電ランプが点灯し、感光体4
14の残留電荷を消去して感光体電位を50V以下にす
る。次に、帯電スコロトロン419はコロナ放電によっ
て感光体414を負電荷で−700Vに一様に帯電す
る。画像書込開始以前は、レーザ出力は白レベルデータ
に設定され感光体電位を非現像電位まで落す。中間転写
ベルト415が回転し、画像基準位置検知手段426が
中間転写ベルト415上の画像基準位置マークを検知す
ると、プリンタモジュール400はスキャナモジュール
200に対してスキャンスタート信号を送出する。これ
を受けて、スキャナモジュール200はt5時間後に画
像データをプリンタモジュール400側に送出開始す
る。
【0097】プリンタモジュール400では、受信した
画像データを書込制御回路によりレーザ出力データに変
換し、感光体414上に露光することで静電潜像を形成
する。感光体駆動モータ414Mと同時に現像モータも
駆動され、感光体414に対向したK現像器420Kの
現像スリーブが回転し、また、高圧電源により現像スリ
ーブにAC+DCの現像バイアスを印加し、静電潜像を
反転現像により可視化されたトナー像に変換する。トナ
ー像は1次転写コロトロン416により中間転写ベルト
415上に転写される。画像データの書込みが終了する
と、システム制御モジュール600に書込終了を通知
し、以後の複写モード制御の判断を待つ。
【0098】システム制御モジュール600はスキャナ
モジュール200よりカラー原稿自動検知回路320の
検知結果を受信し、その検知結果がカラーであれば、次
のシアン画像形成の開始をプリンタモジュール400に
指令し、検知結果が白黒であれば画像形成を終了し、紙
転写工程への移行をプリンタモジュール400に指令す
る。
【0099】カラーの場合であれば、プリンタモジュー
ル400はK画像露光後現像剤濃度制御に使用される画
像濃度センサ検知用の濃度パターンを露光して現像した
後、現像モータを駆動し、現像装置420を反時計方向
に90°回転させ、シアン現像器420Cを感光体対向
位置に移動させる。また、次の画像基準位置マークを検
知してスキャナモジュール200にシアン画像のスキャ
ンスタート信号を送出する。前述のようにスキャンスタ
ート信号を送出した後、t5時間が経過すると、画像デ
ータがスキャナモジュール200から送出されるように
制御されることにより1次転写コロトロン416により
中間転写ベルト415に転写されるシアン画像は前記K
画像と中間転写ベルト415上の同一位置に重ねて転写
されることになる。以下、K画像形成と同様の画像形成
動作をシアンに対して実行し、シアン画像露光終了をシ
ステム制御モジュール600に通知する。システム制御
モジュール600はプリンタモジュール400に3色目
(マゼンタ)の画像形成開始を指令する。3色目終了
後、システム制御モジュール600は4色目(イエロ
ー)の画像形成開始指令とともに紙転写指令を送出す
る。プリンタモジュール400はイエロー画像形成を開
始するとともに用紙搬送系をメインモータにより駆動
し、システム制御モジュール600により指定された給
紙トレイ412の給紙クラッチを駆動して転写紙190
を給紙トレイ412より送出する。転写紙190は中間
ローラを経て、レジストローラ418Rに達し、一旦停
止する。レジストセンサが用紙先端を検知したときスタ
ートするカウンタにより計数される所定時間後に中間ロ
ーラが停止し、転写紙190に対して適正な弛みを形成
して停止させる。そして、用紙先端と4色の重ね合わさ
れた中間転写ベルト415上のトナー可視像の先端とが
一致するように制御されたタイミングで、レジストクラ
ッチが駆動され、転写紙190に対する2次転写部へ送
出される。
【0100】記録信号はプリンタ制御手段430の端子
430S1又は430S2から入力され、レーザ駆動回
路DVが記録信号に基づいてレーザダイオード441を
入力画素単位に発光制御する。記録信号は1画素4ビッ
トである。より具体的には、最高C濃度画素の時には全
主走査幅相当だけレーザ発光し、白画素の時には全く発
光せず、中間的な濃度信号の場合には濃度データに比例
した時間だけ発光させるように設定されている。このよ
うにしてラスタ像が露光された時、当初、一様帯電され
た感光体414の露光された部分は、露光光量に比例す
る電荷が消失し、これにより、静電潜像が形成される。
現像装置420C内のトナーはフェライトキャリアとの
撹拌によって負極性に帯電され、また、現像装置420
C内の現像ローラは感光体414の金属基体層に対して
電源手段(図示せず)によって負の直流電位と交流とが
重畳された電位にバイアスされている。この結果、感光
体414の電荷が残っている部分にはトナーが付着せ
ず、電荷のない部分、つまり、露光された部分にはCト
ナーが吸着され、潜像と相似なC可視像が形成されるこ
ととなる。
【0101】このようにして感光体414上のトナー像
が反時計方向に回転し、1次転写コロトロン416の対
向位置に達すると、感光体414と接し、同期速度で駆
動される中間転写ベルト415にコロナ転写される。感
光体414上の若干の未転写残留トナーは感光体414
の再使用に備えてクリーニング装置421で清掃され
る。ここで、本実施の形態では、中間転写ベルト415
は特に印字モードで要求の多い長時間像担持特性を良好
に維持させるために比較的固有抵抗値の大きな材料を用
いている。これによって、次のMトナーの作像までに時
間、例えば20分といった長い時間がかかってもトナー
像を乱すことなく担持可能とされている。
【0102】次に、M信号に基づいてM像形成ラスタ露
光を行うに先立ち、現像装置420を反時計方向に回転
し、M現像装置420Mの現像ローラを感光体414に
対向させる。そして、先に形成したC可視像の先頭位置
を先端検知手段426で検出し、スキャナモジュール2
00若しくはシステム制御モジュール600に対して
“所定時間後に記録M画像データを送れ”という要求信
号REQを再び発する。この要求信号REQは画像位置
検知手段426が前工程で有効C画像より僅かに先方に
付しておいた見当合わせ(レジストレーション)Cトナ
ーマーク画像と検出した時間に送出される。また、Cト
ナーマーク画像の代わりに予め中間転写ベルト415に
恒久的なマークを付す方式であってもよい。この要求信
号REQに正確に同期してM信号が送られてくれば、M
像露光、現像、1次転写が行われ、元の既存C画像に対
して正確な色版合わせ、つまり、中間転写ベルト415
上でC画像上にM画像が正しく重なることになる。この
ようにしてMラスタ像が露光された時、当初、一様帯電
された感光体414の露光された部分は、露光光量に比
例する電荷が消失し、静電潜像が形成される。現像装置
420M内のMトナーは負極性に帯電され、その現像ロ
ーラ上の現像剤は感光体414と接触し、C現像の場合
と同様の電位にバイアスされている。よって、感光体4
14の電荷が残っている部分にはトナーが付着せず、M
信号で露光された部分にはMトナーが吸着され、静電潜
像と同様なM可視像が形成されることとなる。
【0103】同様にして、Y画像はCMトナー画像上
に、K画像はCMY画像上に、各々重畳して形成され
る。なお、複写モードでは基本画像処理手段300がU
CR(下色除去)処理を行っているので、1つの画素が
4色全てのトナーで現像される機会は少ない。このよう
にして、少なくとも4回転した中間転写ベルト415上
に形成されたフルカラー画像は、やがて、2次転写コロ
トロン417部分に回転移送される。
【0104】一方、像形成が開始される時期に、転写紙
190は3つの給紙部、即ち、カセット412A,手差
し給紙トレイ412B又は外部給紙口412Cの何れか
から給紙ローラ413A,413Bによって給紙され、
レジストローラ418R対のニップで待機している。そ
して、中間転写ベルト415上のトナー像先端が2次転
写コロトロン417にさしかかる時に、丁度、転写紙1
90の先端がこのトナー像先端に一致するようにレジス
トローラ418R対が駆動され、紙と像とのレジスト合
わせが行われる。
【0105】このようにして、転写紙190が中間転写
ベルト415上の像と重ねられて正電位電源に接続され
た2次転写コロトロン417の下を通過する。この時、
コロナ放電電流で転写紙190が正電荷で帯電され、ト
ナー画像の殆どが転写紙190上に転写される。つづい
て、2次転写コロトロン417の僅か左側に配置させた
接地源につながれた除電芯(図示せず)を通過する際
に、転写紙190が電荷を放電し、中間転写ベルト14
5と転写紙190との間の吸着力が殆ど消滅する。やが
て、転写紙190の自重が吸着力を上回るに至り、転写
紙190は中間転写ベルト415から剥離して搬送ベル
ト422に移る。トナー像を載せた転写紙190は搬送
ベルト422によって定着装置423に送られ、定着さ
れる。完成されたコピーは、排出ローラ424対により
本体外に送り出される。また、両面コピーの時には、切
換ローラ425を紙偏向とともに右方向に移動させ、対
向搬送ローラに押し当てて転写紙190を一旦反転させ
た後、搬送ローラ対で両面複写兼用自動給紙カセット4
12Aに導く。
【0106】<システム制御モジュール600の構成>
システム制御モジュール600の構成を図5及び図8に
示す。このシステム制御モジュール600は、システム
制御手段630と、キー入力手段820及びビットマッ
プ表示手段810からなるコンソール800と、フロッ
ピディスク装置740と、光磁気記憶装置若しくはCD
−ROMドライブ装置730と、ICカード駆動装置7
45と、通信制御手段630SCSIと、加速処理装置
750とに大別される。これらの各手段は、図8のシス
テム制御モジュール600の筐体内に全て収納されてい
る。
【0107】<システム制御モジュール600の機構>
システム制御モジュール600を示す図8において、コ
ンソール800は操作面が上に露出し、スキャナモジュ
ール200を重ねた際にも操作可能とするため手前側に
配置されている。また、装置740,730,745は
記録媒体の挿脱性を考慮して手前に配置され、通信制御
手段630SCSIのコネクタ630S1,630S2
は背面側に配置されている。
【0108】<システム制御手段630の機能構成>シ
ステム制御手段630の構成を図5に示す。このシステ
ム制御手段630中には、CPU、RAM、ROM、割
込みコントローラ(INT)、センサ及びアクチュエー
タの入出力回路(DV)、同期信号発生器(SYN
C)、水晶発振子(XTL)、DMA、FIFOメモリ
等を含んでおり、さらに、通信制御手段630SCSI
を含んでいる。650は物理的には磁気ディスクドライ
ブであるが、機能的には、システム制御プログラムを記
憶してあるため、応用処理部とも称する。
【0109】<システム制御手段630の機能>システ
ム制御手段630の第1の機能は、種々モジュール構成
のシステム制御である。第2の機能は、画面表示とキー
入力、といったコンソール800の制御である。第3の
機能は、ファクシミリや外部ホストコンピュータとの通
信制御機能及び記録画像データの展開機能である。
【0110】<応用処理部650の構成、作用>図5を
参照すれば、この応用処理部650は複写処理手段(C
P)とファクシミリ処理手段(FX)と印字処理手段
(PR)と知的画像処理手段(AI)とから構成され
る。これらの全ての処理手段は、システム制御手段63
0のハードウェア資源を共有し、HDDに記憶されたプ
ログラムの実行という形式で実現している。
【0111】複写処理手段CPは、スキャナモジュール
200、プリンタモジュール400及びシステム制御モ
ジュール600を接続したシステムにおいて、システム
全体を統括的に制御して画像複写機能を実現するための
処理手段である。ファクシミリ処理手段FXは、モジュ
ール200,400,600に加えて、公衆回線650
FCを接続したシステムにおいて、ファクシミリ機能を
実現するための処理手段である。印字処理手段PRは、
プリンタモジュール400とシステム制御モジュール6
00とを接続し、さらに、外部コンピュータから印字デ
ータを受入れるようにしたシステムにおいて、永久可視
像形成出力を行う印字機能を実現するための処理手段で
ある。知的画像処理手段AIは、モジュール200,4
00,600を接続したシステムにおいて、知的画像処
理を実現するための処理手段である。ここに、知的処理
とは、例えば、スキャナモジュール200が読み取った
画像から文字を認識し、これに基づいてグラフを作成す
る等、原画180と出力画像190Aとが著しく異なる
画像処理を施す意である。知的画像処理では、一般の複
写モードとは異なり、一旦、画像データをシステム制御
モジュール600内に取り込み、この知的画像処理手段
AIの作用を受け、その後に、加工された画像データが
プリンタモジュール400に引き渡され、画像形成され
る。
【0112】<応用処理部650の作用>図17は複写
処理手段CP及び印字処理手段PRの作用を説明するた
めのフローチャートであり、図18は複写処理動作タイ
ミングを示すタイムチャート、図19は印字処理動作タ
イミングを示すタイムチャート、図20は複写処理動作
中に故障が発生した場合のタイミングを示すタイムチャ
ートである。図17において、細線枠は複写処理及び印
字処理に共通な処理、細破線枠は複写処理特有の処理、
太線枠は印字処理特有の処理を示す。
【0113】まず、ステップp601はプリンタモジュ
ール400の電源投入時のスタートアドレスを示す。プ
リンタモジュール400の電源投入としたのは、システ
ム制御モジュール600がプリンタモジュール400と
一体で組立て、電力供給をプリンタモジュール400側
から行うようにしたことによる。ステップp604では
各種ソフトウェア上のパラメータ、例えば、割込みコン
トローラINTの内部レジスタを初期化する。ステップ
p602はウォッチドグタイマがタイムアウトしたこと
を示し、バックアップすべきデータの保護処理(データ
セーブ)を行い、初期化処理へ分岐する。ステップp6
05は各種イベントの有無を監視し、ステップp606
はその内容を調べ、その結果に応じてステップp61
0,p620,p630,p660の何れかに分岐す
る。
【0114】ステップp610へは、スキャナモジュー
ル200又はプリンタモジュール400から故障発生の
通知を受け取った際に分岐し、ステップp611からス
テップp614でその内容を確認する。ステップp61
5はオペレータに故障内容が判るように画面810に表
示を行い、また、ステップp612では公衆回線680
FCで接続されるサービスセンタにその情報を通知す
る。ステップp617は、このサービスセンタより故障
回復手順などの指示を受信するもので、これをステップ
p618にて表示する。ステップp620へは、スキャ
ナモジュール200又はプリンタモジュール400から
異常発生の通知を受け取った際に分岐する。ここでいう
「異常」とは、トナーや記録紙などのサプライの不足や
筐体ドアの開放などであり、サプライ補給、ドア閉など
によって容易に正常状態に復帰させ得る状態を意味す
る。ステップp621からステップp624でその内容
を確認し、サプライ補給を促すなど正常状態への復帰に
関する手順を画面810上に表示する(p625)。
【0115】ステップp660は、オペレータがコンソ
ール800から入力する各種複写モード、例えば、画像
処理モードの指定、ソートモードの指定といったモード
設定時、若しくは、印字モードでホストコンピュータか
らのモード設定コマンド受信時に起動される。ステップ
p661で画面810に応答画面を表示するとともに、
スキャナモジュール200及びプリンタモジュール40
0にモード設定コマンドを送る(p662,p66
3)。
【0116】ステップp630へは、スタート釦が押さ
れた時、若しくは、印字モードでホストコンピュータか
らのスタートコマンド受信時に分岐し、ステップp63
1〜p632でプリンタモジュール400に準備状況を
問合せる。さらに、複写モードではステップp633〜
p634でスキャナモジュール200に準備状況を問合
せる。これらが準備完了していれば、複写モードの場合
に限り、スキャナモジュール200にはCOPYコマン
ドを送る(p635)。つづいて、プリンタモジュール
400にはPRINTコマンドを送る(p636)。複
写モードの場合、この処理によりスキャナモジュール2
00とプリンタモジュール400との間でコマンドを取
り交わし、これらのモジュール200,400の項で説
明した手順に従い、画像データの授受を行い、コピーを
生成することになる。印字モードの場合に限り、ステッ
プp636でプリンタモジュール400の項で説明した
手順に従い1色1ページ分の画像データをシステム制御
モジュール600からプリンタモジュール400に転送
する。ステップp637からステップp640は、一連
の画像読取プロセス及び画像形成プロセスを終えたか否
かを問合せる。初期状態に復帰していれば、これを画面
810に表示する。ステップp642では所定の色版分
だけ、また、所定の部数だけ全部が完了したかを調べ、
まだ残りの像形成が必要であれば先頭に戻る。カラーコ
ピー時には4回このループが繰り返されることになる。
【0117】<複写システムの動作タイミング>まず、
複写モードの動作タイミング例を図18に示す。システ
ム制御モジュール600は複写処理手段CPの作用で4
色分4回のPRINTコマンド発行を行う。
【0118】次に、印字モードの動作タイミング例を図
19に示す。システム制御モジュール600は印字処理
手段PRの作用で4色分4回のPRINTコマンド発行
を等間隔ではなく、ランダムに行う。印字データが多い
場合には、一般に発行間隔は複写モードの場合の発行間
隔よりかなり長くなる。また、印字処理手段PRが扱う
色別データサイズの多寡やビットマップデータのソフト
ウェア的展開作業の不均一性の結果として完了時間のば
らつきとして現れ、このばらつきに合わせてPRINT
コマンドが等間隔でない状態で発行される。なお、印字
モードでは、スキャナモジュール200は全く関与しな
いので、物理的に切り離しても何ら支障なく動作する。
【0119】故障時の動作タイミング例を図20に示
す。図示例は、複写モードにおいてプリンタモジュール
400で記録紙ジャムが発生した場合の処理タイミング
を示している。
【0120】<本実施の形態における特徴部分の説明>
図11を再度参照して説明する。プリンタモジュール4
00では、図16に示すステップp462なる作像シー
ケンス制御開始処理内において、転送元であるスキャナ
モジュール200から、伝送線200S、通信手段43
0SCSIを利用して、1画像読取処理に所要する時間
情報を取得する。この時間情報としては、スキャナモジ
ュール200においてキャリッジスタートから露光ラン
プ点灯までの時間t1、キャリッジスタートから画像出
力を開始するまでの時間t5、画像信号の出力終了から
ホームポジションへ復帰までの時間(t8−t6)が含
まれる。スキャナモジュール200においては、これら
の時間情報は、図13に示したステップp256のシー
ケンス制御計画処理内で計算しておくものである。
【0121】プリンタモジュール400では取得したこ
れらの時間情報から、スキャナモジュール200が可能
な1画像読取繰返周期Tscn を算出し(Tscn =t
8)、これを記憶しておく。また、図16に示したステ
ップp455のシーケンス制御計画処理において、プリ
ンタモジュール400自身が可能な1画像形成繰返周期
Tprn を予め算出して記憶しておく。この1画像形成繰
返周期Tprn は、 Psize;記録紙サイズ(副走査方向の長さ) Ptn ;トナー濃度制御用のパターンサイズ(副走査方
向の長さ) V ;作像線速 とすると、 Tprn =(Psize+Ptn)/V により算出される(図1参照)。即ち、プリンタモジュ
ール400としては、1画像作成毎に行うべき処理時間
として、本来の画像作成時間の他に、トナー濃度制御用
のパターン作成時間が含まれる。
【0122】また、 N ;リボルバ現像装置の回転数(45°の回転を1
回転とする) Trev ;リボルバ回転時間 Belt ;ベルト周長 とすると、複数色重ね合わせのカラー複写モード時に
は、ベルトの周回単位で画像を作成するので、プリンタ
モジュール400自身が可能な1画像形成繰返周期Tpr
n は、次の作像のためにリボルバ現像装置を回転させる
時を考慮し、Tprn′ =(Psize+Ptn)/Vとする
と、Tprn′ +Trev *N > Belt /Vの場合には、 Tprn =2*Belt/V Tprn′ +Trev *N ≦ Belt /Vの場合には、 Tprn =Belt/V となる。即ち、複写モードに応じて異なることになる。
ただし、ベルト3周分以上となる記録紙サイズに関して
はコピー不可とした。また、リボルバ現像装置の回転数
Nは、表1のように設定した。
【0123】
【表1】
【0124】そして、1画像読取繰返周期Tscn と1画
像形成繰返周期Tprn との大小(長短)を比較し、大き
いほうを適正な画像形成繰返周期Tall とする。
【0125】プリンタモジュール400におけるリピー
ト処理制御の概要として示す図21のフローチャートを
参照して、上記の制御を再度説明する。まず、ステップ
p400aにおいて、1画像形成繰返周期Tprn を計算
する(実際には、図16に示したステップp455のシ
ーケンス制御計画処理において、この1画像形成繰返周
期Tprn を予め算出して記憶しておく)。そして、プリ
ントコマンドを受信した場合には(p400bのY)、
スキャナモジュール200側から通信手段430SCS
Iを利用して、1画像読取処理に所要する時間情報を取
得する(p400c)。その後、取得した時間情報に基
づきスキャナモジュール200が可能な1画像読取繰返
周期Tscn を算出し、これを記憶しておく(p400
d)。そして、1画像読取繰返周期Tscn と1画像形成
繰返周期Tprn との大小を比較し、大きいほうを適正な
画像形成繰返周期Tall とする(p400e)。適正な
画像形成繰返周期Tall が決定されたら、リピートタイ
マTimerをリセットする。この処理は、図16に示した
ステップp465のラインカウンタリセット処理内で実
行される。
【0126】その後、作像が終了し、ステップp473
のデータ獲得及び作像完了処理内において、リピートタ
イマとTall とを比較し(p400f)、Timer≧Tal
lとなるまで待機する。リピートタイマTimerが適正な
画像形成繰返周期Tall に達したら、図16中のステッ
プp474の最終色の画像形成判断処理に移行する(p
400g)。これにより、適正な画像形成繰返周期Tal
l で画像が形成される。
【0127】本発明の実施の第二の形態を図22に基づ
いて説明する。図1ないし図21に示した部分と同一部
分は同一符号を用いて示し、その説明も省略する。本実
施の形態では、システム制御モジュール600側で適正
な画像形成繰返周期Tall を計算して決定するように構
成されている。
【0128】図22(a)はシステム制御モジュール6
00におけるTall 算出処理の概要を示す。まず、図1
7中のステップp662のプリントモード設定コマンド
送信とスキャンモード設定コマンド送信の後に、プリン
タモジュール400にセンスコマンドを発行してプリン
タモジュール400側で算出されている現在のモードの
1画像形成繰返周期Tprn を読み出す(p600a)と
ともに、スキャナモジュール200にもセンスコマンド
を発行して1画像読取繰返周期Tscn を読み出す(p6
00b)。ここに、スキャナモジュール200側ではス
テップp256のシーケンス制御計画処理中において、
この1画像読取繰返周期Tscn が算出されている。そし
て、1画像読取繰返周期Tscn と1画像形成繰返周期T
prn との大小を比較し、大きいほうを適正な画像形成繰
返周期Tall とする(p600c)。決定された適正な
画像形成繰返周期Tall はセレクトコマンドにてプリン
タモジュール400に通知される(p600d)。
【0129】図22(b)はプリンタモジュール400
におけるリピート処理制御の概要を示す。プリントコマ
ンドを受信した場合には(p400hのY)、リピート
タイマTimerをリセットする。その後、作像が終了し、
ステップp473のデータ獲得及び作像完了処理内にお
いて、リピートタイマとセレクトコマンドにてシステム
制御モジュール600側から通知されている適正な画像
形成繰返周期Tall とを比較し(p400i)、Timer
≧Tallとなるまで待機する。リピートタイマTimerが
適正な画像形成繰返周期Tall に達したら、図16中の
ステップp474の最終色の画像形成判断処理に移行す
る(p400j)。これにより、適正な画像形成繰返周
期Tall で画像が形成される。
【0130】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、読取処理
時間情報をデータ通信手段を用いてスキャナ部とプリン
タ部とで享受するようにしたので、設計段階では、プリ
ンタ部側においてスキャナ部側の読取処理時間を考慮す
る必要がなくなり、両者を独立して設計することができ
る。
【0131】
【0132】
【0133】
【0134】請求項記載の発明によれば、読取処理時
間情報を第2のデータ通信手段を用いてスキャナ部とシ
ステム制御部とで享受するとともに、この読取処理時間
情報に基づくスキャナ部が可能な1画像読取繰返周期情
報、及び、この1画像読取繰返周期情報とプリンタ部自
身の可能な1画像形成繰返周期情報とに基づき算出した
適正な画像形成繰返周期情報を、第1のデータ通信手段
を用いてプリンタ部とシステム制御部とで享受するよう
にしたので、設計段階では、プリンタ部やシステム制御
部側においてスキャナ部側の読取処理時間を考慮する必
要がなくなり、これらの各ユニットを独立して設計する
ことができる。
【0135】
【0136】請求項記載の発明によれば、請求項
載の複写システムにおいて、適正な画像形成繰返周期
を、複写モードに応じて算出するようにしたので、複写
モードに応じて適正な周期で画像を形成する複写システ
ムを提供できる。
【0137】請求項記載の発明によれば、請求項1
は2記載の複写システムにおいて、1画像読取処理に所
要する読取処理時間情報が、少なくとも、スキャナ部の
スキャニングスタートから露光ランプ点灯までの時間、
露光ランプ点灯から画像信号を出力するまでの時間、画
像信号の出力終了からホームポジションへ復帰までの時
間の内の1つ以上を含んでいるので、適正な画像形成繰
返周期を決定するための読取処理時間情報に適正な情報
を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態を示す概略タイムチ
ャートである。
【図2】システム構成の概要を示すブロック図である。
【図3】より具体的なシステム構成の概要を示すブロッ
ク図である。
【図4】スキャナモジュールの概要を示すブロック図で
ある。
【図5】システム制御モジュールの概要を示すブロック
図である。
【図6】プリンタモジュールの概要を示すブロック図で
ある。
【図7】スキャナモジュールの機構的な概要を示す縦断
正面図である。
【図8】システム制御モジュールの機構的な概要を示す
縦断正面図である。
【図9】プリンタモジュールの機構的な概要を示す縦断
正面図である。
【図10】給紙ユニットの機構的な概要を示す縦断正面
図である。
【図11】スキャナモジュール側の動作制御をタイムチ
ャート的に示す説明図である。
【図12】スキャナモジュールにおける処理制御を示す
フローチャートである。
【図13】スキャナモジュールにおける処理制御を示す
フローチャートである。
【図14】プリンタモジュール側の動作制御をタイムチ
ャート的に示す説明図である。
【図15】プリンタモジュールにおける処理制御を示す
フローチャートである。
【図16】プリンタモジュールにおける処理制御を示す
フローチャートである。
【図17】システム制御モジュールにおける処理制御を
示すフローチャートである。
【図18】複写モード時の各モジュールの処理制御の関
係を示すタイムチャートである。
【図19】印字モード時の各モジュールの処理制御の関
係を示すタイムチャートである。
【図20】複写モードにおいて故障発生時の各モジュー
ルの処理制御の関係を示すタイムチャートである。
【図21】プリンタモジュールにおけるリピート処理制
御の概略を示すフローチャートである。
【図22】本発明の実施の第二の形態を示し、(a)は
システム制御モジュール側の処理制御の概略を示すフロ
ーチャート、(b)はプリンタモジュール側の処理制御
の概略を示すフローチャートである。
【図23】スキャナモジュール側の主な動作を説明する
タイムチャートである。
【符号の説明】
200 スキャナ部 400 プリンタ部 600 システム制御部 230SCSI,430SCSI,630SCSI
データ通信手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を読み取るスキャナ部と、 このスキャナ部から出力される画像信号に応じて画像を
    形成するプリンタ部と、 前記スキャナ部と前記プリンタ部との間の情報の授受を
    行うデータ通信手段と、を備え、 前記スキャナ部は、1画像読取処理に所要する読取処理
    時間情報を算出する手段を有し、前記プリンタ部は、前記データ通信手段を介して前記ス
    キャナ部から取得した読取処理時間情報に基づく前記ス
    キャナ部が可能な1画像読取繰返周期とプリンタ部自身
    の可能な1画像形成繰返周期とのうち、何れか大きい方
    の周期を適正な画像形成繰返周期と決定する手段、を有
    する ことを特徴とする複写システム。
  2. 【請求項2】 画像情報を読み取るスキャナ部と、 画像信号に応じて画像を形成するプリンタ部と、 これらのスキャナ部とプリンタ部とを管理するシステム
    制御部と、 前記プリンタ部と前記システム制御部との間の情報の授
    受を行う第1のデータ通信手段と、 前記スキャナ部と前記システム制御部との間の情報の授
    受を行う第2のデータ通信手段と、を備え、 前記スキャナ部は、1画像読取処理に所要する読取処理
    時間情報を算出する手段を有し、 この読取処理時間情報を前記第2のデータ通信手段を
    て前記スキャナ部から前記システム制御部に通知する
    とともに、この読取処理時間情報に基づく前記スキャナ
    部が可能な1画像読取繰返周期と、この1画像読取繰返
    周期とプリンタ部自身の可能な1画像形成繰返周期との
    うち、何れか大きい方の周期を適正な画像形成繰返周期
    と決定して、この適正な画像形成繰返周期情報を、前記
    第1のデータ通信手段を介して前記システム制御部から
    前記プリンタ部に通知するようにしたことを特徴とする
    複写システム。
  3. 【請求項3】 適正な画像形成繰返周期は、複写モード
    に応じて算出するようにしたことを特徴とする請求項
    記載の複写システム。
  4. 【請求項4】 1画像読取処理に所要する読取処理時間
    情報は、少なくとも、スキャナ部のスキャニングスター
    トから露光ランプ点灯までの時間、露光ランプ点灯から
    画像信号を出力するまでの時間、画像信号の出力終了か
    らホームポジションへ復帰までの時間の内の1つ以上を
    含む、ことを特徴とする請求項1又は2記載の複写シス
    テム。
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