JP3526018B2 - X線マスクの製造装置および方法 - Google Patents

X線マスクの製造装置および方法

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JP3526018B2
JP3526018B2 JP24482099A JP24482099A JP3526018B2 JP 3526018 B2 JP3526018 B2 JP 3526018B2 JP 24482099 A JP24482099 A JP 24482099A JP 24482099 A JP24482099 A JP 24482099A JP 3526018 B2 JP3526018 B2 JP 3526018B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路等の
製造で多用されているパターン形成技術に関するもの
で、X線を用いて半導体やガラス材料等からなる基板上
に集積回路パターンを形成する技術、いわゆるX線リソ
グラフィ技術、で用いられるX線マスク製造装置および
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】SOR(シンクロトロン軌道放射)リン
グから発生するX線を利用するX線リソグラフィは、次
世代LSIのためのリソグラフィ技術として最も期待さ
れている。しかし、X線リソグラフィを実用化するため
には、高精度X線マスクの実現が現在最大の課題となっ
ている。X線リソグラフィの場合、マスクパターンは等
倍でLSI基板に転写される。したがって、X線マスク
のパターンは転写パターンに要求される精度と同じ、も
しくはそれ以上の精度が必要となる。このためにパター
ン形成、加工技術を含む高い精度のマスク製造技術の実
現が要求されている。図8はX線マスクの概略断面構造
を示した模式図である。図に示すように、X線マスク
は、光を透過するマスク基板10と、その上に光を通さ
ない材料からなる所望のパターンを持つ吸収体11と、
それらを支えるSi支持枠12とから構成される。Si
支持枠12に囲まれたマスク基板10と、吸収体11か
らなる部分はメンブレン領域14と呼ばれている。吸収
体11は、0.4μm程度の厚さがないと、X線を効果
的に遮断することはできず、一方マスク基板10は2μ
m程度の薄さでないとX線を十分に透過しない。したが
って、マスクとして使用されるメンブレン領域は極めて
薄く、しかも数センチにわたって平坦性よく保つことが
要求される。
【0003】次に、図9によりX線マスクの製造プロセ
スについて説明する。X線マスクの製造プロセスには大
別して図9の(A)、(B)プロセスに示す2種類があ
る。(A)プロセスは、(a)薄膜形成→(b)EB描
画→(c)吸収体エッチング→(d)バックエッチング
→(e)フレーム接着の工程を経てX線マスクが作製さ
れるが、(c)工程の吸収体エッチングを行ってパター
ンを形成した後、バックエッチングして〔(d)工
程〕、メンブレン領域13を薄膜化する方法で、ウエハ
プロセスと呼ばれているものであり、(B)プロセス
は、(a)薄膜形成→(b)バックエッチング→(c)
EB描画→(d)吸収体エッチング→(e)フレーム接
着の工程を経てX線マスクが作製されるが、(a)薄膜
形成の後、先に、(b)バックエッチングを行いメンブ
レン領域13を形成してから、パターン形成を行うメン
ブレンプロセスと呼ばれているものである。上記(A)
プロセスは、ウエハの取り扱いが簡単で製造装置も特別
な工夫を必要としないが、バックエッチング時に、ウエ
ハが変形して位置歪みを発生しやすいという問題があ
る。一方、(B)プロセスは、バックエッチングを先に
行って、ウエハを変形させてからパターンを形成するの
で高精度化の点で有利である。しかし、基板ウエハが特
殊な形であるため取り扱いが難しく、製造装置に装着す
るとき工夫が必要という問題がある。これまで、上記
(A)プロセスが用いられてきたが、近年、高精度化の
要求が高まってきていることから、現在では、X線マス
ク製造のプロセスとしては、上記(B)のメンブレンプ
ロセスが主流となってきている。しかしながらメンブレ
ンプロセスでは、2μm程度と薄いメンブレン上で吸収
体の薄膜パターンを形成することになるため、エッチン
グ中にメンブレン温度がプラズマ照射により容易に上昇
してしまい吸収体が高精度に加工できないという問題が
ある。エッチング反応は基板の温度に大きく影響を受け
る。温度が高くなるとエッチング速度が大きくなり、エ
ッチング量を調整することができなくなったり、また、
エッチング形状にアンダーカットが発生したりする。し
たがって、メンブレンプロセスでは、エッチング中はメ
ンブレン温度が変化せず、適切な温度で一定に保たれる
ことが重要となる。これまで、X線マスクのメンブレン
の温度上昇を防ぐ方法として、次の二つの方法が用いら
れてきた。第1の方法は、エッチング中にメンブレンの
裏面と試料台の間にガスを流し、温度上昇を防止する方
法である。これはLSI製造プロセスのエッチングにお
いてウエハの冷却に一般的に用いられている方式で、冷
却ガス種としては放熱に優れ、エッチングの放電に影響
を与えにくいヘリウムが広く用いられている。第2の方
法は、メンブレンが薄く熱容量が小さいため温度が容易
に上昇することから、メンブレン裏面にヒートシンクを
貼り付けて、メンブレンの熱容量を実効的に大きくする
ことで、温度上昇を抑えるという方式である。しかしな
がら、上記第1のウエハの冷却に一般的に用いられてい
る方法は、ガスの熱伝導を利用してウエハの熱を試料台
に逃がし、ウエハを冷却する方法であるが、ガスの熱伝
導は非常に小さいため、効率よい冷却を実現するために
はガスを流すウエハと試料台との隙間はできるだけ狭く
する必要がある。なぜなら、ガスの熱伝導は圧力よりも
試料台とウエハ間の温度勾配に支配されるためである。
一般にウエハ冷却の場合、隙間の距離は100〜200
μm程度が用いられている。この方法を特殊な形のX線
マスク基板のメンブレン冷却に応用するためには、エッ
チング装置のX線マスクを載せる試料台の一部に凸部を
設け、これをメンブレンにできるだけ近づけてガスの流
れる隙間を小さくする必要がある。
【0004】図10に、従来の冷却手段の構成を模式的
に示す。この場合、試料台2に設ける凸部28の大きさ
は、メンブレン領域13のサイズに合わせる必要があ
り、メンブレンサイズの異なるマスクをエッチングする
際には、試料台2に目的とするメンブレンサイズに合っ
た凸部28を持たせなければならない。また、ウエハの
厚みが異なるマスクをエッチングするときは、凸部28
とメンブレン領域13の隙間を一定にするためには、凸
部28の高さを変える必要がる。しかし、試料台2は電
極が含まれていることが多く、その形状を容易に変える
ことは難しいため、メンブレンサイズやウエハの厚みの
異なるX線マスクの製造に容易には対応できないという
問題があった。一方、冷却ガスをメンブレン下の狭い隙
間に流す方法では、ある程度のガス流量が必要となるた
め、ガスがエッチング室に漏れ出してプラズマに影響を
与えるという問題があった。特に、最近はエッチングに
低圧・高密度プラズマが使われることが多く、その放電
圧力は0.1mTorr(ミリトル)〜数mTorrと低いため少
量のガスの漏れ出しでも試料台付近に局所的にガス圧力
があることで異常放電が起こり、エッチングの均一性や
形状に影響を与える場合があった。メンブレンにヒート
シンクを貼り付ける第2の方法は、メンブレンサイズや
ウエハの厚みが変わっても、貼り付けるヒートシンクを
変えることで対応でき、装置には特別な工夫を行わず処
理できるという点では有利ではある。しかし、薄いメン
ブレンにヒートシンクを貼り付け、エッチング後に剥が
すという作業はメンブレンを破損する危険性を伴い取り
扱いが難しいという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の状況
を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、X
線マスク製造におけるパターン形成工程の、特に吸収体
のドライエッチングを行う際、プラズマ照射によるメン
ブレン領域の温度上昇を防いで適切な温度に保ち、高精
度な吸収体のエッチングを実現し、しかもメンブレンサ
イズが異ったり、厚みが異なるX線マスク製造の際にも
装置に特別な工夫を必要とすることなく対応できるX線
マスクの製造装置および方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記本発明の課題を達成
するために、本発明は特許請求の範囲に記載のような構
成とするものである。すなわち、請求項1に記載のよう
に、周囲を支持枠で支えられ、かつ少なくともX線を透
過するマスク基板およびX線を吸収する吸収体よりなる
多層薄膜の表層をドライエッチングして、吸収体パター
ンを形成するX線マスクの製造装置であって、該装置の
エッチング室に設けられた、上記多層薄膜を支持するX
線マスク支持枠を載置する試料台は、表面が平坦で、中
心部に少なくとも一つの冷却ガス吹き出し口を備え、上
記X線マスク支持枠と熱的、かつ気密に接触する構造を
有し、上記多層薄膜の下面と支持枠の内周面と試料台の
表面とにより形成される空間部に冷却ガスを導入して、
上記多層薄膜の冷却を制御する手段を少なくとも備えた
X線マスクの製造装置とするものである。また、請求項
2に記載のように、請求項1において、上記多層薄膜の
冷却制御手段は、上記空間部に導入する冷却ガスの流量
または圧力を制御する手段と、上記空間部に導入した冷
却ガスの漏れを防止するためのガスシール手段を備えた
X線マスクの製造装置とするものである。また、請求項
3に記載のように、請求項1または請求項2において、
上記ガスシール手段を備えた空間部から試料台の周囲に
リークする冷却ガス量は、放電可能圧力未満の濃度とし
たX線マスクの製造装置とするものである。また、請求
項4に記載のように、請求項1ないし請求項3のいずれ
か1項において、上記ガスシール手段を備えた空間部に
溜った冷却ガスの圧力を制御するためのバイパス配管を
有するX線マスクの製造装置とするものである。また、
請求項5に記載のように、請求項1ないし請求項4のい
ずれか1項において、導入する冷却ガスは、ヘリウム
(He)もしくはX線マスクのエッチングに用いるガス
種を使用するX線マスクの製造装置とするものである。
また、請求項6に記載のように、周囲を支持枠で支えら
れ、かつ少なくともX線を透過するマスク基板およびX
線を吸収する吸収体よりなる多層薄膜の表層をドライエ
ッチングして、吸収体パターンを形成するX線マスクの
製造工程において、上記多層薄膜を支持するX線マスク
支持枠を、表面が平坦で、中心部に少なくとも一つの冷
却ガス吹き出し口を有する試料台上に載置して熱的、か
つ気密に接触させる工程と、上記多層薄膜の下面と支持
枠の内周面と試料台の表面とにより形成される空間部に
冷却ガスを導入する工程と、上記空間部に冷却ガスを導
入すると共に、該冷却ガスを上記空間部に溜め込み、エ
ッチング中の多層薄膜の温度を制御する工程を少なくと
も含むX線マスクの製造方法とするものである。
【0007】本発明はX線マスクの製造のためのエッチ
ング装置において、表面が平坦な試料台に、冷却ガスの
吹き出し口を設け、試料台とX線マスク支持枠とに熱的
接触を持たせ、支持枠とメンブレン領域に囲まれた空間
にガスを導入する手段と、その空間からガスが漏れにく
くする手段を設けて、メンブレンの下面の空間部に冷却
ガスを溜める構造を有するX線マスクの製造装置とする
ものである。本発明のメンブレンの下面の空間部に冷却
用ガスを溜める構造を有するX線マスクの製造装置は、
X線マスク支持枠と、それを固定する試料台とに熱接触
をもたせ、同時に試料台に設けたガス吹き出し口から、
上記支持枠と多層膜薄膜(メンブレン領域)に囲まれた
空間部にガスを導入する手段を備えるものである。導入
した冷却ガスを漏れ出しにくくして、上記空間部のガス
をある圧力で維持するものである。この空間部に導入す
る冷却ガスによりメンブレンは冷却され温度は制御され
る。本発明は上記請求項1〜5に示すX線マスクの製造
装置および請求項6に記載のX線マスクの製造方法とす
ることにより、X線マスク支持枠と試料台とを熱的に、
かつ気密に接触させ、メンブレンの下面と支持枠の内周
と試料台の表面に囲まれた空間部に冷却ガスを導入し、
さらに冷却ガスがその空間部から漏れないように気密に
シールする手段を用い、メンブレン領域の温度を制御す
る構造としているので、メンブレン領域に設けられてい
るX線吸収体の薄膜がドライエッチング温度の影響を受
けることなく、精度良くエッチングできるので、高精度
のX線マスク吸収体のパターンを高精度に再現性良く実
現できる効果がある。
【0008】図1(a)、(b)および図2を用いて本
発明の原理を説明する。まず、ガスによる熱伝導特性に
ついて説明する。図1(a)において、1は被冷却基
板、2は試料台、3は冷却ガス、4は流れ出る熱量
(Q)を示す。被冷却基板1、試料台2の温度をそれぞ
れT1、T2(T1>T2)とし、被冷却基板1と試料
台2の間隙Dに、圧力Pのガス3が満たされている場合
を考える。このとき、冷却ガス3によって被冷却基板1
から試料台2の方向に流れ出る熱量Qを圧力Pのパラメ
ータとし、間隙Dがd0、2d0である場合について計算
した結果を、図1(b)に示す(真空技術〈第2版〉、
堀越源一著、東京大学出版会、p.23より引用)。図
において、圧力P1d0、P2d0は、それぞれ平均自由行程
がd0、2d0と同程度となる圧力である。この結果か
ら、ガスによる熱伝導特性について、次のことが分か
る。被冷却基板1から試料台2へ流れ出る熱量Qは、
(1)ガスの圧力が高いときは圧力に依存せず、被冷却
基板1と試料台2の2面間の間隙Dで決まってしまう。
(2)ガス圧力が低くなり分子条件が満たされるように
なると、熱量Qは圧力に比例して大きくなり、2面間の
間隙Dによらない。被冷却基板1が半導体基板である場
合は、例えば4インチウエハの場合は、その厚みが0.
625mm、6インチの場合は0.675mmと厚く大
きい熱容量を持つ。したがって、十分な冷却を行うため
には基板から奪い去る熱量Qは大きくなければならな
い。従来技術のところで述べたように半導体基板の冷却
では、図1(b)の高い圧力領域を用い、間隙Dを極力
狭めることで奪う熱量Qを大きくし冷却を行っている。
一方、被冷却基板1がX線マスクの場合、冷却すべきメ
ンブレンは厚みが2μmと極めて薄く、その熱容量は小
さい。メンブレンには熱が入ってくると容易に温度が上
がってしまう反面、熱を逃がす経路を作ってやれば、冷
却するのも容易という特性も持っている。したがって、
メンブレンの冷却では大きい熱量を放出させる必要はな
く、図1(b)の2面間の間隙DによらないP2d0以下
の低圧力領域を使うことが可能であると考えられる。
【0009】次に本発明によるメンブレン冷却の原理を
図2を用いて説明する。図2において、Q1はプラズマ
により与えられる熱量、Q2はX線マスク基板10を伝
わってメンブレン領域13から逃げる熱量、Q3は冷却
用ガス3によりメンブレン領域13から試料台2方向に
逃げる熱量、Dはメンブレン領域13の下面と試料台2
の表面との2面間の間隔である。本発明ではプラズマ照
射により与えられる熱量Q1を二つの経路で逃がすこと
でメンブレン領域13の冷却をはかることにした。ま
ず、支持枠12と試料台2の表面とをしっかり熱的に、
かつ気密に接触させ、メンブレン領域13の熱を支持枠
12を経由して試料台2に逃がす経路を作った。この経
路で逃げる熱量はQ2で制限され、X線マスク基板10
が薄いため、その値は大きくはないが、熱が逃げる経路
ができることでメンブレン領域13の温度上昇をある程
度抑えることができる。実際、支持枠12経由で熱を逃
がすことで、メンブレン領域13は温度差で100℃程
度の上昇でおさまることが実験で確かめられた。支持枠
12経由で放熱しきれない分をメンブレンの下面の空間
部にガスを満たし、そのガスにより試料台2に熱を逃が
した。支持枠12を試料台2に熱接触させたことで、ガ
スによる放熱の負担は軽くなり、ガスによる冷却は、図
1(b)に示される2面間の間隔Dによらない低圧力領
域の熱量程度で十分となる。この熱量Qが2面間の間隔
Dによらない低圧領域を使えば、試料台2に凸部28
(図10参照)を設けて2面間の間隔Dを狭める必要は
なく、従来技術で述べたX線マスクの厚みやメンブレン
サイズが変わったときの問題も解決することがきる。現
在、X線マスクは厚みとして2mmと0.625mmが
使われている。本発明によれば、X線マスクの厚みが、
ほぼ間隔Dと等しいことになる。冷却ガスとしてヘリウ
ム(He)を使うとして、平均自由行程が2mm、0.
625mmとなる圧力を見積もると、それぞれ66.5m
Torr(ミリトル)、212.8mTorrとなる。本発明によ
れば冷却のために、メンブレンの下面に入れるガスの圧
力は100mTorr前後の低圧力で十分であるが、最近の
エッチングでは低圧・高密度プラズマが用いられること
が多く、試料台まわりの圧力は0.1〜数mTorrと、さら
に低いため、100mTorr程度の圧力であっても、試料
台からガスが漏れ出しプラズマに影響を与える。そこ
で、支持枠12と試料台2との接触面からガスが漏れ出
さないようにパッキン等の気密手段を用いることによ
り、上述の問題を解消することができた。
【0010】
【発明の実施の形態】〈実施の形態1〉本実施の形態1
について図3(a)、(b)を用いて説明する。図3
(a)は、本実施の形態で例示するX線マスクの製造装
置の要部の構造を示す模式図で、図3(b)は、試料台
近傍の構造の要部を示す模式図である。試料25は厚さ
2mmの4インチSiウエハに、厚さ2μmのSiC膜
を減圧気相成長法により堆積し、C26を用いたドライ
エッチングで、 裏面の28×28mmのSiC膜を除
去し、30%KOHを用いて、裏面からSiを除去し
て、26×26mmのメンブレン領域13を作ったもの
で、試料台27に設置された静電チャック31に吸着さ
せ固定した。これにより試料台27とX線マスク支持枠
12に熱的、気密接触を持たせた。試料台27に水を循
環させ、その水の温度はチラーでコントロールした。静
電チャック31の中心部にある3mm径の冷却ガス吹き
出し口29からHeガスを0.05sccmから0.5sccmの
範囲の流量で、メンブレン領域13の裏面(下面)と静
電チャック31の表面との26×26×2mmの空間部
に導入した。静電チャック31に印加する電圧(HV
35を変えることで、試料(ウエハ)25との密着カを
制御して、メンブレン領域13の下面の空間部に導入し
たHeが漏れ出すのを抑制した。これにより、メンブレ
ン領域13の下面の空間部の圧力を100mTorr程度に
した場合にも、試料室(プラズマ室)20内へのガスの
漏れ出しを10-5Torr(トル)以下に抑えることができ
た。次に、プラズマ室20にCl2ガスを3.5sccm導入
し、圧力1.6×1O-4Torrとし、2.45GHzのマイ
クロ波を導入してECRプラズマ24を生成した。プラ
ズマを試料台27に向かって発散している磁場によって
試料室に引き出すことにより試料台27上の試料にプラ
ズマを照射した。図4は、Heの流量、試料台の温度を
変化させたときのメンブレン温度を測定した結果であ
る。メンブレン領域の温度は、プラズマの覗き窓から放
射温度計により測定した。Heの流量を増加していく
と、メンブレンの温度は下がり、図1(b)で示した低
圧領域が冷却に使われていることが分かる。Heの流量
と試料台2の温度を組み合わせることで、広い範囲でメ
ンブレンの温度を制御することができた。図5は、メン
ブレン領域の大きさが異なる試料について温度を測定し
た結果である。本実施の形態によれば、メンブレン領域
の大きさに関係なく、メンブレン温度を制御できること
が分かる。
【0011】〈実施の形態2〉本発明の実施の形態2に
ついて説明する。装置は上記実施の形態1と同様のもの
を用いた。試料は、以下の手順で作製した。直径4イン
チ・厚さ2mmのSiウエハに、厚さ2μmのSiC膜
を減圧気相成長法により堆積し、さらに、その上にスパ
ッタ法でTa膜を厚さ0.4μm堆積した。その上に、
SiO2膜をECRプラズマを使った気相成長法により
厚さ0.15μm堆積した。その後、C26を用いたド
ライエッチングで裏面の28×28mmのSiC膜を除
去し、30%KOHの水溶液を用いて裏面からSiを除
去した。こうして、26×26mmのメンブレン領域を
作製した。続いて、表面のSiO2上に、電子ビームレ
ジストを0.2μm厚で回転塗布し、電子ビーム露光法
を用いて0.08μm〜2μmの幅を持つレジストパタ
ーンを形成した。次に、この基板を反応性イオンエッチ
ング装置に入れ、CF4、SF6の混合ガスを用いて、レ
ジストをマスクにSiO2膜をエッチングした。SiO2
のエッチングは、メンブレン温度上昇によりエッチング
速度、形状に変化はないことを確認しているが、レジス
トは100℃以上で変形するため、エッチング中、基板
を−10℃に冷却した。その後、オゾンアッシング装置
でレジストを除去してSiO2パターンを形成した。こ
のように作製されたSiO2パターンを持った試料を、
図3の電子サイクロトロン共鳴を用いたイオン流エッチ
ング装置で、Taのエッチングを行った。基板と試料台
27は、チラーにより70℃に温められた水を循環させ
た。試料25は試料台27に設置された静電チャック3
1に裏面を吸着させ固定した。これにより、試料台27
と試料25に熱的、かつ気密に接触を持たせた。装置を
5×10-7Torr以下まで真空引きを行った後、静電チャ
ック31の中心部の3mm径の冷却ガス吹き出し口29
からHeを0.4sccmの流量で、メンブレン領域13の
裏面と静電チャック31の表面との26×26×2mm
の空間に導入した。ウエハ裏面と静電チャック面との密
着力によりメンブレンの下の空間部に入ったHeの漏れ
を抑え、60mTorrの圧力を維持した。プラズマ室20
に、Cl2ガスを3.5sccm導入しマイクロ波パワー50
0Wでプラズマを生成し、ウエハに約10分間照射し、
Ta膜をエッチングした。エッチング後、希フッ酸でS
iO2を除去し、SEMでエッチング形状、パターン寸
法を観察した。Heガスを0.4sccmの流量でメンブレ
ンの下の空間部に導入した場合、0.08μm〜2μm
のどのパターンもSiO2マスクと同じ寸法をもったT
aの垂直パターンが薄いメンブレン上でも精度よく加工
できた。図6は、0.1μmパターンにおいて、エッチ
ングによって生じる寸法変化を示したものである。寸法
変化は10%以内におさまっており、メンブレン領域内
は均一性よくパターンが形成されていた。これは本発明
により、メンブレン内で温度が均一性よく制御されてい
ることを示している。パターンがHeを導入しない場合
は、0.15μmより細いパターンは倒れてしまい、太
いパターンでは、倒れていないもののアンダーカットが
入り、パターンの幅がSiO2マスクの幅よりも狭まっ
ていることが確認された。本実施の形態では、メンブレ
ン領域は26×26mm、試料の厚み2mmの場合につ
いて説明したが、本発明ではメンブレン領域、試料の厚
みが変わっても同じように高精度エッチングができるこ
とを確認している。本実施の形態では、X線マスクフレ
ームを接着する前にX線吸収体を加工する例について説
明したが、フレーム接着を先に行った後で、X線吸収体
を加工する場合でも本発明の効果は同じであることを確
認している。本実施の形態では、エッチングガスはCl
2を用いたが、他のエッチングガスを用いた場合でも本
発明の効果は同じであることを確認している。また、本
実施の形態ではエッチング対象はTaの場合について説
明したが、他のX線吸収材料であっても本発明の効果は
同じであることを確認している。
【0012】〈実施の形態3〉本発明の実施の形態3に
ついて、図7を用いて説明する。図は本実施の形態で例
示する装置の試料台近傍の構成を示す模式図である。図
において、試料台2の表面のメンブレンを支えるウエハ
部が載る部分にOリング溝を設け、Oリング41を入れ
た後、試料25を載せ、試料ウエハの周囲を、ウエハ押
え40で押さえ固定した。このとき試料台2の面と支持
枠12をしっかりと気密に接触させることで両者の熱的
接触を保った。5×10-7Torr以下まで真空引きを行っ
た後、試料台2の中心部に設けた3mm径の冷却ガス吹
き出し口29からHeを0.4sccmの流量で、メンブレ
ン裏面と静電チャック表面との26×26×2mmの空
間に導入した。Oリング41により、メンブレンの下の
空間部に導入したHeが試料台の表面の隙間から漏れ出
すのを抑え、同時にバイパスから流出するHeガス量を
調節することで、メンブレンの下の空間部を0.1Torr
程度の圧力に維持した。エッチング試料は、上記実施の
形態2と同じ手順で作製し、ECRイオン流エッチング
装置でエッチングを行った。メンブレンの下の空間部に
Heガスを導入することで高精度のTaのエッチングを
実現できた。
【0013】
【発明の効果】本発明によればX線マスク支持枠と試料
台とを熱的に、かつ気密に接触させ、メンブレンの下面
と支持枠の内周と試料台の表面に囲まれた空間部に冷却
ガスを導入し、さらに冷却ガスがその空間部から漏れな
いように気密にシールする手段を用い、メンブレン領域
の温度を制御する構造としているので、メンブレン領域
に設けられているX線吸収体の薄膜がドライエッチング
温度の影響を受けることなく、精度良くエッチングでき
るので、高精度のX線マスク吸収体のパターンを高精度
に再現性良く実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線マスク製造装置の基板冷却の原理
を説明する図。
【図2】本発明のX線マスク製造装置のメンブレン領域
の冷却の原理を説明する図。
【図3】本発明の実施の形態1で例示したX線マスク製
造装置の全体の構成および試料台近傍の構造を示す模式
図。
【図4】本発明の実施の形態1で例示したメンブレン温
度とHeの流量と試料台温度との相関を示す図。
【図5】本発明の実施の形態1で例示したメンブレンの
大きさと温度との相関を示す図。
【図6】本発明の実施の形態2で例示したエッチングに
より生じるパターン寸法変化を示した図。
【図7】本発明の実施の形態3で例示したX線マスク製
造装置の試料台近傍の構造を示す図。
【図8】従来のX線マスクの断面構造を示す模式図。
【図9】従来のX線マスクの製造プロセスを示す工程
図。
【図10】従来のX線マスク製造装置の試料台近傍の構
造を示す図。
【符号の説明】
1…被冷却基板 2…試料台 3…冷却ガス 4…流れ出る熱量 5…エッチングマスク 6…吸収体 7…メンブレン 8…シリコンウエハ 9…レジストパターン 10…マスク基板 11…吸収体 12…支持枠 13…メンブレン領域 20…プラズマ室 21…ガス導入口 22…マグネットコイル 23…エッチング室 24…ECRプラズマ 25…試料 26…排気口 27…試料台 28…凸部 29…冷却ガス吹き出し口 30…保護カバー 31…静電チャック 32…水冷 33…MFC(流量調節弁) 34…排気 35…電圧(HV) 40…ウエハ押え 41…Oリング 42…圧力調整弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 政利 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−135157(JP,A) 特開 平8−51066(JP,A) 特開 平3−16115(JP,A) 特開 昭62−219924(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 1/16 H01L 21/3065

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲を支持枠で支えられ、かつ少なくとも
    X線を透過するマスク基板およびX線を吸収する吸収体
    よりなる多層薄膜の表層をドライエッチングして、吸収
    体パターンを形成するX線マスクの製造装置であって、
    該装置のエッチング室に設けられた、上記多層薄膜を支
    持するX線マスク支持枠を載置する試料台は、表面が平
    坦で、中心部に少なくとも一つの冷却ガス吹き出し口を
    備え、上記X線マスク支持枠と熱的、かつ気密に接触す
    る構造を有し、上記多層薄膜の下面と支持枠の内周面と
    試料台の表面とにより形成される空間部に冷却ガスを導
    入して、上記多層薄膜の冷却を制御する手段を少なくと
    も備えたことを特徴とするX線マスクの製造装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記多層薄膜の冷却制
    御手段は、上記空間部に導入する冷却ガスの流量または
    圧力を制御する手段と、上記空間部に導入した冷却ガス
    の漏れを防止するためのガスシール手段を備えたことを
    特徴とするX線マスクの製造装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、上記ガ
    スシール手段を備えた空間部から試料台の周囲にリーク
    する冷却ガス量は、放電可能圧力未満の濃度であること
    を特徴とするX線マスクの製造装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
    おいて、上記ガスシール手段を備えた空間部に溜った冷
    却ガスの圧力を制御するためのバイパス配管を有するこ
    とを特徴とするX線マスクの製造装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれか1項に
    おいて、導入する冷却ガスは、ヘリウム(He)もしく
    はX線マスクのエッチングに用いるガス種を使用するこ
    とを特徴とするX線マスクの製造装置。
  6. 【請求項6】周囲を支持枠で支えられ、かつ少なくとも
    X線を透過するマスク基板およびX線を吸収する吸収体
    よりなる多層薄膜の表層をドライエッチングして、吸収
    体パターンを形成するX線マスクの製造工程において、 上記多層薄膜を支持するX線マスク支持枠を、表面が平
    坦で、中心部に少なくとも一つの冷却ガス吹き出し口を
    有する試料台上に載置して熱的、かつ気密に接触させる
    工程と、 上記多層薄膜の下面と支持枠の内周面と試料台の表面と
    により形成される空間部に冷却ガスを導入する工程と、 上記空間部に冷却ガスを導入すると共に、該冷却ガスを
    上記空間部に溜め込み、エッチング中の多層薄膜の温度
    を制御する工程を少なくとも含むことを特徴とするX線
    マスクの製造方法。
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