JP3525546B2 - ゴム強化熱可塑性樹脂および熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

ゴム強化熱可塑性樹脂および熱可塑性樹脂組成物

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JP3525546B2 JP10066695A JP10066695A JP3525546B2 JP 3525546 B2 JP3525546 B2 JP 3525546B2 JP 10066695 A JP10066695 A JP 10066695A JP 10066695 A JP10066695 A JP 10066695A JP 3525546 B2 JP3525546 B2 JP 3525546B2
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  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム強化熱可塑性樹脂
およびこれを含有し、塗装密着性、塗装外観、耐衝撃
性、熱安定性に優れた熱可塑性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム強化樹脂の一種であるABS樹脂
は、耐薬品性、耐衝撃性、塗装性などの二次加工性に優
れていることから、自動車部品などの塗装して利用する
分野に展開している。この場合、グラフト共重合体、お
よび共重合体などの単量体成分として用いるシアン化ビ
ニル化合物の使用割合を増加させると、耐薬品性や塗装
時の外観などが改善されることがわかっている。しかし
シアン化ビニル化合物の増加によって、塗膜の密着性や
再塗装時の塗装ののりやすさなどが低下し、またシアン
化ビニル化合物単位の連鎖ができやすくなるために、熱
安定性が低下したり、他の樹脂ブレンドする時にブツ
発生したりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の課題
の解決を目的とするものであり、ゴム強化熱可塑性樹脂
と、この樹脂を含有し、塗装密着性、塗装外観、耐衝撃
性、熱安定性に優れた熱可塑性樹脂組成物の提供を目的
とする。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明は前記欠点を解決すべく
鋭意研究の結果、ゴム状重合体の存在下、シアン化ビニ
ル化合物と芳香族ビニル化合物をグラフト共重合する際
にグラフト成分中のシアン化ビニル化合物の連鎖の内、
3連鎖以上の割合を11%以下とすることにより、耐衝
撃性および熱安定性が改良されることを見いだし、この
知見に基づいてこの発明を完成するに至った。すなわち
本発明は、ゴム状重合体(イ)20〜80重量部の存在
下に、芳香族ビニル化合物(a−1)30〜75重量
%、シアン化ビニル化合物(b−1)25〜70重量
%、これらと共重合可能な他のビニル系化合物(c−
1)0〜30重量%[ただし、(a−1)+(b−1)
+(c−1)=100重量%]からなる単量体成分
(ロ)80〜20重量部[ただし、(イ)+(ロ)=1
00重量部]を連鎖移動剤であるテルペノイド系化合物
を用いて重合して得られ、アセトニトリル可溶成分の極
限粘度[η](30℃、ジメチルホルムアミド中で測
定)が0.27〜0.7cm/g、グラフト率が25
〜150%、アセトニトリルに可溶なポリマー中のシア
ン化ビニル成分の含有量が28〜45重量%であり、グ
ラフト成分中のシアン化ビニル化合物連鎖の内、3連鎖
以上のものの割合が、11%以下であることを特徴とす
るゴム強化熱可塑性樹脂、ならびに上記のゴム強化熱可
塑性樹脂(A)10〜99重量部と、芳香族ビニル化合
物(a−2)30〜75重量%、シアン化ビニル化合物
(b−2)25〜70重量%、これらと共重合可能な他
のビニル系化合物(c−2)0〜30重量%[ただし、
(a−2)+(b−2)+(c−2)=100重量%]
の共重合体(B)90〜1重量部[ただし、(A)+
(B)=100重量部]からなることを特徴とする熱可
塑性樹脂組成物、を提供するものである。
【0005】以下、本発明について詳細に記述する。本
発明のゴム強化熱可塑性樹脂(以下「(A)成分」とい
うことがある)に用いるゴム状重合体(イ)としては、
例えばポリブタジエン、ポリイソプレン、ブチルゴム、
スチレン−ブタジエン共重合体(スチレン含量5〜60
重量%がこのましい)、スチレン−イソプレン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、エチレン
−α−オレフィン共重合体、エチレン−α−オレフィィ
ン−ポリエン共重合体、シリコンゴム、アクリルゴム、
ブタジエン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ス
チレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソ
プレンブロック共重合体などが挙げられ、またスチレン
−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレン
ブロック共重合体には、AB型、ABA型、テーパー
型、ラジアルテレブロック型の構造を有するものなどが
含まれる。さらに、水素化ブタジエン系重合体の場合
は、上記ブロック共重合体のほかに、スチレンブロック
とスチレン−ブタジエンランダム共重合体のブロック体
の水素化物、ポリブタジエン中の1,2−ビニル結合含
有量が20重量%以下のブロックと1,2−ビニル結合
含量が20重量%を超えるブロックからなる重合体の水
素化物などが含まれる。
【0006】好ましいゴム状重合体はジエン系ゴム状重
合体である。ジエン系ゴム状重合体としては、好ましく
は共役ジエンの含量が50重量%以上、さらに好ましく
は70重量%以上であり、1種以上の単量体を重合して
得られるジエン系ゴム状重合体が挙げられる。該ジエン
系ゴム状重合体を構成する共役ジエンとしては、ブタジ
エン、イソプレン、クロロプレンなどを使用することが
でき、これらの内ブタジエンが好ましい。
【0007】上記共役ジエンと共重合できる単量体とし
ては、芳香族ビニル、不飽和カルボン酸、メタクリル酸
アルキルエステル、アクリル酸アルキルエステル、シア
ン化ビニル、N−置換マレイミド、多官能性単量体など
が挙げられる。ジエン系ゴム状重合体中の共役ジエンの
共重合含量が50重量%以上であると、熱可塑性樹脂の
低温時における耐衝撃性が優れる点で好ましい。
【0008】該ゴム状重合体の重合に際しては、一般に
使用されている乳化剤、電解質、重合調節剤、重合開始
剤などを用いることができる。乳化剤としては、ロジン
酸のアルカリ金属塩、脂肪酸のアルカリ金属塩、脂肪族
アルコール硫酸エステルのアルカリ金属塩、アルキルア
リルスルホン酸のアルカリ金属塩、ジアルキルスルホコ
ハク酸エステルアルカリ金属塩、ポリオキシエチレン
アルキル(フェニル)エーテル硫酸のアルカリ金属塩、
ポリオキシエチレンアルキル(フェニル)エーテル燐酸
アルカリ金属塩などが挙げられ、電解質としては、硫
酸、燐酸、塩酸、炭酸の各アルカリ金属塩などが挙げら
れ、これらは1種または2種以上使用される。
【0009】また、重合調節剤としては、メルカプタン
類、テルペン類、ハロゲン化物などが必要に応じて添加
でき、重合開始剤としては、過硫酸塩、有機ハイドロパ
ーオキサイド類、あるいは有機ハイドロパーオキサイド
類と還元剤の組み合わせによるレドックス触媒などが好
適に使用できる。
【0010】また、該ゴム状重合体の重合方法として
は、単量体の一括添加重合、連続的添加重合、多段階重
合、例えば特定組成、特定量の単量体を連続的添加重合
する特定単量体の連続的添加重合、各段の組成を変えた
多段階重合などの一般に広く知られている乳化重合方法
を適用することができる。
【0011】ゴム状重合体は、例えばトルエン不溶成分
が異なる1種以上のゴム状重合体の混合や、ラテックス
平均粒子径が異なる1種以上のゴム状重合体の混合、あ
るいは単量体組成が異なる1種以上のゴム状重合体の混
合など複数のゴム状重合体の混合ラテックスであっても
よい。ゴム状重合体(イ)の使用量は20〜80重量部
[単量体成分(ロ)は20〜80重量部]であり、好ま
しくは30〜70重量部[単量体成分(ロ)は30〜7
0重量部]さらに好ましくは35〜65重量部[単量体
成分(ロ)は35〜65重量部である。
【0012】ゴム状重合体の使用量が20重量部未満
[単量体成分(ロ)は80重量部を超える]であると、
配合する単量体成分(ロ)の配合量を多く必要とし、結
果的に配合できる共重合体(B)の配合量が少なくなる
ため、塗膜密着性が低下し、80重量部を超える[単量
体成分(ロ)は20重量部未満]と成形加工性、熱安定
性が低下し好ましくない。特に、ゴム状重合体の使用量
が40〜60重量部であると、塗装外観、塗膜密着性の
バランスが一段と向上する。
【0013】次に本発明におけるグラフト共重合に使用
する単量体成分(ロ)について述べる。芳香族ビニル
合物(a−1)としては、スチレン、t−ブチルスチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ジビニ
ルベンゼン、1,1−ジフェニルスチレン、ブロモスチ
レン、ビニルピリジン、ビニルキシレン、フルオロスチ
レン、エチルスチレンなどが挙げられ、特にスチレン、
α−メチルスチレンが好ましい。シアン化ビニル化合物
(b−1)としては、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリルなどがあり、1種単独であるいは2種以上混合し
て用いられる。ここで使用される芳香族ビニル化合物
び/又はシアン化ビニル化合物と共重合可能な他のビニ
系化合物(c−1)としては、(メタ)アクリル酸エ
ステル、マレイミド系化合物、不飽和酸、酸無水物基含
有不飽和化合物、エポキシ基含有不飽和化合物、ヒドロ
キシル基含有不飽和化合物、アミノ基含有不飽和化合物
およびオキサゾリン基含有不飽和化合物などがあり、こ
れらは1種または2種以上で使用される。
【0014】(メタ)アクリル酸エステルとしては、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアク
リレート、ブチルアクリレート、アミノアクリレート、
ヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、2−エ
チルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、ドデシルアクリレート、オクタデシルアクリレー
ト、フェニルアクリレート、ベンジルアクリレートなど
のアクリル酸エステル:メチルメタクリレート、エチル
メタクリレート、プロピルメタクリレート、ブチルメタ
クリレート、アミノメタクリレート、ヘキシルメタクリ
レート、オクチルメタクリレート、2−エチルヘキシル
メタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ドデ
シルメタクリレート、オクタデシルメタクリレート、フ
ェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレートなどの
メタクリル酸エステルなどがあり、これらは1種または
2種以上で使用される。マレイミド化合物としては、
マレイミド、N−メチルマレイミド、N−ブチルマレイ
ミド、N−(p−メチルフェニル)マレイミド、N−フ
ェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドなど
が1種または2種以上で使用される。
【0015】不飽和酸としては、アクリル酸、メタクリ
ル酸、マレイン酸などがある。酸無水物基含有不飽和化
合物としては、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、無
水イタコン酸などがある。エポキシ基含有不飽和化合物
としては、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジ
ルエーテルなどがある。アミノ基含有不飽和化合物とし
ては、アクリルアミン、メタクリル酸アミノエチル、メ
タクリル酸アミノプロピル、アミノスチレン、アクリル
アミド、メタクリルアミドなどがある。ヒドロキシル基
含有不飽和化合物としては、ヒドロキシスチレン、3−
ヒドロキシ−1−プロペン、4−ヒドロキシ−1−ブテ
ン、シス−4−ヒドロキシ−2−ブテン、トランス−4
−ヒドロキシ−2−ブテン、3−ヒドロキシ−2−メチ
ル−1−プロペン、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレートなどがある。
オキサゾリン基含有不飽和化合物としては、ビニルオキ
サゾリンなどがある。
【0016】(A)成分に用いられる単量体成分(ロ)
中の芳香族ビニル化合物(a−1)の使用割合は75〜
30重量%、好ましくは70〜35重量%、さらに好ま
しくは67〜40重量%、特に好ましくは65〜45重
量%である。シアン化ビニル化合物(b−1)の使用割
合は25〜70重量%、好ましくは30〜65重量%、
さらに好ましくは33〜60重量%、特に好ましくは3
5〜55重量%である。共重合可能な他のビニル系化合
物(c−1)の使用割合は0〜30重量%、好ましくは
0〜25重量%、さらに好ましくは0〜20重量%、特
に好ましくは0〜15重量%である。(b−1)が25
重量%未満であると、または(a−1)が75重量%を
超えると塗装外観が低下する。一方、(b−1)が70
重量%を超えると、または(a−1)が30重量%未満
であると、グラフト成分中のシアン化ビニル化合物の3
連鎖以上のものの割合がシアン化ビニル化合物に由来す
る連鎖の11%を超え、熱安定性が低下するので好まし
くない。本発明の(A)成分は、ゴム状重合体(イ)の
存在下で単量体成分(ロ)を重合することで得られる。
重合は通常、懸濁重合、乳化重合、好ましくは乳化重合
により前記ゴム状重合体と同様な方法で行うことができ
る。重合開始剤、乳化剤、重合調節剤としては、前記ゴ
ム状重合体を製造するのに用いたものと同様に一般的な
ものが使用される。しかしこれらに限定されるものでは
ない。
【0017】また、単量体成分(ロ)の重合に用いられ
る連鎖移動剤としては、炭化水素系化合物であるテルピ
ノーレンに代表されるテルペノイド系化合物、α−メチ
ルスチレンダイマーなどに代表される芳香族化合物が好
ましく、特にテルペノイド系化合物が好ましい。メルカ
プタン系化合物を用いると、グラフト成分中のシアン化
ビニル化合物の3連鎖以上のものの割合が高くなり、好
ましくない。メルカプタン系連鎖移動剤を併用する場合
にも、全連鎖移動剤のうち炭化水素系連鎖移動剤を好ま
しくは30%以上、さらに好ましくは40%以上、特に
好ましくは50%以上用いることによりシアン化ビニル
化合物の3連鎖以上のものの割合を10%以下にし易く
なるため好ましい。
【0018】また(A)成分の重合時の単量体の添加方
法としては、一括添加、連続的添加、各段の組成を変え
た多段階添加などの一般に広く知られている方法をとる
ことができる。(A)成分は、凝固、洗浄などの回収工
程を経て乾燥後粉体とする。なお、本発明の(A)成分
中のゴム状重合体(イ)に結合していない単量体成分
(ロ)からなる共重合体(アセトニトリル可溶分)の
極限粘度[η]は、0.2 〜0.7cm 3 /g、好まし
くは0.28〜0.65cm 3 /g、さらに好ましくは
0.29〜0.6cm 3 /g、特に好ましくは0.3〜
0.5cm 3 /gである。この極限粘度が0.27cm 3
/g未満であると、剛性と耐衝撃性のバランスが得られ
ず、一方0.7cm 3 /gを超えると成形加工性が低下
し、またブツが発生するので好ましくない。極限粘度
[η]は、遊離の共重合体を単離し、ジメチルホルムアミ
ドに溶解し、30℃の温度条件下でウベローデ型粘度計
で測定した。
【0019】(A)成分のアセトニトリルに可溶なポリ
マー中のシアン化ビニル成分の含有量は、28〜45重
量%であり、好ましくは29〜43重量%、さらに好ま
しくは30〜42重量%、特に好ましくは32〜40重
量%である。
【0020】(A)成分のグラフト率は25〜150
%、好ましくは30〜120%、さらに好ましくは35
〜100%、特に好ましくは40〜80%である。グラ
フト率が25%未満であると、耐衝撃性が低くなる傾向
にあり、好ましくない。また150%を超えるとブツが
発生し好ましくない。こグラフト率は下記の方法で求
められる。まず本発明の(A)成分2gを室温のN,N
ジメチルホルムアミドに投入し、充分攪拌し、不溶解
の重量(w)を求める。一方、(A)成分2g中のゴ
ム状重合体(イ)の重量は、重合処方をもとに算出する
ことができる。この算出されたゴム状重合体(イ)の重
をRとし、次式よりグラフト率を求める。 グラフト率(%)=[(w−R)/R]×100(重量
なお、上記の(w−R)が本発明でいうグラフト成分で
ある。また、 グラフト率は、重合開始剤量、重合温度な
どによって制御することができる。
【0021】また、本発明の(A)成分のグラフト成分
のシアン化ビニル化合物連鎖の内、3連鎖以上のもの
の割合は、11%以下であり、好ましくは1〜10%
さらに好ましくは2〜9%である。グラフト鎖成分中
シアン化ビニル化合物の3連鎖以上のものの割合が11
%を超えると、熱安定性が悪化し、また押し出し、成形
時などにブツを発生し易く好ましくない。
【0022】次に本発明の共重合体(B)(以下
「(B)成分」ということがある)について説明する。
共重合体(B)に用いられる単量体である芳香族ビニル
化合物(a−2)、シアン化ビニル化合物(b−2)、
共重合可能な他のビニル系化合物(c−2)としては、
(A)成分で記述された(a−1)、(b−1)、(c
−1)と全く同じもを使用することができる。(B)成
分中の芳香族ビニル化合物(a−2)の使用割合は30
〜75重量%、好ましくは70〜35重量%、さらに好
ましくは67〜40重量%、特に好ましくは65〜45
重量%である。シアン化ビニル化合物(b−2)の使用
割合は25〜70重量%、好ましくは30〜65重量
%、さらに好ましくは33〜60重量%、特に好ましく
は35〜55重量%である。共重合可能な他のビニル系
化合物(c−2)は0〜30重量%、好ましくは0〜2
5重量%、さらに好ましくは0〜20重量%、特に好ま
しくは0〜15重量%である。(b−2)が25重量%
未満では又は(a−2)が75重量%を超えると、塗装
外観が悪くなり、一方(b−2)が70重量%を超える
と又は(a−2)が30重量%未満では、塗膜密着性が
低下し、熱安定性なども悪化し、着色し易くなる。
【0023】なお、(B)成分は、通常溶液重合、ある
いは乳化重合により製造される。ここで、溶液重合、乳
化重合での好ましい重合方法は、その反応系における単
量体組成比と単量体反応比に依存し、ある単量体組成
比の反応系より共重合反応を進行させると、単量体組成
比がアゼオトロープ組成である場合を除き、未反応単量
体の組成比とこれから生成する共重合体の組成は、共重
合反応の進行とともに変化していく。したがって、組成
が均一の共重合体(B)を製造するには、単量体反応性
比に適した単量体組成比で初期仕込を行って、共重合反
応を開始させ、以後、共重合反応の進行にともなって反
応消費速度の速い単量体である芳香族ビニル化合物を反
応系に追加供給することによって、共重合反応が終結す
るまで共重合反応系の単量体組成比をほぼ一定に維持す
ることが重要である。
【0024】溶液重合での媒体としては、トルエン、ア
セトニトリル、ジメチルホルムアミドなどが使用でき、
重合開始剤としては、パラメンタンハイドロパーオキサ
イド、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキ
サイドなどが挙げられ、もしくは熱重合することもで
、さらに連鎖移動剤としては、メルカプタン類、炭化
水素類などが使用され、重合温度は60〜150℃程度
である。前記共重合体(B)は、凝固、洗浄、脱溶など
の回収工程を経て、乾燥後粉体または粒体とする。共重
合体(B)の分子量は、その極限粘度[η]が、好ましく
は0.2〜0.9cm 3 /g、さらに好ましくは0.2
5〜0cm 3 /g特に好ましくは0.3〜0.7
cm 3 /gである。極限粘度が0.2cm 3 /g未満であ
ると、耐衝撃性が低下し0.9cm 3 /gを超えると
成形加工性が低下し好ましくない。極限粘度は、(B)
成分をメチルエチルケトンに溶解し、30℃の温度条件
下でウベローデ型粘度計で測定した。
【0025】(B)成分中のシアン化ビニル成分の含有
量は好ましくは20〜50重量%、より好ましくは23
〜45重量%、さらに好ましくは25〜43重量%、特
に好ましくは27〜40重量%である。また(B)成分
中のシアン化ビニル化合物連鎖の内、3連鎖以上のもの
の割合は、好ましくは15%以下であり、さらに好まし
くは1〜11%、特に好ましくは2〜10%である。
【0026】次に、(A)成分と(B)成分の熱可塑性
樹脂組成物における配合割合について説明する。(A)
成分の配合割合は10〜99重量部であり、好ましくは
15〜90重量部、さらに好ましくは20〜80重量
部、特に好ましくは25〜70重量部である。(B)
の配合割合は90〜1重量部であり、好ましくは85
〜10重量部、さらに好ましくは80〜20重量部、特
に好ましくは75〜30重量部である。(A)成分の配
合量が10重量部未満[(B)成分の配合量が90重量
部を超える]であると耐衝撃性が十分でなく、また塗膜
密着性も十分でない。また、(A)成分の配合量が99
重量部以下[(B)成分の配合量が1重量部以上]であ
と光沢、加工性の向上がみられ好適である。
【0027】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、他の公
知の重合体を配合することができる。配合できる重合体
としては、例えばエチレン−プロピレン共重合体、EP
DM、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレ
ン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体および水素
添加物、スチレン−ブタジエン−スチレンラジアルテレ
ブロック共重合体および水素添加物、ポリプロピレン、
ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリ塩化ビニ
ル、ポリカーボネート、PET、PBT、ポリアセター
ル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、エポキシ樹
脂、ポリフッ化ビニリデン、ポリスルホン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、ポリイソプレン、天然ゴム、塩素
化ブチルゴム、塩素化ポリエチレン、PPE樹脂、PP
S樹脂、ポリエーテルエーテルケトン、スチレン無水
マレイン酸共重合体、ポリアミドエラストマーなどが挙
げられる
【0028】これまで本発明の樹脂組成物には、必要に
応じて次のような添加剤も添加できる。酸化防止剤、例
えば2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、
2−(1−メチルシクロヘキシル)−4,6−ジメチル
フェノール、2,2′−メチレン−ビス−(4−エチル
−6−t−ブチルフェノール)、4,4′−チオビス−
(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、ジラウリ
ルチオジプロピオネート、トリス(ジ−ノニルフェニ
ル)ホスファイト;紫外線吸収剤、例えばp−t−ブチ
ルフェニルサリシレート、2,2′−ジヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン2−(2′−ヒドロキシ−
4′−n−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾール;
滑剤、例えばパラフィンワックス、ステアリン酸、硬化
油、ステアロアミド、メチレンビスステアロアミド、エ
チレンビスステアロアミド、n−ブチルステアレート、
ケトンワックス、オクチルアルコール、ラウリルアルコ
ール、ヒドロキシステアリン酸トリグリセリド;難燃
剤、例えば酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、ほう
酸亜鉛、トリクレジルホスフェート、トリス(ジクロロ
プロピル)ホスフェート、塩素化パフィン、テトラブ
ロモブタン、ヘキサブロモベンゼン、テトラブロモビス
フェノールA;帯電防止剤、例えばステアロアミドプロ
ピルジメチル−β−ヒドロキシエチルアンモニウムニト
レート;着色剤、例えば酸化チタン、カーボンブラッ
ク;充填剤、例えば炭酸カルシウム、クレー、シリカ、
ガラス繊維、ガラス球、カーボン繊維;顔料などを必要
に応じて添加することができる。
【0029】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、各種押出
機、バンバリーミキサー、ニーダー、ロールなどを用
い、各成分を混練りすることによって得られる。好まし
い製造方法は、二軸押出機を用いる方法である。また、
各成分を混練りするに際して、各成分を一括して混練り
してもよく、多段添加方式で混練りしてもよい。このよ
うにして得られる本発明の熱可塑性樹脂組成物は、射出
成形、シート押出、真空成形、異形成形、発泡成形、ブ
ロー成形などによって各種成形品に成形することができ
る。上記成形法によって得られる各種成形品は、その優
れた性質を利用して、自動車部品、家電製品などの各パ
ーツ、部品などに使用することができる。
【0030】
【実施例】本発明を下記の実施例で具体的に説明する
が、これらは本発明の範囲を限定するものではない。 参考例1 (A)成分(A−1)の製造 ポリブタジエンゴムラテックス(固形分換算) 50重量部 ロジン酸カリウム 1.3重量部 スチレン 5重量部 アクリロニトリル 5重量部 テルピノーレン 0.1重量部 脱イオン水 125重量部 以上の成分をフラスコに仕込み、窒素気流下で攪半しな
がら50℃に保ち、開始剤として、 ピロリン酸ナトリウム 0.4重量部 硫酸第一鉄 0.008重量部 デキストローズ 0.5重量部 を水溶液として、 クメンヒドロキシパーオキサイド 0.2重量部 をそのまま、フラスコ内に添加し、重合を開始し、下記
の単量体混合物を5時間かけて連続的に添加し、添加終
了後さらに70℃で1時間反応させ重合を終了させた。 スチレン 22重量部 アクリロニトリル 18重量部 テルピノーレン 0.1重量部 クメンヒドロキシパーオキサイド 0.23重量部 得られた(A−1)成分のラテックスの最終重合添加率
は94%であった。この(A−1)成分ラテックスを
硫酸で凝固させ、次いで水洗、乾燥して粉末重合体を得
た。この(A−1)成分の各物性を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】参考例2 (A)成分[(A−2)〜(A
−10)]の製造 単量体成分、重合温度、重合開始剤、分子量調節剤など
を変更した以外は、参考例1と同様にして(A−2)〜
(A−10)成分を得、参考例1と同様にしてその物性
を評価した。結果を表1に示す。
【0033】参考例3 共重合体(B−1)の製造 スチレン 68重量部 アクリロニトリル 32重量部 トルエン 60重量部 tert−ドデシルメルカプタン 0.3重量部 以上の成分をステンレス製反応器に仕込み、窒素雰囲気
下で攪半しつつ、140℃に昇温し、重合反応を開始さ
せた。その後、2時間かけて反応させて、重合を終了し
た。重合後の重合添加率は96%であった。得られた共
重合体溶液をストリッピング、粉砕、乾燥を行い、共重
合体を得た。
【0034】参考例4 共重合体[(B−2)〜(B−
4)]の製造 アクリロニトリル、スチレンの比率を変更した以外は、
参考例3と同様な操作を行い、表2に示す共重合体(B
−2)〜(B−4)を得た。
【0035】
【表2】
【0036】実施例1 参考例1で得た(A−1)35重量部、参考例3で得た
共重合体(B−1)65重量部を配合し、ヘンシェルミ
キサーで予備混合した。これを二軸押出機を用いて、溶
融混練りし、ペレット化した。ペレットを目視し、ブツ
の発生の有無を評価した。次にこのペレットを用いて、
射出成形機(名機製作所(株)MS−32)により試験
片を作製し、耐衝撃性および熱安定性を評価した。耐衝
撃性の評価サンプルは230℃で成形し、熱安定性の評
価サンプルは260℃で成形した。さらに射出成形機
(東芝機械(株)IS−125CN−II)を用いて、平
板の試験片を作製し、塗装性を評価した。評価結果を表
3に示す。
【0037】
【表3】
【0038】(1)塗装試験:平板試験片(160mm
×100mm×3mm)に、ウレタン系塗料(ソフレッ
クス:関西ペイント製)を膜厚が約75μm(乾燥後)
となるようにスプレー塗装、乾燥を行った後、塗装表面
の外観、塗膜の密着性を評価した。 (1−1)塗装表面の外観評価 塗装外観の評価は、塗膜が乾燥後、表面に生じる色むら
について目視による3段階評価をおこなった。 (1−2)塗膜の密着性 塗膜の密着性は塗膜が乾燥後、カッターにて1mm×1
mmのクロスカットを試験片に行い、これをウォタージ
ェットを用いて水洗し、試験片に残存する塗膜の面積を
計量して密着性を残存する面積の割合で評価した。 (2)耐衝撃性(アイゾッ衝撃強度):ASTM D
−256に準じて測定した。(ノッチ付き、厚さ1/4
インチ) (3)熱安定性:高温(260℃)で成形した評価サン
プルを用いて(2)と同様にして耐衝撃性を測定し、
(2)の結果と比較して評価した。 (4)シアン化ビニル化合物の連鎖割合13C−NMR測
定を実施し、シアン化ビニル化合物のCN結合の炭素の
化学シフトの強度の比率によりシアン化ビニル化合物の
連鎖の割合を測定した。
【0039】実施例2〜7・比較例1〜5参考例で得た
(A)成分と共重合体(B)だけを変更して、樹脂組成
物を調製し、実施例1で行ったのと同様な方法により物
性を測定した。測定結果を表3に示す。
【0040】表3から明らかなように、実施例1〜7
は、本発明の範囲内であり、耐衝撃性、熱安定性、塗装
性が良好である。これに対して、比較例に用いられた
(A)成分のA−8〜A−12は本発明の特許請求の範
囲を外れたものである。比較例1は(A)成分のシアン
化ビニル成分の含有が本発明よりも少ない場合であ
り、比較例2は逆に含有が本発明よりも多すぎる場合
である。いずれも良好な塗装性が得られておらず、比較
例2では、耐衝撃性、熱安定性も劣っている。比較例
3、5は(A)成分のA−10、A−12のシアン化ビ
ニル化合物の三連鎖以上のものの割合が多すぎるため、
良好な熱安定性が得られていない。比較例4は(A)成
分の[η]が本発明の範囲より低すぎるために良好な耐衝
撃性が得られていない。
【0041】
【発明の効果】本発明のゴム強化熱可塑性樹脂を含有す
る樹脂組成物は塗装性などの二次加工性および耐衝撃
性、熱安定性に優れ、車両、家電などの広範囲の用途に
有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩井 一樹 東京都中央区築地2丁目11番24号日本合 成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−320274(JP,A) 特開 平1−313549(JP,A) 特開 平2−132107(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 279/00 - 279/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム状重合体(イ)20〜80重量部の
    存在下に、芳香族ビニル化合物(a−1)30〜75重
    量%、シアン化ビニル化合物(b−1)25〜70重量
    %、これらと共重合可能な他のビニル系化合物(c−
    1)0〜30重量%[ただし、(a−1)+(b−1)
    +(c−1)=100重量%]からなる単量体成分
    (ロ)80〜20重量部[ただし、(イ)+(ロ)=1
    00重量部]を連鎖移動剤であるテルペノイド系化合物
    を用いて重合して得られ、アセトニトリル可溶成分の極
    限粘度[η](30℃、ジメチルホルムアミド中で測定)
    が0.27〜0.7cm/g、グラフト率が25〜1
    50%、アセトニトリルに可溶なポリマー中のシアン化
    ビニル成分の含有量が28〜45重量%であり、グラフ
    ト成分中のシアン化ビニル化合物連鎖の内、3連鎖以上
    のものの割合が、11%以下であることを特徴とするゴ
    ム強化熱可塑性樹脂。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のゴム強化熱可塑性樹脂
    (A)10〜99重量部と、芳香族ビニル化合物(a−
    2)30〜75重量%、シアン化ビニル化合物(b−
    2)25〜70重量%、これらと共重合可能な他のビニ
    ル系化合物(c−2)0〜30重量%[ただし、(a−
    2)+(b−2)+(c−2)=100重量%]の共重
    合体(B)90〜1重量部[ただし、(A)+(B)=
    100重量部]からなることを特徴とする熱可塑性樹脂
    組成物
  3. 【請求項3】 上記共重合体(B)中のシアン化ビニル
    成分の含有量は20〜50重量%である請求項2記載の
    熱可塑性樹脂組成物
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