JP3525501B2 - 車両用燃料冷却装置 - Google Patents
車両用燃料冷却装置Info
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- JP3525501B2 JP3525501B2 JP18004994A JP18004994A JP3525501B2 JP 3525501 B2 JP3525501 B2 JP 3525501B2 JP 18004994 A JP18004994 A JP 18004994A JP 18004994 A JP18004994 A JP 18004994A JP 3525501 B2 JP3525501 B2 JP 3525501B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室用熱交換器と燃料
冷却器とを直列に接続した車両用燃料冷却装置に関す
る。
冷却器とを直列に接続した車両用燃料冷却装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車室用の冷房装置のエバポレータから流
出した冷媒を燃料冷却器に導いて燃料を冷却する装置と
して、例えば実開平1−125856号公報、実開昭6
3−113760号公報に記載のものがある。前者の公
報の装置では、燃料の温度が高いほど燃料冷却器の熱交
換量が大きくなるように冷媒の流通量を増減している。
出した冷媒を燃料冷却器に導いて燃料を冷却する装置と
して、例えば実開平1−125856号公報、実開昭6
3−113760号公報に記載のものがある。前者の公
報の装置では、燃料の温度が高いほど燃料冷却器の熱交
換量が大きくなるように冷媒の流通量を増減している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】燃料温度に応じて冷媒
の流通量を増減すると、燃料温度が低いときに冷媒流量
が絞り込まれて車室の冷房性能が損われる。例えば、夏
季の乗車直後のクールダウン時は燃料温度が低いので十
分な冷房性能が得られないおそれがある。また、従来の
装置では、燃料温度が高いときにコンプレッサの吸入冷
媒温が上昇し、コンプレッサの吐出冷媒温も上昇してコ
ンプレッサの耐久性に悪影響がある。
の流通量を増減すると、燃料温度が低いときに冷媒流量
が絞り込まれて車室の冷房性能が損われる。例えば、夏
季の乗車直後のクールダウン時は燃料温度が低いので十
分な冷房性能が得られないおそれがある。また、従来の
装置では、燃料温度が高いときにコンプレッサの吸入冷
媒温が上昇し、コンプレッサの吐出冷媒温も上昇してコ
ンプレッサの耐久性に悪影響がある。
【0004】本発明の目的は、車室側の冷房性能を損う
ことなく燃料を適切に冷却できる車両用燃料冷却装置、
および冷媒の温度に応じて作動状態を適切に設定できる
車両用燃料冷却装置を提供することにある。
ことなく燃料を適切に冷却できる車両用燃料冷却装置、
および冷媒の温度に応じて作動状態を適切に設定できる
車両用燃料冷却装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて説明すると、請求項1の発明は、車室用熱交換
器5と燃料冷却器9とが直列に接続され、車室用熱交換
器5を経由して燃料冷却器9に導かれる冷媒と燃料冷却
器9に導かれる燃料との熱交換により燃料が冷却される
車両用燃料冷却装置に適用される。そして、燃料の温度
を検出する燃料温度検出手段15と、冷媒の温度を検出
する冷媒温度検出手段16と、燃料冷却器9内の熱交換
面積を増減させる熱交換面積可変手段11、12、13
と、燃料温度検出手段15が検出する燃料の温度に基づ
いて、熱交換面積可変手段11、12、13による熱交
換面積の増減を制御する熱交換面積制御手段14と、冷
媒温度検出手段16が検出する冷媒温度が所定値よりも
高くかつ燃料温度検出手段15が検出する燃料温度が所
定値よりも高いときに冷媒を圧縮するコンプレッサ1の
作動を停止させるコンプレッサ停止手段14とを具備し
て上述した目的を達成する。請求項2の発明は、請求項
1の車両用燃料冷却装置に適用され、冷媒温度検出手段
16が検出する冷媒の温度が所定値以下のとき、燃料の
温度が低ければ熱交換面積が小さく燃料の温度が高けれ
ば熱交換面積が大きくなるように熱交換面積制御手段1
4が熱交換面積可変手段11、12、13を制御する。
請求項3の発明は、請求項1の車両用燃料冷却装置に適
用され、冷媒温度検出手段16が検出する冷媒の温度が
所定値以下のとき、燃料の温度に拘りなく燃料冷却器9
の熱交換面積が最大となるように熱交換面積制御手段1
4が熱交換面積可変手段11、12、13を制御する。
請求項4の発明は、請求項1の発明に適用され、熱交換
面積可変手段11、12、13は、冷媒の供給または排
出のために燃料冷却器9に接続された固定案内路8に対
して距離を変えて燃料冷却器9に接続される少なくとも
2つの可変案内路11、12と、これら可変案内路1
1、12の開閉状態を切換える開閉機構13とを具備
し、熱交換面積制御手段14は、熱交換面積を増加させ
る必要があるときには固定案内路8と当該固定案内路8
に対して遠い側にある可変案内路12との間で冷媒が流
れるように、熱交換面積を減少させる必要があるときに
は固定案内路8と当該固定案内路8に対して近い側にあ
る可変案内路11との間で冷媒が流れるように開閉機構
13を制御する。
応付けて説明すると、請求項1の発明は、車室用熱交換
器5と燃料冷却器9とが直列に接続され、車室用熱交換
器5を経由して燃料冷却器9に導かれる冷媒と燃料冷却
器9に導かれる燃料との熱交換により燃料が冷却される
車両用燃料冷却装置に適用される。そして、燃料の温度
を検出する燃料温度検出手段15と、冷媒の温度を検出
する冷媒温度検出手段16と、燃料冷却器9内の熱交換
面積を増減させる熱交換面積可変手段11、12、13
と、燃料温度検出手段15が検出する燃料の温度に基づ
いて、熱交換面積可変手段11、12、13による熱交
換面積の増減を制御する熱交換面積制御手段14と、冷
媒温度検出手段16が検出する冷媒温度が所定値よりも
高くかつ燃料温度検出手段15が検出する燃料温度が所
定値よりも高いときに冷媒を圧縮するコンプレッサ1の
作動を停止させるコンプレッサ停止手段14とを具備し
て上述した目的を達成する。請求項2の発明は、請求項
1の車両用燃料冷却装置に適用され、冷媒温度検出手段
16が検出する冷媒の温度が所定値以下のとき、燃料の
温度が低ければ熱交換面積が小さく燃料の温度が高けれ
ば熱交換面積が大きくなるように熱交換面積制御手段1
4が熱交換面積可変手段11、12、13を制御する。
請求項3の発明は、請求項1の車両用燃料冷却装置に適
用され、冷媒温度検出手段16が検出する冷媒の温度が
所定値以下のとき、燃料の温度に拘りなく燃料冷却器9
の熱交換面積が最大となるように熱交換面積制御手段1
4が熱交換面積可変手段11、12、13を制御する。
請求項4の発明は、請求項1の発明に適用され、熱交換
面積可変手段11、12、13は、冷媒の供給または排
出のために燃料冷却器9に接続された固定案内路8に対
して距離を変えて燃料冷却器9に接続される少なくとも
2つの可変案内路11、12と、これら可変案内路1
1、12の開閉状態を切換える開閉機構13とを具備
し、熱交換面積制御手段14は、熱交換面積を増加させ
る必要があるときには固定案内路8と当該固定案内路8
に対して遠い側にある可変案内路12との間で冷媒が流
れるように、熱交換面積を減少させる必要があるときに
は固定案内路8と当該固定案内路8に対して近い側にあ
る可変案内路11との間で冷媒が流れるように開閉機構
13を制御する。
【0006】
【作用】請求項1の発明では、燃料の温度に応じて燃料
冷却器9の熱交換面積が増減されて燃料冷却9内での冷
媒と燃料の熱交換量が調整される。燃料冷却器9へ導く
冷媒の流量を増減させて熱交換量を調整する必要がない
ので、車室側の冷房性能は何等損われない。また、冷媒
の温度および燃料の温度がそれぞれの所定値よりも上昇
するとコンプレッサ1が停止して保護される。コンプレ
ッサ1の停止によりエンジンの負荷が低下してその発熱
量が減少し、エンジンから燃料への熱伝達量も減少す
る。請求項2の発明では、冷媒の温度が所定値以下のと
き、燃料温度に応じて燃料冷却器9の熱交換面積が増減
される。請求項3の発明では、冷媒の温度が所定値以下
のとき、燃料冷却器9の熱交換量が最大に設定される。
請求項4の発明では、可変案内路11、12の開閉の選
択により、燃料冷却器9内での冷媒の流路長が変化して
熱交換面積が変化する。
冷却器9の熱交換面積が増減されて燃料冷却9内での冷
媒と燃料の熱交換量が調整される。燃料冷却器9へ導く
冷媒の流量を増減させて熱交換量を調整する必要がない
ので、車室側の冷房性能は何等損われない。また、冷媒
の温度および燃料の温度がそれぞれの所定値よりも上昇
するとコンプレッサ1が停止して保護される。コンプレ
ッサ1の停止によりエンジンの負荷が低下してその発熱
量が減少し、エンジンから燃料への熱伝達量も減少す
る。請求項2の発明では、冷媒の温度が所定値以下のと
き、燃料温度に応じて燃料冷却器9の熱交換面積が増減
される。請求項3の発明では、冷媒の温度が所定値以下
のとき、燃料冷却器9の熱交換量が最大に設定される。
請求項4の発明では、可変案内路11、12の開閉の選
択により、燃料冷却器9内での冷媒の流路長が変化して
熱交換面積が変化する。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
−第1実施例−
図1および図2を参照して本発明の第1実施例を説明す
る。図1は実施例に係る燃料冷却装置の概略構成を示
し、1はエンジンEに駆動されて冷媒を圧縮するコンプ
レッサ、2はコンプレッサ1から吐出された冷媒を外気
で冷却するコンデンサ、3はコンデンサ2からの冷媒を
気液分離するリキッドタンク、4はリキッドタンク3か
らの冷媒を減圧膨張させる膨張弁、5は膨張弁4から流
出する低温低圧の冷媒と空調ダクト6に取り込まれた空
気との間で熱交換を行う「車室用熱交換器」としてのエ
バポレータである。なお、空調ダクト6に取り込まれた
空気は車室に設けられた不図示の吹出口から車室内へ送
り出される。7は空調ダクト6内へ送風するブロアファ
ンである。冷媒の流れ方向は図中に矢印で示す通りであ
る。
る。図1は実施例に係る燃料冷却装置の概略構成を示
し、1はエンジンEに駆動されて冷媒を圧縮するコンプ
レッサ、2はコンプレッサ1から吐出された冷媒を外気
で冷却するコンデンサ、3はコンデンサ2からの冷媒を
気液分離するリキッドタンク、4はリキッドタンク3か
らの冷媒を減圧膨張させる膨張弁、5は膨張弁4から流
出する低温低圧の冷媒と空調ダクト6に取り込まれた空
気との間で熱交換を行う「車室用熱交換器」としてのエ
バポレータである。なお、空調ダクト6に取り込まれた
空気は車室に設けられた不図示の吹出口から車室内へ送
り出される。7は空調ダクト6内へ送風するブロアファ
ンである。冷媒の流れ方向は図中に矢印で示す通りであ
る。
【0009】エバポレータ5から流出した冷媒は、冷媒
供給路8を介して燃料冷却器9の一端部へと導かれる。
燃料冷却器9の軸心には燃料流通管9aが挿通されてい
る。不図示の燃料噴射装置から燃料タンクへと戻るリタ
ーン燃料が燃料流通管9aの内部を図に矢印で示す向き
で通過する。燃料流通管9aの周囲には、冷媒供給路8
から流入した冷媒を図に矢印で示すように燃料流出管9
aの回りに螺旋状に旋回させつつ燃料冷却器9の他端側
へと導く冷媒流路9bが設けられている。そして、燃料
冷却器9の中央部および他端には、冷媒流路9bの冷媒
を燃料冷却器9から流出させる冷媒排出路11、12が
接続されている。
供給路8を介して燃料冷却器9の一端部へと導かれる。
燃料冷却器9の軸心には燃料流通管9aが挿通されてい
る。不図示の燃料噴射装置から燃料タンクへと戻るリタ
ーン燃料が燃料流通管9aの内部を図に矢印で示す向き
で通過する。燃料流通管9aの周囲には、冷媒供給路8
から流入した冷媒を図に矢印で示すように燃料流出管9
aの回りに螺旋状に旋回させつつ燃料冷却器9の他端側
へと導く冷媒流路9bが設けられている。そして、燃料
冷却器9の中央部および他端には、冷媒流路9bの冷媒
を燃料冷却器9から流出させる冷媒排出路11、12が
接続されている。
【0010】冷媒排出路11、12は開閉機構13によ
り開閉される。開閉機構13は、冷媒排出路11、12
と燃料冷却器9との接続部分に配置された開閉弁13
0、131と、開閉弁130、131の一方が開位置の
とき他方が閉位置となるように開閉弁130、131を
互いの向きが90゜ずれた状態で連結するリンク132
と、リンク132をその軸線回りに回転駆動する負圧ア
クチュエータ133と、負圧アクチュエータ133とエ
ンジンEのインテークマニホールドIMとを結ぶ負圧導
入路134と、負圧導入路134を開閉する電磁弁13
5とを備える。
り開閉される。開閉機構13は、冷媒排出路11、12
と燃料冷却器9との接続部分に配置された開閉弁13
0、131と、開閉弁130、131の一方が開位置の
とき他方が閉位置となるように開閉弁130、131を
互いの向きが90゜ずれた状態で連結するリンク132
と、リンク132をその軸線回りに回転駆動する負圧ア
クチュエータ133と、負圧アクチュエータ133とエ
ンジンEのインテークマニホールドIMとを結ぶ負圧導
入路134と、負圧導入路134を開閉する電磁弁13
5とを備える。
【0011】電磁弁135が閉位置にあるときはインテ
ークマニホールドIMの負圧が負圧アクチュエータ13
3に導かれず、ピストンロッド133aがばね133b
に弾発されて図示のように突出する。このとき開閉弁1
30は冷媒排出路11を閉じる位置に、開閉弁131は
冷媒排出路12を開く位置にある。一方、電磁弁135
が開位置に切換わるとインテークマニホールドIMの負
圧が作動室133cに導かれ、ばね133bに抗してピ
ストンロッド133aが収縮する。これにより、リンク
132が図の矢印A方向に回転して開閉弁130が冷媒
排出路11を開く位置に、開閉弁131が冷媒排出路1
2を閉じる位置に切換わる。燃料冷却器9から冷媒排出
路11、12に導かれた冷媒は、コンプレッサ1の吸込
側へと戻される。なお、本実施例では開閉弁130、1
31および電磁弁135の切換え状態を下表にしたがっ
て状態A、状態Bと表現する。
ークマニホールドIMの負圧が負圧アクチュエータ13
3に導かれず、ピストンロッド133aがばね133b
に弾発されて図示のように突出する。このとき開閉弁1
30は冷媒排出路11を閉じる位置に、開閉弁131は
冷媒排出路12を開く位置にある。一方、電磁弁135
が開位置に切換わるとインテークマニホールドIMの負
圧が作動室133cに導かれ、ばね133bに抗してピ
ストンロッド133aが収縮する。これにより、リンク
132が図の矢印A方向に回転して開閉弁130が冷媒
排出路11を開く位置に、開閉弁131が冷媒排出路1
2を閉じる位置に切換わる。燃料冷却器9から冷媒排出
路11、12に導かれた冷媒は、コンプレッサ1の吸込
側へと戻される。なお、本実施例では開閉弁130、1
31および電磁弁135の切換え状態を下表にしたがっ
て状態A、状態Bと表現する。
【表1】
【0012】上述した電磁弁135の開閉と、コンプレ
ッサ1の起動および停止は、制御回路14により切換え
制御される。なお、コンプレッサ1の起動、停止は、例
えばコンプレッサ1に設けられたマグネットクラッチの
励磁、消磁により行う。制御回路14には、上記の制御
を行うための情報として、燃料冷却器9から流出した直
後の燃料温度TFを検出する「燃料温度検出手段」とし
ての燃料温度センサ15の出力信号と、コンプレッサ1
から吐出された直後の冷媒温度Tdを検出する冷媒温度
センサ16の出力信号とが入力されている。
ッサ1の起動および停止は、制御回路14により切換え
制御される。なお、コンプレッサ1の起動、停止は、例
えばコンプレッサ1に設けられたマグネットクラッチの
励磁、消磁により行う。制御回路14には、上記の制御
を行うための情報として、燃料冷却器9から流出した直
後の燃料温度TFを検出する「燃料温度検出手段」とし
ての燃料温度センサ15の出力信号と、コンプレッサ1
から吐出された直後の冷媒温度Tdを検出する冷媒温度
センサ16の出力信号とが入力されている。
【0013】図2は、制御回路14で実行される各種の
処理のうち、電磁弁135の開閉とコンプレッサ1の起
動、停止に係る割込み処理ルーチンを示すものである。
この処理では、まずステップS1にて燃料温度TFが所
定値TF0よりも高いか否か判断する。所定値TF0以下の
ときはステップS2へ進み、状態Aを選択するとともに
コンプレッサ1を起動する。ステップS1で燃料温度T
Fが所定値TF0よりも高いときはステップS3へ進み、
冷媒温度Tdが所定値Td0よりも高いか否か判断する。
所定値Td0以下のときはステップS4へ進み、状態Bを
選択するとともにコンプレッサ1を起動する。ステップ
S3で冷媒温度Tdが所定値Td0よりも高いときはステ
ップS5へ進み、コンプレッサ1を停止させる。続くス
テップS6では冷媒温度Tdが所定値Td0未満か否か判
断し、所定値Td0未満であればステップS2へ進み、そ
うでなければステップS5へ戻る。ステップS2、ステ
ップS4の終了後はステップS1へ戻る。
処理のうち、電磁弁135の開閉とコンプレッサ1の起
動、停止に係る割込み処理ルーチンを示すものである。
この処理では、まずステップS1にて燃料温度TFが所
定値TF0よりも高いか否か判断する。所定値TF0以下の
ときはステップS2へ進み、状態Aを選択するとともに
コンプレッサ1を起動する。ステップS1で燃料温度T
Fが所定値TF0よりも高いときはステップS3へ進み、
冷媒温度Tdが所定値Td0よりも高いか否か判断する。
所定値Td0以下のときはステップS4へ進み、状態Bを
選択するとともにコンプレッサ1を起動する。ステップ
S3で冷媒温度Tdが所定値Td0よりも高いときはステ
ップS5へ進み、コンプレッサ1を停止させる。続くス
テップS6では冷媒温度Tdが所定値Td0未満か否か判
断し、所定値Td0未満であればステップS2へ進み、そ
うでなければステップS5へ戻る。ステップS2、ステ
ップS4の終了後はステップS1へ戻る。
【0014】以上の処理では、燃料温度TFが所定値T
F0以下の低温域にあるときはステップS2により状態A
が選択される。状態Aでは開閉弁130が開いて燃料冷
却器9内の冷媒が冷媒排出路11からコンプレッサ1に
戻される。このため、燃料冷却器9内の熱交換面積が小
さくなり、不必要な燃料の冷却が防がれる。一方、燃料
温度TFが所定値TF0を越える高温域にあるときは、冷
媒温度Tdが所定値Td0以下である限りステップS4に
より状態Bが選択される。状態Bでは開閉弁130が閉
じ、開閉弁131が開いて燃料冷却器9内の冷媒が冷媒
排出路12からコンプレッサ1に戻される。このため、
燃料冷却器9内の熱交換面積が大きくなり、燃料温度T
Fの上昇に見合った燃料冷却性能が確保される。燃料温
度TFの上昇に伴って冷媒温度Tdが過度に上昇するとス
テップS5によりコンプレッサ1が停止されて保護され
る。コンプレッサ1が停止するとエンジンEの負荷が低
下してその発熱量が減少し、エンジンEから燃料への熱
伝達量も減少して燃料温度が低下する。コンプレッサ1
の停止により冷媒温度Tdが所定値Td0未満に低下する
と、ステップS2により熱交換面積が小さい状態Aにて
燃料冷却が再開される。
F0以下の低温域にあるときはステップS2により状態A
が選択される。状態Aでは開閉弁130が開いて燃料冷
却器9内の冷媒が冷媒排出路11からコンプレッサ1に
戻される。このため、燃料冷却器9内の熱交換面積が小
さくなり、不必要な燃料の冷却が防がれる。一方、燃料
温度TFが所定値TF0を越える高温域にあるときは、冷
媒温度Tdが所定値Td0以下である限りステップS4に
より状態Bが選択される。状態Bでは開閉弁130が閉
じ、開閉弁131が開いて燃料冷却器9内の冷媒が冷媒
排出路12からコンプレッサ1に戻される。このため、
燃料冷却器9内の熱交換面積が大きくなり、燃料温度T
Fの上昇に見合った燃料冷却性能が確保される。燃料温
度TFの上昇に伴って冷媒温度Tdが過度に上昇するとス
テップS5によりコンプレッサ1が停止されて保護され
る。コンプレッサ1が停止するとエンジンEの負荷が低
下してその発熱量が減少し、エンジンEから燃料への熱
伝達量も減少して燃料温度が低下する。コンプレッサ1
の停止により冷媒温度Tdが所定値Td0未満に低下する
と、ステップS2により熱交換面積が小さい状態Aにて
燃料冷却が再開される。
【0015】−第2実施例−
図3により本発明の第2実施例を説明する。本実施例は
上述した図2に示す制御手順を変更したものであり、装
置各部の構成は図1のものと共通する。したがって装置
の構成は図1を参照するものとし、それらについての説
明は省略する。図3は制御回路14にて実行される電磁
弁135の開閉およびコンプレッサ1の起動、停止に係
る割込み処理ルーチンを示すものである。この処理で
は、まずステップS11で冷媒温度Tdが所定値Td0未
満か否か判断する。所定値Td0未満のときはステップS
12へ進み、状態Bを選択するとともにコンプレッサ1
を起動する。ステップS11で冷媒温度Tdが所定値Td
0以上のときはステップS13へ進み、燃料温度TFが所
定値TF0よりも高いか否か判断する。所定値TF0以下の
ときはステップS14へ進み、状態Aを選択するととも
にコンプレッサ1を起動する。ステップS13で燃料温
度TFが所定値TF0よりも高いときはステップS15へ
進み、状態Bを選択するとともにコンプレッサ1を停止
させる。ステップS12、ステップS14、ステップS
15の終了後はステップS11へ戻る。なお、所定値T
d0、TF0は第1実施例のものと同一とは限らない。
上述した図2に示す制御手順を変更したものであり、装
置各部の構成は図1のものと共通する。したがって装置
の構成は図1を参照するものとし、それらについての説
明は省略する。図3は制御回路14にて実行される電磁
弁135の開閉およびコンプレッサ1の起動、停止に係
る割込み処理ルーチンを示すものである。この処理で
は、まずステップS11で冷媒温度Tdが所定値Td0未
満か否か判断する。所定値Td0未満のときはステップS
12へ進み、状態Bを選択するとともにコンプレッサ1
を起動する。ステップS11で冷媒温度Tdが所定値Td
0以上のときはステップS13へ進み、燃料温度TFが所
定値TF0よりも高いか否か判断する。所定値TF0以下の
ときはステップS14へ進み、状態Aを選択するととも
にコンプレッサ1を起動する。ステップS13で燃料温
度TFが所定値TF0よりも高いときはステップS15へ
進み、状態Bを選択するとともにコンプレッサ1を停止
させる。ステップS12、ステップS14、ステップS
15の終了後はステップS11へ戻る。なお、所定値T
d0、TF0は第1実施例のものと同一とは限らない。
【0016】冷媒温度Tdが所定値Td0よりも低いとき
は車室の冷房性能に余裕があるため、ステップS12で
状態Bが選択されて燃料冷却器9内の熱交換面積が最大
に設定されることにより、冷房性能の余裕が燃料冷却に
振り分けられて燃料の冷却効率が高まる。冷媒温度Td
および燃料温度TFがそれぞれの所定値Td0、TF0を越
えて上昇するとステップS15でコンプレッサ1が停止
されて保護されるとともに燃料温度TFも上述した理由
により低下する。冷媒温度Tdが所定値Td0以上であっ
ても燃料温度TFが低いときは、ステップS14により
熱交換面積が小さい状態Aが選択され、少ない負荷で燃
料冷却が継続される。
は車室の冷房性能に余裕があるため、ステップS12で
状態Bが選択されて燃料冷却器9内の熱交換面積が最大
に設定されることにより、冷房性能の余裕が燃料冷却に
振り分けられて燃料の冷却効率が高まる。冷媒温度Td
および燃料温度TFがそれぞれの所定値Td0、TF0を越
えて上昇するとステップS15でコンプレッサ1が停止
されて保護されるとともに燃料温度TFも上述した理由
により低下する。冷媒温度Tdが所定値Td0以上であっ
ても燃料温度TFが低いときは、ステップS14により
熱交換面積が小さい状態Aが選択され、少ない負荷で燃
料冷却が継続される。
【0017】以上の実施例では、エバポレータ5が車室
用熱交換器を、燃料温度センサ15が燃料温度検出手段
を、冷媒排出路11、12および開閉機構13が熱交換
面積可変手段を、制御回路14が熱交換面積制御手段お
よびコンプレッサ停止手段を、冷媒供給路8が固定案内
路を、冷媒排出路11、12が可変案内路をそれぞれ構
成する。なお、冷媒供給路8を複数設け、開閉機構13
と同様の機構により選択的に開閉させて熱交換面積を増
減してもよい。
用熱交換器を、燃料温度センサ15が燃料温度検出手段
を、冷媒排出路11、12および開閉機構13が熱交換
面積可変手段を、制御回路14が熱交換面積制御手段お
よびコンプレッサ停止手段を、冷媒供給路8が固定案内
路を、冷媒排出路11、12が可変案内路をそれぞれ構
成する。なお、冷媒供給路8を複数設け、開閉機構13
と同様の機構により選択的に開閉させて熱交換面積を増
減してもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明では、燃料の温度に応じ
て燃料冷却器の熱交換面積が増減されて冷媒と燃料との
熱交換量が調整されるので、燃料温度に応じて冷媒の流
量を調整する必要がない。したがって、車室側の冷房性
能を損うことなく燃料を適切に冷却できる。車室で要求
される冷房能力に応じて冷媒流量を決定できるので、車
室の快適性を優先して装置を運転できる。また、燃料温
度の上昇に伴う冷媒温度の過度な上昇がコンプレッサに
与える悪影響を未然に回避してコンプレッサを保護でき
る。コンプレッサの停止によりエンジンから燃料への熱
の伝達量を減少させて燃料温度を低下させることもでき
る。請求項2の発明では、冷媒の温度が所定値以下のと
き燃料を適切な温度以下に冷却しつつ不必要な燃料冷却
を防止できる。請求項3の発明では、冷媒の温度が所定
値以下のとき、冷房性能の余裕を燃料の冷却に振り分け
て燃料冷却効率を高めることができる。請求項4の発明
では、冷媒を供給または排出するための複数の可変案内
路を燃料冷却器に接続し、それらの開閉状態を切換える
機構を付加するだけの簡単な構造で燃料冷却器の熱交換
面積を変化させることができる。
て燃料冷却器の熱交換面積が増減されて冷媒と燃料との
熱交換量が調整されるので、燃料温度に応じて冷媒の流
量を調整する必要がない。したがって、車室側の冷房性
能を損うことなく燃料を適切に冷却できる。車室で要求
される冷房能力に応じて冷媒流量を決定できるので、車
室の快適性を優先して装置を運転できる。また、燃料温
度の上昇に伴う冷媒温度の過度な上昇がコンプレッサに
与える悪影響を未然に回避してコンプレッサを保護でき
る。コンプレッサの停止によりエンジンから燃料への熱
の伝達量を減少させて燃料温度を低下させることもでき
る。請求項2の発明では、冷媒の温度が所定値以下のと
き燃料を適切な温度以下に冷却しつつ不必要な燃料冷却
を防止できる。請求項3の発明では、冷媒の温度が所定
値以下のとき、冷房性能の余裕を燃料の冷却に振り分け
て燃料冷却効率を高めることができる。請求項4の発明
では、冷媒を供給または排出するための複数の可変案内
路を燃料冷却器に接続し、それらの開閉状態を切換える
機構を付加するだけの簡単な構造で燃料冷却器の熱交換
面積を変化させることができる。
【図1】本発明の実施例に係る燃料冷却装置の概略構成
を示す図。
を示す図。
【図2】第1実施例における燃料冷却器の熱交換面積お
よびコンプレッサの起動、停止の制御手順を示すフロー
チャート。
よびコンプレッサの起動、停止の制御手順を示すフロー
チャート。
【図3】第2実施例における燃料冷却器の熱交換面積お
よびコンプレッサの起動、停止の制御手順を示すフロー
チャート。
よびコンプレッサの起動、停止の制御手順を示すフロー
チャート。
1 コンプレッサ
5 エバポレータ(車室用熱交換器)
6 空調ダクト
8 冷媒供給路
9 燃料冷却器
9a 燃料流通管
9b 冷媒流路
11,12 冷媒排出路(熱交換面積可変手段)
13 開閉機構(熱交換面積可変手段)
14 制御回路(熱交換面積制御手段)(コンプレッサ
停止手段) 15 燃料温度センサ 16 冷媒温度センサ(冷媒温度検出手段) 130,131 開閉弁 132 リンク 133 負圧アクチュエータ 135 電磁弁
停止手段) 15 燃料温度センサ 16 冷媒温度センサ(冷媒温度検出手段) 130,131 開閉弁 132 リンク 133 負圧アクチュエータ 135 電磁弁
Claims (4)
- 【請求項1】 車室用熱交換器と燃料冷却器とが直列に
接続され、前記車室用熱交換器を経由して前記燃料冷却
器に導かれる冷媒と前記燃料冷却器に導かれる燃料との
熱交換により燃料が冷却される車両用燃料冷却装置にお
いて、 前記燃料の温度を検出する燃料温度検出手段と、前記冷媒の温度を検出する冷媒温度検出手段と、 前記燃料冷却器内の熱交換面積を増減させる熱交換面積
可変手段と、 前記燃料温度検出手段が検出する燃料の温度に基づい
て、前記熱交換面積可変手段による前記熱交換面積の増
減を制御する熱交換面積制御手段と、前記冷媒温度検出手段が検出する冷媒の温度が所定値よ
りも高くかつ前記燃料温度検出手段が検出する燃料の温
度が所定値よりも高いときに、前記冷媒を圧縮するコン
プレッサの作動を停止させるコンプレッサ停止手段と、 を具備することを特徴とする車両用燃料冷却装置。 - 【請求項2】 前記冷媒温度検出手段が検出する冷媒の
温度が前記所定値以下のとき、前記熱交換面積制御手段
は、前記燃料の温度が低ければ前記熱交換面積が小さ
く、前記燃料の温度が高ければ前記熱交換面積が大きく
なるように前記熱交換面積可変手段を制御することを特
徴とする請求項1記載の車両用燃料冷却装置。 - 【請求項3】 前記冷媒温度検出手段が検出する冷媒の
温度が前記所定値以下のとき、前記熱交換面積制御手段
は、前記燃料の温度に拘りなく前記燃料冷却器の熱交換
面積が最大となるように前記熱交換面積可変手段を制御
することを特徴とする請求項1記載の車両用燃料冷却装
置。 - 【請求項4】 前記熱交換面積可変手段は、冷媒の供給
または排出のために前記燃料冷却器に接続された固定案
内路に対して距離を変えて前記燃料冷却器に接続される
少なくとも2つの可変案内路と、これら可変案内路の開
閉状態を切換える開閉機構とを具備し、 前記熱交換面積制御手段は、前記熱交換面積を増加させ
る必要があるときには前記固定案内路と当該固定案内路
に対して遠い側にある可変案内路との間で冷媒が流れる
ように、前記熱交換面積を減少させる必要があるときに
は前記固定案内路と当該固定案内路に対して近い側にあ
る可変案内路との間で冷媒が流れるように前記開閉機構
を制御することを特徴とする請求項1記載の車両用燃料
冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18004994A JP3525501B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 車両用燃料冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18004994A JP3525501B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 車両用燃料冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0842411A JPH0842411A (ja) | 1996-02-13 |
| JP3525501B2 true JP3525501B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=16076599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18004994A Expired - Fee Related JP3525501B2 (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 車両用燃料冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3525501B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108678876A (zh) * | 2018-04-19 | 2018-10-19 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 燃油温度控制系统及燃油温度控制方法 |
-
1994
- 1994-08-01 JP JP18004994A patent/JP3525501B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0842411A (ja) | 1996-02-13 |
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|---|---|---|---|
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| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
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