JP3525284B2 - 像保持体の再生装置 - Google Patents

像保持体の再生装置

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JP3525284B2
JP3525284B2 JP21806497A JP21806497A JP3525284B2 JP 3525284 B2 JP3525284 B2 JP 3525284B2 JP 21806497 A JP21806497 A JP 21806497A JP 21806497 A JP21806497 A JP 21806497A JP 3525284 B2 JP3525284 B2 JP 3525284B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター、印刷機等の画像形成装置によって、
像形成物質からなる画像が形成された像保持体を、画像
形成に再利用可能な状態に再生する像保持体の再生装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、像形成物質の付着により画像
が形成された像保持体を再利用可能な状態に再生する像
保持体の再生装置が知られている。
【0003】先に、本出願人は、特願平9−11612
9号において、「非液体吸収性の基体上に液体吸収性の
膨潤層が設けられた像保持体から、該像保持体に形成さ
れた画像を構成する像形成物質を除去し、該像保持体を
画像形成可能な像保持体として再生する像保持体の再生
装置において、上記画像が形成された像保持体の画像形
成面に、上記膨潤層が吸収しきれない量の液体を付与す
る液体付与手段と、上記液体を付与した像保持体の画像
形成面と該液体の蒸気が通過しない材料からなる剥離部
材とを重ね合わせた状態で、該像保持体の加熱及び該像
保持体と該剥離部材との加圧を行う加圧加熱手段と、上
記加圧で互いに接触している像保持体と剥離部材とを分
離する分離手段とを設けたことを特徴とする像保持体の
再生装置」を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平9−116
129号の像保持体の再生装置においては、付与した液
の自然蒸発・液流れ、及び、加圧加熱手段の加熱による
強制蒸発を考慮して必要量以上の液、具体的には像保持
体の膨潤層が吸収しきれない量の液体を付与する。とこ
ろが、上記加圧加熱手段による加圧及び加熱が、発熱体
を内蔵し、表面が無端移動可能な加熱部材と、剥離部材
とに上記像保持体を挟持させた状態で行われる場合、以
下のような不具合が発生する。
【0005】図8は、この不具合の発生について説明す
るための説明図である。図8(a)は、上記加熱部材と
しての加熱ドラム21と、剥離部材28とを有する加圧
加熱手段をシート状の像保持体1が通過する様子を説明
するための図、図8(b)は、後続の像保持体が上記加
圧加熱手段に進入する様子を説明するための図、図8
(c)は、該加圧加熱手段から排出された、該後続の像
保持体の説明図である。まず、図8(a)において、図
示しない液体付与部で液体が付与された像保持体1が上
記加圧加熱手段の上記剥離部材28と加熱ドラム21と
の対向部の入口部(以下、剥離入口部という)を通過す
ると、該像保持体1上の余剰液が濾され、その剥離入口
部で液溜まり101が形成される。なお、図中符号A
は、該像保持体1の後端を示す。
【0006】そして、連続通紙時には、図8(b)に示
すように、上記像保持体1の後端Aから所定の間隔を置
いて、後続の像保持体1’が加圧加熱手段に進入する。
該後続の像保持体1’は、上記液溜まり部を通過してか
ら上記加圧加熱手段の加熱ドラム21と剥離部材28と
に挟持されることとなる。このとき、この再生装置の液
体付与手段が、像保持体の一方の面のみに液を付与する
ものであり、他方の面には液を付与しないように構成さ
れている場合には、上記液溜まり部を上記後続の像保持
体1’が通過するときに該像保持体1’の、該液が付与
されていない面にも液が付着することとなる。この液付
着は、上記液体付与手段による液付与とは異なり、像保
持体に均一に付着するわけではない。このため、図8
(c)に示すように、像保持体1’の、上記液体が付与
されていない方の面に、加熱ドラム21の熱の作用によ
って生じる該液の沸騰現象による気泡跡や液の蒸発跡
(液の痕跡)102が、斑状に発生してしまうという問
題点があった。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、像保持体の、液体が
付与されない方の面における、液の気泡跡や液の蒸発跡
の発生を防止できる像保持体の再生装置を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、非液体吸収性の基体上に液体吸
収性の膨潤層が設けられた像保持体の一方の像形成面
に、上記膨潤層が吸収しきれない量の液体を付与する液
体付与手段と、上記像保持体の液体を付与した像形成面
と該液体の蒸気が通過しない材料からなる剥離部材とを
重ね合わせた状態で、該像保持体の加熱及び該像保持体
と該剥離部材との加圧を行う加圧加熱手段と、上記加圧
で互いに接触している像保持体と剥離部材とを分離する
分離手段とを備え、該像保持体に形成された画像を構成
する像形成物質を除去し、該像保持体を画像形成可能な
像保持体として再生する像保持体の再生装置であって、
上記加圧加熱手段による加圧及び加熱が、表面が無端移
動する、発熱体内蔵の加熱部材と、上記剥離部材とに上
記像保持体を挟持させた状態で行うものであり、かつ、
上記加熱部材の上記表面の少なくとも一部を液体吸収部
材で形成したことを特徴とするものである。また、請求
項2の発明は、請求項1の像保持体の再生装置におい
て、上記加熱部材の液体吸収部材表面を、該表面が上記
剥離部材と対向するときに該表面と上記剥離部材との間
に間隙が生じるように形成したことを特徴とするもので
ある。また、請求項3の発明は、請求項1の像保持体の
再生装置において、上記液体吸収部材が弾性特性を有す
る部材であることを特徴とするものである。また、請求
項4の発明は、請求項1、2、又は、3の像保持体の再
生装置において、上記液体吸収部材を上記加熱部材に着
脱可能に設けたことを特徴とするものである。また、請
求項5の発明は、請求項1、2、3、又は、4の像保持
体の再生装置において、上記加熱部材表面の、上記剥離
部材との対向領域以外の部分に対して、加圧を行う加圧
部材を設けたことを特徴とするものである。また、請求
項6の発明は、シート状の像保持体を再生する請求項
1、2、3、4、又は、5の像保持体の再生装置におい
て、上記加熱部材の周長を、像保持体の、搬送方向にお
ける長さに、搬送される像保持体間の間隔を加えた長さ
の自然数倍に設定したことを特徴とするものである。ま
た、請求項7の発明は、請求項6の像保持体の再生装置
において、上記加熱部材表面の所定の位置に設置した被
検知部と、該被検知部を検知する検知手段とを設け、該
検知手段による検知信号に基づいて、該加熱部材表面の
移動に同期させて上記像保持体の給紙又は搬送を行わせ
る制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0009】請求項1の像保持体の再生装置において
は、上記加圧加熱手段による加圧及び加熱を、表面が無
端移動する、発熱体内蔵の加熱部材と、上記剥離部材と
に上記像保持体を挟持させた状態で行う。そして、この
ような状態で上記膨潤層が吸収しきれない量の液体が付
与された像保持体が加圧加熱されるときに、該像保持体
の余剰な液が濾され、上記加圧加熱手段の加熱部材と剥
離部材との対向部の入口部に液溜まりが形成される。そ
の後、上記加熱部材の上記表面の液体吸収部材で形成さ
れた箇所が、該表面の無端移動により上記液溜まりに接
触し、該一部が該液を吸収することで上記液溜まりを解
消する。また、請求項2の像保持体の再生装置において
は、該表面が上記剥離部材と対向するときに上記加熱部
材の液体吸収部材表面と上記剥離部材との間に間隙が生
じるので、液溜まりの液体を空間的に呼び込み、保持し
やすくなる。また、請求項3の像保持体の再生装置にお
いては、上記液体吸収部材が弾性特性を有する部材であ
るので、上記加圧加熱手段による加圧によって上記剥離
部材と加熱部材とが密着することとなる。また、請求項
4の像保持体の再生装置においては、上記液体吸収部材
が上記加熱部材に着脱可能であるので、該液体吸収部材
の吸収性能が低下したり、ほこりや像形成物質などの汚
れが付着した場合に取り外して新しいものと交換した
り、クリーニングしたりすることができる。また、請求
項5の像保持体の再生装置においては、上記加圧部材に
より、上記加熱部材表面の、上記剥離部材との対向領域
以外の部分に対して、加圧を行う。これにより、上記加
熱部材表面の上記液体吸収部材を、上記対向領域以外で
加圧して、該液体吸収部材に吸収された液を絞り出すこ
とができる。また、該液とともに、該液体吸収部材に付
着した汚れを取り除くこともできる。また、請求項6の
像保持体の再生装置においては、上記加熱部材の周長
が、像保持体の、搬送方向における長さに、搬送される
像保持体間の間隔を加えた長さの自然数倍であるので、
常に加熱部材表面の同じ位置に像保持体が接触する。こ
れにより、上記液体吸収部材を、像保持体との接触がさ
れない上記間隔に配置して、該液体吸収部材が像保持体
に接触しないようにすることが可能となる。また、請求
項7の像保持体の再生装置においては、上記検知手段に
より、上記加熱部材表面の所定の位置に設置した被検知
部を検知し、該検知信号に基づいて、該加熱部材表面の
移動に同期させて上記像保持体の給紙又は搬送を行わせ
る。これにより、自動的に、像保持体が液体吸収部材に
接触しないように、該像保持体を自動的に給紙又は搬送
することができる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る像保持体の再
生装置の実施形態について説明する。本実施形態の像保
持体の再生装置は、通常の電子写真法、熱転写方法また
ホットメルト・インクを用いるインクジエット法な
ように熱可塑性又は熱溶融性の像形成物質が用いられ、
且つ、像形成物質が像保持体の表面近傍に皮膜状に形成
される画像記録方法で記録された像保持体から像形成物
質を除去し再生する像保持体の再生装置に関するもので
ある。
【0023】ここで、上記皮膜状とは、必ずしも画像全
体が一つの膜を形成している必要はなく、単に像形成物
質が像保持体の内部に深く浸透していないことや、染料
を含有する水性インクで印字した場合のように像形成物
質がほとんど分子レベルで像保持体に吸着されている状
態ではないことを意味する。従って、例えば乾式トナー
を用いる電子写真法により形成された画像であって、1
つの文字画像の中でその画像がとぎれているような場合
や一つのトナー粒子が独立して存在する状態でも、その
トナー粒子が像保持体の内部深くまで浸透していない場
合には、その除去原理から被膜状の画像とみなすことが
でき、本実施形態の方法で除去可能な画像の範疇に含ま
れる。
【0024】本実施形態で用いられる像保持体は、特開
平6−222604号公報、特開平7−311523号
公報に開示されている液体を吸収しない非液体吸収性の
基体上に液体を吸収して膨潤する液体吸収性の膨潤層を
設けた像保持体である。
【0025】上記非液体吸収性の基体の材料例として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフチ
レート、などのポリエステル、セルローストリアセテー
ト、セルロースジアセテート、ニトロセルロースなどの
セルロースを原料とするプラスチックス、ビスフェノー
ルA、ビスフェノールなどを原料とするポリカーボネー
ト、ポリイミド、6,6−ナイロン、6−ナイロン、ア
ラミドなどのポリアミド、ポリエーテルサルホン、ポリ
エーテルエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイ
ト、ポリプロピレンなどのプラスチックよりなるフィル
ムを挙げることができる。OHPシートなどのように透
明性が要求される像保持体の場合には、これらの材料は
比較的純粋なものを用いることができるが、紙の代替え
の像保持体として不透明であることが要求される場合に
は、上記材料に酸化チタン、酸化亜鉛、クレー、炭酸カ
ルシウム、硫酸バリウムなどの白色顔料を添加したり、
発泡させたものを用いることもできる。また、紙にアク
リルポリマーの乳化物などの樹脂を含浸させて乾燥した
ものも使用することができる。
【0026】上記液体吸収性の膨潤層としては、像保持
体に付与する液体(以下「画像除去促進液」という)で
溶解しないように架橋された重合体を用いることができ
る。特に、安全性から画像除去促進液としては水を主体
とする液体を用いることが好ましいので、親水性の重合
体を用いることが好ましい。具体的には、力ルボン酸
基、リン酸基、スルホン酸基、水酸基、アミド基、アミ
ノ基を有する重合体、ポリエチレングリコール鎖を有す
る重合体を挙げることができる。より具体的には、アク
リル酸およびその塩、メタクリル酸およびその塩、ビニ
ルアルコール、ヒドロキシメチルメタクリレート、ヒド
ロキシプロピルメタクリレート、アクリルアミド、N−
イソプロピルアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノ
エチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルメ
タクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリ
アミド、ビニルピロリドンなどの重合体または共重合
体、ポリエチレングリコールを挙げることができる。
【0027】上記架橋剤としては、N,N‐メチルビス
アクリルアミドなどの複数の不飽和結合を有する架橋
剤、イソシアネート架橋剤、エポキシ架橋剤、ホルマリ
ンなどが用いられる。架橋する方法としては、架橋剤を
用いる他に、電子線照射、紫外線、X線など電磁波の照
射、加熱なども挙げることができる。
【0028】OHPシートのように膨潤層に透明性が要
求される像保持体の場合には、膨潤層は、ほぼ均一なも
のとすることが好ましいが、紙の代替えの像保持体とし
て不透明であることが要求される場合には、上記重合体
やでんぷんなどの粒子をバインダーに分散させた層とす
ることもできる。
【0029】上記膨潤層は、前述の基体の片面のみに設
けてもよいが、両面に設けるほうが、カールを防止でき
ること、画像形成時に表裏の判別無しに使用できるこ
と、繰り返し使用できる回数が多くなることから好まし
い。
【0030】また、上記膨潤層は片面の厚みが5μm以
下になるように設けることが好ましい。5μmを超える
場合、画像除去促進液の使用量が多くなり、像形成物質
を除去した後に画像除去促進液を乾燥するための乾燥手
段が大掛かりになる。また、膨潤層にひび割れが生じや
すくなるため、特に、OHPシートのように透明性が要
求される場合に大きな問題となる。
【0031】また、上記膨潤層の膨潤率は1.5〜20
倍となるように、架橋度や画像除去促進液を選定するこ
とが好ましい。20倍を超える場合、膨潤層が厚過ぎる
場合と同様に、画像除去促進液の使用量が多くなる問題
を生じる。また、膨潤率が高い場合には、膨潤層の強度
が低下し、使用できる繰り返し数が低下する。
【0032】また、像保持体から像形成物質を除去した
後に、再利用が可能な状態にするには、像保持体を乾燥
する必要がある。像保持体に付与する画像除去促進液の
量が多いと乾燥に必要なエネルギー量が大きくなるた
め、画像除去促進液の付与量は、A4判当たり2ml以
下にすることが好ましい。従って、膨潤層の厚みと膨潤
率の積から計算される飽和吸収量が、A4判当たり2m
lを超えない範囲で膨潤層の厚みと膨潤率とを設定する
ことが、特に好ましい。
【0033】図1は、本実施形態に係る再生装置の概略
構成図である。図1において、電子写真などにより画像
が形成され、かつ、不要となったシート状の像保持体1
は、手差し用載置部材としてのガイド板2に沿って手動
により給紙コロ3へ導入される。給紙コロ3は、図示し
ない像保持体センサーにより、像保持体が装置内に導入
されたことが検知されたときに図示しない駆動装置によ
り駆動されて回転し、ガイド板2との摩擦により、像保
持体を液付与手段としての給液部へと搬送するように動
作する。
【0034】給液部は、内部に画像除去促進液11を保
持するための液容器13、液付与ローラ12、スクイズ
ローラ15、押さえローラ14等から構成されている。
液付与ローラ12は、例えば、その表面に多数の孔を有
する、いわゆるグラビアローラで構成することができ
る。このグラビアローラで構成した場合には、その孔の
大きさや深さを変えることにより表面に保持する液量を
変えることができる。液付与ローラ12の一部は、図1
に示すように画像除去促進液11に浸債するように配置
され、図示しない駆動系により給紙コロ3の線速と等し
くなるように像保持体1の搬送と同方向に回転される。
液付与ローラ12に付着する過剰な画像除去促進液11
は、液付与ローラ12に連れ回りするスクイズローラ1
5により、液付与ローラ12から取り除かれる。液付与
ローラ12は像保持体1と接触することにより、画像除
去促進液11を像保持体1に付与する。また、押さえロ
ーラ14は、例えば、拍車のようにその外周部に突起を
有する円盤で像保持体の端部のみを液付与ローラ12に
向けて押さえるように構成される。表面が平滑なローラ
を用いた場合には、像保持体の裏面(画像が形成されて
いない面)に画像除去促進液11が付着してしまいやす
く、好ましくない。
【0035】また、本実施形態においては、像保持体上
の像形成物質を効率的且つ確実に除去するために、像保
持体への画像除去促進液の付与工程の時間内では像保持
体の膨潤層が吸収しきれない量の画像除去促進液を、像
保持体に付与している。
【0036】上記画像除去促進液は、像保持体の膨潤層
を膨潤させる液体であるが、安全性の見地から、水又は
水を主体とする液体が好ましい。画像除去促進液として
は、水の他に、界面活性剤、水溶性有機化合物を含有さ
せた液体を用いることができる。界面活性剤を用いるこ
とにより、像保持体、像保持体上の画像、及び画像除去
促進液を供給するためのローラなどの部材を画像除去促
進液で均一に濡らすことが可能となる。水溶性有機化合
物は、湿潤剤又は及び界面活性剤の溶解剤として作用す
る。
【0037】上記画像除去促進液に使用できる界面活性
剤としては、ノニオン系界面活性剤、アニオン型界面活
性剤、カチオン型界面活性剤、両性界面活性剤、等を挙
げることができる。
【0038】上記ノニオン系界面活性剤としては、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンア
ルキルエステル類、ポリオキシエチレンアルキルソルビ
タンエステル類、ポリオキシエチレンアルキルアミン
類、グリセリン脂肪酸エステル類、デカグリセリン脂肪
酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、ソル
ビタン脂肪酸エステル類、プロピレングリコール脂肪酸
エステル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル
類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキル
エーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
ブロックポリマー類、パーフルオロアルキル燐酸工ステ
ル類、ポリオキシエチレン変性ポリジメチルシロキサン
類、等を挙げることができる。
【0039】また、上記アニオン型界面活性剤として
は、高級脂肪酸塩、N−アシルアミノ酸塩、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、アシル化べプ
チド、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、モノあるい
はジアルキルスルホ琥珀酸塩、α−オレフィンスルホン
酸塩、N−アシルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル硫酸塩、アルキルアミ
ド硫酸塩、モノアルキル燐酸塩、ジアルキル燐酸塩、ト
リアルキル燐酸塩、モノポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル燐酸塩、ビスポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル燐酸塩、トリスポリオキシエチレンアルキルエーテル
燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル
燐酸塩、パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフル
オロアルキルスルホン酸塩、パーフルオロアルケニルア
リールスルホン酸塩、N−パーフルオロオクタンスルホ
ニルグルタミン酸塩、パーフルオロアルキル−N−エチ
ルスルホニルグリシン塩、3−(ω−フルオロアルカノ
イル−N−エチルアミノ)−1−プロパンスルホン酸
塩、パーフルオロアルキルエチル燐酸エステル塩、カル
ボン酸変性ポリジメチルシロキサン、スルホン酸変性ポ
リジメチルシロキサン、等を挙げることができる。
【0040】また、上記カチオン型界面活性剤として
は、高級アルキルアミン塩、高級アルキル第4級アンモ
ニウム塩、アルキルベンゼンアミン塩、アルキルベンゼ
ン第4級アンモニウム塩、アルキル複素環第4級アンモ
ニウム塩、等を挙げることができ、上記両性界面活性剤
としては、べタイン、アミノカルボン酸、等を挙げるこ
とができる。
【0041】また、上記画像除去促進液の像保持体や像
形成物質などへの濡れ性を向上させるためには、必ずし
も界面活性剤を用いる必要はなく、例えば、メタノー
ル、エタノール等のアルコール類やアセトン、カルビト
ール、ソルビトール等の水溶性有機化合物を添加するこ
とにより同様の効果を得ることができる。しかしなが
ら、これらの有機化合物だけを水に添加して濡れ性を向
上するには、少なくとも液全体の5重量パーセント以上
の添加が必要となる。界面活性剤を用いることにより、
少量の使用で濡れ性を向上できるため、余剰の液が付着
した場合にも、液の付着跡が残りにくくなり、OHPシ
ートのように透明性が要求される像保持体からの像形成
物質の除去において、再生後の像保持体の透明性を保こ
とが容易になる。メタノール、エタノールのような比較
的、低沸点の溶媒を用いると、上記液跡の発生の問題は
無いが、溶剤の蒸気が発生するという点であまり好まし
くない。
【0042】従って、本実施形態における画像除去促進
液には界面活性剤を添加することが好ましいが、特にO
HPシートの再生に用いるためには、界面活性剤の添加
は最小限に抑えることが好ましい。界面活性剤の添加量
としては、画像除去促進液全体の0.05〜2.0重量
%が好ましく、0.05重量%に満たない場合では、十
分な像保持体や像形成物質などへの濡れ性が得られない
ため、画像の除去が困難となる。また、2.0重量%を
超える場合には、再生後の像保持体に液跡が生じ易くな
る。
【0043】上記画像除去促進液に添加する水溶性有機
化合物の好ましい例としては、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラ
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリ
ン、1,5−ペンタンジオール、1,6−へキサンジオ
ール、2−メチル−2,4‐ペンタンジオール、等が挙
げられる。これらの水溶性有機化合物の画像除去促進液
への添加量も2.0重量%を超えない範囲で用いること
が、界面活性剤と同様な理由で好ましい。
【0044】上記画像除去促進液11を付与した像保持
体1の画像形成面と剥離部材28とを重ね合わせた状態
で、像保持体1の加熱及び像保持体1と剥離部材28と
の加圧を行う加熱加圧手段としての剥離部は、ハロゲン
・ランプなどの発熱体としてのヒータ22を内蔵した金
属製の加熱部材としての加熱ドラム21、表面にシリコ
ーンゴム等の弾性部材の被覆を設けた金属製の加圧ロー
ラ27、入口ローラ23、像保持体の分離手段としての
分離ローラ24、テンションローラ25、クリーニング
用のバックアップローラ26、ローラ23、24、2
5、26を内接するように設けられたエンドレスベルト
状の、上記加熱部材としての加熱ドラム21と共に像保
持体1を挟持する剥離部材28等から構成されている。
【0045】上記加熱ドラム21は熱伝導の優れたアル
ミなどの金属で形成されており、表面は金属むき出しの
状態となっていたり、汚れがつきにくいようにテフロン
コートされていたりするのが一般的である。該加熱ドラ
ム21は、図示しない駆動手段により矢印方向に回転駆
動される。加圧ローラ27と加熱ドラム21との間に
は、図示されていないバネ、油圧などの付勢手段により
圧力が加えられ、ローラ・ドラム間にはニップが形成さ
れる。また、テンションローラ25は、図示されていな
いバネ、油圧などの付勢手段により、エンドレスベルト
状の剥離部材28にテンション印加されるように構成さ
れている。また、図示しない温度素子(サーミスタ)に
より、上記加熱ドラム21の温度制御がされている。
【0046】上記剥離部材28は、像形成物質を像保持
体から像形成物質を転写・剥離するための部材であり、
像形成物質との接着性が高いものが選定されるが、本実
施形態においては、更に、剥離部材の特性として、画像
除去促進液の成分の蒸発を防止するために、画像除去促
進液の成分の蒸気を透過させない特性も要求される。
【0047】上記剥離部材の具体的な材料例としては、
イソプレンゴム、ネオプレンゴム、クロロプレンゴム、
シリコンゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴムなどの合成
ゴム、天然のゴム、ビスフェノール・エヒクロルヒドリ
ン縮合物などのエポキシ樹脂、アルキド樹脂、尿素ホル
ムアルデヒド樹脂、ブチル尿素ホルムアルデヒド樹脂、
ブチル化メラミンホルムアルデヒド樹脂、ベンゾグアナ
ミンホルムアルデヒド樹脂などのアミノ樹脂、テルペン
フェノール樹脂、フェノールエーテル樹脂、フェノール
樹脂などのフェノール系熱硬化樹脂、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−テトラフルオロエ
チレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ビニル共重合
体ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリ
プロピレン、ポリエチレンなどのビニル系重合体、ポリ
ブチルアクリレート、ポリメタクリル酸、ポリメチルメ
タクリレートなどのアクリル樹脂、ポリイミド、6,6
−ナイロン、6−ナイロンなどのポリアミド、ポリカー
ボネート、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテ
ルケトン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート、芳香族ポリエステルなどのポリエステ
ル、ポリフェニレンサルファイド、ポリパラバラン酸、
ポリエーテルニトリル、アラミド、などの熱可塑性ある
いは熱硬化性の合成樹脂、ニッケル、ステンレススチー
ル、アルミニウムなどの金属及びその酸化物、セラミッ
クス材料、等が挙げられる。
【0048】これらの材料は単独でも用いられるが、積
層したり、アロイ化したり、グラスファイバー、ウィス
カー、カーボン、シリカ、酸化チタンなどの他の添加物
を加えるなどにより複合して用いることもできる。最適
な剥離部材の材料は、剥離しようとする像形成物質の種
類、像形成物質除去プロセスにより選定されるべきであ
るが、剥離部材を繰り返し使用することが再生コストを
下げるなど種々の点で有利であり、その場合には、比較
的高い耐熱性や表面の安定性が要求される。像形成物質
の除去特性及び耐久性から好ましい剥離部材の材料例と
しては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナ
フタレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリパラバラン酸、ポリエーテルニ
トリル、アラミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、
ステンレススチール、ニッケル、アルマイトが挙げられ
る。
【0049】上記給液部により画像形成面に画像除去促
進液11が付与された像保持体1は、入口ローラ23近
傍において、加熱ドラム21と剥離部材28との間に挿
入され、像保持体1の画像保持面と剥離部材28とが重
ね合わされる。表面に余剰の画像除去促進液11を有す
る像保持体1は、入口ローラ23から分離ローラ24に
至るまでのパスにおいて、加熱ドラム21により加熱さ
れる。この加熱において、皮膜状に形成された像形成物
質の下側に位置する膨潤層にまで画像除去促進液11が
吸収され、像形成物質と像保持体1との接着力が低下す
る。
【0050】また、剥離部において、像保持体1上に形
成された画像の像形成物質は、加熱ドラム21により加
熱され、加圧ローラ27に達する前までに、軟化点以上
の温度に達するように加熱ドラム21のヒータ22のオ
ン・オフが制御される。加熱する温度は、使用する像形
成物質の粘弾性の温度特性により、適当なレベルが選択
される。一般の電子写真用乾式トナーを用いる場合に
は、60〜130°Cが好ましく、特に70〜110°
Cに像保持体1が加熱されるように設定することが好ま
しい。この好適な温度領域よりも低い温度では、像形成
物質の流動性が不足するので像形成物質が充分に剥離部
材に接着せず、像形成物質の転写・剥離が生じにくくな
る。上記好適な温度領域よりも高い温度では、像形成物
質の流動性が高くなり過ぎて、像保持体1と剥離部材2
8との分離の際に、像形成物質内部で凝集破壊が生じる
ため、像保持体1から像形成物質を完全に除去すること
が困難になる。上記温度範囲における加熱により像形成
物質に適当な流動性が生じた時点で、加圧ローラ27に
より像形成物質と剥離部材28とを加圧することによ
り、像形成物質と剥離部材28との間に接着力を生じさ
せることができる。
【0051】なお、上記剥離部における加熱のパス長
は、長いほどより効果が大きいが、画像除去促進液11
の蒸気の蒸発を完全に防止することは困難であるから、
10〜1000mmの範囲で設定することが好ましい。
また、上記加熱のパス長は、所望の処理速度、除去した
い像形成物質の性質、像形成物質の像保持体への接着状
態等により適宜選択される。一般に用いられる電子写真
方式で形成した画像を10〜120mm/sec の線
速度で除去処理する場合、上記加熱のパス長を20〜2
50mmに設定することが、特に好ましい。
【0052】上記剥離部材28と像保持体1とは、分離
ローラ24近傍で分離される。このように分離されるの
は、剥離部材28は分離ローラ24に沿って搬送される
のに対して、像保持体1はその剛性により直線方向に進
もうとする傾向があるからである。像保持体1と像形成
物質との接着力が十分に低下していない場合、剥離部材
28と像保持体1との分離が困難となるが、本実施形態
では、像保持体の膨潤層が吸収しきれない余剰の画像除
去促進液11を付与した状態で、像保持体1を加熱する
ことにより、像保持体1と剥離部材28との接着力が十
分に低下するため、分離がきわめて容易になり、像保持
体1の搬送不良(ジャム)を生じる可能性が極めて小さ
くなる。
【0053】また、上記剥離部において、剥離部材28
には、像保持体1の像形成物質が転写されるが、剥離部
材28上の像形成物質はクリーニング部材31により除
去され、剥離部材28は繰り返し使用される。このクリ
ーニング部材31としては、スパイラル状に刃を形成し
たローラ、ループ状に金属や有機ポリマーの紬線を巻き
付けたたわし状の表面を有するローラ、金属や有機ポリ
マーのワイヤを植毛したローラが好ましく用いられる
が、必ずしも回動可能なローラを用いる必要はなく、金
属やセラミックス、有機ポリマーの固定のブレードによ
り剥離部材28をクリーニングすることも可能である。
剥離部材28のクリーニングより剥離部材28より除去
された像形成物質33は容器32に蓄積され、適宜処分
される。
【0054】上記剥離部において加熱および加圧された
被記録材1は、分離爪45a、45bで剥離部材28か
ら分離され、排紙ガイド41に沿って搬送された後、排
出ローラ42、43によりガイド板44上を搬送され、
トレー46へ排出され、ストックされる。
【0055】以上のようにして、被記録材1から像形成
物質が除去され、再利用可能な状態に再生される。
【0056】そして、本実施形態においては、図2に示
すように、上記加熱ドラム21の表面の一部を液体吸収
部材103で形成している。具体的には、該加熱ドラム
21表面の所定の円弧範囲に、切削した溝が設けられ、
該溝の部分に水分又はそれに類似した液体を吸収・保持
しやすい液体吸収部材103が取り付けられている。該
液体吸収部材としては、布などの繊維、不織布、おしめ
などに使用されている水吸収体等を用いることができ
る。図示の例においては、該液体吸収部材の幅方向の寸
法は、搬送されてくる像保持体の幅より大きく設定され
ている。なお、図中白抜きの矢印は、像保持体の搬送方
向を示す。また、図2においては加圧ローラ27の図示
を省略している。
【0057】前述のように、像保持体1が上記剥離部を
通過すると、該剥離部の入口部に液溜まりが形成される
こととなる。その後、加熱ドラム21の回転に伴って、
上記液体吸収部材が液溜まり部に到達すると、該液溜ま
りの液が該液体吸収部材103に吸収されることとな
る。これにより、液溜まりが解消され、後続の像保持体
1が上記剥離部に進入するときには、液が付着すること
がない。よって、該液の付着によって再生された像保持
体表面に気泡跡や液の蒸発跡が斑状に発生するのを防止
することができる。上記液体吸収部材103は、加熱ド
ラム21表面に設けられているので、該液体吸収部材1
03に吸収された液体は該加熱ドラム103の熱によ
り、蒸発しやすくなる。これにより、該液体吸収部材1
03内に液が蓄積しにくい。
【0058】図3は、該液体吸収部材の説明図である。
上記加熱ドラム21表面の液体吸収部材103で形成し
た部分は、該部分が上記剥離部材28と対向するときに
該部分と上記剥離部材28との間に間隙が生じるように
構成するのが望ましい。例えば図3(a)に示すよう
に、液体吸収部材103表面の、加熱ドラム21中心か
らの長さr1は、該液体吸収部材103が設けられてい
る部分以外の加熱ドラム21表面の該加熱ドラム21中
心からの長さr0よりも短くなるように、すなわち、r
0>r1の関係になるように設定すればよい。このよう
に構成することにより、上記液体吸収部材103が上記
液溜まりを形成する液体を空間的に呼び込み、保持しや
すくなる。よって、更に良好に上記液溜まりを解消する
ことができる。
【0059】液体吸収部材103の表面と該液体吸収部
材103が設けられている部分以外の加熱ドラム21表
面との間には、該液体吸収部材103表面の、加熱ドラ
ム21中心からの長さと、該液体吸収部材103が設け
られている部分以外の加熱ドラム21表面の該加熱ドラ
ム21中心からの長さとを異ならせて形成したときのみ
ならず、例えば形成時の誤差などにより、段差が生じる
ことがある。このような場合には、剥離部材28と加熱
ドラム21とがそれぞれ一定の速度で駆動されていて
も、上記加熱ドラム21表面の曲率が変動して、剥離部
材28と加熱ドラム21との間に挟持されて搬送される
像保持体1の表裏に応力が加わることがある。そして、
像保持体1の搬送速度が変化する可能性がある。
【0060】上記液体吸収部材103を長期間使用して
いると、該液体吸収部材103が劣化してその吸収性能
が低下したり、上記画像除去促進液内の水分が蒸発して
残留した例えば界面活性剤などの成分や機内のほこり、
また、像保持体1から除去したトナーなどの像形成物質
等の汚れが付着したりする。このような状態で上記液体
吸収部材103を使用し続けると、液を十分に吸収でき
なくなったり、該液体吸収部材103から像保持体1に
汚れが付着してしまったりするおそれがある。
【0061】そこで、上記液体吸収部材103は加熱ド
ラム21に脱着可能に取り付けられるのが望ましい。図
4は、このように加熱ドラム21に脱着可能に設けられ
た液体吸収部材103の一例を説明するための説明図で
ある。図示の例においては、該液体吸収部材103は、
金属などの熱伝導性の良い材質で形成された保持部材1
04に接着などにより固定されており、該保持部材10
4の手前側には取っ手104aが設けられている。ま
た、加熱ドラム21の該保持部材104が取り付けられ
る部分にはレール部105が設けられており、保持部材
104の加熱ドラム21側の面には上記レール部105
に係合する図示しないレール受け部が設けられている。
そして、上記保持部材104に固定された液体吸収部材
103を上記加熱ドラム21から取り外すときには、上
記取っ手104aを操作者が保持して矢印E方向にスラ
イドさせることにより、該液体吸収部材103を取り外
すことができる。また、新しい液体吸収部材103を取
り付ける場合には、矢印F方向にスライドさせて加熱ド
ラム21に取り付けることができる。このように、液体
吸収部材103を加熱ドラム21に脱着可能に設けるこ
とにより、該液体吸収部材103の吸収性能が低下した
り、ほこりや像形成物質などの汚れが付着した場合に取
り外して新しいものと交換したり、クリーニングしたり
することができる。従って、該液体吸収部材103の吸
収性能の低下により、液が十分に吸収できなくなった
り、該液体吸収部材103から像保持体1に汚れが付着
してしまったりするのを防止することができる。
【0062】また、上記液体吸収部材103に吸収され
た液体を該液体吸収部材103から絞り出すための加圧
部材を設けることにより、上記液体吸収部材103を迅
速に乾燥させることができる。図5は、このような構成
を採用した一例を示す説明図である。この例において
は、上記加熱ドラム21表面の、上記剥離部材28との
対向領域以外の部分に対して、加圧を行う加圧部材とし
ての圧接ローラ107を設けている。圧接ローラ107
は、加圧バネ106の付勢力により、上記加熱ドラム2
1の上記部分に加圧力を及ぼしている。該圧接ローラ1
07の表面の材質としては、例えば、金属、ゴム、布製
品などを用いることができる。そして、加熱ドラム21
の回転によって上記液体吸収部材103が上記圧接ロー
ラ107による加圧部に到達すると、上記加圧力によっ
て該液体吸収部材103に吸収された液体が絞り出され
ることになる。これにより、液体吸収部材103が保持
する液体が減少し、該液体吸収部材103を上記加熱ド
ラム21の熱で迅速に乾燥させることができる。また、
該液体吸収部材103表面に溜まった汚れなどを上記圧
接ローラ107によって取り除くことも可能である。な
お、上記絞り出された液体は、例えば、機械内に設置し
たファンなどにより、機外に排出される。
【0063】なお、図5の例は、上記圧接ローラ107
が加熱ドラム21に常時当接するように構成した例であ
るが、所定のタイミングで加熱ドラム21から接離する
ように構成したり、当接圧を変動させるように構成した
りしてもよい。
【0064】また、上記液体吸収部材103からの液体
の蒸発は、主に上記加熱ドラム21と上記剥離部材28
との対向領域以外の領域(以下、非対向領域という)で
行われる。そこで、この非対向領域近傍に蒸気を機外に
排出する排出手段としてのファンなどを設置することに
より、機内の結露防止・温度上昇防止を行うことができ
る。 (以下、余白)
【0065】像保持体1が剥離部に進入したときに、液
体を吸収した状態の液体吸収部材103に接触すると、
該液体吸収部材103からの液が再付着したり、汚れが
付着したりするおそれがある。そこで、本実施形態にお
ける剥離部においては、該剥離部に進入した像保持体1
が上記液体吸収部材103に接触することがないような
構成を採用している。以下、この構成について図6を用
いて説明する。図6は、加熱ドラム21表面の液体吸収
部材103の設置位置と、像保持体との接触位置との関
係を説明するための説明図である。図6中、白抜きの矢
印は、像保持体1の搬送方向を示す。この再生装置にお
いては、加熱ドラム21は上述のように図示しない駆動
手段によって一定の速度で無端移動するよう駆動され
る。また剥離部への像保持体1の供給は、後述する制御
手段により、所定のタイミングで行なうように構成され
ている。本実施形態の再生装置の剥離部においては、加
熱ドラム21の周長L1を、像保持体1の搬送方向にお
ける長さL2に、剥離部で搬送される像保持体1間の間
隔L3を加えた長さに設定している。このため、1枚目
の像保持体1aが剥離部から排出され、2枚目の像保持
体1bが剥離部に進入すると、該2枚目の像保持体1の
先端部が加熱ドラム21表面の、上記1枚目の像保持体
1の先端部が接触していた位置に正確に一致する。そし
て、該2枚目の像保持体1は、加熱ドラム21の、上記
1枚目の像保持体1と接触した領域に重なるように接触
することとなる。このように、像保持体1間の間隔に対
応する加熱ドラム21表面部分には、剥離部に進入した
像保持体が接触することはない。よって、図6に示すよ
うに、上記像保持体1間の間隔に対応する加熱ドラム2
1表面部分に上記液体吸収部材103を配置して、該液
体吸収部材103に像保持体1が接触しないようにする
ことが可能となる。
【0066】また、この装置においては、上記液体吸収
部材103に像保持体1が接触しないように、以下のよ
うにして装置への像保持体1の給紙を制御する。本実施
形態に係る再生装置においては、図7に示すように、加
熱ドラム21表面の所定の箇所、具体的には該加熱ドラ
ム21回転方向における液体吸収部材103の後ろ側の
部分に設置された被検知部としての被検知基準108
と、該加熱ドラム周囲の所定の箇所に設置され、該被検
知基準を検知する検知手段としての検知素子109と、
該検知素子109からの検知信号に基づいて、該加熱ド
ラム21の回転に同期させて像保持体の給紙を行わせる
制御手段とを設けている。図示の装置においては、メイ
ン制御部110が上記制御手段としての機能を有する。
該メイン制御部110には、装置への給紙を行う前述の
給紙コロ3を駆動するための給紙駆動モータ111が接
続されている。
【0067】図示の再生装置において、加熱ドラム21
は常時回転している。そして、上記検知素子109が、
該加熱ドラム21表面に設けられた被検知部108を検
知すると、該検知素子109からの検知信号が上記メイ
ン制御部110に出力される。そして、該メイン制御部
110は該検知信号に基づいて、上記駆動モータ111
の回転を開始させ、該駆動モータ111は駆動ベルト1
12を介して上記給紙コロ3を回転させ、像保持体1が
給紙される。この給紙のタイミングは、像保持体1が剥
離部で液体吸収部材103に接触することがないような
タイミングに設定されている。このようにして、像保持
体1が剥離部で液体吸収部材103に接触しないよう
に、該像保持体1を自動的に給紙することができる。
【0068】以上、上記実施形態によれば、上記剥離部
で上記膨潤層が吸収しきれない量の液体が付与された像
保持体1が加圧加熱されるときに、該像保持体1の余剰
な液が濾されることにより、上記剥離入口部に形成され
た液溜まりに、上記加熱ドラム23の上記表面の液体吸
収部材103で形成された箇所が、該表面の無端移動に
より上記液溜まりに接触し、該一部が該液を吸収するこ
とで上記液溜まりを解消する。よって、像保持体の、液
体が付与されない方の面における、液の気泡跡や液の蒸
発跡の発生を防止できる。さらに、該液体吸収部材10
3が加熱ドラム21に設けられていることで、該加熱ド
ラム21の熱の作用により該液体吸収部材103に吸収
された液体が蒸発しやすく、液体吸収部材103中への
液の蓄積が起こりにくいので、該液体吸収部材103を
加熱ドラム21と別体に設けた場合に比して、吸収性能
が低下しにくい。
【0069】また、上記実施形態において、上記加熱ド
ラム表面の液体吸収部材103で形成した部分と上記剥
離部材との間に間隙が生じるように構成すれば、液溜ま
りの液体を空間的に呼び込み、保持しやすくなるので、
更に良好に上記液溜まりを解消することができる。
【0070】また、上記実施形態において、上記液体吸
収部材103を弾性体で構成すれば、上記剥離部での加
圧によって上記剥離部材28と加熱ドラム21とが密着
し、剥離部材28と加熱ドラム21との間で速度差が生
じたり、スリップが生じたりするのを防止することがで
きる。
【0071】また、上記実施形態において、上記液体吸
収部材103を上記加熱ドラム21に着脱可能に設けれ
ば、該液体吸収部材の吸収性能が低下したり、ほこりや
像形成物質などの汚れが付着した場合に取り外して新し
いものと交換したり、クリーニングしたりすることがで
きる。よって、該液体吸収部材103の吸収性能の低下
により、液が十分に吸収できなくなったり、該液体吸収
部材103から像保持体1に汚れが付着してしまったり
するのを防止することができる。
【0072】また、上記実施形態において、上記加熱ド
ラム表面の、上記剥離部材28との対向領域以外の部分
に対して、加圧を行う加圧部材としての圧接ローラ10
7を設ければ、上記加熱ドラム21表面の上記液体吸収
部材103を、上記対向領域以外で加圧して、該液体吸
収部材103に吸収された液を絞り出すことができる。
これにより、液体吸収部材103が保持する液体が減少
し、該液体吸収部材103を上記加熱ドラム21の熱で
迅速に乾燥させることができる。また、該液とともに、
該液体吸収部材103に付着した汚れを取り除くことも
できる。
【0073】また、上記実施形態によれば、上記加熱ド
ラム21の周長を、像保持体1の像保持体搬送方向にお
ける長さに、搬送される像保持体間の間隔を加えた長さ
に設定しているので、常に加熱ドラム1表面の同じ位置
に像保持体が接触する。これにより、上記液体吸収部材
103を、像保持体1との接触がされない上記間隔内に
配置して、該液体吸収部材103が像保持体1に接触し
ないようにすることが可能となる。よって、該液体吸収
部材103が像保持体1に接触することにより該液体吸
収部材に吸収された液体や汚れが該像保持体に付着する
のを、防止することが可能となる。
【0074】特に、上記実施形態によれば、上記検知素
子109により、上記加熱ドラム21表面の所定の位置
に設置した被検知基準108を検知し、該検知素子10
9からの検知信号に基づいて、該加熱ドラム21表面の
移動に同期させて上記像保持体の給紙を行わせる。これ
により、像保持体1が剥離部で液体吸収部材103に接
触しないように該像保持体1を自動的に給紙することが
できる。これにより、操作性が向上する。
【0075】なお、上記実施形態においては、加熱ドラ
ム21の周長を、像保持体1の搬送方向の長さに像保持
体1と像保持体1との間隔を加えた長さと等しく構成し
た例についてのみ説明したが、自然数倍であれば所望の
長さにしてよい。
【0076】また、上記実施形態の再生装置において
は、加熱ドラム21の周長を、像保持体1の搬送方向の
長さに像保持体1と像保持体1との間隔を加えた長さと
等しい長さに設定しているので、該間隔に対応する加熱
ドラム21表面部分は1カ所のみとなる。そこで、この
例においては、該表面部分に液体吸収部材103を設け
て、上記被検知基準108を1カ所にのみ設置してい
る。ここで、上記加熱ドラム21の周長を、像保持体1
の搬送方向の長さに像保持体1と像保持体1との間隔を
加えた長さの自然数倍の長さに設定した場合には、該間
隔に対応する加熱ドラム21表面部分は該自然数カ所と
なる。従って、該自然数が2以上である場合には、上記
間隔に対応する加熱ドラム21表面部分は複数カ所とな
る。例えば、該自然数が2である場合には、上記間隔に
対応する加熱ドラム21表面部分は2カ所となり、該自
然数が3である場合には、上記間隔に対応する加熱ドラ
ム21表面部分は3カ所となる。このように上記間隔に
対応する加熱ドラム21表面部分が複数カ所となる場
合、該複数カ所の上記間隔に対応する加熱ドラム21表
面部分のそれぞれに液体吸収部材103を設けることに
より、像保持体1の後端部が剥離入口部を通過する度に
該剥離入口部に形成された液溜まりを解消することがで
きる。また、このように複数カ所の上記間隔に対応する
加熱ドラム21表面部分に液体吸収部材103を設けた
場合には、上記被検知基準108を等間隔で複数カ所に
設置し、上記検知素子109が該複数カ所の被検知基準
108のいずれを検知したタイミングでも給紙動作を開
始することができるように構成することにより、1カ所
にしか被検知基準108を設置しない場合に比して待ち
時間を短くすることができる。また、この場合、被検知
基準108を1つのみにして、検知素子を等間隔に複数
カ所設置してもよい。
【0077】また、上記実施形態においては、上記検知
信号に基づいて、上記制御手段としてのメイン制御部
を、該加熱ドラム21表面の移動に同期させて上記像保
持体1の再生装置への給紙を行うべく、上記給紙コロ3
を制御するように構成した例についてのみ説明したが、
該加熱ドラム21表面の移動に同期させて上記像保持体
1の剥離部への搬送を行うべく、上記剥離部に像保持体
を搬送する搬送手段を制御する制御手段を設けた構成を
採用してもよい。このような構成を採用すれば、像保持
体1が剥離部で液体吸収部材103に接触しないよう
に、該像保持体1を該剥離部に自動的に搬送することが
できる。
【0078】
【発明の効果】請求項1乃至7の発明によれば、像保持
体の、液体が付与されない方の面における、液の気泡跡
や液の蒸発跡の発生を防止できるという優れた効果があ
る。さらに、該液体吸収部材が加熱部材表面に設けられ
ていることで、該加熱部材の熱の作用により該液体吸収
部材に吸収された液体が蒸発しやすく、液体吸収部材中
への液の蓄積が起こりにくいので、該液体吸収部材を加
熱部材と別体に設けた場合に比して、吸収性能が低下し
にくいという効果もある。また、請求項2の発明によれ
ば、液溜まりの液体を空間的に呼び込み、保持しやすく
なるので、更に良好に上記液溜まりを解消することがで
きるという優れた効果がある。また、請求項3の発明に
よれば、剥離部材と加熱部材との間で速度差が生じた
り、スリップが生じたりするのを防止することができる
という優れた効果がある。また、請求項4の発明によれ
ば、該液体吸収部材の吸収性能が低下したり、ほこりや
像形成物質などの汚れが付着した場合に取り外して新し
いものと交換したり、クリーニングしたりすることがで
きるので、該液体吸収部材の吸収性能の低下により、液
が十分に吸収できなくなったり、該液体吸収部材から像
保持体に汚れが付着してしまったりするのを防止するこ
とができる。また、請求項5の発明によれば、該液体吸
収部材に吸収された液を絞り出すことができるので、液
体吸収部材が保持する液体が減少し、該液体吸収部材を
上記加熱部材の熱で迅速に乾燥させることができるとい
う優れた効果がある。また、該液とともに、該液体吸収
部材に付着した汚れを取り除くこともできるという効果
がある。また、請求項6の発明によれば、上記液体吸収
部材を、像保持体との接触がされない上記間隔内に配置
して、該液体吸収部材が像保持体に接触しないようにす
ることが可能となる。よって、該液体吸収部材が像保持
体に接触することにより該液体吸収部材に吸収された液
体や汚れが該像保持体に付着するのを、防止することが
可能となるという優れた効果がある。特に、請求項7の
発明によれば、像保持体が液体吸収部材に接触しないよ
うに該像保持体を自動的に給紙又は搬送することができ
る。これにより、操作性が向上するという優れた効果が
ある。
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る像保持体の再生装置の概略構成
を示す正面図。
【図2】同再生装置の剥離部の説明図。
【図3】(a)及び(b)は、同再生装置の加熱ドラム
21の液体吸収部材の説明図。
【図4】加熱ドラムに脱着可能に設けられた液体吸収部
材の一例を説明するための説明図。
【図5】液体吸収部材に吸収された液体を該液体吸収部
材から絞り出すための圧接ローラの説明図。
【図6】加熱ドラム表面の液体吸収部材の設置位置と、
像保持体との接触位置との関係を説明するための説明
図。
【図7】同再生装置の給紙制御について説明するための
説明図。
【図8】(a)、(b)、(c)は、従来の再生装置の
不具合の発生について説明するための説明図。
【符号の説明】
1 像保持体(OHPシート) 11 画像除去促進液 12 液付与ローラ 13 液容器 14 押さえローラ 15 スクイズローラ 22 ヒータ 21 加熱ドラム 23 入口ローラ 24 分離ローラ 25 テンションローラ 26 バックアップローラ 27 加圧ローラ 28 剥離部材 31 クリーニング部材 32 容器 33 像形成物質 42,43 排出ローラ 44 ガイド板 101 液溜まり 102 気泡跡や液の蒸発跡(液の痕跡) 103 液体吸収部材 104 保持部材 104a 取っ手 105 レール部 106 加圧バネ 107 圧接ローラ 108 被検知基準 109 検知素子 110 メイン制御部 111 給紙駆動モータ 112 駆動ベルト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−44260(JP,A) 特開 平7−84396(JP,A) 特開 平8−248845(JP,A) 特開 平8−76254(JP,A) 特開 昭60−104982(JP,A) 特開 平7−287490(JP,A) 特開 平2−201457(JP,A) 実開 昭57−40975(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 G03G 21/00 570 - 578 G03G 21/10 - 21/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非液体吸収性の基体上に液体吸収性の膨潤
    層が設けられた像保持体の一方の像形成面に、上記膨潤
    層が吸収しきれない量の液体を付与する液体付与手段
    と、 上記像保持体の液体を付与した像形成面と該液体の蒸気
    が通過しない材料からなる剥離部材とを重ね合わせた状
    態で、該像保持体の加熱及び該像保持体と該剥離部材と
    の加圧を行う加圧加熱手段と、 上記加圧で互いに接触している像保持体と剥離部材とを
    分離する分離手段とを備え、 該像保持体に形成された画像を構成する像形成物質を除
    去し、該像保持体を画像形成可能な像保持体として再生
    する像保持体の再生装置であって、 上記加圧加熱手段による加圧及び加熱が、表面が無端移
    動する、発熱体内蔵の加熱部材と、上記剥離部材とに上
    記像保持体を挟持させた状態で行うものであり、かつ、 上記加熱部材の上記表面の少なくとも一部を液体吸収部
    材で形成したことを特徴とする像保持体の再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1の像保持体の再生装置において、 上記加熱部材の液体吸収部材表面を、該表面が上記剥離
    部材と対向するときに該表面と上記剥離部材との間に間
    隙が生じるように形成したことを特徴とする像保持体の
    再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1の像保持体の再生装置において、 上記液体吸収部材が弾性特性を有する部材であることを
    特徴とする像保持体の再生装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2、又は、3の像保持体の再生
    装置において、 上記液体吸収部材を上記加熱部材に着脱可能に設けたこ
    とを特徴とする像保持体の再生装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3、又は、4の像保持体の
    再生装置において、 上記加熱部材表面の、上記剥離部材との対向領域以外の
    部分に対して、加圧を行う加圧部材を設けたことを特徴
    とする像保持体の再生装置。
  6. 【請求項6】シート状の像保持体を再生する請求項1、
    2、3、4、又は、5の像保持体の再生装置において、 上記加熱部材の周長を、像保持体の、搬送方向における
    長さに、搬送される像保持体間の間隔を加えた長さの自
    然数倍に設定したことを特徴とする像保持体の再生装
  7. 【請求項7】請求項6の像保持体の再生装置において、 上記加熱部材表面の所定の位置に設置した被検知部と、
    該被検知部を検知する検知手段とを設け、該検知手段に
    よる検知信号に基づいて、該加熱部材表面の移動に同期
    させて上記像保持体の給紙又は搬送を行わせる制御手段
    を設けたことを特徴とする像保持体の再生装置。
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