JP3524012B2 - ミシン針のプレス装置、及びミシン針のプレス方法 - Google Patents

ミシン針のプレス装置、及びミシン針のプレス方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属伸線からなる
針素材をプレス加工によってミシン針を形成するミシン
針のプレス装置及びミシン針のプレス方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、金属伸線からなる針素材(ブ
ランク)を加工してミシン針を製造する場合、金属切削
加工による方法と、プレスによる方法とが知られてい
る。前者は、図5に示すように、円形断面を有する針素
材1の外周に切削加工を施すことで、糸溝1a及び短溝
1bを形成する方法である。後者は、ダイプレス加工や
フロープレス加工と称されるプレス加工により、円形断
面を有する針素材をプレスして、所望の断面形状に形成
する方法である。
【0003】ここで双方のプレス加工ともに、上型と下
型とからなる型を用いて、下型上に針素材を搭載した
後、上型を針素材に押し付けて針素材を塑性変形させる
ものであるが、ダイプレス加工は、上型が完全に下降し
たときに、上型と下型とで閉じた空間を形成する。この
プレス加工では、上型と下型とが合体した面にバリが生
じ、プレス加工後に研削等のバリ取り作業が必要にな
る。これに対し、フロープレス加工は、図6に示すよう
に、図中(a)状態から、上型2が完全に下降して図中
(b)状態になったときでも上型2と下型3とは接触せ
ず、針素材1にバリが発生しないというメリットを有す
るものである(特許第2784960号等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
技術においては、針の断面形状が制約を受けるという問
題があった。第1に、切削加工による方法では、図5に
示すように、切削加工によって単に糸溝1a等を形成し
ただけでは、針素材1は依然として円形断面のまま、す
なわち直径がD1のままであるので、ミシン針の断面形
状を円形以外にするには、さらに外周面を切削加工する
か、あるいは円形断面以外の針素材1を造る必要があ
り、極めてコストが高くなるという問題があった。
【0005】また、第2に、プレス加工(フロープレス
加工)では、図6に示すように、円形断面の針素材1を
プレスして円形断面以外の形状を形作ることは可能であ
るが、プレス加工時の針素材1と下型3との張り付き防
止のために、下型3に抜きテーパーθを設ける必要があ
るので、プレス加工後の針幹部の側面がテーパーを有す
る平面にならざるを得なかった。このため、針のさらな
る品質向上のために針幹部の断面形状をさらに発展させ
ようとしたときは、フロープレス加工を用いることがで
きないという問題がある。
【0006】さらに、図7に示すように、上下面に糸溝
1aと短溝1b(図5参照)とを形成する場合(両溝の
場合)は、針素材1が下型3’のプレス面上で遊動可能
な状態に配置されるので、針素材1の精度や上型2及び
下型3’の取付精度、針素材1の同軸度等によっては、
針素材1軸とプレス中心Oとが一致しない場合がある。
このような状態で、仮にプレス加工が行われると、針素
材1の肉が左右均等に流れず、断面形状が左右非対称に
なってしまう場合がある。これにより、プレス加工時の
プレス圧が左右不均等になり、上型2及び下型3’の凸
部2a、3aに曲げ応力が発生する。
【0007】さらに、プレス進行中に、針素材1の肉
は、下型3’内に入り込むが、下型3’の側壁によって
左右方向の肉の流れが遮られるので、上下方向に流れが
変わるが、このときに下型3’の内側側壁に大きな圧力
が発生する。以上より、フロープレス加工によって両溝
を有するミシン針を製造する場合は、針素材1を高精度
に製造する必要があるとともに、十分な強度を有する型
を使用する必要があった。
【0008】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、型に大きな圧力がかからないようにプレス加工を
行うとともに、ミシン針の所望の断面形状を精度良く形
成することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係るミシン針のプレス装置は、プレス中
心に対して上下に対向配置されるとともに連動する上型
と下型とからなる上下型と、前記プレス中心に対して左
右に対向配置されるとともに連動する左型と右型とから
なる左右型と、前記上下型及び前記左右型の各前記プレ
ス中心側に形成され、前記上下型及び前記左右型がプレ
ス完了位置まで到達したときにミシン針の形状をなす閉
じた空間を形成するプレス面と、前記上下型及び前記左
右型を駆動制御する駆動部とを備え、前記駆動部は、前
記プレ ス中心の周囲部に針素材を挿入可能な空隙が形成
される位置に上下型及び左右型を待機させた後(待機駆
動)、該上下型及び左右型をプレス中心側に移動させ、
上下型及び左右型のプレス面を針素材の外周面に当接さ
せることにより、針素材軸をプレス中心に一致させ(心
出し駆動)、次いで、上下型をさらにプレス中心側に移
動させるとともに、この移動に連動して、針素材が左右
型のプレス面に圧接した状態を維持して左右型をプレス
中心から遠ざかる側に移動させ(第1プレス駆動)、上
下型をプレス完了位置で停止させた状態で、左右型をプ
レス中心側に移動させる(第2プレス駆動)ように、前
記上下型及び前記左右型を駆動制御することを特徴とす
るものである。
【0010】また、本発明に係るミシン針のプレス方法
は、プレス中心に対して上下に対向配置されるとともに
連動する上型と下型とからなる上下型と、前記プレス中
心に対して左右に対向配置されるとともに連動する左型
と右型とからなる左右型と、前記上下型及び前記左右型
の各前記プレス中心側に形成され、前記上下型及び前記
左右型がプレス完了位置まで到達したときにミシン針の
形状をなす閉じた空間を形成するプレス面とを用いたミ
シン針のプレス方法であって、前記プレス中心の周囲部
に針素材を挿入可能な空隙が形成される位置に上下型及
び左右型を待機させる待機工程と、プレス中心の周囲部
に形成された空隙内に挿入された針素材に対して上下型
及び左右型を移動させ、該上下型及び左右型のプレス面
を針素材に当接させることにより、針素材軸をプレス中
心に一致させる心出し工程と、上下型をさらにプレス中
心側に移動させるとともに、この移動に連動して、針素
材が左右型のプレス面に圧接した状態を維持して左右型
をプレス中心から遠ざかる側に移動させる第1プレス工
程と、上下型をプレス完了位置で停止させた状態で、左
右型をプレス中心側に移動させる第2プレス工程とを行
うことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明に係るミシン針のプレス装置及びプレス
方法においては、上下型及び左右型がそれぞれ駆動され
てプレス中心側に移動し、針素材がこれらの型のプレス
面によって押されることでプレス加工される。したがっ
て、針の上下側の形状のみならず、左右側の形状もプレ
ス加工により任意形状を形成することができる。
【0012】また、待機駆動又は待機工程により、上下
型及び左右型がそれぞれ所定の待機位置に配置されるの
で、針素材をこれらの型内に挿入可能となる。
【0013】また、心出し駆動又は心出し工程により、
針素材は、上下型及び左右型の各プレス面に当接された
状態となるが、これによりプレス中心と針素材軸とが一
致するようになり、針素材の心出しが行われる。したが
って、針素材が反り等により多少変形していても、プレ
ス前に針素材の心出しが行われることで、高精度に針素
材をプレスすることができる。
【0014】さらにまた、第1プレス駆動又は第1プレ
ス工程により、上下型が針素材をプレスし、左右型はこ
れに伴って広がる方向に移動する。したがって、左右型
に過大な圧力をかけることなく上下型で針素材をプレス
することができる。さらに、第2プレス駆動又は第2プ
レス工程により、左右型が針素材をプレスする。したが
って、上下型によるプレスにより左右に流れた針素材の
肉を上下に流して所定形状にすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1及び図2は、本発
明によるミシン針のプレス装置の一実施形態を説明する
構成図であり、図1は正面から見た上下型及び左右型を
示し、図2は、上下型とその駆動系を示す図である。図
1において、ミシン針のプレス装置は、プレス中心Oに
対して上下に対向配置された上型11a及び下型11b
とからなる上下型(以下、上下型を符号11を付して総
称する。)と、プレス中心Oに対して左右に対向配置さ
れた左型12aと右型12bとからなる左右型(以下、
左右型を符号12を付して総称する。)とを備える。こ
れらの上下型11及び左右型12のプレス中心O側に
は、それぞれミシン針の形状をなすためのプレス面11
c及び11d、並びに12cが形成されている。
【0016】上型11a及び下型11bの各プレス面1
1c及び11dは、本実施形態では針素材1の針幹部に
対して両溝を形成するものであり、それぞれ溝を形成す
るための凸部を備えている。また、左型12a及び右型
12bのプレス面12cは、対称形状をなし、本実施形
態では湾曲面をなすものである。
【0017】図2において、図中、左端部には、針素材
1の一端部(柄部)を把持するための把持部21が設け
られており、把持部21に把持された針素材1は、上型
11aと下型11bとの間の中央、すなわち針素材1軸
がプレス中心Oに一致するように把持される。
【0018】上型11a及び下型11bは、それぞれチ
ャック22により保持されている。このチャック22は
腕部23に連結されているが、チャック22と腕部23
とは、それぞれに形成された傾斜面22a及び23aを
介して連結されている。腕部23の後端部には円筒形状
の接触子24が取り付けられており、この接触子24
は、端面カム25のカム面と当接している。さらに、端
面カム25はそれぞれ回転軸26に固定されている。回
転軸26にはそれぞれギヤ27が固定されており、中央
部のアイドルギヤ28を介して両者のギヤ27がかみ合
っている。さらに、一方の回転軸26には、本装置の駆
動部であるACサーボモータ29が連結されている。
【0019】ACサーボモータ29が回転されると、A
Cサーボモータ29に連結された回転軸26が回転し、
端面カム25が回転する。これと同時に、ギヤ27の回
転はアイドルギヤ28を介して他方のギヤ27を回転さ
せるので、これが他方の回転軸26を回転させ、他方の
端面カム25を回転させる。双方の端面カム25が回転
すると、端面カム25のカム面に当接している接触子2
4を介してそれぞれ腕部23が図中、左右方向に駆動さ
れる。なお、プレス時には、図2中、腕部23が左方向
(把持部21の方向)に移動するようにACサーボモー
タ29が回転駆動される。
【0020】この腕部23の駆動により、腕部23先端
部のチャック22は、傾斜面23a及び22aを介して
上下方向に駆動される。すなわち、腕部23の左右方向
の運動がチャック22の上下方向に変換される。これに
より、チャック22に連結された上型11a及び下型1
1bは、プレス中心Oに対して接近、離反する方向に連
動し、プレス中心Oの周囲部に配置された針素材1をプ
レスする。
【0021】プレス終了後は、ACサーボモータ29
は、上述と逆回転駆動を行うことにより、上下型11を
プレス中心Oから遠ざかる方向に移動する。なお、図示
しないが、腕部23と端面カム25とは、確動カムによ
っても連結されており、腕23が後退することによって
上下型11は、プレス中心Oから遠ざかる方向に移動す
る。上述の構成は、左右型12についても同様であり、
他のACサーボモータ29の回転駆動により、左型12
a及び右型12bがプレス中心Oに対して接近、離反す
るように連動する。
【0022】図3は、針素材1をプレスする上下型11
及び左右型12の動作を順を追って説明する図である。
さらに図4は、ACサーボモータ29の駆動を経時的に
示すタイミングチャートである。図4において、上段は
上下型11用のACサーボモータ29の駆動を示し、下
段は左右型12用のACサーボモータ29の駆動を示
す。また、各ACサーボモータ29の駆動において、プ
ラス側は、型がプレス中心O側に移動するように駆動す
ること示し、マイナス側は、型がプレス中心Oから遠ざ
かる方向に移動するように駆動することを示す。
【0023】先ず、プレス動作前は、ACサーボモータ
29は、上下型11及び左右型12を図3中、(a)に
示す位置に待機させる。これにより、プレス中心Oの周
囲部には針素材1を挿入可能な空隙が形成される。針素
材1の針幹部となる部分は、図2で示したように把持部
21に一端部が把持された状態で空隙内に挿入される。
【0024】そして最初に、各ACサーボモータ29
は、上下型11及び左右型12の各プレス面11c及び
11d並びに12cが針素材1の外周面に当接する位置
まで、上下型11及び左右型12がプレス中心O側に移
動するようにACサーボモータ29を駆動する(図4
中、a部)。これにより、上下型11及び左右型12
は、図3(b)に示す状態となり、それぞれのプレス面
11c及び11d並びに12cが針素材1の外周面と当
接して針素材1を支持する。これにより、針素材1軸は
プレス中心Oと一致する。すなわち、針素材1の心出し
が行われる。
【0025】ここで、把持部21が針素材1の柄部を把
持したときは、この柄部の中心とプレス中心Oとは一致
しているが、例えば針素材1に軸方向の反り(たわみ)
等がある場合は、針幹部の中心とプレス中心Oとがずれ
てしまう場合がある。しかし、上下型11及び左右型1
2の各プレス面11c及び11d並びに12cを用いて
針素材1を強制的に中心部に移動させることで、針素材
1の反り等が矯正され、針素材1軸とプレス中心Oとが
一致するようになる。
【0026】この状態から、上下型11がさらにプレス
中心O側に移動するとともに、針素材1が左右型12の
プレス面12cに圧接した状態を維持して左右型12が
プレス中心Oから遠ざかる側に移動するように、各AC
サーボモータ29が駆動される(図4中、b部)。な
お、図4では、a部からb部への移行時には間合いをお
いていないが、図3(b)の状態で、上下型11及び左
右型12の移動を一旦停止するようにしても良い。これ
により、図3中(b)状態から、同図(c)さらには
(d)状態となる。この(d)の状態では、上下型11
はプレス完了位置まで到達している。以上の上下型11
のプレス中心O側への移動によって、針素材1の肉は、
左右に広がる方向に流れようとするので、左右型12を
プレス中心Oから遠ざかる方向に移動させることによ
り、左右型12には過大な圧力が生じない。
【0027】図3(d)の状態では、左右型12は、上
下型11のプレス進行に伴ってプレス中心Oから遠ざか
る方向に移動しているので、プレス完了位置にはなく、
上下型11とは完全に密着していない。よって、次に、
上下型11をその位置(プレス完了位置)で停止させた
状態で、左右型12がプレス中心O側に移動するように
ACサーボモータ29が駆動される(図4中、c部)。
これにより、左右型12は、図3(d)状態から(e)
状態になり、左右型12もプレス完了位置に到達する。
【0028】ここで、従来のプレス加工のように、上下
型11でプレス中心O側に押し込んだだけでは、針素材
1の肉が上下方向に流れにくく、上下型11に過大の圧
力が生じてしまうが、本実施形態のように、上下型11
を押し込むときは左右型12が逃げるように移動し、そ
の後に左右型12を押し込むことで、左右に広がった針
素材1の肉を、上下方向に流すことができる。
【0029】そして、図3(e)のプレス完了状態で
は、上下型11と左右型12の各側面部同士が密着し、
これらの上下型11及び左右型12のプレス中心Oの周
囲部にはミシン針の形状をなす閉じた空間が形成され
る。そして、針素材1の肉が、この空間内を占有するよ
うになる。ここで、正確には、針素材1の肉の容積より
型による閉じた空間の容積の方がわずかに大きく形成さ
れており、プレスが完了したときは、図3(e)中、上
下型11と左右型12との密着面の端部13と針の形状
をなす角部の間には、わずかに隙間が生じるように形成
される。これにより、プレス時に針のこの角部にバリが
発生することを防止でき、かつこの角部が適度のR曲面
になるので、ミシン針が繊維に入り込むために好ましい
形状とすることができる。
【0030】図3(e)の状態では、上下型11と左右
型12との各側壁面同士が当接しているので、上下型1
1及び左右型12ともに、これ以上プレス中心O側には
進行しないようになる。そして、プレス終了後は、図4
中、d部で示すように、各ACサーボモータ29は、そ
れぞれ上下型11及び左右型12がプレス中心Oから遠
ざかる側に移動するように駆動され、図3(f)に示す
ように、プレス中心の周囲部に針素材1を挿入可能な空
隙が形成される位置に上下型11及び左右型12を待機
させる。これにより、再度、針素材1のプレス加工が可
能な状態となる。
【0031】
【発明の効果】本発明に係るミシン針のプレス装置及び
プレス方法によれば、独立した上下型及び左右型を用い
ることで、円形断面以外の任意形状の針を簡易かつ高精
度に形成することができる。さらに、プレス時に型に過
大な圧力が作用することをなくして、型の破損等を防止
することができる。
【0032】また、プレス前にプレス中心と針素材軸と
を一致させる心出しを行うことができ、高精度に針素材
をプレスすることができる。
【0033】さらにまた、最初に、左右型に過大な圧力
をかけることなく上下型で針素材をプレスすることがで
きる。さらに、その次に左右型で針素材をプレスするこ
とにより、左右に流れた針素材の肉を上下に流して簡易
に所定形状を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるミシン針のプレス装置の一実施形
態を説明する構成図であり、正面から見た上下型及び左
右型を示す。
【図2】本発明によるミシン針のプレス装置の一実施形
態を説明する構成図であり、上下型とその駆動系を示
す。
【図3】針素材をプレスする上下型及び左右型の動作を
順を追って説明する図である。
【図4】ACサーボモータの駆動を経時的に示すタイミ
ングチャートである。
【図5】従来の切削加工により形成した針の一例を示す
断面図である。
【図6】従来のフロープレス加工を説明する正面図であ
り、(a)はプレス前を示し、(b)はプレス中を示
す。
【図7】従来のフロープレス加工を説明する正面図であ
り、(a)はプレス前を示し、(b)はプレス中を示
す。
【符号の説明】
1 針素材 11 上下型 11a 上型 11b 下型 11c、11d プレス面 12 左右型 12a 左型 12b 右型 12c プレス面 21 把持部 22 チャック 23 腕部 24 接触子 25 端面カム 26 回転軸 27 ギヤ 29 ACサーボモータ(駆動部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−328276(JP,A) 特公 昭29−7459(JP,B1) 特公 昭61−29813(JP,B1) 特公 昭28−6268(JP,B1) 特公 昭46−27566(JP,B1) 実公 昭10−7137(JP,Y1) 実公 昭12−9328(JP,Y1) 実公 昭17−2491(JP,Y1) 特許2784960(JP,B2) 実用新案登録350826(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 85/00 - 85/14 B21G 1/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス中心に対して上下に対向配置され
    るとともに連動する上型と下型とからなる上下型と、 前記プレス中心に対して左右に対向配置されるとともに
    連動する左型と右型とからなる左右型と、 前記上下型及び前記左右型の各前記プレス中心側に形成
    され、前記上下型及び前記左右型がプレス完了位置まで
    到達したときにミシン針の形状をなす閉じた空間を形成
    するプレス面と、 前記上下型及び前記左右型を駆動制御する駆動部とを備
    え、 前記駆動部は、 前記プレス中心の周囲部に針素材を挿入可能な空隙が形
    成される位置に上下型及び左右型を待機させた後(待機
    駆動)、該上下型及び左右型をプレス中心側に移動さ
    せ、上下型及び左右型のプレス面を針素材の外周面に当
    接させることにより、針素材軸をプレス中心に一致させ
    (心出し駆動)、次いで、上下型をさらにプレス中心側
    に移動させるとともに、この移動に連動して、針素材が
    左右型のプレス面に圧接した状態を維持して左右型をプ
    レス中心から遠ざかる側に移動させ(第1プレス駆
    動)、上下型をプレス完了位置で停止させた状態で、左
    右型をプレス中心側に移動させる(第2プレス駆動)よ
    うに、前記上下型及び前記左右型を駆動制御すること
    特徴とするミシン針のプレス装置。
  2. 【請求項2】 プレス中心に対して上下に対向配置され
    るとともに連動する上型と下型とからなる上下型と、前
    記プレス中心に対して左右に対向配置されるとともに連
    動する左型と右型とからなる左右型と、前記上下型及び
    前記左右型の各前記プレス中心側に形成され、前記上下
    型及び前記左右型がプレス完了位置まで到達したときに
    ミシン針の形状をなす閉じた空間を形成するプレス面と
    を用いたミシン針のプレス方法であって、前記プレス中心の周囲部に針素材を挿入可能な空隙が形
    成される位置に上下型及び左右型を待機させる待機工程
    と、 プレス中心の周囲部に形成された空隙内に挿入された針
    素材に対して上下型及び左右型を移動させ、該上下型及
    び左右型のプレス面を針素材に当接させることにより、
    針素材軸をプレス中心に一致させる心出し工程と、 上下型をさらにプレス中心側に移動させるとともに、こ
    の移動に連動して、針素材が左右型のプレス面に圧接し
    た状態を維持して左右型をプレス中心から遠ざかる側に
    移動させる第1プレス工程と、 上下型をプレス完了位置で停止させた状態で、左右型を
    プレス中心側に移動させる第2プレス工程と を行うこと
    を特徴とするミシン針のプレス方法。
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