JP3523920B2 - 印 判 - Google Patents

印 判

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JP3523920B2 JP29578294A JP29578294A JP3523920B2 JP 3523920 B2 JP3523920 B2 JP 3523920B2 JP 29578294 A JP29578294 A JP 29578294A JP 29578294 A JP29578294 A JP 29578294A JP 3523920 B2 JP3523920 B2 JP 3523920B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続多孔質体の熱可塑
性樹脂よりなる印字体であって、インキ自給式の印判に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より熱可塑性樹脂から印字体の発明
は、多数出願されている。こうした熱可塑性樹脂に、印
面を作り込むには、母型に熱可塑性樹脂を注入し、成型
して多孔質体の印字体としたものがある。これら印字体
は凹部、凸部両方を多孔質体としている。また、熱可塑
性樹脂を板状の多孔質体として成型し、熱をもった凹凸
金型を板状の多孔質体に押圧すれば凸部が最初に当接し
表面を溶かし多孔質表面を潰す。更に凹部の底を多孔質
体表面に当接しない様にすれば、この部分だけに多孔質
層が残り、印字体を作成することが出来る。(図3、図
4) 次に、こうした印字体を保持するには、従来よりある受
金15によって印字体を保持するもの、ホルダーとの嵌
合によって保持するものがある。(図1) また実公平2ー34053号(以下(イ))や特開平4
ー363285号(以下(ロ))がある。(イ)は、多
孔質印字体であり、印字体保持用の板部材をホルダーに
熱融着し、印字体を固定する方法であり、その構成も本
発明とは明らかに異なるものである。(ロ)は、多孔質
印字体であり、しかも熱可塑性樹脂であり、この印字体
をホルダーの一端部で接合状に熱融着して保持している
ものである。(図2) 特に、実施例から印面と平行面で熱融着し、一段落とし
た状態としている。こうした、印字体の保持は、ホルダ
ーと印字体の端面を溶かして接合しており、接合力が弱
いものとなっている。また、接合部を強固にしようとし
て、熱融着する部分を厚くしようとすると、印面に近い
部分を溶かすので溶けた樹脂が、印面の凸部まで侵すこ
とになり、余り厚くすることは出来ない。更に、接合部
の弱さと、印面と平行に接合部が設けられているので、
凹凸のある捺印物やホルダーの大きさにぎりぎりの捺印
物や、その他の物への捺印の際、ホルダーと印字体の接
合部がはずれやすいといったことが生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の様に、印字体と
ホルダーとの接合部が、印面に近いところで熱融着され
ているので接合部の弱さと、印面と平行に接合部が設け
られているので前記接合部への凹凸のある捺印物やその
他の物の当接によりホルダーと印字体の接合部がはずれ
やすいといったことが生じる。したがって、本発明で
は、印字体とホルダーの接合部を強固にし、接合部に捺
印物やその他の物が当接しない印判を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】インキが含侵される連続
気孔からなる印字体3と、前記印字体3を保持固定する
ホルダー1からなる印判において、熱可塑性樹脂からな
り凹凸部を有する印字体3であり、凹部を熱加工で溶融
し、表面の多孔質を完全に潰し、凸部のみに多孔質を残
した印字体3を、前記ホルダー1の側面に印字体3の側
面を熱融着して固定したことを特徴とする印判であり、
また、ホルダー1の側面に印字体3を熱融着する際、ホ
ルダー側面と、印面の間に空間Sを設けて、この空間S
に面した箇所を加熱することによって印字体3を熱融着
して固定したことを特徴とする印判である。
【0005】
【作用】熱可塑性樹脂であり連続多孔質体の印字体3を
作成する。この印字素材に従来より公知な方法として、
熱を帯びた凹凸面を有する金型Lを押圧する。ここで凹
凸面を有する金型Lは、実際印影として残る部分は凹部
でありそれ以外の所を凸部とする。従って、凸面が先に
印字体に当接し、印字体の表面の多孔質層の一部を溶か
し、多孔質層を潰す。更に凹部の底まで到達することな
しにある程度の所で金型Lを止める。すると、凹部の部
分には、熱が加わらないから、多孔質層が残りインキを
浸透させることが出来る。こうして出来上がった印字体
の印面は、図4の様になっている。次に、こうした印字
体3をホルダー1に熱融着して、接合部Hとなって固定
される。この時、印字体3の側面とホルダー1の側面を
熱融着する。印面より離れた側面であるので接合部Hを
厚くすることが出来る。また、別の実施例としてホルダ
ー側面と印字体3を熱融着するには、空間Sを設ける様
に固定する。空間Sを設けたことにより熱融着を厚くす
ることが出来、また接合部Hを奥まって成形することが
出来るので捺印時にホルダー1と印字体3の接合部が他
の異物に当接することがない。
【0006】
【実施例】本発明の第1の実施例を図5、図6、図7、
図8より、詳細に説明する。1は、印字体3を保持する
ホルダーであり、内部にインキ吸蔵体2を保持してもし
ていなくても良い。3は、印字体でありインキを含浸し
ており連続多孔質体より成っている。凹部の表面は、材
質が溶け表面の多孔質体を潰し、インキの浸透を防止す
る。また凸部は多孔質体が残り、インキを浸透し、捺印
物に対して印影を与えることが出来る。インキは、印字
体を組みつけ後含浸しても、先に印字体に含浸してもど
ちらでもよい。また、印字体3とホルダー1だけでも印
判として使用してもよい。前記ホルダー1の側面である
ホルダー側面と印字体3の側面である印字体側面とを熱
融着させる。この時、印字体が角形であれば鏝によって
両者の側面(4面)を融着させることが出来、丸形であ
れば熱を加えたロールによって、ホルダーを側面4と印
字体側面5を均一に熱融着することが出来る。(図7) また、ホルダー1の側面と印字体3の側面を熱融着する
ので加工もしやすく、接合部(溶ける部分H)を厚くす
ることが出来る。従って、こうした印判の捺印に際し
て、凹凸の多い捺印物や、異物等がホルダー1の側面と
印字体3の側面による接合部に当接することがない。
【0007】本発明の第2の実施例を図9、図10より
詳細に説明する。ホルダー1の側面と印字体3の印面の
間に空間Sを設ける様に、熱融着する。該空間Sの底を
接合部Hとしている。こうして、空間Sを設け、この空
間Sに面した箇所を加熱することによって熱融着を厚く
することが出来る。また、空間Sの底であることから奥
まっており、凹凸の多い捺印物や、異物等が当接しにく
く、当接したとしても、強固な熱融着であるのでホルダ
ー1と印字体3ははずれにくくなっている。材質につい
て印字体3には、熱可塑性樹脂である、オレフィン系熱
可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性樹脂、ウレ
タン系熱可塑性エラストマーや、塩化ビニル樹脂及びエ
チレン酢ビ共重合体が使用出来る。ホルダー1は、熱可
塑性樹脂である。ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂フッ素樹脂、塩化ビニル樹脂、エチレン酢ビ共重合体
等が使用出来る。特に、印字体3とホルダー1の素材の
組合せは、同一材料で溶融点が同じものもしくは、近い
ものが好ましい。また、必要に応じてホルダー1には、
インキ補充口6及び、弾性体7の一方端を固定する係止
部材8を設けてもよく、更にホルダー1の一部と印字体
3を覆う下部外装体9及びホルダー1と連動する握り1
0を設けてもよい。
【0008】
【効果】以上の様な、構成なので次の効果が得られる。 、ホルダー1と印字体3の接着部を側面に設けたこと
やホルダー1と印字体3の印面との間に空間Sを設けた
ことで、凹凸の多い捺印物やその他の異物に当接するこ
となしに捺印出来、ホルダー1と印字体3を分離するこ
とはない。 、ホルダー1と印字体3の接着部を側面に設けたこと
や、ホルダー1と印字体3の印面との間に空間Sを設け
たことで、接着部Hを厚くすることが出来、強い融着が
得られる。 、印面と平面状でないので、ホルダー1と印字体3の
熱融着による加工が容易で、加工時に印面を侵すことは
ない。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の実施例1の説明断面図
【図2】従来の実施例2の説明断面図
【図3】印字体3と金型の説明図
【図4】金型による成形時の印字体3の略拡大図
【図5】本発明の第1の実施例の略断面図
【図6】板状のホルダーとした時の本発明の第1の実施
例の略拡大図
【図7】本発明の第1の実施例の熱融着方法の説明図
【図8】板状のホルダーとした時の本発明の第1の実施
例の略断面図
【図9】本発明の第2の実施例の略断面図
【図10】本発明の第2の実施例の略拡大図
【0010】
【符号の説明】
1 ホルダー 3 印字体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インキが含浸される連続気孔からなる印字
    体3と、前記印字体3を保持固定するホルダー1からな
    る印判において、熱可塑性樹脂からなり凹凸部の印面を
    有する印字体3であり、凹部を熱加工で溶融し表面の多
    孔質を完全に潰し、凸部のみに多孔質を残した印字体3
    を、前記ホルダー1の側面と印字体3を熱融着して、固
    定することを特徴とする印判。
  2. 【請求項2】ホルダー1の側面と印字体3の側面を熱融
    着して固定することを特徴とする請求項1に記載した印
    判。
  3. 【請求項3】ホルダー1の側面に印字体を熱融着する
    際、ホルダー1の側面と印面の間に空間Sを設けて、
    の空間Sに面した箇所を加熱することによって熱融着を
    行い固定したことを特徴とする請求項1に記載した印
    判。
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