JP3523638B2 - 電力増幅器の動作点の調整のための回路装置 - Google Patents

電力増幅器の動作点の調整のための回路装置

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JP3523638B2 JP2001525834A JP2001525834A JP3523638B2 JP 3523638 B2 JP3523638 B2 JP 3523638B2 JP 2001525834 A JP2001525834 A JP 2001525834A JP 2001525834 A JP2001525834 A JP 2001525834A JP 3523638 B2 JP3523638 B2 JP 3523638B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/30Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters
    • H03F1/302Modifications of amplifiers to reduce influence of variations of temperature or supply voltage or other physical parameters in bipolar transistor amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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  • Amplifiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、とりわけ移動電話に使用される
ような電力増幅器の動作点の調整のための回路装置に関
する。
【0002】多くの適用事例で、とりわけ低減された出
力電力において高い効率を達成するために、非常に小さ
い無信号時電流において線形電力増幅器が動作される。
このようなAB級動作で動作される増幅器の電気的特性
は非常に大きく無信号時電流(Ruhestrom)の値に依存
する。電力増幅器が動作される全温度領域内部におい
て、一定の無信号時電流は一定かつ再現可能な電気的特
性データに対する前提条件である。
【0003】小さな給電電圧において無信号時電流調整
は付加的に次のことによって困難になる。すなわち、使
用できる電圧変位が増幅器において狭く限定されてい
る。大抵の場合1.3Vの高いベースエミッタ順方向電
圧及び3Vの給電電圧を有するとりわけヘテロバイポー
ラトランジスタを有する電力増幅器の場合には正確な無
信号時電流調整が問題となる。
【0004】電力増幅器の動作点の調整のための図1に
示された回路装置では安定した動作点調整を保証するた
めには使用できる電圧変位が足りないという問題が生じ
る。図1に示された動作点調整のための回路装置は電圧
源を有し、この電圧源は電圧Uを発生する。抵抗RAP
を介してこの電圧源は第1のインピーダンス変換器TV
1の制御入力側にもダイオードとして作動する第1のト
ランジスタTAP1にも接続されている。この第1のト
ランジスタTAP1は同様にダイオードとして作動する
第2のトランジスタTAP2を介して第1の基準電位G
NDに接続されている。電圧源が3Vの出力電圧Uを発
生する場合、2つのトランジスタTAP1及びTAP2
おいてそれぞれ1.3V降下する。なぜなら、これらの
トランジスタはヘテロバイポーラトランジスタであるか
らである。これによって、抵抗RAPにおいて最大0.
4V降下しうる。ベースエミッタ電圧UBEはK毎に約
2mVで変動する。この結果、電圧変位がしばしば安定
動作点調整を保証するには十分ではなくなる。
【0005】電力増幅器の動作点を低い無信号時電流に
設定しておくならば、一方で電力増幅器の効率が上昇
し、これにより限定されたエネルギ蓄積器を有する機器
の動作持続時間が増える。他方で低い無信号時電流によ
り最大増幅電力が制限される。しかし、多くの適用事例
において、とりわけ移動電話において、増幅電力要求が
変化し、この結果、同時にできるだけ高い電力増幅器の
効率をもくろむ場合には増幅器に対する最適な動作点を
見出すことが困難である。
【0006】よって、本発明の課題は、無信号時電流が
温度に依存せずにできるだけ一定であり、この結果、で
きるだけ安定した動作点が低い無信号時電流でも保証さ
れる、電力増幅器の動作点の調整のための回路装置を提
供することである。さらに、本発明の課題は、変化する
増幅電力でも電力増幅器のできるだけ高い効率が達成さ
れるように動作点を制御することである。
【0007】上記課題は、本発明によれば、電力増幅器
回路の第1のバイポーラトランジスタBT1の無信号時
電流値のアクティブな調整のための回路装置及び請求項
1記載の構成によって解決される。さらに、上記課題
は、電力増幅器回路におけるバイポーラトランジスタB
T1の少なくとも2つの無信号時電流値の調整のための
回路装置及び請求項12記載の構成によって解決され
る。本発明の有利な実施形態は従属請求項から得られ
る。
【0008】本発明において、電力増幅器回路の第1の
バイポーラトランジスタBT1における無信号時電流値
のアクティブな調整のための回路装置が提供され、この
回路装置において、第1の及び第2のバイポーラトラン
ジスタBT1、BT2を有するカレントミラーが設けら
れており、共通エミッタ増幅器回路においてそれぞれ第
3の及び第4のトランジスタT3、T4が設けられてお
り、第3のトランジスタT3の制御入力側は第2のバイ
ポーラトランジスタBT2のコレクタに接続され、第4
のトランジスタT4の制御入力側は第3のトランジスタ
T3のコレクタに接続され、第5のトランジスタT5が
エミッタフォロワ回路において設けられており、第5の
トランジスタT5の制御入力側は第4のトランジスタT
4のコレクタに接続され、第5のトランジスタT5のエ
ミッタは第2のバイポーラトランジスタBT2の制御入
力側に接続され、電圧源が設けられており、この電圧源
は抵抗R2を介して第2のバイポーラトランジスタBT
2のコレクタに接続されている。
【0009】カレントミラーの概念は、ここでは広い意
味において解釈されている。この広い意味においては、
カレントミラーは2つのトランジスタにより与えられ、
これら2つのトランジスタの制御入力側は互いに接続さ
れており、この結果、一方のトランジスタにおけるコレ
クタ電流が他方のトランジスタにおけるミラーされたコ
レクタ電流を発生する。「ミラーされた」とはここでは
両方の電流が理想的な場合に関心領域において互いに線
形に動作することであると解釈される。この場合、有利
には両方のトランジスタはプロセス技術の点で同一構造
であり、この結果、例えば温度変動の場合でも互いに両
方の電流の線形性は保持されつづける。両方のトランジ
スタが同一のエミッタベース面積を有し、両方のトラン
ジスタのエミッタが同一の電位にある場合には、両方の
電流の比率は基本的に1である。
【0010】本発明の回路装置によって、第2のバイポ
ーラトランジスタBT2のコレクタを流れる電流は温度
変動の場合でも一定の値に調整される。これによって第
1のバイポーラトランジスタBT1においても無信号時
電流は一定であり、この結果、増幅器回路に接続された
バイポーラトランジスタBT1の動作点は比較的安定で
ある。第2のバイポーラトランジスタBT2のコレクタ
を流れる電流の調整は、この第2のバイポーラトランジ
スタBT2のコレクタからこの第2のバイポーラトラン
ジスタBT2の制御入力側までのアクティブな帰還回路
によって保証される。さらに、第5のトランジスタT5
によって作られるコレクタ接地回路によってこの帰還回
路の出力側は低い出力抵抗を有し、この結果、第1のバ
イポーラトランジスタBT1における高い出力電力も駆
動され得る。さらに、本発明の回路は次のような利点を
有する。すなわち、第1のバイポーラトランジスタBT
1における可能な電圧変位が大きい。なぜなら、使用で
きる全電圧からダイオード電圧だけが差し引かれるから
である。
【0011】有利な実施形態では、第1のバイポーラト
ランジスタBT1の制御入力側と第2のバイポーラトラ
ンジスタBT2の制御入力側とが抵抗R1を介して互い
に接続されている。この抵抗R1によって第1のバイポ
ーラトランジスタBT1の増幅器線形性が最適化され
る。
【0012】他の有利な実施形態では、第5のトランジ
スタT5のコレクタは電圧源に接続され、第4のトラン
ジスタT4のコレクタは抵抗R4を介して電圧源に接続
される及び/又は第3のトランジスタT3のコレクタは
抵抗R3を介して電圧源に接続される。この実施形態に
よって最小の電圧源を有する回路を構成することができ
る。選択的に、第5のトランジスタT5が高い増幅器電
力においてできるだけ大きい電流を第1のバイポーラト
ランジスタBT1の制御入力側に供給できるように、第
5のトランジスタT5のコレクタに対して非常に高い出
力電流を有する別個の電圧源を設けることも可能であ
る。
【0013】有利には構成されるトランジスタは、np
nバイポーラトランジスタであり、さらに有利には、高
い周波数で増幅すべきアナログ信号におけるノイズパフ
ォーマンス及び線形性に関する卓越性のためにヘテロバ
イポーラトランジスタである。
【0014】他の有利な実施形態では、第3のトランジ
スタT3の制御入力側は抵抗R8を介して基準電位に接
続されており、さらに第3のトランジスタT3の制御入
力側は抵抗R6を介して第2のバイポーラトランジスタ
BT2のコレクタに接続されており、さらに有利には第
3のトランジスタT3の制御入力側は抵抗R7を前記第
3のトランジスタT3のコレクタに接続する。これら3
つの抵抗の選択によって、共通コレクタ増幅器の動作点
が調整され、これにより増幅度及び線形性が調整され
る。更なる抵抗の組み込みが可能である。
【0015】有利には、第1の及び第2のバイポーラト
ランジスタBT1、BT2は同一の熱的特性を有しかつ
十分に同一の温度にさらされるように構成され、互いに
対向配置されている。ミラー回路にとって、両方のバイ
ポーラトランジスタが熱的変化に関して同一の特性を有
することは重要である。なぜなら、さもなければ電流源
としてのカレントミラーの特性が損なわれてしまうから
である。よって、カレントミラーに関与するトランジス
タ、とりわけ第1のバイポーラトランジスタBT1と第
2のバイポーラトランジスタBT2はできるだけ空間的
に互いに並んで接近して配置され、できるだけ同じパラ
メータによる同じ製造プロセスで作られると有利であ
る。両方のバイポーラトランジスタが同一の方法で同一
の結晶上に製造され、できるだけ互いに並んで接近して
配置されると最も良くこれらの2つのことが保証され
る。しかし、これら2つのバイポーラトランジスタの間
の最良の熱的結合は、これら2つのバイポーラトランジ
スタが別個のコレクタを有するただ1つのバイポーラト
ランジスタの部分である場合に達成される。
【0016】本発明の回路が両極性のバイポーラトラン
ジスタだけを有することによって、この回路は完全にヘ
テロバイポーラトランジスタ製造プロセスにおいて製造
される。有利にはこの回路はGaAs又はInGaPプ
ロセスステップで製造され、この結果、本発明の回路装
置のトランジスタはヘテロバイポーラトランジスタであ
る。しかし、この回路は、例えばSiGe製造プロセス
又は他のヘテロバイポーラトランジスタプロセスで製造
することもできる。
【0017】本発明の他の有利な実施形態では、妨害信
号の低減のためのコンデンサを回路装置に組み込む。と
りわけ、4つののトランジスタBT2、T3、T4及び
/又はT5の制御入力側と基準電位との間にはそれぞれ
コンデンサが組み込まれる。
【0018】他の有利な実施形態では、第3の及び/又
は第4のトランジスタのエミッタと基準電位との間には
それぞれ抵抗R9が接続されている。これらの抵抗によ
って例えばエミッタ接地増幅器の線形性が調整される。
【0019】第1のバイポーラトランジスタBT1は電
力増幅器の1つ又は複数の増幅器段の部分である。有利
には、増幅器段は給電電圧を有するエミッタ接地回路に
おける増幅器であり、この給電電圧は抵抗R20及び/
又はインダクタンスL1を介して第1のバイポーラトラ
ンジスタBT1のコレクタに接続されている。第1のバ
イポーラトランジスタBT1のエミッタはこの場合有利
には抵抗を介して基準電位に接続されている。増幅すべ
き信号は有利には結合キャパシタンスを介して第1のバ
イポーラトランジスタBT1の制御入力側に供給され
る。
【0020】本発明では、さらに、電力増幅器回路にお
けるバイポーラトランジスタBT1の少なくとも2つの
動作点の調整のための回路装置が提供され、この回路装
置において、第1のスイッチング状態において、第1の
及び第2のバイポーラトランジスタBT1、BT2を有
する第1のカレントミラーがアクティブであり、この結
果、第2のバイポーラトランジスタBT2のコレクタを
流れる第1の電流が第1のバイポーラトランジスタBT
1のコレクタを流れる第1のミラーされた電流を発生
し、第2のバイポーラトランジスタBT2のコレクタに
おける電圧がアクティブな帰還回路を介して第2のバイ
ポーラトランジスタBT2の制御入力側に帰還され、第
2のスイッチング状態において、第1の及び第6のバイ
ポーラトランジスタBT1、BT6を有する第2のカレ
ントミラーがアクティブであり、この結果、第6のバイ
ポーラトランジスタBT6のコレクタを流れる第2の電
流がバイポーラトランジスタBT1のコレクタを流れる
第2のミラーされた電流を発生し、第6のバイポーラト
ランジスタBT6のコレクタにおける電圧が第2の帰還
回路を介して第6のバイポーラトランジスタBT6の制
御入力側に帰還され、第1のスイッチング状態と第2の
スイッチング状態との間を切り換えるためのスイッチを
有する。
【0021】この本発明の装置では第1のバイポーラト
ランジスタBT1の2つの動作点がそれぞれ2つのカレ
ントミラーのうちの1つによって決定される。この決定
するカレントミラーはこの場合アクティブなカレントミ
ラーである。従って、本発明の回路装置によって、ただ
1つのスイッチにより第1のバイポーラトランジスタB
T1を少なくとも2つの異なる動作点に切り換えること
によって動作することが可能である。
【0022】この場合、第1のバイポーラトランジスタ
BT1の特性曲線マップにおける動作点の位置は基本的
に抵抗の大きさ及びトランジスタのパラメータによって
調整可能である。こうして、本発明の回路は、変化する
出力電力を有する電力増幅器装置に対して、無信号時電
流及び無信号時電圧が電力消費に関して最適な値に切り
換えられるように構成される。線形増幅における電力効
率はこれにより大幅に高められる。
【0023】有利な実施形態では、第2のバイポーラト
ランジスタBT2のコレクタは抵抗R2を介して電圧源
に電気的に接続されている。これによって、第1のスイ
ッチング状態において第2のバイポーラトランジスタB
T2のコレクタを流れる第1の電流が、従って第1のバ
イポーラトランジスタBT1を流れる電流が決定され
る。
【0024】有利な実施形態では、第2の帰還回路は単
にオーム抵抗を有する線路又はオーム抵抗を持たない線
路から成る。さらに、有利には、第6のバイポーラトラ
ンジスタBT6のコレクタは抵抗R13を介して電圧源
に電気的に接続されている。こうして、第6のバイポー
ラトランジスタBT6のコレクタを流れる第2の電流が
基本的に決定される。よって、第2のスイッチング状態
では、電力増幅器の入力側の小さいAC信号において、
第1のバイポーラトランジスタBT1を流れる電流も決
定される。
【0025】有利な実施形態では、アクティブな帰還回
路は電圧増幅器を有する。この電圧増幅器によって第1
の電流の変化に起因する電圧変動は第2のバイポーラト
ランジスタBT2のコレクタにおいて増幅されて第2の
バイポーラトランジスタBT2の制御線路に帰還され、
この結果、第1の電流の変化が抑制されるように調整さ
れる。こうして第1の電流が温度変化のある場合でも安
定化される。有利には、アクティブな帰還回路は2つの
互いに縦続に接続されたエミッタ接地増幅器を有する。
なぜなら、これらは簡単なやり方で入力電圧を増幅し、
縦続接続されて入力信号の極性を保つからである。
【0026】有利には、アクティブな帰還回路は低オー
ム性の出力段を有し、この結果、第1のバイポーラトラ
ンジスタBT1の制御入力側は高い出力電力において低
オーム性で制御される。
【0027】有利には、アクティブな帰還回路の出力段
は第2のバイポーラトランジスタBT2のコレクタ電圧
と制御入力側電圧との間の最小閾値電圧差Vthrより
下において高オーム性である。この特性によって、簡単
にアクティブな帰還回路を不活性化することができる。
アクティブな帰還ループの不活性化は、例えば第1のバ
イポーラトランジスタBT1を第2のカレントミラーに
よって制御するために第1のカレントミラーを不活性化
する時に必要である。従って、有利には、アクティブな
帰還回路の出力段はコレクタ接地回路を有する。このコ
レクタ接地回路は、線形動作において低オーム性の出力
側を有し、さらに、エミッタと制御入力側との間の電圧
がトランジスタのダイオード電圧よりも小さい場合には
非常に高オーム性の出力側を有する。
【0028】有利には、第1のカレントミラーは請求項
1〜11のうちの1項記載の回路装置である。このよう
な回路は第1のバイポーラトランジスタBT1における
温度安定化された無信号時電流動作という既述の利点を
提供し、さらに、このような回路は給電される第1のバ
イポーラトランジスタBT1の制御入力側に対する低オ
ーム性の電圧給電部である。さらに、このようなアクテ
ィブな帰還結合によって、外部から切り換えられて第2
のバイポーラトランジスタBT2の制御入力側とコレク
タとの間の電圧が閾値電圧差Vthrより小さく設定さ
れることによってこのアクティブな帰還回路を不活性化
する手段が提供される。
【0029】有利には第6のバイポーラトランジスタB
T6の制御入力側は抵抗14を介して第1のバイポーラ
トランジスタBT1及び第2のバイポーラトランジスタ
BT2に接続されており、抵抗14は非高オーム性状態
におけるアクティブな帰還回路の低オーム性の出力抵抗
よりもはるかに大きい。第2のスイッチング状態におい
て抵抗14によって基本的に出力抵抗が決定される。こ
の出力抵抗によって第1のバイポーラトランジスタBT
1のDC制御入力側は電圧給電される。有利には、抵抗
R14は活性化されたアクティブな帰還回路の出力抵抗
よりもはるかに大きくかつ不活性化されたアクティブな
帰還回路の出力抵抗よりも小さい。
【0030】第2のスイッチング状態において第2のバ
イポーラトランジスタBT2のコレクタ電圧を閾値電圧
値にもたらすようなスイッチが有利である。この閾値電
圧値は第1のスイッチング状態におけるコレクタ電圧よ
りも小さい。有利には、第2のスイッチング状態におい
てコレクタと制御線路との間のこのバイポーラトランジ
スタBT2における電圧が閾値電圧差Vthrより小さ
いほどに、この閾値電圧値は小さい。このようなスイッ
チによってアクティブな帰還回路は不活性化され、この
結果、第1のバイポーラトランジスタBT1における無
信号時電圧のコントロールは第2のカレントミラーによ
って行われる。
【0031】有利には、スイッチはバイポーラトランジ
スタBT2に並列に第7のトランジスタT7を有し、こ
のトランジスタT7のコレクタは有利には抵抗12を介
して第2のバイポーラトランジスタBT2のコレクタに
接続されており、この第7のトランジスタT7は第1の
スイッチング状態において制御入力側の制御電圧のスイ
ッチングによって非導通であり、第2のスイッチング状
態において導通する。この場合、抵抗R12によって閾
値電圧値が調整される。
【0032】さらに、第2の状態において比較的高オー
ム性の第1のバイポーラトランジスタBT1のDC制御
入力側によって、とりわけ高い電力効率を有する第3の
モードで作動することができる。高オーム性のDC制御
入力側によって同時に大きなAC入力信号の場合に次の
ことが達成される。すなわち、第1のバイポーラトラン
ジスタBT1のこの制御入力側において非常に大きな電
流が流れ、この第1のバイポーラトランジスタBT1の
この制御入力側が小さいAC信号の場合よりも低い値に
低下する。しかし、この第1のバイポーラトランジスタ
BT1の制御入力電圧の低下によってアクティブな帰還
ループは再びアクティブになり、この結果、第1のバイ
ポーラトランジスタBT1における低い電圧は低オーム
性で給電される。これによって、第1のバイポーラトラ
ンジスタBT1は非線形でも非常に電力の大きな信号を
発生できる。このような増幅はとりわけAMPS規格に
おける移動無線送信器に使用される。
【0033】有利には、第2のバイポーラトランジスタ
BT2の制御入力側は抵抗R10を介して第1のバイポ
ーラトランジスタBT1の制御入力側にも第6のバイポ
ーラトランジスタBT6の制御入力側にも接続されてい
る。この抵抗R10は、有利には、バイポーラトランジ
スタBT2のエミッタベース面積に対するバイポーラト
ランジスタBT1のエミッタベース面積の比率に抵抗R
1を乗算した大きさである。この抵抗R10は有利には
ベース電流により発生される抵抗R10を介する電圧降
下をベース電流により発生される抵抗R1を介する電圧
降下とほぼ同じ大きさにさせるために使用される。この
手段は、とりわけ第1のアクティブなカレントミラーに
おいて第1のバイポーラトランジスタBT1及び第2の
バイポーラトランジスタBT2のチャネル電流の線形性
を改善する。
【0034】有利には、第1のバイポーラトランジスタ
BT1の制御入力側は抵抗R1を介して第2のバイポー
ラトランジスタBT2の制御入力側にも第6のバイポー
ラトランジスタBT6の制御入力側にも接続されてお
り、この抵抗R1は比較的小さく、有利には抵抗R14
の4分の1よりも小さい。抵抗R1を介して、AC入力
信号に対するバイポーラトランジスタBT1における電
力増幅度の線形性は最適化される。
【0035】第1のバイポーラトランジスタBT1は、
有利には、結合キャパシタンスC1を介して第1のバイ
ポーラトランジスタBT1の制御入力側に接続された増
幅器入力側を有する電力増幅器段の部分である。こうし
て、AC入力信号及びとりわけ高周波のAC入力信号は
電圧及び電流に関して線形に増幅される。第1のバイポ
ーラトランジスタBT1の最大出力電力は、この場合、
基本的に第1のバイポーラトランジスタBT1の特性デ
ータ及び制御入力側において使用できる最大電流によっ
て与えられる。この場合、有利には、増幅器段はエミッ
タ接地増幅器である。
【0036】有利には、第1の、第2の及び第6のバイ
ポーラトランジスタBT1、BT2及びBT6は同一の
熱的特性を有するように構成され、互いに対向配置され
ている。この手段によって、ミラーされる電流に関連す
るトランジスタは、関連する温度においてベースエミッ
タ面積により与えられる面積ファクタに至るまで同一の
特性曲線を有する。とりわけ、さらに、第1の、第2の
及び第6のバイポーラトランジスタBT1、BT2及び
BT6が集積回路においてすぐ近くに互いに対向配置さ
れていると有利である。
【0037】有利には、さらに、第1の、第2の及び第
6のバイポーラトランジスタBT1、BT2及びBT6
はとりわけGaAs、InGaP又はSiGeヘテロバ
イポーラトランジスタプロセスから作られるヘテロバイ
ポーラトランジスタである。ヘテロバイポーラトランジ
スタによって、とりわけ移動電話技術で必要とされるよ
うにノイズが少なく非常に迅速な線形増幅器回路が構成
される。電力増幅器には有利にはヘテロバイポーラトラ
ンジスタが装備されるので、相応のカレントミラートラ
ンジスタがヘテロバイポーラトランジスタであればこの
カレントミラーの機能に対して有利である。
【0038】さらに、本発明の回路装置は、有利には、
移動電話において使用され、そこではとりわけ送信すべ
き信号の増幅のために使用される。この場合、高い電力
効率によって信号をギガヘルツ周波数領域において30
dBmより上の電力に増幅することが重要である。
【0039】本発明を次に図面の図に基づいて詳しく説
明する。
【0040】図1は従来技術の動作点調整のための回路
装置を示し、図2は電力増幅器の動作点のアクティブな
調整のための回路装置の本発明の実施例を示し、図3は
電力増幅器回路におけるバイポーラトランジスタBT1
の少なくとも2つの動作点の調整のための回路装置の本
発明の実施例を示す。
【0041】図1に示された回路装置は既に冒頭で説明
した。それゆえ、この回路の説明は冒頭を参照してほし
い。
【0042】図2に示された電力増幅器回路における第
1のバイポーラトランジスタBT1の動作点のアクティ
ブな調整のための本発明の回路装置は第1のバイポーラ
トランジスタBT1を有し、このバイポーラトランジス
タBT1は第2のバイポーラトランジスタBT2と共に
広い意味でカレントミラーを形成する。増幅すべき入力
信号は端子Eに印加され、キャパシタンスC1を介して
第1のバイポーラトランジスタBT1の制御入力側に供
給される。第1のバイポーラトランジスタBT1により
増幅された信号はキャパシタンスC2を介して第1のバ
イポーラトランジスタBT1のコレクタに接続されてい
る出力側端子Aから取り出される。第1のバイポーラト
ランジスタBT1のコレクタは付加的にインダクタンス
L1及び有利にはこのインダクタンスL1に直列接続さ
れた抵抗R20を介して電圧源に接続されている。この
電圧源は電圧U2を発生する。第1のバイポーラトラン
ジスタBT1のエミッタは基準電位GNDに接続されて
いる。抵抗R1はバイポーラトランジスタBT1及びB
T2の両方の制御入力側を接続している。第2のバイポ
ーラトランジスタBT2の制御入力側は付加的にキャパ
シタンスCを介して基準電位GNDに接続されている。
出力電圧VREFを発生する電圧源は一方で基準電位G
NDに接続され、他方で第2の抵抗R2を介して第2の
バイポーラトランジスタBT2のコレクタに接続され、
第3の抵抗R3を介して第3のトランジスタT3のコレ
クタに接続され、第4の抵抗R4を介して第4のトラン
ジスタT4のコレクタに接続され、さらに抵抗なしに第
5のトランジスタT5のコレクタに接続されている。第
3のトランジスタT3の制御入力側は一方で第2のバイ
ポーラトランジスタBT2のコレクタに接続され、他方
でキャパシタンスCを介して基準電位GNDに接続され
ている。第3のトランジスタT3及び第4のトランジス
タT4のエミッタ端子はそれぞれ基準電位GNDに接続
されている。これに対して、第5のトランジスタT5の
エミッタ端子は第2のバイポーラトランジスタBT2の
制御入力側に接続されている。第4のトランジスタT4
の制御入力側は第3のトランジスタT3のコレクタにも
キャパシタンスCを介して基準電位GNDにも接続され
ている。相応して、第5のトランジスタT5の制御入力
側も第4のトランジスタT4のコレクタにもキャパシタ
ンスCを介して基準電位Cにも接続されている。第2の
バイポーラトランジスタBT2のエミッタは基準電位G
NDに接続されている。入力側端子Eはキャパシタンス
C1の他に交流電圧源にも接続されている。
【0043】トランジスタBT1、BT2、T3、T
4、T5は図2の回路装置ではnpnトランジスタとし
て、有利にはヘテロバイポーラトランジスタとして構成
されている。単一のトランジスタタイプは製造プロセス
を簡略化する。
【0044】第1の及び第2のバイポーラトランジスタ
BT1及びBT2は同一の熱的特性を有するように有利
には構成され、互いに対向配置されている。これは例え
ば次のことによって実現される。すなわち、第1の及び
第2のバイポーラトランジスタBT1及びBT2が集積
回路においてすぐ近くに互いに対向配置されることによ
って実現される。さらに、第2のバイポーラトランジス
タBT2が第1のバイポーラトランジスタBT1の部分
でありうる。よって、基準トランジスタとしての第2の
バイポーラトランジスタBT2は、出力段として構成さ
れた第1のバイポーラトランジスタBT1のフィンガで
あり得る。有利にはこれらのバイポーラトランジスタは
InGapヘテロバイポーラトランジスタプロセスで製
造される。
【0045】次に図2の回路装置の作動原理を記述す
る。温度が上昇するという仮定の下で、第2のバイポー
ラトランジスタBT2のコレクタ電流ICHBT2も上
昇する。これにより第2の抵抗R2を通過する電流IR
2も上昇する。
【0046】第2のバイポーラトランジスタBT2のコ
レクタ電流ICHBT2の上昇の結果、第2のバイポー
ラトランジスタBT2のコレクタエミッタ電圧が低下す
る。これにより第3のトランジスタT3のベースエミッ
タ電圧もこの第3のトランジスタT3のベース電流IB
T3も低下する。この結果、第3のトランジスタT3の
コレクタエミッタ電圧が上昇し、これに対して、第4の
トランジスタT4のコレクタエミッタ電圧が低下する。
これにより、第5のトランジスタT5のベースエミッタ
電圧も低下し、第2のバイポーラトランジスタBT2の
ベースエミッタ電圧が低下し、この第2のバイポーラト
ランジスタBT2のベース電流IBHBT2が低下す
る。これによって、最初に仮定した温度上昇によって惹
起された第2のバイポーラトランジスタBT2のコレク
タ電流ICHBT2の上昇に対して効果的に対抗作用が
起こる。この温度上昇はこれにより補償される。同一の
ことは相応に温度低下に対しても妥当する。
【0047】2つのエミッタ接地回路の第3のトランジ
スタT3及び第4のトランジスタT4はそれぞれ温度変
位の増大のために及び180度位相回転のために使用さ
れる。コレクタ接地回路に配置された第5のトランジス
タT5はインピーダンス変換器として使用され、さらに
低オーム性の出力側を有する。
【0048】第2のトランジスタから第5のトランジス
タBT2、T3、T4、T5の所要面積は小さく保持さ
れうる。なぜなら、これらのトランジスタは単に第1の
バイポーラトランジスタBT1の制御に使用されるだけ
だからである。
【0049】複数のキャパシタンスCは妨害高周波信号
成分を回避するためのフィルタとして使用される。
【0050】エミッタ接地回路の第3のトランジスタT
3は増幅器として使用され、さらにその入力信号に対し
て180度だけ位相シフトされた出力信号を発生する。
相応することは第4のトランジスタT4にも妥当する。
コレクタ接地回路の第5のトランジスタT5はその入力
信号と出力信号との間の位相シフトを発生しない。同様
にこの第5のトランジスタT5によってその入力信号は
増幅されない。
【0051】第1のバイポーラトランジスタBT1のコ
レクタ電流ICHBT1に対しては第1次近似において
次の式が成り立つ: (1) ICHBT1=k×ICHBT2=k×1.7V/R2 ただしここでkは、第2のバイポーラトランジスタBT
2のエミッタベース面積に対する第1のバイポーラトラ
ンジスタBT1のエミッタベース面積の比率である。電
圧1.7Vは給電電圧VREF3Vとヘテロバイポーラ
トランジスタにおけるダイオード降下1.3Vとの差か
ら生じる。
【0052】有利には、図2に示された本発明の回路装
置によって、第2の抵抗R2で降下する電圧は、図1に
示された回路装置及び抵抗RAPで降下する電圧に比べ
て増加される。これによって、信号増幅及びより改善さ
れた温度補償のために、第1のバイポーラトランジスタ
BT1における電力増幅器入力側でのより大きな電圧変
位が可能である。例えば電圧源によって電圧VREF3
Vが発生される場合、図2の回路では第2の抵抗R2に
おいて約1.7V降下しうる。この約1.7Vは電圧源に
より発生される電圧(VREF=3V)及び役1.3V
〜1.4Vの大きさの第2のヘテロバイポーラトランジ
スタBT2で降下するコレクタエミッタ電圧の差から生
じる。図1に示された回路装置では抵抗RAPでは最大
0.4Vだけしか降下しない。
【0053】図2に示された本発明の実施形態は2つの
バイポーラトランジスタBT1及びBT2を有するカレ
ントミラーとして読みとれる。電流ICHBT2はバイ
ポーラトランジスタBT1に式(1)に従って電流を印
加する。電流ICHBT2の安定化のために、図2にお
いてこの場合、アクティブな帰還回路が組み込まれる。
このアクティブな帰還回路は電流変動に起因する第2の
バイポーラトランジスタBT2のコレクタにおける電圧
変動を増幅してこのバイポーラトランジスタBT2の制
御入力側に戻し、こうして電流変動に対抗して制御す
る。この帰還回路はこの実施形態ではこの場合基本的に
電圧増幅器として機能する2つの縦続接続されたエミッ
タ接地回路及び出力段として機能するコレクタ接地回路
から成る。
【0054】図3に示されている電力増幅器回路におけ
るバイポーラトランジスタBT1の少なくとも2つの動
作点を調整するための回路装置の本発明の実施形態も同
様に第1のバイポーラトランジスタBT1を有し、この
第1のバイポーラトランジスタBT1は第2のバイポー
ラトランジスタBT2と共に広い意味で第1のカレント
ミラーを形成する。増幅すべきAC入力信号は端子Eに
印加され、さらにキャパシタンスC1を介して第1のバ
イポーラトランジスタBT1の制御入力側に供給され
る。第1のバイポーラトランジスタBT1によって増幅
された信号は出力側端子Aから取り出される。この出力
側端子AはキャパシタンスC2を介して第1のバイポー
ラトランジスタBT1のコレクタに接続されている。第
1のバイポーラトランジスタBT1のコレクタは付加的
にインダクタンスL1及びこのインダクタンスL1に直
列接続された抵抗R20を介して電圧源に接続される。
この電圧源はU2を発生する。第1のバイポーラトラン
ジスタBT1のエミッタは基準電位GNDに接続されて
いる。第1のバイポーラトランジスタBT1の制御入力
側及び第2のバイポーラトランジスタBT2の制御入力
側は直列に接続された抵抗R1及びR10を介して接続
されている。
【0055】さらに、出力電圧VREF1を発生する電
圧源は第2の抵抗R2を介して第2のバイポーラトラン
ジスタBT2のコレクタに接続され、第3の抵抗R3を
介して第3のトランジスタT3のコレクタに接続され、
第4の抵抗R4を介して第4のトランジスタT4のコレ
クタに接続され、抵抗R13を介してバイポーラトラン
ジスタBT6のコレクタに接続されている。第3のトラ
ンジスタT3の制御入力側は第1に抵抗R6を介して第
2のバイポーラトランジスタBT2のコレクタに接続さ
れ、第2に抵抗R7を介して第3のトランジスタT3の
コレクタに接続され、第3に抵抗R8を介して基準電位
GNDに接続されている。第3のトランジスタT3のエ
ミッタは直接基準電位GNDに接続され、第4のトラン
ジスタT4のエミッタは抵抗R9を介して基準電位GN
Dに接続されている。これに対して、第5のトランジス
タT5のエミッタは抵抗R10を介して第2のバイポー
ラトランジスタBT2の制御入力側に接続される。第4
のトランジスタT4の制御入力側は第3のトランジスタ
T3のコレクタに接続されている。相応して、第5のト
ランジスタT5の制御入力側も第4のトランジスタT4
のコレクタに接続されている。第2のバイポーラトラン
ジスタBT2のエミッタは基準電位GNDに接続されて
いる。第5のトランジスタのコレクタは有利には第2の
電圧源VREF2に接続され、VREF1には接続され
ていない。これは第5のトランジスタT5を流れる、場
合によっては大きい電流によってVREF1に負荷をか
けないためである。さらに、第6のバイポーラトランジ
スタBT6の制御入力側はこの第6のバイポーラトラン
ジスタBT6のコレクタに接続され、さらに有利には短
絡されている。第6のバイポーラトランジスタBT6の
制御入力側は第1のバイポーラトランジスタBT1の制
御入力側に抵抗R14及び抵抗R1を介して接続されて
いる。第6のバイポーラトランジスタBT6のエミッタ
は基準電位に接続されている。入力側端子Eはキャパシ
タンスC1の他に交流電圧源にも接続されている。
【0056】スイッチ機能のために第7のトランジスタ
T7のコレクタは抵抗R12を介してバイポーラトラン
ジスタBT2のコレクタに接続されている。このトラン
ジスタT7のエミッタは基準電位に接続されている。第
7のトランジスタT7のチャネルはこの第7のトランジ
スタT7の制御入力側における論理制御によって導通か
又は非導通かのいずれかにされる。
【0057】この本発明の回路装置の作動原理は次のよ
うなものである:この電力増幅器が第1のスイッチング
状態にもたらされなければならない場合、トランジスタ
T7は外部から制御され、このトランジスタT7が非導
通になる。この状態において、バイポーラトランジスタ
BT1及びBT2を有するカレントミラーはアクティブ
であり、この結果、バイポーラトランジスタBT1にお
ける電流は基本的にバイポーラトランジスタBT2を流
れる電流によって有利には式(1)に従って与えられ
る。第2のバイポーラトランジスタBT2における電流
はこの場合、アクティブな帰還回路によってこのバイポ
ーラトランジスタBT2のコレクタにおける電圧変動を
増幅しこのバイポーラトランジスタBT2の制御入力側
に供給し、安定化する。とりわけ温度変動における電流
変動も調整するこの電流の安定化によって、無信号時電
流も、従って動作点も第1のバイポーラトランジスタB
T1において安定化される。
【0058】アクティブな帰還回路は図2のようにこの
実施形態において基本的に2つの互いに縦続に接続され
たエミッタ接地電圧増幅器及びコレクタ接地回路から成
る。このコレクタ接地回路はこのアクティブな帰還回路
の低い出力抵抗に対するインピーダンス変換器として使
用される。第1のバイポーラトランジスタBT1に大き
な出力電力の場合でも必要な電流を制御入力側に給電す
るために、このアクティブな帰還回路の低い出力抵抗は
必要である。こうして、バイポーラトランジスタBT1
における高い出力電力の場合でも十分に線形な信号増幅
が保証される。大きな出力電力において十分に線形な信
号増幅を保証しようとする場合には、バイポーラトラン
ジスタBT1における動作点を有利には十分に高い無信
号時電流値に置く。
【0059】さらに、アクティブな帰還回路の低い出力
抵抗は、バイポーラトランジスタBT2及びバイポーラ
トランジスタBT6がカレントミラーとしてアクティブ
ではないことをもたらす。なぜなら、バイポーラトラン
ジスタBT6における出力抵抗はこのアクティブな帰還
回路のそれよりもはるかに大きいからである。バイポー
ラトランジスタBT1の制御入力側における出力抵抗は
この場合有利には基本的に抵抗R14によって与えられ
る。なぜなら、抵抗R1は抵抗R14よりも数倍小さい
からである。
【0060】第2のスイッチング状態ではトランジスタ
T7は外部から制御され、この結果、このトランジスタ
T7は導通し、さらに第2のバイポーラトランジスタB
T2のコレクタ電圧がより低い値に下げられる。有利な
実施形態では、この場合、バイポーラトランジスタBT
2におけるコレクタ電圧が閾値電圧値より下に低下し、
この結果、このバイポーラトランジスタBT2の制御入
力側とコレクタとの間の閾値電圧差Vthrを下回るよ
うに、抵抗R12は選択される。これによって、有利に
はエミッタ接地回路によって表されるアクティブな帰還
回路の出力段が抵抗R14よりもはるかに高オーム性と
なる。これにより、このアクティブな帰還回路は基本的
に不活性化される。
【0061】このアクティブな帰還回路が不活性化され
ている場合、第1のバイポーラトランジスタBT1の制
御入力側の電圧給電は基本的にバイポーラトランジスタ
BT6及びBT1を有する第2のカレントミラーによっ
て決定される。基本的に抵抗R14によって決定されて
いるこの電流給電の出力抵抗は、有利には、アクティブ
な帰還回路により発生される出力抵抗よりもはるかに高
い。制限された出力電流によって、第1のバイポーラト
ランジスタBT1は制限された出力電力を有する信号し
か線形に増幅できない。有利には、この場合、第1のバ
イポーラトランジスタBT1の動作点は低い無信号時電
流値に調整される。従って、このスイッチング状態は、
有利にはバイポーラトランジスタBT1で線形増幅が適
度な出力電力においてのみ必要とされる場合に活性化さ
れる。
【0062】例えばAMPモードのような送信規格の場
合のように線形増幅が必要とされない場合、第2のスイ
ッチング状態は非常に低い無信号時電流及び非常に高い
出力電力を有する第3の動作モードを提供する。この第
2のスイッチング状態において非常に大きい振幅を有す
るAC信号が増幅器入力側に供給されると、バイポーラ
トランジスタBT1における整流効果によってこのバイ
ポーラトランジスタBT1の制御入力側に大きな電流が
流れることが起こる。この大きな電流は大きな抵抗R1
4を介してバイポーラトランジスタBT6のコレクタか
ら流れる。これによって電圧が抵抗R14の後ろで低下
し、とりわけまだ不活性化されているアクティブな帰還
回路の出力側において低下する。抵抗R14の後ろの電
圧降下は次のことを引き起こす。すなわち、バイポーラ
トランジスタBT2の制御入力側とコレクタとの間の閾
値電圧差Vthrを再び上回り、この結果、アクティブ
な帰還回路がその低い出力抵抗によって再びアクティブ
になる。従って、第1のバイポーラトランジスタBT1
の制御入力側から見ると、第1のバイポーラトランジス
タBT1の制御入力側には再び比較的低オーム性で電圧
が供給される。この電圧は第2のバイポーラトランジス
タBT2及び第6のバイポーラトランジスタBT6の制
御入力側における電圧の相互作用によって予め設定され
ている。よって、比較的低い出力抵抗によって再びバイ
ポーラトランジスタBT1の出力側において比較的高い
電力が駆動される。増幅の線形性を断念すれば、こうし
て非常に高い電力効率で非常に高い出力電力においてオ
ーバードライブされた信号が発生される。
【0063】図1及び図2の回路における抵抗の正確な
値は、適用事例及び使用されるトランジスタの特性曲線
に大きく依存する。図2及び図3に示された回路装置は
有利には移動電話の回路においてギガヘルツ周波数領域
の送信器増幅器に適している。この適用事例では有利に
ほぼ16dBmと30dBmとの間の出力電力の間で切
り換えられる。これに相応して、抵抗R1は有利には抵
抗R14よりもほぼ4分の1小さく選択される。この結
果、第1のスイッチング状態では第1のバイポーラトラ
ンジスタBT1においてほぼ4倍大きなベース電流を供
給できる。有利には、抵抗R14に対する典型的な値は
ほぼ100オームである。
【0064】有利には、これらの回路にはこの実施形態
においてほぼ3Vの電圧源が設けられる。これらの回路
は有利にはInGapプロセスで製造され、この結果、
トランジスタは有利にはほぼ1.3Vのダイオード電圧
変位を有するヘテロバイポーラトランジスタである。こ
れらの回路は有利にはCDMAハイモード、CDMAロ
ーモード及びAMPモードで動作され、このCDMAハ
イモードは電力増幅器の高い出力電力に対する第1のス
イッチング状態に相応する。
【0065】図3に示された回路の抵抗値はトランジス
タの特性曲線及び所望の電力増幅器特性に依存する。設
定が決定されるならば、当業者によって最適な抵抗値が
もとめられ、最適化される。本発明の回路における付加
的な抵抗、組み込まれるコンデンサ及びインダクタンス
が回路の特性をさらに改良することも可能である。これ
らの変形実施形態はこの回路の基本コンセプトから離れ
ないならば本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の動作点調整のための回路装置を示
す。
【図2】電力増幅器の動作点のアクティブな調整のため
の回路装置の本発明の実施例を示す。
【図3】電力増幅器回路におけるバイポーラトランジス
タBT1の少なくとも2つの動作点の調整のための回路
装置の本発明の実施例を示す。
【符号の説明】
BT1 第1のバイポーラトランジスタ BT2 第2のバイポーラトランジスタ T3 第3のトランジスタ T4 第4のトランジスタ T5 第5のトランジスタ BT6 第6のトランジスタ T7 第7のトランジスタ VREF 電圧源 R1〜R20 抵抗 C1、C2 キャパシタンス E 入力側端子 A 出力側端子 GND 基準電位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−253822(JP,A) 特開 平5−315855(JP,A) 特公 昭45−17603(JP,B1) 特公 昭45−36041(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/00 - 3/72

Claims (31)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力増幅器回路における第1のバイポー
    ラトランジスタ(BT1)の動作点のアクティブな調整
    のための回路装置において、 第1の及び第2のバイポーラトランジスタ(BT1、B
    T2)を有するカレントミラーが設けられており、 エミッタ接地増幅器回路においてそれぞれ第3の及び第
    4のトランジスタ(T3、T4)が設けられており、第
    3のトランジスタ(T3)の制御入力側は第2のバイポ
    ーラトランジスタ(BT2)のコレクタに接続され、第
    4のトランジスタ(T4)の制御入力側は前記第3のト
    ランジスタ(T3)のコレクタに接続され、 第5のトランジスタ(T5)がコレクタ接地回路におい
    て設けられており、前記第5のトランジスタ(T5)の
    制御入力側は前記第4のトランジスタ(T4)のコレク
    タに接続され、前記第5のトランジスタ(T5)のエミ
    ッタは前記第2のバイポーラトランジスタ(BT2)の
    制御入力側に接続され、 電圧源が設けられており、該電圧源は抵抗(R2)を介
    して前記第2のバイポーラトランジスタ(BT2)のコ
    レクタに接続されている、電力増幅器回路における第1
    のバイポーラトランジスタ(BT1)の動作点のアクテ
    ィブな調整のための回路装置。
  2. 【請求項2】 第1のバイポーラトランジスタ(BT
    1)の制御入力側と第2のバイポーラトランジスタ(B
    T2)の制御入力側とは抵抗(R1)を介して互いに接
    続されていることを特徴とする、請求項1記載の回路装
    置。
  3. 【請求項3】 第5のトランジスタ(T5)のコレクタ
    は電圧源に接続され、第4のトランジスタ(T4)のコ
    レクタは抵抗(R4)を介して電圧源に接続される及び
    /又は第3のトランジスタ(T3)のコレクタは抵抗
    (R3)を介して電圧源に接続されることを特徴とす
    る、請求項1又は2記載の回路装置。
  4. 【請求項4】 トランジスタ(BT1、BT2、T3、
    T4及びT5)はnpnバイポーラトランジスタ及び/
    又はヘテロバイポーラトランジスタであることを特徴と
    する、請求項1〜3のうちの1項記載の回路装置。
  5. 【請求項5】 第3のトランジスタ(T3)の制御入力
    側は抵抗(R8)を介して基準電位に接続されており、
    さらに、前記第3のトランジスタ(T3)の制御入力側
    は抵抗(R6)を介して第2のバイポーラトランジスタ
    (BT2)のコレクタに接続されている及び/又は抵抗
    (R7)を介して前記第3のトランジスタ(T3)のコ
    レクタに接続されていることを特徴とする、請求項1〜
    4のうちの1項記載の回路装置。
  6. 【請求項6】 第1の及び第2のバイポーラトランジス
    タ(BT1、BT2)は同一の熱的特性を有するように
    構成され、互いに対向配置されていることを特徴とす
    る、請求項1〜5のうちの1項記載の回路装置。
  7. 【請求項7】 第1の及び第2のバイポーラトランジス
    タ(BT1、BT2)は集積回路においてすぐ近くに互
    いに対向配置されていることを特徴とする、請求項1〜
    6のうちの1項記載の回路装置。
  8. 【請求項8】 第2のバイポーラトランジスタ(BT
    2)は第1のバイポーラトランジスタ(BT1)の部分
    であることを特徴とする、請求項1〜7のうちの1項記
    載の回路装置。
  9. 【請求項9】 第1の及び第2のバイポーラトランジス
    タ(BT1、BT2)は、とりわけGaAs、InGa
    P又はSiGeヘテロバイポーラトランジスタプロセス
    から作られるヘテロバイポーラトランジスタであること
    を特徴とする、請求項1〜8のうちの1項記載の回路装
    置。
  10. 【請求項10】 第2の、第3の、第4の及び/又は第
    5のトランジスタ(BT2、T3、T4、T5)の制御
    入力側とそれぞれ基準電位との間にはコンデンサ(C)
    が接続されていることを特徴とする、請求項1〜9のう
    ちの1項記載の回路装置。
  11. 【請求項11】 第3の及び/又は第4のトランジスタ
    (T3、T4)のエミッタと基準電位との間にはそれぞ
    れ抵抗(R9)が接続されていることを特徴とする、請
    求項1〜10のうちの1項記載の回路装置。
  12. 【請求項12】 電力増幅器回路におけるバイポーラト
    ランジスタ(BT1)の少なくとも2つの動作点の調整
    のための回路装置において、 第1のスイッチング状態において、第1の及び第2のバ
    イポーラトランジスタ(BT1、BT2)を有する第1
    のカレントミラーがアクティブであり、この結果、前記
    第2のバイポーラトランジスタ(BT2)のコレクタを
    流れる第1の電流が前記第1のバイポーラトランジスタ
    (BT1)のコレクタを流れる第1のミラーされた電流
    を発生し、前記第2のバイポーラトランジスタ(BT
    2)のコレクタにおける電圧がアクティブな帰還回路を
    介して前記第2のバイポーラトランジスタ(BT2)の
    制御入力側に帰還され、 第2のスイッチング状態において、第1の及び第6のバ
    イポーラトランジスタ(BT1、BT6)を有する第2
    のカレントミラーがアクティブであり、この結果、前記
    第6のバイポーラトランジスタ(BT6)のコレクタを
    流れる第2の電流が前記第1のバイポーラトランジスタ
    (BT1)のコレクタを流れる第2のミラーされた電流
    を発生し、前記第6のバイポーラトランジスタ(BT
    6)のコレクタにおける電圧が第2の帰還回路を介して
    前記第6のバイポーラトランジスタ(BT6)の制御入
    力側に帰還され、 前記第1のスイッチング状態と前記第2のスイッチング
    状態との間を切り換えるためのスイッチを有する、電力
    増幅器回路におけるバイポーラトランジスタ(BT1)
    の少なくとも2つの動作点の調整のための回路装置。
  13. 【請求項13】 第2のバイポーラトランジスタ(BT
    2)のコレクタは抵抗(R2)を介して電圧源に電気的
    に接続されていることを特徴とする、請求項12記載の
    回路装置。
  14. 【請求項14】 第2の帰還回路は単にオーム抵抗を有
    する線路又はオーム抵抗を持たない線路であることを特
    徴とする、請求項12又は13記載の回路装置。
  15. 【請求項15】 第6のバイポーラトランジスタ(BT
    6)のコレクタは抵抗(R13)を介して電圧源に電気
    的に接続されていることを特徴とする、請求項12〜1
    4のうちの1項記載の回路装置。
  16. 【請求項16】 アクティブな帰還回路は電圧増幅器、
    とりわけ2つの互いに縦続に接続されたエミッタ接地増
    幅器を有することを特徴とする、請求項12〜15のう
    ちの1項記載の回路装置。
  17. 【請求項17】 アクティブな帰還回路は低オーム性の
    出力段を有することを特徴とする、請求項12〜16の
    うちの1項記載の回路装置。
  18. 【請求項18】 アクティブな帰還回路の出力段は第2
    のバイポーラトランジスタ(BT2)のコレクタ電圧と
    制御入力側電圧との間の最小閾値電圧差(Vthr)よ
    り下において高オーム性であることを特徴とする、請求
    項17記載の回路装置。
  19. 【請求項19】 アクティブな帰還回路の出力段はコレ
    クタ接地回路におけるトランジスタを有することを特徴
    とする、請求項12〜18のうちの1項記載の回路装
    置。
  20. 【請求項20】 第1のカレントミラーは請求項1〜1
    1のうちの1項記載の回路装置であることを特徴とする
    請求項12〜19のうちの1項記載の回路装置。
  21. 【請求項21】 第6のバイポーラトランジスタ(BT
    6)の制御入力側は抵抗(14)を介して第1のバイポ
    ーラトランジスタ(BT1)及び第2のバイポーラトラ
    ンジスタ(BT2)に接続されており、抵抗(14)は
    非高オーム性状態におけるアクティブな帰還回路の出力
    抵抗よりもはるかに大きいことを特徴とする、請求項1
    2〜20のうちの1項記載の回路装置。
  22. 【請求項22】 スイッチは第2のスイッチング状態に
    おいて第2のバイポーラトランジスタ(BT2)のコレ
    クタ電圧を閾値電圧値にもたらし、該閾値電圧値は第1
    のスイッチング状態におけるコレクタ電圧よりも小さい
    ことを特徴とする、請求項12〜21のうちの1項記載
    の回路装置。
  23. 【請求項23】 スイッチはバイポーラトランジスタ
    (BT2)に並列にトランジスタ(T7)を有し、該ト
    ランジスタ(T7)のコレクタは有利には抵抗(12)
    を介して第2のバイポーラトランジスタ(BT2)のコ
    レクタに接続されており、前記トランジスタ(T7)は
    第1のスイッチング状態において制御入力側の制御電圧
    のスイッチングによって非導通であり、第2のスイッチ
    ング状態において導通することを特徴とする、請求項2
    2記載の回路装置。
  24. 【請求項24】 第2のバイポーラトランジスタ(BT
    2)の制御入力側は抵抗(R10)を介して第1のバイ
    ポーラトランジスタ(BT1)の制御入力側にも第6の
    バイポーラトランジスタ(BT6)の制御入力側にも接
    続されていることを特徴とする、請求項12〜23のう
    ちの1項記載の回路装置。
  25. 【請求項25】 第1のバイポーラトランジスタ(BT
    1)の制御入力側は抵抗(R1)を介して第2のバイポ
    ーラトランジスタ(BT2)の制御入力側にも第6のバ
    イポーラトランジスタ(BT6)の制御入力側にも接続
    されていることを特徴とする、請求項12〜24のうち
    の1項記載の回路装置。
  26. 【請求項26】 第1のバイポーラトランジスタ(BT
    1)は、結合キャパシタンス(C1)を介して前記第1
    のバイポーラトランジスタ(BT1)の制御入力側に接
    続された増幅器入力側を有する電力増幅器段の部分であ
    ることを特徴とする、請求項12〜25のうちの1項記
    載の回路装置。
  27. 【請求項27】 増幅器段はエミッタ接地増幅器である
    ことを特徴とする、請求項26記載の回路装置。
  28. 【請求項28】 第1の、第2の及び第6のバイポーラ
    トランジスタ(BT1、BT2及びBT6)は同一の熱
    的特性を有するように構成され、互いに対向配置されて
    いることを特徴とする、請求項12〜27のうちの1項
    記載の回路装置。
  29. 【請求項29】 第1の、第2の及び第6のバイポーラ
    トランジスタ(BT1、BT2及びBT6)は集積回路
    においてすぐ近くに互いに対向配置されていることを特
    徴とする、請求項12〜28のうちの1項記載の回路装
    置。
  30. 【請求項30】 第1の、第2の及び第6のバイポーラ
    トランジスタ(BT1、BT2及びBT6)はとりわけ
    GaAs、InGaP又はSiGeヘテロバイポーラト
    ランジスタプロセスから作られるヘテロバイポーラトラ
    ンジスタであることを特徴とする、請求項12〜29の
    うちの1項記載の回路装置。
  31. 【請求項31】 回路装置は移動電話において使用され
    ることを特徴とする、請求項1〜30のうちの1項記載
    の回路装置。
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