JP3523604B2 - 粉体定量取り出し容器 - Google Patents

粉体定量取り出し容器

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JP3523604B2
JP3523604B2 JP2001052165A JP2001052165A JP3523604B2 JP 3523604 B2 JP3523604 B2 JP 3523604B2 JP 2001052165 A JP2001052165 A JP 2001052165A JP 2001052165 A JP2001052165 A JP 2001052165A JP 3523604 B2 JP3523604 B2 JP 3523604B2
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修一 平吹
昌志 神田
徹 林中
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ユーシーシー上島珈琲株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉体定量取り出し
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レギュラーコーヒー(焙煎コーヒ
ー豆を粉砕したもの)やインスタントコーヒーの粉末・
顆粒等の粉体は、開閉自在な容器に収容して保管され、
必要に応じて計量スプーン等で必要量を計量していた。
しかし、前記計量スプーンで前記粉体を取り出す際に、
所望する量を正確に計量するのが困難であるという問題
点があった。又、前記容器を傾けたり、前記計量スプー
ンに前記粉体を大量に盛ったりすると、前記粉体が零れ
落ちて周囲に飛散して前記粉体を無駄にしたり、周囲を
汚してしまうという問題点があった。
【0003】そこで、上記問題点を解決するため、一定
量の前記粉体を前記計量スプーンを用いること無く直接
容器外に取り出しすることができる粉体定量取り出し容
器が提案されていた。この種の粉体定量取り出し容器と
しては、例えば、砂糖、インスタントコーヒーなどの内
容物が逆さにしても外部に漏れないように、ビン上端の
口の上周縁に蓋をし、この蓋の中央部に、その下端に上
斜め方向に開口した下口を設けたパイプを貫通したもの
が提案されている(実開昭52−105457号参
照)。この粉体定量取り出し容器は、前記下口を上方向
に向けて前記ビンを傾斜させると、前記下口の開口上に
位置していた内容物が前記パイプ内を移動して前記ビン
外に排出されるものであった。
【0004】或いは、粉体又は顆粒体からなる内容物の
容器本体と、この容器本体に内装し且つ上端開口部を容
器天部より臨ませ、下端開口部を容器本体内の底部近傍
に位置させる定量取出し筒と、前記定量取出し筒の下端
開口部に連通する上向きの流入口及びこの流入口の口壁
の一部を構成する定量堰片からなる定量流入取出し部と
により構成して、内容物の自動定量区分と、傾けること
により定量区分した内容物のみの取り出しを可能とする
粉体定量取り出し容器も提案されていた(特開平9−2
72575号参照)。
【0005】又、容器内部を、前記粉体を収容する粉体
供給室と、供給孔を通じてこれに連通した定量落下室の
2層構造とし、前記定量落下室が更に前記容器上部の排
出口へと連通している粉体定量取り出し容器も提案され
ていた(実開平1−144385号参照)。この種の粉
体定量取り出し容器にあっては、容器を平面状に置くな
どして前記粉体供給室から前記定量落下室に一定量の前
記粉体を落下させた後、前記容器を傾けることによって
前記定量落下室に収容されていた粉体を前記排出口から
取り出すことができるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
52−105457号に開示されている粉体定量取り出
し容器によれば、前記ビンを傾斜させる方向が前記下口
の開口方向に対して異なると、重力の作用によって前記
下口から前記パイプに流入する粉体の量が変動するとい
う問題点があった。同様に、特開平9−272575号
に開示されている粉体定量取り出し容器によれば、前記
容器を傾斜させる方向が異なると、重力の作用によって
前記流入口から前記定量取り出し筒に流入する粉体の量
が変動するという問題点があった。よって、これらの種
の粉体定量取り出し容器において、容器外に取り出しさ
れる粉体の量を一定に保つためには、前記容器を傾斜さ
せる方向に制約があるという問題点があった。
【0007】一方、実開平1−144385号に開示さ
れた粉体定量取り出し容器にあっては、前記定量落下室
に一定量の粉体を蓄積しこれを取り出すことにしたこと
で、前記粉体の取り出し方向の制約を回避することがで
きたが、粉体の取り出し量を一定に保つという点では不
十分な点があった。即ち、この種の粉体定量取り出し容
器にあっては、前記定量落下室に落下してきた粉体をそ
のまま前記排出口から取り出すので、前記粉体落下室に
一定量の粉体が存在することが、一定量の粉体を取り出
すための条件となる。しかしながら、前記粉体定量取り
出し容器が置かれた面の傾斜が異なる場合や前記粉体定
量取り出し容器に振動が与えらた場合には、静置した場
合と比べて多量の粉体が前記粉体落下室に落下してくる
ので、前記粉体の取り出し量を一定に保つことは困難で
あるという問題点があった。
【0008】従って、本発明の目的は、上記欠点に鑑
み、容器を傾ける方向の制約を軽減し、且つ粉体の取り
出し量を一定に保つことができる粉体定量取り出し容器
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の粉体定量取り出し容器の特徴構成は、図面を
参酌して説明すると、請求項1に記載してあるように、
粉体3を収容する収容部11aを有する筒状体11と、
前記筒状体11の上部を封する天蓋12と、前記筒状体
11の下部を封する底蓋13とを備えた本体1を有し、
前記筒状体11より小径の取り出し管21と、前記取り
出し管21の少なくとも一端側に前記取り出し管21の
軸心に沿ってその中心角が等角をなすように4枚以上の
板状体23を配置した定量部22を設けた取り出し部材
2を有し、前記取り出し部材2を、その軸心が前記本体
1の軸心と平行になるように前記天蓋12に密嵌し、前
記取り出し管21の一端側を前記収容部11aに臨ま
せ、前記取り出し管21の他端側に前記粉体3の取り出
し孔24を開設した点にある。
【0010】上記特徴構成において、請求項2に記載し
てあるように、前記定量部22の下端が前記底蓋13と
接していることが好ましく、又、請求項3に記載してあ
るように、少なくとも前記底蓋13が着脱自在であるこ
とが好ましく、又、請求項4に記載してあるように、前
記定量部22の下端に粉体流入防止部材25を設けるこ
とが好ましく、又、請求項5に記載してあるように、前
記取り出し孔24に密嵌する粉体流出防止蓋26を有す
ることが好ましく、又、請求項6に記載してあるよう
に、前記定量部22で計量する前記粉体3の量を調節す
る調節機構4を備えることが好ましく、又、請求項7に
記載してあるように、前記調節機構4が、前記本体1外
に操作部を有することが好ましく、又、請求項8に記載
してあるように、前記調節機構4を、前記取り出し管2
1の内腔に前記定量部22を摺動自在に嵌合して形成す
ることが好ましく、又、請求項9に記載してあるよう
に、前記粉体3がコーヒー粉末であることが好ましい。
そして、これらの作用効果は、以下の通りである。
【0011】つまり、請求項1に記載してあるように、
本発明に係る粉体定量取り出し容器は、粉体3を収容す
る収容部11aを有する筒状体11と、前記筒状体11
の上部を封する天蓋12と、前記筒状体11の下部を封
する底蓋13とを備えた本体1を有するので、前記粉体
3を取り出すまでの間、前記本体1に前記粉体3を保存
することができる。更に、本発明に係る粉体定量取り出
し容器は、取り出し管21と定量部22とを備えた取り
出し部材2を備えている。前記取り出し管21は、前記
筒状体11より小径の管であって、前記粉体3を前記収
容部11aから取り出すための通路となる。そして、前
記取り出し管21の少なくとも一端側に前記取り出し管
21の軸心に沿ってその中心角が等角をなすように4枚
以上の板状体23を配置した定量部22を設けてある。
このように構成した前記取り出し部材2を、前記本体1
の軸心に平行に前記天蓋12に密嵌して、前記取り出し
管21の一端側を前記収容部11aに臨ませると共に、
前記取り出し管21の他端側に前記粉体3の取り出し孔
24を開設してあるので、前記定量部22の板状体23
に堆積した前記粉体3は前記取り出し管21を通り、前
記取り出し孔24から排出される。
【0012】前記取り出し管21から前記粉体3が取り
出されるのは、前記本体1を傾けて、前記取り出し管2
1の他端側に開設した前記粉体3の取り出し孔24が下
向きに開口する姿勢をとったときである(図2(c)参
照)。ここで、前記前記定量部22を設けていなけれ
ば、前記取り出し孔24が上向きに開口する位置(図2
(a)参照)から前記取り出し孔24が下向きに開口す
る位置(図2(c)参照)に前記粉体定量取り出し容器
を傾けるとき、前記収容部11aに収容された前記粉体
3の量の多少や前記本体1を傾ける速度などの要因によ
って前記粉体3の挙動が大幅に変化するので一回の操作
で取り出せる前記粉体3の量の精度は低くなる可能性が
高い。又、1枚の前記板状体23又は軸心に対して均等
な中心角を有するように配置した2枚の前記板状体23
を有する場合、前記本体1を傾ける向きが変わると、そ
の板状体23が形成する面の向きが変わって面上に取り
置くことができる前記粉体3の量が大幅に変動する。
又、3枚の前記板状体23を軸心に対して均等な中心角
を有するように配置した場合であっても、前記本体1を
傾ける向きによっては、全く前記板状体23上に前記粉
体3が残らなかったり、2枚の前記板状体23に挟まれ
た領域に前記粉体3が積載したりするので、定量性を担
保することができない可能性が高い。同様に、夫々の板
状体23が軸心に対してなす中心角が不等であれば、前
記板状体23の向きによって一回の操作で取り出せる前
記粉体3の量は大幅に変化するので、計量精度が低くな
る可能性が高い。
【0013】一方、本発明に係る粉体定量取り出し容器
は、前記取り出し管21の少なくとも一端側に前記取り
出し管21の軸心に沿ってその中心角が等角をなすよう
に4枚以上の板状体23を配置した定量部22を設けて
あることによって、前記板状体23の向きに関わらず、
複数の板状体23の間に形成される空間に一定量の前記
粉体3を計量することができる(図2(b)参照)。
【0014】このようにして確保した一定量の前記粉体
3は、前記本体1を更に傾けることで前記取り出し管2
1に送り込まれ、前記取り出し孔24から前記本体1外
に取り出すことができる(図2(c)参照)。従って、
本発明に係る粉体定量取り出し容器は、容器を傾ける方
向を制限されることなく、粉体の取り出し量を一定に保
つことができる。
【0015】更に、請求項2に記載してあるように、前
記定量部22の下端が前記底蓋13と接していると、前
記取り出し部材2が前記底蓋13に支えられるのでぐら
つき難くなる。従って、前記収容部11aに充填した前
記粉体3が揺動したような場合にも、前記本体1の軸心
と平行に前記取り出し部材2の軸心を保つことが容易と
なって、前記定量部22によって計量される前記粉体3
の量の精度の向上に寄与することができる。又、前記定
量部22の前記板状体23と前記底蓋13とによって形
成される領域に前記粉体3が堆積した状態から前記取り
出し管21に前記粉体3を移動させるので、前記定量部
22の下端側での前記粉体3の崩落を防ぐことができ、
前記定量部22によって計量される前記粉体3の量の精
度の向上に寄与することができる。
【0016】又、請求項3に記載してあるように、少な
くとも前記底蓋13が着脱自在であると、前記底蓋13
を外して、前記取り出し部材2を使用に適した位置に配
置してから、前記粉体3を前記収容部11aに投入する
ことができる。前記粉体3を前記収容部11aに収容し
た後に前記取り出し部材2を使用に適した位置に配置す
る場合は、前記粉体3が堆積している中に、前記取り出
し部材2を押し込むことになるので、前記取り出し部材
2の先端側が前記粉体3に押されて進入し難く、又、変
形する虞れもある。これに比べて、前記底蓋13を外し
て、前記取り出し部材2を使用に適した位置に配置して
から、前記粉体3を前記収容部11aに投入すると、前
記取り出し部材2のかかる圧が小さいので、簡単に前記
収容部11aをセットすることができ、又、前記取り出
し部材2の先端側を保護することができる。
【0017】又、請求項4に記載してあるように、前記
定量部22の下端に粉体流入防止部材25を設けると、
先に前記取り出し部材2をセットして前記底蓋13側か
ら前記粉体3を投入する場合に、上方から降り注ぐ前記
粉体3が前記取り出し部材2の取り出し管21内に不必
要に堆積して、前記定量部22で計量された以上の前記
粉体3が取り出されるのを防ぐことができる。これによ
って、前記粉体3を充填した後、初回の取り出しから正
確な計量が可能となる。或いは、前記粉体3を投入した
後に前記取り出し部材2を押し込む場合にも、前記取り
出し部材2の移動に伴って、前記取り出し部材2の先端
側に流入しようとする前記粉体3を、この粉体流入防止
部材25で受けることによって、前記取り出し部材2の
先端側に前記粉体3が不必要に充填されるのを防ぐこと
ができる。これにより、前記粉体3を充填した後、初回
の取り出しから正確な計量が可能となる。又、前記取り
出し部材2の先端側にかかる圧力を前記粉体流入防止部
材25で受けることによって、前記先端側を保護するこ
とができる。
【0018】又、請求項5に記載してあるように、前記
取り出し孔24に密嵌する粉体流出防止蓋26を備える
ことで、前記本体1が転倒したり傾いたりしたときに、
前記収容部11aに収容した前記粉体3が流出すること
を防ぐことができる。特に、前述したように、先に前記
取り出し部材2をセットして前記底蓋13側から前記粉
体3を投入する場合に、前記取り出し管21内に流入し
た前記粉体3が、前記取り出し孔24から前記本体1外
に流出することを防ぐのに有用である。
【0019】又、請求項6に記載してあるように、前記
定量部22で計量する前記粉体3の量を調節する調節機
構4を備えていると、収容する前記粉体3の種類や、使
用者の好みに合わせて、前記粉体3の取り出し量を調節
することができるので好ましい。
【0020】又、請求項7に記載してあるように、前記
調節機構4が、前記本体1外に操作部を有することで、
前記本体1に前記取り出し部材2をセットし前記粉体3
を前記収容部11aに収容して前記粉体3の取り出しが
できる状態になったときにも、前記粉体3の取り出し量
を調節することができる。
【0021】又、請求項8に記載してあるように、前記
調節機構4を、前記取り出し管21の内腔に前記定量部
22を摺動自在に嵌合して形成すると、簡単な構造であ
るので制作が容易である。さらに、前記取り出し管21
に対して前記定量部22を相対移動させることで、前記
定量部22に載置可能な前記粉体3の容積を簡単に変更
することができ、操作性にも優れている。
【0022】又、請求項9に記載してあるように、前記
粉体3がコーヒー粉末であると、その安息角が45°付
近であるので、後述する発明の実施の形態に記載されて
いるように、特に定量取り出しに適している。尚、前記
コーヒー粉末とは、レギュラーコーヒーとインスタント
コーヒーの粉末・顆粒をいい、何れにおいてもその安息
角は45°付近であることを発明者らは確認している。
【0023】尚、特許請求の範囲に、図面との対比を容
易にするために符号を付しているが、本発明は図面の構
造に限定されるものではない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、前
記粉体3が、コーヒー粉末(レギュラーコーヒーやイン
スタントコーヒーの粉末・顆粒)である場合を例示し
て、図面に基づいて説明する。尚、種々のコーヒー粉末
3の安息角を測定したところ、表1に示すように、おお
よそ45°付近であった。表中、FDとはフリーズドラ
イ製法によって製造されたインスタントコーヒーをい
い、SDとはスプレードライ製法によって製造されたイ
ンスタントコーヒーをいう。
【0025】
【表1】
【0026】〔第一実施形態〕図1及び図2に示すよう
に、本発明に係る粉体定量取り出し容器は、コーヒー粉
末3を収容する収容部11aを有する筒状体11と、前
記筒状体11の上部を封する天蓋12と、前記筒状体1
1の下部を封する底蓋13とを備えた本体1を有してい
る。
【0027】更に、本発明に係る粉体定量取り出し容器
は、図1(b)に示すように、取り出し管21と定量部
22とを備えた取り出し部材2を備えている。前記取り
出し管21は、前記筒状体11より小径の管であって、
前記コーヒー粉末3を前記収容部11aから取り出すた
めの通路となる。そして、前記取り出し管21の一端側
に前記取り出し管21の軸心に沿ってその中心角が等角
をなすように4枚以上の板状体23を配置し定量部22
を形成している。この定量部22は前記取り出し管21
の内腔に摺動自在に嵌合されており、このような調節機
構4を形成したことで、前記定量部22をスライドさせ
て、前記取り出し管21に対する前記定量部22の相対
的な位置を変更し、積載する前記コーヒー粉末3の量を
変更し計りとる前記コーヒー粉末3の量を調節すること
ができる。又、前記定量部22の下端には、粉体流入防
止部材25が設けられていて、前記板状体23の端部を
保護すると共に、前記取り出し管21への前記コーヒー
粉末3の流入を防いで、初回の取り出しから一定量の前
記コーヒー粉末3を取り出せるようにしてある。
【0028】前記粉体定量取り出し容器を構成する部材
は、取り扱い容易な金属、合成樹脂、紙等の種々の材料
によって構成されるが、前記粉体3の吸湿による変質・
凝塊、帯電による付着等を防ぐために、前記粉体3と接
触する部位には、防湿性を有し帯電が起こり難い材料を
採用することが好ましい。又、前記本体1や天蓋12等
を透明・半透明の材料で構成すると、前記収容部11a
に収容された前記粉体3の量を、外部から観察すること
によって簡単に把握することができる。
【0029】又、前記板状体23の側面に目盛り27を
印すと、前記取り出し管21と定量部22の相対的な位
置決定のための目安となるので、前記調節機構4の操作
が容易となる。或いは、前記本体1外に前記調節機構4
の操作部を設けると、前記本体1に前記取り出し部材2
をセットし前記コーヒー粉末3を前記収容部11aに収
容して前記コーヒー粉末3の取り出しができる状態にな
っていても、前記コーヒー粉末3の取り出し量を調節可
能とすることもできる。前記操作部としては、例えば、
その上端外面に目盛り28を印した前記取り出し管21
があり、前記目盛り28を目安にこの取り出し管21を
前記定量部22に対して上下動させることによって、前
記定量部22の露出部分の長さを変更し、これによっ
て、前記定量部22によって計り取られる前記コーヒー
粉末3の量を容易に調節することができる。ここで、前
記目盛り27、28の間隔は、計り取る前記コーヒー粉
末3の重量(グラム数)、人数分のコーヒー液を得るた
めに必要な前記コーヒー粉末3の量、前記コーヒー液の
濃度の調節等の目的に合わせて決定することができる。
【0030】このように構成した前記取り出し部材2
を、その軸心が前記本体1の軸心に平行になるように前
記天蓋12に密嵌して、前記取り出し管21の一端側を
前記収容部11aに臨ませると共に、前記取り出し管2
1の他端側に前記コーヒー粉末3の取り出し孔24を開
設すると、前記定量部22の板状体23に堆積した前記
コーヒー粉末3を、前記取り出し管21から前記取り出
し孔24に送り出して排出することができる。尚、前記
定量部22の下端を無理嵌め等によって前記底蓋14に
固定する定量部固定機構を設けて前記定量部22の上下
動を規制すると、更に前記定量部22による前記コーヒ
ー粉末3の計量精度を高くすることができる。
【0031】前記定量部22の下端は、前記底蓋13か
ら離間して設けられていても、接していても、前記定量
部22が前記本体1の軸心と平行である限り、前記コー
ヒー粉末3を同量取り出すことができる。しかし、好ま
しくは、前記取り出し部材2が前記底蓋13に接してい
ると、前記収容部11aに充填した前記コーヒー粉末3
が揺動したような場合にも、前記本体1の軸心と平行に
前記取り出し部材2の軸心を保つことが容易となる。し
かも、前記定量部22の前記板状体23と前記底蓋13
とによって形成される領域に前記コーヒー粉末3を堆積
させることができるので、前記定量部22の下端側での
前記コーヒー粉末3の崩落を防ぐことができ、前記定量
部22によって前記コーヒー粉末3の量の計量精度の向
上を図ることができる。
【0032】又、前記取り出し孔24に密嵌する粉体流
出防止蓋25を備えることで、前記本体1が転倒したり
傾いたりしたときに、前記収容部11aに収容した前記
コーヒー粉末3が流出することを防ぐことができる。
【0033】前記取り出し管21から前記コーヒー粉末
3を取り出すには、前記本体1が直立した状態(図2
(a)参照)から前記本体1を傾けて横倒しにし(図2
(b)参照)、水平面より上向きに延びた前記板状体2
3に前記コーヒー粉末3を堆積させて余分な前記コーヒ
ー粉末3を前記収容部11a下部に移動させる。この
後、更に前記本体1を傾けて、取り出し管21の他端側
に開設した前記コーヒー粉末3の取り出し孔24が下向
きに開口する姿勢にする(図2(c)参照)。
【0034】詳細には、前記本体1を横倒しにして前記
取り出し部材2を略水平にしたとき、前記定量部22に
設けられた複数の板状体23の間に形成される空間に一
定量の前記コーヒー粉末3が一旦堆積する(図2(b)
参照)。
【0035】例えば、図3(a)に示すように、前記板
状体23が4枚であって、これらが前記取り出し管21
の半径aと略同一であるとき、前記コーヒー粉末3のな
す安息角をθ1とすると、前記4枚の板状体23のうち
2枚が略水平になる場合、前記定量部22に留まる前記
コーヒー粉末3の断面積は、a2×tanθ1となる(図
3(b)参照)。又、すべての板状体23が水平面から
45℃程度傾いた場合、上方に位置する2枚の板状体2
3で囲まれた領域に堆積する前記コーヒー粉末3の断面
積は、1/2×a2×tanθ1+1/2×a2となる
(図3(d)参照)。ここで、前記安息角θ1=45°
であると、a2×tanθ1=1/2×a2×tanθ1
1/2×a2となり、前記板状体23が水平面に対して
どのような角度にあるときにも、前記定量部22に留ま
る前記コーヒー粉末3の断面積はほぼ等しくなる。前記
コーヒー粉末3が等しい断面積をもって前記板状体23
に堆積すると、前記板状体23の長さが変わらないの
で、前記本体1を略水平に傾けたときの前記定量部22
に堆積する前記コーヒー粉末3の量は、前記板状体2
3、即ち前記取り出し部材2や前記本体1を傾ける方向
に制限されず常に一定量となり、計量の精度が高く保た
れる。
【0036】尚、前記定量部22に留まる前記コーヒー
粉末3の断面積を、図3(b)に示すように前記4枚の
板状体23のうち2枚が略水平になる姿勢をとった場合
と、図3(d)に示すようにすべての板状体23が水平
面から45℃程度傾いた姿勢をとった場合とで比較する
と、前記安息角θ1が、39〜50°の範囲であるとき
に、理論計算上、上記両姿勢における計量誤差は10%
以内となる。従って、本発明に係る粉体定量取り出し容
器に収容する粉体3は、安息角が39〜50°の範囲に
あるものを選択することが好ましい。
【0037】又、例えば、図4(a)に示すように、前
記板状体23が6枚であって、これらが前記取り出し管
21の半径aと略同一であるとき、前記コーヒー粉末3
のなす安息角をθ2とすると、前記6枚の板状体23の
うち2枚が略水平になる場合、前記コーヒー粉末3は水
平面をなす2枚の板状体23上に、断面積Aの安息角θ
2の傾斜を有する山状に堆積する(図4(b)参照)。
又、前記水平面より上方に位置する2枚の板状体23に
挟まれた断面積Bを有する領域にも前記コーヒー粉末3
が堆積すると共に、その上方に断面積Aの安息角θ2
傾斜を有する山状に更に堆積する(図4(b)参照)。
従って、前記定量部22に留まる前記コーヒー粉末3の
総断面積Cは、3×A+Bとなる。ここで、前記断面積
Aは1/4×a2×tanθ2であって、前記断面積B
は、1/4×√3×a2である。
【0038】又、例えば、図4(d)に示すように、前
記6枚の板状体23のうち2枚が略鉛直に位置する場
合、前記コーヒー粉末3前記水平面より上方に位置する
3枚の板状体23のうち、水平面に近い2枚の板状体2
3に挟まれた断面積Dを有する領域に堆積すると共に、
その上方に断面積Eの安息角θ2の傾斜を有する山状に
更に堆積する(図4(d)参照)。従って、前記定量部
22に留まる前記コーヒー粉末3の断面積Fは、D+E
となる。前記断面積Dは1/4×√3×a2であり、断
面積Eは3/4×a2×tanθ2である。
【0039】ここで、前記安息角θ2が60°以下であ
る場合、断面積C=断面積Fとなり、前記板状体23が
水平面に対してどのような角度にあるときにも、ほぼ等
しくなる。前記コーヒー粉末3が等しい断面積をもって
前記板状体23に堆積すると、前記板状体23の長さは
変わらないので、前記本体1を略水平に傾けたときの前
記定量部22に堆積する前記コーヒー粉末3の量は、前
記板状体23、即ち前記取り出し部材2や前記本体1を
傾ける方向に制限されず常に一定量となり、計量の精度
が高く保たれる。
【0040】前記収容部11aに収容されている他のコ
ーヒー粉末3と分離された、前記定量部22上にある一
定量のコーヒー粉末3は、前記本体1を更に傾けること
で前記取り出し管21に流入し、前記取り出し孔24か
ら前記本体1外に排出される(図2(c)参照)。
【0041】〔第二実施形態〕本発明の第二実施形態
は、図5(a)に示すように、前記第一実施形態に係る
粉体定量取り出し容器の前記天蓋12のみならず、前記
底蓋13をも着脱自在に構成し、更に、前記底蓋13の
内面側に、縁端部から中央部分に向かって下降する傾斜
部13aを設けたものである。
【0042】この種の粉体定量取り出し容器に前記コー
ヒー粉末3を充填する方法は、以下の通りである。先
ず、前記天蓋12、前記底蓋13、前記取り出し部材2
を前記本体1から外す。そして、前記取り出し部材2を
定位置に密嵌し、前記取り出し孔24を密封する粉体流
出防止蓋26をセットした前記天蓋12で前記本体1の
一端を封じ、前記本体1を封じた面を下にして置く。こ
の状態で、前記本体1の他端は開放されていて、ここか
ら前記収容部11aに前記コーヒー粉末3を投入する
(図5(b)参照)。このとき、前記定量部22の先端
側に設けられた粉体流入防止部材25が邪魔板となって
前記コーヒー粉末3が前記取り出し管21の中に流入す
るのを防止するので、前記コーヒー粉末3は、前記取り
出し部材2の周囲に順次積もっていく。よって、前記取
り出し部材2の位置決めが容易にでき、前記取り出し部
材2が前記コーヒー粉末3の塊に押されて変形するよう
なことも起こり難い。そして、図5(c)に示すよう
に、前記底蓋13を前記本体1の他端に外嵌して前記収
容部11aを密封した後、前記本体1を上下反転させて
前記天蓋12が上面となって、前記底蓋13が下面とな
る姿勢にする(図5(d)参照)。この姿勢において、
前記収容部11aの底部は、前記傾斜部13aがせり出
しているため、前記取り出し部材2の底部に向かって縮
径する擂り鉢状となっている。そのため、前記収容部1
1aに収容されたコーヒー粉末3は、前記定量部22に
流れ込むようになっていて、前記収容部11aに収容さ
れた前記コーヒー粉末3が少なくなってきても、前記定
量部22に供給され易くなっている。このようにして、
第二実施形態に係る粉体定量取り出し容器では、前記第
一実施形態に係る粉体定量取り出し容器と同様に高精度
で前記コーヒー粉末3を取り出すことができると共に、
前記コーヒー粉末3の充填を容易に行うことができる。
【0043】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 〔実施例1〕図1に示すように、底部に鉄製底蓋13を
密嵌した直径約100mm、高さ約150mmの円筒形
の鉄製本体1に、着脱自在な樹脂製天蓋12を備え、前
記天蓋12の中央に直径約40mm、高さ約160mm
の円筒形の紙製取り出し管21を密嵌し、前記取り出し
管21の前記収容部11aに挿入される側に、前記粉体
流入防止部材25としての直径40mmの円板と高さ約
100mm、幅20mmの板状体23を4枚連接した紙
製定量部22とを摺動自在に嵌入させた粉体定量取り出
し容器を作成した。
【0044】〔実施例2〕又、前記板状体23の枚数が
6枚である以外は前記実施例1と同様にして、粉体定量
取り出し容器を作成した。
【0045】上述した実施例1、2の粉体定量取り出し
容器の前記板状体23が約25mmだけ前記取り出し管
21からはみ出した状態で前記定量部22を固定し、本
体1に、前記コーヒー粉末3としてレギュラーコーヒー
を充填した。
【0046】前記実施例1に係る粉体定量取り出し容器
の前記本体1を傾けて軸心が水平となったときの前記板
状体23の姿勢を、図3(b)、(c)、(d)に対応
して、夫々、姿勢1〜3とし、前記板状体23がこれら
の姿勢にあるときに、更に前記本体1を傾けて前記コー
ヒー粉末3を取り出した(夫々10回ずつ)。このとき
の1回あたりの取り出し量の平均値は、姿勢1で9.4
6g、姿勢2で9.61g、姿勢3で9.54gであっ
た。このことから、本発明に係る粉体定量取り出し容器
を用いることによって、容器を傾ける方向の制約をうけ
ないで、粉体の取り出し量を一定に保つことができるこ
とがわかる。
【0047】同様に、前記実施例2に係る粉体定量取り
出し容器についても、前記本体1を傾けて軸心が水平と
なったときの前記板状体23の姿勢を、図4(b)、
(c)、(d)に対応して、夫々、姿勢1〜3とし、前
記板状体23がこれらの姿勢にあるときに、更に前記本
体1を傾けて前記コーヒー粉末3を取り出した(夫々1
0回ずつ)。このときの1回あたりの取り出し量の平均
値は、姿勢1で7.55g、姿勢2で7.30g、姿勢
3で7.67gであった。このことから、前記板状体2
3の枚数が4枚以上であれば、6枚であっても、容器を
傾ける方向の制約をうけないで、粉体の取り出し量を一
定に保つことができることがわかる。
【0048】〔実施例3〕前記粉体流入防止部材25を
設けず、又、前記定量部22が前記取り出し管21に対
して摺動自在に構成されていない以外は、図5に示す第
二実施形態に係る粉体定量取り出し容器と同様の構成を
有する粉体定量取り出し容器を作成した。即ち、前記粉
体定量取り出し容器は、中心に向かって45℃の傾斜を
もって縮径するテーパー状の傾斜部13aを備えたアク
リル樹脂製底蓋13を密嵌した直径約80mm、高さ約
120mmの円筒形のアクリル樹脂製本体1に、着脱自
在な樹脂製天蓋12を備えている。そして、直径約20
mm、高さ約105mmの円筒形のアクリル樹脂製取り
出し管21の前記収容部11aに挿入される側の下端
に、高さ約30mm、幅10mmの板状体23を4枚連
接したアクリル樹脂製定量部22の上端を接合してある
前記取り出し部材2を、前記天蓋12の中央に密嵌して
ある。
【0049】前記実施例3に係る粉体定量取り出し容器
の本体1に、前記粉体3として砂糖(グラニュー糖)を
充填した。尚、前記砂糖の安息角は、41.6°であっ
た。
【0050】前記板状体23を4枚備えた粉体定量取り
出し容器の前記本体1を傾けて軸心が水平となったとき
の前記板状体23の姿勢を、図3(b)、(c)、
(d)に対応して、夫々、姿勢1〜3とし、前記板状体
23がこれらの姿勢にあるときに、更に前記本体1を傾
けて前記グラニュー糖3を取り出した(夫々10回ず
つ)。このときの1回あたりの取り出し量の平均値は、
姿勢1で2.83g、姿勢2で2.71g、姿勢3で
2.53gであった。このことから、本発明に係る粉体
定量取り出し容器を用いることによって、容器を傾ける
方向の制約をうけないで、粉体の取り出し量を一定に保
つことができることがわかる。
【0051】又、前記実施例3に係る粉体定量取り出し
容器の本体1に、前記粉体3としてクリーミングパウダ
ーを充填した。尚、前記クリーミングパウダーの安息角
は、47.1°であった。
【0052】前記板状体23を4枚備えた粉体定量取り
出し容器の前記本体1を傾けて軸心が水平となったとき
の前記板状体23の姿勢を、図3(b)、(c)、
(d)に対応して、夫々、姿勢1〜3とし、前記板状体
23がこれらの姿勢にあるときに、更に前記本体1を傾
けて前記クリーミングパウダー3を取り出した(夫々1
0回ずつ)。このときの1回あたりの取り出し量の平均
値は、姿勢1で1.12g、姿勢2で1.11g、姿勢
3で1.19gであった。このことから、本発明に係る
粉体定量取り出し容器を用いることによって、容器を傾
ける方向の制約をうけないで、粉体の取り出し量を一定
に保つことができることがわかる。
【0053】〔別実施形態〕以下に別実施形態を説明す
る。 (イ) 前記粉体の例としてコーヒー粉末、砂糖、クリ
ーミングパウダーを例示したが、本発明に係る粉体定量
取り出し容器に収容する粉体はこれらに限られず、ココ
ア粉末その他の粉体であってもよい。好ましくは、前記
粉体の安息角が39〜50°程度であり、特に好ましく
は45°のものである。 (ロ) 前記本体1の形状は、円筒形に限定されること
なく、前記定量部22上に一定量の粉体3を計り取っ
て、前記取り出し孔24から排出することができる限
り、直方体、裁頭円錐形等の形状をとってもよい。又、
同様に、前記取り出し管21についても、必ずしも円筒
形である必要はない。例えば、前記板状体23の軸心に
対向配置された辺を結ぶ多角形を断面とする筒状体であ
ったり、直方体の筒であってもよい。 (ハ) 前記第二実施形態にあるように、前記粉体流出
防止蓋26を前記本体1の下面全体を覆うように形成す
る等して、前記定量部22が上側になるように前記本体
1を置くことができる場合、前記粉体3を保存する間、
このような姿勢で置いておくことも好ましい。このよう
にすることで、前記定量部22に前記粉体3が接触しな
い状態で保存することができるので、前記定量部22や
取り出し管21内で前記粉体3が凝塊化して閉塞するこ
とを防ぐことができる。又、保存時に前記粉体3が前記
取り出し管21に入り込んで取り出し時にそのまま排出
されると、必要量以上の前記粉体3が排出されて計量誤
差が生じる虞れがあるが、取り出し後そのまま前記定量
部22を空の状態にして上向きに置いておくことで、こ
の様な誤差が生じることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉体定量取り出し容器の一部破断
斜視図
【図2】本発明に係る粉体定量取り出し容器の使用形態
を表わす断面図
【図3】4枚の板状体を備えた定量部でのコーヒー粉末
の計量形態をモデル化した定量部の横断面図
【図4】6枚の板状体を備えた定量部でのコーヒー粉末
の計量形態をモデル化した定量部の横断面図
【図5】本発明に係る粉体定量取り出し容器の別実施形
態を表わす断面図
【符号の説明】
1 本体 2 取り出し部材 3 粉体(コーヒー粉末) 11 筒状体 11a 収容部 12 天蓋 13 底蓋 21 取り出し管 22 定量部 23 板状体 24 取り出し孔 25 粉体流入防止部材 26 粉体流出防止蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林中 徹 大阪府高槻市辻子3丁目1番4号 ユー シーシー上島珈琲株式会社 R&Dセン ター内 (56)参考文献 特開 平6−64668(JP,A) 実開 平3−90884(JP,U) 実開 昭53−42661(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 83/06 B65D 47/20 G01F 11/26

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体(3)を収容する収容部(11a)
    を有する筒状体(11)と、前記筒状体(11)の上部
    を封する天蓋(12)と、前記筒状体(11)の下部を
    封する底蓋(13)とを備えた本体(1)を有し、 前記筒状体(11)より小径の取り出し管(21)と、
    前記取り出し管(21)の少なくとも一端側に前記取り
    出し管(21)の軸心に沿ってその中心角が等角をなす
    ように4枚以上の板状体(23)を配置した定量部(2
    2)を設けた取り出し部材(2)を有し、 前記取り出し部材(2)を、その軸心が前記本体(1)
    の軸心と平行になるように前記天蓋(12)に密嵌し、
    前記取り出し管(21)の一端側を前記収容部(11
    a)に臨ませ、前記取り出し管(21)の他端側に前記
    粉体(3)の取り出し孔(24)を開設した粉体定量取
    り出し容器。
  2. 【請求項2】 前記定量部(22)の下端が前記底蓋
    (13)と接している請求項1に記載の粉体定量取り出
    し容器。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記底蓋(13)が着脱自在
    である請求項1又は2に記載の粉体定量取り出し容器。
  4. 【請求項4】 前記定量部(22)の下端に粉体流入防
    止部材(25)を設けた請求項1〜3の何れか1項に記
    載の粉体定量取り出し容器。
  5. 【請求項5】 前記取り出し孔(24)に密嵌する粉体
    流出防止蓋(26)を有する請求項1〜4の何れか1項
    に記載の粉体定量取り出し容器。
  6. 【請求項6】 前記定量部(22)で計量する前記粉体
    (3)の量を調節する調節機構(4)を備えた請求項1
    〜5の何れか1項に記載の粉体定量取り出し容器。
  7. 【請求項7】 前記調節機構(4)が、前記本体(1)
    外に操作部を有する請求項6に記載の粉体定量取り出し
    容器。
  8. 【請求項8】 前記調節機構(4)を、前記取り出し管
    (21)の内腔に前記定量部(22)を摺動自在に嵌合
    して形成した請求項6に記載の粉体定量取り出し容器。
  9. 【請求項9】 前記粉体(3)がコーヒー粉末である請
    求項1〜8に記載の粉体定量取り出し容器。
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