JPH0137485Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コーヒー等を飲む際の、インスタ
ントコーヒーも含めて砂糖やクリープ（登録商
標）等の粉粒或は粉状の洗剤等を定量放出する計
量器具に関するものである。

〔従来の技術及びその問題点〕

テーブルに着席して各人が、テーブル上に置い
てあるコーヒー等の飲料、添加物等の粉粒を自分
の好みに応じてカツプに入れるのに、前記粉粒の
容器からスプーンで一々取出しているが、スプー
ンによる計量は不確実でありそのためその都度味
が変るという欠点がある。

又、自動洗濯機に投入する洗剤は別のカツプを
利用して計量しているが計量時にこぼれて付近を
汚すことがしばしばある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の問題点を解決するために、この考案は竪
型の箱本体と蓋とからなり、箱本体の内底部又は
蓋の頂壁内側の何れか一方に、一端が側壁に形成
した粉粒放出口部に連通する横向き案内筒をそな
え、案内筒の中途にはホツパー付き粉粒流入口を
そなえ、案内筒内には粉粒計量小箱を、前記粉粒
流入口部から粉粒放出口部に到る間スライド自在
に装填し且つ粉粒計量小箱にはスライド時粉粒流
入口を閉じる塞板をそなえた粉粒定量放出器とし
たものである。

〔作用〕

箱本体内に目的の粉粒を充填した状態で、案内
筒が箱本体側にある場合はそのままで、案内筒が
蓋の頂壁内筒にある場合はこの定量放出器を倒立
状態にして粉粒計量小箱が案内筒の粉粒流入口に
移動するよう定量放出器を傾斜し、次に逆方向
（粉粒放出口のある方）に傾斜することで、粉粒
計量小箱に流入充填された粉粒が、粉粒放出口か
ら取り出される。

〔実施例〕

第１図は本考案に係る粉粒定量放出器の一例を
示し、第２図はその横断平面図であり、１は竪型
の角筒形箱本体、２は箱本体１に密に嵌合する蓋
である。

箱本体１の内底部には一端が側壁３に形成した
粉粒放出口４に連通する角筒形の案内筒５が、放
出口４側が上位となる傾斜にしてもうけてある。

案内筒５の中央部にはホツパー６をそなえる粉
粒流入口７が設けてある。

案内筒５内には計量用小箱８がスライド自在に
設けてあると共にこの小箱には、小箱をスライド
して移動する際粉粒流入口７を閉じる塞板９が設
けてある。

計量用小箱８の内容積は、箱本体１内に充填す
る粉粒１０の種類により異なるがカツプに入れる
最小量に等しいものとしておく。

次に粉粒１０を定量放出するには蓋２を密嵌し
た状態で箱本体を粉粒放出口４が存在する方に傾
斜して計量用小箱８を第１図鎖線並びに同部の矢
印に示すように最大移動させ、次いで倒立の方向
に傾斜させることで小箱８に充填された粉粒は放
出口４の方に流出し放出口からカツプ内に放出さ
れる。

第３図は本考案の他例を示し、１１は箱本体、
１２は蓋であり、粉粒計量放出機構２０が蓋１２
の方に設けてある。

粉粒計量放出機構２０は第１図の箱本体におけ
る粉粒放出口４、ホツパー並びに流入口がある案
内筒５、計量用小箱８と構造上殆ど異るところが
ないが、粉粒を定量取出す際には先ず倒立位にし
たのち操作する。

〔効果〕

この考案によれば、粉粒をスプーンを使用せず
に取出すことができ、又１回の取出し量が定まつ
ているので、粉粒の取出し操作を何回か行うこと
で所定量とすることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る粉粒定量放出器の一例の
縦断正面図、第２図は同上の中央部横断平面図、
第３図は同他例の要部縦断正面図である。 １，１１……箱本体、２，１２……蓋、２０…
…粉粒計量放出機構、４……粉粒放出口、５……
案内筒、６……ホツパー、７……粉粒流入口、８
……計量用小箱、９……塞板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 竪型の箱本体と蓋とからなり、箱本体の内底部
   又は蓋の頂壁内側の何れか一方に、一端が側壁に
   形成した粉粒放出口部に連通する横向き案内筒を
   そなえ、案内筒の中途にはホツパー付き粉粒流入
   口をそなえ、案内筒内には計量小箱を、粉粒流入
   口部から放出口部間をスライド自在に装填し前記
   小箱にはスライド時粉粒流入口を閉じる塞板をそ
   なえたことを特徴とする粉粒定量放出器。