JP2010120670A - 注出容器 - Google Patents

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智久 平田
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Abstract

【課題】内容物を注出させる操作と同時に内容物の注出量を確認できるようにして、内容物を注出させながら注出量を調整することのできる注出容器を提供する
【解決手段】内容物を収容する胴部12と、胴部12と連通して設けられ先端に注出口11aが形成された注出ノズル11とを備え、容器10を傾倒させて注出口11aから内容物を注出すると共に、注出した内容物の注出量を確認させる機能を有する注出容器10であって、注出ノズル11の外側に隣接して、外周壁14が透明な計量室13が設けられており、この計量室13には、容器10を傾倒させて内容物16を注出口11aから注出させるのに伴って、内容物16の注出量と略比例する量の検量物17が流入するようになっており、この計量室13に流入する検量物17の流入量を外周壁14の透明な部分を通して視認できるようにして、注出した内容物16の注出量を確認させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、注出容器に関し、特に、内容物を収容する胴部と、胴部と連通して設けられる注出ノズルとを備え、容器を傾倒させて注出した内容物の注出量を確認させる機能を有する注出容器に関する。
例えば粉末洗剤や粉末漂白剤等の粉体やその他の流動可能な内容物を、一定量計量して使用させる機能を有する容器やキャップが種々開発されている(例えば、特許文献1参照)。これらの容器やキャップでは、容器を傾けたり容器の胴部を押圧したりすることによって、容器やキャップに設けられた軽量部に所定量の内容物を取り出して計量した後に、再び容器を傾ける等することによって、計量した内容物を注出させるようになっている。
特開平8−282702号公報
上述のような内容物を一定量計量して注出させる容器やキャップでは、例えば片手でも内容物を計量したり注出したりする操作を行うことができるが、その一方で、内容物を計量するために計量部に所定量の内容物を取り出す操作と、計量した内容物を注出させる操作とを、別の操作として2段階で行う必要があることから、使用時に煩わしさを感じる場合がある。このため、内容物を注出させる操作と同時に内容物の注出量を確認できるようにして、内容物を注出させながら注出量を調整することを可能にする新しい容器の開発が要望されている。
本発明は、内容物を注出させる操作と同時に内容物の注出量を確認できるようにして、内容物を注出させながら注出量を調整することのできる注出容器を提供することを目的とする。
本発明は、内容物を収容する胴部と、該胴部と連通して設けられ先端に注出口が形成された注出ノズルとを備え、容器を傾倒させて前記注出口から前記内容物を注出すると共に、注出した内容物の注出量を確認させる機能を有する注出容器であって、前記注出ノズルの外側に隣接して、外周壁の一部又は全部が透明又は半透明の計量室が設けられており、該計量室には、容器を傾倒させて前記内容物を前記注出口から注出するのに伴って、前記内容物の注出量と略比例する量の検量物が流入するようになっており、該計量室に流入する検量物の流入量を前記外周壁を通して視認できるようにして、注出した内容物の注出量を確認させる注出容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の注出容器によれば、内容物を注出させる操作と同時に内容物の注出量を確認できるようにして、内容物を注出させながら注出量を調整することができる。
図1(a),(b)に示す本発明の好ましい第1実施形態に係る注出容器10は、内容物として、例えば粉状又は粉粒状の洗剤を収容する略円筒形状の容器であって、例えば直立させた載置状態から、手で把持して好ましくは90°以上に傾倒させることにより、図2(a)〜(c)に示すように、吐出ノズル11の先端の注出口11aから、内容物16を注出させることができるようになっている。また、本第1実施形態の注出容器10は、当該容器10を傾倒させて内容物16を注出させる操作を行いながら、内容物16の注出量を確認できるようにして、内容物の注出量を調整することができるようになっている。
そして、本実施形態の注出容器10は、内容物を収容する胴部12と、胴部12と連通して設けられ先端に注出口11aが形成された注出ノズル11とを備え、容器10を傾倒させて注出口11aから内容物を注出すると共に、注出した内容物の注出量を確認させる機能を有する容器であって、注出ノズル11の外側に隣接して、外周壁14の一部又は全部が透明又は半透明の計量室13が設けられており、この計量室13には、容器10を傾倒させて内容物16を注出口11aから注出させるのに伴って、内容物16の注出量と略比例する量の検量物17が流入するようになっており、この計量室13に流入する検量物17の流入量を外周壁14の透明又は半透明な部分を通して視認できるようにして、注出した内容物16の注出量を確認させるようになっている。
また、本第1実施形態の注出容器10は、容器本体15と、容器本体15の上端開口15aを覆って装着されるキャップ18とからなり、容器本体15によって内容物16を収容する胴部12が構成されると共に、キャップ18に先端に注出口11aが形成された注出ノズル11が設けられている。
さらに、本第1実施形態では、胴部12に収用された内容物16を計量室13にも流入させて、この内容物16自体を検量物17として用いるようになっている。
本第1実施形態では、内容物16を収容する胴部12構成する容器本体15は、図1(a),(b)に示すように、合成樹脂製の成形品であって、片手で容易に把持できる程度の大きさの、中空の略有底円筒形状を備えている。容器本体15の上端部には、その周縁部分に平坦な肩部19を介在させてキャップ装着用の環状リブ20が上方に突出して設けられており、この環状リブ20の内側部分には、内容物16を容器本体15の内部に投入したり、容器本体15から取り出したりするための上端開口15aとなっている。環状リブ20には、公知の嵌着機構や螺着機構を介して、キャップ18が着脱可能に一体として装着されることになる。
容器本体15の上端部に装着されるキャップ18もまた、合成樹脂製の成形品であって、本第1実施形態では、図3〜図6に示すように、中栓21と、注出ノズル11と、計量カバー22とを含んで構成されている。
中栓21は、容器本体15の環状リブ20に着脱可能に嵌着等される装着スカート部21aと、容器本体15の上端開口15aに重ねて配置される、装着スカート部21aの内側の円形の内側開口部21bとからなり、この内側開口部21bには、容器10が例えば90°を越える所定の角度に傾倒するまで胴部13(容器本体15)の内部から当該内側開口部21bを介して内容物16が実質的に流出しないようにする、流出制御手段26が設けられている。
本第1実施形態では、流出制御手段26は、内側開口部21bを横切るようにして、例えば約6mm程度の間隔をおいて平行に配置された複数のL字断面形状を有する仕切板23によって構成されている(図3(a),(b)、図6参照)。各仕切板23は、各々、L字断面形状の角部23aを、中栓21の中心軸Xと垂直な面に沿って配置すると共に、当該角部23aを中心として、L字断面形状の例えば約3mm程度の幅を有する短辺部23bを、中栓21の中心軸Xと垂直な面に対して例えば約20°程度の角度で下方に傾斜させ、これに伴って、L字断面形状の例えば約6mm程度の幅を有する長辺部23cを、中栓21の中心軸Xと平行な面に対して例えば約20°程度の角度で傾けた状態で、両端を内側開口部21bの開口縁部に支持させて取り付けられている。
これによって、複数の仕切板23は、一体となって流出制御手段26を構成し、後述する注出ノズル11のヒンジ蓋25の回動方向Yによって特定される傾倒方向に容器10を傾倒させて、内容物16を注出する際に、容器10が90°を越えた後にさらに例えば90〜120°傾倒するまでは、仕切板23の間隔部分から当該仕切板23の短辺部23bを乗り越えて内容物16が実質的に流出するのを抑制し、好ましくは180°傾倒させて倒立させた状態となるようにさらに容器10を傾倒させることによって始めて、内容物16が仕切板23の間隔部分から実質的にスムーズに流出するように規制することができるようになっている。
注出ノズル11は、中栓21の内側開口部21bの直径よりも相当程度小さな内径を有する、中空の略有底円筒形状を備えている(図4(a),(b)、図6参照)。注出ノズル11は、中栓21の内側開口部21bと同心状に配置されると共に、流出制御手段26の仕切板23に接合されて、当該仕切板23によって支持された状態で内側開口部22bの中央部分から立設して取り付けられる。これによって、注出ノズル11の下端開口は、仕切板23の間隔部分を介して容器本体15の上端開口15aと連通することになる。また、注出ノズル11の天面部は、円盤状の天面板24によって覆われていると共に、この天面板24の中央部分には、注出口11aが、ヒンジ蓋25によって開閉可能な状態で設けられている。
ヒンジ蓋25は、天面板24の周縁部をヒンジ部として、回動方向Yに回動することにより、注出口11aを開閉する。本第1実施形態では、注出口11aを開放して内容物16を注出可能な状態では、ヒンジ蓋25が邪魔にならないように、回動方向Yのヒンジ蓋25とは反対側に容器10を傾倒させて内容物16を注出させることになるため、当該回動方向Yのヒンジ蓋25とは反対側の方向が、容器10の傾倒方向として特定されることになる。また、上述の中栓21の内側開口部21bに設けられた複数の仕切板23は、ヒンジ蓋25の回動方向Yによって特定される傾倒方向を横切るようにして、これと垂直又は略垂直な方向に延設して設けられることになる。
注出ノズル11に隣接して計量室13を設けるための計量カバー22は、本第1実施形態では、その全体が透明な樹脂によって形成され、上端面及び下端面が開口面となった、周面が凸面状に湾曲する略切頭円錐形状を備えている(図5(a),(b)、図6参照)。計量カバー22は、その上端開口面の開口周縁部22aを、注出ノズル11の上端部外周面に設けられた係止段部11b(図4(a)参照)に係止すると共に、その下端開口面の開口周縁部22bを、中栓21の注出ノズル11の肩部に設けられた係止段部21c(図3(a)参照)に係止した状態で、注出ノズル11の周面との間に中空部分を保持して接合されることにより、透明な計量室13の外周壁14を注出ノズル11の全周に亘って形成する。
これによって、注出ノズル11の周面と計量カバー22による外周壁14との間には、計量室13が形成されることになると共に、この計量室13は、注出ノズル11の外側部分において中栓21の内側開口部21bに設けられた仕切板23の間隔部分を介して、容器本体15の上端開口15aと連通することになる。したがって、計量室13には、傾倒方向に容器10を傾倒させて注出ノズル11から内容物16を注出させるのに伴って、内容物16が、内容物16の注出量と略比例する量の検量物17として流入することになる。また、計量室13に流入した内容物16(検量物17)の量を、透明な計量カバー22による外周壁14を介して、容易に視認することが可能になる。なお、本第1実施形態では、計量カバー22に目盛り22cを描いておくことにより、計量室13に流入した内容物16(検量物17)の量を、さらに容易に把握することが可能になる。
そして、上述の構成を有する本第1実施形態の注出容器10によれば、内容物16を注出させる操作と同時に内容物16の注出量を確認できるようにして、内容物16を注出させながら注出量を容易に調整することが可能になる。
すなわち、本第1実施形態の注出容器10では、注出ノズル11の外側に隣接して、外周壁14が透明となった計量室13が設けられており、この計量室13には、容器10を傾倒させて内容物16を注出口11aから注出させるのに伴って、内容物16の注出量と略比例する量の検量物17(内容物16)が流入するようになっている。したがって、本第1実施形態によれば、この計量室13に流入する検量物17の流入量を透明な外周壁14を通して視認できるので、内容物16を注出させる操作と同時に、計量室13内の検量物17(内容物16)の流入量を介して内容物16の注出量を容易に確認することが可能になり、これによって、内容物16を注出させながら注出量を容易に調整することが可能になる。
図7(a),(b)は、本発明の好ましい第2実施形態に係る注出容器30を示すものである。本第2実施形態の注出容器30は、上記第1実施形態の注出容器10と同様に、合成樹脂製の容器本体15とキャップ31とからなり、キャップ31は、図8〜図10に示すように、中栓32と、注出ノズル33と、計量カバー34とを含ん構成されている。
ここで、中栓32は、装着スカート部32aと、装着スカート部32aの内側の円形の内側開口部32bとからなり(図8(a)〜(c)、図11参照)、この内側面開口部32bには、容器30が例えば90°を越える所定の角度に傾倒するまで胴部13(容器本体15)の内部から当該内側開口部32bを介して内容物16が実質的に流出しないようにする、流出制御板35が、流出制御手段26として設けられている。
本第2実施形態では、流出制御板35は、中栓32の内側開口部32bの略全域を覆うようにして取り付けられると共に、中栓21の中心軸Xと垂直な面に対して例えば約25°程度の角度で、ヒンジ蓋36(図7,図9参照)の回動方向Yによって特定される傾倒方向と反対方向に向けて下方に傾斜した状態で設けられている。また、流出制御板35は、これの周縁部と内側開口部32bの開口周縁部との間の隙間を、周面壁35aによって閉塞した状態で設けられている。さらに流出制御板35の傾倒方向と反対側の部分には、中央部分にノズル連通開口37aが、このノズル連通開口37aを挟んだ両側に一対の計量室連通開口37bが、各々開口形成されている。これらによって、容器10を傾倒させて内容物16を注出する際に、容器10を90°を越えてさらに例えば135〜180°傾倒させることにより、内容物16を、ノズル連通開口37aを介して注出ノズル33に流出させると共に、これと略比例する量の内容物16を、計量室連通開口37bを介して計量室38に流入させることができるようになっている。
注出ノズル33は、斜辺が曲線状に湾曲する一対の略3角形状の側板33aを、凹状湾曲帯状板33b及び凸状湾曲帯状板33cを介して連結することにより形成された、上端面及び下端面が開口面として開口する中空箱形形状を備えている(図9(a),(b)、図11参照)。また注出ノズル33の上端開口面は、内容物16を注出する注出口33dとなっていると共に、この注出口33dは、ヒンジ蓋36によって開閉可能に閉塞されるようになっている。さらに、注出ノズル33の一対の略3角形状の側板33aの下辺から下方に延設して、一対の仕切板38が各々一体として接合されて設けられている。これらの仕切板38は、注出ノズル33が中栓32に一体として取り付けられた際に、ノズル連通開口37aと一対の計量室連通開口37bとの間の部分で、その下端辺が流出制御板35に密着接合されることにより、ノズル連通開口37aを介した注出ノズル33への内容物16の流路と、計量室連通開口37bを介した計量室39への内容物16の流路とを区画するようになっている。
計量カバー34は、注出ノズル33を構成する一対の略3角形状の側板33aの側面形状と略同様の形状の傾倒方向に沿った断面形状を有する、下端面が開口面として開口する中空箱形形状を備えている(図10(a),(b)、図11参照)。また計量カバー34の中空の内部は、容器30の傾倒方向に沿って配置された内部仕切板40によって、注出ノズル33の外周面形状に沿った内周面形状を有するノズル嵌着部41と、このノズル嵌着部41を挟んだ両側の計量室39とに区画されている。さらに、本第2実施形態では、計量カバー34は、その注出ノズル33の凹状湾曲帯状板に沿った部分である凹状湾曲面部34aが、全体が透明な樹脂によって形成されている一方で、その他の部分は透明ではない樹脂によって形成されている。これによって、計量カバー34がノズル嵌着部41によって注出ノズル33を覆うようにして装着一体化されることにより、注出ノズル33の外側に隣接して計量カバー34による計量室39が設けられた際に、透明な凹状湾曲面34aが、計量室39の外周壁の一部の透明な部分を形成することになる。
さらにまた、本第2実施形態では、計量カバー34の上端面には、中央の注出口開口42を挟んだ両側に、一対の天面片43が取り付けられている。計量カバー34が注出ノズル33を覆うようにして装着された際に、一対の天面片43の間の注出口開口42に注出ノズル33の注出口33dが臨んで配置されるようになっている。
そして、本第2実施形態の注出容器30によっても、容器30を傾倒させて内容物16を注出ノズル33の注出口33aから注出させるのに伴って、内容物16の注出量と略比例する量の検量物17(内容物16)が計量室39に流入するようになっているので、この計量室13に流入する検量物17(内容物16)の流入量を透明な計量カバー34の凹状湾曲面34aを通して視認することにより、上記第1実施形態の注出容器10と同様の作用効果を奏することになる。
図12(a),(b)は、本発明の好ましい第3実施形態に係る注出容器50を示すものである。本第3実施形態の注出容器50では、容器50を傾倒させて内容物16を注出ノズル51の注出口51aから注出するのに伴って、計量室52に流入する内容物16の注出量と略比例する量の検量物17が内容物16自体ではく、他の粉粒状の物質として、例えば微粒ビーズ53が用いられている。
すなわち、本第3実施形態では、図13にも示すように、容器本体54に装着されるキャップ55には、注出ノズル51が設けられていると共に、注出ノズル51を覆って全体が透明な樹脂からなる計量カバー56を同心状に配置して取り付けることにより、注出ノズル51の外側に隣接する計量室52が、注出ノズル51の全周に亘って形成されている。また本第3実施形態では、キャップ55の天面部55aの下方には、検量物収容室57が、計量室52と連通する状態で設けられており、この検量物収容室57には、例えば微粒ビーズ53からなる検量物17が充填収容されている。
そして、本第3実施形態の注出容器50によっても、容器50を傾倒させて内容物16を注出ノズル51の注出口51aから注出させるのに伴って、内容物16の注出量と略比例する量の検量物17(微粒ビーズ53)を計量室39に流入させ、この計量室13に流入する検量物17(微粒ビーズ53)の流入量を透明な計量カバー56を通して視認することにより、上記第1実施形態の注出容器10と同様の作用効果を奏することになる。
図14(a),(b)は、本発明の好ましい第4実施形態に係る注出容器60を示すものである。本第4実施形態の注出容器60では、キャップ61は、図15にも示すように、中栓62と、注出ノズル63と、計量カバー64とを含ん構成されている。また、本第4実施形態では、注出ノズル63は、装着スカート部65と一体として形成されており、この装着スカート部65を介して容器本体15に装着されるようになっている。さらに、装着スカート部65の内側には、中栓62が取り付けられている。
中栓62は、リング枠の内側に、上記第1実施形態の流出制御手段26と同様の、L字断面形状を有する複数の仕切板66による流出制御手段67を設けることによって形成されている。
また、計量カバー64は、透明な樹脂によって形成された細長いパイプ状の部材であり、その透明な外周面を注出ノズル63の外周面から見ることができる状態で、注出ノズル63の内周面に沿って取り付けられている。計量カバー64は、その下端開口面を流出制御手段67の仕切板66に当接載置させると共に、その上端開口面を閉塞させた状態で設けられている。これによって、計量カバー64は、その内部に計量室68を形成することになる。計量室68は、容器60を傾倒させた際に、仕切板66の間隔部分を介して容器本体15から流入する内容物16を検量物17として受領する(図16(a),(b)参照)。
そして、本第4実施形態の注出容器60によっても、容器60を傾倒させて内容物16を注出ノズル63から注出させるのに伴って、内容物16の注出量と略比例する量の内容物16を計量室68に流入させ、この計量室68に流入する検量物17(内容物16)の流入量を透明な計量カバー64を通して視認することにより、上記第1実施形態の注出容器10と同様の作用効果を奏することになる。また、本第4実施形態の注出容器60によれば、計量室68は、試験管のような細長い形状を備えているので、計量室68に流入して堆積する検量物17(内容物16)の断面積が小さくなり、図16(a),(b)に示すように、容器60を傾倒させた際の傾き加減に違いがある場合でも、例えば注出ノズル63の外周面に施した目盛り線63aに検量物17の上端部を合わせやすくなる。これによって、計量室67に流入する検量物17の流入量をさらに適切に把握することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、胴部に収容されて注出時に注出量を確認される内容物は、洗剤以外の粉状又は粉粒状の化粧品や食品等であっても良く、液体状のものであっても良い。また、注出容器は、容器本体とキャップとからなるものである必要は必ずしも無く、キャップを介することなく吐出ノズル等が容器本体に直接取り付けられているものであっても良い。
(a)は本発明の好ましい第1実施形態に係る注出容器の斜視図、(b)は注出容器の要部を断面図として示す側面図である。 (a)〜(c)は、本発明の好ましい第1実施形態に係る注出容器を用いて注出量を確認しつつ内容物を注出させる状況を説明する要部側面図である。 (a)は本発明の好ましい第1実施形態に係る注出容器を構成するキャップの中栓の斜視図、(b)は中栓を半分に切欠いた状態で示す斜視図である。 (a)は本発明の好ましい第1実施形態に係る注出容器を構成するキャップの注出ノズルの斜視図、(b)は注出ノズルを半分に切欠いた状態で示す斜視図である。 (a)は本発明の好ましい第1実施形態に係る注出容器を構成するキャップの計量カバーの斜視図、(b)は計量カバーを半分に切欠いた状態で示す斜視図である。 本発明の好ましい第1実施形態に係る注出容器を構成するキャップを半分に切欠いた状態で示す斜視図である。 (a)は本発明の好ましい第2実施形態に係る注出容器の斜視図、(b)は注出容器の要部を断面図として示す側面図である。 (a)は本発明の好ましい第2実施形態に係る注出容器を構成するキャップの中栓の斜視図、(b)は中栓を半分に切欠いた状態で示す斜視図、(c)は中栓の平面図である。 (a)は本発明の好ましい第2実施形態に係る注出容器を構成するキャップの注出ノズルの斜視図、(b)は注出ノズルを半分に切欠いた状態で示す斜視図である。 (a)は本発明の好ましい第2実施形態に係る注出容器を構成するキャップの計量カバーの斜視図、(b)は計量カバーを半分に切欠いた状態で示す斜視図である。 本発明の好ましい第2実施形態に係る注出容器を構成するキャップを半分に切欠いた状態で示す斜視図である。 (a)は本発明の好ましい第3実施形態に係る注出容器の斜視図、(b)は注出容器の要部を断面図として示す側面図である。 本発明の好ましい第3実施形態に係る注出容器を構成するキャップを半分に切欠いた状態で示す斜視図である。 (a)は本発明の好ましい第4実施形態に係る注出容器の斜視図、(b)は注出容器の要部を断面図として示す側面図である。 本発明の好ましい第4実施形態に係る注出容器を構成するキャップを半分に切欠いた状態で示す斜視図である。 (a),(b)は、本発明の好ましい第4実施形態に係る注出容器を用いて注出量を確認する状況を説明する要部側面図である。
符号の説明
10,30,50,60 注出容器
11,33,51,63 注出ノズル
11a,33d,51a 注出口
12 胴部
13,39,52,68 計量室
14 計量室の外周壁
15,54 容器本体
16 内容物
17 検量物
18,31,55,61 キャップ
21,32,62 中栓
21a,32a 中栓の装着スカート部
21b,32b 中栓の内側開口部
22,34,56,64 計量カバー
23,66 仕切板
25,36 ヒンジ蓋
26,67 流出制御手段
35 流出制御板(流出制御手段)
37a ノズル連通開口
37b 計量室連通開口
42 注出口開口
53 微粒ビーズ(検量物)
57 検量物収容室
X 中栓の中心軸
Y ヒンジ蓋の回動方向

Claims (5)

  1. 内容物を収容する胴部と、該胴部と連通して設けられ先端に注出口が形成された注出ノズルとを備え、容器を傾倒させて前記注出口から前記内容物を注出すると共に、注出した内容物の注出量を確認させる機能を有する注出容器であって、
    前記注出ノズルの外側に隣接して、外周壁の一部又は全部が透明又は半透明の計量室が設けられており、
    該計量室には、容器を傾倒させて前記内容物を前記注出口から注出するのに伴って、前記内容物の注出量と略比例する量の検量物が流入するようになっており、
    該計量室に流入する検量物の流入量を前記外周壁を通して視認できるようにして、注出した内容物の注出量を確認させる注出容器。
  2. 前記内容物は、粉体、粉粒体、又は液体である請求項1記載の注出容器。
  3. 前記検量物は、前記胴部から前記計量室に流入する内容物自体である請求項1又は2に記載の注出容器。
  4. 容器本体と、該容器本体の上端開口を覆って装着されるキャップとからなり、該容器本体によって前記内容物を収容する胴部が構成されると共に、前記キャップに前記先端に注出口が形成された注出ノズルが設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の注出容器。
  5. 前記キャップは、中栓と、前記注出ノズルと、計量カバーとを含んでおり、
    前記中栓は、容器が所定の角度に傾倒するまで前記胴部から内容物が流出しないようにする流出制御手段を備えており、前記注出ノズルは、前記中栓から上方に立設して取り付けられており、前記計量カバーは、前記注出ノズルを覆うようにして取り付けられて、一部又は全部が透明又は半透明の前記計量室の前記外周壁を形成する請求項4記載の注出容器。
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