JP3523587B2 - 風力発電装置 - Google Patents

風力発電装置

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JP3523587B2
JP3523587B2 JP2000325562A JP2000325562A JP3523587B2 JP 3523587 B2 JP3523587 B2 JP 3523587B2 JP 2000325562 A JP2000325562 A JP 2000325562A JP 2000325562 A JP2000325562 A JP 2000325562A JP 3523587 B2 JP3523587 B2 JP 3523587B2
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Zephyr Corp
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風力を電力に変換
する風力発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】風力を電力に変換する風力発電装置は、
公害を出さない発電装置として注目され、実用化されて
きている。特に容量が数kwクラスの小型風力発電装置
は、庭園灯やポンプなどに利用されている。従来の小型
風力発電装置は、風車と、風車が結合された交流発電機
と、交流発電機に接続された整流回路と、整流回路に接
続された蓄電池と、蓄電池に接続された負荷回路と、風
車の回転数検出器と、発電機の対の出力端子間に接続さ
れた短絡器とから成る。短絡器は回転数検出器が基準値
以上の回転数を検出した時に発電機の対の出力端子間を
短絡して発電機を電気的に制動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の短絡器を有する
風力発電装置においては、強風時などで風車回転数が大
きくなった時に、短絡器の作用によって過回転を防止
し、高速回転に伴う破壊や騒音を防止することができ
る。しかしながら、短絡器により発電機の出力端子間を
短絡することにより、発電電力が零になり、発電できな
くなる。短絡器は、過回転防止の他に、蓄電池の過充電
防止にも使用される。蓄電池が過充電状態になった時に
は、短絡器によって発電を零にし、過充電が解除された
ら、短絡器による短絡を解除する。しかし、蓄電池の過
充電とこの解除との繰返しによって蓄電池の寿命が短く
なる。
【0004】そこで、本発明の第1の目的は、強風時に
おいて回転数を抑制しながら発電を維持することができ
る風力発電装置を提供することにある。本発明の第2の
目的は、強風時において回転数を抑制しながら発電を維
持することができ且つ蓄電池の充放電電流の変化を最小
限に抑えることができる風力発電装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、風車と、前記風車によ
って回転されるロ−タを有する交流発電機と、前記交流
発電機に接続された整流回路と、前記整流回路に接続さ
れた電力変換回路と、前記電力変換回路に接続された蓄
電池又はコンデンサと、前記風車の回転数を検出するた
めの回転検出器と、前記風車の基準回転数を設定するた
めの基準回転数設定器と、前記電力変換回路の入力電圧
(V in )を検出する入力電圧検出回路と、前記回転検出
器と前記基準回転数設定器と前記入力電圧検出回路と
記電力変換回路とに接続され、前記回転検出器から得ら
れた検出回転数が前記基準回転数を超えた時に、前記電
力変換回路の入力電圧(Vin)と出力電圧(Vout)と
の比(Vout/Vin)を大きくし且つ前記蓄電池又はコン
デンサに対する電力供給を維持できる範囲で前記入力電
圧(V in )を低下させるように前記電力変換回路を制御
する制御回路とを具備し、前記制御回路が前記発電機
の出力電圧を決定する発電機出力電圧決定手段と前記
検出回転数と前記基準回転数との差(△F)を求める第
1 の減算手段と前記差(△ F )が零以下の時には係数値
として 1 を送出し、前記差(△ F )が零よりも大きい時に
1 よりも小さく且つ0よりも大きい値の係数を送出す
る係数発生手段と前記発電機出力電圧決定手段から得
られた決定出力電圧に前記係数発生手段から得られた係
数を乗算して補正電圧指令信号を形成する乗算手段と
前記乗算手段の出力と前記入力電圧検出回路の出力との
差(△ Vin )を求める第 2 の減算手段と前記第 2 の減算
手段の出力に基づいて前記入力電圧検出回路の出力を前
記補正電圧指令信号に近づけるように前記電力変換回路
を制御する信号を形成する制御信号形成回路から成る
ことを特徴とする風力発電装置に係わるものである。
【0006】なお、請求項2、4、6に示すように直流
発電機を使用することができる。また、請求項3に示す
ように、風車と、前記風車によって回転されるロ−タを
有する交流発電機と、前記交流発電機に接続された整流
回路と、前記整流回路に接続された電力変換回路と、前
記電力変換回路に接続された蓄電池又はコンデンサと、
前記蓄電池又はコンデンサの電圧を検出する出力電圧検
出回路と、前記蓄電池又はコンデンサの基準電圧値を設
定する基準電圧設定器と、前記電力変換回路の入力電圧
(V in )を検出する入力電圧検出回路と、前記出力電圧
検出回路と前記基準電圧設定器と前記入力電圧検出回路
前記電力変換回路とに接続され、前記出力電圧検出回
路から得られた出力検出電圧値が前記基準電圧値を超え
た時に、前記電力変換回路の入力電圧(Vin)と出力電
圧(Vout)との比(Vout/Vin)を大きくし且つ前記
蓄電池又はコンデンサに対する電力供給を維持できる範
囲で前記入力電圧(V in )を低下させるように前記電力
変換回路を制御する制御回路とで風力発電装置を構成
し、更に、前記制御回路、前記発電機の出力電圧を決
定する発電機出力電圧決定手段と、前記出力電圧検出回
路から得られた出力電圧検出値と前記基準電圧値との差
(△V)を求める第1の減算手段と、前記差(△V)
零以下の時には係数値として1を送出し、前記差(△
V)が零よりも大きい時には1よりも小さく且つ0より
も大きい値の係数を送出する係数発生手段と、前記発電
機出力電圧決定手段から得られた決定出力電圧に前記係
数発生手段から得られた係数を乗算して補正電圧指令信
号を形成する乗算手段と、前記乗算手段の出力と前記入
力電圧検出回路の出力との差(△Vin)を求める第2の減
算手段と、前記第2の減算手段の出力に基づいて前記入
力電圧検出回路の出力を前記補正電圧指令信号に近づけ
るように電力変換回路を制御する信号を形成する制御信
号形成回路とで構成することが望ましい。また、請求項
に示すように、風車と、前記風車によって回転される
ロ−タを有する交流発電機と、前記交流発電機に接続さ
れた整流回路と、前記整流回路に接続された電力変換回
路と、前記電力変換回路に接続された蓄電池又はコンデ
ンサと、前記風車の回転数を検出するための回転検出器
と、前記蓄電池又はコンデンサの電圧を検出する出力電
圧検出回路と、前記変換回路の入力電圧(Vin)を検
出する入力電圧検出回路と、前記風車の基準回転数を設
定するための基準回転数設定器と、前記蓄電池又はコン
デンサの基準電圧値を設定する基準電圧設定器と、前記
回転検出器と前記出力電圧検出回路と基準回転数設定器
と前記基順電圧設定器と前記入力電圧検出回路と前記電
力変換回路とに接続され、前記回転検出器から得られた
検出回転数が前記基準回転数を超えた時と前記出力電圧
検出回路から得られた検出電圧検出値が前記基準電圧値
を超えた時とのいずれにおいても前記電力変換回路の入
力電圧(Vin)と出力電圧(Vout)との比(Vout/Vi
n)を大きくし且つ前記蓄電池又はコンデンサに対する
電力供給を維持できる範囲で前記入力電圧(V in )を低
下させるように前記電力変換回路を制御する制御回路と
で風力発電装置を構成し、更に、前記制御回路、前記
発電機の出力電圧を決定する発電機出力電圧決定手段
と、前記検出回転数と前記基準回転数との差(△F)を
示す第1の差信号を求める第1の減算手段と、前記第1
の差信号が零以下の時には係数値として1を送出し、前
記第1の差信号が零よりも大きい時には1よりも小さ
且つ0よりも大きい値の係数を送出する第1の係数発生
手段と、前記力電圧検出回路から得られた力電圧検
出値と前記基準電圧値との差(△V)を示す第2の差信
号を求める第2の減算手段と、前記第2の差信号が零以
下の時には係数値として1を送出し、前記第2の差信号
が零よりも大きい時には1よりも小さ小さく且つ0より
も大きい値の係数を送出する第2の係数発生手段と、前
記第1の係数発生手段から得られた第1の係数と前記第
2の係数発生手段から得られた第2の係数とが異なる値
の時には小さい方の係数を選択して前記第1及び第2の
係数が同一の値の時には前記第1及び第2の係数のいず
れか一方を出力する係数選択手段と、前記発電機出力電
圧決定手段から得られた決定電圧に前記係数選択手段か
ら得られた係数を乗算して補正電圧指令信号を形成する
乗算手段と、前記乗算手段の出力と前記入力電圧検出回
路の出力との差(△Vin)を求める第3の減算手段と、
前記第3の減算手段の出力に基づいて前記入力電圧検出
回路の出力を前記補正電圧指令信号に近づけるように前
記電力変換回路を制御する信号を形成する制御信号形成
回路とで構成することが望ましい。また、請求項に示
すように、前記電力変換回路は、直流ラインに直列に接
続されたリアクトルと、前記リアクトルよりも出力側に
おいて対の直流ライン間に接続されたスイッチと、前記
スイッチよりも出力側において直流ラインに直列に接続
されたダイオ−ドとから成ることが望ましい。
【0007】
【発明の効果】各請求項の発明によれば、強風時に電力
変換回路の入力電圧即ち発電機出力電圧が低下する。こ
れにより、風車及び発電機の回転数の上昇が抑制され
る。発電機から蓄電池及び負荷に供給される電力は強風
時においても維持されるので、電力の継続的供給が可能
になる。また、蓄電池の充放電の幅が狭くなる。
【0008】
【実施形態】次に、図1〜図7を参照して本発明の実施
形態に係わる風力発電装置を説明する。
【0009】
【第1の実施形態】図1に示す第1の実施形態の風力発
電装置は、風車1と、この風車1によって回転されるロ
ータを有する交流発電機2と、この交流発電機2に接続
された整流回路3と、平滑用コンデンサ4と、この平滑
用コンデンサ4に接続された電力変換回路5と、この電
力変換回路5に接続された蓄電池6と、この蓄電池6に
接続された負荷7と、風車1の回転数を検出するための
回転数検出器8即ち速度検出器と、電力変換回路5の入
力電圧即ちコンデンサ4の電圧を検出する入力電圧検出
回路9と、制御回路10とから成る。
【0010】電力変換回路5は、平滑用コンデンサ4に
接続された第1及び第2の直流電源ライン11、12に
接続され、入力電圧Vinと出力電圧Vout との比Vout
/Vinを変えることができるように構成されており、例
えば図2に示すようにリアクトルL1 と電界効果トラン
ジスタから成るスイッチQ1 と逆流阻止用ダイオードD
1 から成る。リアクトルL1 は第1の直流電源ライン1
1に直列に接続されている。スイッチQ1 はリアクトル
L1 の出力側において第1及び第2の直流電源ライン1
1、12間に接続されている。ダイオードD1 は蓄電池
6をスイッチQ1 に対して並列に接続するように第1の
直流電源ライン11に直列に接続されている。なお、ダ
イオードD1 をスイッチQ1 よりも出力側において第2
の直流電源ライン12に接続することもできる。また、
この実施形態では蓄電池6が平滑用コンデンサの作用を
兼用しているが、平滑用コンデンサを蓄電池6に接続す
ることもできる。
【0011】スイッチQ1 は制御回路10から供給され
る制御信号即ちゲート・ソース間電圧に応答してオン・
オフする。スイッチQ1 のデューティ比即ち通電率Don
と入力電圧Vinと出力電圧Vout との関係は次の(1)
式に示す通りである。 Vout /Vin=1/(1−Don) ・・・ (1)
【0012】回転数検出器8は風車1即ち発電機2のロ
ータの回転数即ち回転速度を周知の方法で検出して回転
数検出信号Fdを出力する。入力電圧検出回路9は電力
変換回路5の入力電圧Vinを検出して電圧検出信号Vin
を出力する。ここでは説明を容易にするために入力電圧
検出回路9の入力電圧と出力電圧との両方をVinで示
す。この入力電圧Vinは発電機2の出力電圧に相当す
る。
【0013】制御回路10は、回転数検出器8と電圧検
出回路9と電力変換回路5とに接続され、回転数検出器
8から得られた検出回転数Fd が基準回転数Fr を超え
た時に、電力変換回路5の入力電圧Vinと出力電圧Vou
t との比Vout /Vinを大きくするように電力変換回路
5を制御する。更に詳しく説明すると、制御回路10
は、風車1の制限回転数に相当する基準回転数Fr を設
定するための基準回転数設定器13と、回転数検出器8
で検出された検出回転数Fd において発電機2から最大
電力を得ることができる発電機2の出力電圧を決定する
発電機出力電圧決定手段としての電圧決定テーブル14
と、検出回転数Fd と基準回転数Fr との差ΔFを求め
る第1の減算手段としての減算器15と、回転数差ΔF
が零以下の時には係数値として1を送出し、回転数差Δ
Fが零よりも大きい時には1よりも小さい値を係数とし
て送出する係数発生手段としての係数テーブル16と、
発電機出力電圧決定テーブル14から得られた決定出力
電圧V1 に係数テーブル16から得られた係数Kを乗算
して補正電圧指令信号V2 を形成する乗算手段としての
乗算器17と、乗算器17から得られた入力電圧指令信
号V2 と入力電圧検出回路9から得られた検出電圧Vin
との差ΔVinを求める第2の減算手段としての減算器1
8と、第2の減算器18から得られる電圧差ΔVinに基
づいて入力電圧検出回路9の出力Vinを補正電圧指令信
号V2 に近づけるように電力変換回路5を制御する信号
を形成する制御信号形成回路としての制御演算器19及
びパルス発生器20とから成る。なお、基準回転数設定
器13を制御回路10の外に設けることができる。
【0014】電圧決定テーブル14は、メモリから成
り、図4に示す回転数Fd と最大電力を得る発電機出力
電圧V1 との関係が格納されている。テーブル14には
全ての回転数Fd に対する電圧V1 を格納してもよい
し、段階的に選択された回転数Fd とその電圧V1 とを
格納してもよい。検出回転数Fd に対応するデータがテ
ーブル14に無い時には検出回転数Fd に近い回転数の
データを使用する。また、テーブル14の代りに図4の
特性線を示す演算式をメモリに格納し、検出回転数Fd
を演算式に代入して電圧V1 を決定することもできる。
【0015】電圧V1 は発電機2から最大電力を得るこ
とができる発電機2の出力電圧及び電力変換回路5の入
力電圧を示す。図4のFd とV1 との関係は、実験的に
求められた図3の発電機出力電圧V0 と発電機出力電力
P0 との関係から決定されている。図3の特性線A1 は
166rpm、A2 は237rpm、A3 は330rp
m、A4 は425rpm、A5 は590rpmにおける
出力電圧V0 と出力電力P0 との関係を示している。図
3の各回転数の最大電力を得ることができる点の出力電
圧V0 とその回転数Fd との関係を求めると図4の特性
が得られる。なお、図4と同様な特性は、容量の異なる
別の発電機においても実験的に同様に得ることができ
る。
【0016】電圧決定テーブル14は、回転数検出器8
から得られた検出回転数Fd をアドレス信号として使用
し、これに対応する目標電圧V1 を示す信号を出力す
る。強風でない時にはテーブル14から出力される電圧
V1 が発電機2の目標出力電圧となる。
【0017】第1の減算器15は、回転数検出器8から
得られた検出回転数Fd から基準回転数Fr を減算して
Fd −Fr =ΔFを求める。ΔFがΔF≦0の条件にあ
る時には風車1の回転数の制限が不要であることを示
し、ΔF>0の時には風車1の回転数を制限することが
必要であることを示す。
【0018】係数発生手段としての係数テーブル16
は、メモリから成り、ΔF≦0に対応して係数K=1を
格納し、ΔF>0に対応して1よりも小さい係数Kを格
納している。第1の減算器15の出力がΔF>0の時は 0<K<1 を満足する係数が選ばれる。この時のKの値を1/ΔF
とすることができる。これにより、ΔF>0の時にΔF
の値に反比例的に変化する係数Kを得ることができる。
係数テーブル16はΔFの値をアドレスとしてΔFの値
に対応した係数Kを出力する。メモリに多数のΔFの値
と多数の係数Kの値との関係を示すデータを格納する代
りに、ΔFとKとの関係を示す演算式を格納し、この演
算式にΔFの値を代入して係数Kを決定することもでき
る。
【0019】乗算器17はテーブル14から出力された
電圧V1 にテーブル16から出力された係数Kを乗算し
てKV1 =V2 を求め、これを出力する。V2 は強風時
の補正が施された電圧指令信号である。
【0020】第2の減算器18は、Vin−V2 =ΔVin
の演算を行って入力電圧検出信号Vinと電圧指令信号V
2 との差を示す信号を出力する。
【0021】ΔVinを入力とする制御演算器19は、例
えば周知の比例積分回路(PI回路)から成り、ΔVin
に対応する通電率信号Donを形成する。要するに、ΔV
inを平滑化した信号に相当する通電率信号Don即ちデュ
ーティ指令信号を得る。
【0022】スイッチ制御信号形成手段としてのパルス
発生器20は、通電率信号Donで指定された幅のパルス
を有する制御信号Vg を形成し、電力変換回路5のスイ
ッチQ1 のゲートに送る。このパルス発生器20は図2
に概略的に示すように鋸波発生器20aと比較器20b
とから成る。鋸波発生器20aは例えば20〜150k
Hzの繰返し周波数で鋸波電圧Vt を発生する。比較器
20bは鋸波電圧Vtと通電率信号Donとを周知の方法
で比較してPWMパルスから成る制御信号Vgを出力す
る。
【0023】パルス発生器20の出力パルスに応答して
スイッチQ1 がオンになると、図1のコンデンサ4と図
2のリアクトルL1 とスイッチQ1 とから成る経路に電
流が流れ、リアクトルL2 にエネルギが蓄積される。ス
イッチQ1 がオフになると、コンデンサ4とリアクトル
L1 とダイオードD1 と蓄電池6及び負荷7とから成る
経路に電流が流れる。電力変換回路5の入力電圧Vinと
出力電圧Vout との比は前述した(1)式で決定され
る。蓄電池6及び負荷7が比較的大きい場合には、通電
率Donを大きくしても、出力電圧Vout とさほど高くな
らず、相対的に入力電圧Vinが低くなる。電力変換回路
5の入力電圧Vinは発電機2の出力電圧V0 に相当する
ので、強風時に入力電圧Vinが低く抑えられると、発電
機2の回転数も抑えられる。
【0024】本実施形態は次の効果を有する。 (1) 風車回転数Fd が基準回転数Fr よりも低い時
には、発電電力が最大になるように入力電圧Vinが制御
され、強風等によって風車回転数Fd が基準回転数Fr
以上になると、入力電圧Vinを低くする制御が生じ、風
車回転数Fd が低下し、風車回転数Fd と発電機出力電
圧Vinとが適当な値でバランスする。この結果、発電電
力を零にすることなく、風車1の最大回転数を抑制する
ことができる。要するに、蓄電池6及び負荷7への発電
機2からの電力供給を維持して風車1の回転数を抑制す
ることができる。 (2) テーブル14、16を使用することによって、
非強風時において最大発電電力を得るための制御、及び
強風時において回転数を制限するための制御を容易に達
成することができる。 (3) 強風時にも発電電力が有るので、蓄電池6の極
端な充放電を防ぐことができる。
【0025】
【第2の実施形態】次に、図5に示す第2の実施形態の
風力発電装置を説明する。但し、図5において図1と実
質的に同一の部分には同一の符号を付してその説明を省
略する。
【0026】図5の風力発電装置は、図1の基準回転数
設定器13の代りに基準電圧設定器13aを有する制御
回路10aを設け、また、新たに出力電圧検出回路30
を設け、第1の減算器15aによって出力電圧検出値V
out と基準電圧Vr との差ΔVを求め、この差ΔVを係
数テーブル16aに送るように形成し、この他は図1と
同一に形成したものである。なお、基準電圧設定器13
を制御回路10aの外に設けることができる。
【0027】基準電圧設定器13aは、蓄電池6の過電
圧レベルを示す基準電圧Vr を出力する。出力電圧検出
回路30は蓄電池6の電圧を検出する。ここでは出力電
圧検出回路30の入力電圧及び出力電圧の両方をVout
で示すことにする。第1の減算器15aは、出力電圧検
出値Vout と基準電圧Vr との差を示すVout −Vr =
ΔVを出力する。
【0028】メモリから成る係数テーブル16aにはΔ
V≦0の時即ちΔVが零又は負の値に対応させて係数値
1、ΔV>0の時即ちΔVが正の値に対応させて1より
も小さい係数値が格納されている。ΔV>0の時の係数
値Kは例えば1/ΔVで決定することができる。図5の
乗算器17の出力側の部分は図1と同一に形成されてい
るので、図1と同様な制御動作が生じる。
【0029】図5の風力発電装置では、蓄電池6の電圧
の検出に基づいて強風状態を判断し、風車1の回転数を
抑制している。即ち、強風状態となって発電機2の出力
電圧及び電力変換器5の入力電圧Vinが上昇すると、蓄
電池6の充電電圧も高くなる。この充電電圧が基準電圧
Vr以上の時即ち Vout −Vr =ΔVが零又は正の値の
時には1よりも小さい係数Kが出力される。この結果、
出力電圧Vout が高い時には、テーブル14の出力電圧
V1 よりも低い電圧指令信号V2 が乗算器17から得ら
れる。これにより、図5の風力発電装置において、強風
時又は過充電時に電力変換回路5の入力出力電圧を下げ
る動作即ち入力電圧Vinを下げる動作が生じ、風車1の
回転数の上昇が抑制され、且つ蓄電池6の過充電が防止
される。従って、第2の実施形態によっても第1の実施
形態と同様な効果が得られる。
【0030】
【第3の実施形態】次に、図6に示す第3の実施形態の
風力発電装置を説明する。但し、図6において図1及び
図5と実質的に同一の部分には同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0031】図6の風力発電装置は、図1の風力発電装
置に図5の出力電圧検出回路30、基準電圧設定器13
a、減算器15a、係数テーブル16aを付加し、新た
に係数選択手段31を設けたものに相当する。図6の変
形された制御回路10bの電圧決定テーブル14及び係
数テーブル16の出力は図1の装置と同様に決定され
る。図6の係数テーブル16aの出力は図5と同様に決
定される。ここでは、第1及び第2の係数テーブル1
6、16aの出力をK1 、K2 で区別する。
【0032】選択手段31は、第1の係数発生手段とし
ての第1の係数テーブル16から得られた第1の係数K
1 と第2の係数発生手段としての第2の係数テーブル1
6aから得られた第2の係数K2 とが異なる値を有する
時には小さい方の係数を選択し、これを係数Kとして乗
算器17に送り、また第1及び第2の係数K1 、K2が
同一値の時には同一の値を係数Kとして乗算器17に送
る。従って、乗算器17から得られる電圧指令値V2 は
強風による風車1の回転数が過大の時と蓄電池6の過充
電の時とのいずれにおいても制限されてV1 よりも小さ
くなり、電力変換器5の入力電圧Vin即ち発電機2の出
力電圧が低下し、風車1の回転数の抑制及び蓄電池6の
過充電防止が達成される。この結果、第3の実施形態に
よっても第1の実施形態と同一の効果を得ることができ
る。
【0033】
【第4の実施形態】次に、図7に示す第4の実施形態の
風力発電装置を示す。但し、図7において図1と実質的
に同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0034】図7の風力発電装置は、図1の交流発電機
2と整流回路3と平滑用コンデンサ4の代りに直流発電
機2aを設け、この他は図1と同一に構成したものであ
る。図7に示すように直流発電機2aを使用する場合に
おいても第1の実施形態と同一の効果を得ることができ
る。
【0035】
【変形例】本発明は上述の実施形態に限定されるもので
なく、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図5及び図6の風力発電装置においても、交流
発電機2及び整流回路3の代りに図7と同様に直流発電
機2aを使用することができる。 (2) 電力変換回路5を変形することができる。 (3) 制御回路10、10a、10bの一部又は全部
をディジタル回路で構成することができる。 (4) パルス発生器20をカウンタで構成することが
できる。この場合カウンタは1周期のクロックパルスに
応答して計数を開始し、通電率Donを示す値になった
時に計数を終了し、通電率DonのPWMパルスを出力
する。 (5) 電圧決定テ−ブル14で決定する電圧V1は一
定値でもよい。また、発電機2の最大電力を得るための
電圧V1を風速又は発電電力によって決定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の風力発電装置を示すブロック
図である。
【図2】図1の電力変換回路及びパルス発生器を詳しく
示す回路図である。
【図3】風力発電機の第1〜第5の回転数における出力
電圧と発生電力との関係を示す図である。
【図4】風力発電機の回転数と最大電力を得ることがで
きる出力電圧との関係を示す図である。
【図5】第2の実施形態の風力発電装置を示すブロック
図である。
【図6】第3の実施形態の風力発電装置を示すブロック
図である。
【図7】第4の実施形態の風力発電装置を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 風車 2 発電機 3 整流回路 4 コンデンサ 5 電力変換回路 6 蓄電池 7 負荷 10 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−159437(JP,A) 特開 昭62−285699(JP,A) 特開 昭63−39500(JP,A) 実開 昭63−4378(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 9/00 F03D 7/04 F03D 9/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風車と、 前記風車によって回転されるロ−タを有する交流発電機
    と、 前記交流発電機に接続された整流回路と、 前記整流回路に接続された電力変換回路と、 前記電力変換回路に接続された蓄電池又はコンデンサ
    と、 前記風車の回転数を検出するための回転検出器と、 前記風車の基準回転数を設定するための基準回転数設定
    器と、前記電力変換回路の入力電圧(V in )を検出する入力電
    圧検出回路 と、 前記回転検出器と前記基準回転数設定器と前記入力電圧
    検出回路と前記電力変換回路とに接続され、前記回転検
    出器から得られた検出回転数が前記基準回転数を超えた
    時に、前記電力変換回路の入力電圧(Vin)と出力電圧
    (Vout)との比(Vout/Vin)を大きくし且つ前記蓄
    電池又はコンデンサに対する電力供給を維持できる範囲
    で前記入力電圧(V in )を低下させるように前記電力変
    換回路を制御する制御回路とを具備し、前記制御回路
    が、前記発電機の出力電圧を決定する発電機出力電圧決定手
    段と前記検出回転数と前記基準回転数との差(△F)を求め
    る第 1 の減算手段と前記差(△ F )が零以下の時には係数値として 1 を送出
    し、前記差(△ F )が零よりも大きい時には 1 よりも小さ
    く且つ0よりも大きい値の係数を送出する係数発生手段
    前記発電機出力電圧決定手段から得られた決定出力電圧
    に前記係数発生手段から得られた係数を乗算して補正電
    圧指令信号を形成する乗算手段と前記乗算手段の出力と前記入力電圧検出回路の出力との
    差(△ Vin )を求める第 2 の減算手段と前記第 2 の減算手段の出力に基づいて前記入力電圧検出
    回路の出力を前記補正電圧指令信号に近づけるように前
    記電力変換回路を制御する信号を形成する制御信号形成
    回路から成ることを特徴とする風力発電装置。
  2. 【請求項2】風車と、 前記風車によって回転されるロ−タを有する直流発電機
    と、 前記直流発電機に接続された電力変換回路と、 前記電力変換回路に接続された蓄電池又はコンデンサ
    と、 前記風車の回転数を検出するための回転検出器と、 前記風車の基準回転数を設定するための基準回転数設定
    器と、前記電力変換回路の入力電圧(V in )を検出する入力電
    圧検出回路 と、 前記回転検出器と前記基準回転数設定器と前記入力電圧
    検出回路と前記電力変換回路とに接続され、前記回転検
    出器から得られた検出回転数が前記基準回転数を超えた
    時に、前記電力変換回路の入力電圧(Vin)と出力電圧
    (Vout)との比(Vout/Vin)を大きくし且つ前記蓄
    電池又はコンデンサに対する電力供給を維持できる範囲
    で前記入力電圧(V in )を低下させるように前記電力変
    換回路を制御する制御回路とを具備し、前記制御回路
    が、前記発電機の出力電圧を決定する発電機出力電圧決定手
    段と前記検出回転数と前記基準回転数との差(△F)を求め
    る第 1 の減算手段と前記差(△ F )が零以下の時には係数値として 1 を送出
    し、前記差(△ F )が零よりも大きい時には 1 よりも小さ
    く且つ0よりも大きい値の係数を送出する係数発生手段
    前記発電機出力電圧決定手段から得られた決定出力電圧
    に前記係数発生手段から得られた係数を乗算して補正電
    圧指令信号を形成する乗算手段と前記乗算手段の出力と前記入力電圧検出回路の出力との
    差(△ Vin )を求める第 2 の減算手段と前記第 2 の減算手段の出力に基づいて前記入力電圧検出
    回路の出力を前記補正電圧指令信号に近づけるように前
    記電力変換回路を制御する信号を形成する制御信号形成
    回路から成ることを特徴とする風力発電装置。
  3. 【請求項3】 風車と、 前記風車によって回転されるロ−タを有する交流発電機
    と、 前記交流発電機に接続された整流回路と、 前記整流回路に接続された電力変換回路と、 前記電力変換回路に接続された蓄電池又はコンデンサ
    と、 前記蓄電池又はコンデンサの電圧を検出する出力電圧検
    出回路と、 前記蓄電池又はコンデンサの基準電圧値を設定する基準
    電圧設定器と、前記電力変換回路の入力電圧(V in )を検出する入力電
    圧検出回路と 、 前記出力電圧検出回路と前記基準電圧設定器と前記入力
    電圧検出回路と前記電力変換回路とに接続され、前記出
    力電圧検出回路から得られた出力検出電圧値が前記基準
    電圧値を超えた時に、前記電力変換回路の入力電圧(V
    in)と出力電圧(Vout)との比(Vout/Vin)を大き
    し且つ前記蓄電池又はコンデンサに対する電力供給を
    維持できる範囲で前記入力電圧(V in )を低下させるよ
    うに前記電力変換回路を制御する制御回路とを具備し、
    前記制御回路が、前記発電機の出力電圧を決定する発電機出力電圧決定手
    と、前記出力電圧検出回路から得られた出力電圧検出値と前
    記基準電圧値との差(△V)を求める第 1 の減算手段
    と、前記差(△V)が零以下の時には係数値として 1 を送出
    し、前記差(△V)が零よりも大きい時には 1 よりも小
    さく且つ0よりも大きい値の係数を送出する係数発生手
    と、前記発電機出力電圧決定手段から得られた決定出力電圧
    に前記係数発生手段から得られた係数を乗算して補正電
    圧指令信号を形成する乗算手段 と、前記乗算手段の出力と前記入力電圧検出回路の出力との
    差(△ Vin )を求める第 2 の減算手段 と、前記第 2 の減算手段の出力に基づいて前記入力電圧検出
    回路の出力を前記補正電圧指令信号に近づけるように電
    力変換回路を制御する信号を形成する制御信号形成回路
    から成ることを特徴とする風力発電装置。
  4. 【請求項4】 風車と、 前記風車によって回転されるロ−タを有する直流発電機
    と、 前記直流発電機に接続された電力変換回路と、 前記電力変換回路に接続された蓄電池又はコンデンサ
    と、 前記蓄電池又はコンデンサの電圧を検出する出力電圧検
    出回路と、 前記蓄電池又はコンデンサの基準電圧値を設定する基準
    電圧設定器と、前記電力変換回路の入力電圧(V in )を検出する入力電
    圧検出回路と 、 前記出力電圧検出回路と前記基準電圧設定器と前記入力
    電圧検出回路と前記電力変換回路とに接続され、前記出
    力電圧検出回路から得られた出力検出電圧値が前記基準
    電圧値を超えた時に、前記電力変換回路の入力電圧(V
    in)と出力電圧(Vout)との比(Vout/Vin)を大き
    し且つ前記蓄電池又はコンデンサに対する電力供給を
    維持できる範囲で前記入力電圧(V in )を低下させるよ
    うに前記電力変換回路を制御する制御回路とを具備し、
    前記制御回路が、前記発電機の出力電圧を決定する発電機出力電圧決定手
    と、前記出力電圧検出回路から得られた出力電圧検出値と前
    記基準電圧値との差(△V)を求める第 1 の減算手段
    と、前記差(△V)が零以下の時には係数値として 1 を送出
    し、前記差(△V)が零よりも大きい時には 1 よりも小
    さく且つ0よりも大きい値の係数を送出する係数発生手
    と、前記発電機出力電圧決定手段から得られた決定出力電圧
    に前記係数発生手段から得られた係数を乗算して補正電
    圧指令信号を形成する乗算手段 と、前記乗算手段の出力と前記入力電圧検出回路の出力との
    差(△ Vin )を求める第 2 の減算手段 と、前記第 2 の減算手段の出力に基づいて前記入力電圧検出
    回路の出力を前記補正電圧指令信号に近づけるように電
    力変換回路を制御する信号を形成する制御信号形成回路
    から成ることを特徴とする風力発電装置。
  5. 【請求項5】 風車と、 前記風車によって回転されるロ−タを有する交流発電機
    と、 前記交流発電機に接続された整流回路と、 前記整流回路に接続された電力変換回路と、 前記電力変換回路に接続された蓄電池又はコンデンサ
    と、 前記風車の回転数を検出するための回転検出器と、 前記蓄電池又はコンデンサの電圧を検出する出力電圧検
    出回路と、 前記電力変換回路の入力電圧(Vin)を検出する入力
    電圧検出回路と、 前記風車の基準回転数を設定するための基準回転数設定
    器と、 前記蓄電池又はコンデンサの基準電圧値を設定する基準
    電圧設定器と、 前記回転検出器と前記出力電圧検出回路と基準回転数設
    定器と前記基順電圧設定器と前記入力電圧検出回路と
    記電力変換回路とに接続され、前記回転検出器から得ら
    れた検出回転数が前記基準回転数を超えた時と前記出力
    電圧検出回路から得られた検出電圧検出値が前記基準電
    圧値を超えた時とのいずれにおいても前記電力変換回路
    の入力電圧(Vin)と出力電圧(Vout)との比(Vout
    /Vin)を大きくし且つ前記蓄電池又はコンデンサに対
    する電力供給を維持できる範囲で前記入力電圧(V in
    を低下させるように前記電力変換回路を制御する制御回
    路とを具備し、前記制御回路が、前記発電機の出力電圧を決定する発電機出力電圧決定手
    と、前記検出回転数と前記基準回転数との差(△F)を示す
    第1の差信号を求める第 1 の減算手段 と、前記第1の差信号が零以下の時には係数値として 1 を送
    出し、前記第1の差信号が零よりも大きい時には 1 より
    も小さく且つ0よりも大きい値の係数を送出する第1の
    係数発生手段と前記出力電圧検出回路から得られた出力電圧検出値と前
    記基準電圧値との差(△ V )を示す第2の差信号を求め
    る第 2 の減算手段と前記第2の差信号が零以下の時には係数値として 1 を送
    出し、前記第2の差信号が零よりも大きい時には 1 より
    も小さく且つ0よりも大きい値の係数を送出する第2の
    係数発生手段と前記第1の係数発生手段から得られた第1の係数と前記
    第2の係数発生手段から得られた第2の係数とが異なる
    値の時には小さい方の係数を選択して前記第1及び第2
    の係数が同一の値の時には前記第1及び第2の係数のい
    ずれか一方を出力する係数選択手段と前記発電機出力電圧決定手段から得られた決定電圧に前
    記係数選択手段から得られた係数を乗算して補正電圧指
    令信号を形成する乗算手段と前記乗算手段の出力と前記入力電圧検出回路の出力との
    差(△ Vin )を求める第3の減算手段と前記第3の減算手段の出力に基づいて前記入力電圧検出
    回路の出力を前記補正電圧指令信号に近づけるように前
    記電力変換回路を制御する信号を形成する制御信号形成
    回路から成ることを特徴とする風力発電装置。
  6. 【請求項6】風車と、前記風車によって回転されるロ−
    タを有する直流発電機と、 前記直流発電機に接続された電力変換回路と、 前記電力変換回路に接続された蓄電池又はコンデンサ
    と、 前記風車の回転数を検出するための回転検出器と、 前記蓄電池又はコンデンサの電圧を検出する出力電圧検
    出回路と、 前記電力変換回路の入力電圧(Vin)を検出する入力
    電圧検出回路と、 前記風車の基準回転数を設定するための基準回転数設定
    器と、 前記蓄電池又はコンデンサの基準電圧値を設定する基準
    電圧設定器と、 前記回転検出器と前記出力電圧検出回路と基準回転数設
    定器と前記基電圧設定器と 記入力電圧検出回路と
    記電力変換回路とに接続され、前記回転検出器から得ら
    れた検出回転数が前記基準回転数を超えた時と前記出力
    電圧検出回路から得られた検出電圧検出値が前記基準電
    圧値を超えた時とのいずれにおいても前記電力変換回路
    の入力電圧(Vin)と出力電圧(Vout)との比(Vout
    /Vin)を大きくし且つ前記蓄電池又はコンデンサに対
    する電力供給を維持できる範囲で前記入力電圧(V in
    を低下させるように前記電力変換回路を制御する制御回
    路とを具備し、前記制御回路が、前記発電機の出力電圧を決定する発電機出力電圧決定手
    と、前記検出回転数と前記基準回転数との差(△F)を示す
    第1の差信号を求める第 1 の減算手段 と、前記第1の差信号が零以下の時には係数値として 1 を送
    出し、前記第1の差信号が零よりも大きい時には 1 より
    も小さく且つ0よりも大きい値の係数を送出する第1の
    係数発生手段と前記出力電圧検出回路から得られた出力電圧検出値と前
    記基準電圧値との差(△ V )を示す第2の差信号を求め
    る第 2 の減算手段と前記第2の差信号が零以下の時には係数値として 1 を送
    出し、前記第2の差信号が零よりも大きい時には 1 より
    も小さく且つ0よりも大きい値の係数を送出する第2の
    係数発生手段と前記第1の係数発生手段から得られた第1の係数と前記
    第2の係数発生手段から得られた第2の係数とが異なる
    値の時には小さい方の係数を選択して前記第1及び第2
    の係数が同一の値の時には前記第1及び第2の係数のい
    ずれか一方を出力する係数選択手段と前記発電機出力電圧決定手段から得られた決定電圧に前
    記係数選択手段から得られた係数を乗算して補正電圧指
    令信号を形成する乗算手段と前記乗算手段の出力と前記入力電圧検出回路の出力との
    差(△ Vin )を求める第3の減算手段と前記第3の減算手段の出力に基づいて前記入力電圧検出
    回路の出力を前記補正電圧指令信号に近づけるように前
    記電力変換回路を制御する信号を形成する制御信号形成
    回路から成ることを特徴とする風力発電装置。
  7. 【請求項7】 前記電力変換回路は、直流ラインに直列
    に接続されたリアクトルと、前記リアクトルよりも出力
    側において対の直流ライン間に接続されたスイッチと、
    前記スイッチよりも出力側において直流ラインに直列に
    接続されたダイオ−ドとから成ることを特徴とする請求
    項1乃至のいずれかに記載の風力発電装置。
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