JPH0799775A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH0799775A
JPH0799775A JP23983593A JP23983593A JPH0799775A JP H0799775 A JPH0799775 A JP H0799775A JP 23983593 A JP23983593 A JP 23983593A JP 23983593 A JP23983593 A JP 23983593A JP H0799775 A JPH0799775 A JP H0799775A
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隆 美留町
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンデンサ入力形整流コンバータを備えて、
単一または複数の電圧出力系を有するスイッチング電源
において、リップル電流が少なく、装置を小形化し得る
と共に、電源投入時の突入電流を防止し、かつ入力電圧
の変動によらず確実に予備充電の完了を判断し得る整流
装置を備えたこの種の電源装置を提供する。 【構成】 このため、電源装置に力率改善手段と、所望
の単一/複数出力を得るDC−DCコンバータとを備え
ると共に、平滑用電解コンデンサC1と直列に接続した
スイッチング素子SW1による突入電流制限回路と、前
記電解コンデンサC1の充電状態の判定をこのコンデン
サC1の端子電圧値と入力される交流電圧値との比較に
より行う整流装置を備えるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンデンサ入力形整流コ
ンバータを備えた多出力のスイッチング電源に関し、入
力電流波形の歪による力率低下や、高長波電流の発生を
防ぎ、無効電力の発生を低減したり、同一商用電源ライ
ンに接続された機器の誤動作等を防ぎ、また電源投入時
のコンデンサへの突入電流を抑制して、電力の有効利用
を可能とするためのスイッチング電源回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の電子機器の直流電源装
置としては、コンデンサインプット形の整流、平滑回路
を用いた整流装置が用いられてきており、一般に、商用
周波数の交流を直流に変換する場合、ダイオードによる
整流回路とコンデンサによる平滑回路、そして、平滑回
路に使用するコンデンサへの突入電流を防止するための
抵抗による予備充電回路と予備充電回路の抵抗を短絡す
る電磁接触器からなる突入電流防止回路により構成され
ている。図23に、このような方式を用いた従来の整流
装置の回路構成例を示す。
【0003】図23において、51,52は入力端子で
あり、交流電圧が印加される端子である。入力端子51
は整流器スタックRC1の交流端子に、入力端子52
は、整流器スタックRC1の他の交流端子に接続され、
整流器スタックRC1のプラス端子は抵抗R1の一方の
端子及び電磁接触器MC1の一方の接点に接続される。
また、抵抗R1のもう一方の端子及び電磁接触器MC1
のもう一方の接点は平滑用コンデンサC1及び出力端子
53に接続され、整流器スタックRC1のマイナス端子
は出力端子54に接続される。
【0004】電磁接触器MC1のオン,オフを制御する
ために、コンデンサC1と並列に電圧検出回路55が接
続されている。電圧検出回路55は分圧抵抗回路,比較
器等から構成されるもので、コンデンサC1の端子電圧
を検出する。電圧検出回路55の出力は駆動回路56に
接続され、駆動回路56は電磁接触器MC1を駆動す
る。
【0005】次に図23の回路における動作を説明す
る。入力電源端子51,52に交流電源を接続すると、
整流器スタックRC1の整流作用により脈流に変換され
る。このとき電磁接触器MC1の接点はブレークしてお
り、コンデンサC1は抵抗R1で予備充電され、電圧は
徐々に上昇する。予備充電が繰返されコンデンサC1の
電圧が上昇して所定の電圧に達した時、電圧検出回路5
5は信号を駆動回路56に送出する。
【0006】駆動回路56は、電圧検出回路55からの
信号を受けて、電磁接触器MC1を駆動して接点をメー
クさせる。電磁接触器MC1の接点がメークすると抵抗
R1が短絡され、予備充電回路は無視され、整流器スタ
ックRC1と平滑用コンデンサC1とによる整流、平滑
回路として動作し、直流電力は出力端子53,54によ
り所定の負荷に供給される。
【0007】以上のように、平滑用コンデンサC1が未
充電状態のときは予備充電回路により予備充電し、予備
充電が完了したならば予備充電回路を切離すことによ
り、電源投入時の突入電流を抑制しながら整流、平滑化
を行い直流電力を得る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
(1)しかしながら、前記のような従来例のコンデンサ
入力形整流方式にあっては、図11にその一例の回路構
成図、図12(a)にその入力電圧/電流波形図を示す
ように、交流サイクルの全期間ではなく入力電圧がコン
デンサの端子電圧以上になった期間でのみ電流が流れ
る。コンデンサに流れる充電電流ic の平均値は、直流
出力電流I0 に等しくなるため次式のように表すことが
できる; I0 =I/T・∫ic dt つまり、充電電流ic の面積が出力電流I0 と等しく、
同じ出力電流を得るためには導通帰還が狭くなればなる
ほどコンデンサの充電電流のピーク値が大きくなる。そ
のため次式で表される充電電流の実効値は、非常に大き
くなる; icrms=SquareRoot( 1/T・∫ic 2dt) そのため、平滑用の電解コンデンサのESR(等価直列
抵抗)での内部損失による温度上昇を招き、寿命の低下
の原因となり電源の信頼性を向上させる点で問題とな
る。また、前述の実効電流が大きくなることにより実効
電力と皮相電力との比で表される力率の低下が発生する
という問題がある。
【0009】一方、他の整流方式であるチョーク入力形
整流方式は、前述のコンデンサ入力形整流方式に比べ、
チョークコイルのインピーダンス分によりピーク値が押
されることで導通期間が広がる分力率が改善されるが、
整流出力電圧が脈流電圧分の平均値となるため入力電圧
の実行値に対して低くなる点や、出力電流が小さい場合
にコンデンサ入力形の整流動作となるため出力電圧が上
昇してしまうという問題や、インダクタンスの大きなチ
ョークコイルは形状が大きく、重量も重くなるため小形
装置には不向きであるという問題があった。
【0010】以上のような問題を解決するための整流方
式としては、アクティブフィルタと呼ばれる整流方式が
採用されるようになってきている。この方式は図12
(b)にその入力電圧/電流波形図の一例を示すような
回路構成の整流回路で、入力電圧に対して全周期にわた
り商用周波数に対し十分に高い周波数でスイッチ素子を
スイッチングさせることにより、入力電流波形がスイッ
チング毎に流れる電流の平均値となり、電流波形を正弦
波状に整形できるものである。
【0011】これにより、電流波形歪により起因する問
題点は解決されるが、回路の構成上その後段に設けられ
る電源とは別に制御回路やスイッチング素子を用意しな
ければならず、電源装置を小形装置に組込む場合の問題
や、コストアップになるなどの問題があった。
【0012】以上のように、電力を有効活用し、かつ、
商用電源ラインに接続された電気機器に誤動作などの悪
影響を与えないためには、力率をほぼ‘1’に近づける
制御が可能なアクティブフィルタがもっとも有効である
が、その回路はほぼスイッチング電源と同等の回路構成
となるため、整流部とコンバータ部にそれぞれ一つずつ
制御装置を持つ形となり、複数の出力系統を持つ電源装
置においては制御回路が極めて複雑となってしまうとい
う問題があった(第1の問題点)。
【0013】(2)また前記のようなコンデンサ入力形
整流方式は、コンデンサの電荷が零の時には短絡状態に
等しいため、電源投入時に大きな突入電流が発生してし
まうという問題があった。
【0014】この問題を解決する従来の方法としては、
整流回路に何らかのインピーダンス成分を挿入すること
で電流値を押えていた。図18に従来の代表的な突入電
流の制限方法を示す。図18(a)はパワサーミスタを
使用した場合で、温度上昇に伴って抵抗値が下がること
を利用する方法、図18(b)はサイリスタ等を用いた
場合で、トランスの出力をゲート信号として利用する方
法である。
【0015】しかしながら、図18(a)のようにパワ
サーミスタをインピーダンス成分として利用した場合
に、熱時定数のため電源をオフしてから元の抵抗値に戻
るまで時間がかかるため、短いインターバルでスイッチ
をオン/オフすると電流制限能力を失って突入電流が流
れてしまうという欠点があり、また図18(b)のよう
にサイリスタなどを用いる場合にはスイッチ投入後、あ
る時間経過してからゲート信号を加えてやることで、サ
イリスタを導通させ抵抗を短絡し、抵抗での損失を発生
させないようにすることが可能となるが、サイリスタが
導通した時点で再度コンデンサへの突入電流が流れるた
め、サイリスタが導通するまでの時間を平滑コンデンサ
の充電時定数に合せて十分に長く取らなければならず、
また、電源を再投入する場合にコンデンサに電圧がある
程度残っている場合、制御IC等の起動時間が短くな
り、つまり、スイッチング素子の動作までの時間が短く
なることで、サイリスタの起動時間が短くなり、突入電
流が流れてしまう等の欠点があった。
【0016】このように、大きな突入電流はコンデンサ
自身や整流ダイオード、電源スイッチの接点などにスト
レスが掛かるという点で問題であった(第2の問題
点)。
【0017】(3)さらにまた、前記のような従来例の
整流装置にあっては、予備充電の完了を、予め入力電圧
との電圧差が十分に小さくなるように設定された基準値
とコンデンサ端子電圧を比較して判断しているため、電
圧の変動により入力電圧が高くなった場合には、入力電
圧とコンデンサ端子電圧の電圧差が小さくならないうち
に予備充電が完了したと判断して電磁接触器を動作させ
てしまっていた。(第3の問題点)。
【0018】本発明は以上のような問題点に鑑みてなさ
れたもので、これらの問題点を解決し得るこの種の電源
装置の提供を目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、 (1)第1の問題点を解決するため、アクティブフィル
タ部とDC−DCコンバータ部の制御をディジタル制御
とし、その回路部分を同一チップに集積した集積回路と
を備えたことを特徴とし、以下のような構成とする。
【0020】アクティブフィルタの出力電圧を検出手
段Acv、電流検出手段Aciと入力電圧波形検出手段
Avinと、コンバータトランスの2次側の巻線の出力
電圧の変動を検出する出力電圧検出手段と、前記出力電
圧検出手段で検出した電圧が所定値より低下、もしく
は、上昇した場合に、前記電圧検出手段Acvで検出し
た検出レベルを補正するレベル補正手段と、前記電圧検
出手段Acv、電流検出手段Aciで検出したそれぞれ
の検出レベルを出力電圧制御信号として、アクティブフ
ィルタのスイッチング素子の駆動回路へフィードバック
するPWM制御手段を備えるようにする。
【0021】前記PWM制御手段は、前記レベル補正
手段により補正された前記電圧検出手段の出力値と前記
入力電圧波形出力検出手段Avinの検出値を掛け算す
る乗算器と、前記電流検出手段Aciの検出値と前記乗
算器の出力値とを比較するアナログコンパレータと、こ
のアナログコンパレータの出力によりカウントアップ/
ダウンが選択されるアップ/ダウンカウンタと、チョー
クコイルの電流検出巻線のゼロクロス検出回路からのゼ
ロクロス信号、または前記アップ/ダウンカウンタ自身
のオーバカウント信号により前記アップ/ダウンカウン
タの出力値をロードする第2のカウンタと、この第2の
カウンタの出力値と所定のディジタル値を比較する第1
のディジタルコンパレータと、このコンパレータ出力を
アクティブフィルタ部のスイッチング素子の駆動回路へ
出力する機能と、前記第2のカウンタと所定のディジタ
ル値を比較し前記ゼロクロス信号による第2のカウンタ
のロード動作を禁止/許可する第2のディジタルコンパ
レータと、前記アップ/ダウンカウンタの出力値と所定
のディジタル値とを比較し前記アップ/ダウンカウンタ
のカウントアップ動作を禁止/許可する第3のディジタ
ルコンパレータで構成する。
【0022】前記PWM制御手段と共に、CPU,R
OM,RAM及びこれに付随するディジタル回路とディ
ジタル−アナログ変換器、そしてこれに付随するアナロ
グ回路を同一チップ上に集積して集積回路とする。
【0023】(2)また前記第2の問題点を解決するた
めに、本発明においては、電源ラインとコンデンサの間
に双方向性のスイッチング素子またはスイッチング回路
を直列に接続し、コンデンサの充電電流を定電流となる
ように制御することで、突入電流の抑制を図るよう構成
する。
【0024】(3)さらにまた、前記第3の問題点を解
決するために、本発明においては予備充電の完了を判定
する手段として、平滑用コンデンサの端子電圧を検出す
る手段と交流入力の電圧値を検出する手段の2つの検出
手段を設け2つの検出手段の結果から予備充電の完了を
判定する構成とする。
【0025】以上の各項に示す構成により、前記目的を
達成しようとするものである。
【0026】
【作用】以上のような本発明構成によれば、 (1)アクティブフィルタを構成するために電源制御用
ICとは別にアクティブフィルタ制御ICを用いて制御
回路を構成する必要がなくなり、また、制御回路を全て
ディジタル処理方式としたことで制御パラメータをソフ
トで自由に変更可能であり、システム化が容易である。
さらに、アクティブフィルタにより平滑用電解コンデン
サへ流れるリップル電流をサイン波状となるため、リッ
プル電流値を大幅に低減でき、小形の平滑コンデンサを
用いても高い信頼性が得られることにより、制御回路の
コンパクト化と電解コンデンサの小形化により、さらな
る電源装置の小形化が可能となる。
【0027】(2)また前記(2)のような本発明の突
入電流制限回路によれば、コンデンサ入力形整流回路で
の電源投入時の突入電流を抑制し、かつ、コンデンサの
端子電圧の安定時間を短くすることが可能となる。ま
た、充電電流を分散することにより、コンデンサ入力形
整流回路のもう一つの欠点である、電圧ピーク付近での
み電流が流れることによる入力力率の低下などの低減が
可能となる。
【0028】(3)また前記(3)のような本発明の整
流装置構成によれば、入力電圧の変動によらず確実に予
備充電の完了を判断できる。
【0029】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて説明す
る; (第1実施例)図1に、本発明に係る電源装置の第1実
施例の回路構成図、また図2に、この実施例のPWM制
御手段の構成ブロック図を示す。
【0030】図1において、Acinは入力電流検出回
路、Zsはコイルに流れる電流のゼロクロスを検出する
ゼロクロス検出回路、Avinはライン電圧波形を取込
むための入力電圧波形検出回路、AcvはコンデンサC
1の両端電圧を検出するための電圧検出回路、1は、2
次側の出力電圧を検出するための出力電圧検出回路、2
は、電圧検出回路1の検出値により電圧検出回路Acv
の検出値を補正するためのレベル補正回路、3は、前記
レベル補正回路2の出力値によりフィードバック制御を
行うためのPWM制御手段である。
【0031】4は、パワーMOSFET Q1を前記P
WM制御手段3の出力信号で駆動するための駆動回路、
5は、クロック7のパルス信号を分周回路6で分周した
信号を制御信号としてパワーMOSFET Q2を駆動
するための駆動回路である。
【0032】DB1は交流ACを整流するためのダイオ
ードブリッジ、L1は、アクティブフィルタを構成する
コイル、D1は平滑回路を構成するダイオード,C1は
コンデンサ、T1はコンバータトランス、D2,D3,
CH1,Coはそれぞれ2次側の平滑回路を構成する各
ダイオード,コイル,コンデンサである。
【0033】図1のPWM制御手段3を示す図2におい
て、11は、レベル補正された電圧検出信号Vosと基
準値Vrefとの誤差を増幅するための誤差増幅器、1
2は、入力電圧波形信号Vwsenに前記誤差増幅器1
1の出力を乗ずる乗算器、13は、電流検出信号Ise
nと前記乗算器11の出力とを比較するためのアナログ
コンパレータである。
【0034】15は、アナログコンパレータ13の出力
により、カウントアップ/カウントダウンを選択するた
めのアップ/ダウンカウンタ、16は、アップ/ダウン
カウンタ15の出力値をロードし、カウントダウンする
第2のカウンタであるダウンカウンタである。
【0035】19は、ダウンカウンタ16の出力値と所
定のディジタル値Xとを比較するための第1のディジタ
ルコンパレータ、20は、ダウンカウンタ16の出力値
と所定のディジタル値Yとを比較し、ダウンカウンタ1
6のカウントアップ動作を禁止/許可するための第3の
ディジタルコンパレータ、14は、アップ/ダウンカウ
ンタ15のカウントモードを制御するためのアップ/ダ
ウン制御回路、17は、ダウンカウンタ16のアンダフ
ロー信号fにより、ダウンカウンタ16にロード信号h
を生成するためのフリップフロップ回路(以下F/F)
である。また、18はディジタルコンパレータ、21は
ゲートを示す。
【0036】つぎに、図1に基づいて動作を説明する;
まず、アクティブフィルタ部の動作を説明する。入力電
源端子に接続された商用周波数電源は、整流ブリッジD
B1により整流された後、一端はコイルL1を介してF
ET Q1のドレインに接続され、ダイオードD1を通
って電解コンデンサC1の‘+’側に接続される。もう
一端は前記FET Q1のソースに接続された前記電解
コンデンサC1の‘−’側に接続されている。
【0037】この回路において、スイッチング素子Q1
が一定の間隔で断続すると、電源ラインはショート/オ
ープンが繰返され、コイルL1に流れる電流は三角波と
なり、ダイオードD1を介して接続された電解コンデン
サには、FET Q1がオンの時には負荷を通して放
電、オフの時にはコイルL1に蓄えられていたエネルギ
ー分だけ充電する方向に流れる。これを前記スイッチン
グ素子Q1の駆動信号を図3の動作タイミングチャート
に示すようなパルス幅のものとすることにより、コイル
L1に流れる電流の平均値は、図示のような正弦波状の
ものとなり、入力電流波形は正弦波状となる。また、こ
こで、コンデンサCoに負荷を接続した場合に負荷電流
の大きさによって、入力電流波形の振幅を可変すること
により、コンデンサCoの両端電圧の定電圧化が可能と
なる。
【0038】すなわち、本実施例ではコンバータトラン
スT1を介して2次側に所望の電圧を得るのであるが、
これは出力電圧検出回路Acvの検出値を出力電圧検出
回路の検出値により補正するレベル補正回路により補正
し、その値Vosと規定の基準電圧Vrefとの誤差分
を入力電圧波形検出回路Avinの検出値Vwsenを
乗算器M1 12により乗算し、その値と電流検出回路
Aciの検出値Isenとを比較することにより、図示
のような駆動信号をPWM制御手段3において生成し、
出力電流に応じた入力正弦波電流を生成しつつ、2次側
出力を定電圧化することが可能となる。
【0039】つぎに、DC−DCコンバータ部について
説明する;図1において、コンバータトランスT1の1
次巻線N1の一端は前記電解コンデンサC1の‘+’側
に接続され、もう一端はパワーMOSFET Q2のド
レインに接続されている。パワーMOSFET Q2が
断続することにより、2次側巻線N2には巻線比に応じ
た電圧が発生する。本実施例では、PWM制御手段3に
入力されるクロック信号を分周し、一定の周波数とデュ
ーティを作りだし、スイッチングを行っている。これに
より2次側巻線N2に発生した交流電圧は、ダイオード
D2,D3と電解コンデンサCoにより整流・平滑さ
れ、電源出力として外部に出力される。この出力を出力
電圧検出回路1の検出値により前記電圧検出回路Acv
の検出値をレベル補正回路2によって補正することによ
りコンデンサCoの両端電圧が可変し、出力電圧が定電
圧化される。
【0040】つぎに、図2に基づいてPWM制御手段3
の動作を説明する;前記電流検出回路Aciの検出値か
らゼロクロス信号を生成するゼロクロス検出回路Zsか
らの出力信号をゲート21を介してダウンカウンタ16
のプリロード端子に接続されている。プリロード端子に
信号が入るとカウンタ16は強制的にアンダフローを生
成する構成となっており、アンダフロー出力はF/F1
7を介してダウンカウンタ16のロード端子に入力さ
れ、かつアップ/ダウン制御回路14に入力される。
【0041】ダウンカウンタ16は商用電源周波数(5
0Hz,60Hz)より十分に大きな周波数を発生させ
る不図示の発振回路のクロック信号clkにより駆動さ
れる。カウンタ16のロード信号入力時に入力されるデ
ータを設定するためのデータ入力端子には、アップ/ダ
ウンカウンタ15が接続されている。このカウンタ15
は、図1のレベル補正回路2の出力値と、基準値Vre
fとの誤差分と前記入力電圧波形検出回路Avinの検
出値を掛合わせた値と、電流検出回路Aciの検出値と
を比較するアナログコンパレータ13の出力と、ディジ
タルコンパレータ18とF/F17の出力から、アップ
/ダウン信号及びクロックを生成するアップ/ダウン制
御回路14により、アップまたはダウンカウントが行わ
れる。カウンタ16の出力はコンパレータ19,コンパ
レータ20に接続され、コンパレータ19はカウンタ1
6と設定値入力Xとを比較してパルス信号を発生する。
このパルス信号により図1の駆動回路はパワーMOSF
ET Q1を駆動する。
【0042】コンパレータ20は、ダウンカウンタ16
の出力値と設定値Yとを比較して図1のゼロクロス検出
回路Zsの出力をダウンカウンタ16のプリロード端子
に出力するゲート21をオン/オフする。また、ディジ
タルコンパレータ18はアップ/ダウンカウンタ15出
力値と設定値入力Zとを比較してその結果をアップ/ダ
ウン制御14に入力する。
【0043】また、コンパレータ18は、アップ/ダウ
ンカウンタ15の上限を設定値Zと比較して規制する。
これは極端にパルス周期が大きくなったときに、図1の
チョークコイルL1が飽和して大きな電流がパワーMO
SFET Q1に流れることによる破壊を防止するため
である。つまり、コンパレータ18がアクティブになる
とアップ/ダウン制御14の出力dを強制的にダウンモ
ードとすることにより前記問題を回避する。
【0044】つぎにその動作タイミングを図1〜3によ
り説明する;Q−SINで示される波形は、図1のコイ
ルL1に流れる電流を示している。まず図2のcで表わ
されるカウンタ16の値が図中Xで表わす設定値より大
きい時、コンパレータ19の比較によりFET Q1は
駆動回路の駆動信号eによりオンとなり、それによりコ
イルL1にはライン電圧が印加され電流iLが流れる。
次にカウンタ16がカウントダウンしていき、設定値X
より小さくなるとコンパレータ19の出力は反転し、そ
れによりFET Q1はオフする。これによりコイルL
1に蓄えられていたエネルギーがダイオードD1を介し
て、コンデンサC1の充電電流となり、電流波形として
は図3のような三角波となる。このコイルL1に流れる
電流が零レベルに至ったか否かを、図1のゼロクロス検
出回路Zsにより検知し、立ち下がり時にゼロクロス信
号aを発生させ、ダウンカウンタ16のプリロード信号
a・1をゲート21を介して入力する。
【0045】プリロード信号a・1によりダウンカウン
タ16は強制的にアンダフローを発生させる。なお何等
かの原因によりプリロード信号が生成されなくともダウ
ンカウンタ16は0以下にダウンカウントしようとした
ときにアンダフローfを発生させる。アンダフローfが
生成されると、F/F17を介してダウンカウンタ16
に信号hが入力され、アップ/ダウンカウンタ15の出
力値がダウンカウンタ16にロードされ、再びFET
Q1はオン状態となる。以上を1サイクルとして動作が
繰返される。
【0046】また、ディジタルコンパレータ20は、ダ
ウンカウンタ16と設定値入力Yとを比較して、ゲート
21を開閉する。これはノイズ等によりゼロクロス信号
aが所望のタイミング以外で生成されたとしても、必要
最低限のオフ期間を確保するために機能する。これによ
り、コイルに流れる電流が完全に0になってから再び電
流が流れることになり、電流が不自然な連続状態となら
ずに平均電流波形がより正弦波に近いものとすることが
可能となる。
【0047】一方、図2におけるアップ/ダウン制御1
4はコンパレータ18の出力と、F/F17のロード信
号hとからアップ/ダウンの信号dとクロックclkを
生成し、アップ/ダウンカウンタ15へ出力する。これ
は一般にロード信号hに同期した適当なタイミングでア
ップ/ダウンを行わないと、変化途中の不定なデータが
ダウンカウンタ16へロードされる可能性があるため
で、図ではロード信号hの立上がりでアップ/ダウンの
切換えを行い、立下がりでアップ/ダウンカウンタ15
を駆動している。アップ/ダウンカウンタ15の値が大
きくなると、FET Q1のオン時間は長くなり、コイ
ルに流れる電流の最大値iLPは次式で示されるとおりに
大きくなり、また小さくなると低下する。
【0048】iLP=V/L*ton つまり、電流波形を正弦波とするには、振幅が最大とな
るまではアップ/ダウンカウンタ15は、接続された負
荷が一定ならば順次カウントアップされていき、負荷変
動があればそれに対応してカウント値を増減しながらカ
ウントアップを行い、それ以降ゼロクロスまでは逆の動
作を行っていき、これをスイッチング周波数のサイクル
毎に繰返すことになる。
【0049】(第2実施例)図4に第2実施例の回路構
成図を示す。この図4は、前記第1実施例における図2
のPWM制御回路3と、CPU30,ROM31,RA
M32及びこれに付随するディジタル回路と、ディジタ
ル−アナログ変換器とこれに付随するアナログ回路とを
同一チップ上に集積した実施態様例の簡単なブロック図
である。この集積回路により力率改善作用を備える電源
装置の小形化,システム化が容易となる。
【0050】(第3実施例)図5に第3実施例の回路構
成図(前記図4相当図)を示す。この実施例は、前記第
2実施例のように、システム化した場合に適用されるも
ので、この場合、予め1サイクルもしくは半サイクルの
正弦波データをROM31またはRAM32内に持つこ
とにより、入力電圧検出回路Avin、電圧検出回路A
cv、出力電圧検出回路1、レベル補正回路2、さらに
PWM制御手段3において、図6にその図2相当図を示
すように、入力段の誤差増幅器、乗算器を省くことがで
きるため、より安価な構成とすることが可能となる。回
路動作は、ほぼ第1実施例と同様であるが、図5でライ
ン同期回路33が設けられたのと入力電流波形の制御値
の算出方法が異なる。
【0051】図7にその動作説明用タイミングチャート
を示すように、システム化により、出力系統の電力配分
や、そのタイミングはCPU30により管理されるた
め、負荷の切換えタイミングに応じて、ROM31内に
持つ正弦波データの波高値を変化させたデータwを生成
し、それを入力電流検出回路Acinの検出値Isen
とアナログコンパレータ13により比較することで同一
の制御が行われる。なお、正弦波のデータはライン電圧
に同期させたもので演算/データ生成が行われるものと
する。
【0052】(第4実施例)図8に第4実施例のPWM
制御手段の回路構成図(図6相当図)を示す。この実施
例は、前記第3実施例において、より高精度の制御を行
う場合に適用するよう意図されたものである。前記第3
実施例においては、その制御系が実際に出力電圧を確認
していないため、予め決められた負荷に応じた電圧レベ
ルでしか制御されず、モータ負荷やされに付随する機械
系の劣化により、負荷のレベルが変化した場合には制御
精度が著しく悪くなる怖れがある。この第4実施例で
は、これら制御体の変化によらない制御精度を得られる
ようにしたものである。
【0053】回路動作は、第3実施例とほぼ同様で、図
9に前記図7相当図を示すように、所定比較値wを出力
電圧検出回路で検出された値を基に補正するようにした
点のみが相違する。
【0054】この第4実施例では、図8に示すように、
出力電圧検出回路34の検出値とCPU30からの出力
波形のピークホールド値とを比較し、初期状態での出力
電圧レベルと現状態での差分をとり、その差分に応じた
値を可変ゲインアンプに出力するレベル可変(補正)回
路35を設け、PWM制御手段3への出力レベルを変化
させる構成とする。これにより図9に示すような、劣化
などにより負荷への電力レベルが変化した場合でも補正
が可能となる。
【0055】(第5実施例)図10に第5実施例の回路
構成図(図1相当図)を示す。この実施例は、前述して
きた回路より力率の改善効果は多少減少しても、より安
価で小形化を図る場合に適用される。つまり、DC−D
Cコンバータのスイッチング素子と、力率改善手段のス
イッチング素子とを一つにまとめたことのみが第1実施
例と相違する。これにより、前述図1における分周回路
6や駆動回路5が不必要となり、より小形化を図ること
ができる。これ以外の動作はほぼ同様である。
【0056】(第6実施例)以下に、本発明の突入電流
制限回路の実施例を、その構成図図13を参照して説明
する;図示のように、この実施例の突入制限回路は、電
流検出回路41とスイッチング回路SW1、電流制御回
路42、比較回路43、OR回路44、入力電圧検出回
路47、コンデンサ端子電圧検出回路48、電解コンデ
ンサC1で構成されており、一般的なPWM制御方式の
ラインオペレート形スイッチング電源の平滑コンデンサ
部に用いて、以下のように動作を行う。
【0057】入力電源端子に接続された商用周波数電源
は、整流ブリッジ(ダイオードD1〜D4)により整流
された後、一端はスイッチング回路SW1と電流検出回
路41を介してコンデンサC1に接続され、もう一端は
トランスT1を介してスイッチ素子Q1に接続される。
【0058】スイッチング電源(DC−DCコンバー
タ)の動作としては、スイッチ素子Q1を断続すること
で、トランスT1の2次側へ電力を伝達し、2次側に発
生した交流出力をダイオードD5で整流し、チョークコ
イルL1と電解コンデンサC2とで構成される平滑回路
によって平滑し負荷に供給する。この平滑された直流出
力は、電圧検出回路45で検出され、フォトカプラPH
を介してPWM制御回路46に入力することにより出力
電圧の定電圧制御が行われる。
【0059】本実施例の制御回路の動作はスイッチング
電源制御動作と平行して以下のように行われる;電流制
御回路42は、図14の電圧・電流波形図に示すよう
に、電源が投入されると入力電圧を分圧したものを電流
制御回路42の補助電源とすることで、時間t1で起動
する。制御回路42が起動すると、スイッチング回路S
W1はコンデンサC1を充電すべくオンされる。SW1
がオンになると、電流が電流検出回路41を通ってコン
デンサC1に流れ込む。この流入電流の大きさは電流検
出回路41により検出され、電流制御回路42に送られ
る。電流制御回路42は、図14に示すように電流値が
1H以上となると比較レベルを1Lとし、1L以下にな
ると、また1Hとするというように基準値に対し、ある
幅(ヒステリシス幅)を持ってコンデンサに流入する電
流が一定となるようにスイッチング回路SW1のオン/
オフの制御を行う。
【0060】このようにコンデンサC1が一定電流で充
電され、時間t2後にコンデンサC1の端子電圧VC1
が、ある電圧VC0 に達すると、コンデンサC1のプラ
ス側に接続された不図示の分圧回路で規定される電圧が
PWM制御回路46の電源電圧値Vcpに達し、PWM
制御回路46が起動され、負荷へ電力供給が開始され
る。
【0061】また、比較回路43により入力電圧Vin
とコンデンサC1の端子電圧VC1を常時監視し、入力
電圧Vinが端子電圧VC1より低い場合には、比較回
路43はHiレベルをOR回路44に出力することで電
流制御回路42からの信号をキャンセルし、スイッチン
グ回路SW1がオン状態を保つように回路が作動し、負
荷への電力供給を行い、入力電圧Vinが端子電圧VC
1よりも高い場合には、比較回路43はLowレベルを
OR回路44に出力することで、電流制御回路42の信
号でスイッチング回路SW1は前述したように定電流充
電動作を行う。
【0062】以上説明したように、本実施例によればコ
ンデンサ入力形整流回路において、電源投入時の突入電
流を抑えることが可能となり、入力電圧とコンデンサの
端子電圧を比較することにより、再突入電流が流れるこ
とを抑えることが可能となる。また電流制御の基準値の
変更により起動時間を任意に可変することも可能とな
る。
【0063】なお、本実施例で述べたスイッチング回路
SW1は、双方向性のスイッチング素子、または、スイ
ッチング素子の組合わせから成る双方向性の電流制御が
可能な回路である。
【0064】(第7実施例)つぎに、図15に、第7実
施例の回路構成図を示す。この回路構成は第6実施例と
同様であり、電流制御回路42の構成をFET等のスイ
ッチング素子とダイオードとの組合わせとした点が相違
する。
【0065】これにより、コンデンサC1の端子電圧と
入力電圧を常時比較して制御信号の切換えを行うことな
く、入力電圧がコンデンサC1の端子電圧より低くなれ
ばコンデンサから電力が負荷に供給されることになり、
第6実施例と同様な回路動作を行いつつ、比較回路4
3,OR回路44を削除でき、回路構成を簡単なものに
できる。
【0066】(第8実施例)図16に第8実施例の回路
構成路を示す。前記第6実施例の図13に示した回路に
おいては、突入電流は抑えられるが、コンデンサ入力形
整流方式のもう一つの欠点である、電圧ピーク付近での
み電流が流れることによる入力力率の低下や、電流波形
歪の問題などは改善できない。そのための改善策とし
て、コンデンサC1に直列に挿入したスイッチング回路
SW1を起動時や、入力電圧Vinよりコンデンサ端子
電圧VC1が低くなった時のみスイッチング動作をさせ
るのではなく、常時スイッチング動作を行うようにする
ことにより前記問題点の解決を図るものである。
【0067】回路構成は前記第7実施例とほぼ同一であ
り、ダイオードDcをトランスT1とスイッチ素子の接
続ラインと、コンデンサC1と電源入力ラインの接続ラ
イン間に追加し、電流制御回路42の制御方法を定電流
制御方式から電流制限方式とした点と、電源入力ライン
にローパスフィルタを挿入した点が相違する。
【0068】以下に、図16及びその電圧・電流波形図
の図17を参照して動作を説明する;図16に示すよう
に、スイッチ素子Qcは、定電圧制御を行うPWM制御
信号をインバータ回路49を介して入力することにより
駆動される。これにより、スイッチ素子Q1がオンのと
きQcはオフ期間であり、スイッチ素子Q1がオフのと
きQcはオン期間というように交互に動作を行うことと
なり、入力電流波形は、スイッチ素子Q1で短絡,開放
を繰り返すことで、入力電圧に応じた電流が流れること
になり、図17のようになる。また、コンデンサC1の
端子電圧は、スイッチ素子Q1で電源が短絡された時に
トランスT1の自己インダクタンスに蓄えられたエネル
ギーと入力電圧とにより充電される。つまり昇圧チョッ
パのような動作を行い、図17(a)に示すように電圧
波形は入力電圧波形に高調波電圧を重畳したものとな
る。
【0069】しかし、このようにコンデンサC1に掛か
る電圧が通常よりも比較的大きくなるため起動時におけ
る突入電流はやはり大きなものとなってしまう。そこ
で、電流制御回路42は、電流検出回路41で検出した
コンデンサに流れ込む充電電流の値が設定値よりも大き
くなればその時点で、この反転PWM制御信号のパルス
をオフし、PWM制御回路46の三角波発生回路から出
力される一つの三角波が終わるまでオフが保たれる制御
がパルス毎にかかるパルスバイパルス制御を行う。
【0070】この制御回路により起動時のコンデンサへ
の突入電流は、ある一定値までに抑え込まれることにな
り、整流ダイオードなどの入力段の素子へのストレスを
軽減できるようになる。
【0071】また、コンデンサC1が充分に充電されて
いる場合には、前述のような制御が行われることにより
入力電流波形は図17(b)のようになり、これは入力
ラインに挿入したローパスフィルタにより正弦波に近い
ものとなる。以上のように、この方式によれば回路構成
も簡単で、かつ、入力電流波形の改善による高調波成分
の除去や、入力力率の改善を図ることが可能となる。
【0072】(第9実施例)以下、図19の回路構成図
に基づいて本発明に係る整流回路の実施例について説明
する;図19において、前記従来例図23におけると同
一(相当)構成要素は同一符号で表わす。51,52は
入力端子で、交流電圧が印加される端子である。入力端
子51は、整流器スタックRC1の交流端子と電圧検出
回路57の交流端子に、また入力端子52は、整流器ス
タックRC1の他の交流端子と電圧検出回路57のもう
一方の交流端子に接続される。
【0073】電圧検出回路57は、整流器スタックRC
71、CR回路(抵抗R71〜R72、コンデンサC7
1)、分圧抵抗回路(R73〜R74)、比較器Q71
から構成され、入力交流電圧値を検出し、コンデンサC
1の端子電圧と比較する。
【0074】整流器スタックRC1のプラス端子は抵抗
R1の一方の端子及び電磁接触器MC1の一方の接点に
接続され、抵抗R1のもう一方の端子及び電子接触器M
C1のもう一方の接点は平滑用コンデンサC1及び出力
端子53に接続される。また、整流器スタックRC1の
マイナス端子は出力端子54に接続される。前記の電圧
検出回路57の出力は、駆動回路56に接続され、駆動
回路56は電磁接触器MC1を駆動する。
【0075】づきに図19の回路における動作を説明す
る。入力電源端子51,52に交流電源を接続すると、
整流器スタックRC1の整流作用により脈流に変換され
る。この時電磁接触器MC1の接点はブレークしてお
り、コンデンサC1は抵抗R1で予備充電され、電圧は
徐々に上昇する。電圧検出回路57は、コンデンサC1
の電圧と入力交流電圧を比較して、予備充電が繰返され
コンデンサC1の電圧が上昇して、電圧差が所定の値以
下に達した時に、予備充電完了と判断して信号を駆動回
路56に信号を送出する。
【0076】駆動回路56は電圧検出回路57からの信
号を受けて、電磁接触器MC1を駆動して接点をメーク
させる。電磁接触器MC1の接点がメークすると、抵抗
R1が短絡され予備充電回路は無視され、整流器スタッ
クRC1と平滑コンデンサC1とによる整流、平滑回路
として動作し、直流電力は出力端子53,54により所
定の負荷に供給される。
【0077】電圧検出回路57は、CR回路の定数を適
当に設定することにより、ピーク電圧検出、実効値電圧
検出回路として機能する。なお、整流素子としては、全
波の整流器スタックを使用したが、単品のダイオード等
の半波整流素子を使用してもよい。
【0078】以上のように、平滑用コンデンサが未充電
状態のときは予備充電回路により予備充電し、予備充電
が完了したならば予備充電回路を切離すことにより、電
源投入時の突入電流を抑制しながら整流、平滑を行い直
流電力を得ることができる。
【0079】(第10実施例)図20に整流回路構成の
他の実施例の図19相当図を示す。図20において、前
記図19におけると同一(相当)構成要素は同一符号で
示し、51,52は入力端子であり、交流電圧が印加さ
れる端子である。入力端子51は、整流器スタックRC
1の交流端子と電圧検出回路57の交流端子に、また入
力端子52は、整流器スタックRC1の他の交流端子と
電圧検出回路57のもう一方の交流端子に接続される。
【0080】電圧検出回路57は、整流器スタックRC
71、CR回路(抵抗R71〜R72、コンデンサC7
1)、分圧抵抗回路(R73〜R74)、比較器Q71
から構成され、入力交流電圧値を検出し、コンデンサC
1の端子電圧と比較する。電圧検出回路57の出力は、
AND回路58に接続される。
【0081】整流器スタックRC1のプラス端子は抵抗
R1の一方の端子及び電磁接触器MC1の一方の接点に
接続され、抵抗R1のもう一方の端子及び電磁接触器M
C1のもう一方の接点は、平滑用コンデンサC1及び出
力端子53に接続される。また、整流器スタックRC1
のマイナス端子は出力端子54に接続される。
【0082】コンデンサC1の端子電圧を検出するた
め、コンデンサC1と並列に電圧検出回路55が接続さ
れている。電圧検出回路55は、分圧抵抗回路、比較器
等から構成されるもので、コンデンサC1の端子電圧を
検出する。電圧検出回路55の出力はAND回路58に
接続され、AND回路58は、電圧検出回路55と電圧
検出回路57の出力の論理積をとる。また、AND回路
58の出力は、駆動回路56に接続され、駆動回路56
は電磁接触器MC1を駆動する。
【0083】つぎに図20の回路における動作を説明す
る。入力電源端子51,52に交流電源を接続すると整
流器スタックRC1の整流作用により脈流に変換され
る。この時電磁接触器MC1の接点はブレークしており
コンデンサC1は抵抗R1で予備充電され、電圧は徐々
に上昇する。予備充電が繰返されコンデンサC1の電圧
が上昇して所定の電圧以上に達した時、電圧検出回路5
5は予備充電完了と判断して信号をAND回路58に送
出する。
【0084】電圧検出回路57は、コンデンサC1の電
圧と入力交流電圧を比較して、予備充電が繰返され、コ
ンデンサC1の電圧が上昇して、電圧差が所定値以下に
達した時に、予備充電完了と判断して信号をAND回路
58に送出する。AND回路58は、2つの信号の論理
積をとり、駆動回路56に信号を送出する。
【0085】駆動回路56はAND回路58からの信号
を受けて、電磁接触器MC1を駆動して接点をメークさ
せる。電磁接触器MC1の接点がメークすると抵抗R1
が短絡されて予備充電回路は無視され、整流器スタック
RC1と平滑コンデンサC1とによる整流、平滑回路と
して動作し、直流電力は出力端子53,54により所定
の負荷に供給される。
【0086】前記第9実施例と同様に、電圧検出回路5
7は、CR回路の定数を適当に設定することにより、ピ
ーク電圧検出、実効値電圧検出回路として機能する。な
お、整流素子としては、全波の整流器スタックを使用し
たが、単品のダイオード等の半波整流素子を使用しても
よい。
【0087】(第11実施例)さらに、整流装置の他の
実施例について説明する。図21に、この第11実施例
の回路構成図(図19,20相当図)を示す。図21に
おいて前記各図19,20におけると同一(相当)構成
要素は同一符号で表わし重複説明は省略する。信号端子
59は、トランジスタQ1を介して駆動回路56に接続
される。駆動回路56は、電磁接触器MC1の動作に同
期した信号を信号端子59に出力する。トランジスタQ
1は、信号端子59に接続される回路の信号レベルによ
り、必要に応じて付加される緩衝増幅用トランジスタで
ある。その他の接続、動作については前記第9実施例と
同様である。
【0088】(第12実施例)さらに、整流装置の他の
実施例について説明する。図22にその回路構成図(図
19〜21相当図)を示す。図22において、前記と同
一(相当)符号に関しては同様に重複説明を省略する。
DC−DCコンバータ60は、電圧安定化回路であり、
駆動回路56に制御端子が接続される。駆動回路56
は、電磁接触器MC1の動作に同期した信号をDC−D
Cコンバータ60に出力し、DC−DCコンバータ60
は、電磁接触器MC1に同期して運転制御される。その
他の接続、動作については前記第9実施例と同様であ
る。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、 (1)コンデンサ入力形整流方式を用いたスイッチング
レギュレータにおいて、電圧ピーク付近のみで電流が流
れることにより発生する高調波ノイズや入力力率の低下
の問題が改善でき、かつ、スイッチングレギュレータと
して所望の出力電圧を得ることができる。また、制御回
路のディジタル化により集積化が可能となり、また、シ
ステムとしての構成も容易となる。さらにシステムとし
て構成した場合に、より簡単な回路構成へと変更でき、
安価で小形の電源装置を提供できる。
【0090】(2)また、この電源装置の起動時などに
流れる大きな値となる突入電流をコンデンサと直列に接
続したスイッチング回路によって定電流制御を行うこと
によって一定電流値に抑え、入力段の整流素子やコンデ
ンサ等へのストレスを低減できる。
【0091】また、PWM制御により前記スイッチング
回路の制御を行い、電流制限を行いつつ、常時スイッチ
ング回路をオン/オフすることで電圧ピーク付近のみで
電流が流れることにより発生する高調波ノイズや入力力
率の低下の問題が改善できる。
【0092】(3)また別の本発明による整流装置は、
突入制限回路における、予備充電の完了検知手段とし
て、平滑用コンデンサの端子電圧を検出する手段と交流
入力の電圧値を検出する手段の2つの検出手段を設け2
つの検出手段の結果から予備充電の完了を判定する構成
としたことにより、広範囲の入力電圧において確実に予
備充電の完了を判断でき、信頼性の高い整流装置を実現
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の電源装置の回路構成図
【図2】 第1実施例のPWM制御手段の回路構成図
【図3】 第1実施例の動作タイミングチャート
【図4】 第2実施例の回路構成図
【図5】 第3実施例の図4相当図
【図6】 第3実施例の図2相当図
【図7】 第3実施例の動作説明用タイミングチャート
【図8】 第4実施例の図6相当図
【図9】 第4実施例の図7相当図
【図10】 第5実施例の図1相当図
【図11】 従来の電源装置の一例の回路構成図
【図12】 回路方式による入力電圧/電流波形図例
【図13】 第6実施例の突入電源制限回路構成図
【図14】 第6実施例の電圧・電流波形図
【図15】 第7実施例の回路構成図
【図16】 第8実施例の回路構成図
【図17】 第8実施例の電圧・電流波形図
【図18】 従来の突入電流防止回路例
【図19】 第9実施例の整流装置回路構成図
【図20】 第10実施例の回路構成図
【図21】 第11実施例の回路構成図
【図22】 第12実施例の回路構成図
【図23】 従来の整流回路構成例
【符号の説明】
1 出力検出回路 2 レベル補正回路 3 PWM制御手段 4 駆動回路 5 駆動回路 6 分周回路 7 クロック Acin 入力電流検出回路 Zs ゼロクロス検出回路 Avin 入力電圧波形検出回路 Acv 電圧検出回路 DC1 整流ダイオードブリッジ D1〜D4 整流ダイオード C1,Co,C2 平滑コンデンサ T1 トランス D3,Dc 環流ダイオード Q1,Q2,Qc スイッチ素子 L1,CH1 チョークコイル 41 電流検出回路 42 整流制御回路 43 比較回路 44 OR回路 45 電圧検出回路 SW1 双方向スイッチ回路 D5,D6 ダイオード PH フォトカプラ 51,52 入力端子 53,54 出力端子 55 電圧検出回路 56 駆動回路 57 電圧検出回路 58 AND回路 59 信号端子 60 DC−DCコンバータ Q71 比較器 RC1,RC71 整流器スタック R1,R2,R3 抵抗器 R71,R72,R73,R74 抵抗器

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサ入力形整流コンバータを備え
    て、単一または複数の電圧出力系を有するスイッチング
    電源において、入力電流波形を正弦波状として、力率を
    改善するための力率改善手段と、所定電圧の単一または
    複数出力を得るためのDC−DCコンバータとを備えた
    ことを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記力率改善回路とDC−DCコンバー
    タとは、同一PWM制御手段によりフィードバック制御
    するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の電源
    装置。
  3. 【請求項3】 前記PWM制御手段は、電圧検出手段で
    検出された電圧レベルを出力電圧検出手段の検出値によ
    り補正するためのレベル補正手段と、前記レベル補正手
    段の出力値と基準値とを比較する誤差増幅器と、この増
    幅器の出力と入力電圧波形検出手段により検出されたラ
    イン電圧波形を乗算器により乗算し、その出力と入力電
    流検出手段により検出された電流レベルとを比較するア
    ナログコンパレータと、このコンパレータの出力により
    カウントアップ/ダウンを選択するためのアップ/ダウ
    ンカウンタと、チョークコイルの電流検出巻線の波形か
    らゼロクロスを検出するゼロクロス検出回路からのゼロ
    クロス信号または、自身のオーバカウント信号により前
    記アップ/ダウンカウンタの出力値をロードするための
    第2のカウンタと、この第2のカウンタの出力値と所定
    のディジタル値とを比較する第1のディジタルコンパレ
    ータと、このコンパレータの出力をコンデンサの両端を
    断続するスイッチング素子の駆動回路へ出力する機能
    と、前記第2のカウンタ出力と所定のディジタル値を比
    較し前記ゼロクロス信号による第2のカウンタのロード
    動作を禁止/許可する第2のディジタルコンパレータ
    と、前記アップ/ダウンカウンタの出力値と所定のディ
    ジタル値を比較し前記アップ/ダウンカウンタのカウン
    トアップ動作を禁止/許可する第3のディジタルコンパ
    レータから成ることを特徴とする請求項2記載の電源装
    置。
  4. 【請求項4】 前記PWM制御手段と共に、CPU,R
    OM,RAM及びこれらに付随するディジタル回路とデ
    ィジタル−アナログ変換器、ならびにこれに付随するア
    ナログ回路を同一チップ上に集積して集積回路としたこ
    とを特徴とする請求項2または3いずれかに記載の電源
    装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段をディジタル制御のみにし
    たことを特徴とする請求項4記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 前記力率改善手段とDC−DCコンバー
    タのスイッチング素子を同一素子で賄うよう構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 電源投入時に平滑コンデンサに流入する
    突入電流を制限するために、平滑用電解コンデンサと直
    列にスイッチング素子を接続した突入電流制限回路を備
    えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記
    載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記スイッチング素子と電解コンデンサ
    との間に接続された電流検出回路からのフィードバック
    信号により、前記コンデンサに流れる充電電流を定電流
    とする定電流制御回路を備えることにより突入電流の制
    御を可能とした前記突入電流制限回路を備えたことを特
    徴とする請求項7記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 前記定電流制御回路において、入力電圧
    とコンデンサの端子電圧とを比較して電力供給方向を切
    換えることにより突入電流を防止すると共に、瞬断・瞬
    変時においても一定エネルギーの供給を可能とした前記
    突入電流制限回路を備えたことを特徴とする請求項8記
    載の電源装置。
  10. 【請求項10】 前記スイッチング素子の制御駆動信号
    を定電圧制御用のPWM制御信号を反転させた信号と
    し、電流制御をパルス毎に設定電流以上になった場合に
    パルスをオフすることにより電流を制限するよう構成し
    た前記突入電流制限回路を備えたことを特徴とする請求
    項7記載の電源装置。
  11. 【請求項11】 前記スイッチング素子とコンバータ制
    御用スイッチング素子とを交互にオン/オフ制御するこ
    とにより、入力電流波形を改善すると共に、入力力率を
    改善するよう構成した前記突入電流制限回路を備えたこ
    とを特徴とする請求項10記載の電源装置。
  12. 【請求項12】 交流入力を整流、平滑して所定の負荷
    に直流電力を供給する整流装置において、この整流素子
    と直列に接続された制限インピーダンスと平滑用コンデ
    ンサの充電状態を判定して制限インピーダンスをメーク
    接点で短絡するための電磁接触器からなる突入電流制限
    回路を有し、前記平滑用コンデンサの充電状態の判定手
    段は、この平滑用コンデンサの端子電圧値と入力される
    交流電圧値との比較判定によるよう構成した整流装置を
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  13. 【請求項13】 交流入力を整流、平滑して所定の負荷
    に直流電力を供給する整流装置において、整流素子と直
    列に接続された制限インピーダンスと平滑用コンデンサ
    の充電状態を判定して制限インピーダンスをメーク接点
    で短絡する電磁接触器から成る突入電流制限回路を有
    し、前記平滑コンデンサの充電状態の判定手段は、この
    平滑用コンデンサの端子電圧値と入力される交流電圧値
    との比較判定及び、前記平滑用コンデンサの端子電圧値
    と予め設定されたしきい値電圧との比較判定の二つの判
    定結果の論理積とすることを特徴とする請求項1に記載
    の電源装置。
  14. 【請求項14】 前記電磁接触器の動作に同期して負荷
    に信号を送出するよう構成した前記整流装置を備えたこ
    とを特徴とする請求項12または13のいずれかに記載
    の電源装置。
  15. 【請求項15】 前記電磁接触器の動作に同期して送出
    される信号により運転制御されるスイッチング式DC−
    DCコンバータにて整流出力を所定の電圧に安定化して
    負荷に供給するよう構成した整流装置を備えたことを特
    徴とする請求項12または13のいずれかに記載の電源
    装置。
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