JP3015024B1 - 分散電源出力安定化装置の制御方法 - Google Patents
分散電源出力安定化装置の制御方法Info
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Abstract
の電力を貯えた状態で使用して電池の長寿命化を図るこ
とにある。 【解決手段】 風力発電機6を系統電源に連系させた電
力系統2に接続され、電池4の貯蔵電力をインバータ3
を介して電力系統2とやり取りすることにより風力発電
機6の出力変動を抑制する出力安定化装置11におい
て、電池電圧を検出してその検出値に基づいて電池4の
充電状態を判断し、電池4の残存貯蔵電力をあるレベル
以上に保持する制御方法であって、電池電圧が充電開始
レベル以下になると、インバータ3の出力Pinv に充電
方向のある一定のオフセットを持たせて充電を開始し、
電池電圧が充電終了レベル以上になると、充電方向のあ
る一定のオフセットを取り除いて充電を終了する。
Description
装置の制御方法に関し、例えば風力発電機を商用電源に
連系させた電力系統に設けられ、電力の安定供給を支え
る一種の調相設備である出力安定化装置の制御方法に関
する。
続した電力系統2(以下、単に系統と称す)において、
インバータ3の直流側に設けられたバッテリー等の電池
4を充放電することにより、負荷電力を平準化する負荷
平準化装置5がある。この負荷平準化装置5は、前述し
たようにインバータ3と電池4で構成され、その電池4
に貯蔵された電力を系統2とやり取りする。
給電力が不足しがちな昼間は電池4から電力を系統2へ
放電し、負荷1で消費する電力の一部を電池4から供給
する。また、余剰電力が発生しやすい夜間は系統2から
電力をもらい電池4を充電する。この電池4の充放電サ
イクルは1日1回であり、電池4は夜間に必ず満充電さ
れる。
ように分散電源の一つである風力発電機6を系統電源に
連系させた系統2において、電池4の貯蔵電力をインバ
ータ3を介して系統2とやり取りすることにより風力発
電機6の出力変動を抑制する出力安定化装置7がある。
この出力安定化装置7は、前述した負荷平準化装置5と
動作が異なる。
7は、インバータ3と電池4から構成され、風力発電機
6と並列に接続されている。ここで、図8に示すように
風力発電機6の出力Pw は風速に応じて時々刻々と変動
する。このように出力変動が頻繁に現出する風力発電機
6が小規模な系統2に設置されると、その系統2に周波
数変動などを招くことがある。
電機6の出力変動を打ち消すように電池4から電力を系
統2へ充放電する(図中のPinv 参照)。この電池4の
充放電による系統2との電力のやり取りでもって、系統
2から見れば風力発電機6の出力変動を抑制することが
できる(図中のPw +Pinv 参照)。
装置7では、以下のような問題があった。すなわち、風
力発電機6の出力Pw が風速に応じて時々刻々と変動す
るため、それに合わせて出力安定化装置7でも電池4の
充放電を頻繁に繰り返すことになる。この電池4の充放
電電力は平均的に見れば充電量と放電量は同じであるた
め、インバータ3や電池4が理想的で効率100%であ
れば問題なく装置を運用できる。
発生し、さらに電池4の内部抵抗による充放電時の損失
のため、何の対策も施さずにこの出力安定化装置7を運
用すると、いずれは電池4に貯蔵した電力をすべて使い
きってしまい、出力安定化装置7の運用が困難となる。
またこのような頻繁な充放電を行う場合には、電池4に
ある一定以上の電力を貯えた状態で使用する方が電池寿
命が延びるため、電池4には常にある一定以上の電力を
貯蔵しておく必要がある。
提案されたもので、その目的とするところは、簡単な手
段により、常に電池をある一定以上の電力を貯えた状態
で使用して電池の長寿命化を図り得る分散電源出力安定
化装置の制御方法を提供することにある。
めの技術的手段として、本発明は、風力発電機を含む分
散電源を連系させた電力系統に接続され、電池の貯蔵電
力をインバータを介して電力系統とやり取りすることに
より分散電源の出力変動を抑制する出力安定化装置にお
いて、電池電圧を検出してその検出値に基づいて電池の
充電状態を判断し、電池の残存貯蔵電力をあるレベル以
上に保持する制御方法であって、インバータ出力に充電
方向のオフセットを持たせて電池を充電することを特徴
とする。
段として、以下のを採用する。 電池電圧が充電開始レベル以下になると、インバータ
出力に充電方向のある一定のオフセットを持たせて充電
を開始し、電池電圧が充電終了レベル以上になると、前
記オフセットを取り除いて充電を終了する。 検出された電池電圧と予め設定された電池電圧目標値
とを比較し、その差電圧に応じてオフセット量を決定
し、その決定されたオフセット量をインバータ出力に重
畳する。
に貯えた電力との関係に着目して、その電池電圧を監視
すれば、電池に貯えた電力をある程度推定することがで
きる。本発明では、前述した電池電圧と電池の貯蔵電力
との関係を利用して前述の又はの方法でインバータ
を制御して電池に貯蔵した電力をある一定以上に保持す
る。
装置の制御方法の実施形態を以下に詳述する。なお、図
6乃至図9と同一部分には同一参照符号を付す。
ある風力発電機6を系統電源に連系させた系統2におい
て、電池4の貯蔵電力をインバータ3を介して系統2と
やり取りすることにより風力発電機6の出力変動を抑制
する出力安定化装置11を示す。
た出力安定化装置11は、電池電圧を検出してその検出
値に基づいて電池4の充電状態を判断し、電池4の残存
貯蔵電力をあるレベル以上に保持するために、図2に示
すような各電圧レベルを設定した電池電圧監視回路12
を具備し、その電池電圧監視回路12により電池電圧を
監視する。
充電開始レベル以下になるとインバータ3に充電開始指
令を送出する。これにより、インバータ3はその出力P
invに充電方向のある一定のオフセットaを持たせて充
電を開始する(図3の充電運転時を参照)。この電池4
の充電時にはインバータ3による出力変動の補償動作も
同時に行う。
圧が充電終了レベル以上になるとインバータ4に充電終
了指令を送出する。これにより、インバータ4はその出
力Pinv から前述したオフセットaを取り除いて零に
し、充電を終了して通常運転を行う。
電圧レベル以下になれば、電池電圧監視回路12は、異
常と判断してインバータ3に停止指令を送出して出力安
定化装置11を停止させる。
定のオフセットaを持たせて充電することにより、常に
電池4をある一定以上の電力を貯えた状態で使用するこ
とができる。なお、電池4の充電開始時及び充電終了時
には、ともにオフセット量を徐々に加減することによ
り、インバータ3の出力Pinv には急激な変動が発生す
ることもない。
定化装置13は、電池電圧を検出する電池電圧検出回路
14と、その検出された電池電圧と予め設定された電池
電圧目標値とを比較する比較回路15と、その比較結
果、すなわち、検出された電池電圧と電池電圧目標値と
の差に応じたオフセット量を決定するオフセット量決定
回路16とを具備する。
れた電池電圧と予め設定された電池電圧目標値とを比較
し、その差電圧に応じてオフセット量bを決定し、その
決定されたオフセット量bをインバータ出力Pinv に重
畳する。これにより、電池電圧は電池電圧目標値付近で
一定となり、電池4に貯蔵された電力もある一定値とな
る(図5の充電運転時を参照)。
検出された電池電圧と、予め設定された電池電圧目標値
とを比較回路15で比較し、その検出された電池電圧と
電池電圧目標値との差に応じたオフセット量bをオフセ
ット量決定回路16で決定し、インバータ3の出力Pin
v にそのオフセット量bを重畳させる。
れた電池電圧と電池電圧目標値との差に応じたオフセッ
ト量bをインバータ出力Pinv に重畳させることによ
り、常に電池4をある一定以上の電力を貯えた状態で使
用することができる。なお、オフセット量bの変化は、
風力発電機6に変動に対して非常に緩やかなものである
ため、インバータ3の出力Pinv には急激な変動が発生
することもない。
6を分散電源とした場合について説明したが、本発明は
これに限定されることなく、出力が時々刻々と変動する
ような他の分散電源にも適用可能であるのは勿論であ
る。
電源を連系させた電力系統に接続され、電池の貯蔵電力
をインバータを介して電力系統とやり取りすることによ
り分散電源の出力変動を抑制する出力安定化装置の制御
方法であって、インバータ出力に充電方向のオフセット
を持たせて電池を充電することにより、電池に貯蔵した
電力を常にある一定以上に保持することができ、出力安
定化装置の安定運用を実現でき、さらに電池の長寿命化
を図ることができてその実用的価値は大きい。
成例を示す回路図
ルを示す説明図
運転時の出力波形図
の構成例を示す回路図
運転時の出力波形図
示す回路図
力安定化装置の一例を示す回路図
示す波形図
図
Claims (3)
- 【請求項1】 風力発電機を含む分散電源を連系させた
電力系統に接続され、電池の貯蔵電力をインバータを介
して電力系統とやり取りすることにより分散電源の出力
変動を抑制する出力安定化装置において、電池電圧を検
出してその検出値に基づいて電池の充電状態を判断し、
電池の残存貯蔵電力をあるレベル以上に保持する制御方
法であって、インバータ出力に充電方向のオフセットを
持たせて電池を充電することを特徴とする分散電源出力
安定化装置の制御方法。 - 【請求項2】 前記電池の充電運転に際しては、電池電
圧が充電開始レベル以下になると、インバータ出力に充
電方向のある一定のオフセットを持たせて充電を開始
し、電池電圧が充電終了レベル以上になると、前記オフ
セットを取り除いて充電を終了することを特徴とする請
求項1記載の分散電源出力安定化装置の制御方法。 - 【請求項3】 前記電池の充電運転に際しては、検出さ
れた電池電圧と予め設定された電池電圧目標値とを比較
し、その差電圧に応じてオフセット量を決定し、その決
定されたオフセット量をインバータ出力に重畳すること
を特徴とする請求項1記載の分散電源出力安定化装置の
制御方法。
Priority Applications (1)
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JP11108311A JP3015024B1 (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 分散電源出力安定化装置の制御方法 |
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JP11108311A JP3015024B1 (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 分散電源出力安定化装置の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3015024B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8575780B2 (en) | 2010-01-18 | 2013-11-05 | Samsung Sdi, Co., Ltd. | Power storage apparatus, method of operating the same, and power storage system |
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-
1999
- 1999-04-15 JP JP11108311A patent/JP3015024B1/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
伊良皆、"分散型エネルギー源の導入[▲I▼]風力発電の実力"、資源環境対策、公害対策技術同友会、平成11年1月、第35巻、第1号、p.37−42 |
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