JP2000069675A - 電力貯蔵電源システム、電力供給方法及び電力給電方法 - Google Patents
電力貯蔵電源システム、電力供給方法及び電力給電方法Info
- Publication number
- JP2000069675A JP2000069675A JP10239309A JP23930998A JP2000069675A JP 2000069675 A JP2000069675 A JP 2000069675A JP 10239309 A JP10239309 A JP 10239309A JP 23930998 A JP23930998 A JP 23930998A JP 2000069675 A JP2000069675 A JP 2000069675A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- storage battery
- self
- private
- converter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自家発系統から商用系統への余剰電力の回生
を防止するとともに、自家発の高効率一定負荷運転を可
能とする電力貯蔵電源システム、電力供給方法及び電力
給電方法を提供する。 【解決手段】 常時は、電力変換装置4のAC/DC変
換器5及びI/C変換器6を通して商用系統1から自家
発系統2へ不足電力の供給を行い、また自家発系統2側
の電力が余剰になった場合は、I/C変換器6によって
蓄電池8へ電力を貯蔵する。また、電力監視装置9によ
って自家発系統2側の負荷10の過渡的な急変や負荷の
過大なピーク消費電力、ならびに自家発系統2側の電力
不足が検出されたとき、蓄電池8から自家発系統2側に
電力を供給するようにする。
を防止するとともに、自家発の高効率一定負荷運転を可
能とする電力貯蔵電源システム、電力供給方法及び電力
給電方法を提供する。 【解決手段】 常時は、電力変換装置4のAC/DC変
換器5及びI/C変換器6を通して商用系統1から自家
発系統2へ不足電力の供給を行い、また自家発系統2側
の電力が余剰になった場合は、I/C変換器6によって
蓄電池8へ電力を貯蔵する。また、電力監視装置9によ
って自家発系統2側の負荷10の過渡的な急変や負荷の
過大なピーク消費電力、ならびに自家発系統2側の電力
不足が検出されたとき、蓄電池8から自家発系統2側に
電力を供給するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商用系統からの電
力を自家発系統側に供給したり、自家発系統側の余剰電
力を蓄電池に充電したり、自家発系統側の電力消費状況
に応じて蓄電池からの電力を自家発系統側に給電したり
する電力貯蔵電源システム、電力供給方法及び電力給電
方法に関する。
力を自家発系統側に供給したり、自家発系統側の余剰電
力を蓄電池に充電したり、自家発系統側の電力消費状況
に応じて蓄電池からの電力を自家発系統側に給電したり
する電力貯蔵電源システム、電力供給方法及び電力給電
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より自家発システムは、通常商用系
統と連系運転し、負荷の電力需要に応じて発電量を変動
させると共に、自分の発電能力を上回る時は不足分を商
用電力より補っている。また、従来より、電池電力貯蔵
システムは、商用系統と負荷系統との間に連結され、負
荷電力変動を平準化するために構築されたものである。
すなわち、昼間の電力不足を商用系統からの電力で補う
とともに、夜間の電力需要の小さいとき商用系統から電
力を取込んで電池に蓄え、昼間の電力需要の大きいとき
に電池の放電した電力を使用するようにしたものであ
る。
統と連系運転し、負荷の電力需要に応じて発電量を変動
させると共に、自分の発電能力を上回る時は不足分を商
用電力より補っている。また、従来より、電池電力貯蔵
システムは、商用系統と負荷系統との間に連結され、負
荷電力変動を平準化するために構築されたものである。
すなわち、昼間の電力不足を商用系統からの電力で補う
とともに、夜間の電力需要の小さいとき商用系統から電
力を取込んで電池に蓄え、昼間の電力需要の大きいとき
に電池の放電した電力を使用するようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の電池電力貯蔵システムと自家発システムとを単純に
組合わせたとしても、自家発系統側に生じた余剰電力を
蓄える機能が構築されていないため、その余剰電力は商
用系統に回生してしまう可能性があった。
来の電池電力貯蔵システムと自家発システムとを単純に
組合わせたとしても、自家発系統側に生じた余剰電力を
蓄える機能が構築されていないため、その余剰電力は商
用系統に回生してしまう可能性があった。
【0004】また、従来の電力貯蔵及び自家発システム
では商用系統と連系運転を行うため、電力回生及び単独
運転を防止する系統連系保護装置を具備する必要があっ
た。
では商用系統と連系運転を行うため、電力回生及び単独
運転を防止する系統連系保護装置を具備する必要があっ
た。
【0005】さらに、自家発系統側の負荷の過渡的な急
変や負荷の過大なピーク消費電力時に対する対応も不完
全であるため、自家発の高効率一定負荷運転が困難であ
った。
変や負荷の過大なピーク消費電力時に対する対応も不完
全であるため、自家発の高効率一定負荷運転が困難であ
った。
【0006】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、特別な系統連系保護装置を具備することな
く自家発系統から商用系統への余剰電力の回生を防止す
るとともに、自家発の高効率一定負荷運転を可能とする
電力貯蔵電源システム、電力供給方法及び電力給電方法
を提供することを目的とする。
れたもので、特別な系統連系保護装置を具備することな
く自家発系統から商用系統への余剰電力の回生を防止す
るとともに、自家発の高効率一定負荷運転を可能とする
電力貯蔵電源システム、電力供給方法及び電力給電方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電力貯蔵電
源システムは、商用系統と自家発系統との間に接続さ
れ、前記商用系統からの交流を直流に変換したり、この
直流を前記自家発系統側の定格に合った交流に変換した
り、前記自家発系統からの交流を直流に変換したりする
電力変換装置と、この電力変換装置によって変換された
直流を充電する蓄電池と、この蓄電池の充放電を制御す
る充放電制御装置とを具備することを特徴としている。
源システムは、商用系統と自家発系統との間に接続さ
れ、前記商用系統からの交流を直流に変換したり、この
直流を前記自家発系統側の定格に合った交流に変換した
り、前記自家発系統からの交流を直流に変換したりする
電力変換装置と、この電力変換装置によって変換された
直流を充電する蓄電池と、この蓄電池の充放電を制御す
る充放電制御装置とを具備することを特徴としている。
【0008】このような構成によれば、常時は、電力変
換装置を通して商用系統から自家発系統へ不足電力の供
給が行われ、また自家発系統側の電力が余剰になった場
合は、充放電制御装置によって蓄電池への電力貯蔵が行
われるので、自家発系統から商用系統への余剰電力の回
生が防止されるとともに、自家発系統の高効率一定負荷
運転が可能となる。
換装置を通して商用系統から自家発系統へ不足電力の供
給が行われ、また自家発系統側の電力が余剰になった場
合は、充放電制御装置によって蓄電池への電力貯蔵が行
われるので、自家発系統から商用系統への余剰電力の回
生が防止されるとともに、自家発系統の高効率一定負荷
運転が可能となる。
【0009】好適には、前記充放電制御装置が、前記自
家発系統の電力の消費状況を監視する電力監視装置から
の電力監視信号に応じて、前記蓄電池に対する充電及び
放電動作を制御するよう構成し得る。
家発系統の電力の消費状況を監視する電力監視装置から
の電力監視信号に応じて、前記蓄電池に対する充電及び
放電動作を制御するよう構成し得る。
【0010】ここで、電力監視装置による電力の消費状
況の監視内容としては、自家発系統側の負荷の過渡的な
急変や負荷の過大なピーク消費電力であるとともに、自
家発系統側の電力不足や余剰電力等である。
況の監視内容としては、自家発系統側の負荷の過渡的な
急変や負荷の過大なピーク消費電力であるとともに、自
家発系統側の電力不足や余剰電力等である。
【0011】このような構成によれば、電力監視装置に
よって自家発系統側の負荷の過渡的な急変や負荷の過大
なピーク消費電力、ならびに自家発系統側の電力不足が
検出されると、蓄電池から自家発系統側に電力が供給さ
れるので、電力の平準化が可能となるとともに、自家発
系統側に負担をかけることなく電力を負荷に供給するこ
とができる。
よって自家発系統側の負荷の過渡的な急変や負荷の過大
なピーク消費電力、ならびに自家発系統側の電力不足が
検出されると、蓄電池から自家発系統側に電力が供給さ
れるので、電力の平準化が可能となるとともに、自家発
系統側に負担をかけることなく電力を負荷に供給するこ
とができる。
【0012】更に好適には、前記充放電制御装置には、
前記商用系統からの交流を直流に変換する第1の変換器
と、この第1の変換器によって変換された直流を交流に
変換して前記自家発系統側に供給したり、前記自家発系
統側の余剰電力を直流に変換して前記蓄電池側に送出し
たり、前記蓄電池からの直流を交流に変換して前記自家
発系統側に供給したりする第2の変換器とを設けてもよ
い。
前記商用系統からの交流を直流に変換する第1の変換器
と、この第1の変換器によって変換された直流を交流に
変換して前記自家発系統側に供給したり、前記自家発系
統側の余剰電力を直流に変換して前記蓄電池側に送出し
たり、前記蓄電池からの直流を交流に変換して前記自家
発系統側に供給したりする第2の変換器とを設けてもよ
い。
【0013】このような構成によれば、常時は、電力変
換装置の第1,2の変換器を通して商用系統から自家発
系統へ不足電力の供給が行われ、また自家発系統側の電
力が余剰になった場合は、第2の変換器によって蓄電池
への電力貯蔵が行われるので、自家発系統から商用系統
への余剰電力の回生が防止されるとともに、自家発系統
の高効率一定負荷運転が可能となる。
換装置の第1,2の変換器を通して商用系統から自家発
系統へ不足電力の供給が行われ、また自家発系統側の電
力が余剰になった場合は、第2の変換器によって蓄電池
への電力貯蔵が行われるので、自家発系統から商用系統
への余剰電力の回生が防止されるとともに、自家発系統
の高効率一定負荷運転が可能となる。
【0014】更に、本発明に係る電力貯蔵電源システム
によれば、前記充放電制御装置が、タイマーからの時間
情報に基づき、深夜電力を前記蓄電池に充電することを
特徴としている。
によれば、前記充放電制御装置が、タイマーからの時間
情報に基づき、深夜電力を前記蓄電池に充電することを
特徴としている。
【0015】ここで、深夜電力とは、昼間と夜間の電力
負荷率のアンバランスを解消する意図から定められたも
のであり、例えば午後11時から午前7時までの間の時
間帯に供給され、しかも電力単価が割安な電力である。
負荷率のアンバランスを解消する意図から定められたも
のであり、例えば午後11時から午前7時までの間の時
間帯に供給され、しかも電力単価が割安な電力である。
【0016】このような構成によれば、充放電制御装置
がタイマーからの時間情報に基づき、蓄電池に深夜電力
を貯蔵するため、昼間、蓄電池から自家発系統側に電力
を供給することで、電力の平準化が図れるとともに、電
力消費コストを削減することも可能となる。
がタイマーからの時間情報に基づき、蓄電池に深夜電力
を貯蔵するため、昼間、蓄電池から自家発系統側に電力
を供給することで、電力の平準化が図れるとともに、電
力消費コストを削減することも可能となる。
【0017】更に、本発明に係る電力供給方法によれ
ば、前記商用系統からの交流を直流に変換し、前記直流
を前記自家発系統側の定格に合った交流に変換し、前記
商用系統からの交流を変換した直流を蓄電池に充電し、
前記自家発系統側の負荷の過渡的な急変や負荷の過大な
ピーク消費電力時、ならびに前記自家発系統側の電力不
足時に前記蓄電池から前記自家発系統側に電力を供給す
ることを特徴とする。
ば、前記商用系統からの交流を直流に変換し、前記直流
を前記自家発系統側の定格に合った交流に変換し、前記
商用系統からの交流を変換した直流を蓄電池に充電し、
前記自家発系統側の負荷の過渡的な急変や負荷の過大な
ピーク消費電力時、ならびに前記自家発系統側の電力不
足時に前記蓄電池から前記自家発系統側に電力を供給す
ることを特徴とする。
【0018】このような構成によれば、自家発系統側の
負荷の過渡的な急変や負荷の過大なピーク消費電力、な
らびに自家発系統側の電力不足が生じると、蓄電池から
自家発系統側に電力が供給されるので、電力の平準化が
可能となるとともに、自家発系統側に負担をかけること
なく電力を負荷に供給することができる。
負荷の過渡的な急変や負荷の過大なピーク消費電力、な
らびに自家発系統側の電力不足が生じると、蓄電池から
自家発系統側に電力が供給されるので、電力の平準化が
可能となるとともに、自家発系統側に負担をかけること
なく電力を負荷に供給することができる。
【0019】更に、本発明に係る電力給電方法によれ
ば、深夜電力を蓄電池に充電し、深夜電力時間帯以外に
前記蓄電池からの電力を前記自家発系統側に送出するこ
とを特徴とする。
ば、深夜電力を蓄電池に充電し、深夜電力時間帯以外に
前記蓄電池からの電力を前記自家発系統側に送出するこ
とを特徴とする。
【0020】このような構成によれば、蓄電池に深夜電
力が貯蔵され、昼間、蓄電池から自家発系統側に電力が
供給されるので、電力の平準化が図れるとともに、電力
消費コストを削減することも可能となる。
力が貯蔵され、昼間、蓄電池から自家発系統側に電力が
供給されるので、電力の平準化が図れるとともに、電力
消費コストを削減することも可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の詳細
を図面に基づいて説明する。
を図面に基づいて説明する。
【0022】図1は、本発明の電力貯蔵電源システムの
一実施の形態を示すブロック図である。同図に示すよう
に、商用供給源3が接続される商用系統1と、複数の負
荷10及び自家発電源11が接続される自家発系統2と
の間には、電力変換装置4が接続されている。
一実施の形態を示すブロック図である。同図に示すよう
に、商用供給源3が接続される商用系統1と、複数の負
荷10及び自家発電源11が接続される自家発系統2と
の間には、電力変換装置4が接続されている。
【0023】電力変換装置4には、商用系統1からの交
流(AC)を直流(DC)に変換する第1の変換器とし
てのAC/DC変換器5と、直流を交流に変換するイン
バート機能(I)と交流を直流に変換するコンバート機
能(C)とを併せもつ第2の変換器としてのI/C変換
器6とが設けられている。このI/C変換器6は、AC
/DC変換器5によって変換された直流をインバート機
能によって自家発系統2側の定格に合う交流に変換した
り、自家発系統2側の余剰電力をコンバート機能によっ
て直流に変換するものである。
流(AC)を直流(DC)に変換する第1の変換器とし
てのAC/DC変換器5と、直流を交流に変換するイン
バート機能(I)と交流を直流に変換するコンバート機
能(C)とを併せもつ第2の変換器としてのI/C変換
器6とが設けられている。このI/C変換器6は、AC
/DC変換器5によって変換された直流をインバート機
能によって自家発系統2側の定格に合う交流に変換した
り、自家発系統2側の余剰電力をコンバート機能によっ
て直流に変換するものである。
【0024】AC/DC変換器5とI/C変換器6との
間には、充放電制御装置7を介して、蓄電池8が接続さ
れている(または、変換器5と変換器6との間に直接蓄
電池を接続し、充放電制御装置7により直接変換器5と
変換器6を制御してもよい。)。また、自家発系統2側
には、自家発系統2側の電力の消費状況を監視し、充放
電制御装置7に監視信号を出力する電力監視装置9が接
続されている。ここで、電力監視装置9による電力の消
費状況の監視内容としては、自家発系統2側の負荷10
の過渡的な急変や負荷の過大なピーク消費電力であると
ともに、自家発系統2側の電力不足や余剰電力等であ
る。
間には、充放電制御装置7を介して、蓄電池8が接続さ
れている(または、変換器5と変換器6との間に直接蓄
電池を接続し、充放電制御装置7により直接変換器5と
変換器6を制御してもよい。)。また、自家発系統2側
には、自家発系統2側の電力の消費状況を監視し、充放
電制御装置7に監視信号を出力する電力監視装置9が接
続されている。ここで、電力監視装置9による電力の消
費状況の監視内容としては、自家発系統2側の負荷10
の過渡的な急変や負荷の過大なピーク消費電力であると
ともに、自家発系統2側の電力不足や余剰電力等であ
る。
【0025】そして、充放電制御装置7は、負荷監視装
置9からの監視信号の内容に応じて、AC/DC変換器
5により変換された直流やI/C変換器6によって変換
された自家発系統2側の余剰電力を蓄電池8に充電した
り、自家発系統2側に蓄電池8からの電力を与えたりす
るようになっている。
置9からの監視信号の内容に応じて、AC/DC変換器
5により変換された直流やI/C変換器6によって変換
された自家発系統2側の余剰電力を蓄電池8に充電した
り、自家発系統2側に蓄電池8からの電力を与えたりす
るようになっている。
【0026】次に、このような構成の電力貯蔵電源シス
テムの動作を、図2のフローチャートを用いて説明す
る。
テムの動作を、図2のフローチャートを用いて説明す
る。
【0027】まず、常時は、電力変換装置4を通して商
用系統1から自家発系統2へ不足電力が供給される(ス
テップ201)。このとき、上述したように、商用系統
1からの交流は、AC/DC変換器5によって直流に変
換され、さらにI/C変換器6のインバート機能によっ
て自家発系統2側の定格に合う交流に変換される。
用系統1から自家発系統2へ不足電力が供給される(ス
テップ201)。このとき、上述したように、商用系統
1からの交流は、AC/DC変換器5によって直流に変
換され、さらにI/C変換器6のインバート機能によっ
て自家発系統2側の定格に合う交流に変換される。
【0028】次に、電力監視装置9によって自家発系統
2側の余剰電力が検出されると(ステップ202)、そ
の余剰電力はI/C変換器6のコンバート機能によって
直流に変換された後、充放電制御装置7により蓄電池8
に充電される(ステップ203)。
2側の余剰電力が検出されると(ステップ202)、そ
の余剰電力はI/C変換器6のコンバート機能によって
直流に変換された後、充放電制御装置7により蓄電池8
に充電される(ステップ203)。
【0029】さらに、負荷監視装置9によって自家発系
統2側の電力不足等が検出されると(ステップ20
4)、負荷監視装置9からの監視信号に基づき、充放電
制御装置7が蓄電池8からの電力を自家発系統2側に供
給する(ステップ205)。
統2側の電力不足等が検出されると(ステップ20
4)、負荷監視装置9からの監視信号に基づき、充放電
制御装置7が蓄電池8からの電力を自家発系統2側に供
給する(ステップ205)。
【0030】ここで、自家発系統2側に生じる電力不足
等には、上述したように、負荷10の過渡的な急変や負
荷10の過大なピーク消費電力等が含まれる。よって、
これら電力不足等が生じた場合であっても、蓄電池8か
らの電力によって電力不足が補えるので、自家発電源1
1は高負担を負うことなく稼働することができる。
等には、上述したように、負荷10の過渡的な急変や負
荷10の過大なピーク消費電力等が含まれる。よって、
これら電力不足等が生じた場合であっても、蓄電池8か
らの電力によって電力不足が補えるので、自家発電源1
1は高負担を負うことなく稼働することができる。
【0031】このように、本実施の形態では、常時は、
電力変換装置4のAC/DC変換器5及びI/C変換器
6を通して商用系統1から自家発系統2へ不足電力の供
給を行い、また自家発系統2側の電力が余剰になった場
合は、I/C変換器6によって蓄電池8へ電力を貯蔵す
るようにしたので、自家発系統2から商用系統1への余
剰電力の回生が防止されるとともに、自家発系統2の高
効率一定負荷運転が可能となる。
電力変換装置4のAC/DC変換器5及びI/C変換器
6を通して商用系統1から自家発系統2へ不足電力の供
給を行い、また自家発系統2側の電力が余剰になった場
合は、I/C変換器6によって蓄電池8へ電力を貯蔵す
るようにしたので、自家発系統2から商用系統1への余
剰電力の回生が防止されるとともに、自家発系統2の高
効率一定負荷運転が可能となる。
【0032】また、本実施の形態では、電力監視装置9
によって自家発系統2側の負荷10の過渡的な急変や負
荷の過大なピーク消費電力、ならびに自家発系統2側の
電力不足が検出されると、蓄電池8から自家発系統2側
に電力を供給するようにしたので、電力の平準化が可能
となるとともに、自家発系統2側に負担をかけることな
く電力を負荷10に供給することができる。
によって自家発系統2側の負荷10の過渡的な急変や負
荷の過大なピーク消費電力、ならびに自家発系統2側の
電力不足が検出されると、蓄電池8から自家発系統2側
に電力を供給するようにしたので、電力の平準化が可能
となるとともに、自家発系統2側に負担をかけることな
く電力を負荷10に供給することができる。
【0033】図3は、図1の電力貯蔵電源システムの構
成を変えた場合の他の実施の形態を示すブロック図であ
る。なお、以下に説明する図において、図1と共通する
部分には同一符号を付し重複する説明を省略する。
成を変えた場合の他の実施の形態を示すブロック図であ
る。なお、以下に説明する図において、図1と共通する
部分には同一符号を付し重複する説明を省略する。
【0034】この実施の形態では、タイマー12の時間
情報に基づき、充放電制御装置7が蓄電池8に深夜電力
を充電する構成となっている。ここで、深夜電力とは、
昼間と夜間の電力負荷率のアンバランスを解消する意図
から定められたものであり、午後11時から午前7時ま
での間の時間帯に供給され、しかも電力単価が割安な電
力である。
情報に基づき、充放電制御装置7が蓄電池8に深夜電力
を充電する構成となっている。ここで、深夜電力とは、
昼間と夜間の電力負荷率のアンバランスを解消する意図
から定められたものであり、午後11時から午前7時ま
での間の時間帯に供給され、しかも電力単価が割安な電
力である。
【0035】このような構成によれば、充放電制御装置
7がタイマー12からの時間情報に基づき、蓄電池8に
深夜電力を貯蔵するため、昼間、蓄電池8から自家発系
統2側に電力を供給することで、電力の平準化が図れる
とともに、電力消費コストの削減も可能となる。
7がタイマー12からの時間情報に基づき、蓄電池8に
深夜電力を貯蔵するため、昼間、蓄電池8から自家発系
統2側に電力を供給することで、電力の平準化が図れる
とともに、電力消費コストの削減も可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電力
貯蔵電源システムによれば、常時は、電力変換装置を通
して商用系統から自家発系統へ不足電力の供給が行わ
れ、また自家発系統側の電力が余剰になった場合は、充
放電制御装置によって蓄電池への電力貯蔵が行われるの
で、自家発系統から商用系統への余剰電力の回生を防止
することができるとともに、自家発系統の高効率一定負
荷運転が可能となる。
貯蔵電源システムによれば、常時は、電力変換装置を通
して商用系統から自家発系統へ不足電力の供給が行わ
れ、また自家発系統側の電力が余剰になった場合は、充
放電制御装置によって蓄電池への電力貯蔵が行われるの
で、自家発系統から商用系統への余剰電力の回生を防止
することができるとともに、自家発系統の高効率一定負
荷運転が可能となる。
【0037】更に、本発明に係る電力貯蔵電源システム
によれば、電力監視装置によって自家発系統側の負荷の
過渡的な急変や負荷の過大なピーク消費電力、ならびに
自家発系統側の電力不足が検出されると、蓄電池から自
家発系統側に電力が供給されるので、電力の平準化が可
能となるとともに、自家発系統側に負担をかけることな
く電力を負荷に供給することができる。
によれば、電力監視装置によって自家発系統側の負荷の
過渡的な急変や負荷の過大なピーク消費電力、ならびに
自家発系統側の電力不足が検出されると、蓄電池から自
家発系統側に電力が供給されるので、電力の平準化が可
能となるとともに、自家発系統側に負担をかけることな
く電力を負荷に供給することができる。
【0038】更に、本発明に係る電力貯蔵電源システム
によれば、常時は、電力変換装置の第1,2の変換器を
通して商用系統から自家発系統へ不足電力の供給が行わ
れ、また自家発系統側の電力が余剰になった場合は、第
2の変換器によって蓄電池への電力貯蔵が行われるの
で、自家発系統から商用系統への余剰電力の回生を防止
することができるとともに、自家発系統の高効率一定負
荷運転を行うことができる。
によれば、常時は、電力変換装置の第1,2の変換器を
通して商用系統から自家発系統へ不足電力の供給が行わ
れ、また自家発系統側の電力が余剰になった場合は、第
2の変換器によって蓄電池への電力貯蔵が行われるの
で、自家発系統から商用系統への余剰電力の回生を防止
することができるとともに、自家発系統の高効率一定負
荷運転を行うことができる。
【0039】更に、本発明に係る電力貯蔵電源システム
によれば、充放電制御装置がタイマーからの時間情報に
基づき、蓄電池に深夜電力を貯蔵するため、昼間、蓄電
池から自家発系統側に電力を供給することで、電力の平
準化が図れるとともに、電力消費コストを削減すること
もできる。
によれば、充放電制御装置がタイマーからの時間情報に
基づき、蓄電池に深夜電力を貯蔵するため、昼間、蓄電
池から自家発系統側に電力を供給することで、電力の平
準化が図れるとともに、電力消費コストを削減すること
もできる。
【0040】更に、本発明に係る電力供給方法によれ
ば、自家発系統側の負荷の過渡的な急変や負荷の過大な
ピーク消費電力、ならびに自家発系統側の電力不足が生
じると、蓄電池から自家発系統側に電力が供給されるの
で、電力の平準化が可能となるとともに、自家発系統側
に負担をかけることなく電力を負荷に供給することがで
きる。
ば、自家発系統側の負荷の過渡的な急変や負荷の過大な
ピーク消費電力、ならびに自家発系統側の電力不足が生
じると、蓄電池から自家発系統側に電力が供給されるの
で、電力の平準化が可能となるとともに、自家発系統側
に負担をかけることなく電力を負荷に供給することがで
きる。
【0041】更に、本発明に係る電力給電方法によれ
ば、蓄電池に深夜電力が貯蔵され、昼間、蓄電池から自
家発系統側に電力が供給されるので、電力の平準化が図
れるとともに、電力消費コストを削減することもでき
る。
ば、蓄電池に深夜電力が貯蔵され、昼間、蓄電池から自
家発系統側に電力が供給されるので、電力の平準化が図
れるとともに、電力消費コストを削減することもでき
る。
【図1】本発明の電力貯蔵電源システムの一実施の形態
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】図1の電力貯蔵電源システムの動作を説明する
ためのフローチャートである。
ためのフローチャートである。
【図3】図1の電力貯蔵電源システムの構成を変えた場
合の他の実施の形態を示すブロック図である。
合の他の実施の形態を示すブロック図である。
1 商用系統 2 自家発系統 3 商用供給源 4 電力変換装置 5 AC/DC変換器 6 I/C変換器 7 充放電制御装置 8 蓄電池 9 電力監視装置 10 負荷 11 自家発電源
Claims (6)
- 【請求項1】 商用系統と自家発系統発電機、太陽光発
電、風力発電、燃料電池発電等との間に接続され、前記
商用系統からの交流を直流に変換したり、この直流を前
記自家発系統側の定格に合った交流に変換したり、前記
自家発系統からの交流を直流に変換したりする電力変換
装置と、 この電力変換装置によって変換された直流を充電する蓄
電池と、 この蓄電池の充放電を制御する充放電制御装置とを具備
することを特徴とする電力貯蔵電源システム。 - 【請求項2】 前記充放電制御装置は、前記自家発系統
の電力の消費状況を監視する電力監視装置からの電力監
視信号に応じて、前記蓄電池に対する充電及び放電動作
を制御することを特徴とする請求項1に記載の電力貯蔵
電源システム。 - 【請求項3】 前記充放電制御装置には、 前記商用系統からの交流を直流に変換する第1の変換器
と、 この第1の変換器によって変換された直流を交流に変換
して前記自家発系統側に供給したり、前記自家発系統側
の余剰電力を直流に変換して前記蓄電池側に送出した
り、前記蓄電池からの直流を交流に変換して前記自家発
系統側に供給したりする第2の変換器とを具備すること
を特徴とする請求項1に記載の電力貯蔵電源システム。 - 【請求項4】 前記充放電制御装置は、タイマーからの
時間情報に基づき、深夜電力を前記蓄電池に充電するこ
とを特徴とする請求項1に記載の電力貯蔵電源システ
ム。 - 【請求項5】 前記商用系統からの交流を直流に変換
し、 前記直流を前記自家発系統側の定格に合った交流に変換
し、 前記商用系統からの交流を変換した直流を蓄電池に充電
し、 前記自家発系統側の負荷の過渡的な急変や負荷の過大な
ピーク消費電力時、ならびに前記自家発系統側の電力不
足時に前記蓄電池から前記自家発系統側に電力を供給す
ることを特徴とする電力供給方法。 - 【請求項6】 深夜電力を蓄電池に充電し、 深夜電力時間帯以外に前記蓄電池からの電力を前記自家
発系統側に送出することを特徴とする電力給電方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10239309A JP2000069675A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 電力貯蔵電源システム、電力供給方法及び電力給電方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10239309A JP2000069675A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 電力貯蔵電源システム、電力供給方法及び電力給電方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000069675A true JP2000069675A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=17042809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10239309A Pending JP2000069675A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 電力貯蔵電源システム、電力供給方法及び電力給電方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000069675A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003052132A (ja) * | 2001-08-03 | 2003-02-21 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電源システムの運転方法 |
CN102158115A (zh) * | 2011-04-06 | 2011-08-17 | 施俊 | 一种蓄电池储能并网三相电压源变换器的控制优化方法 |
CN101577433B (zh) * | 2009-06-03 | 2011-11-02 | 镇江赛尔尼柯自动化有限公司 | 船舶电站功率管理重载询问方法 |
JP2011223736A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Ihi Corp | 急速充電装置及び該急速充電装置の使用方法 |
CN103262379A (zh) * | 2010-12-16 | 2013-08-21 | 株式会社日立制作所 | 电力转换装置、电力转换装置的控制装置以及电力转换装置的控制方法 |
CN105119363A (zh) * | 2015-09-16 | 2015-12-02 | 国网山东省电力公司经济技术研究院 | 一种用于智能电网的hvdc不间断供电系统 |
JP2015226351A (ja) * | 2014-05-26 | 2015-12-14 | 株式会社東芝 | 充放電制御装置及び蓄電装置 |
JP2016059129A (ja) * | 2014-09-08 | 2016-04-21 | 東芝エレベータ株式会社 | 蓄電池装置および蓄電池制御システム |
JP2016158496A (ja) * | 2012-08-14 | 2016-09-01 | 大阪瓦斯株式会社 | 分散型電源システム |
CN106253315A (zh) * | 2016-08-02 | 2016-12-21 | 万马联合新能源投资有限公司 | 一种考虑电动汽车充电站可调度性的储能容量配置方法 |
JP2017028999A (ja) * | 2015-12-31 | 2017-02-02 | 佐藤 創一 | 蓄電装置を備えた熱電併給システム |
-
1998
- 1998-08-25 JP JP10239309A patent/JP2000069675A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003052132A (ja) * | 2001-08-03 | 2003-02-21 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電源システムの運転方法 |
CN101577433B (zh) * | 2009-06-03 | 2011-11-02 | 镇江赛尔尼柯自动化有限公司 | 船舶电站功率管理重载询问方法 |
JP2011223736A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Ihi Corp | 急速充電装置及び該急速充電装置の使用方法 |
US9413173B2 (en) | 2010-12-16 | 2016-08-09 | Hitachi, Ltd. | Power conversion device, control device for power conversion device, and control method for power conversion device |
CN103262379A (zh) * | 2010-12-16 | 2013-08-21 | 株式会社日立制作所 | 电力转换装置、电力转换装置的控制装置以及电力转换装置的控制方法 |
CN102158115A (zh) * | 2011-04-06 | 2011-08-17 | 施俊 | 一种蓄电池储能并网三相电压源变换器的控制优化方法 |
JP2016158496A (ja) * | 2012-08-14 | 2016-09-01 | 大阪瓦斯株式会社 | 分散型電源システム |
JP2015226351A (ja) * | 2014-05-26 | 2015-12-14 | 株式会社東芝 | 充放電制御装置及び蓄電装置 |
JP2016059129A (ja) * | 2014-09-08 | 2016-04-21 | 東芝エレベータ株式会社 | 蓄電池装置および蓄電池制御システム |
CN105119363A (zh) * | 2015-09-16 | 2015-12-02 | 国网山东省电力公司经济技术研究院 | 一种用于智能电网的hvdc不间断供电系统 |
CN105119363B (zh) * | 2015-09-16 | 2017-10-31 | 国网山东省电力公司经济技术研究院 | 一种用于智能电网的hvdc不间断供电系统 |
JP2017028999A (ja) * | 2015-12-31 | 2017-02-02 | 佐藤 創一 | 蓄電装置を備えた熱電併給システム |
CN106253315A (zh) * | 2016-08-02 | 2016-12-21 | 万马联合新能源投资有限公司 | 一种考虑电动汽车充电站可调度性的储能容量配置方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4765162B2 (ja) | 電力貯蔵型太陽光発電システム | |
US6795322B2 (en) | Power supply with uninterruptible function | |
AU2003218669B2 (en) | Separate network and method for operating a separate network | |
US9099893B2 (en) | Power control device for a power grid, comprising a control unit for controlling an energy flow between the power generation unit, the energy storage unit, the consumer unit and/or the power grid | |
EP2400621A2 (en) | Energy storage system and method of controlling the same | |
WO2011162025A1 (ja) | 直流配電システム | |
JP6198034B2 (ja) | 電力制御装置、電力制御方法、プログラム、およびエネルギーマネジメントシステム | |
CN110176788B (zh) | 蓄电系统以及蓄电装置 | |
KR101818168B1 (ko) | 배터리 관리 장치 및 배터리 에너지 저장 시스템 | |
JP2003348768A (ja) | 無停電電源装置 | |
JP2000069675A (ja) | 電力貯蔵電源システム、電力供給方法及び電力給電方法 | |
JP2014220874A (ja) | 電力供給システム、電力供給システムの制御装置、電力供給システムの制御方法、及び電力供給プログラム | |
KR20180090673A (ko) | 하이브리드 에너지 저장 시스템 | |
JP2002034162A (ja) | 分散電源システムとその制御方法 | |
CN110710083A (zh) | 储能系统 | |
CN210074859U (zh) | 一种具备电网回馈功能的光储充一体化系统 | |
JP2001177995A (ja) | ハイブリッド電源システム | |
JP2003153448A (ja) | 発電システム | |
JPH09163626A (ja) | 太陽光発電装置 | |
JPH0965582A (ja) | 太陽電池を利用した電源システム | |
EP1513240A2 (en) | Apparatus for supplying standby power | |
JP4624717B2 (ja) | 電源システム | |
JP2003208913A (ja) | 電力制御装置、発電システム、電力制御装置の制御方法 | |
JP3927848B2 (ja) | 分散型電力貯蔵システム | |
JP2003092831A (ja) | 電力供給システムおよびその運転方法 |