JP2021093788A - 充電装置及び充電方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部の電力系統からの受電電力を低減しつつ、簡易な設備にて安定的な充電が可能であり、また、充電と次の充電の間隔を短時間化できる充電装置及び充電方法を提供する。【解決手段】充電装置1の制御部16は、DCバス19から供給している電流量が制御部に予め設定された電力の閾値を超えるか否かを判定し、電流量が電力の閾値を超える場合には、定置型蓄電装置14からDCバスを介して充電器17へ充電電流を供給し、電流量が電力の閾値以下となった場合に、DCバスから定置型蓄電装置へ電流を供するように構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電池の充電装置および充電方法に関し、特に、外部の電力系統からの電力を抑えつつ急速充電可能な蓄電池の充電装置および充電方法に関する。
電気自動車(EV)の普及により、出発地と目的地間を移動中の充電、すなわち経路充電の機会が増え、経路充電に使用する充電装置の普及が進められている。経路充電では蓄電池の充電にかかる時間の短縮が要求される。充電にかかる時間を短縮するために、個々のEVの蓄電池の充電時間を短くする充電方法で充電を行うことが考えられる。ただし、蓄電池に過度な負担がかかる充電方法では、電池状態を急激に劣化させるため望ましくない。
蓄電池への負担が少なく比較的短時間で充電を行う方法として、定電流充電後に定電圧充電に移行して充電を行う定電流定電圧法による急速充電がある。図6に、定電流定電圧法で充電を行ったときの充電電流と蓄電池の充電率の時間的変化の例を示す。横軸は充電時間、縦軸は電流値または蓄電池の充電率であり、曲線101、102、103は、充電開始時(t)の充電率がそれぞれ25%、35%および50%の蓄電池を充電したときの充電電流の変化を示した充電電流を示す。また、曲線105、106、107は、充電開始時(t)の充電率がそれぞれ25%、35%および50%の蓄電池を充電したときの充電率の変化を示す。
充電開始時(t)の充電率が25%の蓄電池の充電電流曲線101を例にとって急速充電方式の説明を行う。まず、充電開始(t)から移行時点(t)まで、一定の電流値Imaxで充電を行う。電流値Imaxは任意に設定可能であるが、効率の観点から充電装置の定格出力電流値に設定されることが一般的である。また同時に、蓄電池の受入可能電流の最大定格を超えないようにする。
移行時点(t)で定電流充電から定電圧充電に移行して充電終了時(t)まで充電を行う。定電圧充電とは蓄電池の端子間電圧が一定となるように充電電流を制御して充電を行う方法である。充電電流101は、充電率105の上昇とともに、次第に小さくなっていく。定電流充電から定電圧充電に移行するタイミングは、充電率や蓄電池の特性などを勘案して決定することが一般的である。図6では、初期充電率に応じて移行のタイミングを設定しており、このため35%の蓄電池(充電電流曲線102)の蓄電池の充電では、より短いtで定電圧充電に移行している。ただし、定電圧充電に切り替えたときに電流値Imaxを超える充電電流が流れないようにしなければならない。
充電終了時(t)も任意設定可能であるが、一般的には所定の充電率に達した時点で充電終了とすることが多い。図6では、充電率が約80%に達した時点で充電を終了している。充電率が100%に近い状態まで充電を行ってしまうと、かえって蓄電池の寿命が短くなってしまうからである。充電終了(t)により、充電電流値101は0になる。
定電流定電圧法による急速充電を行うことにより、EVの蓄電池の充電時間を短くすることができるが、外部の電力系統からの受電電力(契約電力)が大きくなり、採算性が得られない。そこで、契約電力と設備の電力設備容量のいずれか小さい方を最大利用可能電力として、前記設備に含まれる充電器のうち最大利用可能電力の下で利用可能な充電器の台数を決定する充電制御装置が提案されている(特許文献1)。特許文献1では、電気自動車の充電台数を契約電力の範囲内とすることで採算性を確保しつつ、補助の電力として設備内蓄電池が備えられている。特許文献1では、電力需要の低く電気料金の安い時間帯に設備内蓄電池を充電しておき、蓄電した電気を電気自動車の充電に利用することで、経済的に電気自動車60の充電を行うものである。
しかし、電力需要の低く電気料金の安い時間帯に設備内蓄電池を充電しておく特許文献1の充電制御装置では、急速充電を行うにあたり、特に定電流充電時には依然として外部の電力系統からの大きな電力の供給が必要となるので、契約電力の低減効果は不十分である。
また、補助の電力として設備内蓄電池を用いた電力制御システムとして、機器に電力の供給を行う充電器と、前記充電器と接続される二次電池と、系統電源に接続された負荷と、前記充電器に備えられ、前記二次電池から前記機器に供給する電力と前記系統電源から前記機器に供給する電力とを制御する電力制御用コントローラと、を備える電力制御システムが提案されている(特許文献2)。特許文献2では、契約電力を超過しないように、電力の使用量が増大する時間帯に、補充の電力として二次電池を使用するものである。二次電池は、SOCが所定の閾値を下回った場合、電力の使用が低下する所定の時間帯(夜間など)を迎えた場合、または過去の電力使用実績に基づいて、使用される電力の傾向を算出しておき、使用される電力の合計値が少なくなる時間帯を迎えた場合に充電される。
しかし、電力の使用が低下するタイミングやSOCの値に応じて二次電池を充電する特許文献2の電力制御システムでも、急速充電を行うにあたり、特に定電流充電時には依然として外部の電力系統からの大きな電力の供給が必要となるので、契約電力の低減効果は不十分である。
また、従来、定置型蓄電装置を備えずに、充電装置が使用する電力量を監視、制御することで、急速充電中も契約電力以下に抑える手法も提案されている。しかし、この手法では、電力需要が高まっている時間帯などは充電速度が低下するという問題があった。また、従来、受電電力を抑えつつ、急速充電を行うために、定置型蓄電装置に低速で充電する手法も提案されている。しかし、この手法では、定置型蓄電装置が放電を行うことで電気自動車等に対して急速充電行った後、次の電気自動車等に対して急速充電を行うためには、一定の時間間隔を空けることが必要となる。
さらには、定置型蓄電装置の充電状況を含めて種々の情報を取得して充電装置の使用電力を調整することで適切に急速充電を行うことも可能ではあるが、受電状況、定置型蓄電装置の充電情報、電力の需要予測などの情報を取得し、処理する必要があるので、設備が高価、複雑化してしまうという問題がある。
特開2012−228041号公報 特開2017−184326号公報
上記事情から、本発明は、外部の電力系統からの受電電力を低減しつつ、簡易な設備にて安定的な充電が可能であり、また、充電と次の充電の間隔を短時間化できる充電装置及び充電方法を提供することを目的とする。
本発明では、充電装置の充電対象である蓄電池の充電中に、該蓄電池から要求される充電電力が所定値(閾値)よりも大きくなった場合には、外部の電力系統からの受電電力と充電装置に設けられた定置型蓄電装置から放電される電力とを充電電流として用いて、該蓄電池に充電をする。また、該蓄電池の充電中に、該蓄電池から要求される充電電力が所定値(閾値)以下まで低下した場合には、定置型蓄電装置からの放電が停止され、外部の電力系統から定置型蓄電装置へ電流を供給することで、次の充電対象である蓄電池の充電に向けて、定置型蓄電装置を予め充電しておくものである。
本発明の構成の要旨は、以下の通りである。
[1]外部の電力系統に接続されたDCバスまたはACバスと、
前記DCバスまたは前記ACバスに接続された定置型蓄電装置と、
前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、蓄電池に接続可能な充電器と、
前記定置型蓄電装置の充放電及び前記充電器に接続された蓄電池の充電を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記DCバスまたは前記ACバスから供給している電流量が該制御部に予め設定された電力の閾値を超えるか否かを判定し、
前記電流量が電力の前記閾値を超える場合には、前記定置型蓄電装置から前記DCバスまたは前記ACバスを介して前記充電器へ充電電流を供給し、
前記電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、前記DCバスまたは前記ACバスから前記定置型蓄電装置へ電流を供する
ように構成された充電装置。
[2]前記外部の電力系統に接続可能な電力変換器と、
前記電力変換器に接続された前記DCバスと、
前記DCバスに接続された双方向DC/DC変換器と、
前記双方向DC/DC変換器に接続された前記定置型蓄電装置と、
前記DCバスに接続されたDC/DC変換器と、
前記DC/DC変換器に接続された前記充電器と、
前記双方向DC/DC変換器及び前記DC/DC変換器を制御することで、前記定置型蓄電装置の充放電及び前記充電器に接続された蓄電池の充電を制御する前記制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記DCバスから供給している電流量が該制御部に予め設定された電力の閾値を超えるか否かを判定し、
前記電流量が電力の前記閾値を超える場合には、前記定置型蓄電装置から前記DCバスを介して前記充電器へ充電電流を供給し、
前記電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、前記DCバスから前記定置型蓄電装置へ電流を供する
ように構成された[1]に記載の充電装置。
[3]前記DCバスに接続された第2のDC/DC変換器と、
前記第2のDC/DC変換器に接続された太陽光発電装置と、
をさらに備え、
前記制御部が、前記第2のDC/DC変換器を制御する[2]に記載の充電装置。
[4]前記DCバスに接続された第3のDC/DC変換器と、
前記第3のDC/DC変換器に接続され、移動式発電装置と接続可能なコネクタと、
をさらに備え、
前記制御部が、前記第3のDC/DC変換器を制御する[2]または[3]に記載の充電装置。
[5]前記充電器が、1つまたは複数である[1]乃至[4]のいずれか1つに記載の充電装置。
[6]電力の前記閾値が、任意の契約電力以下である[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の充電装置。
[7]前記契約電力が、前記充電器に供給される前記充電電流の電力の平均値以下である[6]に記載の充電装置。
[8]前記制御部は、前記蓄電池への充電を定電流充電で開始し、充電率の上昇に合わせて前記蓄電池への充電電流の電流量を低下させるように構成されている[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の充電装置。
[9]前記電力変換器は、定電流または定電力で電力供給し、前記定置型蓄電装置は、前記DCバスが定電圧となるよう充放電を行う[2]に記載の充電装置。
[10]前記定置型蓄電装置が、リチウムイオン蓄電池または鉛蓄電池である[1]乃至[9]のいずれか1つに記載の充電装置。
[11]前記蓄電池が、電気自動車(EV)に搭載された蓄電池である[1]乃至[10]のいずれか1つに記載の充電装置。
[12]前記電力変換器が、交流電力系統の交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換器または直流電力系統に接続されたDC/DC変換器である、[2]に記載の充電装置。
[13]外部の電力系統に接続されたDCバスまたはACバスと、
前記DCバスまたは前記ACバスに接続された定置型蓄電装置と、
前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、蓄電池に接続可能な充電器と、を備える充電装置により、蓄電池を充電する方法であって、
前記DCバスまたは前記ACバスから供給している電流量が予め設置された電力の閾値を超えるか否かを判定するステップと、
前記電流量が電力の前記閾値を超える場合には、前記定置型蓄電装置から前記DCバスまたは前記ACバスを介して前記充電器へ電流を供給するステップと、
前記電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、前記定置型蓄電装置へ充電するステップとを含む、充電方法。
[14]前記電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、前記定置型蓄電装置へ充電するステップの後、前記蓄電池へ充電する電力と前記定置型蓄電装置へ充電する電力の合計が電力の前記閾値を超えるか否かを判定するステップをさらに含む、[13]に記載の充電方法。
[15]前記蓄電池へ充電する電力と前記定置型蓄電装置へ充電する電力の合計が電力の前記閾値を超える場合には、前記定置型蓄電装置への充電を停止するステップをさらに含む、[14]に記載の充電方法。
ここで、「電力変換器」とは、充電装置外部の電力系統の電力とDCバスの直流電力との変換を行う変換器である。外部の電力系統が交流電力系統である場合には、AC/DC変換器であり、外部の電力系統が直流電力系統である場合には、DC/DC変換器となる。電力系統からDCバスへの単方向の電力変換器であってもよいし、双方向の電力変換を行う電力変換器であってもよい。
本発明では、充電装置の充電対象である蓄電池を充電する際に、該蓄電池から要求される充電電力の大小に応じて充放電可能な定置型蓄電装置を充電装置が備えることで、外部の電力系統から供給される電力を、該蓄電池から要求される充電電力よりも低減させるものである。すなわち、充電装置の充電対象である蓄電池から要求される充電電力が所定値(閾値)よりも大きくなった場合には、外部の電力系統からの受電電力と定置型蓄電装置から放電される電力とを充電電流として用いて該蓄電池を充電していき、充電対象である蓄電池が充電中であっても、該蓄電池から要求される充電電力が所定値(閾値)以下まで低下したタイミングで、定置型蓄電装置が充電される。従って、本発明の態様によれば、外部の電力系統からの受電電力を低減しつつ、安定的な充電が可能であり、また、充電と次の充電の間隔を短時間化できる。
また、本発明の態様によれば、予め設定された電力の所定値(閾値)に基づいて定置型蓄電装置の充放電を行うので、充電装置を簡略化でき、充電設備以外の負荷設備を持たない場合や、蓄電池に接続可能な充電器が1基のみ導入されている場合でも、効率的に運用することができる。
本発明の態様によれば、太陽光発電装置をさらに備えることにより、外部の電力系統から供給される電力をさらに削減でき、また、定置型蓄電装置の負荷を低減できる。
本発明の態様によれば、移動式発電装置と接続可能なコネクタをさらに備えることにより、移動式発電装置をコネクタに接続することで、外部の電力系統からの電力供給が停止しても、充電対象である蓄電池を充電することができる。
本発明の態様によれば、電力の閾値が契約電力以下であり、該契約電力が充電器に供給される充電電流の電力の平均値以下であることにより、定置型蓄電装置の充放電のバランスが向上して、外部の電力系統からの受電電力をさらに低減しつつ、充電と次の充電の間隔をより短時間化することができる。
本発明の第1実施例である充電装置の概略構成図である。 本発明の第1実施例である充電方法のフローチャートである。 本発明の第2実施例である充電装置の概略構成図である。 本発明の第3実施例である充電装置の概略構成図である。 本発明の第4実施例である充電装置の概略構成図である。 定電流定電圧法による充電の説明図である。
<第1実施例>
本発明の第1実施例である充電装置1の概略構成図を図1に示す。充電装置1は、外部の交流電力系統10に接続可能で、交流電力系統10から入力される交流電力を直流電力に変換して出力するAC/DC変換器11と、AC/DC変換器11の出力に接続されたDCバス19と、DCバス19に接続され、DCバス19から入力される直流電力を充電対象である蓄電池の充電電圧に変換して出力するDC/DC変換器13と、DC/DC変換器13に接続された、充電対象である蓄電池と接続可能な充電器(充電装置1では、EV充電器17)と、DCバス19に接続され、DCバス19から入力される直流電力を定置型蓄電装置14の充電電圧に変換して出力する双方向DC/DC変換器12と、を備える。充電装置1では、蓄電池は、例えば、電気自動車(EV)に搭載された蓄電池である車載蓄電池18である。DC/DC変換器13の出力は、EV充電器17と接続され、車載蓄電池18がEV充電器17と接続されて車載蓄電池18が充電される。定置型蓄電装置14は、充電装置1の設備内蓄電装置である。
充電装置1では、定置型蓄電装置14とEV充電器17を、それぞれ、1つ備えている。
さらに、充電装置1は、制御部16を備える。制御部16は、MPUと、MPUに接続されたメモリおよび通信インターフェイスを備え、DIOやイーサネット(登録商標)などのネットワークを介して、双方向DC/DC変換器12、DC/DC変換器13と接続され、制御を行う。
なお、AC/DC変換器11は、外部の交流電力系統10に対して、上限を超える電力を取り込むことがないよう、制御部16で制御されている。
また、双方向DC/DC変換器12とDC/DC変換器13の定格出力電流は、AC/DC変換器11の定格出力電流以上である。第1実施例の充電装置1では、双方向DC/DC変換器12とDC/DC変換器13の定格出力電流は、AC/DC変換器11の定格出力電流と同一としている。
また、充電装置1では、制御部16に接続された通信部(図示せず)をさらに備えていてもよい。通信部は、制御部16とEV充電器17とに接続され、車載蓄電池18に接続されるEV充電器17と通信(例えばCAN通信)を行うことができる。通信部は、EV充電器17と車載蓄電池18との接続状態を検出し、車載蓄電池18の電池状態を監視して制御部16に提供し、また、制御部16からの情報を、EV充電器17を介して車載蓄電池18に提供する通信インターフェイスである。
制御部16は、双方向DC/DC変換器12及びDC/DC変換器13を制御することで、定置型蓄電装置14の充放電及びEV充電器17に接続された車載蓄電池18の充電を制御する。制御部16は、メモリに格納されたプログラム命令をMPUで実行することにより、充電プロセスを実行する。充電プロセスの詳細は後述する。制御部16は、双方向DC/DC変換器12とDC/DC変換器13の入出力電流、入出力電圧および入出力電力を監視及び制御する。例えば、急速充電における定電流充電時の充電電流量は、制御部16が双方向DC/DC変換器12とDC/DC変換器13の出力電流量を制御することによって供給する。また、急速充電における定電圧充電時には、制御部16は、双方向DC/DC変換器12の入力電力とDC/DC変換器13の出力電圧を制御し、また、DC/DC変換器13から供給している電流量を取得する。
次に、本発明に係る充電方法の一実施例である充電装置1の動作について、図2のフローチャート20を参照しながら説明する。充電装置1の使用者が充電装置1の設置場所に電気自動車(EV)を停車させ、EV充電器17に電気自動車の車載蓄電池18を接続し、充電装置1の操作部から電気自動車の充電開始を充電装置1に要求する。制御部16は、充電装置1の操作部から充電開始の指示を受け取り、充電装置1の通信部から、EV充電器17への車載蓄電池18の接続が確認されると、EV充電器17から車載蓄電池18への充電プロセスを開始する(ステップ21)。次に、制御部16は、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値以下であるか否か判定する(ステップ22)。制御部16が判定する電力の閾値は、制御部16に予め設定されている。制御部16に予め設定される電力の閾値は、採算性から、任意の契約電力以下とする。
例えば、急速充電では、図6に示すように、充電開始直後の定電流充電時には大きな電力の供給が必要となり、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値を超えるので、ステップ27へ進み、制御部16が双方向DC/DC変換器12を制御して定置型蓄電池14からDCバス19へ所定値の電力が供給され、定置型蓄電池14からDCバス19へ供給された電力は充電電流としてEV充電器17へ供給される。ステップ27では、定電流充電時の必要電力と電力の閾値との差は、定置型蓄電池14からDCバス19へ供給される電力、すなわち、定置型蓄電池14が放電する電力で補充される。
次に、制御部16は、EV充電器17から車載蓄電池18への充電が完了したか否かを判定する(ステップ28)。充電が完了していないと制御部16が判定した場合には、ステップ22に戻り、制御部16は、再度、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値以下であるか否か判定する(ステップ22)。充電装置1が、依然として、定電流充電を行っている場合には、制御部16はEV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値を超えると判定するので、再度、ステップ27へ進み、定置型蓄電池14からDCバス19への電力供給が継続される。
充電装置1が急速充電を行う場合、制御部16は、車載蓄電池18への充電を定電流充電で開始し、車載蓄電池18の充電率の上昇に合わせて車載蓄電池18への充電電流の電流量を低下させるように構成されている。上記から、充電装置1からの充電によって車載蓄電池18の充電率が上昇して、充電装置1が定電流充電から定電圧充電へ移行し、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が所定量まで低下すると、ステップ22にて、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値以下と制御部16は判定するので、ステップ23に進む。なお、ステップ22にて、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値以下と制御部16が判定する際の車載蓄電池18の充電率としては、例えば、40%〜60%の範囲、好ましくは50%〜60%の範囲が挙げられる。
次に、制御部16が双方向DC/DC変換器12を制御してDCバス19から定置型蓄電池14へ所定値の電力が供給されて、定置型蓄電池14の充電が開始される。このとき、EV充電器17から車載蓄電池18への定電圧充電も並行している(ステップ23)。ステップ23では、制御部16は、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量とDCバス19から定置型蓄電池14への電流量の合計(総電流量)が閾値以下となるように、DCバス19から定置型蓄電池14への電流量を制御する。DCバス19から定置型蓄電池14へ電力が供給されて定置型蓄電池14が充電されることで、定置型蓄電池14は、次の電気自動車の充電に対応する準備を進める。なお、電力変換器であるAC/DC変換器11は、定電流または定電力でDCバス19へ電力供給し、定置型蓄電装置14は、DCバス19の電圧が定電圧となるように充放電を行う。
次に、制御部16は、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量とDCバス19から定置型蓄電池14への電流量の合計(総電流量)が閾値以下を維持しているか否かを監視する(ステップ24)。総電流量が閾値以下を維持している場合には、ステップ23に戻り、EV充電器17から車載蓄電池18への電力供給とDCバス19から定置型蓄電池14への電力供給をそのまま継続し、ステップ28へ進む。
次に、制御部16は、EV充電器17から車載蓄電池18への充電が完了したか否かを判定する(ステップ28)。充電が完了したと制御部16が判定した場合には、車載蓄電池18への充電を終了する。このとき、定置型蓄電池14への電力供給が十分ではない場合には、定置型蓄電池14への電力供給をそのまま継続し、定置型蓄電池14への充電が完了したと制御部16が判定した時点で、充電装置1の充電プロセスが終了する。
一方で、車載蓄電池18の充電状況の変化等により、ステップ24にて、総電流量が閾値を超えることが検知された場合には、ステップ25へ進む。ステップ25にて、制御部16は、DCバス19から定置型蓄電池14への電力供給を停止して、DCバス19からの電流量が閾値以下となるように制御する。なお、DCバス19から定置型蓄電池14への電力供給の停止に代えて、DCバス19から定置型蓄電池14への電流量を抑制して、総電流量が閾値以下となるように制御してもよい。
次に、制御部16は、DCバス19からの電流量が閾値以下を維持しているか否かを監視する(ステップ26)。DCバス19からの電流量が閾値以下をそのまま維持している場合には、ステップ22に戻り、制御部16は、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値以下であるか否か判定する(ステップ22)。ステップ22にて、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値以下と制御部16が判定すると、ステップ23に進み、DCバス19から定置型蓄電池14への電力供給を再開し、定置型蓄電池14の充電を進める。このとき、EV充電器17から車載蓄電池18への定電圧充電も並行して維持されている。一方で、車載蓄電池18の充電状況の変化等により、DCバス19からの電流量が閾値以下を維持できていない場合には、ステップ27へ進む。
ステップ27では、上記の通り、制御部16が双方向DC/DC変換器12を制御して定置型蓄電池14からDCバス19へ所定値の電力が供給され、定置型蓄電池14からDCバス19へ供給された電力は充電電流としてEV充電器17へ供給される。
次に、制御部16は、EV充電器17から車載蓄電池18への充電が完了したか否かを判定する(ステップ28)。充電が完了したと制御部16が判定した場合には、充電を終了する。
定置型蓄電装置14としては、例えば、リチウムイオン蓄電池、鉛蓄電池等が挙げられる。また、定置型蓄電装置14として、蓄電池以外の蓄電装置、例えば、超電導フライホール蓄電システム、電気二重層キャパシタ等を使用してもよい。
このように、充電装置1では、充電対象である車載蓄電池18を充電する際に、車載蓄電池18から要求される充電電力の大小に応じて充放電可能な定置型蓄電装置14を設備内に備えることで、外部の交流電力系統10から供給される電力を、車載蓄電池18から要求される充電電力よりも低減させることができる。車載蓄電池18から要求される充電電力が、予め充電装置1に設定された閾値よりも大きくなった場合には、外部の交流電力系統10からの受電電力と定置型蓄電装置14から放電される電力とを充電電流として用いて車載蓄電池18を充電していき、車載蓄電池18が充電中であっても、車載蓄電池18から要求される充電電力が閾値以下まで低下したタイミングで、定置型蓄電装置14が充電される。従って、充電装置1では、外部の交流電力系統10からの受電電力を低減しつつ、安定的な車載蓄電池18の充電が可能であり、また、車載蓄電池18の充電と次の車載蓄電池18の充電の間隔を短時間化できる。
また、充電装置1では、予め設定された電力の閾値に基づいて設備内充電装置である定置型蓄電装置14の充放電を行う。従って、充電装置1の構造を簡略化でき、充電設備以外の負荷設備を持たない場合や、車載蓄電池18に接続可能なEV充電器17を1基のみ備えている場合でも、効率的に車載蓄電池18の充電を行うことができる。
さらに、充電装置1は、EV充電器17は、独自に電気自動車の要求に従って、DC/DC変換器13を介してDCバス19から電力を取り込んで、車載蓄電池18へ充電する。従って、充電装置1では、DCバス19の電圧を維持する制御を行うことで、他の負荷から独立して安定的に車載蓄電池18を充電することができる。
上記の通り、電力の閾値は、任意の契約電力以下であるが、定置型蓄電装置14の充放電のバランスが向上して、外部の交流電力系統10からの受電電力をさらに低減しつつ、車載蓄電池18の充電と次の車載蓄電池18の充電の間隔をより短時間化することができる点から、電力の閾値は、EV充電器17に供給される充電電流の電力の平均値以下に設定することが好ましい。
<第2実施例>
本発明の第2実施例である充電装置2の概略構成図を図3に示す。第1実施例の充電装置1では、DCバス19からの電力と定置型蓄電装置14から放電された電力がEV充電器17に供給されて、車載蓄電池18が充電されていた。これに対し、図3に示すように、第2実施例の充電装置2では、DCバス39に、さらに太陽光発電パネル40が接続されている。太陽光発電パネル40は、第2のDC/DC変換器43を介してDCバス39に接続されている。太陽光発電パネル40で発電された電力は、DCバス39に供給され、DCバス39からEV充電器37に供給され、EV充電器37に接続される車載蓄電池38が充電される。すなわち、太陽光発電パネル40は、外部の交流電力系統30と併用可能な充電装置2の電力源である。
制御部36は、定置型蓄電池34に接続された双方向DC/DC変換器32、EV充電器37に接続されたDC/DC変換器(第1のDC/DC変換器33)及び第2のDC/DC変換器43と接続されている。また、制御部36は、双方向DC/DC変換器32と第1のDC/DC変換器33の入出力電流、入出力電圧および入出力電力を監視及び制御することに加えて、第2のDC/DC変換器43の入出力電流、入出力電圧および入出力電力も監視及び制御する。
充電装置2の、外部の交流電力系統30、AC/DC変換器31、DCバス39、双方向DC/DC変換器32、第1のDC/DC変換器33の接続関係は、充電装置1の、外部の交流電力系統10、AC/DC変換器11、DCバス19、双方向DC/DC変換器12、DC/DC変換器13の接続関係と同様である。
充電装置2では、日中は、車載蓄電池38から要求される電力が充電装置2に設定されている閾値を超える場合でも、太陽光発電パネル40からの発電と定置型蓄電池34からの放電で車載蓄電池38を充電でき、車載蓄電池38から要求される電力が充電装置2に設定されている閾値以下となった場合には、太陽光発電パネル40から定置型蓄電装置34へ電力を供給して定置型蓄電装置34を充電することができる。また、夜間では、太陽光発電パネル40からの発電を外部の交流電力系統30からの電力供給に切り替えることができる。なお、充電装置2では、太陽光発電パネル40を補充電力源として使用することもできる。
充電装置2では、太陽光発電パネル40をさらに備えることにより、外部の交流電力系統30から供給される電力をさらに削減でき、また、定置型蓄電装置34の負荷を低減できる。
<第3実施例>
本発明の第3実施例である充電装置2の概略構成図を図4に示す。第1実施例の充電装置1では、DCバス19からの電力と定置型蓄電装置14から放電された電力がEV充電器17に供給されて、車載蓄電池18が充電されていた。これに対し、図4に示すように、第3実施例の充電装置3では、DCバス59に、さらに移動式発電機60と接続可能なコネクタ61が接続されている。コネクタ61は、第3のDC/DC変換器63を介してDCバス59に接続されている。移動式発電機60で発電された電力は、DCバス59に供給され、DCバス59からEV充電器57に供給され、EV充電器57に接続される車載蓄電池58が充電される。すなわち、移動式発電機60は、外部の交流電力系統50からの電力供給が停止された場合の非常用の電力源である。
制御部56は、定置型蓄電池54に接続された双方向DC/DC変換器52、EV充電器57に接続されたDC/DC変換器(第1のDC/DC変換器53)及び第3のDC/DC変換器63と接続されている。また、制御部56は、双方向DC/DC変換器52と第1のDC/DC変換器53の入出力電流、入出力電圧および入出力電力を監視及び制御することに加えて、第3のDC/DC変換器63の入出力電流、入出力電圧および入出力電力も監視及び制御する。
充電装置3の、外部の交流電力系統50、AC/DC変換器51、DCバス59、双方向DC/DC変換器52、第1のDC/DC変換器53の接続関係は、充電装置1の、外部の交流電力系統10、AC/DC変換器11、DCバス19、双方向DC/DC変換器12、DC/DC変換器13の接続関係と同様である。
充電装置3では、外部から運び込んだ移動式発電機60をコネクタ61に接続し、移動式発電機60を稼働させることで、外部の交流電力系統50からの電力供給が停止された状況であっても、車載蓄電池58から要求される電力が充電装置3に設定されている閾値を超える場合でも、移動式発電機60からの発電と定置型蓄電池54からの放電で車載蓄電池58を充電でき、車載蓄電池58から要求される電力が充電装3に設定されている閾値以下となった場合には、移動式発電機60から定置型蓄電装置54へ電力を供給して定置型蓄電装置54を充電することができる。
充電装置3では、移動式発電装置60と接続可能なコネクタ61をさらに備えることにより、移動式発電装置60をコネクタ61に接続することで、外部の交流電力系統50からの電力供給が停止されても、車載蓄電池58を充電装置1と同様の充電プロセスにて充電することができる。
<第4実施例>
本発明の第4実施例である充電装置4の概略構成図を図5に示す。第1実施例の充電装置1では、車載蓄電池18が接続されるEV充電器17の設置数は1つであった。これに対し、図5に示すように、第4実施例の充電装置4では、EV充電器77の設置数は複数である。また、充電装置4では、EV充電器77の設置数が複数であることに対応して、DCバス79から入力される直流電力を充電対象の充電電圧に変換して出力するDC/DC変換器73を複数備えている。充電装置4では、EV充電器77の設置数は2つ(EV充電器77a、77b)であり、EV充電器77a、77bは、それぞれ、対応するDC/DC変換器73a、73bと接続されている。外部の交流電力系統70から供給された電力は、DCバス79に供給され、DCバス79から複数のEV充電器77a、77bに供給され、複数のEV充電器77a、77bとそれぞれ接続される複数の車載蓄電池78a、78bが並行して充電される。
制御部76は、定置型蓄電池74に接続された双方向DC/DC変換器72、EV充電器77a、77bにそれぞれ接続されたDC/DC変換器73a、73bと接続されている。また、制御部76は、双方向DC/DC変換器72と2つのDC/DC変換器73a、73bの入出力電流、入出力電圧および入出力電力を監視及び制御する。
充電装置4の、外部の交流電力系統70、AC/DC変換器71、DCバス79、双方向DC/DC変換器72、複数のDC/DC変換器73a、73bの接続関係は、充電装置1の、外部の交流電力系統10、AC/DC変換器11、DCバス19、双方向DC/DC変換器12、DC/DC変換器13の接続関係と同様である。なお、複数のEV充電器77a、77bを備える充電装置4では、必要に応じて、充電装置1の定置型蓄電池14の電力よりも大きい電力を供給できる定置型蓄電池74を設置してもよい。
充電装置4のように、複数のEV充電器77a、77bを備えても、充電装置1と同様の充電プロセスにて、他の負荷から独立して安定的に複数の車載蓄電池78a、78bを並行して充電することができる。
次に、本発明の充電装置について、他の実施態様を説明する。上記各実施例では、それぞれ、DCバス19、39、59、79を備えていたが、これに代えて、ACバスとしてもよい。ACバスとすることで、電力変換器であるAC/DC変換器を備えず、また、DC/DC変換器を備えなくてもよい充電装置とすることができる。ACバスを備えた充電装置では、ACバスに接続された定置型蓄電装置と、ACバスに接続された、車載蓄電池に接続可能なEV充電器を備えている。また、本発明の充電装置の使用条件等に応じて、上記各実施例における、充電対象である蓄電池と接続可能な充電器17、37、57、77と接続されているDC/DC変換器13、33、53、77は、双方向DC/DC変換器としてもよい。また、上記各実施例では、EV充電器17、37、57、77を電気自動車の車載蓄電池18、38、58、78に接続していたが、これに代えて、ワイヤレス電力電送方式にて、本発明の充電装置から車載蓄電池への充電(すなわち、非接触充電)を行ってもよい。
また、上記各実施例の充電装置1、2、3、4では、それぞれ、設備内蓄電池である定置型蓄電池14、34、54、74は1つであったが、これに代えて、それぞれ、複数の定置型蓄電池14、34、54、74を備えてもよい。
また、外部の電力系統以外の電力源として、移動式発電機60と接続可能なコネクタ61と太陽光発電パネル40とを備えた充電装置としてもよい。
以上、本発明の充電装置及び充電方法に関する説明を行ったが、本発明は上記実施形態に係る充電装置及び充電方法に限定されるものではなく、例えば、本発明の充電装置及び充電方法は、家庭用や業務用の蓄電池など電気自動車の車載蓄電池以外の蓄電池の充電にも適用することが可能である。
1、2、3、4 充電装置
11、31、51、71 AC/DC変換器
12、32、52、72 双方向DC/DC変換器
14、34、54、74 定置型蓄電池
16、36、56、76 制御部
17,37、57、77a、77b EV充電器
19、39、59、79 DCバス

Claims (15)

  1. 外部の電力系統に接続されたDCバスまたはACバスと、
    前記DCバスまたは前記ACバスに接続された定置型蓄電装置と、
    前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、蓄電池に接続可能な充電器と、
    前記定置型蓄電装置の充放電及び前記充電器に接続された蓄電池の充電を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記DCバスまたは前記ACバスから供給している電流量が該制御部に予め設定された電力の閾値を超えるか否かを判定し、
    前記電流量が電力の前記閾値を超える場合には、前記定置型蓄電装置から前記DCバスまたは前記ACバスを介して前記充電器へ充電電流を供給し、
    前記電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、前記DCバスまたは前記ACバスから前記定置型蓄電装置へ電流を供する
    ように構成された充電装置。
  2. 前記外部の電力系統に接続可能な電力変換器と、
    前記電力変換器に接続された前記DCバスと、
    前記DCバスに接続された双方向DC/DC変換器と、
    前記双方向DC/DC変換器に接続された前記定置型蓄電装置と、
    前記DCバスに接続されたDC/DC変換器と、
    前記DC/DC変換器に接続された前記充電器と、
    前記双方向DC/DC変換器及び前記DC/DC変換器を制御することで、前記定置型蓄電装置の充放電及び前記充電器に接続された蓄電池の充電を制御する前記制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記DCバスから供給している電流量が該制御部に予め設定された電力の閾値を超えるか否かを判定し、
    前記電流量が電力の前記閾値を超える場合には、前記定置型蓄電装置から前記DCバスを介して前記充電器へ充電電流を供給し、
    前記電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、前記DCバスから前記定置型蓄電装置へ電流を供する
    ように構成された請求項1に記載の充電装置。
  3. 前記DCバスに接続された第2のDC/DC変換器と、
    前記第2のDC/DC変換器に接続された太陽光発電装置と、
    をさらに備え、
    前記制御部が、前記第2のDC/DC変換器を制御する請求項2に記載の充電装置。
  4. 前記DCバスに接続された第3のDC/DC変換器と、
    前記第3のDC/DC変換器に接続され、移動式発電装置と接続可能なコネクタと、
    をさらに備え、
    前記制御部が、前記第3のDC/DC変換器を制御する請求項2または3に記載の充電装置。
  5. 前記充電器が、1つまたは複数である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の充電装置。
  6. 電力の前記閾値が、任意の契約電力以下である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の充電装置。
  7. 前記契約電力が、前記充電器に供給される前記充電電流の電力の平均値以下である請求項6に記載の充電装置。
  8. 前記制御部は、前記蓄電池への充電を定電流充電で開始し、充電率の上昇に合わせて前記蓄電池への充電電流の電流量を低下させるように構成されている請求項1乃至7のいずれか1項に記載の充電装置。
  9. 前記電力変換器は、定電流または定電力で電力供給し、前記定置型蓄電装置は、前記DCバスが定電圧となるよう充放電を行う請求項2に記載の充電装置。
  10. 前記定置型蓄電装置が、リチウムイオン蓄電池または鉛蓄電池である請求項1乃至9のいずれか1項に記載の充電装置。
  11. 前記蓄電池が、電気自動車(EV)に搭載された蓄電池である請求項1乃至10のいずれか1項に記載の充電装置。
  12. 前記電力変換器が、交流電力系統の交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換器または直流電力系統に接続されたDC/DC変換器である、請求項2に記載の充電装置。
  13. 外部の電力系統に接続されたDCバスまたはACバスと、
    前記DCバスまたは前記ACバスに接続された定置型蓄電装置と、
    前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、蓄電池に接続可能な充電器と、を備える充電装置により、蓄電池を充電する方法であって、
    前記DCバスまたは前記ACバスから供給している電流量が予め設置された電力の閾値を超えるか否かを判定するステップと、
    前記電流量が電力の前記閾値を超える場合には、前記定置型蓄電装置から前記DCバスまたは前記ACバスを介して前記充電器へ電流を供給するステップと、
    前記電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、前記定置型蓄電装置へ充電するステップとを含む、充電方法。
  14. 前記電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、前記定置型蓄電装置へ充電するステップの後、前記蓄電池へ充電する電力と前記定置型蓄電装置へ充電する電力の合計が電力の前記閾値を超えるか否かを判定するステップをさらに含む、請求項13に記載の充電方法。
  15. 前記蓄電池へ充電する電力と前記定置型蓄電装置へ充電する電力の合計が電力の前記閾値を超える場合には、前記定置型蓄電装置への充電を停止するステップをさらに含む、請求項14に記載の充電方法。
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