JP2021097463A - 充電装置及び充電方法 - Google Patents

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Kengo Nakao
健吾 中尾
純夫 可知
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純夫 可知
真寛 力宗
Masahiro Rikiso
真寛 力宗
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秀人 中村
淳一 笠原
Junichi Kasahara
淳一 笠原
飛鳥 阿部
Asuka Abe
飛鳥 阿部
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Abstract

【課題】電力系統からの受電電力を低減しつつ、充電時間と次の充電までの間隔を短縮できる充電装置を提供する。【解決手段】充電装置1は、外部電力系統に接続されたDCバスまたはACバス(以降バスと称す)と、バスに接続された放電レートが0.5C未満である第1の定置型蓄電装置と、バスに接続された放電レートが0.5C以上である第2の定置型蓄電装置と、バスに接続された充電器と、第1及び第2の定置型蓄電装置の充放電及び充電器に接続された蓄電池の充電を制御する制御部とを備え、制御部は、充電器へ供給される充電電流量が予め設定された電力の閾値を超えるか否かを判定し、閾値を超える場合には、第1及び第2の定置型蓄電装置から充電器へ充電電流を供給し、閾値以下となった場合に、第2の定置型蓄電装置からの供給を停止し、第1の定置型蓄電装置から充電器へ充電電流を供する。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電池の充電装置および充電方法に関し、特に、放電レートが異なる複数の定置型蓄電装置を用いることで、外部の電力系統からの電力を抑えつつ急速充電可能な蓄電池の充電装置および充電方法に関する。
電気自動車(EV)の普及により、出発地と目的地間を移動中の充電、すなわち経路充電の機会が増え、経路充電に使用する充電装置の普及が進められている。経路充電では蓄電池の充電にかかる時間の短縮が要求される。充電にかかる時間を短縮するために、個々のEVの蓄電池の充電時間を短くする充電方法で充電を行うことが考えられる。ただし、蓄電池に過度な負担がかかる充電方法では、蓄電池の状態を急激に劣化させるため望ましくない。
蓄電池への負担が少なく比較的短時間で充電を行う方法として、定電流充電後に定電圧充電に移行して充電を行う定電流定電圧法による急速充電がある。図7に、定電流定電圧法で充電を行ったときの充電電流と蓄電池の充電率の時間的変化の例を示す。横軸は充電時間、縦軸は電流値または蓄電池の充電率であり、曲線101、102、103は、充電開始時(t)の充電率がそれぞれ25%、35%および50%の蓄電池を充電したときの充電電流の変化を示した充電電流を示す。また、曲線105、106、107は、充電開始時(t)の充電率がそれぞれ25%、35%および50%の蓄電池を充電したときの充電率の変化を示す。
充電開始時(t)の充電率が25%の蓄電池の充電電流曲線101を例にとって急速充電方式の説明を行う。まず、充電開始(t)から移行時点(t)まで、一定の電流値Imaxで充電を行う。電流値Imaxは任意に設定可能であるが、効率の観点から充電装置の定格出力電流値に設定されることが一般的である。同時に、蓄電池の受入可能電流の最大定格を超えないようにする。
移行時点(t)で定電流充電から定電圧充電に移行して充電終了時(t)まで充電を行う。定電圧充電とは蓄電池の端子間電圧が一定となるように充電電流を制御して充電を行う方法である。充電電流101は、充電率105の上昇とともに、次第に小さくなっていく。定電流充電から定電圧充電に移行するタイミングは、一般的には、充電率や蓄電池の特性などを考慮して決定する。図7では、初期充電率に応じて移行のタイミングを設定しており、このため35%の蓄電池(充電電流曲線102)の蓄電池の充電では、より短いtで定電圧充電に移行している。ただし、定電圧充電に切り替えたときに電流値Imaxを超える充電電流が流れないようにする。
充電終了時(t)も任意に設定可能であり、一般的には、所定の充電率に達した時点で充電終了とする。図7では、充電率が約80%に達した時点で充電を終了している。充電率が100%に近い状態まで充電を行ってしまうと、かえって蓄電池の寿命が短くなってしまうからである。充電終了(t)により、充電電流値101は0になる。
定電流定電圧法による急速充電を行うことにより、EVの蓄電池の充電時間を短くすることができるが、外部の電力系統からの受電電力(契約電力)が大きくなり、採算性が得られない。そこで、契約電力と設備の電力設備容量のいずれか小さい方を最大利用可能電力として、前記設備に含まれる充電器のうち最大利用可能電力の下で利用可能な充電器の台数を決定する充電制御装置が提案されている(特許文献1)。特許文献1の充電制御装
置では、EVの充電台数を契約電力の範囲内とすることで採算性を確保しつつ、補助の電力として設備内蓄電池が備えられている。特許文献1では、電力需要の低く電気料金の安い時間帯に設備内蓄電池を充電しておき、設備内蓄電池に蓄電した電気をEVの充電に利用することで、経済的にEVの充電を行うものである。
しかし、電力需要の低く電気料金の安い時間帯に設備内蓄電池を充電しておく特許文献1の充電制御装置では、急速充電を繰り返し行うにあたり、特に定電流充電時には依然として外部の電力系統からの大きな電力の供給が必要となるので、契約電力の低減効果は不十分である。
また、補助の電力として設備内蓄電池を用いた電力制御システムとして、機器に電力の供給を行う充電器と、前記充電器と接続される二次電池と、系統電源に接続された負荷と、前記充電器に備えられ、前記二次電池から前記機器に供給する電力と前記系統電源から前記機器に供給する電力とを制御する電力制御用コントローラと、を備える電力制御システムが提案されている(特許文献2)。特許文献2の電力制御システムでは、契約電力を超過しないように、電力の使用量が増大する時間帯に、補充の電力として二次電池を使用するものである。二次電池は、SOCが所定の閾値を下回った場合、電力の使用が低下する所定の時間帯(夜間など)を迎えた場合、または過去の電力使用実績に基づいて、使用される電力の傾向を算出しておき、使用される電力の合計値が少なくなる時間帯を迎えた場合に充電される。
しかし、電力の使用が低下するタイミングやSOCの値に応じて二次電池を充電する特許文献2の電力制御システムでも、急速充電を繰り返し行うにあたり、特に定電流充電時には依然として外部の電力系統からの大きな電力の供給が必要となるので、契約電力の低減効果は不十分である。
また、従来、定置型蓄電装置を備えずに、充電装置が使用する電力量を監視、制御することで、急速充電中も契約電力以下に抑える手法も提案されている。しかし、この手法では、電力需要が高まっている時間帯などは充電速度が低下するという問題があった。また、従来、受電電力を抑えつつ、急速充電を行うために、設備内の定置型蓄電装置に低速で充電する手法も提案されている。しかし、この手法では、定置型蓄電装置が放電を行うことで電気自動車等に対して急速充電行った後、次の電気自動車等に対して急速充電を行うためには、定置型蓄電装置を十分に充電するまでに一定の時間間隔を空けることが必要となる。
さらには、定置型蓄電装置の充電状況等、種々の情報を取得して充電装置の使用電力を調整することで、急速充電を行うことも可能ではあるが、充電器に接続された蓄電池の受電状況、定置型蓄電装置の充電情報、電力の需要予測などの情報を取得し、処理する必要があるので、充電装置が高価、複雑化してしまうという問題がある。
特開2012−228041号公報 特開2017−184326号公報
上記事情から、本発明は、外部の電力系統からの受電電力を低減しつつ、簡易な設備にて安定的に短時間での充電が可能であり、また、充電と次の充電の時間間隔を短縮化できる充電装置及び充電方法を提供することを目的とする。
本発明では、充電装置の充電対象である蓄電池の充電中に、該蓄電池から要求される充電電力が所定値(閾値)よりも大きい場合には、充電装置に設けられた、放電レートが0.5C未満である第1の定置型蓄電装置から放電される電力と放電レートが0.5C以上である第2の定置型蓄電装置から放電される電力と必要に応じて外部の電力系統からの受電電力とを充電電流として用いて、該蓄電池に充電をする。また、該蓄電池の充電中に、該蓄電池から要求される充電電力が所定値(閾値)以下まで低下した場合には、第2の定置型蓄電装置からの放電が停止され、第1の定置型蓄電装置と必要に応じて外部の電力系統から蓄電池へ電流を供給することで、次の充電対象である蓄電池の充電に向けて、第2の定置型蓄電装置を準備しておくものである。
本発明の構成の要旨は、以下の通りである。
[1]外部の電力系統に接続されたDCバスまたはACバスと、
前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、放電レートが0.5C未満である第1の定置型蓄電装置と、
前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、放電レートが0.5C以上である第2の定置型蓄電装置と、
前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、蓄電池に接続可能な充電器と、
前記第1の定置型蓄電装置の充放電、前記第2の定置型蓄電装置の充放電及び前記充電器に接続された蓄電池の充電を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記充電器へ供給されている充電電流量が該制御部に予め設定された電力の閾値を超えるか否かを判定し、
前記充電器への充電電流量が電力の前記閾値を超える場合には、前記第1の定置型蓄電装置及び前記第2の定置型蓄電装置から前記DCバスまたは前記ACバスを介して前記充電器へ充電電流を供給し、
前記充電器への充電電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、前記第2の定置型蓄電装置から前記充電器への充電電流の供給を停止し、前記第1の定置型蓄電装置から前記充電器へ充電電流を供する
ように構成された充電装置。
[2]前記外部の電力系統に接続可能な電力変換器と、
前記電力変換器に接続された前記DCバスと、
前記DCバスに接続された第1の双方向DC/DC変換器と、
前記第1の双方向DC/DC変換器に接続された前記第1の定置型蓄電装置と、
前記DCバスに接続された第2の双方向DC/DC変換器と、
前記第2の双方向DC/DC変換器に接続された前記第2の定置型蓄電装置と、
前記DCバスに接続されたDC/DC変換器と、
前記DC/DC変換器に接続された前記充電器と、
前記第1の双方向DC/DC変換器、前記第2の双方向DC/DC変換器及び前記DC/DC変換器を制御することで、前記第1の定置型蓄電装置の充放電、前記第2の定置型蓄電装置の充放電及び前記充電器に接続された蓄電池の充電を制御する前記制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記充電器へ供給されている充電電流量が該制御部に予め設定された電力の閾値を超えるか否かを判定し、
前記充電器への充電電流量が電力の前記閾値を超える場合には、前記第1の定置型蓄電装置及び前記第2の定置型蓄電装置から前記DCバスを介して前記充電器へ充電電流を供給し、
前記充電器への充電電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、前記第2の定置型蓄電装置から前記充電器への充電電流の供給を停止し、前記第1の定置型蓄電装置から前記充電器へ充電電流を供する
ように構成された[1]に記載の充電装置。
[3]さらに、前記外部の電力系統から前記充電器へ充電電流が供給される[1]または[2]に記載の充電装置。
[4]前記充電器への充電電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、さらに、前記第1の定置型蓄電装置から前記第2の定置型蓄電装置への電流供給を開始するように構成された[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の充電装置。
[5]前記充電器への充電電流の供給が終了後に、前記第1の定置型蓄電装置及び/または前記外部の電力系統から前記第2の定置型蓄電装置へ電流供給を行うように構成された[3]に記載の充電装置。
[6]前記第1の定置型蓄電装置の放電容量が、前記第2の定置型蓄電装置の放電容量よりも大きい[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の充電装置。
[7]前記DCバスに接続された第2のDC/DC変換器と、
前記第2のDC/DC変換器に接続された太陽光発電装置と、
をさらに備え、
前記制御部が、前記第2のDC/DC変換器を制御する[2]に記載の充電装置。
[8]前記DCバスに接続された第3のDC/DC変換器と、
前記第3のDC/DC変換器に接続され、移動式発電装置と接続可能なコネクタと、
をさらに備え、
前記制御部が、前記第3のDC/DC変換器を制御する[2]または[7]に記載の充電装置。
[9]前記充電器が、1つまたは複数である[1]乃至[8]のいずれか1つに記載の充電装置。
[10]電力の前記閾値が、任意の契約電力超である[1]乃至[9]のいずれか1つに記載の充電装置。
[11]前記制御部は、前記蓄電池への充電を定電流充電で開始し、充電率の上昇に合わせて前記蓄電池への充電電流の電流量を低下させるように構成されている[1]乃至[10]のいずれか1つに記載の充電装置。
[12]前記電力変換器は、定電流または定電力で電力供給し、前記第1の定置型蓄電装置及び前記第2の定置型蓄電装置は、前記DCバスが定電圧となるよう充放電を行う[2]に記載の充電装置。
[13]前記第1の定置型蓄電装置が鉛蓄電池、前記第2の定置型蓄電装置がリチウムイオン蓄電池である[1]乃至[12]のいずれか1つに記載の充電装置。
[14]前記蓄電池が、電気自動車(EV)に搭載された蓄電池である[1]乃至[13]のいずれか1つに記載の充電装置。
[15]前記電力変換器が、交流電力系統の交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換器または直流電力系統に接続されたDC/DC変換器である、[2]に記載の充電装置。
[16]外部の電力系統に接続されたDCバスまたはACバスと、
前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、放電レートが0.5C未満である第1の定置型蓄電装置と、
前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、放電レートが0.5C以上である第2の定置型蓄電装置と、
前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、蓄電池に接続可能な充電器と、を備える充電装置により、蓄電池を充電する方法であって、
前記充電器へ供給されている充電電流量が予め設定された電力の閾値を超えるか否かを判定するステップと、
前記充電器への充電電流量が電力の前記閾値を超える場合には、前記第1の定置型蓄電装
置及び前記第2の定置型蓄電装置から前記DCバスまたは前記ACバスを介して前記充電器へ充電電流を供給するステップと、
前記充電器への充電電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、前記第2の定置型蓄電装置から前記充電器への充電電流の供給を停止し、前記第1の定置型蓄電装置から前記充電器へ充電電流を供するステップとを含む、充電方法。
[17]前記第2の定置型蓄電装置から前記充電器への充電電流の供給を停止し、前記第1の定置型蓄電装置から前記充電器へ充電電流を供するステップは、前記第1の定置型蓄電装置から前記第2の定置型蓄電装置へ電流を供給するステップを含む[16]に記載の充電方法。
[18]前記充電器への充電電流の供給が終了後に、前記第1の定置型蓄電装置及び/または前記外部の電力系統から前記第2の定置型蓄電装置へ電流を供給するステップをさらに含む[16]に記載の充電方法。
ここで、「電力変換器」とは、充電装置外部の電力系統の電力とDCバスの直流電力との変換を行う変換器である。外部の電力系統が交流電力系統である場合には、AC/DC変換器であり、外部の電力系統が直流電力系統である場合には、DC/DC変換器となる。電力系統からDCバスへの単方向の電力変換器であってもよいし、双方向の電力変換を行う電力変換器であってもよい。
本発明では、充電装置の充電対象である蓄電池を充電する際に、該蓄電池から要求される充電電力の大小に応じて充放電可能な、放電レートの異なる複数の定置型蓄電装置を充電装置が備えることで、外部の電力系統から供給される電力を、該蓄電池から要求される充電電力よりも低減させるものである。すなわち、充電装置の充電対象である蓄電池から要求される充電電力が所定値(閾値)よりも大きくなった場合には、放電レートが0.5C未満である第1の定置型蓄電装置から放電される電力と放電レートが0.5C以上である第2の定置型蓄電装置から放電される電力と必要に応じて外部の電力系統からの受電電力とを充電電流として用いて該蓄電池を充電していき、充電対象である蓄電池が充電中であっても、該蓄電池から要求される充電電力が所定値(閾値)以下まで低下したタイミングで、第2の定置型蓄電装置から充電器への充電電流の供給を停止し、第1の定置型蓄電装置と必要に応じて外部の電力系統から充電器へ充電電流を供給する。放電レートが0.5C以上である第2の定置型蓄電装置は、蓄電池の充電率の上昇により充電電流がある程度小さくなった段階で、充電器への充電電流の供給を停止する。充電電流がある程度小さくなった後は、放電レートが0.5C未満である第1の定置型蓄電装置と必要に応じて外部の電力系統から充電器へ蓄電池の充電が終了するまで充電電流を供給する。すなわち、放電レートが0.5C以上である第2の定置型蓄電装置は、蓄電池の充電が終了する前に、放電レートが0.5C未満である第1の定置型蓄電装置よりも速い段階で、充電器への充電電流の供給を停止する。
このように、本発明の態様によれば、放電レートの異なる複数の定置型蓄電装置を備えるので、外部の電力系統からの受電電力を低減しつつ、簡易な設備にて安定的に短時間での充電が可能であり、また、充電と次の充電の時間間隔を短縮化できる。また、本発明は、複数回の充電にあたり、第1の定置型蓄電装置と必要に応じて外部の電力系統から充電器へ充電電流を供給している間に、第2の定置型蓄電装置を次の充電対象である蓄電池の充電に向けて準備をすることができる。従って、本発明の態様によれば、放電レートが同じである定置型蓄電装置を備える場合よりも、充電と次の充電との時間間隔が不規則であっても、短時間で充電を行うことができる。
また、本発明の態様によれば、予め設定された電力の所定値(閾値)に基づいて第2の定置型蓄電装置の放電の有無が判定され、第1の定置型蓄電装置は蓄電池の充電終了まで
放電されるので、充電装置を簡略化でき、充電設備以外の負荷設備を持たない場合や、蓄電池に接続可能な充電器が1基のみ導入されている場合でも、効率的に運用することができる。
また、本発明の態様によれば、定電流定電圧法では、蓄電池の充電率の上昇とともに要求される充電電流は次第に小さくなっていくところ、充電器への充電電流量が電力の閾値以下となった段階で、第1の定置型蓄電装置から第2の定置型蓄電装置への電流供給を開始することにより、第1の定置型蓄電装置から充電対象である蓄電池へ充電電流を供給している間に、第2の定置型蓄電装置を次の充電対象である蓄電池の充電に向けて確実に準備をすることができる。
また、本発明の態様によれば、充電器への充電電流の供給終了後に、第1の定置型蓄電装置及び/または外部の電力系統から第2の定置型蓄電装置へ電流供給を行うことにより、充電対象である蓄電池への充電終了後に、第2の定置型蓄電装置を次の充電対象である蓄電池の充電に向けて確実に準備をすることができる。なお、充電器への充電電流の供給終了後に第2の定置型蓄電装置への電流供給を行う構成では、第1の定置型蓄電装置と外部の電力系統から第2の定置型蓄電装置へ電流供給を行うこともできるので、この場合、次の充電対象である蓄電池の充電に向けて、より速やかに、第2の定置型蓄電装置を充電することができる。
また、本発明の態様によれば、第1の定置型蓄電装置の放電容量が第2の定置型蓄電装置の放電容量よりも大きいことにより、蓄電池への充電の頻度が高い場合でも、第1の定置型蓄電装置から蓄電池へ確実に充電電流を供給しつつ、第1の定置型蓄電装置から第2の定置型蓄電装置へ確実に電流を供給することができる。
本発明の態様によれば、太陽光発電装置をさらに備えることにより、外部の電力系統から供給される電力をさらに削減でき、また、第1の定置型蓄電装置と第2の定置型蓄電装置の負荷を低減できる。
本発明の態様によれば、移動式発電装置と接続可能なコネクタをさらに備えることにより、移動式発電装置をコネクタに接続することで、外部の電力系統からの電力供給が停止しても、充電対象である蓄電池を充電することができる。
本発明の第1実施例である充電装置の概略構成図である。 本発明の第1実施例である充電方法のフローチャートである。 本発明の第1実施例である充電装置の第1の定置型蓄電装置、第2の定置型蓄電装置及び外部の電力系統から供給される電力の概略を説明するグラフである。 本発明の第2実施例である充電装置の概略構成図である。 本発明の第3実施例である充電装置の概略構成図である。 本発明の第4実施例である充電装置の概略構成図である。 定電流定電圧法による充電の説明図である。
<第1実施例>
本発明の第1実施例である充電装置1の概略構成図を図1に示す。充電装置1は、外部の交流電力系統10に接続可能で、交流電力系統10から入力される交流電力を直流電力に変換して出力するAC/DC変換器11と、AC/DC変換器11の出力に接続されたDCバス19と、DCバス19に接続され、DCバス19から入力される直流電力を充電対象である蓄電池の充電電圧に変換して出力するDC/DC変換器13と、DC/DC変
換器13に接続された、充電対象である蓄電池と接続可能な充電器(充電装置1では、EV充電器17)と、DCバス19に接続され、DCバス19から入力される直流電力を第1の定置型蓄電装置14−1の充電電圧に変換して出力する第1の双方向DC/DC変換器12−1と、DCバス19に接続され、DCバス19から入力される直流電力を第2の定置型蓄電装置14−2の充電電圧に変換して出力する第2の双方向DC/DC変換器12−2と、を備える。充電装置1では、蓄電池は、例えば、電気自動車(EV)に搭載された蓄電池である車載蓄電池18である。DC/DC変換器13の出力はEV充電器17と接続され、車載蓄電池18がEV充電器17と接続されて車載蓄電池18が充電される。第1の定置型蓄電装置14−1と第2の定置型蓄電装置14−2は、充電装置1の設備内蓄電装置である。なお、AC/DC変換器11は、定電流または定電力で電力供給し、第1の定置型蓄電装置14−1及び第2の定置型蓄電装置14−2は、DCバス19が定電圧となるよう充放電を行う。
充電装置1では、第1の定置型蓄電装置14−1と第2の定置型蓄電装置14−2とEV充電器17を、それぞれ、1つ備えている。充電装置1では、第1の定置型蓄電装置14−1の放電レートは0.5C未満であり、第2の定置型蓄電装置14−2の放電レートは0.5C以上である。また、第1の定置型蓄電装置14−1の放電容量は、第2の定置型蓄電装置14−2の放電容量よりも大きい。すなわち、第1の定置型蓄電装置14−1は、第2の定置型蓄電装置14−2よりも放電レートは小さく、放電容量は大きい定置型蓄電装置である。
さらに、充電装置1は、制御部16を備える。制御部16は、MPUと、MPUに接続されたメモリおよび通信インターフェイスを備え、DIOやイーサネット(登録商標)などのネットワークを介して、第1の双方向DC/DC変換器12−1、第2の双方向DC/DC変換器12−2及びDC/DC変換器13と接続され、制御を行う。
また、AC/DC変換器11は、外部の交流電力系統10に対して、上限を超える電力を取り込むことがないように、制御部16で制御されている。
また、第1の双方向DC/DC変換器12−1と第2の双方向DC/DC変換器12−2とDC/DC変換器13の定格出力電流は、AC/DC変換器11の定格出力電流以上である。第1実施例の充電装置1では、第1の双方向DC/DC変換器12−1と第2の双方向DC/DC変換器12−2とDC/DC変換器13の定格出力電流は、AC/DC変換器11の定格出力電流と同一としている。
充電装置1では、制御部16に接続された通信部(図示せず)をさらに備えていてもよい。通信部は、制御部16とEV充電器17とに接続され、車載蓄電池18に接続されるEV充電器17と通信(例えば、CAN通信)を行うことができる。通信部は、EV充電器17と車載蓄電池18との接続状態を検出し、車載蓄電池18の電池状態を監視して制御部16に提供し、また、制御部16からの情報を、EV充電器17を介して車載蓄電池18に提供する通信インターフェイスである。
制御部16は、第1の双方向DC/DC変換器12−1と第2の双方向DC/DC変換器12−2とDC/DC変換器13を制御することで、第1の定置型蓄電装置14−1の充放電、第2の定置型蓄電装置14−2の充放電及びEV充電器17に接続された車載蓄電池18の充電を制御する。制御部16は、メモリに格納されたプログラム命令をMPUで実行することにより、充電プロセスを実行する。充電プロセスの詳細は後述する。制御部16は、第1の双方向DC/DC変換器12−1と第2の双方向DC/DC変換器12−2とDC/DC変換器13の入出力電流、入出力電圧および入出力電力を監視及び制御する。例えば、急速充電における定電流充電時の充電電流は、制御部16が第1の双方向
DC/DC変換器12−1と第2の双方向DC/DC変換器12−2とDC/DC変換器13の出力電流量を制御することによって供給する。また、急速充電における定電圧充電の前段の充電電流は、制御部16が第2の双方向DC/DC変換器12−2の出力電流量を調整しつつ、第1の双方向DC/DC変換器12−1とDC/DC変換器13の出力電流量を制御することによって供給する。定電圧充電の後段の充電電流は、制御部16が第2の双方向DC/DC変換器12−2の放電を停止して、第1の双方向DC/DC変換器12−1の出力電流量を調整しつつ、DC/DC変換器13の出力電流量を制御する。また、制御部16は、DC/DC変換器13から供給している電流量を取得する。
次に、本発明に係る充電方法の一実施例である充電装置1の動作について、図2のフローチャート20を参照しながら説明する。なお、外部の交流電力系統10からの電力(例えば、契約電力)をE1、制御部16が判定する電力の閾値をE2、定電流充電時に必要とする電力をE3と、それぞれ、表すことがある。充電装置1の使用者が充電装置1の設置場所に電気自動車(EV)を停車させ、EV充電器17に電気自動車の車載蓄電池18を接続し、充電装置1の操作部から電気自動車の充電開始を充電装置1に要求する。制御部16は、充電装置1の操作部から充電開始の指示を受け取り、充電装置1の通信部から、EV充電器17への車載蓄電池18の接続が確認されると、EV充電器17から車載蓄電池18への充電プロセスを開始する(ステップ21)。次に、制御部16は、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値E2以下であるか否か判定する(ステップ22)。制御部16が判定する電力の閾値E2は、制御部16に予め設定されている。制御部16に予め設定される電力の閾値E2は、任意の契約電力超である。
例えば、急速充電では、図7に示すように、充電開始直後の定電流充電時には大きな電力の供給が必要となり、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値E2を超えるので、ステップ23へ進み、制御部16が第1の双方向DC/DC変換器12−1と第2の双方向DC/DC変換器12−2を制御して第1の定置型蓄電池14−1と第2の定置型蓄電池14−2からDCバス19へ所定値の電力が供給される。ステップ23では、第1の定置型蓄電池14−1と第2の定置型蓄電池14−2からDCバス19へ供給された電力と外部の交流電力系統10からDCバス19へ供給された電力は、充電電流としてEV充電器17へ供給される。また、ステップ23では、定電流充電時に必要とする電力E3と電力の閾値E2との差は、第2の定置型蓄電池14−2からDCバス19へ供給される電力、すなわち、第2の定置型蓄電池14−2が放電する電力で補充される。また、電力の閾値E2と契約電力E1との差は、第1の定置型蓄電池14−1からDCバス19へ供給される電力、すなわち、第1の定置型蓄電池14−1が放電する電力で補充される。
次に、制御部16は、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値E2以下まで低下したか否かを判定する(ステップ24)。充電装置1が急速充電を行う場合、制御部16は、車載蓄電池18への充電を定電流充電で開始し、充電率の上昇に合わせて車載蓄電池18への充電電流の電流量を低下させるように構成されている。上記から、充電装置1からの充電によって車載蓄電池18の充電率が上昇して、充電装置1が定電流充電から定電圧充電へ移行し、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が所定量まで低下すると、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値E2以下まで低下することとなる。EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値E2以下まで低下したと制御部16が判定した場合には、ステップ25へと進み、第2の双方向DC/DC変換器12−2を制御して第2の定置型蓄電池14−2からDCバス19への電力供給を停止し、第1の定置型蓄電池14−1と外部の交流電力系統10からDCバス19へ供給された電力が、充電電流としてEV充電器17へ供給される(ステップ25)。従って、ステップ25では、第1の定置型蓄電池14−1からDCバス19への電力供給は継続されている。
EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値E2以下まで低下していないと制御部16が判定した場合には、ステップ23へ戻り、制御部16は、引き続き、第1の双方向DC/DC変換器12−1と第2の双方向DC/DC変換器12−2を制御して第1の定置型蓄電池14−1と第2の定置型蓄電池14−2からDCバス19へ所定値の電力が供給される。
また、ステップ25では、基本的には、制御部16が第1の双方向DC/DC変換器12−1と第2の双方向DC/DC変換器12−2を制御して、DCバス19への電力供給を停止した第2の定置型蓄電池14−2に対して、第1の定置型蓄電池14−1が電力を供給して第2の定置型蓄電池14−2の充電を開始する(ステップ30)。すなわち、充電装置1では、ステップ25で、第2の定置型蓄電池14−2がDCバス19への電力供給を停止すると、ステップ30で、車載蓄電池18への充電完了前に、第1の定置型蓄電池14−1から第2の定置型蓄電池14−2への充電を開始することで、第2の定置型蓄電池14−2を次の車載蓄電池18への充電に備えさせる。
次に、制御部16は、EV充電器17から車載蓄電池18への充電が完了したか否かを判定する(ステップ26)。充電が完了していないと制御部16が判定した場合には、ステップ22に戻り、制御部16は、EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値E2以下であるか否か判定する(ステップ22)。EV充電器17から車載蓄電池18への電流量が閾値E2以下である場合には、ステップ25へと進み、引き続き、第1の定置型蓄電池14−1と外部の交流電力系統10からDCバス19へ供給された電力が、充電電流としてEV充電器17へ供給される。充電が完了したと制御部16が判定した場合には、車載蓄電池18への充電を終了する(ステップ27)。
次に、車載蓄電池18への充電終了後、必要に応じて、制御部16が第1の双方向DC/DC変換器12−1と第2の双方向DC/DC変換器12−2とDC/DC変換器13を制御して、第1の定置型蓄電池14−1及び/または外部の交流電力系統10から第2の定置型蓄電池14−2へ電力を供給して第2の定置型蓄電池14−2の充電を行う(ステップ28)。車載蓄電池18への充電終了後、第2の定置型蓄電池14−2への充電を行うことで、第2の定置型蓄電池14−2を次の車載蓄電池18への充電に備えさせる。
制御部16は、第2の定置型蓄電池14−2への電力供給、すなわち、第2の定置型蓄電池14−2の充電を、充電装置1の稼働状況に応じて、ステップ30とステップ28のいずれか一方のステップで行うように制御してもよく、ステップ30とステップ28の両ステップで行うように制御してもよい。
次に、制御部16が第1の双方向DC/DC変換器12−1を制御してDCバス19から第1の定置型蓄電池14−1へ所定値の電力が供給されて、第1の定置型蓄電池14−1の充電が行われる(ステップ29)。第1の定置型蓄電池14−1の充電のタイミングとしては、例えば、車載蓄電池18への充電頻度が少ない夜間の時間帯が挙げられる。
次に、一実施例である充電装置1の動作について、第1の定置型蓄電装置14−1、第2の定置型蓄電装置14−2及び外部の交流電力系統10から供給される電力量の点から説明する。図3は、第1の定置型蓄電装置、第2の定置型蓄電装置及び外部の電力系統から供給される電力の概略を説明するグラフである。
図3に示すように、充電装置1のEV充電器17に電気自動車の車載蓄電池18を接続し、充電装置1から電気自動車の車載蓄電池18へ充電を開始する時間t1(図3の左側のt1)では、定電流充電を行うので、EV充電器17から車載蓄電池18へ供給される
電力量E3は閾値の電力量E2を超える。従って、第1の定置型蓄電池14−1と第2の定置型蓄電池14−2と外部の交流電力系統10から車載蓄電池18へ所定の充電電流が供給される。具体的には、外部の交流電力系統10からはE1の電力量が車載蓄電池18へ供給され、第1の定置型蓄電池14−1からはE2−E1の電力量が車載蓄電池18へ供給され、第2の定置型蓄電池14−2からはE3−E2の電力量が車載蓄電池18へ供給される。このように、閾値の電力量E2が、契約電力である外部の交流電力系統10からの電力量E1超となっている。その後、充電装置1は、充電開始の時間t1から時間t2まで、電力量E3にて定電流充電を行う。この段階は、ステップ23に対応する。E1の電力量とE2−E1の電力量とE3−E2の電力量の比率は、特に限定されないが、例えば、E1の電力量:E2−E1の電力量:E3−E2の電力量は、1:2:2が挙げられる。
その後、時間t2にて定電流充電から定電圧充電に移行すると、時間の経過とともに車載蓄電池18が要求する電力が次第に低下していくことに対応して、第2の定置型蓄電池14−2から車載蓄電池18へ供給される電力が低下していく。その後、時間t3にて車載蓄電池18へ供給される電力は閾値の電力量E2まで低下する。時間t1〜時間t3が、ステップ23に対応する。車載蓄電池18へ供給される電力が閾値の電力量E2まで低下すると、第2の定置型蓄電池14−2からDCバス19への電力供給が停止され、第1の定置型蓄電池14−1と外部の交流電力系統10からの電力が、充電電流としてEV充電器17へ供給される。この段階は、ステップ25に対応する。
また、必要に応じて、第2の定置型蓄電池14−2が車載蓄電池18への電力供給を停止後、第1の定置型蓄電池14−1から第2の定置型蓄電池14−2へ電力を供給して第2の定置型蓄電池14−2の充電を開始する。すなわち、時間t3と同時または時間t3以降に、第2の定置型蓄電池14−2の充電を開始する。この段階は、ステップ30に対応する。
時間t3からのさらなる時間の経過とともに、車載蓄電池18が要求する電力が閾値の電力量E2からさらに低下していくことに対応して、第1の定置型蓄電池14−1から車載蓄電池18へ供給される電力が低下していく。また、第1の定置型蓄電池14−1から車載蓄電池18へ供給される電力が低下していくことに対応して、第1の定置型蓄電池14−1から第2の定置型蓄電池14−2へ供給される電力が増大していく。このとき、第1の定置型蓄電池14−1から第2の定置型蓄電池14−2へ供給される電力と第1の定置型蓄電池14−1から車載蓄電池18へ供給される電力の総計は、E2−E1の電力量以下に制御される。
その後、第1の定置型蓄電池14−1と外部の交流電力系統10からの電力が継続して車載蓄電池18へ供給されて、時間t4にて車載蓄電池18への充電が終了する。車載蓄電池18への充電が終了する段階は、ステップ27に対応する。外部の交流電力系統10からは、車載蓄電池18への充電を開始する時間t1から車載蓄電池18への充電が終了する時間t4まで、一定量の契約電力である電力量E1が供給される。
図3に示すように、充電装置1では、必要に応じて、第2の定置型蓄電池14−2が車載蓄電池18への電力供給を停止後、第1の定置型蓄電池14−1から第2の定置型蓄電池14−2へ電力を供給するので、車載蓄電池18への充電が終了から次の車載蓄電池18への充電開始までの時間を短縮化できる。すなわち、車載蓄電池18への充電が終了後、速やかに、次の車載蓄電池18への充電を開始することができる。
次の車載蓄電池18への充電でも、車載蓄電池18へ充電を開始する時間t1〜定電流充電から定電圧充電に移行する時間t2、時間t2〜車載蓄電池18へ供給される電力が
閾値の電力量E2まで低下する時間t3まで、第1の定置型蓄電池14−1と第2の定置型蓄電池14−2と外部の交流電力系統10から車載蓄電池18へ所定量の充電電流が供給される。車載蓄電池18へ供給される電力が閾値の電力量E2まで低下すると、第2の定置型蓄電池14−2からDCバス19への電力供給が停止され、第1の定置型蓄電池14−1と外部の交流電力系統10からの電力が、充電電流としてEV充電器17へ供給される。その後、第1の定置型蓄電池14−1と外部の交流電力系統10からの電力が継続して供給されて、時間t4にて車載蓄電池18への充電が終了する。
次の車載蓄電池18への充電でも、必要に応じて、第2の定置型蓄電池14−2が車載蓄電池18への電力供給を停止後、第1の定置型蓄電池14−1から第2の定置型蓄電池14−2へ電力を供給して第2の定置型蓄電池14−2の充電を開始する。
また、必要に応じて、車載蓄電池18への充電終了時間である時間t4から時間t5まで、第1の定置型蓄電池14−1及び/または外部の交流電力系統10から第2の定置型蓄電池14−2へ電力を供給して第2の定置型蓄電池14−2の充電を行う。車載蓄電池18への充電終了後に第2の定置型蓄電池14−2の充電を行う段階は、ステップ28に対応する。なお、図3では、第1の定置型蓄電池14−1と外部の交流電力系統10から第2の定置型蓄電池14−2へ電力を供給して、第2の定置型蓄電池14−2の充電を行っている。
図3では、説明の便宜上、2台の電気自動車について、連続して車載蓄電池18への充電を行った後に、第2の定置型蓄電池14−2の充電を行った場合を説明している。充電装置1に要求される充電頻度が高い場合には、3台以上の電気自動車について、連続的に車載蓄電池18への充電を行った後に、第1の定置型蓄電池14−1と外部の交流電力系統10から第2の定置型蓄電池14−2へ電力供給を行ってもよい。また、充電装置1の充電頻度が低い場合には、1台の電気自動車について車載蓄電池18の充電を行った後に第2の定置型蓄電池14−2の充電を行ってもよい。
第1の定置型蓄電装置14−1としては、例えば、鉛蓄電池、ナトリウム・硫黄(NaS)二次電池等が挙げられる。第2の定置型蓄電池14−2としては、例えば、リチウムイオン蓄電池が挙げられ、蓄電池以外の第2の定置型蓄電池14−2として、超電導フライホール蓄電システム、電気二重層キャパシタ等が挙げられる。
このように、充電装置1では、充電対象である車載蓄電池18を充電する際に、車載蓄電池18から要求される充電電力の大小に応じて充放電可能な、放電レートの異なる複数の定置型蓄電装置(放電レートが0.5C未満である第1の定置型蓄電装置14−1と放電レートが0.5C以上である第2の定置型蓄電池14−2)を備えることで、外部の交流電力系統10から供給される電力を、車載蓄電池18から要求される充電電力よりも低減させるものである。すなわち、車載蓄電池18から要求される充電電力が閾値よりも大きくなった場合には、第1の定置型蓄電装置14−1から放電される電力と第2の定置型蓄電装置14−2から放電される電力と外部の交流電力系統10からの受電電力とを充電電流として用いて車載蓄電池18を充電していき、車載蓄電池18が充電中であっても、車載蓄電池18から要求される充電電力が閾値以下まで低下したタイミングで、放電レートが大きい第2の定置型蓄電装置14−2からEV充電器17への充電電流の供給は停止して、放電レートの小さい第1の定置型蓄電装置14−1と外部の交流電力系統からEV充電器17へ充電電流を供給する。第2の定置型蓄電装置14−2は、車載蓄電池18の充電率の上昇により充電電流がある程度小さくなった段階で、EV充電器17への充電電流の供給を停止して、第1の定置型蓄電装置14−1と外部の交流電力系統10からEV充電器17へ、車載蓄電池18の充電が終了するまで充電電流を供給する。
充電装置1によれば、放電レートの異なる複数の定置型蓄電装置を備えるので、外部の電力系統からの受電電力を低減しつつ、簡易な設備にて安定的に短時間での充電が可能であり、また、充電と次の充電の時間間隔を短縮化できる。また、充電装置1では、複数回の充電にあたり、第1の定置型蓄電装置14−1と外部の交流電力系統10からEV充電器17へ充電電流を供給している間に、第2の定置型蓄電装置14−2を次の充電対象である車載蓄電池18の充電に向けて準備をすることができる。従って、充電装置1では、放電レートが同じである定置型蓄電装置を備える充電装置よりも、充電と次の充電との時間間隔が不規則であっても、短時間で確実に充電を行うことができる。
また、充電装置1によれば、予め設定された電力の閾値に基づいて第2の定置型蓄電装置14−2の放電の要否が判定され、第1の定置型蓄電装置14−1は車載蓄電池18の充電終了まで放電されるので、充電装置1を簡略化でき、充電設備以外の負荷設備を持たない場合や、車載蓄電池18に接続可能なEV充電器17が1基のみ導入されている場合でも、効率的に運用することができる。
また、充電装置1によれば、EV充電器17への充電電流量が電力の閾値以下となった段階で、第1の定置型蓄電装置14−1から第2の定置型蓄電装置14−2への電流供給を開始するので、第1の定置型蓄電装置14−1から車載蓄電池18へ充電電流を供給している間に、第2の定置型蓄電装置14−2を次の車載蓄電池18の充電に向けて確実に準備をすることができる。
また、充電装置1によれば、EV充電器17への充電電流の供給が終了した後に、第1の定置型蓄電装置14−1及び外部の交流電力系統10から第2の定置型蓄電装置14−2へ電流供給を行うことにより、車載蓄電池18への充電終了後に、第2の定置型蓄電装置14−2を次の車載蓄電池18の充電に向けて確実に準備をすることができる。なお、EV充電器17への充電電流の供給が終了後に第2の定置型蓄電装置14−2への電流供給を行う構成では、第1の定置型蓄電装置14−1と外部の交流電力系統10から第2の定置型蓄電装置14−2へ電流供給を行うことができるので、この場合、次の車載蓄電池18の充電に向けて、より速やかに、第2の定置型蓄電装置14−2を充電することができる。
また、充電装置1によれば、第1の定置型蓄電装置14−1の放電容量が第2の定置型蓄電装置14−2の放電容量よりも大きいことにより、車載蓄電池18への充電の頻度が高い場合でも、第1の定置型蓄電装置14−1から車載蓄電池18へ確実に充電電流を供給しつつ、第1の定置型蓄電装置14−1から第2の定置型蓄電装置14−2へ確実に電流を供給することができる。
また、充電装置1では、EV充電器17は、独自に電気自動車の要求に従って、DC/DC変換器13を介してDCバス19から電力を取り込んで、車載蓄電池18へ充電する。従って、充電装置1では、DCバス19の電圧を維持する制御を行うことで、他の負荷から独立して安定的に車載蓄電池18を充電することができる。
<第2実施例>
本発明の第2実施例である充電装置2の概略構成図を図4に示す。第1実施例の充電装置1では、DCバス19からの電力と第1の定置型蓄電装置14−1から放電された電力と第2の定置型蓄電装置14−2から放電された電力がEV充電器17に供給されて、車載蓄電池18が充電されていた。これに対し、図4に示すように、第2実施例の充電装置2では、DCバス39に、さらに太陽光発電パネル40が接続されている。太陽光発電パネル40は、第2のDC/DC変換器43を介してDCバス39に接続されている。太陽光発電パネル40で発電された電力は、DCバス39に供給され、DCバス39からEV
充電器37に供給され、EV充電器37に接続される車載蓄電池38が充電される。すなわち、太陽光発電パネル40は、外部の交流電力系統30と併用可能な充電装置2の電力源である。
制御部36は、第1の定置型蓄電池34−1に接続された第1の双方向DC/DC変換器32−1、第2の定置型蓄電池34−2に接続された第2の双方向DC/DC変換器32−2、EV充電器37に接続されたDC/DC変換器(第1のDC/DC変換器33)及び第2のDC/DC変換器43と接続されている。また、制御部36は、第1の双方向DC/DC変換器32−1と第2の双方向DC/DC変換器32−2と第1のDC/DC変換器33の入出力電流、入出力電圧および入出力電力を監視及び制御することに加えて、第2のDC/DC変換器43の入出力電流、入出力電圧および入出力電力も監視及び制御する。
充電装置2の、外部の交流電力系統30、AC/DC変換器31、DCバス39、第1の双方向DC/DC変換器32−1、第2の双方向DC/DC変換器32−2、第1のDC/DC変換器33の接続関係は、充電装置1の、外部の交流電力系統10、AC/DC変換器11、DCバス19、第1の双方向DC/DC変換器12−1、第2の双方向DC/DC変換器12−2、DC/DC変換器13の接続関係と同様である。
充電装置2では、日中は、太陽光発電パネル40からの発電と、第1の定置型蓄電池34−1と第2の定置型蓄電池34−2からの放電と、で車載蓄電池38を充電でき、車載蓄電池38の充電が終了した場合には、太陽光発電パネル40から第2の定置型蓄電装置34−2へ電力を供給して第2の定置型蓄電装置34−2を充電することができる。また、夜間では、太陽光発電パネル40からの発電を外部の交流電力系統30からの電力供給に切り替えることができる。なお、充電装置2では、太陽光発電パネル40を補充電力源として使用することもできる。
充電装置2では、太陽光発電パネル40をさらに備えることにより、外部の交流電力系統30から供給される電力をさらに削減でき、また、第1の定置型蓄電装置34−1と第2の定置型蓄電装置34−2の負荷を低減できる。
<第3実施例>
本発明の第3実施例である充電装置3の概略構成図を図5に示す。第1実施例の充電装置1では、DCバス19からの電力と第1の定置型蓄電装置14−1から放電された電力と第2の定置型蓄電装置14−2から放電された電力がEV充電器17に供給されて、車載蓄電池18が充電されていた。これに対し、図5に示すように、第3実施例の充電装置3では、DCバス59に、さらに移動式発電機60と接続可能なコネクタ61が接続されている。コネクタ61は、第3のDC/DC変換器63を介してDCバス59に接続されている。移動式発電機60で発電された電力は、DCバス59に供給され、DCバス59からEV充電器57に供給され、EV充電器57に接続される車載蓄電池58が充電される。すなわち、移動式発電機60は、外部の交流電力系統50からの電力供給が停止された場合の非常用の電力源である。
制御部56は、第1の定置型蓄電池54−1に接続された第1の双方向DC/DC変換器52−1、第2の定置型蓄電池54−2に接続された第2の双方向DC/DC変換器52−2、EV充電器57に接続されたDC/DC変換器(第1のDC/DC変換器53)及び第3のDC/DC変換器63と接続されている。また、制御部56は、第1の双方向DC/DC変換器52−1と第2の双方向DC/DC変換器52−2と第1のDC/DC変換器53の入出力電流、入出力電圧および入出力電力を監視及び制御することに加えて、第3のDC/DC変換器63の入出力電流、入出力電圧および入出力電力も監視及び制
御する。
充電装置3の、外部の交流電力系統50、AC/DC変換器51、DCバス59、第1の双方向DC/DC変換器52−1、第2の双方向DC/DC変換器52−2、第1のDC/DC変換器53の接続関係は、充電装置1の、外部の交流電力系統10、AC/DC変換器11、DCバス19、第1の双方向DC/DC変換器12−1、第2の双方向DC/DC変換器12−2、DC/DC変換器13の接続関係と同様である。
充電装置3では、外部から運び込んだ移動式発電機60をコネクタ61に接続し、移動式発電機60を稼働させることで、外部の交流電力系統50からの電力供給が停止された状況であっても、移動式発電機60からの発電と第1の定置型蓄電池54−1からの放電と第2の定置型蓄電池54−2からの放電で車載蓄電池58を充電でき、車載蓄電池58の充電が終了した場合には、移動式発電機60から第1の定置型蓄電装置54−1と第2の定置型蓄電装置54−2へ電力を供給して第1の定置型蓄電装置54−1と第2の定置型蓄電装置54−2を充電することができる。
充電装置3では、移動式発電装置60と接続可能なコネクタ61をさらに備えることにより、移動式発電装置60をコネクタ61に接続することで、外部の交流電力系統50からの電力供給が停止されても、車載蓄電池58を充電装置1と同様の充電プロセスにて充電することができる。
<第4実施例>
本発明の第4実施例である充電装置4の概略構成図を図6に示す。第1実施例の充電装置1では、車載蓄電池18が接続されるEV充電器17の設置数は1つであった。これに対し、図6に示すように、第4実施例の充電装置4では、EV充電器77の設置数は複数である。また、充電装置4では、EV充電器77の設置数が複数であることに対応して、DCバス79から入力される直流電力を充電対象の充電電圧に変換して出力するDC/DC変換器73を複数備えている。充電装置4では、EV充電器77の設置数は2つ(EV充電器77a、77b)であり、EV充電器77a、77bは、それぞれ、対応するDC/DC変換器73a、73bと接続されている。外部の交流電力系統70から供給された電力は、DCバス79に供給され、DCバス79から複数のEV充電器77a、77bに供給され、複数のEV充電器77a、77bとそれぞれ接続される複数の車載蓄電池78a、78bが並行して充電される。
制御部76は、第1の定置型蓄電池74−1に接続された第1の双方向DC/DC変換器72−1、第2の定置型蓄電池74−2に接続された第2の双方向DC/DC変換器72−2、EV充電器77a、77bにそれぞれ接続されたDC/DC変換器73a、73bと接続されている。また、制御部76は、第1の双方向DC/DC変換器72−1と第2の双方向DC/DC変換器72−2と2つのDC/DC変換器73a、73bの入出力電流、入出力電圧および入出力電力を監視及び制御する。
充電装置4の、外部の交流電力系統70、AC/DC変換器71、DCバス79、第1の双方向DC/DC変換器72−1、第2の双方向DC/DC変換器72−2、複数のDC/DC変換器73a、73bの接続関係は、充電装置1の、外部の交流電力系統10、AC/DC変換器11、DCバス19、第1の双方向DC/DC変換器12−1、第2の双方向DC/DC変換器12−2、DC/DC変換器13の接続関係と同様である。なお、複数のEV充電器77a、77bを備える充電装置4では、必要に応じて、充電装置1の定置型蓄電池の電力よりも大きい電力を供給できる定置型蓄電池を設置してもよい。
充電装置4のように、複数のEV充電器77a、77bを備えても、充電装置1と同様
の充電プロセスにて、他の負荷から独立して安定的に複数の車載蓄電池78a、78bを並行して充電することができる。
次に、本発明の充電装置について、他の実施態様を説明する。上記各実施例では、DCバスを備えていたが、これに代えて、ACバスとしてもよい。ACバスとすることで、電力変換器であるAC/DC変換器を備えず、また、DC/DC変換器を備えなくてもよい充電装置とすることができる。ACバスを備えた充電装置では、ACバスに接続された第1の定置型蓄電装置と、ACバスに接続された第2の定置型蓄電装置と、ACバスに接続された、車載蓄電池に接続可能なEV充電器を備えている。また、本発明の充電装置の使用条件等に応じて、上記各実施例における、充電対象である蓄電池と接続可能な充電器と接続されているDC/DC変換器は、双方向DC/DC変換器としてもよい。また、上記各実施例では、EV充電器を電気自動車の車載蓄電池に接続していたが、これに代えて、ワイヤレス電力電送方式にて、本発明の充電装置から車載蓄電池への充電(すなわち、非接触充電)を行ってもよい。
上記各実施例では、第1の定置型蓄電装置と第2の定置型蓄電装置と外部の電力系統から充電器へ充電電流が供給されていたが、これに代えて、第1の定置型蓄電装置と第2の定置型蓄電装置から充電器へ充電電流が供給されてもよい。すなわち、充電装置から蓄電池へ充電を開始する際に、充電器から蓄電池へ供給される、閾値の電力量を超える電力量を、第1の定置型蓄電装置からの放電と第2の定置型蓄電装置からの放電でまかなえる場合には、外部の電力系統から充電器へ充電電流が供給されなくてもよい。
また、上記各実施例の充電装置では、設備内蓄電池である第1の定置型蓄電池は1つであり、設備内蓄電池である第2の定置型蓄電池も1つあったが、これに代えて、複数の第1の定置型蓄電池を備えてもよく、複数の第2の定置型蓄電池を備えてもよい。
また、外部の電力系統以外の電力源として、移動式発電機と接続可能なコネクタと太陽光発電パネルとを備えた充電装置としてもよい。
以上、本発明の充電装置及び充電方法に関する説明を行ったが、本発明は上記実施形態に係る充電装置及び充電方法に限定されるものではなく、例えば、本発明の充電装置及び充電方法は、家庭用や業務用の蓄電池など電気自動車の車載蓄電池以外の蓄電池の充電にも適用することが可能である。
1、2、3、4 充電装置
11、31、51、71 AC/DC変換器
12−1、32−1、52−1、72−1 第1の双方向DC/DC変換器
12−2、32−2、52−2、72−2 第2の双方向DC/DC変換器
14−1、34−1、54−1、74−1 第1の定置型蓄電池
14−2、34−2、54−2、74−2 第2の定置型蓄電池
16、36、56、76 制御部
17,37、57、77a、77b EV充電器
19、39、59、79 DCバス

Claims (18)

  1. 外部の電力系統に接続されたDCバスまたはACバスと、
    前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、放電レートが0.5C未満である第1の定置型蓄電装置と、
    前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、放電レートが0.5C以上である第2の定置型蓄電装置と、
    前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、蓄電池に接続可能な充電器と、
    前記第1の定置型蓄電装置の充放電、前記第2の定置型蓄電装置の充放電及び前記充電器に接続された蓄電池の充電を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記充電器へ供給されている充電電流量が該制御部に予め設定された電力の閾値を超えるか否かを判定し、
    前記充電器への充電電流量が電力の前記閾値を超える場合には、前記第1の定置型蓄電装置及び前記第2の定置型蓄電装置から前記DCバスまたは前記ACバスを介して前記充電器へ充電電流を供給し、
    前記充電器への充電電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、前記第2の定置型蓄電装置から前記充電器への充電電流の供給を停止し、前記第1の定置型蓄電装置から前記充電器へ充電電流を供する
    ように構成された充電装置。
  2. 前記外部の電力系統に接続可能な電力変換器と、
    前記電力変換器に接続された前記DCバスと、
    前記DCバスに接続された第1の双方向DC/DC変換器と、
    前記第1の双方向DC/DC変換器に接続された前記第1の定置型蓄電装置と、
    前記DCバスに接続された第2の双方向DC/DC変換器と、
    前記第2の双方向DC/DC変換器に接続された前記第2の定置型蓄電装置と、
    前記DCバスに接続されたDC/DC変換器と、
    前記DC/DC変換器に接続された前記充電器と、
    前記第1の双方向DC/DC変換器、前記第2の双方向DC/DC変換器及び前記DC/DC変換器を制御することで、前記第1の定置型蓄電装置の充放電、前記第2の定置型蓄電装置の充放電及び前記充電器に接続された蓄電池の充電を制御する前記制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記充電器へ供給されている充電電流量が該制御部に予め設定された電力の閾値を超えるか否かを判定し、
    前記充電器への充電電流量が電力の前記閾値を超える場合には、前記第1の定置型蓄電装置及び前記第2の定置型蓄電装置から前記DCバスを介して前記充電器へ充電電流を供給し、
    前記充電器への充電電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、前記第2の定置型蓄電装置から前記充電器への充電電流の供給を停止し、前記第1の定置型蓄電装置から前記充電器へ充電電流を供する
    ように構成された請求項1に記載の充電装置。
  3. さらに、前記外部の電力系統から前記充電器へ充電電流が供給される請求項1または2に記載の充電装置。
  4. 前記充電器への充電電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、さらに、前記第1の定置型蓄電装置から前記第2の定置型蓄電装置への電流供給を開始するように構成された
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の充電装置。
  5. 前記充電器への充電電流の供給が終了後に、前記第1の定置型蓄電装置及び/または前記外部の電力系統から前記第2の定置型蓄電装置へ電流供給を行うように構成された請求項3に記載の充電装置。
  6. 前記第1の定置型蓄電装置の放電容量が、前記第2の定置型蓄電装置の放電容量よりも大きい請求項1乃至5のいずれか1項に記載の充電装置。
  7. 前記DCバスに接続された第2のDC/DC変換器と、
    前記第2のDC/DC変換器に接続された太陽光発電装置と、
    をさらに備え、
    前記制御部が、前記第2のDC/DC変換器を制御する請求項2に記載の充電装置。
  8. 前記DCバスに接続された第3のDC/DC変換器と、
    前記第3のDC/DC変換器に接続され、移動式発電装置と接続可能なコネクタと、
    をさらに備え、
    前記制御部が、前記第3のDC/DC変換器を制御する請求項2または7に記載の充電装置。
  9. 前記充電器が、1つまたは複数である請求項1乃至8のいずれか1項に記載の充電装置。
  10. 電力の前記閾値が、任意の契約電力超である請求項1乃至9のいずれか1項に記載の充電装置。
  11. 前記制御部は、前記蓄電池への充電を定電流充電で開始し、充電率の上昇に合わせて前記蓄電池への充電電流の電流量を低下させるように構成されている請求項1乃至10のいずれか1項に記載の充電装置。
  12. 前記電力変換器は、定電流または定電力で電力供給し、前記第1の定置型蓄電装置及び前記第2の定置型蓄電装置は、前記DCバスが定電圧となるよう充放電を行う請求項2に記載の充電装置。
  13. 前記第1の定置型蓄電装置が鉛蓄電池、前記第2の定置型蓄電装置がリチウムイオン蓄電池である請求項1乃至12のいずれか1項に記載の充電装置。
  14. 前記蓄電池が、電気自動車(EV)に搭載された蓄電池である請求項1乃至13のいずれか1項に記載の充電装置。
  15. 前記電力変換器が、交流電力系統の交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換器または直流電力系統に接続されたDC/DC変換器である、請求項2に記載の充電装置。
  16. 外部の電力系統に接続されたDCバスまたはACバスと、
    前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、放電レートが0.5C未満である第1の定置型蓄電装置と、
    前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、放電レートが0.5C以上である第2の定置型蓄電装置と、
    前記DCバスまたは前記ACバスに接続された、蓄電池に接続可能な充電器と、を備える充電装置により、蓄電池を充電する方法であって、
    前記充電器へ供給されている充電電流量が予め設定された電力の閾値を超えるか否かを判定するステップと、
    前記充電器への充電電流量が電力の前記閾値を超える場合には、前記第1の定置型蓄電装置及び前記第2の定置型蓄電装置から前記DCバスまたは前記ACバスを介して前記充電器へ充電電流を供給するステップと、
    前記充電器への充電電流量が電力の前記閾値以下となった場合に、前記第2の定置型蓄電装置から前記充電器への充電電流の供給を停止し、前記第1の定置型蓄電装置から前記充電器へ充電電流を供するステップとを含む、充電方法。
  17. 前記第2の定置型蓄電装置から前記充電器への充電電流の供給を停止し、前記第1の定置型蓄電装置から前記充電器へ充電電流を供するステップは、前記第1の定置型蓄電装置から前記第2の定置型蓄電装置へ電流を供給するステップを含む請求項16に記載の充電方法。
  18. 前記充電器への充電電流の供給が終了後に、前記第1の定置型蓄電装置及び/または前記外部の電力系統から前記第2の定置型蓄電装置へ電流を供給するステップをさらに含む請求項16に記載の充電方法。
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