JP3523484B2 - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JP3523484B2 JP06690798A JP6690798A JP3523484B2 JP 3523484 B2 JP3523484 B2 JP 3523484B2 JP 06690798 A JP06690798 A JP 06690798A JP 6690798 A JP6690798 A JP 6690798A JP 3523484 B2 JP3523484 B2 JP 3523484B2
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料電池に関し、特
にメタノールを含有する燃料から得られる水素リッチな
改質ガスを用いて発電する固体高分子型燃料電池の電極
の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に燃料電池システムでは、燃料電
池のカソード側に空気、アノード側に化石燃料やメタノ
ール等の低級アルコールを改質触媒により処理して水素
リッチな改質ガスとしたものをそれぞれ導入し、電気化
学反応により発電する。燃料電池は電解質の材料によっ
て類別され、このうち固体高分子膜を電解質とする種類
を固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel C
ell 、以下PEFC)と称している。
【0003】図4のPEFC内部断面図に示すように、
このPEFCでは水素リッチな改質ガスと空気がそれぞ
れアノード側或いはカソード側に導入されると、アノー
ド側で水素陽イオン(以下プロトン)が生成して固体高
分子膜中をカソード側へ移動し、カソード側の酸素分子
と反応して水分子を生ずる(2H++2e-+1/2O2
2O)。PEFCでは、このプロトンとともに生成す
る電子をアノードから取り出しカソードへ取り込ませる
ことにより、電池としての電気化学的な出力が得られる
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アノード側
で生成されたプロトンは容易に水と反応してオキソニウ
ムイオンを形成し(H2O+H+→H3+)、カソード側
へ移動する。ここで、燃料にメタノールを用いる場合、
水素リッチな改質ガス中に若干濃度(約0.1%)のメ
タノールが残留しているので、オキソニウムイオンとメ
タノールとの分子間の親和性、または他の水分子との間
の親和性により、メタノールもカソード側へ移動する。
カソード側でメタノールは触媒電極を構成する金属触媒
粒子の表面へ吸着したり、酸素と反応して酸化すること
があるため、本来行われるべき触媒作用が阻害される。
このことは結果的に触媒の劣化を招き、頻繁に触媒層を
交換する必要性が生じたり、燃料電池の発電効率を低下
させる原因となりうる。
【0005】このような問題は、メタノールを改質装置
において完全に改質すれば生じないが、その場合メタノ
ールの完全分解を達成するためには大量の改質触媒が必
要となる等、現在では改質装置の大型化やコスト面での
問題が避けられないとされている。本発明はこのような
課題に対してなされたものであって、その目的は改質ガ
ス中のメタノールによる発電効率の低下を抑制し、効率
よく発電することが可能な高性能の燃料電池を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決する手段】上記問題を解決するために、本
発明はアノードが電解質膜を介してカソードと対向する
ように配され、アノード側に供給される水素リッチな改
質ガスとカソード側に供給される酸化剤ガスにより発電
する燃料電池において、アノードが、第1の金属触媒粒
子が担持された第1の触媒層に、前記第1の金属触媒粒子
よりも大きい平均粒径を有する第2の金属触媒粒子が担
持された第2の触媒層が積層されてなり、前記第1の触媒
層が電解質膜に面するように配され、前記第1の金属触
媒粒子の平均粒径が5nm未満、前記第2の金属触媒粒子の
平均粒径が5nm以上である燃料電池とした。
【0007】このようにアノードを構成することで、プ
ロトン生成反応に先立って第2の金属触媒粒子層にて水
素以外のメタノール等の軽質炭化水素を予め分解するこ
とができるので、第1の金属触媒粒子におけるプロトン
生成反応の触媒作用がこれらによって妨害されることを
効果的に防止できる。また、前記アノードの第2の金属
触媒粒子層の金属触媒粒子の平均粒径を5nm以上にす
ると、金属触媒粒子一つ当たりの面積を大きく取れるの
で、プロトン生成反応よりも広い触媒面積を必要とする
メタノール分子等の軽質炭化水素の分解除去反応をより
効果的に進行させることが可能になる。なお平均粒径と
は、ここでは公知の算術平均法の定義に基づく平均値と
している。
【0008】さらに、少なくとも前記アノードの第2の
金属触媒粒子層の金属触媒粒子担持体に10nm〜20
nmの平均直径の細孔を備えると、通気性が向上して燃
料電池に供給される改質ガスをよりよく金属触媒粒子と
接触させることができ、メタノールの分解やプロトン生
成反応等の触媒作用をいっそう高めることができる。ま
た前記アノードを、電解質側の面と、改質ガスが供給さ
れる側の面とで互いに平均粒径の異なる金属触媒粒子が
担持された層で構成し、電解質側の面の金属触媒粒子の
平均粒径よりも改質ガスが供給される側の面の金属触媒
粒子の平均粒径が大きい燃料電池としても、上記と同様
に水素以外のメタノール等の軽質炭化水素を予め分解す
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】<燃料電池の全体構成>以下、本
発明の実施の形態における燃料電池について説明する。
図1は、本発明にかかる固体高分子型の燃料電池を備え
た燃料電池システムの一例を示すシステム概略図であ
る。システムの構成としては図のように、燃料電池6の
他に改質器2、CO変成器3、CO除去器4、加湿器
5、バーナ8等と、燃料電池6の未反応のアノード排気
ガスをバーナ8に送出するためのバイパス管7がある。
改質器2は燃料ガスを取り込み、バーナ8による加熱昇
温により燃料ガスを水素リッチな改質ガスにする。CO
変成器3とCO除去器4は、改質ガス中のCO濃度を約
10、000ppmから約100ppm以下へ順次低減
させる。この改質ガスには燃料としてメタノール、或い
はエタノール等の低級アルコールを用いた場合、通常、
若干(約0.1%)のメタノールが残留している。加湿
器5は、燃料電池6内部の電解質(固体高分子膜)に適
当な導電性を付与するためのものである。
【0010】図2は、上記燃料電池6のセル構成を示す
模式断面図である。このセルは、電解質部40と、当該
電解質部40の両側面にそれぞれ接触するカソード部2
0とアノード部30とからなる。電解質部40は、厚さ
約100μmのパーフルオロカーボンスルホン酸ポリマ
ーの固体高分子電解質(NafionR112、Du
Pont社製)の膜からなる公知のものである。この電
解質は炭素原子と直接結合した水素原子を持たず、また
水素原子に代わってフッ素原子が導されているので物理
的・化学的に安定性がともに高く、現在はPEFCに最
適な固体高分子電解質の一つとされている。
【0011】カソード部20は、触媒として一般に燃料
電池で用いられている平均粒径2nmの白金(Pt)粒
子を担持するカーボン粉末を、ポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)で結着させてなるカソード層21が、
その片方の主面で電解質部40側と接触するように配設
されており、もう一方の主面で多孔性のカーボンペーパ
ーからなる集電体の電極基材22と接触する構成を有す
る。
【0012】アノード部30は、2層構造のアノード層
が、その片主面で電解質部40と接触しつつ他方の主面
で電極基材33と接触するように構成される。この層は
図中の電解質部40側から第1アノード層31及び第2
アノード層32である。第1アノード層31は白金-ル
テニウム(Pt−Ru)合金粒子を担持するカーボン粉
末をPTFEで結着させた触媒層で、第2アノード層3
2は改質ガス中に残留するメタノールを分解除去するた
めの触媒層である。従来アノードで用いられている金属
触媒粒子の平均粒径はカソード側と同様に2nm程度で
あるが、これら第1、第2アノード層31、32で用い
られる各金属触媒粒子は平均粒径5nmを境界値とし、
第1アノード層31で5nm未満、第2アノード層32
で5nm以上の平均粒径をもつ金属触媒粒子を用いるも
のとしている。本実施の形態では、第1アノード層31
では2nm、第2アノード層32では10nmの平均粒
径を有する金属触媒粒子を採用している。金属触媒粒子
の平均粒径は、粒子についてX線解析を行うか、TEM
により粒子を観察することで求めることができる。
【0013】以上の構成を有するカソード部20とアノ
ード部30の触媒層(カソード層21、第1、第2アノ
ード層31、32)は、固体高分子燃料電池で従来より
用いられている触媒層とほぼ同様にそれぞれ約40μm
の膜厚を有している。この値はガスの通気効率と反応効
率のバランスにより設定した値である。これによりアノ
ード部30全体での膜厚は、従来単一層で構成されてい
たアノードに比べて約2倍ほどに厚くなっている。ま
た、本実施の形態ではカソード層21と第2アノード層
32に一様に直径10nm〜20μmの細孔が形成され
ており、これらによって空気または水素リッチな改質ガ
スが電極基材22、33側から層内部へ取り込まれるよ
うになっている。なお細孔は第1アノード層31にガス
を送り込むために少なくとも第2アノード層32に設け
ればよいが、さらに効果的に反応を促進させるためには
第1アノード層31とカソード層にも細孔を設けるとよ
い。ここで細孔の大きさ(直径10nm〜20μm)
は、触媒層における金属触媒粒子の密度とガスの通気性
を考慮し、従来より最適とされている範囲を採用した。
【0014】このように燃料電池を構成することによっ
て以下の効果を奏する。平均粒径が5nm以上の大きな
金属触媒粒子は、水素に比べると巨体分子サイズになる
メタノール分子でも安定した触媒作用を与えることがで
きる。したがって、メタノールは第2アノード層32の
金属触媒粒子によって酸化反応を生じ、これにより早急
に分解除去されるので、従来のようにカソード側に移行
することがない。なお、メタノールの分解反応に用いる
金属触媒粒子としては、平均粒径がほぼ5nm以上のも
のを用いると効果が向上することが知られている(A.Ka
bbabi , F.Gloaguen , F.Andolfatto , R.Durand , J.E
lectroanal.chem.373(1994)251-254)。
【0015】一方、メタノールが第2アノード層32で
改質ガス中から除去されたのち、水素は第1アノード層
31中の金属触媒粒子(平均粒径2nm)の触媒作用に
より陽イオン化しプロトンになる。この時点ではメタノ
ールの金属触媒粒子への吸着がすでに効果的に防止され
ており、当該プロトン生成反応は円滑に行われることと
なる。
【0016】このような燃料電池のセルの具体的な製造
方法は以下の通りである。 <セルの作製手順> 1.アノード部30の作製手順 まず、市販されているPt−Ru合金粒子(Pt:Ru
=1:1、平均粒径10nm)が金属触媒粒子として直
径10nm〜100μmのカーボン粉末に担持されたも
の(以下Pt−Ru/C)を、5%Nafion溶液と
重量比1:1でミックスし、真空乾燥させた。なお、こ
のPt−Ru/CはPt−Ru合金粒子を約20wt%
で含むものである。
【0017】次に、上記Nafion溶液を添加したP
t−Ru/Cの重量の2/3倍に相当するPTFEを加
え、さらにこれらの総重量の1.5倍の炭酸カルシウム
(CaCO)を造孔剤として添加した。以上をよくミ
ックスし、若干の水を加えてペースト状に加工した。こ
のペーストを圧延ローラにてシート化し、1規定の硝酸
溶液(1N-HNO)に浸漬して造孔剤のCaCO
を除去した。このような方法により作製したものを、第
2アノード層32とした。造孔剤により形成した細孔
は、Hg圧入法によって直径が10nm〜20μmの範
囲にあることを確認した。
【0018】続いてカーボンペーパーにテトラフルオロ
エチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FE
P)を16wt%含浸させた後、約380℃で一時間加
熱処理したものを電極基材33(および22)とした。
そして当該電極基材33と、前記作製した第2アノード
層32とを積層し、ホットプレス処理(150℃で30
kg/cm2)により両者を接合した。
【0019】一方、市販製のPt−Ru(Pt:Ru=
1:1、平均粒径2nm)/Cに対して5%Nafio
n溶液を1/5の重量比で混合し、これに若干の水を加
えてペースト状に加工した。このペーストを、前記ホッ
トプレス処理したアノード第2層32の露出している方
の面上にスクリーン印刷して、第1アノード層31を形
成した。
【0020】以上の工程により、アノード部30を完成
した。 2.カソード部20の作製手順 カソード層21の材料および作製手順は、上記第2アノ
ード層32とほぼ同様とした。すなわち上記重量比で、
市販製のPt(平均粒径2nm)/Cに対して5%Na
fion溶液を混合し、これにPTFEおよびCaCO
を添加して若干の水によりペースト状に加工した。こ
のペーストを圧延ローラでシート化したのち硝酸溶液
(1N-HNO)に浸漬してCaCOを除去し、カ
ソード層21とした。
【0021】このカソード層21の片面に、上記作製し
た電極基材22を積層し、ホットプレス処理(150℃
で30kg/cm2)により両者を接合してカソード部2
0とした。 3.セルの組立て 上記アノード部30、カソード部20、電解質部40を
ホットプレス処理により一体化し、セルケース内部に配
置して固体高分子型燃料電池のセルとした。
【0022】[変形例]このように、本実施の形態におい
てはアノード部30を2層構造として作製した。これは
第1に改質ガス中のメタノールをプロトン生成反応に先
立って分解除去することと、第2にプロトン生成反応を
効率よく進行させることを目指したものであるが、本発
明のアノード部はこのような2重構造に限定されるもの
ではない。
【0023】アノード部の別例としては、グラデーショ
ン構造の触媒層が挙げられる。これは層内部において、
触媒改質ガスの供給側から電解質側方向へ金属触媒粒子
の平均粒径が次第に小さくなる(グラデーション分布す
る)構造を有する触媒層である。この場合このような触
媒層は、スクリーン印刷等により電極基材上に金属触媒
粒子の平均粒径が5nm以上の薄い触媒層をまず形成
し、この上に金属触媒粒子の平均粒径の異なる触媒層
を、徐々に金属触媒粒子の平均粒径が小さくなるように
複数積層することで作製できる。
【0024】<燃料電池の性能比較> [実施例]次に、上記作製した燃料電池の性能について検
討するために、本実施の形態に基づく実施例の燃料電池
と、それに対してそれぞれ異なる構成のアノードを備え
る3つの燃料電池を比較例A、B、Cとして用意し、こ
れらについて性能の比較実験を行った。図3は、この実
験結果を表す燃料電池(単セル)の電流電圧特性の図で
ある。
【0025】実施例の金属触媒粒子の平均粒径は、第1
アノード層が2nm、第2アノード層が10nmであ
る。比較例中の各燃料電池は、実施例と同様の燃料電池
において、以下のようにアノードの金属触媒粒子の平均
粒径と層数を変えたものである。 比較例A; 第1アノード層 2nm、第2アノード層
2nm (平均粒径2nmの厚い単一層) 比較例B; アノード層 2nm (平均粒径2nmの
薄い単一層) 比較例C; 第1アノード層 10nm、第2アノード
層10nm (平均粒径10nmの厚い単一層) なお、その他の試験条件は以下の通りとした。
【0026】 電極面積; 25cm2 各電極の1層当たりの膜厚; 約40μm 水素源; メタノールを含有する水素リッチガス(体積
比H2:MeOH=99:1) 酸素源; 空気 [実験結果]当図が示すように、比較例ABCはいずれも
本実施例の燃料電池と比べると全体的に電池特性(セル
電圧)が低い結果となった。これに対して本実施例で高
い電池特性を呈するのは、互いに平均粒径の異なる金属
触媒粒子を有する2層の触媒層からなるアノードによっ
て、メタノール成分がプロトン生成反応に先立って分解
除去されることで触媒の被毒が抑制され、プロトン生成
反応が円滑に進行するためと考えられる。
【0027】比較例AおよびBで電池特性が優れない理
由は、メタノール存在下にもかかわらずアノードの金属
触媒粒子の径が小さすぎたことが原因であると考えられ
る。つまり改質ガス中のプロトン生成反応を触媒する一
方で、ガス中に含まれるメタノールが触媒粒子に吸着す
る可能性のある場合、触媒粒子1つ当たりの有効触媒面
積(すなわち担持体のカーボンより露出している連続面
積)が小さいと、プロトンに比較して巨大分子となるメ
タノール分子により有効触媒面積の大部分が占有されて
しまうことになる。ここにおいて、触媒作用は単一面に
おいて連続的に起こる各種の触媒反応によってなされる
ことが多いので、このようなことはプロトン生成反応に
対しても大きな妨げとなりうる。
【0028】比較例Cは比較例A、Bよりも電池特性が
優れているが、これは比較例AおよびBで見られたよう
なメタノール分子による触媒面積の占有に関する問題
が、触媒粒子の径を大きくすることで幾分改善されてい
ることを示す。しかしながら実施例と比べると電池特性
が優れない。これについては第1アノード層にも粒径の
大きい金属触媒粒子を用いているため、上記触媒粒径の
増大に伴って単位体積当たりの触媒面積が低下したこと
が原因であると考えられる。
【0029】このことは、触媒粒子がほぼ球状であると
考えると分かり易い。いま任意の触媒粒子の半径rがn
倍に増加すると仮定した場合、その面積はn2・4πr2
で表され、n2だけ増加することが分かる。また、この
触媒粒子の体積はn3・(4/3)πr3で表され、これ
も半径rのときに比べるとn3だけ明らかに増加する。
しかしながら、一定体積に収まる粒子全体を考えると、
その総面積はn2/n3=1/n倍となり、これによって触
媒粒子あたりの触媒面積の増加と、触媒層全体の有効触
媒面積の増加とが反比例関係にあることがわかる。比較
例Cでは比較例AおよびBに比べて金属触媒粒子径が2
nmから10nmに増加しているので、メタノールによ
る妨害作用を抑制しつつも、肝心のプロトン生成反応の
ための触媒作用が十分に得られない結果に終わっている
と考えられる。
【0030】ところで参考として純水素ガスを使用して
みたところ、本実施の形態と比較例A、Bの電池性能が
同等になる結果が得られた。これに対し比較例Cは、他
の例に比べるとやや性能が劣る結果になった。これは、
プロトン生成反応がガスの残留物により妨害される可能
性のない場合には、電池性能はほぼプロトン生成反応の
進行度に比例し、このための触媒面積を広く確保できる
ものほど性能に寄与するためと考えられる。
【0031】なお本実施の形態ではアノード部の材料
(樹脂)としてPTFEおよびFEP等を用いる例を示
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その
他のフッ化オレフィン系、またはこれに準ずるフッ化樹
脂を含む材料(例えばテトラフルオロエチレン-パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポ
リクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリフ
ッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PV
F)、テトラフルオロエチレン-エチレン共重合体(E
TFE)等)を用いてもよい。
【0032】また、本発明のアノードに用いる金属触媒
粒子の例としてはPt-Ru合金の他に、単体のPtま
たはRuを用いてもよく、これ以外にも金(Au)、銀
(Ag)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)等の
一般的な触媒材料のうちの1種類、またはこれらの合金
を用いてもよい。またコスト面を考慮して、前記触媒材
料に、さらに鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、クロム
(Cr)、イリジウム(Ir)、ガリウム(Ga)、チ
タン(Ti)、バナジウム(V)、アルミニウム(A
l)、錫(Sn)等の触媒材料のうちの1種類以上を加
えた合金を用いてもよい。しかしながら本発明では、平
均粒径約10nmの白金-ルテニウム合金(重量比1:
1)からなる触媒粒子を第2アノード層中の金属触媒粒
子として用いた場合に、性能的な面において最適となる
ことが他の実施テストから明らかになっている。
【0033】さらに、本実施の形態では改質ガス中に残
留するメタノールをプロトン生成反応に先立って分解除
去する例を示したが、本発明は改質ガスの残留物をメタ
ノールに限定するものではなく、例えばメタノールに比
較的性質が類似するエタノールなどの低級アルコールが
含まれる場合であってもよい。また、本実施の形態では
アノードにおいて改質ガスに残留するメタノールを分解
除去する第2アノード層を設ける例を示したが、本発明
でメタノールを分解除去する触媒層の位置はアノードに
限定されない。例えば、燃料電池内部において改質ガス
が発電可能な温度範囲(発電中におけるアノードの温度
範囲)で流通される改質ガス流通路に配設してもよい。
具体的には、改質ガス供給用マニホールドの溝にペース
ト状の材料を塗布して触媒層を形成するか、当該溝の断
面形状に加工した触媒層を設ける方法が考えられる。た
だしこの場合はいずれも当該触媒層を電極として使えな
いので、この触媒層で生じる若干の電力を回収できな
い。
【0034】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
はアノードが電解質膜を介してカソードと対向するよう
に配され、アノード側に供給される水素リッチな改質ガ
スとカソード側に供給される酸化剤ガスにより発電する
燃料電池において、アノードが、第1の金属触媒粒子が
担持された第1の触媒層に、前記第1の金属触媒粒子より
も大きい平均粒径を有する第2の金属触媒粒子が担持さ
れた第2の触媒層が積層されてなり、前記第1の触媒層が
電解質膜に面するように配され、前記第1の金属触媒粒
子の平均粒径が5nm未満、前記第2の金属触媒粒子の平均
粒径が5nm以上の構成を持つ。これにより、発電のため
のプロトン生成反応に先立って、改質ガス中のメタノー
ル等の残留物を分解除去することが可能になり、触媒層
の被毒が抑制される。したがって、高い安定性のもとに
効率よく発電することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一適用例である燃料電池を稼働するた
めの燃料電池システム例を示す概略図である。
【図2】本発明の一適用例である固体高分子型燃料電池
の内部の模式断面図である。
【図3】燃料電池の電流電圧特性を表す図である。
【図4】発電中における従来型固体高分子型燃料電池の
内部の模式断面図である。
【符号の説明】
1 固体高分子型燃料電池 20 カソード部 21 カソード層 22、33 電極基板 30 アノード部 31 第1アノード層 32 第2アノード層 40 電解質部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 晃治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−88008(JP,A) 特開 平2−18861(JP,A) 特開 平8−162123(JP,A) 特開 平9−265992(JP,A) 特開 平9−245802(JP,A) 特開 平11−16588(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 4/86 - 4/98 H01M 8/10

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アノードが電解質膜を介してカソードと
    対向するように配され、アノード側に供給される水素リ
    ッチな改質ガスとカソード側に供給される酸化剤ガスに
    より発電する燃料電池において、 アノードが、第1の金属触媒粒子が担持された第1の触媒
    層に、前記第1の金属触媒粒子よりも大きい平均粒径を
    有する第2の金属触媒粒子が担持された第2の触媒層が積
    層されてなり、前記第1の触媒層が電解質膜に面するよ
    うに配され、 前記第1の金属触媒粒子の平均粒径が5nm未満、前記第2
    の金属触媒粒子の平均粒径が5nm以上であることを特徴
    とする燃料電池
  2. 【請求項2】 前記アノードを構成する触媒層のうち、
    少なくとも第2の触媒層は平均直径10nm〜20μmの細孔を
    有することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 【請求項3】 アノードが電解質膜を介してカソードと
    対向するように配され、アノード側に供給される水素リ
    ッチな改質ガスとカソード側に供給される酸化剤ガスに
    より発電する燃料電池において、前記アノードが金属触
    媒粒子を担持する触媒層からなり、前記金属触媒粒子の
    平均粒径は、電解質膜に近い触媒層主面側で5nm未満、
    電解質膜から遠い触媒層主面側で5nm以上であることを
    特徴とする燃料電池。
  4. 【請求項4】 前記電解質膜はイオン交換体樹脂からな
    り、カソードとアノードの金属触媒粒子担持体が前記イ
    オン交換体樹脂と同じ種類のイオン交換樹脂またはフッ
    素樹脂の何れかで結着されていることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の燃料電池。
  5. 【請求項5】 前記イオン交換体樹脂がパーフルオロカ
    ーボンスルホン酸ポリマーとパーフルオロカーボンカル
    ボン酸ポリマーの両方、またはその何れかを含むことを
    特徴とする請求項4に記載の燃料電池。
  6. 【請求項6】 前記電解質膜はパーフルオロスルホン酸
    ポリマーからなり、前記アノードは、平均粒径1nm〜3nm
    の白金-ルテニウム合金触媒粒子を有する第1の触媒層
    と、平均粒径8nm〜12nmの白金-ルテニウム合金触媒粒子
    を有する第2の触媒層とからなることを特徴とする請求
    項1または2に記載の燃料電池。
  7. 【請求項7】 金属触媒粒子からなる触媒層より構成さ
    れるカソードとアノードが、電解質の膜を介して対向す
    るように配され、カソード側に供給される空気とアノー
    ド側に供給される水素リッチな改質ガスにより発電する
    燃料電池において、 少なくとも前記アノードの触媒層が平均粒径5nm未満の
    金属触媒粒子から構成され、平均粒径5nm以上の金属触
    媒粒子からなる触媒層が燃料電池内部のガス流通路にお
    いて配設されていることを特徴とする燃料電池。
  8. 【請求項8】 前記改質ガスは、メタノールを含む燃料
    を改質したガスであることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載の燃料電池。
  9. 【請求項9】 カソード作製ステップと、アノード作製
    ステップと、アノードを電解質膜を介してカソードと対
    向するように配設する電池内部組立ステップとを備える
    燃料電池の製造方法において、 前記アノード作製ステップでは、平均粒径が5nm未満の
    第1の金属触媒粒子が担持された第1の触媒層と、平均粒
    径が5nm以上の第2の金属触媒粒子が担持された第2の触
    媒層とが積層されたアノードを作製し、 前記電池内部組立ステップで、前記アノードの第1の触
    媒層の主面を電解質膜に面するように配設することを特
    徴とする燃料電池の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記アノード作製ステップは、アノー
    ド基材上に前記第2の触媒層を形成する第1のサブステッ
    プと、第1サブステップで形成した第2の触媒層の上に、
    前記第1の触媒層を形成する第2のサブステップを備える
    ことを特徴とする請求項9に記載の燃料電池の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 カソード作製ステップと、アノード作
    製ステップと、アノードを電解質膜を介してカソードと
    対向するように配設する電池内部組立ステップとを備え
    る燃料電池の製造方法において、 前記アノード作製ステップでは、平均粒径が5nm未満の
    金属触媒粒子を担持させた一の主面側と平均粒径が5nm
    以上の金属触媒粒子を担持させた他の主面側とを持つよ
    うにアノードを作製し、 電池内部組立ステップでは、前記アノードの前記一の主
    面側を電解質膜に面するようにアノードを配設すること
    を特徴とする燃料電池の製造方法。
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