JP3522725B2 - 直交復調器および直交復調方法 - Google Patents
直交復調器および直交復調方法Info
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Description
受信機に用いられる直交復調器に関するものであり、詳
細には、フェージング等により受信レベルが大きく変動
する場合においても適用可能な直交復調器および直交復
調方法に関するものである。
る。たとえば、自動車電話をはじめとするディジタル無
線通信においては、送信側が、ベースバンド信号を高周
波信号(搬送波)に変調し、その信号を受信側に対して
送信する。このとき、伝送路においては、マルチパス伝
搬によりデータシンボルに対して無視できないような遅
延波が生じることがある。そのため、このような環境で
は、符号シンボルにわたって符号間干渉が生じることか
ら、この符号間干渉を克服するために、受信側にて適応
等化器を用いる必要がある。しかしながら、適応等化器
を用いる場合には、受信側で直交検波器を実現して、振
幅情報を正確に再生する必要があり、この場合、フェー
ジング等で受信レベルが大きく変動する際には、高精度
の自動利得制御(AGC:Automatic Gain Control)回
路が必要となる。
調器として、たとえば、変調信号の振幅を非線形圧縮し
た後でディジタル化し、その後、非線形圧縮の逆変換演
算を施すことで直交信号を得ることにより、広いダイナ
ミックレンジを確保可能な直交復調器がある。第10図
は、このような特徴をもつ第2748536号公報に記
載された従来の直交信号復調装置(以降、直交復調器と
呼ぶ)の構成を示す図である。
であり、2は判定値出力端子であり、100は帯域制限
フィルタであり、5は対数増幅器であり、101はフィ
ルタであり、7は位相検出回路であり、102は量子化
回路であり、11はレベル検出回路であり、12は極座
標直交座標変換回路であり、14は復調回路である。
て、帯域制限フィルタ100は、受信した変調信号から
信号成分が存在する特定の周波数成分だけを抽出する。
対数増幅器5では、帯域制限により抽出した受信信号か
ら、包絡振幅成分の対数変換値と、振幅を抑圧(既知の
対数変換(Log変換)を示す)した信号成分と、を出力
する。位相検出回路7では、振幅を抑圧した信号成分か
ら信号の位相成分を抽出する。量子化回路102では、
対数変換値を一旦フィルタ101に通した後、量子化す
る。レベル検出回路11では、量子化された対数変換値
を入力し、信号の振幅レベルを検出する。極座標直交座
標変換回路12では、検出された振幅レベルにもとづ
き、量子化された対数変換値を適切な値とするために逆
対数変換を実行し、さらに、位相成分を入力することに
より直交座標の信号に変換する。復調回路14では、こ
の直交座標に変換された信号を入力して復調処理を行
う。
す図である。具体的にいうと、帯域制限フィルタ100
で帯域制限した場合の信号を、周波数軸上で表記してい
る。なお、帯域制限フィルタ100では、波形整形と折
り返し防止の2つの機能を実現している。この場合、帯
域制限フィルタ100は、急峻なフィルタである必要が
あり、標本化周波数を比較的小さくとることができる。
調信号の一例を示す図であり、相違点は、周波数偏差が
印加されていることである。ここでは、帯域制限フィル
タ100を急峻な特性としているため、受信信号のスペ
クトルと帯域制限フィルタ100の周波数特性との相対
的なずれが大きくなっている。
制限により抽出した受信信号から、包絡振幅成分の対数
変換値を求め、その対数変換値をフィルタに通した後、
量子化を行う。その際、受信信号のスペクトルに周波数
のずれがある場合は、量子化前に周波数補正を行う。そ
の後、量子化された対数変換値から信号の振幅レベルを
検出し、その振幅レベルに基づいて量子化された対数変
換値を適切な値とするために逆対数変換を行う。最後
に、先に抽出しておいた位相成分を入力することにより
直交座標の信号に変換し、この直交座標に変換された信
号を用いて復調処理を行う。
た文献に記載された直交復調器においては、簡単な構成
で実現可能なアナログフィルタを用いて、急峻な特性を
実現することが非常に困難となる、という問題があっ
た。
受信信号が第12図に示すような周波数偏差を含む場
合、いかに周波数補正を行っても大幅な特性劣化が生じ
ることになる、という問題があった。たとえば、第13
図は、周波数偏差を有する信号成分を第12図に示すよ
うに帯域制限した後、周波数補正を行い、その結果を周
波数軸上で表現した図である。この場合、補正後の受信
信号は、所望の信号成分が大きく削られた上、さらに、
信号の折り返し成分が干渉として混入している。また、
復調回路で周波数補正を行う場合には、複素数の受信信
号に対して複素数の位相補正値を乗算する必要があり、
周波数補正分の回路規模の増加が避けられない、という
問題もあった。
対数変換値を量子化しているため、振幅値を逆対数変換
した場合の量子化誤差が大きくなる、という問題があっ
た。たとえば、第14図は、量子化回路で量子化した場
合において、信号成分と量子化雑音とを一緒に周波数軸
上で表現した図である。この場合、対数変換値が非常に
広い範囲の信号振幅を圧縮しているため、極座標直交座
標回路を用いて再度真数に戻す際に量子化数が小さい
と、この真数値中に存在する量子化雑音が無視できなく
なる。
受信信号の振幅変動が大きい場合、受信信号の振幅が小
さい区間において、極座標直交座標変換回路から出力さ
れる直交座標の信号が消失する。これは、受信信号の非
線形圧縮による量子化誤差により、直交座標信号の振幅
が0となるためである。すなわち、熱雑音が小さい場合
には、位相検出回路にて正しい位相成分を抽出可能であ
るが、このとき、振幅が0となっていれば、正しく抽出
された位相情報が直交座標の信号において消失すること
になる。これにより、位相情報のみによって復調可能な
条件において、復調特性が劣化する、という問題があっ
た。
非線形関数により増幅した信号と振幅制限した信号と
が、異なる増幅系を通過する。すなわち、この2つの信
号は、遅延時間が異なっている。したがって、この遅延
時間の差が大きいような場合には、極座標直交座標変換
回路における振幅情報と位相情報とのタイミングに大幅
なずれが生じるため、再生された直交座標の信号がひず
み、大幅な特性劣化が生じる、という問題があった。
バースト状の信号が到来する場合に、レベル検出回路1
1において以下の2つの問題があった。第15図は、レ
ベル検出回路における1つ目の問題点を示す図である。
ここでは、信号出力に遅延が許容されない場合を想定し
て、対数変換値を直接レベル検出した例を示している。
この場合、信号レベルの立ち上がりで過渡応答が生じ、
バーストの先頭が利用できず、バーストの先頭にプリア
ンブルが必要となる。一方、第16図は、レベル検出回
路における2つ目の問題点を示す図である。ここでは、
信号をすべて受信してからレベル検出を行う手法が示さ
れている。この場合、バースト全体で安定した信号を再
生することはできるが、信号出力に大きな遅延が生じ
る。
ようにまとめることができる。 (1)帯域制限フィルタに急峻な特性が必要となる。 (2)周波数偏差がある場合、大幅な特性劣化が生じ
る。 (3)周波数偏差の補正を行う場合、回路規模の増加が
避けられない。 (4)対数変換値を量子化するため、振幅値を逆対数変
換した場合の量子化誤差が大きくなる。 (5)受信信号の振幅変動が大きい場合、受信信号が小
さい区間において、正しく抽出された位相情報が消失す
る。 (6)非線形増幅手段から出力される2つの信号の遅延
時間差が大きい場合、再生された直交座標の信号がひず
む。 (7)バースト伝送時に十分に長いプリアンブルを与え
るか、または受信信号に大きな遅延を許容する必要があ
る。
って、フェージング等により受信レベルが大きく変動す
る場合においても、常に最適な復調特性を実現可能な直
交復調器および直交復調方法を提供することを目的とし
ている。
器にあっては、高周波に変調された受信信号を同相成分
と直交成分に復調する構成とし、量子化を行う際に信号
成分の折り返しが生じないように、前記受信信号に対し
て緩やかな特性を有するアナログフィルタを用いて帯域
制限を施す折り返し防止フィルタリング手段(後述する
実施の形態の折り返し防止フィルタ4に相当)と、前記
帯域制限された信号に基づいて、非線形関数にしたがっ
て増幅した信号と、位相検出が可能となるように振幅制
限した信号と、を生成する非線形増幅手段(対数増幅器
5に相当)と、前記振幅制限信号から位相成分を検出す
る位相検出手段(位相検出回路7に相当)と、外部から
指示される周波数偏差情報に基づいて、前記位相成分に
対して位相逆回転処理を行うことにより、周波数偏差を
補正する位相逆回転手段(位相逆回転回路9に相当)
と、前記増幅信号をシンボルレートより速い速度で量子
化するオーバーサンプリング量子化手段(オーバーサン
プル量子化回路6に相当)と、前記量子化された信号か
ら振幅基準レベルを検出するレベル検出手段(レベル検
出回路11に相当)と、前記量子化された信号と前記振
幅基準レベルとを用いて、非線形関数の逆関数による変
換処理を行うことにより振幅補正を行い、さらに、前記
位相逆回転処理が行われた信号を用いて、前記振幅補正
後の信号をオーバーサンプル速度に相当する同相成分と
直交成分に変換する極座標直交座標変換手段(極座標直
交座標変換回路12に相当)と、前記同相成分と直交成
分に対して帯域制限を施すディジタルフィルタリング手
段(ディジタルフィルタ13に相当)と、を備えること
を特徴とする。
峻な特性が必要なくなり、帯域制限フィルタの機能を、
緩やかな特性のアナログフィルタで容易に代用すること
ができるようになる。これにより、受信信号に周波数偏
差が印加されている場合においても、受信信号のスペク
トルと折り返し防止フィルタリング手段の周波数特性と
のずれの影響がなくなるとともに、さらに、回路の簡素
化を実現できる。また、折り返し防止フィルタリング手
段の特性を緩和することにより、受信信号に周波数偏差
がある場合に、大幅な特性劣化を回避することができ
る。また、位相検出値に対して位相逆回転を適用するこ
とにより、演算処理に伴う回路規模の増加が発生しな
い。また、対数変換値を量子化することが原因で発生す
る振幅値に対して、逆対数変換を行った場合の量子化誤
差は、高い周波数で行う量子化と、ディジタルフィルタ
による高精度なフィルタリング処理により抑圧できる。
は、さらに、前記振幅基準レベルの検出を行う基準とな
るタイミング情報を外部から受け取ることにより、前記
レベル検出手段の動作タイミングを制御するタイミング
制御手段(タイミング制御回路10に相当)を備えるこ
とを特徴とする。
情報を入力することにより、レベル検出期間が短縮さ
れ、さらに、受信信号の遅延量も削減される。
は、前記量子化された信号および前記位相成分を蓄積す
るバッファ手段を備え、前記タイミングの制御により、
前記バッファ手段に蓄積された信号から振幅基準レベル
を検出することを特徴とする。
りで過渡応答が生じてバーストの先頭が利用できない場
合においても、バッファ手段に蓄積するための遅延によ
り過渡状態を吸収でき、バーストの先頭にプリアンブル
を設ける必要がなくなる。
前記極座標直交座標変換手段は、前記非線形関数の逆関
数による変換処理に加えて、非線形な補正を行うことを
特徴とする。
をもつ極座標直交座標変換手段を用いることで、受信信
号の落ち込み時、すなわち、受信信号の振幅が小さい区
間においても、抽出された位相成分の消失を防ぐことが
できる。
は、さらに、前記非線形関数にしたがって増幅した信号
と、前記振幅制限した信号と、の遅延時間差を補正する
遅延時間補正手段、を備えることを特徴とする。
正手段が、位相検出手段に入力される信号、もしくは位
相検出を行うタイミングを調整することで、振幅制限し
た信号の遅延時間を調整する。これにより、離散化され
る前段階における調整が可能となり、量子化速度に対し
て微小な調整が可能となる。また、別の調整方法とし
て、たとえば、遅延時間補正手段が、量子化速度で離散
化された信号に対して処理を行う。これにより、幅広い
遅延時間調整が可能となる。
は、高周波に変調された受信信号を同相成分と直交成分
に復調する処理において、量子化を行う際に信号成分の
折り返しが生じないように、前記受信信号に対して緩や
かな特性を有するアナログフィルタを用いて帯域制限を
施す第1の工程と、前記帯域制限された信号に基づい
て、非線形関数にしたがって増幅した信号と、位相検出
が可能となるように振幅制限した信号と、を生成する第
2の工程と、前記振幅制限信号から位相成分を検出する
第3の工程と、外部から指示される周波数偏差情報に基
づいて、前記位相成分に対して位相逆回転処理を行うこ
とにより、周波数偏差を補正する第4の工程と、前記増
幅信号をシンボルレートより速い速度で量子化する第5
の工程と、前記量子化された信号から振幅基準レベルを
検出する第6の工程と、前記量子化された信号と前記振
幅基準レベルとを用いて、非線形関数の逆関数による変
換処理を行うことにより振幅補正を行い、さらに、前記
位相逆回転処理が行われた信号を用いて、前記振幅補正
後の信号をオーバーサンプル速度に相当する同相成分と
直交成分に変換する第7の工程と、前記同相成分と直交
成分に対してディジタルフィルタを用いて帯域制限を施
す第8の工程と、を含むことを特徴とする。
峻な特性が必要なくなり、帯域制限フィルタの機能を、
緩やかな特性のアナログフィルタで容易に代用すること
ができるようになる。また、第1の工程における特性を
緩和することにより、受信信号に周波数偏差がある場合
においても、大幅な特性劣化を回避する。また、位相検
出値に対して位相逆回転を適用することにより、演算処
理に伴う回路規模の増加が発生しない。
は、さらに、前記振幅基準レベルの検出を行う基準とな
るタインミング情報を外部から受け取ることにより、前
記第6の工程の動作タイミングを制御する第9の工程を
含むことを特徴とする。
情報を入力することにより、レベル検出期間が短縮さ
れ、さらに、受信信号の遅延量が削減される。
は、前記量子化された信号および前記位相成分を蓄積す
る第10の工程を含み、前記タイミングの制御により、
前記第10の工程において蓄積された信号から振幅基準
レベルを検出することを特徴とする。
りで過渡応答が生じてバーストの先頭が利用できない場
合においても、第10の工程における遅延により過渡状
態を吸収でき、バーストの先頭にプリアンブルを設ける
必要がなくなる。
て、前記第7の工程にあっては、前記非線形関数の逆関
数による変換処理に加えて、非線形な補正を行うことを
特徴とする。
をもつ第7の工程を実施することで、受信信号の落ち込
み時、すなわち、受信信号の振幅が小さい区間において
も、抽出された位相成分の消失を防ぐことができる。
は、さらに、前記非線形関数にしたがって増幅した信号
と、前記振幅制限した信号と、の遅延時間差を補正する
第11の工程、を含むことを特徴とする。
程にて、位相検出回路に入力される信号、もしくは位相
検出を行うタイミングを調整することで、振幅制限した
信号の遅延時間を調整する。これにより、離散化される
前段階における調整が可能となり、量子化速度に対して
微小な調整が可能となる。また、別の調整方法として、
たとえば、第11の工程にて、量子化速度で離散化され
た信号に対して処理を行う。これにより、幅広い遅延時
間調整が可能となる。
に、添付の図面に従ってこれを説明する。
る。第1図は、本発明にかかる直交復調器の実施の形態
1の構成を示す図である。第1図において、1は受信信
号入力端子であり、2は判定値出力端子であり、4は折
り返し防止フィルタであり、5は対数増幅器であり、6
はオーバーサンプル量子化回路であり、7は位相検出回
路であり、9は位相逆回転回路であり、11はレベル検
出回路であり、12は極座標直交座標変換回路であり、
13はディジタルフィルタであり、14は復調回路であ
る。
器の基本的な動作を簡単に説明する。まず、折り返し防
止フィルタ4では、後段のオーバーサンプル量子化回路
6において周波数折り返し(aliasing noise)が生じな
い程度に、受信信号を帯域制限して抽出する。なお、こ
こで使用されるフィルタは、既知のアナログフィルタが
用いられる。そして、対数増幅器5では、帯域制限によ
り抽出された受信信号から、包絡振幅成分の対数変換値
と、振幅を抑圧(既知の対数関数(Log変換)による振
幅変換を示す)した信号成分と、を出力する。
した信号成分から信号の位相成分を抽出し、さらに、位
相逆回転回路9では、抽出した位相成分に対して復調回
路14等の外部からの周波数偏差の指示にしたがって位
相回転を施し、位相回転後の値を出力する。一方、オー
バーサンプル量子化回路6では、前記対数変換値をシン
ボルレートより速い速度で量子化する。
された対数変換値を入力し、信号の振幅レベルを検出す
る。そして、極座標直交座標変換回路12では、検出さ
れた振幅レベルにもとづき、オーバーサンプルの速度で
量子化された対数変換値を適切な値とするために逆対数
変換を行い、さらに、位相の逆回転処理を施した位相成
分を、オーバーサンプルの速度に相当する直交座標の信
号に変換する。
ーバーサンプル速度の直交座標に変換された信号を入力
して波形整形を行い、復調回路14では、この波形整形
された信号を入力して復調処理を行う。
下に示す4つの特徴がある。まず、第1に、急峻な特性
を実現することが非常に困難な帯域制限フィルタに換え
て、実現が容易なオーバーサンプル時の折り返し防止フ
ィルタ(アナログフィルタ)を用いることとした。第2
に、周波数偏差に対する補正を、抽出した位相成分に対
して直接行うこととした。第3に、量子化速度をオーバ
ーサンプルの速度に高めることとした。第4に、オーバ
ーサンプル速度の直交検波結果を、ディジタルフィルタ
により波形整形することとした。
における上記特徴的な動作を図面にしたがって詳細に説
明する。第2図は、受信した変調信号を標本化した場合
の一例を示す図である。具体的にいうと、折り返し防止
フィルタ4で帯域制限した信号を周波数軸上で表記して
いる。ここで使用される折り返し防止フィルタ4には、
波形整形の機能がなく、単に折り返し防止の機能だけを
実現している。この場合、折り返し防止フィルタ4は急
峻なフィルタである必要がないため、既知のアナログフ
ィルタで容易に所望の特性を実現することができる(第
1の特徴)。これにより、回路の簡素化が可能となる。
号を標本化した場合の一例を示す図であり、相違点は、
受信信号に周波数偏差が印加されていることである。こ
こでは、折り返し防止フィルタ4を緩やかな特性として
いるため、受信信号のスペクトルと折り返し防止フィル
タ4の周波数特性とのずれの影響がほとんどない。
第3図に示すように帯域制限した後、周波数補正を行
い、それを周波数軸上で表現した図である。この場合、
信号成分は、周波数偏差がない場合(第2図参照)と全
く変化がなく、特性劣化が生じない。また、周波数補正
は、復調回路14で行わず、通常、ディジタル値である
位相検出値に対して行うため(第2の特徴)、周波数偏
差を補正するための位相逆回転回路9を、ディジタルの
加算器で実現できる。すなわち、従来の直交復調器を使
用した場合の周波数補正時に復調回路14で生じるよう
な、周波数補正分の回路規模の大幅な増加が生じない。
で量子化した場合(第3の特徴)において、信号成分と
量子化雑音とを同時に周波数軸上で表現した図である。
たとえば、標本化速度を高めると、オーバーサンプル量
子化回路6で標本化周波数のすべてにわたって積分した
量子化雑音電力は変化しないが、周波数で正規化した量
子化雑音電力は減少することが知られている。すなわ
ち、第5図の信号成分が存在しない部分の量子化雑音
は、ディジタルフィルタ13により除去されるため(第
4の特徴)、信号中に存在する量子化雑音の量を抑圧す
ることができる。
ィルタに急峻な特性が必要なくなり、従来の帯域制限フ
ィルタ100の機能を、緩やかな特性のアナログフィル
タを用いた折り返し防止フィルタ4で容易に代用するこ
とができるようになる。これにより、受信信号に周波数
偏差が印加されている場合においても、受信信号のスペ
クトルと折り返し防止フィルタ4の周波数特性とのずれ
の影響がなくなる。また、回路の簡素化が可能となる。
止フィルタの特性を緩和することにより、第12図に示
すような周波数偏差がある場合であっても、所望の信号
成分がフィルタにより削り取られること、および信号の
折り返し成分が干渉として混入してしまうことがなくな
り、大幅な特性劣化を回避することができる。
に対して位相逆回転を適用することにより、演算処理に
伴う回路規模の増加を防ぐことができ、これにより、周
波数偏差の補正を行う場合における復調回路の回路規模
の増加が発生しない。さらに、位相の逆回転を行う位相
逆回転回路9を簡単な加算器で実現できる。
を量子化することが原因で発生する振幅値に対して、逆
対数変換を行った場合の誤差、すなわち、量子化誤差
は、オーバーサンプル量子化回路6による高い周波数で
行う量子化と、ディジタルフィルタ13による高精度な
フィルタリング処理により、抑制可能となる。
するダイバーシチ受信に拡張することにより、さらに、
高精度な復調処理が可能となる。
成および動作について説明する。第6図は、本発明にか
かる直交復調器の実施の形態2の構成を示す図である。
なお、先に説明した第1図(実施の形態1)と同一の構
成については、同一の符号を付して説明を省略する。第
6図において、3は同期のタイミング情報入力端子であ
り、8はバッファ回路であり、10はタイミング制御回
路である。
器の基本的な動作を簡単に説明する。なお、ここでは、
実施の形態1と異なる動作だけの説明とする。本実施の
形態においては、たとえば、オーバーサンプル量子化回
路6の出力する対数変換値、および位相検出回路7の出
力する位相検出値を、一旦、バッファ回路8に蓄える。
その後、外部からのタイミング情報にしたがって、タイ
ミング制御回路10が、バッファ回路8の出力データを
制御する。
づいて対数変換値をレベル検出する処理を示す図であ
る。ここでは、バースト状の信号が到来する場合のレベ
ル検出回路11の動作に関して検討する。従来技術にお
いては、たとえば、第15図に示すように、信号レベル
の立ち上がりで過渡応答が生じてバーストの先頭が利用
できないことから、バーストの先頭にプリアンブルを設
けるか、または、第16図に示すように、信号をすべて
受信してからレベル検出を行う手法を用いることで、信
号出力に大きな遅延を許容する必要がある。
外部からのタイミング情報に基づいてレベル検出を行う
ため、信号成分が存在する確率の高い時刻において自由
にレベル検出を行うことができる。また、実施の形態1
にて説明したオーバーサンプルにより、雑音の影響を抑
圧することができる。そのため、検出期間を短縮するこ
とができ、バースト全体で安定した信号を再生すること
ができるとともに、さらに、信号出力の遅延を削減させ
ることもできる。
1と同様の効果が得られるとともに、さらに、外部から
のタイミング情報を入力することにより、レベル検出期
間の短縮が可能となり、それに従って受信信号の遅延量
の削減も可能となる。
成および動作について説明する。前述した第1図の記載
の極座標直交座標変換回路は、非線形増幅器、すなわ
ち、対数増幅器5の逆関数を実現するための変換処理を
含んでいる。一方、本実施の形態においては、上記変換
処理において非線形増幅器の逆関数を実現するための変
換処理に加えて、さらに、極座標直交座標変換手段12
が、「非線形な補正」を行う。以下に、追加する「非線
形な補正」に関して、具体例をあげて説明する。なお、
本実施の形態の構成については、先に説明した第1図お
よび第2図(実施の形態1および2)と同様であるた
め、同一の符号を付してその説明を省略する。
り、受信信号の振幅変動が大きい場合、受信信号の振幅
が小さい区間において、極座標直交座標変換回路12か
ら出力される直交座標の信号が消失する。
換処理を、たとえば、第8図に示すような特性を持つ変
換器を用いて行う。第8図は、極座標直交座標変換回路
12における変換処理特性を示す図である。これは、対
数増幅器の逆関数に加えて、「あるしきい値以下に対す
る出力を一定値とする」、という非線形な補正を示して
いる。
1および2と同様の効果が得られるとともに、さらに、
上記変換特性をもつ極座標直交座標変換回路12を用い
ることで、受信信号の落ち込み時、すなわち、受信信号
の振幅が小さい区間においても、抽出された位相情報の
消失を防ぐことができる。
外の受信フィルタおよび電力増幅機の飽和などにおいて
も非線形ひずみが生じる。そこで,本実施の形態におけ
る極座標直交座標変換回路12の上記変換処理では、こ
れらの非線形ひずみをあわせて補正する。これにより、
本実施の形態においては、さらに良好な復調特性を得る
ことができる。
成および動作について説明する。第9図は、本発明にか
かる直交復調器の実施の形態4の構成を示す図である。
なお、先に説明した第1図および第6図(実施の形態1
および2)と同一の構成については、同一の符号を付し
てその説明を省略する。第9図において、15,16,
17は遅延調整回路である。
り、非線形増幅手段、すなわち、対数増幅器5から出力
される非線形関数にしたがって増幅した信号、および振
幅制限した信号は、一般に異なる遅延時間を持ってお
り、互いのタイミングにずれが生じている。
イミングずれを上記各遅延調整回路により補正する。た
とえば、遅延調整回路15では、位相検出回路7に入力
される信号、もしくは位相検出を行うタイミングを調整
することで、振幅制限した信号の遅延時間を調整する。
すなわち、遅延調整回路15では、離散化される前段階
における調整が可能であり、量子化速度に対して微小な
調整が可能である。
量子化速度で離散化された信号に対して処理を行うた
め、幅広い遅延時間調整が可能である。
の形態1,2または3と同様の効果が得られるととも
に、さらに、上記各遅延調整回路を用いて各処理のタイ
ミングのずれを補正することで、簡易な構成で対数増幅
器5から出力される2つの信号の遅延時間を調整するこ
とができる。
ば、帯域制限フィルタに急峻な特性が必要なくなり、従
来の帯域制限フィルタの機能を、緩やかな特性のアナロ
グフィルタを用いた折り返し防止フィルタで容易に代用
することができるようになる。これにより、受信信号に
周波数偏差が印加されている場合においても、受信信号
のスペクトルと折り返し防止フィルタの周波数特性のず
れの影響がなくなり、また、回路の簡素化が可能とな
る、という効果を奏する。また、この発明によれば、折
り返し防止フィルタの特性を緩和することにより、第1
2図に示すような周波数偏差がある場合であっても、大
幅な特性劣化を回避することができる、という効果を奏
する。また、この発明によれば、位相検出値に対して位
相逆回転を適用することにより、演算処理に伴う回路規
模の増加を防ぐことができ、これにより、周波数偏差の
補正を行う場合における復調回路の回路規模の増加が発
生しない、という効果を奏する。さらに、位相の逆回転
を行う位相逆回転回路を簡単な加算器で実現できる、と
いう効果を奏する。また、この発明によれば、対数変換
値を量子化することが原因で発生する振幅値に対して逆
対数変換を行った場合の誤差、すなわち、量子化誤差
は、オーバーサンプル量子化回路による高い周波数で行
う量子化と、ディジタルフィルタによる高精度なフィル
タリング処理により、抑圧可能となる、という効果を奏
する。 [図面の簡単な説明]
形態1の構成を示す図である。
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
制限した後、周波数補正を行い、それを周波数軸上で表
現した図である。
上で表現した図である。
形態2の構成を示す図である。
て対数変換値をレベル検出する処理を示す図である。
換処理特性を示す図である。
形態4の構成を示す図である。
された従来の直交復調器の構成を示す図である。
図である。
図である。
帯域制限した後、周波数補正を行い、それを周波数軸上
で表現した図である。
数軸上で表現した図である。
の問題点を示す図である。
の問題点を示す図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 高周波に変調された受信信号を同相成分
と直交成分に復調する直交復調器において、 量子化を行う際に信号成分の折り返しが生じないよう
に、前記受信信号に対して緩やかな特性を有するアナロ
グフィルタを用いて帯域制限を施す折り返し防止フィル
タリング手段と、 前記帯域制限された信号に基づいて、非線形関数にした
がって増幅した信号と、位相検出が可能となるように振
幅制限した信号と、を生成する非線形増幅手段と、 前記振幅制限信号から位相成分を検出する位相検出手段
と、 外部から指示される周波数偏差情報に基づいて、前記位
相成分に対して位相逆回転処理を行うことにより、周波
数偏差を補正する位相逆回転手段と、 前記増幅信号をシンボルレートより速い速度で量子化す
るオーバーサンプリング量子化手段と、 前記量子化された信号から振幅基準レベルを検出するレ
ベル検出手段と、 前記量子化された信号と前記振幅基準レベルとを用い
て、非線形関数の逆関数による変換処理を行うことによ
り振幅補正を行い、さらに、前記位相逆回転処理が行わ
れた信号を用いて、前記振幅補正後の信号をオーバーサ
ンプル速度に相当する同相成分と直交成分に変換する極
座標直交座標変換手段と、 前記同相成分と直交成分に対して帯域制限を施すディジ
タルフィルタリング手段と、 を備えることを特徴とする直交復調器。 - 【請求項2】 さらに、前記振幅基準レベルの検出を行
う基準となるタイミング情報を外部から受け取ることに
より、前記レベル検出手段の動作タイミングを制御する
タイミング制御手段、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の直交復調
器。 - 【請求項3】 前記量子化された信号および前記位相成
分を蓄積するバッファ手段、 を備え、 前記タイミングの制御により、前記バッファ手段に蓄積
された信号から振幅基準レベルを検出することを特徴と
する請求項2に記載の直交復調器。 - 【請求項4】 前記極座標直交座標変換手段は、 前記非線形関数の逆関数による変換処理に加えて、非線
形な補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の直交
復調器。 - 【請求項5】 前記極座標直交座標変換手段は、 前記非線形関数の逆関数による変換処理に加えて、非線
形な補正を行うことを特徴とする請求項3に記載の直交
復調器。 - 【請求項6】 さらに、前記非線形関数にしたがって増
幅した信号と、前記振幅制限した信号と、の遅延時間差
を補正する遅延時間補正手段、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の直交復調
器。 - 【請求項7】 さらに、前記非線形関数にしたがって増
幅した信号と、前記振幅制限した信号と、の遅延時間差
を補正する遅延時間補正手段、 を備えることを特徴とする請求項3に記載の直交復調
器。 - 【請求項8】 さらに、前記非線形関数にしたがって増
幅した信号と、前記振幅制限した信号と、の遅延時間差
を補正する遅延時間補正手段、 を備えることを特徴とする請求項4に記載の直交復調
器。 - 【請求項9】 さらに、前記非線形関数にしたがって増
幅した信号と、前記振幅制限した信号と、の遅延時間差
を補正する遅延時間補正手段、 を備えることを特徴とする請求項5に記載の直交復調
器。 - 【請求項10】 高周波に変調された受信信号を同相成
分と直交成分に復調する直交復調方法において、 量子化を行う際に信号成分の折り返しが生じないよう
に、前記受信信号に対して緩やかな特性を有するアナロ
グフィルタを用いて帯域制限を施す第1の工程と、 前記帯域制限された信号に基づいて、非線形関数にした
がって増幅した信号と、位相検出が可能となるように振
幅制限した信号と、を生成する第2の工程と、 前記振幅制限信号から位相成分を検出する第3の工程
と、 外部から指示される周波数偏差情報に基づいて、前記位
相成分に対して位相逆回転処理を行うことにより、周波
数偏差を補正する第4の工程と、 前記増幅信号をシンボルレートより速い速度で量子化す
る第5の工程と、 前記量子化された信号から振幅基準レベルを検出する第
6の工程と、 前記量子化された信号と前記振幅基準レベルとを用い
て、非線形関数の逆関数による変換処理を行うことによ
り振幅補正を行い、さらに、前記位相逆回転処理が行わ
れた信号を用いて、前記振幅補正後の信号をオーバーサ
ンプル速度に相当する同相成分と直交成分に変換する第
7の工程と、 前記同相成分と直交成分に対してディジタルフィルタを
用いて帯域制限を施す第8の工程と、 を含むことを特徴とする直交復調方法。 - 【請求項11】 さらに、前記振幅基準レベルの検出を
行う基準となるタイミング情報を外部から受け取ること
により、前記第6の工程の動作タイミングを制御する第
9の工程、 を含むことを特徴とする請求項10に記載の直交復調方
法。 - 【請求項12】 前記量子化された信号および前記位相
成分を蓄積する第10の工程を含み、 前記タイミングの制御により、前記第10の工程におい
て蓄積された信号から振幅基準レベルを検出することを
特徴とする請求項11に記載の直交復調方法。 - 【請求項13】 前記第7の工程にあっては、 前記非線形関数の逆関数による変換処理に加えて、非線
形な補正を行うことを特徴とする請求項10に記載の直
交復調方法。 - 【請求項14】 前記第7の工程にあっては、 前記非線形関数の逆関数による変換処理に加えて、非線
形な補正を行うことを特徴とする請求項12に記載の直
交復調方法。 - 【請求項15】 さらに、前記非線形関数にしたがって
増幅した信号と、前記振幅制限した信号と、の遅延時間
差を補正する第9の工程、 を含むことを特徴とする請求項10に記載の直交復調方
法。 - 【請求項16】 さらに、前記非線形関数にしたがって
増幅した信号と、前記振幅制限した信号と、の遅延時間
差を補正する第11の工程、 を含むことを特徴とする請求項12に記載の直交復調方
法。 - 【請求項17】 さらに、前記非線形関数にしたがって
増幅した信号と、前記振幅制限した信号と、の遅延時間
差を補正する第9の工程、 を含むことを特徴とする請求項13に記載の直交復調方
法。 - 【請求項18】 さらに、前記非線形関数にしたがって
増幅した信号と、前記振幅制限した信号と、の遅延時間
差を補正する第11の工程、 を含むことを特徴とする請求項14に記載の直交復調方
法。
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