JP3522719B2 - 穿孔機 - Google Patents

穿孔機

Info

Publication number
JP3522719B2
JP3522719B2 JP2001315936A JP2001315936A JP3522719B2 JP 3522719 B2 JP3522719 B2 JP 3522719B2 JP 2001315936 A JP2001315936 A JP 2001315936A JP 2001315936 A JP2001315936 A JP 2001315936A JP 3522719 B2 JP3522719 B2 JP 3522719B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
stripper
punching machine
away
movable mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001315936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003117620A (ja
Inventor
芳邦 亀倉
Original Assignee
亀倉精機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 亀倉精機株式会社 filed Critical 亀倉精機株式会社
Priority to JP2001315936A priority Critical patent/JP3522719B2/ja
Publication of JP2003117620A publication Critical patent/JP2003117620A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3522719B2 publication Critical patent/JP3522719B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アングル材や板材
などの被穿孔材に丸孔や長孔などを液圧シリンダの下端
に設けたパンチとダイスにより孔あけ加工する穿孔機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、図1に示すようなポータブル型の穿孔機が広く用い
られている。
【0003】この穿孔機を簡単に説明すると、機体Aの
上部に電動機8を設け、機体A内に電動機8の作動によ
り油圧を発生する油圧発生機構9を設け、この油圧発生
機構9の下方の機体A内に油圧発生機構9の油圧により
昇降する油圧作動機1(ピストン・シリンダ機構)を設
け、この油圧作動機1のピストン2の下端にパンチ3を
設けた構成で、油圧作動機1の下動により機体Aの基部
に設けたダイス10と共働して被穿孔材4に穿孔する。
【0004】また、このパンチ3の左右両側には、スト
リッパ5が近接状態に固定されていて、このストリッパ
5が、穿孔後のパンチ3上動時に被穿孔材4がパンチ3
と共に上方へ移動することを阻止してパンチ3から被穿
孔材4が外れるように構成されている。
【0005】しかしながら、この従来の穿孔機は、スト
リッパ5がパンチ3の左右に近接状態で固定されている
ため、パンチ3の交換が困難であった。
【0006】即ち、特にストリッパ5がパンチ3の間近
に設けられているような場合には、パンチ止め金具11或
いはパンチ3がストリッパ5に接触して取り外せず、ま
た、ストリッパ5がパンチ3と若干離れて設けられてい
るような場合でも、ストリッパ5が邪魔で手指の進入が
困難となってしまうもので、結果先ずストリッパ5を取
り外してからパンチ3を交換しなければならず、この交
換作業が非常に煩わしいものとなってしまっていた。
【0007】本発明は、このような従来の穿孔機の問題
点を見い出し、これを解決するためのもので、ストリッ
パがパンチに対し離反可動し得るように構成すること
で、パンチの交換作業を極めて容易に行うことができる
画期的な穿孔機を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】油圧作動機1のピストン2先端に設けたパ
ンチ3の押圧下動により被穿孔材4を穿孔するように構
成し、このパンチ3の両側に、穿孔後のパンチ3上動時
に被穿孔材4がパンチ3と共に上方へ移動することを阻
止してパンチ3から被穿孔材4を取り外すストリッパ5
をパンチ3と並設状態に設けた穿孔機において、前記パ
ンチ3に近接するストリッパ5は、可動機構6を介して
パンチ3に対し離反可動し得るように構成したことを特
徴とする穿孔機に係るものである。
【0010】また、前記ストリッパ5は、前記パンチ3
の左右両側に近接状態に垂設し、この左右夫々のストリ
ッパ5を、前記可動機構6を介してパンチ3に対し離反
する方向へ回動若しくはスライド可動し得るように構成
して、パンチ3を前記油圧作動機1のピストン2から取
り外す際にはこの可動機構6により取り外し作業の邪魔
とならない位置にまでストリッパ5を退避可動し得るよ
うに構成したことを特徴とする請求項1記載の穿孔機に
係るものである。
【0011】また、操作部7を操作することによって前
記ストリッパ5がワンタッチで前記パンチ3に対し離反
可動するか若しくは、パンチ3に対し離反しているスト
リッパ5がワンタッチで戻り可動する前記可動機構6を
設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に
記載の穿孔機に係るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0013】パンチ3を交換する際、可動機構6によっ
てストリッパ5をパンチ3に対し離反可動させると、こ
のストリッパ5がパンチ3の交換作業の邪魔とならず、
パンチ3を取り外すことも取り付けることも容易に行わ
れる。
【0014】従って、従来品はストリッパ5が完全に固
定されていたために、このストリッパ5を一々一旦取り
外さなければパンチ3の交換作業ができなかったが、本
発明ではこのストリッパ5をパンチ3に対して交換作業
の邪魔とならないように離反可動させることができるた
め、従来品に比してパンチ3の交換作業が著しく容易に
行われる極めて実用性に秀れた画期的な穿孔機となる。
【0015】また、例えば、操作部7を操作することに
よって前記ストリッパ5がワンタッチで前記パンチ3に
対し離反可動するか若しくは、パンチ3に対し離反して
いるストリッパ5がワンタッチで戻り可動する前記可動
機構6を設ければ、操作部7を操作するだけの所謂ワン
タッチ操作でストリッパ5が離反可動若しくは戻り可動
するため、極めて操作性に秀れ、一層実用的となる。
【0016】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0017】本実施例は、図1,図2に示したような穿
孔機に適用しているもので、詳細な説明について前記従
来技術の項での説明と重複する箇所は、同様の符号を付
すことで説明を省略する。
【0018】本実施例では、パンチ3の左右両側に並設
状態にして近接状態に垂設するストリッパ5が可動機構
6を介してパンチ3に対し離反可動し得るように構成し
ている。
【0019】具体的に説明すると、ストリッパ5は、図
1,図4に示すように正面から見て略逆L字状を呈する
形状に形成し、更に上部の略水平側方へ突設する側方突
設部5Aを前後対向状態に設けている。
【0020】このストリッパ5の可動機構6について説
明すると、油圧発生機構9のシリンダ12外部の下部左右
部に夫々取付金具29を付設している。また、この取付金
具29は、下部両側に遊離垂下部29Aを垂設した構成と
し、図3に示すようにこの夫々の遊離垂下部29Aに前記
ストリッパ5の側方突設部5Aを重合した上、遊離垂下
部29Aに形成した取付孔29Bと側方突設部5Aに形成し
た軸受孔5Bとに枢着軸24を嵌挿装着することで、この
枢着軸24を支点にして取付金具29に対しストリッパ5を
機体Aの外側左右方向に回動可能に設けている。
【0021】即ち、この左右のストリッパ5を、いずれ
も図6のようにパンチ3に対し左右外側に向かって離反
回動するように構成している。
【0022】また、この可動機構6は、図6に示すよう
にパンチ3を前記油圧作動機1から取り外す際に、取り
外し作業の邪魔とならない位置にまでストリッパ5を退
避可動し得るように構成している。
【0023】また、本実施例では、操作部7を操作する
ことによってストリッパ5がパンチ3に対し離反可動可
能となる可動機構6のロック・解除機構27を設けてい
る。
【0024】このロック・解除機構27について具体的に
説明すると、枢着軸24の一端部(図3における左端部)
を前記操作部7とし、この操作部7を押動操作すること
で枢着軸24がスライド移動するように構成している。
【0025】また、この枢着軸24は、一端部に操作部7
を兼用する径大部24Aを設けると共に取付金具29内に配
された箇所にも径大部24Bを形成し、この径大部24A・
24Bによって枢着軸24は取付金具29及びストリッパ5か
ら抜け止め状態に維持され、且つ径大部24A・24Bとの
間隔設定によりこの枢着軸24のスライド移動範囲が規制
される構成としている。
【0026】また、この枢着軸24の径大部24A・24B間
に矩形部24Cを形成する一方、ストリッパ5の一側(図
3における左側)の側方突設部5Aに形成した軸受孔5
Bとこの一側の側方突設部5Aに重合する取付金具29
(遊離垂下部29A)の取付孔29Bとをこの矩形部24Cが
嵌合する矩形穴に形成している。
【0027】また、この矩形部24Cは、前記操作部7た
る枢着軸24の一端径大部24Aが最もストリッパ5の外方
へ突出した状態では、矩形部24Cが前記矩形穴(軸受孔
5Bと取付孔29B)の双方に嵌合係止して枢着軸24に対
しストリッパ5が可動(回動)することを阻止し(図3
参照)、この操作部7を最大限押圧スライドさせた状態
では、矩形部24Cが矩形の軸受孔5Bから係脱して(取
付孔29Bからは係脱しない)枢着軸24に対しストリッパ
5が回動可能(図5参照)となるように枢着軸24への形
成位置を設定構成している。
【0028】また、本実施例では、操作部7を操作する
ことによってストリッパ5がパンチ3に対し自動的に離
反回動するように構成している。
【0029】具体的に説明すると、取付金具29の他側
(図3における右側)の遊離垂下部29Aに一体的に設け
た筒状のバネ受部26を枢着軸24に被嵌装着し、このバネ
受部26の外周に装着した弾性体28の一端部を図3に示す
ように取付金具29を介してストリッパ5の図面右側の側
方突設部5Aに係止することで、弾性体28の付勢力がス
トリッパ5に作用しストリッパ5が常時パンチ3に対し
て外側離反方向へ付勢される構成としている。
【0030】また、枢着軸24は、弾性体25によって操作
部7が常時外方へ突出状態となるように付勢され、この
弾性体25の付勢力に抗して押動(没動)し得る構成とし
ている。
【0031】従って、本実施例では、常態で操作部7
(押しボタン)が外側へ突出状態となって(図3参照)
ストリッパ5が使用状態(図4参照)に固定保持され、
操作部7を弾性体25の付勢力に抗して押圧させて没入状
態とすると(図5参照)、ストリッパ5の固定状態が解
除されて前記弾性体28の付勢力によりストリッパ5がパ
ンチ3に対し外側離反方へ自動的に回動作動する(図6
参照)こととなる構成としている。
【0032】即ち、操作部7を押動操作するだけの所謂
ワンタッチ操作でストリッパ5が離反回動作動する構成
としている。
【0033】また、この離反状態から前記弾性体28の付
勢力に抗してストリッパ5を元の位置に戻せば、前記弾
性体25によって操作部7が突出状態となるように付勢さ
れているために、前記ロック・解除機構27によって元の
(使用)状態でロックされ、再び操作部7を押さない限
りストリッパ5はこの状態に保持される構成としてい
る。
【0034】従って、ストリッパ5を離反回動させるこ
とも元の状態に戻すこともワンタッチ操作で行われるた
め、非常に操作性に秀れることになる。
【0035】尚、本発明は、本実施例に限られるもので
はなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るもの
である。
【0036】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、従
来品ではストリッパが完全に固定されていたためにこの
ストリッパを一々一旦取り外さなければパンチの交換作
業を行うことができなかったが、本発明ではこのストリ
ッパをパンチに対して交換作業の邪魔とならないように
離反可動させることができるため、従来品に比してパン
チの交換作業が著しく容易に行われる極めて実用性に秀
れた画期的な穿孔機となる。
【0037】また、請求項2記載の発明においては、前
記作用効果を確実に発揮する可動機構を簡易に設計実現
可能となる一層実用性に秀れた穿孔機となる。
【0038】また、請求項3記載の発明においては、操
作部を操作するだけの所謂ワンタッチ操作でストリッパ
が離反可動若しくは戻り可動するため、極めて操作性に
秀れ、一層実用性に秀れた穿孔機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例を示す斜視図である。
【図2】本実施例の断面図である。
【図3】本実施例の使用状態における操作部の状況を示
した要部拡大断面図である。
【図4】図3の状態における要部拡大正面図である。
【図5】本実施例の操作部を操作してストリッパをパン
チに対し離反回動させた状態を示す要部拡大断面図であ
る。
【図6】図5の状態における要部拡大正面図である。
【符号の説明】
1 油圧作動機 2 ピストン 3 パンチ 4 被穿孔材 5 ストリッパ 6 可動機構 7 操作部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧作動機のピストン先端に設けたパン
    チの押圧下動により被穿孔材を穿孔するように構成し、
    このパンチの両側に、穿孔後のパンチ上動時に被穿孔材
    がパンチと共に上方へ移動することを阻止してパンチか
    ら被穿孔材を取り外すストリッパをパンチと並設状態に
    設けた穿孔機において、前記パンチに近接するストリッ
    パは、可動機構を介してパンチに対し離反可動し得るよ
    うに構成したことを特徴とする穿孔機。
  2. 【請求項2】 前記ストリッパは、前記パンチの左右両
    側に近接状態に垂設し、この左右夫々のストリッパを、
    前記可動機構を介してパンチに対し離反する方向へ回動
    若しくはスライド可動し得るように構成して、パンチを
    前記油圧作動機のピストンから取り外す際にはこの可動
    機構により取り外し作業の邪魔とならない位置にまでス
    トリッパを退避可動し得るように構成したことを特徴と
    する請求項1記載の穿孔機。
  3. 【請求項3】 操作部を操作することによって前記スト
    リッパがワンタッチで前記パンチに対し離反可動するか
    若しくは、パンチに対し離反しているストリッパがワン
    タッチで戻り可動する前記可動機構を設けたことを特徴
    とする請求項1,2のいずれか1項に記載の穿孔機。
JP2001315936A 2001-10-12 2001-10-12 穿孔機 Expired - Fee Related JP3522719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001315936A JP3522719B2 (ja) 2001-10-12 2001-10-12 穿孔機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001315936A JP3522719B2 (ja) 2001-10-12 2001-10-12 穿孔機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003117620A JP2003117620A (ja) 2003-04-23
JP3522719B2 true JP3522719B2 (ja) 2004-04-26

Family

ID=19134028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001315936A Expired - Fee Related JP3522719B2 (ja) 2001-10-12 2001-10-12 穿孔機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3522719B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011073040A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Kamekura Seiki Kk 油圧作動穿孔機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003117620A (ja) 2003-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5910623B2 (ja) 車両用ポップアップフード装置
US8973956B2 (en) Latch device
JP4716864B2 (ja) サイドロック装置
JP5487747B2 (ja) ロック装置
US6929338B2 (en) Computer case
JP4773154B2 (ja) レバー式カップリング
JP2009539699A (ja) 安全装置および安全装置の組み立て方法
JP3522719B2 (ja) 穿孔機
JP6301148B2 (ja) ロック装置
JP5064437B2 (ja) ドッキング装置
EP3683818B1 (en) Switch apparatus and associated switch
JP4940830B2 (ja) ロック装置及びこれを備えた操舵装置
JP6567182B2 (ja) ディスペンサ、並びにディスペンサ及びカートリッジ
JP2005336958A (ja) 扉用のプッシュプル錠
JP5483499B1 (ja) フロントマスクの施錠機構とフロントマスクおよび情報処理装置の筐体構造とフロントマスクの着脱方法
JPWO2018110020A1 (ja) スポット溶接用電極格納装置
JP4513406B2 (ja) 報知装置における押釦保護カバーの取付構造及びそれを備えた報知装置
JP2019035246A (ja) 車両用ハンドル装置
JP5721260B2 (ja) 扉錠
JP6665945B2 (ja) 動力工具
JP4864748B2 (ja) スライドシャワーフック装置
JP5545745B2 (ja) イグニッションスイッチ装置
JP4566118B2 (ja) 小型電子機器
JP6292286B1 (ja) 穴あけ加工装置
JP2009127242A (ja) 車両用チャイルドプロテクタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040204

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees