JP3522505B2 - ウィンドウ表示装置 - Google Patents

ウィンドウ表示装置

Info

Publication number
JP3522505B2
JP3522505B2 JP24364197A JP24364197A JP3522505B2 JP 3522505 B2 JP3522505 B2 JP 3522505B2 JP 24364197 A JP24364197 A JP 24364197A JP 24364197 A JP24364197 A JP 24364197A JP 3522505 B2 JP3522505 B2 JP 3522505B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
window
character image
font
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24364197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1185432A (ja
Inventor
悟 稲垣
賢治郎 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP24364197A priority Critical patent/JP3522505B2/ja
Priority to KR1020007001449A priority patent/KR100554430B1/ko
Priority to PCT/JP1998/003587 priority patent/WO1999008178A1/ja
Priority to US09/463,198 priority patent/US6577330B1/en
Priority to EP98936746A priority patent/EP1014257A4/en
Priority to CN98809999.3A priority patent/CN1126025C/zh
Publication of JPH1185432A publication Critical patent/JPH1185432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3522505B2 publication Critical patent/JP3522505B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータによ
る画像表示システムに関し、特にコンピュータにより仮
想的に構築された空間に位置付けられたウィンドウを、
透視投影変換して画面に表示する際の、改良技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来コンピュータ内で構築される仮想空
間にウィンドウを表示する表示手法としては、特開平6
−222899「マルチウィンドウ表示方式」や特開平
7−84746「3次元アイコンによる情報表示装置及
び方法」が挙げられる。これらは、仮想空間に遠近的に
ウィンドウを配置することにより、表示画面におけるウ
ィンドウの収納効率を高めたり、情報相互間の識別性お
よびウィンドウ操作の自由度を向上させるなどの効果を
実現するものである。
【0003】画面上に複数のウィンドウを同時に表示し
ている場合に、仮想空間でウィンドウを一辺を軸に回転
させると、ウィンドウの画面上での占有面積を小さくで
きる。この方法であれば、ウィンドウを重ねたり、縮小
したりする場合のように、ウィンドウの表示内容の一部
が見えなくなることがない。ところで、仮想空間内のウ
ィンドウに文字情報を表示する場合、従来技術において
は、フォントをウィンドウ上に文字イメージとして展開
する方法と、文字イメージをテクスチャとしてウィンド
ウ上にマッピングする方法とが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方式を採用するウィンドウ表示装置において
は、フォントから展開するのであれテクスチャとして作
成するのであれ、文字イメージは、仮想空間内のウィン
ドウ上に展開され、3次元座標で仮想空間における位置
を決定されるデータの集合として表現されるため、文字
イメージのデータ量は膨大なものになる。
【0005】さらに、このウィンドウを回転させる指示
を出すと、ウィンドウは仮想空間内で回転の処理を施さ
れたうえで、透視投影変換され、画面に表示される。こ
の際、ウィンドウ上の文字イメージについても、文字イ
メージを構成する大量のデータを対象に回転、そして変
換の処理が必要になり、文字イメージに関する処理量は
膨大である。
【0006】本発明は、上記課題に鑑み、仮想空間内に
位置するウィンドウを透視投影変換して表示する処理に
おいて、ウィンドウ上の文字のためのデータ量と処理量
とを従来より削減し、また、画面表示されるウィンドウ
上の文字イメージには、透視投影変換処理した場合に近
い空間的な奥行きを持たせることを可能にするウィンド
ウ表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のウィンドウ表示装置は、コンピュータ内に
構築された仮想空間内に配置されたウィンドウを、指示
に従って、その法線方向が変わる態様で位置変更し、変
更後のウィンドウを表示画面に透視投影したものを表示
するウィンドウ表示装置であって、ウィンドウに表示さ
れる内容のうち文字以外のデータと、ウィンドウの仮想
空間内での位置座標を示すウィンドウ座標情報とから成
るウィンドウデータを格納しているウィンドウデータ格
納手段と、前記ウィンドウに表示される文字に関して、
少なくとも、仮想空間内での位置を示す文字位置情報
と、表示すべき文字を特定する文字識別情報と、文字の
大きさを示すサイズ情報とを格納している文字情報格納
手段と、前記ウィンドウを仮想空間内で、その法線方向
の向きが変わる様態で位置変更するように指示する指示
手段と、前記指示手段の指示に応じて、前記ウィンドウ
データと前記文字位置情報を変更する位置変更手段と、
前記位置変更手段によって変更されたウィンドウデータ
を表示画面に透視投影変換するウィンドウデータ変換手
段と、前記位置変更手段によって変更された文字位置情
報を、表示画面における位置情報に変換する文字位置情
報変換手段と、文字イメージを格納している文字イメー
ジ格納手段と、前記文字イメージ格納手段に格納される
文字イメージのうち前記文字識別情報に対応するものを
選択する文字イメージ選択手段と、前記文字イメージ選
択手段が選択した文字イメージを、前記位置変更手段の
行った位置変更処理の結果に関連付けて変形する文字イ
メージ変形手段と、前記文字イメージ変形手段で変形さ
れた文字イメージを、前記ウィンドウデータ変換手段で
表示画面に変換されたウィンドウ上の、前記文字位置情
報変換手段で変換された表示画面における位置情報に示
される位置に配置合成する配置合成手段とを有すること
を特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明の実施の形態1について、図面
を参照しながら説明する。 (構成)図1は、本発明の実施の形態1におけるウィン
ドウ表示装置のブロック図であり、このウィンドウ表示
装置は、3次元情報管理部100、フォントデータベー
ス部110、回転処理部120、透視変換部130、変
形パラメータ算出部140、フォント変形部150、フ
ォント読出部160、表示制御部170、表示部18
0、入力部190から成る。
【0009】図2は、このウィンドウ表示装置が構築し
た仮想空間内に、ウィンドウWが配置された状態を示し
ている。図2において、点Eは視点であり、画面Fは点
Eを視点とした透視変換図の表示画面である。ウィンド
ウWは、視点Eから見て画面Fの背後に展開する仮想空
間内に配置されている。仮想空間内の各部の位置は、前
記表示画面Fと平行な面をXY平面とするXYZ座標系
によって表される。ここでは便宜上、表示画面Fの左下
隅の頂点fを座標原点(0,0,0)とする。ただし、
ウィンドウWの位置については、ウィンドウWの左下隅
の頂点Bを座標原点とする固有の座標系(以下、ウィン
ドウ座標系という)によって表現される。ウィンドウ座
標系の各軸は、x,y,z(小文字)で示す。ウィンド
ウW上には文字列201と、文字202とが表示されて
いる。
【0010】3次元情報管理部100は、仮想空間内で
のウィンドウWとウィンドウ上に表示される文字列20
1、拡大文字202とに関する情報を格納するもので、
ウィンドウ情報部101、文字情報部102、その他情
報部103を有する。ウィンドウ情報部101には、前
記仮想空間内におけるウィンドウWの位置を表す座標
と、ウィンドウWが、ウィンドウ座標系のx軸、y軸、
z軸の各軸を中心に何度回転した状態にあるかを示すウ
ィンドウ回転角の情報とが、仮想空間内に存する各ウィ
ンドウについて格納されている。
【0011】図3は、ウィンドウ情報部101に格納さ
れているウィンドウ情報300の例を示す。ウィンドウ
識別子欄301には、仮想空間内のどのウィンドウに関
する情報かを示すウィンドウ識別子が格納されている。
図2の例では、ウィンドウは1個だけであるが、複数の
ウィンドウが仮想空間内配置されている場合には、この
ウィンドウ識別子によって、各々のウィンドウを区別す
る。
【0012】空間座標欄302には、ウィンドウ座標の
原点(ウィンドウの左下隅頂点、図2の例では点B)の
仮想空間での座標値が格納される。ウィンドウ座標欄3
03には、ウィンドウの4隅の各頂点のウィンドウ座標
系での座標値が格納されている。ここでは、図2のウィ
ンドウWの各頂点A、B、C、Dのウィンドウ座標系の
座標が格納されている。
【0013】回転角欄304には、ウィンドウが、ウィ
ンドウ座標系のx、y、z各軸を中心として何度回転し
た状態にあるか示す回転角度が格納されている。ここで
は、図2のウィンドウWは、ウィンドウ座標系のxy軸
を含む平面に配置されているので、角度は全て0であ
る。文字情報部102には、ウィンドウ上に表示される
文字に関する情報が収められる。文字を示す文字コード
と、フォントサイズと、フォント種類と、仮想空間内の
ウィンドウ上での位置を示す3次元の文字座標とが組み
合わされた情報が、各々の文字毎に格納されている。し
かし、実際の文字イメージそのものは格納されていな
い。また、文字座標は、ウィンドウ上でフォントの左上
隅の一点の座標を示す。
【0014】図4は、文字情報部102に格納される文
字情報400の一例を示す。ここで示されている内容は
図2のウィンドウW上の文字列201、文字202に関
するものである。なお、あわせて、各データがウィンド
ウW上のどの文字に対応したものかを示している。文字
コード欄401には、表示される文字を示す2バイトの
16進表示のコードが格納されている。図4の例では、
1行目に図2の文字列201の1行目の先頭にある文字
「3」を示すコードが格納されている。
【0015】フォントサイズ欄402には、当該文字の
フォントの大きさをドット単位で示す値が格納されてい
る。フォント種類欄403には、フォントの種類を示す
コードが格納されている。ここでは「明朝体」を示すコ
ード「M」が格納されている。文字座標欄404には、
ウィンドウ座標系におけるフォントの左上隅の頂点の座
標を示す座標値が格納されている。図4に示されるの
は、ウィンドウ座標系のx軸、y軸を含む平面に配置さ
れたウィンドウW(図2)上の文字についての内容なの
で、各文字のz座標値は0である。また、図4で見ると
おり、ウィンドウW上で同じ行にある文字はy座標値が
等しくなっている。
【0016】ウィンドウ情報部101および文字情報部
102に格納されているのは、ウィンドウを構成する情
報の一部のみである。これら以外の情報については本実
施の形態の説明には不要である。その他情報部103に
は、こうした情報が格納されている。フォントデータベ
ース部110には、フォントデータが格納されている。
また、フォントデータベース部110には、各文字フォ
ントに固有の文字コードがあわせて格納されている。こ
の文字コードは、文字情報部102に格納されている文
字情報の一部である文字コードと同じものである。
【0017】表示部180は、コンピュータのディスプ
レイ装置であり、文字を含んだウィンドウを表示する。
入力部190は、キーボードやマウスなどの入力デバイ
スであり、利用者は、このデバイスを用いてウィンドウ
回転の指示を行う。入力部190は、この指示を表示制
御部170に通知する。
【0018】回転処理部120は、入力部190を使っ
て利用者が行うウィンドウ回転指示の内容(回転対象ウ
ィンドウ、回転軸、回転角度)を表示制御部170経由
で受け取り、この指示に従って、仮想空間内でウィンド
ウを回転させる。そして、回転結果に従って、ウィンド
ウデータと文字座標とを更新する。図5は、この回転処
理の結果のウィンドウW'を示す図である。処理対象の
ウィンドウは、図2のウィンドウWである。なお、回転
は、ウィンドウWの左辺(y軸)を中心に30°の角度
とする。
【0019】回転処理部120は、図3に示されたウィ
ンドウデータと、図4に示された文字情報(座標)とを
3次元情報格納部100から読み出し、以下の処理を行
う。先ず、ウィンドウデータに対する処理として、ウィ
ンドウWの各頂点の座標を回転後の座標に変更する。こ
こではy軸中心の回転なので、4つの頂点のうち座標が
移動するのはC、Dの2頂点である。y軸中心の回転な
ので、これら2頂点の座標について、x座標値とz座標
値とが変化する。ここで、回転後のC、D点のx座標値
をx1'、z座標値をz1'とすると、これらは、次式で求
められる。
【0020】x1'=x1 cos30° z1'=x1 sin30° x1は回転前のC、D点のx座標値である。図6は、回
転処理後のウィンドウWのウィンドウデータの内容を示
している。図3の内容と比較すれば、回転処理による変
更の内容が理解できる。内容に変更のあった部分にはア
ミ掛けがしてある。
【0021】次いで、文字情報に対する処理として、ウ
ィンドウW上の各文字の位置座標を変更する。ウィンド
ウの座標値と同じく、x座標値とz座標値とが変更され
るが、変更の大きさは、y軸からの距離(つまりは変更
前のx座標値)に応じて違ってくる。各文字の変更後の
x座標値、z座標値についても、前述のウィンドウ頂点
の変更後座標値を求めたのと同じ式で求めることができ
る。
【0022】xn'=xn cos30° zn'=xn sin30° xnは回転前の文字位置のx座標値である。xn'は回転
後の文字位置のx座標値、zn'は回転後のz座標値であ
る。図7は、回転処理後のウィンドウ上の文字情報の内
容を示している。図4の内容と比較すれば、回転処理に
よる変更の内容が理解できる。内容に変更のあった部分
にはアミ掛けがしてある。
【0023】透視変換部130は、回転処理部120が
処理を終えると、3次元情報管理部100から読み出し
た回転処理後の各種座標の情報とウィンドウ角度の情報
に基づいて、仮想空間内のウィンドウとウィンドウ上の
文字位置情報とを、表示部180のディスプレイを表示
画面として透視変換する。以下、透視変換前の仮想空間
内ウィンドウは「3次元ウィンドウ」、透視変換後の表
示用ウィンドウのことを「2次元ウィンドウ」として、
両者を区別する。ただし、特に区別の必要がない場合
は、単に「ウィンドウ」とする。なお、透視変換の方法
については公知であるので、詳細な説明は省き、以下に
概略のみ記す。
【0024】ウィンドウを視点から見た視野角を維持し
て表示画面に投影して、2次元ウィンドウを得るのが透
視変換である。2次元ウィンドウの各頂点間の距離は、
対応する変換元の3次元ウィンドウの各頂点のz座標値
に左右され、2点間のz座標値の差が大きいほど、その
2点間の表示画面上での距離は短くなり、2次元ウィン
ドウの形状は台形となる図5には、図2のウィンドウW
を回転処理したウィンドウW'を透視変換した結果であ
るウィンドウWi'も示されている。。
【0025】透視変換部130は、処理を終えると、処
理の結果得た、図8(a)、(b)に示すような2次元
ウィンドウの情報を表示制御部170に送出する。図8
(a)は、透視変換結果の2次元ウィンドウのウィンド
ウデータの一例を示している。これは、ウィンドウW'
の透視変換結果であるウィンドウWi'のデータであ
る。図6に示された透視変換前のデータと比べれば、変
換の内容が理解できる。
【0026】2次元ウィンドウデータ800は、ウィン
ドウ識別子欄301とウィンドウ表示座標欄802から
成る。ウィンドウ識別子301については、すでに図3
の説明のところに記した。ウィンドウ表示座標欄801
には、透視変換後の透視画面上での、2次元ウィンドウ
の各頂点の座標が格納される。この座標は、透視画面用
の2次元の座標系における座標である。
【0027】図8(b)は、2次元ウィンドウ上の文字
に関する情報の一例を示している。これは、図7に示さ
れた文字(図5では文字列501と文字502)の情報
を透視変換した結果(図5では文字列511と文字51
2)の文字情報である。文字情報については、位置座標
のみが透視変換の対象となる。透視変換部130が透視
変換後の文字情報を表示制御部170に送出する際に
は、後の処理の便宜のため、各文字の透視変換前の3次
元座標(ウィンドウ座標系での値)が併せて送出され
る。図7に示された透視変換前のデータと比べれば、変
換の内容が理解できる。なお、図8(b)には、各デー
タがウィンドウ上のどの文字に対応しているかも、併せ
て示してある。
【0028】表示文字情報810は、表示位置欄811
と3次元座標欄812から成る。表示位置欄811に
は、表示画面における文字の表示位置を示す2次元の座
標である。この座標は、透視画面用の2次元の座標系に
おける座標である3次元座標欄812には、透視変換前
の3次元の文字位置座標(ウィンドウ座標系)が格納さ
れている。
【0029】また、透視変換部130は、変形パラメー
タ算出部140に2次元ウィンドウの座標情報を通知
し、変形パラメータの算出を指示する。変形パラメータ
算出部140は、透視変換部130からの指示を受け、
指示とともに受け取った座標情報から、フォントの変形
パラメータを求め、これをフォント変形部150に通知
する。変形パラメータは、フォント変形部150がフォ
ントを変形して、2次元ウィンドウに表示する文字イメ
ージを作成する際の、変形の内容を表す式である。
【0030】変形パラメータ算出部140が変形パラメ
ータを算出する手順を、以下に説明する。図9は、図2
のウィンドウWを透視変換した結果の2次元ウィンドウ
900を示す。図10は、図9と同じウィンドウWが仮
想空間内でy軸中心に回転させられた後に透視変換され
た結果である2次元ウィンドウ1000を示す。
【0031】ウィンドウ900、ウィンドウ1000上
には、それぞれ文字列901、文字列1001が表示さ
れている。文字拡大図902、文字拡大図1002は、
文字の変形を明示するために、文字列内の一文字を拡大
して示したものある。図中、A〜DおよびE〜Hはウィ
ンドウの座標、P〜SおよびT〜Wは文字イメージの4
隅の座標を示している。
【0032】変形パラメータ算出部140は、回転処理
をまったく施されていないウィンドウの2次元座標、す
なわちウィンドウ900のA〜Dの座標を基準値として
保持している。そして、図8(a)のようなウィンドウ
の回転、透視変換結果の座標は、透視変換部130から
送出されてくる。ここで、ウィンドウ900を示す四角
形ABCDがウィンドウ600を示す四角形EFGHに
2次元的に変形されていると考えれば、相似変換によっ
て四角形PQRSで示される文字輪郭を四角形TUVW
で示される文字輪郭に変形することができる。このとき
の相似変換式が、変形パラメータとしてフォント変形部
150に送出される。
【0033】フォント変形部150の処理は、先ず各文
字についてフォント倍率を求めてフォントの大きさを決
定し、次いで、大きさの決まったフォントを、変形パラ
メータに従って変形する、という順序で行われる。フォ
ント倍率を求めるために、フォント変形部150は、図
11に示す「Z座標値−フォント倍率特性曲線」に相当
する変換式を格納している。この変換式に代入されるZ
座標値は、仮想空間内の基準座標系XYZにおける座標
値である。Z座標値が0というのは透視変換の投影面
(z座標値が0のxy平面)の上に座標が位置する場合
で、Z座標値が大きくなるというのは、座標が投影面か
ら遠ざかる場合である。すなわち、投影面に近い位置座
標を持つ文字のフォント倍率ほど1に近く、投影面から
遠い位置座標を持つ文字のフォント倍率がほど0に近く
なる。
【0034】フォント倍率を求めるため、フォント変形
部150は、フォント読出部160を通じて、文字情報
部102から、図7に示される情報のうち、文字座標の
z座標値とフォントサイズとの情報を、各文字について
取得し、このうちのz座標値(ウィンドウ座標系の座標
値)を仮想空間座標系のZ座標値に変換してから前記変
換式に代入してフォント倍率を求める。そして、このフ
ォント倍率をフォントサイズに乗じて、表示画面表示用
のフォントサイズを求める。
【0035】図12は上記のようにして求められた、ウ
ィンドウWi'上での各文字の表示用のフォントサイズ
を示している。なお、この図には、各データがウィンド
ウ上のどの文字に対応しているかと、本来のフォントサ
イズとを、参考のため併せて示してある。フォント変形
部150は、フォント読出部160を通じてフォントデ
ータベース部110から各文字コードに対応するフォン
トを読み出すとともに、上記表示用フォントサイズ情報
を用いて、各フォントの座標値を定める。フォントの座
標は、左上隅(図の例ではP)を(0,0)として、他
の3点の座標は表示用サイズの値で決まる。例えば、フ
ォントサイズがaで倍率がbならば、表示サイズはa×
bであり、各点の座標は、Q(0,−a×b)、R(a
×b、−a×b)、S(a×b,0)となる。
【0036】そして、フォント変形部150は、こうし
て求めたフォント座標値を、変形パラメータ算出部14
0から通知された変形パラメータの式に代入して、表示
用の文字イメージを作成する。その後、フォント変形部
150は、フォントを変形して作成した文字イメージ
を、その文字の3次元の位置座標とともに表示制御部1
70に送出する。
【0037】表示制御部170は、フォント変形部15
0が作成した文字イメージを、透視変換部140によっ
て変換された2次元ウィンドウと合成する。合成にあた
って、各文字イメージを2次元ウィンドウ上のどの位置
に置くかは、透視変換部140から送出される変換前後
の2次元の文字座標と、文字イメージとともにフォント
変形部150から受け取った文字位置座標との照会によ
って決定する。例えば、フォント変形部150から
「あ」の文字イメージが(x1,y1,z1)という位置
座標と共に送られてきた場合、表示制御部170は、透
視変換部140から受け取った文字座標のうち、変換前
座標が(x1,y1,z1)であるものを見つけ、これと
対になっている変換後座標(x1',y1')の位置に文字
イメージ「あ」を置く。
【0038】このようにして各文字イメージが所定の位
置に配置された結果は、図10のようになる。 (動作)図13は、本発明のウィンドウ表示装置の実施
の形態1における、文字フォントを含むウィンドウの回
転処理の動作を示すフローチャートである。以下、フロ
ーチャートに従って処理を説明する。
【0039】まず、利用者が入力部190を用いて表示
部180上に表示されている画面からウィンドウ回転の
指示を行う。この指示を受け付けた表示制御部170
は、指示内容を解析して求めた回転軸と回転角度との情
報を回転処理部120に送出し、これらの情報に基づい
て、仮想空間内で3次元ウィンドウを回転させるよう指
示する(S1301)。
【0040】この指示を受けて、回転処理部120は、
3次元ウィンドウに回転処理を施す。それにともない、
3次元情報管理部100に格納されている回転前の情報
を更新する(S1302)。回転処理部120は、以上
の処理を終えると、処理終了を表示制御部170に通知
する。通知を受けた表示制御部170は、透視変換部1
30に透視変換処理の実行を指示する。透視変換部13
0は、透視変換処理を実行し、表示部180に表示され
る2次元ウィンドウの情報を作成する(S1303)。
【0041】透視変換部130は、透視変換処理を終え
ると、変換後の2次元ウィンドウの座標を変形パラメー
タ算出部140に送出し、フォント変形部150が文字
フォントを相似変換して表示用文字イメージを作成する
際に使われる変形パラメータを求めるよう指示する。ま
た、透視変換部130は、透視変換結果の2次元ウィン
ドウ情報と文字座標の情報(変換前後のもの)とを表示
制御部170に送出する。
【0042】透視変換部130から指示を受けた変形パ
ラメータ算出部140は、指示とともに受け取った透視
変換後の2次元ウィンドウの座標から、変形パラメータ
を算出し、算出した変形パラメータをフォント変形部1
50に送出する(S1304)。フォント変形部150
は、変形パラメータ算出部140から変形パラメータを
受け取ると、フォント読出部160に対し、ウィンドウ
上の文字に対応するフォントの読み出しを指示する。指
示を受けたフォント読出部160は、先ず文字情報部1
02から文字コード、フォントサイズ、フォント種類、
文字位置座標の各情報を読み出し(S1305)、次い
で、この文字コードとフォント種類に一致するフォント
を、フォントデータベース部110から読み出す。そし
て、このフォントと、文字フォントサイズと、文字座標
とをフォント変形部150に送出する(S1306)。
【0043】フォント変形部150は、フォント読出部
160から通知された情報と、変形パラメータとフォン
ト倍率とをもとに、フォントを変形して表示用の文字イ
メージを作成する。そして、作成した文字イメージを、
文字情報部102から読み出された3次元の文字座標情
報とともに表示制御部170に送出する(S130
7)。
【0044】フォント変形部150は、以上の処理を文
字情報部102に未処理の文字がなくなるまで繰り返し
実行し、全ての文字を処理し終えると、終了の通知を表
示制御部170に送る(S1308)。表示制御部17
0は、フォント変形部150から処理終了の通知を受け
ると、透視変換部130から受け取った2次元ウィンド
ウとフォント変形部150から受け取った文字イメージ
とを合成したうえで、表示部180に表示させる(S1
309)。
【0045】以上のように、本実施の形態のウィンドウ
表示装置によれば、従来仮想空間内で3次元データに展
開したうえで回転、透視変換処理されていた3次元ウィ
ンドウ上の文字イメージを、他のウィンドウ情報と切り
離して2次元のデータとして擬3次元の形状に変形した
うえで透視変換後の2次元ウィンドウに合成するように
したので、文字イメージを含んだ3次元ウィンドウの2
次元ウィンドウへの変換、表示処理は従来に比べ高速に
なる。また仮想空間内で文字イメージを3次元データの
集合として展開することがないので、3次元ウィンドウ
のデータ量も小さくなり、メモリを節約できる。
【0046】なお、変形パラメータをウィンドウの回転
処理実行のたびに算出するように説明をしたが、あらか
じめウィンドウの回転角により変形パラメータを算出し
て図11のようにテーブルに格納しておき、ウィンドウ
の回転時にそのテーブルを参照することにより変形パラ
メータを取得することにしてもよい。なお、本発明は汎
用コンピュータでも実現することができる。
【0047】また、ここでは変形パラメータを相似変換
で算出したが、たとえばウィンドウがy軸中心もしくは
x軸中心にのみ回転するシステムであれば、辺の長さに
よる比例計算で変形することもできる。 (実施の形態2)本発明の実施の形態2について、図面
を参照しながら説明する。
【0048】(構成)図14は実施の形態2における本
発明のウィンドウ表示装置の構成を示すブロック図であ
る。実施の形態1と共通する部分が多いので、異なる部
分についてのみ説明する。実施の形態1との差異は、基
本的には、フォント変形部150の代わりにフォントサ
イズ変更部1450が、変形パラメータ算出部140の
代わりにフォント倍率算出部1440が、それぞれ設け
られている点である。
【0049】表示制御部1470は、回転処理が終了す
ると、透視変換部130に透視変換処理の実行を、フォ
ントサイズ変更部1450には文字イメージ作成を、そ
れぞれ指示し、これら二つの処理を並行して実行させ
る。フォントサイズ変更部1450は、文字情報部10
2からフォント読出部1460に読み出させた文字座標
のz座標値をフォント倍率算出部1440に送出し、こ
の値をからフォント倍率を求めさせ、このフォント倍率
に基づいて、フォントにサイズ変更の処理を行い、2次
元ウィンドウに表示される文字イメージを作成する。つ
まり、実施の形態1においてフォント変形部150が行
った処理のうち、フォントの形状変更処理を除いたのが
フォントサイズ変更部1450の処理である。
【0050】フォントサイズ変更部1450の作成する
文字イメージの例を図15および図16に示す。図15
は、回転処理をまったく施されていない3次元ウィンド
ウを透視変換した結果の2次元ウィンドウ1500を示
す。一方、図16は、図15と同じウィンドウが仮想空
間内でy軸(辺AB)中心に回転させられた後に透視変
換された結果である2次元ウィンドウ1600を示す。
【0051】ウィンドウ上には、文字列1501、文字
列1601が表示されている。文字拡大図1502、文
字拡大図1602は、文字の変形を明示するために、文
字列内の一文字を拡大して示したものある。文字拡大図
1602が示す文字イメージは、文字拡大図1502に
比べてサイズが縮小されただけで、形状の変更は行われ
ていない。そのため単独で見ると奥行き感はないが、文
字列1601を文字列1501と比べると、回転軸から
遠ざかるほど文字サイズが小さくなって行くので、文字
列として見ると奥行き感が生じる。
【0052】フォント倍率算出部1440は、フォント
サイズ変更部1450からの指示に従い、指示と共に受
け取った変形対象文字の文字座標のz座標値に基づきフ
ォント倍率を算出する。この処理は、実施の形態1でフ
ォント変形部150が行っていた処理から、形状変更用
パラメータを求める処理を除いたものである。フォント
倍率算出部1440は、算出したフォント倍率をフォン
トサイズ変更部1450に通知する。
【0053】(動作)図17は、本発明のウィンドウ表
示装置の実施の形態2における、文字が表示されたウィ
ンドウの回転処理の流れを示すフローチャートである。
以下、このフローチャートに従って処理を説明する。実
施の形態1との相違は、フォント変形処理が、フォント
倍率によるサイズ変更のみで、形状変更処理が含まれな
い点と、透視変換処理とフォント変形処理とが並行して
行われる点(実施の形態1では、透視変換処理終了後に
フォント変形処理を行っていた)とである。
【0054】まず、回転処理実行までの処理(ステップ
S1302、S1302)は、実施の形態1と同じであ
る。回転処理が終了すると、表示制御部1470は、透
視変換部130に透視変換処理実行の指示を出す一方、
フォントサイズ変更部1450に対し、フォントを変形
して表示用文字イメージを作成する処理の実行を指示す
る。これら二つの処理は並行して行われる。(S170
1)透視変換部130の処理は、内容的には実施の形態
1と同じである(S1702)。
【0055】一方、フォントサイズ変更部1450は、
フォント読出部1460に文字位置座標を読みださせる
と(S1703)、この座標のz座標値をフォント倍率
算出部1440に送出し、フォント倍率を求めさせる
(S1704)。これ以降の処理、つまり、フォント倍
率に従ってフォントサイズを変更して表示用の文字イメ
ージを作成し、表示制御部1470に送出するまでの処
理(ステップS1705からS1707)は、フォント
の形状変更を行わない点を除いて実施の形態1における
ステップS1306からS1308と同じである。
【0056】透視変換後ウィンドウと文字イメージの合
成処理(S1309)も、実施の形態1と同じである。
以上のように、本実施の形態のウィンドウ表示装置によ
れば、フォントは、ウィンドウ情報管理手段に格納され
ている情報に基づいて算出されるフォント倍率によっ
て、変形される。そのため、実施の形態1のように透視
変換の結果を待ってフォントを変形するのでなく、透視
変換処理と並行してフォント変形処理を行えるととも
に、フォントの形状変形処理を行わないので、処理の効
率がよい。 (実施の形態3)本発明の実施の形態3について、図面
を参照しながら説明する。
【0057】(構成)図18は実施の形態3における本
発明のブロック図である。実施の形態2と共通の部分に
ついては説明を省略する。フォント変形部1850は、
表示制御部1470からの指示を受けると、フォント読
出部1460に指示して取得した情報のうち文字位置座
標のz座標値をフォント倍率算出部1440に送出し、
この値からフォント倍率を求めさせる(実施の形態2と
同じ)一方で、アスペクト比算出部1810にアスペク
ト比を求めるよう指示する。
【0058】さらに、フォント変形部1850は、アス
ペクト比とフォント倍率に基づいて、フォント読出部1
460に指示して読み出させたフォントの縦横比とサイ
ズとを変更し、2次元ウィンドウに表示される文字イメ
ージを作成する。フォント変形部1850の行う変形処
理の例を、図19および図20に示す。図19は、回転
処理をまったく施されていない3次元ウィンドウを透視
変換した結果の2次元ウィンドウ1900を示す。一
方、図20は、図19と同じウィンドウが仮想空間内で
y軸中心に回転させられた後に透視変換された結果であ
る2次元ウィンドウ2000を示す。
【0059】ウィンドウ上には、文字列1901、文字
列2001が表示されている。文字拡大図1902、文
字拡大図2002は、文字の変形を明示するために、文
字列内の一文字を拡大して示したものある。y軸を中心
とした回転なので、縦横比はy方向倍率が1、x方向倍
率がα(0<α<1)となる。また、文字表示位置のz
座標値に基づき出力されるフォント倍率をγとすると、
文字拡大図1902のサイズをPとした場合、文字拡大
図2002のx方向の長さCおよびy方向の長さDは、 C = γ×α×P D = γ×1×P で表される。CのほうがDよりも短くなる。
【0060】アスペクト比算出部1810は、3次元情
報管理部100からウィンドウ角度を読み出し、この角
度からアスペクト比を算出し、フォント変形部1850
に通知する。アスペクト比とは縦横比のことである。ウ
ィンドウ角度から、アスペクト比算出部1810におい
て、図21(a)および(b)に示されるように、それ
ぞれの回転角に応じてフォントのx方向の倍率およびy
方向の倍率が演算されて出力される。
【0061】(動作)図22は、本発明のウィンドウ表
示装置の実施の形態3における、文字を表示したウィン
ドウの回転処理の流れを示すフローチャートである。以
下、このフローチャートに従って処理を説明する。な
お、実施の形態2と同一の処理については、同一の旨を
述べ、説明は省く。
【0062】まず、利用者が入力部190を用いて行っ
たウィンドウ回転の指示を表示制御部が受け付けて、回
転処理部120に座標の回転処理を実行させるまでの処
理手順(S1301、S1302)は、実施の形態2と
同じである。表示制御部1470は、回転処理部120
から回転処理終了の通知を受けると、透視変換部130
には、ウィンドウの透視変換処理実行の指示を出すとと
もに、フォント変形部1850にはフォントをサイズ変
更のうえ送出するよう指示する(S1701)。
【0063】透視変換部130の処理は、実施の形態2
と同じである(S1702)。一方、フォント変形部1
850は、まずアスペクト比算出部1810にアスペク
ト比を求めるよう指示する。アスペクト比算出部181
0は、3次元情報管理部100からウィンドウ角度を読
み出し、この角度からアスペクト比を算出し、フォント
変形部1850に通知する(S2201)。
【0064】また、フォント変形部1850は、フォン
ト読出部1460に対しウィンドウ上の文字位置座標を
読み出すように指示する(S1703)。そして、受け
取った文字位置座標のz座標値をフォント倍率算出部1
440に送出し、この値をからフォント倍率を求めさせ
る(S1704)。フォント変形部1850は、フォン
ト倍率を得ると、フォント読出部1460に指示して、
処理中の文字に対応するフォントをフォントデータベー
ス部110から、フォントサイズを文字情報部から、そ
れぞれ読みださせる(S1705)。
【0065】そして、フォント変形部1850は、取得
したフォントサイズ、フォント倍率、アスペクト比の各
情報を基にフォント変形処理を実施し、その結果作成し
た文字イメージを、文字位置座標とともに表示制御部1
470に送出する(S2202)。フォント変形部18
50は、以上の処理(S1703からS2202まで)
を未処理の文字がなくなるまで繰り返し実行し、全ての
文字を処理し終えると、終了の通知を表示制御部570
に送る(S1707)。
【0066】以降の合成処理(S1309)について
は、実施の形態2の処理と同じである。以上のように、
本実施の形態のウィンドウ表示装置によれば、フォント
は、フォント倍率だけでなく、ウィンドウと回転軸とが
なす角度に基づいて算出されるアスペクト比にも従って
変形される。そのため、実施の形態2のようにフォント
サイズだけを変更した場合に比べ、表示部180に文字
列として表示された際の奥行き感が自然なものになる。
【0067】なお、フォント倍率演算部およびアスペク
ト比演算部は、それぞれz座標値に対応するフォント倍
率、ウィンドウ回転角に対応するアスペクト比を、あら
かじめ量子化された形でテーブルとしてメモリに格納し
ておき、実行時に参照するようにしてもよい。 (実施の形態4)本発明の実施の形態4について、図面
を参照しながら説明する。
【0068】(構成)図23は、本発明の実施の形態4
におけるブロック図である。フォントデータベース部2
310には、各文字フォントにつき、仮想空間内でy軸
中心およびx軸中心に回転したうえで透視変換した場合
を想定して実施の形態1と同じ様に相似変換した変形フ
ォントが格納されている。図24はフォントをy軸中心
に回転させた場合を想定した変形フォント例であり、
(a)は0度回転の場合、(b)は30度回転の場合、
(c)は60度回転の場合を示している。
【0069】フォント読出部2360は、回転角読出部
2320の出力値である回転角度に最も近い回転角度に
対応した変形フォントを、フォントデータベース部23
10から読み出す。例えば回転角演算部2320が算出
した回転角が20度である場合、フォント読出部236
0は、回転角30度に対応する図19(b)の変形フォ
ントを読み出す。フォント読出部2360は、読み出し
た変形フォントをフォント変形部2350に送出する。
【0070】回転角読出部2320は、3次元ウィンド
ウの回転角情報をウィンドウ情報部101から読み出
し、この値をフォント変形部2350に通知する。フォ
ント変形部2350は、まず回転角読出部2320に指
示して、仮想空間内で3次元ウィンドウと回転軸とが何
度の角度をなしているかを求めさせる。次いでフォント
変形部2350は、フォント読出部2360にこの角度
を通知して、これに対応する変形フォントをフォントデ
ータベース部2310から、そして、このフォントのフ
ォントサイズ、文字座標を文字情報部102から、それ
ぞれ読み出すように指示する。そして、これらのデータ
を受け取ると、フォント変形部2350は、文字座標の
z座標値をフォント倍率算出部1440に送出し、この
値をからフォント倍率を求めさせる。
【0071】こうして得たフォント倍率とフォントサイ
ズを基にフォント読出部2360から得た変形フォント
にサイズ変更処理を実施し、その結果の文字イメージと
その文字位置座標とを表示制御部1470に送出する。 (動作)図25は、本発明のウィンドウ表示装置の実施
の形態4における、文字を表示したウィンドウの回転処
理の流れを示すフローチャートである。
【0072】以下、フローチャートに従って処理を説明
する。なお、実施の形態2と同一の処理については、同
一の旨を述べ、説明は省く。まず、利用者が入力部19
0を用いて行ったウィンドウ回転の指示を表示制御部が
受け付けてから、フォント変形部2350がフォントの
処理を開始するまでの処理手順(S1301、S130
2)と透視変換部の処理(S1702)とは、実施の形
態2と同じである。
【0073】フォント変形部2350は、まず回転角読
出部2320に指示して、ウィンドウと回転軸とが何度
の角度をなしているかを求めさせる(S2501)。次
いでフォント変形部2350は、フォント読出部236
0にこの角度を通知して、フォントサイズ、文字座標を
文字情報部102から、読み出すように指示する(S1
703)。そして、これらのデータを受け取ると、フォ
ント変形部2350は、文字座標のz座標値をフォント
倍率算出部1440に送出し、この値をからフォント倍
率を求めさせる(S1704)。次いで、フォント変形
部2350は、フォント読出部2360に指示して、回
転角読出部2320が読み出した角度、文字情報部10
2に格納されている文字コード、フォント種類とに応じ
たフォントをフォントデータベース2310から読み出
させる(S2502)。
【0074】フォント変形部2350は、フォント倍率
とフォントサイズを基に、フォント読出部2360から
得たフォントに変形処理を実施し、その結果作成した文
字イメージを文字位置座標とともに表示制御部1470
に送出する(S2503)。フォント変形部2350
は、以上の処理をウィンドウ上の文字一つずつに順次実
行し、未処理の文字がなくなるまで繰り返す。そして、
全ての文字を処理し終えると、終了の通知を表示制御部
1470に送る(S1707)。
【0075】これ以降の合成処理(S1309)につい
ては、実施の形態2の処理と同じである。以上のよう
に、本実施の形態のウィンドウ表示装置によれば、フォ
ントデータベース部2310にはあらかじめウィンドウ
と回転軸がなす角度に応じた変形を施されたフォントが
格納されており、このフォントをフォント倍率に応じて
サイズ変更するだけで3次元風な奥行きを持つ文字イメ
ージを表示できる。実施の形態1のような形状変更処理
が不要な分だけ処理を減らすことができる。
【0076】なお、ここでは、フォントデータベース部
2310からウィンドウ回転角度に近い角度を想定して
変形されたフォントを使用するとしたが、実際の回転角
度と想定された角度が一致しない場合には、近似する2
種類の変形フォントを合成して実際の回転角に対応する
変形フォントを合成してもよい。例えば回転角が20度
の場合、図24(a)と図24(b)の変形フォントか
ら合成する。 (実施の形態5)本発明の実施の形態5について、図面
を参照しながら説明する。
【0077】(構成)図26は、本発明の実施の形態5
におけるウィンドウ表示装置のブロック図である。実施
の形態1と共通の部分については説明は省略する。表示
制御部2610は、3次元情報管理部100の情報に基
づいて文字イメージを表示するかどうかの判定を行う。
判定を行う目的を以下に説明する。
【0078】これまでに実施の形態1から4で説明した
ように、ウィンドウ上に文字イメージを3次元風に表示
する場合、仮想空間における文字の位置(Z座標値)と
フォントサイズに応じて表示される文字イメージの大き
さは決まる。そのため、文字が空間の奥に位置していた
り(Z座標値が大きい)、フォントサイズが小さかった
りすると、表示される文字イメージが小さくなって判読
不能になる場合がある。読めない文字イメージを作成、
表示するのは無駄な処理である。そこで、文字位置座
標、フォントサイズの情報に基づいてあらかじめ文字イ
メージの大きさを計算し、判読不能になると予想される
場合は、フォント変形部2650に対し文字イメージを
表示しないように指示する。この場合、文字イメージの
代わりに記号等が出力される。
【0079】表示判定部2610は、フォントサイズと
変形パラメータ(倍率)から変形後の文字イメージの縦
辺の長さを算出し、これを閾値と比較することで判定を
下すものとする。フォント変形部2650は、フォント
読出部2660に指示して、文字情報部102から文字
コード、フォントサイズ、フォント種類、文字座標の各
情報を読み出させる。次いで、フォント変形部2650
は、これらの情報のうち、フォントサイズと文字座標の
z座標値とを変形パラメータとともに表示判定部261
0に通知して、この文字を文字イメージで表示するか記
号に置き換えるかの判定を行わせる。判定結果が、記号
に置き換えるというものであれば、フォント変形部26
50は、文字イメージの代わりに表示される所定の記号
を、置き換えられる文字の文字位置座標とともに表示制
御部170に送出する。
【0080】フォント変形部2650による、文字の記
号への置き換えの例を、図27および図28を用いて説
明する。図27は、回転処理前のウィンドウの透視変換
図であるウィンドウ2700、図28はy軸方向に回転
処理された状態のウィンドウの透視変換図であるウィン
ドウ2800をそれぞれ示している。ウィンドウ270
0には文字列2701が、ウィンドウ2800にはウィ
ンドウ2801が、それぞれ表示されている。文字列2
801の文字は、右に行くほど(仮想空間でのz座標値
が大きくなるにつれ)小さくなり、各行とも左から10
文字目以降は判別不能と判断されて、黒丸に置き換えら
れている。
【0081】表示判定部2610は、フォントサイズと
変形パラメータ(倍率)から変形後の文字イメージの回
転軸寄りの縦辺の長さを求め、これをメモリに格納され
ている所定の閾値と比較することで判定を下す。 (動作)図29は、本発明のウィンドウ表示装置の実施
の形態5における、文字フォントを含むウィンドウの回
転処理の動作を示すフローチャートである。以下、フロ
ーチャートに従って処理を説明する。なお、実施の形態
1と同一の処理については、同一の旨を述べ、説明は省
く。
【0082】ウィンドウ回転指示受付から変形パラメー
タ算出までの処理(S1301からS1304)を終え
て、フォント変形部2650がフォント変形処理を開始
するまでの処理は、実施の形態1の処理と同じである。
まず、フォント変形部2650は、フォント読出部26
60に指示して、文字情報部102から文字コード、フ
ォントサイズ、フォント種類、文字座標の各情報を読み
出させる(S1305)。次いで、フォント変形部26
50は、これらの情報のうち、フォントサイズと文字座
標のz座標値と変形パラメータとを表示判定部2610
に通知して、この文字を文字イメージで表示するか所定
の記号に置き換えるかの判定を行わせる。(S290
1)。
【0083】判定結果が、記号に置き換えるというもの
であれば、フォント変形部2650は、所定の記号を、
文字位置座標とともに表示制御部170に送出する(S
2902)。判定結果が、フォントで表示するというも
のであれば、その後の処理(S1306とS1307)
は実施の形態1の場合と同じである。
【0084】フォント変形部2650は、以上の処理を
未処理の文字がなくなるまで繰り返し実行し、全ての文
字を処理し終えると、終了の通知を表示制御部170に
送る(S1308)。以降の合成処理(S1309)
は、実施の形態1と同じである。以上のように、本実施
の形態のウィンドウ表示装置によれば、変形処理すれば
判読不能あるいは判読困難になると予想される文字につ
いては、記号に置き換えて表示することにより、フォン
トの読み出しとフォント変形の処理(S1306とS1
307)を省略できるので、処理量と処理時間とを削減
できる。
【0085】なお、本実施の形態では、変形後の文字イ
メージの回転軸寄りの縦辺の長さを判定基準にしている
が、横辺の長さあるいは文字イメージの面積などを基準
とすることもできる。また、本実施の形態では、実施の
形態1のブロック図に組み合わせて説明を行ったが、実
施の形態2、実施の形態3、実施の形態4と組み合わせ
ても用いることができる。表示判定部2610は、実施
の形態2、4の場合はフォントサイズとフォント倍率と
を、実施の形態3の場合には、フォントサイズとフォン
ト倍率およびアスペクト比とを基に判定を行う。 (実施の形態6)本発明の実施の形態6について図面を
参照しながら説明する。
【0086】(構成)図30は、本発明の実施の形態6
におけるウィンドウ表示装置のブロック図であり、図1
と同じ符号を有するものは実施の形態1で述べたものと
同じ機能を有するので、説明は省略する。表示判定部3
010は、フォント種別を意識して文字イメージを表示
するかどうかを判断する。その目的を以下に説明する。
【0087】実施の形態5でも説明したように、ウィン
ドウ上に文字を3次元風に表示する場合、仮想空間にお
ける文字の位置(Z座標値)とフォントサイズに応じて
表示される文字イメージの大きさは決まる。そのため、
文字が空間の奥に位置していたり(Z座標値が大き
い)、フォントサイズが小さかったりすると、表示され
る文字イメージが小さくなってフォントの種類は識別不
能になる場合がある。識別ができないのにフォントの種
類を使い分けるのは無駄である。そこで、文字の表示位
置やサイズと、文字座標のz座標値とにより、変形すれ
ばフォント種別が識別判読不能になると予想される場合
は、所定の種類のフォントのみ使うようにする。
【0088】このような処理方式を採ると、以下の理由
で処理効率が高まる。まず、フォントデータベース部1
10からフォントを読み出す際、特定種類のフォントグ
ループをキャッシュメモリに記憶させておくようにす
る。こうしておけば、同じ種類のフォントを続けて読み
出す場合、読み出しはすべてキャッシュメモリから行う
のでキャッシュヒット率は高く、読み出し速度は速くな
る。一方、読み出すフォントの種類が頻繁に変わるとヒ
ット率は下がり、データベース部110からキャッシュ
への転送処理が増えて、読み出し速度は遅くなる。その
ため、本実施の形態の処理方式では、フォント種類識別
不能の文字について特定の種類のフォントを使うことに
するので、キャッシュヒット率は向上し、読み出し処理
は高速化される。
【0089】表示制御部3010は、実施の形態5の場
合と同じく、フォントサイズと変形パラメータ(倍率)
から変形後の文字イメージの縦辺の長さを算出し、これ
を閾値と比較することで判定を下す。フォント読出部3
060は、フォント変形部3050からの指示を受け
て、まず、文字情報部102に格納されている文字に関
する情報を読み出し、これをフォント変形部3050に
送る。その後、フォント変形部3050からの指示に応
じて、文字情報部102のフォント種類情報に応じたフ
ォント、あるいは所定の種類のフォントを読み出し、フ
ォント変形部3050に送出する。
【0090】フォント変形部3050は、フォント読出
部3060に指示して、文字情報部102から文字コー
ド、フォントサイズ、フォント種類、文字位置座標の各
情報を読み出させる。次いで、フォント変形部3050
は、これらの情報のうち、フォントサイズと文字座標の
z座標値とを変形パラメータとともに表示判定部271
0に通知して、この文字を変形した場合、フォント種類
が識別できるだけの大きさになるかどうかの判定を行わ
せる。
【0091】判定結果が、識別できないというものであ
れば、フォント変形部3050は、フォント読出部30
60に対し、文字情報部102から得たフォント種類の
情報は無視し、この文字に対応するフォントを所定の種
類のフォント群の中から読み出すように指示する。この
フォント変形部3050によるフォント種類切り替えの
例を、図31と図32とに示す。図31は、回転処理前
のウィンドウの透視変換図であるウィンドウ3100
を、図32はy軸方向に回転処理された状態のウィンド
ウの透視変換図であるウィンドウ3200をそれぞれ示
している。ウィンドウ3100には文字列3101が、
ウィンドウ3200にはウィンドウ3201が、それぞ
れ表示されている。文字列3201は4行の文字列であ
り、1行目と2行目と3、4行目とがそれぞれ異なるフ
ォント種類の文字となっている。ウィンドウ3200上
の文字列は、右に行くほど(仮想空間でのz座標値が大
きくなるにつれ)小さくなり、フォントの種類が識別で
きないと判断される部分3202については、フォント
の種類を区別せず、あらかじめ指定されたフォント種類
の文字で表示される。
【0092】(動作)図33は、本発明のウィンドウ表
示装置の実施の形態6における、文字を表示したウィン
ドウの回転処理の動作を示すフローチャートである。以
下、フローチャートに従って処理を説明する。なお、実
施の形態6と同一の処理については、同一の旨を述べ、
説明は省く。
【0093】ウィンドウ回転指示受付から変形パラメー
タ算出までの処理(S1301からS1304)を終え
て、フォント変形部3050がフォント変形処理を開始
するまでの処理は、実施の形態6の処理と同じである。
まず、フォント変形部3050は、フォント読出部30
60に指示して、文字情報部102から文字コード、フ
ォントサイズ、フォント種類、文字座標の各情報を読み
出させる(S1305)。次いで、フォント変形部30
50は、これらの情報のうち、フォントサイズと文字座
標のz座標値を変形パラメータとともに表示判定部30
10に通知して、この文字を変換した場合、フォント種
類が識別できるだけの大きさになるかどうかの判定を行
わせる(S3301)。
【0094】判定結果が、識別できないというものであ
れば、フォント変形部3050は、フォント読出部30
60に対し、文字情報部102から得たフォント種類の
情報は無視し、この文字に対応するフォントを所定の種
類のフォント群の中から読み出すように指示する(S3
302)。判定結果が、識別できるというものであれ
ば、フォント変形部3050は、他の実施の形態の場合
と同じく、フォント読出部3060に対し、文字情報部
102から得た種類のフォント群からこの文字に対応す
るフォント読み出すように指示する(S1306)。そ
の後の変形処理は実施の形態5の場合と同じである(S
1307)。
【0095】フォント変形部3050は、以上の処理を
未処理の文字がなくなるまで繰り返し実行し、全ての文
字を処理し終えると、終了の通知を表示制御部180に
送る(S1308)。以降の合成処理(S1309)
は、実施の形態5と同じである。以上のように、本実施
の形態のウィンドウ表示装置によれば、変形するとフォ
ントの種類の識別ができないと予想される文字に関して
は、文字の個別のフォント種別は無視して、所定のフォ
ント種類で統一して表示するようにするので、キャッシ
ュメモリを有する場合であれば、フォント読みだし処理
におけるキャッシュヒット率が向上し、処理効率がよく
なる。
【0096】また、ここではフォント種類識別不能と判
断した場合、所定の種類のフォント群から読み出すとし
たが、その時点でキャッシュメモリに入っている種類の
フォント群から読み出すことにすれば、キャッシュヒッ
ト率はさらに向上する。また、フォント変形部3050
により強制的にフォントの切り替え処理を行ったが、フ
ォントの種類はそのままで、例えばフォントを構成する
要素を間引いて表示するように指定してもよい。 (実施の形態7)本発明の実施の形態7について図面を
参照しながら説明する。
【0097】なお、本実施の形態では、回転処理実行前
の段階で2次元ウィンドウの座標系を変更する点以外、
処理の流れは他の実施の形態と同じなので、フローチャ
ートによる動作の説明は省略する。図34は本発明の実
施の形態7におけるウィンドウ表示装置のブロック図で
あり、図1と同じ符号を有するものは機能についても同
じなので説明は省略する。
【0098】図34において、座標系変換部3410
は、3次元情報管理部100から読み出したウィンドウ
位置と回転角との情報に基づき、ウィンドウ内に表示さ
れる座標系の比率を変更する。変更のタイミングは、透
視変換処理の直前である。座標系のデータは、その他情
報部103に格納されている。座標系変換部3410
は、次のようにウィンドウ内の座標系を変換する。ま
ず、3次元情報管理部100から、ウィンドウの回転角
の情報を得る。そして新規座標系を(X,Y)とする
と、(X,Y)=1/α(x,y)というように座標系
を変換する。αは、回転角に応じて設定される値であ
る。これにより、ウィンドウ内の表示領域が図36
(c)のようになり、回転後の表示は図36(d)のよ
うになる。
【0099】この様子を図35および図36を用いて説
明する。図35において、(a)は従来の座標系におけ
る、回転処理前のウィンドウの透視変換図であり、
(b)は同じく従来の座標系においてx軸中心に回転処
理したウィンドウの透視変換図である。(c)は変換さ
れた座標系における、回転処理前のウィンドウの透視変
換図であり、(d)は同じく変換された座標系において
y軸中心に回転処理された状態のウィンドウの透視変換
図である。
【0100】図35において、図35(a)のウィンド
ウをx軸中心に回転させた後透視変換すると、図35
(b)に示されるようにウィンドウの上部が、下部に比
べて非常に大きく表示される。図36はウィンドウの座
標系を示しているが、図36(a)は回転前ウィンドウ
の座標系、図36(b)はウィンドウをx軸中心に回転
させた場合の座標系である。図36(b)に示されるよ
うに、x軸中心に回転が行われると、上部が大きく下部
が小さく表示されてしまう。そこで、図示したようなx
軸回転が行われる場合、ウィンドウ内の座標系をあらか
じめ図36(c)に示すようにしておく。この変形は、
回転角にもとづいて算出される比率によるものである。
座標系の変換によって、図36(d)に示すように、x
軸回転が行われた際に、上部と下部とで表示領域がほぼ
均等になる。これを実際のウィンドウによって図示した
ものが図35(c)および(d)である。図35(d)
では、図35(b)に比べて、ウィンドウ中に表示され
るメニュー画面の割合が小さく、本文の割合が大きくな
って、下部の文字も非常に見やすくなっている。
【0101】以上のように、本実施の形態のウィンドウ
表示装置によれば、座標系の比率を変換することで、回
転軸から遠くにあって通常の座標系であれば行間が詰ま
って見にくかったはずの文字についても、読みやすく表
示することができる。また、αの値を、回転角のみに基
づき変更するのではなく、例えばウィンドウ内でタイト
ル部分やメニュー部分等、それほど表示領域を大きくと
らないでもよいと判断できる場合は、その領域に対応す
る部分の座標系のみ変更すれば、ウィンドウ内の表示領
域を有効に使うことができる。
【0102】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のウィンドウ表示装置は、コンピュータ内に構築された
仮想空間内に配置されたウィンドウを、指示に従って、
その法線方向が変わる態様で位置変更し、変更後のウィ
ンドウを表示画面に透視投影したものを表示するウィン
ドウ表示装置であって、ウィンドウに表示される内容の
うち文字以外のデータと、ウィンドウの仮想空間内での
位置座標を示すウィンドウ座標情報とから成るウィンド
ウデータを格納しているウィンドウデータ格納手段と、
前記ウィンドウに表示される文字に関して、少なくと
も、仮想空間内での位置を示す文字位置情報と、表示す
べき文字を特定する文字識別情報と、文字の大きさを示
すサイズ情報とを格納している文字情報格納手段と、前
記ウィンドウを仮想空間内で、その法線方向の向きが変
わる様態で位置変更するように指示する指示手段と、前
記指示手段の指示に応じて、前記ウィンドウデータと前
記文字位置情報を変更する位置変更手段と、前記位置変
更手段によって変更されたウィンドウデータを表示画面
に透視投影変換するウィンドウデータ変換手段と、前記
位置変更手段によって変更された文字位置情報を、表示
画面における位置情報に変換する文字位置情報変換手段
と、文字イメージを格納している文字イメージ格納手段
と、前記文字イメージ格納手段に格納される文字イメー
ジのうち前記文字識別情報に対応するものを選択する文
字イメージ選択手段と、前記文字イメージ選択手段が選
択した文字イメージを、前記位置変更手段の行った位置
変更処理の結果に関連付けて変形する文字イメージ変形
手段と、前記文字イメージ変形手段で変形された文字イ
メージを、前記ウィンドウデータ変換手段で表示画面に
変換されたウィンドウ上の、前記文字位置情報変換手段
で変換された表示画面における位置情報に示される位置
に配置合成する配置合成手段とを有しており、前記文字
イメージ変形手段は、前記ウィンドウデータ変換手段に
変換されたウィンドウの形状との相似変換によって、前
記文字イメージの形状を変形する形状変形部と、前記文
字情報格納手段に格納されている文字位置情報をもとに
倍率を求め、この倍率に応じて前記文字イメージのサイ
ズを変えるサイズ変形部と、からなるので、従来仮想空
間内で3次元データに展開したうえで回転、透視変換処
理されていた文字イメージを、ウィンドウと切り離して
2次元のデータとして、透視変換されたウィンドウとの
相似変換で形状を、文字位置座標から求められる倍率に
従ってサイズを変更し、透視変換した結果に近似の形状
に変形したうえで、透視変換後のウィンドウに合成する
ようにしたので、文字イメージを含んだウィンドウを回
転、透視変換していた従来に比べ、処理量が減り、性能
が向上する。さらに、文字イメージのデータ量も小さく
なり、メモリを節約できる。
【0103】また、前記文字イメージ変形手段につい
て、前記文字情報格納手段に格納されている文字位置情
報をもとに倍率を求め、この倍率に応じて前記文字イメ
ージのサイズを変えるようにすると、文字位置座標から
求められる倍率によって文字イメージのサイズだけを変
更するので、いっそう処理量が削減でき、ウィンドウ上
に文字列として表示された際には奥行き感が生まれる。
【0104】また、前記文字イメージ変形手段につい
て、前記文字情報格納手段に格納されている文字位置情
報をもとにアスペクト比を求め、このアスペクト比に応
じて前記文字イメージの縦横比を変更するアスペクト比
変形部と、前記文字情報格納手段に格納されている文字
位置情報をもとに倍率を求め、この倍率に応じて前記文
字イメージのサイズを変えるサイズ変形部と、からなる
ことにすれば、倍率だけでなく、アスペクト比によって
も文字イメージを変形するので、倍率に従いサイズだけ
を変更した場合に比べ、ウィンドウ上に文字列として表
示された際の奥行き感が自然なものになる。
【0105】また、前記文字イメージ格納手段は、仮想
空間内でのウィンドウの位置を複数想定し、これらの位
置にある場合の透視投影変換結果のウィンドウの形状と
の相似変換を施した文字イメージを格納しており、前記
文字イメージ選択手段は、前記文字情報格納手段に格納
されている文字識別情報と前記ウィンドウデータ格納手
段に格納されるウィンドウ座標情報とに一致する文字イ
メージを、前記文字イメージ格納手段から選択し、前記
文字イメージ変形手段は、前記文字情報格納手段に格納
されている文字位置情報をもとに倍率を求め、この倍率
に応じて前記文字イメージ選択手段の選択した文字イメ
ージのサイズを変えるようにすれば、あらかじめ用意さ
れた文字イメージについてサイズを変えるだけで、文字
イメージを透視変換したのに近い、自然な奥行き感を持
った文字イメージを表示できる。
【0106】また、前記ウィンドウ表示装置が更に、前
記文字イメージ変形手段が文字イメージを変形した場合
の、変形後文字イメージのサイズを、前記文字情報格納
手段に格納されるサイズ情報と、前記文字情報格納手段
に格納される文字位置情報から求められる倍率とから算
出し、この算出したサイズを閾値と比較して、変形後の
文字イメージが判読可能かどうかを判定し、判定結果を
前記文字イメージ選択手段に通知する文字イメージ判読
可否判定手段を備え、前記文字イメージ格納手段は、さ
らに、記号イメージを格納しており、前記文字イメージ
選択手段は、前記文字イメージ判読可否判定手段が判読
不能と判定した文字については、文字イメージの代わり
に所定の記号イメージを前記文字イメージ格納手段から
選択し、前記文字イメージ変形手段は、前記記号イメー
ジを変形処理の対象外とし、前記配置合成手段は、前記
記号イメージを、前記ウィンドウデータ変換手段で表示
画面に変換されたウィンドウ上の、前記文字位置情報変
換手段で変換された表示画面における位置情報に示され
る位置に配置合成することにすれば、変形処理すると判
読不能あるいは判読困難になると予想される文字につい
ては、記号に置き換えて表示することができ、文字イメ
ージの読み出しと変形との処理を省略できるので、処理
量と処理時間とを削減できる。
【0107】また、前記文字情報格納手段が、更に文字
のフォント種類を示すフォント種類情報を格納してお
り、前記文字イメージ格納部は、フォント種類ごとの文
字イメージを格納しており、前記ウィンドウ表示装置は
更に、前記文字イメージ変形手段が文字イメージを変形
した場合の、変形後文字イメージのサイズを、前記文字
情報格納手段に格納されるサイズ情報と、前記文字情報
格納手段に格納される文字位置情報から求められる倍率
とから算出し、この算出したサイズを閾値と比較して、
変形後の文字イメージのフォント種類が識別可能かどう
かを判定し、判定結果を前記文字イメージ選択手段に通
知する文字イメージ判読可否判定手段を備え、前記文字
イメージ選択手段は、前記文字イメージ判読可否判定手
段がフォント種類識別不能と判定した文字については、
前記文字情報格納手段に格納されているフォント種類情
報は無視して所定のフォン種類の文字イメージを選択す
るようにすれば、変形するとフォントの種類の識別がで
きないと予想される文字に関しては、文字の個別のフォ
ント種別は無視して、所定のフォント種類で統一して表
示するようにするので、キャッシュメモリを有する場合
であれば、フォント読みだし処理におけるキャッシュヒ
ット率が向上し、処理効率がよくなる。
【0108】さらに、前記ウィンドウデータ格納手段が
更に、ウィンドウの仮想空間内での座標系を示す座標系
情報を格納し、前記ウィンドウデータ格納手段に格納さ
れているウィンドウ座標情報をもとに、前記ウィンドウ
データ格納手段に格納されている座標系情報を変換する
座標系変換手段を備えることにすれば、座標系の比率を
変換でき、回転軸から遠くにあって通常の座標系であれ
ば文字間隔が詰まって見にくかったはずの文字について
も、読みやすく表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウィンドウ表示装置の実施の形態1の
ブロック図である。
【図2】本実施の形態における仮想空間内のウィンドウ
の例を示す図である。
【図3】同実施の形態におけるウィンドウ情報の例を示
す図である。
【図4】同実施の形態における文字情報の例を示す図で
ある。
【図5】同実施の形態におけるウィンドウの回転と透視
変換との例を示す図である。
【図6】本実施の形態における回転処理後のウィンドウ
情報の例を示す図である。
【図7】本実施の形態における回転処理後の文字情報の
例を示す図である。
【図8】本実施の形態における透視変換後のウィンドウ
および文字に関する情報の例を示す図である。
【図9】同実施の形態における回転処理前ウィンドウの
透視変換図の例を示す図である。
【図10】同実施の形態における回転処理後ウィンドウ
の透視変換図の例を示す図である。
【図11】本実施の形態におけるZ座標値とフォント倍
率との関係を示す図である。
【図12】本実施の形態における表示用フォントサイズ
の例を示す図である。
【図13】同実施の形態におけるウィンドウ表示処理の
フローチャート図である。
【図14】本発明のウィンドウ表示装置の実施の形態2
のブロック図である。
【図15】同実施の形態における回転処理前ウィンドウ
の透視変換図の例を示す図である。
【図16】同実施の形態における回転処理後ウィンドウ
の透視変換図の例を示す図である。
【図17】同実施の形態におけるウィンドウ表示処理の
フローチャート図である。
【図18】本発明のウィンドウ表示装置の実施の形態3
のブロック図である。
【図19】同実施の形態における回転処理前ウィンドウ
の透視変換図の例を示す図である。
【図20】同実施の形態における回転処理後ウィンドウ
の透視変換図の例を示す図である。
【図21】同実施の形態におけるウィンドウ位置とアス
ペクト比、文字位置と倍率、それぞれの関係を示す図で
ある。
【図22】同実施の形態におけるウィンドウ表示処理の
フローチャート図である。
【図23】本発明のウィンドウ表示装置の実施の形態4
のブロック図である。
【図24】同実施の形態におけるフォントデータベース
部に格納されるフォントの例を示す図である。
【図25】同実施の形態におけるウィンドウ表示処理の
フローチャート図である。
【図26】本発明のウィンドウ表示装置の実施の形態5
のブロック図である。
【図27】同実施の形態における回転処理前ウィンドウ
の透視変換図の例を示す図である。
【図28】同実施の形態における回転処理後ウィンドウ
の透視変換図の例を示す図である。
【図29】同実施の形態におけるウィンドウ表示処理の
フローチャート図である。
【図30】本発明のウィンドウ表示装置の実施の形態6
のブロック図である。
【図31】同実施の形態における回転処理前ウィンドウ
の透視変換図の例を示す図である。
【図32】同実施の形態における回転処理後ウィンドウ
の透視変換図の例を示す図である。
【図33】同実施の形態におけるウィンドウ表示処理の
フローチャート図である。
【図34】本発明のウィンドウ表示装置の実施の形態7
のブロック図である。
【図35】同実施の形態におけるウィンドウの透視変換
図の例を示す図である。
【図36】同実施の形態における変換前後のウィンドウ
座標系の例を示す図である。
【符号の説明】 100 3次元情報管理部 101 ウィンドウ情報部 102 文字情報部 103 その他情報部 110 フォントデータベース部 120 回転処理部 130 透視変換部 140 変形パラメータ算出部 150 フォント変形部 160 フォント読出部 170 表示制御部 180 表示部 190 入力部 1440 フォント倍率算出部 1450 フォントサイズ変更部 1810 アスペクト比算出部 2320 回転角度読出部 2610 表示判定部 3410 座標系変換部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−135154(JP,A) 特開 平5−233199(JP,A) 特開 平10−283158(JP,A) 米国特許5678015(US,A) 国際公開97/41506(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/14 350

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ内に構築された仮想空間内
    に配置されたウィンドウを、指示に従って、その法線方
    向が変わる態様で位置変更し、変更後のウィンドウを表
    示画面に透視投影したものを表示するウィンドウ表示装
    置であって、 ウィンドウに表示される内容のうち文字以外のデータ
    と、ウィンドウの仮想空間内での位置座標を示すウィン
    ドウ座標情報とから成るウィンドウデータを格納してい
    るウィンドウデータ格納手段と、 前記ウィンドウに表示される文字に関して、少なくと
    も、仮想空間内での位置を示す文字位置情報と、表示す
    べき文字を特定する文字識別情報と、文字の大きさを示
    すサイズ情報とを格納している文字情報格納手段と、 前記ウィンドウを仮想空間内で、その法線方向の向きが
    変わる様態で位置変更するように指示する指示手段と、 前記指示手段の指示に応じて、前記ウィンドウデータと
    前記文字位置情報を変更する位置変更手段と、 前記位置変更手段によって変更されたウィンドウデータ
    を表示画面に透視投影変換するウィンドウデータ変換手
    段と、 前記位置変更手段によって変更された文字位置情報を、
    表示画面における位置情報に変換する文字位置情報変換
    手段と、 文字イメージを格納している文字イメージ格納手段と、 前記文字イメージ格納手段に格納される文字イメージの
    うち前記文字識別情報に対応するものを選択する文字イ
    メージ選択手段と、 前記文字イメージ選択手段が選択した文字イメージを、
    前記位置変更手段の行った位置変更処理の結果に関連付
    けて変形する文字イメージ変形手段と、 前記文字イメージ変形手段で変形された文字イメージ
    を、前記ウィンドウデータ変換手段で表示画面に変換さ
    れたウィンドウ上の、前記文字位置情報変換手段で変換
    された表示画面における位置情報に示される位置に配置
    合成する配置合成手段とを有することを特徴とするウィ
    ンドウ表示装置。
  2. 【請求項2】 前記文字イメージ変形手段は、 前記ウィンドウデータ変換手段に変換されたウィンドウ
    の形状との相似変換によって、前記文字イメージの形状
    を変形する形状変形部と、 前記文字情報格納手段に格納されている文字位置情報を
    もとに倍率を求め、この倍率に応じて前記文字イメージ
    のサイズを変えるサイズ変形部と、からなることを特徴
    とする請求項1記載のウィンドウ表示装置。
  3. 【請求項3】 前記文字イメージ変形手段は、 前記文字情報格納手段に格納されている文字位置情報を
    もとに倍率を求め、この倍率に応じて前記文字イメージ
    のサイズを変えることを特徴とする請求項1記載のウィ
    ンドウ表示装置。
  4. 【請求項4】 前記文字イメージ変形手段は、 前記文字情報格納手段に格納されている文字位置情報を
    もとにアスペクト比を求め、このアスペクト比に応じて
    前記文字イメージの縦横比を変更するアスペクト比変形
    部と、 前記文字情報格納手段に格納されている文字位置情報を
    もとに倍率を求め、この倍率に応じて前記文字イメージ
    のサイズを変えるサイズ変形部と、からなることを特徴
    とする請求項1記載のウィンドウ表示装置。
  5. 【請求項5】 前記文字イメージ格納手段は、仮想空間
    内でのウィンドウの位置を複数想定し、これらの位置に
    ある場合の透視投影変換結果のウィンドウの形状との相
    似変換を施した文字イメージを格納しており、 前記文字イメージ選択手段は、前記文字情報格納手段に
    格納されている文字識別情報と前記ウィンドウデータ格
    納手段に格納されるウィンドウ座標情報とに一致する文
    字イメージを、前記文字イメージ格納手段から選択し、 前記文字イメージ変形手段は、前記文字情報格納手段に
    格納されている文字位置情報をもとに倍率を求め、この
    倍率に応じて前記文字イメージ選択手段の選択した文字
    イメージのサイズを変えることを特徴とする請求項1記
    載のウィンドウ表示装置。
  6. 【請求項6】 前記ウィンドウ表示装置はさらに、前記
    文字イメージ変形手段が文字イメージを変形した場合
    の、変形後文字イメージのサイズを、前記文字情報格納
    手段に格納されるサイズ情報と、前記文字情報格納手段
    に格納される文字位置情報から求められる倍率とから算
    出し、この算出したサイズを閾値と比較して、変形後の
    文字イメージが判読可能かどうかを判定し、判定結果を
    前記文字イメージ選択手段に通知する文字イメージ判読
    可否判定手段を備え、 前記文字イメージ格納手段は、さらに、記号イメージを
    格納しており、 前記文字イメージ選択手段は、前記文字イメージ判読可
    否判定手段が判読不能と判定した文字については、文字
    イメージの代わりに所定の記号イメージを前記文字イメ
    ージ格納手段から選択し、 前記文字イメージ変形手段は、前記記号イメージを変形
    処理の対象外とし、 前記配置合成手段は、前記記号イメージを、前記ウィン
    ドウデータ変換手段で表示画面に変換されたウィンドウ
    上の、前記文字位置情報変換手段で変換された表示画面
    における位置情報に示される位置に配置合成することを
    特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のウ
    ィンドウ表示装置。
  7. 【請求項7】 前記文字情報格納手段は、更に文字のフ
    ォント種類を示すフォント種類情報を格納しており、 前記文字イメージ格納手段は、フォント種類ごとの文字
    イメージを格納しており、 前記ウィンドウ表示装置はさらに、前記文字イメージ変
    形手段が文字イメージを変形した場合の、変形後文字イ
    メージのサイズを、前記文字情報格納手段に格納される
    サイズ情報と、前記文字情報格納手段に格納される文字
    位置情報から求められる倍率とから算出し、この算出し
    たサイズを閾値と比較して、変形後の文字イメージのフ
    ォント種類が識別可能かどうかを判定し、判定結果を前
    記文字イメージ選択手段に通知する文字イメージ判読可
    否判定手段を備え、 前記文字イメージ選択手段は、前記文字イメージ判読可
    否判定手段がフォント種類識別不能と判定した文字につ
    いては、前記文字情報格納手段に格納されているフォン
    ト種類情報は無視して所定のフォン種類の文字イメージ
    を選択することを特徴とする請求項1から請求項6のい
    ずれかに記載のウィンドウ表示装置。
  8. 【請求項8】 前記ウィンドウデータ格納手段は、さら
    に、ウィンドウの仮想空間内での座標系を示す座標系情
    報を格納し、 前記ウィンドウデータ格納手段に格納されているウィン
    ドウ座標情報をもとに、前記ウィンドウデータ格納手段
    に格納されている座標系情報を変換する座標系変換手段
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいず
    れかに記載のウィンドウ表示装置。
JP24364197A 1997-08-12 1997-09-09 ウィンドウ表示装置 Expired - Fee Related JP3522505B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24364197A JP3522505B2 (ja) 1997-09-09 1997-09-09 ウィンドウ表示装置
KR1020007001449A KR100554430B1 (ko) 1997-08-12 1998-08-10 윈도우 표시장치
PCT/JP1998/003587 WO1999008178A1 (fr) 1997-08-12 1998-08-10 Dispositif d'affichage a fenetres
US09/463,198 US6577330B1 (en) 1997-08-12 1998-08-10 Window display device with a three-dimensional orientation of windows
EP98936746A EP1014257A4 (en) 1997-08-12 1998-08-10 WINDOW DISPLAY DEVICE
CN98809999.3A CN1126025C (zh) 1997-08-12 1998-08-10 窗口显示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24364197A JP3522505B2 (ja) 1997-09-09 1997-09-09 ウィンドウ表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1185432A JPH1185432A (ja) 1999-03-30
JP3522505B2 true JP3522505B2 (ja) 2004-04-26

Family

ID=17106852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24364197A Expired - Fee Related JP3522505B2 (ja) 1997-08-12 1997-09-09 ウィンドウ表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3522505B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6822662B1 (en) * 1999-03-31 2004-11-23 International Business Machines Corporation User selected display of two-dimensional window in three dimensions on a computer screen
JP2001319246A (ja) * 2000-05-02 2001-11-16 Canon Inc 情報処理方法及び装置
JP2002156957A (ja) * 2000-11-22 2002-05-31 Mitsubishi Electric Corp 携帯端末、携帯端末における表示方法、およびその方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体
US8035635B2 (en) 2001-05-22 2011-10-11 Yoav Shefi Method and system for displaying visual content in a virtual three-dimensional space
RU2011124757A (ru) 2008-12-01 2013-01-10 Вижуал Доумейнз Лтд. Способ и система для просмотра визуального контента, отображаемого в виртуальном трехмерном пространстве
JP5306060B2 (ja) * 2009-06-01 2013-10-02 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JP6076026B2 (ja) * 2012-10-18 2017-02-08 シャープ株式会社 表示装置、表示方法、および表示プログラム
JP2016106680A (ja) * 2014-12-02 2016-06-20 サミー株式会社 遊技機
DE112016006200T5 (de) 2016-02-10 2018-10-04 Mitsubishi Electric Corporation Anzeigesteuervorrichtung, anzeigesystem und anzeigeverfahren

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1185432A (ja) 1999-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100554430B1 (ko) 윈도우 표시장치
US6542168B2 (en) Three-dimensional window displaying apparatus and method thereof
US6597358B2 (en) Method and apparatus for presenting two and three-dimensional computer applications within a 3D meta-visualization
US6867787B1 (en) Character generator and character generating method
US8004539B2 (en) Systems and methods for improved graphical parameter definition
JPS62288979A (ja) コンピュータ援助設計方法及び装置
JP3522505B2 (ja) ウィンドウ表示装置
JPH07200218A (ja) グラフィカル・オブジェクトをインターロックする方法及び装置
US6734855B2 (en) Image editing system and method, image processing system and method, and recording media therefor
JP2010021766A (ja) 画像表示装置、画像表示方法、プログラム及び記憶媒体
CN110895834A (zh) 用于生成至少包括旋转的运动的方法
US6392662B1 (en) Draw order preservation in a computer-implemented graphics system
JP5248958B2 (ja) 3次元位置指定装置、3次元位置指定用プログラム、ボクセルモデリング装置およびボクセルモデリング用プログラム
JPH03211686A (ja) コンピュータ制御デイスプレイ方法および装置
US7656412B2 (en) Texture resampling with a processor
JP2003281566A (ja) 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
US7330183B1 (en) Techniques for projecting data maps
JP2000331185A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、及びプログラム提供媒体
US7046241B2 (en) Oriented three-dimensional editing glyphs
JP2009003566A (ja) ウィンドウ表示装置及びウィンドウ表示方法
JP4130128B2 (ja) 図形表示方法及び図形処理装置
JP2800435B2 (ja) 3次元コンピュータグラフィックスにおける図形の回転方法及びその装置
JP2004110356A (ja) オブジェクトの選択制御方法
JP4573971B2 (ja) 図形処理装置及び該装置における図形要素間最短距離算出方法
JP2003178330A (ja) 3次元立体配置編集方法及び3次元立体配置編集装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040204

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees