JP3522428B2 - 自動販売機用の商品補充装置 - Google Patents

自動販売機用の商品補充装置

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JP3522428B2
JP3522428B2 JP33289795A JP33289795A JP3522428B2 JP 3522428 B2 JP3522428 B2 JP 3522428B2 JP 33289795 A JP33289795 A JP 33289795A JP 33289795 A JP33289795 A JP 33289795A JP 3522428 B2 JP3522428 B2 JP 3522428B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶, びん商品を販
売するサーペンタイン式自動販売機を対象とした商品補
充装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、サーペンタイン式自動販売機の構
成を図13,図14に示す。各図において、1は自動販
売機のキャビネット、2は前面扉、3は商品取出口、4
はサーペンタイン式商品ラック、5はベンド機構、6は
商品搬出シュータであり、商品ラック4は前後,左右に
配列した複数コラムからなる蛇行状の商品収納部4a
と、各コラムごとに商品収納部4aの上端に連ねてキャ
ビネットの前面上部に開口する商品投入口7との間に敷
設したトップトレー4bからなる。
【0003】かかる構成の自動販売機に缶,びんなどの
商品8を補充する場合には、図14のように前面扉2を
開放した上で、キャビネット1の前方より商品8を1本
ずつ商品投入口7に投入する。これにより、商品8はト
ップトレー4bの上を転動してその後端から商品収納部
4aに落下して収納される。また、自動販売機への日常
の商品補充作業は、自動販売機のロケーション先を巡回
して点検,保守管理を行うルートマンが単位本数の商品
が入っている配送用包装箱(配送用包装箱には、例えば
250ml缶が30本,あるいは350ml,340m
l缶が24本ずつ複数列に分けて整列収容されている)
を現場に運び込み、包装箱を開封した上で手作業により
商品を1本ずつ取出して自動販売機の商品投入口に投入
するようにしているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、頭記したサ
ーペンタイン式自動販売機ではキャビネットの背丈は標
準的なものでも約1.8mであり、包装箱から取出した商
品を1本ずつキャビネットの上部前面に開口する商品投
入口へ投入する作業を繰り返すことは大きな労力と時間
が掛かることからその改善策が要望されている。
【0005】また、最近では自動販売機の道路へのはみ
出しが規制され、これに伴って自動販売機がますます薄
形化に進む傾向にある。しかしながら、自動販売機の薄
形化が進むと当然のことながら機内スペースが減少して
商品収納能力が少なくなるために、商品収容本数を増や
すには自動販売機の高さを更に高める必要があるが、先
記のように人手作業により商品を補充するものでは、キ
ャビネットの背丈を現在以上に高くすると商品投入口ま
で作業員の手が届かなくなるといった問題がある。
【0006】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は前記課題を解決し、ルートマンの人
手作業に全て頼ることなく、ロケーション先の自動販売
機に対して、運び込んだ商品配送用包装箱を開封してテ
ーブル上の所定位置に載置するだけで、後は配送用包装
箱から転がり出た商品を1本ずつ切出した上で、自動販
売機の商品投入口まで自動的に運び上げて商品投入口に
投入できるよう構成した従来にない新規な可搬式の商品
補充装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の商品補充装置は次記のように構成するもの
とする。 1)第1の発明: 商品配送用包装箱を開封状態で前倒し姿勢に載置するテ
ーブルと、該テーブルの先端に連繋して包装箱から転が
り出た商品を1本ずつ受け取って自動販売機の商品投入
口まで持ち上げ搬送するバケット式垂直コンベヤ機構
と、包装箱からテーブル上に転がり出た商品を1本ずつ
切出し制御して垂直コンベヤ機構のバケットに受け渡す
ゲート機構と、これら各部品を搭載して自動販売機のキ
ャビネット前面にセッテングする取付架台とを備え、前
記テーブルは垂直コンベヤ機構の下部に折り畳み可能に
連結され、前記取付架台は、垂直コンベヤ機構を上下移
動可能に案内支持するガイドレールと、該ガイドレール
に沿って垂 直コンベヤ機構を所望の高さ位置に保持する
バランサ付き吊り下げ機構と、自動販売機のキャビネッ
トに装備した支持バーに懸架するフック金具とからなる
ものとする。
【0008】かかる構成の商品補充装置は、次記のよう
な手順で自動販売機への商品補充を行う。まず、商品補
充装置はルートマンが持ち運ぶか、あるいはオプション
品として自動販売機のキャビネット内に格納しておく。
そしてルートマンがロケーション先の自動販売機に出向
いて商品補充を行う場合には、自動販売機の前面扉を開
放した上で自動販売機のキャビネットの前面上部に設け
た支持バーに商品補充装置の取付架台を引っ掛けて商品
補充装置を懸架し、さらに垂直コンベヤ機構の上端が商
品補充を行うコラムに対応した商品投入口に臨む位置に
位置決めしてセットする。なお、商品補充装置の電源は
自動販売機に備えたサービス用の電源コンセントを利用
する。
【0009】次に垂直コンベヤ機構を下降位置に置いた
まま、折り畳まれていたテーブルを引出し、この上に商
品が入っている配送用包装箱を開封して前倒し姿勢に載
置する。これにより、包装箱から商品が自重で転がり出
てテーブル上に一列に整列する。この状態で装置に運転
指令を与えると、バケット式垂直コンベヤ機構が始動す
るとともに、バケットの移動タクトにタイミングを合わ
せてゲート機構が動作し、テーブル上に整列している商
品を1本ずつ切出してコンベヤ機構のバケットに受け渡
す。また、バケットに搭載された商品はバケットととも
に商品投入口の開口位置まで上方に搬送され、コンベヤ
機構の上端でバケットが反転する際にバケットから出て
商品投入口に投入される。
【0010】そして、商品補給を行った商品収納部のコ
ラムが満杯になれば補給動作を中断し、次のコラムへ移
して同じ操作で商品を自動補給する。この場合に、上下
左右に配列している各コラムの商品投入口に対して、上
下の位置決めは取付架台上で垂直コンベヤ機構をガイド
レールに沿って移動し、左右方向の位置決めは自動販売
機側の支持バーに引っ掛けた取付架台を横に移動して行
う。なお、コラムの満杯検知は、例えば垂直コンベヤ機
構の頂部に設けた満杯検知センサ(光センサなど)で行
うか、あるいは自動販売機の在庫情報から補充数を設定
し、ゲート機構を通過する商品数をセンサで計数しなが
ら供給制御を行うことで対応できる。
【0011】また、商品補充装置の取付架台を自動販売
機に備えた支持バーへ引っ掛けて懸架することで、自動
販売機の据付面の状況(段差,溝など)に関係なくセッ
テングでき、かつテーブルを折り畳み式とすることによ
り、ルートマンの持ち運び、あるいは自動販売機のキャ
ビネット内に格納するにも便利である。また、当該補給
装置を用いれば、人手作業では手の届かない高さまで商
品を持ち上げて補給できるので、商品収容能力を増やす
ために標準高さ(1.8m)よりも高く構成した自動販売
機への商品補充も可能である。
【0012】2)第2の発明: 商品配送用包装箱をその開封面を下に向けて載置するテ
ーブル機構と、該テーブル機構の下面側に組合わせて配
送用包装箱から商品を1本ないし同時に複数本ずつ切出
して下方の搬送トレー機構に送出するゲート機構と、前
記搬送トレー機構に連繋して該トレーから受け取った商
品を1本ずつ自動販売機の商品投入口まで持ち上げ搬送
するバケット式垂直コンベヤ機構と、該垂直コンベヤ機
構を昇降可能に案内支持して自動販売機のキャビネット
前面にセッテングする取付架台と、該取付架台に対して
前記垂直コンベヤ機構を所定の高さ位置に移動する電動
式吊り下げ機構とから構成するものとする。
【0013】また、前記における各部の構成は、次記の
ような具体的態様で構成することかできる。すなわち、 a)テーブル機構に包装箱の開封面を塞ぐ引出式シャッ
タを備える。 b)ゲート機構が配送用包装箱に収容されている商品に
配列を合わせて並ぶ複数個の回転式バケットを備え、該
バケットが上向き姿勢で包装箱の開封面から転がり出た
商品を受け止めた後、下向き姿勢に反転して下方へ切り
出して送出すようにする。
【0014】c)搬送トレー機構が前傾,および後傾姿
勢に傾動する搬送トレーと、その後端側に余り商品の回
収部を備える。 d)垂直コンベヤ機構の頂部に自動販売機の商品投入口
の高さ位置を検出するセンサを備え、該センサの検出信
号を基に吊り下げ機構を介して垂直コンベヤ機構を所望
の商品投入口にアクセスするようにする。
【0015】e)垂直コンベヤ機構の頂部に商品投入口
の満杯状態を検知するセンサを備え、該センサの検出信
号を基に垂直コンベヤ機構を逆転させてバケットに残っ
ている商品を搬送トレーを介して回収するようにする。
上記構成になる商品補充装置は、前記第1の発明と同様
に、ルートマンが自動販売機のロケーション先に当該装
置を運び込むか、あるいは自動販売機ごとにキャビネッ
ト内にあらかじめ組み込んでおき、商品補充時に引出し
て使用する。そして、自動販売機のロケーション先で商
品補充を行う場合には、まず商品補充装置を第1の発明
と同様にこれから商品を補充するコラムの商品投入口と
対応する位置にセッテングする。
【0016】次に、搬入した商品配送用包装箱を開封し
てその上に引出シャッタを閉じたままテーブル機構を重
ね、次に包装箱の開封面が下を向くようにテーブル機構
ごと反転してゲート機構の上に載置する。ここで、引出
しシャッタを抜き取ると商品は包装箱から自由に転がり
出て、ゲート機構の回転式バケットの上に1本ずつ受容
ほじされて商品補充の準備態勢が整う。この状態で、商
品補充装置に運転指令を与えると、包装箱を搭載したま
まで補充装置の垂直コンベヤ機構が取付架台に沿って上
昇し、該コンベヤ機構の頂部に備えた投入口検出センサ
が所望の商品投入口を検出した高さで停止する。続いて
垂直コンベヤ機構が始動するとともに、ゲート機構が動
作してその回転式バケットが反転し、配送用包装箱に入
っている商品を1本ずつ,ないしは同時に複数本ずつ切
出して前傾姿勢にセットされている搬送トレー上に送り
出す。これにより、商品は搬送トレー上を転動してその
先端から1本ずつ垂直コンベヤ機構の搬送用バケットに
受け渡され、さらに上方に持ち上げ搬送されたところ
で、搬送用バケットが反転動作して商品投入口に投入さ
れる。
【0017】また、商品補給を行っている商品収納コラ
ムが満杯になれば、満杯検出センサの検出信号で補給動
中断される。この中断状態で他の所望するコラムを
選択して指令を与えると、垂直コンベヤ機構が次の商品
投入口へ自動的にアクセスし、この位置で商品の補給動
作を再開する。これに対して、補給停止指令を与える
と、垂直コンベヤ機構が取付架台に沿って下降し、当初
の位置に戻る。ここでテーブル機構にシャッタを差し込
んだ上で包装箱を装置から取り外す。次に商品回収指令
を与えると、垂直コンベヤ機構が逆転するとともに、搬
送トレー機構の搬送トレーが前傾姿勢から後傾姿勢に転
じ、垂直コンベヤ機構のバケットに残っている商品を搬
送トレーを経由して回収する。なお、この場合には搬送
トレー機構の後端に設けた回収部の下に空の包装箱を置
いて、ここに回収した商品を落とし込む。同様にゲート
機構の内部に残っている商品も、ゲート機構から搬送ト
レー上に排出して回収する。
【0018】
〔実施例1〕
本発明の請求項1〜3に対応する第1の発明の実施例を
図1〜図4により説明する。まず、図1(a),(b)は
商品補充装置9を自動販売機にセッテングした使用状態
を表す図であり、商品補充装置9は大別して取付架台1
0と、取付架台10に搭載したチェーン駆動方式のバケ
ット付き垂直コンベヤ機構11と、コンベヤ機構11の
下部に連結して商品8が入っている配送用の包装箱12
(包装箱12には商品8が単位本数(例えば250mml
缶で30本,350mml缶で24本)ずつ複数段に整列
して収容されている)を載置する折り畳み式テーブル機
構13と、ゲート機構14とから構成されている。ここ
で、取付架台10は、頂部に自動販売機のキャビネット
1に装備した引出式の支持バー1aに引っ掛けるフック
金具10a,垂直コンベヤ機構11を上下方向に案内支
持するガイドレール10b,およびコンベヤ機構11を
重量平衡状態に吊り下げ支持するバランサ付き吊り下げ
機構10c,および下端に設けたディスタンスアーム1
0d(アーム先端をキャビネット1のサポート金具1b
に当がって垂直姿勢に保つ)を備えている。なお、前記
のバランサはぜんまい仕掛けを応用した一種の重量釣り
合い装置であり、重量物の垂直コンベヤ機構11をガイ
ドレール10bに沿って軽い力で昇降移動できる。
【0019】また、垂直コンベヤ機構11は、上下一対
のプーリ間に張架したエンドレスベルトに沿って多数個
のバケット11aを取付けて駆動モータ11bで駆動さ
れるバケット式コンベヤ機構であり、前記のバランサか
ら引出したぜんまい板に連結して重量平衡状態に吊り下
げ支持されている。また、コンベヤ機構11の上端には
バケット11aの反転位置から自動販売機の商品投入口
7に向けて突き出す商品ガイドシュータ11c(バケッ
ト10aと干渉しないような構造)を備えている。な
お、垂直コンベヤ機構11は、取付架台10のガイドレ
ール10bに対して、図3に示すスライド式ベアリンク
機構15を介して案内支持されている。
【0020】また、テーブル機構13は、一端を垂直コ
ンベヤ機構11のフレームに軸支連結したトレー13a
と、該トレーの中間位置で上方に起立する折り畳み式の
仕切板13b(トレー13aとの間に商品1個分に相当
する間隙が空いている)と、トレー13aを水平から若
干前傾姿勢に支える折り畳み式の支持アーム13cから
なり、商品配送用包装箱12は開封した上で、その開封
面を前記仕切板13bに当がって図示のようにトレー1
3aの上に載置される。
【0021】さらに、ゲート機構14は、前記トレー1
3aの裏面側から交互に出没する前後一対のゲート板1
4a(前後のゲート板の間の間隔が商品1個分に対応し
ている)とゲート板14aの駆動部14bからなり、か
つゲート機構14の前方にはゲート機構14を通過した
商品8を検出する商品検出センサ16(光センサ)を備
えている。
【0022】次に、前記構成になる商品補充装置9の使
用方法を説明する。まず、商品補充装置9はテーブル機
構13を図2の鎖線で示すように折り畳んでルートマン
が持ち運ぶか、あるいは自動販売機に付属するオプショ
ン品としてキャビネットの内部に格納しておく。そし
て、自動販売機に商品補充を行う際に、図1のように取
付架台10のフック金具10aを自動販売機のキャビネ
ット1から引出した支持バー1aに懸架し、さらにテー
ブル機構13のトレー13a,仕切板13bを折り畳み
位置から図示の実線位置に引出した上で、垂直コンベヤ
機構11の上端部に設けたシュータ11cがこれから商
品補充を行う商品収納部の商品投入口に対応するように
位置決めし、図示されてないストッパ部材でコンベヤ機
構11をこの位置に固定してセッテングする。なお、図
2において、フック金具10aにはスライドブッシュ1
0e(軸受体)を設けて相手側の支持バー1aの上で左
右方向に楽に移動できるようにしている。そして、自動
販売機に装備のサービス用電源コンセントを利用して商
品補充装置9の電源コードを接続する。次に現場に搬入
した商品配送用包装箱12を開封し、その開封面を前方
に向けてテーブル機構13の上に搭載する。
【0023】この状態で商品補充装置9の運転スイッチ
をONにすると、包装箱12の開封面から転がり出た商
品8はテーブル機構13のトレー13aの上に整列し、
さらにゲート機構14の動作により1本ずつ切り出され
て垂直コンベヤ機構11のバケット11aに受け渡され
た後に上方に持ち上げ搬送され、さらにコンベヤ機構1
1の上端にてバケット11aの反転動作によりバケット
11aから転がり出し、シュータ11cを転動して商品
投入口7に投入された後に、トップトレー4bの上を転
動してその後端から商品収納部4aの中に収納される。
【0024】そして、商品補充を行っている商品収納部
のコラムが満杯状態(コラムの満杯状態を検知するため
に、商品投入口の入口には例えば光電式の満杯検知セン
サ(図示せず)を備えている)になれば、ここで運転を
停止して商品補給動作を中断し、さらに必要によりコン
ベヤ機構を反転駆動して搬送途上の残り商品を下方で回
収する。なお、満杯検知センサの信号で運転を停止制御
する代わりに、あらかじめ自動販売機の在庫情報を基に
商品補充装置9の運転コントローラに商品の補充本数を
指示し、ゲート機構14を通過した商品8の補充本数を
商品検出センサ16によりカウントしながら運転制御す
るように自動化することもできる。
【0025】また、商品補充装置9を別なコラムに移動
して商品補充を行う場合には、コンベヤ機構11を取付
架台10のガイドレール10bに沿って上下に移動し、
さらに取付架台10を支持バー1aに沿って左右方向に
移動して指定の商品投入口位置にアクセスするように位
置決めし、前記と同様な操作で商品補充を行う。なお、
補充商品の種類を変える場合には、テーブル機構13に
載置する包装箱12を交換することは云うまでもない。
そして、自動販売機への商品補充が済めば、テーブル機
構13を折り畳んで架台10を自動販売機から取り外
し、次のロケーション先に移動するか、あるいは自動販
売機のキャビネット内に格納する。
【0026】次に、当該商品補充装置9を使用して高さ
寸法が照準寸法(1.8m)よりも背高な自動販売機へ商
品補充を行う場合の例を図4(a),(b)に示す。ま
ず、(a)図で示すように、取付架台10を自動販売機
に懸架した状態で垂直コンベヤ機構11を下方に引き降
ろし、この位置でテーブル機構13に商品8の入ってい
る包装箱12を開封して載置する。次に、(b)図で示
すように垂直コンベヤ機構11を上方に押上げてその上
端が商品補充を行うコラムの商品投入口と向かい合うよ
うに位置決めし、この状態で先記した手順にしたがって
商品補充を行う。これにより、人手では手の届かない高
い位置に商品投入口が開口している背高で商品収容能力
の大きな自動販売機に対しても、標準高さの自動販売機
と同様に商品補充が行える。
【0027】〔実施例2〕 次に、本発明の請求項4〜9に対応する第2の実施例を
図5〜図8で説明する。なお、図中で第1の実施例と同
一部材には同じ符号が付してある。この実施例では、商
品補充装置9が大別して取付架台10と、実施例1と同
様な構成になるチェーン駆動式のバケット付き垂直コン
ベヤ機構11と、商品入り包装箱12を載置するテーブ
ル機構17と、該テーブル機構17の下面側に組合わせ
たゲート機構18と、垂直コンベヤ機構11の下部に連
結して前記テーブル機構17,ゲート機構18を載置す
る搬送トレー機構19とから構成されている。なお、2
0は商品補給装置の運転制御部である。
【0028】ここで、取付架台10は、頂部のフック金
具10aと、垂直コンベヤ機構11を案内支持する折り
畳み式の長尺なガイドレール10bと、バランサ付き吊
り下げ機構10cと、ディスタンスアーム10dと、吊
り下げ機構10cに付設した昇降駆動機構10eとから
構成されており、ガイドレール10bに吊り下げ機構1
0cを介して上下移動可能に案内支持した垂直コンベヤ
機構11を前記昇降駆動機構10eの動作で上昇,下降
移動するようにしている。
【0029】また、垂直コンベヤ機構11は実施例1と
同様なチェーン駆動方式のものであり、商品8を1本ず
つ受容する複数のバケット11a,および駆動モータ1
1bを備えている。また、コンベヤ機構11の頂部に
は、投入商品のガイドシュータ11c、および自動販売
機側の商品投入口位置を検出する投入口検出センサ21
と、商品投入口の商品満杯状態を検出する満杯検出セン
サ22を備えている。
【0030】次に、テーブル機構17は、図8に示すよ
うに商品入り包装箱12を開封状態でその開封面を下に
向けて載置する額縁状のテーブルフレーム17aと、該
フレーム17aに組み込んで包装箱12の開封面を閉塞
する引出し式シャッタ17bからなり、テーブルフレー
ム17aが次記のゲート機構18の上面に結合されてい
る。ここで、ゲート機構18は、上下面を開放した胴体
18aの内部に前後一列に並ぶ複数組の回転式バケット
18bを備えており、該バケット18bは連動チェーン
18c,および駆動チェーン18dを介して駆動モータ
18eに伝動連結されている。さらに各商品取出経路の
相互間には商品ガイドとなる仕切隔壁18fを備えてい
る。ここで、ゲート機構18から商品8を1本ずつ切り
出すには、図示のように前後に並ぶ各バケット18aの
相互間で周方向に位相差を与えておく。また、同時に商
品8を複数本(配送用包装箱12に収容した一列分の商
品)切り出すには、前記した各バケット18aの位相を
揃えておく。
【0031】次に、搬送トレー機構19は、先端を支点
にして前傾,ないし後傾姿勢に傾動可能な搬送トレー1
9aを備えており、図7で示すようにその先端を垂直コ
ンベヤ機構11に設けたトレー取付アーム11dにヒン
ジ結合するとともに、サポートアーム19bを介してほ
ぼ水平姿勢に支持するようにしている。さらに、搬送ト
レー機構19の後端部には、前記搬送トレー19aより
商品を回収する際の通路となる商品回収部19c(図5
参照)を着脱可能に備えている。なお、23は持ち運び
用の把手である。
【0032】次に、上記構成になる商品補充装置9の使
用方法を説明する。まず、ルートマンが当該装置を持ち
運ぶ場合には、図7のように取付架台10を折り畳み
(上下のほぼ中間位置を支点に下半部を折り畳んで上半
部の裏面に重ね合わす)、商品回収部19cは搬送トレ
ー機構19から外しておく。そして、ロケーション先の
自動販売機に運び込んで商品補給を行う場合には、図
5,図6のように前面扉を開いた自動販売機のキャビネ
ットの前面にセットし、自動販売機のサービス用電源を
利用して商品補充装置9の電源コードを接続する。この
準備態勢から次に商品8の入っている配送用包装箱12
を開封し、この開封面にゲート機構18と組合わせたテ
ーブル機構17を載せて引出しシャッタ17aにて包装
箱12の開封面を塞いだ後、開封面が下を向くように包
装箱12の向きを反転させて搬送トレー機構19の上に
搭載する。
【0033】ここで、引出しシャッタ17bを引き抜く
と、包装箱12に入っている商品8は開封面を通じて自
由に転がり出る状態になるとともに、包装箱内の最下位
に並ぶ商品8がゲート機構18のバケット18bの上に
1本ずつ載ってこの位置に保持される。つまり、回転式
バケット18bが商品ストッパの役目を果たす。これで
商品補充の準備態勢が整い、ここで装置の運転スイッチ
をONにして運転指令を与えると、取付架台10のガイ
ドレールに沿って昇降駆動機構10eの駆動力で垂直コ
ンベヤ機構11が包装箱12を搭載したまま上昇を始
め、該コンベヤ機構の頂部に設けた投入口検出センサ2
1がこれから商品補給を行う所定コラムのトップトレー
4bを検出するとこのアクセス位置で停止し、続いてゲ
ート機構18の駆動モータ18e,および垂直コンベヤ
機構11の駆動モータ11bが始動して次記のように商
品補給動作を開始する。
【0034】すなわち、ゲート機構18に組み込まれた
複数のバケット18bを例えば左端のものから順に、モ
ータ駆動により上向きから下向きに反転操作すると、包
装箱12から転がり出てバケット内に入った商品8が1
本ずつ切り出されて下方の搬送トレー機構19に落下送
出される。あるいは、各バケット18bの周方向の位相
を揃えておき、各バケットを一括して同時にを上向きか
ら下向きに反転動作させると、一回に複数本ずつ(図示
例の場合は4本ずつ)の商品8が同時に切り出されて下
方の搬送トレー機構19の上に落下する。一方、搬送ト
レー19aは前傾姿勢に傾斜しており、ゲート機構18
を通じて落下して来た商品8は搬送トレー19aの上を
前方に転動し、その先端より垂直コンベヤ機構11のバ
ケット11aに1本ずつ移載される。また、このバケッ
ト11aに移載された商品8は上方に持ち上げ搬送さ
れ、その上端でバケット11aが反転する際にバケット
から転がり出し、ガイドシュータ11cを経て自動販売
機の商品投入口7に投入される。この商品補給動作は、
包装箱12が空になるまで連続して行われる。
【0035】そして、包装箱12が空になり、補給経路
途上の商品8が全て商品投入口7に投入された状態で商
品補給装置に包装箱の交換指令を与えると、垂直コンベ
ヤ機構11が停止するとともに、取付架台10の昇降駆
動機構の動作で垂直コンベヤ機構11が下降して当初の
位置に戻るので、先記した手順と同じ手順に新たな包装
箱12をセットして商品補給動作を再開する。
【0036】一方、商品の補給中に商品収納部のコラム
が満杯になってトップトレー4bの先端まで商品8が詰
まった状態になると、満杯検出センサ22の検知信号で
補給動作が中断される。また、この中断状態で、同じ列
に並ぶ別なコラムを指定して指令を与えると、垂直コン
ベヤ機構11が新たなコラムに対応する商品投入口の高
さ位置まで移動し、このアクセス位置で商品補給動作を
再開する。
【0037】また、前記の補給中断状態で停止指令を与
えると、垂直コンベヤ機構が下降して当初の位置に戻る
ので、ここでテーブル機構17に引出しシャッタ17b
を差し込んで包装箱12の開封面を閉塞した上で包装箱
12を取り外す。続いて搬送トレー機構19に商品回収
部19cをセットして商品回収指令を与えると、搬送ト
レー19aが今迄の前傾姿勢から後傾姿勢に傾動すると
ともに、垂直コンベヤ機構11が逆転し、バケット11
aに残っている分を含めて搬送経路に残存している商品
8が搬送トレー19aを経由して商品回収部19bに回
収される。また、同時にゲート機構18の駆動モータ1
8eも始動し、ゲート機構内部の回転式バケット18b
に引っ掛かっている商品8を搬送トレー19aの上に排
出して回収部19cに回収する。なお、この場合には回
収部19cの下に空の包装箱をセットして回収商品を収
容するようにする。また、自動販売機の左右列のコラム
に商品を補給する場合には、実施例1で述べたと同様に
商品補給装置9を新しい位置に移動することで対応がで
きる。また、補給商品の種類を変える場合には、前記の
ように商品回収を行った後に、別な商品の入っている包
装箱に交換して補給動作を再開させることは云うまでも
ない。
【0038】次に、前記した商品補充装置9を自動販売
機に付属するオプション品としてキャビネット内に格納
しておき、商品補充時にキャビネットから引出して商品
補充を行う際の操作手順を図9〜図12にて説明する。
まず、図9は商品補充装置9の格納状態を示し、商品補
充装置9は長尺な垂直コンベヤ機構11と、残りのテー
ブル機構17,ゲート機構18,搬送トレー機構19
(各機構については図5参照)を重ね合わせた組立体A
とに切り離した上で、垂直コンベヤ機構11は図示のよ
うにキャビネット1の前面側片隅に立てた状態格納
し、残りの組立体Aはキャビネット1の底部に画成した
格納室24の中に格納しておく。なお、組立体Aの引出
し,移動が簡単に行えるようにキャビネット1の底部側
には前後,左右方向に案内レールを敷設しておくのがよ
い。
【0039】そして、商品補充を行う際には、まず図1
0で示すように、前記組立体Aを格納室24からキャビ
ネット1の前方に引出し(手順I)、続いて垂直コンベ
ヤ機構11を格納位置から移動して組立体Aの搬送トレ
ー機構18に連結する(手順II)。次に、商品の入って
いる配送用包装箱12を開封し、その開封面上にテーブ
ル機構17を搭載し、さらにテーブル機構17のシャッ
17bを引き抜いた上で、垂直コンベヤ機構11の上
端を商品補充するコラムの商品投入口にアクセスし、こ
の状態で装置の運転スイッチをONにする。これによ
り、図示のように配送用包装箱12から切り出された商
品8は、垂直コンベヤ機構11のバケットに1本ずつ載
って上昇し、その上端から商品投入口7に投入される。
次に、商品8を別な列に並ぶコラムへ補給する場合に
は、図12で示すように商品補充装置9を左右方向にス
ライド移動し(手順III )して新しい補充位置にアクセ
スし、この位置で運転を再開して商品8を商品投入口7
に投入する。なお、商品補充作業が終了すれば、商品補
充装置9を当初の位置に戻した上で垂直コンベヤ機構1
1を切り離し、図9の状態に格納して一連の商品補充作
業を終了する。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の商品補充装
置によれば、次記の効果を奏する。 (1)いままで全てを人手に頼っていた自動販売機への
商品補充作業を機械力により自動的に行うことができ、
これによりルートマンの労力負担を大幅に軽減できて省
力化が図れる。
【0041】(2)人手作業では手の届かないような高
い位置に商品投入口が開口する背高の自動販売機でも商
品補充が行えるので、本発明の商品補充装置を採用する
ことにより、自動販売機の道路はみ出し規制から薄形で
背高に構成した商品収容能力の大きな自動販売機の市場
展開が可能となる。 (3)商品補充装置の取付架台にフック金具を設けて自
動販売機のキャビネット側に装備の支持バーに懸架する
よう構成したことで、自動販売機の据付け面に段差,溝
などがあっても支障なく商品補充装置をセッテングでき
る。
【0042】(4)垂直コンベヤ機構を取付架台のガイ
ドレールに沿ってバランサ付き吊り下げ機構を介して組
み込んだことにより、自動販売機への懸架状態でコンベ
ヤ機構の上下移動が軽い力を加えるだけで楽に行える。 (5)テーブル機構を折り畳み式としたことで、ルート
マンが自動販売機のロケーション先を巡回する際の持ち
運びに便利であるし、また当該商品補充装置を自動販売
機の付属品としてキャビネット内に格納する場合にも有
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に対応する商品補充装置の使
用状態を表した図であり、(a)は側面図、(b)は一
部切欠の正面図
【図2】図1に示した商品補充装置の詳細図
【図3】図1における垂直コンベヤ機構を取付架台に案
内支持するためのガイドレールの断面図
【図4】本発明実施例の商品補充装置を背高な自動販売
機で使用する場合の説明図であり、(a)は垂直コンベ
ヤ機構を下方へ引き降ろした準備段階の状態図、(b)
は垂直コンベヤ機構を上方に押上げた商品補充の状態図
【図5】本発明の実施例2に対応する商品補充装置の使
用状態を表した側面図
【図6】図5の正面図
【図7】図5の商品補充装置を自動販売機にセットする
以前の状態図
【図8】図5におけるゲート機構の詳細構造を表す拡大
【図9】実施例2に対応する商品補充装置を分解して自
動販売機のキャビネット内に格納した状態を表す図
【図10】図9の状態から商品補充装置をキャビネット
の前方に引出して組立てた状態を表す図
【図11】図10の状態から商品補充装置に商品配送用
包装箱をセットして商品補充を行っている運転状態を表
す図
【図12】図11の状態から商品補充装置を別なコラム
位置に移動して商品補充をおこなっている運転状態を表
す図
【図13】サーペンタイン式自動販売機の全体構造の断
面側視図
【図14】図13の扉開放状態の前面斜視図
【符号の説明】
1 自動販売機のキャビネット 4 サーペンタイン式商品ラック 4a 商品収納部 4b トップトレー 7 商品投入口 8 商品 9 商品補充装置 10 取付架台 10a フック金具 10b ガイドレール 10c バランサ付き吊り下げ機構 10e 昇降駆動機構 11 垂直コンベヤ機構 11a バケット 12 商品配送用の包装箱 13 テーブル機構 14 ゲート機構 17 テーブル機構 17a 引出しシャッタ 18 ゲート機構 18b 回転式バケット 19 搬送トレー機構 19a 搬送トレー 19b 商品回収部 20 運転制御部 21 投入口検出センサ 22 満杯検出センサ 24 商品補充装置の格納室
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−213790(JP,A) 特開 平4−84392(JP,A) 特開 平3−290791(JP,A) 特開 平6−195559(JP,A) 特開 平2−33696(JP,A) 特開 平5−174239(JP,A) 特開 平2−214998(JP,A) 実開 昭60−192071(JP,U) 実開 平4−82778(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 9/00 108

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶, びん商品販売用のサーペンタイン式自
    動販売機に商品を補充する際に使用する商品補充装置で
    あって、単位本数の商品を整列して収容した商品配送用
    包装箱を開封状態で前倒し姿勢に載置するテーブルと、
    該テーブルの先端に連繋して配送用包装箱から取出した
    商品を1本ずつ受け取って自動販売機の商品投入口まで
    持ち上げ搬送するバケット式垂直コンベヤ機構と、包装
    箱からテーブル上に転がり出た商品を1本ずつ切出し制
    御して垂直コンベヤ機構のバケットに受け渡すゲート機
    構と、これら各部品を搭載して自動販売機のキャビネッ
    ト前面にセッテングする取付架台とを備え、前記テーブ
    ルは垂直コンベヤ機構の下部に折り畳み可能に連結さ
    れ、前記取付架台は、垂直コンベヤ機構を上下移動可能
    に案内支持するガイドレールと、該ガイドレールに沿っ
    て垂直コンベヤ機構を所望の高さ位置に保持するバラン
    サ付き吊り下げ機構と、自動販売機のキャビネットに装
    備した支持バーに懸架するフック金具とからなることを
    特徴とする自動販売機用の商品補充装置。
  2. 【請求項2】缶, びん商品販売用のサーペンタイン式自
    動販売機に商品を補充する際に使用する商品補充装置で
    あって、単位本数の商品を整列して収容した商品配送用
    包装箱をその開封面を下に向けて載置するテーブル機構
    と、該テーブル機構の下面側に組合わせて配送用包装箱
    から商品を1本ないし同時に複数本ずつ切出して下方の
    搬送トレー機構に送出するゲート機構と、前記搬送トレ
    ー機構に連繋して該トレーから受け取った商品を1本ず
    つ自動販売機の商品投入口まで持ち上げ搬送するバケッ
    ト式垂直コンベヤ機構と、該垂直コンベヤ機構を昇降可
    能に案内支持して自動販売機のキャビネット前面にセッ
    テングする取付架台と、該取付架台に対して前記垂直コ
    ンベヤ機構を所定の高さ位置に移動する電動式吊り下げ
    機構とからなることを特徴とする自動販売機用の商品補
    充装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の商品補充装置において、テ
    ーブル機構に包装箱の開封面を塞ぐ引出式シャッタを備
    えていることを特徴とする自動販売機用の商品補充装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の商品補充装置において、ゲ
    ート機構が商品包装箱内に収容された商品の配列を合わ
    せて並ぶ複数個の回転式バケットを備え、該バケットが
    上向き姿勢で包装箱の開封面から転がり出た商品を受け
    止めた後、下向き姿勢に反転して下方へ切り出すように
    したことを特徴とする自動販売機用の商品補充装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の商品補充装置において、搬
    送トレー機構が前傾,および後傾姿勢に傾動する搬送ト
    レーと、その後端側に余り商品の回収部を備えているこ
    とを特徴とする自動販売機用の商品補充装置。
  6. 【請求項6】請求項2記載の商品補充装置において、垂
    直コンベヤ機構の頂部に自動販売機の商品投入口の高さ
    位置を検出するセンサを備え、該センサの検出信号を基
    に吊り下げ機構を介して垂直コンベヤ機構を所望の商品
    投入口にアクセスするようにしたことを特徴とする自動
    販売機用の商品補充装置。
  7. 【請求項7】請求項2記載の商品補充装置において、垂
    直コンベヤ機構の頂部に商品投入口の満杯状態を検知す
    るセンサを備え、該センサの検出信号を基に垂直コンベ
    ヤ機構を逆転させてバケットに残っている商品を搬送ト
    レーを介して回収するようにしたことを特徴とする自動
    販売機用の商品補充装置。
  8. 【請求項8】請求項2記載の商品補充装置において、当
    該商品補充装置が自動販売機のキャビネットの内部に前
    方へ引出し可能に格納されていることを特徴とする自動
    販売機用の商品補充装置。
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