JP3521783B2 - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP3521783B2
JP3521783B2 JP02403299A JP2403299A JP3521783B2 JP 3521783 B2 JP3521783 B2 JP 3521783B2 JP 02403299 A JP02403299 A JP 02403299A JP 2403299 A JP2403299 A JP 2403299A JP 3521783 B2 JP3521783 B2 JP 3521783B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランプ方向の幅
形状にバラツキのある被クランプ部材を、クランプ力を
変えることなく、自動的に芯出ししながらクランプする
ことのできるクランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のこの種クランプ装置の第1
の例を示す要部構成図である。この第1従来例のクラン
プ装置は、被クランプ部材1を挟んで作動力の異なるシ
リンダ2,3を対向配置し、作動力の大きなシリンダ2
を基準シリンダ、作動力の小さなシリンダ3を押し付け
シリンダ、として構成している。そして、作動力の大き
な基準シリンダ2のピストンロッド4をストロークエン
ドまで伸長させ、あるいは基準シリンダ2のピストンロ
ッド4をストッパ(図示せず)位置まで伸長させること
で、位置決めを行い、これにより芯出しするようにして
いる。なお、被クランプ部材1が被溶接部材である場合
は、基準シリンダ2のピストンロッド4と押し付けシリ
ンダ3のピストンロッド5の各先端に、それぞれ図のよ
うな銅製の給電用当材6,7が取り付けられる。
【0003】図3は従来のこの種のクランプ装置の第2
の例を示す構成図であり、図中、前述の第1従来例に相
当する部分には同一符号を付してある。この第2従来例
のクランプ装置は、被クランプ部材1を挟んで作動力の
異なるシリンダ12,13を対向配置するとともに、作
動力の大きなシリンダ12のクランプ側ポートに接続し
た第1の配管14とアンクランプ側ポートに接続した第
2の配管15とを、リリーフ弁16を有する油圧源17
とタンク18との間で相対的に切り替える第1の切替弁
19に接続している。更に第1の配管14と第2の配管
15間に、油圧源17とタンク18に直接連なる比例弁
21を接続しており、比例弁21の動作時は、切替弁1
9が図示しないニュートラル位置に切り替えられるよう
になっている。
【0004】また、作動力の小さなシリンダ13のクラ
ンプ側ポートに接続した第3の配管22とアンクランプ
側ポートに接続した第4の配管23も、第2の切替弁2
4を介して前述のリリーフ弁16を有する油圧源17と
タンク18に接続され、各配管22,23の流路が相対
的に切り替えられるようになっている。更に第3の配管
22にアキュムレータ25が接続され、共通の油圧源1
7に接続されることによる、作動力の小さなシリンダ1
3のクランプ時の応答遅れが生じないようにしている。
【0005】シリンダ12のピストンロッド26とシリ
ンダ13のピストンロッド27の各変位は、第1と第2
のロッド変位計28,29によりそれぞれ検出され、検
出された変位量P1,P2は比例弁制御手段31の減算
器32に入力され、減算器32にて減算(P1−P2)
されて、比例弁制御部33に送られるようになってい
る。比例弁制御部33ではP1−P2=0となるよう
に、すなわち各ピストンロッド26,27の変位量が同
値となるように比例弁21を制御し、作動力の大きなシ
リンダ12のクランプ側圧力室12aまたはアンクラン
プ側圧力室12bへの供給油圧を制御するようになって
いる。例えばP1>P2であれば、P1−P2=0とな
るまで、図中の+側すなわちシリンダ12のアンクラン
プ側圧力室12b内に油圧を導入し、その分クランプ側
圧力室12a内の油を抜くことで、シリンダ12のピス
トンロッド26を縮退させ、芯出しする。なお、クラン
プ時の初期動作は、各切替弁19,24により行われ、
芯出しのための微調整を比例弁21にて行うようになっ
ている。
【0006】また、前記以外の従来のクランプ装置(以
下、第3従来例という)として、例えばトグル機構のよ
うなリンク機構を用いて一対の把持部の機械的同期を図
り、各把持部の変位量を一致させるようにしたものもあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作動力
の大きな基準シリンダ2のピストンロッド4をストロー
クエンドまで伸長させることで、芯出しするようにした
第1従来例にあっては、クランプ方向の幅形状にバラツ
キのある被クランプ部材1の形状変化には対応できず、
クランプ時に芯ズレが発生する、もしくは芯出し(基準
シリンダの取付位置やピストンロッドのストッパの位置
の調整)に時間が掛かり、ライン設備への適用は困難で
ある。
【0008】また、作動力の大きなシリンダ12のピス
トンロッド26の停止位置を比例弁21により可変でき
るようにするとともに、各シリンダ12,13とも共通
の油圧源17に接続した第2従来例にあっては、各シリ
ンダ12,13が同調動作せず、被クランプ部材1が長
尺部材の場合、クランプ時にクランプ方向に大きく振ら
れ、曲げ力が発生する。この問題に対処するため、作動
力の小さなシリンダ13のクランプ側ポートに連なる第
3の配管22にアキュムレータ25を接続してシリンダ
13の応答遅れの解消を図っているが、同期させること
は難しい。いずれにせよ、作動力の大きな(=配管径の
大きな)シリンダ12側の動作速度が速く、その結果、
芯ズレ補正はシリンダ12のピストンロッド26を縮退
させることにより行われる。すなわち、芯ズレ補正はシ
リンダ12のクランプ側圧力室12aから油を抜くこと
により行われる。この結果、芯ズレ補正時に、クランプ
力が低下もしくは不安定になるのを避けられない。この
ような問題は、各切替弁19,24をそれぞれ比例弁に
代えて、各シリンダ12,13への油の給排制御を全て
比例弁により行わせるようにすることで、解消できる。
しかし、この場合には大容量でなおかつ油量の微調整も
可能な比例弁を必要とする。このような比例弁は存在
し、市販されているが、非常に高価で、製品コストの上
昇を招いてしまう。前述の問題は、また各切替弁19,
24をそれぞれ電気的に制御が可能なサーボ弁に代え
て、各シリンダ12,13への油の給排制御を全てサー
ボ弁により行わせるようにすることで、解消できる。し
かし、この場合もサーボ弁が高価であるため、製品コス
トの上昇を招いてしまう。
【0009】また、リンク機構を用いて一対の把持部の
機械的同期を図り、各把持部の変位量を一致させるよう
にした第3従来例にあっては、構成が複雑になるばかり
でなく、要求されるクランプ力が大きい場合には、その
クランプ力に対する機械剛性を確保しなければならず、
装置の一層のコスト高を招いてしまう。
【0010】本発明の技術的課題は、簡単な構成で、ク
ランプ方向の幅形状にバラツキのある被クランプ部材
を、クランプ力を変えることなく、自動的に芯出ししな
がらクランプすることができるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
クランプ装置は、被クランプ部材を挟んで対向配置され
た少なくとも一対のシリンダと、一方のシリンダのクラ
ンプ側ポートに接続された第1の配管と、前記一方のシ
リンダのアンクランプ側ポートと他方のシリンダのクラ
ンプ側ポートとを接続する第2の配管と、前記他方のシ
リンダのアンクランプ側ポートに接続された第3の配管
と、第2の配管とタンクとを接続する第4の配管と、第
1の配管と第3の配管とを、リリーフ弁を有する油圧源
前記タンクとの間で相対的に切り替える切替弁と、第
4の配管の途中に設けられた双方向ポンプと、一方のシ
リンダのピストンロッドの変位を検出する第1のロッド
変位計と、他方のシリンダのピストンロッドの変位を検
出する第2のロッド変位計と、各前記ロッド変位計で検
出された互いのロッド変位量の差が設定値となるように
前記双方向ポンプを制御するポンプ制御手段と、を備え
たものである。
【0012】また、本発明の請求項2に係るクランプ装
置は、シリンダが、被クランプ部材を挟んで複数対対向
配置され、各対毎に、一方のシリンダのアンクランプ側
ポートと他方のシリンダのクランプ側ポートが配管で接
続されているとともに、他方のシリンダのアンクランプ
側ポートが、隣接する対における一方のシリンダのクラ
ンプ側ポートと直列に接続されてなるものである。
【0013】また、本発明の請求項3に係るクランプ装
置は、各対毎に、一方のシリンダのピストンのアンクラ
ンプ側受圧面積と他方のシリンダのピストンのクランプ
側受圧面積とが等しくなるように設定されてなるもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図示実施形態により本発明
を説明する。図1は本発明の一実施形態に係るクランプ
装置を示す構成図であり、図中、前述の第2従来例(図
3)に相当する部分には同一符号を付してある。
【0015】本実施形態のクランプ装置は、被クランプ
部材1を挟んで作動力の異なるシリンダ12,13を対
向配置し、作動力の大きなシリンダ(以下、これを第1
シリンダという)12のクランプ側ポートに第1の配管
41を接続するとともに、第1シリンダ12のアンクラ
ンプ側ポートと作動力の小さなシリンダ(以下、これを
第2シリンダという)13のクランプ側ポートとを第2
の配管42により接続している。
【0016】また、第2シリンダ13のアンクランプ側
ポートに第3の配管43を接続するとともに、第2の配
管42とタンク18とを第4の配管44により接続し、
第4の配管44の途中に双方向ポンプ45を設けてい
る。
【0017】また、第1の配管41と第3の配管43の
各他端を、リリーフ弁16を有する油圧源17とタンク
18との間で相対的に切り替える切替弁46に接続して
いる。
【0018】また、第1シリンダ12のピストンロッド
26の変位を検出する第1のロッド変位計28と、第2
シリンダ13のピストンロッド27の変位を検出する第
2のロッド変位計29と、各ロッド変位計28,29で
検出された互いのロッド変位量P1,P2の差(P1−
P2)が設定値(ここでは零)となるように双方向ポン
プ45を制御するポンプ制御手段47と、を設けてい
る。
【0019】ポンプ制御手段47は、減算器48とポン
プ制御部49とを有し、第1と第2のロッド変位計2
8,29によりそれぞれ検出された各ロッドの変位量P
1,P2が減算器48に入力され、減算器48にて減算
(P1−P2)され、ポンプ制御部49に送られるよう
になっている。ポンプ制御部49は、P1−P2=0と
なるように、すなわち各ピストンロッド26,27の変
位量が同値となるように双方向ポンプ45を制御し、被
クランプ部材1のクランプ方向の幅形状にバラツキがあ
った場合の芯ズレや、油のリークに伴う芯ズレを補正す
る機能を有している。ここで、P1−P2=0の位置と
は、必ずしも第1シリンダ12と第2シリンダ13の中
間位置ではない。言うまでもなく、センサ類において
は、使用にあたり、どのロッド変位位置を零(基準)と
するかの初期設定を行う。この初期設定時に、例えば第
1シリンダ12のピストンロッド26をその縮退位置か
ら10mm伸長させた状態で零設定を行えば、基準位置を
ピストンロッド26の前方向に10mmずらせることがで
きる。
【0020】また本実施形態では、第1シリンダ12の
ピストンのクランプ側受圧面積Sを、そのアンクランプ
側受圧面積S1の2倍となるように設定し、更にこのア
ンクランプ側受圧面積S1と第2シリンダ13のクラン
プ側受圧面積S2が同一面積となるように、つまり各受
圧面積S1,S2共、第1シリンダ12のクランプ側受
圧面積Sの1/2に設定されている。このような関係に
設定することで、油圧発生源側となる第1シリンダ12
で、必要クランプ力の2倍の力を発生させることがで
き、設計が容易となる。しかし、ここで重要なのは、対
向する対のシリンダ、すなわち第1シリンダ12のアン
クランプ側受圧面積S1と第2シリンダ13のクランプ
側受圧面積S2を同一面積となるように設定することで
あり、これら受圧面積S1,S2と油圧発生源側となる
第1シリンダ12のクランプ側受圧面積Sとの関係はさ
して重要ではない。要するに、各受圧面積S1,S2を
同一面積となるように設定することで、第1シリンダ1
2で発生するクランプ力が均等に分割されて第1と第2
のシリンダ12,13のクランプ力となる。これは相手
シリンダ(第2シリンダ13)から受ける戻り圧に起因
するもので、このように第1シリンダ12のアンクラン
プ側圧力室12bと第2のシリンダ13のクランプ側圧
力室13aとを接続して、各受圧面積S1,S2を同一
面積とすることで、第1と第2のシリンダ12,13を
同調動作させることができ、クランプ力を安定させるこ
とができる。
【0021】次に、本実施形態のクランプ装置の動作に
ついて説明する。まず、被クランプ部材1をクランプす
るため、油圧源17から第1シリンダ12のクランプ側
ポートすなわちクランプ側圧力室12aに作動油を送り
込むと、ピストンロッド26が伸長する。この時、第1
シリンダ12の動作量に応じ、そのアンクランプ側圧力
室12bより第2の配管42を介し第2のシリンダ13
のクランプ側圧力室13aに作動油が送り込まれ、送り
込まれた作動油に相当する量の油が第2のシリンダ13
のアンクランプ側圧力室13bよりタンク18に戻され
る。両シリンダ12,13の単位ロッドあたりの必要油
量は等しいため、ピストンロッド26とピストンロッド
27の変位は等しくなる。したがって、両シリンダ1
2,13が同期したまま被クランプ部材1をクランプす
る。このため、被クランプ部材1におけるクランプ方向
の幅形状にバラツキがあっても、被クランプ部材1の芯
は常に一定となる。
【0022】シリンダには、一般に作動油のリークが存
在し、このリークにより芯出し位置が変動する。この芯
出し位置の変動は、第1と第2のロッド変位計28,2
9により検出され、ポンプ制御手段47の減算器48に
送られて減算(P1−P2)され、ポンプ制御部49に
送られる。ポンプ制御部49では、P1−P2=0とな
るように、すなわち各ピストンロッド26,27の変位
量が同値となるように双方向ポンプ45を制御する。例
えば、第1シリンダ12のピストンロッド26の変位P
1が第2シリンダ13のピストンロッド27の変位P2
より大きければ(P1>P2)、双方向ポンプ45によ
って第4の配管44、第2の配管42を介し、第1シリ
ンダ12のアンクランプ側圧力室12bと第2のシリン
ダ13のクランプ側圧力室13aに油を送り込み、被ク
ランプ部材1を図の左方向に移動させる。この時、切替
弁46はクランプ側に切り替えられたままであるが、双
方向ポンプ45の発生する油圧が油圧源17側のリリー
フ弁16の設定圧よりも大きいため、双方向ポンプ45
によって第1シリンダ12のアンクランプ側圧力室12
bに送られた油に相当する量の油が、第1シリンダ12
のクランプ側圧力室12aより第1の配管41、切替弁
46、リリーフ弁16を介してタンク18に戻される。
また双方向ポンプ45によって第2シリンダ13のクラ
ンプ側圧力室13aに送られた油に相当する量の油が、
第2シリンダ13のアンクランプ側圧力室13bより第
3の配管43、切替弁46を介してタンク18に戻され
る。
【0023】また、第1シリンダ12のピストンロッド
26の変位P1が第2シリンダ13のピストンロッド2
7の変位P2より小さければ(P1<P2)、第1シリ
ンダ12のアンクランプ側圧力室12bと第2のシリン
ダ13のクランプ側圧力室13aの油を、第2の配管4
2、双方向ポンプ45を介してタンク18に戻し、被ク
ランプ部材1を図の右方向に移動させる。この時も、切
替弁46はクランプ側に切り替えられたままである。
【0024】すなわち、本実施形態のクランプ装置は、
作動油のリーク等に伴う芯ズレの補正時にも、切替弁4
6をクランプ側に切り替えられたままにして、クランプ
力を保持し、クランプ力を変えることなく、自動的に芯
出しする。
【0025】なお、ここではシリンダが被クランプ部材
を挟んで一対設置されているものを例に挙げて説明した
が、これに限るものでなく、シリンダが被クランプ部材
を挟んで複数対対向配置されているものにも本発明を適
用できる。その場合、各対毎に、一方のシリンダのアン
クランプ側ポートと他方のシリンダのクランプ側ポート
を配管で接続し、かつ他方のシリンダのアンクランプ側
ポートを、隣接する対における一方のシリンダのクラン
プ側ポートと直列に接続する。その際においても、各対
毎に、一方のシリンダのピストンのアンクランプ側受圧
面積と他方のシリンダのピストンのクランプ側受圧面積
とが等しくなるように設定することが重要である。
【0026】また、前述のようにシリンダを複数対設置
して、他方のシリンダのアンクランプ側ポートを、隣接
する対における一方のシリンダのクランプ側ポートと直
列に接続する場合、他方のシリンダのアンクランプ側受
圧面積と隣接する(直列配置の下流側に位置する)対に
おける一方のシリンダのクランプ側受圧面積(図中のS
3)を同一面積となるように設定すれば設計が容易とな
るが、必ずしも一致させる必要はなく、既述したように
各対毎に、一方のシリンダのピストンのアンクランプ側
受圧面積と他方のシリンダのピストンのクランプ側受圧
面積とが等しくなるように設定することが重要である。
他方のシリンダのアンクランプ側受圧面積と隣接する対
における一方のシリンダのクランプ側受圧面積を一致さ
せない場合、各対相互でロッド変位量が異なるが、この
ズレの問題は、シリンダを対毎に芯出し位置に対する距
離をズレ相当分ずらせて配置することで解消することが
できる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、被クランプ部材を挟んで対向配置された一対のシ
リンダの一方のアンクランプ側ポートと他方のシリンダ
のクランプ側ポートとを第2の配管により接続したの
で、各シリンダを同調動作させることができる。また、
第2の配管とタンクと第4の配管により接続するととも
に、第4の配管の途中に双方向ポンプを設置し、各シリ
ンダのピストンロッドの変位の差が設定値となるように
前記双方向ポンプを制御するようにしたので、簡単な構
成で、クランプ方向の幅形状にバラツキのある被クラン
プ部材を、クランプ力を変えることなく、自動的に芯出
ししながらクランプすることができるとともに、双方向
ポンプも小容量のもので済み、その分、コストを圧縮す
ることができる。
【0028】また、請求項2の発明によれば、シリンダ
を、被クランプ部材を挟んで複数対対向配置し、各対毎
に、一方のシリンダのアンクランプ側ポートと他方のシ
リンダのクランプ側ポートを配管で接続するとともに、
他方のシリンダのアンクランプ側ポートを、隣接する対
における一方のシリンダのクランプ側ポートと直列に接
続したので、シリンダの数が増加しても、アキュムレー
タは全く必要なく、かつ切替弁の増加も必要なく、コス
ト低減効果が大きくなる。
【0029】また、請求項3の発明によれば、各対毎
に、一方のシリンダのピストンのアンクランプ側受圧面
積と他方のシリンダのピストンのクランプ側受圧面積と
が等しくなるように設定することにより、各対毎に、対
向するシリンダを同調動作させることができ、クランプ
力を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るクランプ装置の構成
図である。
【図2】従来のクランプ装置の第1の例を示す要部構成
図である。
【図3】従来のクランプ装置の第2の例を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 被クランプ部材 12 第1のシリンダ(一方のシリンダ) 13 第2のシリンダ(他方のシリンダ) 16 リリーフ弁 17 油圧源 18 タンク 26,27 ピストンロッド 28 第1のロッド変位計 29 第2のロッド変位計 41 第1の配管 42 第2の配管 43 第3の配管 44 第4の配管 45 双方向ポンプ 46 切替弁 47 ポンプ制御手段 S1 一方のシリンダのアンクランプ側受圧面積 S2 他方のシリンダのクランプ側受圧面積
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 3/06 B23K 37/04 B23K 11/24 B25B 1/18 B25J 15/00 - 15/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被クランプ部材を挟んで対向配置された
    少なくとも一対のシリンダと、 一方のシリンダのクランプ側ポートに接続された第1の
    配管と、 前記一方のシリンダのアンクランプ側ポートと他方のシ
    リンダのクランプ側ポートとを接続する第2の配管と、 前記他方のシリンダのアンクランプ側ポートに接続され
    た第3の配管と、 前記第2の配管とタンクとを接続する第4の配管と、 前記第1の配管と前記第3の配管とを、リリーフ弁を有
    する油圧源と前記タンクとの間で相対的に切り替える切
    替弁と、 前記第4の配管の途中に設けられた双方向ポンプと、 前記一方のシリンダのピストンロッドの変位を検出する
    第1のロッド変位計と、 前記他方のシリンダのピストンロッドの変位を検出する
    第2のロッド変位計と、各前記ロッド変位計 で検出された互いのロッド変位量の
    差が設定値となるように前記双方向ポンプを制御するポ
    ンプ制御手段と、 を備えたことを特徴とするクランプ装置。
  2. 【請求項2】 シリンダは、被クランプ部材を挟んで複
    数対対向配置され、各対毎に、一方のシリンダのアンク
    ランプ側ポートと他方のシリンダのクランプ側ポートが
    配管で接続されているとともに、該他方のシリンダのア
    ンクランプ側ポートが、隣接する対における一方のシリ
    ンダのクランプ側ポートと直列に接続されてなることを
    特徴とする請求項1記載のクランプ装置。
  3. 【請求項3】 各対毎に、一方のシリンダのピストンの
    アンクランプ側受圧面積と他方のシリンダのピストンの
    クランプ側受圧面積とが等しくなるように設定されてな
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のクラン
    プ装置。
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